JPH0843573A - 安定装置 - Google Patents

安定装置

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JPH0843573A
JPH0843573A JP7115027A JP11502795A JPH0843573A JP H0843573 A JPH0843573 A JP H0843573A JP 7115027 A JP7115027 A JP 7115027A JP 11502795 A JP11502795 A JP 11502795A JP H0843573 A JPH0843573 A JP H0843573A
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JP
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leaf spring
stabilizer
spring
pressure vessel
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JP7115027A
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Inventor
John G Erbes
ジョン・ゲッディス・アービス
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General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C13/00Pressure vessels; Containment vessels; Containment in general
    • G21C13/02Details
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原子炉のシュラウドを横方向の撓みに対して
安定にする。 【構成】 シュラウド拘束安定装置50は、原子炉圧力
容器10に対するシュラウド18の横方向の撓みに抵抗
する半径方向内向きの力を加えるばね組立体54を有
し、該組立体は共通の主支持部60の両端に一体に接続
された弾性アームを有する予荷重ばね及び制震ばねを含
む。予荷重ばねの弾性アーム62a、62bはスチフネ
スが比較的低い第1の板ばねを形成し、制震ばねの弾性
のアーム64a−64dはスチフネスが比較的高い第2
の板ばねを形成する。制震ばね上のパッド68a−68
dが原子炉圧力容器と接触するが、運転状態では予荷重
を受けない。制震ばねには地震等の際のシュラウドの横
方向の撓みに応じて荷重がかかる。通常の運転中、予荷
重ばねはシュラウドを拘束支持し、ひゞ割れの伝搬を加
速する傾向を持つ様な新しい荷重を減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、地震の際に発生する荷重及び
運動に安全に耐えることが出来る原子炉の設計に関す
る。特に、本発明は地震事象に応答して、横方向の撓み
に抵抗する様に原子炉の炉心シュラウドを安定にする技
術に関する。
【0002】
【発明の背景】普通の沸騰水形原子炉が図1に示されて
いる。給水が給水入口12及び給水スパージャ14を介
して原子炉圧力容器(RPV)10に送込まれる。スパ
ージャはリング形のパイプであって、RPVの内部で給
水を円周方向に分配する為の適当な開口を持っている。
炉心吹付け入口11が炉心吹付け配管13を介して炉心
吹付けスパージャ15に水を供給する。給水スパージャ
14からの給水が環状のダウンカマ16の中を下向きに
流れる。この環体は、RPV 10及び炉心シュラウド
18の間の環状領域である。炉心シュラウド18は炉心
20を取り巻くステンレス鋼の円筒であり、この炉心は
複数個の燃料バンドル集成体22で構成されている(そ
の内の2つの2×2配列だけが図1に示されている)。
燃料バンドル集成体の各々の配列が、頂部では上側案内
部19によって支持され、底部では炉心プレート21に
よって支持されている。炉心上側案内部は、燃料集成体
の頂部を横方向に支持していると共に、制御棒を挿入す
ることが出来る様にする為に燃料チャンネルの正しい間
隔を保っている。
【0003】水が環状のダウンカマ16の中を炉心の下
側プレナム24まで流れ、次いで燃料集成体22に入
り、そこで沸騰境界層が出来る。水と蒸気の混合物がシ
ュラウド・ヘッド28の下にある炉心上側プレナム26
に入る。炉心上側プレナム26は、炉心20を出て行っ
て垂直な立ち管30に入る蒸気−水混合物の間の隔離作
用をする。立ち管がシュラウド・ヘッド28の上に配置
されていて、炉心上側プレナム26と流体が連通してい
る。
【0004】蒸気−水混合物が立ち管30の中を流れ
て、蒸気分離器32に入る。蒸気分離器は軸流遠心形で
ある。この後、分離された液体の水が混合プレナム33
で給水と混合され、その混合物は環状のダウンカマを介
して炉心に戻る。蒸気は蒸気乾燥器34の中を通り、蒸
気ドーム36に入る。蒸気は蒸気出口38を介してRP
Vから取り出される。
【0005】BWRはまた、所要のパワー密度を達成す
るのに必要な炉心を通る強制対流の流れを作る冷却材循
環装置を含んでいる。水の一部分が環状のダウンカマ1
6の下端から、循環水出口43を介して吸い出され、遠
心形循環ポンプ(図に示してない)によって循環水入口
45からジェット・ポンプ集成体42(これを1つだけ
示す)の中に強制的に送込まれる。BWRは2つの循環
ポンプを持ち、その各々が複数個のジェット・ポンプ集
成体に対する駆動用の流れを作る。加圧された駆動用の
水が、流れの順に見て、入口立ち管47、エルボ48及
び入口混合器46を介して、各々のジェット・ポンプ・
ノズル44に供給される。典型的なBWRは16個乃至
24個の入口混合器を有する。ジェット・ポンプ集成体
が炉心シュラウド18の周りに円周方向に分布してい
る。
【0006】炉心シュラウド18(図2参照)は、シュ
ラウド・ヘッド28を支持するシュラウド・ヘッド・フ
ランジ18a、シュラウド・ヘッド・フランジ18aに
上端が溶接された円形で円筒形の上側シュラウド壁18
b、上側シュラウド壁18bの下端に溶接された環状の
上側案内部支持リング18c、上側案内部支持リング1
8cに上端が溶接された円筒形の中央シュラウド壁18
d、及び中央シュラウド壁18dの下端と下側シュラウ
ド壁18fの上端に溶接された環状の炉心プレート支持
リング18eで構成される。上側シュラウド壁18bの
直径は中央シュラウド壁18dの直径より大きく、この
中央シュラウド壁の直径が下側シュラウド壁18fの直
径より大きい。シュラウド全体が、下側シュラウド壁1
8fの底に溶接されたシュラウド支持体51と、内径の
所ではシュラウド支持体51に溶接され且つ外径の所で
はRPV 10に溶接された環状のシュラウド支持板5
2とによって支持されている。
【0007】地震による揺れがあった場合、大地の運動
が、シュラウド支持板52より上方の高さの所にあるシ
ュラウドの部分の、原子炉圧力容器に対する横方向の撓
みに変換されると考えられる。この撓みにより、シュラ
ウド及びその溶接部に望ましくない応力が生ずる。特
に、シュラウド溶接区域が、応力腐食割れの為に破損し
ている場合、炉心及び制御棒の部品に整合外れや損傷が
起こる惧れがあり、これが制御棒の挿入並びに安全な運
転停止に悪影響を持つ。
【0008】応力腐食割れ(SCC)は、高温の水に露
出する構造部材、配管、ファスナ及び溶接部の様な原子
炉の部品に起こる公知の現象である。原子炉の部品は、
例えば熱膨張の違いや原子炉の冷却水を収容する為に必
要な動作圧力や、溶接、冷間加工及びその他の非対称的
な金属処理などの原因による種々の応力を受ける。更
に、水の組成、溶接、熱処理及び放射が、SCCに対す
る一因としての金属の影響の受け易さを高めることがあ
る。
【0009】応力腐食割れが、BWRの上側案内部支持
リングに見つかっている。上側案内部支持リング18c
のひゞ割れは、上側案内部支持リング18cをシュラウ
