JPH0841764A - 表面に粘着固定超吸収材料粒子を有するフリース材料 - Google Patents
表面に粘着固定超吸収材料粒子を有するフリース材料Info
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- JPH0841764A JPH0841764A JP7079080A JP7908095A JPH0841764A JP H0841764 A JPH0841764 A JP H0841764A JP 7079080 A JP7079080 A JP 7079080A JP 7908095 A JP7908095 A JP 7908095A JP H0841764 A JPH0841764 A JP H0841764A
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- D04H1/00—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
- D04H1/40—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
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- D04H1/64—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties by applying, incorporating or activating chemical or thermoplastic bonding agents, e.g. adhesives the bonding agent being applied in wet state, e.g. chemical agents in dispersions or solutions
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可能な限り一段階の方法で得られ、可能な限
り薄い繊維材料、ことに衛生製品、例えばおむつや生理
用品の製造に適する超吸収特性を有するフリース材料を
提供すること。 【構成】 原フリースの基礎と原フリース用結合剤とし
ての重合体分散液を含有するフリース材料の表面に超吸
収材料粒子が原フリース用の結合剤により固定されてい
ることを特徴とする、フリース材料。
り薄い繊維材料、ことに衛生製品、例えばおむつや生理
用品の製造に適する超吸収特性を有するフリース材料を
提供すること。 【構成】 原フリースの基礎と原フリース用結合剤とし
ての重合体分散液を含有するフリース材料の表面に超吸
収材料粒子が原フリース用の結合剤により固定されてい
ることを特徴とする、フリース材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原フリースと原フリー
ス用結合剤としての重合体分散液に基づくフリース材料
に関する。更に本発明はこのようなフリースの製造法お
よび繊維材料を製造するためのその使用法に関する。
ス用結合剤としての重合体分散液に基づくフリース材料
に関する。更に本発明はこのようなフリースの製造法お
よび繊維材料を製造するためのその使用法に関する。
【0002】
【従来技術】液体を吸収するための超吸収特性を有する
平面状の繊維材料はその限界を拡張つつ普及している。
典型的な使用分野には、乳児用使い捨ておむつ、女性用
生理用品、成人の失禁用製品が含まれる。一般的にこれ
らの超吸収性を有する製品は多少なりともかさばる層を
セルロースから得(羽毛状物質)、この中に超吸収(S
AP)粒子を散在させる。層中に達した液体はSPA粒
子により取り込まれるが、この時液体は浸水性羽毛状繊
維を介して粒子中に導入される。この場合の水吸収容量
は材料そのものの重量の数倍程度である。上記の衛生製
品として一般的に使用される構成物は、数mmないし数
cmの厚さを有するので、身体にこのような製品を付け
ていることをできる限り隠したいという要求が満たされ
ないことが頻繁にあるという不利益を有するものであ
る。これはことに成人用失禁製品において重視される。
平面状の繊維材料はその限界を拡張つつ普及している。
典型的な使用分野には、乳児用使い捨ておむつ、女性用
生理用品、成人の失禁用製品が含まれる。一般的にこれ
らの超吸収性を有する製品は多少なりともかさばる層を
セルロースから得(羽毛状物質)、この中に超吸収(S
AP)粒子を散在させる。層中に達した液体はSPA粒
子により取り込まれるが、この時液体は浸水性羽毛状繊
維を介して粒子中に導入される。この場合の水吸収容量
は材料そのものの重量の数倍程度である。上記の衛生製
品として一般的に使用される構成物は、数mmないし数
cmの厚さを有するので、身体にこのような製品を付け
ていることをできる限り隠したいという要求が満たされ
ないことが頻繁にあるという不利益を有するものであ
る。これはことに成人用失禁製品において重視される。
【0003】従って、失禁用製品、乳児用使い捨ておむ
つ、女性用生理用品などの衛生製品の構成物用に好適
な、慣用の製品よりも確実に薄く、羽毛状物質を含有す
る物質であり、水吸収容量の大きい平面状材料を製造す
ることが要求される。
つ、女性用生理用品などの衛生製品の構成物用に好適
な、慣用の製品よりも確実に薄く、羽毛状物質を含有す
る物質であり、水吸収容量の大きい平面状材料を製造す
ることが要求される。
【0004】特開平5−077366号公報には超吸収
特性を有する、薄く、平面状の材料が記載されるが、こ
の材料は単量体アクリル酸ナトリウムを含む水溶液を浸
透させたフリース材料に基づき、このフリース材料上に
超吸収性ポリアクリレートを施したものである。
特性を有する、薄く、平面状の材料が記載されるが、こ
の材料は単量体アクリル酸ナトリウムを含む水溶液を浸
透させたフリース材料に基づき、このフリース材料上に
超吸収性ポリアクリレートを施したものである。
【0005】米国特許第4888238号明細書には陰
イオン高分子電解質、例えばポリアクリル酸、および多
価金属塩から成る水溶液に浸漬し、次いで乾燥させるこ
とにより、超吸収材料により被覆される繊維に関する記
載がある。この繊維から薄い、面状繊維が製造される。
イオン高分子電解質、例えばポリアクリル酸、および多
価金属塩から成る水溶液に浸漬し、次いで乾燥させるこ
とにより、超吸収材料により被覆される繊維に関する記
載がある。この繊維から薄い、面状繊維が製造される。
【0006】ヨーロッパ特許出願公開第357474号
公報には、超吸収性セルロースのフリース材料が記載さ
れている。ここでは、フリース材料を超吸収材料を得る
ためのプライマー溶液中に含浸し、次いでプライマーを
重合させて繊維上に超吸収材料を得るという方法により
製造される。
公報には、超吸収性セルロースのフリース材料が記載さ
れている。ここでは、フリース材料を超吸収材料を得る
ためのプライマー溶液中に含浸し、次いでプライマーを
重合させて繊維上に超吸収材料を得るという方法により
製造される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、可能な限り
一段階の方法で得られ、可能な限り薄い繊維材料、こと
に衛生製品、例えばおむつや生理用品の製造に適する超
吸収特性を有するフリース材料を提供することを本発明
の課題とする。
一段階の方法で得られ、可能な限り薄い繊維材料、こと
に衛生製品、例えばおむつや生理用品の製造に適する超
吸収特性を有するフリース材料を提供することを本発明
の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、フリース材
料の表面に超吸収材料粒子が原フリース用結合剤により
固定されていることを特徴とする、原フリースおよび原
フリース用結合剤としての重合体分散液に基づくフリー
ス材料、その製造法、及び繊維材料の製造のためのその
使用により解決されることが本発明者等により見出され
た。本発明によるフリース材料は、結合剤としての重合
体水分散液を未結合の原フリース上にもたらし、超吸収
材料粒子を未だ湿潤状態にあるフリース上に施し、過剰
の水を吸引し、次いで必要に応じて乾燥させることによ
り得られる。
料の表面に超吸収材料粒子が原フリース用結合剤により
固定されていることを特徴とする、原フリースおよび原
フリース用結合剤としての重合体分散液に基づくフリー
ス材料、その製造法、及び繊維材料の製造のためのその
使用により解決されることが本発明者等により見出され
た。本発明によるフリース材料は、結合剤としての重合
体水分散液を未結合の原フリース上にもたらし、超吸収
材料粒子を未だ湿潤状態にあるフリース上に施し、過剰
の水を吸引し、次いで必要に応じて乾燥させることによ
り得られる。
【0009】フリース繊維としては、フリース材料製造
に一般的に使用されるすべてのフリース繊維が使用可能
である。合成繊維、例えばポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリアミドの他に、天然に得られる繊維、例えばビ
スコースやセルロースも使用可能である。本発明では、
親水特性を有する繊維、例えばビスコース、セルロース
が好ましく使用される。
に一般的に使用されるすべてのフリース繊維が使用可能
である。合成繊維、例えばポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリアミドの他に、天然に得られる繊維、例えばビ
スコースやセルロースも使用可能である。本発明では、
親水特性を有する繊維、例えばビスコース、セルロース
が好ましく使用される。
【0010】一般的に、直径0.002−0.1mm、
好ましくは0.01−0.05mmの繊維が適当であ
る。
好ましくは0.01−0.05mmの繊維が適当であ
る。
【0011】繊維は原フリースとして形成されるが、繊
維の結合は実質的に繊維に適する粘着性により行われ
る。原フリースは、事前に機械的結合処理、例えばニー
ドリング、スワーリング、縫合による処理を行いまたは
行わなずに、もつれた繊維フリースまたは好ましくは繊
維方向の調整された繊維フリースとして得られる場合が
ある。
維の結合は実質的に繊維に適する粘着性により行われ
る。原フリースは、事前に機械的結合処理、例えばニー
ドリング、スワーリング、縫合による処理を行いまたは
行わなずに、もつれた繊維フリースまたは好ましくは繊
維方向の調整された繊維フリースとして得られる場合が
ある。
【0012】適する原フリースの表面あたりの重量は、
好ましくは10−40g/cm2 、ことに好ましくは1
5−25g/cm2である。
好ましくは10−40g/cm2 、ことに好ましくは1
5−25g/cm2である。
【0013】原フリースは結合剤としての重合体水分散
液で結合される。重合体分散液は、例えば浸漬浴含浸、
噴霧、泡施与などの慣用の方法により原フリース上にも
たらされる。
液で結合される。重合体分散液は、例えば浸漬浴含浸、
噴霧、泡施与などの慣用の方法により原フリース上にも
たらされる。
【0014】この際の繊維対重合体(固体)の重量比は
例えば15:1−1:15、好ましくは15:1−1:
1、ことに好ましくは7:1−3:1である。
例えば15:1−1:15、好ましくは15:1−1:
1、ことに好ましくは7:1−3:1である。
【0015】原フリース材料帯状片は、重合体水分散液
を含有する浸漬浴に導入されることが好ましい。
を含有する浸漬浴に導入されることが好ましい。
【0016】重合体分散液の固体物質含有率は一般的に
10−75重量%、好ましくは30−65重量%であ
る。
10−75重量%、好ましくは30−65重量%であ
る。
【0017】本発明で使用される重合体としてはラジカ
ル重合可能な単量体から得られるものがことに好まし
い。重合体としては、好ましくは40−100重量%、
ことに好ましくは60−100重量%、極めて好ましく
は80−100重量%のいわゆる主単量体a)が使用さ
れる。これには、モノエチレン性不飽和単量体、例えば
エチレンなどの4個までの炭素原子を有するオレフィ
ン、スチレン、α−メチルスチレン、オルトクロロスチ
レンまたはビニルトルエンなどの10個までの炭素原子
を有するビニル芳香族単量体、塩化ビニル、塩化ビニリ
デンなどのビニルハロゲン化物およびビニリデンハロゲ
ン化物、ビニルアルコールと、1−18個の炭素原子を
有するモノカルボン酸とのエステル、例えばビニルアセ
テート、ビニルプロピオネート、ビニル−n−ブチレー
ト、ビニルラウレートおよびビニルステアレート、好ま
しくは3−6個の炭素原子を有するα,β−モノエチレ
ン性不飽和モノ−、ジ−カルボン酸、例えばことにアク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸およびイ
タコン酸と、一般的には1−12個の、好ましくは1−
8個の、ことに1−4個の炭素原子を有するアルカノー
ルとのエステル、例えばことにアクリル酸−およびメタ
クリル酸メチルエステル、−エチルエステル、−n−ブ
チルエステル、イソブチルエステル、−2−エチルヘキ
シルエステル、マレイン酸ジメチルエステルまたはマレ
イン酸−n−ブチルエステル、上記α,β−モノエチレ
ン性不飽和カルボン酸のニトリル、例えばアクリルニト
リル、またはメタクリルニトリル並びにC4−C8共役ジ
エン、例えば1,3−ブタジエンおよびイソプレンが使
用される。これらの単量体の混合物も好適に使用され
る。多くの場合、使用される単量体の総量に対するニト
リル成分は15重量%、好ましくは0重量%であると有
利であることがわかっている。
ル重合可能な単量体から得られるものがことに好まし
い。重合体としては、好ましくは40−100重量%、
ことに好ましくは60−100重量%、極めて好ましく
は80−100重量%のいわゆる主単量体a)が使用さ
れる。これには、モノエチレン性不飽和単量体、例えば
エチレンなどの4個までの炭素原子を有するオレフィ
ン、スチレン、α−メチルスチレン、オルトクロロスチ
レンまたはビニルトルエンなどの10個までの炭素原子
を有するビニル芳香族単量体、塩化ビニル、塩化ビニリ
デンなどのビニルハロゲン化物およびビニリデンハロゲ
ン化物、ビニルアルコールと、1−18個の炭素原子を
有するモノカルボン酸とのエステル、例えばビニルアセ
テート、ビニルプロピオネート、ビニル−n−ブチレー
ト、ビニルラウレートおよびビニルステアレート、好ま
しくは3−6個の炭素原子を有するα,β−モノエチレ
ン性不飽和モノ−、ジ−カルボン酸、例えばことにアク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸およびイ
タコン酸と、一般的には1−12個の、好ましくは1−
8個の、ことに1−4個の炭素原子を有するアルカノー
ルとのエステル、例えばことにアクリル酸−およびメタ
クリル酸メチルエステル、−エチルエステル、−n−ブ
チルエステル、イソブチルエステル、−2−エチルヘキ
シルエステル、マレイン酸ジメチルエステルまたはマレ
イン酸−n−ブチルエステル、上記α,β−モノエチレ
ン性不飽和カルボン酸のニトリル、例えばアクリルニト
リル、またはメタクリルニトリル並びにC4−C8共役ジ
エン、例えば1,3−ブタジエンおよびイソプレンが使
用される。これらの単量体の混合物も好適に使用され
る。多くの場合、使用される単量体の総量に対するニト
リル成分は15重量%、好ましくは0重量%であると有
利であることがわかっている。
【0018】上記単量体は、実質的に水性媒体に溶解し
ない。
ない。
【0019】更に架橋作用を有する単量体b)を使用単
量体の総量に対して0−15重量%、好ましくは0−1
0重量%、ことに好ましくは0−6重量%の量で添加す
ることが可能であり、重合体の乾燥を行う間に架橋反応
が遂行されることが好ましく、この場合、架橋反応は加
熱により、場合により触媒、例えばマレイン酸、燐酸水
素二アンモニウム、硝酸アンモニウムなどの蛋白質分解
物質を添加して強制遂行することも可能である。単量体
b)を添加する場合、最小量は好ましくは0.1重量
%、ことに0.5重量%が適当であることが明らかにな
っている。このような単量体の例には炭素原子数3−1
0のn−アルキロールアミド、α,β−モノエチレン性
不飽和カルボン酸が挙げられ、このうちN−メチロルア
クリルアミドおよびN−メチロールメタクリルアミドが
好ましい。ことに好ましい架橋作用を有する単量体は、
アクリルアミドグリコール酸およびメタクリルアミドグ
リコール酸およびこれらと炭素原子数12までのアルカ
ノールなどのアルコールとのエーテル、エステル、エー
テルエステル、例えばアクリルアミドメトキシ酢酸、ア
クリルアミドヒドロキシ酢酸メチルエステル、アクリル
アミドメトキシ酢酸メチルエステル、メタクリルアミド
メトキシ酢酸、メタクリルアミドヒドロキシ酢酸メチル
エステル、メタクリルアミドメトキシ酢酸メチルエステ
ル、これらに対応するブチル−、−ブトキシ誘導体、ア
クリルアミドブトキシ酢酸ブチルエステル、およびメタ
クリルアミドブトキシ酢酸ブチルエステルである。更に
上記(メタ)アクリルアミド酸のアンモニウム塩も好ま
しい。これらの架橋組成物は架橋反応により毒物学的に
疑念のあるホルムアルデヒドを全く分離させない。
量体の総量に対して0−15重量%、好ましくは0−1
0重量%、ことに好ましくは0−6重量%の量で添加す
ることが可能であり、重合体の乾燥を行う間に架橋反応
が遂行されることが好ましく、この場合、架橋反応は加
熱により、場合により触媒、例えばマレイン酸、燐酸水
素二アンモニウム、硝酸アンモニウムなどの蛋白質分解
物質を添加して強制遂行することも可能である。単量体
b)を添加する場合、最小量は好ましくは0.1重量
%、ことに0.5重量%が適当であることが明らかにな
っている。このような単量体の例には炭素原子数3−1
0のn−アルキロールアミド、α,β−モノエチレン性
不飽和カルボン酸が挙げられ、このうちN−メチロルア
クリルアミドおよびN−メチロールメタクリルアミドが
