JPH08500130A - 耐水性金属顔料粒子 - Google Patents

耐水性金属顔料粒子

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Abstract

(57)【要約】 ニトロを含む溶媒と有機リン酸塩あるいは5価のヴァナディウム化合物とによって処理された金属顔料粒子は水による影響に対する安定性の面で優れている。この金属顔料粒子は特に水性コーティング用の合成物において有効である。ニトロを含む化合物はまた金属顔料粒子のペーストとは別個にコーティング用合成物の展色剤に含まれていてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 耐水性金属顔料粒子発明の背景 本発明は表面塗装(コーティング)用合成物の生成に適した金属顔料を含むぺ ースト合成物、特に水性コーティングシステムに関する。近年環境規制が厳しく なってきており、コーティングシステムは揮発性の有機溶媒のレベルを劇的に減 少させる必要がある。こうした規制に従う方法の一つとして、従来使われていた 揮発性有機溶媒の代わりに水を使う方法がある。 しかし、金属顔料粒子を利用したコーティングシステムにおいては、水性シス テムはかなりの困難を伴う。特にアルミニウム質及び亜鉛質顔料の場合に困難で ある。すなわち、金属顔料は水と反応し、水素ガスを発生し易い。発生したガス によって合成物の入った容器中に高圧が生じるため、安全性が損なわれる。また 、水による反応は塗布したときの金属顔料の美的価値を大いに損なう。アルミニ ウム質顔料(alminium pigment)と水との反応は次の式で表される。 水性システムの需要が増加しているため、水によって起こる顔料粒子への影響 を抑える数々の技法が提案されている。しかしながら、その多くは十分な成果を 提供するものではない。 顔料粒子に対する水の影響を抑制する性質を与える技法の一つにイオン有機リ ン酸塩(ionic organic phosphate )による金属顔料粒子の不動態化という方法 がある(Williams et al, U.S.P. No.4,565,716 開示)。また、5価の ヴァナディウム化合物を含む化合物(pentavanalent vanadium compaund )を使 う方法(Kondis, U.S.P. No.4,693,754 開示)や、有機亜リン酸塩(org anic phosphite )を使う方法(Kondis, U.S.P. No.4,808,231 開示)等 がある。水性システムにおいて使用するアルミニウム質ペーストを製造するのに 利用 できる本発明以外の合成物に、水素ガスの発生を抑制するために、ニトロパラフ ィン溶媒を使用したものがある。しかし、本発明では、ニトロを含む溶媒(nitr o-containing solvent)を加えることで、有機リン酸塩及び亜リン酸塩あるいは ヴァナディウム化合物を利用する際に起こる金属顔料粒子の不動態化を促進する 。発明の要旨 本発明の提供する合成物は、ニトロパラフィン等のニトロを含む溶媒と(a) イオン有機リン酸塩化合物(Williams et al, U.S.P. No.4,565,716 開示 )、あるいは(b)5価のヴァナディウム化合物(Kondis, U.S.P. No.4, 693,754 開示)、あるいは(c)有機亜リン酸塩化合物(Kondis, U.S.P. No.4,808,231 開示)とによって処理された金属粒子からなる。このように処理 した金属顔料粒子を使用して顔料ペーストを作成できる。ニトロを含む化合物と リン酸塩あるいは亜リン酸塩あるいはバナジン酸塩によって処理された金属粒子 (例えば薄片状アルミニウム(alminum flakes))は水性コーティングシステム で使用できる程度まで安定化される。金属粒子を処理する際に、ニトロを含む溶 媒を、リン酸塩と、あるいは亜リン酸塩と、あるいはヴァナディウム化合物と組 み合わせた場合、製造された金属顔料ペーストは、それぞれ別個の処理によって 製造された製品よりも、ガス安定性に優れている。この処理において、ニトロを 含む溶媒は、リン酸塩とあるいは亜リン酸塩とあるいはバナジン酸塩と共に、顔 料ペースト若しくは塗料の展色剤(vehicle )に添加できる。塗料の展色剤に添 加する場合は、リン酸塩あるいは亜リン酸塩あるいはバナジン酸塩で処理された 顔料ペーストより前に添加しても、顔料ペーストと共に添加してもよい。好ましい実施例の説明 本発明は、ニトロを含む溶媒をある特定の有機リン酸塩化合物とあるいは有機 亜リン酸塩化合物あるいは5価のヴァナディウム化合物を組み合わせて使うと、 水と反応しても金属顔料を安定させることが出来るので、水をベースにしたコー ティングにおいても使用できるという発見に基づく。この場合、顔料の塗布した ときの見た目が目を引くほどに悪くなることはない。