JPH0836138A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0836138A
JPH0836138A JP6169653A JP16965394A JPH0836138A JP H0836138 A JPH0836138 A JP H0836138A JP 6169653 A JP6169653 A JP 6169653A JP 16965394 A JP16965394 A JP 16965394A JP H0836138 A JPH0836138 A JP H0836138A
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JP
Japan
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light
optical element
phase conjugate
optical
mirror
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Withdrawn
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JP6169653A
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English (en)
Inventor
Kimihiko Nishioka
公彦 西岡
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特性が均一でない像伝送用の光学素子を用い
た場合にも高い解像力を実現しうる撮像装置を提供する
こと。 【構成】 内視鏡2にはマルチモードで像を伝送する機
能を有するマルチモードファイバ11が配置され、光源
装置3からのR,G,Bの照明光を伝送し、先端面から
ハーフミラー24、ミラー25、ハーフミラー26を経
て位相共役鏡21に入射し、この入射光と位相共役な光
はハーフミラー26を経て物体27に照射され、物体2
7での反射光はハーフミラー26、24を経てマルチモ
ードファイバ11の先端面から手元側の端面に伝送さ
れ、マルチモードファイバ11の波面の歪みを補正し、
撮像部4の個体撮像素子33で撮像され、さらに信号処
理回路5で信号処理され、カラーTVモニタ6に表示さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細い光学像の伝送部材
を用いて画質の良い撮像を可能とする撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、細径のファイバを束ねたファイバ
束で形成され、可撓性を有し、光学像を伝送する機能を
備えたファイバスコープは医療用、工業用各種用途に広
く用いられるようになった。しかしマイクロマシンの
眼、血管内観察用等に用いる場合には、その外径の小さ
いことが要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、光学像を伝
送するイメージファイバ束のファイバ本数が充分で無
く、解像力が低くなってしまう。これを解消するために
ファイバの径を細くすることが考えられるが、加工精度
上から均一なサイズ及び特性のものを製造することが困
難になる。また、可撓性が必要でない場合には、ファイ
バ束をリジッドにしたものとか、リレーレンズ系等にし
た光学像伝送部材を用いることができるが、この場合に
も径が細いものが要求されるため、加工精度上特に均一
な特性のものを製造することが困難になる。
【0004】このように加工精度上、特に均一な特性の
ものでないと、像伝送特性が伝送部材の局所的な場所等
により異なり、伝送された像が歪んだ像となったり、解
像力が低くなってしまう等の欠点があった。
【0005】本発明は上記欠点に鑑みてなされたもの
で、径の細いイメージファイバ等、特性が均一でない像
伝送用の光学素子を用いた場合にも高い解像力を実現し
うる撮像装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1では
マルチモードの光波を伝送しうる光学素子と、前記光学
素子の手元側に配置され、物体を照明する照明光を発生
する光源装置と、前記光学素子の物体側端面近傍に配置
され、入射光を透過すると共に、位相共役な反射光を発
生する位相共役半透光学素子とにより、照明光を光学素
子で伝送し、位相共役半透光学素子を介して物体を照明
し、かつ位相共役半透光学素子からの反射光により光学
素子での波面の歪みを補正して高い解像力の画像を得ら
れるようにしている。
【0007】請求項2ではマルチモードの光波を伝送し
うる光学素子と、前記光学素子の手元側に配置され、物
体を照明する照明光を発生する光源装置と、前記光学素
子の物体側端近傍に配置され、入射光と位相共役な位相
共役光を発生する位相共役光学素子と、前記光学素子の
手元側に配設され、入射光と位相共役な反射光を発生す
る位相共役鏡とを設けることにより、照明光を光学素子
で伝送し、位相共役光学素子を介して物体を照明し、か
つ位相共役光学素子からの反射光により光学素子での波
面の歪みを補正して高い解像力の画像を得られるように
している。
【0008】請求項3ではマルチモードの光波を伝送し
うる第1の光学素子と、前記第1の光学素子の手元側に
