JPH08372B2 - 脚歩行機構の制御装置 - Google Patents

脚歩行機構の制御装置

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JPH08372B2
JPH08372B2 JP1302019A JP30201989A JPH08372B2 JP H08372 B2 JPH08372 B2 JP H08372B2 JP 1302019 A JP1302019 A JP 1302019A JP 30201989 A JP30201989 A JP 30201989A JP H08372 B2 JPH08372 B2 JP H08372B2
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JP
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walking
leg
distance
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sensor
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JP1302019A
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JPH03166078A (ja
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誠 服部
義宏 榊原
静子 椎名
祐司 細田
和俊 菅
正克 藤江
裕 中野
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工業技術院長
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、脚歩行機構の制御装置に係り、特に、例え
ば原子炉発電施設作業ロボツトなど4脚歩行機構におい
て、階段,障害物,長距離の通路等を安定歩行するのに
好適な脚歩行機構の制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の装置は、特開昭62−26174号公報に記載されて
いるように、移動ロボツトによる障害物乗り越え動作
を、移動ロボツトの能力に合わせた複数の基本的な動作
パターンの立体モデルに分解し、各立体モデルの組み合
わせで障害物の乗り越えを行なつていたが、各動作パタ
ーン間をつなぐ動作は車輪でころがることにより行なつ
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、関節角度誤差,サーボ偏差等による
脚先端位置ずれに対する考慮がなされておらず、あらか
じめ作成した動作パターンの初期位置に脚歩行機構の脚
先端を設定することが困難であり、そのまま歩行を継続
すると脚先端が障害物に接触したり、または踏みはずす
という問題があつた。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためにな
されたもので、障害物の多い建屋内環境をスムーズに歩
行を継続して移動しうる脚歩行機構の制御装置を提供す
ることを、その目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る脚歩行機構
の制御装置の構成は、胴体と、複数の関節部を有する歩
行脚と、この歩行脚の関節部を制御する制御装置とを備
えた脚歩行機構の制御装置において、前記歩行脚の先端
に具備され、進行方向にある障害物との距離を測定する
前方距離センサと、前記胴体に具備され、脚走行機構の
進行方向からの方向ずれに関する姿勢を検出する姿勢セ
ンサと、前記胴体側面に具備され、側方にある障害物と
の距離を測定する側方距離センサと、旋回歩行と、横歩
行と、微小前進と、微小後進とからなる補正歩行パター
ンを格納しておく歩行パターン格納部と、前記各センサ
からの情報に基づいて、前記障害物の乗り越え及び跨ぎ
越しからなる回避動作前に設定されるべき前記走行脚の
初期位置からのずれを修正するために必要な前記補正歩
行パターンを選択する手段と、前記補正歩行パターンを
出力する手段とを備えたものである。
なお付記すると、本発明では、上記目的を達成するた
めに、まず脚先端と階段,障害物との距離を測定するた
めに、脚先端に前方距離センサを取付け、正対補正,接
近のための歩行パターンを作成した。また、脚歩行機構
の進行方向が進路の方向からずれているときの角度を検
出するために姿勢センサを取付け、さらに通路の中央を
歩行するために壁からの距離を測定する側方距離センサ
を胴体側面に取付け、進路補正,横位置補正の歩行パタ
ーンを作成し、歩行パターンで歩行する移動ロボツトな
どの位置誤差を補正するようにしたものである。
〔作用〕
脚先端に取付けた前方距離センサは、脚先端と階段,
障害物との距離を測定し、その距離があらかじめ歩行パ
ターンを作成するときに設定した距離の許容範囲を越え
ているときは補正の歩行パターンを用いて補正するので
脚が障害物に接触したり、階段に接触したりすることが
ない。
また、姿勢センサは、脚歩行機構の進行方向からの方位
等を検出し、ずれているときは補正の歩行パターンを用
いる。
さらに、側方距離センサは、脚歩行機構の壁からの距
離を測定し脚歩行機構が通路の端に寄りすぎたときに補
正の歩行パターンを用いる。これらにより、通路を歩行
しているときに脚歩行機構が壁に接触することがなく、
安全に歩行を継続することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第4図を参照
して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る移動ロボツトの略
示構成図、第2図は、第1図の制御装置の構成を示すブ
ロツク図、第3図は、第1図の移動ロボツトの歩行手順
を示すフロチヤート図、第4図は、階段におけるフイー
ドバツク歩行の手順を示すフローチヤート図である。
第1図に示す脚歩行機構は、例えば原子炉発電施設等
に用いられる移動ロボツトである。
移動ロボツトの胴体1には、3関節を有する歩行脚に
係る一対の前脚2および一対の御脚3が備えられてい
る。そして前脚2の先端にはそれぞれ前方距離センサ4
が設けられており、御脚3の先端にはそれぞれ前方距離
センサ5が設けられている。また、胴体1には移動ロボ
ツトの姿勢を検出する姿勢センサ6と胴体の側方にある
物体との距離を検出するための側方距離センサ7が胴体
1の両側に2つずつ設けられている。そして、前脚2,後
脚3の各関節を制御するための制御装置8を有してい
る。
次に、第2図を参照して制御装置8の構成を説明す
る。
制御装置8は、前方距離センサ4,5,姿勢センサ6、お