リン酸塩化合物、亜リン酸 塩化合物、ヴァナディウム化合物、ニトロを含む溶媒をそれぞれ別個に使っても 、水をベースにしたコーティングにおいて金属顔料はある程度の安定性が得られ るが、リン酸塩化合物、亜リン酸塩化合物、ヴァナディウム化合物のいずれかを ニトロを含む溶媒と組み合わせて使ったときの方が、はるかに強力な安定性が得 られる。本発明は特に亜鉛質及びアルミニウム質顔料において有効である。 リン酸塩化合物は、本明細書に引用した開示Williams et al.,U.S.P.No .4,565,716において説明されている。ここで使われている「有機リン酸塩」や「 リン酸塩」は次の式で表示される物質を含むと考えられる。 A.〔R−O〕x P〔O−Z〕y B.〔R〕x P 〔OZ〕y C. R−O−P−O−Z 上記において、X=1または2であり、 Y=1または2であり、さらに、 X+Y=3である。 さらに以下のことが言える。Zは水素または酸性リン酸塩(acid phosphate) を中和するものである。各R基は、それぞれ次のようなものである。 ベンゾ(benzo )、ハロー基(halo group)、 1個から24個までの炭素原子を持つアルキル基(alkyl group )、 3から20の炭素原子を持つシクロアルキルの基(cycloalkyl group)、 6から40の炭素原子を持つアリール基(aryl group)、 アルファあるいはベータのナフチル(naphthyl)、 置換した上記のアルキル、シクロアルキル、アリール、またはナフチル基で、 置換基はアルキル、シクロアルキル、アリール、ナフチルである。 ヘテロ置換基で置換された上記アルキル、シクロアルキル、アリール、または ナフチル基で、ヘテロ置換基はアミノ酸、水酸、エポキシ(epoxy )、ニトリロ (nitrilo )、ニトロ(nitro )、カルボキシ(carboxy )、カルボニル(carb onyl)、ピリジニル(pyridinyl )、アルファあるいはベータのフリル(furyl )、あるいはアルファあるいはベータのチエニル(thienyl )から選ばれる。 酸性リン酸塩を中和させるものの代表的な例はNa、Li、K、Zn、Mg、 Ca及びNHL(R’)m'であり、 上記において、L+M=3あるいは4であり、 R’=Cn2n+1 あるいはCn2nOHであり、 nは1から20である。 望ましい化合物は式Aで見られるものであり、ここでR基はそれぞれ8個ある いは8個以上の炭素原子を含んでいる。特に望ましい化合物はイソオクチル酸性 リン酸塩(isooctyl acid phosphate )と、Albright and Wilson Americas,Inc .の売り出している商標名Virco-Pet 40及びVirco-Pet 50という2つの原料とか らなる化合物である。リン酸塩化合物の濃度は金属顔料の重量に対して1%から 25%であり、好ましくは3%から15%である。 有機亜リン酸塩(organic phosphite)は、有機リン酸塩(organic phosphate )を生成するリン酸(phosphoric acid )からよりもむしろ、亜リン酸(phospo rous acid )から誘導される。この有機亜リン酸塩は中和されていてもされてい なくてもよい。有機R基と無機Z基は前記に定義された通りである。有機亜リン 酸塩は、本明細書に引用した開示Kondis, U.S.P.No.4,693,754において説 明されている。望ましい有機亜リン酸塩はアルキルによって置換された亜リン酸 塩である。特に望ましいのは、ダイラウリル水素亜リン酸塩(dilauryl hydroge n phosphite )、ディオクチル水素亜リン酸塩(dioctyl hydrogen phosphite) 及びヂオレイル水素亜リン酸塩(dioleyl hydrogen phospite )である。亜リン 酸塩化合物の濃度は金属顔料の重量に対して2%から15%であり、望ましくは 5%から10%である。 5価のヴァナディウム化合物は5酸化ヴァナディウム(V25 )、つまりオ キソヴァナディウムの陰イオン(oxovanadium anion )、ヴァナディウムオキソ ハロゲン化物(vanadium oxo halide )あるいはヴァナディウムアルコキシド( vanadium alkoxide)を含むものがよい。より望ましい化合物はオキソヴァナデ ィウムの陰イオンを含む化合物である。このとき、陽イオンに相当するのはアル カリ性イオンあるいはアルカリ土類金属イオンである。もしくはNHL (R’)N + である。 上記において、L+M=4であり、 R’=Cn2n+1 あるいは、Cn2nOHであり、 n=1から20である。 オキソヴァナディウム陰イオンの例は、VO3 - 、VO4 3- 、V27 4- 、V38 - 、V1028 6-や、それぞれのプロトン化した形である。5価のヴァナデ ィウム化合物の濃度は金属顔料の重量に対して1%から30%、望ましくは5% から15%までがよい。 