JPH084321B2 - 色値の校正方法及び装置 - Google Patents

色値の校正方法及び装置

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JPH084321B2
JPH084321B2 JP5079908A JP7990893A JPH084321B2 JP H084321 B2 JPH084321 B2 JP H084321B2 JP 5079908 A JP5079908 A JP 5079908A JP 7990893 A JP7990893 A JP 7990893A JP H084321 B2 JPH084321 B2 JP H084321B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像処理用機器
及びシステムにて第1の色空間の色値を、第2色空間の
色値に変換する際の色値の校正方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】再現(復元)技術は1つの原画から印刷
版に対するベースとして1つの複製(コピー)原画が作
成される印刷における画像原稿(原画)の再生方法に関
する。印刷機では印刷版を用いて原画の再現(復元)が
行なわれる。
【0003】コピー(複製)原画作成のプロセスは一般
に各ステップ、即ち画像入力、画像処理、画像出力のス
テップから成る。
【0004】画像入力、例えばカラー画像走査器(スキ
ャナ)を用いての画像入力の際3色(トリクロマチッ
ク)の及び画点ごと又は線(ライン)ごとの再現さるべ
きカラー原画のオプトエレクトロニック走査により3原
色の(3つの基本的な)色信号R,G,Bが取出され、
その際個々の色値トリオはカラー原画にて走査された画
点(画素)の色成分“赤”(R)、“緑”(G)、
“青”(B)を表わす。アナログ色値信号はデジタル値
に変換され、そして、ひきつづいての画像処理のため記
憶される。
【0005】画像処理の際色値(R,G,B)は通常先
ずベース−色補正により主観的色混合の規則性(法則
性)に従って色分解版値に変換され、当該色分解版値は
事後的な印刷プロセスにて使用される印刷色“シアン”
(C)、“マゼンタ”(M)、“黄色”(Y)、“黒”
(K)の調色(配色)に対し、また、網点の大きさ又は
網目(スクリーン)百分率に対する尺度である。更に、
画像処理の際、画像再生を改善し、欠陥を補償し又は編
集上の変更、変化を行なう目標を以ってさらなる色補正
が実施される。
【0006】画像処理の後、画像出力が、記録材料(フ
ィルム)上への色分解版の網目化記録のための当該画像
処理に適するユニット、例えば色分解版露光器(レコー
ダ)を用いて行なわれる。カラー原画の再現(複製)の
際の今日慣用の手法はカラー原画走査器により取出され
た色値(R,G,B)の、色分散版値(C,M,Y,
K)への直接的選別(セパレーション)を伴なう色濃度
測定の方式に基づく。
【0007】上記(カラー)セパレーションは従来の写
真色分解版作成技術に従ってカラーマスキングを用いて
行なわれる。上記セパレーションは特別にカラー画像走
査機器の使用型式に、それのスペクトル感度及び信号プ
レディストーション(事前ひずみ付与)を以って適合さ
れる。
【0008】印刷プロセスに必要な色値信号(R,G,
B)の補正が、実際上カラー原画と印刷結果との視覚的
比較により求められる。他のスペクトル感度を以っての
他の色走査機器及び他の印刷プロセスへの当該の補正の
適合が屡々困難かつ時間を要する。
【0009】今日、種々のカラー画像走査器を1つのカ
ラー画像処理システムに接続したり、1つのカラー画像
走査器を種々のカラー画像処理システムに接続する要求
が屡々提起されるので、カラー画像走査器とカラー画像
処理部との間のインターフェースにて所定の標準規格を
導入するのが極めて有利である。そのために、色走査器
にて生ぜしめられる色値信号がカラー画像処理システム
の夫々の内部標準規格(スタンダード)に基づいて校正
されねばならない。
【0010】文献、例えば、雑誌“Der Druck
spiegel”,No6、1991,第580〜59
2頁、論文“Farbe in der Bildve
rarbeitung”から既に以下のようにすること
が公知である、即ち、汎用的な色表現のため色空間変換
により、機器依存の入力色空間の色値(これはカラー画
像走査器により取出される)を、機器用依存性の写像変
換ないし相関処理−色空間の色値に変換し、次いで、補
正された色値を、さらなる色変換により、機器依存の出
力色空間の相応のプロセス色値へ変換することが既に公
知である。
【0011】色空間変換のための公知手法は測色的に所
定の値に基づき、よって、定まっていないカラーフィル
タ(即ち、CIE(COMMIS SION INTE
RNATIONALE DE L’ECLAIRAG
E;国際照明委員会)の基準スペクトル値−特性カーブ
に適合してないカラーフィルタ)には適用可能でない。
【0012】
【発明の目的】本発明の目的ないし課題とするところ
は、機器依存の色空間の、機器非依存の写像変換ないし
相関処理色空間への変換が改善され、それによりカラー
画像走査部とカラー画像処理部との間のインターフェー
スにて一義的な且つ標準化された色値が取り替えられ得
るようにした、色変換の際の色値の校正方法及び装置を
提供することにある。
【0013】
【発明の構成】上記課題は請求項1の構成要件により、
また、装置に係わる請求項の構成要件により解決され
る。
【0014】本発明の要点とする技術内容によれば、画
像入力機器にて多数の色フィールドを有する適当な試験
(テスト)原画の走査により色走査値が得られる。当該
色走査値は分解(解析)的に計算された変換テーブルを
用いて機器非依存性の基準色空間の色値に変換される。
変換テーブルの近似的計算は夫々の入力機器のスペクト
ル特性及び色走査値の事前ひずみ付与の考慮下で行なわ
れる。変換された色値は測色的に確定された、例えばス
ペクトル測光器(フォトメータ)により測定された試験
原画の色値と比較される。当該色差値から本発明の方法
により、入力色変換器の3次元変換テーブルに対してエ
ラー補償計算値が求められる。
【0015】有利な発展形態は引用請求項に示されてい
る。
【0016】次に図を用いて本発明を説明する。
【0017】
【実施例】図1はカラー画像処理システムの信号流及び
構成の概念図である。点状及び線(ライン)状に走査す
る入力機器がスキャナ1により表わされており、面状に
走査する機器はカメラ2及びカラーグラフィックデータ
の生成用機器により、また、例えばグラフィック−デザ
イン−ステーションはビデオ入力部3により表わされて
いる。種々の可能な出力機器はカラーモニタ4、色分解
版レコーダ又は露光部5又はプルーフレコーダ6によっ
て示されている。
【0018】本発明によれば、入力−色変換に際して、
色値の入力−校正が本来の動作前に段階として位置づけ
られる調整−又は校正フェーズ以前に行なわれ、その際
色空間により精確なマッチング(適分化)が行なわれ
る。
【0019】3次元色変換器7は例えばテーブルメモリ
(LUT)として構成されており、このメモリもしくは
出力−色値、例えば色値L,a,bは機能上所属する入
力−色値、例えばR,G,Bによりアドレッシング可能
に記憶されている。当該変換テーブルは本来の動作前に
計算され、入力側9を介して入力−色変換器7中にロー
ドされる。
【0020】変換テーブルは色空間のすべての理論的に
可能な色値に計して、又は、有利に、差別たんに粗く
付けられた色値の支持基準値枠に対してのみ計算され
得、その際色変換に実際に必要なすべての色値が、支持
基準値枠を用いての3次元の補間計算により求められ
る。この場合において入力−色変換器7は付加的に補間
段を有する。
【0021】出力−色値は所定の入力−又は出力機器に
特定的に取出される。当該機器の取替えの際又は当該機
器にて変更、変化の際変換テーブルが新たに求められな
ければならない。
【0022】3次元入力色変換器7は図1に示すように
別個のユニット入力機器1,2,3の構成部分、又は画
像処理ユニット8の構成部分である。
【0023】画像処理ユニット8ではユーザにより色補
正及び幾何学的処理が、そのつど利用される写像変換な
いし相関的処理−色空間の変換された色値を用いて実施
される。このために、画像処理ユニット8は操作ターシ
ナル10と接続されており、このターシナル10によ
り、ユーザは所望の色補正を行なう。更に、画像処理ユ
ニット8は写像変換ないし相関的処理ユニット11と接
続されており、このユニット11もしくは処理さるべき
色値が中間記憶されている。
【0024】画像処理の後、処理される色値が、画像処
理ユニット8から続出され、出力色変換器12にて、出
力色変換により、機器特有の出力−色空間のプロセス色
値に変換され、これらプロセス色値は夫々の出力機器
4,5,6に供給される。出力−色変換の際相応の出力
−校正が行なわれる。
【0025】図2は彩色(カラー)画像−処理システム
に対する写像変換ないし相関的処理モデルを示す。基準
−色系13としてはCIEの規格によるXYZ−色値系
CIEXYZが用いられ、この色系は肉眼の視感特性に
基づく。入力−校正の際、入力機器1,2,3の、当該
機器に依存する入力色空間本事例ではRGBの色空間1
4の色値R,G,Bが、先ず基準色系13に変換され
る。それにひきつづいて、基準色素13の色値X,Y,
Zが、数学的に規定された変換により、機器から独立し
た選択可能な写像変換ないし相関的処理−色空間15
(以下たんに相関(処理)色空間とも称する)の色値に
変換される。この色空間15では画像処理が行なわれる
べきである。機器から独立の写像変換ないし相関的処理
−色空間15としては例えば、YCC,YUV,YI
Q,CIELAB,CIEUV又はLCH又は抽象的R
GB色空間ないしそこから導出されるR′G′B′−色
空間が使用され得る。
【0026】当該画像処理後、相関(処理)色空間15
の処理された値の、機器特有の出力色空間(出力機器
4,5,6のRGB色空間16ないしYMCK色空間1
7)のプロセス又色値への変換が行なわれる。その際相
応の出力−校正が実施される。当該出力空間は次のよう
な場合、即ち、出力機器がカラーモニタ4又はRGB色
値により制御されるプルーフレコーダ6である場合に対
する機器に依存するRGB色空間16である。出力機器
として色分解版−レコーダ(5)又は、CMYK色値に
より制御されるプルーフレコーダ(5)が使用される場
合には当該出力色空間はYMCK−色空間19である。
【0027】図3は反射形又は透過形彩色原画の点状及
び線(ライン)状の3色(トリクロマチック)走査のた
めのカラー画像走査器の構成略図である。透過形走査の
ための光源15、又は反射走査のための光源16からは
カラー原画17は光源15ないし16とカラー原画17
との間の相対運動により照明を受ける。走査されるカラ
ー画面17の画像内容で変調された走査光はビームスプ
リッタブロック(これは2つのダイクロイックミラー1
8と2つのミラー19から成る)及び色フィルタ20を
用いて異なるスペクトル成分の3つの部分ビーム分解さ
れる。当該部分ビームの色成分“赤”(R)、“緑”
(G)、“青”(B)が、オプトエレクトロニック変換
器21にてアナログ測色的値信号に変換され、増幅され
る。上記アナログ測色値のダイナミック領域はほぼ10
の3乗〜4乗である。ひずみ(デイストーション)後2
2における、明度(輝度)−視感特性に適合された信号
ひずみにより、当該ダイナミック特性は必要な場合、デ
ジタル信号処理上通常の信号分解能例えば8ビットに適
合され得る。次いでアナログ測色信号はA/D変換器2
4にてデジタル測色信号R,G,Bに変換され、走査さ
れた画点の測色値トリオが後続処理のため中間記憶され
る。その場合、上記デジタルは次のように行なわれる、
即ち、デジタル測色値Oが絶対黒値(透過率又は反射率
0.0)に相応し、デジタル測色値255は基準白値
(透過率又は反射率1.0)に相応するように行なわれ
る。但し、他の対応付けも可能である、即ち白値におい
てオーバーフロー領域の設けられている他の対応付けも
可能である。当該デジタル値からはデジタル段階に対す
るカラー原画の透過率の伝達関数の分かっている関係性
により透過率値が、補間方式手法により再生、再形成さ
れ得る。
【0028】図4は、3次元入力−色変換器7の基本構
成を示し、この色変換器7は3次元テーブルメモリー2
6と、ルックアップテーブルLUTと、補間段27を有
する(当該変換テーブルが差当り粗く段階付けられた色
値の支持基準値枠に対してのみ計算され、動作中実際に
必要とされる出力−色値が3次元の補間計算により求め
られる場合に対して)。先に計算された、粗く段階付け
られた変換テーブルは入力−色変換器7の入力側9を介
してファイルされたている。入力変換器7の入力色値E
1,E2,E3例えば、色値R,G,Bはレジスタ28に
中間記憶され、ひきつづいての換算のため、例えば5つ
のウエイトの高いビット(MSB)及び3つのウエイト
の低いビット(LSB)に分解される。その際ウエイト
の高いビットはアドレスとしてテーブルメモリ26に、
また、低ウエイトビットは補間段27に計算量として供
給される。次いで補間段27において、低ウエイトビッ
ト相応の支持値(これは線路29を介して補間段27に
供給される)から補間値が計算される。補間値は加算器
30にて、入力−色変換器7の出力色値A1,A2,A3
に、例えば色値L,a,bに結合され、出力レジスタ3
1にてファイルされる。
【0029】図5はカラー画像に対する近似解の形の粗
く段階付けされたLUTに対する支持(基準)値の計算
手法を示す。LUTの制御のための5つの高ウエイトビ
ットの選択によりすべての3つの入力色値に対する8の
テーブルの段階付けが行なわれ得る。要するにすべての
組合せ{R,G,B}={0,8,16,…248}に
対する色値が計算されねばならない。
【0030】そのために色値{R,G,B}が先ず逆の
事前ひずみ付与(等化)により等化される。そのように
して得られた原画の等化率−ないし反射率値がマトリク
ス化、スケーリング、色変換により所望の出力色空間の
色値に変換され適当な量子化の後LUT(ルックアップ
テーブル)にて記憶される。当該計算については以下さ
らに説明する。
【0031】図6は入力−色空間に依存しない相関処理
−色空間の色値への機器依存の入力−色空間の色値の変
換の際の色校正のための本発明の方法のシーケンスの基
本的図解を示す。
【0032】以下説明する事例ではカラー画像走査器1
のR,G,B色空間の色値R,G,Bが、CIELAB
−色空間の色値L*,a*,b*に変換され、その際下
記の方法ステップのシーケンス(A)〜(E)が進行経
過する。
【0033】方法ステップ(A) 方法ステップ(A)では入力色変換器7に対する近似的
な変換テーブルが作成され、入力色変換器7のテーブル
メモリ32中に記憶される。ここにおいて、RGB色空
間14の色値R、G、Bから、当該の非依存性のCIE
LAB色空間15の、機能的に所属する色値L*
j(s),a*j(s),b*j(s)が、カラー画像走査器1
のスペクトル的および電気的特性の考慮下で近似的に計
算されるようにするのである。その場合に種々のインキ
(色)顔料により生じるメタリック特性(条件等色、m
etamer)−問題が考慮される。変換テーブルの色
値L*j(s),a*j(s),b*j(s)の近似的計算が次の
ステップで実施される。
【0034】第1のステップ(A1)では式(1)によ
り直線化される。
【0035】 (R,G,B)=f〜1(R,G,B) (1) 第2ステップ(A2)では色値R,G,Bが、マトリク
ス係数(M)を用いて式(2)に従って相応の基準色値
X,Y,Zのマトリクスにマトリクス変換される。
【0036】 (X,Y,Z)=M(R,G,B) (2) 第3ステップ(A3)では基準色値X,Y,Zが、照明
色光の種類の考慮下で式(3)に従って基準化(正規
化)される。
【0037】 (X,Y,Z)=A(X,Y,Z) (3) 式4のステップ(A4)では当該基準値X,Y,Zが、
式(4)により、写像変換ないし相関的処理−色空間1
5の色値L*,a*,b*に変換される。
【0038】 (L*,a*,b*)=f(X,Y,Z) (4) 式5ステップ(A5)では式(5)に従って色値L*,
a*,b*が量子化される。
【0039】 (Lq,aq,bq)=f(L*,a*,b*) (5) そして量子化された色値(L*,a*,b*)が入力色
変換器7のテーブルメモリ26に記憶される。
【0040】テーブルメモリ26のアドレッシングのた
めの5つの高ウエイトビットの選定により、すべての3
つの色値R,G,Bに対する8の変換テーブルの段階付
けが得られる。要するに、すべての組合せ{R,G,
B}={0,8,16,248}に対する出力色値
q,aq,bqが計算されねばならない。
【0041】上記ステップ(A1)〜(A5)による近似
解は下記の関係性が基礎となっている。
【0042】色走査器においてはカラー原画における色
値の測定が、一般に3領域手法に従って行なわれる。走
査ユニットのスペクトル値関数はCIE 1931標準
観測者(CIE 1931 Standard Colorimetric obs
erver)のそれ、又はそれの適当な線形結合に相応しな
ければならない。スペクトル値関数(r,g,b)は式
(6)から次のように求まる。
【0043】 r(λ) = cr × S(λ) × τr(λ) ×R (λ) g(λ) = cg × S(λ) × τg(λ) ×R (λ) (6) b(λ) = cb × S(λ) × τb(λ) ×R (λ) r(),g(),b()=カラー画像走査器のスペクトル値関
数 cr,cg,cb =機器定数(増幅係数) τr ,τg ,τb =色フィルタのスペクトル透過率特性
カーブ S(),R() =光源および受光器のスペクトル値関数 式(7)を用いて、色値R,G,Bが、式(7)による
スペクトル値特性カーブによるコンボリューションによ
るカラー原画の色刺激関数の積分により色値R,G,B
が求まる。
【0044】
【数1】
【0045】次いで、色値R,G,Bは通常事前ひずみ
付与(プリディストーション)により、肉眼の視感特性
に適合される(デジタル化され伝送される前に)。上記
事前ひずみはステップ(A1)による近似解の計算の
際、基準色値X,Y,Zへの色値R,G,Bの変換前に
解消されねばならない。
【0046】近似解計算のためのステップ(A2)によ
る1931の基準色空間CIEXYZの基準色値への色
値R,G,Bの変換が、式(8)によるマトリクス化係
数Mを用いての近似解の計算のため実施される。
【0047】 X M111213 R Y = M212223 × G (8) Z M313233 B マトリクス化係数を求めるのは適合化計算により走査ユ
ニットのスペクトル関数のわかっている状態のもとで行
なわれ得る。スペクトル関数が未知のもとではマトリク
ス化係数Mは実験的に色テーブルの測色的に規定された
色フィールド(領域)の測定により求められ得る。
【0048】本事例ではマトリクス化係数Mの決定はス
ペクトル値関数の適合化により行なわれ、その際当該適
合化(整合)は次のように行なわれる、即ち、自乗誤差
の和が、多数のスペクトル的支持基準点に亘って最小に
なるように行なわれる。マトリクス化係数Mの決定は式
(9)のように行なわれる。
【0049】 Σi(M11×ri+M12×gi+M13×bi−xi)2=Min Σi(M21×ri+M22×gi+M23×bi−yi)2=Min (9) Σi(M31×ri+M32×gi+M33×bi−zi)2=Min ri,gi,bi=カラー画像走査器のスペクトル関数の
支持基準値 xi,yi,zi=1931年CIEの規格(標準)スペ
クトル値関数XYZの支持基準値i = 10nmの間隔(インターバル)を以っての380
nm〜780nmのの領域におけるスペクトル支持基準
点 マトリクス化係数Mの決定は数値的に簡単であり、当該
係数の変化調整により実施される。その際ひきつづいて
次のように規準化(正規化)がなされる、即ち、R,G,
B=1.0に対して、基準色値X,Y,Z=1.0が得
られるようになされる。基準白値のもとでの同じ信号レ
ベルへの当該色値の調整平衡の後エネルギ大のスペクト
ルの色光の種類Eに対して基準付けられた規準値が求め
られる。再現、復元技術において通常の色光の種類を白
色基準として扱いたい場合には、このことは色変換のた
めの文献上公知の“von kies”変換が実施されなければ
ならない。このことはXYZ色値のあらたなマトリクス
化により行なわれる。このマトリクスは式(8)にて表
わされているマトリクスで共に計算され得る。
【0050】近似解の計算のためのステップ(A4)に
よるCIELAB−色空間の色値L*,a*,b*への
規準色空間CIEXYZの基準色値X,Y,Zの変換
が、式(10)に従って次のように実施される。
【0051】 L*=116×f(Y/Yn)−16 a*=500×[f(X/Xn)−f(Y/Yn)] (10) b*=200×[f(Y/Yn)−f(Z/Zn)]
【0052】
【数2】
【0053】他の色空間に対しては前述の計算が等価的
に実施される。
【0054】式(10)により計算される色値L*,a
*,b*は内部的に表現される現存するデジタル段階に
写像変換されねばならない。輝度L*の値領域は0〜1
00である。物体色の彩色性(度)を表わす色値a*,
b*の値領域は経験上−100〜100である。8ビッ
トないし256デジタル段階の内部的分解能の場合上記
値領域は当該の値に写像変換されるべきである。
【0055】明度(輝度)L*はデジタル段計の規模全
体へ写像変換され得る。彩色値a*,b*の場合、色変
換器の補間ステップの実施、具現化に応じて、零点のシ
フトが必要である(もっぱら正の値で動作するために
は)。可能な量子化は式(11)により行なわれ得る。
【0056】 Lq=[Lf×L*] aq=[af×a*]+an (11) bq=[bf×b*]+bn 但し Lq,aq,bq=量子化されたCIELAB色値 Lf,af,bf=量子化係数 an,bn =零点オフセット […] =次の整数への丸め(トランキング)関
数 Lf=255/100、af,bf=100/128、
n,bn=128 方法ステップ(B) 方法ステップ(B)では適当な試験(テスト)原画33
(これは複数jの所定の試験色を含む)はカラー画像走
査器1で事後的に走査さるべき17と同じ材料特性を有
し、換算テーブル(これは方法ステップ(A)にて求め
られ、入力−色変換器7のテーブルメモリ32中にファ
イルされている)を用いて写像変換ないし相関的処理−
色空間15の、機能的に対応付けられた色値L*
j(s),a*j(s),b*j(s)へ換算される。
【0057】試験原画33としては例えば、複数jの色
フィールドを有する色テーブル、例えばコダック社(Q
60−A,−B,−C)の色テーブルが使用され得る。
当該色フィールド(領域)の数及び頻度分布は校正手法
に適するように選択されねばならない。当該色フィール
ドは可視的に均等分布されてカラー原画の色空間をカバ
ーすべきである、有利には彩色性のわずかな色の領域を
比例的関係性より大の度合で(比例関係性を越える関係
性を以って)カバーすべきである、それというのは彩色
性のわずかな色のほうが彩色性の強い色より頻繁に現わ
れるからである。色フィールドはそれの輝度範囲の点
で、近似解にて得られた規模、範囲へ適合される。この
ことは有利に試験原画の最も明るい色フィールドにて行
なわれる。適合化係数は絶対的原画色値の計算のため記
憶され得る。
【0058】方法ステップ(C) 方法ステップ(C)では試験原画33の試験色がスペク
トル測光器34を用いて所定の種類の色光に対する基準
色値X,Y,Zとして測定され、基準色値X,Y,Z
は、色変換器35にて写像変換ないし相関的処理−色空
間15の、測色的に精確な色値L*j(m),a*j(m),
b*j(m)に換算される。
【0059】スペクトル測光器の代りにカロリメータ又
は相応に校正された入力機器、殊に色走査器1を使用す
ることもできる。
【0060】方法ステップ(D) 方法ステップ(D)では方法ステップ(A)にて求めら
れた試験色の色値L*j(s),a*j(s),b*j(s)
が、比較器36にて、相応の試験色の、方法ステップ
(C)にて求められた色値L*j(m),a*j(m),b*
j(m)と相互に比較され、当該比較により色差値L*
j(m)−L*j(s),a*j(m)−a*j(s)及びb*
j(m)−b*j(s)が求められる。
【0061】方法ステップ(E) 方法ステップ(E)では色差値L*j(m)−L*j(s),
a*j(m)−a*j(s),b*j(m)−b*j(s)からは補
正色値δL*rgb,δa*rgb,δb*rgbが補正値テー
ブルの形で計算され、補正された色値L*KOR,a
KOR,b*KORが、補正値段37にて、近似化テーブル
の色値L*j(s),a*j(s),b*j(s)及び補正色値
δL*rgb,δa*rgb,δb*rgbの重み付けられた加
算により式(12)に従って求められる。
【0062】 L*KOR=L*rgb+δL*rgb a*KOR=a*rgb+δa*rgb (12) b*KOR=b*rgb+δb*rgb 補正された色値L*KOR,a*KOR,b*KORを求めるに
は2つの手法を取り得る。第一には補正色値δL
rgb,δa*rgb,δb*rgbが記憶され、次いで、本
来の原画走査中校正フェーズ後、補正値段37にて連続
的に換算テーブルの色値L*j(s),a*j(s),b*
j(s)に加えられ得る。第二には補正色値δL*r gb,δ
a*rgb,δb*rgb及び色値L*j(s),a*j(s),b
j(s)の加算が、校正フェーズにて行なわれ得る。次
いで、補正された色値L*KOR,a*KOR,b*KORは補
正値段37にて記憶され原画走査中補正値段37から読
み出され、後続処理される。
【0063】有利には近似的変換テーブルの色値L*
j(s),a*j(s),b*j(s)及び所属の補正色値δL
rgb,δa*rgb,δb*rgbが、理論的に可能な色空
間の支持値枠に対してのみ計算され、そして、事後の連
続的な色変換の際必要とされる補正された色値L
KOR,a*KOR,b*KORが支持基準値枠に補間により
求められる。
【0064】色値に対して例えば32×32×32=3
2768の支持点を有する支持値枠の場合、比較的にわ
ずかな数の色値を以って補償平衡方式により入力−色校
正を実施すると有利である。
【0065】補償平衡方式により補正色値δL*rgb
δa*rgb,δb*rgbの計算が、有利に、式(13)に
よる重み付け−又は間隔距離関数f(rgb,i)を用い
て測色的間隔距離評価により行なわれる。
【0066】 δL*rgb=Σi[f(rgb,i)×(L*i(m)−L*i(s))]/Σi[f(rgb,i)] δa*rgb=Σi[f(rgb,i)×(a*i(m)−a*i(s))]/Σi[f(rgb,i)](13) δb*rgb=Σi[f(rgb,i)×(b*i(m)−b*i(s))]/Σi[f(rgb,i)] δL*rgb,δa*rgb,δb*rgb=補正色値 L*j(s),a*j(s),b*j(s)=試験色iの精確な
色値 L*j(m),a*j(m),b*j(m)=試験色iの近似色
値 f(rgb,i)=間隔距離関数 その場合、加算iは試験原画33のすべての色フィール
ドに亘って行なわれる。
【0067】間隔距離関数f(rgb,i)は有利に、式
(14)による4次の逆関数である。
【0068】 f(rgb,i)=1/[(L*rgb−L*i(m))2+(a*rgb−a*i(m))2+ (b*rgb−b*i(m))22 (14) 間隔距離関数f(rgb,i)は実際の支持点の付近にお
ける試験原画33の色フィールドのほうを、それの遠い
色フィールドよりも大きく考慮する。間隔距離関数の選
択によっては当該プロセスの品質及びコンバーゼンス
(収束性)が定められる。色変換の品質に対する尺度と
して平均値及び標準偏差が公知手法により求められ得
る。
【0069】もって、色校正が終了され、再現さるべき
色原画の本来の走査が開始され得る。所定の適用事例に
おいて誤差及び標準偏差が過度に大であることが判明す
ると、色校正は新たな近似的な変換テーブルで繰返され
得る(所定の偏差に到達ないしそれを下回るまで)。文
献 Richter, M. Einfuehrung in die Farbmetrik deGr
uyter-Verlag Berlin 1981、Hunt, R. W. G Measuring
Color J. Wiley & Sons 1989 、CIE-Publikation No. 1
5.2(1986) Colorimetry Central Bureau of the CIE, W
ien図7は当該3次元入力−色変換器の異なる構成(図4
の構成に対して)を示す。
【0070】当該構成ユニットはテーブルメモリ(LU
T;ルックアップテーブル)として構成されており、こ
のメモリ中には計算された出力値が、機能的に(ないし
関数的に)対応付けられた入力値によりアドレッシング
可能に記憶されている。当該出力値の計算は調整設定−
又は校正フェーズにて本来の動作の前に行なわれる。当
該計算は入力色空間のすべての理論的に可能な値に対し
て、又は有利には差当り、粗く段階付けられた色値の支
持基準値枠に対してのみ行なわれ得、その際すべての実
際に必要とされる色値は3次元補間計算により求められ
得る。当該出力色値は所定の入力又は出力ユニットに対
して特有のものである。当該ユニットの取替えの際又は
そこにて変化、変更の際は当該出力値が新に求められね
ばならない。
【0071】I′1,I′2,I′3当該入力色値、例え
ば、色値R,G,Bはレジスタ41に中間記憶され、ひ
きつづいての演算のため、例えば5つのウエイトの高い
ビット(MSB)及び3つのウエイトの低いビット(L
SB)に分解される。使用される補間手法に応じて、シ
ーケンサ(SEQ)46を用いて加算器(ADD)42
を介して、粗く段階付けられた3次元LUT(3D−L
UT)43の最も近くに位置する支持基準点が呼出さ
れ、それに適合して、当該支持基準値に対する相応の重
み付け係数が呼出される。乗算器/アキュムレータ(M
AC)44においては当該支持基準値の重み付けられた
加算が行なわれる。その結果は出力レジスタ(REG)
45中にファイルされる。
【0072】なお、シーケンサ46からの信号は係数回
路(COE)47を解して乗算器/アキュムレータ(M
AC)44に供給され得る。
【0073】上記出力レジスタ(REG)45からは出
力O′1,O′2,O′3が送出される。
【0074】ここで、校正(に係わる)計算手法につい
てさらに補足的に説明する。
【0075】前述のように、有利に比較的わずかな色値
による補償(平衡)方式により行なわれる入力校正に際
して、色空間−補間における色値に対する支持基準点3
2×32×32=32768を有する支持基準値枠のも
とで、適当な試験テーブルの平均化されたRGB色値
が、上述の手法(方式)で色空間変換によりCIELA
B色値に換算される。上述の試験(テスト)テーブルの
使用の際色空間において近似的に等距離間隔で分布され
た236の色値が得られる。さらに当該試験テーブルの
色フィールドが所望の内部的色光の種類、例えばD65
において測色装置により測定され、それの輝度(明度)
の度合、規模の点で、近似解にて得られた度合、規模に
適合化(マッチング)される。このことは有利に原画の
最も明るい色フィールドにて行なわれる。適合化(マッ
チング)係数は絶対的な原画色値の計算のために記憶さ
れ得る。その際近似解の色値と、スケーリングされた精
確な色値の差によって、試験テーブルに対する色空間変
換の誤差(エラー)が表わされる。当該色変換の品質に
対する尺度としての平均値及び標準偏差が公知手法によ
り求められ得る。
【0076】変換テーブルの支持基準点に対する補正値
計算は色値差の重み付けられた加算により行なわれ、そ
の際当該重み付け関数によっては実際の支持基準点の近
くにおける試験原画の色フィールドのほうが、さらによ
り遠くの色フィールドにおけるより大きな(強い)度合
で考慮される。当該重み付け関数の選択によっては当該
プロセスの品質及び収束性が定められる。4次の逆距離
間隔関数がここでは特に有効であることが実証されてい
る。
【0077】関係式I L*rgb<−L*rgb+δL*rgb a*rgb<−a*rgb+δa*rgb b*rgb<−b*rgb+δb*rgb 重み付けられた誤差 δL*rgb=Σi(f(rgb,i)×(L*i(m)−L*i(s)))/Σi(f(rgb,i)) δa*rgb=Σi(f(rgb,i)×(a*i(m)−a*i(s)))/Σi(f(rgb,i)) δb*rgb=Σi(f(rgb,i)×(b*i(m)−b*i(s)))/Σi(f(rgb,i)) 距離間隔関数 f(rgb,i)=1/((L*rgb−L*i(m))2+(a*rgb−a*i(m))2+ (b*rgb−b*i(m))2)2 但し、 L*rgb,a*rgb,b*rgb =支持基準点に対する色
値RGB δL*rgb,δa*rgb,δb*rgb=支持基準点に対する補
正値R,G,B L*i(m),a*i(m),b*i(m)=色フィールドに対
する精確な測定値 L*i(s),a*i(s),b*i(s)=色フィールドに対
する近似値 当該加算iはすべての色フィールドに亘ってなされる。
【0078】関係式Iにて表わされたアルゴリズムは色
変換テーブルのすべての支持基準点に対して実施され
る。そこで原画のRGB色値は当該の新たなテーブルで
変換され得る。今や得られている差(値)から、あらた
めて、平均誤差及び標準偏差が求められ得る。当該誤差
が過度に大である場合は、校正は新たなテーブルにより
近似解として繰返され得る(変換の所望の誤差が得られ
るまでないしそれを下回るまで)。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、機器依存の色空間の、
機器非依存の写像変換ないし相関処理色空間への変換が
改善され、それによりカラー画像走査部とカラー画像処
理部との間のインターフェースにて一義的なかつ標準化
された色値が取替えられ得るようにした、色変換の際の
色値の校正方法及び装置を実現できたという効果が奏さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理システムの構成略図である。
【図2】画像処理システムの相関処理モデルの概念図で
ある。
【図3】カラー画像走査器の構成略図である。
【図4】色変換器の構成略図である。
【図5】カラー画像走査器に対する近似解の形の粗く段
階付けられたLUTの支持値の計算手法を示すブロック
図である。
【図6】色校正における方法ステップ進行経過を示すシ
ーケンス図である。
【図7】当該3次元入力−色変換器の異なる構成を示す
構成略図である。
【符号の説明】
1 スキャナ、 2 カメラ、 3 ビデオ入力部、
4 カメラモニタ、5 色分解能レコーダ、 6 プル
ーフレコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 G06F 15/66 310 H04N 1/46 Z

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像処理用機器及びシステムにて
    第1の色空間の色値を、第2色空間の色値に変換する際
    の色値の校正方法において、 −或る1つの入力機器(1,2,3)に配属された第1
    の色空間[R,G,B](14)からは該第1色空間に
    無関係の(該第1色空間から独立の)第2色空間(1
    5)の、機能上所属する色値[L*j(s),a*j(s),
    b*j(s)]を、入力機器(1,2,3)のスペクトル
    的及び電気的特性の考慮下で変換テーブルの形で近似的
    に計算し、記憶するようにし、 −上記第1色空間(14)の色値(R,G,B)の取出
    のため、所定数の試験色を含む試験原画(33)をオプ
    トエレクトロニック走査し、その際、上記試験原画(3
    3)は入力機器(1,2,3)で走査さるべきカラー原
    画(17)と同じ材料特性を有するものであり、 −上記試験色の走査により得られた、第1色空間(1
    4)の色値(R,G,B)を変換テーブルを用いて第2
    色値空間(15)の機能上対応付けられた色値[L*
    j(s),a*j(s),b*j(s)]に換算し、 −当該試験色の走査及び換算により得られた色値[L*
    j(s),a*j(s),b*j(s)]を所定の種類の色光に
    対して測色的に精確に測定された相応の試験色の色値
    [L*j(m),a*j(m),b*j(m)]と比較し、当該
    試験色の色値[L*j(s),a*j(s),b*j(s)]及
    び[L*j(m),a*j(m),b*j(m)]の比較により
    得られた色差値からは上記変換テーブル中に記憶された
    色値[L*j(s),a*j(s),b*j(s)]に対する補
    正色値[δL*rgb,δa*rgb,δb*rg b]を補償平
    衡方式に従って計算するようにしたことを特徴とする色