よび側方距離センサ7の信号を処理するセンサ信号処理
部8aと、センサ信号処理部8aから得たセンサ情報に基づ
き歩行パターンの選択を行う歩行パターン選択・切換部
8bと、歩行パターンを格納している歩行パターン格納部
8cと、走行パターン選択・切換部8bからの情報で歩行パ
ターン格納部8cから歩行パターンを取り出し各関節部に
出力する歩行パターン出力部8dとからなるものである。
次に、第3図のフローチヤートを参照して歩行動作に
おける、障害物に正対しての補正歩行について説明す
る。以下、分中の( )内は、フローチヤートに示した
ステツNo.である。
移動ロボツトが通路を歩行して階段等の障害物に接近
すると前方距離センサ4,5により前方の物体との距離を
検出する(ステツプ)。障害物、例えば階段までの距
離dが、平地歩行の歩幅Soより大きい場合は、姿勢セン
サ6により進行方向の傾きθをセンサ信号処理部8aで
演算する。進行方向の傾きθが、進行方向のずれ許容
値θより大きい場合は、歩行パターン選択・切換部8bが
歩行パターン出力部8dに指令を出し、歩行パターン出力
部8dは、歩行パターン格納部8cからθ方向を補正する
パターンを各関接部に出力し、移動ロボツトの方向を変
える(ステツプ)。
θがθより小さい場合は、移動ロボツトの横方向の
距離dSを検出し、そのdSが横方向の位置ずれ許容値d3
り大きい場合は、横方向の位置を補正する(ステツプ
)。
dSがd3より小さい場合は、Soの歩幅で歩行する(ステ
ップ)。
この制御をくり返し障害物までの距離dが歩幅Soより小
さくなると、その前方距離センサ4,5の情報により段階
に対する移動ロボツトの傾き角度をセンサ信号処理部8a
で演算し(ステツプ)、その演算結果、ロボツトの傾
きθの絶対値が、階段歩行を行うために支障のない値
xより大きい場合は、角度xの旋回方向を行う(ステツ
プ)。そしてまた、角度を演算し直し、θがxより
小さくなるまでくり返す。
傾き角度θがxより小さくなると、次に障害物との
距離を測定し(ステツプ)、近い方の前方距離センサ
の値dが許容値d1より大きいときは位置合わせ前進(ス
テツプ)させ、許容値d2より小さいときは後退させる
(ステツプ)。
これにより、当初階段歩行、障害物跨ぎ越しの歩行パ
ターンを作成したときの設定位置に近いところに移動ロ
ボツトを設定することができる。
本実施例によれば、前方距離センサ,他方距離セン
サ,姿勢センサにより移動ロボツトの移動経路からのず
れを検出できるので、走行パターンで歩行する移動ロボ
ツトの脚先端位置誤差を補正歩行パターンにより補正で
き、安全に歩行を継続できる効果がある。
第4図に示すフローチヤートは、障害物が階段であ
り、その階段を踏破してゆくフイードバツク歩行を示し
たものである。すなわち、階段の一段一段を上下するに
際して、階段が終了するまで、第4図に示すフイードバ
ツク歩行を行なつている。
移動ロボツトは階段に対する傾き角度θを検知し(ス
テツプ)、階段歩行に支障のない許容値θより大き
い場合、階段上で向きを直す(ステツプ)。そして、
θより小さくなるまで旋回,測定をくり返す。θがθ
より小さくなると、階段との距離dを検知し(ステツ
プ)。距離dが許容値dfより大きいときは階段上微小
前進(ステツプ)させ、許容値dnより小さいときは階
段上微小後進させる(ステツプ)。また、dがdnより
大きいときは階段歩行し(ステツプ)、次の階へ進
む。
なお、上記の実施例では、原子炉発電施設等に用いら
れる移動ロボツトについて説明したが、本発明はこれに
限定されるものでなく、階段,凹凸面,障害物等のある
建屋内環境で用いられる脚歩行機構の歩行動作の制御に
汎用的に適用されるものである。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、障害
物の多い建屋内環境をスムーズに歩行を継続して移動し
うる脚歩行機構の制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る移動ロボツトの略示
構成図、第2図は、第1図の制御装置の構成を示すブロ
ツク図、第3図は、第1図の移動ロボツトの歩行手順を
示すフローチヤート図、第4図は、階段におけるフイー
ドバツク歩行の手順を示すフローチヤート図である。 1……胴体、2……前脚、3……後脚、4,5……前方距
離センサ、6……姿勢センサ、7……側方距離センサ、
8……制御装置、8a……センサ信号処理部、8b……歩行
パターン選択・切換部、8d……歩行パターン出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 和俊 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 藤江 正克 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 中野 裕 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 審査官 島田 信一 (56)参考文献 特開 平2−224986(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴体と、複数の関節部を有する歩行脚と、
    この歩行脚の関節部を制御する制御装置とを備えた脚歩
    行機構の制御装置において、 前記歩行脚の先端に具備され、進行方向にある障害物と
    の距離を測定する前方距離センサと、 前記胴体に具備され、脚歩行機構の進行方向からの方向
    ずれに関する姿勢を検出する姿勢センサと、 前記胴体側面に具備され、側方にある障害物との距離を
    測定する側方距離センサと、 旋回歩行と、横歩行と、微小前進と、微小後進とからな
    る補正歩行パターンを格納しておく歩行パターン格納部
    と、 前記各センサからの情報に基づいて、前記障害物の乗り
    越え及び跨ぎ越しからなる回避動作前に設定されるべき
    前記歩行脚の初期位置からのずれを修正するために必要
    な前記補正歩行パターンを選択する手段と、 前記補正歩行パターンを出力する手段とを備えたことを
    特徴とする脚歩行機構の制御装置。
JP1302019A 1989-11-22 1989-11-22 脚歩行機構の制御装置 Expired - Lifetime JPH08372B2 (ja)

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JPH03166078A JPH03166078A (ja) 1991-07-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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