ニトロを含む溶媒は、1個から20個の炭素原子とニトロ(−NO2 )の官能 基を含む、アルキル列あるいはアリール列、あるいはハローかアミノによって置 換されたアルキル列あるいはアリール列のものがよい。毒性の問題や入手の可能 性という点を基準とすると、ニトロパラフィン列の低級員のもの、すなわちニト ロメタンやニトロエタン及び1ニトロプロパンなどが望ましい。ニトロを含む溶 媒は、最終的な金属顔料ペーストの溶媒全体の5%から100%であるが、より 望ましい割合は20%以上、最も望ましいのは35%以上である。典型的なもの では溶媒はペーストの重量のおよそ28%から50%である。 バナジン化合物をペースト中に混入する好ましい方法にスラリー法(本明細書 に引用した開示Kondis, U.S.P.No.4,693,754)の変形がある。金属顔料粒 子のろ過ケーク(filter cake )あるいはペーストを、30%から94.5%、 望ましくは65%から89%のニトロを含む溶媒からなる混合物の中でスラリー する。上記ケークあるいはペーストはミネラルスピリット溶媒(mineral spirit solvent) 中で50%から95%、望ましくは60%から85%の金属顔料を含 む。ケークあるいはペーストをスラリーする混合物は、上記の割合のニトロを含 む溶媒と、アルコール(alcohol )、グリコール(glycol)、グリコールエーテ ル(glycol ether)あるいはグリコールエーテルアセテート(glycol ether ace tate)のような水に溶ける溶媒5%から40%望ましくは10%から89%と、 水0.5%から30%望ましくは1%から10%と、所望の量のヴァナディウム 化合物とからできている。この結果作成されたスラリーを20℃から100℃ま での温度、望ましくは50℃から80℃までの温度で勢いよく0.5時間から7 2時間、望ましくは5時間から48時間混ぜる。次に、これをろ過すると所望の とおりの不揮発性の含有量、60%から72%が得られる。 アルミニウム質顔料に、ニトロを含む溶媒とリン酸塩あるいは亜リン酸塩化合 物を混入する望ましい方法の一つに「ケーク・リダクション法(cake reduction )」がある。この方法は、ニトロを含む溶媒におけるリン酸塩あるいは亜リン酸 塩化合物の処理溶液を使って、金属顔料粒子のろ過ケークをペーストにする、あ るいは希釈するという方法である。このろ過ケークでは、ミネラルスピリット溶 媒中の金属顔料が75%から95%、望ましくは78%から85%である。この ろ過ケークをミキサーに入れて、上記の処理溶液を加える。加える量は、ニトロ を含む溶媒と、リン酸塩あるいは亜リン酸塩化合物のいずれをも望ましい範囲内 でアルミニウム質顔料に混入するのに必要な量である。他の有機溶媒を、必要あ るいは要望によって使ってもよい。他の有機溶媒には、ミネラルスピリット、す なわち高フラッシュのナフサ(high flash naphtha)やアルコール、グリコール 、グリコールエーテル、グリコールエーテルアセテート、トルエン(toluene ) 、キシレン(xylene)、ケトン(ketone)などがあるか、これらに限られない。 表面活性剤、あるいは水に混和できる(water micible)溶媒を使用してもニト ロを含む溶媒を使ったときと同質の製品が得られるならば、水を溶媒として使っ てもよい。加える溶媒の量は、所望のとおりの不揮発性の含有量、典型的には6 0%から72%を得るのに十分な量がよい。 ろ過ケークや処理溶液や他の有機溶媒を使う場合は、それらを5分から8時間 の間機械的に混ぜる。混ぜる時間は処理溶液と金属顔料の粒子の配分が均一に保 たれるのに十分な時間の長さが必要であるが、顔料の視覚的な性質に影響を及ぼ すほど長くてもいけない。 「ケーク・リダクション法」は望ましいものではあるが、他の技法を使って、 水に対して安定な金属顔料ペーストを製造してもよい。例えば、金属顔料のろ過 ケークを、ニトロを含む過剰な溶媒の中でスラリーする。この結果作成されたス ラリーを、5分から1時間機械的に混ぜ、それからろ過すると不揮発性の含有量 が75%から95%、望ましくは78%から85%になる。ニトロを含む溶媒が 唯一の溶媒であるこのろ過ケークを「ケーク・リダクション法」を使って、追加 溶媒とリン酸塩あるいは亜リン酸塩化合物で処理する。この追加溶媒はニトロを 含む化合物あるいはそれ以外の溶媒のいずれかである。上記の方法の変形に、顔 料のろ過ケークを、ニトロを含む溶媒中にリン酸塩あるいは亜リン酸塩が含まれ た過剰な溶液の中でスラリーする方法がある。このスラリーを上記で説明されて いるように機械的に混ぜ、ろ過すると最終的な製品での不揮発性の含有量が所望 のとおり60%から72%になる。これらの方法のいずれもミネラルスピリット を含まない製品を生成するために使うことができる。 上記に説明したようなポスト・ミリング(post-milling)処理方法に加えて、 別の方法として、ニトロを含む溶媒及び/又はリン酸塩あるいは亜リン酸塩化合 物をボールミルに入れ、金属顔料の表面が生じたときにその表面を安定させると いう方法がある。2つの材料のうち1つだけをボールミルに加える場合は、もう 一方を「ケーク・リダクション法」を使って混入することができる。 望ましい処理過程では、ミリングで使われる潤滑油が何であろうと優れた安定 性が得られ、顔料のリーフィングあるいはノン・リーフィングという性質(leaf ing or non-leafing behavior )は変わることがない。また、使われる顔料の金 属が標準的なものであるか高純度のものであるかに係わりなく優れた安定性が得 られる。 得られた顔料ペーストは、一般に普及しているペーストの代わりに、さまざま な周知のコーティングシステムに使うことができる。実施例にはメインテナンス や一般的な工業用のルーフ・コーティングや自動車コーティングシステムに使用 できることが示されている。例えば、ペーストを、アクリル重合乳剤(acrylicp olymer emulsion)、水で稀釈可能なアルキド樹脂システム(water reducibleal kyd resin system)、水で稀釈可能なアルキド/メラミンの架橋したシステム( alkyd/melamine cross- linked system )、水に浮かぶエポキシ・コーティング (waterborne epoxy coating)やポリエステル乳剤(polyester emulsion)及 び水で稀釈可能なポリエステル・メラミン・コーティング(polyester melamine coating)とともに使ってもよい。 他の代用方法には、ニトロを含む溶媒が無いときに、前記のように、リン酸塩 、亜リン酸塩あるいはバナジン酸塩によって処理した顔料ペーストを用意すると いう方法がある。このペーストをニトロを含む溶媒が少量加えられている水性コ ーティングシステムに混入すると、その結果得られる塗料の示す安定性はニトロ を含む溶媒を含まない塗料に比べて改良されたものとなる。この場合、塗料の展 色剤に加えられたニトロを含む溶媒の量は金属顔料ペーストの重量の3%から1 00%、望ましくは10%かそれ以上である。実施例1 ノン・リーフィングの性質をもったアルミニウム質顔料のろ過ケーク492グ ラム(重量比79%のアルミニウムとミネラルスピリットとからなる。)をミキ サーに満たす。これにニトロエタンが溶媒全体の44.1%になるように、61 .9グラムのVirco-Pet 50(重量比70%の水に溶けないリン酸塩エステル(ph osphate ester )とミネラルスピリットとからなる。Albright and Wilson社製 。)と96.1グラムのニトロエタンを加える。原料を1時間混ぜて、後に説明 する方法で水に対する安定性を調べる。実施例2 実施例1のアルミニウム質顔料のろ過ケークをニトロエタン中でスラリーし、 ろ過すると金属の含有量が78.5%になり、ミネラルスピリットがニトロエタ ンで置き換えられる。この洗浄したろ過ケーク489グラムをミキサーに入れて 、ニトロエタンが溶媒全体の91.7%になるように、61.9グラムのVirco- Pet 50と100グラムのニトロエタンを加える。原料を1時間混ぜて、水に対す る安定性を調べる。比較例1 実施例1のアルミニウム質顔料のろ過ケーク492グラムをミキサーに入れて 、61.9グラムのVirco-Pet 50と96.1グラムの高フラッシュのナフサを加 える。原料を1時間混ぜて、水に対する安定性調べる。比較例2 実施例1のアルミニウム質顔料のろ過ケーク488グラムをミキサーに入れて 、ニトロエタンが溶媒全体の50.1%になるように、103グラムのニトロエ タンを加える。原料を1時間混ぜて、水に対する安定性調べる。比較例3 実施例2の洗浄したアルミニウム質顔料のろ過ケーク488グラムをミキサー に入れて、ニトロエタンが溶媒全体の100%になるように、103グラムのニ トロエタンを加える。原料を1時間混ぜて、水に対する安定性調べる。 実施例1、2及び比較例1、2、3のアルミニウム質顔料ペーストを、以下の 方法で、一般的な工業用コーティング剤に混入する。 実施例1、2及び比較例1、2、3のペースト各々を、20.2グラムのアル ミニウムを得るのに必要な量だけはかりとる。それぞれにグリコールエーテルP Mを24.8グラム、グリコルエーテルDPMを6.2グラム、Surfynol 104 B C を4.7グラム(Air Products社)、脱イオン水を61.9グラムと、Resin1 018(Unocal社)を312.2グラム、スチレンアクリレート共重合体乳剤(sty rene-acrylate copolymer emulsion )を1加えて、均一になるまで混合する。 この結果得られた塗料を52℃の一定温度に保たれた槽に入れて、発生したガ スを168時間かけて逆さまにし水を満たしたビュレットに集める。データは表 1のとおりである。 このデータは明らかにリン酸塩とニトロエタンの間の相乗効果を示している。 ニトロエタンだけではほとんどこのシステムに安定性を与えず、このテストでは 、発生したガスが多過ぎたために、非常に短時間で試料を取り除かなければなら なかった。