JPH084638B2 - 手の運動器具 - Google Patents

手の運動器具

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JPH084638B2
JPH084638B2 JP61140413A JP14041386A JPH084638B2 JP H084638 B2 JPH084638 B2 JP H084638B2 JP 61140413 A JP61140413 A JP 61140413A JP 14041386 A JP14041386 A JP 14041386A JP H084638 B2 JPH084638 B2 JP H084638B2
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ジョン グリーンフィールド マーチン
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B23/00Exercising apparatus specially adapted for particular parts of the body
    • A63B23/035Exercising apparatus specially adapted for particular parts of the body for limbs, i.e. upper or lower limbs, e.g. simultaneously
    • A63B23/12Exercising apparatus specially adapted for particular parts of the body for limbs, i.e. upper or lower limbs, e.g. simultaneously for upper limbs or related muscles, e.g. chest, upper back or shoulder muscles
    • A63B23/16Exercising apparatus specially adapted for particular parts of the body for limbs, i.e. upper or lower limbs, e.g. simultaneously for upper limbs or related muscles, e.g. chest, upper back or shoulder muscles for hands or fingers

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は手の運動器具、更に詳しくいえば前腕、手
首、手そして指の筋肉の強化と治療のため使用する運動
器具に係るものである。
本文では手の運動器具と称しているハンドエクササイ
ズユニットは筋肉の運動に使用されるよく知られている
器具である。ハンドエクササイズユニットの抵抗に抗し
て手を緊縮する結果として前腕、手、手首そして指の筋
肉が動く。手で掴むようになっている、バネのような張
力のかかったスチール要素により又はゴムのボールによ
り上記の抵抗がつくられるのが普通である。これらの器
具は手になじむようになっているが、器具を緊縮すると
き単一範囲の動きへ制限されているのが普通である。こ
のように運動が制限されているためその器具を使用して
運動するときの効果も制限される。器具が与える緊縮抵
抗の形態は、器具の反復使用によって直ぐに筋肉を過度
の運動による疲労状態へ導き、折角得られた神経や筋肉
の刺激を無効にしてしまい、進歩があってもそれをやは
り無効にしてしまう。対象としている人体組織の部分に
関連したすべての動きを単一の手の運動器具で賄うよう
にはなっていない。種々異なる運動と訓練原理とを用い
て様々の角度から筋肉を刺激できるかどうかに神経や筋
肉の発展はかかっているのであるということが物理療法
において認められている。
本発明の目的は、使用者が調整したり、又は調整しな
くても広範囲の神経や筋肉の応答をつくり出させ、物理
療法とスポーツの目的での筋肉強化との両方に利用でき
る手の運動器具を提供することである。
この目的を達成するため本発明の手の運動器具は、多
数の孔を配列して形成された弾性的に変形し得るシート
構造体が張られた剛性フレームを備えた前腕、手、手
首、および指の筋肉の多数動作運動を行うための手の運
動器具において、弾性的に変形し得るシート構造体は剛
性フレームのまわりに一体的に成形された膜であって、
その膜に、複数の異なる空間的関係にある人間の手の指
を入れる大きさの孔の配列を有し、その膜は前記剛性フ
レームにしっかり取り付けられているために生じる緊張
の状態にあり、その緊張は前記孔に挿入された指の位置
および運動を行なう際の前記膜のゆがみに従った前記膜
の変形によって局部的に可変であり、そして前記膜は20
〜80゜のショアーA硬度および1〜10MN/m2の弾性係数
を有する熱可塑性ゴムまたは弾性プラスチック・エラス
トマーで形成されていることを特徴とする。膜の材料
は、7〜35MN/m2の引張強度そして100%〜1000%の破断
伸張を有している熱可塑性ゴムまたは弾性プラスチック
・エラストマーが好ましい。膜の材料のシヨアーA硬度
は40〜60であるのが好ましい。引張強度は10〜30MN/m2
であるのが好ましい。典型的なそのような材料はBTRリ
ミテッドの製品MA198である。膜は打抜いたり、又は他
の仕方で形成した孔を有するシートであってもよい。
膜それ自体は、弾性であるという要件に合う広範囲の
材料からつくる。一般にそのような材料は、硬化してい
るにせよ、していないにせよ、もしくは架橋結合してい
るにせよ、していないにせよ、もしくは架橋結合成分を
