JPH0849631A - 燃料噴射ポンプの噴射量調整装置 - Google Patents

燃料噴射ポンプの噴射量調整装置

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JPH0849631A
JPH0849631A JP20009194A JP20009194A JPH0849631A JP H0849631 A JPH0849631 A JP H0849631A JP 20009194 A JP20009194 A JP 20009194A JP 20009194 A JP20009194 A JP 20009194A JP H0849631 A JPH0849631 A JP H0849631A
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JP
Japan
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pressing
injection amount
fuel injection
plunger barrel
impact force
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Application number
JP20009194A
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English (en)
Inventor
Tomoji Tobe
知司 戸部
Toshibumi Okumura
俊文 奥村
Shuichi Fujii
秀一 藤井
Toshio Nakazawa
利夫 中澤
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/44Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston
    • F02M59/48Assembling; Disassembling; Replacing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/24Fuel-injection apparatus with sensors

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 装置本体2の基端部には、レバー10を支持
軸7を介して回動自在に設ける。レバー10の基端部に
は、カム面16aを形成する。このカム面16aには、
回動軸3の偏心部3aを接触させる。そして、回転軸3
をサーボモータ等の回転アクチュエータ(図示せず)に
よって回転させることにより、レバー10を回動させ
る。レバー10の先端部には、プランジャバレルと一体
に回動するスリーブのフランジ部(図示せず)に係合す
る係合部19を形成する。レバー10の内部には、シリ
ンダ孔21を形成する。このシリンダ孔21には、ピス
トン24を摺動自在に設ける。そして、ピストン24を
往復動させて蓋体22,23に突き当てることにより、
フランジ部にレバー10を介して衝撃力を作用させる。 【効果】 燃料噴射ポンプの噴射量を容易にかつ正確に
調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燃料噴射ポンプの噴
射量を調整するための噴射量調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ここでまず、この発明に係る噴射量調整
装置の調整対象たる燃料噴射ポンプについて簡単に述べ
ると、その燃料噴射ポンプは、ハウジングに挿入された
筒状をなすプランジャバレルと、このプランジャバレル
に往復動自在に挿入され、往動時に燃料を加圧するプラ
ンジャとを備えている。プランジャバレルの内周面には
吸排孔が開口しており、プランジャの外周面にはリード
が形成されている。そして、プランジャがその往動時に
吸排孔を塞ぐと燃料噴射が始まり、その後リードが吸排
孔と対向すると加圧された燃料が吸排孔から低圧側へ逃
げ、これによって燃料噴射が終了するようになってい
る。
【0003】上記のように構成された燃料噴射ポンプに
おいては、リードに対する吸排孔の対向箇所によって燃
料噴射量が決まる。したがって、プランジャの回動位置
を固定した状態でプランジャバレルを適宜回動変位させ
ることにより、燃料噴射量を調整することができる。な
お、プランジャバレルには、通常、フランジ付きスリー
ブが一体的に連結されており、このスリーブのフランジ
部を操作することによってプランジャバレルの回動位置
を調整することが多い。
【0004】従来、プランジャバレルの回動位置を調整
するための装置としては、例えば特開昭58ー5426
5号公報に記載のものがある。この公報に記載のもの
は、上記フランジ付きスリーブを介してプランジャバレ
ルを回動調整するようにしたものであり、スリーブのフ
ランジ部には、中間部を中心として回動可能な工具の先
端部が係合している。この工具の後端部には、パルスモ
ータ等によって回動させられるウオームが噛み合ってい
る。したがって、パルスモータを起動すると工具が回動
し、これによってプランジャバレルを回動変位させるこ
とができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の噴射量調整
装置においては、噴射量を正確に調整することが困難で
あるという問題があった。すなわち、フランジ付きスリ
ーブを回動調整する場合には、フランジを仮締め固定し
ている。これは、スリーブを完全に自由に回動すること
ができる状態で回動調整すると、調整後の締付固定作業
中にスリーブが回動してしまうおそれがあるからであ
る。しかるに、スリーブのフランジを仮締め固定する
と、フランジとハウジングとの間に多大の摩擦抵抗が作
用する。したがって、上記の調整装置では、パルスモー
タから工具に伝達される力が摩擦抵抗に打ち勝つと、ス
リーブおよびプランジャバレルが回動することになる。
【0006】ここで、パルスモータから工具に伝達され
る力は、力伝達系を弾性変形させ、変形エネルギとして
力伝達系に蓄積される。そして、このエネルギーはスリ
ーブが回動し始めると一挙に放出される。したがって、
スリーブは一旦回動し始めると、大きく回動してしま
い、微小回動させることが困難である。このため、プラ
ンジャバレルを所望の量だけ回動させるのが難しく、燃
料噴射量を正確に調整することが困難になっていたので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
を解決するために、プランジャバレルの回動位置によっ
て燃料噴射量を調整するように構成された燃料噴射ポン
プの噴射量を調整するための装置であって、上記プラン
ジャバレルをその軸線を中心として回転するように押圧
する押圧機構と、上記プランジャバレルに上記押圧機構
による押圧方向とほぼ同一方向を向く衝撃力を作用させ
る衝撃力作用機構とを備えたことを特徴としている。こ
の場合、後述する理由により、上記押圧機構を、上記プ
ランジャバレルに係合する係合部材と、上記プランジャ
バレルが回転するよう上記係合部材を力伝達系を介して
押圧する押圧源とを有するものとし、上記係合部材に上
記衝撃力発生機構が衝撃力を作用させるように構成し、
上記係合部材を含む上記力伝達系には、係合部材の衝撃
力作用箇所より上記押圧源側に、力伝達系の他の部分よ
り小さい力で弾性変形する弾性変形部を設けることが望
ましい。また、上記衝撃力発生機構を、上記係合部材に
上記押圧機構による押圧方向とほぼ同一方向に延びるよ
うにして形成され、両端部が密閉されたシリンダ孔と、
このシリンダ孔に摺動自在に設けられ、シリンダ孔を第
1の室と第2の室に区画するピストンと、上記第1の室
と上記第2の室とに交互に流体圧を供給する流体圧供給
源とを有し、上記シリンダ孔の両端部にシリンダ孔内を
摺動するピストンが突き当たる当接部材を設けたものと
して構成することができる。
【0008】
【作用】押圧機構によりプランジャバレルを回動しない
程度に押圧させる。この状態で衝撃力作用機構により、
プランジャバレルに衝撃力を作用させる。衝撃力は、押
圧機構による押圧力と合計された力がプランジャバレル
を回動させる得る程度の大きさとする。プランジャバレ
ルに衝撃力を作用させると、プランジャバレルが回動す
る。この場合、押圧機構の各部に弾性変形が発生してい
たとしても、その変形によって蓄積されるエネルギーは
少ない。したがって、プランジャバレルを微小回動させ
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について添付の図
1〜図6を参照して説明する。なお、図1(A)はこの
発明に係る噴射量調整装置1の平面図であり、図1
(B)はその平断面図であり、図2はその側面図であ
る。
【0010】図1および図2に示すように、装置1は装
置本体2を備えている。この装置本体2は、平行に配置
された一対の支持板2a,2aと、これらの支持板2
a,2aの基端部間、および先端側の両側部間にそれぞ
れ配置固定された3つの連結板2b,2b,2bとから
なるものであり、基台(図示せず)に固定されている。
【0011】上記装置本体2には、押圧機構Aが設けら
れている。すなわち、上記支持板2a,2aの基端側に
は、回動軸3がスリーブ4,4および軸受5,5を介し
て回動自在に配置されている。この回動軸3の一端部に
は、ステッピングモータまたはサーボモータ等からなる
回転アクチュエータ(押圧源)6の出力軸6aが連結さ
れている。この場合、出力軸6aを直接回転軸3に連結
しているが、減速機を介して連結してもよい。出力軸3
の支持板2a,2a間に位置する部分には、その中心線
Oが出力軸3の回動軸線Lに対して距離eだけ偏心した
断面円形の偏心部3aが形成されている。
【0012】また、上記支持板2a,2aの先端部に
は、支持軸7が回動軸3と平行に配置され、スリーブ
8,8および軸受9,9を介して回転自在に支持されて
いる。この支持軸7には、レバー(係合部材)10の中
間部が嵌合固定されている。レバー10は、基部10
a、中間部10bおよび先部10cの三つの部材から構
成されている。基部10aの先端面中央部には、支持軸
7と平行に延びるキー部11が形成され、中間部10b
の後端面中央部には、キー溝12が形成されている。そ
して、両者はキー部11をキー溝12に嵌合させること
によって位置決めされ、ボルトbによって固定されてい
る。同様に、中間部10bと先部10cとは、キー溝1
3とキー部14とを嵌合させ、ボルトbによって固定さ
れている。
【0013】上記基部10aの先端部には、支持孔15
が形成されており、この支持孔15に支持軸7が嵌合固
定されている。これによって、レバー10が支持板2
a,2aに回動自在に支持されている。一方、基部10
aの基端部には、貫通孔16が形成されている。この貫
通孔16の内周面の両側部には、カム面16a,16a
が形成されている。このカム面16a,16aに上記回
動軸3の偏心部3aが軸受17およびスリーブ18を介
して接触するようになっている。したがって、上記回転
アクチュエータ6によって回動軸3を正逆方向へ適宜回
動させると、その回動量に応じて基部10aが支持軸7
を中心として揺動し、ひいてはレバー10全体が支持軸
7を中心として揺動することになる。
【0014】上記先部10cの先端部には、係合部19
が形成されている。この係合部19は、図3に示すよう
に、スパナ状をなしており、プランジャバレル(図示せ
ず)に回転不能に連結されたスリーブのフランジ部Fに
係合するように形成されている。したがって、係合部1
9をフランジFを係合させた状態で、回転アクチュエー
タ6を起動すると、その回転力が回動軸3およびレバー
10を介してフランジFにこれを回動させる力として伝
達される。これから明らかなように、回動軸3およびレ
バー10によって力伝達系が構成されている。
【0015】上記中間部10bの後端側には、レバー1
0の揺動方向を向く両側部が切り落とされることによっ
て薄肉部(弾性変形部)20が形成されている。この薄
肉部20は、力伝達系における他の部分よりも小さい力
で弾性変形するようになっており、薄肉部20の弾性変
形量を検出することによって力伝達系に作用している押
圧力、つまりフランジFに作用している押圧力(トル
ク)の大きさを検出することができる。
【0016】また、中間部10bの先端部には、衝撃発
生機構Bが設けられている。すなわち、中間部10bに
は、その一側面から他側面まで支持軸7と直交する方向
に延びるシリンダ孔21が形成されている。このシリン
ダ孔21の両端開口部は、中間部10bに固定された蓋
体(当接部)22,23によって遮蔽されている。ま
た、シリンダ孔21の内部には、ピストン24が摺動自
在に挿入されている。このピストン24によってシリン
ダ孔21の内部が、第1の室25と第2の室26とに区
画されている。
【0017】図5に示すように、第1の室25は、一方
の蓋体22に形成された環状凹部22a、および溝22
b、中間部10bに形成された通路27、継手28並び
に電磁方向切換弁29を介して流体圧供給源30に接続
されている。同様に、第2の室26は、他方の蓋体23
に形成された環状凹部23aおよび溝23b、中間部1
0bに形成された通路31、継手32並びに電磁方向供
給弁29を介して流体圧供給源30に接続されている。
【0018】電磁方向切換弁29を一方の位置に切り換
えると、流体圧供給源30から第1の室25に高圧の気
体または液体等の流体が供給される一方、第2の室26
が電磁方向切換弁29を介して大気に開放される(気体
の場合)か、あるいは流体圧供給源30の流体導入側に
接続される(液体の場合)。したがって、ピストン24
が第1の室25側から第2の室26側へ向かって移動
し、蓋体23に衝突する。このときの衝撃力がレバー1
0を介してフランジ部Fにこれを一方向へ回転させよう
とする力として作用する。電磁方向切換弁29を他方の
位置に切り換えると、第2の室26に流体が供給される
一方、第1の室25が大気に開放されるか、あるいは流
体圧供給源30の流体導入側に接続される。したがっ
て、ピストン24が第2の室26側から第1の室25側
へ向かって移動して蓋体22に突き当たる。このときの
衝撃力が、フランジ部Fにこれを他方向へ回転させよう
とする力として作用する。なお、電磁方向切換弁29を
所定の周期をもって切り換えることにより、一方向への
衝撃力と他方向への衝撃力とを交互に作用させることが
できる。
【0019】次に、上記構成の噴射量調整装置1を用い
て燃料噴射ポンプP(図4参照)の燃料噴射量を調整す
る場合について説明する。準備段階として、フランジ部
FをポンプPのハウジングHに仮締め固定しておく。一
方、調整装置1については、図4に示すように、薄肉部
20の中間部分に歪みセンサSを取り付け、薄肉部20
に作用する力、つまりフランジ部Fに作用するトルクを
検出することができるようにしておく。また、係合部1
9をフランジ部Fに緊密に係合させる。
【0020】まず、手動で調整する場合について説明す
ると、ポンプPを所定の検査回転数で回転させる。そし
て、ポンプPの噴射量を実測し、実際の噴射量と正規の
噴射量との偏差を求める。この偏差が少なくなる方向へ
フランジFを回動変位させるよう、回転アクチュエータ
6を回転させる。これによって、フランジ部Fが押圧さ
れるとともに、回転アクチュエータ6の回転量に応じた
分だけ薄肉部20が弾性変形される。なお、フランジ部
Fに対する押圧力は、フランジ部FとハウジングHとの
間の摩擦抵抗より小さい範囲において、実際の噴射量と
正規の噴射量との偏差が大きい場合には大きくし、逆の
場合には小さくする。勿論、この押圧力は、歪みセンサ
Sからの出力に基づいて検出することができる。
【0021】次に、衝撃力発生機構Bのピストン24に
より、レバー10を介してフランジFに衝撃力を作用さ
せる。この場合、押圧力と同一方向の衝撃力だけを作用
させるようにしてもよいが、ここでは電磁方向切換弁2
9を周期的に切り換えることにより、ピストン24を往
復動させ、押圧力と同一および異なる方向の衝撃力を複
数回にわたって繰り返し作用させている。このようにす
ると、フランジ部Fには正逆両方向への衝撃力が作用す
ることになるが、衝撃力と押圧力との方向が同一である
場合には、それらの合力がフランジ部Fに作用する摩擦
抵抗に打ち勝ち、フランジ部Fを押圧方向と同方向へ微
小量回動変位させる。一方、衝撃力と押圧力とが異なる
方向である場合には、衝撃力と押圧力とが相殺する結
果、フランジ部Fを回動変位させることはほとんどな
い。したがって、フランジ部Fを押圧方向と同一方向、
つまり所望の方向へ、所望の角度だけ回動変位させるこ
とができる。
【0022】その後、ピストン24の往復動を停止さ
せ、燃料噴射ポンプPの噴射量を再度実測する。燃料噴
射量の実測値と規定値との偏差が所定の許容値内である
場合には、フランジ部Fを固定して燃料の調整作業を終
了する。偏差が許容値から外れている場合には、上記の
手順を繰り返すことにより再度調整する。再度の調整時
においても、偏差量に応じて押圧力を適宜調節する。ま
た、フランジ部Fが過剰に回動して偏差量の正負が逆に
なった場合には、押圧方向を当初の押圧方向と逆方向に
する。
【0023】次に、燃料噴射量の調整をマイクロコンピ
ュータを用いて自動的に行う場合について説明する。こ
の場合には、燃料噴射ポンプPの噴射量を測定する測定
装置の測定結果、および歪みセンサSの出力値をマイク
ロコンピュータに入力させる。マイクロコンピュータ
は、これらの入力データに基づき、図6に示すプログラ
ムにしたがって調整装置1を制御し、燃料噴射量を自動
的に調整する。
【0024】すなわち、プロググラムのスタート後、ス
テップ100においてマイクロコンピュータから燃料噴
射ポンプPを所定の回転数で回転させる命令信号がモー
タ等の回転アクチュエータ(図示せず)に出力され、こ
れによってポンプPが所定の検査回転数で回転させられ
【0025】次に、実際の噴射量を取り込み(ステップ
101)、実際の噴射量と目標噴射量との偏差ΔQを演
算する(ステップ102)。そして、ステップ103に
おいて、偏差Δが許容値以下であるか否かが判断され
る。
【0026】偏差ΔQが許容値より大きい場合には、ス
テップ104へ進み、レバー10に作用している負荷荷
重(押圧力)を取り込む。つまり、歪みセンサSからの
出力を取り込み、これから負荷荷重Fを演算する。
【0027】その後、ステップ105においてファジィ
推論する。この場合、ファジィルールは例えば次のもの
とする。勿論、これは一例であり、これらに代えて他の
ルールを用いたり、あるいはこれらに他のルールを加え
てもよい。 もし、偏差ΔQが多くて負荷荷重Fが小さいならば、
回転アクチュエータ6を高速で回転させる。 もし、偏差ΔQが少なくて負荷荷重Fが大きいなら
ば、回転アクチュエータ6を中速で逆転させる。 もし、偏差ΔQが零で負荷荷重Fが零であるならば、
回転アクチュエータ6を停止させる。
【0028】ここで、ルールは、レバー10を介して
フランジ部Fに作用する負荷荷重Fを大きくして、ピス
トン24の往復動(以下、ハンマリングという。)によ
る衝撃力に対するフランジ部Fの回動量、つまりプラン
ジャバレルの回動量を大きくするためのものである。ま
た、ルールは、負荷荷重Fを小さくしてハンマリング
に対するプランジャバレルの回動量を小さくするための
ものである。
【0029】次に、上記ルールに基づくファジィ推論に
より、ステップ106において回転アクチュエータ6の
回転速度を指示し、ステップ106において電磁方向切
換弁9を周期的に切り換えることにより、ハンマリング
を開始させる。
【0030】その後、ステップ101,102を再度実
行する。そして、ステップ103において偏差ΔQが許
容値以下であるかを判断する。判断結果がNOである場
合には、ステップ104,105,106,101,1
02を繰り返す。判断結果がYESである場合には、ス
テップ107に進み、ハンマリングを停止させる。その
後、回転アクチュエータ6を停止させ(ステップ10
8)、プログラムを終了する。つまり、燃料噴射量の調
整を終了する。
【0031】上記の噴射量調整装置1においては、プラ
ンジャバレルに連結されたスリーブのフランジ部Fにこ
れを回動させるような押圧力を作用させた状態で、押圧
力と同方向を向く衝撃力を作用させるようにしているの
で、押圧力をフランジ部Fに作用する摩擦抵抗より小さ
くしておくことで、プランジャバレルを微小量づつ回動
変位させることができる。したがって、燃料噴射量を容
易にかつ正確に調整することができる。
【0032】また、レバー(係合部材)10に薄肉部2
0を設けているので、この薄肉部20の変形量を歪みセ
ンサSによって測定することにより、フランジ部Fに作
用する押圧力を容易に検出することができる。これによ
り、噴射量の調整を容易に自動化することができる。し
かも、自動化した場合には、実際の燃料噴射量と目標燃
料噴射量との偏差ΔQが小さくなったときに、回転アク
チュエータ6を逆転させることによって漸次押圧力を小
さくすることにより、衝撃が作用したときのフランジ部
Fの回動変位量をより微小なものにすることができ、こ
れによって噴射量の調整をより一層正確に行うことがで
きる。
【0033】さらに、レバー10に衝撃力発生部Bを組
み込んでいるので、これを別体にした場合に比して装置
全体を小型化することができる。
【0034】なお、この発明は、上記の実施例に限定さ
れるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記の
実施例においては、往復動するピストン24によって衝
撃力を発生させるようにした衝撃力発生部Bを用いてい
るが、他のもの、例えば往復揺動する部材をレバー10
に衝突させるようなものを用いてもよい。また、衝撃力
をレバー10を介してフランジ部Fに作用させるように
しているが、フランジ部Fに直接作用させるようにして
もよい。
【0035】また、フランジ部Fに作用する押圧力を発
生させる押圧源として、サーボモータ等の回転アクチュ
エータ6を用いているが、シリンダ機構のような直動ア
クチュエータを用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る燃
料噴射ポンプの噴射量調整装置によれば、プランジャバ
レルを微少量ずつ回動変位させることができる。また、
全筒同時に回動変位させることができる。したがって、
燃料噴射量を容易にかつ正確に調整することができる。
また、係合部材に他の部分より小さい力で弾性変形する
弾性変形部を設けた場合には、その弾性変形部の変形量
を測定することにより、プランジャバレルに作用してい
る押圧力を検出することができ、これによってプランジ
ャバレルに作用する押圧力を正確に調節することができ
る。これは、燃料噴射量の調整を自動化する場合に特に
有効である。さらに、衝撃力発生部を係合部材に組み込
んだ場合には、装置全体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すもので、図1(A)
はその平面図、図1(B)はその平断面図である。
【図2】同実施例の一部切欠き側面図である。
【図3】同実施例の要部を示す平面図である。
【図4】同実施例の要部を示す側面図である。
【図5】図3のX−X断面図である。
【図6】図1〜図6に示す調整装置を用いて燃料噴射量
の調整を自動的に行う場合のフローチャートを示す図で
ある。
【符号の説明】
A 押圧機構 B 衝撃力発生機構 1 噴射量調整装置 2 装置本体 3 回動軸 3a 偏心部 6 回転アクチュエータ(押圧源) 7 支持軸 10 レバー(係合部材) 16a カム面 21 シリンダ孔 22 蓋体(当接部) 23 蓋体(当接部) 24 ピストン 25 第1の室 26 第2の室 29 電磁方向切換弁 30 流体圧供給源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中澤 利夫 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャバレルの回動位置によって燃
    料噴射量を調整するように構成された燃料噴射ポンプの
    噴射量を調整するための装置であって、上記プランジャ
    バレルをその軸線を中心として回転するように押圧する
    押圧機構と、上記プランジャバレルに上記押圧機構によ
    る押圧方向とほぼ同一方向を向く衝撃力を作用させる衝
    撃力発生機構とを備えたことを特徴とする燃料噴射ポン
    プの噴射量調整装置。
  2. 【請求項2】 上記押圧機構が、上記プランジャバレル
    に係合する係合部材と、上記プランジャバレルが回転す
    るよう上記係合部材を力伝達系を介して押圧する押圧源
    とを有しており、上記係合部材に上記衝撃力発生機構が
    衝撃力を作用させるように構成し、上記係合部材を含む
    上記力伝達系には、係合部材の衝撃力作用箇所より上記
    押圧源側に、力伝達系の他の部分より小さい力で弾性変
    形する弾性変形部を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の燃料噴射ポンプの噴射量調整装置。
  3. 【請求項3】 上記衝撃力発生機構が、上記係合部材に
    上記押圧機構による押圧方向とほぼ同一方向に延びるよ
    うにして形成され、両端部が密閉されたシリンダ孔と、
    このシリンダ孔に摺動自在に設けられ、シリンダ孔を第
    1の室と第2の室に区画するピストンと、上記第1の室
    と上記第2の室とに交互に流体圧を供給する流体圧供給
    源とを有し、上記シリンダ孔の両端部にはシリンダ孔内
    を摺動するピストンが突き当たる当接部材がそれぞれ設
    けられていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の燃料噴射ポンプの噴射量調整装置。
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