JPH0849562A - 燃料流量制御装置 - Google Patents

燃料流量制御装置

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Publication number
JPH0849562A
JPH0849562A JP18496494A JP18496494A JPH0849562A JP H0849562 A JPH0849562 A JP H0849562A JP 18496494 A JP18496494 A JP 18496494A JP 18496494 A JP18496494 A JP 18496494A JP H0849562 A JPH0849562 A JP H0849562A
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JP
Japan
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fuel flow
flow rate
value
multiplier
jet engine
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18496494A
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English (en)
Inventor
Tomoshige Yasuda
友芝 安田
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 航空機用ジェットエンジンの始動時におい
て、ジェットエンジンが安全にアイドル状態となるまで
作動させる手動燃料流量制御装置を提供すること。 【構成】 減算器1は、予め設定されたアイドル状態時
のエンジン回転数情報から実機のエンジン回転数情報を
減算して乗算器2へ出力する。乗算器2は上記減算結果
に定数を乗じて加算器3へ出力する。加算器3は、乗算
器2の出力にアイドル状態時の燃空比値を加算して乗算
器4へ出力する。乗算器4は、加算器3が出力する値に
エンジンの圧縮機の圧力及び入口温度情報を乗じて燃料
流量値を算出し高値選択部5へ出力する。高値選択部5
は乗算器4が出力する燃料流量値と手動制御による燃料
流量値とを比較して大きい方の燃料流量値を選択する。
選択された燃料流量値が予め定められた範囲内であれば
燃料流量指令値として、この値に従って燃料流量が制御
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、航空機用ジェットエ
ンジンに用いて好適な燃料流量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より航空機用のジェットエンジンと
して、ターボファンエンジンがしばしば用いられる。図
2はこの種のターボファンエンジンの概略構造を示す断
面図である。同図において外部から取り入れられた流入
空気aはファンbで圧縮され、その一部はファン空気排
出ダクトcを通過して直接エンジン外へバイパス推力と
して噴出される。一方、圧縮空気はファン出口dよりケ
ーシング内にも取り込まれ、圧縮機eによってさらに圧
縮された後、燃焼室fに送り込まれ供給燃料と混合され
て燃焼する。燃焼室fから排出された排気ガスは、圧縮
機タービンgおよびファンタービンhを回転させると共
に排気ダクトiよりコア推力として噴出される。また、
圧縮機タービンgおよびファンタービンhは、それぞれ
圧縮機eとファンbに回転軸で結ばれており排気ガスか
ら得た回転力を回転軸により、それぞれ圧縮機eおよび
ファンbに伝える。これにより、圧縮機eおよびファン
bは各々流入空気aの圧縮を行う。
【0003】また、通常ジェットエンジンは、始動時に
おいて十分な排気ガスを発生できず、自力で空気の圧縮
を行うことができないため、外部の動力によりファンb
および圧縮機eを作動させ空気の圧縮を行う。この状態
で、徐々に燃焼室fに送り込む燃料流量を増大させて燃
焼を増加すると、ファンbおよび圧縮機eを回転させる
に足る排気ガスが発生するようになり、外部の動力を必
要としない自立作動が可能となり、アイドル状態とな
る。
【0004】通常使用される制御方式ではスロットルレ
バーで目標回転数を指示し、これにエンジンの回転数が
追従するように燃料流量を制御する。しかし、エンジン
の振動探索等の特殊な目的の運転においてはスロットル
レバーにより直接燃料流量を指示し、この燃料流量を流
すことが必要となる場合がある。この場合、上述した燃
料室fに送り込む供給燃料の流量は、スロットルレバー
により手動で制御を行うので、燃焼室fに送り込む燃料
流量を過度に増加させてしまい、その結果、燃焼室内で
生成するガスの温度が高くなり、ガスの密度は低くなる
ことがある。このガス密度の低下は、ファンタービンh
の回転力を低下させる原因となり、圧縮機の圧縮能力が
低下する。この現象をサージングといい、圧縮機失速や
エンジンの作動停止の原因となる。
【0005】また、ジェットエンジンに供給する燃料流
量を極度に制限した場合、エンジンの作動が停止してし
まうといった問題を起こす危険性がある。特にエンジン
スタート時はこの危険性が高い。このような問題を回避
する目的で、燃料流量の制限を行う燃料流量制御装置を
設け、手動による燃料流量制御と併用することにより、
手動制御により燃料流量の過多あるいは過少とならない
ような燃料流量制御を行っているが、手動ではアイドル
にスムースに到達させるのは難しく、オーバーシュート
やアイドル到達時間超過等の問題が発生しやすい。
【0006】ここで、ジェットエンジンにおける従来の
燃料流量制御装置の一例を図3を参照して説明する。こ
の図において、10は手動燃料流量算出部であり、図示
しないスロットルレバーが操作されるとスロットルレバ
ーの角度情報Dが供給され、この角度情報に対応する手
動燃料流量値WFmを計算する。11はスタート加速ス
ケジュール部であり、修正回転数情報N/√θ(N:ジ
ェットエンジン回転数、θ:(273.15+圧縮機の入口温
度)/288.15)に対応するスタート加速燃空比(WF/
(P√θ))sを計算する。ここで、修正回転数は、圧
縮機の入口温度の違いによって生じるエンジンの性能を
補正したものである。また、WFsは現時点のエンジン
回転数において、サージストールなどの障害を発生しな
い上限の燃料流量値を意味する。Pは圧縮機の圧力であ
る。
【0007】12は乗算器であり、スタート加速スケジ
ュール部11が出力するスタート加速燃空比にP√θを
乗じ、スタート加速燃料流量WFsを出力する。13は
低値選択部であり、手動燃料流量算出部10が出力する
手動燃料流量値WFmと乗算器12が出力するスタート
加速燃料流量値WFsを比較し、低い値を示す燃料流量
値を選択し、出力する。
【0008】14は減速スケジュール部であり、修正回
転数情報N/√θに対応する減速燃空比(WF/(P√
θ))rを計算する。15は乗算器であり、減速スケジ
ュール部14が出力する減速燃空比にP√θを乗じ、減
速燃料流量値WFrを高値選択部16へ出力する。ここ
で、減速燃料流量値WFrは、現時点のエンジン回転数
において燃料流量減少によりエンジンの作動停止を招か
ない下限の燃料流量値である。高値選択部16は、低値
選択部13が出力する燃料流量値と乗算器15が出力す
る減速燃料流量値WFrとを比較し、より高い値を示す
燃料流量値を燃料流量指令値WFとして出力する。そし
て、ジェットエンジンの燃焼室には燃料流量指令値WF
に従った燃料が供給される。
【0009】上述した燃料流量制御装置において、スロ
ットルレバーを操作しジェットエンジンに供給する燃料
流量を制御する場合を考える。まず、手動燃料流量算出
部10はスロットルレバーの角度情報Dに対応する手動
燃料流量値WFmを計算して低値選択部13へ出力す
る。一方、スタート加速スケジュール部11は現時点に
おけるエンジンの修正回転数N/√θに対応するスター
ト加速燃空比(WF/(P√θ))sを算出した後、乗
算器12においてスタート加速燃料流量値WFsに変換
して低値選択部13へ出力する。低値選択部13は、手
動燃料流量値WFmとスタート加速燃料流量値WFsとを
比較し、いずれか低い値を示す燃料流量値を高値選択部
16へ出力する。
【0010】ここで、例えば手動燃料流量値WFmがス
タート加速燃料流量値WFsを上回る場合は、スタート
加速燃料流量値WFsが選択され、高値選択部16へ出
力される。これにより、過度の燃料流量がジェットエン
ジンの燃焼室へ送り込まれないように制限される。ま
た、手動燃料流量値WFmがスタート加速燃料流量値W
Fsを下回る場合、手動燃料流量値WFmはそのまま高値
選択部16へ出力される。
【0011】一方、減速スケジュール部14が現時点に
おけるエンジンの修正回転数N/√θに対応する減速燃
空比(WF/(P√θ))rを算出した後、乗算器15
は減速燃料流量値WFrを出力し高値選択部16へ出力
する。高値選択部16において、低値選択部13が出力
する燃料流量値と減速燃料流量値WFrとを比較し、い
ずれか高い値を示す燃料流量値を選択して出力する。す
なわち、低値選択部13から供給された燃料流量値が減
速燃料流量値WFrを下回る場合は、減速燃料流量値が
燃料流量指令値WFとして選択され、ジェットエンジン
に燃料流量指令値WF(=WFr)に相当する燃料が送
り込まれる。
【0012】また、低値選択部13から供給された燃料
流量値が減速燃料流量値を上回る場合は、手動燃料流量
値WFmまたはスタート加速燃料流量値WFsが燃料流量
指令値WFとして選択される。以上説明したように、従
来の手動燃料流量制御装置ではジェットエンジンのある
回転数に対応する燃料流量の上限値・下限値が設定され
ており、その範囲内においてのみ手動による燃料流量制
御が可能となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の手動燃料流量制御装置において、エンジンの始
動からエンジンが自立動作するアイドル状態となるまで
の間は、手動による燃料流量制御のみに依存していた。
このため、エンジンの始動時においてスタート加速スケ
ジュールにより燃料流量過多となることはないが、アイ
ドルを超える回転に到達(オーバーシュート)したり、
スロットルの進め方が遅い場合はエンジンの回転数が上
昇しないハングアップなどを起こす危険性が伴ってい
た。
【0014】この発明は以上のような事情に鑑み、航空
機用ジェットエンジンを始動からアイドル状態となるま
で安全に作動させる手動燃料流量制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ジェットエンジンの回転数に対応して燃料流量の上限値
および下限値を算出し、該上限値および下限値の範囲内
で手動制御により燃料流量値を設定し、前記燃料流量値
に基づいてジェットエンジンに対する燃料流量の制御を
行う燃料流量制御装置において、予め設定された目標ア
イドル回転数情報からジェットエンジンの回転数情報を
減算する減算器と、前記減算器が出力する減算結果に予
め設定された定数を乗算する第1の乗算器と、前記第1
の乗算器の出力に対し、予め設定したアイドル状態にお
ける燃空比情報を加算する加算器と、前記加算器が出力
する加算結果に対してジェットエンジンの圧縮機の入口
温度情報および前記圧縮機の圧力情報を乗じて燃料流量
値を算出する第2の乗算器と、前記第2の乗算器が出力
する燃料流量値と前記手動制御による燃料流量値とを比
較し、より大きい燃料流量値を前記ジェットエンジンに
対する燃料流量値として選択する高値選択手段とを具備
することを特徴とする燃料流量制御装置である。
【0016】
【作用】この発明によれば、減算器によってジェットエ
ンジンの回転数とアイドル状態における目標回転数との
差をとり、その結果に定数を乗じてアイドル状態におけ
る燃空比情報に加算して燃料流量制御を行う。すなわ
ち、まず初めに手動制御による燃料流量値が最低となる
状態に固定し、高値選択手段にこの発明によるアイドル
燃料流量制御値を常に高値選択部5において選択させる
ようしてジェットエンジンの始動を開始する。始動当初
は上記目標回転数とジェットエンジンの回転数との差が
大きいため、アイドル状態における燃空比情報に加算さ
れる値が大きく、したがって、ジェットエンジンに対し
てアイドル状態における燃料流量よりも多い燃料流量が
供給されるが、低値選択部13においてスタート加速ス
ケジュールのWFsが選択され、このスケジュールに沿
ってジェットエンジンの回転が上昇する。
【0017】徐々にジェットエンジンの回転数が上昇し
て目標回転数に近づくに従って、両者の差が“0”に近
づき、アイドル状態における燃空比情報に加算される値
も“0”に近づくので、ジェットエンジンに供給される
燃料流量はアイドル状態における燃料流量に近づいてく
る。目標回転数とジェットエンジンの回転数が一致する
と、ジェットエンジンにはアイドル状態における燃料流
量がそのまま供給され、アイドル状態を維持する。ま
た、ジェットエンジンの回転数が目標回転数を上回る
と、減算器の出力はマイナスとなり、第1の乗算器で定
数を乗じた後、加算器においてアイドル状態における燃
空比情報から目標回転数を上回った値に定数を乗じた分