含んでいるか、部分的に架橋結合している成分を含んで
いるエラストマー材料である。硬化したという語は3次
元分子網を形成するときに熱と、多分圧力とを使用する
ことを意味して使用されており、架橋という語は任意温
度で3次元分子網を形成していることを意味している。
上に述べたような物理特性を有する膜をつくるのに使用
される組成物は、水、オゾンそしてウエザーリングに対
して保護するための通常の添加物、補強フィラー、不活
性フィラー、着色剤、耐摩耗剤等を含んでいてもよい。
孔の形は重要でない。指が気持よく入れば足りる。膜
は手の位置を変えれるようにするだけの数の孔を有して
おり、それぞれの位置でその位置で使用者が手の運動を
するときに異なる筋肉の運動を生じさせるようになって
いる。孔は三角形、円形、矩形、正方形、六角形又は八
角形など所望の形をとってよい。膜を打抜き、モールド
し又は他の仕方で孔を形成し、その形成した孔は好まし
くは円形又は角を丸めた正方形としたものが最も掴み心
地のよいものとなる。フレーム自体はどんな都合のよい
形であってもよいが、好ましくは円又は矩形がよい。
剛性フレームをあらかじめ含んでいる型にそのフレー
ムの周りにモールディング組成物を流して硬化すること
により膜をモールディングして、本発明を実施した運動
器具をつくることができる。この形態の運動器具は製作
に費用がかからず、しかも力の方向、膜の厚みそして指
が入る孔の付近の孔面積の割合に従って広範囲に筋肉を
運動させることができる。
本発明の実施例を以下に添付図を参照して詳細に説明
する。
第1A図とそれのX−X線に沿う横断面図である第1B図
とは、円形リング(フレーム)11の上からゴム組成物を
モールドしてつくり、指をうけ入れる孔12を配列して形
成したシート(膜)10を備える、一体モールディングと
して形成した手の運動器具を示している。このゴムのモ
ールディング組成物は、20〜80゜のシヨアーA硬度、1
〜10NM/m2の弾性係数、7〜35MN/m2の引張り強さ、及び
100%〜1000%の破断伸張を有している。
本発明の運動器具を使用するには指を膜の孔12に挿入
する。膜が指に対して抵抗するので、適当な筋肉群がこ
の抵抗を克服するのに使用される。こうして一方の又は
両方の手を使用することにより、ねじったり、押した
り、引いたりする運動が手の運動器具に加えられる。1
本又はそれ以上の指を使うことにより剪断運動、螺旋運
動、そしてその関連運動を行うときいろいろな仕方で格
子を緊縮させることができる。手の運動器具で感じられ
る抵抗の大きさは、膜の孔のあいていない端の部分の影
響によって膜の異なる部分では異なる抵抗の大きさを感
じる。
実際この器具は、もし十分に大きければ、2人が同時
に使うこともできる。その場合各人は指の膜の一つの区
域の孔に入れて、反対方向に張力を加える。
本発明の手の運動器具は関節炎やリューマチに悩む人
にとって有用なものであり、病院の物理療法に使用して
もよい。手、前腕、手首、そして指を使用するスポーツ
をする人が運動又は鍛練のため使用することもでき、ゴ
ルフ、クリケット、テニス、柔道、体操、野球、水泳、
スキー、ウインドサーフィングそして登山をする人にと
って有益である。内輪に見ても20以上の運動を本発明の
手の運動器具で効果的に実施でき、そして約30の物理療
法の訓練原理を実施できる。
本発明の手の運動器具を使用して実施できる運動を以
下に示す。
1.弾性膜に指を入れて、掴み、そして緊縮を繰返して行
なう。
2.指を膜の孔に指どうし近づけて挿入し、運動1とは反
対に指を外方へ拡げる。
3.一方、又は両方の手の指を開いたはさみの形にして膜
の孔に挿入して、指を緊縮する、すなわち一方又は両方
の手の2本の指を一時に使う。
4.指を閉じたはさみの形にして膜の孔に挿入し、そして
運動3と反対に繰返して拡げる。
5.一方、又は両方の手の指を膜の孔に挿入し、手の甲を
剛性フレームにつけて、渦巻くように手を回す。
6.手の平をフレームにのせ、そして親指を膜の孔に挿入
して外側へ拡げる。
7.片手の4本の指でフレームを保持し、それから親指を
使って膜をフレームに向けて引き寄せる。
8.片手の4本の指でフレームを保持し、それから親指を
左右に動かす。親指が膜を押し下げ、そして引上げるこ
ともできる。
9.フレームに手の平をのせ、そして広げた指で膜を掴
み、そして緊縮する。一方の手又は両方の手の1本又は
それ以上の指を同時に運動させることができる。抵抗を
大きくするためには指をフレームから離して膜の孔に挿
入し、それから手の平がフレームへかかるまで膜を引張
る。又は、両手を使って同時に反対方向に膜を緊縮す
る。
10.膜の一側の下に一方の手の指を置き、それから他方
の手の指を膜の他側の頂部へ移し、そして1本の指で押
し下げ、他方の指で押し上げる。
11.はさみの形にした一方の手の指を膜の孔に挿入し、
それから他方の手でフレームを保持し、そして挿入した
手の動きに抗しながら左から右へ円を描いてフレームを
回転する。前後方向への動きも用いることができる。変
形として、一方の手でフレームをしっかりと保持し、そ
して他方をはさみの形にして挿入して手を左から右へ、
そして上下にねじる。
12.2本又はそれ以上の指を膜の孔に入れ、そしてそれら
の指を固くして、指を垂直面内で上下に動かす。他方の
手は運動器具をしっかりと保持している。
13.1本の指を膜の孔に挿入してフレームを使って親指を
固定し、他方の手でフレームを保持し、指を時計方向と
反時計方向に動かす。
14.運動器具を水平位置にして、膜の孔を通して下側か
ら指を挿入して指の先端がフレームに位置するように
し、それからフレームを自由な手でしっかり保持し、崖
の縁に指先をかけて自分自身を引上げるように指の関節
を上に上げて指で引張る。運動器具をしっかりと保持し
ている自由な手を使って、膜を緊縮することにより、そ
うして運動する手に対する抵抗を増大することにより膜
の張力をかけることもできる。
15.手の平にフレームを置き、それから膜の上側に指を
挿入して指を繰返し後方に引いたり、又は起こしたりす
ることにより上の運動と反対の運動をする。
16.手の平に膜を置き、そしてフレームに向かって、そ
して又出発点へ戻るように指を使って孔の順次の列を引
張り「歩く」ようにする。
17.両方の手で膜を掴み、そして運動器具のフレームを
膝に当て、そして両手を下方へ動かす。
18.運動17におけるように、膝にフレームを当て、そし
て膜を掴み、時計方向と反時計方向に円形運動をさせて
ねじる。
19.両方の手で膜を掴み、そして屈曲モーメントを、ス
テッキを曲げるようにして、加える。運動器具は垂直位
置にある。
20.手首を側方に曲げて膜を掴み、親指は横に直立さ
せ、それからハンマーを使うように両手を上下させる。
21.フレームに両手の指を置いて、それから指を使って
後方へ向いて「歩く」ようにして、膜の順次の列をフレ
ームに向って引き、そして出発点へ戻る。
22.2人又はそれ以上の人が膜を同時に使い、交互に同時
に緊縮する。
運動器具に関してのスケジュールについてのガイドラ
インとして、3〜5つの運動を選び、そしてそれらを組
として毎週2、3回少なくとも5分間反覆する。更に高
度の成果を望むならば回数を増やす。
6〜8週間で筋肉はそれまでの運動の変更を必要と
し、そして適当な運動を選択して新しいスケジュールを
つくることとなろう。
上に述べた運動を更に変更し、組合せて実施できる。
実際に、既知のすべての肉体訓練の原理をこの運動器具
に利用できる。すなわち、スーパーセット、トライセッ
ト、オーバーロード、フォースドレプス、ピラミッド等
である。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、シート状の膜を有する本発明のモールドした
手の運動器具の平面図であり、そして第1B図はそれの断
面図である。 図中: 10:シート(膜)、11:円形リング(フレーム)、12:
孔。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の孔を配列して形成された弾性的に変
    形し得るシート構造体が張られた剛性フレームを備えた
    前腕、手、手首、および指の筋肉の多数動作運動を行う
    ための手の運動器具において、弾性的に変形し得るシー
    ト構造体は剛性フレームのまわりに一体的に成形された
    膜であって、その膜に、複数の異なる空間的関係にある
    人間の手の指を入れる大きさの孔の配列を有し、その膜
    は前記剛性フレームにしっかり取り付けられているため
    に生じる緊張の状態にあり、その緊張は前記孔に挿入さ
    れた指の位置および運動を行なう際の前記膜のゆがみに
    従った前記膜の変形によって局部的に可変であり、そし
    て前記膜は20〜80゜のショアーA硬度および1〜10MN/m
    2の弾性係数を有する熱可塑性ゴムまたは弾性プラスチ
    ック・エラストマーで形成されていることを特徴とする
    手の運動器具。
  2. 【請求項2】前記膜の材料は40〜60゜のショアーA硬度
    を有する特許請求の範囲第1項記載の手の運動器具。
  3. 【請求項3】前記膜の材料は7〜35MN/m2の引っ張り強
    度を有する特許請求の範囲第1または2項記載の手の運
    動器具。
  4. 【請求項4】前記膜は100%〜1000%の破断伸張を有す
    る特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の手の運
    動器具。
  5. 【請求項5】前記運動器具の外側周辺部は円形である特
    許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の手の運動器
    具。
  6. 【請求項6】前記孔は円形または正方形である特許請求
    の範囲第1〜5項のいずれかに記載の手の運動器具。
JP61140413A 1985-06-18 1986-06-18 手の運動器具 Expired - Lifetime JPH084638B2 (ja)

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GB858515446A GB8515446D0 (en) 1985-06-18 1985-06-18 Web
GB8515446 1985-06-18

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JPS6249869A JPS6249869A (ja) 1987-03-04
JPH084638B2 true JPH084638B2 (ja) 1996-01-24

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ID=10580938

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US (1) US4750734A (ja)
EP (1) EP0206592B1 (ja)
JP (1) JPH084638B2 (ja)
AT (1) ATE63834T1 (ja)
CA (1) CA1274262A (ja)
DE (1) DE3679458D1 (ja)
ES (1) ES294838Y (ja)
GB (1) GB8515446D0 (ja)

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