ド壁18b、18dに結合する溶接部の近辺で、その外
周面から半径方向内向きに且つその内周面から半径方向
外向きに伸びる。上側案内部支持リング18c又はその
他のシュラウド胴部の継目溶接部の熱影響部に於ける応
力腐食割れは、炉心上側案内部19及びシュラウド・ヘ
ッド28を垂直方向及び水平方向に支持するシュラウド
18の構造的な完全さを減ずる。この為、溶接部区域に
ひゞ割れを持つ炉心シュラウドを安定にする方法と装置
の必要がある。特に、シュラウド胴部の継目溶接部又は
その熱影響部が完全に破損したと想定される様な余り考
えられない場合に対して、シュラウドの横方向の構造的
な完全さを強める必要がある。
【0010】
【発明の要約】本発明はシュラウドを横方向の撓みに対
して安定にする方法及び装置を提供する。本発明の方法
は、ジェット・ポンプ集成体の間にある夫々の方位位置
で、環状のダウンカマ内に複数個の安定装置を配置する
ことを含む。上側案内部支持リングの高さの所に1組の
安定装置を取付け、炉心プレート支持リングの高さの所
に別の1組の安定装置を取付けることが好ましい。
【0011】各々の安定装置は、シュラウド壁の外周面
とRPVの内周面の間に弾力的に挟み込まれる。安定装
置は、RPVに対するシュラウドの横方向の撓みに抵抗
する半径方向内向きの力を及ぼすばねを持っている。好
ましい実施の態様では、各々の安定装置は、安定装置予
荷重ばね及び制震ばねを有する。各々のばねは、共通の
主支持部の両端に一体に接続された弾性アームを有す
る。安定装置予荷重ばねの弾性アームが、スチフネスが
比較的小さい第1の板ばねを形成し、制震ばねの弾性ア
ームがスチフネスが比較的大きい第2の板ばねを形成す
る。第1の板ばねには第2の板ばねよりも一層長い基部
を設けることによって、異なるスチフネスを達成する。
第1の板ばねが1対の反対向きに伸びる弾性アームで構
成され、第2の板ばねが第1の板ばねのアームの両側に
配置された2対の反対向きに伸びる弾性アームで構成さ
れることが好ましい。
【0012】各々の板ばねは、RPVに接する両側のア
ームの端部にパッドを持っている。パッドの高さは、制
震ばね上のパッドがRPVと接触しているが、原子炉運
転状態では該パッドに予荷重が加えられない様に選ばれ
ている。制震ばねは、例えば地震事象の際、シュラウド
の横方向の撓みに応じて荷重される。この新規な構造の
結果として、二重ばね定数を持つ安定装置ばね組立体は
それ自身で所定位置に固定され、小さい予荷重で、原子
炉運転時のシュラウドの変形に対処する。こう云う原子
炉運転時の変形は、熱膨張の差並びに圧力の両方による
ものである。このように、シュラウド、容器及びばねに
は小さい原子炉運転時荷重が加えられる。通常の原子炉
運転中、安定装置予荷重ばねから加わるばねの力が、ひ
ゞ割れした胴部溶接部を持つシュラウドに対して拘束支
持作用をし、こうしてひゞ割れの伝搬を加速する傾向を
持つ新しい荷重を減少する。制震ばねは、例えば地震の
際、シュラウドの横方向の撓みによってRPVの壁に押
し付けられるのに逆らって反対方向にのみ、ばねの力を
加える。
【0013】本発明によるシュラウド拘束安定装置は、
環状のダウンカマのいろいろな幅に合せて調節される様
に設計されている。幅は場所が異なると異なり、またど
の1つの場所でも、時間と共に変化することがある。第
1の変化は製造上の許容公差に帰因する。第2の変化
は、原子炉運転状態に於ける低合金鋼の原子炉圧力容器
とステンレス鋼のシュラウドとの膨張の差に帰因する。
安定装置は、形状係合の形でくさび支持体に摺動自在に
係合するくさびを有する。くさび支持体に対してくさび
を摺動させて、くさびを所定位置に固定することによ
り、安定装置全体の半径方向の寸法を調節して、所望の
予荷重でダウンカマの幅にまたがる様にすることが出来
る。
【0014】
【好ましい実施例の説明】本発明は、シュラウドを横方
向の撓みに対して安定にする方法及び装置を提供する。
この装置は、炉心シュラウドと原子炉圧力容器の向かい
合う面の間に弾力的にはさみ込まれるシュラウド拘束安
定装置50の組立体である。好ましくは、第1の複数個
のシュラウド拘束安定装置50が、上側案内部支持リン
グ18cの高さの所で、対応する複数個の方位位置に取
付けられると共に、第2の複数個のシュラウド拘束安定
装置50′が、炉心プレート支持リング18eの高さの
所で、対応する複数個の方位位置に取付けられる(図6
参照)。
【0015】本発明の好ましい実施例に従って取付けら
れたシュラウド拘束安定装置が、図3及び4に示されて
いる。安定装置50は安定装置ばね組立体54及びくさ
び支持体56を有する。安定装置ばね組立体54は、く
さび58、該くさび58がボルト止めされた中間支持部
60、及び該中間支持部60の両端から夫々伸びる複数
個の板ばねアームで構成されている。
【0016】組み立てた時の構造の形は、組立体が安定
に自ら位置ぎめされることを保証する様に設計されてい
る。特に、後で詳しく説明するが、組立体の6つの自由
度を制御する手段が設けられる。くさび支持体56は全
体的にT字形はり(図4参照)であって、弯曲部分56
bから半径方向外向きに伸びる真っ直ぐな部分56aを
有する。弯曲部分56bが2つの幅の狭い平坦なパッド
80a、80bを持ち、これらが弯曲部分56bの両端
でこの部分の高さ全体にわたって伸びている。これらの
パッド80はシュラウドの外周面に接して、シュラウド
に対する局部的な荷重を2つの接触区域に分配する。2
つの接触区域の間の幅の広い基部が、垂直軸線の周りに
回転しない様にする安定性を持たせる。
【0017】接触面から予定の深さまでねじ孔が平行に
伸びている。各々のねじ孔には剪断ピン抑え70がねじ
込まれている。剪断ピン抑え70の軸部が、放電加工
(EDM)又はその他の任意の適当な加工方法によって
上側シュラウド壁18bに形成された対応する孔に平行
に入る。孔は、この孔のパターンを中心合わせしている
方位線と平行に加工されている。一旦孔に挿入された
時、剪断ピン抑え70がシュラウドに対するくさび支持
体56の確実な位置を定め、垂直方向及び周方向の変位
並びに半径方向の軸線(即ち取付けられたくさび支持体
の縦軸線)の周りの回転を阻止する。
【0018】本発明の取付け手順では、剪断ピン抑え7
0を上側シュラウド壁に設けたEDM孔と係合させるよ
うに、くさび支持体56を所定位置に下げる。その後、
くさび支持体をRPVとシュラウドとの間に固定する。
安定装置ばね組立体54を所定位置まで下げて、くさび
58をくさび支持体56と摺動自在に係合させるが、こ
れは後で詳しく説明する。
【0019】くさび58及びくさび支持体56は噛み合
う直線的な突起を持ち、それによってくさび支持体の半
径方向軸線に対して予定の角度で、くさびを摺動させる
ことが出来る。この特徴により、取付けの際の予荷重の
調節が出来る。安定装置ばね組立体54は、安定装置予
荷重ばねのパッド66a、66bが所望の予荷重で原子
炉圧力容器10の内周面に接するまで、くさび58をく
さび支持体56の傾斜した端に沿って摺動させることに
より、徐々に所定位置まで挿入される。
【0020】所望の予荷重が達成されたら、くさび及び
くさび支持体を互いに固定する。くさび58には第1の
ピッチを持つ1列の相隔たる孔が設けられており、くさ
び支持体56には、第1のピッチとは異なる第2のピッ
チを持つ1列の相隔たる孔が設けられている。くさび及
びくさび支持体が相対的に摺動する時、くさび支持体の
少なくとも1つの孔がくさびにある1つの孔と重なって
整合する。整合した孔にくさび固定ピン72を挿入する
ことにより、互いに摺動しないように、くさび及びくさ
び支持体が互いに固定される。くさび固定ピンは溝孔を
設けたテーパつきの前端を持ち、この前端はピンを容易
に孔に入れて、孔を通り抜けさせることが出来る様に圧
縮される。更にこの前端には拡大部が設けられていて、
この拡大部は、該拡大部が孔の端から離れて、溝孔を設
けた前端が圧縮されていない状態まで弾力的に膨張した
後に、ピンを所定位置に係止する。これにより、安定装
置ばね組立体50及びくさび支持体56が互いに固定さ
れて、環状のダウンカマにまたがる、即ちダウンカマを
横切る組立体を形成する。
【0021】安定装置ばね組立体50は、シュラウドの
横方向の撓みの大きさに応じた反作用力を発生する幾つ
かの板ばねを持っている。図5に一番よく示されている
様に、好ましい実施例では、中間支持部60の1端が3
つの板ばねアーム62a、64a、64cと一体に接続
されて、それらを支持していると共に、中間支持部60
の他端が3つの板ばねアーム62b、64b、64dと
一体に接続されて、それらを支持している。中間支持部
及びばねは、原子炉の環境でも弾力性を保つことが出来
る高強度合金で作られる。例えば、インコネルX750
又はXM19形ステンレス鋼の様なニッケル−クロム−
鉄合金を使うことが出来る。
【0022】板ばねアーム62a、62bの長さは板ば
ねアーム64a−64dの長さよりも大きい。各々の板
ばねの端には、原子炉圧力容器の壁10と向かい合う側
にパッドが一体に形成されている。板ばねアーム62
a、62bが、中間支持部60と共に、安定装置予荷重
ばねを構成する。板ばねアーム62a、62bのパッド
66a、66bの間の距離が、安定装置予荷重ばねの基
部の長さを定める。この基部の長さは、半径方向軸線に
対して垂直な水平軸線の周りに組立体が回転するのを防
止する位に長くなければならない。そうしないと、組立
体が上そり位置に傾くことがある。更に基部は、シュラ
ウドと原子炉圧力容器との熱膨張の差に対処する位に十
分長くして、こうして部品の膠着又は過剰応力を避けな
ければならない。
【0023】板ばねアーム64a−64dは、中間支持
部60と共に、制震ばねを形成する。板ばねアーム64
a、64b上のパッド68a、68bの間の距離(これ
は板ばねアーム64c、64d上のパッド68c、68
dの間の距離と等しい)が、制震ばねの基部の長さを定
める。安定装置ばね組立体54は、くさび支持体56に
よってシュラウド18から伝達される半径方向外向きの
荷重に応答して、弾力的に撓む様に設計されている。安
定装置予荷重ばねの基部の長さは制震ばねの基部の長さ
より大きく、これは安定装置予荷重ばねの可撓性を一層
大きくすることに寄与している。安定装置予荷重ばね
は、安定装置を所定位置に固定して、小さい予荷重で環
状のシュラウドの変形を吸収するのに十分なスチフネス
を有する。通常の原子炉運転中、安定装置予荷重ばねか
ら加わるばねの力がシュラウドに対して拘束支持作用を
する。
【0024】パッドの高さは、安定装置予荷重ばねに予
荷重がかけられた後、原子炉の通常の運転状態で制震ば
ねのパッドがRPVの壁に接触するが、制震ばねに予荷
重がかけられない様に選ばれている。その代わりに、制
震ばねは、横方向に撓むシュラウドから加わる半径方向
外向きの力が予定の支持荷重を越えた時にだけ、荷重さ
れる様に設計されている。シュラウドのこの様な横方向
の撓みは、例えば地震事象の際に起こり得る。
【0025】この為、この予定の支持荷重より低い所で
は、安定装置予荷重ばねだけがシュラウド壁とRPV壁
との接近する向きの相対的な撓みに対抗する。中間支持
部60に加わる荷重がこの予定の閾値荷重に等しいか又
はそれを越えると、安定装置予荷重ばね及び制震ばねの
両方が、シュラウド18及びRPV10の相対的な撓み
に対抗する。
【0026】図3の側面図に見られる様に、板ばねアー
ム66a、66bの端は、板ばねアーム68a−68d
の端の高さより小さく、アーム68a−68dのスチフ
ネスを一層大きくしている。この為、制震ばねは安定装
置予荷重ばねより一層短く且つスチフネスが一層大き
い。制震ばねは、最悪の地震事象の際に発生する強い力
に反作用する様に設計することが出来る。制震ばねのス
チフネスは、特定のプラントの耐震設計の周波数スペク
トル並びに原子炉装置のその他の特性に応じて変えられ
る。ばねは原子炉に於ける地震荷重を最小限に抑える様
に調整することが出来る。
【0027】好ましい配置構成では、6個の上側シュラ
ウド拘束安定装置50及び12個の下側シュラウド拘束
安定装置50′が、シュラウドの外周に沿って一定の角
度間隔で分布した夫々の方位位置に取付けられる。図6
