JPH0840548A - 空気式粉体輸送装置 - Google Patents

空気式粉体輸送装置

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JPH0840548A
JPH0840548A JP18014894A JP18014894A JPH0840548A JP H0840548 A JPH0840548 A JP H0840548A JP 18014894 A JP18014894 A JP 18014894A JP 18014894 A JP18014894 A JP 18014894A JP H0840548 A JPH0840548 A JP H0840548A
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JP
Japan
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transport
powder
exhaust
air
filter
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JP18014894A
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Osamu Sato
佐藤  修
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を簡素化し、スペース的な設置上の制約
を受けないようにする。 【構成】 傾斜配置されたダクト状の輸送機本体1と、
輸送機本体1の内側下部に輸送空気室3を形成し輸送機
本体1の内側上部に輸送空間4を形成するように輸送機
本体1の全長にわたって設けた通気性仕切材2と、輸送
機本体1の傾斜上端において輸送空気室3に接続した輸
送空気供給管6と、輸送機本体1の傾斜上端において輸
送空間4に接続した粉体供給口7と、フィルタ14を介
して輸送空間4の上側に長手方向に沿って配設した複数
の排気箱15と、各排気箱15を排風機18に接続した
排気管17と、排気管17と排気箱15の夫々との間に
設けられた三方切替弁16と、各三方切替弁16と輸送
空気室3とを接続した加圧空気供給管19とを備え、フ
ィルタ14を通して輸送空気を放出し、加圧空気でフィ
ルタ14の目詰まりを解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気によって粉体を輸
送する空気式粉体輸送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている空気式粉体輸送
装置の一例を図6によって説明すると、1はダクト状の
輸送機本体であって、図6における左端が高く、図6に
おける右端が低くなるように傾斜して配置されている。
【0003】輸送機本体1の内部には、輸送機本体1の
全長にわたってキャンバス(布状瀘材)等の通気性仕切
材2が設けてあって、この通気性仕切材2によって輸送
機本体1の内部は、全長にわたって下部の輸送空気室3
と上部の輸送空間4とに仕切られている。
【0004】輸送機本体1の傾斜の高い側の上端におけ
る輸送空気室3には、送風機5から加圧空気が供給され
る輸送空気供給管6が接続されており、同じく輸送機本
体1の上端における輸送空間4には、輸送しようとする
粉体を供給する粉体供給口7が接続されている。
【0005】輸送機本体1の傾斜の低い側の下端には、
輸送空間4に連通している粉体出口8が取り付けられて
いて、粉体出口8の上部には吸引管9が接続されてい
る。この吸引管9は、輸送空間4から吸引する輸送空気
中に含まれた微粉を分離回収するための集塵機10に導
かれている。そして集塵機10の下部には、ロータリバ
ルブ等の切出し弁11を介して微粉輸送機12が接続さ
れており、集塵機10の上部には、排風機13が接続さ
れている。
【0006】図6に示す従来の空気式粉体輸送装置を使
用する際には、送風機5から送られる加圧空気を、輸送
空気供給管6を介して輸送空気室3に送りながら、輸送
しようとする粉体を粉体供給口7に供給する。
【0007】輸送空気供給管6から輸送空気室3に送ら
れた加圧空気は、通気性仕切材2を通って輸送空間4内
に吹き出し、粉体供給口7から供給された粉体を、通気
性仕切材2の上に浮上させる。このため粉体は、通気性
仕切材2の上で浮上した状態で輸送空間4内を傾斜の低
い方に向かって次第に移動し、粉体出口8に達して外部
に取り出される。
【0008】粉体出口8から吸引管9を通って集塵機1
0に回収された輸送空気中に含まれている微粉は、集塵
機10において輸送空気から分離された後、切出し弁1
1を介して微粉輸送機12に切出され、粉体輸送ライン
の途中に戻されるようになっている。また集塵機10で
微粉を分離した輸送空気は、排風機13により大気に放
出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の空気式
粉体輸送装置は、輸送機本体1の他に、輸送空気中の微
粉を分離回収するための集塵機10や、集塵機10で回
収した微粉を粉体輸送ラインに戻すための微粉輸送機1
2等が必要になって設備が複雑化する問題があった。
【0010】また吸引管9は、微粉の沈降滞積による閉
塞を防止するために、鉛直に近い立上がり角を必要と
し、そのために集塵機10を輸送機本体1の上方に設け
る必要が生じて来る。特に輸送機本体1が、ホッパ等か
ら粉体を取り出して輸送するような場合等においては、
輸送機本体1の上方にホッパ等が存在するため、輸送機
本体1の上方に集塵機10や微粉輸送機12等を設置す
るためのスペースが取れず、設置上の制約を受けて空気
式粉体輸送装置を採用できない場合が生ずる等の問題が
あった。
【0011】本発明はこのような従来の問題を解決し、
輸送空気中の微粉を分離回収するための集塵機や、集塵
機で回収した微粉を粉体輸送ラインに戻すための微粉輸
送機等を不要にして装置を簡素化し、輸送機本体の上方
のスペースも不要にして、スペース的な設置上の制約を
受けないようにした空気式粉体輸送装置を提供すること
を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、傾斜
配置されたダクト状の輸送機本体と、該輸送機本体の内
側下部に輸送空気室を形成し輸送機本体の内側上部に輸
送空間を形成するように輸送機本体の全長にわたって設
けた通気性仕切材と、前記輸送機本体の前記輸送空気室
に接続した輸送空気供給管と、前記輸送機本体の傾斜上
端において前記輸送空間に接続した粉体供給口と、フィ
ルタを介して前記輸送空間の上側に長手方向に沿って配
設した複数の排気箱と、各排気箱を排風機に接続した排
気管と、該排気管と前記排気箱の夫々との間に設けられ
た三方切替弁と、該各三方切替弁と前記輸送空気室とを
接続した加圧空気供給管とを備えたことを特徴とする空
気式粉体輸送装置、に係るものである。
【0013】請求項2の発明は、三方切替弁を設けるこ
とに代えて、排気管と排気箱の夫々との間に吸引側切換
弁を設け、高圧空気供給管と排気箱の夫々との間に噴射
側切換弁を設けていることを特徴とする空気式粉体輸送
装置、に係るものである。
【0014】請求項3の発明は、傾斜配置されたダクト
状の輸送機本体と、該輸送機本体の内側下部に輸送空気
室を形成し輸送機本体の内側上部に輸送空間を形成する
ように輸送機本体の全長にわたって設けた通気性仕切材
と、前記輸送機本体の前記輸送空気室に接続した輸送空
気供給管と、前記輸送機本体の傾斜上端において前記輸
送空間に接続した粉体供給口と、フィルタを介して前記
輸送空間の上側に長手方向に沿って配設した複数の排気
箱と、各排気箱を排風機に接続した排気管と、前記フィ
ルタを振動させる加振機とを備えたことを特徴とする空
気式粉体輸送装置、に係るものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明は、排気箱が排風機に連通され
るように三方切替弁を切替えておくと、排気箱は排気管
を介して排風機によって吸引され負圧になる。輸送空気
供給管から輸送空気室に送られた空気は通気性仕切材を
通って輸送空間内に吹き出し、粉体供給口から供給され
た粉体を傾斜の低い方に輸送する。微粉を含んだ輸送空
気は、フィルタで微粉が分離されて排気箱の中に吸引さ
れ、排気管を通って排風機により排出される。
【0016】フィルタが微粉により目詰まりした場合に
は、所要の三方切替弁を、排気箱と加圧空気供給管が連
通するように切替える操作を行うと、前記所要の排気箱
に加圧空気が供給されるようになり、この加圧空気がフ
ィルタを通って輸送空気室に流れ、フィルタに付着して
いる微粉を逆洗する。この操作を空気式粉体輸送装置を
運転させたままの状態で各排気箱について順次実施す
る。
【0017】これにより、集塵機や微粉輸送機を別個に
設置する必要がなく、空気式粉体輸送装置を作動させた
ままの状態で、フィルタを清浄にすることができる。
【0018】請求項2の発明は、三方切替弁を設けるこ
とに代えて、排気管と排気箱の夫々との間に吸引側切換
弁を設け、高圧空気供給管と排気箱の夫々の間に噴射側
切換弁を設けているので、通常時は吸引側切換弁を開け
て噴射側切換弁を閉じておき、フィルタの洗浄が必要に
なった場合は、その排気箱に接続されている吸引側切換
弁を閉じて噴射側切換弁を開けることにより、加圧空気
がフィルタを通って輸送空気室に流れ、フィルタに付着
している微粉を逆洗する。この操作を空気式粉体輸送装
置を運転させたままの状態で各排気箱について順次実施
する。これにより、集塵機や微粉輸送機を別個に設置す
る必要がなく、空気式粉体輸送装置を作動させたままの
状態で、フィルタを清浄にすることができる。
【0019】請求項3の発明は、排気箱は排気管を介し
て排風機によって吸引され負圧になっており、輸送空気
供給管から輸送空気室に送られた空気は通気性仕切材を
通って輸送空間内に吹き出し、粉体供給口から供給され
た粉体を傾斜の低い方に輸送する。微粉を含んだ輸送空
気は、フィルタで微粉が分離されて排気箱の中に吸引さ
れ、排気管を通って排風機により排出される。
【0020】フィルタが微粉により目詰まりした場合に
は、加振機を作動させてフィルタを振動させることによ
り、フィルタに付着していた微粉が振るい落され、輸送
空気室に落下して搬送されるようになる。
【0021】このため、集塵機や微粉輸送機を別個に設
置する必要がなく、空気式粉体輸送装置を作動させたま
まの状態で、フィルタを清浄にすることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0023】図1は請求項1の発明の一実施例の縦断側
面図、図2は図1のII−II断面図であって、請求項
1の発明は従来と同様にダクト状の輸送機本体1を備え
ていて、輸送機本体1は図1における左端が高く、図1
における右端が低くなるように傾斜して配置されてお
り、輸送機本体1の内部には、輸送機本体1の全長にわ
たってキャンバス(布状瀘材)等の通気性仕切材2が設
けてあって、この通気性仕切材2によって輸送機本体1
の内部は、全長にわたって下部の輸送空気室3と上部の
輸送空間4とに仕切られている。
【0024】輸送機本体1の傾斜の高い側の上端におけ
る輸送空気室3には、送風機5からの加圧空気を供給す
る輸送空気供給管6が接続されており、同じく輸送機本
体1の上端における輸送空間4には、輸送しようとする
粉体を供給する粉体供給口7が接続されている。そして
輸送機本体1の傾斜の低い側の図示しない下端には、輸
送空間4に連通している図示しない粉体出口(図6の8
参照)が取り付けられている。
【0025】輸送空間4の上側の長手方向の複数箇所に
は、開口を設けてフィルタ14を張設し、フィルタ14
の上に排気箱15を取り付けて、夫々の排気箱15がフ
ィルタ14を介して輸送空間4の上部に通ずるようにさ
れている。
【0026】このようにフィルタ14を介して輸送空間
4の上側の長手方向に設けた複数の排気箱15の夫々
は、三方切替弁16を介して排気管17に接続されてお
り、排気管17は排風機18によって排気されるように
なっている。
【0027】また前記夫々の三方切替弁16と前記輸送
空気室3との間が加圧空気供給管19により接続されて
いる。前記三方切替弁16は、各排気箱15を排気管1
7に接続するか、又は輸送空気室3に接続するかを切替
えることができるようになっている。
【0028】輸送空間4と排気箱15との間に設けるフ
ィルタ14は、図3に示すように、ひだのある形状にし
て、表面積が大きくなるようにすることもできる。また
輸送空間4の上側の長手方向に取り付ける排気箱15
は、図1に示すように間隔をおいて配設したり、或いは
図4に示すように、複数連設させることができる。
【0029】次に、上述した図1ないし図3に示した実
施例の作用を説明する。
【0030】粉体を輸送する際には、全ての排気箱15
が排気管17に連通し、加圧空気供給管19が遮断され
るように三方切替弁16を切替える。そして送風機5
(図2、図3参照)から送られる加圧空気を輸送空気供
給管6を介して輸送空気室3に送りながら、輸送しよう
とする粉体を粉体供給口7に供給する。
【0031】輸送空気供給管6から輸送空気室3に送ら
れた加圧空気は、通気性仕切材2を通って輸送空間4内
に吹き出し、粉体供給口7から供給された粉体を、通気
性仕切材2の上に浮上させる。このため粉体は、通気性
仕切材2の上で浮上した状態で輸送空間4内を傾斜の低
い方に向かって次第に移動する。
【0032】輸送空間4の上側に設けてある排気箱15
は、全て三方切替弁16、排気管17を介して排風機1
8によって吸引されて負圧になっているので、通気性仕
切材2の上で粉体を移動させた輸送空気は、フィルタ1
4を通って排気箱15内に吸引される。この際輸送空気
中に含まれている微粉は、フィルタ14によって輸送空
気から分離され、微粉の除去された輸送空気のみが排気
箱15内に入り、三方切替弁16、排気管17、排風機
18を通って大気に放出される。
【0033】図3のようにフィルタ14がひだのある形
状になっている場合には、フィルタ14の表面積が大き
くなって微粉分離性能が向上する。
【0034】粉体の輸送を継続していると、フィルタ1
4の下面の微粉付着量が多くなってフィルタ14が目詰
まりし、排気箱15内に吸引される輸送空気の量が少な
くなる。
【0035】このため1個の排気箱15の三方切替弁1
6を前記の状態から切替えて、排気箱15と加圧空気供
給管19を連通し、排気管17側を遮断する。すると、
その排気箱15に対しては排風機18による排気が行わ
れなくなり、代わって加圧空気供給管19の加圧空気が
三方切替弁16を通って排気箱15内に噴射され、この
加圧空気がフィルタ14を上から下に通過して輸送空間
4に流れるようになるので、フィルタ14の下面に付着
していた微粉は輸送空間4に落下し、通気性仕切材2の
上で浮上している粉体と共に輸送空間4内を傾斜の低い
方に向かって移動することになり、そのフィルタ14の
目詰まりは解消する。
【0036】フィルタ14の清掃をした排気箱15にお
いては、再び排気箱15が排気管17に連通し、加圧空
気供給管19側が遮断されるように三方切替弁16を切
替える。
【0037】排気箱15の1個ずつに対して、上記三方
切替弁16の切替え操作を順次行えば、粉体の輸送を停
止することなく、全部のフィルタ14の目詰まりを、順
次解消することができる。
【0038】このように、輸送空気中に含まれている微
粉はフィルタ14によって分離されて輸送空間4に戻さ
れるため、図6のような集塵機10や、集塵機10で回
収した微粉を粉体輸送ラインに戻すための微粉輸送機1
2等を必要としなくなる。
【0039】図4は、請求項2の発明の一実施例を示す
縦断面図であり、図1の実施例の三方切替弁16を備え
た構成に代えて、前記排気管17、及び輸送空気供給管
6に接続された加圧空気供給管20を別個に前記排気箱
15に接続し、各排気箱15と排気管17との間に吸引
側切換弁21を設けると共に、各排気箱15と加圧空気
供給管20との間に噴射側切換弁22を設けている。
【0040】図4の実施例では、粉体を輸送する時は、
吸引側切換弁21を開けて噴射側切換弁22を閉じて排
風機18により排気箱15を吸引するようにし、フィル
タ14の目詰まりを解消する際には、吸引側切換弁21
を閉じて噴射側切換弁22を開けて排気箱に圧縮空気を
吹込むようにすれば良く、それによる作用は図1の場合
と同一である。
【0041】図5は、請求項3の発明の一実施例の図2
と同様な断面図であって、ダクト状の輸送機本体1は、
図1の実施例と同様に傾斜して配置されており、輸送機
本体1の内部には、輸送機本体1の全長にわたってキャ
ンバス(布状瀘材)等の通気性仕切材2が設けてあっ
て、この通気性仕切材2によって輸送機本体1の内部
は、全長にわたって下部の輸送空気室3と上部の輸送空
間4とに仕切られている。
【0042】輸送機本体1の傾斜の高い側の上端におけ
る輸送空気室3には、図示しない送風機から加圧空気が
供給される輸送空気供給管6が接続されており、同じく
輸送機本体1の上端における輸送空間4には、輸送しよ
うとする粉体を供給するための図示しない粉体供給口が
接続されている。
【0043】輸送空間4の上側の長手方向の複数箇所に
は、開口を設けてフィルタ14を張設し、フィルタ14
の上に排気箱15を取り付けて、夫々の排気箱15がフ
ィルタ14を介して輸送空間4の上部に通ずるようにさ
れている。
【0044】フィルタ14を介して輸送空間4の上側の
長手方向に設けた複数の排気箱15の夫々は排気管17
に接続されており、排気管17は排風機18によって常
時排気されるようになっている。
【0045】排気箱15の夫々には、任意に作動させる
ことができる加振機23が取り付けてあって、この加振
機23によって各フィルタ14を、個別に振動させるこ
とができるようになっている。
【0046】図5に示す装置によって粉体を輸送する際
には、排風機18により排気管17を介して全ての排気
箱15を排気して負圧とし、輸送空気供給管6から輸送
空気室3に加圧空気を送りながら、輸送しようとする粉
体を図示しない粉体供給口から輸送空間4に供給する。
【0047】輸送空気供給管6から輸送空気室3に送ら
れた加圧空気は、通気性仕切材2を通って輸送空間4内
に吹き出し、輸送空間4に供給された粉体を、通気性仕
切材2の上に浮上させる。このため粉体は、通気性仕切
材2の上で浮上した状態で輸送空間4内を傾斜の低い方
に向かって次第に移動する。
【0048】輸送空間4の上側に設けてある排気箱15
は全て負圧になっているので、通気性仕切材2の上で粉
体を移動させた輸送空気は、フィルタ14を通って排気
箱15内に吸引される。この際輸送空気中に含まれてい
る微粉は、フィルタ14によって輸送空気から分離さ
れ、微粉の除去された輸送空気のみが排気箱15内に入
り、排気管17、排風機18を通って大気に放出され
る。
【0049】フィルタ14の下面の微粉付着量が多くな
ってフィルタ14が目詰まりした際には、任意の加振機
23を作動させると、その加振機23に接しているフィ
ルタ14が振動し、その振動したフィルタ14の下面に
付着していた微粉は輸送空間4に落下し、通気性仕切材
2の上で浮上している粉体と共に輸送空間4内を傾斜の
低い方に向かって移動することになり、そのフィルタ1
4の目詰まりは解消する。
【0050】各排気箱15に取り付けてある加振機23
を作動させることにより、粉体の輸送を停止することな
く、全部のフィルタ14の目詰まりを、順次もしくは一
斉に解消することができる。
【0051】このように、輸送空気中に含まれている微
粉はフィルタ14によって分離されて輸送空間4に戻さ
れるため、図6のような集塵機10や、集塵機10で回
収した微粉を粉体輸送ラインに戻すための微粉輸送機1
2等を必要としなくなる。
【0052】上述した実施例においても、フィルタ14
を図3に示すようなひだのある形状にして、表面積が大
きくなるようにしたり、排気箱15を図1のように間隔
をおいて配置したり、図4に示すように複数連設させる
ようにすることができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1〜請求項3の発明は、いずれも
従来のような集塵機や、集塵機で回収した微粉を粉体輸
送ラインに戻すための微粉輸送機等を必要としなくなる
ので、装置が簡素化され、また輸送機本体の上方のスペ
ースも不要になってスペース的な設置上の制約が少なく
なり、設置上の自由度が増加する効果がある。
【0054】また請求項1及び請求項2の発明は、粉体
の輸送を停止することなく、フィルタの目詰まりを順次
解消することができる効果がある。
【0055】さらに請求項3の発明は、粉体の輸送を停
止することなく、全部のフィルタの目詰まりを順次若し
くは一斉に解消することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例の縦断側面図であ
る。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2とは異なる実施例の断面図である。
【図4】請求項2の発明の一実施例の縦断側面図であ
る。
【図5】請求項3の発明の一実施例の図2と同様な断面
図である。
【図6】従来装置の一例の系統図である。
【符号の説明】
1 輸送機本体 2 通気性仕切材 3 輸送空気室 4 輸送空間 6 輸送空気供給管 7 粉体供給口 13 排風機 14 フィルタ 15 排気箱 16 三方切替弁 17 排気管 18 排風機 19 加圧空気供給管 20 加圧空気供給管 21 吸引側切換弁 22 噴射側切換弁 23 加振機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜配置されたダクト状の輸送機本体
    と、該輸送機本体の内側下部に輸送空気室を形成し輸送
    機本体の内側上部に輸送空間を形成するように輸送機本
    体の全長にわたって設けた通気性仕切材と、前記輸送機
    本体の前記輸送空気室に接続した輸送空気供給管と、前
    記輸送機本体の傾斜上端において前記輸送空間に接続し
    た粉体供給口と、フィルタを介して前記輸送空間の上側
    に長手方向に沿って配設した複数の排気箱と、各排気箱
    を排風機に接続した排気管と、該排気管と前記排気箱の
    夫々との間に設けられた三方切替弁と、該各三方切替弁
    と前記輸送空気室とを接続した加圧空気供給管とを備え
    たことを特徴とする空気式粉体輸送装置。
  2. 【請求項2】 三方切替弁を設けることに代えて、排気
    管と排気箱の夫々との間に吸引側切換弁を設け、高圧空
    気供給管と排気箱の夫々との間に噴射側切換弁を設けて
    いることを特徴とする請求項1に記載の空気式粉体輸送
    装置。
  3. 【請求項3】 傾斜配置されたダクト状の輸送機本体
    と、該輸送機本体の内側下部に輸送空気室を形成し輸送
    機本体の内側上部に輸送空間を形成するように輸送機本
    体の全長にわたって設けた通気性仕切材と、前記輸送機
    本体の前記輸送空気室に接続した輸送空気供給管と、前
    記輸送機本体の傾斜上端において前記輸送空間に接続し
    た粉体供給口と、フィルタを介して前記輸送空間の上側
    に長手方向に沿って配設した複数の排気箱と、各排気箱
    を排風機に接続した排気管と、前記フィルタを振動させ
    る加振機とを備えたことを特徴とする空気式粉体輸送装
    置。
JP18014894A 1994-08-01 1994-08-01 空気式粉体輸送装置 Pending JPH0840548A (ja)

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JP (1) JPH0840548A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008230825A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Ube Ind Ltd 粉体輸送方法および粉体輸送装置
KR20210043454A (ko) 2019-10-11 2021-04-21 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 전자부품 포장체, 전자부품 어레이 및 전자부품 어레이 형성 장치

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