Virco-Pet 50だけでもガス発生はかなり低いものの、ニトロエタンと 組み合わせたときのほうがより良い結果が得られる。実施例3 実施例1のアルミニウム質顔料のろ過ケーク488グラムをミキサーに満たす 。これにニトロエタンが溶媒全体の49.6%になるように、48.1グラムの Virco-Pet 40(重量比90%の水に溶けるリン酸塩エステルとジエチルアミン( diethyl amine )とからなる。Albright and Wilson 社製。)と107グラムの ニトロエタンを加える。原料を1時間混ぜて、水に対する安定性を調べる。実施例4 実施例2の洗浄したアルミニウム質顔料のろ過ケーク489グラムをミキサー に入れて、ニトロエタンが溶媒全体の97.8%になるように、48.1グラム のVirco-Pet 40と107グラムのニトロエタンを加える。原料を1時間混ぜて、 水に対する安定性を調べる。実施例5 実施例2の洗浄したアルミニウム質顔料のろ過ケーク489グラムをミキサー に入れて、ニトロエタンが溶媒全体の99.4%になるように、14.5グラム のVirco-Pet 40と141グラムのニトロエタンを加える。原料を1時間混ぜて、 水に対する安定性を調べる。比較例4 実施例1のアルミニウム質顔料のろ過ケーク488グラムをミキサーに入れて 、48.1グラムのVirco-Pet 40と107グラムの高フラッシュのナフサを加え る。原料を1時間混ぜて、水が安定するか調べる。 実施例3、4、5及び比較例4のアルミニウム質顔料ペーストを、上記で説明 した方法で一般的な工業用コーティング剤に混入し、ガス発生を調べる。データ は表2のとおりである。 さらに、ニトロエタンとリン酸塩の両方を使ったときの方が、いずれか一つだ けを使ったときよりも良い結果が得られる。この塗料剤においてVirco-Pet 40は Virco-Pet 50ほど効果的ではないということも分かる。 実施例1、2、4、5、及び比較例1、2のアルミニウム質顔料ペーストを、 以下の方法で、自動車用ベースコート剤に混入する。 実施例1、2、4、5、及び比較例1、2のペーストを各々、3.56グラム のアルミニウムを得るのに十分な量だけ、10.52グラムのグリコールエーテ ルFBの中で分散させ、均一になるまで混合する。この分散したものに、顔料状 のポリエステル/ポリウレタン(pigmented polyester/polyurethane)の自動車 用水性ベースコート剤を419.76グラムを加え、均一になるまで混合する。 データは表3のとおりである。 自動車用ベースコート剤での結果では、ニトロエタンとリン酸塩の両方を使っ たときの方が個々にいずれか一方を使ったときに比べてガス発生が大幅に減少し ている。ニトロエタンの容量を増やすと、Virco-Pet 50とVirco-Pet 40のいずれ を使った場合でも、ガスの発生は減少した。実施例6 リーフィングの性質をもったアルミニウム質顔料ペースト、たとえば、シルバ ーライン社のHYDRO PASTE 830 WATER DISPERSIBLE ALMINUM PIGMENT (重量比9 0%のアルミニウムと、5/4のミネラルスピリット及び1ニトロプロパンの混 合物とからなる。)を749.3グラムをミキサーに入れる。54.0グラムの Virco-Pet 50を加え、原料を一時間混ぜる。次に、後に説明する方法で、水に対 する安定性と、塗布したときの塗料の美しさとを調べる実施例7 リーフィングの性質をもったアルミニウム質顔料のろ過ケーク、たとえば重量 比82.8%のアルミニウムとミネラルスピリットとからなるろ過ケーク、54 3.4グラムをミキサーに入れる。ニトロエタンが溶媒全体の42.4%になる ように、45.0グラムのVirco-Pet 50と78.8グラムのニトロエタンを加え る。原料を一時間混ぜて、水に対する安定性と、塗布したときの塗料の美しさと を調べる実施例8 リーフィングの性質をもったアルミニウム質のろ過ケーク、たとえば重量比8 6.1%のアルミニウムとミネラルスピリットとからなるろ過ケーク、2,67 1.3グラムを、ミキサーに入れる。ニトロエタンが溶媒全体の50.0%にな るように、230.0グラムのイソオクチル酸性リン酸塩(isooctyl acid phos phate)と506.0グラムのニトロエタン、135.0グラムのミネラルスピ リットを加える。原料を2時間混ぜて、水に対する安定性と、塗布したときの塗 料の美しさとを調べる比較例5 実施例6のHYDRO PASTE 830 WATER DISPERSIBLE ALMINUM PIGMENT で水に対す る安定性と、塗布したときの塗料の美しさとを調べる比較例6 実施例7のリーフィングの性質をもったアルミニウム質顔料のろ過ケーク54 3.4グラムをミキサーに入れて、ニトロエタンが溶媒全体の57.2%になる ように、125.0グラムのニトロエタンを加える。