に示す様に、各々の上側の安定装置50は上側案内部支
持リング18cの高さの所に取付けられ、また各々の下
側の安定装置50′は炉心プレート支持リング18eの
高さの所に取付けられる。
【0028】本発明の別の好ましい実施例による安定装
置の配置構成が、図7に部分的に示されている。これら
の安定装置は、安定装置に取付けられた大動き制限スト
ッパを追加したことを別にすると、図6に示すものと同
一である。各々の上側の安定装置50は制限ストッパ7
4を持ち、これは上側のシュラウド壁18bの通常の横
方向の撓みを許すが、そのまゝにしておくと、上側シュ
ラウド壁18bの外側に配置された緊急炉心冷却装置配
管の損傷を招く惧れのある様な大きな横方向の撓みを阻
止する。各々の上側の安定装置50はまた制限ストッパ
76も持っており、これは、上側案内部支持リング18
cと中央シュラウド壁18dとの間の溶接部が切断され
た場合、上側案内部支持リング18cに対する中央シュ
ラウド壁18dの大きな横方向の撓みを阻止する。その
まゝにしておくと、中央シュラウド壁18dの大きな横
方向の撓みは、燃料炉心内にある周辺の燃料集成体を損
傷する惧れがある。最後に、各々の下側の安定装置5
0′は制限ストッパ78を持ち、これは、炉心プレート
支持リング18eとシュラウド支持体51との間の溶接
部が切断された場合、炉心プレート支持リング18eに
対するシュラウド支持体51の大きな横方向の撓みを阻
止する。シュラウド支持体51の大きな横方向の撓み
は、そのまゝにしておくと、炉心の下にある制御棒案内
管の損傷を招くことがある。制限ストッパ76、78
が、剪断ピン抑えと協力して、半径方向軸線の周りの組
立体の回転を阻止することに注意されたい。
【0029】本発明によるシュラウド拘束安定装置の好
ましい実施例を例示の為に説明したが、当業者には、本
発明の範囲を逸脱しないで上述の構造に対する種々の変
更が容易に考えられよう。この様な全ての変更は、特許
請求の範囲に含まれることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】普通のBWRの一部分を切欠いた簡略斜視図。
【図2】図1に示したBWRの炉心シュラウドの一部分
の断面図。
【図3】本発明の第1の好ましい実施例による取付け後
のシュラウド拘束安定装置の側面断面図。
【図4】本発明の第1の好ましい実施例による取付け後
のシュラウド拘束安定装置の上側から見た平面図。
【図5】図3及び4に示したシュラウド拘束安定装置の
正面図。
【図6】本発明の第1の好ましい実施例による2つのシ
ュラウド拘束安定装置を相異なる高さの所に取付けた状
態を示す側面断面図。
【図7】本発明の第2の好ましい実施例による制限スト
ッパを持つ2つのシュラウド拘束安定装置を相異なる高
さの所に取付けた状態を示す側面断面図。
【符号の説明】
10 原子炉圧力容器 16 環状のダウンカマ 18 炉心シュラウド 18c 上側案内部支持リング 18e 炉心プレート支持リング 50、50′ 安定装置 51 シュラウド支持体 52 シュラウド支持板 54 安定装置ばね組立体 56 くさび支持体 58 くさび 60 中間支持部 62a、62b 板ばねアーム 64a−64d 板ばねアーム 66a、66b パッド 68a−68d パッド 70 剪断ピン抑え 72 くさび固定ピン 74、76、78 制限ストッパ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の構造(18)の第2の構造(1
    0)に対する撓みを拘束する安定装置に於て、板ばね手
    段(60,62a,62b,64a−64d)に摺動自
    在に結合されたはり手段(56)を有し、該板ばね手段
    は前記はり手段によって伝達される荷重の内の第1の範
    囲の荷重に対して第1のばね定数を持つと共に、前記第
    1の範囲の荷重よりも大きい第2の範囲の荷重に対して
    第2のばね定数を持ち、前記第2のばね定数が前記第1
    のばね定数よりも大きいことを特徴とする安定装置。
  2. 【請求項2】 更に、第1及び第2の摺動自在の結合手
    段(56,58)を有し、前記第1の摺動自在の結合手
    段が前記板ばね手段に接続されると共に、前記第2の摺
    動自在の結合手段が前記はり手段に接続されていて、前
    記板ばね手段を前記はり手段に対して摺動させた場合に
    当該安定装置の長さが変化する請求項1記載の安定装
    置。
  3. 【請求項3】 更に、相対的な摺動を防止する様に前記
    第1及び第2の摺動自在の結合手段を互いに固定する手
    段(72)を有している請求項2記載の安定装置。
  4. 【請求項4】 原子炉圧力容器(10)の内側に配置さ
    れて前記原子炉圧力容器との間に環状空間(16)を形
    成し、且つシュラウド支持板(52)によって前記原子
    炉圧力容器に対して固定されている炉心シュラウド(1
    8)を持つ原子炉に於て、前記原子炉圧力容器に対する
    前記シュラウドの横方向の撓みを制限するために、請求
    項1に記載した安定装置が複数個、前記環状空間内で前
    記シュラウド支持板より上方の高さの所に取付けられ
    て、前記シュラウドの外周に沿って所定の角度間隔で周
    方向に分布していることを特徴とする原子炉。
  5. 【請求項5】 各々の前記板ばね手段が前記原子炉圧力
    容器の内周面に接していて、各々の前記はり手段が前記
    シュラウドの外周面から関連する板ばね手段に荷重を伝
    達する請求項4記載の原子炉。
  6. 【請求項6】 前記板ばね手段が、取付けの際に予荷重
    が加えられた安定装置予荷重ばねと、取付けの際に予荷
    重が加えられていない制震ばねとで構成されている請求
    項5記載の原子炉。
  7. 【請求項7】 前記制震ばねが、前記シュラウドの横方
    向の撓みに応じて該横方向の撓みに対抗する抵抗力を発
    生し、該抵抗力が、前記安定装置予荷重ばねによって発
    生される抵抗力よりも大きい請求項6記載の原子炉。
  8. 【請求項8】 前記はり手段を前記シュラウドに結合す
    る手段(70)を有する請求項4記載の原子炉。
  9. 【請求項9】 前記板ばね手段が、第1及び第2の端を
    持つ細長い中間支持部(60)、該中間支持部の第1の
    端から第1の方向に平行に伸びる第1乃至第3の板ばね
    アーム(62a,64a,64c)、及び前記中間支持
    部の第2の端から前記第1の方向とは反対の第2の方向
    に平行に伸びる第4乃至第6の板ばねアーム(62b,
    64b, 64d)で構成されており、各々の前記板ば
    ねアームは前記原子炉圧力容器の内周面と向かい合う面
    の上に形成されたパッド(66a,66b,68a−6
    8d)を持ち、前記第1乃至第3の板ばねアームは前記
    第4乃至第6の板ばねアームと夫々同一直線上にあり、
    前記第1及び第3の板ばねアームが前記第2の板ばねア
    ームの両側にあり、前記第4及び第6の板ばねアームが
    前記第5の板ばねアームの両側にあり、前記第2及び第
    5の板ばねアームのパッドが第1の距離だけ隔たり、前
    記第1及び第4の板ばねアームのパッドが前記第1の距
    離より小さい第2の距離だけ隔たり、前記第3及び第6
    の板ばねアームのパッドが前記第2の距離だけ隔たって
    いる請求項4記載の原子炉。
  10. 【請求項10】 各々の前記安定装置が前記シュラウド
    の夫々の部分に接していて、該シュラウドの夫々の部分
    が予め設定した量を越えて横方向に撓むのを阻止する制
    限ストッパ(74、76、78)が取付けられている請
    求項4記載の原子炉。
JP7115027A 1994-05-19 1995-05-15 安定装置 Pending JPH0843573A (ja)

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