JPH0848334A - 運搬用矩形容器 - Google Patents

運搬用矩形容器

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JPH0848334A
JPH0848334A JP20009794A JP20009794A JPH0848334A JP H0848334 A JPH0848334 A JP H0848334A JP 20009794 A JP20009794 A JP 20009794A JP 20009794 A JP20009794 A JP 20009794A JP H0848334 A JPH0848334 A JP H0848334A
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Toshihiro Kasahara
俊弘 笠原
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Sanko Co Ltd
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Mitsui and Co Ltd
Sanko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】フランジ4及び側壁3a、3bから突設された
リブg1、g2、g3で4方が囲まれた略上半分が深い
凹部g5’で略下半分が浅い凹部g5”に形成された保
持部Gとしての窪み部g5に、側面形状が略コの字状の
膨出部d1と該膨出部の下部水平部の先端部から下方に
略垂直に延設された垂直部d2とを有する識別部材Dを
嵌め込んだ運搬用矩形容器Cに関するものである。 【効果】識別部材を取り替えることにより、容器の転用
を行うことができるので、容器の効率的な運用を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、収納される物品或いは
使用目的等に応じて、運搬用矩形容器(以下、単に、
「容器」ともいう。)を識別するための識別部材が配設
された、上方に位置する容器を、下方に位置する容器内
に収容するように重ね合わせて多数の容器をコンパクト
に積み重ねる、所謂、ネスティング可能な、また、ネス
ティング状態から上方に位置する容器を平面上で180
度回転させることにより、上方に位置する容器を下方に
位置する容器上に積み重ねる、所謂、スタッキング可能
な容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、同一容器を、収納されている物品
の種類によって識別する必要がある場合、或いは、物品
の運搬に使用する容器と物品の陳列に使用する容器等の
ように容器の使用目的によって識別する必要がある場合
には、容器を色分けしたり、容器に識別可能な印刷を施
したり、或いは、容器に識別シール等を貼着するように
した容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、シーズン性の
ある物品を収納する容器の場合には、シーズンによって
容器の使用量が変動する場合があるが、このような場合
に、使用されていない色分け等の異なる容器を転用する
ことができず、また、同様に、色分け等の異なる陳列用
の容器を、運搬用の容器に転用することができず、容器
を効率的に運用することができないという問題がある。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の容器が有
する課題を解決するとともに、容器の識別を確実、迅速
に行うことができる容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1に、フランジ及び側壁から突設
されたリブで4方が囲まれた略上半分が深い凹部で略下
半分が浅い凹部に形成された保持部としての窪み部に、
側面形状が略コの字状の膨出部と該膨出部の下部水平部
の先端部から下方に略垂直に延設された垂直部とを有す
る識別部材を嵌め込んだものであり、第2に、上記容器
が、ネスティング及びスタッキング可能な容器であり、
第3には、上記保持部を、相対する側壁の中心線を挟ん
で対称位置に配設したものであり、第4には、保持部の
窪み部の上方に位置するフランジ及び段部の水平壁に透
孔を穿設するとともに、識別部材の膨出部の上部水平部
の上面及び膨出部の下部水平部の下面に突起部を突設
し、識別部材の該突起部d3を、それぞれ、保持部の上
記透孔に嵌合するようにしたものである。
【0006】本発明の容器の斜視図である図1、本発明
の容器の平面図である図2、本発明の容器及び識別部材
の部分拡大斜視図である図3及び識別部材が嵌着された
本発明の一部断面を含む部分拡大斜視図である図4を用
いて、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣
旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでは
ない。
【0007】容器Cは、底部1及び底部1に対して略垂
直或いは外側に向かってやや傾斜した側壁2a、2b、
3a、3bを有しており、本実施例においては、相対す
る一方の側壁2a、2bが、もう一方の側壁3a、3b
より長く形成されている。以下、長い方の側壁2a、2
bを長辺側壁2a、2bと称し、また、短い方の側壁3
a、3bを短辺側壁3a、3bと称するとともに、長辺
側壁2a、2b、一般について言及する場合には、単
に、長辺側壁2という。また、長辺側壁2a、2b及び
短辺側壁3a、3bの上端部からは、それぞれ、水平方
向に容器Cの外側方向に向けてフランジ4が延設されて
いる。
【0008】p1は、長辺側壁2の内壁に形成された、
容器Cの略半分の深さを有し容器Cの内側及び上部が開
放された平面形状が略コの字状の凹部からなる幅広ポケ
ットであり、s1は、幅広ポケットp1に隣接して或い
は接近して長辺側壁2の中央寄りの長辺側壁2の外壁に
略垂直に突設された柱状の幅狭支脚であり、幅狭支脚s
1の下端部は、底部1の底面1’より、やや上方に位置
しており、幅広ポケットp1と幅狭支脚s1の組み合わ
せにより、第1ポケット・支脚部H1を形成している。
また、s2は、長辺側壁2の外壁に略垂直に突設された
柱状の幅広支脚であり、幅広支脚s2の下端部は、上記
の幅狭支脚s1と同様に、底部1の底面1’より、やや
上方に位置しており、p2は、幅広支脚s2に隣接して
或いは接近して長辺側壁2の中央寄りの長辺側壁2の内
壁に形成された、容器Cの略半分の深さを有し容器Cの
内側及び上部が開放された平面形状が略コの字状の凹部
からなる幅狭ポケットであり、幅広支脚s2と幅狭ポケ
ットp2の組み合わせにより、第2支脚・ポケット部H
2が形成されている。また、容器Cをスタッキングする
際に、上に位置する容器Cの幅狭支脚s1及び幅広支脚
s2が、下に位置する容器Cのフランジ4に載置される
ように、幅狭支脚s1及び幅広支脚s2は、長辺側壁2
の外壁面から所定量突出しており、更に、本実施例にお
いては、幅狭支脚s1及び幅広支脚s2の下半分s
1’、s2’は、上半分s1”、s2”より、長辺側壁
2の外壁面からの突出量が少なくなるように構成されて
いる。
【0009】第1ポケット・支脚部H1を形成する幅広
ポケットp1の長辺側壁2の長さ方向に沿った内巾w1
は、第2支脚・ポケット部H2を形成する幅狭ポケット
p2の長辺側壁2の長さ方向に沿った内巾w2より広
く、また、第1ポケット・支脚部H1を形成する幅狭支
脚s1の長辺側壁2の長さ方向に沿った外巾w1’は、
第2支脚・ポケット部H2を形成する幅広支脚s2の長
辺側壁2の長さ方向に沿った外巾w2’より狭く形成さ
れており、容器Cをネスティングした際に、第1ポケッ
ト・支脚部H1を形成する幅広ポケットp1に、第2支
脚・ポケット部H2を形成する幅広支脚s2が、また、
第2支脚・ポケット部H2を形成する幅狭ポケットp2
に、第1ポケット・支脚部H1を形成する幅狭支脚s1
が、それぞれ、挿入可能なように構成されている。
【0010】図1及び図2に示されている実施例におい
ては、長辺側壁2aの両端部付近に、それぞれ、第1ポ
ケット・支脚部H1及び第2支脚・ポケット部H2が配
設されており、そして、長辺側壁2bの両端部付近に
は、長辺側壁2aの端部付近に配設された第1ポケット
・支脚部H1に対向するように第1ポケット・支脚部H
1が、また、長辺側壁2aの端部付近に配設された第2
ポケット・支脚部H2に対向するように第2ポケット・
支脚部H2が配設された例が示されているが、長辺側壁
2aの両端部付近に第1ポケット・支脚部H1を配設
し、そして、長辺側壁2bの両端部付近には、長辺側壁
2aの両端部付近に配設された第1ポケット・支脚部H
1に対向して第2ポケット・支脚部H2を配設すること
もできる。
【0011】上述したように、第1ポケット・支脚部H
1を形成する幅狭支脚s1の下端部及び第2ポケット・
支脚部H2を形成する幅広支脚s2の下端部は、共に、
底部1の底面1’よりやや上方に位置しているので、容
器Cをスタッキングした際には、上に位置する容器Cの
底部1の底面1’が、下に位置する容器Cのフランジ4
の上面より下に位置するように、上に位置する容器Cの
底部1が、下に位置する容器C内に、幾分、入り込んで
いる。従って、スタッキング状態において、上に位置す
る容器Cが、下に位置する容器Cに対して、横方向に移
動するようなことが防止でき、安定した状態で多くの容
器Cを積み重ねることができるように構成されている。
【0012】s3は、一方の短辺側壁3aの両端部付近
に配設された、上述した幅狭支脚s1及び幅広支脚s2
と同様の所定の外幅を有する短辺側支脚であり、p3
は、支脚s3より容器Cの中央寄りに配設された、上述
した幅広ポケットp1及び幅狭ポケットp2と同様の所
定の内幅を有する短辺側ポケットである。p4は、もう
一方の短辺側壁3bの両端部付近に、短辺側壁3aの両
端部付近に配設された短辺側支脚s3に対向するように
配設された、上記の短辺側ポケットp3と同じ内幅を有
する短辺側ポケットであり、s4は、短辺側ポケットp
4より容器Cの中央寄りに、短辺側壁3aの短辺側ポケ
ットp3に対向するように配設された、上記の短辺側支
脚s3と同じ外幅を有する短辺側支脚である。そして、
容器Cをネスティングした際に、短辺側壁3aの両端部
付近に配設された短辺側支脚s3が、短辺側壁3bの両
端部付近に配設された短辺側ポケットp4に、また、短
辺側壁3bの短辺側支脚s4が、短辺側壁3aの短辺側
ポケットp3に、それぞれ、挿入可能なように構成され
ている。
【0013】上述した構成を有する容器Cをスタッキン
グする場合には、上に位置する容器Cと下に位置する容
器Cが、共に同じ向きに、即ち、上に位置する容器Cの
長辺側壁2aと下に位置する容器Cの長辺側壁2aが、
また、上に位置する容器Cの長辺側壁2bと下に位置す
る容器Cの長辺側壁2bが、更に、上に位置する容器C
の短辺側壁3aと下に位置する容器Cの短辺側壁3a
が、更にまた、上に位置する容器Cの短辺側壁3bと下
に位置する容器Cの短辺側壁3bとが、それぞれ、上下
方向に位置するように、下に位置する容器C上に、上に
位置する容器Cが配置される。従って、上に位置する容
器Cの長辺側壁2a、2bに突設された、それぞれ2個
ずつの幅狭支脚s1、幅広支脚s2及び上に位置する容
器Cの短辺側壁3a、3bに突設された、それぞれ2個
ずつの短辺側支脚s3、s4の合計8個の支脚s1、s
2、s3、s4が、下に位置する容器Cのフランジ4に
載置され、容器Cがスタッキングされることになる。
【0014】ネスティングの場合には、上述したスタッ
キング状態にある上に位置する容器Cを、下に位置する
容器Cに対して平面上で180度回転させる。このよう
なネスティング状態では、上に位置する容器Cの長辺側
壁2aの外壁に突設された第1ポケット・支脚部H1の
幅狭支脚s1及び第2支脚・ポケット部H2の幅広支脚
s2が、それぞれ、下に位置する容器Cの長辺側壁2b
の内壁に設けられた幅狭ポケットp2及び幅広ポケット
p1に挿入され、また、上に位置する容器Cの長辺側壁
2bの外壁に突設された第1ポケット・支脚部H1の幅
狭支脚s1及び第2支脚・ポケット部H2の幅広支脚s
2が、それぞれ、下に位置する容器Cの長辺側壁2aの
内壁に設けられた幅狭ポケットp2及び幅広ポケットp
1に挿入されるとともに、上に位置する容器Cの短辺側
壁3aの外壁に突設された短辺側支脚s3が、下に位置
する容器Cの短辺側壁3bの内壁に設けられた短辺側ポ
ケットp4に挿入され、また、上に位置する容器Cの短
辺側壁3bの外壁に突設された短辺側支脚s4が、下に
位置する容器Cの短辺側壁3aの内壁に設けられた短辺
側ポケットp3に挿入されて、上に位置する容器Cが、
下に位置する容器C内に挿入され、ネスティングが完成
することになる。
【0015】上述したような構成を有する短辺側支脚s
3、s4及び短辺側ポケットp3、p4を、それぞれ、
短辺側壁3a、3bに配設することにより、容器Cを、
8個の支脚s1、s2、s3、s4により、安定的にス
タッキングすることができるものであるが、容器Cの大
きさ或いは収納される物品の大きさ、重さ等を考慮し
て、長辺側壁2a、2bに設けられた支脚s1、s2の
4個のスタッキングで十分である場合には、短辺側壁3
a、3bに配設された短辺側支脚s3、s4及び短辺側
ポケットp3、p4を省略することができる。
【0016】次に、主として、図3及び図4を用いて、
識別部材D及び短辺側壁3a、3bの外壁に設けられた
識別部材Dが、着脱自在に、嵌まり込み取着される保持
部Gについて説明する。
【0017】g1、g2は、それぞれ、所定の間隔を置
いて短辺側壁3aの外壁3a’から略垂直に突設される
とともに、その上端部がフランジ4の下面4’に連結さ
れた垂直リブであり、また、g3は、垂直リブg1、g
2の下端部間に配設された水平リブであり、本実施例に
おいては、垂直リブg1、g2の先端部g1’、g
2’、水平リブg3の先端部g3’及びフランジ4の先
端部4”が、同一垂直面内にあるように構成されている
が、垂直リブg1、g2の先端部g1’、g2’と水平
リブg3の先端部g3’が、フランジ4の先端部4”よ
り、短辺側壁3aの外壁3a’側に引っ込んだように構
成することもできる。g4は、フランジ4、垂直リブg
1、g2、水平リブg3及び短辺側壁3aの外壁3a’
により形成される空間部の略下半分に設けられた段部で
あり、段部g4の垂直壁g4’は、水平リブg3の先端
部g3’より、短辺側壁3aの外壁3a’側に位置して
いる。従って、フランジ4、垂直リブg1、g2、水平
リブg3及び短辺側壁3aの外壁3a’により形成され
る空間部は、段部g4により、略上半分の深い凹部g
5’と略下半分の浅い凹部g5”が上下方向に連続した
窪み部g5に構成されている。g6は、窪み部g5の上
方に位置するフランジ4に穿設された透孔であり、ま
た、g7は、段部g4の水平壁g4”に穿設された透孔
である。
【0018】上述したような構成を有する保持部Gは、
図1及び図2に示されているように、短辺側壁3aの外
壁3a’に、短辺側壁3aの中心線を挟んで対称位置に
2個設けられており、また、同じように、もう一方の短
辺側壁3bの外壁3b’に、短辺側壁3bの中心線を挟
んで対称位置に2個設けられている。このように、保持
部Gを、短辺側壁3a、3bに、それぞれ、その中心線
を挟んで対称的に2個ずつ配設したことにより、容器C
がスタッキングされた場合にも、また、ネスティングさ
れた場合にも、常に、後述する色分け等が施された識別
部材Dが、各短辺側壁3a、3bに、縦方向に平行な2
列の直線状に配列されるので、誤って、異なる物品が収
納された異なる識別部材Dが嵌め込まれた容器Cが混在
されてい場合にも、このような容器Cを容易に見分ける
ことができる。勿論、このような保持部Gを、短辺側壁
3a、3bに代えて長辺側壁2a、2bに配設すること
も、また、短辺側壁3a、3bと長辺側壁2a、2bの
両方に配設することもできる。
【0019】識別部材Dは、上述した窪み部g5の略上
半分の深い凹部g5’に嵌合可能な側面形状が略コの字
状の膨出部d1及び膨出部d1の下部水平部d1’の先
端部から下方に略垂直に延設された、上述した窪み部g
5の略下半分の浅い凹部g5”に挿着される垂直部d2
を有しており、識別部材Dは、合成樹脂で一体に成形さ
れている。
【0020】d3は、膨出部d1の上部水平部d1”の
上面に突設された突起部であり、保持部Gの窪み部g5
に識別部材Dを挿着した際に、突起部d3が、窪み部g
5の上方に位置するフランジ4に穿設された透孔g6に
嵌合できるように構成されている。d4は、膨出部d1
の下部水平部d1’の下面から突設された突起部であ
り、同じく、窪み部g5に識別部材Dを挿着した際に、
突起部d4が、段部g5の水平壁g5”に穿設された透
孔g7に嵌合できるように構成されている。従って、窪
み部g5に識別部材Dを挿着した際に、突起部d3が、
フランジ4に穿設された透孔g6に嵌合し、また、突起
部d4が、段部g5の水平壁g5”に穿設された透孔g
7に嵌合することにより、識別部材Dが、窪み部g5か
ら簡単に外れないように、識別部材Dを窪み部g5に嵌
め込むことができる。なお、識別部材Dの窪み部g5へ
の嵌め込みを容易にするために、突起部d3、d4の先
端部に、嵌め込み方向に向かって傾斜する傾斜部d
3’、d4’を設けることが好ましい。
【0021】窪み部g5から、識別部材Dを取り外す場
合には、例えば、識別部材Dの垂直部d2の下端部d
2’と水平リブg3の上面g3”との間の隙間にマイナ
スドライバー等の平板状の器具を挿入して、識別部材D
の垂直部d2を、識別部材Dの弾性を利用して上方に持
ち上げて、突起部d4を、段部g5の水平壁g5”に穿
設された透孔g7から抜くとともに、識別部材Dの垂直
部d2を、窪み部g5の略下半分の浅い凹部g5”から
取り出し、次いで、識別部材Dを下方に移動させて、突
起部d3をフランジ4に穿設された透孔g6から抜くこ
とにより、識別部材Dを保持部Gの窪み部g5から取り
外すことができる。上述したように、識別部材Dを、側
面形状が略コの字状の膨出部d1と膨出部d1の下部水
平部d1’の先端部から下方に略垂直に延設された垂直
部d2により形成したので、上記のように、マイナスド
ライバー等の平板状の器具により、垂直部d2を上方に
持ち上げた際に、側面形状が略コの字状の膨出部d1
が、一種の弾性を有するバネ部材のように撓み、突起部
d4を、段部g5の水平壁g5”に穿設された透孔g7
から簡単に抜くことができる。
【0022】容器Cに収納される物品の種類に応じて或
いは容器Cの使用目的に応じて、種々の色の識別部材D
を用意しておき、識別部材Dを容器Cの保持部Gの窪み
部g5に嵌め込むことにより、容器Cの識別を行う。ま
た、異なる物品が収納された容器C或いは使用目的の異
なる容器Cに転用する場合には、上述したように容器C
の保持部Gから識別部材Dを取り出し、識別部材Dが取
り出された容器Cの保持部Gに、所望の識別部材Dを嵌
合する。なお、識別部材Dを、着色合成樹脂チップで成
形することにより色付けすることも、また、識別部材D
を、塗装により色付けすることもできる。更には、識別
部材Dに適当なラベルを貼着することにより、識別部材
Dに識別機能を持たせることもできる。
【0023】なお、ネスティング及びスタッキング可能
な容器Cの側壁2a、2b、3a、3bに保持部Gを配
設した実施例について説明したが、上述した構成を有す
る保持部G及び識別部材の組合せを、一般の容器に適用
することもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載される効果を奏するものであ
る。
【0025】識別部材を取り替えることにより、容器の
転用を行うことができるので、容器の効率的な運用を行
うことができる。
【0026】相対する側壁の中心線を挟んで対称の位置
に配設された保持部に、それぞれ、識別部材を嵌め込ん
だので、容器がスタッキングされた場合にも、また、ネ
スティングされた場合にも、常に、識別部材が、縦方向
に平行な2列の直線状に配列されるので、誤って異なる
識別部材が嵌め込まれた容器を容易に見分けることがで
きる。
【0027】識別部材を、側面形状が略コの字状の膨出
部と膨出部の下部水平部の先端部から下方に略垂直に延
設された垂直部により形成したので、垂直部を上方に持
ち上げた際に、側面形状が略コの字状の膨出部が、一種
の弾性を有するバネ部材のように撓み、膨出部の下部水
平部の下面に突設された突起部を、保持部の段部の水平
壁に穿設された透孔から簡単に抜くことができ、従っ
て、識別部材を、迅速に容器の保持部から取り外すこと
ができる。
【0028】保持部の窪み部の上方に位置するフランジ
及び段部の水平壁に透孔を穿設するとともに、識別部材
の膨出部の上部水平部の上面及び膨出部の下部水平部の
下面に突起部を突設し、識別部材の該突起部を、それぞ
れ、保持部の上記透孔に嵌合するようにしたので、容器
の保持部への識別部材の嵌め込み、取り外しを簡単に、
しかも、迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の容器の斜視図である。
【図2】図2は本発明の容器の平面図である。
【図3】図3は本発明の容器及び識別部材の部分拡大斜
視図である。
【図4】図4は一部断面を含む識別部材が嵌着された本
発明の容器の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
C・・・・・・・容器 D・・・・・・・識別部材 H1・・・・・・第1ポケット・支脚部 H2・・・・・・第2ポケット・支脚部 G・・・・・・・保持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フランジ及び側壁から突設されたリブで4
    方が囲まれた略上半分が深い凹部で略下半分が浅い凹部
    に形成された保持部としての窪み部に、側面形状が略コ
    の字状の膨出部と該膨出部の下部水平部の先端部から下
    方に略垂直に延設された垂直部とを有する識別部材を嵌
    め込んだことを特徴とする運搬用矩形容器。
  2. 【請求項2】上記容器が、ネスティング及びスタッキン
    グ可能な容器であることを特徴とする請求項1に記載の
    運搬用矩形容器。
  3. 【請求項3】上記保持部を、相対する側壁の中心線を挟
    んで対称位置に配設したことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の運搬用矩形容器。
  4. 【請求項4】保持部の窪み部の上方に位置するフランジ
    及び段部の水平壁に透孔を穿設するとともに、識別部材
    の膨出部の上部水平部の上面及び膨出部の下部水平部の
    下面に突起部を突設し、識別部材の該突起部を、それぞ
    れ、保持部の上記透孔に嵌合するようにしたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載に運搬用矩形容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998049067A1 (de) * 1997-04-29 1998-11-05 Perstorp Norkun Kunststoffverarbeitung Gmbh Lager- und transportbehälter aus kunststoff
JP2007101831A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Mitsubishi Materials Corp 識別情報表示ラベル及び収納容器並びに識別情報表示方法
JP2019064715A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 三甲株式会社 容器
JP2019142568A (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 三甲株式会社 タグホルダ付き容器およびタグホルダ

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