    値の校正方法。
  2. 【請求項2】 上記試験原画(33)は測色的に定めら
    れた色フィールドを有する色テーブルであるようにした
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記色フィールドの試験色が色空間にお
    いて視覚的に等距離間隔をおいて選ばれているようにし
    た請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 試験色の測色的に精確な色値[L*
    j(m),a*j(m),b*j(m)]が、スペクトル測光器
    (34)、比色計、又は相応に校正された入力機器、例
    えば色走査器を用いて測定されるようにした請求項1か
    ら3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 入力機器(1,2,3)により取出され
    た色値(R,G,B)がそれの色変換前に事前ひずみ付
    与(プリディストーション)せしめられるようにした請
    求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 当該補正色値[δL*rgb,δa*rgb
    δb*rgb]は記憶され、連続する色変換中色校正後変
    換テーブルの記憶された色値[L*j(s),a*j(s),
    b*j(s)]に極性通りに加えられて、当該の補正され
    た色値[L*KOR,a*KOR,b*KOR]を得るようにし
    た請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記補正色値[δL*rgb,δa*rgb
    δb*rgb]は連続的色変換前に変換テーブルの記憶さ
    れた色値[L*j(s),a*j(s),b*j(s)]に加え
    られて、連続的色変換のための補正された変換テーブル
    の補正された色値[L*KOR,a*KOR,b*KOR]を得
    るようにした請求項1から5までのいずれか1項記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 上記変換テーブルの色値は3次元ルック
    アップテーブル(LUT)として記憶されるようにした
    請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記入力機器(1,2,3)はカラー原
    画(17)の3色式(トリクロマチック)走査のための
    カラー画像走査器(カラースキャナ)又はカラーカメラ
    であるようにした請求項1から8までのいずれか1項記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 近似的変換テーブルの色値[L*
    j(s),a*j(s),b*j(s)]及び所属の補正色値
    [δL*rgb,δa*rgb,δb*rgb]は理論的に可能
    な色空間の支持基準値枠に対してのみ計算され、そし
    て、事後的な連続的な色変換の際に必要な補正された色
    値[L*KOR,a*KOR,b*KOR]が支持基準値枠にて
    補間により求められるようにした請求項1から9までの
    いずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 上記変換テーブルの色値[L*
    j(s),a*j(s),b*j(s)]の近似的計算を下記の
    ステップで実施し、即ち、 −第1色空間(14)の場合により事前ひずみ付与され
    た色値(R,G,B)を直線化し、 −該色値(R,G,B)の、相応の基準色値(X,Y,
    Z)へのマトリクス化をマトリクス化係数(M)を用い
    て行ない、 −照明用の色光種類の考慮下で基準色値(X,Y,Z)
    を基準化し、 −上記基準色値(X,Y,Z)を第2色空間(15)の
    色値(L,a,b)へ変換するようにした請求項1から
    10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 第2色空間(15)として視感的に等
    距離間隔の色空間、例えばCIEAB色空間が選択され
    るようにした請求項1から11までのいずれか1項記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 上記マトリクス係数(M)は入力機器
    のスペクトル関数の既知の状態のもとで適合化計算によ
    り求められ、ここにおいて、2乗誤差の和が多数のスペ
    クトル支持基準点に亘って最小であるように当該適合化
    はなされるようにした請求項11記載の方法。
  14. 【請求項14】 上記マトリクス係数(M)は測色的に
    確定された試験色の測定により求められるようにした請
    求項11記載の方法。
  15. 【請求項15】 当該補正色値[δL*rgb,δa
    rgb,δb*rgb]は近似的に計算された色値[L*
    j(s),a*j(s),b*j(s)]及び試験色の測色的に
    精確に測定された色値[L*j(m),a*j(m),b*
    j(m)]から間隔距離関数[f(rgb,i)]によ
    り、測色的間隔距離評価を以って計算されるようにした
    請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 上記補正色値[δL*rgb,δa
    rgb,δb*rgb]は下記式に従って、近似的に計算さ
    れた色値[L*j(m),a*j(m),b*j(m)]及び試
    験色の測色的に精確に測定された色値[L*j(s),a
    j(s),b*j(s)]から計算されるようにし、 δL*rgb=Σi[f(rgb,i)×(L*i(m)−L*i(s))]/Σi[f(rgb,i)] δa*rgb=Σi[f(rgb,i)×(a*i(m)−a*i(s))]/Σi[f(rgb,i)] δb*rgb=Σi[f(rgb,i)×(b*i(m)−b*i(s))]/Σi[f(rgb,i)] −上記の補正された色値[L*KOR,a*KOR,b
    KOR]は色値[L*rag,a*rag,b*rag]及び補正
    色値[δL*rgb,δa*rgb,δb*rgb]から、下式
    により加算により求められるようにし、即ち L*KOR=L*rag+δL*rgb a*KOR=a*rag+δa*rgb b*KOR=b*rag+δb*rgb 但し、 L*rag,a*rag,b*rag =変換されたR,
    G,B−色値 δL*rgb,δa*rgb,δb*rgb=補正色値 L*j(s),a*j(s),b*j(s)=試験色の精確な色
    値 L*j(m),a*j(m),b*j(m)=試験色の近似色値 f(rgb,i) =間隔距離関数 であるようにした請求項1から15までのいずれか1項
    記載の方法。
  17. 【請求項17】 距離間隔関数として下記の形の4次の
    関数が選ばれるようにし、即ち f(rgb,i)=1/[L*rag−L*j(m)2+(a*rag−a*j(m))2+(b*rag−b*j(m))2]2 が選ばれるようにした請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 当該変換テーブルにおける支持基準点
    の数が、補正された変換テーブルの支持基準点の数より
    小であり、また、当該補正色値[δL*rgb,δa
    rgb,δb*rgb]は補間によって求められるようにし
    た請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  19. 【請求項19】 カラー画像処理用機器及びシステムに
    おける校正装置であって、第1色空間の色値の形成用の
    入力機器と、該入力機器に接続されていて上記第1色空
    間の色値を、第2色空間の色値に変換するための色変換
    器とを具備する装置において、 −上記第1色空間(14)から独立した第2色空間(1
    5)(写像変換ないし相関処理−色空間)の色値[L*
    j(s),a*j(s),b*j(s)]を変換テーブルの形の
    入力機器(1,2,3)のスペクトル的及び電気的特性
    の考慮下でファイルするためと当該色変換をするための
    第1のテーブルメモリ(32)を有し、 上記の第2色空間の色値は当該入力機器(1,2,3)
    に配属された第1の色空間(14)の色値(R,G,
    B)から近似的に計算された色値であり、 上記色変換においては、当該入力機器(1,2,3)に
    よる所定の試験色を含む試験原画(33)のオプトエレ
    クトロニック走査により得られた色値(R,G,B)
    を、第2色空間(15)の、機能上所属する色値[L*
    j(s),a*j(s),b*j(s)]に変換するものであ
    り、ここにおいて、当該試験原画(33)は、夫々当該
    入力機器(1,2,3)により走査されるべきカラー原
    画(17)と同じ材料特性を有し、 −第1テーブルメモリ(32)の出力側に接続された第
    1入力側を有する比較装置(36)が設けられており、
    該比較装置は試験色の走査及び換算により得られた色値
    [L*j(s),a*j(s),b*j(s)]を、相応の試験
    色の色値[L*j(m),a*j(m),b*j(m)]と比較
    するものであり、上記の相応の試験色の色値は、当該比
    較装置(36)の第2入力側に加わり所定の種類の色光
    に対して測色的に精確に測定されるものであり、 −上記第1テーブルメモリ(32)の出力側に接続され
    た第1の入力側と、上記比較装置(36)の出力側に接
    続された第2入力側とを有する補正装置(37)が設け
    られており、該補正装置は試験色の色値[L*j(s),
    a*j(s),b*j(s)]及び[L*j(m),a*j(m),
    b*j(m)]の比較により得られる色差値から補正色値
    [δL*rgb,δa*rgb,δb*rgb]を得、さらに、
    色変換のための補正された色値[L*KOR,a*KOR,b
    KOR]を生成するものであることを特徴とする色値の
    校正装置。
  20. 【請求項20】 上記補正装置(37)は当該の補正さ
    れた色値[L*KOR,a*KOR,b*KOR]のファイルの
    ための第2テーブルメモリを有する請求項19記載の装
    置。
  21. 【請求項21】 上記補正装置(37)は補間器を有す
    る請求項19又は20記載の装置。
  22. 【請求項22】 上記入力機器(1,2,3)はカラー
    原画(17)のオプトエレクトロニック走査のための色
    走査器(カラースキャナ)又はカメラである請求項9か
    ら20までのいずれか1項記載の装置。
  23. 【請求項23】 試験原画(33)の試験色の測色的測
    定のため、測色装置(34,35)が設けられており、
    該測色装置の出力側が上記比較装置(36)の第2入力
    側に持続されている、請求項19から22までのいずれ
    か1項記載の装置。
  24. 【請求項24】 上記測色装置(34,35)は色変換
    器(35)を有する請求項19から23までのいずれか
    1項記載の装置。
  25. 【請求項25】 測色装置(34,35)として比色計
    スペクトル測光器又は相応に校正された入力機器、例え
    ば色走査器が使用される請求項19から24までのいず
    れか1項記載の装置。
JP5079908A 1992-04-06 1993-04-06 色値の校正方法及び装置 Expired - Fee Related JPH084321B2 (ja)

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DE4305693A DE4305693C2 (de) 1992-04-06 1993-02-25 Verfahren zur Farbkalibrierung
DE4211453.5 1993-02-25
DE4305693.8 1993-02-25

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