JPH0836803A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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Publication number
JPH0836803A
JPH0836803A JP19483594A JP19483594A JPH0836803A JP H0836803 A JPH0836803 A JP H0836803A JP 19483594 A JP19483594 A JP 19483594A JP 19483594 A JP19483594 A JP 19483594A JP H0836803 A JPH0836803 A JP H0836803A
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JP
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Patent type
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magnetic
recording
optical
head
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Pending
Application number
JP19483594A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuaki Oshima
光昭 大嶋
Original Assignee
Matsushita Electric Ind Co Ltd
松下電器産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光記録媒体を用いる記録再生装置によりRO
M型ディスクを記録再生する場合、不正に複製されたR
OMディスクと正規に製造されたROMディスクとを識
別し、不正なディスクのソフトの再生及び動作を禁止す
ることを目的とする。 【構成】 記録媒体2の光記録層4にディスクの基準物
理位置情報を記録し、上記記録媒体を測定することによ
り得た物理位置情報と照合することにより不正複製ディ
スクのソフトの再生や動作を防止することが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【0001】

【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に情報を記録
もしくは再生する記録再生装置に関するものである。

【0002】

【従来の技術】近年光ディスクは様々な分野での応用が
拡がりつつある。光ディスクは記録のできるRAMディ
スクと記録のできないROMディスクに分けられるが、
RAMディスクはROMディスクに比べて5倍から10
倍メディアの製造コストが高い。従って、大勢の人に大
量の情報を配給する用途、例えば電子出版用途や音楽ソ
フトや映像ソフトを供給する用途のように安いメディア
コストが要求される用途にはROMディスクが主として
用いられている。しかし、CDROMゲーム機やCDR
OM内臓パソコンにみられるようにインタラクティブ用
途への応用が拡がるにつれROMディスクにもRAM機
能が求められるようになりつつある。民生用では大きな
RAM容量が要求される用途は少ないため、民生用のイ
ンタラクティブ用途において、小容量RAM機能と大容
量ROM機能と低コストの3条件を実現する新しい概念
のメディアの登場が待たれていた。又、最近CD等のR
OMディスクの不正複製版が出回り、著作権者に深刻な
損害を与えている。CD等の複製防止方式も求められて
いる。又、ディスクに暗号化した複数のプログラムを入
れ、パスワードにより解錠するソフト配布方式も普及し
つつあり、パスワードのセキュリティを上げるため、R
OM毎に異なるID番号を記録することが求められてい
る。

【0003】この概念を実現する一手法はR0Mディス
クの裏面に一層の磁気記録層を設ける方法である。この
場合の記録層形成の工程はROMディスクのコストの1
0分の1以下で、できるためROMディスクのコストを
上げることなくパーシャルRAMディスクを実現でき
る。一つの方法としてカートリッジをもたないCDRO
MのようなROMディスクに関して、日本特許公開番
号、56−163536、57−6446、57−21
2642、2−179951にみられるように、CDR
OMの表面に光記録部を、裏面に磁気記録部を設ける手
法は既に提案されている。また、60−70543にみ
るようにアモスファス材料を用いた光ディスクのように
非磁性材料からなる光記録部を表面に設け、裏面に磁性
をもつ磁気記録層をもつディスクを用い、裏面側の機器
部に磁気ヘッドを設けて磁気記録することが開示されて
いる。

【0004】又、複製防止方法に関してもディスクに意
図的に傷をつけたり、すかしを入れたり、特殊な工程に
より特殊なディスクを作ることにより、その特殊な製造
装置をもたないと製造できないという点を利用した複製
防止手段しか開示されていなかった。

【0005】

【発明が解決しようとする課題】しかしこれらの方法は
単に磁気記録部と光記録部を単純に組み合わせただけで
具体的に実現するのに必要な要件は全く開示されていな
い。例えば機器を実現する場合に重要な、光記録部と磁
気記録部の相互干渉を防ぐ方法や、簡単な構成で磁気ト
ラックにアクセスする方法や、回路を共用する方法やカ
ートリッジなしで用いるメディアの磁気記録情報を磁気
や摩耗等の外部環境から保護する方法や、RAM領域に
記録する情報を圧縮する方法やアクセスを速くする方法
や具体的なトラックの物理フォーマット等に関しては開
示されていない。

【0006】またメディアを実現するのに重要なメディ
アを安価に量産する工法や、メディアをCD規格に合致
させる方法等々、つまり民生用パーシャルRAMディス
クを具体的に実現するための手法は全くといってよいほ
ど従来例には開示されていなかった。従って、従来開示
されている方法では、民生用として使用できるメディア
とシステムを具体的に実用化することが難しいという大
きな問題点があった。

【0007】本発明ではCD−ROMのようにカートリ
ッジなしで用いるROMディスク型のパーシャルRAM
ディスク及びシステムを上記の項目について具体的に実
現した記録再生装置と媒体を提供することを目的とす
る。

【0008】次に不正複製防止方式に関して、本発明で
は、従来提案されているような特殊な工法を用いずに、
アドレスの物理配置を替える等の方法により複製防止デ
イスクと装置を実現することを第二の目的とする。

【0009】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の記録再生装置は透明基盤と光記録層からな
る記録媒体上に光源から光を光ヘッドにより、透明基板
側から上記光記録層に結像させ、信号の記録もしくは再
生を行う記録再生装置において、上記媒体上に記録され
たアドレス情報の位置もしくはピット深さ等を検出する
位置検出手段と暗号の復号手段と照合部を有している。

【0010】

【作用】この構成によって、記録媒体に記録された物理
配置情報と位置検出手段により、媒体の物理位置情報を
照合部により照合することにより不正複製ディスクを検
出することができる。

【0011】

【実施例】

(実施例1)以下、本発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。

【0012】図1は、本発明による記録再生装置のブロ
ック図を示す。記録再生装置1は磁気記録層3と光記録
用の光記録層4と光透過層5からなる記録媒体2を内部
にもつ。

【0013】光磁気再生時には、発光部からの光は光ヘ
ッド6と光記録ブロック7により上記光記録層4上に収
束させられ、光磁気記録された記録信号の再生を行な
う。光記録時にはレーザー光は光ヘッド6と光記録ブロ
ック7により光記録層4の特定部に収束し、その温度を
キュリー温度以上に上げる。この状態で、磁気ヘッド8
と磁気記録ブロック9により、この部分の印加磁界を変
調することにより、従来型の光磁気記録を行なう。

【0014】磁気記録時には、磁気ヘッド8と磁気記録
ブロック9を用いて、磁気記録層3に磁気信号を記録す
る。システム制御部10は各回路からの動作情報、出力
情報を得て、駆動ブロック11を駆動し、モーター12
の制御や光ヘッド6のトラッキング、焦点の制御を行な
う。

【0015】次に詳しい動作を説明する。外部からの入
力信号を記録する場合は、外部入力信号の受信時、もし
くは、操作者によるキー操作により記録命令がキーボー
ド15もしくは外部インターフェース部14からシステ
ム制御部10に送られる。システム制御部10は入力部
12に入力命令を送るとともに光記録ブロック7には光
記録命令を送る。外部からの入力、例えば音声や映像信
号は入力部12に入力され、PCM等のデジタル信号と
なる。この信号は、光記録ブロック7の入力部32に送
られ、ECCエンコーダ35によりエラー訂正の符号化
がなされ光回路37を介して上記磁気記録ブロック9の
中の磁気記録回路29と磁気ヘッド回路31を介して、
磁気ヘッド8に送られ光記録層4の特定範囲内の光磁気
材料に光記録信号に応じた記録磁界を与える。記録層4
のさらに狭い範囲の記録材料は光ヘッド6からのレーザ
ー光によりキュリー温度以上に加熱され、上述の印加磁
界によりこの部分の磁化反転が起こる。従って、記録媒
体2の回転に伴い、図2の光記録ヘッド部の拡大図に示
すように記録媒体2の図示した矢印51の方向の走行に
伴い、光記録層4に矢印で示す磁化52が図のように次
々と記録されてゆく。

【0016】この時、システム制御部10は光記録層4
上に記録されたトラッキング情報、アドレス情報、クロ
ック情報を光ヘッド回路39と光再生回路38から得
て、この情報に基き、駆動ブロック11に制御情報を与
える。詳しく述べるとシステム制御部10はモーター1
7の回転数をモーター駆動回路26に制御信号を与える
ことにより、光ヘッド6と記録媒体2との相対速度が所
定の線速度になるように制御する。

【0017】光ヘッド駆動回路25、光ヘッドアクチュ
エーター18により光ビームが目的とするトラック上を
走査するように制御し、また光記録層4に焦点が合うよ
うにフォーカスを制御する。別のトラックをアクセスす
る場合、アクチュエータ23とヘッド移動回路24によ
り、ヘッド台19を移動させヘッド台19上にある光ヘ
ッド6と磁気ヘッド8を連動して移動させる。このた
め、双方のヘッドが所望する同じ半径位置の表面と裏面
のトラック上に到達する。ヘッド昇降部20は磁気ヘッ
ド昇降回路22と昇降モーター21により、駆動され、
磁気ヘッド8及びスライダー41はディスクカセット4
2のローディング時もしくは、磁気記録を行わない時間
帯において記録媒体2のディスク面の磁気記録層3より
離れ、磁気ヘッド8の摩耗を防ぐ。以上述べたようにシ
ステム制御部10は駆動ブロック11に制御情報を送り
光ヘッド6と磁気ヘッド8のトラッキング、フォーカシ
ング、磁気ヘッド8の昇降、モーター17の回転数等の
制御を行なう。

【0018】次に、光磁気記録信号の再生方法について
述べる。まず図2の光記録ヘッド部の拡大図を用いる
と、発行部57からのレーザー光は偏光ビームスプリッ
タ55により光路59に示す方向に進みレンズ54によ
り、記録媒体2の光記録層4上に焦点を結ぶ。この場合
のフォーカスシングトラッキング制御は光ヘッド駆動部
18により、レンズ54のみを駆動することによって行
なわれる。光記録層の光磁気材料は図2に示すように各
々光記録信号に応じた磁化状態にある。このため、光路
59aに示す反射光の偏向角はKerr効果により、磁
化方向により異なる。この偏光角θは、偏光ビームスプ
リッター55aにより反射光を分割し、各々に受光部5
8、58aを設け、2つの受光信号の差分をとることに
より、磁化方向が検出できるため光記録信号が再生でき
る。この光信号の再生時の動作に関しては、従来の光磁
気記録と同じなのでこれ以上詳しく述べない。この再生
信号は、図1の光ヘッド6から光記録ブロック7へ送ら
れ、光ヘッド回路39、光再生回路38を介してECC
デコーダ36においてエラー訂正されて、元のデジタル
信号が再生され、出力部33に送られる。出力部33は
メモリ部34をもち、ここで一定時間分の記録信号が蓄
積される。例えば、1MbitのICメモリーを使っ
て、250kbpsの圧縮した音響信号を蓄積させた場
合約4秒間の信号を蓄積できる。音響用プレヤに用いた
場合、外部振動により光ヘッド6のトラッキングがはず
れた場合4秒間の間に回復すれば、音響信号に切れ目が
なくなる。この方式はよく知られている。出力部33か
らの信号は最終段の出力部13に送られ音響信号の場合
はPCM復調された後、外部にアナログ音響信号として
出力される。

【0019】次に磁気記録モードについて説明する。図
1において入力部に入った外部からの入力信号もしく
は、システム制御部10からの信号は磁気回路ブロック
9の入力部21に送られ、光記録ブロック7の中のEC
Cエンコーダ35を利用して、誤まり訂正等の符号化を
行なう。符号化された信号は磁気記録回路29と磁気ヘ
ッド回路31により磁気ヘッドに送られる。図3のヘッ
ド部拡大図を用いて説明すると、磁気ヘッド8に送られ
た磁気記録信号はコイル40により磁界となり、磁気記
録層3の磁性体を磁化し、磁気信号61として垂直方向
の磁気記録がなされる。記録媒体2は垂直磁化膜をも
つ。

【0020】磁気媒体2の矢印51方向の走行に伴い、
図3のように磁気記録信号に応じて磁気信号が次々と記
録されていく。この場合の磁界は光磁気の光記録層4に
も印加されるが、光磁気記録材料のキュリー温度以下で
の保持力は、数千〜1万Oeのためキュリー温度以上に
上げない限り磁化されることはなく、磁気記録の磁界の
影響は受けない。

【0021】しかし、磁気記録層3の磁気記録された部
分と、光磁気記録膜を用いた光記録層4が近接しすぎる
と、上記の磁気記録部からの磁界が光記録層4の部分に
おいて数十〜数百Oeに達する場合がある。こうした条
件下で光磁気記録のため、光ビームにより光記録層4の
温度をキュリー温度以上にした場合、磁気記録層3から
の磁界により磁化反転を起こし光記録時にエラーレート
が増えてしまう。従って図7の記録媒体の断面図のよう
に磁気記録層3と光記録層4の間に干渉層81の厚みを
設ける。光記録層4の両側には劣化を防ぐための保護層
82、82aが設けられているため、干渉層81の厚み
と保護層82の和が干渉間隔Lとなる。この場合磁気記
録波長をλとすると、減衰量56.4×L/λになるた
め、λ=0.5μmと設定すると、Lは0.2μm以上
あれば効果がある。図8のように保護層82の厚みをL
以上にしても同様の効果が得られる。製造法を述べる
と、光磁気の光記録層4の上に保護層82と干渉層81
を設け、潤滑剤とバインダーとバリウムフェライト等の
垂直異方性をもつ磁性材料を混合した材料をスピンコー
トにより、基板に垂直方向の磁界を印加しながら塗布
し、磁気記録層3を作成する。これにより垂直磁気記録
に適した図8の記録媒体断面図ような記録媒体2ができ
る。

【0022】以上は、光磁気記録の光記録層4をもつ場
合であるが、本発明の記録再生装置1は、CDのような
ROMディスクも再生できる。図9の記録媒体の断面図
に示すように、ピットが刻まれた基板5のピット部にア
ルミ等の反射膜84をスパッタ等により製膜し、その上
に、潤滑剤とバインダーと磁性材料を混合した材料を基
板に垂直方向の磁界を印加しながら塗布し、垂直の磁気
記録膜をもつ磁気記録層3を作成することにより、RO
M型の記録媒体2ができる。このメディアはCDのRO
Mとしての機能を表面に、RAMとしての機能を裏面に
もつため、後で述べるような様々な効果が得られる。こ
の場合のコスト上昇は現在のCDで行なわれているスピ
ンコートにより、保護膜を作成する材料に磁気材料を加
えるだけである。このため、製造コストの上昇は磁気材
料そのもののコストのみになる。このコストはメディア
の製造コストの数十分の一であるため、コスト上昇分は
極めて少ない。

【0023】磁気記録時のトラッキングを説明する。図
1のように光ヘッド6と光ヘッド回路39から再生され
るトラッキング情報をもとにシステム制御部10からヘ
ッド移動回路24に移動命令を送りアクチュエータ23
を駆動し、ヘッド台19をトラッキング方向に移動す
る。すると、図4のトラッキング方向のみたヘッド部の
拡大図のように光ヘッドは6は光記録層4の特定の光記
録トラック65の近傍に焦点66を結ぶ。つまり、光ヘ
ッド6を駆動する光ヘッド駆動部18はヘッド台19と
ヘッド昇降部20と介して、磁気ヘッド8と機械的に結
合している。このため光ヘッドの移動と連動して、磁気
ヘッド8はトラッキング方向に移動する。つまり光ヘッ
ド6を特定の光トラック66に制御すれば磁気ヘッド8
は光トラック66の裏面の特定の磁気トラック67上に
移動する。このトラックの両側にはガードバンド68、
68aを設けてある。これをさらに拡大したものが図5
の磁気ヘッド部の拡大図である。特定の第Tn番目の光
トラック65を走査するように光ヘッド6の位置を制御
すれば磁気ヘッド8は裏面の特定の第Mm番目の磁気ト
ラック67上を走行することになる。

【0024】こうすると、光ヘッドの駆動系だけでよ
く、磁気ヘッド8のトラッキング制御手段を別に設ける
必要がなくなる。磁気ディスクドライブでは必要であっ
たリニアセンサーも不要となる。

【0025】次に光トラックと磁気トラックのアクセス
方法について述べる。光ヘッド6は磁気ヘッド8と連動
してトラッキングされる。このため、現在下面から記録
再生中の光トラック情報と、上面からアクセスしたい磁
気トラックの半径方向の位置が異なる場合、同時にこの
両者をアクセスすることはできない。データの場合アク
セスが遅くなるだけで致命的な問題とはならないが、音
響信号や画像信号のような連続信号の場合、中断は許さ
れない。このため、通常速度の光記録再生中に磁気記録
を行なうことはできない。本実施例では入力部32およ
び出力部33にメモリ部34をもち、磁気記録の最大ア
クセス時間の数倍の時間の信号を蓄積する方式を採用し
ている。従って、図6の磁気記録のタイミングチャート
図でみるように記録再生時の記録媒体2の回転速度をn
倍に上げることにより、光記録再生時間Tが通常速度に
比べて1/nとなりT1,T2となる。従ってt=t3か
らt=tまでの記録再生時間のn−1倍の時間T0が余
裕時間となる。余裕時間T0の一部の期間のt3からt4
の間のアクセス時間Taの間に磁気トラックにアクセス
し、t4からt6の記録再生期間TRの間に磁気記録再生
を行い、t5からt6の帰還期間Tbの間に再び元の光ト
ラック、もしくは次の光トラックにアクセスし帰還する
ことより、1つのヘッド移動部で光記録と磁気記録のア
クセスが時分割で可能となる。この場合、余裕期間To
の間、連続信号を蓄積できる容量をもつようにメモリ部
34を設定する。

【0026】図6の磁気記録タイミングチャート図と、
図10〜14の記録部の断面図を用いて、今述べた磁気
ヘッドのトラックアクセスを説明する。まず、図15カ
セットの斜視図に示すカセット42が図16の記録再生
装置の斜視図に示す記録再生装置1に挿入された後、最
初に図10のように、記録媒体2の記録面のインデック
ス情報が記録されているTOC領域にある光トラック6
5上を光ヘッド6の光ビームは結像されるそしてTOC
情報の再生が行なわれる。この時、磁気ヘッド8は裏面
にある磁気トラック67上を走行し、このトラック上の
磁気記録情報の再生が行なわれる。こうして、最初の作
業として記録媒体2のTOCの中の光トラックの情報が
再生されると同時に磁気トラック上に記録された前回の
アクセス内容、前回の作業修了時の状況等の情報が得ら
れ、この内容は図16のように表示部16に表示され
る。

【0027】例を挙げると、音響情報の場合、前回の終
了時に最後の曲番その中断時の経過時間、予約曲番等を
磁気記録領域に自動的に記録する。次に、再びこの記録
媒体2を磁気記録再生装置に挿入した場合、上述のよう
に光トラック65の目次情報とともに磁気トラック67
に記録された前回の終了時の情報を再生し、表示部16
に図16のように表示する。図16では前回のアクセス
終了時間、操作者名、最後の曲番、中断時に経過時間、
前回プリセットした曲順番と曲番が記録され表示された
状態を表わしている。具体的には「Contineu?」と表示
され、聞いてくるので「Yes」と入力すると、前回終了
時の同一曲番の曲の中断した箇所から音楽再生が再開さ
れる。「No」と入力すると、予めプリセットした曲順で
音楽を再生してくれる。こうして自動的に操作者は前
回、中断した内容をそのまま再現できたり、好みの曲順
で聴ける。これは図18のゲーム機の斜視図に示すよう
にゲーム用CDROM機器において、前回中断したゲー
ム内容、例えば、ステージ数、獲得ポイント、アイテム
到達数を記録再生することによりゲーム終了後、時間が
経ってゲームを再開したい時、前回と全く同じ箇所から
同じ状態で再スタートできるという従来のCDROM型
ゲーム機器にない効果が得られる。

【0028】以上はTOC領域の磁気トラックをアクセ
スする単純なアクセス方法の場合である。この場合メモ
リー容量は少ないものの、最も単純で最もコストが安い
という効果がある。

【0029】次にTOC領域以外のトラックをアクセス
する接合を述べる。図11は特定の光トラック65aを
光ヘッド6がアクセスしている状態を示す。この時、光
ヘッド6と連動している磁気ヘッド8は光トラック65
aの裏側の磁気トラック67aをアクセスする。必要な
磁気記録情報が磁気トラック67aから離れた別のトラ
ック、磁気トラック67b上にある場合、磁気ヘッド8
を磁気トラック67bまで移動する必要がある。この場
合、図6のタイミングチャートで説明したように、余裕
期間Toの間にヘッドの移動、記録、復帰を完了する必
要がある。この場合、事前に光記録層4のTOC領域も
しくは特定領域に、裏面の磁気トラックNO.と表面の
対応する光トラックNO.を記録したリストが記録され
ており、この情報を読み取り、必要な磁気トラックN
O.に対応する光トラックNO.を算出することができ
る。次に、図12のようにアクセス時間Taの間にヘッ
ド台19を移動して光ヘッド6がこの光トラック番号の
光トラック65bをアクセスするように固定する。する
と、磁気ヘッド8は所定の磁気トラック67bをトラッ
キングする。こうして、磁気記録もしくは、再生が行え
る。この場合、図13のように光トラック65aをトラ
ッキング中は、磁気ヘッド8を昇降モーター21によ
り、上部に上げ磁気記録層より離しておき、アクセス時
間Taの間に図6のωのようにモーター17の回転速度
を下げる。回転速度のさがっている間に、磁気ヘッド8
を下げて、磁気記録層3に接触させる。このことによ
り、磁気ヘッド8の破壊を防ぐことができる。TRの間
に回転速度を上げて磁気記録し、Tbの間に回転数を下
げて磁気ヘッド8を上げ、上げた後に再び回転数を上げ
図13のように元の光トラック65aに戻り、T2の間
に光記録再生を行なう。この余裕時間T0の間はメモリ
ー34に蓄積されたデータが再生されるため、音楽等の
連読信号は中断しない。又、図14に示すように、TO
C領域のアクセス中にも、TOC領域に磁気記録不要の
指示があった場合は磁気ヘッド8を下げない。このこと
により、磁気記録層3が設けられていない記録媒体2が
挿入された場合にでも、磁気ヘッド8が接触し破壊され
るという事故が防げる。このようにして、磁気ヘッド8
を回転速度を下げた期間に上下させることにより、磁気
ヘッドの破壊と摩擦が大巾に低減できるという効果があ
る。図15は光記録媒体2を収納するカセット42の斜
視図である。シャッター88と磁気記録防止ヅメ89と
光記録防止ヅメ89aが設けられており、別々に記録防
止が設定できる。当然ROMタイプのカセットには、磁
気記録防止ヅメ89aしか設けられていない。

【0030】図17は光記録の再生時用の記録再生装置
のブロック図である。光記録ブロックは図1に比べて光
記録回路、ECCエンコーダーが削除されている。一般
のCDプレーヤー等の再生プレイヤーに比べて磁気ヘッ
ド昇降部20、磁気ヘッド8と磁気記録ブロック9の部
品が追加されているが、部品は全て図1の光磁気記録再
生装置の部品を共用できる。かつ、これらのコストは光
記録関連部品に比べると格段に安いため、コスト上昇分
は少ない。記憶容量はフロッピーに比べると少ないが、
こうした少ないコストでROM型記録媒体に情報を記録
し、再生できるため、少容量のメモリー容量でよいゲー
ム機器やCDプレーヤの場合、前述のような様々な効果
が生まれる。我々の試算では直径60mmのディスクの場
合、約1KB〜10KBの磁気記録のメモリー容量が磁
界変調用の磁気ヘッドを用いて、得られる。現在のゲー
ム用ROMICにはSRAMの2KBもしくは8KBの
メモリーが搭載されているため、充分な容量といえ、R
OMICを代替するという。

【0031】ここで、図1の誤り訂正エンコーダ35と
誤り訂正デコーダ36について詳しく述べる。

【0032】固定ディスクや広く普及している3.5イ
ンチ等の2HDや2DDのフロッピィディスク等のよう
に通常の密度の交換型磁気ディスクにおいては、エラー
訂正は行われていない。例を挙げると現在、主流と成っ
ている3.5吋フロッピィディスクの2HDの場合13
5TPIで、記録再生したときのエラーレートは10
-12近い。従って、カートリッジに入れた場合、手の油
分や傷がつく事がないため、バーストエラーは少なく、
インターリブを含めたエラー訂正を使用する必要がなか
った。これに対し、CDROMの媒体面の表面もしくは
裏面の外側に磁気記録層を塗布もしくは蒸着,スパッタ
貼り付けにより設けた場合、カートリッジなしで使用す
る。このため、人間の手の油分がついたり、大きなゴミ
や傷により、大規模なバーストエラーが発生する。

【0033】本発明の媒体はHc=1900Oe、印刷
層と保護層によるスペースロスは9〜10ミクロンの磁
気記録層をCDのラベル側に塗布してある。この媒体を
ヘッドギャップが30ミクロンのアモルファス積層型の
磁気ヘッドでMFM変調により500BPIつまり波長
50μmで106回記録再生し、各々のパルス巾の出現
頻度を測定した実験結果を図203に示す。図203
(a)は1msまでのパルス巾の測定結果を示し、図2
03(b)は100μsまでの測定データを拡大したも
のである。

【0034】図203(a)の矢印51aに示すように
106回のサンプルに対し、長い周期のバーストエラー
がいくつか発生している。従って図1,図202の誤り
訂正部35に示したようにインターリーブ詳しくは図2
07に示すようにインターリーブの前または後にECC
エンコードを行う。

【0035】ここで実際の本発明の実験データからエラ
ー訂正について定量的に詳しく述べる。図203(b)
からわかるように106回で、MFM変調の1T,1.
5T,2Tの間隔が充分空いている。このため条件の悪
い場合を考えると10-5〜10-6程度のエラーレートの
発生が考えられる。

【0036】バーストエラーの発生はカートリッジに入
れたディスク例えばフロッピィでは見られない程多い。
またランダムエラーも数桁多い。つまり、カートリッジ
なしで使うためには、インターリーブと強い誤り訂正が
必要であることがわかる。ただ、あまりエラー訂正符号
量を多くすると冗長度が増えてデータ量が減ってしま
う。そこで、まずバーストエラー対策の目標値として
は、CDの傷の許容基準が参考になる。外面の傷の発生
確率は光記録面もラベル面も同じである。図204はC
Dの場合の光記録面の傷に対するエラー訂正能力を示
す。4シンボル訂正した場合最大14フレーム分の傷つ
まり、2.38ミリの大きさの傷を補正できる。そして
インターリーブ長は108フレームつまり18.36ミ
リの長さをとっている。従って、磁気記録層にも2.3
8ミリ以下の傷に対してエラー訂正できるようにインタ
ーリーブを含めたエラー訂正能力を選定すれば最適の冗
長が得られる。こうすれば、使用者は従来のCDやCD
−ROMと全く同じように取り扱って磁気記録部に傷が
できたとしても本発明のインターリーブを含めたエラー
訂正、エンコーダ35とデコーダ36によりエラー訂正
され、データエラーは発生しない。このため、本発明の
記録媒体ではCD並みに傷がついても全くデータ再生に
支障を来たさないという大きな効果が得られる。ユーザ
ーはCDと同じように気軽に取り扱えるという効果が得
られる。

【0037】本発明の場合、18mm以上のインターリ
ーブとリードソロモンのエラー訂正を用い、図206に
示すように1.2倍の上下10%の範囲の冗長度で最外
周部で7mm、最内周部で3mmの傷が補正できること
が実験で確認できた。この条件でCD並みの2.38ミ
リ以上の傷を補正できることがわかった。つまり、図2
05に示すようにデータ上のインターリーブ長LDをと
り物理的なインターリーブ長LMを媒体面上で、18ミ
リ以上とるようにする。そして図206のエラーレート
図に示すようにリードソロモン等のエラー訂正符号のデ
ータ量を原データの0.08〜0.32倍の値にとるこ
とにより、CDと同等の傷に対するエラー訂正ができる
という大きな効果が得られる。この場合CD並みの傷に
対応した必要最小限の冗長度のエラー訂正が可能となる
ため全体のデータ記録再生効率が最適化され、実質的な
記録容量が最大になるという大きな効果が得られる。

【0038】ここで、全体の回路構成を述べる。図20
2は図1の誤り訂正のエンコーダー35とデコーダー3
6を詳しく示したもので、磁気記録信号は、リードソロ
モン符号化演算を行うリードソロモンデコーダー35a
によりECCのエンコードされ、インターリーブ部35
bにより図207のインターリープテーブルにおいて、
矢印51a,51aaの横方向に連続し、ECCエンコ
ードされたデータ列は横方向のパリティ452aが付加
される。このデータ列を矢印51bに示すようにタテ方
向に読み出すと、図207(b)に示すように、元のデ
ータは分散距離Lだけ媒体面上で離れることになり、バ
ーストエラーが発生してもパリティ452により復元で
きる。この媒体面上に換算して分散距離Lを上述のよう
に19mm以上とることにより、CD並みの回復能力が
得られる。こうして磁気記録されたデータを再生する場
合、再生信号は図208に示すデインターリーブ36b
において、一旦データをRAM36xにマッピングした
上で図207の場合と逆のアドレス変換をすることによ
り、分散されて記録されている磁気記録データは元の配
列に戻される。そして図209(b)に示すリードソロ
モンデコーダ36aで図210のフローチャートに示す
ようにステップ452bで例えばP,Qのパリティと記
録データを入力しステップ452cでシンドローム
1,S2の演算を行いステップ452dでS1=S2=0
の場合のみステップ452gへ進み、データを出力し、
誤りがあった場合、ステップ452eでエラー訂正の演
算を行い、ステップ452fでエラー訂正された時のみ
ステップ452gでデータの出力を行う。CDではデー
タレートは高くEFMの復調クロックは4.3218M
Hzである。このため誤り訂正は専用ICを用いてデー
タ処理を行っている。しかし本発明の磁気記録再生部の
復調クロックは図203の実験データに示したように、
30Kbpsで、CDの100分の1のデータレートで
ある。このデータ処理量の少ない点に着目し、図202
のブロック図のうち光再生信号の誤り訂正は専用ICを
用いる一方で磁気記録再生信号の誤り訂正符号化部35
と誤り訂正復号部36の信号処理は、システム制御部1
0を含む太い点線枠で囲ったブロックを1つのマイクロ
コンピュータ10aを利用して、時間分割で図207の
インターリーブと図210のフローチャートに示した誤
り訂正演算を行っている。

【0039】マイコンは、8bitもしくは16bit
の10〜数十MHzのクロックのCPUチップを用いて
いる。図210に示すようにシステム制御ルーチン45
2pとエラー訂正演算ルーチン452aの2つのルーチ
ンを時分割で処理している。ステップ452hでシステ
ムの制御ルーチンを開始し、ステップ452jでモータ
ーの回転制御を行い、ステップ452kで、ヘッド昇降
やトラバース等のアクチュエーターの制御を行い、ステ
ップ452mでドライブの表示や入出力のドライブシス
テムの制御を行い、ステップ452nでシステム制御の
一作業単位が完了した場合、でかつ、エラー訂正処理が
必要な場合のみ、ステップ452qのエラー訂正演算ル
ーチンに入り、ステップ452rで図207で説明した
インターリーブもしくはデインターリーブ処理を行い、
ステップ452b〜、ステップ452gで前に説明した
ようにエラー訂正の演算を行う。

【0040】CDの光再生信号のデータレートは1Mb
ps以上あるためドライブ制御用の通常の1チップマイ
コンでは処理能力の面でエラー訂正演算を兼用できな
い。しかし本発明の磁気記録信号のデータレートは30
kbps程度のため8bitもしくは16bitの市販
の10MHz程度のクロック周波数の1チップマイコン
1ヶでシステム制御と、エラー訂正演算が時分割で行え
る。このため光再生のエラー訂正を専用ICで行い、磁
気記録再生のエラー訂正作業を制御用マイコンで時分割
で処理することにより、エラー訂正用の回路を付加しな
くてもよいという効果がある。

【0041】このことにより、新たにインターリーブと
誤り訂正回路を追加しなくてもよいため、構成が若しく
簡単になるという効果が得られる。

【0042】図211のブロック図はインターリーブの
前後に誤り訂正を各々1回行う方法を採用したもので、
配置は変えてあるが基本的な構成は図1,図202と同
じであるため、説明を省略し、誤り訂正部のみを説明す
る。磁気記録データはまず誤り訂正符号部35の中のC
2リードソロモン誤り訂正エンコーダー35aでECC
をエンコードされ、C2パリティ45が付加されインタ
ーリーブ部35bで図212(a)に示すように表の矢
印51a方向のヨコ方向のデータが矢印51b方向、タ
テ方向に読み出され、図212(b)のようにデータが
出力され、例えばA1とA2は分散距離L1だけ分散さ
せられた後に、リードソロモンC1誤り訂正エンコーダ
ー35cにより、タテ方向の誤り訂正エンコードが行わ
れC1パリティ453が付加され、媒体上に磁気記録さ
れる。再生時にはMFM復調30dで復調された後、ま
ずC1パリティによりリードソロモンC1誤り訂正部で
ランダムエラーが訂正され、次にデインターリーブ部3
6bで、図208のRAM36xでマッピングされ、図
212の逆のアドレス変換により、元の表のヨコ方向の
データに変更され出力される。こうしてバーストエラー
が分散されて、ランダムエラーとなる。この後図212
のリードソロモンC2誤り訂正部36aにおいて、この
ランダムエラーが訂正されて、エラーのないデータが再
生出力される。

【0043】図211の方法の場合インターリーブの前
後にエラー訂正を2段に分けて行うため、バーストエラ
ーに対してより強くなるという効果が得られる。本発明
の場合、実験データが示すように図202に示す1段の
誤り訂正で、充分である。基本的なシステムは1段の訂
正で成立するが、暗証番号や金額のように特別重要なデ
ータを記録再生する時は図211の2段のエラー訂正を
用いることが望ましい。

【0044】以上のようにカートリッジなしのCDの外
面部に磁気記録部を設けたハイブッド媒体は傷の影響が
避けられないため、従来のフロッピィのような構成では
正常なデータが出力されない。図202,211に示す
ような1段もしくは2段の誤り訂正とインターリーブを
行うことにより、データの記録再生が確実にできるとい
う効果があり実用性が高くなる。

【0045】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。

【0046】図19は実施例2の全体のブロック図であ
る。図19は実施例1で説明した図1に磁気ヘッド8a
と磁気ヘッド回路31aを追加したものである。その他
の部分は同じであるため説明は省略する。図20の磁気
ヘッド部の拡大図のようにまず、磁気ヘッド8が磁気記
録層3の全体に記録波長の長い磁気記録を行なっていく
ところは、実施例1と同じである。次に磁気ヘッド8a
が表層部3aに記録波長の短い磁気記録を行なってい
く。すると最終的に表層部3aには短波長の副チャンネ
ルが深層部3bには長波長の主チャンネルの独立したチ
ャンネルの磁気記録ができる。このことにより、実施例
1の磁界変調用磁気ヘッドのようなーに長波長用の磁気
ヘッドを用いて、実施例2の図20のような2層記録を
されている磁気記録層を再生した場合、上記の主チャン
ネルは再生できる。このため、主チャンネルに要約情
報、副チャンネルに詳細情報を記録すれば、実施例1の
方式でも要約情報は得られ両者の互換性をとることがで
きるという効果が得られる。図21の磁気ヘッド部の拡
大図は短波長の磁気ヘッド8のみを搭載した場合で、こ
の場合、上記の副チャンネルの信号に主チャンネルが重
畳された信号が再生され、主、副両チャンネルが再生で
きるため、再生専用機の場合にこの構成をとると、コス
トが安くなる。図22の磁気ヘッド部拡大図において図
の上部は磁界変調用のヘッドつまり、長波長に適した磁
気ヘッド8で記録した場合で、図のようにN極部を1、
無磁化部を0とすると、磁化領域1、120aでは12
0bでは0、120Cでは1と記録され、“101”の
データ列121が得られる。図の下部のように、短波長
に適した垂直用磁気ヘッド8bを用いてN極部を1、無
磁化部を0、とするとデータ列122のように“101
10110”となり、上部の領域120aと同じ領域1
20dに8bit分記録できる。この領域120dの信
号を磁気ヘッド8で再生するとN極のみなので、“1”
と判断する。これは、領域120aと同じである。つま
りデータ列122aのうちの“1”が再生できる。次
に、領域120eではS極部を“0”無磁化部を“1”
と定義すると、データ列にこのように“0100101
0”と8bit分記録される。これを磁気ヘッド8で再
生するとS極だけのため“0”と判断する。これは1b
itであり、領域120bと同じ極性の信号が少し弱い
振巾で再生される。従って図22のように短波長用の磁
気ヘッド8bでは主チャンネルD1のデータ列122a
の信号と、副チャンネルD2のデータ列122の信号が
記録再生され、磁界変調用の長波長用の磁気ヘッド8で
は、主チャンネルD1のデータ列122aが再生され、
双方の互換がとれるという効果が得られる。なお、磁界
変調用の磁気ヘッド8のギャップは0.2〜2μmであ
る。

【0047】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図面を参照しながら説明する。

【0048】図23は実施例3の記録部拡大図である。
実施例3では、記録媒体2の透明基板5の上にまず、実
施例1で説明した図9のようなピットを刻んだ反射膜8
4を設け、磁気記録膜3を設ける点は同じであるが、C
0−フェライトをプラズマCVD等により成膜させであ
る。この材料は透光性をもつため厚みが薄い場合、高い
透光率をもつ。

【0049】この媒体を図23に示すように裏側から光
ヘッド6で焦点66を結像させる。光ヘッド6のレンズ
54はばね効果をもつ連結部150により、光透過材料
からなるスライダー41に結合されている。さらにスラ
イダー41には磁気ヘッド8が埋め込まれている。従っ
て、光ヘッドは反射膜84のピットを裏から読むことに
なり、トラッキングとフォーカスが制御される。すると
これと連結されているスライダはトラッキング制御さ
れ、特定の光トラックの上を走行する。レンズ54とス
ライダー41との位置の誤差は連結部150のバネ効果
のみで発生するためスライダー41はミクロンのオーダ
ーで制御される。次に上下方向はフォーカス制御に連動
してなされるため、数ミクロン〜数+ミクロンのオーダ
ーで制御される。

【0050】そして、磁気記録層3には次々と磁気記録
がなされる。本実施例の場合、光トラッキングが可能と
なるため、数ミクロンのトラックピッチが実現できると
いう大きな効果がある。またフォーカス制御によりスラ
イダー41および磁気ヘッド8が上下方向に制御される
ため、記録媒体2の基板5の表面精度が悪くても追従す
る。このため表面精度の悪い基板を使うことができるた
め、研磨したガラス基板に比べて非常にコストが安いプ
ラスチック基板や非研磨のガラス基板を使えるという効
果がある。

【0051】また図23では記録媒体2の裏面から光ヘ
ッド6で再生する場合を示した。しかし、従来の光ディ
スクプレーヤのような機構で表面から、同−の記録媒体
を再生することも可能であるため、互換性という効果が
ある。そして、光トラッキングによる従来より1桁以上
多いメモリー容量が得られるという顕著な効果がある。

【0052】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について図面を参照しながら説明する。

【0053】図24は実施例4の記録再生装置のブロッ
ク図を示す。実施例4は実施例1で説明した図1の記録
再生装置と構成と基本的な動作は同じである。このため
詳しい説明は省略し、異なる部分に限定して説明する。
実施例4と実施例1との違いは実施例1では磁気ヘッド
8は光磁気記録磁界変調用のヘッドをそのまま用いてい
るため、図3に示すように垂直記録を行う。これに対
し、実施例4では図25の磁気記録部の拡大図に示すよ
うに光磁気記録の磁界変調と水平磁気記録の2つの機能
をもつ磁気ヘッド8を用いて記録媒体3の磁気記録層3
に水平記録を行う。実施例1の磁界変調用ヘッド例えば
MD用ヘッドの等価的なヘッドギャップは、通常100
μm以上と大きいため、記録波長λは数百μmの長波長
となる。この場合、反磁界が発生し、実際に記録される
磁荷が減衰するため、再生出力は低下する。実施例1は
構成の変更が全く不要なためコストが上昇しないという
極めて大きな長所がある反面、再生出力が下がるという
短所をもつ。

【0054】長波長記録で高い再生出力を必要とする場
合には、水平記録がより適している。この水平記録を実
現するため、実施例4は基本的には実施例1を磁気ヘッ
ドの構成を変えて記録方式を垂直記録から水平記録に変
更したものである。図25に示すように、実施例4の磁
気ヘッド8は磁界変調用磁気ヘッド機能を兼用する主磁
極8aと閉磁路を形成するための副磁極8bとLなるギ
ャップ長をもつヘッドギャップ8cとコイル40から構
成される。この磁気ヘッド8は水平記録の時はギャップ
長Lのリングヘッドとみなせる。また、磁界変調型光磁
気記録を行う時は均一な磁界を光記録層4に与えるよう
な構成となっています。まず、図25に示す磁気記録モ
ードの場合は光ヘッド6が光記録層4に焦点66を結び
トラック情報もしくはアドレス情報を読み取り、所定の
光トラックの焦点66がトラッキングするように光ヘッ
ド6が制御される。これに伴い光ヘッド6と連結されて
いる磁気ヘッド8も所定の磁気トラック上を走行する。
図25は走行方向と垂直方向から見た図であり、記録媒
体2の矢印51方向の走行に伴い、磁気記録ブロック9
から送られてくる記録信号に従って磁気記録層3に水平
方向の磁気記録信号61が次々と記録されていく。ギャ
ップ長をL、記録波長をλとするとλ>2Lとなる。従
ってギャップ長Lが小さい程記録容量を大きくできる。
しかし、Lを小さくすると光磁気記録用の変調磁界発生
時に、均一磁界の範囲が狭くなる。このため、光ヘッド
の焦点66の記録可能範囲が狭くなり記録媒体とトラッ
キング機構の寸法精度を高めなければならず、コストが
上昇してしまう。図26の光磁気記録の拡大図に示すよ
うに、光磁気記録を行う場合は、光ヘッド6からのレー
ザー光により光記録層4の焦点66が熱せられキュリー
温度以上になる。そして磁気ヘッド8による変調磁界8
5の磁界方向と同方向に光記録層4の焦点66の部分が
磁化され光記録信号52が次々と記録されていく。この
場合、前述のように光ヘッド6と磁気ヘッド8の対向す
る位置関係はヘッド台19等のトラッキング機構の寸法
精度に左右される。MDの場合コストを下げるため寸法
精度の基準が緩い。従って最悪条件を考えると、光ヘッ
ド6と磁気ヘッド8の位置関係は大きく狂う可能性があ
る。このため均一磁界領域8eの範囲はなるべく広いこ
とが要求される。このため、図26に示すように磁気ヘ
ッド8の主磁極部8aに絞り込み部8dを設けることに
より、右側の磁束85a,85bが収束され磁界が強く
なる。このため、磁束85c,85d,85e,85f
と同等になり、均一磁界領域8eが拡大するという効果
がある。こうして光ヘッド6と磁気ヘッド8の相対位置
関係がずれて焦点66と磁気ヘッド8の相対位置がずれ
ても、焦点66が均一磁界領域8eの範囲内にあれは最
適の変調磁界が光記録層に印加され、光磁気記録が確実
に行われ、エラーレートが悪化することはない。

【0055】また図31の光磁気記録部の拡大図に示す
ように磁気記録層3の磁気記録信号61の磁束は磁束8
6a、86b、86c、86dのように形成される。従
って光磁気記録時、焦点66により、キュリー温度以上
になった光記録層4の焦点66部の光磁気記録材料に磁
気記録信号61による磁束86aの磁界と磁気ヘッド8
からの変調磁界の二つの磁界が加わる。磁気ヘッド8か
らの変調磁界の大きさより、磁束86aの磁界の大きさ
が大きければこの部分の変調磁界による光磁気記録は正
常に動作しない。従って、磁束86aの大きさを一定値
以下に抑える必要がある。このため、磁気記録層3と光
記録層4の間に厚さdの干渉層81を設け影響を緩和す
る。磁気記録信号61の最短記録波長をλとすると光記
録層4における磁束66の強さは約54.6×d/λだ
け減衰する。記録媒体の場合様々な記録波長λの使用が
考えられる。最も短い場合の記録波長にはλ=0.5μ
mが一般的である。この場合dは0.5μmあれば60
dB程減衰するため、磁気記録信号61の影響は殆どな
くなる。

【0056】以上から記録媒体2の磁気記録層3と光磁
気の光記録層4の問に少なくとも0.5μm以上の干渉
膜を用いることにより磁気記録信号の光磁気記録への影
響をなくすという効果が得られる。この場合、非磁性体
もしくは保持力の小さい磁性体で干渉膜を構成する。

【0057】光磁気記録媒体を用いて光磁気記録と磁気
記録を行う場合、光磁気記録の変調用磁界が磁気記録層
の磁性体の保持力より充分小さければ変調磁界が記録さ
れた磁気信号に損傷を与える可能性はない。しかし、実
施例4のようにリング型ヘッドを用いた場合、ヘッドキ
ャップ部に強い磁界が発生する。従って変調用磁界が弱
くても磁気信号に影響を与えエラーレートが増加する恐
れがある。これを避けるため、光磁気記録媒体を装着し
て記録する場合、図27の記録部の断面図に示すよう
に、光ヘッド6で主記録信号を光記録層に記録する前に
その光記録予定領域の光トラック65gの裏面にある磁
気トラック67gに記録されている磁気記録信号を記録
再生装置のメモリー部34もしくは光記録層に転記し待
避される。待避により、光磁気記録時に磁気記録層のデ
ータが変調磁界により破壊されても問題がない。

【0058】これを具体的に図28のフローチャート図
を用いて説明する。フローチャートは大きく6つに分け
られる。判別ステップ201でディスクの属性の判別を
行い、光ROMディスクの場合は再生専用ステップ20
4を用いる。光RAMディスクを再生する場合は再生ス
テップ202、場合により再生/転記ステップ203を
行う。光RAMディスクに記録する場合、記録ステップ
205、場合により記録/転記ステップ206を用い
る。空き時間があれば、転記ステップ207により転記
のみを行う。

【0059】このフローチャートを詳しく説明する。判
別ステップ201においては、ステップ220において
記録媒体2、具体的にはディスクが装着される。ステッ
プ221でディスクの種別、例えばROMかRAMか、
光磁気メディアか、光記録禁止か、磁気記録禁止か等の
区別が図16のディスクのカセットに刻まれたツメ等に
より判別される。次に、ステップ222で図27の最内
周の光トラック65a、磁気トラック67aの位置へ光
ヘッド6が移動する。ステップ223でTOCの光情報
と磁気情報の各々のデータの読み出しが行われ、音楽デ
ィスクなら前回終了時の曲番、ゲームディスクならゲー
ムの終了ステージ番号等のデータが入るこれに基づき図
16のように、ユーザーが継続を希望すれば、前回終了
時の状態に復帰できる。ステップ224で磁気TOCの
中に書き込まれた未転記フラグを読み出す。未転記フラ
グ=1なら光データ部へ転記されていない磁気データが
残っていることを示す。また未転記フラグ=0なら残っ
ていないことを示す。ステップ225で光磁気ディスク
かROMディスクかを判別し、ROMディスクならステ
ップ238に向い、光磁気ディスクならステップ226
に向かう。ステップ238で再生命令があれば、ステッ
プ239で光記録信号及び磁気記録信号の再生を行い、
ステップ240で操作が終了すれば、ステップ241で
再生期間中に起った種々の変更、例えば再生曲順の変更
や終了時点の曲番等の状況を磁気トラックのTOC領域
等に書き込む。書き込み完了後又ステップ242でディ
スクを排出する。

【0060】さて、ステップ226の光磁気ディスクの
場合に戻る。再生命令があれば、ステップ227へ、な
ければステップ243へ進む。ステップ227では光記
録面の主記録信号の再生を通常の再生速度より速く行
い、順次メモリに蓄積させる。音楽信号の場合、数秒間
分のデータを蓄積できるようにするため、この間、再生
を中断しても音楽は中断しない。ステップ228でメモ
リが一杯になると、ステップ229で未転記フラグ=1
の場合、主記録信号の再生を中断し、再生転記ステップ
203の中のステップ230に進む。磁気記録面の副記
録信号の全てを再生完了しているかチェックし、Yes
ならステップ234に進み、Noならステップ231に
進み、磁気記録面の副記録信号を再生し、メモリーに蓄
積する。ステップ232で音楽信号等の蓄積している主
記録信号の出力がまだ可能であるかチェックし、Noな
らステップ227に戻り、主記録信号の再生蓄積を行
う。Yesならステップ233で副記録信号が設定され
たメモリ量に達した時点で、ステップ234で再度、主
記録信号の蓄積再生ができるかチェックし、Yesなら
ステップ235でメモリに入っている副記録信号を光記
録面の転記用領域に転記し、ステップ236で全データ
の転記が完了したかチェックし、Noならステップ23
0に戻り転記を継続し、Yesならステップ237で未
転記フラグを1から0に変更しステップ226に戻る。

