JPH0847973A - インフレーション二軸延伸樹脂フィルムの製造方法 - Google Patents
インフレーション二軸延伸樹脂フィルムの製造方法Info
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- JPH0847973A JPH0847973A JP18348094A JP18348094A JPH0847973A JP H0847973 A JPH0847973 A JP H0847973A JP 18348094 A JP18348094 A JP 18348094A JP 18348094 A JP18348094 A JP 18348094A JP H0847973 A JPH0847973 A JP H0847973A
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- Japan
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- bubble
- air
- film
- expanded
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高延伸倍率の二軸延伸樹脂フィルムを水冷式
インフレーション成形方法で得る。 【構成】 水冷された未膨脹・未延伸のバブルを再加熱
し、風冷リングと整流筒群を用いバブルを安定に起立さ
せると共に、バブル内に吹き込まれた圧空によるバブル
の膨脹に加えて更なるベンチュリ作用による延伸力を加
え、横方向6〜22倍、縦方向4〜20倍の高い延伸倍
率の二軸延伸フィルムを製造する。
インフレーション成形方法で得る。 【構成】 水冷された未膨脹・未延伸のバブルを再加熱
し、風冷リングと整流筒群を用いバブルを安定に起立さ
せると共に、バブル内に吹き込まれた圧空によるバブル
の膨脹に加えて更なるベンチュリ作用による延伸力を加
え、横方向6〜22倍、縦方向4〜20倍の高い延伸倍
率の二軸延伸フィルムを製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高いブロー比を有する
熱可塑性樹脂製インフレーション二軸延伸フィルムを製
造する方法に関する。この延伸フィルムは、包装フィル
ム、袋形成材料、熱収縮性フィルムとして有用である。
熱可塑性樹脂製インフレーション二軸延伸フィルムを製
造する方法に関する。この延伸フィルムは、包装フィル
ム、袋形成材料、熱収縮性フィルムとして有用である。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂フィルムのインフレーショ
ン二軸延伸フィルム成形法として特公昭53−5340
号公報は、環状成形ダイより熱可塑性樹脂のバブルを延
伸適正温度より高い温度で大気圧下に押し出し、該バブ
ルに環状成形ダイより吐出される溶融熱可塑性樹脂の吐
出速度とバブルの進行速度の比が0.8〜1.5である
ように実質的に環状成形ダイの口径とほぼ同じ径を有す
る円筒部(バブル)を形成し、該円筒部の外周を円筒体
(バブル)の膨脹延伸温度以上膨脹延伸温度+100℃
以内になるように気体で冷却し、円筒部形成の後ブロー
比が3.0〜10.0の範囲で円筒部内部へ導入される
加圧媒体によって円筒部をヨコ方向に膨脹せしめ、必要
により膨脹終了位置で冷却し、これをニップロールで引
取ることを特徴とする二軸延伸フィルムの製造方法が開
示されている。
ン二軸延伸フィルム成形法として特公昭53−5340
号公報は、環状成形ダイより熱可塑性樹脂のバブルを延
伸適正温度より高い温度で大気圧下に押し出し、該バブ
ルに環状成形ダイより吐出される溶融熱可塑性樹脂の吐
出速度とバブルの進行速度の比が0.8〜1.5である
ように実質的に環状成形ダイの口径とほぼ同じ径を有す
る円筒部(バブル)を形成し、該円筒部の外周を円筒体
(バブル)の膨脹延伸温度以上膨脹延伸温度+100℃
以内になるように気体で冷却し、円筒部形成の後ブロー
比が3.0〜10.0の範囲で円筒部内部へ導入される
加圧媒体によって円筒部をヨコ方向に膨脹せしめ、必要
により膨脹終了位置で冷却し、これをニップロールで引
取ることを特徴とする二軸延伸フィルムの製造方法が開
示されている。
【0003】しかし、この公報においては、ブロー比が
高々5.0までの延伸フィルムしか示されていないよう
に、ブロー比が7を越える高いブロー比では、バブルの
ローリングが生じ易く、バブルの安定性に欠ける。ま
た、バブルを急冷却していないので、得られるフィルム