好ましい。ことに好ましい架橋作用を有する単量体は、
アクリルアミドグリコール酸およびメタクリルアミドグ
リコール酸およびこれらと炭素原子数12までのアルカ
ノールなどのアルコールとのエーテル、エステル、エー
テルエステル、例えばアクリルアミドメトキシ酢酸、ア
クリルアミドヒドロキシ酢酸メチルエステル、アクリル
アミドメトキシ酢酸メチルエステル、メタクリルアミド
メトキシ酢酸、メタクリルアミドヒドロキシ酢酸メチル
エステル、メタクリルアミドメトキシ酢酸メチルエステ
ル、これらに対応するブチル−、−ブトキシ誘導体、ア
クリルアミドブトキシ酢酸ブチルエステル、およびメタ
クリルアミドブトキシ酢酸ブチルエステルである。更に
上記(メタ)アクリルアミド酸のアンモニウム塩も好ま
しい。これらの架橋組成物は架橋反応により毒物学的に
疑念のあるホルムアルデヒドを全く分離させない。
【0020】遊離(メタ)アクリルアミドグリコール酸
は極めて好ましい。
は極めて好ましい。
【0021】それ自体が重合し、好ましくは水溶性ホモ
ポリマーを生ずる、上述の単量体とは異なる単量体c)
を、通常は単に変性単量体として、使用する単量体の総
量に対して0−50重量%、一般的には0−30重量
%、好ましくは0−15重量%の量で共に単独重合させ
る。このような単量体の例には、炭素原子数3−6の
α,β−モノエチレン性不飽和モノ−、ジ−カルボン酸
およびそのアミド、例えばアクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、アクリルアミドお
よびメタクリルアミド、更にビニルスルホン酸およびそ
の水溶性の塩、ビニルホスホン酸、その塩、および炭素
原子数4個までのアルコールとのエステル、並びにn−
ビニルピロリドンおよび2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、3−ヒドロキシプロピルアクリレートまたはジメ
チルアミノエチルアクリレートが挙げられる。
ポリマーを生ずる、上述の単量体とは異なる単量体c)
を、通常は単に変性単量体として、使用する単量体の総
量に対して0−50重量%、一般的には0−30重量
%、好ましくは0−15重量%の量で共に単独重合させ
る。このような単量体の例には、炭素原子数3−6の
α,β−モノエチレン性不飽和モノ−、ジ−カルボン酸
およびそのアミド、例えばアクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、アクリルアミドお
よびメタクリルアミド、更にビニルスルホン酸およびそ
の水溶性の塩、ビニルホスホン酸、その塩、および炭素
原子数4個までのアルコールとのエステル、並びにn−
ビニルピロリドンおよび2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、3−ヒドロキシプロピルアクリレートまたはジメ
チルアミノエチルアクリレートが挙げられる。
【0022】ことに好ましい重合体は、例えばアクリル
酸および/またはメタクリル酸と、炭素原子数1−12
のアルカノール類とのエステル、スチレン、ブタジエ
ン、ビニルアセテートおよび/またはビニルプロピオネ
ート70−99.5重量%、架橋単量体b)0.5−1
5重量%、および更なる単量体c)0−15重量%から
構成される。
酸および/またはメタクリル酸と、炭素原子数1−12
のアルカノール類とのエステル、スチレン、ブタジエ
ン、ビニルアセテートおよび/またはビニルプロピオネ
ート70−99.5重量%、架橋単量体b)0.5−1
5重量%、および更なる単量体c)0−15重量%から
構成される。
【0023】極めて好ましい重合体は、例えばアクリル
−および/またはメタクリル酸と炭素原子数1−12、
ことに1−8のアルカノール類90−99.5重量%、
好ましくは94−99重量%、およびアクリル酸、メタ
クリル酸および/またはことにアクリルアミドグリコー
ル酸、メアクリルアミドグリコール酸およびこれらの酸
の上述した誘導体、このうち極めて好ましくはアクリル
アミドグリコール酸、メタクリルアミドグリコール酸
0.5−10重量%、ことに1−6重量%から成る。
−および/またはメタクリル酸と炭素原子数1−12、
ことに1−8のアルカノール類90−99.5重量%、
好ましくは94−99重量%、およびアクリル酸、メタ
クリル酸および/またはことにアクリルアミドグリコー
ル酸、メアクリルアミドグリコール酸およびこれらの酸
の上述した誘導体、このうち極めて好ましくはアクリル
アミドグリコール酸、メタクリルアミドグリコール酸
0.5−10重量%、ことに1−6重量%から成る。
【0024】上記の「重量%」とは、それぞれ使用する
エチレン性不飽和単量体の総量に基づくものである。
エチレン性不飽和単量体の総量に基づくものである。
【0025】本発明により使用される重合体は、好まし
くは60℃未満の、ことに30℃未満のガラス転移温度
を示す。ことに好ましいガラス転移温度は−40℃から
+30℃とされる。このガラス転移温度は公知方法によ
り、ASTM3418/82(いわゆる「midpoi
nt temperature」)により測定可能であ
る。
くは60℃未満の、ことに30℃未満のガラス転移温度
を示す。ことに好ましいガラス転移温度は−40℃から
+30℃とされる。このガラス転移温度は公知方法によ
り、ASTM3418/82(いわゆる「midpoi
nt temperature」)により測定可能であ
る。
【0026】上述の単量体の重合は、例えば溶液重合お
よびこれに次ぐ水中への分散(二次分散)により、また
好ましくはラジカル水性乳化重合に基づき行われる。
よびこれに次ぐ水中への分散(二次分散)により、また
好ましくはラジカル水性乳化重合に基づき行われる。
【0027】乳化重合は一般的に20℃−95℃、好ま
しくは50℃−90℃の温度で行われる。
しくは50℃−90℃の温度で行われる。
【0028】ラジカル重合開始剤としては、ラジカル水
性乳化重合を起こせるものすべてが使用可能である。こ
の際、過酸化物、例えばパーオキシ二硫酸アルカリ金
属、パーオキシ二硫酸アンモニウムまたはH2O2および
アゾ化合物も使用される。
性乳化重合を起こせるものすべてが使用可能である。こ
の際、過酸化物、例えばパーオキシ二硫酸アルカリ金
属、パーオキシ二硫酸アンモニウムまたはH2O2および
アゾ化合物も使用される。
【0029】更に少なくとも一種類の有機還元剤および
少なくとも一種類の過酸化物および/または過酸化水素
を共に使用した、組み合わせた組成物、例えばtert
−ブチルハイドロパーオキサイドおよびヒドロキシメタ
ンスルフィン酸のナトリウム金属塩または過酸化水素お
よびアスコルビン酸が好適に使用される。
少なくとも一種類の過酸化物および/または過酸化水素
を共に使用した、組み合わせた組成物、例えばtert
−ブチルハイドロパーオキサイドおよびヒドロキシメタ
ンスルフィン酸のナトリウム金属塩または過酸化水素お
よびアスコルビン酸が好適に使用される。
【0030】重合の際に、例えば保護コロイドまたは陰
イオン、陽イオン、または非イオン性の乳化剤を、重合
体に対して好ましくは0−10重量%、ことに好ましく
は0.1−5重量%の量で使用することができる。
イオン、陽イオン、または非イオン性の乳化剤を、重合
体に対して好ましくは0−10重量%、ことに好ましく
は0.1−5重量%の量で使用することができる。
【0031】重合体分散液は、原フリースを結合するた
めの結合剤として使用される。このような目的のため、
重合体分散液に更に、例えば重合体中の官能基と反応す
る架橋剤、または慣用の増粘剤、親水化剤または疎水化
剤などの添加剤を添加することもできる。
めの結合剤として使用される。このような目的のため、
重合体分散液に更に、例えば重合体中の官能基と反応す
る架橋剤、または慣用の増粘剤、親水化剤または疎水化
剤などの添加剤を添加することもできる。
【0032】本発明で使用される重合体分散液により粘
性フィルムが形成され、後に得られる超吸収粒子がこの
粘性フィルムによりフリース材料表面を可能な限り固く
結合する。
性フィルムが形成され、後に得られる超吸収粒子がこの
粘性フィルムによりフリース材料表面を可能な限り固く
結合する。
【0033】フィルムの粘性は巻き取り試験により試す
ことができる。試験用に重合体分散液をカレンダー処理
を施した滑らかな紙上に二層、それぞれ50μm厚さで
塗布した。それぞれの層を塗布した後、分散液をフィル
ム状とするために、まず室温で乾燥させた。次いで、紙
上に設けられた分散液フィルムをそれぞれ10分間12
0℃で乾燥させた。重合体中に自己架橋性分子基を有す
る分散液により第二分散液層を塗布、乾燥した後、分散
液フィルムにおける架橋反応を完全に実施させるため
に、更に3分間120度で焼き戻しを行った。このよう
に製造された分散液により被覆された紙を25cm×2
cmのサイズの帯状体に裁断した。フィルムの粘性を測
定するために、帯状体をループ状に形成し、ループ端部
を市販の引裂き機で引っ張り、ループ面周囲の分散液被
覆を観察した。次いで、このループを同様の分散液フィ
ルムによりその表面に帯状片を固着させたスチール製金
属板上にゆっくりともたらした。各分散液フィルム間の
接触部が30mmとなるように行った。このため接触面
が20mm(帯状体幅)×30mmとなった。次いで、
300mm/分の引張り速度で、被覆されたループが金
属基盤上に施された紙から分離するために加えられなけ
ればならない力N(ニュートン)を測定した。この測定
は、三組の被覆された紙を用いる三回の測定として行わ
れた。この際得られた個々の引裂き値から平均値を得
た。好ましくは1Nより大きく、ことに好ましくは3N
より大きい力が付与されるべきであるという結果を得
た。
ことができる。試験用に重合体分散液をカレンダー処理
を施した滑らかな紙上に二層、それぞれ50μm厚さで
塗布した。それぞれの層を塗布した後、分散液をフィル
ム状とするために、まず室温で乾燥させた。次いで、紙
上に設けられた分散液フィルムをそれぞれ10分間12
0℃で乾燥させた。重合体中に自己架橋性分子基を有す
る分散液により第二分散液層を塗布、乾燥した後、分散
液フィルムにおける架橋反応を完全に実施させるため
に、更に3分間120度で焼き戻しを行った。このよう
に製造された分散液により被覆された紙を25cm×2
cmのサイズの帯状体に裁断した。フィルムの粘性を測
定するために、帯状体をループ状に形成し、ループ端部
を市販の引裂き機で引っ張り、ループ面周囲の分散液被
覆を観察した。次いで、このループを同様の分散液フィ
ルムによりその表面に帯状片を固着させたスチール製金
属板上にゆっくりともたらした。各分散液フィルム間の
接触部が30mmとなるように行った。このため接触面
が20mm(帯状体幅)×30mmとなった。次いで、
300mm/分の引張り速度で、被覆されたループが金
属基盤上に施された紙から分離するために加えられなけ
ればならない力N(ニュートン)を測定した。この測定
は、三組の被覆された紙を用いる三回の測定として行わ
れた。この際得られた個々の引裂き値から平均値を得
た。好ましくは1Nより大きく、ことに好ましくは3N
より大きい力が付与されるべきであるという結果を得
た。
【0034】フリース材料における超吸収粒子に液体を
うまく受け渡すために、重合体分散液から得られたフィ
ルムが親水特性を有することが望まれる。分散液の親水
性は、例えば分散液により固着される被験フリース材料
を使用して求められる。被験フリースとしてはビスコー
ス繊維を使用することができる。フリース材料は一般公
知の方法により、分散液による繊維フリースの浴含浸、
泡含浸または噴霧により製造される。分散液による処理
に次いで、得られたフリース材料の乾燥、焼き戻しが行
われ、この際重合体中に場合により得られる架橋反応成
分を相互に、および/または重合体中の他の官能基と、
および/またはフリース材料の官能基と反応させる。乾
燥条件は使用される乾燥機の種類によるが、一般的には
100℃−230℃の乾燥温度で、2−3秒から数分で
乾燥ないし焼き戻しを行う。
うまく受け渡すために、重合体分散液から得られたフィ
ルムが親水特性を有することが望まれる。分散液の親水
性は、例えば分散液により固着される被験フリース材料
を使用して求められる。被験フリースとしてはビスコー
ス繊維を使用することができる。フリース材料は一般公
知の方法により、分散液による繊維フリースの浴含浸、
泡含浸または噴霧により製造される。分散液による処理
に次いで、得られたフリース材料の乾燥、焼き戻しが行
われ、この際重合体中に場合により得られる架橋反応成
分を相互に、および/または重合体中の他の官能基と、
および/またはフリース材料の官能基と反応させる。乾
燥条件は使用される乾燥機の種類によるが、一般的には
100℃−230℃の乾燥温度で、2−3秒から数分で
乾燥ないし焼き戻しを行う。
【0035】繊維/結合剤(固体/固体)の量比は、フ
リース材料の親水性を求めるために2.5:1とする。
リース材料の親水性を求めるために2.5:1とする。
【0036】フリース材料の親水性はいわゆる流出試験
により求められる。実験用具 :10°の角を有する、9.28cmの流出区
間。
により求められる。実験用具 :10°の角を有する、9.28cmの流出区
間。
【0037】被験溶液用の容量2000mlのフラス
コ、被験溶液を取り出すための50ミリリットルのビュ
レット、計量器、被験溶液25mlごとの流出速度3.
75秒±0.15秒のじょうご、受け器。
コ、被験溶液を取り出すための50ミリリットルのビュ
レット、計量器、被験溶液25mlごとの流出速度3.
75秒±0.15秒のじょうご、受け器。
【0038】実験準備: a.基準溶液 計量器を使用して、容量100ミリリットルのフラスコ
中にトリトンX−100(ローム・ウント・ハース社製
エトキシル化オクチルフェノール)2.5±0.01g
を計量給送し、蒸留水を目盛線まで満たし、磁気棒で十
分に攪拌した。 b.被験溶液 計量器を使用して、容量2リットルのフラスコ中に食塩
20±0.01gを計量給送し、ここに上記基準溶液4
±0.01gを計量給送し、2リットルまで蒸留水を満
たした。後に張力計で測定した表面張力は30±3mN
/mの値を有さなけらばならない。
中にトリトンX−100(ローム・ウント・ハース社製
エトキシル化オクチルフェノール)2.5±0.01g
を計量給送し、蒸留水を目盛線まで満たし、磁気棒で十
分に攪拌した。 b.被験溶液 計量器を使用して、容量2リットルのフラスコ中に食塩
20±0.01gを計量給送し、ここに上記基準溶液4
±0.01gを計量給送し、2リットルまで蒸留水を満
たした。後に張力計で測定した表面張力は30±3mN
/mの値を有さなけらばならない。
【0039】試料の選定: 1. フリース: 繊維方向に28cm、幅9cm。 2. 流通する被験溶液を取り込む基板: 長さ方向2
8cm、横幅9cm、重量約40−42g/台のセルロ
ース帯状体(Fa.Lohmann BmbH製、最良
No.16000)。 3. 試料数: 3。
8cm、横幅9cm、重量約40−42g/台のセルロ
ース帯状体(Fa.Lohmann BmbH製、最良
No.16000)。 3. 試料数: 3。
【0040】実験の遂行:流出被験溶液用の受け器が流
出区間の縁下部に押しつけられるように、0.025m
mの強力なポリエチレンフィルムで被覆した流出板を、
平坦な基板上に配置した。その後、40−42gのセル
ロース帯状体をその上に載せた。次いで、フリース材料
をフリース材料の下側縁がセルロースから1−2cm伸
び出るように載置し、セルロース中に被験溶液が逆流す
るのを防止した。
出区間の縁下部に押しつけられるように、0.025m
mの強力なポリエチレンフィルムで被覆した流出板を、
平坦な基板上に配置した。その後、40−42gのセル
ロース帯状体をその上に載せた。次いで、フリース材料
をフリース材料の下側縁がセルロースから1−2cm伸
び出るように載置し、セルロース中に被験溶液が逆流す
るのを防止した。
【0041】フリース材料に被験溶液がぶつかる点から
流出縁までの実験区間は23cmであった。
流出縁までの実験区間は23cmであった。
【0042】じょうごからフリース材料までの間隔を
2.5cmとした。
2.5cmとした。
【0043】被験溶液のわきへの流出を防ぐために、棒
を使用してフリース材料および基板を軽度に加圧し、試
料中央に小さい溝を形成した。フリース材料の性質ごと
に、被験溶液は基板中でフリース材料から流出またはフ
リース材料を流通する。25cm3の被験溶液が流出
し、受け器中に収集された量の被験溶液を量り戻し。評価 :
を使用してフリース材料および基板を軽度に加圧し、試
料中央に小さい溝を形成した。フリース材料の性質ごと
に、被験溶液は基板中でフリース材料から流出またはフ
リース材料を流通する。25cm3の被験溶液が流出
し、受け器中に収集された量の被験溶液を量り戻し。評価 :
【0044】
【数1】 %を単位とする流出量を上に示した。3個の値を求め、
これから平均値を得た。
これから平均値を得た。
【0045】本発明のフリース材料を製造するために使
用される重合体分散液により、ビスコースフリース材料
が得られるが、流出試験において、これから80重量%
未満の水が流出することが好ましい。
用される重合体分散液により、ビスコースフリース材料
が得られるが、流出試験において、これから80重量%
未満の水が流出することが好ましい。
【0046】本発明のフリース材料の製造においては、
原フリースに重合体水分散液を施した後に、未だ湿潤状
態にあるフリースに超吸収粒子を施与するものである。
原フリースに重合体水分散液を施した後に、未だ湿潤状
態にあるフリースに超吸収粒子を施与するものである。
【0047】この場合、未だ湿潤状態にあるフリースに
おける残余水含有率が、湿潤状態の、重合体を塗布され
たフリースに対して1重量%より多く、ことに5重量%
より多いことが好ましい。
おける残余水含有率が、湿潤状態の、重合体を塗布され
たフリースに対して1重量%より多く、ことに5重量%