【0061】さて光記録層に記録する場合、記録ステッ
プ205の中のステップ243に進み、記録命令をチェ
ックし、Yesならステップ244で主記録信号のメモ
リへの蓄積を行い、光記録をしない。ステップ245で
メモリに余裕があるかチェックし、Noならステップ2
45aで主記録信号の光記録を行い、ステップ243へ
戻る。Yesならステップ246へ進み、未転記フラッ
グが1でないならステップ243へ戻り、1なら記録転
記ステップ206の中のステップ247へ進む。

【0062】ステップ247では主記録信号をメモリー
に蓄積しながら同時に今回光記録を予定している図27
の光トラック65gの裏側の磁気トラック67gの副記
録信号を再生しメモリに蓄積する。ステップ248で、
主記録信号蓄積メモリに余裕があるか確認してYesな
らステップ248aで副記録信号を光記録層へ転記を行
うNoならステップ245aへ戻り光記録を行う。ステ
ップ249で全データの転記を完了したか確認し、Ye
sならステップ250で未転記フラグを1から0に変更
し、ステップ243に戻る。Noならそのままで、ステ
ップ243に戻る。

【0063】ステップ243で記録命令があるかチェッ
クし、Noなら転記ステップ207の中のステップ25
1に進む。ここでは主記録信号の記録も再生も不要のた
め磁気データ面の副記録信号の光データ面への転記のみ
を行う。ステップ251で副記録信号の再生とメモリへ
の蓄積を行い、ステップ252で光記録層への転記を行
う。ステップ253で全転記が完了したかチェックし、
Noなら再びステップ251に戻り転記を続ける。Ye
sならステップ254で未転記フラグを1から0に変更
しステップ255で全操作終了したかチェックし、No
なら最初のステップ226に戻る。Yesならステップ
256に進み、今回の作業で変更した情報および未転記
フラグ=0なる情報等を磁気トラックのTOC領域に磁
気記録し、ステップ257でディスクを排出してこの一
枚のディスクに関する作業を完了する。

【0064】なおステップ256では、メモリに蓄積し
た副記録信号の全てを再び磁気記録層に書き込むことに
より、光記録前の状態に磁気記録層を復旧することもで
きる。

【0065】以上のように磁気記録面のデータのうち光
記録の変調磁界により破壊される磁気トラックのみのデ
ータをメモリ叉は光記録面に待避させることにより磁気
記録面のデータ破壊が実質的に防げるという効果があ
る。

【0066】さらに光記録作業終了後に再び待避データ
を磁気トラックに記録し、復元することにより光磁気記
録を行なってもディスク排出時には磁気記録面のデータ
が復活しているという効果も得られる。

【0067】図28の場合は、磁気記録面の破壊される
可能性のあるデータを光磁気記録を行う前に光記録面に
転記するという手法を用いている。これに対し、図29
のフローチャートの場合は、光記録面への転記はしない
手法を用いる。図29のフローチャートの判別ステップ
201と再生ステップ202と再生専用ステップ204
は図28と同じであるため、説明は省略する。また転記
をしないため再生転記ステップ203と記録転記ステッ
プ206と転記ステップ207はいらない。記録ステッ
プ205のみ異なるため以下詳しく説明する。

【0068】再生ステップ202の中のステップ226
で再生命令があるかチェックしNoの場合、ステップ2
64へ進み、Yesの場合ステップ260へ進む。ステ
ップ260では磁気トラック単位に対処する光トラック
を管理し、光トラックの裏面の光磁気記録により破壊さ
れる該当磁気トラックを算出し、前回と待避されたもの
と同じ該当トラックかどうかをチェックしYesならス
テップ263で光トラックへの光磁気記録を行なう。N
oなら、ステップ261で前回の磁気トラックへ待避デ
ータを書き込むことにより、前回の磁気トラックのデー
タを完全に復元できる。次にステップ262で今回の破
壊される該当磁気トラックのデータを読み込みメモリに
待避させる。その後ステップ263で光トラックへの記
録をし、ステップ243へ戻る。ステップ243でNo
の場合ステップ261aで、前回の磁気トラックの復元
を行い、終了ステップ206の中のステップ264で操
作終了かチェックしNoならステップ226へ戻り、Y
esならステップ265でこのディスクの装着から終了
までに変更された情報例えば音楽の終了曲番等を磁気記
録する。そしてステップ266でディスクを排出する。
こうして作業を終了し、次のディスクが装着されると再
びステップ220から作業を開始させる。

【0069】図28の場合磁気データを全て光記録層に
転記し、磁気データが光記録により破壊されてもよいよ
うに対処するのに対し、図29の場合はそのかわり各磁
気トラック単位に磁気データを管理し、光磁気記録によ
り破壊される予定の該当磁気トラックの磁気データのみ
を読み出しメモリに蓄積し、その磁気トラックが光磁気
記録により破壊され、かつその該当磁気トラックとは別
の磁気トラックに光記録する時点で、この磁気トラック
を完全に復元する。このことにより、1〜3の磁気トラ
ック分のメモリ容量で対処できるため、メモリが少なく
て済む。叉フローチャートをみても明かなように簡単な
処理で磁気データを光磁気記録の破壊から守ることがで
きるという効果がある。

【0070】また図30(a)の光磁気ディスク装着時
の断面図と図30(b)のCD装着時の断面図に示すよ
うに、同じ機構を用いて光磁気ディスクとCDを再生す
ることもできる。この場合、CDの場合、外部がカート
リッジで保護されていないため外部磁気の影響を受け易
い。CDの磁気記録層3の保持力を例えば1000〜3
000Oeと光磁気メディアの磁気記録層に比べて格段
に高くすることにより外部磁界による磁気データの破壊
を妨げるという効果がある。光磁気ディスクの場合、保
持力を強くすると光磁気記録層において変調磁界の大き
さに近づくため、影響が出てしまう。このため1000
Oe以下に低くしてある。

【0071】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について図面を参照しながら説明する。

【0072】図32は実施例5の記録再生装置のブロッ
ク図を示す。実施例5は実施例1と実施例4で説明した
図1および図24と構成と基本的な動作は同じである。
このため詳しい説明は省略し、異なる部分に限定して説
明する。実施例5と実施例1との違いは実施例4では図
24と図25で説明したように1つのコイル40をもつ
リング型の磁気ヘッド8で磁気記録と磁気記録信号の再
生と光磁気記録用の変調磁界発生の3つの機能を1つの
コイルで行う方式である。このため構成は簡単であるが
3つを両立させるためには相反する要素があるため再生
効率の低下及び均一磁界領域の狭さ等の問題が発生する
恐れがある。このため、ヘッドの設計が難し、加工の点
でも難しくなる。

【0073】つまり、構成が簡単なため、配線回路は簡
単になるが、設計面、加工面で難しい。

【0074】この点に鑑み、実施例5では図33の磁気
記録の拡大図に示すように2つのコイルをつまり磁界変
調用コイル40aと磁気記録コイル40bの2つのコイ
ルを持っている。図32のブロック図に戻ると、磁気記
録もしくは再生の時は磁気ヘッド回路31により磁気記
録コイル40bに電流を与えるか、コイルより電流を受
けとり、磁気記録および再生を行う。

【0075】また磁界変調型の光磁気記録を行う時は、
光記録回路37の中の磁界変調回路37aより変調信号
を磁界変調用コイル40aに与え光磁気記録を行う。

【0076】図33を用いて磁気記録および再生時の動
作を説明する。磁気ヘッド回路31からの記録電流はコ
イル40bに矢印方向に流れる。すると磁束86c、8
6a、86bの閉磁路が形成され、磁気記録層3に磁気
記録信号61が次々と記録されている。水平方向の磁気
記録となる。この場合磁界変調用コイル40aには基本
的に電流を流さない。この構成であるとギャップ8cを
含む閉磁路が構成され再生感度も最適設計ができる。

【0077】次に図34の光磁気記録の拡大図を用いて
光磁気の記録時の動作を説明する。磁界変調用コイル4
0aは主磁極8aとヨークの副磁極8bの双方に同一方
向に巻かれている。従って、磁界変調回路37aより矢
印51a方向に変調電流が流れてきた場合、下方向の磁
束85a、85b、85c、85dが発生する。そして
光記録層4の焦点66の部分にあるキュリー温度以上の
光磁気記録材料がこの磁界により磁化反転され、光記録
信号52が記録される。この場合、焦点66における磁
界の強さは均一磁界領域8eの範囲において一般的に5
0〜150Oeに設定される。この場合図25に示すよ
うに磁気記録信号61により、光磁気記録材料が磁化反
転しないように干渉層81を設けた方が好ましい。この
厚さをdとするとこの場合λ>dでよい。図34の構成
にすると、均一磁界領域8eが広くとれるという効果が
得られる。またヘッドの設計も2つのコイルに対して各
々独立に設計できるので、最適の磁界変調特性と、最適
の磁気記録特性および最適の磁気再生特性が得られると
いう効果もある。図33のヘッドギャップ8cを小さく
できるので磁気記録時の波長を短くできる。また、閉磁
路形成の最適設計ができるため再生感度も向上する。さ
らに、図34のように磁界変調時に主磁極8aの磁束8
5aと副磁極8bの磁束85dは同方向のため実施例4
の場合のようにギャップ部8cに強い磁界は発生しな
い。単に変調磁界の弱い磁界しか発生しない。磁気記録
層3の保持力は800〜1500Oeと変調磁界に比べ
て充分高く水平方向に磁化容易軸を持つため、変調磁界
により磁気記録信号61が破壊されないという効果があ
る。従って実施例4では磁気記録層3の保持力Hcを光
磁気記録材料の記録磁界Hmaxより高くとることによ
り、データが破壊されない。この場合2倍の余裕をみれ
ばよいため、 Hc<2Hmax となる。図8に示す記録媒体2を製作すればよい。また
磁気ヘッド8は、図35に示すように主磁極8aにコイ
ル40aを副磁極8bにコイル40bを独立して巻くこ
ともできる。この場合、磁界変調時に、磁気記録用コイ
ル40bにも磁気ヘッド回路31を用いて矢印51b方
向の変調電流を流すことにより磁束85dが発生し、磁
界変調用コイル40aによる磁束85c、85b、85
aと同方向になり、図34と同様の効果が得られる。

【0078】又、図36のような1本の巻き線を巻き、
タップ40cを設けることにより、3つの端子で2つの
コイルを構成することもできる。磁気記録時にはタップ
40cとタップ40eを用いる。

【0079】また、光磁気記録時には、図37のように
タップ40dとタップ40eを用いて光磁気記録の変調
磁界ができる。このことにより、3つのタップでヘッド
を構成できるため、配線が簡単になるという効果があ
る。

【0080】(実施例6)以下、本発明の第6の実施例
に基づき、図面を参照しながら説明する。

【0081】図38は実施例16の記録再生装置のブロ
ック図を示す。実施例6は実施例1と実施例4と特に実
施例5で、説明した図1および図24および図32と基
本的な動作は同じである。このため詳しい説明は省略
し、異なる部分に限定して説明する。実施例6と実施例
5の違いを示すと実施例5では磁気変調用コイルとは別
に1つのコイルを設け磁気記録を行う。このため消磁と
記録を同時に行えない。しかしフロッピィディスクでは
同時に行うことが要求される。このため、実施例6では
図38に示すように磁気ヘッド8に2つのギャップ8
c,8eを設けてある。さらに2つのコイル40b,4
0fを磁気ヘッド回路31に接続し、一方を記録用、一
方を消磁用に用いる。こうして、消磁と記録が一つのヘ
ッドで同時に行える。

【0082】次に図39の磁気記録部の拡大図は、具体
的な磁気ヘッド8の構成を示す。図33に示すように副
磁極8bとは別に第2副磁性極8dを追加した構成とな
っている。図33で説明したように磁気記録用コイル4
0bにより磁気記録を行うが、その前に第2副磁極8d
により磁気ヘッド回路31より消磁電流を流す。かくし
てギャップ8eにおいて磁気記録層3の消磁を記録前に
行うことができる。このためギャップ8cにおいて磁気
記録を行う時に、理想的な記録ができ、C/N、S/N
が向上し、エラーレートが下がる等の効果がある。この
状態を記録媒体2の垂直方向からみた状態を図41の磁
気記録部の上面図は示す。図41に示すように記録トラ
ック67の両側にはガードハンド67f,67gが設け
られている。まず、第2副磁極8dのギャップ8eによ
り消磁領域210の幅で消磁が行われる。従って記録ト
ラック67の全部の領域とガードバンド67f,67g
の一部の領域が消磁される。従って磁気ヘッド8のトラ
ックずれが生じてもギャップ8cは消磁領域210の範
囲をはずれることがない。従ってギャップ8cにより磁
気記録を行う場合、よい状態で記録できる。

【0083】また、図42の磁気記録部の上面図に示す
ように消磁用のギャップを分割し、ギャップ8e、8h
を2つ設けることもできる。このことにより、図41の
反対方向の矢印51の方向に記録媒体2を走行させ、ま
ず記録トラック67より広い巾をもつギャップ8cによ
り磁気記録を行い、ガードバンド67f、67gの一部
にオーバーラップして記録する。このオーバーラップし
た部分は2つの消磁領域210a,210bにより消磁
される。従ってガードバンド67f、67gは完全に確
保される。このため記録トラック間のクロストークが減
少し、エラーレートが下がるという効果がある。次に図
40の磁界変調部の拡大図により、磁気ヘッド8を用い
て光磁気記録の磁界変調を行う場合を述べる。磁界変調
用コイル40aを主磁極8aと副磁性8b、第2副磁性
8dの3つをまとめて巻いてあるため、各々の磁極に磁
束85a,85b,85c,85d,85eが均等に発
生する。このため広い均一磁界領域8eをとれるという
効果がある。このためトラック位置の寸法精度を低くて
も、焦点66が光記録トラック65をはずれない。

【0084】次に図43の磁気記録部の拡大図に示す磁
気ヘッド8は、図39で説明した磁気ヘッド8のコイル
の巻き方を変えたものである。図に示すように磁界変調
用コイル40dを延長して磁気記録用のコイルと兼用
し、中間のタップ40cを設けたものである。これによ
り、タップ40cとタップ40eにより磁気記録ができ
る。さらに図44の磁界変調部44の拡大図に示すよう
にタップ40dとタップ40eに矢印51a,51bの
方向の電流をタップ40fに矢印51cを流すことによ
り、同じ方向の磁束85a,85b,85c,85d,
85eが発生し均一の変調磁界が生ずる。この場合タッ
プ数が一つ減り構成が簡単になるという効果がある。以
上に詳しく述べたように実施例6の磁気ヘッド8を用い
ることにより、一つのヘッドで消磁ヘッドと磁気記録ヘ
ッドと光磁気記録の磁界変調用ヘッドを共用することが
できるという大きな効果がある。

【0085】(実施例7)以下、本発明の第7の実施例
に基づき、図面を参照しながら説明する。

【0086】主として実施例7はメディアを入れるディ
スクカセットに関するものである。図45(a)のディ
スクカセットの上面図はディスクカセット42の可動形
のシャッター301の閉じた状態を示す。このようにヘ
ッド用穴302だけでなくライナー用穴303a,b,
cがシャッター301により保護されているためゴミが
入らないという効果がある。図45(b)ように矢印5
1方向へのディスクカセット42の本体への挿入に伴い
シャッターは開く。このためヘッド用穴302とライナ
ー用穴303a,303b,303cの双方が開く。図
46のように角形の単1のライナー用穴303を設けて
もよい。図47、図48のディスクカセット上面図に示
すようにヘッド穴302の逆方向にライナー用穴を設け
てもよい。この場合図49(a),(b),(c)のラ
イナーの上面図に示すように、ライナー304と板バネ
やプラスチックシートからなるライナー支持部305と
ライナー支持部版付部306a〜dにより、ライナーは
ライナー可動部305a以外の部分がディスクカセット
42に固定される。図49(c)に示すようにカセット
ハーフにはライナー用溝307が掘ってある。この溝3
07にライナー可動部305aが収納される。この上か
ら副ライナー支持部305bが押さえつける。こうして
ライナー支持部305aのバネの復原力により、外力が
加わらない限り自ら平板状態を保つ。この状態ではライ
ナー303は記録メディア2の表面の記録層と接触しな
い。このため通常は記録層3の摩耗は防がれる。

【0087】次に必要に応じてライナー穴303よりデ
ィスクカセット42の内部方向へライナーピン310に
より外力が加えられるとライナー支持部305とライナ
ー304はメディア面に押しつけられるライナーピンが
押さない限り、ライナー305と記録メディア2の記録
層は接触しない。

【0088】ディスクカセットの別の構成を示すと、図
50は(a)(b)(c)はライナー支持部303aの
板バネに図50(c)の如くディスクカセット上面方向
の変形を予め与えておく。これにより図50(d)のよ
うにディスクカセット42に固定した場合カセットハー
フ上部42aに常に押しつけられる。このためライナー
ピン310により下方向に押されない限り記録メディア
2とライナー304が接触しない。副ライナー支持部3
05bが省略できるという効果が安定して得られる。

【0089】次に、ライナーピン310によるライナー
とディスクの接触、非接触の切り替え方法を説明する。
図51は図49(a)のA−A’面の断面図を示すライ
ナーピン310はライナーピンガイド311の中を矢印
51a方向に引き上げられている。このためライナー3
04と記録媒体2の記録層3は接触していない。従って
記録メディア2の回転時の摩擦力は少ないため弱い駆動
力でも回転する。次に図52のように矢印51方向の外
力によりライナーピン310が押し下げられるとライナ
ー支持部305と介してメインの方のライナー304は
記録メディア2の磁気記録層3に押しつけられる。記録
メディア2の矢印51方向の回転もしくは走行に伴い、
磁気記録層3上のほこりやゴミ等の異物が不織布等から
なるライナー304により、とり除かれる。このため図
46のヘッド穴301部にある記録ヘッド8により磁気
記録再生、もしくは光磁気記録の磁界変調が行われた場
合、エラーレートが大巾に減少するという効果が得られ
る。ライナーの材料に関しては従来のフロッピーのライ
ナーと同じで例えば不織布を用いる。この場合矢印51
aで示す回転方向の場合、図45(a)のように磁気ヘ
ッド8の前の磁気記録層3の部分にライナーピン310
を設けているため、清掃効果が高くなるという効果があ
る。この場合、通常の磁気記録層3を設けてない接触型
の光磁気記録のディスクカセット42に本発明のライナ
ー制御方式を用いてもゴミが低減するため光磁気記録時
のエラーレートが向上するという効果が得られる。

【0090】ライナーピン310の制御は例えば図53
(b)に示すように磁気ヘッド3とライナーピン310
を連動させ、磁気ヘッド3の接触した場合には必ずライ
ナー304を記録メディア2に接触させるようにするこ
とによりアクチュエータを兼用できる。磁気ヘッド3が
接触していない場合は必要に応じてライナーピン310
を上げてライナー304を接触させないようにする。図
53(a)(b)の磁気ヘッドの昇降図のように、ライ
ナーピン310と磁気ヘッド8と連動させるとカセット
42に磁気記録層の識別穴がある時のみ接触し、ない時
はライナー304と記録メディア2は接触しなくなる。
このことにより不要時にライナ304により、磁気記録
層3の表面が摩耗することを防げる。同時に摩擦力が減
るためにモーターの回転トルクが少なくて済み消費電力
が減るという効果がある。また磁気記録層のない記録媒
体2を挿入した場合も、図75に示したように磁気ヘッ
ド8は記録媒体2に接触しないため双方の破壊が防止さ
れるという効果がある。また本発明の磁気記録方式に対
応していない従来の記録装置に本発明のディスクカセッ
ト42を装着しても、図54(a)(b)の磁気ヘッド
昇降図に示すように従来方式の装置はライナーピン31
0及び昇降機能をもたないために図54(b)のように
ライナー304と記録メディア2は接触せずディスクの
駆動トルクの小さい従来型の光磁気記録再生装置でも安
定して回転させられる。このためメディアと従来機器と
の互換性が保たれるという効果がある。又、本発明の記
録再生装置にライナー304やライナー穴303のない
従来型のディスクカセット42を装着しても、図55
(a)(b)の磁気ヘッド昇降図に示すようにライナー
穴303がないためにライナーピン310が挿入されな
い。従って記録メディア2やライナ304にライナーピ
ン310が接触しない。従って従来のメディアを本発明
の記録再生装置に挿入しても問題は全く消じないため、
これらの間の互換性も保たれるという効果がある。なお
この場合、従来の記録メディアの潤滑剤が磁気ヘッド8
の接触面に付着し、エラーレートが悪化する。これを防
ぐために図56本発明の記録媒体の上面図に示すように
清掃用トラック67xを設定する。本発明の記録再生装
置に従来の記録媒体2が装着され、脱着された後に本発
明の記録媒体2を挿入した場合、最初に少なくとも1回
この清掃トラック67xの上を挿入磁気ヘッド8を走行
させる。これにより、上述のゴミは清掃用トラック67
x上に付着する。このゴミはさらに記録媒体2と接触し
ている。ライナー304により取り除かれる。これによ
り、磁気ヘッド8の接触面のゴミは最終的に取り除か
れ、エラーレートの少ない確実な記録再生ができるとい
う効果がある。また図57(a)(b)のライナー昇降
部の断面図は各々ライナーピンのOFFの状態とONの
状態を示す。なお図58図59のライナー昇降部の断面
図は各々図51,図52を記録媒体2の走行方向からみ
たライナー昇降部の断面図である。

【0091】次に板バネ型のライナーピン310を用い
た実施例を示す。図60,図61のライナーピン部の横
断面図,図62,図63のライナーピン部の前断面図は
板バネのライナーピン部の全断面図は板バネのライナー
ピン310を用いた場合のOFF状態とON状態を各々
示す。この場合ライナーピン310はピン駆動テコ31
2を介して昇降モータ21により矢印51,51a方向
に駆動されON,OFFする。図64、図65のライナ
ーピンの前面断面図は図46(a)の長方形の一穴のラ
イナー穴303を用いる場合のライナーピン310を用
いた場合のOFF状態、ON状態を各々示す。この場
合、ライナーピンのライナー取付部との接触面積が大き
くなるた確実にゴミがとれるという効果がある。

【0092】図66、図67のライナーピンの前断面図
はライナーガイド311に保護部311aを設けてあ
る。また図66のように本発明のディスクカセット42
にも認識穴313が設けてある。このため図に示すよう
に本発明のディスクカセット42を挿入した場合は、ラ
イナーピン310はライナー穴303に入れる。しか
し、従来型の認識穴313のないディスクカセット42
を挿入した場合図67のように保護膜314がディスク
カセット42のケースにあたるためライナーピン310
はディスクカセット42のケースには接触しない。この
ため、ライナーピン310が汚れたり破損したりするこ
とが防げるという効果がある。

【0093】(実施例8)以下、本発明の第8の実施例
に基づき、図面を参照しながら説明する。

【0094】実施例8ではディスクカセットの下面方向
からライナーピンを押し上げライナーを昇降させる方法
を開示する。

【0095】図68(a)(b)のディスクカセットの
上面透視図に示すように上面にはライナー穴はない。裏
側にある認識穴313a,313b,313cに隣接し
てライナー穴303を設けこのライナ穴303に図の裏
側からライナーピンを挿入し、ライナーを昇降させる。
図69(a)(b)はライナー昇降部の図68のA−
A’面の断面図を示す。まず、図69(a)に示すよう
にライナーピン310がOFF状態にある時は、ライナ
ーピン304と記録媒体2は接触しない。図69(b)
に示すようにライナーピン310が認識穴313に挿入
されると変形し字型の板バネからなるライナー駆動部3
16はライナーピン310により図上右側に押されピン
軸315を中心として反時計まわりに回転する。これに
より、ライナー駆動部316によりライナー支持部30
5が下方向に押されてライナー304と記録媒体2は接
触し、回転に伴いゴミがとり除かれる。

【0096】次にライナーの構造について述べる。図7
0(a)(b)(c)のライナーの構成図のように、ラ
イナーの構造は図49で説明した構造と基本的には同じ
である。ただ、ライナー駆動部316の駆動部先端に可
動部305aを設けている点と図70(c)に示すよう
にライナー駆動部316を収納するためのライナー駆動
溝30aが追加されている点が異なる。

【0097】ここでライナーピン310の本体側の構造
について述べる。ライナーピン310とモーター17は
図71の周辺部の断面図に示すような位置関係にある。
図72(a)のライナーピン周辺部の断面図に示すよう
に、もし、本発明のディスクカセット42が矢印51方
向に挿入された場合、ライナーピンのアクチュエータを
設けなくてもライナー304は連動して昇降する。しか
し、図72(b)のように従来のディスクカセット42
を挿入した場合、ライナー穴303はないため、ライナ
ーピン310はバネ317により挿入に伴い、自動的に
下がり、従来のディスクカセット42を破壊したり等の
悪い影響を全く与えないという効果がある。この場合、
例えばゲーム機のようにディスクのアクセス頻度が少な
い用途にはライナーピンにアクチュエータを設けなくと
もよいため構成が簡単になるという効果がある。図73
(a)(b)の磁気ヘッド昇降部の図に示すように1つ
の昇降モーター21を用い昇降部20と連結部318に
よりライナーピン310を連動させることができる。こ
の構造を用いると磁気ヘッド8が記録媒体2に接触する
時は必ずライナー304が記録媒体2に接触するためア
クチュエータを兼用できるという効果がある。図74
(a)(b)のディスクカセットの断面図は図69と基
本的に同じであるが、ライナー駆動部316を延長して
ピンシャッター部319を追加しているため、図74
(a)に示すように、ライナーピンのOFF時にピンシ
ャッター319が閉じ、外部のゴミのディスクカセット
42内への流入を防げるという効果がある。この構造で
はディスクカセットの認識穴の近傍を用いるため、従来
のディスクカセットに小さな穴を1ヶ追加するだけでよ
い。従ってカセット構造の互換性がより高くなるという
効果がある。また図69の構造では水平方向の必要占有
スペースが小さいという効果がある。このため例えば図
68のB−B’断面のように殆ど取り付けスペースのな
い部分にもライナー穴303aを設けることができ、カ
セット設計の自由度が向上する。

【0098】(実施例9)以下本発明の第9の実施例に
基づき、図面を参照しながら説明する。

【0099】実施例9はライナー駆動部316の取り付
けスペースが十分ある場合の実施例を示す。図75のデ
ィスクカセット上面図は実施例9の上面からみた構成で
ライナー305ライナー取付部305aの構成は図49
とほぼ同じであるため省略する。本実施例ではライナー
取付部305の可動部305aにライナー昇降部305
cを設けてある。この部分をライナー駆動部316によ
り、図上で押し下げることによりライナー305を昇降
させる。これを図75のA−A’の断面図である図7
6、図77の昇降部の断面図を用いて説明する。図76
のようにライナーピン310のOFF時はピンシャッタ
ー319はバネ307により下部に押しけられているた
め外からゴミは入ってこない。ライナー支持部305、
可動部305aも板バネの効果と副ライナー支持部30
5bにより上面に押し付けられている。従ってライナー
304は記録媒体2と接触していない。

【0100】次に図77のように、ライナーピン310
のON時にはピンシャッター319により、ライナー駆
動部316はピン軸316を中心に右回りに回転し、ラ
イナー昇降部305cを下に押し下げるため、ライナー
取付部305の可動部305aは押し下げられ、ライナ
ー304と記録媒体2は接触し、矢印51方向の回転に
伴い、ディスク面上の異物はとり除かれる。このためエ
ラーレートが低減するという効果が得られる。実施例9
の場合、構造が簡単で、確実にライナー昇降が行われる
という効果が得られる。またディスクカセット42aに
溝を設ける必要がないため、カセットの強度が損なわれ
ないという効果も得られる。

【0101】また図68(a)のカセット上面図のB−
B’断面図に取り付けた場合、図78(a)(b)のラ
イナーピンの断面図に示すような構造となる。図76、
図77の場合と動作が同じであるため詳しい説明は省略
する。図78(a)に示すようにライナーピン310の
off時はピンシャッター319によりライナー穴は閉
じられている。図78(b)に示すようにライナーピン
310のon時にはライナー駆動部315が左回りに回
転しライナー昇降部305Cを下げライナー取り付け部
305aとライナー304を押し下げるため、ライナー
と記録媒体は接触する。この場合図76に比べて、より
短いスペースでライナー昇降を実現するという効果があ
る。なおライナーピン310を挿入した場合にライナー
と記録媒体の接触が解放される方式にすると不使用時に
ライナーが接触し、この摩擦力により記録媒体が回転し
なくなるため記録媒体の破壊を防ぐという効果がある。

【0102】(実施例10)以下、本発明の実施例10
における記録最盛装置を図面に基づき説明する。

【0103】基本構成は、実施例6で説明した図38の
ブロック図と同じであるため省略する。まず、トラッキ
ングの方式について詳しく説明する。図79の未補正の
トラッキング原理図に示すように、理想的な設定状態で
あれば、上面の磁気ヘッド8と下面の光ヘッド6は上下
同じ位置関係にある。このため、特定の光アドレスの光
トラック65を光ヘッドがアクセスすれば、磁気ヘッド
8はこの裏面の対応する磁気トラック67を走行する。
この場合、光ヘッドアクチュエータ18のトラッキング
エラー信号のDCオフセット電圧は発生しない。しか
し、実際はアクチュエータのバネ定数の製品バラッキ
や、装置の傾斜による重力Gの印加により、光アクチュ
エーア18のセンター321bとの間には△L、具体的
には数十〜数百μmのズレが生じる。また、光アクチュ
エータ18のセンター321aと対向する磁気ヘッド8
のセンター321Cにも組立誤差によるズレがある。従
って、図79(b)のように、対向する磁気ヘッド8と
光ヘッド6の間に位置ずれが生じる。

【0104】特定のアドレスの光トラックを光ヘッド6
が走直しても、磁気ヘッド8がトラッキングする磁気ト
ラックとの対応関係がないため、別の磁気トラックをア
クセスする可能性がある。具体的に述べると、磁気トラ
ックのトラックピッチは通常50〜200μmである。
光ヘッド6と磁気ヘッド8のセンターすれば、最大数百
μmある。従って、悪い条件においては、目的とするト
ラックの隣の磁気トラック上を磁気ヘッド8が、走行
し、間違ったデータが記録される場合もある。

【0105】これを避けるためには、本発明では図80
(a)に示すようにトラッキング制御信号にオフセット
電圧△Voを与えて基準磁気トラック67zの裏側に光
ピックアップ6がくるように光ヘッド6を△Lだけ偏心
させる方法をとっている。つまり常に偏心補正量△Lだ
け偏心させておけば、据え置き機の場合、常に磁気ヘッ
ド8と光ヘッド6は精度よく上下方向に対向し、光トラ
ック65と磁気トラック67の相関度は高まり、通常の
機械精度では、数μm〜十数μmのトラックずれに収ま
れる。

【0106】こうすれば、トラックピッチが50μmで
あっても、光アドレスに基づき磁気ヘッドを目的とする
磁気トラックにトラックキングできる。

【0107】図80(b)にますように、このオフセッ
ト電圧△Voを印加しておけば、△Lだけ光ヘッド6は
偏心し、光トラック68のアドレスをアクセスすること
により磁気ヘッド8は所望の磁気トラック67をアクセ
スすることになる。

【0108】ここで、このオフセット電圧△Voを算出
する方法を述べる。まず、偏心対策としてディスクの平
均トラック半径を求める方法を述べる。CDやミニディ
スク(MD)規格においては、光トラック65の偏心は
最大200μm発生する。一方、磁気トラック67のト
ラックピッチは2DDつまり、135TPIクラスで2
00μmである。従って、何も対策をとらなければ、光
トラック65のアドレスを参照して目的とする裏面の磁
気トラック67をアクセスすることは難しい。

【0109】図81(a)のディスク偏心量の図に示す
ように、プリマスターした光トラック65PMと光ヘッド
6にサーボをかけない場合の軌跡65Tの間には△rn
る偏心が発生する。

【0110】ここで、トラバースを移動させないで光ヘ
ッドにトラッキングサーボをかけた場合、光トラックの
偏心により図81(b)のようなトラッキングエラー信
号が発生することが検知できる。

【0111】θ=0゜時の光トラックアドレスを読み取
り基準点に設定した場合、偏心によりトラッキング半径
はrn−△rnとなり、設計したトラッキングの半径rn
より小さな半径を描く。又、θ=180゜の時は逆にrn
+△rnとなり、rnより大きな半径を描く。

【0112】トラックピッチが100〜200μmの場
合、±200μmの光トラックの偏心がある場合、トラ
ックサーボをかけない限りトラック半径自体が変わって
しまう。

【0113】図に示すようにθ=90゜とθ=270゜に
おいて、エラーが最も小さい。従って、θ=90゜,2
70゜の時の光トラック65PMのアドレスを基準にして
光トラックの中心位置を決めることにより、設定値の第
nトラックの半径rnが求まる。

【0114】図81から明かなように、θ=90゜とθ
=270゜の時、△rn=0となり、標準トラック半径r
nが求まる。

【0115】θ=90゜と270゜の位置は、図81
(c)のトラッキングエラー信号より求まる。

【0116】この角度の延長線上の位置にある光トラッ
ク65のアドレスを用いることにより、この光アドレス
65sに光ヘッドをトラッキングさせることにより、標
準トラック半径rnが得られ、より正確な磁気ヘッドに
よるトラッキングが可能となるという効果がある。

【0117】なお、この光アドレス320は磁気トラッ
ク67の第1トラックもしくはTOCトラックに記録す
る。

【0118】なお、CD,MDフォーマットの場合、ア
ドレス情報は1つの光トラックの1周におけるアドレス
情報の数が少ない。従って、360゜において全角度の
360ケのアドレスが得られない。

【0119】図86に示すように、アドレス1の何個目
のブロックが角度θの何度に相当するかはわかる。この
ことにより、例えば1度単位の角度分解能が得られる。
従って、このブロック単位で管理することにより、任意
の角度上の任意の半径の光アドレス情報が得られる。こ
の正確な光アドレス情報と対応する磁気トラックNoの
対応テーブルを以下“アドレス対応テーブル”と呼ぶ。

【0120】以上正確な光トラック半径を求める方法に
ついて述べた。次に磁気トラック半径rmと光トラック
半径roを対応させる方法を述べる。

【0121】光ヘッドと磁気ヘッドの対抗する位置ずれ
は、製造時のずれに動作時のずれが加わる。これらは製
品間のバラツキがあるため、一義的に定まらない。互換
性をとるためにはこの対応関係をはっきりさせることが
重要である。

【0122】この方法として2つの方法がある。一番目
の方法は、記録媒体の磁気面に基準トラックを設けない
方法である。

【0123】図79(b)のように磁気面をフォーマッ
トする時には磁気ヘッド8と光ヘッド6の間には位置ず
れ△Lが通常存在する。この状態でフォーマットすると
△Lずれたトラックが記録される。この場合同じディス
クで同じドライブで同じ条件で記録再生する場合は全て
が△Lずれた状態で行なわれるため問題ない。

【0124】さてこの場合、トラバースのアクチュエー
タのバックラッシュがあるため、所定トラックへトラッ
キングする時は必ず同一方向、例えば内周から外周方向
へトラバースを必ず移動させることが必要である。

【0125】もう一度第nトラックをトラッキングする
には、トラッキング時に、オフセット電圧をかけなくて
も、磁気ヘッド8と光ヘッド6の間には図79(b)に
示すように△Lのオフセット距離が存在する。従って、
記録時と同じ光トラックをアクセスした場合、記録時と
同じ磁気トラックをトラッキングするため、目的とする
磁気トラックのデータが記録再生できる。

【0126】次に、このフォーマットされた記録媒体を
別のドライブにかけた場合、オフセット電圧を加えない
時、図82(a)のように、例えば△L=0になる特性
を持つドライブであった場合、記録時に比べてオフセッ
ト距離△Loだけ光トラックと磁気トラックがずれて、
誤った磁気トラックにデータが記録再生されてしまう。
これを避けるため本発明では、まず図82(a)に示す
ように基準の磁気トラック67をアクセスするようにト
ラバースを制御し、移動させる。

【0127】次にトラバースを固定した状態で基準アド
レス信号が入った光トラック65を光ヘッド6がアクセ
スするようにオフセット電圧△Vを変化させ、△Vo
得る。このことにより、フォーマットを行なった前回の
ドライブと同じ様の、光トラックと磁気トラックとの対
応関係ができる。

【0128】このオフセット電圧△Voを光ヘッド6の
アクチュエータにたえずかけておくことで、図82
(b)に示すように、他の全ての磁気トラックと光トラ
ックは数μm〜+数μmの精度で対応するという効果が
安価な構成で得られる。いいかえると、オフセット電圧
をかけることにより、特定の光アドレスをアクセスすれ
ば、特定の磁気アドレスを自動的にアクセスできる。光
ヘッド6にレンズの位置センサーを設けない構成で、こ
の効果が得られるため、部品点数の削減ができるという
効果がある。

【0129】次に二番目の方法つまり、基準トラックを
磁気記録面に予め記録しておく方法を述べる。図83の
磁気記録面の図に示すように、ディスクの製造時に、埋
め込みサーボ用のトラックを記録した磁気トラック67
を1トラック設けておく。

【0130】このサーボ磁気トラック67sは、図83
の左に示すように、A,B1つの異なる周波数fa,fb
のキャリアが記録された2つの磁気トラックの一部が重
なりながら記録されている。

【0131】この中心を磁気ヘッド8がトラッキング
し、再生した時のfaとfbの大きさは同じである。しか
し内側にずれるとfaの出力が、外側にずれるとfbの出
力が大きくなるため、トラバースを移動させトラックの
中心部へ磁気ヘッド8を制御することができる。

【0132】このサーボ磁気トラックを設けることによ
り、メディアのコストは若干高くなるが、図80(a)
においてオフセット電圧△Voを算出する時により正確
な値が求められるという効果がある。また、光トラック
の偏心情報もより正確に求まる。

【0133】なお、図84(a)(b)の磁気ヘッドの
側面図に示すように、磁気ヘッド8のスライダー41を
金属ではなくテフロン等の柔らかい材料でモールティン
グし構成する。このことによりスライダー41による磁
気記録層3の破壊が減少するという効果がある。

【0134】また、図85(a)(b)の磁気ヘッドの
側面図に示すように磁気記録をしない時はスライダーア
クチュエータによりスライダーを傾け、磁気ヘッド8を
磁気記録層3から離し、スライダー41の端の一部を接
触させる。

【0135】次に、図85(b)に示すように磁気記録
する時のみアクチュエータにより、スライダー41を傾
け磁気記録面と平行にすると、磁気ヘッド8は磁気記録
層3にコンタクトし、磁気記録が可能となる。この場
合、磁気記録をしない時に磁気ヘッド8の摩耗が減ると
いう効果がある。

【0136】(実施例11)以下、本発明の実施例11
における記録再生装置を図面に基づき説明する。

【0137】基本的な構成は実施例6で説明した図38
のブロック図と同じである。実施例11は一般的にノン
トラッキング方式と呼ばれている磁気ヘッドのトラッキ
ングサーボ制御をかけない方式を採用している。

【0138】記録時のブロック図は図87の記録回路の
ブロック図のような構成をとっている。

【0139】図88(a)(b)の磁気ヘッド図に示し
たような異なるアジマス角をもつ2つの磁気ヘッド8a
と磁気ヘッド8b各々Aヘッド8a、Bヘッド8bを用
いて記録する。図88(b)に示すように磁気トラック
67のトラックピッチをTPとするとヘッドの巾のT
Hは、TP<TH<2TPの関係をもつ。通常はTH=1.
5〜2.0TPの条件で用いる。このため第nトラック
を記録した場合、第n+1トラックの領域にも重なって
記録される。第n+1トラックの記録時にこの重複部分
はオーバーライト記録されるため、TPの巾で記録トラ
ックは形成される。

【0140】図89の記録フォーマット拡大図に示すよ
うに、θ=0゜においてアジマス角の異なる2つのヘッ
ド、Aヘッド8a、Bヘッド8bを切り替えて交互にス
パイラル状にデータをオーバーライトしながら記録して
ゆく。従って図88に示すようにヘッド巾THより小さ
いトラック巾TPが形成される。アジマス角の異なるA
トラック67aとBトラック67bが交互に隣接するた
め再生時のトラック間のクロストークは発生しない。ま
た図90の記録フォーマット図に示すように、複数の隣
接するトラック群326の間には、ガードバンド325
を設けられているため、互いに独立して記録再生ができ
るようになっている。

【0141】図91のデータ構造図に示すように、
1,B1,A2等の各トラックのデータは複数のブロッ
ク327から構成され、各トラックを複数個まとめて、
1トラック群としている。各トラック群の間にはガード
バンド325を設け、トラック群単位の書き換えを可能
としている。1つのトラックを構成する複数のブロック
は、同期信号328とアドレス329とパリティ33
0、データ331、エラー検出信号332から構成され
る。

【0142】ここで、記録時の動作を説明する。アドレ
スの指定された入力データは、入力回路21に入力され
る。実施例11の場合、記録時には図91のトラック群
326を一つの単位としてデータを書き換える。つま
り、複数トラック分を一斉に書き換える。図90のよう
にガードバンド325で各トラック群326は分離され
ているため、この単位で記録再生しても他のトラック群
への影響はない。

【0143】さて、入力データが、トラック群の一部の
情報しか含まない場合、データが足らないため、一つの
トラック群326全部を書き換えることはできない。こ
のため、第nトラック群を書き換える場合、事前に第n
トラック群を再生し、全データを磁気再生回路30の中
のバッファメモリー34に蓄える。このデータは書き込
み時にアドレスとデータとして入力回路21に送られ、
ここで入力データと一致するアドレスのデータは入力デ
ータに置きかえられる。この場合バッファメモリー34
の中の入力データのアドレスと同じデータを、入力デー
タと置きかえておいてもよい。

【0144】こうして書き込むべき第nトラック群32
6nの全データが入力回路21から磁気記録回路29に
送られ、変調回路334で変調され、分離回路333で
Aヘッド8a用データとBヘッド8b用データが作成さ
れる。

【0145】図92(a)の記録タイミングチャート図
に示すように、t=t1でAヘッド8aによりAトラッ
クデータ328a1の記録を行ない、ディスクが360
゜回転したt=t2でBヘッド8bによりBトラックデ
ータ328b1の記録を行なう。

【0146】AヘッドとBヘッドの切り換えタイミング
信号は、ディスクモーター17の回転信号もしくは、光
アドレス情報を光再生回路38より360゜の回転を検
知し、ディスク回転角検知部335から磁気記録回路2
9へ送られる。各トラックデータ328の最後部には無
信号部337を設け、Aトラックデータ328aとBト
ラックデータ328bが重複しないように信号ガードバ
ンドを設ける。

【0147】ディスク上にガードバンド325がある
が、これを越えて、隣のトラック群326の上に誤って
記録しないように記録の開始半径と終了半径を正確に設
定する必要がある。本発明では特定の光アドレスを基準
点として用い、恒久的な絶対半径を得る方法を用いてい
る。

【0148】図87において光ヘッド6と光再生回路3
8から光アドレスを読み取る。この場合、精度を高める
ため、実施例10の図80,82で説明した光ヘッド偏
心補正方式を用いる。同じ方法で偏心補正量を算出し、
偏心補正量メモリー336に蓄え、必要時に読みだし、
光ヘッド駆動回路25により光ヘッド6を偏心させた状
態でトラバース移動回路24aによりトラバースアクチ
ュエータ23aを光アドレスを参照しながら駆動し、ト
ラバースを移動させる。こうして光トラックの光アドレ
スを参照し、磁気トラック67を精度よくトラッキング
できる。

【0149】異なるアジマス角を持つ2つの磁気ヘッド
8a,8bを交互に用い記録する例を説明したが、この
方式では記録時間が長くなる。

【0150】図88の(c)図のように、2つのヘッド
の半径方向の位置をTpだけずらし、図87の分離回路
333から同時にAトラックデータとBトラックデータ
を送出し、トラバースを1周ごとにTpの2倍のピッチ
で送ることにより、図92(b)の記録タイミングチャ
ート図に示すように、半分の時間で1つのトラック群を
記録することができ、高速化できるという効果がある。

【0151】こうしてトラックには、入力データがスパ
イラル状に記録される。具体的な設計例を挙げると、光
トラックの偏心が±200μmあっても、偏心補正手段
により影響がなくなり、チャッキングの偏心量、例え
ば、±25μmに収まる。モーターの回転軸の偏心は、
±数μmに収まる。この場合、ガードバンドの巾を50
μm以上とることにより、トラックピッチを10μmと
っても±数μmの誤差内の巾でトラックが記録できる。
こうしてノントラッキング方式により大容量の記録がで
きるという効果がある。

【0152】スパイラル記録する場合のトラバース制御
について述べる。図89の記録フォーマットにおいて、
記録開始の始点光アドレス320aと記録終了の終点光
アドレス320eの2点を基準点に設定する。図89の
場合であるとディスクが4回転する間に始点から終点ま
で、同じピッチでトラバースを駆動すればよい。本発明
の場合、回転モーターでネジを回し、トラバースを送る
構成をとる。回転モーターからの回転パルスは得られ
る。

【0153】図97のトラバース歯車回転数の図のよう
にトラバースを始点の光アドレス320aから終点の光
アドレス320eまで移動させ、この間のトラバース駆
動歯車の回転数noを測る。ディスクは4回転している
ことから、システム制御部10はno/4T r.p.
sの回転速度を計算し、この回転数でトラバース駆動歯
車を回す命令を出す。そして磁気ヘッドは正確なトラッ
クピッチでデータ記録する。かつ、記録終了時には磁気
ヘッド8は終点の光アドレス320eの近傍にあるた
め、ガードバンドを通過し、隣のトラック群の開始光ア
ドレス320xまで達することはない。なお、トラバー
ス駆動歯車回転速度はディスクを替える度に1度、測定
すればよい。又ディスクに記録しておいてもよい。又、
光トラックのラインNoをカウントしながらトラバース
制御をかけることにより、よりスムーズで正確がトラバ
ース送りができる。

【0154】図96のシリンドリカル状の記録フォーマ
ット図は同軸状のトラックを用いる場合を示す。この場
合は各トラックの光アドレス320a,320b,32
0c,320d,320e,320fの6点を各々のト
ラック記録時に、光ヘッドがアクセスするようにトラバ
ースを毎回移動させる。このことにより、シリンドリカ
ルなトラックが形成される。

【0155】また、図98の光記録面フォーマット図に
示すように光アドレス及び信号のない無アドレス領域3
46が存在する場合は、光アドレスによるアクセスはで
きない。この場合は光アドレス領域347において基準
半径とディスク回転基準角を求め、光トラックのライン
Noをカウントすることにより、無光アドレス領域34
6においても所定の相対位置をトラッキングできる。各
トラック毎の基準光アドレスポイントからのラインNo
の表を作成し、磁気TOC領域348に書き込んでおけ
ば、他のドライブでも目的の磁気トラックにアクセスで
きる。ラインNoでアクセスする方式は光アドレス方式
に比べて絶対位置の精度は落ちるが、アクセス速度が早
くなるという効果がある。両者の併用が望ましいが、再
生時はラインNoカウント方式を多く用いるのが、高速
アクセスの面でよい。なお、ドライブには、高密度タイ
プと通常密度タイプの2種類がある。高密度タイプはヘ
ッド巾THが通常タイプの1/2〜1/3である。トラ
ックピッチも通常タイプをTboとすると1/2〜1/3
poとなる。ノントラッキングの場合、高密度タイプは
通常密度タイプのデータを再生できるが、逆はできな
い。

【0156】互換性をとるためには、高密度タイプで記
録する場合互換トラックを設け、図99の記録フォーマ
ット図に示すようにTpoのトラックピッチで記録するこ
とにより、通常タイプでも再生できる。

【0157】図100の光記録面と磁気記録面の対応関
係図に示すように光面のデータが3つのプログラム65
a、65b、65cに分けられる時、各々のセーブすべ
き磁気記録データを略々、各々の表面の領域の磁気トラ
ック67a、67b、67cに領域を設定することによ
り、トラバースの移動量がわずかになりアクセス時間が
短くなるという効果がある。

【0158】次に再生原理を述べる。図93の再生時の
ブロック図は再生に関係するブロックを表している。図
87のブロック図とほぼ同じであるが、磁気再生部30
のみが異なる。

【0159】まず、システム制御部10から再生命令と
磁気トラックNoのアクセス命令がトラバース制御部3
38へ送られる。図87と同様にして、正確に磁気ヘッ
ドは目的とする磁気トラックNoをアクセスする。

【0160】図89のように、磁気トラック67をスパ
イラル状にトラッキングし、Aヘッド8aとBヘッド8
bの双方の出力が同時に磁気再生部30に入力され、ヘ
ッドアンプ340a,340bで各々増巾され、復調器
341a,341bで復調、エラーチェック部342
a,342bでエラーチェックし、正常なデータにのみ
正常信号をAND回路344a,344bに送る。デー
タ分離部でアドレスとデータなどに分離し、AND回路
344a,344bでエラーがないデータのみバッファ
メモリー34に送られ、所定のアドレスに各々のデータ
が蓄積される。このデータはシステム制御部10からの
読みだしクロックに基づきメモリー34よりデータが出
力される。バッファメモリー34のメモリーがオーバー
フローなりそうになるとオーバーフロー信号がシステム
制御部10に送られ、システム制御部10はトラバース
制御部へトラバース送り巾を小さくする命令を出す。も
しくはモーター17の速度を遅くし、再生転送レートを
低くする。こうしてオーバーフローは防げる。

【0161】また、エラーチェック部342のエラーが
多いときは、エラー信号がシステム制御部10に送ら
れ、システム制御部10はトラバース制御回路24aに
トラックピッチ縮小命令を送る。こうして、再生のトラ
ックピッチは通常のTpから2/3Tp,1/2Tp,1
/3Tpとなり、同じアドレスのデータが1.5倍,2
倍,3倍の回数再生されるためエラーレートが下がる。
又バッファメモリー34に第nトラックのデータが全部
集まる前に次の第n+1トラックのデータが全部集まっ
た場合、第nトラックのデータが再生できなくなる可能
性がある。この場合システム制御部10はトラバース制
御部へ逆方向トラバース命令を出して、トラバースを内
周方向に戻させる。そして第nトラックを再生させるこ
とにより、第nトラックのデータが再生できる。

【0162】こうして、エラーレートを上げないでデー
タが確実に再生ができるという効果がある。

【0163】次にノントラッキングによるディスクの再
生動作を述べる。図94のデータ配置図に示すように、
Aトラックの記録データ345a,345b,345
c,345dのようにディスク上にデータが記録されて
いる。Bトラックのデータ,B1,B2,B3,B4も記録
されているが、Aヘッドで再生した場合、アジマス角が
異なるため再生できない。

【0164】説明を容易にするためにBトラックのデー
タは省略する。Aトラックの記録データ345を記録時
と同じトラックピッチTpoでAヘッド8aで再生した場
合、そのトラックの軌跡はディスクとチャッキングのず
れがあるためトラック軌跡349a,349b,349
c,349dのようになる。Aヘッド8aのヘッド巾T
HはTpoより広いため両側のトラックを半分ずつ再生す
る。Bトラックは当然再生しない。

【0165】従って、各トラック軌跡の再生信号のうち
エラーなしに再生されるデータはAヘッド再生データ3
50a,350b,350c,350d,350eのよ
うになる。

【0166】このデータは順次図93のバッファメモリ
ー34に送られ、所定のディスクアドレスに記録され、
メモリーデータ351a,351bのように各トラック
のデータが完全に再生される。

【0167】こうして、ノントラッキングのAトラック
のデータが再生される。Bトラックも同様にして再生さ
れる。

【0168】以上説明したように、実施例11は磁気ヘ
ッドのトラッキングサーボをかけなくても小さなトラッ
クピッチで記録再生ができるため、簡単な構成で大容量
のメモリーを実現できるという効果がある。特に光面の
アドレスを用い、トラバース制御を行なうため、トラバ
ース送りの精度も低くてよいし、半径方向のリニアセン
サーも省略できる。MDROMに応用した場合、数KB
〜数+KBのブロック単位、カートリッジをもたないC
DROMに応用した場合、数百B〜数KBのブロック単
位でしか書き換えはできないという短所がある。しかし
家庭用のマルチメディア用途に的を絞った場合、高速ア
クセス性よりも低コスト大容量化が重要であるため問題
とはならない。この短所と引き換えにノントラッキング
サーボ方式の場合1桁〜2桁以上の飛躍的な容量増大が
計れるという効果がある。高価なトラックサーボをかれ
ない方式のため、この大容量が低いコストで実現でき
る。これは、ノントラッキング方式の場合、基本的に回
転モーターの軸受けの精度だけで正確にトラッキングす
るためである。そしてこの軸受精度は低コストで実現す
る。カートリッジで用いるMD−ROMの場合、記録波
長は1μm以下にできるため2〜5MB程度の記録容量
が得られる。裸で用いるCDROMの場合実施例12,
13で後述するように磁性層の上に印刷層や保護層を設
けるため記録波長は10μm以上と長くなる。このため
通常方式では数+KBの容量しか得られない。しかし、
ノートラッキング方式の採用により数+KBから1MB
程度の記録容量が得られる。以上のように実施例11は
現在のCD,CDROM,MD,MDROMの光アクセ
ス機構をそのまま利用して低コストで大巾な大容量化が
計れるという効果がある。

【0169】(実施例12)以下本発明の実施例12に
おける記録再生装置を図面に基づき説明する。

【0170】基本的な構成は実施例で説明した図87の
ブロック図とほぼ同じである。本実施例12の記録再生
装置は、前の実施例で説明したCDROMのようなカー
トリッジを用いないROMディスクの裏面に磁気記録層
を設けた記録媒体を用いている。記録再生装置の基本的
な構成動作は既に説明してあるため、省略し、この記録
媒体について詳しく説明する。

【0171】図101は記録媒体2の斜視図である。下
から光透過層5、光記録層4、磁気記録層3、その上に
印刷層43があり、印刷領域44の上にCDのタイトル
などのラベル等の、印字45がなされているその上にモ
ース硬度5以上の固い保護層50を設けてもよい。CD
やCDROMのようにカートリッジをもたず、片面の光
記録面をもつ記録媒体においては、反対側の片面のほぼ
全面に印刷領域44を設けることができる。LDやLD
ROM等の両面の光記録面をもつ場合には図102の記
録媒体の斜視図に示すように、光再生に影響を及ぼさな
い中心部のより狭い領域に印刷領域44を設けることが
できる。

【0172】本実施例では記録媒体としてCDROMを
用いた場合を説明する。ここで、記録媒体の構成と製造
方法について述べる。図103の記録媒体の製造工程図
において、まず工程No.をPとするとP=1の時、ピ
ット46の刻まれた光透過部5をもつ基板47を準備す
る。P=2の時、アルミ等の光反射膜48を蒸着やスパ
ッタ等により形成する。P=3において、Hcが150
0Oe以上の1750もしくは2750Oeの高いHc
をもつバリウムフェライト等の磁性材料を直接塗布する
か、もしくは基材フィルムに一旦塗布したものを接着層
とともに転写し、磁気記録層3を作成する。本実施例の
記録媒体はカートリッジにより保護されてない。従って
磁石等の外部の強力な磁界により、記録データが破壊さ
れないよう高Hc磁性材料を用いる必要がある。産業用
途では磁気メディアを裸で用いる場合Hcが1750O
eから2750Oeの磁気記録材料を用いることによ
り、通常の使用条件ではデータ破壊がないことがフィー
ルドテストで確認されている。家庭用途では図121の
家庭内各種製品の磁界の強さの図からわかるように、家
庭内においては通常1000〜1200Gaussの磁
界しか存在しない。従って磁気記録層3の磁性材料のH
cは1200Oe以上に設定すればよい。本実施例では
Hcが1200Oe以上の材料を用いることにより、日
常生活におけるデータ破壊を防止している。データ記録
時の信頼性を上げるためにはバリウムフェライト等を用
い磁性体のHcを2500以上に上げれば信頼性がさら
に向上する。バリウムフェライトは材料が安価で安価な
塗布工程で作成できることに加え自然にランダム配向す
るためランダマイザー工程が不要のため低コスト大量生
産が不可欠のCDROM型パーシャルRAMディスクに
適している。この場合円盤上に加工する。重要なのは円
周方向に記録再生するため磁気カードや磁気テープのよ
うに特定方向に磁気配向すると記録特性が劣化する。こ
うした一定方向の配向を防ぐため、塗布した磁性材料が
固まる前にランダマイザーにより様々な方向の外部磁界
を与えながら磁性膜を作成する。前述のようにバリウム
フェライトの場合ランダマイズ工程を省略できるという
効果が得られる。ただ、CDやCDROMの場合、図1
01に示したように消費者がメディアの内容を目視で認
識弁別できるようにメディアのタイトルや内容をラベル
として印刷し、表示することがCDの規格により義務づ
けられている。また写真等をカラーで印刷することによ
り外観を美しくし、商品価値を高めることも重要であ
る。磁性材料は通常茶色や黒色の暗い色調であるため、
この上に直接印刷できない。P=4において磁気記録層
3の暗い色を消し、カラー印刷ができるようにするため
白色等の反射の多い色の印刷下地層43を塗布等により
数百nmから数μmの膜厚で作成する。記録特性の面か
らは印刷下地層は薄い方が良いが、薄すぎると下の磁気
記録層の色が透過してしまうので印刷下地層43の膜厚
2はある程度の厚さが要求される。光が透過しないた
めには波長の半分以上の厚さが必要であるため、可視光
の最短波長λ=0.4μmとしてλ/2=0.2μm以
上の厚さが必要である。従ってd2は0.2μm以上の
厚さが要求される。d2≧0.2μmで用いることによ
り印刷の下地として磁性体の色の遮蔽効果が省れる。逆
にd2>10μmではスペースロスのため磁気記録特性
が大幅に劣下するため好ましくない。従って少なくとも
2≦10μmにより磁気記録再生に用いることができ
る。0.2<d2<10μmにすることにより色の遮断
特性と磁気記録特性を両立させられるという効果があ
る。実験により1μm前後で用いることが望ましいこと
が明らかになった。印刷下地層43に磁気記録材料を混
合すれば、実質的なスペースロスを減少させる効果があ
る。

【0173】P=5において、染料からなる印刷インキ
49を塗布することにより、図101のようなラベルの
印字45が表示できる。白色の印刷下地層43の上に印
刷するためフルカラー印刷が可能となる。図103のP
=5のように染料の印刷インキ49を塗るため、インキ
はd3の深さで印刷下地層43にしみ込み、印刷下地層
43の表面の凹凸は生じない。このため磁気記録再生時
に磁気ヘッドのヘッドタッチが良くなるとともに、磁気
ヘッドの走行による印字の脱落が妨げるという効果があ
る。以上で記録媒体は完成する。

【0174】製造方法としてはP=3の磁気記録層3、
とP=5の印刷インキ49は、図105の塗布工程の全
体斜視図に示すようなグラビア塗布工程を用いて製造す
る。これを説明すると塗布材ツボ352より塗布材転写
ロール353に転写されたバリウムフェライトの磁気材
料の塗布材は選択的にエッチングされ、凹版ドラム上の
CDの形状をしたエッチング部355に残留する。不要
な塗布材はスクライバー356により除去される。CD
の形状をした塗布材は軟かい樹脂部361でカバーされ
たソフト転写ロール367上にCD形状の塗布部358
のように転写される。この塗布部358はCD等の記録
媒体2の表面に転写され塗布される。乾燥する前にラン
ダム磁界発生機362により磁界印加され、ランダムな
磁化配向となる。ソフト転写ロール367は柔かいため
CDのような固い物体上に、正確に塗布できる。こうし
て図103のP=3、P=4、P=6塗布ができる。た
だP=5の印刷工程は、膜厚が薄いためオフセット印刷
工程でもよい。また、図103のP=6に示すように記
録媒体の上に厚みd4のモース硬度5以上の硬い透明材
料からなる保護層50を塗布することにより、印刷イン
キの脱落が防げるとともに、外部の傷や磁気ヘッドによ
る摩耗から磁気記録層3を保護できるためデータの信頼
生が向上するという効果がある。

【0175】また、図106の塗布転写工程断面図に示
すように離型フィルム359の上に図103で説明した
工程と逆の順序のP=6、5、4、3、の工程により保
護層50、印刷インキ49、印刷下地層43、磁気記録
層3を塗布し、ランダム磁界発生機362によりランダ
ム配向させる。この塗布膜を基盤4のピット46側の面
に位置合わせし、転写後熱圧着等により固着させ、離型
フィルム359を取り去ることにより、図103の工程
P=6と同じ構造の記録媒体が完成する。大量生産の場
合、転写方式の方がスループットが上がりコストが下が
るため、CDのように何万枚も作成する場合、生産効率
が上がるという効果がある。このため適している。

【0176】また、図103の印刷時に染料を用いた
が、図104の塗布工程図の工程P=5のように顔料の
印刷インキ49を用いてもよい。この場合d3の厚みと
なるが、P=6においてd4>d3なる潤滑剤を含む透
明材料からなる保護層50を設けることにより、表面の
凹凸が減少するとともに潤滑剤によりヘッドタッチがよ
くなるという効果がある。顔料を用いることにより、よ
り巾の広いカラー印刷ができるという効果がある。この
場合、P=5の工程の後、熱プレスを加えることにより
表面の凹凸をなくし、そのまま完成品として用いること
もできる。この場合、保護層50を省けるため1工程削
減できるという効果がある。

【0177】次に、磁気シールド層の作成法について述
べる。記録媒体の磁気記録層3の側には磁気ヘッド、光
透過層側には光ヘッドがあるため、光ヘッドのアクチュ
エータからの電磁ノイズが磁気ヘッドに直接洩えいして
磁気信号再生時のエラーレートが劣化する。図116の
光ピックアップから磁気ヘッドへの相対ノイズ量の図に
みるように50dB近いノイズが発生する。対策として
記録媒体2の中に磁気シールドを設けることにより、電
磁ノイズの影響を少なくすることができる。図107の
記録媒体の製造工程図のようにP=2においてパーマロ
イ等のμの高くHcの小さいハイμ磁性層69をスパッ
ク等により設けることにより磁気シールド効果が得られ
る。製造工程において低Hc磁性層69を短時間で作成
したい時や厚くしたい場合は数〜数十μm厚のパーマロ
イ箔をはさみこんでもよい。メッキ工法でも厚く作成で
きる。厚く作成することにより磁気シールド効果がより
高くなる。また図103においてP=2において光反射
層48をアルミで作成したがパーマロイをスパッタリン
グにより成膜することにより、光反射と磁気シールドを
1つの膜で共用することができる。パーマロイを厚くし
たい時はメッキ工法で低コストで作成できる。このこと
により反射シールド膜の工程が半分になるという著しい
効果がある。また、転写方式の工程においては図108
の記録媒体の転写工程図106の工程に加えて、接着層
60aと数μm〜数十μmのパーマロイ箔等のハイμ磁
性層69をはさんで作成することにより磁気シールド効
果のある記録媒体が転写工程で作成できる。

【0178】以上説明したようにして、図101に示し
たような印刷面をもつ磁気記録層と光記録層をもつ記録
媒体が作成できる。このため、CDの規格を満たした従
来のCDと同様のラベルを設けると同時に磁気記録面を
付加できるという効果が得られる。さて図121の家庭
内製品の磁界強度図で前述したように日常生活に存在す
る磁石は主として価格が安いフェライト磁石である。そ
して殆んどの磁石は直接露出していない。露出していて
も近傍においても1000Oe程度の磁界しか発生しな
い。まれに磁気ネックレスのように稀土類の磁石が生活
に用いられているが小型のものであるため、バリウムフ
ェライトの磁気記録材料を磁化する可能性は低い。そこ
でバリウムフェライト等のHcが1200Oe、余裕を
みると1500Oe以上の磁気記録材料を用いることに
より日常生活に存在する磁石による磁気記録層のデータ
破壊を防げるという効果がある。さらにハイμ磁性材料
による磁気シールド層を追加することもできるので、磁
気再生時の光ヘッドからの電磁ノイズを大巾に低減でき
る。そして以上の製造法は基本的にグラビア塗布工程等
の安価な工法と安価な材料を用いるため低コストが特徴
であるCDやCDROM等のパーシャルRAMディスク
のコストを上げないでRAM機能と印刷面が得られると
いう著しい効果がある。

【0179】ここで具体的に磁気層の有無を示す識別子
つまり以下、略してHB識別子をつけた記録媒体を構成
する方法を述べる。図213に示すようにCDの場合光
記録層のデータはEFM変調されたデータ構造のフレー
ムが98集まり、1ブロックを形成している。TOC内
のフレームのサブコードのQビットの中に、例えば、P
OINTを“BO”とした符号をHB識別符号468a
と定義すれば、現在“BO”という符号は使用されてな
いため、従来のCDやCD−ROMと本発明の磁気層付
のHB媒体とを完全に互換性を保ちながら識別できると
いう効果がある。しかもTOC領域に記録されているた
め、TOCを最初に読んだ時点で識別できるため、立ち
上がり作業時間中にHB媒体を識別できるという効果も
得られる。

【0180】図223(a)はHB媒体の横断面図を示
し、透明基板5の上にアルミ蒸着膜3が設けられてい
る。そして、図223(b)に示すようにこのピットに
はEFM変調された信号が形成されており、そのデータ
列470bの中のサブコード470cの中のQbit4
70dのコントロールbit470eの場合“001
1”のHB識別符号468aが記録されている。別の方
法としては、TOCのPOINT470fの中に“B
O”の識別符号468aが記録されている。この記録媒
体2により、構成を変えずに磁気層の有無の識別ができ
るという効果が得られる。

【0181】(実施例13)以下、本発明の実施例13
における記録再生装置を図面に基づき説明する。

【0182】基本的な構成は実施例11で説明した図8
7のブロック図と似ている。大きな違いは実施例12で
説明したように通常の磁気ディスクに比べて高いHcの
磁性材料を用いるとともに磁気記録層の上層部に非磁性
の保護層を厚さ1μm以上設けた記録媒体を用いるた
め、この記録媒体に適した磁気ヘッドを採用している点
と光ヘッドからの磁界による混入ノイズを防ぐ対策を取
っている点にある。

【0183】まず磁気ヘッドの構成について述べる。図
110の記録再生装置の全体ブロック図は、図87のブ
ロック図の磁気ヘッドを2分割し、書き込み用の磁気ヘ
ッド8aと読み出し用の磁気ヘッド8bの2つのヘッド
を一体化し、さらにノイズキャンセル用磁気ヘッド8s
を加えた3つのヘッドを用いている。そして、記録しな
がら再生することもできるため、エラーチェックが同時
にできる。その他の動作は図87と同じであるため詳し
い説明を省略する。

【0184】ここで、本実施例の特徴である磁気ヘッド
8a、8bの2つのヘッドについて、図111の磁気ヘ
ッド部の横断面図を用いて説明する。

【0185】記録媒体2の両側に光ヘッド6と磁気ヘッ
ド8a、8bは対向して配置され、光ヘッド6は、記録
媒体2上の光記録層4の所望する特定トラックをアクセ
スする。この結果、光ヘッド6と連動して移動する磁気
ヘッド8a、8bは磁気記録層3上の光トラックの裏側
の磁気トラック上を走行し、磁気記録は書き込み用の磁
気ヘッド8aで行われ、再生は磁気ヘッド8bで行われ
る。この記録再生状態を図113の磁気トラックを上方
からみた図で説明する。磁気ヘッド8aは書き込み用の
トラック巾La、ギャップ長Lgapのヘッドギャップ
70aをもつため、Laの巾の磁気トラック67aが磁
気記録層3の上に記録される。磁気ヘッド8のアクセス
する磁気トラック上には、フェルト等の柔らかい材料で
できた円板状のディスククリーニング部376があり、
ディスクのゴミ、汚れをとり除き再生時のエラーレート
を下げる効果がある。図111のOFF状態では磁気ヘ
ッド8もばねでディスククリーニング部連結部380連
結されたディスククリーニング部376も記録媒体2に
接触していない。次に磁気ヘッド8をおろす時、図のO
N−Aのようにまずディスククリーニング部376が記
録媒体2上に着地する。磁気ヘッド部8はバネからなる
ディスククリーニング部連結部380により、記録媒体
2には接触しない。このためON−Bの状態で磁気ヘッ
ド8は記録媒体2の2ステップでソフトランディングす
るため、磁気ヘッド8を記録媒体2の回転中に上げ下げ
しても、磁気ヘッド8もしくは記録媒体2の双方に損傷
を与えることが防止されるという効果がある。さらに図
113の上面図に示すように磁気ヘッド8の走行する前
の部分の磁気トラック67aを清掃するため磁気記録再
生時のエラーレートが低下するという効果も得られる。
磁気ヘッド昇降部21と連動する磁気ヘッドクリーニン
グ部377も設けられており、ディスク装着時、磁気ヘ
ッド8が昇降する時、少なくとも1回、磁気ヘッド8の
接触部は磁気ヘッドクリーニング部377により、清掃
される。この時ディスククリーニング部376の円板は
若干の角度回転し、新しい面となるため次のディスク装
着時は新しい面でディスクが清掃される。次に磁気ヘッ
ド8aの再生用のヘッドギャップ70bはLbの巾しか
ないためで上記の磁気トラック67aのうち再生用トラ
ック67bの巾の部分のみが再生される。実施例13の
場合、磁気ヘッド8aのヘッドギャップ長Lgapが重
要となる。というのは実施例12で説明した記録媒体
は、図103で説明したように、磁気記録層3と磁気ヘ
ッド8a8bとの間に印刷下地層43と印刷層49保護
層50が存在し、各々の厚みは各々、d2,d3,d4
である。従って、少なくともd=d2+d3+d4とな
るスペースロスが常時発生する。スペースロスSは記録
波長をλとすると S=54.6(d/λ)(dB)……………………(1)式 となる。

【0186】また、ヘッドギャップLgapとλとの間
には λ=3×Lgap………………………………………(2)式 なる関係がある。

【0187】実験した結果、遮光性の面から印刷下地層
43は1μm以上あることが好ましい。また印刷層49
と保護層50は合わせて1μmは必要である。従ってd
は2μm必要であり d=2μm………………………………………………(3)式 となる。

【0188】以上3つの条件式から S=54.6×2/3Lgap(dB)……………(4)式 となる。

【0189】これは図112のヘッドギャップとスペー
スロスの関係図で表せる。スペースロス単独で少なくと
も10dB以下に抑制しないと充分な記録再生特性が得
られない。従って図112のグラフから印刷層付きの記
録媒体を用いる用途においてはLGapを少なくとも3
μm以上に設定する必要があることがわかる。

【0190】また印刷の美しさより高密度化が優先され
る用途においては印刷層無しの記録媒体を使えば容量を
上げることができるが、本発明のハイブリッド媒体の場
合CDのように裸で使うことを前提としている。このた
め、ゴミによるスペースロスが避けられない。指等の油
や生活ゴミによるスペースロスは最悪 d=1μm………………………………………………(5)式 を考慮する必要がある。この場合の減衰を図112に示
す。図112から印刷層が無い媒体を用いる場合ヘッド
ギャップを1.5μm以上とることによりスペースロス
の影響を受けないで記録再生ができるという効果があ
る。

【0191】ハードディスクやフロッピィ等のデータ記
録用の磁気ディスクを回転させて記録再生する記録再生
装置の磁気ヘッドはスライダー部をもつとともにヘッド
ギャップは通常0.5μm以下である。このような従来
の磁気ディスク用の磁気ヘッドを用いて本発明の記録媒
体を記録再生した場合、保護層または印刷層の存在等に
より充分な記録再生出力が得られない。しかし実施例1
3のようにでは図111の磁気ヘッド部8aに示すよう
にスライダー部41をもつとともに少なくとも記録ヘッ
ド8aのヘッドギャップを5μm以上とっているため、
図112のグラフに示すようにスペースロスは10dB
以下となる。このため記録再生時に充分な記録再生出力
が得られるという効果がある。

【0192】実施例13では媒体表面にフルカラーのラ
ベル印刷ができ、図101のように従来のCD,CDR
OMと全く同じ外観の記録媒体を採用できる。従って、
本発明の磁気記録層をもつCDを採用しても、外観上の
違いにより消費者に混乱を招くこともなく、CD規格の
基本機能も損なうことないという効果がある。特に磁気
記録層にHcの高く材料コストの安く、ランダム配向工
程が不要なバリウムフェライトを用いるため日常生活で
遭遇する磁界では最悪条件においても磁気データが破壊
されないとともに低コストで製造できるという効果があ
る。以上のように既存のCDと全く同じ取扱いができる
ためCDと完全互換性があるという効果がある。

【0193】次に光ヘッドから磁気ヘッドへの磁界ノイ
ズ抑制対策について述べる。光ヘッドアクチュエーター
18からの電磁ノイズにより再生用の磁気ヘッド8bに
ノイズが混入し、エラーレートが悪くなる。

【0194】そこで1番目の方法として図114の磁気
ヘッド周辺部の横断面図のように実施例12で説明した
磁気シールド層69をもつ記録媒体2を用いることによ
り光ヘッド6のアクチュエータからの電磁ノイズの磁気
ヘッド8への混入によるエラーレートの劣化を防ぐこと
ができる。この場合ディスクの端に光ヘッドがきた場合
ディスクの外側には磁気シールドはないため、光ヘッド
アクチュエータからの電磁ノイズが、磁気ヘッド8に到
達してしまう。そこで図110に示すように記録再生装
置側のディスクの周辺部に磁気シールド360を設けデ
ィスクの外側の電磁ノイズを遮断する。もう一つの方法
として図111に示すように、光ヘッドのアクチュエー
ター18をパーマロイや鉄等のμの高い磁気シールド3
60でレンズ用の開口部362を残して囲んでいる。こ
のことにより光ヘッドのアクチュエーターにより発生す
る電磁ノイズの磁気ヘッド8bへの混入が減り混入電磁
ノイズが大巾に低減するという効果が得られる。

【0195】図116の磁気ヘッドと光ヘッドの間隔と
混入ノイズの関係図は実際に試作した記録再生装置の光
ヘッド部を固定した上で光記録部への焦点制御をさせた
状態で磁気ヘッド部の位置を記録媒対する平面上を移動
させて、光ヘッド6から磁気ヘッド8へ混入する電磁ノ
イズの相対レベルを測定したものである。2番目の方法
として、このノイズを検知し再生信号に逆相に加算し、
ノイズ成分を低減する方法をとっている。図111の磁
気記録再生装置のブロック図に示すようにノイズキャン
セル用磁気ヘッド8sや磁気センサー等のノイズ検知部
を設け、ノイズキャンセラー部378において、磁気ヘ
ッド8bの再生信号と逆相に一定の加算比Aにより加算
することにより、ノイズ成分がキャンセルさせる。この
加算比Aを最適にすることによりノイズがキャンセルで
きる。この最適加算比A0は磁気記録信号のない磁気ト
ラックを走行させ、再生信号が最小となるように加算比
を変化させることにより、求めることができる。その方
法でA0 `を校正できる。混入ノイズが大きくなった段階
でこの校正作業を行う。この場合、図110において再
生時には記録ヘッド8aを利用しない点を利用して記録
ヘッド8aを混入ノイズ検知部として用い、記録ヘッド
8aの信号をノイズキャンセラー378に入力すること
により同様の効果が得られる。この場合、キャンセル用
磁気ヘッド8sが省略できるという効果がある。

【0196】ノイズキャンセル用磁気ヘッド8sを設け
る場合の構成を述べる。図129のノイズキャンセル用
磁気ヘッドの構成図にに示すように、図129(a)の
側面図に示すように、ノイズキャンセル用磁気ヘッド8
s磁気ヘッド8a、8bに結合部8tを介してとりつけ
られている。図129(c)は上面からみた図を示す。
図129(b)はトラック走行方向からみた側面図を示
し、記録媒体2に接触した場合、高さのdoスペースロ
スが発生する。本実施例の(1)式からλ=200μm
の場合でもdoを200μm以上とれば、磁気記録層か
らの再生信号は−60dBとなり殆ど再生できない。一
方、図116の混入ノイズの図に示すように磁気ヘッド
の上方向に0.2mm上げても混入ノイズのレベルは−
1dB以内で殆ど低下しない。この場合、ノイズキャン
セル用磁気ヘッド8sと再生用磁気ヘッド8bとの間隔
Lsは例えばλ=200μmとするとλ/5つまり40
μm以上空けることにより再生ヘッドからの原信号混入
を防げる。このため、ほぼ完全に光ヘッド駆動部から再
生用磁気ヘッドに混入する電磁ノイズを抑制できるとい
う大きな効果がある。又、キャンセル用磁気ヘッド8s
のかわりに図130の磁気センサーの構成図に示すよう
にホール素子やMRな素子等の磁気センサー381を磁
気ヘッド8の近傍のスライダー41に設けることによ
り、光ヘッド6の駆動磁気ノイズを検出することができ
る。この信号を磁気再生信号に逆相に加えることによ
り、混入ノイズを大巾に減らすことができる。この場
合、磁気ヘッド検知方式に比べて小型化できるという効
果がある。

【0197】図172〜図175は図129のより具体
的な構造を示し、図172(a)は1つのギャップで記
録用ヘッド8aと再生用ヘッド8bを兼用する構造のヘ
ッドを用いた例を示している。

【0198】図175(a)(b)のようにまったく同
じ大きさのヘッドを並べた場合、大きくなるが最も効果
が高い。

【0199】図175(a)(b)は、キャンセル用ヘ
ッド8sの巾を狭くし小型化した例を示す。この場合小
型化できる。

【0200】図172(a)(b)は巾の均一なキャン
セル磁気ヘッド8sを用いた例を示す。特に図172
(c)は、スライダ41にd0なるギャップの上記の溝
を兼用した溝41aを設ける。ヘッド8aよりスライダ
41の方が空気接触面が秘録なり磁気ヘッド8aの方が
空気圧力が小さくなる。このためヘッドとメディアコン
タクトがよくなるという効果がある。この場合l2>l1
とする。

【0201】図173は、図171のキャンセルヘッド
8sのヘッドギャップをなくしたもので、磁気面に接触
させても磁気信号を読まないので、ノイズだけをピック
アップできるという効果がある。

【0202】図176〜178はキャンセルヘッドとし
てコイル499を用いたものである。

【0203】図176(a)は磁気ヘッド8の溝に2つ
のコイル499a,499bを配置したもので。図17
5(b)のようなノイズの磁束85を検知できる。

【0204】図177(a)は、ヘッドのギャップに平
行にコイル99a,499bを配置したもので、ヘッド
の磁界方向のノイズを検知できるため効果が高い。

【0205】図177(b)はノイズキャンセルのブロ
ック図を示し、499a,499bの信号を各々アンプ
500a,500cで増巾し、アンプ500bで混合
し、図134のノイズキャンセラー378のノイズ入力
部に入力する。

【0206】図178(a)はヘッドキャップに平行な
コイル499a,499bと垂直な499c,499d
の4つのコイルを用いてノイズ検知能力を高めたもので
ある。

【0207】図178(b)のブロック図に示すように
平行コイル499a,499bの出力と垂直コイル49
9c,499dの出力を調節して混合することにより、
キャンセルに最適なノイズ検知信号を得られる。

【0208】図179のスペクトラム分布図に実際にノ
イズキヤンセルヘッドをとりつけ光ピックアップの電磁
ノイズを測定した結果を示す。図から明らかなように数
KHzのところに発生するノイズは波長100ミクロン
を用いる本発明の再生周波数領域と重なってしまい再生
を困難にする。しかしキヤンセルヘッドの採用によりこ
の領域で約35dBノイズが軽減されることが図に示さ
れている。このため再生時のエラーレートが大巾に改善
されるという効果がある。

【0209】第3番目の方法として図116から明らか
なように10mmの間隔を設けると15dBノイズが低
下する。従って光ヘッドと磁気ヘッドの間隔を10mm
以上とることにより、ノイズが大巾に低下するという効
果がある。このように離した場合には光ヘッドと磁気ヘ
ッドとの位置関係の精度を保つ方法が重要である。これ
を具体的に実現する構成を述べる。

【0210】図117のヘッドトラバース部の横断面図
に示すように光ヘッド6と磁気ヘッド8は同一のトラバ
ースアクチュエータ23の回転によりトラバース歯車3
67a、367b、367cによりトラバースシャフト
363a、363bは同一方向に回転する。これらは互
いに逆ネジが切ってあるため、光ヘッド6は矢印51a
で示すように図面上で左方向へ、磁気ヘッド8は矢印5
1b方向の図上で右方向の互いに反対方向に移動する。
そして、各々のヘッドはまず位置基準点364aと36
4bにあたった結果位置が調整され光ヘッド6は基準の
光トラック65aの上に移動し、磁気ヘッド8は基準の
磁気トラック67aの上に移動する。こうして両者の位
置の初期設定が行われるため、移動中の両者の位置関係
の精度は保たれる。この位置決めを少なくとも新たな記
録媒体2が装着されるもしくは、電源投入時に一回行う
ことにより、両者は単に同じ距離だけ移動する。このた
め光ヘッド8が特定の光トラック65をアクセスした場
合、この光トラック65と同一半径上にある特定の磁気
トラック67を磁気ヘッド6は正確にアクセスすること
になる。その後、光ヘッド6を移動した場合、磁気ヘッ
ド8も同じ量だけ移動するため、図118のトラバース
の上面図に示すように常に、同じ半径上にある光トラッ
ク67bと磁気トラック65bの上を正確にアクセスす
る。最外周の場合、半径L2の円周上のトラック上に両
ヘッドはある。最内周の場合、半径L1の円周上のトラ
ック上に両ヘッドは移動する。この場合、光ヘッド6と
磁気ヘッド8の間隔は2L1となるが、この間隔を10
mm以上とれば、光ヘッドから磁気ヘッドへの混入ノイ
ズは小さくなる。CDの場合このL1=23mmのため
両者の間隔は2L1=46mmとなり図116から明ら
かなように、混入ノイズが10dB以下になり影響が殆
どなくなるという大きな効果がある。図117にみるよ
うに記録媒体2を装着する時、磁気ヘッド8があるた
め、そのままでは装着できない。従って図1に示す磁気
ヘッドの昇降部21により、磁気ヘッド8とトラバース
部を大きく持ち上げて記録媒体を装着する。この時点、
前述の両ヘッドの位置関係は狂う。この時、前述のよう
に、磁気ヘッドクリーニング部377により磁気ヘッド
8の接触面はきれいになる。そして磁気ヘッド8とトラ
バース部を所定の位置に戻す。磁気ヘッド8とトラバー
ス部を元に戻した時点では、光ヘッド6と磁気ヘッド8
との正確な相対位置関係はずれている。従って、このま
ま光ヘッド6に連動させて磁気ヘッド8を移動させても
光トラック65と同じ半径上の特定の磁気トラック67
を正確にアクセスすることはできない。上に述べた位置
決め作業を記録媒体装着時に少なくとも1回行うことに
より、簡単な構成で磁気ヘッド8が所望する磁気トラッ
ク67をアクセスする時の位置精度が上がるという大き
な効果がある。低コストが要求される民生用機器を実現
するのに重要な機能といえる。

【0211】別の構成としては図120の別のトラバー
ス部の横断面図に示すように、板バネ等の柔軟なトラバ
ース連結部366とそれをガイドする連結部ガイド37
5により光ヘッド6と磁気ヘッド8を連結することによ
り矢印51のように連動して移動させることができ、図
117で説明したトラバース部と同様両ヘッドを連動し
て移動させる効果が得られる。この方式の場合トラバー
ス連結部366が柔らかいため、磁気ヘッド8を矢印5
1aの方向に容易に上げることができる。このため記録
媒体2の装着時の磁気ヘッド8の磁気ヘッド昇降部によ
る持ち上げがより容易になるという効果が加わる。

【0212】また図117を図126のトラバースの横
断面図に示すような配置にして光ヘッド6と磁気ヘッド
8の間隔が常にL0になるように構成してもよい。この
場合光ヘッド6と磁気ヘッド8は矢印51a、51bに
示すように同一方向に移動する。この場合磁気ヘッド8
と光ヘッド6の間隔を最も大きくとれるため、光ヘッド
から磁気ヘッドの混入ノイズが減るという効果がある。
CDの場合大きな効果がないがMDディスクのように半
径が小さく図117で説明した方式では光ヘッド6と磁
気ヘッド8との間隔が充分とれない場合に混入ノイズが
小さくなるという効果がある。

【0213】本実施例の説明においては、図117のよ
うに磁気ヘッドと光ヘッドがディスクの中心に対して1
80°の角度に配置した場合の図を用い説明したが45
°60°や90°や120°の配置でもよい。この場合
両ヘッドが最も近づいた時に両者間が10mm以上離れ
ているという条件を満たせば混入ノイズを軽減できると
いう効果は得られる。

【0214】以上3つの混入ノイズ対策のうち1つもし
くは複数ケを組み合わせることにより、ノイズは低減す
る。

【0215】また光ヘッド6の電磁シールドが充分効果
のある場合、図119のトラバース部の横断面図に示す
ように光ヘッド6と磁気ヘッド8を上下方向に対面させ
ることができる。この場合も位置基準部364a,36
4bを設けることにより両ヘッドの位置合わせの精度が
上がるという効果がある。この対面配置方式はディスク
中心に対して片側に全部品を配置できるため小型化でき
るという効果がある。

【0216】次に、ここで記録フォーマットについて述
べる。データ用光ディスクは、CAV(定回転速度)の
ため光ヘッドの半径が変わっても回転速度は同じであ
る。しかしCDROMに応用した場合ディスクの回転は
CLVとなりトラックの半径により回転速度は異なる
が、線速は一定である。この場合一般のフロッピィディ
スクやハードディスクのような記録フォーマットは使え
ない。本発明ではCDROMに応用した場合の記録容量
を上げるために、図122の記録フォーマット図の記録
フォーマット370a,370b、370c、370
d、370eに示すように、各トラックのデータ容量を
外周に行く程大きく設定している。データの先頭には同
期部369とトラック番号部371そして、各トラック
毎に容量の異なるデータ部372、最後にエラーチェッ
クのためのCRC部373を設け、その後に無信号のギ
ャップ部374を設定し、線速が異なった場合でも次の
先頭部の同期部369b等を記録時に誤って消すことの
ないようにしてある。このような構成によりフロッピー
のように各トラック同一容量にするよりもCDの場合、
記録容量が約1.5倍になるという効果がある。また、
CDの光ヘッドの信号に基づくCLVのモーターの回転
制御をそのまま使って磁気ヘッドは磁気記録再生を行う
ため、磁気記録専用のモーター制御回路が省略できると
いう効果がある。

【0217】次はディスク上の物理フォーマットについ
て述べる。物理フォーマットはの“ノーマルモード”と
“バリアブルトラックピッチモード”の2種類がある。
図123の記録媒体上のノーマルモード時の物理フォー
マット図に示すように、光トラック65a、65b、6
5c、65dの各々の裏面に磁気トラック67a、67
b、67c、67dが配置され、ノーマルモードでは等
間隔のトラックピッチTpoでトラックが配置されてい
る。

【0218】さらに、本発明では“バリアブルアング
ル”方式をとっている。さて図117や図119に示す
ように本発明の場合光ヘッド6と磁気ヘッド8の相対角
度が0°や180°そして45°、90°等様々な角度
が存在する。通常、従来の回転磁気ディスク型の記録再
生装置ではデータの同期部369つまりIndex45
5はディスク上の中心からみて一定角度上の位置に配置
されている。しかし、本発明のバリアブルアングル方式
のIndexの場合、図123に示すように、データの
開始地点にある同期部369の配置の角度をCDの光記
録部の特定のMFSの光ブロックをIndexとして定
義することにより、円周方向に17.3mmピッチで任
意に選べる。また、この場合図214に示すように各ト
ラック毎のインデックスの光フレームのMSF情報を記
録しておけば、トラッキングと同時にIndex情報が
得られる。MSFの次のSyncをIndexとして用
いると、図213に示すように170.8μmの精度で
記録を開始できる。なお、この場合、図123に示すよ
うに磁気記録をIndexに基づき正確にSync36
9から開始できるが、正確に終了できるとは限らない。
正確に終了しないと最後尾の記録信号により、Sync
369が上書きされてしまう。これを避けるには一周の
光パルス数が解ればよい。このため、まずIndexの
光記録部から回転させる。そして途中で元のトラックへ
光ビームを1トラック戻らせる。すると再びIndex
の光アドレスへ再生する。この間の光パルス数を記録し
ておけば、正確に1回転できる。こうして測定したデー
タを図214の磁気トラック一光アドレス対応テーブル
の磁気記録部つまり、トラック0叉はトラック1に記録
しておけば、もう一度パルス数を測定する必要がなくな
る。

【0219】こうして、一周にようするMSFのブロッ
ク数と物理フレーム数がわかっているため、前述のよう
に1フレームつまり、173μmの高い精度で、磁気記
録が終了するため、Sync369の破壊が防げるとと
もにGap374を最小にできるため、記録容量が上が
るという効果がある。

【0220】この場合、同期を得るためには、サブコー
ドのデータを迅速に入手する必要がある。図211にお
いて光再生信号がEFM復号された後、サブコード同期
検出部456より、特定のMSFのサブコードを入手す
る。さらに図215を用いて詳細に説明すると、サブコ
ード同期検出部456より、サブコードを入手したIn
dex検出部457は、特定の磁気トラックの光アドレ
スのサブコードと比較して一致すれば、データバッファ
9bから出力させデータ記録をIndexアドレスの次
のブロックのSyncから開始する。この場合、最も速
く入手できるサブコード情報を用いるため遅延時間が少
なく正確に、頭出しができるという効果が得られる。

【0221】なお、時としてIndexとなる光アドレ
スのデータが破壊される可能性があり、この場合トラッ
クの磁気記録ができなくなる。これを避けるため図21
4に示すように、その光アドレスの次のエラーのない光
アドレスを定義し、その光アドレスMSF情報を磁気記
録部の磁気トラックテーブルに記録することにより、そ
のトラックが再び使用できるようになるという大きな効
果がある。

【0222】このことにより、ディスクの絶対角度の検
知手段や検知回路を省略できるという効果が得られる。
また、任意の回転角の部分から磁気記録の先頭部を記録
開始できるのでCDの場合、Indexとなるサブコー
ド等の光記録部の特定の光アドレス情報を読んだ直後か
らデータ記録を始められる。このため再生時にはそのト
ラックの光アドレス情報を読んだ直後に磁気データの先
頭の同期部の再生が開始されるので、磁気データ記録時
や再生時の回転待ち時間のロスタイムが全くなくなり、
実質的なデータアクセス時間が早くなるという大きな効
果も得られる。この方式は特に同一のタイプの記録再生
装置を用いた場合、効果が大きい。

【0223】ここで磁気トラックのアクセス方法につい
て述べる。実施例13の図213に示したように光アド
レス情報はサブコードのQビットに分,秒,フレームつ
まりMSFの形式で記録されている。光トラックをアク
セスする時はMSFそのものをアクセスする必要がある
が、磁気トラック巾は光トラックの2桁大きい数百μm
で数百の光トラック巾に相当する。

【0224】そこで、図221のフローチャートに示す
ように、まず、ステップ468aで特定磁気トラックの
記録再生を開始し、ステップ468bで光アドレス−磁
気トラック対応表より磁気トラックに対応する光アドレ
スを入手する。ステップ468cで基準光アドレスM0
00を入手する。ステップ468dで磁気再生かを確
認し、再生ならステップ468eで検索アドレス範囲の
上限値M222と下限値M111を演算し、ステップ
468fで光アドレスをサーチし、ステップ468gで
上限値と下限値の範囲に入っているかを確認した時点で
ステップ468hで磁気データ再生作業を開始し、ステ
ップ468jでエラーがなければ再生完了し、エラーな
らステップ468jで回数をチェックし、ステップ46
8kで検索光アドレス範囲を縮小し、磁気再生を行う。

【0225】ステップ468dに戻り、磁気記録ならス
テップ468mで光インデックスあるかチェックし、Y
esならステップ468nでステップ468eより狭い
範囲例えば±5フレームの光アドレスを設定し、ステッ
プ468p,468qで光トラック範囲に光ヘッドをア
クセスさせ、ステップ468rで光インデックスマーク
に基づき、頭出しさせ、ステップ468sで磁気記録を
開始し、ステップ468tで完了する。

【0226】ステップ468mに戻り、光インデックス
マークがない時は、ステップ468uで特定の光アドレ
スM000をサーチし、ステップ468vでアクセス
した後、ステップ468wでM000のブロックの次
のブロックの図213に示した第1,第2フレームのサ
ブコード領域に記録されたEFM変調信号の特定符号で
あるS0,S1を検出した時点で磁気記録の頭出しを行
い、ステップ468xで記録を開始し、ステップ468
tで完了する。

【0227】図221の方式を用いることにより、磁気
記録トラックのアクセスをする場合、光アドレスの前後
数十フレームの範囲の複数の光アドレスの検索だけでよ
いため、1つの光アドレスを検索する場合に比べて磁気
トラックのアクセス時間が大巾に速くなるという効果が
得られる。

【0228】また、記録の場合の光アドレスの検索範囲
を例えば±20フレームと±5フレームの採用に再生の
場合の検索範囲より、狭くすることにより光記録がより
確実に行えるという効果が得られる。

【0229】次に“バリアブルトラックピッチモード”
について説明する。ゲーム機のように一般的なROMデ
ィスクを装着し、プログラムの立ち上がり時には、最初
にTOCのトラックを読み込み、プログラムの記録され
ている特定トラックを読み、データの記録されている特
定トラックを読み込む。この手順は立ち上がり時、毎回
同じである。例えばCAVの光ディスクを用いる場合、
図124に示すように第1トラック65b第1004ト
ラック、65c第2504トラック65d、第3604
トラック65eというように決まったトラックをアクセ
スした場合を想定してみよう。本発明のハイブリッドデ
ィスクを用いた場合もし、立ち上がり時に必要な磁気情
報が上記の立ち上がり時にアクセスする光トラックの裏
側の磁気トラック以外のところにあれば、装置は光トラ
ックのアクセス以外に余分な磁気トラックをアクセスす
ることになる。従ってその分、初期の立ち上がりが遅く
なる。又、“ノーマルモード”の等間隔のトラックピッ
チなら上記の光トラックの裏側に磁気トラックの中心が
くる確率は低い。このため光トラックとは別の磁気トラ
ックをアクセスする必要があり、この場合も立ち上がり
速度が遅くなる。本発明の“バリアブルトラックピッチ
モード”においては例えば上記の立ち上がり時に読み込
むことが必要な4つの光トラック65b、65c、65
d、65eの裏側に磁気トラック67b、67c、67
d、67eを定義する点に特長がある。そのトラックN
oと各トラックNoに対応するIndexとなる光記録
部のアドレス情報、CDの場合はサブコード情報を光記
録部のTOC部もしくは磁気記録部のTOC部に記録し
てある。次にその磁気トラックに立ち上がり時に読み込
むべきデータ、例えば前回終了時のゲームの獲得アイテ
ム数、進行貢、得点、個人名等を記録するように設定す
れば立ち上がり時、光データのアクセスと同時に立ち上
がりに必要な情報の記録されている磁気トラックを特別
にアクセスしなくても、立ち上がり時に自動的にアクセ
スし、それらの磁気データを読み込むため、ロスタイム
がなくなり立ち上がり時間が格段に早くなるという効果
が得られる。この場合、図124に示すように各トラッ
ク間のトラックピッチはTp1、Tp2、Tp3、Tp
4となりランダムな値をとる。このため若干記録容量は
落ちるが立ち上がりの速さが優先される用途は効果があ
る。

【0230】この“バリアブルピッチモード”や“バリ
アブルアングルモード”は音楽用途、例えばカラオケに
も有効である。本発明をカラオケに用いた場合、各曲別
に各個人の歌い易い音程の高さ、曲のテンポ、エコーの
量、DSPの各パラメータ等の個人の環境設定データの
記録保存ができる。このことにより、一回設定すればカ
ラオケCDをカラオケ機に挿入するだけで自動的に各個
人に合った音程、テンポ、エコーで曲を再生するため、
自分の能力・好みに合った条件でカラオケを楽しむこと
ができるという効果が得られる。この場合、各曲の頭出
しの光トラック65b、65c、65d、65eの部分
の裏側の磁気トラックを定義し、その磁気トラック67
b、67c、67d、67eにその曲に関する個人のカ
ラオケデータを記録しておく。すると光トラック65c
のカラオケの曲を選定した場合、その裏側の磁気トラッ
ク67cに、個人別のカラオケの設定データが記録され
ており、特定の曲の再生を開始する時ディスクをを1回
転する期間に曲の音程、テンポ、エコーが設定されて音
楽が出力される。このように音楽用途においてもバリア
ブルピッチモードは光データと磁気データの双方を迅速
にアクセスできるという大きな効果が得られる。このこ
とは一搬の音楽用途において各曲別のDSP音場等の環
境設定に用いると効果がある。

【0231】本発明をCDROMに用いた場合、Hcを
17500eに設定すると32kB程度のRAM容量が
得られる。CDROMの光記録面のROM容量は540
MBであるため10万倍近い容量差がある。実際のCD
ROMの製品は540MBを一杯使っているケースは少
なく最も少ない場合でも数+MBの空き容量がある。本
発明ではこの点ROMの空き領域を利用してデータ圧縮
伸長のための圧縮伸長プログラムと圧縮のための各種参
照テーブルをROMに記録し、RAM領域に記録するデ
ータの圧縮を行っている。この方法を図125の圧縮方
法の図を用いて説明する。ゲームの場合、例えば光記録
部4にはゲーム等のプログラムの過程で必要になると思
われるゲーム内容に相関の強い情報、例えば地名の参照
テーブル368aや人名の参照テーブル368b等の圧
縮のための参照デーブルが予め記録されている。ROM
の空き領域の容量は大きいため人名、地名、等の単語や
数字列のうち使用頻度が高いと思われる情報の様々な参
照テーブルが準備できる。例えば“Washingto
n”という単語をRAM領域である磁気記録層3に記録
する場合、そのままでは80bitのエリアを消費す
る。しかし、本発明の場合、圧縮用の参照テーブル36
8aを参照すると“Washington”が“10”
の2進コードに定義づけられていることがわかる。この
場合80bitのデータが、“10”の2bitデータ
に圧縮されたことになる。この圧縮データを磁気記録層
3に記録することにより、40分の1の容量で記録でき
る。一般的にロスなしの圧縮法を用いると2〜3倍の圧
縮できることが知られている。しかし、この圧縮手法を
用いることにより、用途を限定すれば10倍以上のデー
タ圧縮が可能となり、例えば前述の本発明の32kBの
CDROMの磁気記録容量が320kBの磁気記録容量
の磁気ディスクと実質的に等価になる。以上のようにし
て、本発明のハイブリッドディスクの場合、光記録部の
ROM領域を用いて物理的なROM容量は減るが圧縮す
るため実質的な論理的なRAM記憶容量を著しく増大で
きるという効果がある。図125では圧縮伸長プログラ
ムを光記録部のROM部に記録してあるため、RAM領
域の実質的な容量が減らないという効果がある。磁気記
録部のRAM領域に充分余裕のある場合は、圧縮伸長プ
ログラムを磁気記録部に記録してもよい。具体的にはH
ulfmanの最適符号化法やZiv−Lempelの
データ圧縮法を用いることにより実現できる。Ziv−
Lempel方式の場合の参照テーブルやHash関数
を予め作成しておき光記録部に記録することにより、磁
気記録部の記録データを下げることができる。

【0232】ここで図127、図128の全作業のフロ
ーチャートを用いて、具体的な全体の動作の一例を説明
する。

【0233】まず磁気ヘッドを持ち上げた状態でステッ
プ410でディスクを装着し、ステップ411で磁気ヘ
ッドを定位置に戻す。ステップ412で光ヘッドをTO
Cトラックに移動し、ステップ413でTOCの光デー
タを読み出す。第1の方法としては、図213のCDデ
ータ図のサブコードのQ1〜Q4ビットのコントロールビ
ットを用いる事により実現する。Q3=1の時、磁気記
録層付であると定義すれば、磁気層を識別できる。そし
て、光トラックの後に磁気層のデータトラックを例えば
図213において、Q1,Q2,Q3,Q4=0000と1
000と0001と1001と0100は既に使われて
いる。そこで、Q1,Q2,Q3,Q4=0,1,1,0を
磁気のデータトラックと定義すれば、TOCにおいて磁
気トラックのフォーマット情報を記録できる。具体的に
は、図214に示すように各磁気トラックの記録再生の
開始点となるIndexとなる光記録部のCDの物理的
位置が記録してある。例えば第1トラックの場合、MS
Fつまり3分15秒55フレームのブロックを光ヘッド
がアクセスすれば、磁気ヘッドは第1トラックをアクセ
スする。図213に示したように記録開始位置を示すI
ndexはMSFの情報だけで、17.3mmの精度が
得られる。さらに精度を高めるには、特定のMSFの特
定フレームを特定すれば176μmの精度でIndex
信号が得られる。従って、例えば特定のMSFブロック
の次のブロックのSync信号でIndexを作り、記
録開始すれば、176μmの精度で記録再生の頭出しが
可能となる。この場合、図123で説明したようにCL
VのためIndexが一定の角度上に揃わないため、各
トラックのIndexが異なるが、実際の記録再生には
さしつかえない。こうしてMSF情報を用いる事によ
り、Indexが得られるため、Indexを特別に設
ける必要がなくなるため、構成が簡単になるという効果
がある。このデータの中には光ディスクに磁気記録部が
あるかどうかのフラグや磁気データのデフォルトの各磁
気トラックの位置に対応するCDのサブコード番号等の
アドレス情報やバリアブルピッチモードの有無が入って
いる。ステップ414で磁気記録層のフラグの有無を確
認し、Yesならステップ418へ向かい、Noならス
テップ415において磁気記録面等にある磁気記録層の
有無を示す光学マークを読みとり、ステップ416で光
学マークがなければブロック8のステップ417にジャ
ンプし、このディスクに関する磁気記録再生は一切行わ
ない。ステップ418で磁気記録再生モードに入り、磁
気トラックの初期設定ステップ402に入る。ステップ
419で磁気ヘッドを媒体面におろし、ステップ420
でTOCの磁気データを読み出した後、ステップ421
で摩耗を防ぐため磁気ヘッドを上げる。ステップ422
で磁気データのエラー状態を示すエラーフラグをチェッ
クし、ステップ423aで、もしフラグがあればブロッ
ク5へ向かう。ブロック5の磁気ディスク面の清掃指示
ブロック427ではステップ427aで光ディスクを排
出し、ステップ427bで“光ディスクを清掃しなさ
い”という表示を機器の表示部に出してステップ427
cで停止する。一方、ステップ424では各磁気トラッ
クの光アドレス対応表が光記録面側に記録されていたデ
フォルト値でよいかをチェックし、NOならステップ4
26でTOCトラックの磁気データ情報に基づき、一部
の磁気トラック一光アドレス対応表の内容を更新して、
本体の内部メモリーに保存する。Yesならブロック1
の再生ブロック403に入る。

【0234】ステップ428で、磁気トラックの読み出
し命令があればブロック2へ向かい、くればステップ4
29へ向かい、バリアブルトラックピッチモードでなけ
ればブロック2へ、そうであればステップ430で光ト
ラックグループ番号nを0にする。ステップ431でn
をn+1とし、ステップ432でnが最終値ならステッ
プ438へ飛び、最終値に達してなければ、ステップ4
33で、n番目の光トラックグループの先頭の光トラッ
クをアクセスする。ステップ434で、デフォルトの磁
気トラックでよいならステップ436でそのまま磁気ヘ
ッドを媒体面におろし、ステップ437で磁気データを
読み込み、内部メモリーへ蓄積し、ステップ431へ戻
る。一方磁気ヘッドに対応する光アドレスがデフォルト
値でだめならステップ435でデフォルト値以外の光ア
ドレスをアクセスし、ステップ436、437で磁気デ
ータを読み出しステップ431へ戻る。ステップ431
でnを1ケ増やし、ステップ432でnが最終値に達す
れば、ステップ438で光データの読み出しと磁気デー
タの読み出しが完了するため、ゲーム機の場合ならゲー
ムプログラムが起動し、磁気記録部に記録されたデータ
に基づき、前回終了したゲーム場面が再現される。ステ
ップ439で磁気ヘッドを上げて、ブロック3の内部
“メモリーの書き換え”ブロック405へ向かう。

【0235】さてステップ429に戻り、バリアブルト
ラックピッチモードでない場合はブロック2のノーマル
トラックピッチモード405に飛ぶ。ステップ440で
ノーマルトラックピッチモードでなければブロック3へ
ジャンプし、Yesであれば、ステップ411で、n番
目の磁気トラックのアクセス命令を受け、ステップ44
2でマイコン10の内部メモリーの中のn番目の磁気ト
ラックに対応する光アドレスを待て、ステップ443
で、この光アドレスをアクセスした直後に、ステップ4
44で磁気データを読み込み、ステップ445で内部メ
モリーへ蓄積し、ブロック3へジャンプする。ブロック
3の書き換えステップ405ではステップ446で、書
き換え命令の有無をチェックし、Noならステップ45
5にジャンプし、Yesならステップ447で最終蓄積
命令かをチェックし、Yesならブロック5へ、“N
o”ならステップ448へ向かう。ステップ448では
書き換えたい磁気データが本体の内部メモリーにあるか
をチェックし、“Yes”ならステップ454にジャン
プし、磁気記録は行わず、内部メモリーの書き換えのみ
行う。“No”ならステップ449で磁気トラック一光
アドレス対応表をみて、特定の光トラックをアクセス
し、ステップ450で磁気ヘッドを降ろし、ステップ4
51、452、453で磁気データの読み出し、内部メ
モリーへの蓄積、磁気ヘッドを上げる作業を行い、ステ
ップ454で内部メモリーの中に移された情報を書き換
え、ブロック4へ向かう。

【0236】ブロック番号4の最終蓄積ブロック406
では、まずステップ455で最終蓄積命令かどうかチェ
ックし、“No”ならステップ458で作業完了ならブ
ロック6へ、作業未完了ならブロック1へジャンプして
戻る。ステップ455がYesなら、ステップ456に
おいて、内部メモリーの磁気データの中で更新されたデ
ータがあるかをチェックし、更新分のみを抽出し、ステ
ップ457で更新がなければステップ458に向かい、
更新があればステップ459で該当する磁気トラックの
光アドレスをアクセスし、ステップ460、470、4
71で磁気ヘッドをおろし、光アドレス検知直後に磁気
データを記録し、記録データのチェックを行う。ステッ
プ472でエラーレートが大きい時はブロック7の磁気
ヘッド清掃ブロック408にジャンプし、ステップ48
1、482で磁気ヘッドを上げて、ヘッドクリーン部に
より、磁気ヘッドを清掃し、ステップ483で再び記録
し、エラーレートをチェックし、OKならブロック1へ
向かい、ダメならブロック5の磁気ディスクの清掃指示
ブロックへジャンプする。

【0237】さて、ステップ472にもどり、エラーレ
ートが小さいならステップ473において、記録が完了
したかチェックし、“N0”ならステップ470に戻
り、Yesならステップ474で磁気ヘッドを上げ、ス
テップ475で全作業終了ならブロック6の終了ブロッ
クへ進み、終了してないなら、ブロック1へ戻る。

【0238】このブロック6の終了ステップ407で
は、ステップ476で磁気ヘッドを上げ、477で磁気
ヘッドを磁気ヘッドクリーン部で清掃した後、ステップ
478でEJECT命令があれば、ステップ479で光
ディスクを排出し、EJECTする必要がなければステ
ップ480で停止する。以上のようなフローチャートで
本発明の実施例13の記録再生装置は作動する。

【0239】混合ノイズはアクチュエータ18の駆動回
路に磁気ヘッドの再生信号の周波数分布と同じ帯域のバ
ンドフィルターをいれても低減する。また、磁気トラッ
クにアクセスした後、光ヘッド6のアクチュエータの駆
動電流を切り、磁気ヘッド8bで再生し、再生終了とと
もにアクチュエータを駆動開始することによっても電磁
ノイズは減少する。

【0240】既存のCDは裏面にスクリーン印刷等によ
り厚く印刷インキが塗布されているものが多く数十μm
の凹凸がある。こうしたCDに磁気ヘッド8を接触させ
ると凹凸部の印刷インキが脱落して傷がつく恐れかあ
る。図115の記録媒体挿入時の横断面図のONの状態
の図に示すように、磁気シールド層69のある記録媒体
2を挿入した場合はOFF状態の図に示すような磁気シ
ールド層69のない記録媒体2を挿入した場合に比べ
て、光ヘッド6のアクチュエータからの電磁ノイズは著
しく低減する。このノイズは磁気ヘッド再生回路30よ
り出力され、容易に検知できる。つまり磁気ヘッド8を
磁気記録層3に接触させなくとも本発明の記録媒体と従
来のCD等の記録媒体を弁別できる。そして、本発明の
磁気記録層のある記録媒体の挿入された時のみ磁気ヘッ
ド8を記録面に接触させることにより、CDやLD等の
磁気記録層のない記録媒体の裏面に磁気ヘッドを接触さ
せることがないため、裏面の印刷物や光記録面を磁気ヘ
ッドにより破損することを防げるという効果がある。別
の方法として図111においてCDの光記録部のTOC
部やTOC部の近傍の光トラック部に媒体の磁気記録層
が存在することを示す弁別符号を予め記録しておき、ま
ず磁気ヘッド8をメディアに接触させないで光TOCを
読み、この磁気層弁別符号を検出した時だけ磁気ヘッド
8をメディア面におろす。この方法により、既存のCD
が挿入された時には磁気ヘッド8が媒体の光記録側と印
刷面側のどちらにも接触しないため、既存CDの損傷は
妨げるという効果がある。光ディスクの印字面に特定を
光マークをつけ、マークがある場合のみ磁気記録層があ
ると判断させてもよい。

【0241】(実施例14)第14の実施例を図面に基
き説明する。

【0242】図134は本発明の実施例14の記録再生
装置のブロック図を示す。本実施例では記録媒体2の光
記録面の光記録再生信号の光クロック信号382に基づ
き、変調もしくは復調を行うことにより磁気記録部3の
記録もしくは再生を行う。基本的な動作は図110の場
合と同じ動作であるため詳しい全体の動作説明は省略す
る。

【0243】図134において光再生回路の中のクロッ
ク再生回路38aにおいて、光再生信号より、光クロッ
ク382が再生される。この光クロック382を分周
し、磁気記録回路29の中のクロック回路29aにおい
て図134と図135に示す磁気クロック信号383が
作られ、変調回路334の変調時のクロックとなる。こ
の状態を詳細に説明した図が図216である。光再生回
路のクロック再生部38aの光クロックは4.3MHZ
である。この信号を分周器457で15〜30KHZの
本発明のMFM変調器334の変調クロック信号に落と
し、磁気記録させる。頭出しは前述のようにIndex
検出部457が光アドレスを検知して行なう。この場合
のモーターの回転制御は光信号に基づき、行われる。図
218のタイムチャート図に示すように光Indexの
後の周期信号で磁気記録が開始される。

【0244】磁気信号の再生時には、磁気再生回路30
のクロック回路30aにおいて磁気クロック信号383
が再生され復調部30aの復調時のクロックとなる。図
217のブロック図を用いて、磁気再生時の動作を詳し
く説明する。この場合はIndexの光アドレスを再生
した後、図218(d)に示すように光ピックアップ6
のアクチュエーターの電源がOFFとなり、電磁ノイズ
がなくなった後に磁気再生はONとなり、磁気記録信号
に基づきデータの復調とモーターの回転制御が行われ
る。磁気ヘッド8からの再生信号は波形成形部466で
成形され、クロック再生部467により、おおよその再
生クロックが再生され、疑似磁気同期信号発生器462
に送られる。磁気同期信号検出部459では磁気同期ク
ロック信号が再生されMFMの復調器30bでデジタル
信号に復調され、誤り訂正部36で誤り訂正された後、
磁気再生データとして出力される。光再生信号を一定の
分周比で分周したものが磁気再生信号であるから、光再
生信号から磁気再生信号に切り換わる時、磁気同期信号
検出部459のPLL459aには光から磁気へ切り換
わる直前まで光再生クロックを分周した信号が参考情報
として送られているため、引き込み中心周波数をこの近
傍に設定してある。従って、光から磁気に切り換わった
時、短時間で磁気再生クロックPLLにより引き込まれ
る。光再生クロックを分周することにより、磁気記録ク
ロックを作り、磁気記録することにより、磁気信号再生
時に光ヘッド6をOFFにしても光再生クロックから磁
気再生クロックに短時間で切り換えることができるとい
う効果がある。同じ円周上もしくは、違う円周上でも固
定されている場合は光ヘッド6と磁気ヘッド8が走行す
る場合は一定の分周比で良いが、異なった円周上を固定
されないで走行する場合は、半径rMとrOを求め分周比
を演算し、補正すればよい。

【0245】次に回転制御方法について述べる。光再生
時の回転制御は図217のモーター回転制御部26の最
短/最長パルス検出部460により、疑似光同期信号発
生器461により、おおよその光同期信号を作成し、モ
ーター制御部26aにより、モーター17の回転数を、
ほぼ規定の回転数に送り回転数で回転させる。この時、
切り換えスイッチ465はBの位置にある。光同期信号
検出器465が同期した場合は切り換えスイッチ465
に切り換え命令を送り、スイッチをBからAに切 次に
図218のタイムチャート図のt=t2で光再生がOF
Fし、磁気再生に切り換わった直後は、磁気再生信号の
MFMの周期Tを波形整形部466において測定するこ
とにより、おおよその本発明の場合15KHzもしくは
30KHzの磁気同期信号が得られる。この信号を疑似
磁気同期信号発生器462を介して分周/逓倍器464
で光回転同期信号とクロック周波数を合わせ切り換えス
イッチ465へ送る。光から磁気に切り換わった直後は
切換スイッチ465はAからCへ切り換わり、ラフな回
転制御が行われる。その後磁気同期信号検出部459の
PLL459aのロックがかかった時点で、切換スイッ
チはCからDへ切り換わり磁気同期信号による正確な回
転制御が行われる。こうして図218のタイミングチャ
ートのt=t3の時点では磁気再生信号は再生クロック
に同期しているため、磁気データが連続的に復調され
る。

【0246】さて、t=t4において媒体面上の傷によ
りエラーが発生し一定時間te継続した場合、t=t5
において、磁気再生をOFFし、光再生をONしtR
期間光再生信号による回転制御を行い、モーターの回転
を安定させる。

【0247】そしてtRの期間が経過するとt=t7にお
いて光再生をOFFし、磁気再生をONする。エラーが
終了しているため光から磁気への回転制御の移行は短時
間で完了し、t=t8において、磁気記録同期信号が再
生されるためData5は確実に再生される。こうして
媒体の傷によるエラーがあっても短時間に復旧し、地名
的なデータエラーとはならない。こうして光再生と信号
による回転制御と磁気再生信号による回転制御を時分割
で切り替えながら磁気再生することにより、光再生時の
光ピックアップからの電磁ノイズの影響を全く受けるこ
となく安定した磁気信号の再生が可能となるという効果
がある。磁気ヘッド8と光ヘッド6を1cm以上離して
配置した場合も、図217,図218の方式を用いて磁
気再生が可能である。この場合は、光再生と磁気再生を
同時に行える。り換え同期した回転数でモーター17は
回転する。

【0248】図135に示すように記録媒体2の回転速
度ωはワウ・フラッターと呼ばれるモータの回転ムラに
より大きく変動する。磁気記録クロックを固定した場合
記録媒体2上の磁気記録信号記録波長λは、同一トラッ
ク上においても、上記変動により色々と変動する。本発
明の図135に示すように、光再生クロック382から
分周等により磁気クロック383を作り、磁気記録を行
うことにより、記録媒体2上には、正確な長さの周期を
もつ磁気記録信号が記録できる。このため、最短記録波
長で確実な記録ができるという効果がある。又、1回転
に記録する記録部の1周のトラックの中に正確に記録信
号を配置できるため図123で説明した重複記録を防止
するためのガードGap部374を最小限に設定でき
る。磁気信号の再生時においても図132に示すように
光クロック信号を分周することにより復調クロックが正
確に再生できる。このため再生時の復調の判別ウインド
ウ時間385の範囲を狭く設定できる。このためデータ
の弁別能力が上がり、エラーレートが改善されるという
効果がある。

【0249】また、この光記録再生クロックを利用して
記録容量を2倍、3倍と増やすことができる。通常の2
値記録では図132のData1に示すように1シンボ
ルに1bitしか記録できない。しかし図132のre
produce2に示すように、光クロック信号382
の正確な時間Topを利用して磁気記録信号384の時
間巾変調つまりPWMをかけることができる。1シンボ
ルの波形を巾変調することにより、磁気記録信号384
a、384b、384c、384dの4つの時間巾に対
して、00、01、10、11の4値つまり2bitを
割りあてることにより、1シンボルあたり1bitから
2bitに増えるため記録データ量を増やすことができ
る。この場合信号384dに示すように均等な周期To
で記録すると図に示すようにλ/2はt3’−t3=To
−dTとなり、最短記録波長つまり、最短記録周期Tm
inを下回るため正常に記録できなくなる。そこで、磁
気記録信号384dの場合t=t3を新しい開始点とし
て磁気クロックをdTだけずらす。すると、t4=t3
dT時間がData2の00を判別するための判別ウイ
ンドウ384となり、t5,t6,t7のパルスの場合、
各々01、10、11と2bitのデータが復調され
る。

【0250】こうして、NRZ等の2値記録であると1
シンボルあたり1bitしか記録できないが、本発明に
より2bit記録できる。パルス巾変調の変調巾を8種
類にすると1シンボルあたり3bit,16種類にする
と1シンボルあたり4bitとなり、3倍弱、4倍弱の
記録容量が得られるという大きな効果がある。これは光
記録の波長が1μm以下であるのに対し、本発明の磁気
記録の波長はスペースロスが多いため10μmから10
0μmであるため、数十倍から100倍の波長差があ
る。従って、光信号のクロック信号を用いて磁気記録信
号のパルス間隔を磁気記録信号の波長の数十分の1から
100分の1の分解能で測定できるという効果がある。
このことから記録容量はPWMと光信号クロックの組み
合わせにより、2値記録の記録容量に対して、理論的に
は数十倍から100倍になる。実際には磁気記録の波形
歪み等により数倍から数十倍の記録容量が得られる。

【0251】こうして、CDROMに記録された正確な
光記録クロック信号を基準クロック信号として、第1の
方法では、常に一定の記録波長で記録できるという効果
がある。また第2の方法では光記録クロック信号を基準
信号としてPWM(パルス巾変調)することにより、記
録容量を数倍から数十倍増やせるという効果がある。

【0252】次に、磁気記録部の領域を予め検地し、磁
気ヘッド等の破壊を防ぐ方法について、さらに詳しく説
明する。本発明の記録媒体2の磁気記録部の領域は用途
によって異なる。ゲーム用CDROMやパソコン用CD
ROMでは大容量の記録容量が要求されるため、記録媒
体2の全面に各トラックの記録領域が設定される。一方
音楽用CDにおける曲名や曲順等の情報や複製防止コー
ド情報の記録に要する情報量は数百B程度でよい。この
場合、1トラックから数トラックの記録領域で充分ある
ため、磁気トラック部を除いたCDの残りの部分は印刷
面側ではスクリーン印刷等の凹凸の多い印刷も可能とな
る。又、光記録面側の内周部もしくは外周部に1トラッ
クの磁気トラックを設けることもできる。1トラックの
場合、図84(a)(b)に示すように昇降モーター2
1と昇降回路22と磁気記録再生ブロック9と磁気ヘッ
ド8を加えるだけで、再生専用ディスクに記録材料を付
加できるため、構成が簡単になりコストが安くなるとい
う効果がある。1トラック方式の場合、内周であると記
録容量が小さくなる。図124の67fに示すように最
外周の磁気トラック67fの1トラックのみに記録する
ことによりCDに用いた場合、1トラックでも波長40
μmで2KBの容量が得られる。この場合、トラックへ
のアクセス機構が不要のため、構成が簡単になると同時
に小型化するという効果がある。

【0253】この場合、CDを装着した時、図124の
光トラック64aのTOCを光ヘッド6を読むと同時に
TOCのクロックで回転モーター17はCLV駆動され
る。CDのTOCの半径は一定であるため、低速回転す
る。この状態で磁気記録再生を行う。磁気記録のインデ
ックス信号と同期信号は光トラック65より読み出す。
この時、図84に示すようにもし、TOC部もしくはT
OC周辺の光トラック65に磁気記録層3の有ることを
示す情報が入っていた場合、光記録ブロック7はこの情
報を検出し、ヘッド昇降モーター21を駆動し、図84
(b)に示すように磁気ヘッド8を磁気記録層3に接触
させ、磁気記録信号の再生を行う。

【0254】再生データは記録再生装置1のメモリ部3
4に一旦収容し、このデータを用いて更新を行い、実際
の磁気記録再生の回数を減らし、摩耗を軽減する。

【0255】図84に示すようにTOCの光トラック6
5aと1トラックの場合の最外周の磁気トラック67f
は同時に記録再生するため、物理的距離が3cm近く離
れている。このため、図116に示すように光ヘッド6
の出す電磁ノイズが磁気ヘッド8に混入することは34
dB減少する。従って混入ノイズが大巾に少なくなると
いう効果がある。

【0256】1トラック方式の場合、磁気記録層3は、
外周部を使うため光記録側の面に設けても良い。この場
合、図131内点線の磁気記録層3a、磁気ヘッド8a
昇降モーター21aに示すように上ブタ38a方式のC
Dプレーヤに用いた場合、CDの下面に磁気ヘッド8a
が収納されるため小型化できるとともに上ブタに設けな
くてよいため構造が簡単になるという効果がある。

【0257】又、図131の磁気記録層3aを透明基板
5側にスクリーン印刷等の厚膜工法で作成することによ
り、数十μmから数百μmの厚みつまり、高さが生ず
る。この高さにより磁気ヘッド8aは磁気記録層3aの
みに接触し、透明基板5に接触しない。このため透明基
板5に傷をつけないため光記録再生に支障をきたさない
という効果もある。なお、この場合磁気記録部を設ける
ため光記録部の容量はこの分小さくなる。また図131
の左端に示すように磁気ヘッド8aをCD2より0.2
mm以上のhoだけはなして固定し、上ブタ38a等に
とりつけた昇降部21bによりゴムローラー21dを矢
印51方向に押しつけることにより、CDがわん曲し、
磁気記録部3bが磁気ヘッド8aとコンタクトする。こ
の場合、圧力が加えられるため、ゴミがあってもコンタ
クトし、磁気記録特性が向上するという効果がある。

【0258】この場合CDは図98の右下図に示すよう
に透明基板5側の最外周部に磁気トラック67fをスク
リーン印刷により磁気記録材料を塗布することにより得
られる。実際は、従来のCDの印刷面スクリーン印刷工
程においてCDを裏返して印刷することにより得られ
る。

【0259】既存のCD製造ラインを使えるため設備投
資をしなくてもすむという大きな効果が得られる。この
場合、磁気ヘッドが印刷部のスクリーン印刷のように凹
凸の多い印刷領域や光記録面側の透明基板部に接触した
場合、双方が傷む。この損傷を避けるため図131の磁
気記録装置の断面図に示すように記録媒体2の磁気記録
面側に光学マーク387が設けられている。この光学マ
ークは反対の面に設けてもよい。この光学マーク387
は磁気記録領域の大きさを示す円周上にバーコード等の
光学的なデータが印刷されている。磁気ヘッド8側に設
けられた光センサー386により、光学マーク387の
バーコード等のデータを読みとることができる。バーコ
ードのデータ再生はLEDと光センサーを組み合わせた
光検知部386により従来の方法で容易にできる。この
光学マーク部387は図ではCDのTOC部の内周上に
設けてもよいがTOC部より内周部に設けることによ
り、磁気ヘッド8による摺動傷や汚損を防止できるとい
う効果がある。

【0260】図131(b)や図145(a)に示すよ
うに光学マーク387のバーコードには、CDの磁気記
録層の半径方向の領域(r=lm)を示す情報や磁気記
録材料のHcの値やコピーガードのための暗号情報やC
Dごとに異なるDiskのIDNo.等の情報が記録さ
れている。こうして光学マーク387を事前に読みとる
ことにより識別できるため磁気ヘッド8が磁気記録層の
領域以外の記録媒体2に接触することが防止できる。こ
のため、前述のような磁気ヘッドの破壊が防止できると
いう効果がある。

【0261】次に光学マークの別の構成を述べる。CD
の場合通常TOCの内周部には光記録部が設けられてい
ない。この光記録部のない領域に図131(a)のよう
に光記録層のない透光部388を設ける。すると光学マ
ーク387の裏側が透光部388を介して光ヘッド6の
側から見える。光学マーク387の記録媒体側にバーコ
ード等の光学マークを印字することにより、光ヘッド6
により、この光学マーク387を読みとることができ
る。この方法により光センサー386を省略できるとい
う効果がある。読みとるもう一つの方法として、光セン
サ386を光ヘッド6側に設けることができる。この場
合、図131のような上ブタ開閉式のCDプレーヤにお
いて固定部側に光センサ386を設けることができるた
め、配線が簡単になるという効果がある。

【0262】なお、この光学マーク387の情報は反射
光を光ヘッド6より読んでもよいが、透過光を光センサ
ー386で読んでも良い。また光センサ386をCDの
有無を検知する従来の光センサと共用することにより、
部品点数を減らすという効果がある。また、アルミ等の
蒸着による光記録層を間欠的に設け、円周型のバーコー
ド状に形成することにより光学マークを光記録膜製造時
に作成することができる。この場合光学マークの製造工
程が不要となる効果がある。また図131(b)と図1
44(a)のCD製造工程図と図145(a)のCD上
面図に示すように、磁気記録層3の製造時に磁性材料の
塗布の一回の工程で磁気記録領域398と印字45と光
学マーク387をスクリーン印刷材399で二度に塗る
ことにより、1工程で3つの成膜ができる。CDの印刷
面は図145の(a)のようになる。特に高いHcの材
料は黒色をしているため、タイトルの印字45のコント
ラストが上がる。スクリーン印刷することにより、従来
のCDの製造ラインの印刷インキを高Hcの磁気材料イ
ンキに変えるだけで、本発明の記録媒体2が仮想できる
ため既存のCDとほぼ同じコストで、かつ設備投資なし
でRAM付CDが得られるという大きな効果がある。

【0263】図145(a)のようにバーコード387
aからはData”204312001”が読みとれ
る。ディスク毎にスクリーン印刷機399で)異なるD
ataを印刷することによりCDにIDNo.を印字す
ることができる。これを用いてCDの光記録部もしくは
磁気記録部に鍵解錠プログラムを記録するとによりコピ
ープロテクトができるCDの複製防止スクリーン印刷機
399が一枚毎に印刷内容を変更できない場合、図14
4(b)に示すように図144(a)で説明した工程に
円周形のバーコード印刷機400により、バーコード3
87a、場合によりディスクIDを示す数字387b、
を印字する。この場合は通常のインキでよく印刷面は図
145(b)のようになる。この場合使用者が目視でバ
ーコードの内容と同じディスクIDNO.をよみとるこ
とができるという効果がある。また、図145(c)に
示すように、バーコード部387aにOCR文字でID
No.の数字387bを印字することにより、光検知部
でも使用者の目視でもディスクIDNo.を確認でき
る。という効果がある。又、図144(a)の右側の点
線で示すように2番目の印刷機399aにより4000
Oe等の磁気記録部398より高いHcの高Hc磁気記
録領域401を設ける。この領域は通常の記録再生装置
で再生はできるが、記録ができない。このため工場でデ
ィスクIDNo.や暗号を記録しておく。すると特別な
工程が必要なため不法な業者による複製がより困難にな
るとう効果がある。また、図146(a)に示すよう
に、光ディスク2に空間部402aを設け鉄粉等の磁性
粉402を入れ、上部に鉄等のHcをもつ磁性部403
を設ける。すると、磁化されてない場合、図145
(a)のように磁性粉402は磁性部403に吸着せ
ず、文字はでない。しかし多チャンネルの磁気ヘッドに
より磁化することにより図146(b)に示すように磁
性粉402は吸着され文字が出ない。図145(c)で
説明したOCR文字を記録すると、使用者は矢印51a
方向からこのOCR文字を視認できる。一方磁気ヘッド
8は磁性部403のIDNo.等の磁気記録情報を読む
ことが出きる。この方法を用いるとディスクの工程では
1枚ごとのIDを変えて印刷する必要はなくなる。工場
でOCR形状にIDNo.等のデータを1枚毎に磁気記
録をするだけでよいため、従来の工程が使え新たな設備
投資が不要になるという効果がある。

【0264】磁気記録層3を図98の右下図に示すよう
に透明基板5側の外周部に設け不正防止コピー信号を工
場で記録する方式は、従来のCDROMキャディを使う
ことができるため、キャディの互換性がとれるという効
果がある。またMD再生専用ディスクの場合は、シャッ
ターが片面しか窓がないが、透明基板側に磁気層を設け
ることにより、片面窓シャッターでも本発明を適用でき
る。

【0265】さて、ここでこのIDNo.を用いた複製
防止方式とソフトウェア別の鍵解除方式について述べ
る。まずCDには論理的な鍵のかかったプログラムが1
00本入っているとする。使用者がソフト制作会社にI
DNo.を通知し、料金を払い会社からIDNo.に対
応した鍵No.を通知してもらう。この10番目のプロ
グラム用の鍵No.をCDの磁気記録部TOC等に記録
する。すると次回このCDの10番目のプログラムを再
生した場合磁気記録層に記録された鍵情報と光マーク部
に記録されたIDNo.とを使用許可プログラムに入力
することにより、正しい鍵であればプログラムの使用を
許可され、毎回手順なしにプログラムを使用することが
できる。従来のCDやCDROMの場合IDNo.と鍵
を使用者が毎回入力する必要があるが、本発明の場合1
回入力すればそのプログラムは鍵の入力なしに使用でき
るという効果がある。さらにIDNo.は書き換えでき
ない上に各ディスク毎に異なるため、ある個人用のディ
スクの鍵情報を他の個人ディスクに入力しても、鍵は解
除されない。従って、CDROMソフトのソフト料金を
払わない使用が防止できるという効果がある。

【0266】次に、ポータブル型のCDプレーヤの場
合、図131のように上下に開閉する上ブタ389を設
け、CDを脱着する方式が一般的に採用されている。本
発明においては、上ブタ389の開閉時、磁気ヘッド8
と磁気ヘッドトラバースシャフト363bが上ブタ38
9と連動して開閉される。上ブタ389が「開」の状態
においては図131に示すように、磁気ヘッド8が上ブ
タ389とともに記録媒体2から離れるため、記録媒体
2の着脱が容易になる。上ブタ389が「開」の状態に
おいては、上ブタ389は閉じられ磁気ヘッド8と磁気
ヘッドトラバースシャフト363bは記録媒体2の近傍
に近づく。ヘッドアクチュエータ22により、磁気記録
再生の必要な場合のみ、磁気ヘッド8は記録媒体2と接
触する。

【0267】光ヘッド6はトラバースアクチュエータ2
3とトラバース歯車367bとトラバースシャフト36
3aにより、トラッキングされる。この時、トラバース
歯車367aによりトラバース歯車367cに伝えら
れ、磁気ヘッドトラバースシャフト367bは矢印51
方向に移動する。こうして磁気ヘッド8は光ヘッド6と
連動して、同じ方向に同じ距離だけ移動するため、上ブ
タ389を閉めた時点で前で述べたように光ヘッド6と
磁気ヘッド8の位置合わせをしておけば、光ヘッド6と
磁気ヘッド8は、予め設定された光トラックの裏側の所
定の磁気トラックをアクセスする。

【0268】このように上ブタ389と連動して磁気ヘ
ッド8と磁気ヘッドトラバースを移動させることによ
り、上ブタ開閉方式のCDプレーヤにも本発明を採用さ
せることができるため、プレーヤ全体を小型計量化でき
るという効果がある。

【0269】次に本発明のCDROMを収納するカート
リッジについて述べる。まず、図133に本発明の光デ
ィスクカートリッジの斜視図を示す。さて、この図を開
いて従来のCDROM用のカートリッジについて説明す
る。従来のCDROM用のカートリッジはCDROM等
の記録媒体2を取り出すために回転軸39を中心に矢印
51c方向に回転するカセットブタ397をもっている
と同時に図の裏側に光記録面側の窓があり、光記録面用
のシャッタ301をもつ。

【0270】本発明のカートリッジの場合、カセットブ
タ390に磁気面用シャッタ391が追加されている。
光記録面のシャッタ392が矢印51a方向に開く時、
光記録部の窓が開くとともに連結部392により、磁気
面シャッタ391は矢印51aの方向にスライドし、記
録媒体2の磁気記録面側の窓が開く。こうして本発明の
ディスクカセット42を用いることにより、CDが着脱
できると同時に、磁気記録面と光記録面の両側の窓が、
開閉できるため、本発明の光記録再生と磁気記録再生が
同時にできるという効果がある。そして従来の光記録再
生用の片面窓方式のCDROMカートリッジと完全互換
性があるという効果がある。

【0271】(実施例15)前の実施例1、2、3では
カートリッジ42の中にある記録媒体2の片面に補助の
磁気記録層3を設けた例を説明した。

【0272】実施例15ではディスク2のカートリッジ
42の外面部に磁気記録層3を設けた場合を示す。図1
36は実施例15の記録再生装置全体のブロック図を示
し、図137a,b,cと図138a,b,cは各々実
施例15のカートリッジ挿入時、固定時、排出時の記録
再生の状態を示す。また図139a,b,cは図137
a,b,cの横断面図を示す。

【0273】図136は全体のブロック図を示す。光記
録再生部と磁気記録再生部の基本的な構成と原理は、図
87のブロック図と図110のブロック図から磁気記録
再生部のノイズキャンセラーをはずした構成と同じであ
るため重複する部分は省略する。

【0274】図136の記録再生装置1はディスクのカ
ートリッジ42の挿入口394をもち、図136はカー
トリッジ42が矢印51方向に挿入された後の状態を示
している。

【0275】又、図137と図138のカートリッジ挿
入時と取り出し時の斜視図は、カセットの脱着時の状態
を示し、図139はカセット挿入時の磁気へッド部の横
断面図を示す。

【0276】図137(a)に示すように、記録再生装
置1にカートリッジ42を挿入する時、まず、光センサ
386によりラベル部396の一部に設けられたバーコ
ード等の光学マーク387を光センサ386が読みと
り、図136の光再生回路38によりデータが、クロッ
ク再生回路389により同期クロック信号が再生され
る。上記の再生データはシステム制御部10に送られ、
もし磁気記録層3があると判断すれば、ヘッド昇降命令
が送られヘッドアクチュエータ21はヘッド昇降部20
により磁気ヘッド8a,8bを磁気記録層3の方向に移
動させる。こうして、磁気記録層3のデータは磁気ヘッ
ド8a.8bにより検出され第1と第2の磁気再生回路
30a,30bの復調器341a,341bによりデー
タに復調される。この時、前述の光マーク部387の信
号に基づきクロック再生回路38aが再生した同期クロ
ック信号を用いることにより、走行速度が変動しても確
実に復調できる。このため、カートリッジ42が手によ
り挿入されて挿入時の走行速度が大巾に変動しても磁気
記録層3に記録されたデータが確実によみとれるという
効果がある。また、光学マーク387にカートリッジの
IDNo.やソフトのタイトル名等の識別情報を記録する
ことにより、カセット別にデータ管理ができる。

【0277】この場合、磁気ヘッド8は1ヶで良い。し
かし図136のように2つの磁気ヘッドで同じデータの
記録再生を2回行うことにより、データの読みとり信頼
性が上がる。合成回路397でデータ1とデータ2のエ
ラーのない部分を合成し、エラーのない完全なデータを
作成し、TOCデータ等の索引情報の含まれたデータを
再生し、ICメモリー34に蓄積する。TOCデータに
はカートリッジ42の前回のディレクトリーや記録再生
の過程や結果の情報が含まれている。従ってカートリッ
ジ42を挿入した時点で光ディスクの内容や経過がわか
る。

【0278】図137の(b)図に示すように、カート
リッジ42が中に装着されている間に、磁気記録再生が
任意に行われ、新しい情報が追加されたり、記録されて
いた情報が削除されたりする。この場合、TOCの内容
はそのつど変更しなければならないが、本発明の場合、
前の多くの実施例において再三述べたように磁気記録層
3のデータは書き換えないで、ICメモリ34のTOC
データを書き替える。こうしてICメモリ34の中の新
しいTOCデータと磁気記録層3の古いTOCデータと
はデータの内容が異なる。図137(c)図に示すよう
に、カートリッジ42の取り出し時に磁気ヘッド8bに
より磁気記録層のデータを更新する。書いたデータは磁
気ヘッド8bにより、ただちに再生され検証される。

【0279】この場合磁気記録層3のトラック数が1ケ
の場合は何も工夫は要らない。しかし、多トラック、例
えば3トラックある場合、このうちTOCデータを書き
替える必要のあるトラック、例えば第2トラックのみの
データを書き替えることにより、記録時のミスを減少さ
せている。この場合図137の(C)図に示すように、
カートリッジ42の取り出し時に磁気ヘッド8bにより
第3トラックのみを記録する。

【0280】1ヘッドの場合これで完了する。一方図1
37のように2ヘッドの場合は磁気ヘッド8aにより記
録された信号68を同時によみとり、エラーチェックを
する。図139の(C)に示すように磁気ヘッド8bに
より記録された磁気信号68aは磁気ヘッド8aにより
検証できる。もし、エラーがあった場合、磁気記録再生
装置1は表示部16にエラーメッセージを出し、"もう
一度カセットを本体に挿入して下さい。"という表示を
出したり、ブザー397により警告音を出し、操作者に
通知すると同時に、操作者に命令を発し、もう一度カー
トリッジ42を挿入部394に挿入されるようにしむけ
る。もう一度挿入されると、排出する時にもう一度TO
Cデータを記録するため、2回目はかなり高い確率でエ
ラーなく記録できる。これを何回も繰り返す場合は、カ
ートリッジ42の磁気記録層3が破壊されていると判断
し、光学マーク387のIDNo.を記録しておき、その
IDNo.のカートリッジ42が再び挿入された時、磁気
ヘッド8をおろす命令を出さず磁気データを読み込まな
い。このIDNoのデータはICメモリー34にバック
アップして保存しておく。こうして、確実に各々のディ
スクのカートリッジ42にTOCデータを記録し、再生
できる。本発明によりわずかの部品の追加でディスクの
カートリッジ挿入時にディスクの目次が検知できるとい
う効果がある。メディア側は磁気ラベルを貼るだけでよ
いため、従来のカートリッジ42に付加できるという効
果が安価に実現する。

【0281】(実施例16)実施例16は実施例15で
説明したディスク用のカートリッジをテープ用のカート
リッジに変更したものである。

【0282】具体的にはVTRやDATやDCCの回転
ヘッド型磁気ヘッドや固定磁気ヘッドをもつ磁気の記録
再生装置1のカートリッジ42の上面部に本発明の図1
03で説明した保護層50をもつ磁気記録層3をとりつ
けている。

【0283】図140は全体のブロック図を示す。基本
的な構成と原理は、図136と同じであるため重複する
部分の説明は省略する。

【0284】図140の記録再生装置1はVTRのカセ
ットのカートリッジ42の挿入口394をもち、図14
0はカセット42が矢印51方向に挿入されつつある過
程を示している。又、図141と図142のカセット挿
入時と取り出し時の斜視図は、カセットの脱着時の状態
を示し、図143はカセット挿入時の磁気へッド部の横
断面図を示す。

【0285】図142(a)に示すように、VTRにカ
ートリッジ42を挿入する時、まず、光センサ386に
よりラベル部396の一部に設けられたバーコード等の
情報や同期信号の記録された光学マーク387を光セン
サ386が読みとり、図140の光再生回路38により
データが再生され、クロック再生回路389により同期
クロック信号が再生される。上記の再生データはシステ
ム制御部10に送られ、もし、磁気記録層3があると判
断すれば、ヘッド昇降命令が送られヘッドアクチュエー
タ21はヘッド昇降部20により磁気ヘッド8a,8b
を磁気記録層3に接触する。こうして、磁気記録層3に
記録されたデータは磁気ヘッド8a.8bにより検地さ
れ第1と第2の磁気再生回路30a,30bの復調器3
41a,341bにより元のデータが復調される。この
時、復調時に前述のクロック再生回路38aの同期クロ
ック信号を用いることにより、走行速度が変動しても確
実に復調できるため、カートリッジ42が手で挿入され
て挿入時の走行速度が大巾に変動しても磁気記録層のデ
ータが確実によみとれるという効果がある。また、光学
マーク387にIDNo.やソフトのタイトル等のインデ
ックス情報を記録することにより、カセット別の管理も
できる。

【0286】この場合、磁気ヘッド8は基本的に1ヶで
動作するが、2つの磁気ヘッドで同じデータの再生を2
回行うことにより、データの読みとり信頼性は上がる。
合成回路397でデータ1とデータ2のエラーのない部
分を合成し、エラーのない完全なデータを作成し、TO
Cデータ等の含まれたこの再生データはICメモリー3
4に蓄積される。TOCデータにはカートリッジ42の
前回終了時の絶対番地と各曲や各セグメントの開始と終
了の絶対番地が含まれている。従って磁気データが再生
された段階でカートリッジ42を挿入した時点における
現在のテープの絶対番地がわかる。そこで、この絶対番
地の情報によりシステム制御部10の絶対番地カウンタ
398の内容が書き変えられる。

【0287】ここで、テープに曲が入っている場合を例
に述べてみる。例えば、現在番地が第8曲目の1分32
秒で現在の絶対番地が62分12秒にいることがわか
る。ここで、6曲目の絶対番地の42分26秒の地点に
アクセスしたい時は、19分46秒の絶対番地の分量だ
け絶対番地検地ヘッド399のデータを参照しながらテ
ープを巻き戻せば6曲目の頭出しが高速にできる。この
場、どれだけテープを巻き戻せば目標地点に到達するか
予め解るため最高の巻き戻し速度で、加速し減速するこ
とにより、従来方式より、大幅にアクセス速度を高速化
できる。またTOC情報のリストもテープ挿入時に瞬時
に表示できる。このためVTRやDAT,DCCをテー
プレコーダをインテリジェント化できる。図141の
(b)図に示すように、カートリッジ42が中に装着さ
れている間は、磁気記録再生が任意に行われるため、新
しい曲が追加されたり、記録されていた曲が削除された
りする。この場合、TOCの内容は本来その都度変更し
なければならないが、本発明の場合、前の多くの実施例
において再三述べたように磁気記録層3のデータは書き
換えないで、ICメモリ34のTOCデータのみを書き
替える。こうしてICメモリ34の中の新しいTOCデ
ータ磁気記録層3の古いTOCデータとはデータの内容
が異なる。

【0288】この場合磁気記録層3のトラック数が1ケ
の場合は何も工夫は要らない。しかし、多トラック、例
えば3トラックある場合、このうちTOCデータを書き
替える必要のあるトラック、例えば第2トラックのみの
データを書き替えることにより、記録時のミスを減少さ
せている。この場合図137の(C)図に示すように、
カートリッジ42の取り出し時に磁気ヘッド8bにより
第3トラックのみを記録する。

【0289】1ヘッドの場合これで完了する。一方図1
37のように2ヘッドの場合は磁気ヘッド8aにより記
録された信号68を同時によみとり、エラーチェックを
する。図139の(C)に示すように磁気ヘッド8bに
より記録された磁気信号68aは磁気ヘッド8aにより
検証できる。もし、エラーがあった場合、磁気記録再生
装置1は表示部16にエラーメッセージを出し、"もう
一度カセットを本体に挿入して下さい。"という表示を
出したり、ブザー397により警告音を出し、操作者に
通知すると同時に、操作者に命令を発し、もう一度カー
トリッジ42を挿入部394に挿入されるようにしむけ
る。もう一度挿入されると、排出する時にもう一度TO
Cデータを記録するため、2回目はかなり高い確率でエ
ラーなく記録できる。これを何回も繰り返す場合は、カ
ートリッジ42の磁気記録層3が破壊されていると判断
し、光学マーク387のIDNo.を記録しておき、その
IDNo.のカートリッジ42が再び挿入された時、磁気
ヘッド8をおろす命令を出さず磁気データを読み込まな
い。このIDNo.のテープはICメモリ34にバックア
ップしながら保存しておく。こうして、確実にVTRテ
ープのカートリッジ42ごとにTOCデータを記録し、
再生できる。DAT,VTR、DCC等の場合、テープ
メディアのため瞬時にTOCデータがアクセスできな
い。このため内容リストが表示できなかったり、挿入時
に現在の曲番がわからないという課題があった。しかし
本発明によりわずかの部品の追加アクセス時間を要しな
いTOC機能が実現する。テープのカートリッジ側は磁
気ラベルを貼るだけでよいため、既存のテープのカート
リッジ42に付加できると同時に上記の効果が安価に実
現する。

【0290】(実施例17)実施例17で不正に複製さ
れたCD,CDROMやCD−ROMから正規の数以上
のパソコンに不正にプログラムをコピーすることを防止
する方法について述べる。

【0291】まず前述した各々にPassword等の
鍵のついた多数のプログラムの記録されたCDROM等
の光ディスクの特定のプログラムの鍵を解除する方法に
ついて詳しく述べる。図147に示すように、このCD
は本発明のディスクコピー防止方式が採用されているた
め、CDの複製はできない。更にCDの光学マーク部3
87にはディスク毎に異なるIDNo.が記録されてい
る。これを発光部386aと受光部386bからなる光
センサー386で例えば”204312001”なるデ
ータを読みとりCPUのメモリーの中の鍵管理テーブル
404のDisk IDNo.(OPT)に入れる。通
常はこの方法で良いが光学マークは不正な複製業者によ
り、印刷機に複製される可能性がある。さらに複製防止
効果を高めるには、前述のようにバリウムフェライトに
よる4000Oe等の非常に高いHcの高Hc部401
を設け、工場で磁気用のIDNo.(Mag)データ”
205162”を磁気記録する。このデータの再生は通
常の磁気ヘッドで可能であるため再生でき、鍵管理テー
ブル404のDisk IDNo.(Mag)の項目に
入れられる。

【0292】図241(a)のID番号の工程図に示す
ように、図242に示す着磁機540を用いることによ
り、媒体2にID番号を記録する工程が1秒以下に収ま
る。この着磁機540は、図242(a)(b)のよう
にリング形状で図242(c)(d)に示すように複数
の着磁極542a〜fをもち、各々コイル545a〜f
が巻かれている。着磁電流発生器543からの電流は、
電流方向切換器544により、任意の電流がコイル54
5a〜fに流れるため、任意の磁化方向が得られる。

【0293】図242(d)では左からS,N,S,
S,N,S極の着磁方向を設定した場合を示している。
この場合磁気記録層3は矢印51a,51b,51c,
51dの方向の磁気記録信号が一瞬のうちに記録され
る。4000Oeの高Hcの磁性材料でも記録できる。
従って、図241(a)に示すように従来の工程図24
1(b)に比べて、同じ時間でIDを記録したCDを生
産できる。

【0294】磁気ヘッドを使って媒体2を回転させなが
らID番号を磁気記録する方法であると、媒体回転立ち
上がりと数回転の回転、回転の停止を含めると数秒かか
る。従って、1秒程度のプロセス時間しか許されないC
Dの大量生産の工程に工程の流れを変えないで導入する
ことは難しいという課題があった。

【0295】図241(a)のID番号の工程図に示す
ように、図242に示す着磁機540を用いることによ
り、媒体2にID番号を記録する工程が1秒以下に収ま
るため、スループットの速い工程には、より適してい
る。この着磁機540の記録動作を説明すると、図24
2(a)(b)のようにリング形状で図242(c)
(d)に示すように複数の着磁極542a〜fをもち、
各々コイル545a〜fが巻かれている。着磁電流発生
器543からの電流は、電流方向切換器544により、
任意の電流がコイル545a〜fに流れるため、任意の
磁化方向が得られる。図242(d)では左からS,
N,S,S,N,S極の着磁方向を設定した場合を示し
ている。この場合磁気記録層3は矢印51a,51b,
51c,51dの方向の磁気記録信号が特定トラック上
に一瞬のうちに例えば数msで記録される。着磁機の場
合、大電流を流すことができるため4000Oeの高H
cの磁性材料でも記録できる。従って、図241(a)
に示すように図241(b)の従来の工程図の他の工程
と同じ程度の作業時間でIDを記録できるため、工程の
流れを全く変えないでCDを生産できる。しかも、着磁
機540を用いた場合は媒体2を回転させずにID番号
を磁気記録できるため、工程のスルプットを短縮できる
上に、媒体を回転させないため、図241(a)の工程
図に示すようにID番号記録後に印刷工程で印刷をして
も、所定の角度に正確に印刷できるという効果がある。

【0296】現在Hcが2700Oe程度の磁気記録層
に記録できる磁気ヘッドは市販されている。このためH
cが低いとID番号が改ざんされるという課題が想定で
きる。この課題に対して本発明の着磁機540は強力な
磁界を発生するため、Hc=4000Oeのような高い
Hcをもつ磁気記録層3でもID番号を記録できる。高
いHcの磁気記録層3を特定トラックに使用してID番
号を記録した場合、この媒体のID番号は通常入手でき
る磁気ヘッド8では書き換え、つまり改ざんできないた
め、媒体のID番号に関連したパスワードのセキュリテ
ィを向上できるという効果がある。

【0297】さらに本発明では図243に示すように、
ディスクの物理配置テーブル532のデータとユニーク
なID番号の発生器546の信号を混合器547によ
り、分離キーがないと分離しにくいように混合し、混合
信号を分離キー548とともに暗号化器537に送り、
暗号538にし、成形工程後に磁気記録トラック67に
記録するか、原盤作成工程で光記録トラック65に記録
する。記録再生装置1側では暗号デコーダ543により
暗号を解読し、分離キーにより分離器549において分
離キーによりID番号550とディスクの物理配置テー
ブル532を分離し、図238、図240で説明したよ
うな不正ディスクチェック方式により、不正ディスクを
チェックし、不正ディスクの動作を停止させる。

【0298】図243の方式の場合、磁気記録トラック
67に記録される暗号538は、ユニークなID番号発
生器546により、ID番号とディスク物理配置表との
混合信号が暗号化されるため、一枚一枚のディスク毎に
全て異なる。当然のことながらこのディスクは本発明の
不正複製防止方式を用いているため、不正複製業者はC
Dの光記録部を不正複製できない。このため不正使用者
はID番号を改ざんすることしか不正使用の道はない。
パスワードの判明しているディスクと全く同一の原盤の
ディスクをみつけてきて、同じ暗号を磁気記録部に記録
することによりこのパスワードを用いることにより不正
使用ができる。ディスク物理配置表の暗号とID番号の
暗号を分離して記録すると、同一原盤の全てのディスク
の磁気記録層に同じ物理配置表の暗号が記録され、この
暗号を読むことにより、同一原盤のディスクであること
が容易に識別されてしまうため、ID番号の暗号をパス
ワードのわかっているID番号の暗号とに書き換えるこ
とにより、不正使用されてしまうという課題が考えられ
る。しかし、図243の方式は一枚のデイスクに対して
複数の異なる原盤が存在し、しかも一枚一枚ディスク毎
に暗号が全く違うため、2枚のディスクが同じ原盤であ
ることを暗号を見ただけでは確認できない。ディスクの
ディスク物理配置表532の情報を一枚分全部の領域に
わたって読みとり、同一原盤かどうかをチェックするし
かない。アドレス、角度、トラッキング、ピット深さ、
エラーレートの全データをチェックするには大規模な装
置が必要であり、確認時間も必要である。従って、不正
複製業者がパスワードのわかっているCD等のディスク
と同じ原盤のディスクを探し出すことが難しくなるた
め、不正複製業者がID番号を改ざんすることが困難に
なるという効果がある。

【0299】ここで具体的な手順を図148のフローチ
ャート図を用いて説明する。ステップ405でプログラ
ムNo.Nの起動命令がきた場合ステップ405aでプ
ログラムの鍵情報が磁気トラックに記録されているか読
みにいく。この時、磁気ヘッドで記録電流を流し、この
データの消去を実行する。正規のディスクならHcが高
いため鍵情報は消せない。不正なディスクならHcが低
いため鍵情報は消えてしまう。次にステップ405bで
鍵データつまりPasswordがあるかチェックし、
Noならステップ405cで図170の画面図に示すよ
うに鍵の入力命令を使用者に伝え、ステップ405dで
使用者が例えば“123456”と入力し、ステップ4
05eで正しいかチェックし、“No”ならステップ4
05fで停止し、画面に“鍵が正しくないか複製ディス
クです”と表示し、Yesならステップ405gへ進
み、プログラムNo.Nを開ける鍵データを記録媒体2
の磁気トラックへ記録し、ステップ405iへとぶ。

【0300】ステップ405bに戻り、Yesならステ
ップ405hでプログラムNo.Nの鍵データを読み、
ステップ405iで光記録層のディスクID(OPT)
を読み込み、ステップ405jで磁気記録層に記録され
ているディスクID(Mag)を読み込み、ステップ4
05kで正しいかチェックする。Noの時はステップ4
05mで“複製ディスクです”と表示し停止する。Ye
sならステップ405nで鍵データとディスクID(O
PT)とディスクID(Mag)の暗号解除演算をして
正しいデータかをチェックする。ステップ405pでチ
ェックし、Noならステップ405qでエラー表示を
し、Yesならステップ405sでプログラムNo.N
の使用を開始させる。

【0301】本発明のこの方式をを用いた場合、CDな
ら1/5に音声圧縮した曲を120曲入れて、ゲームソ
フトなら数百タイトル入れてCDを12曲もしくは1ゲ
ームだけ最初に聴けるようにしておくと、12曲分もし
くは1ゲーム分の著作権料に見合った価格で販売でき
る。そして、後で使用者が料金を支払うことにより、ソ
フト業者はディスクのIDNo.に対応する鍵を通知す
ることにより、図147に示すように追加の曲もしくは
追加のゲーム等のソフトを使用できるようになる。この
場合、音声伸長ブロック407の採用により、CDの場
合5倍の370分入るため最大120曲の音楽ソフトを
1枚のCDに納めることができ、この中から鍵の解除に
より好きな曲を聴くことができる。鍵を一回解除すれば
鍵データは記録されるため、鍵を毎回入れる必要がなく
なるという効果がある。音楽CDやゲームCD以外にも
電子辞書やフォトCD一般プログラムに用いても同様の
効果がある。またコストを下げるため高Hc部401の
IDNo.を省略してもよい。

【0302】次にCD自体の複製を防止する方法につい
て述べる。CDは現在、様々な形で不正に複製されてお
り、複製を防止する方法が求められている。暗号化等の
ソフウェアだけでは、不正複製は防止できない。本発明
ではCDのピット配列と暗号方式を利用して複製防止す
る方法を述べる。

【0303】図234のマスタリング装置のブロック図
に示すようにCD等のCLV型光ディスクの原盤を作成
するマスタリング装置529は、線速度制御部26aを
もち、CDの場合、1.2m/sから1.4m/sの範
囲内に線速度を保ちながら光ヘッド6により、ディスク
2上の感光体に光ビームでピットの潜像を露光により記
録する。CDの場合、トラッキング回路24により、1
回転につき、約1.6μmのピッチで半径rを増加させ
ていくため、ピットはスパイラル状に記録されていく。
こうして図236(a)に示すようにデータは原盤上に
スパイラル上に記録される。Videodiskのよう
なCAVの光ディスクの場合、オリジナルディスクを再
生し、この回転と回転制御を完全に連動して、原盤を作
成することができる。従って、第三者がマスターデータ
528を入手した場合、正規に製造されたCAVの光デ
ィスクと全く同じピットパターンをもつ光ディスクの原
盤をマスタリング装置529により容易に作成できる。
CAVの場合、正規に製造された原盤と不法に製造され
た原盤とのビットパターンの差は数μm以内に収められ
る。このため、従来の方法で正規に作成された不正に作
成された光ディスクとをピットパターンの物理的配置か
ら区別することはできない。

【0304】一方、CD−ROMのようにCLVの光デ
ィスクの場合、1.2〜1.4m/sの範囲内の初めに
設定した一定線速度でスパイラル上に原盤上に記録す
る。CAVの場合は一周に記録させるデータ数は常に一
定であるがCLVの場合は、線速を変えることにより、
一周のデータ数は変化する。線速の遅い場合は、図23
6(a)のようなデータ配置530aになるし、線速の
速い場合は図236(b)のようなデータ配置530b
になる。このように通常のマスタリング装置では正規の
CDと不正にコピーされたCDでは、データ配置530
が異なることがわかる。通常市販されているCD用のマ
スタリング装置では0.001m/sの高い精度で線速
の設定ができる。そして一定の線速度で原盤を作成する
が、この高い精度で、1.2m/sの線速で74分のC
Dの原盤を作成した場合でも、最外周トラックでプラス
側に誤差がずれた場合11.783周分の誤差ができ
る。つまり、理想原盤に比べて最外周で11.783周
×360度の角度誤差のあるデータ配置530bをもつ
原盤ができる。従って図236(a)と図236(b)
のようにデータ配置530すなわち各々のA1〜A26
アドレス323a〜xが正規のCDと不正複製のCDで
は異なる。例えば4分割し、Z1〜Z4の配置ゾーン53
1を定義した場合、A1〜A26のアドレス323の配置
ゾーン531が異なる。従って、2つのCDの配置ゾー
ン531とアドレス323の対応テーブルすなわち物理
位置テーブル532を作成した場合、図236(a)と
図236(b)に示すように、各々の物理位置テーブル
532aと532とが正規のCDと不正複製されたCD
では異なることがわかる。この違いを利用して不正複製
CDと正規なCDを弁別できる。

【0305】ただ、単に物理的に複製しにくいCDを作
っても、正規なCDを正規であると照合する方法が改ざ
んされ易いと効果が薄い。図238に示すように本発明
ではこの物理位置テーブル532をCDの原盤製作中も
しくは原盤製作完了後に、作成する。この物理配置テー
ブル532をRSA方式の公開暗号鍵方式等の一方向性
関数を用いて暗号化手段537により暗号化して、CD
媒体2の光ROM部65もしくはCD媒体2aの磁気記
録トラック67に記録する。

【0306】次にドライブ側ではCD媒体2もしくは2
aから暗号信号538bを再生し、CDの光記録部から
再生した暗号解読プログラム534を用いて、物理配置
テーブル532を復元する。同じくCDから再生したデ
ィスクチェックプログラム533aを用いて現実のCD
のアドレス38aに対するディスク回転角情報335を
前述のFGからの回転パルス信号もしくはインデックス
より得て、物理配置テーブル532のデータと照合し、
OKであればSTARTし、NOであれば不正複製CD
であると判別して、ソフトプログラムの動作や音楽ソフ
トの再生を停止させる。図236(b)に示す不正コピ
ーのCDでは物理位置テーブル532bが正規のものと
異なるため、リジェクトされる。暗号エンコードプログ
ラム537が解読できない限り不正複製されたCDは動
作しない。従って暗号信号をコピーしてもリジェクトさ
れる。こうしてほぼ完全に不正コピーCDの再生は防止
できるという大きな効果がある。

【0307】不正複製業者が、本発明のCDドライブに
対して対策をとれるとしたら、次の3つが考えられる。

【0308】1.全く同じピットパターンのCLVディ
スクの原盤をつくる。2.図238のsecrefke
yの暗号エンコードプログラムを暗号デコードプログラ
ム534より解読する。3.CD−ROMの中の全プロ
グラムを分析し、暗号デコードプログラム534やディ
スクチェックプログラム533aをプログラム改造によ
り入れ替える。以上のうちまず3番目の方法は、プログ
ラム解読およびプログラム改造に時間つまり、高額のコ
ストがかかるためCD複製による利益が少なくなるため
意味がない。また、本発明の場合、暗号デコードプログ
ラム534やディスクチェックプログラム533aをド
ライブ側ではなく、メディア側にもたせているため、C
D−ROMのタイトルやプレス毎に変更できる。従っ
て、プログラム解読や暗号解読の投資が毎タイトル必要
なため不正複製業者の採算を悪化させ、経済的に複製を
防止させる効果がある。

【0309】次に、2番目の方法は、本発明では図23
8に示すようなRSA方式等の公開暗号鍵方式のような
一方向性関数を用いている。例えば、演算式C=E
(M)=Me modnを用いることができる。このため、C
D−ROM上に暗号デコードプログラムつまり鍵の一方
が公開されていても、もう一方の鍵の暗号エンコードプ
ログラム537の解読には例えば10億年かかるため解
読されることはない。ただ、暗号エンコードプログラム
537の情報が流出する可能性もある。しかし、図23
8の方法では、ドライブ側ではなくメディア側に暗号デ
コードプログラム534がある。従って、万が一流出し
たとしても流出した時点で、暗号プログラム一対を両方
とも変更することにより、容易に再び複製防止を回復で
きるという効果がある。

【0310】最後に、1番目の方法の全く同じピットパ
ターンのCLV原盤を作ることは、現状のCLV用のマ
スタリング装置529では1回転に1パルスの回転信号
は出るが回転角を高精度で検知し、制御する機構がつい
ていないため、難しい。しかし、複製元のCDの回転角
情報と記録信号を読みとり、複製時に回転パルスに同期
をかけることにより、正確ではないが、ある程度の位置
精度で似たピットパターンを描画することができる。し
かし、これは複製元のCDが同じ線速度で記録されてい
る場合のみ成立する。

【0311】本発明のマスタリング装置529では図2
34に示すようにCLV変調信号発生部10a〜CLV
変調信号を発生させ、ある場合は線速度変調部26aに
送り、ある場合は光記録回路37の時間軸変調部37a
に送りCLV変調をかける。線速度変調部26aを持
ち、図235(a)のように線速度をCD規格の範囲内
の1.2m/sから1.4m/sで変調をランダムにか
けている。このことは線速度を一定にして時間軸変調部
37aにより信号に変調をかけても同じことが実現す
る。この場合装置の改造は不要となる。この線速度変調
を複製元のCDから高精度で検出することは困難であ
る。ランダムに制御をかけずに記録しているため原盤を
作ったマスタリング装置でも複製はできない。毎回違っ
た原盤となる。従って、本発明の線速度変調の入ったC
Dを完全に複製することは不可能に近い。しかし、CD
の線速度の1.2〜1.4m/sの規格範囲であるた
め、現在市販されている通常のCD−ROMプレーヤー
では正常にデータは再生される。

【0312】次に図235(b)のように同一データを
一定の1.2m/aの線速度で特定の光トラック65a
を記録した場合の始点をSとするとデータを記録し終え
た終点A1は360゜の位置にくる場合を想定してみ
る。この場合図235(c)に示すように、1回転で
1.2m/sから1.4m/sまで均一に増速した場
合、アドレスA3の物理位置539aは30゜ずれた物
理位置539bにくる。そして1/2回転で増速した場
合45゜ずれた物理位置539cの位置にくる。つま
り、1周で最大45゜位置を変えることができる。通常
のCLV用のマスタリング装置は1周に1回しか回転パ
ルスを発生しないため、2回転するまでこの誤差は累積
され90゜の位置ずれが発生する。将来、不正コピー業
者が回転制御を行なっても本発明の線速度変調により9
0゜の位置ずれが正規の原盤と不正コピーの原盤との間
で発生する。この位置ずれを検出することにより不正コ
ピーCDを検出できる。そして位置ずれの検出分解能は
90度以下にすれば良いことがわかる。従って線速度を
1.2〜1.4m/sの範囲で変化させる場合は、図2
36(a)(b)に示すように少なくともZ1,Z2,Z
3,Z4の4つの90゜の分割ゾーンを設定すれば不正C
Dを検知できる。4分割異常の角度分割が効果があると
いえる。

【0313】もちろん、極めて高精度のCLV用のマス
タリング装置を新たに開発すれば全く同じビットパター
ンを不正複製業者が作成することができる。しかし、こ
のような装置は世界で数社しか開発できないし、通常の
使用目的には必要ない機能である。著作権保護のためこ
のようなマスタリング装置の出荷を限定することによ
り、不正コピーは完全に防止される。

【0314】次に図234に示す回転角度センサー17
aのついたマスタリング装置では入力データのアドレス
情報32aとモータ17からの回転角度の位置情報32
bにより物理位置テーブル532を作成し、暗号エンコ
ーダ537により暗号化し、光記録回路37により原盤
2の上の外周部に記録する。このことにより、図238
のディスク2の光トラック65上に暗号化された物理配
置テーブル532が原盤作成時に記録することができ
る。従ってこのディスクは磁気ヘッドのついていない通
常のCD−ROMドライブでも再生できる。ただ、この
場合は図238,図239に示すようにドライブにディ
スク回転角センサー335を設ける必要がある。この検
知手段はアドレス323相対位置でかつ、90゜のゾー
ンを検知できれば良いため、角度センサーのような複雑
なセンサーを必ずしも用いる必要はない。図237にそ
の相対位置検出方法を述べる。例えば図237(a)の
ようにモーターの回転パルスや光センサーのインデック
ス信号はディスクの一定回転につき1回発生する。この
間隔を図237(b)のように時間分割することによ
り、6分割ゾーンの場合、信号位置タイムスロットZ1
〜Z6が定まる。一方再生信号のサブコードから前述の
ようにアドレス信号323a,323bが得られる。信
号位置信号からアドレスA1はゾーンZ1にあり、アドレ
スA2はゾーンZ3にあることが検出できる。

【0315】この場合、サブコードに回転信号もしくは
Zone信号を記録すると確かに簡単な構成になるが、
このデータもそっくり複製できるため複製防止効果はな
い。従って本発明のように光記録部以外に回転角を検知
する手段を設ける方法が複製防止効果が高い。

【0316】図239に戻ると記録再生装置1では信号
を光再生回路38で再生し、光トラックに物理配置テー
ブル532があるならば、図240のフローチャート図
のステップ471bからステップ471d,471eに
進む。ステップ471bがNoならステップ471cで
磁気記録部67に暗号データがあるかをチェックし、N
oならステップ471rに進み、起動を許可する。Ye
sならステップ471d,471eに進み、暗号データ
を再生しドライブのROMもしくはディスクに記録され
た暗号デコーダ534の暗号解読プログラムを起動し、
暗号を解読し、ステップ471fで物理配置テーブル5
32つまりAn:Znのゾーンアドレス対応表を作成す
る。ステップ471wでメディア内にディスクチェック
プログラムがあるかチェックし、Noならステップ47
1pに進み、Yesならステップ471gでディスク内
に記録されたディスクチェックプログラムを起動する。
ステップ471fのディスクチェックプログラムの中で
は、まずステップ471hでn=0とし、ステップ47
1iでn=n+1とし、ステップ471jでドライブ側
でディスク2のアドレスAnをサーチさせ再生させる。
ステップ471kで前述のアドレス位置検出手段335
より位置情報Z’nを検知し出力させる。ステップ47
1mでZ’n=ZnをチェックしNoならステップ47
1uで不正コピーCDと判断して“不正コピーCD”の
表示を表示部16に出してステップ471sでSTOP
させる。ステップ471mがYesなら、ステップ47
1nでn=ラストをチェックし、Noならステップ47
1iに戻り、Yesならステップ471pに進む。ステ
ップ471pではドライブ側のROM又はRAMにディ
スクチェックプログラムがあるかをチェックし、Noの
時はステップ471rでソフトを起動させる。Yesの
場合はステップ471qでディスクチェックプログラム
を走らせる。この内容はステップ471tと全く同じで
ある。Noの場合はステップ471u,471sに進
む。Yesの場合はステップ471rでディスク内のソ
フトの再生を開始する。

【0317】現在、生産されているCDプレーヤにおい
て、線速度を1.2〜1.4m/sの間で変化させたデ
ィスクを再生させた場合、問題なく原信号を再生でき
る。一方、マスタリング装置は0.001m/s以上の
かなり厳密な線速度の精度でカッティングができる。そ
こで、マスタリング装置用の規格として、線速=±0.
01m/sというCD規格が設けられている。このCD
規格を順守した場合は、図244(a)(b)に示すよ
うに、例えば1.20m/sから1.22m/sに線速
度を上げることが規格内でできる。この場合、図244
(c)(d)に示すように、ディスク一回転につき5.
9度の角度分だけ同一アドレスの角度の物理配置が53
9aから539bへとシフトする。図246に示すよう
にこの5.9度の角度シフトを検出する回転角度センサ
ー335を記録再生装置側に設ければこの物理配置の違
いを弁別できる。CDの場合、6゜の分解能つまり、一
回転1/60以上に角度分割する回転角度センサー33
5をもてばよい。

【0318】この回転角度センサー355の構成を図2
49の記録再生装置のブロック図に示している。モータ
ー17のFG等の回転角度センサー17aから出るパル
スをディスク物理配置検出部556の中の角度位置検出
部553の中の時間分割回路553aにより、時間分割
することにより、一回転に1回の回転パルス信号しか得
られない場合でも、例えば±5%の時間精度が得られた
場合、20分割できるため18゜程度の角度分解能が得
られる。この動作は図237(a)(b)(c)を用い
て説明した。CDの場合±200μmの偏芯があるた
め、偏芯による角度の測定誤差が発生する。CD規格の
ディスクの場合、P−Pで最大0.8度の角度測定誤差
が偏芯により生じる。従って、1゜の角度測定分解能を
必要とする場合測定できなくなる。これを避けるため、
高精度の角度分解能が必要な場合は、図249の角度位
置検知部553に偏芯量検知部553cを設け、偏芯量
を検知し、偏芯量補正部553bで補正演算を行い、偏
芯による影響を補正している。この偏芯量の検知と補正
値の演算の方法を述べる。図252(a)に示すよう
に、偏芯が全くない場合、ディスクの同一半径上のA,
B,Cの3点はθa=θb=θcの時、三角形の中心に
真のディスク中心557がある。実際には図252
(b)に示すようにディスクの偏芯やディスク装着ずれ
により、偏芯559が生ずる。図252(b)に示すよ
うに、3点のアドレスA,B,Cの相対角度を角度セン
サー353により検出することにより、ディスクの回転
中心558と真のディスク中心557とのずれL’aは
図に示すようにL’a=f(θa,θb,θc)の演算
で求めることができる。偏芯補正部553bで、この演
算した偏芯量を用いて、回転角度センサー17aの回転
角信号を補正演算することにより、偏芯による影響を補
正できるので角度分解能が1゜以下の精度に向上すると
いう効果が得られ、不正ディスクの検出精度をより上げ
られる。

【0319】前に述べた6゜程度の低い分解能で、角度
位置を検知する場合、不正と正規のディスクとの判別結
果には厳密さが要求される。特に正規のディスクが不正
と判別されることは正規ユーザーに多大な損害を与える
ため、絶対避ける必要がある。このため、図247のフ
ローチャートのステップ551t,551u,551v
に示すように不正と判別されたアドレスを2回以上複数
回アクセスし再生し、チェックすることにより誤った判
別を避けることができる。基本的なフローチャートは図
240と同じため省略し、追加ステップのみを説明する
と、ステップ551rで許容値内でないと判別された場
合、ステップ551tでアドレスAnを複数回再アクセ
スして、ステップ551uでAnに対する相対角度を示
すゾーン番号Z’nを検知し、ステップ551vで許容
値内であるか同じく複数回チェックし、Yesなら正規
ディスクとみなし、ステップ551sへ進む。もしNo
なら不正ディスクとみなし、ステップ471u,471
sへ進み、プログラムを動作させない。

【0320】また、誤った判定を防ぐもう一つの方法と
して、統計的処理を追加することにより判別精度が上が
る。図245(a)のように正規の原盤では読み出した
角度−アドレス、角度−トラッキング方向、アドレス−
トラッキング方向、角度−ピット深さ、アドレス−ピッ
ト深さの頻度分布はグラフ1のようになる。そこで、グ
ラフ2のように特定データを選別しプレーヤで再生した
場合、弁別し易いサンプルアドレスのデータを選別す
る。そして、図245(b)に示すように成形したディ
スクを再生し、グラフ3の黒色で示したように許容値か
らはずれた信号部をみつけ、グラフ4に示すように許容
値からはずれた異常値をリストから削除する。図では角
度−アドレス配置の頻度分布を示しているが、ピット深
さの分布でもアドレス−トラッキング量の分布でも同じ
効果が得られる。こうすると弁別しにくい、つまり誤り
と判定され易いコピー防止信号部をリストから排除でき
るため、再生プレーヤで再生時誤る度合いが少なくな
る。前述の2回以上不正と判断されたアドレスを再アク
セスすることにより、誤る確率はさらに低下する。

【0321】一方、不正に複製された原盤の場合は、図
245(c)に示すように、成形されたディスクのアド
レスを読みとり原盤を作成するため、まずグラフ5のよ
うに一定の確率である範囲に分布したCP(コピー防
止)信号が発生する。この場合、前述のようにディスク
物理配置テーブルは改ざんできないためグラフ(2)の
ようなデータの選別作業はできない。従って不正原盤の
物理配置先は許容値限度にかなり迫ったデータ、もしく
は許容値を越えたCP信号が存在する。図245(d)
に示すように、このような不正原盤から成形プレスされ
た光ディスクには、さらに成形バラツキによる誤差が加
わり、グラフ6のような分布となり、黒く塗った部分で
示すように許容値を越えた物理配置信号552bが作成
される。この不正ディスクに特有な物理配置信号552
bはディスクチェックプログラムにより検出されるた
め、プログラムの動作は停止し、コピーディスクの使用
が防止される。このように角度−アドレスのCP(CO
PY PROTECT)信号の時の分布は成形プレスに
より、小さい範囲内で分散する。これに対し図250
(b)に示すピット深さの場合は、カッティングと成形
条件により、大幅に深さが変化し、これを精密に制御す
ることは極めて難しいため、不正複製ディスクの製造時
の分留りは大巾に下がる。従ってピット深さの場合、強
力なコピープロテクトをかけられる。

【0322】ここで、図245のディスクの物理配置の
頻度分布を検出し、コピー防止をする再生装置と、フロ
ーチャートについて述べる。記録再生装置1は図246
と図249に示すようにディスク物理配置検出部556
をもち、この中には角度位置検知部553とトラッキン
グ変位検知部554とピット深さ検知部555の3つの
検知部があり角度位置情報Z’n、トラッキング変位
T’n、ピット深さD’nを検知し検知信号を出力す
る。アドレス検出部557の信号A’nと時間的な一致
を確認することにより、A’n−Z’n,A’n−T’
n,A’n−D’n,やZ’n−T’n,Z’n−D’
n,T’n−D’n,の対応データが得られる。このデ
ータを暗号デコーダ534により復号された正規の基準
ディスク物理配置表532のAn,Zn,Tn,Dnと
照合部535において照合することにより、正規のディ
スクでない場合は出力/動作停止手段536により、プ
ログラムの動作を停止できる。

【0323】次に統計的手法を用いて、ディスク判別の
誤判定を減らすフローチャートを述べる。図247のフ
ローチャートの図240と同じ部分の説明を省略し、デ
ィスク物理配置データの図245のグラフ1〜6に示し
た分布頻度に着目して、ディスクの不正判別をする部分
に限定して説明する。まずディスクチェックプログラム
471tの中において、ステップ551wのCP(CO
PY PROTECT)暗号解除プログラムつまり、図
249の暗号デコーダ534の中の基準物理配置表53
2の暗号を解くRSA等の一方向性関数演算部534c
をもつ第一暗号デコーダ534aが不正に変更されてい
るか、つまり不正に改ざんされて不正な暗号デコーダに
より不正に暗号が解除されていないか、ディスクチェッ
クプログラムや応用プログラムの随所にチェックポイン
トを設けて毎回チェックしYesの場合、動作を中止さ
せる。これにより、不法複製業者が第一暗号デコーダ5
34aを不正な暗号デコーダと入れ替えることを防止で
きるため、暗号の安全度が高まり、複製防止を強化でき
るという効果がある。次にステップ551fの説明をす
ると、このステップでは角度位置の場合、特定アドレス
の位置を測定し、ゾーン番号の基準物理配置表532の
基準角に対するずれ量の分布状態を測定する。m=0を
ずれのない場合、m=±nをn個ゾーンがずれた場合と
定義すると、ステップ551gにおいてm=−1としス
テップ551hでm=m+1とし、ステップ551iで
測定した角度ゾーンZ’nがmヶずれているかチェック
し、Noならステップ551hに戻り、Yesならステ
ップ551jでZ’nのずれの分布リストに追加し、次
々とずれ量の分布表を作成してゆく。ステップ551k
で最後なら次のステップ471nに進み、Noならステ
ップ551hへ戻る。こうして図249に示す特定アド
レスの角度位置もしくは、トラッキング変位、ピット深
さと角度/アドレス位置との基準とのずれの分布状態が
測定されていく。

【0324】ディスクチェックプログラム471tの中
のステップ551mは、正当性判別プログラムで、ステ
ップ551nで磁気層又は光記録層に暗号化されて記録
された例えばアドレスnの角度配置Z’nの基準値より
のずれ量mに対する最大許容値Pn(m)を暗号復号化
して読み出し、今述べたステップ551fの物理位置の
ずれの分布測定プログラムで作成した図251に示すず
れ分布表556aと基準の物理配置表532aをチェッ
クしディスクの真偽を判定する。まず、ステップ551
pでm=0、ステップ551qでm=m+1とし、ステ
ップ551rで許容値の範囲内かをチェックする。Z’
nの数が図251のPn(m)より小さいかを見ること
により許容値の範囲内かをチェックする。Noなら上述
のステップ551fに進み、再度該当アドレスをアクセ
スし、ダメなら不正と判断し、OKならステップ551
sへ進む。ステップ551rがYesならステップ55
1sへ進む。mがラストならステップ471pへ進み、
Noならステップ551qへ戻る。こうしてZ’nのZ
nに対するずれの分布を測定することにより、許容値以
内なら正規ディスク、許容値の範囲外なら不正ディスク
と判別する統計的処理をする。このことにより、より正
規ディスクを不正ディスクと誤判断する確率及びその逆
の確率が低くなるという効果がある。

【0325】またこの図247のフローチャートでは、
ステップ551aにおいて図249に示すような乱数発
生器583のようなランダム抽出器582により、暗号
デコーダ534や磁気再生回路30に部分的選択信号を
送り、暗号の記録されている全トラックの一部の磁気ト
ラックもしくは光トラックを選択しアクセスし再生させ
ている。このことにより、暗号データの全数のうち1
部、例えば1万個のうち100ヶ程度、アクセスすれば
良いため機械的アクセス時間が短縮され複製チェック時
間が短くなるという効果がある。またランダム抽出器5
82は暗号デコーダ534に選択信号を送り、再生され
た暗号データの一部のデータの暗号解除を行う。例えば
512bitの一方向性関数の暗号の場合、暗号解除に
は32ビットのマイコンでも、数分の1秒要する。しか
し、この部分選択方式の採用により、暗号解読時間を短
縮できるという効果がある。乱数発生器584により、
毎回最低必要なサンプル量だけ、毎回異なるサンプルデ
ータをディスクチェックするため、例えば10000点
のサンプル点のうち毎回100ヶのサンプル点しかチェ
ックしないシステムにおいても、最終的には10000
ヶのサンプル点をチェックすることになる。従って、複
製業者は10000ヶサンプル点全部の物理配置を基準
ディスクと全く同じ形状に複製する必要がある。全ての
サンプルポイントの角度、トラッキング量、ピット深さ
を複製することは困難なため複製防止効果は高い。この
ランダム抽出器582の追加により、高い複製防止効果
を落とさずにディスクチェック時間の大幅な短縮が実現
する。

【0326】さて、ここで図246と図249の記録再
生装置の図に戻り説明する。図249の記録再生装置1
のディスク物理配置検出部には、上述した角度位置検知
部553以外にトラッキング量検知部554とピット深
さ検知部555の2つの検知部がある。まず、トラッキ
ング量検知部554は、光ヘッド6のトラッキング制御
部24のウォブリング等を測定できるトラッキングエラ
ー検出回路のようなトラッキング量センサー24aから
のアドレスnのトラッキング量Tnを受けて、トラッキ
ング量と他のA’n,Z’n,D’n等の他の検知信号
との時間的一致を測定して、T’nとして照合部535
へ出力する。この原理を図253(a)(b)を用いて
説明すると、図253(a)の正規ディスクでアドレス
1の物理位置539aは、原盤作成時にウォブリング
等のトラッキング方向の変調を加えてある。このため外
周方向にトラッキングがずれている。これをT1=+1
と定義すると、アドレスA2の物理位置539bではT2
=−1となる。この情報は原盤作成時もしくは原盤作成
後に判別できるため、基準物理配置表532が作成さ
れ、暗号化されて媒体2に記録される。

【0327】次に図253(b)に示す不正複製された
媒体2では、通常トラッキング変位が追加されてない。
もし、トラッキング変位が追加されていても、図に示す
ように同じ角度ゾーンZ1におけるアドレスA1,A2
トラッキング変位T’1,T’2は各々例えばO1+1と
なり、測定したディスク物理配置表556は正規ディス
クの基準物理配置表532と異なる。このため、図24
9のディスクチェック部533の照合部535によって
検出され、出力/動作停止手段536によりプログラム
の出力、もしくはプログラムの動作、もしくは第2暗号
デコーダ534bによる応用プログラムの暗号解読が停
止し、“不正コピーディスク”を示す表示が表示部16
に出力される。図249の場合、ディスクチェックプロ
グラム自体が第2暗号デコーダ534bにより暗号化さ
れているため、ディスクチェックプログラム533の改
ざんが困難となり、不正複製防止効果を上げられる。

【0328】次にピット深さ検知部について説明する。
図249に示すように、光ヘッド6からの光再生信号は
ピット深さ検知部555のエンベロープ等の振巾もしく
は変調度の変動、もしくは多値レベルスライサー等の振
巾量検知部555aに送られ、振巾変化によりピット深
さを検知し、検知出力D’nを照合部535に送り基準
物理配置表532のデータと照合する。異なる場合はコ
ピー防止動作に入る。こうして図254(a)(b)
(c)(d)に示すようにアドレスAn、角度Zn、ト
ラッキング変位量Tn、ピット深さDnの4つのチェッ
クパラメータが1つのサンプル点の物理配置539a,
539b,539cに対して各々チェックできるため、
全てのサンプルポイントで4つのパラメーターの条件が
一致した原盤を複製する必要がある。このような条件を
満たす原盤を分留まりよく複製することは難しい。従っ
て強力なコピー防止が実現する。特に巾を変えた上でピ
ット深さの揃ったピット群を複製する事は極めて難しく
分留まりが悪くなるため経済的に成立しなくなる。本発
明の場合、図269に示すようにステップ584aで、
例えば1000組のピット群を同一原盤上で、記録出
力、パルス巾等の1000組の異なる記録条件で記録す
ると、ステップ584bである一定の分留り、例えば1
/200の分留りなら5組の条件に合格したピット群が
できる。ステップ564cでこの合格したピット群の物
理配置等を原盤上をレーザー光でモニターすることによ
りみつけ出す。ステップ584dで合格ピット群の物理
配置表を作成し、ステップ584eで物理配置表の暗号
化し、ステップ584fで光記録部ならステップ584
gで原盤の第2感光部572aにこの暗号を記録する。
ステップ584hで原盤にプラスチックを注入し、光デ
ィスクを形成し、ステップ584iで反射膜を形成し、
ステップ584jで磁気層がないなら完成し、あるな
ら、ステップ584kで磁気記録部を作成し、ステップ
584mで磁気記録部に暗号を記録し、光ディスクは完
成する。原盤作成後にピット深さを測定して、暗号化し
て配置表を記録するため、原盤を作成する時の分留まり
は100%近くまで高めることができる。

【0329】ここで、ピット深さ検知部555における
ピット深さの検知法について述べる。図250(a)の
不正複製ディスクのピット561a〜fは、同じピット
深さである。図250(b)の正規のディスクのピット
のうち、ピット560c,d,eはピットが浅い。従っ
て、図250(c)のように再生パルス562c,d,
eはピーク値が低くなり、多レベルスライサ555bの
基準スライスレベルS0では、図250(f)のように
出力ができるが、検出用スライスレベルS1では、図2
50(d)のように出力が出ない。従って、S1の逆値
とS0の論理積をとることにより、図250(g)のよ
うに正規ディスクの場合のみ、複製防止信号563c,
563d,563eが得られる。不正ディスクでは、検
出用スライスレベルS1の出力が連続して1になるた
め、複製防止信号は出力されない。従って、複製ディス
クが検出できる。なおこの場合、図250(e)のよう
に光出力波形のエンベロープの振巾低下もしくは変調率
の低下を振巾量検知部555aにより検知して、S1
逆符号を得ても同様の効果が得られる。

【0330】図256の複製防止効果の比較表から明か
なように通常のCDやMDの原盤作成装置では角度制御
機能をもたないため角度方向のディスクチェックつまり
Aが有効である。一方、レーザーディスク(LD)用や
MD用やCD用のROM用の原盤作成装置はウォブリン
グつまりトラッキング方向の制御手段がないため、トラ
ッキング方向の変位つまりBが有効である。一方深さ方
向つまりCは、従来の回路に加えて振巾もしくは変調度
の検出回路が入力回路に必要なため、既存のCD用のI
Cでは検出できない。従って、現時点ではA+Bがコピ
ー防止効果が高いとともに既存のICとの互換性がある
ため、CD,MDに最も効果の高い組み合わせである。
現状の原盤作成装置ではA+Bつまり角度方向とトラッ
キング方向の2つのパラメータをの組み合わせたチェッ
ク方式が最も効果が高いことが解る。

【0331】この角度方向とトラック方向とピット深さ
方向に変調を加えたディスクの原盤作成装置を図257
に示す。図257のマスタリング装置529は基本的に
は既に説明した図234のマスタリング装置とほぼ同じ
構成と動作であるため、説明を省略し、違う部分のみを
述べる。まず、トラッキング変調方式について述べる。
システム制御部に、トラッキング変調信号発生部564
があり、トラッキング制御部24に変調信号を送り、基
準トラックピッチ24aに基づく、ほぼ一定半径r0
トラッキングを行なう。このトラックの半径のr0±d
rの範囲内で、ウォブリング等の変調をかける。このた
め原盤572上には図253(a)(b)のような蛇行
したトラックが作成される。このトラッキング変位量
は、位置情報入力部32bのトラッキング変位情報部3
2gに送られる。コピー防止信号発生部565におい
て、図246で説明したアドレスAnと角度Znとトラ
ッキング変位量Tnとピット深さDnが表になつた基準
物理配置表532が作成され、暗号エンコーダー537
で暗号に暗号化される。この暗号は図265、図266
に示すような原盤の外周部に設けた第2原盤572aも
しくは図267,図268に示すような外周部に設けた
第2領域の原盤に記録される。又、ピット深さ方向の変
調Dnも独立して加えることができる。図257のシス
テム制御部10には光出力変調信号発生部566があ
り、光記録部37bの出力変調部567のレーザー出力
の振巾を図263(b)のように変化させるか、図26
3(a)のように一定振巾でパルス巾もしくはパルス間
隔をパルス巾変調部568により変調することにより、
レーザー出力の実効値を変化させることができる。する
と図263(c)のように原盤572の感光部573に
は深さの違う感光部574が形成される。エッチング工
程を経ることにより、図263(d)のように深さの異
なるピット560a〜560eが形成され、λ/4近く
の深さの深いピット560a,560c,560dと例
えばλ/6近くの深さの浅いピット560b,560e
のピットが形成される。この原盤572にニッケル等の
金属メッキを施すことにより、図263(e)に示すよ
うな金属原盤575ができ、プラスチック成形すること
により、成形ディスク576ができる。このようにレー
ザ出力の振巾を変えて、原盤にピットを形成する場合、
図264の波形(5)の波形図に示すように再生出力の
ピーク値が減るため、レベルスライサーで特定のスライ
スレベルでスライスした場合、ピット深さの深いピット
に比べて、パルス巾が狭く検知されてしまい、正常なデ
ジタル出力が得られない。このため図264の波形
(1)の図に示すような同期Tの原信号に対してパルス
巾調整部569により、波形(2)の図に示すようにT
+△Tの巾の広いパルスを発生することにより波形
(6)の図のようにデジタル信号が補正される。もし補
正しなければ、波形(7)の図のように原信号より巾の
狭いスライスされたデジタル出力が得られ、誤ったデジ
タル信号が出力される。

【0332】こうして光出力変調部567によりピット
深さが変調され、ピット深さ情報Dnは光出力変調信号
発生部566からピット深さ情報部32hに送られ、コ
ピー防止信号発生部565において、上述のAn,Z
n,Tn,Dnが表になった基準物理配置表532が作
成され、暗号エンコーダ537で暗号化され、磁気記録
層に磁気記録される。もしくは図267の工程のよう
に、原盤の外周部に設けた未感光部577原盤作成後、
工程5に示すようにピット深さ等を測定し、物理配置表
を得て暗号化し、工程6において、この暗号を第2感光
部577に記録することにより、工程7、8、9に示す
ように一枚の原盤上にプログラムソフトとともに物理配
置表532を記録することができる。各ディスク毎に異
なるID番号をいれない場合は、必ずしも磁気層が必要
ではなくこの方式により光記録部のみでコピー防止効果
をもたせることができる。図268は原盤の上面図と断
面図を示す。又、図265、図266にように2枚の原
盤を貼り合わせても良い。又、図257では外部との通
信インターフェース部588を設けて、図262のよう
に外部のソフトの著作権者がもつ外部暗号エンコーダ5
79において、第1暗号Key32dにより物理配置表
を暗号化してその暗号を外部暗号エンコーダ579から
第2通信インターフェース578aと通信回線と通信イ
ンターフェース578を介して光ディスク製造会社のマ
スタリング装置529に送り返す。この方式では、著作
権者の第1暗号Key32dは光ディスク製造会社に渡
されることはないため、暗号の安全性が高まるとともに
第1暗号key32dが第3者に万が一盗まれても光デ
ィスク製造業者は責任を負う必要がないという効果があ
る。

【0333】また、光ピット深さ方向の精密な加工の制
御は感光材料の感度とガンマ特性、レーザー光の出力変
動やビーム形状、ガラス基板の熱特性、エッチング特
性、成形プレスの寸法誤差等の多くの変動要因が含まれ
るため、かなり難しい。例えば図255に示すようにピ
ットのパルス巾と深さを組み合わせと変更しようとする
と、そのパルスの巾ごとにレーザー出力の振巾とパルス
巾の最適条件が異なる。従って、図255に示すように
ガンマ特性を考慮してレーザー出力の出力値とパルス巾
を色々と変えた組み合わせ条件をn個つくる。例えば数
百個のレーザー出力の組み合わせを作り、数百回違う条
件で原盤を作成すれば、このうち数回は各々のピットの
深さが最適化される。つまり数百個の原盤のうち数個、
合格原盤ができる。この合格原盤では、信号を再生した
場合、図255の波形(3)の波形581a、581c
に示すように基準電圧S0に到達し、かつ検出電圧S1
到達しないピット群が形成できていることになる。しか
し、1つのソフトに対し数百個無駄な原盤を作成すると
いうのは数千万円の出費を要するため経済的に成立しな
い。そこで本発明では1回の原盤作成で、最適ピットを
作る方式を用いている、図263に示すように数百組つ
まりn組の580a〜dのピット群を設け、各々n組の
異なるレーザー出力条件で記録する。すると、n組のう
ちの数個、例えば、数百組のうち数組の確率で目的の条
件に合格したピット深さとピット形状とパルス巾のピッ
ト群が得られる。図248に示すように、この合格した
ピット群580cの物理配置表532を暗号化してディ
スク2の磁気記録部や図266、図268に示す第2原
盤や第2感光部の原盤572の光記録部に記録すれば、
ピット深さを用いたコピー防止ディスクができる。この
場合、合格ピット群ができる分留りが悪い程、ピット群
のn組の数は増えるがコピー防止能力がその分高まる。
現実にはピット群560の1組の総ピット数とパルス巾
の種類を増やすことにより組み合わせの数が増え、分留
りは数百分の1程度に悪くできる。物理配置表532は
前述のように一方向関数で暗号化されているため暗号キ
ーを知らない限り改ざんできない。従って、複製業者は
10万円以上する原盤を数百個作らない限り複製できな
い。つまり、1ヶの複製原盤を得るのに数千万円必要と
するため経済的な意味がなくなり、複製業者はコピーを
あきめるため複製が防止されるという効果がある。一方
10ビットのピット群を数百種類設け、このピット群を
各々百組作っても総容量は数十KBであり、例えばCD
−ROMの容量640MBに与える影響は1万分の1で
あるため、本発明による容量減少が殆どないという効果
がある。

【0334】図ではCDのようなROMデイスクを用い
た例を用いて説明したがパーシャルROMの様な記録型
の光デイスクを用いて光RAMの記録層部に物理配置表
を暗号化して記録しても同様の効果が得られる。またデ
イスクチェックプログラム584は図270のフローチ
ャートに示すように応用ソフトの中のプログラム586
の中のプログラムインストールルーチン584dや、印
刷ルーチン584eや保存ルーチン584f等のように
各所に、例えば1000箇所配置することにより応用プ
ログラム全部を解読しない限りデスクチェックプログラ
ム585を改ざんしたり削除できないため一部のディス
クチェックプログラム585を省いても、他の残ってい
るチェックプログラムにより動作は停止する。このよう
にディスクチェックプログラムを複数ヶ分散して配置す
ることにより不正複製をより困難にするという効果が生
じる。

【0335】(実施例18)実施例18はOSや一般の
パソコン用プログラムのように特定の複数台のパソコン
にソフトをインストールするソフトの場合のコピーガー
ド機能を実現する。

【0336】図149はブロック図を示し、図147と
似ている。説明が重複しないように違う点を述べる。ま
ず、ディスクの光マーク部387もしくは高Hc部40
1にはこのディスクがインストールできる最大のパソコ
ン数が記録されており、このデータに鍵管理テーブルの
Disk IDNo.(OPT)もしくはDiskID
No.(Mag)のデータとして収められる。例えば”
ID=204312001,N1=5,N2=3”と収め
られる。これは”DiskIDは“20403121”
で1番目のプログラムの最大インストール機種数が5
台、2番目のプログラムの最大インストール台数が3
台”を意味する。図のようにプログラム1を1台目の”
××××11”なるパソコン408にインストールする
とProgram1のテーブルは5つのうち5つ残って
いるため鍵解除のデコーダ406はデータを送出し、外
部インターフェース部14を介して第1のパソコン40
8のハードディスク409にOS等のプログラムをイン
ストールする。この時パソコン408の機器IDN
o.”××××11”はCDROMドライブ1aへ送ら
れ、このデータは鍵管理テーブル404のProgra
m1のn=1の箇所に収納された後、CDROMの磁気
トラック67に記録される。

【0337】次にこのCDROM2aを用い”××××
23”なる2台目のパソコン408aにOS等をインス
トールしようとした場合同様にして鍵管理テーブル40
4をチェックする。すると、まだ4台分インストールで
きることがわかるためインストールが始まり、Prog
ram1のn=2の欄に”××××23”なるパソコン
のNo.が記録され、磁気トラック67に記録される。
こうして5台のパソコンまでインストールできる。しか
し、6台目の別のパソコンにOS等をインストールしよ
うとするとProgram1のコラムに余裕がないた
め、新しいパソコンIDNo.は記録できずインストー
ルも防止される。こうしてソフトメーカーに支払った代
金の台数のパソコンにしかインストールできないため不
正なソフトのコピーは防止される。一方合法的にインス
トールしたパソコンのソフトがこわれ、再インストール
が必要になった時は、マシンIDNo.がすでに5台分
の1つとして登録されているため何回でもインストール
できるという効果がある。Disk IDNo.も高H
cの記録部401と光学マーク387の2種の異なる工
程で記録されているために、それだけ複製にコストと手
間がかかるため複製防止効果が高くなる。

【0338】この方法つまり、このプログラムを図15
0のフローチャート図を用いてさらに詳しく説明する。
ステップ410aにおいてプログラムNo.Nのインス
トール命令が出る。まずステップ410bにおいてパソ
コンのマシンIDNo.例えば”××××11”が読み
出される。次にCDROM2aがCDROMドライブ1
aにセットされ、ステップ410cにおいて磁気データ
がパソコン408のメモリに送られ、鍵管理テーブル4
04が作成される。ステップ410eにおいてこのテー
ブルのプログラムNo.Nの欄に登録されたマシンID
No.が読み出されて、ステップ410fにおいてイン
ストールしようとするパソコンのマシンIDNo.と一
致するかをチェックし、Yesならステップ410qに
向かい、Noならステップ410gでマシンIDNo.
を登録する余裕があるかチェックする。具体的には5台
インストール可能なら後何台インストールできるかをチ
ェックする。Noならステップ410nに向かい当然イ
ンストールは防止され、ステップ410Pで停止する。
Yesならステップ410hにて、インストールするパ
ソコンのマシンIDNo.をテーブル404に登録す
る。するとインストールできる残りのパソコン数は減
る。ステップ410cにて、このマシンIDNo.を磁
気ヘッドにより磁気トラック67に記録する。ステップ
410jでインストールを開始し、ステップ410kで
インストールに成功した場合、ステップ410pで停止
する。もし失敗した場合、ステップ410mでインスト
ールするパソコンのIDNo.を磁気トラックより削除
し、ステップ410pで停止する。

【0339】(実施例19)実施例18ではパソコン4
08とCDROMドライブ1aとのデータのやりとりを
説明したが、実施例19では、パソコンとCDROMド
ライブとのインターフェースの構成と動作について詳し
く述べる。

【0340】インターフェースを除くと基本的に従来の
コンピュータと同じ動作をする。図151のパソコンと
CDROMドライブのブロック図に示すようにパソコン
408のソフトウェア部411の中のWPソフト等のプ
ログラムのアプリケーション412は、シェル部413
を介してシステムを管理するカーネル部414と情報を
やりとりする。この、カーネル部414はMSDOS.
SYS等の狭義のOS415とIO.SYS等の入出力
制御システム416から成る。入出力制御システム41
6はハードディスクなどのデバイスとその入出力をする
デバイスドライバ417をもつ。外部記憶装置は図の場
合4つのドライバA,B,C,D各々、417a,41
7b,417c,417dが論理的に定義され通常、R
OMIC等のソフトウェアの入ったハードウェアで構成
されるBIOS419とSCSI等のインターフェース
420を介してパソコンとHDD409,CDROM2
a,FDD426等の外部記憶装置のインターフェース
14,424は物理的に接続されて、相互間のデータの
入出力を行う。以上の動作は、従来方式と同じである。
又、HDD409とFDD426のインターフェースも
従来と同じである。

【0341】さて、従来のCDROMドライブや光ディ
スクドライブの場合、物理的に1つのドライブの場合、
論理的に1つのドライブが定義される。しかし、本発明
の磁気記録部をもつCDROMドライブ1aの場合、入
出力制御システム416において、2つのドライバAす
なわちドライバ,418aとBドライバ,418bが定
義されている。ドライバAはCDROMドライブ1aの
中のインターフェース14を介して、論理的に定義され
た光記録ファイル421のデータを再生するが記録はし
ない。物理的には、前の実施例で説明したように光ディ
スクでの再生専用の光記録層4のデータを光再生部7に
より読みとり、パソコン408にドライバAを介してデ
ータを送る。ドライバBは同様にして論理的に定義され
た磁気記録ファイル422のデータを記録再生する。物
理的には、磁気記録再生部9により光ディスク2の磁気
記録層3にデータを記録再生して、ドライバB418b
としてデバイスドライバ417を介してパソコン408
とデータを入出力する。

【0342】本実施例の場合、1つのRAM付CDRO
Mドライブ1aに対して、2つのドライバ417a,4
18bを定義する。これによりOS415がマルチタス
クをすることにより、パソコン408が光記録ファイル
421の再生を行いながら磁気ファイル422の記録又
は再生を行うことができるため、1つのドライブ418
の場合に比べてファイルの入出力処理が高速に行うこと
ができるという効果がある。特に後で述べる仮想ファイ
ルを用いた場合に効果が高い。

【0343】次に物理的に上記の同時処理を行う方法を
述べる。一番目の方法を述べる。まず、図152にRA
M付CDROM2aの光アドレステーブル433と磁気
データテーブル434を示す。CDROMのため光アド
レステーブル440の全データは書き込み禁止フラグが
立っている一方で、磁気アドレステーブル441の全デ
ータは指定がない限り、書き込み可能となっている。本
発明のCDROMドライブ1aは前述のように、CDR
OM2aが挿入された時点で使用頻度の高いデータ予め
ドライブメモリー34aに読み込む。従って、磁気アド
レステーブル441のうち必要なデータのアドレスが磁
気アドレステーブルの例えば物理アドレス00の磁気デ
ータ442に使用頻度順に並んでいる。従ってディスク
挿入時にアドレス00の磁気データを読み出し、必要な
データ順にICメモリからなるドライブメモリ34aに
移しておく。これによりCDROMの磁気データの記録
再生時には物理的にICメモリーのドライブメモリー3
4aのデータをアクセスし記録再生するだけでよい。こ
のため、システム制御部IOのCPUの時分割処理で同
時に実行させることにより光再生部7により光データを
再生すると同時にドライブメモリ34aの中の磁気ファ
イル422を読み書きすることが可能となる。このため
物理的にCDROM2aの磁気記録層3の記録再生は1
回でよいため、記録面の損傷が減る。ドライブメモリ3
4aの内容はCDROMドライブ1aの電源がOFFに
なってもメモリバックアップ部433により保持され
る。従って、電源のON,OFFに関係なくCDROM
2aの排出時の時だけドライブメモリ34aの中の変更
された磁気記録データを選び出し、磁気記録層3に記録
するためディスクの挿入から排出されるまでに記録回数
は最大1回となり、寿命が伸びるという効果がある。並
列のファイル処理ができ、転送速度が上がる。このドラ
イブメモリaはメモリバックアップ部433によりCD
ROMドライブ1aの電源が切れても記憶内容は保持さ
れる。従って、電源を再びONしてもCDROMを交換
しない限り、CDROMの磁気データを読む必要はな
い。

【0344】この場合、CDROMドライブ1aのシス
テム制御部10の中に図125で説明したようなデータ
圧縮伸長部435を設けることにより、磁気ファイル4
22の実質的な容量を増やすことができる。

【0345】次に本発明のCDROMドライブを1つの
ドライブとして扱う場合を述べる。基本的に2ドライブ
の場合と動作は変わらないため説明の重複する部分は省
く。

【0346】図153のブロック図に示すようにパソコ
ン408の入出力制御システム416の中で本発明のR
AM付CDROMを1つのドライブ、例えばAドライブ
418として、扱うこともできる。この場合シングルタ
スクのOSでもRAM付CDROMドライブ1aのデー
タを読み書きできる。ファイル構成としては、図154
のアドレステーブルのように、光ファイル421と磁気
ファイル422に連続アドレスをつけ光データテーブル
440と磁気データテーブル441を一つのファイルと
して扱い、例えば、図のように論理アドレス”0125
1”まではCDROMのデータを割りあて、書き込み禁
止フラッグを全てたてる。論理アドレス”01252”
以降には、磁気データを割りあて、書き込み可能なフラ
ッグをたてる。

【0347】すると、パソコン側からみた場合、1つの
ディスクとみなし光データは再生でき、磁気データは記
録再生ができる。この場合も論理アドレス”0125
2”には、磁気データの使用頻度の高いデータのアドレ
スが記録されているため、図153のブロック図に示す
ようにこのアドレスに対応する磁気記録層3のデータを
CDROM2a挿入後に磁気記録再生部9とデータ圧縮
伸長部435を介してドライブメモリー34aの磁気フ
ァイル422に移動させることにより、以後、磁気記録
層3のデータを物理的に読み出す必要は殆どなくなる。
磁気データの記録再生はドライブメモリ34aICメモ
リのデータを書き換えることにより、仮想的に行われ
る。磁気のデータは、例えば32KBのように小さいた
め容量の小さいICメモリでも収納することができるか
らである。このことにより、ディスクの寿命が伸び、ア
クセスと入出力の速度を上げられる。前述のようにディ
スク排出時にのみ、物理的な磁気データの記録が行われ
る。他の動作は前述の2ドライブ方式と同じであるため
省略する。1ドライブ方式の場合、システム構成が簡単
になる。

【0348】次に、磁気記録層3のデータの再生と、光
記録層4のデータの再生を効率よく行う方法を述べる。
CDROMの転送速度を落とさないためには、光記録層
の再生時間中に、磁気記録層の再生を行うことが望まし
い。さらに、CDROM挿入時の立ち上り時間を早くす
ることが最も重要である。まず、本実施例のファイル構
成を図154のファイル構造アドレス表を用いて説明す
る。図に示すように磁気記録層付CDROM2aは光フ
ァイル421と小容量の磁気ファイル422から構成さ
れ、各々光アドレステーブル440と、別々の物理的な
光アドレスと磁気アドレスをもつ。そして図155の光
ディスクの横断面図に示すようにこの光アドレスA,
B,C,D,E,Fの裏側に磁気ドライブ67a,67
b,67c,67d,67d,67e,67fが配置さ
れ、磁気アドレスa,b,c,d,e,fが各々対応し
ている。この対応関係は磁気アドレス00の磁気TOC
部442に前述の頻度管理データとともに記録されてい
る。そして、図153のシステム制御部10はドライブ
メモリ34aに光アドレスと磁気アドレスの物理的位置
を示す1アドレスリンクテーブル443をもつ。この内
容は図154(b)に示すように、2つのアドレスのリ
ンク情報が記録されている。

【0349】さて、具体的に磁気データの再生と光デー
タの再生を同時に行う方法を述べる。CDROMを挿入
して最小限のプログラムを立ち上げる時、最小限の光デ
ータの再生を行う。この必ず再生する光データの光トラ
ックの丁度裏側の磁気トラックにプログラム立ち上げに
必要な最小限の磁気データ、例えばゲームソフトの個人
別点数データや進度データを記録しておけばよい。

【0350】この動作を図156のフローチャート図を
用いて説明する。ステップ444aでm=0なる初期値
を設定し、ステップ444bでm=m+1とする。ステ
ップ444cでmが最終値か確認し、Yesならステッ
プ444mへ飛び、Noならステップ444dへ進み、
m番目の光アドレスA(m)の光データを再生する。次
に、ステップ444eで、磁気トラックに対応する光ト
ラックの中でこの光アドレスA(m)に近いものがある
か探すサブルーチンに入る。このサブルーチンの中では
ステップ444fでn=0とし、ステップ444gでn
=n+1とし、ステップ444wでnが最終値かチェッ
クし、Yesならステップ444mに跳び、“No”な
らステップ444hでn番目のステップ444hでn番
目の磁気アドレスの裏側の光アドレスM(n)をアドレ
スリンクテーブル443より読み込み、ステップ444
iで例えばM(n)+10なるチェックをして、この光
アドレスが近傍にあるかチェックする。Noならステッ
プ444gに戻り、次の磁気トラックの光アドレスをチ
ェックする。Yesならステップ444jで磁気ヘッド
を磁気記録層3へおろし、磁気アドレスnのデータの再
生と光トラバースのこの間の固定を行い、ステップ44
4kで磁気データの再生が完了したかチェックし、No
ならステップ444jを再び実行し、Yesならステッ
プ444bに戻り、再びmの数を1つ増加させる。以上
の作業を繰り返す。しかし、ここでmが完了値であれば
ステップ444mに跳び、ゲーム等のプログラム立ち上
げに必要な磁気データの入った磁気トラックの全ての再
生が終わったかチェックし、ステップ444んで完了な
ら、ステップ444vに跳び、Noなら残ったn0個の
磁気トラックの再生サブルーチン444pに入り、残っ
た磁気磁気データの再生を行う。このサブルーチンを説
明すると、ステップ444qでn=0としステップ44
4rでn=n+1とし、ステップ444sでnが完了し
たかチェックし、Yesならステップ444vへ跳び、
Noならn番目の磁気アドレスの対応光アドレスをアク
セスし、ステップ444uで磁気データの再生を行い、
ステップ444rへ戻り、再びn=n+1とし、完了し
ない限り、同じ操作を繰り返す。完了すればステップ4
44vに跳び、プログラムの初期立ち上がりデータの再
生作業を完了する。

【0351】このフローチャートから、光データの光ト
ラックの裏側の磁気トラックにプログラム立ち上げにつ
まりILP必要な最小限の磁気データを記録することよ
り、プログラム立ち上げの時間が短縮できるという効果
がある。この場合、図154に示すように、このように
様々な光トラックの裏側の磁気トラックを選択すること
は磁気トラックが必ずしも、等間隔に配置されないこと
を意味する。従って前述の本発明のバリアブルピッチの
磁気トラックの採用により、このプログラム立ち上げ時
間の短縮が実現する。

【0352】又、図154の磁気TOC442に示すよ
うに、磁気TOCに、各磁気トラック01,02・・の
裏側の光トラックの光アドレスを記録することにより、
自由なピッチの磁気トラックが設定できる。前述の使用
頻度順に、この磁気トラックを並べることにより、頻度
管理データが省略でき、実質的な容量が大きくなるとい
う効果がある。

【0353】(実施例20)実施例20では、このCD
ROM1aを用いてCDROMソフトのプログラムのバ
ッグを修正する方法を開示する。

【0354】図157(b)のファイルのデータテーブ
ルに示すように容量540MBのCDROM1aの光フ
ァイル部421にはバグ修正プログラム455が記録さ
れている。残りの部分にはOS等のプログラムがROM
データとして記録されている。磁気ファイル422は本
発明の場合32KB程度である。ここには、容量の小さ
いバグ修正データ446のみが記録されている。修正プ
ログラムは記録されていない。図157(b)の下部に
示すように修正データと修正内容と修正すべき光ROM
データの光アドレスが入っている。図157(c)に示
すようにOS等の中のバグのある特定のファイルのみを
メモリ34に読み込み、バグ修正プログラム447とバ
グ修正データ46により、修正済みデータ448を出力
する。図157(a)のフローチャート図を用いて、具
体的な手順を述べる。まず、ステップ445aでバグの
ある特定ファイルを読み込む時点で、特定ファイル全て
をメモリ34に移す。ステップ445bでN=0とし、
ステップ445cでNを1番進めステップ45dで該当
特定ファイルのN番目のバグ修正データを読みだしステ
ップ445eで番地変更なしの修正かチェックし、Ye
sならステップ445fでデータを修正し、Noならス
テップ445hで行を削除し、ステップ445jで光フ
ァイルの論理番地を変更し、ステップ445kへ進む。
Noならステップ445kに進む。ステップ445kで
は行を追加するかチェックし、Noならステップ445
pに進み、Yesならステップ445m、445nで行
を追加し、光ファイルの論理番地を変更し、ステップ4
45pに進む。ステップ445pでは、その他の処理が
あるかチェックし、Noならステップ445rに進み、
Yesならステップ445qで他の処理を行い、ステッ
プ445rでNがMに達し修正が完了したかチェック
し、ステップ445sで修正を完了し、修正済みの特定
ファイルを出力する。本実施例の場合、修正プログラム
を光ROM部に予め記録し、修正データを出荷時に磁気
ファイル422に記録するため、OS等のバグ修正が光
ディスク製造後にできるという大きな効果がある。さら
に、光ROM部に修正プログラムが記録してある。この
ため容量の小さい磁気ファイル422には修正データの
記録だけでよい。このため、より大量の修正データが記
録できるという効果かある。

【0355】(実施例21)実施例21では辞書等のフ
ァイルを読みだし時にリアルタイムでCDROMのバグ
データを修正する方法を述べる。

【0356】図158(b)に示すように磁気ファイル
422の中には光ROMデータ修正テーブル446が記
録されており、光アドレスに対応した修正後のデータが
記録されている。図158(c)に示すように光ファイ
ル421の中の修正プログラム447と磁気ファイル4
22の修正データにより光ファイル421の各データを
リアルタイムで修正し、修正済データ448として出力
する。

【0357】この流れを図158(a)のフローチャー
ト図で説明する。ファイルデータ修正プログラム447
はステップ447aで特定の光データの読みだし命令を
受け、ステップ447bで読み出すデータの光アドレス
の開始番号にNをセットする。ステップ447cでNを
1番増加させ、ステップ447dで光アドレスNのデー
タを読みだしステップ447eで光アドレスが修正テー
ブル446のk1〜kMであるかチェックする。Noなら
ステップ447gに進み、Yesならステップ447f
で光アドレスNのデータを修正テーブルに基づき修正
し、次のステップ44gで必要な光データを全て読みだ
したかチェックする。Noならステップ447cに戻
り、Yesならステップ447hに進み、修正済みの光
データを出力する。本実施例の場合、光アドレス単位に
データを修正し出力するため、リアルタイムでデータが
出力されるという効果がある。従って辞書CDROMソ
フト等の小さな単位のデータ出力の場合に効果がある。
各修正データを例えば平均10Bとすると本発明のCD
ROM1aは32KB程度の磁気記録領域をもつため3
000ヶ所の修正が可能となる。従って辞書のCDRO
Mソフト等の修正用に適している。また辞書の場合、使
用頻度の高いデータの記録や重要なデータのマーキング
に磁気記録層3を用いることにより、新しい機能が追加
できるため効果が高い。

【0358】(実施例22)前述の実施例では磁気ファ
イル422のデータをデータ圧縮伸長プログラムによ
り、実質的に容量を数倍に拡張させる方法を開示した。

【0359】実施例22では、最近のWINDOWSパ
ソコンのようにハードディスク425が標準整備化した
現状に着目し、ハードディスク425に物理的に大容量
ファイルを定義し、この大容量ファイルが磁気ファイル
422の中に論理的に存在するような仮想メモリ方式を
用いて、磁気ファイル422の容量を論理的に増大させ
る方法について述べる。この場合、基本的な構成と動作
は図153の場合と同じであるため、重複する説明は省
略する。図159のブロック図に示すようにマシンID
=Apのパソコン408とCDROMドライブ1aとデ
ィスクID=AHのHDD425やディスクID=BH
DDや光ディスクの交換型光ディスク428はインター
フェースを介して物理的に接続されている。又、磁気フ
ァイル422はアプリケーションプログラム412とネ
ットワークOS431とネットワークBIOS436、
通信ポート432、TOPIP等のLANネットワーク
437を介してマシンID=Bpのパソコン408aと
接続可能になっており、パソコン408aと直接接続さ
れたディスクID=CDのハードディスク405aとも
接続可能となっている。従って、本実施例の磁気ファイ
ル422の仮想的な大容量ディスクは物理的にパソコン
408のハードディスク425と交換ディスク428そ
して別のパソコン408aのハードディスク425aの
3ヶ所に設定できる。それを各々仮想ディスク450、
450a、450bと呼び図中に斜線部で示す。

【0360】この仮想ディスク450を用いることによ
り、例えばCDROM1枚あたり32kBしか記録でき
ない磁気ファイル422の容量が仮想的に100MBと
か10GBに増大する。近年のWINDOWパソコンは
HDDが必須であり、オフィスではネットワーク機能が
殆どのパソコンについている。本実施例はパソコンのハ
ードディスクの空き容量とネットワーク機能を用いて殆
どのパソコン本実施例のCDROM1aを挿入しても仮
想的な大容量メモリ空間が得られる。

【0361】次に、図160のファイルデータ構造図を
用いて具体的なデータ構造を説明する。

【0362】CDROM1aは物理的に存在する光ファ
イル421と磁気ファイル422と論理的に定義された
仮想ファイル450からなる。仮想ファイル450の実
際のデータは図に示すHDD425や交換型ディスク4
28や他のパソコン408aの物理ファイルHDD42
5aの中の物理ファイル451に記録されている。CD
ROM1aの磁気ファイル部422には仮想ファイル4
50と物理ファイル451のリンク情報と各仮想ファイ
ルの名称や属性等のディレクトリ情報が入った仮想ディ
レスクリエントリ452が記録されている。仮想ディレ
クトリエントリ452は1:磁気ファイルの中のアドレ
ス438、2:LANを介して他のパソコンと接続する
コマンドの入った通信プログラムの番号の入った接続プ
ログラム番号453、3;実際のデータが入っている物
理ファイル451の入ったディスクの接続されたパソコ
ンやドライブのマシンIDNo.が入ったマシンID番
号454、4:物理ファイル451が入っているディス
クのID番号が入ったディスクID455、5:仮想フ
ァイル450のファイル名456、6:拡張子457、
7:仮想ファイルの種類を示す属性458、8:予約領
域459、9:ファイルの変更日時を示す変更時刻46
0、10:フィイルが開始されるクラスタ番号を示す開
始クラスタ番号461、11:ファイルサイズ462の
11項目の属性データから構成されている。このうち項
目5から11まではMSDOS等のosで用いられてい
るディレクトリとほぼ同じであり、通常32バイトで構
成されている。全項目で48〜64Byteである。

【0363】さて、磁気ファイルテーブル422aに示
すように磁気ファイル422にはこの仮想ディレクトリ
エントリ452が仮想ファイルの数だけ入っている。図
160には図面の関係で項目1、2、3、4、5、10
だけを表示している。

【0364】まず1番目の仮想ディレクトリエントリ4
52aは項目2の接続プログラム番号453に”AN
が入っている。次に項目3の副マシンIDNo454を
みると、物理ファイル451の入ってるマシンIDがA
pであることがわかる。図の場合CDROM1aはマシ
ンID=ApのパソコンのCDROMドライブに接続さ
れているため、LANを接続する接続プログラムAN
起動して他のパソコンのディスクをアクセスする必要は
ないことがわかる。主マシンID454が他のパソコン
の場合、接続プログラムANを起動して、主マシンID
454のLANアドレスのパソコンに接続し、そのディ
スク425aをアクセスさせる。リンクデータ452に
は、ディレクトリ情報のほぼ全てが記録されているた
め、パソコン側でディレクトリを見る場合物理ファイル
451をアクセスする必要はなく、仮想ファイル450
のデータを読み書きする時にのみ物理ファイルをアクセ
スすればよい。このため、リンクデータ452により物
理ファイルのアクセスが減るという効果がある。

【0365】こうして、物理ファイル451に到達する
と、物理ファイルのディレクトリ463にはディレクト
リ領域テーブル465に示すように、通常のフォーマッ
トの副仮想ディレクトリエントリ467が記録されてい
る。このデータは主仮想ディレクトリエントリ452の
項目1〜11のうち項目5〜11が記録される。反面項
目8の副予約領域468には仮想ファイル450のある
元の主CDROM側の主ディスクIDと、仮想ファイル
450を設定したユーザーID470、ファイル毎の暗
記番号471、仮想ファイルを作った最終の主パソコン
の主マシンID472等のデータが、仮想ディレクトリ
エントリ452に比べて追加されている。この追加され
たデータは仮想ファイル450と物理ファイル451と
の関連を物理ファイル451側から確認するために記録
してある。チェックして関連が低ければOSは書き込み
を許可しない。また、項目7の属性458には仮想ファ
イル450に関係しない通常の書き込みを禁止するた
め、MSDOMの場合”01H”なる再生専用コードが
記録されている。従って記録は原則的にできない。仮想
ファイル450にデータを記録する場合、パソコンの入
出力制御システムには、仮想ファイル450のCDRO
MID469と変更的副460等の情報が送られる。こ
のデータが、副ファイルリンクデータ467と一致する
子ことをチェックしてOKなら物理ファイル451への
記録をカーネル部のIOSYSが書き込みを許可し、記
録が実行される。”File A”にデータを追加する
場合、物理ファイル451のディレクトリ463をみ
て、FAT466の内容を例えばFAT466aのよう
に追記して、新たなデータ領域に”File A”の追
加データを物理的に記録する。この場合ファイルサイズ
が記録前に比べて大きくなるため物理ファイルと仮想フ
ァイルの仮想ディレクトリエントリとディレクトリエン
トリ467の各々のファイルサイズ462のデータを例
えば”5600KB”と書き換える。

【0366】こうして仮想ファイル450に対応する物
理ファイル451のデータの記録再生ができる。この仮
想ファイル450が実現する作業は全てOS、入出力O
S、ネットワークOSが行うため、ユーザーからみた場
合あたかもCDROM1aの磁気記録部3に例えば56
00KBの物理ファイルが存在するかのように扱える。

【0367】48B程度の仮想ディレクトリエントリ4
52の1つのデータから仮想ファイル450と数十KB
から数GBの物理ファイル451をリンクさせ、データ
の物理的な記録再生が可能となる。従ってCDROM1
aに付随した本発明の磁気ファイル422の容量が32
KBの小容量しか得られなくても500〜1000ヶの
仮想ディレクトリ452つまり500〜1000本の仮
想ファイル450を仮想的に記録再生することができ
る。1ファイル10MBとすると5GB程度の仮想的な
RAMディスク容量が得られるという著しい効果があ
る。

【0368】では、CDROM用の仮想ファイルを実現
する方法をフローチャートに基づき説明する。まず、図
161の仮想ファイル再生ルーチンフローチャートを用
いて仮想ファイルを再生する方法を述べる。

【0369】ステップ481aおいて、ファイル”X”
を呼ぶ命令を受けたとする。次のステップ481bにお
いて、ディレクトリ情報の内容だけで充分かをチェック
し、Yesなら磁気ファイル422の中の仮想ディレク
トリエントリを読み、ステップ481dにおいて、図1
64(a)の画面表示図の画面495の表示文字496
aに示すようにファイル名又はディレクトリ名、ファイ
ルサイズ、作成日時等のディレクトリ内容だけをパソコ
ンの画面に表示する。

【0370】ここで画面表示の説明をする。図164
(a)において表示文字495b,495cは各々10
MBの静止画ファイル1GBの動画ファイルの記録可能
な仮想ファイル450がドライブAつまりRAM付CD
ROM1aに論理的に存在することを示している。操作
者にはあたかも大容量の記録可能なファイルがあるよう
にみえる。当然再生等用の540MBのCDROMファ
イルも表示文字496dに表示されており、”計4ケの
ファイル”の表示文字496eも表示されている。本実
施例ではパソコンは20GBのハードディスクを備えて
いる。そして、1枚のCDROM1aに対する仮想ディ
スクの仮想ディスク設定容量VMAXは図160のデフ
ォルトの主マシンID474の副ディスクIDの欄に記
録されている。ここで副ディスクIDの物理ファイル容
量もしくは仮想ディスク設定容量のいずれかが仮想ディ
スクの記録できる最大容量である。この値から現在の仮
想ファイルの使用容量を引いたものが残った記録容量で
ある。図164(a)の場合は全容量10GBの仮想フ
ァイルが設定されており、1020MB仮想ファイルを
消費している。10000MB−1020MBとなり、
残り8980MBの容量の仮想ファイル450があるこ
とを画面表示している。表示文字496gのように仮想
ファイルを示す。符号”V”が仮想ファイルについてい
るので他ファイルと区別できる。

【0371】また図165のパソコン画面図と図151
のブロック図に示すように、RAM付CDROM1aの
ドライバをAドライフBドライブに分けるとCDROM
のROM部は表示文字496hのように表示され、CD
ROMのRAM部は表示文字496i,496jのよう
にROMとRAMが別々に表示されるため、操作者が扱
い易いという効果がある。また、マルチタスクの処理の
場合、ROM部とRAM部を独立して同時に読み書きす
ることができるため、処理速度が速くなる効果もある。
さて、図161のフローチャートのステップ481bに
戻る。Noならステップ481eへ進み、現在の使用し
ているマシンIDNoと仮想ディレクトリエントリ45
2に記録されている主マシンID番号454が同一かチ
ェックし、Noならこのパソコンには物理ファイルがな
いためステップ482aへとび、Yesならこのパソコ
ン408の中に物理ファイル451があるためステップ
451fへ進み、物理ファイルのドライブ名を副ディス
クID455より読み込み、ドライブが動作しているか
チェックする。Noならステップ481gで”ドライブ
IDの電源投入”を指示する表示を画面に出し、ステッ
プ481hで該当ドライブが動作したかチェックし、N
oならステップ481iでSTOPし、Yesならステ
ップ481jへ進む。ステップ481jでは副ディスク
ID455のディスクが存在するかチェックし、Noな
らステップ481kへ進み、フロッピーや光ディスク等
の交換媒体かどうかを副ディスクIDの中の交換媒体識
別子をみて判断し、Noならステップ481nで”エラ
ー”表示を画面上に出し、STOPする。Yesならス
テップ481mで副ディスクID455の”ディスク挿
入せよ”の表示を画面に出し、ステップ481jに戻
る。ステップ481jに戻り、Yesならステップ48
1qに進み、副ディスクIDのディスクのディレクトリ
領域465をみて、該当するファイル名456を探す。
ステップ481rであるかみて、Noならステップ48
1pでエラー表示を出す。Yesならステップ481s
で情報の照合を行い、本当に仮想ファイルに対応する物
理ファイルであるか確認する。具体的には仮想ディレク
トリエントリ452とディレクトリエントリ467の中
のデータを照合する。又、CDROMのディスクIDと
ディレクトリエントリ467の中のCDROM側主ディ
スクID469のIDとを照合する。変更時刻やファイ
ルサイズも照合する。属性はチェックしない。ステップ
481tで全ての照合すべき項目が同一かチェックし、
Noならステップ481uでエラー表示し、Yesなら
ステップ481vでディレクトリ領域465の該当ファ
イル”X”の物理データの読み出しを開始する。まず、
FATの開始クラスタ番号”YYY”を待って、ステッ
プ481wでFATの”YYY”に連続するクラスタ番
号を読み出し、ステップ481xでデータ領域の前述の
クラスタ番号の全データのうち、必要なデータを読み出
す。次のステップ481yでファイル”X”の読み出し
は完了し、仮想ファイル450はパソコン408のハー
ドディスクの容量の範囲内で、任意の容量値を得られ
る。

【0372】さて、ステップ481eに戻り、現在のパ
ソコンのハードディスクの中に、仮想ファイルに対応す
る物理ファイルがない時は、ステップ482aにとび、
子の物理ファイルの入った主マシンIDのパソコンとの
接続を開始する。この場合接続ルーチン482はネット
ワークOSが担当する。まず主マシンIDのLANアド
レスを仮想ディレクトリエントリの主マシンIDの項目
から読み出し、ステップ482bで接続プログラムの番
号を読み出し、所定のネットワーク接続プログラムを実
行し、前述のLANアドレスを入力し、接続を試みる。
ステップ482cで接続をチェックし、失敗(No)な
らステップ482dでエラー表示を出し、成功(Ye
s)なら副パソコン408aへ該当ファイル読み出し命
令をLAN等のネットワークを介して送信する。

【0373】ステップ482gからは副パソコン408
aのOS作業となる。まず、主パソコンよりFile”
X”の読み出し命令を受けて、物理ファイルの中のデー
タを読み出すが、この作業は前に説明した物理ファイル
データ読み出しサブルーチン483とまったく同じであ
る。このため、ステップ483aでは、このサブルーチ
ン483aではこのサブルーチンを使う。ステップ48
2hでファイルの読み出し完了をチェックし、Yesな
ら該当ファイルのデータをステップ482jへ進み、主
パソコン408へファイル”X”のデータを送信し、ス
テップ482kへ進む。Noならステップ482iに進
み、主パソコンへエラーメッセージを送り、同じくステ
ップ482kへ進む。

【0374】ステップ482kではLANを介して再び
主パソコン480のネットワークOSの接続ルーチン4
82となる。ステップ482kでは、副パソコン408
aからの該当ファイルのデータもしくは、エラーメッセ
ージを受信し、ステップ482mでエラーメッセージか
をチェックする。Yesならステップ482pでエラー
表示を出し、Noならステップ482yへ進み、ファイ
ル読み出し作業を終了する。

【0375】次に図162のフローチャートを開いて、
仮想ファイルの書き換えルーチン485aの手順を説明
する。図166(a)のように画面に表示文字496が
出ている、ステップ485aで使用者が特定ファイル”
x”のデータを書き換える命令を出した場合のステップ
485bでこの特定ファイル”x”の仮想ディレクトリ
エントリ452を読み込み、ステップ485cでこのフ
ァイルに暗唱番号があるかチェックする。Yesならス
テップ486dで図166(a)の表示文字496pの
ように画面に”password?”と表示する。操作
者が表示文字496qに示すように”123456”と
キーボードに入力し、この番号が暗唱番号とチェック
し、Noならステップ485eで”エラー”の表示を画
面に出す。

【0376】Yesならステップ485gに進み、パソ
コンのマシンの中に物理ファイル451があるかチェッ
クする。もし、現在のマシンIDと主マシンID454
と一致するかチェックし、Yesならステップ485h
に進み、Noなら他のパソコンとネットワークで接続す
る接続ルーチン488の中のステップ486aに進む。
Yesなら、物理ファイルデータ書き換えサブルーチン
487のステップ485hに進み、仮想ディレクトリエ
ントリ452の中の副マシンIDのドライブ名を取り出
し、このドライブ名のドライブがパソコンの中に存在す
るかチェックする。”No”なら図166(b)のよう
にステップ485iの”ドライブ電源を入れて下さい”
との表示文字496rを画面に出し、ステップ485i
で該当ドライブの有無をチェックし、”No”ならステ
ップ485jに進み、画面に”エラー”表示文字456
sを出す。Yesなら同じくステップ485kへ進む。
ステップ485kで、次にドライバの中副ディスクID
455と同じID番号のディスクがあるかチェックす
る。Noならステップ485mにとび、交換媒体属性を
チェックし、Yesならステップ485nで図166
(d)のように”交換媒体ディスクxxを入れて下さ
い”と表示し、ステップ485kへ戻る。Noならステ
ップ485jへとび”エラー”の表示をする。

【0377】さて、ステップ485kがYesの場合、
副ディスクIDのディスクの中のディレクトリ領域46
5を読み、該当ファイル名456を探しチェックする。
Noなら、ステップ485jへとびエラー表示をする。
Yesなら、ステップ485rへ進み、この物理ファイ
ルが仮想ファイルの本当の物理ファイルかを照合する。
具体的には、仮想ディレクトリエントリ452の内容と
ディレクトリエントリ467の属性データ以外の、デー
タを同一かどうかチェックする。特にクライアント側の
CDROMのディスクIDとサーバー側のディスクエン
トリに入っているCDROM側主ディスクID469と
を照合する。

【0378】ステップ485sでチェックし、Noなら
ステップ485jへとび”エラー”を表示する。Yes
ならステップ485tへ進み、OS等のシステムがFi
lexのディレクトリエントリの、属性データ”01
H”叉は”02H”等の書き込み禁止クラブを一時的に
消去する。こうすると記憶可能となる。

【0379】CDROMの仮想ファイル以外から、これ
らをファイルをみようと思っても”不可視コード”が入
っているためファイルをみることもできないし、当然修
正もできない。

【0380】こうして仮想ファイルは、該当するCDR
OMからしか修正できないし、みることもできないよう
に保護されている。ステップ485uで物理ファイルの
あるディスクに空き容量があるかチェックし、Noなら
ステップ485jのエラー表示を行い、Yesなら、ス
テップ485vに進み、ディレクトリの該当ファイルの
データを読みだし、開始クラスタ番号を得て、ステップ
485wで、FAT領域466からこの開始クラスタ番
号に続く、クラスタ番号を得る。ステップ485xでデ
ータ領域473において該当クラスタ番号の全データ領
域のデータを書き換える。もし、新データが旧データよ
り容量が大きい場合は新しいクラスタにもデータを記録
する。こうして物理ファイル451へデータが実際に記
録される。ステップ485yで完了したかチェックしN
oならステップ485xに戻り、Yesなら、ステップ
485zへ進み、まず物理ファイル451のディレクト
リとFATを書き換える。この時、ディレクトリエント
リ467の属性に”02H”不可視属性(invisi
ble)を再び記録する。こうして図167の副パソコ
ンの画面表示図に示すように物理ファイルの実体が操作
者からみえくなるため、CDROM1aの仮想ファイル
450のOSによる書き換え作業以外の書き換えは原則
的にできなくなる。従ってデータが不当な書き換えから
防止されるという効果がある。前述の暗唱番号を、仮想
ファイル毎に設定することにより、2重にデータが保護
できる。

【0381】そしてステップ486nに進み、ディレク
トリ・エントリ467のデータを磁気ファイルの仮想デ
ィレクトリエントリ452に属性データ以外、転記す
る。こうして両者の内容は日付、時間を含めて全く同じ
内容となるため、今後書き換え時の照合作業により、物
理ファイル451への書き込みが許可されることにな
る。ステップ486pで作業を終了する。

【0382】ここで、ステップ485gに戻り、”N
o”の時、ステップ486aにとび、LANへの接続ル
ーチン488を開始する。まず仮想ディレクトリ・エン
トリ452から物理ファイルのある主マシンIDのLA
Nアドレスを読み出す。ステップ486bでは、図16
8のネットワーク接続図に示すように主マシンIDのL
ANアドレス”A”の副パソコン408aへ現在CDR
OM1aが装着されている主パソコン408のLANア
ドレス”B”からLAN等のネットワークを介して接続
する、プログラムのNoを複数ヶ読みだし、LANアド
レスを入力して次々と接続プログラムを実行させる。ス
テップ486cで接続をチェックしいずれかのプログラ
ムで接続できた場合は、Yesのステップ486eへと
進む。Noの時は、ステップ486dに進みエラー表示
をする。ステップ486eでは副パソコン408aへ物
理ファイル451の書き換え命令と書き換える新データ
を送信する。

【0383】次は、ステップ486fに進み、これから
は主パソコンのOSから副パソコン408aのネットワ
ークOSと入出力制御OSの作業へ変わる。まず、該当
ファイルの書き換え命令と書き換えデータを受信し、次
のステップでは、前述の物理ファィルデータ書き換えサ
ブルーチン487を実行し、ステップ486gでファイ
ルのデータ書き換えに成功したかチェックし、Yesな
らステップ486hに進み、主パソコン408へ書き換
え完了の情報と、物理ファイルのディレクトリ・エント
リ467の最新のデータを主パソコン408にネットワ
ークを介して送信し主パソコン408のネットワークO
Sの作業であるステップ486jにとぶ。ステップ48
6gに戻り、Noの場合はステップ486iにとび、主
パソコン408にエラーメッセージをネットワークを経
由して送信し、主パソコンの作業であるステップ486
jにとぶ。

【0384】主パソコン408のネットワークOSの作
業であるステップ486jでは副パソコン408aから
の物理ファイル451のディレクトリエントリ467の
データもしくはエラーメッセージを受信し、ステップ4
86kでエラーメッセージがなければ、ステップ486
nでこのディレクトリエントリ467の日付等のデータ
に基づきCDROMの磁気ファイルの仮想ファイル45
0の仮想ディレクトリエントリ452を同一となるよう
に書き換え、ステップ486pで書き換え作業を終了す
る。ステップ486kに戻り、エラーメッセージがあれ
ば、486mに進み、画面に”エラー”表示をする。

【0385】こうして図168のネットワーク接続図に
示すようにRAM付きCDROM2aの例えば10GB
の仮想ファイル450は実際には、光ディスク2の磁気
記録層3にはたかだか32KBの物理的なメモリーしか
存在しないが本発明の仮想ディスクの方法を用いること
により、大容量ファイルが論理的に実現できる。

【0386】ある場合は自分の主パソコン408のHD
Dに定義された物理ファイル451であるし、離れた場
所にある副パソコン408aのHDDの物理ファイル4
51のでもよい。

【0387】図220は図168のネットワーク接続図
をディレクトリー構成図で表現したものである。計算機
Aを主マシン408、計算機Bを副マシン408aと定
義し、主マシン408に本発明のハイブリッドメディア
媒体2を挿入した例を示す。CDROMドライブは光R
OM部をFドライブ、磁気記録層をGドライブと定義す
ると、Fドライブのデータは100%全て実際に媒体の
中に実在する実在ROMファイル468で540〜60
0MBのROMである。しかし、Gドライブの磁気記録
部は32KBであり、実在RAMファイル469は32
KBしかない。しかし前述のように仮想RAMファイル
470がOS又はデバイスドライバにより論理的にされ
ており、HDDのCドライブかネットワーク472を介
して他の計算機408aのHDDの中に物理的に定義さ
れた実在RAMファイル471内中に仮想RAMファイ
ル470の実際のデータが記録されている。そして仮想
RAMファイル470の実際のデータ、データA,デー
タB,C,D,E,Fを開ける時のみ、磁気記録層つま
り、主実在RAMファイル469の中の接続テーブル4
73に基づきOSは副実在RAMファイルのデータを読
み出しあたかも仮想RAMファイル470の中に実際の
データが記録されているかの如く、動作する。接続テー
ブル473の中には仮想RAMファイル470中の実際
のデータが記録された実在RAMファイル471のHD
Dが存在する計算機408aのネットワーク上のTCP
/IPアドレスやイーサーネットアドレス等のネットワ
ークアドレス及び接続プロトロル実在RAMファイル4
71のあるドライブ名、ディレクトリー名暗唱番号が記
録されているため、この接続テーブル473に基づき、
ネットワーク472が機能している限り、前述のように
OSは仮想RAMファイル470の実際のデータが入っ
ている副実在RAMファイル471のデータをとり出す
ことができる。

【0388】ユーザーからみた場合、ネットワークが接
続され機能している限り、どの計算機に本発明のハイブ
リッド媒体2をいれても磁気ファイル422の中にはF
ileA,B,C,D,E,Fの中のデータA,B,
C,D,E,Fが記録されているようにみえる。しか
し、実際は磁気記録部に記録されているのはusr1,
usr2等のディレクトリー名とFileA,B,C,
D,E,Fのファイル名、容量、作成日時等のファイル
の属性データつまり、ファイルのディレクトリーエント
リー情報のみが記録されているに過ぎない。ディレクト
リーエントリーデータはMS−DOSの場合、32バイ
トであるため32KBの容量をもつ本発明のハイブリッ
ド記録媒体では約1000個のファイルもしくはディレ
クトリーが実際に記録できる。従来のCD−ROMには
フロッピーが1枚付属しているものが主流である。本発
明の場合、各々の仮想ファイルのデータ容量はフロッピ
ィと同じ1.44MBをデフォルト値に設定してあるた
め、互換性の点で取り扱い易いという効果がある。もち
ろん前述のように10MB,100MBに設定すること
も可能である。この場合、約1000ファイル分つまり
1GB近くのデータが仮想的に32KBの物理RAM容
量しかもたないROM/RAMメディアの中に記録でき
るという大きな効果がある。大容量で低コストのROM
と小容量で低コストのRAMの組み合わせた媒体は経済
的であるが、ユーザーは本発明により、コストを上げな
いで仮想的に大容量RAMをもつ交換媒体を手に入れる
ことができる。この方式は磁気記録層付CD−ROMの
例を用いて説明したが、ROMとRAMをもつ光ディス
クやICカードに用いることもできる。図220と図2
24,図225にはROMとRAMをもつICカードに
仮想RAMファイルを実現した例を示している。ICカ
ードの場合ROMは非常に安くなっているが、不揮発R
AMのコストはフラッシュメモリーの例にみるように数
桁コストが高い。光ディスクも同じである。光ディスク
やICにみるように一般的にROMの価格はRAMの価
格よりも大巾に安い。本発明により、磁気記録層付CD
−ROMのように安いROM部を大容量とし、高いRA
M部を小容量にした媒体を用いても、ネットワークに接
続された機器においてはRAM容量を仮想的に大容量化
できるため、あらゆる交換型RAM媒体の容量を仮想的
に増大させることができる。米国では53%,日本では
13%パソコンはネットワークに接続されており、増加
しつつある。従って本発明は今後到来するネットワーク
時代においては交換型RAM/ROM媒体の容量を仮想
的に飛躍的に増大させるという極めて大きな効果をもた
らす。

【0389】もちろん図225の媒体2yに示すように
交換型のRAM専用媒体の容量も仮想的に増大できるこ
とはいうまでもない。この場合、例えば32KBの容量
しかないICカードでも1000個のファイルを容量に
は制限なく、仮想的に記録再生できるという効果があ
る。

【0390】さて、以上は既にある仮想ファイルの再生
手順と書き替え手順を述べた。図163のフローチャー
トを用いて、仮想ファイルを新規に作成する方法を説明
する。まずステップ491aにおいて図169(a)の
画面表示図に示すように新規ファイル名”x”データフ
ァイルのセーブ命令叉はユーザーIDを使用者が入力し
たとする。OSは磁気ファイル422に空き容量がある
かチェックし、Noならステップ491cでSTOP
し、Yesならステップ491dで、ユーザーIDのデ
フォルトの主マシンID474と副ディスクIDを読み
出し、ステップ491eでデフォルトでよいか図169
(a)に示すように画面表示し、Noならステップ49
1fで変更したデフォルト値を使用者に入力させ、もう
一度確認する。Yesなら、ステップ491gに進み、
仮想ファイルにリンクしたディフォルトの主マシンID
と、現在CDROMが括入されているマシンIDが同一
かチェックする。Noならネットワーク接続サブルーチ
ンのステップ492aへ進み、Yesならファイル新規
登録サブルーチン493のステップ491hに進む。ス
テップ491hではデフォルトのディスクIDのディス
クがあるかチェックし、Noならステップ491iで交
換型ディスクか、データをチェックし、Yesなら図1
69(a)のように”insert disk xx”
と表示し、ステップ491kに戻ると、物理ファイルを
確保するための物理的容量がディスクにあるかチェック
する。Noならステップ491uの”エラー”の表示を
行い、Yesなら次のステップ491mに進み、物理フ
ァイルのデータ領域473の空き領域にクラスタ開始番
号xxからデータを記録し、ステップ491nで完了し
たかチェックしNoならステップ491uのエラー表示
を出し、Yesなら、物理ファイルのFAT領域466
とディレクトリ領域465を記録ファイルに基づき、書
き換える。ステップ491qでは、OSが、物理ファイ
ルの図160のディレクトリ・エントリ467の属性4
58に”02H”等の不可視属性を記録する。”01
H”書き込み禁止を記録してもよい。こうして、この入
力制御OSが、このような仮想ファイルにだけ特別な扱
いをすることによりファイルは仮想ファイルにリンクし
て記録再生されるが、他の手順では記録も再生もできな
くなる。次のステップ491rで主マシンIDや暗唱番
号をディレクトリ・エントリ467に記録する。次のス
テップ491sでは物理ファイル451のディレクトリ
・エントリー467と同じ内容の登録日時、ファイル名
等のユニークな情報を記録媒体2の仮想ディレクトリエ
ントリ452に記録することにより、将来この仮想ファ
イルを書き換える時、物理ファイル451との照合が確
実にでき、誤ってネットワーク上の他のパソコンの中に
ある他の物理ファイル451を書き換えることが防止さ
れる。ステップ491tで新規ファイル作成ルーチンは
完了する。

【0391】さて、接続サブルーチン488のステップ
491gに戻り、Noの時はステップ492aに進み、
仮想ディレクトリ・エントリー452の主マシンのLA
Nアドレスも読み出し、ネットワークを介して主パソコ
ンと接続し、副パソコン408のディスクの中に仮想フ
ァイル450の物理ファイル451をファイル新規登録
サブルーチン493を用いて登録し、結果を主パソコン
へ報告する。このステップ492aからステップ492
jまでのフローは図162の場合と同じであるため省略
する。ステップ492iで新規登録を確認し、ステップ
491sに進み、物理ファイル451のディレクトリエ
ントリ467のデータを記録媒体2の仮想ディレクトリ
エントリ452に記録してステップ491tで新規ファ
イル登録を完了する。

【0392】これまでの実施例では、OSがDOSの場
合の画面表示状態を示したが、図271ではMacOS
やWindowOSのようなウィンドウ表示の場合の表
示動作を説明する。基本的な動作は図164(a)
(b)(c)(d)、図165、図166、図167の
DOSOSの場合と同じであるため、前文と共通する説
明は前文を参照されたい。図271において、まず本発
明のRAMのついたCD−ROM2を挿入した場合、C
D−ROMアイコン570とCD−ROM・RAMアイ
コン571の1組になったアイコンが表示される。これ
はCD−ROMのみのアイコンと形が異なるので区別で
きる。ここでCD−ROM内のディレクトリー568
a、568b、568cを表示するウィンドウ567a
が開き、ディレクトリー568a、568b、568c
が表示される。これまでは従来の動作と変わらない。し
かし本発明では、CD−ROM−RAMアイコン571
が表示されているため、このアイコンをダブルクリック
するとCD−ROM2のRAM部である磁気記録部の中
に実際に記録されているデータが読み出される。そし
て、ウィンドウ567bの中にディレクトリー568
d、568e、568fのデータが磁気記録層等の媒体
のRAM部のマスターファイルから読み出され、画面に
表示される。本発明では、前述のように仮想ファイルの
小容量のマスターファイルは磁気記録部に、大容量のス
レーブファイルは不可視化されてHDDの中に、それぞ
れ分割されて記録されている。この時、ウィンドウ56
7bには上記のRAM部の32KBの実体の容量表示5
76が表示されると同時に、HDD571の中に上述の
マスターファイルのスレーブファイルとして物理的に割
り当てられた実際のファイルの容量を示す“7.6G
B”の仮想容量表示577が表示される。図271にお
いては、RAM部の実体データが読み出される。つまり
図160で説明した物理ファイル422のデータ、実際
にCD−ROM2の磁気記録部に記録されたデータのみ
が読み出され、仮想ファイル450の中のデータ、つま
りHDDの中の物理ファイル451はこの段階では読み
出されない。こうして、例えば32KBのRAM部しか
もたない本発明のCD−ROM2においてもRAM容量
があたかも7.6GBに拡大されたように使用者には見
える。この場合、図271に示すように、CD−ROM
2のROM部のアイコン570とRAM部のアイコン5
71が、別々にクリックできるため、独立してオープン
できるという効果がある。

【0393】次に、図272ではCD−ROM2のアイ
コン570をマウスでダブルクリックすると、ROM部
とRAM部のウィンドウが一体化されて、複合化された
ウィンドウ576a、576bが同時に開く。ROM部
のウィンドウ567aではCD−ROM2のROM部の
640KBの実際に媒体2の中に存在する実体ファイル
の実体容量表示が表示される。一方RAM部のウィンド
ウ567bでは実際に媒体2の中に存在しない7.6G
Bの仮想ファイルのスレーブファイルの仮想容量表示5
77aと32KBの媒体2の中に存在するマスターファ
イルの実体ファイル表示576aの双方が表示される。
図272の場合、2つのウインドウが一体化されている
ためアイコン570を1回ダブルクリックするだけで媒
体2のROMとRAMのディレクトリーやファイルが1
組のウインドウで表示されるため操作者のキー入力が減
るという効果がある。ここで、さらにフォルダー568
aを開くと矢印51aに示すようにフォルダー568a
のウインドウ567cが開きCD−ROMの媒体中に記
録されているファイル569aが表示される。

【0394】一方、RAM部のウインドウ567bの中
に表示されているフォルダー568cは媒体2中の実体
のマスターファイルを読み出すことにより表示できる。
このアイコンをダブルクリックすると矢印51bに示す
ようにフォルダーAのウインドウ576dが開き、ファ
イル569b,569c,569dのアイコンが表示さ
れる。この操作までのファイル情報とディレクトリー情
報は媒体2の磁気記録部のような小容量のRAM部に記
録されている。従ってハードディスク572aの中に記
録されている仮想ファイルの実際の物理ファイルつまり
スレーブファイルであるフォルダー574やファイル5
73を読み出す必要はない。操作者はあたかもCD−R
OM2のRAM部の容量が7.6GBや520MBある
ように操作できる。この場合、仮想ファイルの実体ファ
イルのフォルダー574とファイル573はInvis
ible Fileとして画面上に表示されない。従っ
て操作者が仮想ファイルとリンクしているCD−ROM
2が装着されていない時に、実体ファイルを書き換えた
り、消したりする誤操作を防ぐことができる。ここまで
は媒体2の中の実体のマスターファイルを開いたに過ぎ
ない。

【0395】次に図272に示す仮想ファイルのファイ
ル569の中のプログラムを開く場合を図273を用い
て説明する。使用者がファイル569を開くと、点線の
矢印51cのようにファイル569の中の520MBの
大容量のファイル“FileX”が実在し、開いたよう
に見える。しかし、実際のスレーブファイルHDD57
1の中に存在し、かつ画面では見えないInvisib
leフォルダー574aの中のInvisibleフォ
ルダー574cの中のInvisibleファイル57
3bが、矢印51dのように前述のOSにより開かれ
る。DTP等の大容量ファイルがROM部に記録された
プログラムとともに開かれる。例えばそして表示575
のように、あたかもRAM部の容量が520MBあるよ
うに動作する。

【0396】この場合、仮想ファイルとリンクしている
マスターファイルの記録されたCD−ROM・RAM媒
体2を紛失した場合、スレーブファイルであるInvi
sibleファイル573bを消すことができなくな
る。従って知らない間にHDD574の空き容量が次第
に減ってくるという課題が将来発生することが考えられ
る。これを避けるためには、プルダウンメニューから
“スれーぶファイルの可視化”を選ぶと、スレーブファ
イルを可視化するウィンドウ567fが表示される。こ
のウィンドウ567fのパスワード入力部578aに正
しいpasswardを入力すると、矢印51gのよう
にpasswordに対応したInvisibleファ
イル573bが可視化される。次にプルダウンメニュー
から、“Erase Virtual File”を選
択すると、ファイル消去ウィンドウ567fが表示され
る。このウィンドウ567fのFile名をファイル名
入力部579にファイル名を入力し、パスワード入力部
578bにそのファイルに対応したパスワードを入力す
ると、その消したいInvisible File57
3の物理ファイルをHDD571の中から消すことがで
きる。こうしてHDD571の中の仮想マスターファイ
ルのスレーブファイルの中で不要なファイルを消すこと
ができる。このためリンクするHDDの中のスレーブフ
ァイルの整理ができ、効率的に使うことができる。又、
スレーブファイルはパスワードで保護されているため、
マスターファイルのパスワードを入力した操作者以外の
操作者にスレーブファイルを消される心配はない。こう
してCD−ROMのRAM部のマスターファイルに対応
するスレーブファイルは保護される。図273に示した
ネットワークを介して、他のコンピュータBの中のHD
D571aの中に仮想のマスターファイルの実体のスレ
ーブファイル部を設定した場合も、同様にしてパスワー
ドにより、表示や消去がプロテクトされる。

【0397】ここで図274のフローチャートを用い
て、MacOSやウィンドウズOSのウィンドウに仮想
ファイルを表示する方法を述べる。ステップ566aで
CD−ROMがインサートされ、ステップ566bでC
D−ROM/RAM2のアイコンが表示される。ステッ
プ566cで第1情報のディレクトリーもしくはフォル
ダを開く場合は、ステップ566dで、図271のよう
にCD−ROM/RAMのROM部の第1情報のディレ
クトリーを示すウィンドウ567aを開く。ステップ5
66eで、第2情報のディレクトリーを開く場合はステ
ップ566fでCD−ROM/RAMのRAM部のディ
レクトリー568dを開く。そして、ステップ566g
でROM部のマスターファイルに記録されている仮想フ
ァイル“File X”の仮想容量表示576、実体容
量表示577、実体のスレーブファイルの入っているパ
ソコンのホームマシンネーム、ホームアドレス、ドライ
ブ名、ディレクトリ名をファイル属性表示ウィンドウ5
67に表示する。この時点では仮想ファイルのマスター
ファイルを開くだけでよく図273のHDD571や5
71aの中のスレーブファイルを開く必要はない。ステ
ップ566kにおいて第2情報の仮想ファイルの中のス
レーブファイルを開く場合は、ステップ566iに進
み、ホームマシンID番号と現在操作中のコンピュータ
ーAのID番号が“一致”した場合は、ステップ566
jへ進む。この場合、ホームHDDはコンピューターA
に直接接続されているため、ネットワークと接続する必
要はない。ステップ566iで“一致”しない場合はス
テップ566pへ進む。ステップ566pでは図273
に示すようにCD−ROMが接続されているコンピュー
タAとは別のコンピューターBがスレーブファイルが記
録されているホームマシンであるためまずネットワーク
に接続する必要がある。このため、まずネットワークが
接続されているかどうかをチェックし、N0の時はステ
ップ566mへ進む。ステップ566mにおいて、図2
73に示す表示部16に表示されたネットワーク状態表
示ウインドウ507hに示すように、”Network
is notconnected”と表示し、再びス
テップ566pに戻る.Yesの時はステップ566m
へ進みネットワークを介して、ホームマシンと接続し、
ステップ566jに進む。ステップ566jにおいて
は、CD−R0M媒体2と仮想ファイルの実体のスレー
ブファイルがリンクされている。従ってCDーR0Mの
仮想ファイルに対応するホームマシンのホームドライブ
のHDD571のホームデイレクトリ574の物理的に
存在するスレーブファイルのInvisibleファイ
ル573が開く。ステップ566kでは図273に示す
ように、例えば520MBの容量の”FileX”が開
き、CDーR0M部に記録されているDTP等のプログ
ラムが起動する。

【0398】本発明の0Sではこのように動作するた
め、一つのCDーR0M2の中に大容量R0M部のソフ
トと32KB程度の極小容量のRAM部をもつ媒体を使
用した場合このRAM部の容量は数GB等の大容量に仮
想的に拡大できる。この場合、物理的には、CD−R0
M・RAMが装着されたマシンやネットワークで接続さ
れたホームマシンのホームHDD571の中の実在する
メモリーにスレーブファイルの物理ファイルを記録す
る。媒体のRAM部にはホームHDDのホームマシンの
アドレス等のネットワークを介して接続するための情報
と実在する実体ファイルのデイレクトリーや容量、日付
等の前の実施例で説明したように、1ファイルにつき数
十バイトの最小限の情報を記録すればよい。従ってCD
−R0M・RAMのRAM部の物理容量は小容量でよ
い。ウインドウに図271、図272、図273のよう
に表示することにより仮想ファイルの実在ファイル57
3はInvisibleファイルになっておりウインド
ウに全く表示されない。このため操作者にはCD−R0
M2のRAM部のアイコン571しかみえない。従っ
て、あたかも、RAM部のアイコン571の中に数百M
Bや数GBのファイルが記録されているように操作者に
は見える。つまり実際32KBのRAMが数GBの大容
量RAMのように扱えるという効果がある。また、スレ
ーブの物理ファイルの方がパスワードによりプロテクト
され消去不能であり、かつInvisibleであるた
め、他の操作者が誤って物理ファイルを消すという誤操
作も防止できる。しかし、どうしても仮想ファイルに対
応する物理ファイルを元のCD−R0M・RAMなしで
表示させたり消去したい時は可視化ウインドウ567f
のような表示が出る。ここでパスワードを入力すること
によりInvisibleファイルをVisibleフ
ァイルにすることができる。

【0399】次に本発明の方式では仮想ファイルを新設
する時にウインドウ567が表示され、このウィンドウ
の中にホームマシン名とファイル名とパスワードの入力
することにより、仮想ファイルを設定できる。物理ファ
イルを消す時はウインドウ567gのよう表示されるの
で、このウィンドウの中にファイル名とパスワードを入
力することにより、マスターのCD−R0M・RAM2
なしでも物理ファイルを消すことができる。マスターC
D−ROM・RAM2を紛失しても仮想ファイルの物理
ファイルつまりスレーブ(slave)ファイルを消せ
る。このようにして本発明ではHDD571の中の仮想
ファイルの中の実体ファイル573つまりスレーブファ
イルを整理できる。

【0400】以上のようにウインドウやMas0Sのよ
うにCD−R0Mドライバーソフトが入っている0Sで
CD−R0M・RAMを使う時、本発明のCD−R0
M.RAM用の仮想ファイルを使用することにより、C
D−R0MのRAM部の容量が仮想的にほぼ無制限に拡
大できる。従って低コストの本発明のCD−R0M・R
AM媒体2と本発明の仮想ファイルの双方を用いること
により従来の高価なパーシャルR0M型の光デイスクと
同等もしくは同等以上の効果が得られる。小容量RAM
としてCD−R0M・RAM媒体2の例を用いたがRO
M付ICカードのRAM部やパーシャルR0M型光デイ
スクのように、R0Mをもつ交換媒体のRAM部に仮想
ファイルを設定することにより同様の効果があるが、説
明は前の実施例を参照されたい。

【0401】次に記録媒体2について述べる。このよう
にディレクトリ情報を磁気記録層に記録する場合、この
データが破壊されると仮想ファイルが壊れてしまう。従
って、CDROM等に応用する場合は図171に示すよ
うに同一の仮想ディレクトリエントリを2個所もしくは
3個所、物理的に離れた場所に記録する。CD等のディ
スク特有の円周傷から守るため別のトラック67x,6
7y,67zに記録する。また半径方向の傷から守るた
め、角度の異なるθx,θy,θzの角度上と仮想ディ
レクトリエントリ452x,452y,452zを配置
することによりディレクトリ情報の破壊が防げるという
効果がある。

【0402】近年のパソコンは10年間に1000倍近
くHDDの価格/容量が下がったこともあり、数〜数十
GB程度の容量をもつものが、増えつつある。この点に
着目すると、容量に充分余裕のあるHDDの容量を利用
して、物理ファイルをシステムが定義し、本発明の8〜
32KBの小容量RAMのついた光ディスク2のRAM
領域に大容量の仮想ファイルを論理的に定義することに
より、あたかも光RAM付ROMディスクが数MBから
数GBの大容量記録型メモリーをもつように使用者が扱
える。このような著しい効果がある。また近年のビジネ
ス用パソコンではほぼ100%が、何らかのLANネッ
トワークに接続されている。叉近年のパソコンのOSも
ネットワーク機能をもっている。従って、光ディスク2
を挿入した主パソコン408にたまたま仮想ファイル4
50に対応するサーバー側の物理ファイル451がなく
ても、図168に示すようにこのネットワークを経由し
て、自動的に副パソコン408aの物理ファイル451
aをアクセスしてデータの記録もしくは再生を行う方式
を本実施例では明らかにしている。この方式により、ど
のパソコンに本発明の光記録媒体2を挿入しても仮想フ
ァイルの物理ファイルにアクセスできると言う著しい効
果がある。これらの方法をネットワークOSや出力制御
OSに組み込む実施例を示しているが、アプリケーショ
ンプログラムで実現することもできる。

【0403】以上のようにして、光記録面をもつ記録媒
体2の裏側に、磁気記録層3を設けることにより、光磁
気記録のようになRAM型記録再生装置では磁界変調型
の光磁気記録の記録再生装置の磁界変調間の磁界ヘッド
を共用して、部品点数とコストを殆ど上げることなく、
記録媒体に設けた独立したチャンネルの情報の磁気記録
を行なうことができる。この場合、磁気ヘッド用スライ
ダートラッキング機構をもともともつため、記録再生装
置側のコスト上昇は殆どない。従って、ほぼ同一価格で
光記録と独立した磁気記録再生機能を追加できるという
効果がある。

【0404】又、この記録された記録媒体を音楽用CD
やHDやゲーム用CDROMやMDROMに適用し、裏
面に磁気記録トラックを設けたものを図17のブロック
図に示すROM型の記録再生装置1により再生させるこ
とにより、再生時、前回使用時の状況に復帰できるなど
の著しい効果が得られる。また、実施例1で説明したよ
うにTOC領域の1トラックだけに記録を限定した場合
でも、ギャップ巾を200μmとした場合、数百bit
記録できる。この容量は現行の不輝発メモリー付ゲーム
用IC−ROMの用途に要求される要求をみたす。TO
C領域の1トラックに限定した場合、磁気トラックのア
クセス手段が不要となるため、システムが簡単になる。

【0405】又、光記録の再生専用型の記録再生装置に
おいては、記録媒体に対して光ヘッドとの対向する反対
側に磁気ヘッド部等を設ける必要があるが、この部品は
光磁気記録の磁界変調用ヘッドと共用できるため量産効
果により価格を下げられる。又、もともと、低密度用の
磁気記録用部品光記録部品に比べると格段にコストが安
いため、価格上昇分は少ない。光ヘッドとその反対側に
ある磁気ヘッドを機械的に連動させるためトラッキング
機構の追加はない。従ってコスト上昇は少ない。

【0406】RAM型、ROM型の記録媒体の表面の光
記録層に刻まれているアドレス情報、もしくは、時間情
報により、光ヘッドのトラッキングを行なうことによ
り、トラッキング精度は高くないものの、ディスク上の
任意の位置に磁気ヘッドをトラッキング制御することが
できる。このことにより、リニアセンサーやフロッピー
ディスクにみられるリニアアクチュエータといった民生
用途としては、高価な部品を一切追加しなくてもよいと
いう効果が得られる。

【0407】従来の磁界変調型の光磁気記録媒体の裏面
の保護層はバインダーと潤滑剤からスピンコートにより
製造される。本発明の場合、この同一工程で、この材料
に磁性材料を加え、スピンコートするだけで、よく製造
工程も増加しない。このコスト上昇分は全体コストから
みると無視できるオーダーである。従って、殆どコスト
上昇なく、磁気記録機能という新たな価値が追加され
る。

【0408】以上のように本発明では磁気チャンネルが
殆んどコストの上昇なしに追加できるため、従来のRO
M型光ディスクやROM専用プレーヤーにRAM機能を
付加できる。

【0409】またDCCやVHS等のオーディオカセッ
ト、ビデオカセットのラベル部に本発明の高Hcの磁気
シートを貼り、カセットローディング時に上記磁気シー
ト上に記録されたデータを磁気ヘッド8により読みと
り、マイコンのICメモリーに蓄積し、磁気シート上の
データ更新が必要な場合はカセットが挿入されている間
にICメモリーの内容のみを更新し、カセット取り出し
時にICメモリーの蓄積データのうち更新したデータの
みをカセットの出口に設けた固定された磁気ヘッドによ
り上記磁気シートの磁気記録層のデータを書き換えるこ
とにより、カセットテープのアドレスやTOC等のイン
デックス情報がカセットにテープと独立して記録できる
ため、カセットテープ内の情報検索が瞬時にできるとい
う効果がある。

【0410】又、図180の構成でディスプレイ44a
とキーパッド450が接続されたビデオゲーム機におい
て本発明を用い、磁気記録層3に不正コピー識別信号が
記録されてないと再生しないようにすると不正コピーさ
れたCDを排除できるという効果がある。当然ゲーム途
中結果や得点や使用者名や環境設定データ等のデータを
磁気記録層3に記録再生できるため、使用者は電源を切
っても別の機械を使っても次の使用時、前回のゲームの
途中からゲームを再開できるという効果がある。磁気記
録層3は図180ではCDの印刷面側に設けてあるが前
述のように透明基板側に設けてもよい。この場合、小型
化できるという効果がある。

【0411】(実施例23)図181は第23の実施例
のブロック図を示す。

【0412】実施例23は簡単な構成の記録再生装置に
関して述べる。一般的には、上ブタを開けてCD等の記
録媒体を出し入れする方式のCDプレーヤは構成が簡単
であるため部品点数が少ない。この方式の場合、図18
2(a)(b)の上面図と図183(a)〜(e)の横
断面図に示すように、上ブタ389の開閉に応じて、上
ブタ389を閉めた時のみ、磁気ヘッドをCD上に移動
させ、CDの装着を容易にしている。図182(a)に
おいては上ブタ389は“開”状態になっている。この
時CD2は入っていない。磁気ヘッド8があるとCD2
を装着できないだけでなく、無理をして装着すると磁気
ヘッド8が破壊される。そこで、上ブタ“開”時は、磁
気ヘッド8がCD2の外側に設けた磁気ヘッド保護部5
01の下に退避されている。

【0413】次にCD2を装着して上ブタ“閉”時は磁
気ヘッド8とそのサスペンション部は上ブタ389に連
動して矢印51方向に進み、CD2の上に移動する。

【0414】この手順を、図183を用いて説明する。
図183(a)において、上ブタ389が矢印51a方
向に閉まるとフタ回転軸393,393aが回転し、ヘ
ッド退避器502が矢印51b方向に移動し、連結され
た磁気ヘッド8は矢印51c方向に移動する。こうして
図183(b)に示すように磁気ヘッド8とスライダ4
1とサスペンション41aはCD等の記録媒体2上に移
動する。

【0415】次に磁気ヘッド8の昇降について図183
(c)(d)(e)を用いて述べる。図183(c)の
ように光ヘッド6がTOC等の最内周トラック65aを
再生し、図184に示すようにメディア識別子504を
読み、メディアに磁気トラック67があるか判断し、Y
esなら図183(d)に示すように最内周トラックよ
り内側に光ヘッド6を移動すると、ヘッド昇降リンク5
03によりヘッド昇降器505が押され、磁気ヘッド8
が最外周の磁気トラック67aにコンタクトし、磁気記
録信号を記録もしくは再生する。

【0416】この場合、回転サーボの制御法には図18
5(a)に示すように、サーボ信号領域505を設けて
ある。製造時に図185(b)のように高Hc部を塗布
し、図185(c)のように工場等でフォーマットし、
サーボ信号,セクタ情報,一枚一枚のメディア毎にユニ
ークなメディア固有番号506を同期信号領域507に
2750〜4000Oe等の強力なHcをもつ磁性材料
でも記録できる磁気ヘッドを用いて、工場もしくは専用
機で記録してある。次に図185(d)に示すようにや
やHcの低い1600〜2750Oeの一般のやや低い
Hcの磁性部402を塗布する。その上に図185
(e)に示す保護層50を塗布する。

【0417】この方法では、最終メディアの高Hc部は
ただでさえも磁気記録が困難であるのに磁性部402と
保護層50が上にあるため、スペースロスのため、書き
換えることができなくなる。従って、同期信号領域50
7に記録されたメディア固有番号506は書き換えでき
ず、前述の不正複製防止機能が破られることがないとい
う効果がある。

【0418】またサーボ信号505やアドレス信号は、
通常市販されている記録再生装置では記録再生が当然で
きないだけでなく、誤って記録しても、減磁することも
ない。このため、いかなる使用条件においても工場出荷
後は同期信号領域のデータはほぼ完全に保護されるた
め、安定な記録が実現するという効果がある。

【0419】さて、ここで図183(d)の回転サーボ
の説明に戻る。CD2の最内周の内側部に光記録部分が
設けてあれば、光トラックの同期信号で、CLVのモー
ターの通常の回転制御を行うことにより、モーターの回
転数は一定になり、磁気記録再生ができる。

【0420】しかし、CDの規格に沿って最内周の内側
部に光記録部がない時は図185(a)で説明した同期
信号領域507のサーボ信号505を磁気ヘッド8が再
生し、図181の回転サーボ信号再生部30cにより回
転サーボ信号が再生され、モータ駆動回路26に送ら
れ、モーターが一定の回転数に制御される。こうして安
定して図185の磁気トラック67aのデータ記録領域
508,508aのうち記録再生が必要なセクタに、デ
ータが記録再生される。

【0421】次に記録再生が完了すると図183(e)
のように光ヘッド6が外周部に移動することにより、ヘ
ッド昇降リンク503は元の位置に戻り、磁気ヘッド8
は矢印51eの上方向に移動し、磁気トラック67aか
ら離れ、摩耗を防ぐ。このようにトラバースモーター2
3により、磁気ヘッド8の昇降ができるため、ヘッド昇
降アクチュエーターを別に設けなくてもよく、部品点数
を削減できるという効果がある。

【0422】また、図186(c)(d)(e)に示す
ように、図186(d)に示すように光ヘッド6をトラ
バースモーター23により、最外周の外側に強制的に移
動させ、ヘッド昇降リンク503を矢印51a方向に移
動させるため、磁気ヘッド8を矢印51b方向に下げ、
磁気トラック67aと接触し、磁気信号の記録再生がで
きる。この時、光ヘッド6の磁気ノイズが妨害になる場
合は、光ヘッドアクチュエーター18の動作を停止させ
る。また、動作を停止させた場合やメディアにより光ト
ラックの信号再生できない場合は光ヘッドの駆動電流を
停止させるとともに、図185(a)に示した磁気トラ
ックのサーボ信号505より図181の回転サーボ信号
再生部30cにより再生し、回転サーボをかける。この
ことにより、光再生と磁気再生が時間的に分離できる。
従って、光ヘッドからのノイズの磁気再生への影響がな
くなるため、エラーレートの少ない磁気再生ができると
いう効果が加わる。

【0423】実施例23の方式は複数の磁気トラック方
式にも1トラックにも用いることができるが、前の別の
実施例で述べたように1トラック方式の場合、ヘッドの
アクセスが不要となるため、装置の構成が簡単になると
いう効果がある。また、最外周の1トラックの場合、容
量が大きくなる効果がある。

【0424】なお、図1等を用いて説明した多トラック
方式の実施例において、磁気再生時に、光ヘッド6から
磁気ヘッド8への磁気ノイズが図116に示すように発
生し、エラーレートを上げる。この場合、既述したが、
図187に示すようにセクタに同期信号領域507を設
け、磁気サーボ信号505を工場もしくはフォーマッタ
ーで記録したメディアを用いることにより、磁気再生時
に光信号によるサーボから磁気信号によるサーボに切り
かえて光ヘッド6の駆動電流を止めることができる。こ
のため、光ヘッドからのノイズを遮断できるという効果
がある。

【0425】次に、磁気サーボ信号を使用しないで光サ
ーボ信号で回転サーボをかける方法を図188(a)〜
(f)の横断面図を用いて述べる。

【0426】図188(a)はt=0の状態を示す。光
ヘッド6はTOCトラック65aの外周トラックにあ
る。図188(b)のt=t1において、光ヘッド6は
TOCトラック65aを読み、メディア識別子504が
図184の(c)に示すようにTOCのサブコードや図
184(b)の音声トラックのサブコード部や図184
(a)のCDROMの第1トラックの中から探し出す。
この時、光ヘッド6によりヘッド昇降リンク503は点
線Aから点線Bの位置へ移動するため、機械遅延器50
9のスイッチ511はONになる。しかし、遅延時間t
Dに達するまで、ヘッド昇降リンク503aは動作しな
い。そして、t=t2の図184(c)にTOCのデー
タの再生を完了する。この時間は数分の1秒であるため
遅延時間tD>t2に設定すると、磁気ヘッド8は下へお
りない。メディア識別子がない時、つまりOFF時はt
D>t3となる。t=t3の図188(d)において、光
ヘッド6は矢印51d方向に移動し、ヘッド昇降リンク
503はスイッチ511を押すのを中止するため、ヘッ
ドは降りない。

【0427】メディア識別子がある時は、磁気トラック
67aが必ずある。つまり、ON時はt4>tDなるt=
4においては図188(e)に示すようにスイッチ5
11は設定遅延時間のtD以上押されるため、機械遅延
器509の出力は作動し、ヘッド昇降リンク503aは
矢印51e方向に、磁気ヘッド8のサスペンションを含
む支持部を押し下げ、磁気ヘッドは磁気トラック67a
にコンタクトする。この時、光ヘッド6はTOC等の光
トラック65aを再生しているため、光サーボ信号が再
生され、この光サーボ信号により、モーター17はCL
Vで一定の回転数で回転する。従って、磁気信号が、光
再生信号の同期信号と同期して再生される。この場合、
磁気再生と光再生信号で回転サーボをかけることが同時
にできるため、別に回転サーボの構成を追加しなくても
よく、メディアと装置の構成が簡単になるという効果が
ある。この場合、図181から回転サーボ信号再生部3
0cを省略できる。

【0428】磁気信号の再生もしくは記録が完了した時
点で、図181のシステム制御部10はトラバース移動
回路24aに信号を送り、光ヘッド6を矢印51f方向
に移動させると、機械遅延器509のスイッチ511は
解放され、tDより短い遅延時間tDS経過後のt=t5
おいて図188(f)に示すように、ヘッド昇降リンク
503aは矢印51gの上方向に上がり、磁気ヘッド8
は上がり、磁気トラック67aとの接触から解放され
る。こうして、より簡単な構成で磁気ヘッドの昇降がで
き、光再生と磁気再生が同時にできる。

【0429】また、図185に示したように、複数の磁
気トラック67を用いる場合、図189(a)のメディ
アの横断面図に示すように、まず、磁気ヘッド8のトラ
ック巾TWHを磁気トラック67aの巾TWよりも、偏芯
量の分だけ大きくとる。このことにより、記録用のヘッ
ドと再生用のヘッドを共用することができるという効果
がある。これはTWH>>TWにすることにより、磁気ト
ラック67aの全トラック中に記録できるため前回の記
録部が全く残らないからである。複数のトラックを図1
89(a)のように磁気層を分離して設けることによ
り、記録・再生ヘッドが共用できる。

【0430】さて、複数トラック方式の場合、トラック
ピッチTPの設定が重要となる。CD規格の場合、光ト
ラック65の位置とCDの円中心とは±0.2mm半径
方向の誤差△rが許容されている。理想的な条件なら、
図189(a)のように特定の光トラック65aの裏側
に磁気トラック67aが配置されており、光アドレスに
よる磁気トラックのアクセスが正確にできる。しかし、
現実には最悪条件で図189(b)のように+△rだけ
光トラック65aと磁気トラック67aがずれている場
合や、逆方向の最悪条件で図189(c)のように−△
rだけ光トラック65aと磁気トラック67aがずれて
いる場合の2つの状態が考えられる。隣の磁気トラック
67bを磁気ヘッド8が誤ってアクセスしないために
は、 r−△r−TWH/2>r+△r+TWH/2−TP を満たす必要があり、 TP>2△r+TWH となる。

【0431】CDの場合、△r=0.2mmであるから TP>0.4mm つまり、トラックピッチを0.4mm以上広く設定する
必要がある。

【0432】先述の図187(a),図189(a)の
ように磁気層を分離し、単一の磁気ヘッドを用い磁気サ
ーボ信号を記録することにより、システムは図190に
示すように、簡単な構成になるという効果がある。

【0433】また、本実施例の図183(c)(d)
(e)で説明したトラバースモーター23を用いて、磁
気ヘッド8を昇降させる方法は図191の横断面図に示
すように光ヘッド6と磁気ヘッド8がメディアに対して
同一面側にある場合でも適用できる。図191(c)の
TOCトラック67a状態から識別子を判別した場合、
図191(d)の状態へ光ヘッド6が矢印51a方向に
移動し、ヘッド昇降リンク503が同一方向へ移動し、
矢印51b方向へ磁気ヘッド8をもち上げて、光記録面
側の外周部に設けた磁気トラック67aにコンタクト
し、磁気記録/再生を行う。この時、光ヘッドは内周部
に設けた光トラックにより、光サーボ信号を再生し回転
サーボをかけるか、磁気トラック67a上に予め設けら
れた磁気サーボ信号で回転サーボをかけて低速回転をす
る。

【0434】磁気記録完了後、光ヘッド6は、図191
(e)に示すように外周部に移動し、磁気ヘッド8は下
がり、コンタクトから解放される。

【0435】又、図192(c)から(d)に示すよう
に光ヘッド6が最外周部の外側へ矢印51aへ移動する
ことにより、磁気ヘッド8を矢印51bにもち上げて磁
気トラック67aにコンタクトさせることもできる。図
186とほぼ同じ動作をするため、説明は省略する。

【0436】以上のように磁気記録トラック67aを光
記録面側の外周部に設けることにより、磁気ヘッド8を
光ヘッド6と同じ側に設けても、トラバースモーター2
3で磁気ヘッド8を昇降でき、部品点数を削減できる。
上ブタ方式のCDプレーヤー等にこの同一面方式を用い
る場合、図193(a)に示すように、上ブタ389が
開いて、CD2が装着されていない場合、磁気ヘッド8
とサスペンション41aが外部に露出してしまう。これ
らは光ピック6と違い手で触ると、壊れてしまう。これ
を避けるため、上ブタ389がopenの時磁気ヘッド
シャッター512が磁気ヘッド8の上部をおおってい
る。そして、CD2を装着して上ブタ389を閉める
時、この磁気ヘッドシャッタ512が矢印51a方向に
移動して、磁気ヘッド8を露出させる。この動作を図1
91(a)の横断面図を用いて説明すると上ブタ389
が矢印51方向に閉まるに従い、フタ回転軸393が矢
印51d方向に回転し、磁気ヘッドシャッター512が
矢印51e方向に移動し、図191(b)に示すように
磁気ヘッド窓513が開き、磁気ヘッド8の昇降が可能
となる。図192(a)(b)の場合も同様である。磁
気ヘッドシャッター512を設けることにより、外力に
弱い磁気ヘッド8とサスペンション41aを操作者の指
等による、不用意な破壊を確実に防止できるという効果
がある。

【0437】次に、図193(a)(b)の上面図に示
したように磁気ヘッド8と光ヘッド6のトラバースの位
置が離れている場合は問題ないが、設計上トラバースの
移動範囲に磁気ヘッド8を設ける必要がある場合は、図
194(e)に示すように磁気ヘッド部8にバネ514
を設けて光ヘッド6が最外周光トラック65aを再生す
る時のみ矢印51a方向に磁気ヘッド8が光ヘッド6に
より押されて、外側に退避させることにより、光ヘッド
6のアクセス範囲を確保できるという効果がある。これ
は、特に、磁気記録トラック67aが光記録面側に設け
られていないCD等のメディアを再生する場合に、最外
周光トラックまでアクセスする必要があるため効果があ
る。

【0438】カートリッジ42に入ったMD(Mini
Disk)のROMディスクに磁気トラック67を設
けた場合の実施例を図222(a)〜(f)を用いて説
明する。図222(a)の上面図に示すように、MDの
ROMディスクのカートリッジ42には片側に半径方向
の小さいシャッタ窓302しかないため、磁気ヘッド8
と光ヘッド6の両方を設ける場合、同じ直線514c上
に配置することになる。従って光ヘッド6のトラッキン
グ範囲と磁気ヘッドの位置とは重なる。そして磁気ヘッ
ド8の存在により最外周の光トラック65aを光ヘッド
6をアクセスすることが困難となる。本発明では図22
2(e)に示すように磁気ヘッド8を半径方向に可動構
造とし、バネ514でストッパー514dに押しつけ
て、所定位置に固定している。このため図222(f)
に示すように光ヘッド6が最外周の光トラック65aを
アクセスする時は、磁気ヘッド8aに示すように半径方
向もしくは円周方向の光ヘッド6の移動領域514cか
ら磁気ヘッド8が一時的に退避する。こうして、磁気ヘ
ッド8をシャッタ窓302部の一に配置しても光ヘッド
6は最外周の光トラック65aをアクセスできるという
効果が得られる。なお、光ヘッド6が内周部に戻ると磁
気ヘッド8もバネ514とストッパー514cにより所
定位置に復帰する。また、磁気トラック67は媒体の光
読みとり側の最外周部に1トラックだけ光読みとり側の
面に厚さhをもちながら、設けられている。この厚みが
あるため光記録部に接触しないため及ぼす影響が最小に
なるとともに1トラックで最大の容量が最外周を用いて
るため得られる。この場合予想される磁気ヘッドと光ヘ
ッドの配置の干渉も、本発明の退避方式により回避でき
るため、従来のMDディスクと互換を保ちながら、磁気
記録層付ROMディスクの媒体とシステムが実現できる
という効果が得られる。

【0439】ここで、磁気ヘッドの昇降モーターを光ヘ
ッドのトラバースモーターと兼用させる方法を述べるに
あたり、まず磁気ヘッドの昇降の禁止と解除について述
べる。磁気層のあるROM媒体2には図222(a)に
示すように磁気記録層識別穴313aがある。磁気層が
ない媒体のカートリッジには識別穴313aがないた
め、図222(c)に示すように磁気ヘッド昇降禁止手
段514bが押され磁気ヘッド8は昇降禁止状態にな
る。このため磁気ヘッド8が誤って昇降し、媒体2を傷
つけることが防止されるという効果がある。光ヘッド走
行領域514c方向には可動状態を保つため、光ヘッド
6は最外周光トラック65aをアクセスできる。

【0440】磁気層がある媒体2が装着された場合は、
図222(d)の図に示すように磁気層識別穴313a
があるため磁気ヘッド昇降禁止手段514bが図下方に
押されないため磁気ヘッド8の昇降は制限されない。磁
気ヘッド昇降禁止手段514bのような簡単な機械部品
で磁気ヘッドの昇降の禁止と解除ができるため、識別電
気スイッチや昇降を禁止させるアクチュエーターを省略
できるという効果がある。

【0441】次に磁気ヘッドの昇降方法について述べ
る。光ヘッド6が最内周部以外にある時は、図222
(c)のように磁気ヘッド8はOFF状態にある。しか
し、図222(e)に示すように光ヘッド6が最内周に
移動するとヘッド昇降連結手段51aが、矢印51b方
向に移動し、磁気ヘッド8が矢印51c方向に上がり、
磁気トラック67aと接触する。こうして磁気記録再生
が可能となる。光ヘッド6が最内周部から通常の位置に
戻ると、図222(c)に示すように、磁気ヘッド8は
下がり、磁気トラック67aとの接触は解除される。さ
て、この方式はCDやMDのように最内周にディレクト
リやTOCが記録されているROM媒体にとっては適し
ている。何故なら、本発明の場合、ディスク装着の最初
と終了時の2回だけ磁気記録再生を行えば良いが、C
D,MDの場合、ディスク装着の最初に1回必ずTOC
を数秒間読む。本実施例の場合、この期間に磁気ヘッド
8は磁気トラック67aと接触し、磁気データを再生す
る。TOC領域の光再生を同時に行っているため、回転
サーボもされているし、光同期クロックから分周して磁
気記録の書き込みクロックを得ることができる。こうし
て光ヘッドのトラバースモータ23により、磁気ヘッド
の昇降ができるため、構成が簡単になるという効果が得
られる。ディスク再生作業を終了する時に、磁気トラッ
ク67aのデータを書きかえる必要がある場合は、終了
時に光ヘッド6を再び最内周に移動させると磁気ヘッド
6と磁気トラック67aは接触するため図1のキャッシ
ュメモリー34に蓄えられた磁気トラックのデータは、
磁気トラック67aに転記された後、光ヘッドは元の位
置に戻り、磁気ヘッド8は非接触状態となり、全ての作
業を完了する。

【0442】次に光ヘッドと磁気ヘッドがメディアの異
なる側に配置されている場合、光ヘッド6の設計によっ
ては磁石からの磁界が大きい場合がある。図195は
“SANYO”製のCDROM光ピックアップのCDの
光記録層部の磁界の実測データである。磁気ヘッドがな
い時は400ガウス,磁気ヘッド8が対向してあると8
00ガウスである。従って、メディアのHcが低いと磁
気記録データが消えるおそれがある。対策としては、ま
ず本発明のようにHcを1500エルステッドに上げる
とともに、このような光ヘッドを使う場合は、できるだ
け、磁気ヘッド8を対向させないことである。このため
図196(c)に示すように磁気ヘッド退避リンク51
5をトラバースとリンクして移動させ、光ヘッド6が外
周の光トラック65aをアクセスする時磁気ヘッド8
が、記録媒体2の外側に押しやられるようにすることに
より、磁気ヘッド8による磁束の集中が回避され、磁気
記録データの破壊が防止できるという効果がある。

【0443】このような光ヘッド6からの直流の磁界だ
けでなく、図116に示したような交流の磁気ノイズに
より、図197に示すように光ヘッドアクチュエーター
を含む光ヘッド6からLHだけの距離以上離して磁気ヘ
ッド8を設けることにより、光ヘッド6からの直流、交
流ノイズの妨害を未然に防ぐことができるという効果が
得られる。このLHとしては図116から10mm以上
離すことにより、15dBノイズが下がるため、最低1
0mm以上離す必要があることがわかる。

【0444】次に、1トラック方式の場合、構成が簡単
になるが、最外周のトラックを用いても、CDの場合直
径12cmであり、かつカートリッジがないため高Hc
とスペースロスを考慮すると、数KBしか記録容量が確
保できない。そこで図198(a)に示すようにトラッ
ク67aを3つに分割したマルチトラックヘッド8を用
いると3倍に容量が上がる。CDの偏心を考えると、図
198(b)のようにアジマスヘッド8a,8b,8c
の3つのアジマス角をもつ磁気ヘッド8を用いることに
より、トラック密度を3倍に上げられる。非アジマスヘ
ッドであるとトラックピッチTPは0.4mm+トラッ
ク巾必要であるが、アジマスヘッドであると0.13m
m+トラック巾までつめられる。図198(c)(d)
のように2つのアジマス角のアジマスヘッド8a,8b
を用いると2倍の容量が得られる。

【0445】次にTOC部にメディア識別子を記録する
方法について述べる。図199(a)のメディアの上面
図のTOC部に図199(b)のような光トラック65
a,65b,65c,65dに示すように蛇行させ、ウ
ォブリングさせ信号を記録させることにより、TOC部
に新たな情報を記録できる。図200に示すように光再
生部にウォブリング信号復調器38cを設けることによ
り、このウォブリング信号は再生できる。この方法によ
り、TOCにメディア識別子等の情報を記録できるため
TOCを再生するだけでメディアの識別が可能となるだ
けでなく、曲名やタイトル名もTOCに記録できるとい
う新たな効果が生まれる。

【0446】トラバースモーター23を用いて、磁気ヘ
ッドの昇降を行う方法を述べたが、図201のようなト
レイ式のCDプレーヤーにおいてはローディングモータ
ー516を用いて、ヘッドの昇降をできる。図201
(a)において、ローディングモーター516が回転し
トレイ移動歯車518が矢印51a方向に移動し、トレ
イ520のローディングが始まる。図201(b)にお
いてトレイ520は収納させ、マイクロスイッチ521
が押されて、モーターは停止し、CDの再生が始まる。
メディア識別子があると、モーター516はさらに矢印
51g方向に回転し、トレイ移動歯車518はさらに矢
印51b方向に進み、図201(c)に示すようにヘッ
ド昇降リンク503を回転させヘッド昇降器519を矢
印51c方向に押し上げ、ヘッド8を磁気トラック67
aに接触させ、磁気記録再生させる。磁気記録再生が完
了すると、モーター516は逆方向に回転し、トレイ移
動歯車518は矢印51d方向に移動し、これに伴い、
ヘッド昇降器519は矢印51e方向に上がり、磁気ヘ
ッド8は磁気トラック67aの接触から解放され、通常
光再生が行われる。前述のように磁気データはICメモ
リーのメモリー部34に蓄積され、データ更新はこのメ
モリ部34のデータを使って行われる。そして、トレイ
排出直前に、更新データのみが実際に磁気記録再生さ
れ、磁気記録データの更新が行われる。

【0447】では、図226の斜視図に示すように上ブ
タ開閉方式のCDプレーヤー等の記録再生装置上に本発
明の方式のうち、光ヘッド6と反対側に磁気ヘッド8を
取り付けた方式の一実施例を示す。

【0448】前の実施例の図131で説明した方法で
は、光ヘッド6および磁気ヘッド8のトラッキングの移
動方向と上ブタの開閉軸521とは垂直方向であったた
め、上ブタ開閉により、磁気ヘッド8と光ヘッド6の対
向位置がずれるという課題があった。これに対し、図2
26の方式ではトラバースモーター23aによる光ヘッ
ド6と磁気ヘッド8の矢印51で示す移動方向と、上ブ
タ389の開閉軸521は平行にしてある。このため、
上ブタ389を開閉してもサスペンション41aと磁気
ヘッド8の1組と光ヘッド6との対向位置が全くずれな
いという項かがある。こうして、より正確に光トラック
の裏側の磁気トラックをアクセスできる。

【0449】上ブタ38aに光センサ386を設けてあ
るため、上ブタを閉じた場合、光センサ386はCD2
のラベル面につけられた光学マークを読みとり、磁気層
がある時のみ、昇降モーター21により、ヘッド昇降器
519を駆動し、磁気ヘッド8を磁気層に降ろすことに
より、従来のCDの破壊を防げるという効果がある。

【0450】次に、ビデオCDのプレイバック機能のつ
いたCDプレーヤーに本発明を用いた場合を示す。前に
説明した図180,図181,図200ではフォトCD
プレーヤーやビデオCDプレーヤーに本発明のHybr
idメディアを用いた例を示したが、図227のブロッ
ク図を用いて更に詳しく説明する。図227のブロック
図は図181のブロック図と基本的な構成と動作は同じ
であるため詳しい説明は省略し、異なる部分とビデオC
Dに関連する部分に絞り説明する。出力部33の中の動
画再生部33bの中にはMPEG1規格のMPEGビデ
オデコーダ33eがあり、再生された画像圧縮されたビ
デオ信号を伸長し、元のビデオ動画の画像信号に復元す
る。そしてD/Aコンバータ33fとNTSC/PAL
エンコーダ33gにより、NTSCもしくはPALのア
ナログTV信号としてモニター449に出力する。音声
はMPEG1のレベル2を用いて、MPEGオーディオ
デコーダ33jとD/Aコンバータ33kによりアナロ
グ音声として出力する。

【0451】図227のブロック図で特徴的なことはビ
デオCDのプレイバック機能における各メニュー画面毎
に選択した番号を記録したメニュー画面−選択番号テー
ブル522をメモリーに蓄積していることである。そし
てこのメニュー画面−選択番号テーブル522の内容の
一部もしくは全部を磁気記録再生回路により記録媒体2
の磁気記録層3のトラック67aを再生することにより
得る。終了時にはメニュー画面−選択番号テーブル52
2の内容のうち変更があった場合のみ変更データを磁気
記録層に記録する。

【0452】これを図228のデータ構造図を用いてフ
ァイル構造の観点から述べると、光記録つまりCD−R
OMのVideo CDフォーマットはCD−ROM−
XA規格のISO9660規格に基づいて作られ、図2
28のトラック1はビデオCDデータトラック526と
いわれるビデオCDのIndexやメニューや制御信号
等が記録されている。この中にはリストIDオフセット
テーブル525があり、動画アドレス525aや静止画
アドレス525bが記録されている。またプレイバック
コントロール部523には動画再生手順を示すプレイリ
スト523aやメニュー画面の再生手順を示すセレクシ
ョンリスト523bが記録されており、プレイバックの
手順の制御情報が入っている。

【0453】通常のCD−ROMのビデオCDは図22
8の光記録データしかないため一過性の作業しかできな
い。しかし、本発明のCD−HBの場合、磁気記録デー
タがありこの中にメニュー画面番号−選択番号テーブル
522が記録されており、更新できるため、操作者の過
去のメニュー選択番号が再度、再生できる。例えば教育
ソフトにおいて前回学習した最後の分岐点まで画面を進
めることができる。このため操作者は再度メニューにお
いて番号を入力する必要がなくなるという効果がある。

【0454】次に手順の面で本発明のビデオCDのプレ
ーヤーの動作を述べる。図229は本発明のフローチャ
ート図を示す。ステップ524aでビデオCDの再生を
開始し、ステップ524bで磁気データの有無をチェッ
クし、Noならステップ524tで通常の再生を行い、
ステップ524uに示す手順で画面を再生する。Yes
ならステップ524cで磁気データの操作者名を再生し
磁気データ用メニュー画面を表示し、操作者の名前を選
択させる。ステップ524dで磁気データを使う間もN
oなら通常の再生を行い、Yesならステップ524e
で磁気データを再生し、操作者に対応したメニュー画面
番号−選択番号テーブル522のデータを再生する。次
にステップ524fで光記録層のプレイバックコントロ
ール領域の分岐手順に基づき、再生する。この場合、プ
レイリスト523aから動画のアドレスをセレクション
リスト523bからメニュー画面のアドレスを得る。ス
テップ524g,524hで動画を再生し、N番目のメ
ニュー静止画を出力する。この時ステップ524jで図
230に示すようなメニュー画面−選択番号テーブル5
22よりN番目のデータ522nを読み出し、操作者に
対応した番号、例えば選択番号N−1を読み出し、デフ
ォルト値としてステップ524pで自動的にメニューの
番号をステップ524qで次の画面を再生する。ステッ
プ524kで選択番号が記録されてない場合はステップ
524m,524nで操作者に選択させる。ステップ5
24r,524sで完了と継続をチェックし、継続しな
い時はステップ524uに進み、ステップ524wでメ
ニュー選択番号を保存するか聞き、Yesならステップ
524xでテーブル522に変更データがあるかチェッ
クし、Yesなら各メニューの選択番号の変更分のみを
磁気記録層に記録しステップ524zで終了する。こう
して、ビデオCDの操作者ごとに異なる回動再生が可能
となるという効果がある。

【0455】ステップ524uに通常のビデオCDの再
生手順を示しているが、メニュー画面1と2で画面が停
止し、操作者が毎回番号を手で入力する必要があるため
従来方式ではわずらわしいという課題があった。本発明
により操作者は一度入力すれば再度入力する必要がなく
なるという効果がある。図231(a)は画像と音声の
データ構造を示す。また図231(b)は1トラックの
MPEGデータのインデックスナンバーを示す。

【0456】次に磁気トラックをさらに高速にアクセス
する方法を述べる。図232に示すように特定のアドレ
スをサーチして磁気トラックをアクセスする場合、光ア
ドレスを探すのは時間がかかる。光アドレスを高速でサ
ーチするためCDでは図233に示すサブコードのPb
itに1を連続して、一周近く記録してある。すると、
図232の光トラック65a,65bに示すように光ヘ
ッド6がトラック65を移動するとき必ずP=1を再生
し、検知できる。本発明では、サブコードの例えばTb
itを1周近く1とした磁気トラックサーチ情報527
を光アドレスサーチ情報526と独立して光トラック6
5x.65yに設けることにより、はるかに高速に該当
磁気トラックをサーチできるという効果が得られる。磁
気アドレスは例えばサブコードのUbitに記録すれば
よい。

【0457】

【発明の効果】以上のようにして、光記録面をもつ記録
媒体2の裏側に、磁気記録層3を設けることにより、光
磁気記録のようになRAM型記録再生装置では磁界変調
型の光磁気記録の記録再生装置の磁界変調間の磁界ヘッ
ドを共用して、部品点数とコストを殆ど上げることな
く、記録媒体に設けた独立したチャンネルの情報の磁気
記録を行なうことができる。この場合、磁気ヘッド用ス
ライダートラッキング機構をもともともつため、記録再
生装置側のコスト上昇は殆どない。従って、ほぼ同一価
格で光記録と独立した磁気記録再生機能を追加できると
いう効果がある。

【0458】又、この記録された記録媒体を音楽用CD
やHDやゲーム用CDROMやMDROMに適用し、裏
面に磁気記録トラックを設けたものを図17のブロック
図に示すROM型の記録再生装置1により再生させるこ
とにより、再生時、前回使用時の状況に復帰できるなど
の著しい効果が得られる。また、実施例1で説明したよ
うにTOC領域の1トラックだけに記録を限定した場合
でも、ギャップ巾を200μmとした場合、数百bit
記録できる。この容量は現行の不輝発メモリー付ゲーム
用IC−ROMの用途に要求される要求をみたす。TO
Cに限定した場合、磁気トラックのアクセス手段が不要
となるため、システムが簡単になる。

【0459】又、光記録の再生専用型の記録再生装置に
おいては、記録媒体に対して光ヘッドとの対向する反対
側に磁気ヘッド部等を設ける必要があるが、この部品は
光磁気記録の磁界変調用ヘッドと共用できるため量産効
果により価格を下げられる。又、もともと、低密度用の
磁気記録用部品光記録部品に比べると格段にコストが安
いため、価格上昇分は少ない。光ヘッドとその反対側に
ある磁気ヘッドを機械的に連動させるためトラッキング
機構の追加はない。従ってコスト上昇は少ない。

【0460】RAM型、ROM型の記録媒体の表面の光
記録層に刻まれているアドレス情報、もしくは、時間情
報により、光ヘッドのトラッキングを行なうことによ
り、トラッキング精度は高くないものの、ディスク上の
任意の位置に磁気ヘッドをトラッキング制御することが
できる。このことにより、リニアセンサーやフロッピー
ディスクにみられるリニアアクチュエータといった民生
用途としては、高価な部品を一切追加しなくてもよいと
いう効果が得られる。

【0461】従来の磁界変調型の光磁気記録媒体の裏面
の保護層はバインダーと潤滑剤からスピンコートにより
製造される。本発明の場合、この同一工程で、この材料
に磁性材料を加え、スピンコートするだけで、よく製造
工程も増加しない。このコスト上昇分は全体コストから
みると無視できるオーダーである。従って、殆どコスト
上昇なく、磁気記録機能という新たな価値が追加され
る。

【0462】以上のように本発明では磁気チャンネルが
殆んどコストの上昇なしに追加できるため,従来のRO
M型光ディスクやROM専用プレーヤーにRAM機能を
付加できる。

【0463】本発明ではCDROM等のカートリッジな
しのROMディスク及び、MDROM等のカートリッジ
付のROMディスクに関して具体的に民生用パーシャル
RAMディスクを実現している。

【0464】カートリッジなしのROMディスクの場
合、その裏面に単純に磁気記録層を設けた従来例の方式
は前述のように民生用途には使えない。民生用の場合、
使用環境が多岐にわたるからである。家庭内では磁石、
汚れ、傷等の影響をうけ、最悪条件においてはフロッピ
ーディスクのように磁気記録層を露出状態におくと、記
録情報が容易に破壊されてしまう。本発明ではメディア
のHcを1200Oe以上に上げ、磁石の磁界対策を行
い信頼性を確保している。また磁気記録層の上にモース
硬度5以上の固い保護層を設けて爪等の傷対策としてい
る。メディアに揆水性の材料を保護層に用いたりクリー
ニング機構をシステム内に設ける方法により、汚れ対策
を行っている。

【0465】このようなメディアを使うと、当然システ
ムの構成や機能を、この特殊なメディアに対応させる必
要がある。一般的にフロッピイディスクやハードディス
クの磁気ディスクでは数百オングストロームのオーダー
でスペースロスが発生する。これに対し、本発明では保
護膜もしくは印刷層が磁気記録層の上部にあるため、ス
ペースロスが通常の磁気ディスクの磁気記録に比べると
桁違いの1μm以上となる。これを記録するためにはま
ず本発明では磁気ヘッドのヘッドギャップを5μm以上
に拡大した構成をとっている。このことにより耐環境性
の強い前述の本発明のメディアを再生できるという効果
がある。又、コストを下げるためには光トラック上にC
Dの場合1秒間に75ケ記録されているサブコードとい
うアドレス情報を用いて、特定の光トラックに光ヘッド
をアクセスさせ、光ヘッドと連動して移動する磁気ヘッ
ドにより特定の磁気トラックのトラッキングを行ってい
る。この場合一ケのアクチュエーターを兼用し磁気ヘッ
ドと光ヘッドの移動を行うことができる。このことによ
りコストが大巾に下がるという効果がある。

【0466】また光ヘッドのアクチュエータ部から磁気
ヘッドに飛び込む磁気ノイズは40dB以上あるため光
ヘッドをシールドするか、磁気ヘッドと光ヘッドの位置
を離すことにより、混入ノイズのレベルが下がるという
効果がある。またメディアには液体の潤滑層を設けられ
ないため磁気ヘッドによる摩耗が激しい。そのため、内
部メモリーに磁気記録層の情報を一旦収納し、情報処理
中は内部メモリーの内容を書き換えて磁気ヘッドの記録
再生回数を減らすとともに、磁気情報の記録再生時以外
の期間は磁気ヘッドと磁気ディスク面とを離して、磁気
ヘッドの実質的なパス回数を減らしている。従ってメデ
ィアとヘッドの寿命が著しく延びるという効果がある。
またディスク挿入時の立ち上がりを早くするために、
“バリアブルトラックピッチモード”を設けている。こ
れは立ち上がり時に光ヘッドがアクセスする光トラック
の順番通りに、その光トラックの丁度裏側に磁気トラッ
クをその順番で形成する。すると、立ち上がり時にこれ
らの磁気トラックを順番通りに光トラックがアクセスし
磁気ヘッドも自動的にアクセスする。立ち上がり時に必
要な磁気記録データをこれらの磁気トラックに記録して
おけば、磁気トラックを余分にアクセスすることなく立
ち上がり時に必要な磁気トラックの情報は再生されるこ
とになる。こうするとロスタイムがなくなり立ち上がり
が早くなるという効果がある。また各曲ごとに磁気トラ
ックの情報がある場合、例えばカラオケ等の時の各曲別
の個人データのアクセスも早くなるという効果もある。
又、通常のフロッピーのように、特定の角度上に各トラ
ックのデータの先頭部分を設ける必要はなく、ランダム
に同期領域を配置できるため、回転角度検知が不要とな
り機器のコストが下がる。

【0467】又、MDROMのようにカートリッジ付デ
ィスクにおいては磁気記録層にフロッピー等に用いられ
ている通常のHcの低い磁性材料を用いることができる
し、保護層によるスペースロスの増大もない。しかし、
元々カートリッジにライナーをつけることが考慮されて
いないため、ライナーを設けると摩擦トルク発生のため
にこれまでのドライブモーターのトルクが弱く正常に回
転しない。このため本発明では、磁気記録時のみ一時的
にライナーをメディア面に接触させる構成をとってい
る。このパーシャルライナー方式により、ゴミの影響が
妨げるという効果がある。又光磁気の磁界変調用ヘッド
を磁気ヘッドと共用させる構成により、部品点数を減ら
せるという効果がある。

【0468】以上のように、本発明によりCD等の規格
を満しながら、光記録面の裏側に磁気記録部をもつメデ
ィアと記録再生装置を民生用途の使用環境において信頼
性を確保しながら、民生用途のコストで実現することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図1】本発明の実施例1における記録再生装置のブロ
ック図

【図2】同実施例1における光記録ヘッド部の拡大図

【図3】同実施例1におけるヘッド部の拡大図

【図4】同実施例1におけるトラッキング方向のヘッド
部の拡大図

【図5】同実施例1における磁気ヘッド部の拡大図

【図6】同実施例1における磁気記録のタイミングチャ
ート

【図7】同実施例1における記録媒体の断面図

【図8】同実施例1における記録媒体の断面図

【図9】同実施例1における記録媒体の断面図

【図10】同実施例1における記録部の断面図

【図11】同実施例1における記録部の断面図

【図12】同実施例1における記録部の断面図

【図13】同実施例1における記録部の断面図

【図14】同実施例1における記録部の断面図

【図15】同実施例1におけるカセットの斜視図

【図16】同実施例1における記録再生装置の斜視図

【図17】同実施例1における記録再生装置のブロック

【図18】同実施例1におけるゲーム機の斜視図

【図19】本発明の実施例2における磁気記録再生装置
のブロック図

【図20】同実施例2における磁気ヘッド部の拡大図

【図21】同実施例2における磁気ヘッド部の拡大図

【図22】同実施例2における磁気ヘッド部の拡大図

【図23】本発明の実施例3における記録部の拡大図

【図24】本発明の実施例4における記録再生装置のブ
ロック図

【図25】同実施例4における磁気記録部の拡大図

【図26】同実施例4における光磁気記録部の拡大図

【図27】同実施例4における記録部の断面図

【図28】同実施例4におけるフローチャート

【図29】同実施例4におけるフローチャート

【図30】(a)は同実施例4の光磁気ディスク装着時
の断面図 (b)は同実施例4のCD装着時の断面図

【図31】同実施例4の光磁気記録部の拡大図

【図32】本発明の実施例5における記録再生装置のブ
ロック図

【図33】同実施例5における磁気記録部の拡大図

【図34】同実施例5における光磁気記録部の拡大図

【図35】同実施例5における光磁気記録部の拡大図

【図36】同実施例5における磁気記録部の拡大図

【図37】同実施例5における光磁気記録部の拡大図

【図38】本発明の実施例6における記録再生装置のブ
ロック図

【図39】同実施例6における磁気記録部のブロック図

【図40】同実施例6における磁界変調部の拡大図

【図41】同実施例6における磁気記録部の上面図

【図42】同実施例6における磁気記録部の上面図

【図43】同実施例6における磁気記録部の拡大図

【図44】同実施例6における磁界変調部の拡大図

【図45】(a)は本発明の実施例7におけるディスク
カセットの上面図 (b)は同実施例7におけるディスクカセットの上面図

【図46】(a)は同実施例7におけるディスクカセッ
トの上面図 (b)は同実施例7におけるディスクカセットの上面図

【図47】(a)は同実施例7におけるディスクカセッ
トの上面図 (b)は同実施例7におけるディスクカセットの上面図

【図48】(a)は同実施例7におけるディスクカセッ
トの上面図 (b)は同実施例7におけるディスクカセットの上面図

【図49】(a)は同実施例7におけるライナー周辺部
の上面図 (b)は同実施例7におけるライナー周辺部の上面図 (c)は同実施例7におけるライナー周辺部の上面図

【図50】(a)は同実施例7におけるライナー周辺部
の上面図 (b)は同実施例7におけるライナー周辺部の上面図 (c)は同実施例7におけるライナー部の横断面図 (d)は同実施例7におけるディスクカセットの横断面

【図51】同実施例7におけるライナーピン挿入off
時のA−A’面の横断面図

【図52】同実施例7におけるライナーピン挿入on時
のA−A’面の横断面図

【図53】(a)は同実施例7におけるライナーピン挿
入off時のA−A’面の横断面図 (b)は同実施例7におけるライナーピン挿入on時の
A−A’面の横断面図

【図54】(a)は同実施例7における磁気ヘッドマウ
ントoff時のA−A’面の横断面図 (b)は同実施例7における磁気ヘッドマウントon時
のA−A’面の横断面図

【図55】(a)は同実施例7における磁気ヘッドマウ
ントoff時のA−A’面の横断面図 (b)は同実施例7における磁気ヘッドマウントon時
のA−A’面の横断面図

【図56】同実施例7における記録媒体の上面図

【図57】(a)は同実施例7におけるライナーピン挿
入off時のA−A’面の横断面図 (b)は同実施例7におけるライナーピン挿入on時の
A−A’面の横断面図

【図58】同実施例7におけるライナーピン前部の断面
図(off時)

【図59】同実施例7におけるライナーピン前部の断面
図(on時)

【図60】同実施例7におけるライナーピンの横断面図
(off時)

【図61】同実施例7におけるライナーピンの横断面図
(on時)

【図62】同実施例7におけるライナーピンoff時の
前部の断面図

【図63】同実施例7におけるライナーピンon時の前
部の断面図

【図64】同実施例7におけるライナーピンoff時の
前部の断面図

【図65】同実施例7におけるライナーピンon時の前
部の断面図

【図66】同実施例7におけるライナーピンoff時の
前部の断面図

【図67】同実施例7におけるライナーピンoff時の
非動作時の前部の断面図

【図68】(a)は本発明の実施例8におけるディスク
カセットの上面図 (b)は同実施例8におけるディスクカセットの上面図

【図69】(a)は同実施例8におけるライナーピン挿
入off時の周辺部の横断面図 (b)は同実施例8におけるライナーピン挿入on時の
周辺部の横断面図

【図70】(a)は同実施例8におけるディスクカセッ
トの上面図 (b)は同実施例8におけるディスクカセットの上面図 (c)は同実施例8におけるディスクカセットの上面図

【図71】同実施例8におけるディスクカセットとライ
ナーピンの横断面図

【図72】(a)は同実施例8におけるライナーピン周
辺部の横断面図 (b)は同実施例8における従来カセット装着時のライ
ナーピン周辺部の横断面図

【図73】(a)は同実施例8におけるライナーピン挿
入off時の周辺部の横断面図 (b)は同実施例8におけるライナーピン挿入on時の
周辺部の横断面図

【図74】(a)は同実施例8におけるライナーピン挿
入off時の周辺部の横断面図 (b)は同実施例8におけるライナーピン挿入on時の
周辺部の横断面図

【図75】本発明の実施例9におけるディスクカセット
の上面図

【図76】同実施例9におけるライナーピン挿入off
時の周辺部の横断面図

【図77】同実施例9におけるライナーピン挿入on時
の周辺部の横断面図

【図78】(a)は同実施例9におけるライナーピン挿
入off時の周辺部の横断面図 (b)は同実施例9におけるライナーピン挿入on時の
周辺部の横断面図

【図79】(a)は本発明の実施例10における未補正
時のトラッキング原理図 (b)は同実施例10における未補正時のトラッキング
原理図

【図80】(a)は同実施例10における光ヘッドのト
ラッキング状態図 (b)は同実施例10における光ヘッドのトラッキング
状態図

【図81】(a)は同実施例10におけるディスクの光
トラックの偏心量の図 (b)は同実施例10における光トラックの偏心量の図 (c)は同実施例10におけるトラッキングエラ−信号
の図

【図82】(a)は同実施例10における未補正時の光
ヘッドのトラッキング状態図 (b)は同実施例10における補正後の光ヘッドのトラ
ッキング状態図

【図83】同実施例10における基準トラックの図

【図84】(a)は同実施例10におけるON時のスラ
イダーの側面図 (b)は同実施例10におけるOFF時のスライダーの
側面図

【図85】(a)は同実施例10における磁気記録OF
F時のスライダー部の側面図 (b)は同実施例10における磁気記録ON時のスライ
ダー部の側面図

【図86】同実施例10におけるディスクの位置とアド
レスとの対応関係図

【図87】本発明の実施例11における磁気記録時のブ
ロック図

【図88】(a)は同実施例11における磁気ヘッドの
横断面図 (b)は同実施例11における磁気ヘッドの低面図 (c)は同実施例11における別の磁気ヘッドの低面図

【図89】同実施例11におけるスパイラル状の記録フ
ォーマット図

【図90】同実施例11におけるガードバンドの記録フ
ォーマット図

【図91】同実施例11におけるデータ構造図

【図92】(a)は同実施例11における記録タイミン
グチャート (b)は同実施例11における2ヘッド同時記録時の記
録タイミングチャート

【図93】同実施例11における再生時のブロック図

【図94】同実施例11におけるデータ配置図

【図95】同実施例11におけるトラバース制御のフロ
ーチャート

【図96】同実施例11におけるシリンドリカル状の記
録フォーマット図

【図97】同実施例11におけるトラバース歯車回転数
と半径の関係図

【図98】同実施例11における光記録面フォーマット

【図99】同実施例11における下位互換性をもたせた
場合の記録フォーマット図

【図100】同実施例11における光記録面と磁気記録
面の対応関係図

【図101】実施例12における記録媒体の斜視全体図

【図102】同実施例12における記録媒体の斜視全体

【図103】同実施例12における記録媒体の膜作成印
刷工程における横断面図

【図104】同実施例12における記録媒体の膜作成印
刷工程における横断面図

【図105】同実施例12における塗布工程の斜視全体

【図106】同実施例12における塗布転写工程におけ
る記録媒体の横断面図

【図107】同実施例12における記録媒体の製造工程

【図108】同実施例12における記録媒体の塗布転写
工程における記録媒体の横断面図

【図109】同実施例12における記録媒体の塗布工程
の斜視全体図

【図110】実施例13における記録再生装置の全体ブ
ロック図

【図111】同実施例13における磁気ヘッド周辺部の
横断面図

【図112】同実施例13におけるヘッドギャップ長と
減衰量(dB)との関係図

【図113】同実施例13における磁気トラックの上面

【図114】同実施例13における磁気ヘッド周辺部の
横断面図

【図115】同実施例13における記録媒体挿入時の横
断面図

【図116】本発明の実施例12、13における光ピッ
クアップと磁気ヘッド間の距離と相対ノイズ量の関係図

【図117】本発明の実施例13におけるヘッドトラバ
ース部の横断面図

【図118】同実施例13におけるヘッドトラバース部
の上面図

【図119】同実施例13における別のヘッドトラバー
ス部の横断面図

【図120】同実施例13における別のヘッドトラバー
ス部の横断面図

【図121】同実施例12における家庭内各種製品の磁
界の強さの図

【図122】同実施例13における記録媒体の記録フォ
ーマット図

【図123】同実施例13における記録媒体上のノーマ
ルモードの記録フォーマット図

【図124】同実施例13における記録媒体上のバリア
ブルトラックピッチモードの記録フォーマット図

【図125】同実施例13における光記録情報の参照テ
ーブルを用いて磁気記録情報を圧縮する説明図

【図126】同実施例13におけるヘッドトラバース部
の横断面図

【図127】同実施例13における記録再生のフローチ
ャート図(その1)

【図128】同実施例13における記録再生のフローチ
ャート図(その2)

【図129】同実施例13におけるノイズ検知ヘッドの
構成図

【図130】同実施例13における磁気センサーの構成

【図131】(a)は本発明の実施例14における記録
再生装置の上ブタの開閉状態を示す横断面図 (b)は本発明の同実施例14における記録媒体の印刷
面の上面図

【図132】同実施例14における光記録再生クロック
信号と磁気記録再生信号クロック信号と磁気再生信号と
再生パルス第1データ列D1とPWMの磁気記録再生信
号と再生パルスと第2データ列の時間関係図

【図133】同実施例14における光記録媒体のカート
リッジの斜視図

【図134】同実施例14における記録再生装置の全体
のブロック図

【図135】同実施例14における記録媒体の回転角速
度ωと光記録再生クロック信号と磁気記録再生クロック
信号と磁気記録信号と磁気記録信号の記録波長λの時間
関係図

【図136】本発明の実施例15における記録再生装置
のブロック図

【図137】(a)は同実施例15におけるカートリッ
ジ挿入時の斜視図 (b)は同実施例15におけるカートリッジ固定時の斜
視図 (c)は同実施例15におけるカートリッジ排出時の斜
視図

【図138】(a)は同実施例15におけるカートリッ
ジ挿入時の斜視図 (b)は同実施例15におけるカートリッジ固定時の斜
視図 (c)は同実施例15におけるカートリッジ排出時の斜
視図

【図139】(a)は同実施例15におけるカートリッ
ジ挿入時の横断面図 (b)は同実施例15におけるカートリッジ固定時の横
断面図 (c)は同実施例15におけるカートリッジ排出時の横
断面図

【図140】本発明の実施例16における記録再生装置
のブロック図

【図141】(a)は同実施例16におけるカートリッ
ジ挿入時の斜視図 (b)は同実施例16におけるカートリッジ固定時の斜
視図 (c)は同実施例16におけるカートリッジ排出時の斜
視図

【図142】(a)は同実施例16におけるカートリッ
ジ挿入時の斜視図 (b)は同実施例16におけるカートリッジ固定時の斜
視図 (c)は同実施例16におけるカートリッジ排出時の斜
視図

【図143】(a)は同実施例16におけるカートリッ
ジ挿入時の横断面図 (b)は同実施例16におけるカートリッジ固定時の横
断面図 (c)は同実施例16におけるカートリッジ排出時の横
断面図

【図144】(a)は同実施例14における記録媒体へ
の磁気記録層の塗布工程図 (b)は同実施例14における記録媒体への磁気記録層
の塗布工程図

【図145】(a)は同実施例14における記録媒体の
上面図 (b)は同実施例14における記録媒体の上面図 (c)は同実施例14のOCR文字の記録された記録媒

【図146】(a)は同実施例14における記録媒体の
断面図 (b)は同実施例14における記録媒体の断面図

【図147】本発明の実施例17における鍵解錠方式の
ブロック図

【図148】同実施例17における鍵解錠プログラムの
フローチャート図

【図149】本発明の実施例18における鍵解錠のブロ
ック図

【図150】同実施例18における鍵解錠のフローチャ
ート図

【図151】本発明の実施例19におけるパソコンとC
DROMドライブのブロック図

【図152】同実施例19における記録媒体の光アドレ
ステーブルと磁気アドレステーブルの図

【図153】同実施例19におけるパソコンで1ドライ
ブ方式のCDROMドライブのブロック図

【図154】(a)は同実施例19における光ファイル
と磁気ファイルのアドレステーブル (b)は同実施例19における2つのファイルのアドレ
スリンクテーブル

【図155】同実施例19における光記録媒体の横断面

【図156】同実施例19における光ディスクの初期立
上げのフローチャート図

【図157】(a)本発明の実施例20におけるCDR
OMソフトのバグ修正をプログラムのフローチャート図 (b)は同実施例20における磁気ファイルと光ファイ
ルのアドレスデータテーブル (c)は同実施例20におけるバグ修正部のブロック図

【図158】(a)は本発明の実施例21におけるCD
ROMソフトのバグ修正プログラムのフローチャート図 (b)は同実施例21におけるデータ修正テーブルの図 (c)は同実施例20におけるバグ修正部のブロック図

【図159】本発明の実施例22におけるコンピュータ
とディスクドライブの全体ブロック図

【図160】同実施例22におけるコンピュータのファ
イル構造

【図161】同実施例22におけるコンピュータの仮想
ファイル再生作業のフローチャート図

【図162】同実施例22におけるコンピュータシステ
ムの仮想ファイル書き換え作業のフローチャート図

【図163】同実施例22におけるコンピュータシステ
ムの仮想ファイル新規作成作業のフローチャート図

【図164】(a)は同実施例22におけるコンピュー
タの主コンピュータの画面表示図 (b)は同実施例22におけるコンピュータの主コンピ
ュータの画面表示図 (c)は同実施例22におけるコンピュータの主コンピ
ュータの画面表示図 (d)は同実施例22におけるコンピュータの主コンピ
ュータの画面表示図

【図165】同実施例22における2ドライブ方式の場
合のコンピュータの表示画面図

【図166】(a)は同実施例22における主コンピュ
ータの画面表示図 (b)は同実施例22における主コンピュータの画面表
示図 (c)は同実施例22における主コンピュータの画面表
示図 (d)は同実施例22における主コンピュータの画面表
示図

【図167】(a)は同実施例22における物理ファイ
ルのある副コンピュータ側の画面表示図 (b)は同実施例22における物理ファイルのある副コ
ンピュータ側の物理ファイルの存在を表示した画面表示

【図168】同実施例22における主コンピュータと副
コンピュータのネットワーク接続時のデータ関連図

【図169】同実施例22における主コンピュータの画
面表示図

【図170】本発明の実施例17におけるコンピュータ
の画面表示図

【図171】同実施例22における記録媒体の情報記録
配置図

【図172】(a)は本発明の実施例13における磁気
ヘッドの斜視図 (b)は同実施例13における磁気ヘッドの横断面図 (c)は同実施例13における磁気ヘッドの横断面図

【図173】(a)は同実施例13における磁気ヘッド
の斜視図 (b)は同実施例13における磁気ヘッドの横断面図

【図174】(a)は同実施例13における磁気ヘッド
の斜視図 (b)は同実施例13における磁気ヘッドの横断面図

【図175】(a)は同実施例13における磁気ヘッド
の斜視図 (b)は同実施例13における磁気ヘッドの横断面図

【図176】(a)は同実施例13におけるノイズ検知
コイルの斜視図 (b)は同実施例13におけるノイズ検知コイルの横断
面図

【図177】(a)は同実施例13におけるノイズ検知
コイルの斜視図 (b)は同実施例13におけるノイズ検知方式のブロッ
ク図

【図178】(a)は同実施例13におけるノイズ検知
コイルの斜視図 (b)は同実施例13におけるノイズ検知方式のブロッ
ク図

【図179】同実施例13におけるノイズキャンセル前
の再生信号とノイズキャンセル後の再生信号の周波数分
布図

【図180】本発明の実施例22における磁気記録再生
装置のブロック図

【図181】本発明の実施例23における磁気記録再生
装置のブロック図

【図182】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の上面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の上面

【図183】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の横断面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (c)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (d)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (e)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図

【図184】(a)は同実施例23における記録媒体の
データ構造 (b)は同実施例23における記録媒体のデータ構造 (c)は同実施例23における記録媒体のデータ構造

【図185】(a)は同実施例23における記録媒体の
上面図 (b)は同実施例23における記録媒体の横断面図 (c)は同実施例23における記録媒体の横断面図 (d)は同実施例23における記録媒体の横断面図 (e)は同実施例23における記録媒体の横断面図

【図186】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の横断面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (c)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (d)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (e)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図

【図187】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の横断面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (c)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (d)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (e)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図

【図188】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の横断面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (c)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (d)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (e)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (f)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図

【図189】(a)は同実施例23における記録媒体の
横断面図 (b)は同実施例23における記録媒体の横断面図 (c)は同実施例23における記録媒体の横断面図 (d)は同実施例23におけるトラックピッチの計算式
の図

【図190】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置のブロック図

【図191】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の横断面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (c)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (d)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (e)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図

【図192】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の横断面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (c)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (d)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (e)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図

【図193】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の上面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の上面

【図194】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の横断面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (c)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (d)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (e)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図

【図195】同実施例23における磁気ヘッドからの距
離とDC磁界の強さの関係図

【図196】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の横断面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (c)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図

【図197】同実施例23における磁気記録再生装置の
上面図

【図198】(a)は同実施例23における磁気ヘッド
の横断面図 (b)は同実施例23における磁気ヘッドの上面図 (c)は同実施例23における磁気ヘッドの横断面図 (d)は同実施例23における磁気ヘッドの上面図

【図199】(a)は同実施例23における記録媒体の
上面図 (b)は同実施例23における記録媒体の拡大上面図 (c)は同実施例23における記録媒体の横断面図

【図200】同実施例23における磁気記録再生装置の
ブロック図

【図201】(a)は同実施例23における磁気記録再
生装置の横断面図 (b)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (c)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図 (d)は同実施例23における磁気記録再生装置の横断
面図

【図202】本発明の実施例1における記録再生装置の
ブロック図

【図203】(a)は同実施例1における周期T,1.
5T,2Tの発生頻度分布図 (b)は同実施例1における周期T,1.5T,2Tの
発生頻度分布図

【図204】従来のCD規格におけるバースト訂正の最
大長と訂正シンボル数の関係

【図205】本発明の実施例1における媒体上のデータ
の分数距離を示す図

【図206】同実施例1におけるエラー訂正符号のデー
タ量とエラーレートの関係図

【図207】(a)は同実施例1におけるインターリー
ブの配列変換図 (b)は同実施例1におけるインターリーブによるデー
タの分散距離を示す図

【図208】同実施例1におけるデインターリーブ部の
ブロック図

【図209】(a)は同実施例1におけるリードソロモ
ンECCエンコーダーのブロック図 (b)は同実施例1におけるリードソロモンECCデコ
ーダーのブロック図

【図210】同実施例1におけるエラー訂正プログラム
のフローチャート図

【図211】同実施例1における記録再生装置のブロッ
ク図

【図212】(a)は同実施例1におけるインターリー
ブの配列変換図 (b)は同実施例1におけるインターリーブによるデー
タの分散距離を示す図

【図213】同実施例1におけるCDのサブコードの符
号の時間間隔と距離を示す図

【図214】本発明の実施例14における磁気トラック
−光アドレス対応テーブルの図

【図215】同実施例14におけるサブコード同期信号
検出部と磁気記録部のブロック図

【図216】同実施例14における記録再生装置の磁気
記録時のブロック図

【図217】同実施例14における記録再生装置の磁気
再生時のブロック図

【図218】(a)は同実施例14における光再生同期
信号のタイムチャート図 (b)は同実施例14における磁気記録動作ON/OF
Fのタイムチャート図 (c)は同実施例14における磁気記録同期信号のタイ
ムチャート図 (d)は同実施例14における光再生動作ON/OFF
のタイムチャート図 (e)は同実施例14における光再生同期信号のタイム
チャート図 (f)は同実施例14における磁気再生動作ON/OF
Fのタイムチャート図 (g)は同実施例14における磁気再生同期信号のタイ
ムチャート図 (h)は同実施例14における磁気再生データのタイム
チャート図

【図219】従来のCD規格におけるディスクの偏芯量
を示す図

【図220】本発明の実施例22におけるファイル構造

【図221】本発明の実施例13における磁気トラック
のアクセス方法と磁気記録の頭出しをする方法のフロー
チャート図

【図222】(a)は本発明の実施例23におけるカー
トリッジ入り媒体の上面図 (b)は同実施例23における磁気ヘッドの昇降を示す
図 (c)は同実施例23における磁気ヘッドの昇降を示す
図 (d)は同実施例23における磁気ヘッドの昇降を示す
図 (e)は同実施例23における磁気ヘッドの昇降を示す
図 (f)は同実施例23における磁気ヘッドの退避を示す

【図223】(a)は本発明の実施例12におけるメデ
ィア識別子のついた媒体の横断面図 (b)は同実施例12における光記録部に記録された磁
気層付きメディア識別子の具体的な物理構造を示す図

【図224】本発明の実施例22におけるICカード媒
体を用いた場合のファイル構成図

【図225】同実施例22におけるパーシャルROM型
光ディスクを用いた場合のファイル構成図

【図226】本発明の実施例23における記録再生装置
の斜視図

【図227】同実施例23における記録再生装置のブロ
ック図

【図228】同実施例23における記録再生装置のビデ
オCDのデータ構造図

【図229】同実施例23における記録再生装置のフロ
ーチャート図

【図230】同実施例23における記録再生装置のメニ
ュー画面番号・選択番号テーブルの図

【図231】(a)は従来のビデオCDのデータフォー
マット図 (b)は従来のビデオCDのデータフォーマット図

【図232】同実施例23における記録再生装置の光ア
ドレスサーチ情報を示す図

【図233】同実施例23における記録再生装置のデー
タ構造図

【図234】本発明の実施例17におけるマスタリング
装置のブロック図

【図235】(a)は同実施例17における記録時の線
速度の時間変化図 (b)は同実施例17における光ディスク上の1.2m
/s時のアドレス位置の図 (c)は同実施例17における光ディスク上の1.2m
/s→1.4m/s時のアドレス位置の図

【図236】(a)は同実施例17における正規のCD
のアドレスの物理配置図 (b)は同実施例17における不正に複製されたCDの
アドレスの物理配置図

【図237】(a)は同実施例17におけるディスクの
回転パルスと時間の関係図 (b)は同実施例17における物理位置信号と時間の関
係図 (c)は同実施例17におけるアドレス情報と時間の関
係図

【図238】同実施例17におけるCDの複製防止原理
の説明図

【図239】同実施例17における記録再生装置のブロ
ック図

【図240】同実施例17における不正複製ディスクの
チェックのフローチャート図

【図241】(a)は同実施例17におけるID番号記
録したCDの工程図 (b)は従来のCDの工程図

【図242】(a)は同実施例17における着磁機の上
面図 (b)は同実施例17における着磁機の側面図 (c)は同実施例17における着磁機の側面拡大図 (d)は同実施例17における着磁機のブロック図

【図243】同実施例17におけるID番号入力の原理

【図244】(a)は同実施例17における定線速度時
の線速度−時間図 (b)は同実施例17における線速度変更時の線速度−
時間図 (c)は同実施例17における一定線速度時のアドレス
の物理配置図 (d)は同実施例17における線速度変化時のアドレス
の物理配置図

【図245】(a)は同実施例17における正規の原盤
の断面図 (b)は同実施例17における正規の成形ディスクの断
面図 (c)は同実施例17における不正に複製された原盤の
断面図 (d)は同実施例17における不正に複製された成形デ
ィスクの断面図

【図246】同実施例17におけるCD作成機と記録再
生装置のブロック図

【図247】同実施例17におけるフローチャート図

【図248】同実施例17におけるデイスク原盤のアド
レスの配置図

【図249】同実施例17における記録再生装置のブロ
ック図

【図250】(a)は同実施例17における不正のディ
スクの断面図 (b)は同実施例17における正規のディスクの断面図 (c)は同実施例17における光再生信号の波形図 (d)は同実施例17におけるデジタル信号の波形図 (e)は同実施例17におけるエンベロープの波形図 (f)は同実施例17におけるデジタルの波形図 (g)は同実施例17における検出信号の波形図

【図251】同実施例17におけるディスク物理配置表
を示す図

【図252】(a)は同実施例17における偏芯のない
光ディスクのアドレス配置図 (b)は同実施例17における偏芯のある光ディスクの
アドレス配置図

【図253】(a)は同実施例17における正規ディス
クのトラッキング変位量を示す図 (b)は同実施例17における不正複製ディスクのトラ
ッキング変位量を示す図

【図254】(a)は同実施例17におけるアドレスA
nを示す図 (b)は同実施例17における角度Znを示す図 (c)は同実施例17におけるトラッキング量Tnを示
す図 (d)は同実施例17におけるピット深さDnを示す図

【図255】同実施例17におけるレーザー出力とピッ
ト深さと再生信号を示す図

【図256】同実施例17における各原盤作成装置に対
する複製防止効果を示す図

【図257】同実施例17における原盤作成装置のブロ
ック図

【図258】同実施例17における原盤作成装置のブロ
ック図

【図259】同実施例17における原盤作成装置のブロ
ック図

【図260】同実施例17における原盤作成装置のブロ
ック図

【図261】同実施例17における原盤作成装置のブロ
ック図

【図262】同実施例17における原盤作成システムの
全体ブロック図

【図263】(a)は同実施例17におけるレーザー出
力の波形図 (b)は同実施例17におけるレーザー出力の波形図 (c)は同実施例17における基板の断面図 (d)は同実施例17における基板の断面図 (e)は同実施例17における成形ディスクの断面図

【図264】同実施例17におけるレーザー記録出力と
再生信号との関係図

【図265】同実施例17における原盤作成の工程図

【図266】(a)は同実施例17における作成原盤の
上面図 (b)は同実施例17における原盤のプレス型の横断面

【図267】同実施例17における原盤作成の工程図

【図268】(a)は同実施例17における作成原盤の
上面図 (b)は同実施例17における原盤とプレス型の横断面

【図269】実施例17における原盤作成及び記録媒体
製造の工程フローチャート図

【図270】実施例17におけるディスクチェック方式
のフローチャート図

【図271】実施例22における仮想ファイルを用いた
場合のパソコン画面の表示状態を示す図

【図272】実施例22における仮想ファイルを用いた
場合のパソコン画面の表示状態を示す図

【図273】実施例22における仮想ファイルを用いた
場合のパソコン画面の表示状態を示す図

【図274】実施例22における仮想ファイル方式にお
けるファイルのオープン及び表示のフローチャート図

【符号の説明】

1 記録再生装置 2 記録媒体 3 磁気記録層 4 光記録層 5 光透過層 6 光ヘッド 7 光記録ブロック 8 磁気ヘッド 8a 主磁極 8b 副磁極 8c ヘッドキャップ 8e 均一磁界領域 8m 磁界変調磁気ヘッド 8s キャンセル用磁気ヘッド 9 磁気記録ブロック 17 モーター 18 光ヘッド 19 ヘッド台 23 ヘッド移動アクチュエーター 23a トラバースアクチュエーター 24a トラバース移動回路 34 メモリー 34a メモリー(システム用) 37 光記録回路 37a 時間軸回路 37b 光記録部 37c 光出力部 37d 合成部 38a クロック再生回路 40 コイル 40a 磁界変調用コイル 40b 磁気記録用コイル 40c タップ 40d タップ 40e タップ 41 スライダー 42 ディスクカセット 43 印刷下地層 44 印刷領域 45 印字 46 ピット 47 基板 48 光反射層 49 印刷インキ 50 保護層 51 矢印 52 光記録信号 54 レンズ 57 発光部 60 接着層 61 磁気記録信号 65 光トラック 66 焦点 67 磁気トラック 67a 記録磁気トラック 67b 再生磁気トラック 67s サーボ用磁気トラック 67f ガードバンド 67g ガードバンド 67x 清掃用トラック 69 ハイμ磁性層 70 ヘッドギャップ 70a 記録ヘッドギャップ 70b 再生ヘッドギャップ 81 干渉層 84 反射膜 85 変調磁界 85a 磁束 85b 磁束 150 連結部 201 判別ステップ 202 再生ステップ 203 再生転記ステップ 204 再生専用ステップ 205 記録転記ステップ 206 記録ステップ 207 転記ステップ 210 消磁領域 210a 消磁領域 210b 消磁領域 301 シャッター 302 ヘッド穴 303 ライナー穴 304 ライナー 305 ライナー支持部 305a 可動部 305b 副ライナー支持部 305c ライナー昇降部 307 溝 307a ライナー駆動溝 310 ライナーピン 311 ライナーピンガイド 312 ピン駆動テコ 313 認識穴 314 保護ピン 315 ライナー駆動部 316 ピン軸 317 バネ 318 連結部 319 ピンシャッター 320 光アドレス 321a センター 321b センター 321c センター 322 光データ列 323 アドレス 324 データ 325 ガードバンド 326 トラック群 327 ブロック 328 トラックデータ 328 同期信号 329 アドレス 330 パリティ 331 データ 333 分離回路 334 変調回路 335 ディスク回路角検知部 336 偏心補正量メモリー 337 無信号部 338 トラバース制御部 339 光アドレス磁気アドレス対応テーブル 340 ヘッドアンプ 341 復調器 342 エラーチェック部 343 データ分離部 344 AND回路 345 記録データ 346 無光アドレス領域 347 光アドレス領域 348 磁気TOC領域 349 トラック軌跡 350 ヘッド再生部 351 メモリーデータ 352 塗布材ツボ 353 塗布材転写ロール 354 凹版ドラム 355 エッチング部 356 スクライバー 357 ソフト転写ロール 358 塗布部 360 磁気シールド 361 樹脂部 362 ランダム磁界発生機 363 トラバースシャクト 363b 磁気ヘッドトラバースシャクト 364 位置基準部 365 ディスクロック部 366 トラバース連結部 367 トラバース歯車 367c 磁気ヘッドトラバース歯車 368 参照テーブル 369 同期部 370 記録フォーマット 371 トラック番号部 372 データ部 373 CRC部 374 ギャップ部 375 連結部ガイド部 376 ディスククリーニング部 377 磁気ヘッドクリーニング部 378 ノイズキャンセラー 380 ディスククリーニング部連結部 381 磁気センサー 382 光再生クロック信号 383 磁気クロック信号 384 磁気記録信号 385 判別ウインドウ時間 386 光センサー 387 光学マーク 387a バーコード 388 透光部 389 上ブタ 390 カセットブタ 391 磁気面用シャッタ 392 シャッタ連結部 393 カセットブタ回転軸 394 カセット挿入口 395 テープ 396 ラベル部 397 ブザー 398 磁気記録領域 399 スクリーン印刷機 400 バーコード印刷機 401 高Hc部 402 磁性部 402a 空間部 403 磁性部 404 鍵管理テーブル 405 フローチャートのステップ 406 鍵解除デコーダ 407 音声伸長ブロック 408 パーソナルコンピュータ 409 ハードディスク 410 インストールステップ 411 アプリケーション 412 OS 413 BIOS 414 ドライブ 415 インタフェース 416 フローチャートのステップ 421 光ファイル 422 磁気ファイル 436 ネットワークBIOS 437 LANネットワーク 447 フローチャートのステップ 447a フローチャートステップ 448 修正済みデータ 449 ディスプレイ 450 キーパッド 451 エラー訂正ステップ 452 パリティ 453 C1パリティ 454 C2パリティ 455 Index 456 サブコード同期検出部 457 インデックス検出部 458 分周器 459 磁気同期信号検出部 460 最短/最長パルス検出部 461 疑似光同期信号発生部 462 疑似磁気同期信号発生部 463 光同期信号検出器 464 分周/逓倍器 465 切換えスイッチ 466 波形整形部 467 クロック再生部 468 メディア識別子 469 光アドレス情報 470 データ 514 バネ 514a ヘッド昇降連結手段 514b ヘッド昇降禁止手段 514c 光ヘッド走行領域 516 ローディングモータ 517 ローディング歯車 518 トレイ移動歯車 519 ヘッド昇降器 520 トレイ 521 上ブタの開閉軸 522 メニュー画面・選択番号テーブル 523 プレイバックコントロール情報 524 フローチャートのステップ 525 リストIDオフセットテーブル 526 光サーチ情報 527 磁気トラッチサーチ情報 528 マスターデータ 529 マスタリング装置 530 データ配置 531 Zone 532 物理配置テーブル 533 不正ディスクチェック回路 534 暗号デコーダ 535 照合回路 536 出力/動作停止手段 537 暗号エンコーダ 538 暗号信号 539 物理位置 540 着磁機 541 着磁部 542 着磁極 543 着磁電流発生器 544 電流切換器 545a コイル 546 ID番号発生器 547 混合器 548 分離キー 549 分離器 550 ID番号 551 フローチャートのステップ 552 物理配置信号 553 角度位置検知部 554 トラッキング量検知部 555 ピット深さ検知部 556 測定ディスク物理配置表 557 ディスク中心 558 ディスクの回転中心 559 偏芯部 560 ピット 561 複製ピット 562 パルス信号 563 複製防止信号 564 トラッキング変調信号発生部 565 コピー防止信号発生部 566 光出力変調信号発生部 567 光出力変調部 568 パルス巾変調部 569 パルス巾調整部 570 出力アドレス情報部 571 時間軸変更部 572 原盤 573 感光層 574 感光部 575 金属原盤 576 成形デイスク 577 第2感光部 578 通信インターフェース部 579 外部暗号デコーダー 580 ピット群 581 再生波形 582 ランダム抽出器 583 乱数発生器 565 画面 566 ステップ(ステップ仮想ファイルのフローチャ
ート) 567 ウィンドウ 568 フォルダー 569 ファイル 570 CD−ROMアイコン 571 CD−ROM−RAMアイコン 572 HDD 573 Invisible file 574 Invisible Folder 575 表示 576 実体容量表示 577 仮想容量表示 578 パスワード入力部 579 ファイル名入力部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板と上記透明基板に形成された光
    記録層と磁気記録層をもつ円盤型の記録媒体を装着し、
    光源からの光を光ヘッド部と光ヘッド移動部により前記
    透明基板側から上記光記録層に結像させ、上記光記録層
    の信号の再生を光記録再生回路により行うとともに、前
    記記録媒体の周辺部に磁気ヘッド部と磁気ヘッド移動部
    を設け上記磁気記録層の磁気記録もしくは再生を磁気記
    録再生回路により行う記録再生装置において、上記記録
    媒体上に記録されたアドレス情報の位置を位置検出手段
    により検出し、第1位置情報を得るとともに上記記録媒
    体の記録部に暗号化されて記録されたアドレスの物理位
    置を示す第2位置情報を復号し上記第1位置情報と上記
    第2位置情報を照合部において照合し、一致しない場合
    は上記記録媒体の再生信号の出力を停止もしくは、動作
    の停止もしくは暗号の複号を停止することを特徴とする
    記録再生装置。
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