の透明性が欠る。また、二軸延伸インフレーションフィ
ルムの製法として、特公昭61−34372号公報は、
溶融状態にある熱可塑性樹脂よりなるチューブ状未延伸
フィルム(バブル)を、水冷されているアウトサイドマ
ンドレルに接触させて冷却・固化・成形し、該未延伸フ
ィルムを該アウトサイドマンドレルと該未延伸フィルム
の内部にある内部保持体に設けられている円板皿形保持
体の外周辺部との間に挟むことによって延伸張力を保持
しつつ、加熱ヒーターにて未延伸フィルムを延伸温度に
加熱し、同時に未延伸フィルム内部から加圧気体を吹込
み膨脹させ、ピンチロールで引取ることにより、縦及び
横に延伸することを特徴とするチューブ状二軸延伸フィ
ルムの製造方法を提案する。しかし、この方法ではその
実施例から見受けられるようにブロー比も高々3倍と低
い。
高々5.0までの延伸フィルムしか示されていないよう
に、ブロー比が7を越える高いブロー比では、バブルの
ローリングが生じ易く、バブルの安定性に欠ける。ま
た、バブルを急冷却していないので、得られるフィルム
の透明性が欠る。また、二軸延伸インフレーションフィ
ルムの製法として、特公昭61−34372号公報は、
溶融状態にある熱可塑性樹脂よりなるチューブ状未延伸
フィルム(バブル)を、水冷されているアウトサイドマ
ンドレルに接触させて冷却・固化・成形し、該未延伸フ
ィルムを該アウトサイドマンドレルと該未延伸フィルム
の内部にある内部保持体に設けられている円板皿形保持
体の外周辺部との間に挟むことによって延伸張力を保持
しつつ、加熱ヒーターにて未延伸フィルムを延伸温度に
加熱し、同時に未延伸フィルム内部から加圧気体を吹込
み膨脹させ、ピンチロールで引取ることにより、縦及び
横に延伸することを特徴とするチューブ状二軸延伸フィ
ルムの製造方法を提案する。しかし、この方法ではその
実施例から見受けられるようにブロー比も高々3倍と低
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水冷方式の
二軸延伸方法においてより高ブロー比(6〜22倍)の
二軸延伸インフレーションフィルムを製造する方法を提
供する。
二軸延伸方法においてより高ブロー比(6〜22倍)の
二軸延伸インフレーションフィルムを製造する方法を提
供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、環状成形ダイ
より溶融押出された熱可塑性樹脂製バブルを、このバブ
ルの外周に設置された冷水器内を通過させることにより
熱可塑性樹脂の融点より低い温度まで冷却した未膨脹・
未延伸のバブルを、ニップロールで二つ折りした後、ガ
イドロールにより加熱器に導いて圧空による膨脹が可能
で、かつ、熱可塑性樹脂の融点より低い延伸可能な温度
に加熱し、この加熱されたバブル内に圧空を吹き込んで
バブルを膨脹させると共に、この膨脹されたバブルをバ
ブルの外周に設けられた風冷リングおよびこの風冷リン
グの下流側に設けられた下記構造の冷却装置内に導いて
バブルの冷却と更により大きな径のバブルに膨脹させて
横方向への延伸を行なうと共に、この膨脹されたバブル
の引き取りを周速差の異なる低速ロールと高速ロールを
用いることで縦方向にも延伸を施こしてインフレーショ
ン二軸延伸樹脂フィルムを製造する方法を提供する。
より溶融押出された熱可塑性樹脂製バブルを、このバブ
ルの外周に設置された冷水器内を通過させることにより
熱可塑性樹脂の融点より低い温度まで冷却した未膨脹・
未延伸のバブルを、ニップロールで二つ折りした後、ガ
イドロールにより加熱器に導いて圧空による膨脹が可能
で、かつ、熱可塑性樹脂の融点より低い延伸可能な温度
に加熱し、この加熱されたバブル内に圧空を吹き込んで
バブルを膨脹させると共に、この膨脹されたバブルをバ
ブルの外周に設けられた風冷リングおよびこの風冷リン
グの下流側に設けられた下記構造の冷却装置内に導いて
バブルの冷却と更により大きな径のバブルに膨脹させて
横方向への延伸を行なうと共に、この膨脹されたバブル
の引き取りを周速差の異なる低速ロールと高速ロールを
用いることで縦方向にも延伸を施こしてインフレーショ
ン二軸延伸樹脂フィルムを製造する方法を提供する。
【0006】冷却装置の構造:直径の異なる環状整流筒
を前記バブルと同心上に複数個半径方向に間隔を置いて
配置し、隣接する整流筒間に下流側開口の環状エアチャ
ンバが形成され、これら整流筒のうち最外側の整流筒壁
には、風冷リング寄りに複数の外気取入口が放射状に穿
設してあり、残りの整流筒上端と前記風冷リング上面間
には、前記エアチャンバ同士を連通する外気吸排口が各
々穿設してあり、これら数個の整流筒の高さは、外側に
位置するものほど高くなり、これらの下流側端を結ぶ形
状は外側へ広がるテーパ状のバブル案内面を形成してい
る冷却装置。
を前記バブルと同心上に複数個半径方向に間隔を置いて
配置し、隣接する整流筒間に下流側開口の環状エアチャ
ンバが形成され、これら整流筒のうち最外側の整流筒壁
には、風冷リング寄りに複数の外気取入口が放射状に穿
設してあり、残りの整流筒上端と前記風冷リング上面間
には、前記エアチャンバ同士を連通する外気吸排口が各
々穿設してあり、これら数個の整流筒の高さは、外側に
位置するものほど高くなり、これらの下流側端を結ぶ形
状は外側へ広がるテーパ状のバブル案内面を形成してい
る冷却装置。
【0007】
【作用】圧空によるバブルの膨脹延伸と共に、整流筒に
よるベンチュリ作用による延伸が加わり、より高いブロ
ー比の二軸延伸樹脂フィルムが得られる。
よるベンチュリ作用による延伸が加わり、より高いブロ
ー比の二軸延伸樹脂フィルムが得られる。
【0008】
【発明の具体的な説明】フィルム素材 熱可塑性樹脂フィルムの素材としては、酢酸ビニル含量
が5〜25重量%、MFRが0.3〜10g/10分の
エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン75〜99重
量%と炭素数が3〜8のα−オレフィン(プロピレン、
ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、
オクテン−1等)25〜1重量%との共重合体である線
状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン
・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・メタクリル酸
共重合体、プロピレンホモ重合体、プロピレン60〜9
9.5重量%と、エチレンまたは炭素数が4〜8のα−
オレフィン40〜0.5重量%との共重合体、ポリ(4
−メチルペンテン−1)、ポリブテン等のオレフィン系
樹脂、及び、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂が使用さ
れ、これらは単独または2種以上混合して用いられる。
が5〜25重量%、MFRが0.3〜10g/10分の
エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン75〜99重
量%と炭素数が3〜8のα−オレフィン(プロピレン、
ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、
オクテン−1等)25〜1重量%との共重合体である線
状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン
・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・メタクリル酸
共重合体、プロピレンホモ重合体、プロピレン60〜9
9.5重量%と、エチレンまたは炭素数が4〜8のα−
オレフィン40〜0.5重量%との共重合体、ポリ(4
−メチルペンテン−1)、ポリブテン等のオレフィン系
樹脂、及び、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂が使用さ
れ、これらは単独または2種以上混合して用いられる。
【0009】これら熱可塑性樹脂に水添石油樹脂、水添
スチレン・ブタジエン・スチレン共重合体エラストマ
ー、エチレン・プロピレン共重合体エラストマー、エチ
レン−ブテン−1共重合体エラストマー、1,2−ポリ
ブタジエン、エチレン・プロピレン・エチリデンノルボ
ルネン共重合体エラストマー等の衝撃改良剤をフィルム
の透明性を阻害しない程度(0.5〜20重量%)に加
えても良い。更に、フィルムの滑り性を改善する滑剤や
粘着付与剤、フィルムの透明性を改良する核剤、酸化防
止剤、難燃剤、UV剤を0.1〜2重量%の割合で配合
しても良い。
スチレン・ブタジエン・スチレン共重合体エラストマ
ー、エチレン・プロピレン共重合体エラストマー、エチ
レン−ブテン−1共重合体エラストマー、1,2−ポリ
ブタジエン、エチレン・プロピレン・エチリデンノルボ
ルネン共重合体エラストマー等の衝撃改良剤をフィルム
の透明性を阻害しない程度(0.5〜20重量%)に加
えても良い。更に、フィルムの滑り性を改善する滑剤や
粘着付与剤、フィルムの透明性を改良する核剤、酸化防
止剤、難燃剤、UV剤を0.1〜2重量%の割合で配合
しても良い。
【0010】上記滑剤としては、炭素数が1〜12、好
ましくは1〜6の脂肪族アルコールと、炭素数が10〜
22、好ましくは12〜18の脂肪族との化合物である
脂肪族アルコール系脂肪酸エステル、具体的には、モノ
グリセリンオレエート、ポリグリセリノレート、グリセ
リントリリシノレート、グリセリンアセチルリシノレー
ト、メチルアセチルリシノレート、エチルアセチルリシ
ノレート、ブチルアセチルリシノレート、プロピレング
リコールオレエート、プロピレングリコールラウレー
ト、ペンタエリスリトールオレエート、ポリエチレング
リコールオレエート、ポリプロピレングリコールオレエ
ート、ポリオキシエチレングリセリン、ポリオキシプロ
ピレングリセリン、ソルビタンオレエート、ソルビタン
ラウレート、ポリエチレングリコールソルビタンオレエ
ート、ポリエチレングリコールソルビタンラウレート
等、ならびに、ポリアルキレンエーテルポリオール、具
体的には、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等、糖脂肪酸エステル、エポキシ化大豆油、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、マレイン酸
アマイド、ステアリン酸アマイド、エルシン酸アマイド
等の炭素数12〜22の高級脂肪酸アマイド、エチレン
ビスステアリン酸アマイド、エチレンビスオレイン酸ア
マイド、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
ス、流動パラフィン等が利用できる。
ましくは1〜6の脂肪族アルコールと、炭素数が10〜
22、好ましくは12〜18の脂肪族との化合物である
脂肪族アルコール系脂肪酸エステル、具体的には、モノ
グリセリンオレエート、ポリグリセリノレート、グリセ
リントリリシノレート、グリセリンアセチルリシノレー
ト、メチルアセチルリシノレート、エチルアセチルリシ
ノレート、ブチルアセチルリシノレート、プロピレング
リコールオレエート、プロピレングリコールラウレー
ト、ペンタエリスリトールオレエート、ポリエチレング
リコールオレエート、ポリプロピレングリコールオレエ
ート、ポリオキシエチレングリセリン、ポリオキシプロ
ピレングリセリン、ソルビタンオレエート、ソルビタン
ラウレート、ポリエチレングリコールソルビタンオレエ
ート、ポリエチレングリコールソルビタンラウレート
等、ならびに、ポリアルキレンエーテルポリオール、具
体的には、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール等、糖脂肪酸エステル、エポキシ化大豆油、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、マレイン酸
アマイド、ステアリン酸アマイド、エルシン酸アマイド
等の炭素数12〜22の高級脂肪酸アマイド、エチレン
ビスステアリン酸アマイド、エチレンビスオレイン酸ア
マイド、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
ス、流動パラフィン等が利用できる。
【0011】また、核剤としては、タルク、シリカ等の
無機物質、粘着剤としては、ヒマシ油誘導体、ポリブテ
ンの低分子物、ソルビタン高級脂肪酸エステル、テルペ
ン系樹脂、石油樹脂等が利用できる。また、樹脂フィル
ムは、単層構造でも積層構造でも良く、目的によって適
宜選択することができる。
無機物質、粘着剤としては、ヒマシ油誘導体、ポリブテ
ンの低分子物、ソルビタン高級脂肪酸エステル、テルペ
ン系樹脂、石油樹脂等が利用できる。また、樹脂フィル
ムは、単層構造でも積層構造でも良く、目的によって適
宜選択することができる。
【0012】例えば、積層構造の例としてヒートシール
性を改良する目的のため、ヒートシール側の樹脂と少な
くとももう一方の側の樹脂の融点差を10℃以上とすれ
ば、ヒートシール温度範囲が拡大でき、使用しやすくな
る。また、ブロー比が6〜22と高いバブルの成形も単
層品よりはより安定して生産できる利点がある。
性を改良する目的のため、ヒートシール側の樹脂と少な
くとももう一方の側の樹脂の融点差を10℃以上とすれ
ば、ヒートシール温度範囲が拡大でき、使用しやすくな
る。また、ブロー比が6〜22と高いバブルの成形も単
層品よりはより安定して生産できる利点がある。
【0013】樹脂の融点 熱可塑性樹脂の融点は、示差熱走査計を用いて結晶性熱
可塑性樹脂粉末5〜8mgを昇温速度10℃/分で溶融
温度以上まで上げ、ついで同速度で降温させて得られる
示差熱走査曲線(DSC曲線)のピークの高温側の麓の
裾の温度(融解終了温度)をいう。非晶性樹脂において
は、通常、軟化温度と言われ、明確なピークが現れない
ので、JIS K−7198−1991に従い、温度と
動的貯蔵弾性率E′の相関を示した非晶性樹脂の動的粘
弾性温度依存曲線を描き、この動的粘弾性温度依存曲線
の微分値の絶対値が最大の値を示す温度を融点とみな
す。
可塑性樹脂粉末5〜8mgを昇温速度10℃/分で溶融
温度以上まで上げ、ついで同速度で降温させて得られる
示差熱走査曲線(DSC曲線)のピークの高温側の麓の
裾の温度(融解終了温度)をいう。非晶性樹脂において
は、通常、軟化温度と言われ、明確なピークが現れない
ので、JIS K−7198−1991に従い、温度と
動的貯蔵弾性率E′の相関を示した非晶性樹脂の動的粘
弾性温度依存曲線を描き、この動的粘弾性温度依存曲線
の微分値の絶対値が最大の値を示す温度を融点とみな
す。
【0014】フィルム成形に用いる装置 本発明のインフレーション樹脂フィルムの製造に用いる
装置1としては、例えば図1に示すように、押出機2、
この先端部に連結された環状成形ダイ3、この環状成形
ダイから溶融押出されたバブルaを水冷する冷水器4、
バブル内に圧空を吹き込む空気導入管5、バブルを二つ
折りするニップロール6,6、バブルを導く案内ロール
7,7,8,9,10、加熱器15、風冷リング16、
整流筒17,17,17…を多数備えた冷却装置は、膨
脹されたバブルbを二つ折りするためにガイドする案内
板23,23、膨脹されたバブルbを二つ折りし、か
つ、ニップロール11,11よりもより高速で回転する
ニップロール12,12およびガイドロール13,14
よりなる。
装置1としては、例えば図1に示すように、押出機2、
この先端部に連結された環状成形ダイ3、この環状成形
ダイから溶融押出されたバブルaを水冷する冷水器4、
バブル内に圧空を吹き込む空気導入管5、バブルを二つ
折りするニップロール6,6、バブルを導く案内ロール
7,7,8,9,10、加熱器15、風冷リング16、
整流筒17,17,17…を多数備えた冷却装置は、膨
脹されたバブルbを二つ折りするためにガイドする案内
板23,23、膨脹されたバブルbを二つ折りし、か
つ、ニップロール11,11よりもより高速で回転する
ニップロール12,12およびガイドロール13,14
よりなる。
【0015】冷却装置18は、直径の異なる環状整流筒
17,17…を前記バブルと同心上に複数個半径方向に
間隔を置いて配置し、隣接する整流筒間に下流側開口の
環状エアチャンバ19,19…が形成され、これら整流
筒のうち最外側の整流筒壁には、風冷リング16寄りに
複数の外気取入口20が放射状に穿設してあり、残りの
整流筒上端と前記風冷リング上面間には、前記エアチャ
ンバ19,19…同士を連通する外気吸排口21,21
…が各々穿設してあり、これら数個の整流筒の高さは、
外側に位置するものほど高くなり、これらの下流側端2
2,22…を結ぶ形状は外側へ拡がるテーパ状のバブル
案内面23,23を形成している。24は空気供給用溝
付ロール、25は空気供給管である。
17,17…を前記バブルと同心上に複数個半径方向に
間隔を置いて配置し、隣接する整流筒間に下流側開口の
環状エアチャンバ19,19…が形成され、これら整流
筒のうち最外側の整流筒壁には、風冷リング16寄りに
複数の外気取入口20が放射状に穿設してあり、残りの
整流筒上端と前記風冷リング上面間には、前記エアチャ
ンバ19,19…同士を連通する外気吸排口21,21
…が各々穿設してあり、これら数個の整流筒の高さは、
外側に位置するものほど高くなり、これらの下流側端2
2,22…を結ぶ形状は外側へ拡がるテーパ状のバブル
案内面23,23を形成している。24は空気供給用溝
付ロール、25は空気供給管である。
【0016】延伸樹脂フィルムの製造方法 押出機2により溶融、混練された熱可塑性樹脂は環状成
形ダイ3より筒(バブル)状に押し出され、この溶融状
態のバブルaは冷水器4に導入されて5〜30℃まで急
冷される。この急冷された未膨脹・未延伸のバブルaを
ニップロール6,6で二つ折りした後、加熱器15に導
き、ここで延伸に適した温度にまで加熱される。延伸に
適した温度とは樹脂の融点より3〜150℃、好ましく
は3〜70℃低い温度で、例えばプロピレン単独重合体
(融点164〜178℃)では、約120〜163℃、
高密度ポリエチレン(融点129〜134℃)では11
8〜126℃、ポリエチレンテレフタレートやポリカー
ボネートでは約115〜140℃、綿状低密度ポリエチ
レン(融点118〜124℃)では約95〜110℃で
ある。
形ダイ3より筒(バブル)状に押し出され、この溶融状
態のバブルaは冷水器4に導入されて5〜30℃まで急
冷される。この急冷された未膨脹・未延伸のバブルaを
ニップロール6,6で二つ折りした後、加熱器15に導
き、ここで延伸に適した温度にまで加熱される。延伸に
適した温度とは樹脂の融点より3〜150℃、好ましく
は3〜70℃低い温度で、例えばプロピレン単独重合体
(融点164〜178℃)では、約120〜163℃、
高密度ポリエチレン(融点129〜134℃)では11
8〜126℃、ポリエチレンテレフタレートやポリカー
ボネートでは約115〜140℃、綿状低密度ポリエチ
レン(融点118〜124℃)では約95〜110℃で
ある。
【0017】加熱されたバブル内には、空気供給用溝付
きロール24を介して30〜2000mm水柱、好まし
くは50〜1000mm水柱の圧空を吹き込み、バブル
を膨脹させる。このバブルの外側からは、風冷リング1
6より風量0.01〜50m 3 /分の空気が供給され、
バブルが冷却され、バブルの起立を安定化する。膨脹し
つつあるバブルbは、バブル内に吹き込まれる空気によ
り横方向に膨脹(延伸)されると共に、冷却装置18の
整流筒群17,17…のテーパー状の下流側端22,2
2…に沿って案内される。
きロール24を介して30〜2000mm水柱、好まし
くは50〜1000mm水柱の圧空を吹き込み、バブル
を膨脹させる。このバブルの外側からは、風冷リング1
6より風量0.01〜50m 3 /分の空気が供給され、
バブルが冷却され、バブルの起立を安定化する。膨脹し
つつあるバブルbは、バブル内に吹き込まれる空気によ
り横方向に膨脹(延伸)されると共に、冷却装置18の
整流筒群17,17…のテーパー状の下流側端22,2
2…に沿って案内される。
【0018】この冷却装置18は、複数の整流筒17,
17…を前記樹脂バブルbと同心上に間隔を置いて配置
してあり、隣接する整流筒17,17…間に下流側開口
の環状エアチャンバ19,19…が形成され、最外側の
整流筒周壁に複数の外気取入口20,20…が放射状に
穿設してあり、残りの整流筒上流端21,21と風冷リ
ング16の下流側面間に、前記エアチャンバ20,20
同士を連通する外気吸排口21,21…が各々穿設され
ているため、吹出口から樹脂バブルbに向けて吹き出さ
れた空気流が、バブルbと前記整流筒下流端間を流れる
際に生じるベンチュリ作用で、バブルbと前記各環状整
流筒下流端間が減圧状態となり、バブルbを整流筒側に
吸引すると共に、エアチャンバ20,20…内の空気の
一部は外部へ移動し、バブルbの外周面に沿って流れ、
バブルを有効に冷却すると共に複数のエアチャンバ内の
動圧でバブルをその外周面から安定良く支持する。
17…を前記樹脂バブルbと同心上に間隔を置いて配置
してあり、隣接する整流筒17,17…間に下流側開口
の環状エアチャンバ19,19…が形成され、最外側の
整流筒周壁に複数の外気取入口20,20…が放射状に
穿設してあり、残りの整流筒上流端21,21と風冷リ
ング16の下流側面間に、前記エアチャンバ20,20
同士を連通する外気吸排口21,21…が各々穿設され
ているため、吹出口から樹脂バブルbに向けて吹き出さ
れた空気流が、バブルbと前記整流筒下流端間を流れる
際に生じるベンチュリ作用で、バブルbと前記各環状整
流筒下流端間が減圧状態となり、バブルbを整流筒側に
吸引すると共に、エアチャンバ20,20…内の空気の
一部は外部へ移動し、バブルbの外周面に沿って流れ、
バブルを有効に冷却すると共に複数のエアチャンバ内の
動圧でバブルをその外周面から安定良く支持する。
【0019】また、ベンチュリ作用でバブルに延伸力が
かかり、より高いブロー比の配向フィルムを得ることが
できる。更に、前記外気吸排口20,20…を通して隣
接する前記エアチャンバ間を外気はその圧力に応じて流
れ、常にバブルbの膨脹、延伸に適した圧力に各エアチ
ャンバ内の圧力は維持される。
かかり、より高いブロー比の配向フィルムを得ることが
できる。更に、前記外気吸排口20,20…を通して隣
接する前記エアチャンバ間を外気はその圧力に応じて流
れ、常にバブルbの膨脹、延伸に適した圧力に各エアチ
ャンバ内の圧力は維持される。
【0020】この風冷リング16とテーパ状のバブル案
内面が一定な整流筒群を備える冷却装置18を使用する
本発明の方法において、延伸倍率の大きいフィルムを得
ようとすればするほど冷却風の吹出口を増し、必要によ
り、整流筒数を増して前記バブルを支持するエアチャン
バの数も増大させることにより延伸倍率に関係なく、安
定良くバブルを支持しつつインフレーション二軸延伸フ
ィルムの製造を行うことができる。
内面が一定な整流筒群を備える冷却装置18を使用する
本発明の方法において、延伸倍率の大きいフィルムを得
ようとすればするほど冷却風の吹出口を増し、必要によ
り、整流筒数を増して前記バブルを支持するエアチャン
バの数も増大させることにより延伸倍率に関係なく、安
定良くバブルを支持しつつインフレーション二軸延伸フ
ィルムの製造を行うことができる。
【0021】膨脹が完了したバブルbは、案内板23,
23に沿って導かれ、ニップロール12,12により二
つ折りされ、高速回転ロール13、ガイドロール14に
導かれ、インフレーション二軸延伸樹脂フィルムcが製
造される。バブルの縦方向の延伸倍率は、環状成形ダイ
3のリップ幅と、熱可塑性樹脂の吐出量、ニップロール
(低速ロール)11,11の周速度、高速ニップロール
12,12の周速度の調整により4〜20倍の縦延伸倍
率となる。
23に沿って導かれ、ニップロール12,12により二
つ折りされ、高速回転ロール13、ガイドロール14に
導かれ、インフレーション二軸延伸樹脂フィルムcが製
造される。バブルの縦方向の延伸倍率は、環状成形ダイ
3のリップ幅と、熱可塑性樹脂の吐出量、ニップロール
(低速ロール)11,11の周速度、高速ニップロール
12,12の周速度の調整により4〜20倍の縦延伸倍
率となる。
【0022】低速ロールと高速ロールの周速度の比は4
〜20倍、好ましくは6〜10倍である。従って、本発
明の二軸延伸フィルムは、横方向が6〜22倍、好まし
くは6〜12倍、縦方向が4〜20倍、好ましくは6〜
10倍に延伸されたフィルムである。
〜20倍、好ましくは6〜10倍である。従って、本発
明の二軸延伸フィルムは、横方向が6〜22倍、好まし
くは6〜12倍、縦方向が4〜20倍、好ましくは6〜
10倍に延伸されたフィルムである。
【0023】
実施例1 MFR2.0g/10分、密度0.920g/cm3 、
融点121℃の線状低密度ポリエチレンを、図1に示す
成形装置1を用いて延伸フィルムの製造を行った。
融点121℃の線状低密度ポリエチレンを、図1に示す
成形装置1を用いて延伸フィルムの製造を行った。
【0024】即ち、口径が100mm、L/Dが25の
押出機を用いて170℃に溶融、混練後、環状成形ダイ
(リップ径90mm、リップ幅1.5mm)に導き、環
状成形ダイから溶融したバブルを押し出した。このバブ
ルを20℃の冷水器の内筒に接触させ、直径90mm、
厚さ580μmのバブルを得た。ついでこれを二つ折り
し、引取速度5m/分のピンチロール11,11を経て
加熱機に導き、100℃に加熱し、風冷リング、冷却装
置に導いた。
押出機を用いて170℃に溶融、混練後、環状成形ダイ
(リップ径90mm、リップ幅1.5mm)に導き、環
状成形ダイから溶融したバブルを押し出した。このバブ
ルを20℃の冷水器の内筒に接触させ、直径90mm、
厚さ580μmのバブルを得た。ついでこれを二つ折り
し、引取速度5m/分のピンチロール11,11を経て
加熱機に導き、100℃に加熱し、風冷リング、冷却装
置に導いた。
【0025】バブル内には、空気供給溝付ロール24を
介して200mm水柱の圧空を吹き込み、バブルを膨脹
させた。所望径にバブルを膨脹させた後、ニップロール
12,12を閉じ、バブルCをガイドロール13,14
に導いた。風冷リング16の吹出口16aからは、30
℃、風量40m3 /分の空気が風速26m/秒の割合で
吹き出された。また、冷却装置18は、次の寸法の整流
筒群の組み合せよりなるものである。
介して200mm水柱の圧空を吹き込み、バブルを膨脹
させた。所望径にバブルを膨脹させた後、ニップロール
12,12を閉じ、バブルCをガイドロール13,14
に導いた。風冷リング16の吹出口16aからは、30
℃、風量40m3 /分の空気が風速26m/秒の割合で
吹き出された。また、冷却装置18は、次の寸法の整流
筒群の組み合せよりなるものである。
【0026】
【表1】
【0027】高速ロール12,12の引取速度を40m
/分としてバブルを引き取り、横方向に8倍(ブロー比
8)、縦方向に8倍延伸された厚み9μmの二軸延伸フ
ィルムを得た。このものの引張強度は、縦方向590k
g/cm2 、横方向610kg/cm 2 、霞み度は5.
