JPH0849769A - シール部材 - Google Patents
シール部材Info
- Publication number
- JPH0849769A JPH0849769A JP6205962A JP20596294A JPH0849769A JP H0849769 A JPH0849769 A JP H0849769A JP 6205962 A JP6205962 A JP 6205962A JP 20596294 A JP20596294 A JP 20596294A JP H0849769 A JPH0849769 A JP H0849769A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stem
- hole
- seal member
- outer peripheral
- receiving portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、ラチェット接続を用いてリング
状に成形するシール部材を用いて、ピンジョイントを外
さなくても着脱が行えるようにしたシール部材に関す
る。 【構成】 シール部材12は、一方の端部に棒状に延び
るステム部16が形成されており、他方の端部に上記ス
テム部16を挿通可能な孔15aを設けた受部15を設
けている。上記ステム部16の外周壁と受部15の孔の
内周壁とに一対の係止手段のそれぞれの構成部25、2
6が設けられており、該構成部25、26はそれぞれラ
チェット嵌め合い可能な雌雄の断面略鋸歯状からなっ
て、逆進方向に拘束され長手方向に沿って多段階に係止
可能になっているので、シール部材12を任意の長さの
径のリングに成形することができる。
状に成形するシール部材を用いて、ピンジョイントを外
さなくても着脱が行えるようにしたシール部材に関す
る。 【構成】 シール部材12は、一方の端部に棒状に延び
るステム部16が形成されており、他方の端部に上記ス
テム部16を挿通可能な孔15aを設けた受部15を設
けている。上記ステム部16の外周壁と受部15の孔の
内周壁とに一対の係止手段のそれぞれの構成部25、2
6が設けられており、該構成部25、26はそれぞれラ
チェット嵌め合い可能な雌雄の断面略鋸歯状からなっ
て、逆進方向に拘束され長手方向に沿って多段階に係止
可能になっているので、シール部材12を任意の長さの
径のリングに成形することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ピンで連結された二
部材の対向する摺動端面のそれぞれの外周に沿って形成
される外周溝に嵌め込まれて前記二部材の摺動端面間を
シールするシール部材の改良に関する。
部材の対向する摺動端面のそれぞれの外周に沿って形成
される外周溝に嵌め込まれて前記二部材の摺動端面間を
シールするシール部材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4および図5には、作業機の一例とし
て示す油圧ショベルを示す。ここで油圧ショベルは、車
両本体に設けられたフロント作業機1が、車両本体にブ
ラケットを介して基端が枢着されて油圧シリンダで起伏
するブーム2と、該ブーム2の先端に基端が枢着されブ
ーム2に設けられた油圧シリンダで回動するアーム3
と、該アーム3の先端と該アーム3に油圧シリンダを介
して設けられたリンク6の先端とで枢着されたバケット
4とを有する公知構成からなっている。関節部の一例と
してバケット4の関節部aの構造を見ると、アーム3の
先端部とバケット4のブラケット17にはそれぞれボス
9、8が設けられており、それぞれのピン孔にピンPを
挿入することによりバケットはブラケット17を介して
アーム3先端に回動可能に連結される。また、図示例
で、ピンPはバケット側のボス8にボルト13によって
固定されている。上記バケットのピンP周りの回動部の
潤滑は、ピンPの端面にグリースニップル18を取付
け、ピンP内に設けた油孔14を通じてアーム3のボス
9とピンPとの摺動面に潤滑油を送るようにしている。
従来、対向する前記ボス8及び9の相互に接する回転摺
動面からの潤滑油の漏れ、土砂の侵入などを防ぐために
この部分にシールリング10を嵌めていた。即ち、図6
に示すように、ボス9及び8の対向する摺動面の肩部を
斜めに面取りすることによってボス9及び8間に断面V
字状で環状の外周溝20を形成し、ここにシールリング
10を嵌める。通常、シールリング10は、ボス9及び
8間の相対的な回転摺動による磨耗を受けるほか、掘削
作業時のバケットの土砂の影響によりシールリング10
が損傷し、ついには切断、脱落することが多い。この際
の保守作業としては、ピンPを外し、バケットのブラケ
ット17をアーム3から外した上で前記ボス9および8
の間に新しいシールリングを挿入しなければならない。
これは従来のシールリング10が、Oリングのように連
続した環状のものであったから避けることができない
が、この交換作業は現場での手間と時間がかかるもので