より多いことが好ましい。
【0048】重合体分散液の塗布の後に更にフリースを
中間処理することなく、超吸収粒子を湿潤状態のフリー
スに施すことが好ましい。
中間処理することなく、超吸収粒子を湿潤状態のフリー
スに施すことが好ましい。
【0049】超吸収粒子はそれ自体公知であり、例えば
(メタ)アクリル酸または少なくとも30重量%、好ま
しくは少なくとも50重量%の(メタ)アクリル酸成分
を含有する共重合体から成る超吸収粒子が使用される。
(メタ)アクリル酸または少なくとも30重量%、好ま
しくは少なくとも50重量%の(メタ)アクリル酸成分
を含有する共重合体から成る超吸収粒子が使用される。
【0050】慣用の超吸収粒子は10−2000μmの
平均粒径を有する(篩い分け試験)。
平均粒径を有する(篩い分け試験)。
【0051】超吸収粒子を施した後、例えばフリースを
溝上にもたらし、ポンプにより真空状態を作ることによ
り水の大部分はフリースから吸引される。
溝上にもたらし、ポンプにより真空状態を作ることによ
り水の大部分はフリースから吸引される。
【0052】この吸引処理の際に超吸収粒子はフリース
表面に固定される。次いで、吸引の後に、未だ湿潤する
フリースを高温にて乾燥させ、フリースの粘着を完了さ
せフリース材料と成し、フリース材料表面の超吸収粒子
を可能な限り永続的に固定させる。熱風乾燥機中で乾燥
を行うことも可能である。乾燥条件は使用する乾燥機に
より異なるが、一般的に100−230℃の乾燥温度
で、乾燥または焼き戻しを2−3秒ないし数分にて行
う。フリースまたは原フリースを重合体分散液による処
理から、吸引を介して乾燥器中に迅速に移行させるため
に、搬送ベルトが好ましく使用される。
表面に固定される。次いで、吸引の後に、未だ湿潤する
フリースを高温にて乾燥させ、フリースの粘着を完了さ
せフリース材料と成し、フリース材料表面の超吸収粒子
を可能な限り永続的に固定させる。熱風乾燥機中で乾燥
を行うことも可能である。乾燥条件は使用する乾燥機に
より異なるが、一般的に100−230℃の乾燥温度
で、乾燥または焼き戻しを2−3秒ないし数分にて行
う。フリースまたは原フリースを重合体分散液による処
理から、吸引を介して乾燥器中に迅速に移行させるため
に、搬送ベルトが好ましく使用される。
【0053】本発明によるフリース材料は超吸収特性を
有する製品、例えば乳児用おむつ、失禁用製品、女性用
生理用品、及び化粧用、医療用布の製造用に特に優れて
いる。本発明において、超吸収性能を有するフリース材
料はその厚さが薄く、水吸収容量が大きいという特徴を
有する。このフリース材料により、ことに薄い製品を製
造することが可能となり、このような製品を身につけて
いることを隠したいという高い要求を満たすことが可能
となる。
有する製品、例えば乳児用おむつ、失禁用製品、女性用
生理用品、及び化粧用、医療用布の製造用に特に優れて
いる。本発明において、超吸収性能を有するフリース材
料はその厚さが薄く、水吸収容量が大きいという特徴を
有する。このフリース材料により、ことに薄い製品を製
造することが可能となり、このような製品を身につけて
いることを隠したいという高い要求を満たすことが可能
となる。
【0054】
【実施例】面積あたりの重量35g/m2のビスコース
繊維から成る原フリースを、浸漬浴中、固形分含有量5
0重量%、ガラス転移温度−10℃、巻き取り試験によ
るフィルム粘性3N、流出試験における流出した水量の
ビスコース被験フリースに対する親水性0%の、エチル
アクリレートおよびアクリルアミドグリコール酸の共重
合体の重合体水分散液に含浸させた。
繊維から成る原フリースを、浸漬浴中、固形分含有量5
0重量%、ガラス転移温度−10℃、巻き取り試験によ
るフィルム粘性3N、流出試験における流出した水量の
ビスコース被験フリースに対する親水性0%の、エチル
アクリレートおよびアクリルアミドグリコール酸の共重
合体の重合体水分散液に含浸させた。
【0055】その直後に湿潤状態のフリースに超吸収粒
子(水含有量10−15重量%のポリアクリル酸)を施
した。このSAP粒子はBASF AGと日本触媒のジ
ョイント・ベンチャーのFa.Ultrasorb C
hemikalien GmbHのAqualic C
AW3という製品である。過剰の水を吸引し、得られた
フリースを次いで150℃で乾燥させた。
子(水含有量10−15重量%のポリアクリル酸)を施
した。このSAP粒子はBASF AGと日本触媒のジ
ョイント・ベンチャーのFa.Ultrasorb C
hemikalien GmbHのAqualic C
AW3という製品である。過剰の水を吸引し、得られた
フリースを次いで150℃で乾燥させた。
【0056】得られたビスコースフリース材料の繊維/
重合体(固体)重量比は2.5:1であった。このフリ
ース材料に、フリース材料重量の7倍量の超吸収粒子を
堅固に固定した。ここでフリース材料表面から流れ落ち
る粒子はほとんど皆無であった。
重合体(固体)重量比は2.5:1であった。このフリ
ース材料に、フリース材料重量の7倍量の超吸収粒子を
堅固に固定した。ここでフリース材料表面から流れ落ち
る粒子はほとんど皆無であった。
【0057】超吸収性を有するフリース材料は約0.8
mmの厚みを有する。その水吸収能力を、フリース材料
を10分間、濃度0.9gの食塩水溶液に導入し、10
分間吊り下げて乾燥させ、次いで重量を測定することに
より求めた。食塩水溶液に浸漬する前と後の重量差によ
り、この材料の水吸収容量を得た。上述の実施例におい
ては1500%であった。
mmの厚みを有する。その水吸収能力を、フリース材料
を10分間、濃度0.9gの食塩水溶液に導入し、10
分間吊り下げて乾燥させ、次いで重量を測定することに
より求めた。食塩水溶液に浸漬する前と後の重量差によ
り、この材料の水吸収容量を得た。上述の実施例におい
ては1500%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61F 13/15 // D06M 15/00 (72)発明者 カール−ハインツ、シュマハー ドイツ、67433、ノイシュタット、アム、 ビュルガーガルテン、30