原料を1時間混ぜて、水に 対する安定性と、塗布したときの塗料の美しさとを調べる比較例7 実施例7のリーフィングの性質をもったアルミニウム質顔料のろ過ケーク54 3.4グラムをミキサーに入れて、45.0グラムのVirco-Pet 50と78.8グ ラムの高フラッシュのナフサを加える。原料を1時間混ぜて、水に対する安定性 と、塗布したときの塗料の美しさとを調べる 実施例6、7、8及び比較例5、6、7のアルミニウム質顔料ペースト各々9 6.1グラムを、商品として入手可能な水に浮かぶアスファルト・ルーフ・コー ティング展色剤400.0グラムに混入した。各々、少量をバード・アプリケー ター(Bird applicator )を使って、薄くした厚紙にしたたらせ、反射率をトー タル・リフレクトメーター(Total Reflectometer )で測り、残りのガス発生を 調べた。データは表4のとおりである。 さらに、この結果、ニトロエタンあるいは1ニトロプロパンのいずれかをVirc o-Pet 50と組み合わせたときは、3つの材料を単独に使ったときと比べて、ガス 発生が減少するということが分かる。美観の面の結果でも、ニトロエタンを使っ たときの方が1ニトロプロパンを使ったときよりも反射率が高いものの、これら のいずれの溶媒も、各々をどちらかをVirco-Pet 50との組み合わせて使ったとき の反射率は低い。しかしながら、ニトロエタンとVirco-Pet 50の混合物を使った 場合の方が、1ニトロプロパンあるいはVirco-Pet 50いずれかを単独で使ったと きに比べるとその反射率ははるかに高い。イソオクチル酸性リン酸塩とニトロエ タンの組み合わせで得られる塗料は許容範囲程度に美しく、またガス発生も減少 している。 実施例7及び比較例5、7のペースト各々を、11.51グラムのアルミニウ ムを得るのに十分な量、はかりとった。実施例7及び比較例5、7のペーストを それぞれ、一般的な工業用塗料剤402.32グラムの中に混入した。この工業 用塗料剤は、重量比74.0%のPholex WL-51 Acrylic Emulsion (Rohm & Haa ss社)、4.23%の脱イオン水、15.95%のグリコールエーテルEB、3 .91%のグリコールエーテルDB、1.53%のフタル酸ジブチル(dibutylp hthalate)、0.05%のPatcote 519 (Patco 社)と、0.31%のByk 301 (Byk Chemie社)とからなる。ペースト中に11.51グラムのアルミニウム を含む比較例7のペーストの残りをはかりとり、ニトロエタンを2.84グラム 多く含む上記の一般的な工業用塗料剤402.32グラムを含む展色剤に混入し 、この塗料のガス発生を調べた。データは表5のとおりである。 この結果、溶媒をペーストに加えたか塗料剤に加えたかにかかわらず、ニトロ を含む溶媒とリン酸塩の組み合わせによって得られる効果が達成されるというこ とが判明する。実施例9 実施例1のアルミニウム質顔料のろ過ケーク126.6グラムを2リットルの 反応フラスコに入れて、ニトロエタン81.3%、グリコールエーテルDEアセ テート16.3%、水2.4%からなる溶媒1000.0グラムの中でスラリー し、アンモニウムメタバナジン酸塩(NH4 VO3)を加え、スラリーを70℃ で24時間磁石を用いて攪拌する。原料をろ過すると不揮発性の含有量がおよそ 60%になる。水に対する安定性を調べる。比較例8 スラリー用の溶媒がグリコールエーテルDEアセテート80%と水20%から なるという点以外は、実施例8と同様のことを行う。原料をろ過して、水に対す る安定性を調べる。 実施例9と比較例2、8のアルミニウム質顔料ペーストを、顔料状の自動車ベ ースコート剤に上記で説明したような方法で混入し、そのガス発生を調べた。デ ータは表6のとおりである。 データによるとニトロエタンの相乗効果はリン酸塩のときと同様バナジン酸塩 を用いたときにも起こることが分かる。 実施例の明記により発明の詳細な説明が上記でなされているが、本発明は上記 実施例だけに限定されておらず、次のような請求項に定義されている。
【手続補正書】 【提出日】1995年9月1日 【補正内容】 請求の範囲 請求項1. コーティング用合成物の生成に適したペーストであり、金属顔料粒 子と有機リン酸塩、有機亜リン酸塩、5価のヴァナディウム化合物から構成され たグループから選ばれたものと、ニトロを含む化合物とからなる溶媒から構成さ れている。 請求項2. 請求項1のペーストであり、金属顔料粒子がアルミニウムあるいは 亜鉛からなる。 請求項3. 請求項1のペーストであり、金属顔料粒子の量が重量に対して約6 0〜72%である。 請求項4. 請求項1のペーストであり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子の重 量に対して約1〜25%である。 請求項5. 請求項1のペーストであり、溶媒の量がペーストの重量に対して約 28〜40%であり、ニトロを含む化合物の量が溶媒の重量に対して約5%〜1 00%である。 請求項6. 請求項4のペーストであり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子の重 量に対して約3〜15%である。 請求項7. 請求項5のペーストであり、ニトロを含む化合物の量が溶媒の重量 に対して約20〜100%である。 請求項8. 請求項5のペーストであり、ニトロを含む化合物の量が溶媒の重量 に対して約35〜100%である。 請求項9. 請求項1のペーストであり、5価のヴァナディウム化合物の量が金 属顔料粒子の重量に対して約1〜30%である。 請求項10. 請求項1のペーストであり、5価のヴァナディウム化合物の量が 金属顔料粒子の重量に対して約5〜15%である。 請求項11. 請求項1のペーストであり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子の 重量に対して約2〜15%である。 請求項12. 請求項11のペーストであり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子 の重量に対して約5〜10%である。 請求項13. 水性コーティング用合成物であり、請求項1に記載されているよ うな金属顔料を含むペーストと、水性担体(aqueous carrier )からなる。 請求項14. 水性コーティング用合成物であり、金属顔料粒子と、有機リン酸 塩、有機亜リン酸塩、5価のヴァナディウム化合物からなるグループから選ばれ たものを含む金属顔料からなるペーストと、ニトロを含む化合物と、水性担体か ら構成されている。 請求項15. 請求項14の合成物であり、金属顔料粒子がアルミニウムあるい は亜鉛から作られている。 請求項16. 請求項14の合成物であり、金属顔料粒子の量が重量に対して約 60〜72%である。 請求項17. 請求項14の合成物であり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子の 重量に対して約1〜25%の量である。 請求項18. 請求頃14の合成物であり、ニトロを含む化合物の量がペースト の重量に対して約3〜100%である。 請求項19. 請求項17の合成物であり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子の 重量に対して約3〜15%の量である。 請求項20. 請求項18の合成物であり、ニトロを含む化合物の量が金属顔料 粒子の重量に対して約10〜100%である。 請求項21. 請求項14の合成物であり、5価のヴァナディウム化合物の量が 金属顔料粒子の重量に対して約1〜30%である。 請求項22. 請求項21の合成物であり、5価のヴァナディウム化合物の量が 金属顔料粒子の重量に対して約5〜15%の量である。 請求項23. 請求項14の合成物であり、有機亜リン酸塩の量が金属顔料粒子 の重量に対して約2〜15%である。 請求項24. 請求項23の合成物であり、有機亜リン酸塩の量が金属顔料粒子 の重量に対して約5〜19%である。 請求項25. コーティング用合成物の形成に有用な金属顔料ペーストを作る方 法であり、金属顔料粒子を製造し、金属顔料粒子を(a)有機リン酸塩、あるい は(b)有機亜リン酸塩と、あるいは(c)5価のヴァナディウム化合物とニト ロを含む化合物とからなる溶媒で処理する。 請求項26. 請求項25の方法であり、金属顔料粒子を有機リン酸塩、あるい は有機亜リン酸塩、あるいは5価のヴァナディウム化合物と上記溶媒とからなる 処理溶液で処理する。 請求項27. 請求項26の方法であり、金属顔料粒子をまず上記溶媒で処理し 、次に有機リン酸塩と、有機亜リン酸塩で処理する。請求項28. コーティング用合成物の生成方法であり、 ニトロを含む化合物からなる溶媒をコーティング用合成物の生成に適した展色 剤に加え、 また、上記の溶媒を含んだ展色剤を、有機リン酸塩、有機亜リン酸塩、ヴァナ ディウム化合物のうち少なくともいずれかつによって処理された金属顔料粒子 からなるペーストに加える。 請求項29. 請求項28の方法において、加える溶媒の量はペーストの重量に 対して3〜100%の量である。 請求項30. 請求項28の方法において、金属顔料粒子はアルミニウムか亜鉛 である。 請求項31. 請求項28の方法において、ニトロを含む化合物の量は溶媒の重 量に対して35〜100%である。 請求項32. 請求項28の方法において、展色剤は水性である。 請求項33. 請求項28の方法において、ペースト中の有機リン酸塩の量は金 属顔料粒子の重量に対しておよそ1〜25%である。 請求項34. 請求項28の方法において、ペースト中の5価のヴァナディウム 化合物の量は金属顔料粒子の重量に対しておよそ1〜30%である。 請求項35. 請求項28の方法において、ペースト中の有機亜リン酸塩の量は 金属顔料粒子の重量に対しておよそ2〜15%である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ランボーン、エイチ、テイラー アメリカ合衆国、ペンシルヴェニア州、レ ディング、ルーラル・デリバリー 1、ボ ックス282 (72)発明者 シェラー、ジョゼフ、ビー アメリカ合衆国、ペンシルヴェニア州、オ ーフィールド、ボビー・コート 2278

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 請求項1. コーティング用合成物の生成に適したペーストであり、金属顔料粒 子と有機リン酸塩、有機亜リン酸塩、5価のヴァナディウム化合物から構成され たグループから選ばれたものと、ニトロを含む化合物とからなる溶媒から構成さ れている。 請求項2. 請求項1のペーストであり、金属顔料粒子がアルミニウムあるいは 亜鉛からなる。 請求項3. 請求項1のペーストであり、金属顔料粒子の量が重量に対して約6 0〜72%である。 請求項4. 請求項1のペーストであり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子の重 量に対して約1〜25%である。 請求項5. 請求項1のペーストであり、溶媒の量がペーストの重量に対して約 28〜40%であり、ニトロを含む化合物の量が溶媒の重量に対して約5%〜1 00%である。 請求項6. 請求項4のペーストであり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子の重 量に対して約3〜15%である。 請求項7. 請求項5のペーストであり、ニトロを含む化合物の量が溶媒の重量 に対して約20〜100%である。 請求項8. 請求項5のペーストであり、ニトロを含む化合物の量が溶媒の重量 に対して約35〜100%である。 請求項9. 請求項1のペーストであり、5価のヴァナディウム化合物の量が金 属顔料粒子の重量に対して約1〜30%である。 請求項10. 請求項1のペーストであり、5価のヴァナディウム化合物の量が 金属顔料粒子の重量に対して約5〜15%である。 請求項11. 請求項1のペーストであり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子の 重量に対して約2〜15%である。 請求項12. 請求項11のペーストであり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子 の重量に対して約5〜10%である。 請求項13. 水性コーティング用合成物であり、請求項1に記載されているよ うな金属顔料を含むペーストと、水性担体(aqueous carrier )からなる。 請求項14. 水性コーティング用合成物であり、金属顔料粒子と、有機リン酸 塩、有機亜リン酸塩、5価のヴァナディウム化合物からなるグループから選ばれ たものを含む金属顔料からなるペーストと、ニトロを含む化合物と、水性担体か ら構成されている。 請求項15. 請求項14の合成物であり、金属顔料粒子がアルミニウムあるい は亜鉛から作られている。 請求項16. 請求項14の合成物であり、金属顔料粒子の量が重量に対して約 60〜72%である。 請求項17. 請求項14の合成物であり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子の 重量に対して約1〜25%の量である。 請求項18. 請求頃14の合成物であり、ニトロを含む化合物の量がペースト の重量に対して約3〜100%である。 請求項19. 請求項17の合成物であり、有機リン酸塩の量が金属顔料粒子の 重量に対して約3〜15%の量である。 請求項20. 請求項18の合成物であり、ニトロを含む化合物の量が金属顔料 粒子の重量に対して約10〜100%である。 請求項21. 請求項14の合成物であり、5価のヴァナディウム化合物の量が 金属顔料粒子の重量に対して約1〜30%である。 請求項22. 請求項21の合成物であり、5価のヴァナディウム化合物の量が 金属顔料粒子の重量に対して約5〜15%の量である。 請求項23. 請求項14の合成物であり、有機亜リン酸塩の量が金属顔料粒子 の重量に対して約2〜15%である。 請求項24. 請求項23の合成物であり、有機亜リン酸塩の量が金属顔料粒子 の重量に対して約5〜19%である。 請求項25. コーティング用合成物の形成に有用な金属顔料ペーストを作る方 法であり、金属顔料粒子を製造し、金属顔料粒子を(a)有機リン酸塩、あるい は(b)有機亜リン酸塩と、あるいは(c)5価のヴァナディウム化合物とニト ロを含む化合物とからなる溶媒で処理する。 請求項26. 請求項25の方法であり、金属顔料粒子を有機リン酸塩、あるい は有機亜リン酸塩、あるいは5価のヴァナディウム化合物と上記溶媒とからなる 処理溶液で処理する。 請求項27. 請求項26の方法であり、金属顔料粒子をまず上記溶媒で処理し 、次に有機リン酸塩と、有機亜リン酸塩で処理する。
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