が減算される。このためジェットエンジンにはアイドル
状態における燃料流量よりも少ない燃料流量が供給さ
れ、ジェットエンジンの回転数を目標回転数に戻す方向
に制御される。
【0018】ジェットエンジンがアイドル状態になった
ことを確認した後は、手動により燃料流量制御を行う。
この時、高値選択手段はアイドル状態の燃料流量を上回
る範囲で手動制御による燃料流量値を選択するので、任
意の手動燃料流量制御を行うことができる。以上のよう
に、この発明はジェットエンジンの始動からアイドル状
態に至るまで過不足なく燃料流量を制御するので、手動
による燃料流量制御において発生し易いオーバーシュー
トおよびハングアップ等の危険を回避できる。また、ジ
ェットエンジンがアイドル状態となった後は、過度もし
くは過少な燃料流量を制限するため、ジェットエンジン
の作動の安全性を確保できる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例による燃
料流量制御装置の構成を示すブロック図であり、この図
において、図3の各部と対応する部分については同一の
符号を付し、その説明を省略する。この図に示す実施例
が図3のものと異なる点は次の通りである。1は減算器
であり、予め設定されたエンジンのアイドル状態におけ
る目標回転数情報Nidleおよび図示しないエンジン回転
数検出器から供給される回転数情報Nが入力されてお
り、目標回転数Nidleからエンジンの回転数Nを減算し
出力する。2は乗算器であり、減算器1の出力および予
め設定されている定数Kとが入力されており、減算器1
の出力に定数Kを乗じて出力する。
【0020】3は加算器であり、乗算器2において定数
Kを乗じた値にアイドル状態における燃空比(以下、ア
イドル燃空比と称する)(WF/(P√θ))idleを加
算して出力する。ここで、アイドル燃空比はスタート時
スタート加速燃空比及び減速燃空比より大きい値とな
る。4は乗算器であり、加算器3が出力する値にP√θ
を乗じ、アイドル燃料流量値WFidleを出力する。5は
高値選択部であり、乗算器4が出力するアイドル燃料流
量値WFidleと手動燃料流量計算部10が出力する手動
燃料流量値WFmとを比較し、いずれか高い値を示す燃
料流量値を低値選択部13へ出力する。
【0021】次に上述した燃料流量制御装置の動作を説
明する。まず、手動燃料流量計算部10が出力する手動
燃料流量値WFmが最小値となるように図示しないスロ
ットルレバーを操作した後ジェットエンジンの始動を行
う。減算器1は予め設定されたアイドル状態における目
標回転数情報Nidleからエンジン回転数情報Nを減算
し、両者の差分を乗算器2へ出力する。乗算器2は、予
め設定されている定数Kを上記差分に乗じてその結果を
加算器3へ出力する。
【0022】加算器3において、乗算器2の出力にアイ
ドル燃空比値(WF/(P√θ))idleを加え、乗算器
4へ出力する。乗算器4において、加算器3が出力した
数値にP√θを乗じて、WFidleと乗算器2の出力とを
加えた燃料流量値が高値選択部5へ出力される。高値選
択部5において、手動燃料流量計算部10が手動燃料流
量値WFmを最小値で出力するため、乗算器4が出力す
る燃料流量値が選択され、低値選択部13へ出力され
る。
【0023】その後、高値選択部5が出力する燃料流量
値は低値選択部13においてスタート加速燃料流量値W
Fsと、また、高値選択部16において減速燃料流量値
WFrと比較され、スタート時は最終的にWFsの燃料流
量値が燃料流量指令値WFとして出力されてスタート加
速スケジュール燃料流量値に相当する燃料流量がジェッ
トエンジンに対して供給される。
【0024】以上ような燃料流量制御により、徐々にジ
ェットエンジンの回転数Nが上昇して予め設定されたア
イドル状態における目標回転数Nidleに近づいてくると
両者の差は小さくなり減算器1の出力は“0”に近づ
く。すなわち、加算器3において、アイドル燃空比値
(WF/(P√θ))idleに加算される値が徐々に小さ
くなって行き、低値選択部13において高値選択部5の
出力が選ばれるようになり、乗算器4の出力においてア
イドル燃料流量値WFidleに近づいて行く。
【0025】さらにジェットエンジンの回転数Nが上昇
して、予め設定されたアイドル状態における目標回転数
Nidleと一致すると、減算器1の出力は“0”となるた
め、乗算器4が出力するアイドル状態における燃料流量
値WFidleがそのままジェットエンジンの燃料流量指令
値WFとなり、燃料流量を制御する。このとき、ジェッ
トエンジンは自立作動しアイドル状態となる。
【0026】ここで、ジェットエンジンの回転数Nがア
イドル状態における目標回転数Nidleを超えた場合、減
算器1の出力はマイナスに転じ乗算器2で減算器1の出
力に定数Kを乗じた後、加算器3において、アイドル燃
空比(WF/(P√θ))idleを減じ、乗算器4の出力
においてアイドル燃料流量WFidleを下回る燃料流量が
ジェットエンジンに供給される。これにより、ジェット
エンジンの回転数Nをアイドル状態における目標回転数
Nidleまで低下させるための制御を行い、以後、アイド
ル状態における目標回転数Nidleを維持するように燃料
流量を制御する。
【0027】一旦エンジンがアイドル状態となった後
は、スロットルレバーを操作して任意の手動燃料流量制
御を行うことができ、その場合は、従来の燃料流量制御
と同様にスタート加速燃料流量値WFsおよび減速燃料
流量値WFrの範囲内で安全にジェットエンジンの燃料
流量制御を行うことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
始動時からアイドル状態となるまで、オーバーシュート
やハングアップを起こすことなくジェットエンジンの燃
料流量を制御し、アイドル状態となった後はそれを維持
する制御を行う。また、アイドル状態となった後は手動
による任意の燃料流量制御が可能となり、かつ、手動に
よる燃料流量制御が過度あるいは過小にならないように
制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による燃料流量制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 ターボファンエンジンの概略構造を示す断面
図である。
【図3】 従来の燃料流量制御装置の一例の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1……減算器、2……乗算器、3……加算器、4……乗
算器、5……高値選択部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジェットエンジンの回転数に対応して燃
    料流量の上限値および下限値を算出し、該上限値および
    下限値の範囲内で手動制御により燃料流量値を設定し、
    前記燃料流量値に基づいてジェットエンジンに対する燃
    料流量の制御を行う燃料流量制御装置において、 予め設定された目標アイドル回転数情報からジェットエ
    ンジンの回転数情報を減算する減算器と、 前記減算器が出力する減算結果に予め設定された定数を
    乗算する第1の乗算器と、 前記第1の乗算器の出力に対し、予め設定したアイドル
    状態における燃空比情報を加算する加算器と、 前記加算器が出力する加算結果に対してジェットエンジ
    ンの圧縮機の入口温度情報および前記圧縮機の圧力情報
    を乗じて燃料流量値を算出する第2の乗算器と、 前記第2の乗算器が出力する燃料流量値と前記手動制御
    により設定した燃料流量値とを比較し、より大きい燃料
    流量値を前記ジェットエンジンに対する燃料流量値とし
    て選択する高値選択手段とを具備することを特徴とする
    燃料流量制御装置。
JP18496494A 1994-08-05 1994-08-05 燃料流量制御装置 Withdrawn JPH0849562A (ja)

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JP18496494A JPH0849562A (ja) 1994-08-05 1994-08-05 燃料流量制御装置

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JPH0849562A true JPH0849562A (ja) 1996-02-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100402960B1 (ko) * 2001-08-24 2003-10-22 삼성테크윈 주식회사 가스터빈엔진의 제어방법

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106