Claims (2)
- 【請求項1】 フリース材料の表面に超吸収材料粒子が
原フリース用結合剤により固定されていることを特徴と
する、原フリースおよび原フリース用結合剤としての重
合体分散液に基づくフリース材料。 - 【請求項2】 結合剤としての重合体水分散液を未結合
の原フリース上にもたらし、超吸収材料粒子を未だ湿潤
状態にあるフリース上に施し、過剰の水を吸引し、次い
で必要に応じて乾燥させるにより得られることを特徴と
する、超吸収材料粒子により被覆されたフリース材料。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4411896.1 | 1994-04-07 | ||
DE19944411896 DE4411896A1 (de) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | Vliesstoffe mit auf der Oberfläche adhäsiv fixierten Superabsorberteilchen |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0841764A true JPH0841764A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=6514769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7079080A Withdrawn JPH0841764A (ja) | 1994-04-07 | 1995-04-04 | 表面に粘着固定超吸収材料粒子を有するフリース材料 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0676496A2 (ja) |
JP (1) | JPH0841764A (ja) |
DE (1) | DE4411896A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000005444A1 (fr) * | 1998-07-21 | 2000-02-03 | Japan Absorbent Technology Institute | Composite super hydrophile et son procede de preparation |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2759388B1 (fr) * | 1997-02-10 | 1999-04-30 | Achille Duflot | Procede et installation de fixation de particules sur les fibres superficielles d'une nappe de fibres, nappe de fibres obtenue et article comportant une telle nappe |
US6906131B2 (en) | 2001-09-17 | 2005-06-14 | Stockhausen Gmbh & Co. Kg | Cellulose material with improved absorbency |
US7872168B2 (en) | 2003-10-31 | 2011-01-18 | Kimberely-Clark Worldwide, Inc. | Stretchable absorbent article |
DK1885550T3 (en) * | 2005-05-16 | 2016-06-13 | Univ Akron | MECHANICAL STRENGTH Absorbing non-woven fibrous mats |
US9834874B2 (en) | 2009-08-07 | 2017-12-05 | Pervormance International Gmbh | Textile fabric |
-
1994
- 1994-04-07 DE DE19944411896 patent/DE4411896A1/de not_active Withdrawn
-
1995
- 1995-03-31 EP EP19950104779 patent/EP0676496A2/de not_active Withdrawn
- 1995-04-04 JP JP7079080A patent/JPH0841764A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000005444A1 (fr) * | 1998-07-21 | 2000-02-03 | Japan Absorbent Technology Institute | Composite super hydrophile et son procede de preparation |
CN1103391C (zh) * | 1998-07-21 | 2003-03-19 | 株式会社日本吸收体技术研究所 | 超吸水性复合材料及其制造方法 |
US6540853B1 (en) | 1998-07-21 | 2003-04-01 | Japan Absorbent Technology Institute | Super water-absorbent composite and method for preparation thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0676496A2 (de) | 1995-10-11 |
DE4411896A1 (de) | 1995-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |