JPH083788Y2 - 可搬式電動バルブ操作機 - Google Patents

可搬式電動バルブ操作機

Info

Publication number
JPH083788Y2
JPH083788Y2 JP1991106593U JP10659391U JPH083788Y2 JP H083788 Y2 JPH083788 Y2 JP H083788Y2 JP 1991106593 U JP1991106593 U JP 1991106593U JP 10659391 U JP10659391 U JP 10659391U JP H083788 Y2 JPH083788 Y2 JP H083788Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
valve
socket
valve operating
portable electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991106593U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0547651U (ja
Inventor
優 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seibu Electric and Machinery Co Ltd filed Critical Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Priority to JP1991106593U priority Critical patent/JPH083788Y2/ja
Publication of JPH0547651U publication Critical patent/JPH0547651U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH083788Y2 publication Critical patent/JPH083788Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液体或いはガス等の流
量を制限するバルブの開閉操作を行う際に使用する可搬
式電動バルブ操作機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】きめこまかな流体の制御がすすむにつ
れ、ビル空調などには多数の小径弁が使用され、しかも
その多くは開閉頻度が少ないため手動弁が使用されてい
る。人手不足の現在、これらを人力による開閉では、一
時的とはいえ多くの労力を必要とされる。
【0003】しかしながら、全てを電動式にすると作業
者の労力は軽減されるが、バルブ操作機構の製造にかか
るコストは安価なものではなかった。しかも、使用頻度
の少ないバルブにおいては、非常に無駄な設備となるこ
ともあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、特に
多数の手動バルブを使用する管路等において、そのバル
ブ操作機構に係る設備費を大幅に削減でき、試運転時の
バルブ開閉及びメンテナンス時のバルブ開閉に多数の人
手を必要としていた労力を大巾に削減できる小型軽量で
且つバルブとの連結をワンタッチ式にした可搬式電動バ
ルブ操作機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
考案の構成は、 1) 把手を備えたケーシング内部に、ケーシング外に
その操作部を有する電動モータを使った回転駆動手段を
配し、同回転駆動手段の出力軸先端部にバルブ操作用弁
棒に嵌着可能なソケットを取付け、同ソケットをケーシ
ング底面より突出させるとともに、ケーシング底面の該
ソケットを中心とする円周上にバルブのフランジ部分の
ボルト穴に遊挿可能な外径を有する挿入ピンを所定間隔
をおいて複数突設し、ソケットを弁棒に嵌着させた状態
でケーシングを該フランジ部分にレバー操作の回転フッ
クで挾持して固定するロック機構を備えたことを特徴と
する可搬式電動バルブ操作機 2) 回転駆動手段の電源と回転駆動手段の動作を制御
する制御手段を有し、更に出力軸の回転角度に応じた表
示を行う表示手段を備えた前記1記載の可搬式電動バル
ブ操作機にある。
【0006】
【作用】本考案の可搬式電動バルブ操作機は、把手を備
えたケーシング内部に、ケーシング外にその操作部を有
する電動モータを使った回転駆動手段を配し、同回転駆
動手段の出力軸先端部にバルブ操作用弁棒に嵌着可能な
ソケットを取付け、同ソケットをケーシング底面より突
出させるとともに、ケーシング底面の該ソケットを中心
とする円周上にバルブのフランジ部分のボルト穴に遊挿
可能な外径を有する挿入ピンを所定間隔をおいて複数突
設したものであって、使用する際には、挿入ピンをバル
ブ弁箱のフランジ部分のボルト穴に挿通するだけで、弁
棒へのソケットの嵌着が同時に行なわれるよう構成して
あり、バルブへの連結を容易なものとしている。
【0007】又、挿入ピンをボルト穴に挿通することに
よって、バルブ操作機の位置ずれを防止できると同時
に、バルブ開閉に伴う反力を受け止めることができる。
更に、ロック機構のレバーを操作して回転フックを回転
させケーシングをフランジで部分に回転フックと挟持し
て固定することで、ワンタッチで可搬式電動バルブ操作
機を上下方向に動かないように支持する。使用を終われ
ばレバーを操作して回転フックを90°以上回転させる
ことで上下方向のロックを解除する。
【0008】
【実施例】実施例については図面に基づいて説明する。
図1は実施例を示す正面断面図、図2は同要部説明図、
図3は同要部切欠図、図4は図3のA−A断面図であ
る。
【0009】本実施例の可搬式電動バルブ操作機1は、
把手23を備えた箱型のケーシング2内部に充電可能な
バッテリ3及びDCギアモータ4を備えている。同ギア
モータ4は、ケーシング2の外面上に配したスイッチ5
で正動・逆動及び停止の操作を行うことができる。26
は、正動・逆動を示す表示ランプである。
【0010】ギアモータ4の回転は、ギア6からギア7
へ伝達され、所定のトルク及び回転速度が得られるよう
減速される。ギア7は垂直なシャフト8に固着されてお
り、同シャフト8は軸受9によって回動自在に支持され
ている。又、同シャフト9の下端部にはソケット10が
取付けられているが、同ソケット10はバルブ11の弁
棒12に嵌着できるようその内径を選んであり、ケーシ
ング2の底面より下方へ垂直に突出させている。つま
り、ギアモータ4を回転駆動すれば、ケーシング底面に
突出したソケット10が緩やかに所定の速度で回転する
ことになる。
【0011】一方、シャフト8の上端部には、開度指示
板13が取付けられており、不動の指針14を利用して
バルブの開度を支持するよう構成してある。又、開度指
示板13の上方にあたる部分にはケーシング2に窓27
が設けてあり、その開度を容易に確認できる。又バルブ
の開閉操作に際して、バルブ内の弁体の過動を制限する
ために、本実施例ではシャフト8の回転角度範囲を制限
するリミットスイッチ15を設けてある。
【0012】ケーシング2の底面には、前記ソケット1
0を中心として4本の挿入ピン16が垂設されている。
同挿入ピン16は先細りの円柱状であって、所定位置に
フランジ面17を形成している。そして、同フランジ面
17の方が、ソケット10の下底面よりも所定距離下方
に位置しており、可搬式電動バルブ操作機1をバルブ1
1に連結する際には、該挿入ピン16のフランジ面17
でもって可搬式電動バルブ操作機1を支持し、弁棒12
及びソケット10の回動に支障を来たさぬよう構成して
ある。
【0013】本実施例では、可搬式電動バルブ操作機1
の位置固定用のロック機構を備えており、バルブの状態
により可搬式電動バルブ操作機を横倒して使用すること
もできる。そのロック機構について、図3,図4に基づ
いて説明する。
【0014】ケーシング2の底面の下方にシリンダ18
を垂設し、同シリンダ18内にシャフト19を遊挿する
とともに、同シャフト19をスプリング20でもって上
方位置に支持している。同シャフト19の下端部には、
水平回動自在なフック21が取付けてあり、同フック2
1の先端部は山形に傾斜が付けてある。又、フック21
の後端部には操作レバー22を備えている。
【0015】可搬式電動バルブ操作機1を使用する際に
は、バルブ11の上面フランジ部分24のボルト穴25
に挿入ピン16を挿通するよう取り付ければ、弁棒12
へのソケット10の嵌着も自動的に行なわれる。しかる
後に、操作レバー22をもってフック21をバルブ10
のフランジ部分24の下面へ当接させ乍ら90°回動さ
せる。このとき、フック21は山形に成形されているの
で、フランジ部分24下面へ滑らかに侵入させることが
できる。又、フック21はスプリング20により上方へ
付勢されているので、フランジ部分24を下面から押圧
する状態となる。従って、可搬式バルブ操作機1は、挿
入ピン16のフランジ面17とフック21とでバルブ1
1のフランジ部分24を挟持することにより、バルブ1
1に固定される。
【0016】この状態で、スイッチ5を操作し、ギアモ
ータ4を駆動させれば、その出力軸であるシャフト8に
取付けられたソケット10が回転し、緩やかにバルブ1
1の開閉を行う。このとき、可搬式電動バルブ操作機1
には、弁棒12へのトルクの反力が作用することになる
が、ボルト穴25内に挿入された挿入ピン16がこれを
受けるので、バルブ操作に支障を来たすことはない。
【0017】本考案は、以上説明した実施例に限定され
るものではなく、一般の商用交流電源を用いた構成とす
ることもできる。その場合は、バッテリに替えてトラン
ス及び整流器等を配せばよい。又、ロック機構に磁力を
応用することも容易である。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、小型・軽量で運搬が容易であるばかりか、
バルブへの連結も容易で、大変操作性に優れている。
又、各バルブ毎に開閉操作機構を設ける必要がないの
で、特に多数のバルブを使用する管路等においては、大
幅にその設備費を削減できる。又、挿入ピンの配置やソ
ケットの径を選択することで、あらゆるサイズのバルブ
に適合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す正面断面図である。
【図2】実施例を示す要部説明図である。
【図3】実施例を示す要部切欠図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 可搬式バルブ操作機 2 ケーシング 3 バッテリ 4 ギアモータ 5 スイッチ 6 ギア 7 ギア 8 シャフト 9 軸受 10 ソケット 11 バルブ 12 弁棒 13 開度指示板 14 指針 15 リミットスイッチ 16 挿入ピン 17 フランジ面 18 シリンダ 19 シャフト 20 スプリング 21 フック 22 操作レバー 23 把手 24 フランジ部分 25 ボルト穴 26 表示ランプ 27 窓

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把手を備えたケーシング内部に、ケーシ
    ング外にその操作部を有する電動モータを使った回転駆
    動手段を配し、同回転駆動手段の出力軸先端部にバルブ
    操作用弁棒に嵌着可能なソケットを取付け、同ソケット
    をケーシング底面より突出させるとともに、ケーシング
    底面の該ソケットを中心とする円周上にバルブのフラン
    ジ部分のボルト穴に遊挿可能な外径を有する挿入ピンを
    所定間隔をおいて複数突設し、ソケットを弁棒に嵌着さ
    せた状態でケーシングを該フランジ部分にレバー操作の
    回転フックで挾持して固定するロック機構を備えたこと
    を特徴とする可搬式電動バルブ操作機。
  2. 【請求項2】 回転駆動手段の電源と回転駆動手段の動
    作を制御する制御手段を有し、更に出力軸の回転角度に
    応じた表示を行う表示手段を備えた請求項1記載の可搬
    式電動バルブ操作機。
JP1991106593U 1991-11-29 1991-11-29 可搬式電動バルブ操作機 Expired - Lifetime JPH083788Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991106593U JPH083788Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 可搬式電動バルブ操作機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991106593U JPH083788Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 可搬式電動バルブ操作機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0547651U JPH0547651U (ja) 1993-06-25
JPH083788Y2 true JPH083788Y2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=14437474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991106593U Expired - Lifetime JPH083788Y2 (ja) 1991-11-29 1991-11-29 可搬式電動バルブ操作機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH083788Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5163227U (ja) * 1974-11-13 1976-05-18
JPS6136775U (ja) * 1984-08-10 1986-03-07 日立金属株式会社 自動弁のヨ−クソケツト
JPS634478U (ja) * 1986-06-26 1988-01-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0547651U (ja) 1993-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH055360Y2 (ja)
JPH083788Y2 (ja) 可搬式電動バルブ操作機
CN209104017U (zh) 自动电源转换开关
KR102297461B1 (ko) 지능형 수동밸브 전동 개폐장치
KR102079683B1 (ko) 유해가스 차단밸브 개폐장치
CN209232620U (zh) 自动电源转换开关
JPS6246059Y2 (ja)
US20240084919A1 (en) An actuator system for actuating a valve buried beneath ground surface, a method for operating a valve and use of an actuator system
CN209054160U (zh) 一种燃气管道辅助阀门
JPS6246058Y2 (ja)
CN209487354U (zh) 自动电源转换开关
CN2323204Y (zh) 旋转门三通阀
JPH0428917Y2 (ja)
CN204375591U (zh) 自动转换开关传动机构
CN112201524B (zh) 一种永磁吸附双支撑折叠式负荷开关遥控操作装置
CN220206786U (zh) 一种液位检测装置、油柜设备以及船舶
CN219006118U (zh) 一种机械电气设备用机械手
CN2396548Y (zh) 户外开关箱开关操作机构
CN209104016U (zh) 自动电源转换开关
CN113432011B (zh) 一种互联网信号接收室外调节底座
JP3237463U (ja) 屋外ガス栓の開閉装置
CN114711692B (zh) 一种基于ai交互精准定位的全自动机器人多功能基站
CN212480166U (zh) 一种易启闭蝶阀
CN212193148U (zh) 一种机电设备维修用头持装置
CN219549735U (zh) 一种智能开阀器