JPH0841Y2 - 掃除機 - Google Patents

掃除機

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JPH0841Y2
JPH0841Y2 JP6993193U JP6993193U JPH0841Y2 JP H0841 Y2 JPH0841 Y2 JP H0841Y2 JP 6993193 U JP6993193 U JP 6993193U JP 6993193 U JP6993193 U JP 6993193U JP H0841 Y2 JPH0841 Y2 JP H0841Y2
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cleaner
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伸夫 荻原
正明 緑川
寿美雄 長嶋
久和 新沼
雅嘉 藤谷
智弘 前川
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East Japan Railway Co
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、掃除機に関し、特に公
衆トイレ等の個室内や小便器周囲の床面等の清掃に好適
な掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】多数の人が使用する駅構内等の公衆トイ
レは汚れが顕著であり、毎日の清掃は不可欠なものとな
っている。従来、公衆トイレの清掃のうち、個室内、小
便器周囲の床面の清掃は、デッキブラシやモップ等を使
用して拭き取り掃除を行うようにしており、拭き取り掃
除後は自然乾燥させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように従来では手
作業で個室内、小便器周囲の床面の清掃を行うようにし
ており、労力的に不利であり、作業時間も掛かる等作業
性が極めて悪い。特に、床面の目地の清掃は、中腰作業
であり、かなり力作業となるため、その労力が多大なも
のである。
【0004】又、デッキブラシやモップ等を使用して拭
き取り掃除では、吐瀉物等の汚物に直接触れることもあ
り、不潔感が多く、清掃者が快適な清掃作業を行うこと
ができず、細かい作業が多いため、手袋等は使用しない
場合が多いため、尚更不潔感が多く、トイレの清掃者の
人材不足の要因ともなっている。更に、トイレの利用者
に与える印象も悪く、通常はトイレを使用禁止にして作
業を行う必要があり、利用者にとって不便なことが多
い。しかも、拭き取り掃除後は自然乾燥させる時間が必
要なこともあって、清掃時間が長く掛かり、トイレを使
用禁止する時間が長く、駅構内等のトイレにあっては利
用者へのサービスもままならない。
【0005】尚、トイレ用の清掃具に望まれる与件は、
小型・軽量、簡単操作、快適性、後処理性が良い、小回
りが効く等である。本考案は以上のような従来の実情に
鑑み、公衆トイレ等の個室内、小便器周囲の床面の清掃
具に望まれる与件を満足しつつ、清掃作業を効率的かつ
快適に行うことができ、しかも操作性に優れた掃除機を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の掃除
機は、走行可能なボディを備え、該ボディに、真空発生
装置と、該真空発生装置に接続されてバキュームが作用
するバキューム通路と、該バキューム通路と連通してボ
ディ外面に開口される吸引口と、洗浄水を貯留する洗浄
水タンクと、該洗浄水タンク内と連通する洗浄水通路
と、該洗浄水通路と連通してボディ外面に開口される洗
浄水吐出口と、前記洗浄水通路に介装されて前記洗浄水
タンク内の洗浄水を吸引圧送する吸引ポンプと、を備え
た掃除機本体と、走行可能なボディを備え、該ボディ
に、操作部と、略鉛直方向の軸を中心として回転駆動さ
れる洗浄ブラシ装置と、該洗浄ブラシ装置による洗浄対
象部近傍に洗浄水を噴射する洗浄水噴射部と、バキュー
ムが作用する回収タンク部と、該回収タンク部と連通し
てボディ外面に開口される回収口と、該回収タンク部と
連通する回収通路と、該回収通路先端部に接続され、先
端に設けられた吸引口が前記洗浄ブラシ装置による洗浄
対象部近傍に開口される下降位置と洗浄対象部近傍から
離れる上昇位置とに上下動可能な吸引具と、該吸引具を
上下動して前記下降位置と上昇位置とに夫々保持する吸
引具作動手段と、前記回収タンク部に連通された開閉自
由な排水通路と、を備えた掃除ツールと、前記掃除機本
体のボディ外面の吸引口と掃除ツールのボディ外面の回
収口とを接続するバキューム用接続配管と、前記掃除機
本体のボディ外面の洗浄水吐出口と掃除ツールのボディ
の洗浄水噴射部とを接続する洗浄水用接続配管と、を含
んで構成した。
【0007】前記洗浄水を貯留する洗浄水タンクは開閉
自由な洗浄水の充填口を有し、該充填口は掃除機本体の
ボディに開閉自由に設けられた開口部から外部に臨む構
成とすることができる。又、前記吸引具は、吸引ノズル
部と該吸引ノズル部先端縁に沿って装着されたスクイー
ジとから構成することができる。
【0008】更に、前記バキューム用接続配管は、ホー
スから構成され、該ホース内に洗浄水用接続配管を構成
するチューブを内設することができる。特に、上記掃除
機本体のボディ外面の吸引口開口部に前記洗浄水吐出口
を開口し、該吸引口への前記ホースの接続時に該ホース
内に内設されたチューブを前記洗浄水吐出口に接続する
ように構成すると良い。
【0009】又、前記ボディ内に真空発生装置から吐出
される空気の消臭を行う消臭器を内蔵するとより良い。
【0010】
【作用】かかる構成において、掃除ツールを、例えば、
公衆トイレの個室内等の掃除対象場所まで走行させて移
動し、吸引具を上昇位置にして、洗浄ブラシ装置を駆動
する。これにより、床面がブラッシング洗浄される。こ
の場合、洗浄水タンク内の洗浄水を洗浄水用接続配管を
介して掃除ツールの洗浄水噴射部から床面に向けて噴射
する。
【0011】そして、掃除ツールのボディを後方に傾斜
させ、操作部により掃除ツールを床面上を移動させなが
ら、洗浄水を床面に向けて噴射しつつ床面をブラッシン
グする。以上のようにして床面の洗浄が終了したなら
ば、今度は、吸引具を下降位置にすると、該吸引具のス
クイージが床面に接触し、吸引口が床面と対向する。そ
して、真空発生装置を作動すると、バキューム用接続配
管にバキューム力が発生し、このバキューム力は、吸引
具の吸引口に作用する。
【0012】従って、操作部を持って掃除ツールを床面
上を移動させることにより、前記洗浄水により洗浄され
た床面の汚水等がスクイージによって掻き取られながら
吸引口から吸引され、吸引具からバキューム用接続配管
を通じて回収タンク部内に回収される。回収タンク部内
に回収された汚水等が所定値に達して満水になったなら
ば、掃除機の駆動を停止し、回収タンク部内に回収され
た汚水等を排水通路から排出する。この排出汚水等は例
えば大便器内に流下させると良い。
【0013】又、床面をブラッシングしつつ床面の汚水
を吸引具により吸引するように動作させれば、ブラッシ
ング時の水はねを少なくすることができる。尚、掃除終
了後は、掃除ツールと掃除機本体とを分離して、収納場
所に収納すれば良い。
【0014】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、掃除機1は、掃除機本体2と、掃
除ツール3と、バキューム用接続配管としてのバキュー
ムホース4と、洗浄水用接続配管としての洗浄水チュー
ブ(図示せず)と、から構成される。
【0015】ここで、図1〜図5に基づいて掃除機本体