あった。
て示す油圧ショベルを示す。ここで油圧ショベルは、車
両本体に設けられたフロント作業機1が、車両本体にブ
ラケットを介して基端が枢着されて油圧シリンダで起伏
するブーム2と、該ブーム2の先端に基端が枢着されブ
ーム2に設けられた油圧シリンダで回動するアーム3
と、該アーム3の先端と該アーム3に油圧シリンダを介
して設けられたリンク6の先端とで枢着されたバケット
4とを有する公知構成からなっている。関節部の一例と
してバケット4の関節部aの構造を見ると、アーム3の
先端部とバケット4のブラケット17にはそれぞれボス
9、8が設けられており、それぞれのピン孔にピンPを
挿入することによりバケットはブラケット17を介して
アーム3先端に回動可能に連結される。また、図示例
で、ピンPはバケット側のボス8にボルト13によって
固定されている。上記バケットのピンP周りの回動部の
潤滑は、ピンPの端面にグリースニップル18を取付
け、ピンP内に設けた油孔14を通じてアーム3のボス
9とピンPとの摺動面に潤滑油を送るようにしている。
従来、対向する前記ボス8及び9の相互に接する回転摺
動面からの潤滑油の漏れ、土砂の侵入などを防ぐために
この部分にシールリング10を嵌めていた。即ち、図6
に示すように、ボス9及び8の対向する摺動面の肩部を
斜めに面取りすることによってボス9及び8間に断面V
字状で環状の外周溝20を形成し、ここにシールリング
10を嵌める。通常、シールリング10は、ボス9及び
8間の相対的な回転摺動による磨耗を受けるほか、掘削
作業時のバケットの土砂の影響によりシールリング10
が損傷し、ついには切断、脱落することが多い。この際
の保守作業としては、ピンPを外し、バケットのブラケ
ット17をアーム3から外した上で前記ボス9および8
の間に新しいシールリングを挿入しなければならない。
これは従来のシールリング10が、Oリングのように連
続した環状のものであったから避けることができない
が、この交換作業は現場での手間と時間がかかるもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】この発明は上記事情
に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、
シール部材として環状に連結可能な線状の部材を用い、
ピンジョイントを外さなくても着脱が行えるシール部材
を提供することにある
に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、
シール部材として環状に連結可能な線状の部材を用い、
ピンジョイントを外さなくても着脱が行えるシール部材
を提供することにある
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記課題を解決するた
めに、請求項1の発明では、(a).ピンで連結された二部
材の対向する摺動端面のそれぞれの外周に沿って形成さ
れる外周溝の底部に嵌め込まれて前記二部材の摺動端面
間をシールするシール部材において、(b).シール部材
が、可撓性を有し1部で分断されて延びており、一方の
端部に棒状に延びるステム部が形成され、他方の端部に
上記ステム部を挿通可能な孔を設けた受部を形成してな
り、(c).上記ステム部の外周壁と受部の孔の内周壁とに
一対の係止手段のそれぞれの構成部が設けられており、
上記ステム部を受部に挿入して係止し、シール部材を環
状に成形してなる、という技術的手段を講じている。ま
た、請求項2の発明では、上記構成に加えて、(d).一方
の端部に棒状に延びるステム部と該ステム部と並んで一
方の掛止構成部が形成され、他方の端部に上記ステム部
を挿通可能な孔を設けた受部と該受部と並んで上記一方
の掛止構成部に掛止められる他方の掛止構成部を形成し
ている、(e).上記ステム部を受部に挿入して係止すると
共に上記一対の掛止構成部を掛止めて、シール部材を環
状に成形してなる、という技術的手段を講じている。ま
た、上記係止手段としては、請求項2または請求項4で
示すように、(f).一対の構成部が、それぞれ噛合可能な
断面略鋸歯状からなって、ステム部が逆進方向に拘束さ
れて長手方向に沿って多段階に係止可能に形成される、
構成を用いることができる。
めに、請求項1の発明では、(a).ピンで連結された二部
材の対向する摺動端面のそれぞれの外周に沿って形成さ
れる外周溝の底部に嵌め込まれて前記二部材の摺動端面
間をシールするシール部材において、(b).シール部材
が、可撓性を有し1部で分断されて延びており、一方の
端部に棒状に延びるステム部が形成され、他方の端部に
上記ステム部を挿通可能な孔を設けた受部を形成してな
り、(c).上記ステム部の外周壁と受部の孔の内周壁とに
一対の係止手段のそれぞれの構成部が設けられており、
上記ステム部を受部に挿入して係止し、シール部材を環
状に成形してなる、という技術的手段を講じている。ま
た、請求項2の発明では、上記構成に加えて、(d).一方
の端部に棒状に延びるステム部と該ステム部と並んで一
方の掛止構成部が形成され、他方の端部に上記ステム部
を挿通可能な孔を設けた受部と該受部と並んで上記一方
の掛止構成部に掛止められる他方の掛止構成部を形成し
ている、(e).上記ステム部を受部に挿入して係止すると
共に上記一対の掛止構成部を掛止めて、シール部材を環
状に成形してなる、という技術的手段を講じている。ま
た、上記係止手段としては、請求項2または請求項4で
示すように、(f).一対の構成部が、それぞれ噛合可能な
断面略鋸歯状からなって、ステム部が逆進方向に拘束さ
れて長手方向に沿って多段階に係止可能に形成される、
構成を用いることができる。
【0005】
【作用】シール部材は一部で分断して延びており、一方
の端部のステム部を他方の端部の受部の孔に挿入し、両
者に形成された係止手段の構成部を係合させて所望の径
のリングに成形してシールリングとして使用に供する。
また、ステム部と受部にそれぞれ並んで一対の掛止構成
部を設けることにより、ステム部を受部に挿入すると共
に掛止構成部が掛止められて、外周溝に対する密封性を
高めることができる。
の端部のステム部を他方の端部の受部の孔に挿入し、両
者に形成された係止手段の構成部を係合させて所望の径
のリングに成形してシールリングとして使用に供する。
また、ステム部と受部にそれぞれ並んで一対の掛止構成
部を設けることにより、ステム部を受部に挿入すると共
に掛止構成部が掛止められて、外周溝に対する密封性を
高めることができる。
【0006】
【実施例】以下に、この発明のシール部材を油圧ショベ
ルのバケットの関節部に用いた場合の好適実施例につい
て図面を参照しながら説明する。まず、バケットの関節
部の構造は、図4に示した構造と同じであって、シール
リング10に代えて本願発明のシール部材12が用いら
れる。このシール部材12は、アーム3と、バケットの
ブラケット17との対向する摺動面の外周部(肩部)に
環状に一連に形成された外周溝6に装着されている。
尚、前記従来構成と同一構成には同一符号を付して説明
を省略する。
ルのバケットの関節部に用いた場合の好適実施例につい
て図面を参照しながら説明する。まず、バケットの関節
部の構造は、図4に示した構造と同じであって、シール
リング10に代えて本願発明のシール部材12が用いら
れる。このシール部材12は、アーム3と、バケットの
ブラケット17との対向する摺動面の外周部(肩部)に
環状に一連に形成された外周溝6に装着されている。
尚、前記従来構成と同一構成には同一符号を付して説明
を省略する。
【0007】このシール部材12は、断面の内周及び側
面を平滑にした、所定長さの線状のゴムまたは合成樹脂
等の可撓性を有する素材からなっており、従来の円環状
ではなく一部で分断されて線状に延びている。このシー
ル部材12は、一方の端部に棒状に延びるステム部16
が形成されており、他方の端部に上記ステム部16を挿
通可能な孔15aを設けた受部15を形成している。
面を平滑にした、所定長さの線状のゴムまたは合成樹脂
等の可撓性を有する素材からなっており、従来の円環状
ではなく一部で分断されて線状に延びている。このシー
ル部材12は、一方の端部に棒状に延びるステム部16
が形成されており、他方の端部に上記ステム部16を挿
通可能な孔15aを設けた受部15を形成している。
【0008】そして、上記ステム部16の外周壁と受部
15の孔15aの内周壁とに一対の係止手段のそれぞれ
の構成部25、26が設けられており、該構成部25、
26はそれぞれラチェット嵌め合い可能な雌雄の断面略
鋸歯状からなって、逆進方向に拘束され長手方向に沿っ
て多段階に係止可能になっている。図示例では、ステム
部16側の係止手段構成部26が雄、受部15側の係止
手段構成部25が雌からなっている。
15の孔15aの内周壁とに一対の係止手段のそれぞれ
の構成部25、26が設けられており、該構成部25、
26はそれぞれラチェット嵌め合い可能な雌雄の断面略
鋸歯状からなって、逆進方向に拘束され長手方向に沿っ
て多段階に係止可能になっている。図示例では、ステム
部16側の係止手段構成部26が雄、受部15側の係止
手段構成部25が雌からなっている。
【0009】従って、シール部材12は、上記ステム部
16を受部15の孔15aに挿入しペンチ等によりステ
ム部16を強く引っ張ってシール部材12を環状に巻
き、係止手段の構成部25、26でラチェット嵌め合い
により所望の径のリングに形成して、前記ボス8および
9の肩部に形成される外周溝20の周囲を緊迫して締め
るようにする。
16を受部15の孔15aに挿入しペンチ等によりステ
ム部16を強く引っ張ってシール部材12を環状に巻
き、係止手段の構成部25、26でラチェット嵌め合い
により所望の径のリングに形成して、前記ボス8および
9の肩部に形成される外周溝20の周囲を緊迫して締め
るようにする。
【0010】また、シール部材12はナイロン、ウレタ
ンなど引っ張り強度の高い弾性シール材料からなってお
り、断面が略円形であるが、上記ステム部16の外周壁
と受部15の孔の内周壁とによるラチェット接続部では
鋸歯状に切れており、ラチェット嵌め合いにより引っ張
られ、締め付ける際の縮みの間隔を残しながら密封性を
保持する構成となっているので、図1に示すように、前
記密封面内において、相対する端面に緊密な軸方向の摺
動が行ない得るように凹凸が設けられている。
ンなど引っ張り強度の高い弾性シール材料からなってお
り、断面が略円形であるが、上記ステム部16の外周壁
と受部15の孔の内周壁とによるラチェット接続部では
鋸歯状に切れており、ラチェット嵌め合いにより引っ張
られ、締め付ける際の縮みの間隔を残しながら密封性を
保持する構成となっているので、図1に示すように、前
記密封面内において、相対する端面に緊密な軸方向の摺
動が行ない得るように凹凸が設けられている。
【0011】また、図2に示すようにシール部材12
は、外周溝20との接触部分が溝底面の下方側方のE及
びFを中心とした内周側の部分になるのが通常である。
これにより、シール部材12の外周溝6上での潤滑油の
密封面は、前記E及びFを中心とした所定の幅の円環面
となる。本実施例のシール部材12は、断面が略円形で
あって上記ラチェット嵌め合いによる接続部分では分断
されており、ラチェット嵌め合いにより引っ張って締め
付けた時の縮みの間隔を残しながら外周溝6に対する密
封性を保持しなければならないので、前記のように凹凸
を設けて、相対する端面で軸方向の摺動が緊密に行い得
るようになっている。
は、外周溝20との接触部分が溝底面の下方側方のE及
びFを中心とした内周側の部分になるのが通常である。
これにより、シール部材12の外周溝6上での潤滑油の
密封面は、前記E及びFを中心とした所定の幅の円環面
となる。本実施例のシール部材12は、断面が略円形で
あって上記ラチェット嵌め合いによる接続部分では分断
されており、ラチェット嵌め合いにより引っ張って締め
付けた時の縮みの間隔を残しながら外周溝6に対する密
封性を保持しなければならないので、前記のように凹凸
を設けて、相対する端面で軸方向の摺動が緊密に行い得
るようになっている。
【0012】即ち、本実施例では、ステム部16と並ん
で内側に凸部36が形成され、受部15と並んで内側に
上記凸部を掛止める段部状の凹部35が形成されてい
る。この凸部36と凹部35の配置は逆であってもよ
く、また凹部は図示例のように切欠かれた段部であって
もよい。この凸部36と凹部35の嵌合により形成され
る摺動面は、シール部材12の他の個所の側面が形成す
る円環状の密封面内に位置するように形成されているの
で、シール面を一連に環状に連続して形成することがで
きる。
で内側に凸部36が形成され、受部15と並んで内側に
上記凸部を掛止める段部状の凹部35が形成されてい
る。この凸部36と凹部35の配置は逆であってもよ
く、また凹部は図示例のように切欠かれた段部であって
もよい。この凸部36と凹部35の嵌合により形成され
る摺動面は、シール部材12の他の個所の側面が形成す
る円環状の密封面内に位置するように形成されているの
で、シール面を一連に環状に連続して形成することがで
きる。
【0013】これにより、ステム部16と孔部15との
接続に際して外周溝20に生じる隙間を上記凸部36と
凹部35の掛止により閉止して密封することができる。
このシール部材12を用いることにより、磨耗によりシ
ール部材12の緊張度が低下した時に、ラチェット嵌め
合いによる接続部分による締め込みができる。また、掘
削時の土砂などにより、シール部材が破損したり、切断
した時などのシール交換をバケットを外す作業をせずに
行うことができるので、作業効率の向上を図ることがで
きる。その他、この発明の要旨を変更しない範囲で種々
設計変更しうること勿論である。
接続に際して外周溝20に生じる隙間を上記凸部36と
凹部35の掛止により閉止して密封することができる。
このシール部材12を用いることにより、磨耗によりシ
ール部材12の緊張度が低下した時に、ラチェット嵌め
合いによる接続部分による締め込みができる。また、掘
削時の土砂などにより、シール部材が破損したり、切断
した時などのシール交換をバケットを外す作業をせずに
行うことができるので、作業効率の向上を図ることがで
きる。その他、この発明の要旨を変更しない範囲で種々
設計変更しうること勿論である。
【0014】
【発明の効果】この発明では、摺動面を挟む外周溝の径
に合わせて、シール部材を環状に接続して取り付けるこ
とができるので、シール部材の交換が関節部の連結を解
くことなく行うことができる。また、ラチェット嵌め合
いのような逆進方向に拘束される係止手段を用いたの
で、シール部材が伸びたりした場合に、更に締め込みを
行うことができる。また、接続時に内周側となる一側に
掛止構成部を設けることにより、シール部材のシール面
を無端に形成して、密封性を高めることができる。
に合わせて、シール部材を環状に接続して取り付けるこ
とができるので、シール部材の交換が関節部の連結を解
くことなく行うことができる。また、ラチェット嵌め合
いのような逆進方向に拘束される係止手段を用いたの
で、シール部材が伸びたりした場合に、更に締め込みを
行うことができる。また、接続時に内周側となる一側に
掛止構成部を設けることにより、シール部材のシール面
を無端に形成して、密封性を高めることができる。
【図1】本発明のシール部材の要部を示す部分断面図で
ある。
ある。
【図2】図1のa−a線断面図である。
【図3】図1のb−b線断面図である。
【図4】作業機の関節部の一例を示す側面図である。
【図5】関節部の平面図である。
【図6】従来のシール部分を示す断面図である。
1 ブラケット 3 アーム 4 バケット 8 ブラケット側のボス 9 アーム側のボス 12 シール部材 15 受部 15a 孔 16 ステム部 17 ブラケット 25 ステム側の係止手段の構成部 26 受部側の係止手段の構成部 35 凹部 36 凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 ピンで連結された二部材の対向する摺動
端面のそれぞれの外周に沿って形成される外周溝に嵌め
込まれて前記二部材の摺動端面間をシールするシール部
材において、 シール部材が、可撓性を有し1部で分断されて延びてお
り、一方の端部に棒状に延びるステム部が形成され、他
方の端部に上記ステム部を挿通可能な孔を設けた受部を
形成してなり、上記ステム部の外周壁と受部の孔の内周
壁とに一対の係止手段のそれぞれの構成部が設けられて
おり、上記ステム部を受部に挿入して係止し、シール部
材を環状に成形してなることを特徴とするシール部材。 - 【請求項2】 ピンで連結された二部材の対向する摺動
端面のそれぞれの外周に沿って形成される外周溝に嵌め
込まれて前記二部材の摺動端面間をシールするシール部
材において、 シール部材が、可撓性を有し1部で分断されて延びてお
り、一方の端部に棒状に延びるステム部と該ステム部と
並んで一方の掛止構成部が形成され、他方の端部に上記
ステム部を挿通可能な孔を設けた受部と該受部と並んで
上記一方の掛止構成部に掛止められる他方の掛止構成部
を形成してなり、上記ステム部の外周壁と受部の孔の内
周壁とに一対の係止手段のそれぞれの構成部が設けられ
ており、上記ステム部を受部に挿入して係止すると共に
上記一対の掛止構成部を掛止めて、シール部材を環状に
成形してなることを特徴とするシールリング。 - 【請求項3】 係止手段の一対の構成部が、それぞれ噛
合可能な断面略鋸歯状からなってステム部が逆進方向に
拘束されて長手方向に沿って多段階に係止可能に形成さ
れてなると共に、掛止構成部の一方が凸部からなり、他
方が該凸部を挿入可能な凹部からなって、シール部材を
接続した際に内周面が一連となるように形成されたこと
を特徴とする請求項2に記載のシールリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6205962A JPH0849769A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | シール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6205962A JPH0849769A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | シール部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0849769A true JPH0849769A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16515596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6205962A Withdrawn JPH0849769A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | シール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0849769A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100817295B1 (ko) * | 2007-01-16 | 2008-03-27 | 조성돈 | 산업기계용 패킹 조립체 |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP6205962A patent/JPH0849769A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100817295B1 (ko) * | 2007-01-16 | 2008-03-27 | 조성돈 | 산업기계용 패킹 조립체 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |