JPH084808Y2 - 培土器における抵抗棒 - Google Patents
培土器における抵抗棒Info
- Publication number
- JPH084808Y2 JPH084808Y2 JP1989003731U JP373189U JPH084808Y2 JP H084808 Y2 JPH084808 Y2 JP H084808Y2 JP 1989003731 U JP1989003731 U JP 1989003731U JP 373189 U JP373189 U JP 373189U JP H084808 Y2 JPH084808 Y2 JP H084808Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistance rod
- groove
- excavated soil
- rod
- resistance
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、不耕起圃場に播種する際に用いられる培土
器における抵抗棒に係り、詳しくは、培土器に前進抵抗
を附与して器体の安定性を図るために設けられる抵抗棒
を二分割し、下部抵抗棒の上下移動操作のみで、圃場状
態に適応した抵抗棒の調節ができるようにした培土器に
おける抵抗棒に関するものである。
器における抵抗棒に係り、詳しくは、培土器に前進抵抗
を附与して器体の安定性を図るために設けられる抵抗棒
を二分割し、下部抵抗棒の上下移動操作のみで、圃場状
態に適応した抵抗棒の調節ができるようにした培土器に
おける抵抗棒に関するものである。
培土器に設けられる従来の抵抗棒は、作溝装置等に取
付けた一本状の棒体で形成されて培土器に装着されてい
たので、軟弱な圃場や硬い圃場など、それぞれの圃場状
態に適応するように抵抗棒を作溝装置等に対して上下に
移動させて調節すると、その際培土器も抵抗棒の調節に
伴って同時に上下移動するため、抵抗棒を圃場状態に適
応した位置に調節した後、重量物の培土器を移動前の元
位置に戻さなければならず、このため、抵抗棒の調節が
極めて面倒で、簡単かつ容易にできない不具合があっ
た。
付けた一本状の棒体で形成されて培土器に装着されてい
たので、軟弱な圃場や硬い圃場など、それぞれの圃場状
態に適応するように抵抗棒を作溝装置等に対して上下に
移動させて調節すると、その際培土器も抵抗棒の調節に
伴って同時に上下移動するため、抵抗棒を圃場状態に適
応した位置に調節した後、重量物の培土器を移動前の元
位置に戻さなければならず、このため、抵抗棒の調節が
極めて面倒で、簡単かつ容易にできない不具合があっ
た。
本考案は上記のような実状に鑑み、従来の不具合を一
掃すべく創案されたものであって、その目的とするとこ
ろは、従来一本状の棒体からなる抵抗棒を二分割して培
土器に装着したことにより、圃場状態に対応して抵抗棒
を調節する必要が生じた場合には、単に下部抵抗棒の上
下移動操作のみで、何ら培土器の移動を伴うことなく極
めて簡単かつ容易に抵抗棒を圃場状態に適応した位置に
調節することができると共に、抵抗棒を個別的に軽量化
し得て抵抗棒の持ち運びや培土器への装着時、離脱時の
取扱いも容易にできる培土器における抵抗棒を提供しよ
うとするにある。
掃すべく創案されたものであって、その目的とするとこ
ろは、従来一本状の棒体からなる抵抗棒を二分割して培
土器に装着したことにより、圃場状態に対応して抵抗棒
を調節する必要が生じた場合には、単に下部抵抗棒の上
下移動操作のみで、何ら培土器の移動を伴うことなく極
めて簡単かつ容易に抵抗棒を圃場状態に適応した位置に
調節することができると共に、抵抗棒を個別的に軽量化
し得て抵抗棒の持ち運びや培土器への装着時、離脱時の
取扱いも容易にできる培土器における抵抗棒を提供しよ
うとするにある。
上記課題を解決するため、本考案が採用した技術手段
は、不耕起圃場に畦立する畦幅と同じ間隔で配設した作
溝爪で溝部を掘削形成する作溝装置に、上下方向の抵抗
棒を介して支持されている。堆積した掘削土を溝部両側
の畦上に掬上げる掘削土掬上げ体と、跳上げられた掘削
土を畦上に覆土する左右一対の掘削土受け翼板とでなる
培土器において、上記掘削土掬上げ体の後部で、かつ掘
削土受け翼板の対向間に位置した抵抗棒を、上部抵抗棒
と下部抵抗棒とに二分割し、作溝装置のツールバーに固
定支持した上部抵抗棒の下端部を、培土器に固設した上
下方向の筒状体に上方から嵌合すると共に、下部抵抗棒
の上端部を、上記筒状体に下方から上下位置調節自在に
嵌合して、下方に突出した下部抵抗棒の上下調節のみで
圃場状態に適応した抵抗棒の調節を行い得るように構成
したことを特徴とするものである。
は、不耕起圃場に畦立する畦幅と同じ間隔で配設した作
溝爪で溝部を掘削形成する作溝装置に、上下方向の抵抗
棒を介して支持されている。堆積した掘削土を溝部両側
の畦上に掬上げる掘削土掬上げ体と、跳上げられた掘削
土を畦上に覆土する左右一対の掘削土受け翼板とでなる
培土器において、上記掘削土掬上げ体の後部で、かつ掘
削土受け翼板の対向間に位置した抵抗棒を、上部抵抗棒
と下部抵抗棒とに二分割し、作溝装置のツールバーに固
定支持した上部抵抗棒の下端部を、培土器に固設した上
下方向の筒状体に上方から嵌合すると共に、下部抵抗棒
の上端部を、上記筒状体に下方から上下位置調節自在に
嵌合して、下方に突出した下部抵抗棒の上下調節のみで
圃場状態に適応した抵抗棒の調節を行い得るように構成
したことを特徴とするものである。
したがって、本考案によれば、作溝装置に培土器を支
持した抵抗棒を、二分割することによって、下部抵抗棒
を培土器に対して上下移動操作するのみで圃場状態に適
応した抵抗棒の調節ができるので、例えば、湿田など圃
場が軟弱なために、抵抗棒の接地側を培土器の掘削土掬
上げ体の下面より下方に突出させ、培土器の下がりを防
止して溝部の深さを一定にする必要がある場合、または
圃場が硬いために、抵抗棒の接地側を掘削土掬上げ体の
下面より上方へ持上げて掘削土掬上げ体で溝部を形成さ
せる必要がある場合などには、単に下部抵抗棒のみを培
土器に対して上下移動させるのみで、何ら培土器の移動
を伴うことなしに、抵抗棒を圃場状態に適応した位置に
極めて簡単かつ容易に調節することができる。そのう
え、抵抗棒を二分割したことと相俟って、抵抗棒を個別
的に軽量化することができ、したがって抵抗棒の持ち運
びや培土器への装着時、離脱等の取扱いも容易にでき
る。
持した抵抗棒を、二分割することによって、下部抵抗棒
を培土器に対して上下移動操作するのみで圃場状態に適
応した抵抗棒の調節ができるので、例えば、湿田など圃
場が軟弱なために、抵抗棒の接地側を培土器の掘削土掬
上げ体の下面より下方に突出させ、培土器の下がりを防
止して溝部の深さを一定にする必要がある場合、または
圃場が硬いために、抵抗棒の接地側を掘削土掬上げ体の
下面より上方へ持上げて掘削土掬上げ体で溝部を形成さ
せる必要がある場合などには、単に下部抵抗棒のみを培
土器に対して上下移動させるのみで、何ら培土器の移動
を伴うことなしに、抵抗棒を圃場状態に適応した位置に
極めて簡単かつ容易に調節することができる。そのう
え、抵抗棒を二分割したことと相俟って、抵抗棒を個別
的に軽量化することができ、したがって抵抗棒の持ち運
びや培土器への装着時、離脱等の取扱いも容易にでき
る。
以下、本考案の実施例を添附図面を参照して詳細に説
明する。先ず第1図および第2図において、Aは作溝装
置、Bは培土器であって、該培土器Bは作溝装置Aの後
部フレーム1の後方に連結されている。
明する。先ず第1図および第2図において、Aは作溝装
置、Bは培土器であって、該培土器Bは作溝装置Aの後
部フレーム1の後方に連結されている。
上記作溝装置Aは、伝動ケース2の下部に横架された
回転軸3に、不耕起圃場に畦立する畦幅と同じ間隔で配
設された作溝爪4,4…と、伝動ケース2の頂部に固設さ
れたトップマスト5と、前端部を伝動ケース2側の主フ
レーム6に上下傾動可能に軸支され、かつ後端部をツー
ルバー7と直交して連結された支持フレーム8と、該支
持フレーム8とトップマスト5との間に跨設された調節
体9とによって構成されている。そして、上記のように
構成された作溝装置Aは、図示しないトラクタの後部に
トップリンクおよび左右一対のロアリンクを介して連結
され、トラクタの動力取出軸から動力の伝達を受けて作
溝爪4,4…を回転させながら牽引されるようになってい
る。
回転軸3に、不耕起圃場に畦立する畦幅と同じ間隔で配
設された作溝爪4,4…と、伝動ケース2の頂部に固設さ
れたトップマスト5と、前端部を伝動ケース2側の主フ
レーム6に上下傾動可能に軸支され、かつ後端部をツー
ルバー7と直交して連結された支持フレーム8と、該支
持フレーム8とトップマスト5との間に跨設された調節
体9とによって構成されている。そして、上記のように
構成された作溝装置Aは、図示しないトラクタの後部に
トップリンクおよび左右一対のロアリンクを介して連結
され、トラクタの動力取出軸から動力の伝達を受けて作
溝爪4,4…を回転させながら牽引されるようになってい
る。
一方、培土器Bは、上記作溝爪4,4…の回転により不
耕起圃場に掘削形成された溝部に侵入して、その底部に
堆積する掘削土を掬上げながら溝部両側方の畦上に案内
する掘削土掬上げ体10と、作溝爪4,4…の回転により跳
上げられた掘削土を畦上に播種した種子に均平に覆土す
る左右一対の掘削土受け翼板11とによって一体的に構成
されている。
耕起圃場に掘削形成された溝部に侵入して、その底部に
堆積する掘削土を掬上げながら溝部両側方の畦上に案内
する掘削土掬上げ体10と、作溝爪4,4…の回転により跳
上げられた掘削土を畦上に播種した種子に均平に覆土す
る左右一対の掘削土受け翼板11とによって一体的に構成
されている。
すなわち、掘削土掬上げ体10は作溝爪4,4…の直後に
配設されて、前面10a側を内方に向けて弧状面に形成さ
れていると共に、左右一対の側板12が後方に延設されて
いる(第4図参照)。また、左右一対の掘削土受け翼板
11は、掘削土掬上げ体10の上部に位置して後方が拡開す
るように固設され、かつ下部から上部に向けて順次両側
方に湾曲させて形成されており、その上部間はリヤカバ
ー13に取付けられたゴム板14によって覆われている。
配設されて、前面10a側を内方に向けて弧状面に形成さ
れていると共に、左右一対の側板12が後方に延設されて
いる(第4図参照)。また、左右一対の掘削土受け翼板
11は、掘削土掬上げ体10の上部に位置して後方が拡開す
るように固設され、かつ下部から上部に向けて順次両側
方に湾曲させて形成されており、その上部間はリヤカバ
ー13に取付けられたゴム板14によって覆われている。
15は抵抗棒であって、該抵抗棒15は直状棒体からなる
上部抵抗棒15aと、直状棒体の下端から後方へ延設され
たL字状棒体からなる下部抵抗棒15bとに二分割され、
掘削土掬上げ体10の後部で、かつ掘削土受け翼板11の対
向間に位置して、培土器Bのブラケット16に固設された
筒状体17にそれぞれ嵌合されて上下方向に支持されてい
る。すなわち、上部抵抗棒15aは下端部を筒状体17に上
方から嵌合された状態で、上端部がツールバー7に固設
したブラケット18にセットボルト19を介して螺着され、
また、下部抵抗棒15bは上端部を筒状体17に下方から嵌
合された状態で、該筒状体17の一側上下方向に穿設した
調節孔20,20…を選択することによって、セットボルト2
1を介して上下位置調節自在に螺着されている。22は下
部抵抗棒15bの下面に突設した板状突起であって、該板
状突起22は、下部抵抗棒15bが溝部の底面を滑走した
際、溝部の中央部に割れ目を形成して降雨時に溝部に流
入した雨水を土中に浸透させて排水を促進させるもので
ある。
上部抵抗棒15aと、直状棒体の下端から後方へ延設され
たL字状棒体からなる下部抵抗棒15bとに二分割され、
掘削土掬上げ体10の後部で、かつ掘削土受け翼板11の対
向間に位置して、培土器Bのブラケット16に固設された
筒状体17にそれぞれ嵌合されて上下方向に支持されてい
る。すなわち、上部抵抗棒15aは下端部を筒状体17に上
方から嵌合された状態で、上端部がツールバー7に固設
したブラケット18にセットボルト19を介して螺着され、
また、下部抵抗棒15bは上端部を筒状体17に下方から嵌
合された状態で、該筒状体17の一側上下方向に穿設した
調節孔20,20…を選択することによって、セットボルト2
1を介して上下位置調節自在に螺着されている。22は下
部抵抗棒15bの下面に突設した板状突起であって、該板
状突起22は、下部抵抗棒15bが溝部の底面を滑走した
際、溝部の中央部に割れ目を形成して降雨時に溝部に流
入した雨水を土中に浸透させて排水を促進させるもので
ある。
叙上の構成において、いま、培土器Bを後部に連結し
た作溝装置Aを図示しないトラクタによって牽引する
と、不耕起圃場には作溝爪4,4…の回転により一定幅の
溝部が掘削形成されると共に、培土器Bは下部抵抗棒15
bにより前進抵抗を受けながら安定した状態で前進し、
作溝爪4,4…による掘削軌跡に追従して掘削土掬上げ体1
0が溝部に侵入して、その底部に堆積する掘削土を高く
掬上げて溝部両側方の畦上に案内し、畦上に崩れ落ちた
掘削土は左右一対の掘削土受け翼板11の下縁部で均平化
されていく。一方、作溝爪4,4…により跳上げられた掘
削土は上記掘削土受け翼板11に衝突し、拡散しながら不
耕起圃場に播種した種子に均平に覆土される。
た作溝装置Aを図示しないトラクタによって牽引する
と、不耕起圃場には作溝爪4,4…の回転により一定幅の
溝部が掘削形成されると共に、培土器Bは下部抵抗棒15
bにより前進抵抗を受けながら安定した状態で前進し、
作溝爪4,4…による掘削軌跡に追従して掘削土掬上げ体1
0が溝部に侵入して、その底部に堆積する掘削土を高く
掬上げて溝部両側方の畦上に案内し、畦上に崩れ落ちた
掘削土は左右一対の掘削土受け翼板11の下縁部で均平化
されていく。一方、作溝爪4,4…により跳上げられた掘
削土は上記掘削土受け翼板11に衝突し、拡散しながら不
耕起圃場に播種した種子に均平に覆土される。
ところで、上記一連の掘削−溝部形成−覆土の作業を
行う場合、圃場状態によって抵抗棒15を調節する必要が
生じる。例えば、湿田など圃場が軟弱なために、抵抗棒
15の接地側を培土器Bの掘削土掬上げ体10の下面より下
方に突出させて培土器Bの下がりを防止したい場合と
か、逆に圃場が硬いために、抵抗棒15の接地側を掘削土
掬上げ体10の下面より上方へ持上げたい場合には、培土
器Bに装着されている抵抗棒15を調節しなければならな
い。この場合、本考案においては、作溝装置Aに培土器
Bを支持した抵抗棒15を、ツールバー7に固定支持され
て下端部が筒状体17に嵌合された上部抵抗棒15aと、筒
状体17に上端部が嵌合された上下位置調節自在の下部抵
抗棒15bとに二分割したので、抵抗棒15を圃場状態に適
応した位置に調節するには、単にセットボルト21を弛め
て下部抵抗棒15bのみを筒状体17に対して上下移動させ
て螺着するだけでよいため、調節操作が極めて簡単かつ
容易にできる。そのうえ、抵抗棒15を二分割したことに
よって、その重量も二分されて個別的に軽量化すること
ができ、したがって、抵抗棒15の持ち運びや培土器Bへ
の装着時、離脱時の取扱いも容易である。
行う場合、圃場状態によって抵抗棒15を調節する必要が
生じる。例えば、湿田など圃場が軟弱なために、抵抗棒
15の接地側を培土器Bの掘削土掬上げ体10の下面より下
方に突出させて培土器Bの下がりを防止したい場合と
か、逆に圃場が硬いために、抵抗棒15の接地側を掘削土
掬上げ体10の下面より上方へ持上げたい場合には、培土
器Bに装着されている抵抗棒15を調節しなければならな
い。この場合、本考案においては、作溝装置Aに培土器
Bを支持した抵抗棒15を、ツールバー7に固定支持され
て下端部が筒状体17に嵌合された上部抵抗棒15aと、筒
状体17に上端部が嵌合された上下位置調節自在の下部抵
抗棒15bとに二分割したので、抵抗棒15を圃場状態に適
応した位置に調節するには、単にセットボルト21を弛め
て下部抵抗棒15bのみを筒状体17に対して上下移動させ
て螺着するだけでよいため、調節操作が極めて簡単かつ
容易にできる。そのうえ、抵抗棒15を二分割したことに
よって、その重量も二分されて個別的に軽量化すること
ができ、したがって、抵抗棒15の持ち運びや培土器Bへ
の装着時、離脱時の取扱いも容易である。
第3図および第4図は抵抗棒15を二分割することな
く、従来同様の抵抗棒でありながら、該抵抗棒15を培土
器Bのブラケット16に溶着した外側筒状体23に上下摺動
自在に嵌合した内側筒状体24に、同じく上下摺動自在に
嵌合し、該内側筒状体24に溶着したセットボルト25で上
下調節固定自在に支持すると共に、外側筒状体23にもセ
ットボルト26を溶着し、該セットボルト26を介して培土
器Bを中側筒状体24に沿って上下調節固定自在に支持す
るようにしたものである。したがって、このものにおい
ては、圃場状態に対応して抵抗棒15と培土器Bとをそれ
ぞれ単独で調節することができる。
く、従来同様の抵抗棒でありながら、該抵抗棒15を培土
器Bのブラケット16に溶着した外側筒状体23に上下摺動
自在に嵌合した内側筒状体24に、同じく上下摺動自在に
嵌合し、該内側筒状体24に溶着したセットボルト25で上
下調節固定自在に支持すると共に、外側筒状体23にもセ
ットボルト26を溶着し、該セットボルト26を介して培土
器Bを中側筒状体24に沿って上下調節固定自在に支持す
るようにしたものである。したがって、このものにおい
ては、圃場状態に対応して抵抗棒15と培土器Bとをそれ
ぞれ単独で調節することができる。
これを要するに本考案は、不耕起圃場に畦立する畦幅
と同じ間隔で配設した作溝爪で溝部を掘削形成する作溝
装置に、上下方向の抵抗棒を介して支持されている、堆
積した掘削土を溝部両側の畦上に掬上げる掘削土掬上げ
体と、跳上げられた掘削土を畦上に覆土する左右一対の
掘削土受け翼板とでなる培土器において、上記掘削土掬
上げ体の後部で、かつ掘削土受け翼板の対向間に位置し
た抵抗棒を、上部抵抗棒と下部抵抗棒とに二分割し、作
溝装置のツールバーに固定支持した上部抵抗棒の下端部
を、培土器に固設した上下方向の筒状体に上方から嵌合
すると共に、下部抵抗棒の上端部を、上記筒状体に下方
から上下位置調節自在に嵌合して、下方に突出した下部
抵抗棒の上下調節のみで圃場状態に適応した抵抗棒の調
節を行い得るように構成したから、次のような格別顕著
な効果を奏する。
と同じ間隔で配設した作溝爪で溝部を掘削形成する作溝
装置に、上下方向の抵抗棒を介して支持されている、堆
積した掘削土を溝部両側の畦上に掬上げる掘削土掬上げ
体と、跳上げられた掘削土を畦上に覆土する左右一対の
掘削土受け翼板とでなる培土器において、上記掘削土掬
上げ体の後部で、かつ掘削土受け翼板の対向間に位置し
た抵抗棒を、上部抵抗棒と下部抵抗棒とに二分割し、作
溝装置のツールバーに固定支持した上部抵抗棒の下端部
を、培土器に固設した上下方向の筒状体に上方から嵌合
すると共に、下部抵抗棒の上端部を、上記筒状体に下方
から上下位置調節自在に嵌合して、下方に突出した下部
抵抗棒の上下調節のみで圃場状態に適応した抵抗棒の調
節を行い得るように構成したから、次のような格別顕著
な効果を奏する。
圃場状態に対応して抵抗棒を調節する必要が生じた
場合には、ツールバーに固定支持した上部抵抗棒の下端
部が、培土器に固設した筒状体に上方から嵌合して培土
器を支持しているので、筒状体に上端部が嵌合した下部
抵抗棒を、上下位置調節するのみで、圃場状態に適応し
た位置に抵抗棒を調節することができて、従来のように
培土器に装着した抵抗棒を上下移動させて調節した際、
培土器も同時に上下移動する不具合がなく、したがっ
て、抵抗棒を調節した後、培土器を元位置に戻す必要が
全くないから、抵抗棒の調節が極めて簡単かつ容易にで
きる。
場合には、ツールバーに固定支持した上部抵抗棒の下端
部が、培土器に固設した筒状体に上方から嵌合して培土
器を支持しているので、筒状体に上端部が嵌合した下部
抵抗棒を、上下位置調節するのみで、圃場状態に適応し
た位置に抵抗棒を調節することができて、従来のように
培土器に装着した抵抗棒を上下移動させて調節した際、
培土器も同時に上下移動する不具合がなく、したがっ
て、抵抗棒を調節した後、培土器を元位置に戻す必要が
全くないから、抵抗棒の調節が極めて簡単かつ容易にで
きる。
抵抗棒を二分割したことと相俟って、抵抗棒の重量
も二分され、このため、抵抗棒を個別的に軽量化し得
て、抵抗棒の持ち運びや培土器への装着時、離脱時の取
扱いが容易にできる。
も二分され、このため、抵抗棒を個別的に軽量化し得
て、抵抗棒の持ち運びや培土器への装着時、離脱時の取
扱いが容易にできる。
図面は本考案に係る培土器における抵抗棒の実施例を示
すものであって、第1図は作溝装置に連結した培土器の
全体側面図、第2図は培土器に装着した抵抗棒の全体側
面図、第3図は他の抵抗棒を示す全体側面図、第4図は
第3図のA−A線断面図である。 A…作溝装置、B…培土器、4…作溝爪、7…ツールバ
ー、10…掘削土掬上げ体、11…掘削土受け翼板、15…抵
抗棒、15a…上部抵抗棒、15b…下部抵抗棒、17…筒状体
すものであって、第1図は作溝装置に連結した培土器の
全体側面図、第2図は培土器に装着した抵抗棒の全体側
面図、第3図は他の抵抗棒を示す全体側面図、第4図は
第3図のA−A線断面図である。 A…作溝装置、B…培土器、4…作溝爪、7…ツールバ
ー、10…掘削土掬上げ体、11…掘削土受け翼板、15…抵
抗棒、15a…上部抵抗棒、15b…下部抵抗棒、17…筒状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−46802(JP,U) 実開 昭58−52908(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】不耕起圃場に畦立する畦幅と同じ間隔で配
設した作溝爪で溝部を掘削形成する作溝装置に、上下方
向の抵抗棒を介して支持されている、堆積した掘削土を
溝部両側の畦上に掬上げる掘削土掬上げ体と、跳上げら
れた掘削土を畦上に覆土する左右一対の掘削土受け翼板
とでなる培土器において、上記掘削土掬上げ体の後部
で、かつ掘削土受け翼板の対向間に位置した抵抗棒を、
上部抵抗棒と下部抵抗棒とに二分割し、作溝装置のツー
ルバーに固定支持した上部抵抗棒の下端部を、培土器に
固設した上下方向の筒状体に上方から嵌合すると共に、
下部抵抗棒の上端部を、上記筒状体に下方から上下位置
調節自在に嵌合して、下方に突出した下部抵抗棒の上下
調節のみで圃場状態に適応した抵抗棒の調節を行い得る
ように構成したことを特徴とする培土器における抵抗
棒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989003731U JPH084808Y2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | 培土器における抵抗棒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989003731U JPH084808Y2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | 培土器における抵抗棒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0293903U JPH0293903U (ja) | 1990-07-26 |
JPH084808Y2 true JPH084808Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=31205627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989003731U Expired - Lifetime JPH084808Y2 (ja) | 1989-01-17 | 1989-01-17 | 培土器における抵抗棒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084808Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4972179B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2012-07-11 | 株式会社クボタ | 耕耘装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5852908U (ja) * | 1981-09-29 | 1983-04-11 | セイレイ工業株式会社 | 抵抗棒等の取付ユニツト |
JPS6046802U (ja) * | 1983-09-08 | 1985-04-02 | 山中 仙也 | 耕うん機 |
-
1989
- 1989-01-17 JP JP1989003731U patent/JPH084808Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0293903U (ja) | 1990-07-26 |
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