1%であった。
/分としてバブルを引き取り、横方向に8倍(ブロー比
8)、縦方向に8倍延伸された厚み9μmの二軸延伸フ
ィルムを得た。このものの引張強度は、縦方向590k
g/cm2 、横方向610kg/cm 2 、霞み度は5.
1%であった。
【0028】比較例1 実施例1において、図1に示す成形装置1から整流筒群
よりなる冷却装置18を取り外してブロー比8の延伸フ
ィルムを製造しようとしたところ、膨脹工程におけるバ
ブルの起立が不安定で二軸延伸フィルムを得ることがで
きなかった。
よりなる冷却装置18を取り外してブロー比8の延伸フ
ィルムを製造しようとしたところ、膨脹工程におけるバ
ブルの起立が不安定で二軸延伸フィルムを得ることがで
きなかった。
【0029】
【発明の効果】風冷リングと整流筒を併用することによ
り、より高いブロー比の二軸延伸フィルムをインフレー
ション成形法により製造できた。
り、より高いブロー比の二軸延伸フィルムをインフレー
ション成形法により製造できた。
【図1】本発明を実施するに用いる成形装置の平面図で
ある。
ある。
1 インフレーション二軸延伸フィルム成形機 2 押出機 3 環状成形ダイ 4 冷水器 11,11 低速ロール 12,12 高速ロール 16 風冷リング 18 冷却装置 c 二軸延伸フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 則之 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 環状成形ダイより溶融押出された熱可塑
性樹脂製バブルを、このバブルの外周に設置された冷水
器内を通過させることにより熱可塑性樹脂の融点より低
い温度まで冷却した未膨脹・未延伸のバブルを、ニップ
ロールで二つ折りした後、ガイドロールにより加熱器に
導いて圧空による膨脹が可能で、かつ、熱可塑性樹脂の
融点より低い延伸可能な温度に加熱し、この加熱された
バブル内に圧空を吹き込んでバブルを膨脹させると共
に、この膨脹されたバブルをバブルの外周に設けられた
風冷リングおよびこの風冷リングの下流側に設けられた
下記構造の冷却装置内に導いてバブルの冷却と更により
大きな径のバブルに膨脹させて横方向への延伸を行なう
と共に、この膨脹されたバブルの引き取りを周速の異な
る低速ロールと高速ロールを用いることで縦方向にも延
伸を施こしてインフレーション二軸延伸樹脂フィルムを
得ることを特徴とする二軸延伸フィルムの製造方法。 冷却装置の構造:直径の異なる環状整流筒を前記バブル
と同心上に複数個半径方向に間隔を置いて配置し、隣接
する整流筒間に下流側開口の環状エアチャンバが形成さ
れ、これら整流筒のうち最外側の整流筒壁には、風冷リ
ング寄りに複数の外気取入口が放射状に穿設してあり、
残りの整流筒上端と前記風冷リング上面間には、前記エ
アチャンバ同士を連通する外気吸排口が各々穿設してあ
り、これら数個の整流筒の高さは、外側に位置するもの
ほど高くなり、これらの下流側端を結ぶ形状は外側へ広
がるテーパ状のバブル案内面を形成している冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18348094A JPH0847973A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | インフレーション二軸延伸樹脂フィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18348094A JPH0847973A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | インフレーション二軸延伸樹脂フィルムの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0847973A true JPH0847973A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16136552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18348094A Pending JPH0847973A (ja) | 1994-08-04 | 1994-08-04 | インフレーション二軸延伸樹脂フィルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0847973A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109774034A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-05-21 | 黄山至德新材料科技有限公司 | 一种pof热收缩膜用冷却装置及pof热收缩膜的生产工艺 |
EP4316780A4 (en) * | 2021-03-31 | 2024-08-28 | Sumitomo Heavy Industries | FILM MOLDING DEVICE |
-
1994
- 1994-08-04 JP JP18348094A patent/JPH0847973A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109774034A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-05-21 | 黄山至德新材料科技有限公司 | 一种pof热收缩膜用冷却装置及pof热收缩膜的生产工艺 |
EP4316780A4 (en) * | 2021-03-31 | 2024-08-28 | Sumitomo Heavy Industries | FILM MOLDING DEVICE |
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