2の構成を詳述する。これら図において、掃除機本体2
は、走行可能なボディ5を備え、該ボディ5に、真空発
生装置としてのバキュームファン装置6と、該バキュー
ムファン装置6に接続されてバキュームが作用するバキ
ューム通路としてのバキューム管7と、該バキューム管
7と連通してボディ5外面に開口される吸引口8と、洗
浄水を貯留する洗浄水タンク9と、該洗浄水タンク9内
と連通する洗浄水通路としての洗浄水チューブ10と、
該洗浄水チューブ10と連通してボディ5外面に開口さ
れる洗浄水吐出口11と、前記洗浄水チューブ10に介
装されて前記洗浄水タンク9内の洗浄水を吸引圧送する
吸引ポンプとしての電磁ポンプ12、を備えている。
【0016】ここで、前記ボディ5は、天壁がドーム状
を呈した筒状の中空体から構成される。ボディ5の天壁
略中央部には移動用ハンドル13が設けられている。
又、ボディ5の底面の4つのコーナ部には走行手段とし
ての自在キャスター14が取り付けられており、ボディ
5を自在な方向に走行することができるようになってい
る。
【0017】更に、ボディ5の天壁周部には、後述する
バキュームホース4に設けられたホースジョイント4A
の差し込み口となる吸引口8を構成する差し込みジョイ
ント8Aが嵌め込み装着されている。かかるボディ5内
に設けられたバキュームファン装置6は、ファン6Aと
該ファン6Aの駆動用電動モータ6Bとから構成され
る。前記ファン6Aは、ボディ5内上部に設けられたケ
ーシング15内に配設される。このケーシング15の前
壁中央部は開口される。前記ファン6Aは、該ファン6
Aの後側に配設されて前記ケーシング15後壁外面に固
定取付された電動モータ6Bの回転軸に連結される。前
記ケーシング15に形成された図示しない排気口には、
バキュームファン装置6から吐出される空気の消臭を行
う消臭器16が装着される。
【0018】前記ケーシング15の前壁中央部に形成さ
れた開口部には、前記バキューム管7の一端部が連通接
続される。このバキューム管7の他端部は前記差し込み
ジョイント8Aのボディ5内端部に連通接続される。前
記洗浄水タンク9は、ボディ5内底部に配設され、その
上壁の一部には充填口9Aが筒状に形成される。この充
填口9Aの開口面は、ボディ5天壁周部に開設された開
口部17に臨まされている。この開口部17には、着脱
自由な充填口蓋18が取り付けられている。
【0019】前記洗浄水チューブ10の一端部は洗浄水
タンク9内底部に連通され、他端部は前記差し込みジョ
イント8Aの吸引口8周囲に開設された洗浄水吐出口1
1に連通される。前記洗浄水チューブ10に介装された
電磁ポンプ12は洗浄水タンク9の側壁外面に保持され
る。
【0020】尚、ボディ5の上部側周壁には主電源スイ
ッチ19が設けられている。又、ボディ5内の洗浄水タ
ンク9側方には、前記バキュームファン装置6の電動モ
ータ6B並びに電磁ポンプ12の駆動回路等が内蔵され
た制御ボックス19が配設され、該制御ボックス19底
面には、該制御ボックス19を起動するためのON・O
FFスイッチ19aがボディ5底面から操作可能に設け
られている。更に、ボディ5底部には、前記駆動回路等
への電源供給用の所定長さの電源コード20を常時は巻
回保持したコードリール21が設けられており、該コー
ドリール21から電源コード20を引き出して使用でき
るようになっている。
【0021】次に、図1及び図6〜図10に基づいて掃
除ツール3の構成を詳述する。これら図において、掃除
ツール3は、走行可能なボディ22を備え、該ボディ2
2に、操作部としての操作用ハンドル23と、略鉛直方
向の軸を中心として回転駆動される洗浄ブラシ装置24
と、該洗浄ブラシ装置24による洗浄対象部近傍に洗浄
水を噴射する洗浄水噴射部としての洗浄水噴射ノズル2
5と、バキュームが作用する回収タンク部26と、該回
収タンク部26と連通してボディ22外面に開口される
回収口27と、該回収タンク部26と連通する回収通路
としての回収ホース28と、該回収ホース28先端部に
接続され、先端に設けられた吸引口としてのノズル口2
9aが前記洗浄ブラシ装置24による洗浄対象部近傍に
開口される下降位置と洗浄対象部近傍から離れる上昇位
置とに上下動可能な吸引具29と、該吸引具29を上下
動して前記下降位置と上昇位置とに夫々保持する吸引具
作動手段30と、前記回収タンク部26に連通された開
閉自由な排水通路としての排水管31と、を備えてい
る。
【0022】ここで、前記ボディ22は、縦長の略方形
体状の中空体から構成される。ボディ22の頭部の一側
部には、略L字形状の操作用ハンドル23が設けられて
いる。又、ボディ22の底面には走行手段としての一対
の車輪32が支持装置33を介して取り付けられてい
る。前記車輪32の支持装置3は、図11に示すよう
に、一対の車輪32同士を連結する車軸34に、両端部
が回動自由に連結された略コ字形状の支持ブラケット3
5と、該支持ブラケット35の中間部に一端部が回動自
由に連結され、他端部が前記ボディ22底面に固定取付
される支持アーム36とから構成される。尚、この支持
装置3の機能については後述する。
【0023】更に、ボディ22の頭部上面には、主電源
スイッチ37と、前記洗浄水の吐出と停止とを切り換え
る切換スイッチ38と、前記回収タンク部26内が満水
状態となったことを警報する警報ランプ39が設けられ
た操作パネル40が装着されている。前記洗浄ブラシ装
置24は、前記ボディ底部に設けられたブラシ装置本体
ケース41と、円形板からなる保持板42に多数の毛4
3を植毛して形成した2つのブラシ44と、両ブラシ4
4の駆動用電動モータ(図示せず)とから構成される。
【0024】前記ブラシ装置本体ケース41は、筒部4
1Aと該筒部41Aの下部から側方に突出した扁平部4
1Bとを有して略L字形状をなす中空体から構成され、
その筒部41Aの後端下部は図示しない連結具を介して
前記車軸34に固定取付されている。前記2つのブラシ
44は、ブラシ装置本体ケース41の扁平部41B下面
に配設され、その回転軸が該扁平部41Bに回転自由に
支持される。この2つのブラシ44の先端面は、前記車
輪32を接地した際に同様に接地される。
【0025】前記ブラシ駆動用の電動モータは、ブラシ
装置本体ケース41の筒部41A内に内蔵され、図示し
ない動力伝達手段を介して前記2つのブラシ44の回転
軸に動力を伝達して両ブラシ44を回転駆動するように
なっている。前記ブラシ装置本体ケース41の扁平部4
1B底壁の両ブラシ44間位置には、前記洗浄水噴射ノ
ズル25が設けられている。
【0026】一方、前記ボディ22内空間部には、前記
回収タンク部26が形成される。又、ボディ22後壁に
は前記回収タンク部26と連通する回収口27が開設さ
れる。前記回収タンク部26には気液分離板45が垂下
取付されており、回収ホース28と回収口27とが気液
分離板45を間に介して隔てた位置に開口している。前
記吸引具29は、ノズル口29aを先端に備えた吸引ノ
ズル部29Aとノズル29A先端縁に沿って装着された
ゴム製のスクイージ29Bとから構成される。前記吸引
ノズル部29Aには接続口29bが形成されており、こ
の接続口29bに前記回収ホース28の先端部が接続さ
れる。
【0027】かかる吸引具29の作動手段30は、次の
ように構成される。即ち、吸引具29の吸引ノズル部2
9Aの上面には一対の第1リンク46の一端部が固定取
付される。この第1リンク46は上方に延び、夫々の他
端部には一対の第2リンク47の一端部が夫々回動自由
に連結される。この第2リンク47の他端部は前記ブラ
シ装置本体ケース41の筒部41A側壁に回動自由に連
結される。一方、ブラシ装置本体ケース41の扁平部4
1Bの上面には一対の第3リンク48の一端部が固定取
付される。この第3リンク48の他端部は前記第1リン
ク46に回動自由に連結される。
【0028】前記第2リンク47のブラシ装置本体ケー
ス41の筒部41A側壁側の回動軸部にはプーリ49が
固定取付される。前記ボディ22内上部にはプーリ50
が回動自由に支承されており、このプーリ50と前記プ
ーリ49とはワイヤ51を介して連係される。このワイ
ヤ51はプーリ50からボディ22内を通って該ボディ
22下部から外方に出た後、ブラケット52を通ってプ
ーリ49へと至る。
【0029】前記プーリ50の回動軸には吸引具昇降レ
バー53が固定取付されている。この吸引具昇降レバー
53は、ボディ22上壁に形成されたスライド溝54を
貫通してボディ22外方に突出される。従って、前記吸
引具昇降レバー53をスライド溝54に沿って揺動する
ことにより、プーリ50が回動し、これによってプーリ
49が回動し、このプーリ49の回動によって、第2リ
ンク47が揺動し、これにより第1リンク46及び第3
リンク48が揺動して、吸引具29が上下動してその下
降位置と上昇位置とに夫々保持される。
【0030】この場合、吸引具昇降レバー53の揺動位
置によって、吸引具29の上下動位置が決定され、図8
のA、B位置で、吸引具29が下降位置となり、図8の
C位置で吸引具29が上昇位置となる。又、吸引具昇降
レバー53は、前記バキュームファン装置6の電動モー
タ6Bと前記ブラシ駆動用の電動モータのON・OFF
スイッチ機能を有し、上記A位置でバキュームファン装
置6の電動モータ6Bのみがが駆動され、B位置で前記
電動モータ6Bとブラシ駆動用の電動モータの両方が駆
動され、C位置でブラシ駆動用の電動モータのみが駆動
されるようになっている。
【0031】前記ボディ22の底部には、回収タンク部
26に連通される排水管31が連結される。この排水管
31はコック55により開閉される。前記バキュームホ
ース4内には、前記洗浄水用接続配管を構成する洗浄水
チューブが内設されており、該バキュームホース4の吸
引口8への接続時に前記チューブが前記差し込みジョイ
ント8Aに設けられた洗浄水吐出口11に接続されるよ
うに構成されている。
【0032】以上の構成の掃除機1を使用するには、次
のようにする。先ず、掃除ツール3側のバキュームホー
ス4を掃除機本体2側の吸引口8に差し込む。これによ
り、洗浄水用接続配管を構成するチューブが洗浄水吐出
口11に接続される。そして、掃除ツール3を、例え
ば、公衆トイレの個室内等の掃除対象場所まで走行させ
て移動し、吸引具昇降レバー53を図8のC位置にセッ
トすると、吸引具29が上昇位置となり、同時にブラシ
駆動用の電動モータが駆動される。これにより、洗浄ブ
ラシ装置24のブラシ44が回転して、個室内の床面が
ブラッシング洗浄される。この場合、掃除機本体2側の
切換スイッチ38を洗浄水の吐出側に切り換えると、電
磁ポンプ12が駆動され、洗浄水タンク9内の洗浄水が
洗浄水用接続配管を構成するチューブを介して掃除ツー
ル3の洗浄水噴射ノズル25から床面に向けて噴射され
る。
【0033】そして、図12に示すように、掃除ツール
3のボディ22を後方に傾斜させ、操作用ハンドル23
を持って掃除ツール3を床面上を移動させながら、洗浄
水を床面に向けて噴射しつつ回転するブラシ44により
個室内の床面をブラッシングする。以上のようにして床
面の洗浄が終了したならば、今度は、吸引具昇降レバー
53を図8のA位置にセットすると、吸引具29が下降
位置となり、該吸引具29のスクイージ29Bが床面に
接触し、ノズル口29aが床面と対向する。同時にバキ
ュームファン装置6の電動モータ6Bが駆動される。電
動モータ6Bの駆動によりファン6Aが回転して、バキ
ュームホース4にバキューム力が発生し、このバキュー
ム力は、吸引具29のノズル口29aに作用する。
【0034】従って、操作用ハンドル23を持って掃除
ツール3を床面上を移動させることにより、前記洗浄水
により洗浄された床面の汚水がスクイージ29Bによっ
て掻き取られながらノズル口29aから吸引され、吸引
具29から回収ホース28を通じて回収タンク部26内
に回収される。回収タンク部26内に吸引された空気
は、バキュームホース4を通じてバキュームファン装置
6のケーシング15内に吸引され、ケーシング15内か
らボディ5内を経て外部に排気される。尚、排気時に消
臭器16により臭いが消臭される。
【0035】回収タンク部26内に回収された汚水の水
位が所定値に達して満水になると、警報ランプ39が点
灯するから、掃除機1の駆動を停止し、コック55を開
いて回収タンク部26内に回収された汚水を排水管31
から排出する。この排出汚水は例えば大便器内に流下さ
せると良い。吸引具昇降レバー53を図8のB位置にセ
ットすると、吸引具29が下降位置となり、同時にバキ
ュームファン装置6が駆動されると共に、洗浄ブラシ装
置24が駆動される。従って、床面をブラッシングしつ
つ床面の汚水が吸引される動作となり、ブラッシング時
の水はねを少なくすることができる。
【0036】ここで、トイレの個室の角部等における床
面を掃除する場合は、個室が狭いため、清掃者が掃除ツ
ール3を充分に移動できず、洗浄が充分に行えない。従
って、この場合には、図12に示すように、掃除ツール
3のボディ22を後方に傾斜させた状態で、該ボディ2
2を同図の矢印の如く左・右方向に回動すると、車輪3
2の支持装置33における支持アーム36が支持ブラケ
ット35に対して揺動し、洗浄ブラシ装置24の本体ケ
ース41に対して、ボディ22が左・右方向に傾斜す
る。このため、清掃者が動き易い場所に移動して、掃除
ツール3を移動できるようになり、トイレの個室の角部
等における床面を良好に掃除することができる(図13
参照)。
【0037】尚、掃除終了後は、掃除ツール3側のバキ
ュームホース4を掃除機本体2側の吸引口8から引抜
き、掃除ツール3と掃除機本体2とを分離して、収納場
所に収納すれば良い。以上のような掃除機1によると、
公衆トイレ等の個室内や小便器周囲の床面等洗浄ブラシ
装置24並びにバキュームファン装置6のバキューム力
によって容易にしかも迅速に手等をふれることなく洗浄
水によりブラッシング洗浄並びに汚水を吸引回収して清
掃することができる。
【0038】又、単にコック55を開くというワンタッ
チ操作で、吸引した汚水を外部に排出でき、汚水の処理
時にも一切汚物等に手を触れることがない。即ち、公衆
トイレ等の個室内や小便器周囲の床面等を洗浄水により
ブラッシング洗浄して汚水を吸引回収して排出処理する
一連の清掃作業を、単一の器具の操作で実行することが
でき、清掃作業を極めて簡単かつ迅速にしかも衛生的に
行えるのである。
【0039】この結果、デッキブラシやモップ等を使用
して拭き取り掃除を行って拭き取り掃除後は自然乾燥さ
せると言う清掃作業を行う必要がなく、手等を一切汚す
ことなく清掃ができるため、不潔感がなくなり、清掃者
が快適な清掃作業を行うことができると共に、労力を大
幅に低減することができ、作業時間の短縮化を図れる等
作業性が極めて良好となる。
【0040】又、洗浄水タンク9等を内蔵した掃除機本
体2と洗浄ブラシ装置24等を備えた掃除ツール3とを
分離して、該掃除ツール3のみの操作で掃除を行う構成
としたから、小回りが効く等操作性に優れており、労力
的に更に有利である。更に、作業内容もスマートにな
り、上記効果と合わせて、トイレの清掃者の人材不足の
要因を解消するに有効な手立てとなる。
【0041】又、トイレの使用者に与える印象も良く、
トイレを特に使用禁止にして作業を行う必要がなくな
り、又、自然乾燥をさせる必要もないため、トイレを使
用禁止にして作業を行った場合でも、使用禁止時間を短
縮化でき、トイレ利用者にとって便利なこととなる。特
に、駅構内等のトイレにあっては利用者へのサービス向
上をも図ることができる。
【0042】又、バキュームファン装置6から吐出され
る空気の消臭を行う消臭器16を設けるようにしたか
ら、汚物等から発せられる臭気が吸引動作中に発せられ
ず、より快適な清掃作業を行うことができる。更に、ト
イレ用の清掃具に望まれる与件は、小型・軽量、簡単操
作、快適性、後処理性が良い、小回りが効く等である
が、上記掃除機は、これらを全て満足しており、実用性
が高い。
【0043】以上のように、特定の実施例を参照して本
考案を説明したが、本考案はこれに限定されるものでは
なく、当該技術分野における熟練者等により、本考案に
添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱することな
く、種々の変更及び修正が可能であるとの点に留意すべ
きである。
【0044】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の掃除機に
よれば、小型・軽量、簡単操作、快適性、後処理性が良
い、小回りが効く等公衆トイレ等の個室内や小便器周囲
の床面等の清掃具に望まれる与件を満足しつつ、清掃作
業を効率的かつ快適に行うことができ、しかも操作性に
優れた清掃具となる実用的効果大なるものである。
【0045】特に、洗浄水を貯留する洗浄水タンクを、
洗浄水の充填口を有し、該充填口を掃除機本体のボディ
に開閉自由に設けられた開口部から外部に臨むように構
成すれば、洗浄水タンクへの洗浄水の補給を容易に行う
ことができる。又、吸引具を、吸引ノズル部と該吸引ノ
ズル部先端縁に沿って装着されたスクイージとから構成
とすれば、汚水等を掻き取りつつ吸引でき、汚水の処理
性に優れている。
【0046】更に、バキューム用接続配管をホースから
構成し、該ホース内に洗浄水用接続配管を構成するチュ
ーブを内設する構成とすれば、掃除機本体と掃除ツール
とを接続する手段の構造が簡単になる。この場合、掃除
機本体のボディ外面の吸引口開口部に前記洗浄水吐出口
を開口し、該吸引口への前記ホースの接続時に該ホース
内に内設されたチューブが前記洗浄水吐出口に接続され
るように構成すれば、ワンタッチで、掃除機本体と掃除
ツールとの接続が完了し便利である。
【0047】又、ボディ内に真空発生装置から吐出され
る空気の消臭を行う消臭器を内蔵すれば、より快適な清
掃作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る掃除機の一実施例の側面図
【図2】 同上実施例における掃除機本体の正面図
【図3】 その平面図
【図4】 その背面図
【図5】 その底面図
【図6】 同上実施例における掃除ツールの正面図
【図7】 その平面図
【図8】 その右面図
【図9】 その背面図
【図10】 その底面図
【図11】 同上実施例における車輪の支持装置の構成を
示す平面図
【図12】 同上実施例の掃除ツールの使用状態を示す側
面図
【図13】 同上実施例の掃除ツールのトイレ内での使用
状態を示す概略図
【符号の説明】
1 掃除機 2 掃除機本体 3 掃除ツール 4 バキュームホース 5 ボディ 6 バキュームファン装置 7 バキューム管 8 吸引口 9 洗浄水タンク 10 洗浄水チューブ 11 洗浄水吐出口 12 電磁ポンプ 13 移動用ハンドル 14 自在キャスター 17 開口部 18 充填口蓋 22 ボディ 23 操作用ハンドル 24 洗浄ブラシ装置 25 洗浄水噴射ノズル 26 回収タンク部 27 回収口 28 回収ホース 29 吸引具 29a ノズル口 30 吸引具作動手段 31 排水管 32 車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田村 芳夫 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 荻原 伸夫 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 緑川 正明 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)考案者 長嶋 寿美雄 北海道札幌市白石区中央1条5丁目3番7 号 アベテック株式会社内 (72)考案者 新沼 久和 北海道札幌市白石区中央1条5丁目3番7 号 アベテック株式会社内 (72)考案者 藤谷 雅嘉 東京都中央区京橋一丁目19番11号 日本鋪 道株式会社内 (72)考案者 前川 智弘 東京都中央区京橋一丁目19番11号 日本鋪 道株式会社内

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行可能なボディを備え、該ボディに、真
    空発生装置と、該真空発生装置に接続されてバキューム
    が作用するバキューム通路と、該バキューム通路と連通
    してボディ外面に開口される吸引口と、洗浄水を貯留す
    る洗浄水タンクと、該洗浄水タンク内と連通する洗浄水
    通路と、該洗浄水通路と連通してボディ外面に開口され
    る洗浄水吐出口と、前記洗浄水通路に介装されて前記洗
    浄水タンク内の洗浄水を吸引圧送する吸引ポンプと、を
    備えた掃除機本体と、 走行可能なボディを備え、該ボディに、操作部と、略鉛
    直方向の軸を中心として回転駆動される洗浄ブラシ装置
    と、該洗浄ブラシ装置による洗浄対象部近傍に洗浄水を
    噴射する洗浄水噴射部と、バキュームが作用する回収タ
    ンク部と、該回収タンク部と連通してボディ外面に開口
    される回収口と、該回収タンク部と連通する回収通路
    と、該回収通路先端部に接続され、先端に設けられた吸
    引口が前記洗浄ブラシ装置による洗浄対象部近傍に開口
    される下降位置と洗浄対象部近傍から離れる上昇位置と
    に上下動可能な吸引具と、該吸引具を上下動して前記下
    降位置と上昇位置とに夫々保持する吸引具作動手段と、
    前記回収タンク部に連通された開閉自由な排水通路と、
    を備えた掃除ツールと、 前記掃除機本体のボディ外面の吸引口と掃除ツールのボ
    ディ外面の回収口とを接続するバキューム用接続配管
    と、 前記掃除機本体のボディ外面の洗浄水吐出口と掃除ツー
    ルのボディの洗浄水噴射部とを接続する洗浄水用接続配
    管と、 を含んで構成されることを特徴とする掃除機。
  2. 【請求項2】前記洗浄水を貯留する洗浄水タンクは洗浄
    水の充填口を有し、該充填口は掃除機本体のボディに開
    閉自由に設けられた開口部から外部に臨むことを特徴と
    する請求項1記載の掃除機。
  3. 【請求項3】前記吸引具は、吸引ノズル部と該吸引ノズ
    ル部先端縁に沿って装着されたスクイージとから構成さ
    れてなる請求項1又は2記載の掃除機。
  4. 【請求項4】前記バキューム用接続配管は、ホースから
    構成され、該ホース内に洗浄水用接続配管を構成するチ
    ューブを内設してなる請求項1〜3のうちいずれか一つ
    に記載の掃除機。
  5. 【請求項5】前記掃除機本体のボディ外面の吸引口開口
    部に前記洗浄水吐出口を開口し、該吸引口への前記ホー
    スの接続時に該ホース内に内設されたチューブが前記洗
    浄水吐出口に接続されるように構成されてなる請求項4
    記載の掃除機。
  6. 【請求項6】前記ボディ内に真空発生装置から吐出され
    る空気の消臭を行う消臭器を内蔵してなる請求項1〜5
    のうちいずれか一つに記載の掃除機。
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