配置され、物体を照明する光を発生する光源装置と、前
記第1の光学素子に入射する参照光と物体光の光学的近
軸関係が同じになるように前記第1の光学素子の物体側
に配設された第2の光学素子と、前記光源装置から撮像
素子に至る光路中に配設され、入射光と位相共役な反射
光を発生する位相共役光学素子とを設けることにより、
第2の光学素子により第1の光学素子に入射する参照光
と物体光の光学的近軸関係が同じになるように設定でき
るので、視野の周辺まで鮮明な画像が得られる。
【0009】請求項4ではマルチモードの光波を伝送し
うる光学素子と、前記光学素子の手元側に配置され、照
明用の3つの色光を発生する光源装置と、前記3つの色
光で物体を時分割で照明する照明機構と、光路中に配設
され、入射光と位相共役な反射光を発生する位相共役光
学素子と、前記位相共役光学素子に入射する参照光を伝
送する参照光用光ファイバと、前記光学素子の手元側に
配置され、光電変換機能を有する撮像素子と、前記3つ
の色光による照明と同期して、各色の画像をフレームメ
モリに取込み、画像としてTVモニタ上に表示する信号
処理回路とを設けているので、3つの色光を光学素子を
介して時分割で伝送し、位相共役光学素子を介して物体
を照明し、かつ位相共役光学素子からの反射光により光
学素子での波面の歪みを補正して、撮像素子に導き、各
色光での光電変換信号をフレームメモリに格納し、フレ
ームメモリに格納された色成分画像を信号処理してカラ
ーの映像信号に変換して高い解像力のカラー画像をTV
モニタに表示できるようにしている。
【0010】請求項5ではマルチモードの光波を伝送し
うる光学素子と、前記光学素子の手元側に配置され、前
記光学素子を介して伝送されたレーザ光を物体側に出射
するレーザ光源と、前記光学素子の物体側端面近傍に配
置され、入射光と位相共役な反射光を発生する位相共役
鏡と、前記光学素子の手元側に配置され、光電変換機能
を有する撮像素子とを設けることにより、レーザ光によ
って他の光の場合より必要とされる視野範囲の物体側を
より均一に照明でき、周辺側まで鮮明な画像が得られ
る。
【0011】請求項6では入射光と位相共役な反射光を
発生する少なくとも3つの位相共役光学素子と、マルチ
モードの光波を伝送しうる光学素子と、3色以上の色光
を発生する光源と、前記光学素子の手元側に配置され、
光電変換機能を有する撮像素子とを備えることにより時
間分解能の良いカラー撮像を可能にする。
【0012】また、位相共役光学素子を用いた干渉計と
して請求項7では基準となる第1の光学素子と検査され
る第2の光学素子とが第1の光路上に配置され、その光
路中に位相共役光を発生する位相共役鏡を配置し、第1
の光学素子を経た光に対し位相共役鏡で位相共役光を発
生させ、この光を検査される第2の光学素子に導いてこ
の第2の光学素子を透過した光を干渉させて前記第2の
光学素子を計測する。請求項8では2つ以上の位相共役
鏡を備え、2つの光路の光がそれぞれ一回ずつ基準とな
る第1の光学素子と検査される第2の光学素子との両方
を通過し、前記位相共役鏡は2つの光路のそれぞれに配
置され、2つの光路の光の干渉縞で前記第2の光学素子
を計測することにより高い精度で第2の光学素子を検査
できるようにしている。
【0013】請求項9では基準となる第1の光学素子と
検査される第2の光学素子とが同一の光路上に配置さ
れ、その光路中における両光学素子の間に位相共役鏡を
配置し、前記第1及び第2の光学素子を出射後の波面を
分割後に干渉させて干渉縞で前記第2の光学素子を計測
することにより、高い精度で検査できるようにしてい
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1及び図2は本発明の第1実施例に係り、図1
は第1実施例の内視鏡撮像装置を示し、図2は回転フィ
ルタを示す。
【0015】図1に示す本発明の第1実施例の内視鏡撮
像装置1は、光非線型媒質からなる位相共役鏡を用い
て、マルチモードファイバで生ずる波面の歪を補正し、
高解像の内視鏡画像が得られる内視鏡撮像装置を実現す
るものである。
【0016】この内視鏡撮像装置1は、体腔内等に挿入
される挿入部7を有する内視鏡2と、この内視鏡2の手
元側が接続され、照明光を供給する光源装置3と、内視
鏡2の手元側に接続(或は装着)され、撮像する機能を
備えた撮像部4と、この撮像部4に対する信号処理を行
う信号処理回路5と、この信号処理回路5から出力され
る映像信号を表示するカラーTVモニタ6とから構成さ
れる。
【0017】内視鏡3は細長の挿入部7と、この挿入部
7の後端に太幅に形成され、術者等が把持する把持部8
とを有する。この挿入部7内及び(一部の)把持部8内
にはマルチモードの光波を伝送する光学素子としての機
能を有するマルチモードファイバ11が挿通されてい
る。
【0018】光源装置3内には赤(R),緑(G),青
(B)の3つの各波長の光(色光とも記す)でそれぞれ
発光する赤色,緑色,青色レーザ(R,G,Bレーザと
略記)13R,13G,13Bが収納され、Rレーザ1
3Rからでた赤の光(R光と記す)は、このR光に対す
るダイクロイックミラー14R(R光を反射し、他の波
長の光を透過する特性のミラー)で反射され、モータ1
5で回転駆動されるRGBの回転フィルタ16を通り、
把持部8内に配置したミラー17,22で反射され、さ
らにハーフミラー23で一部が反射されてマルチモード
で光を伝送する機能と像を伝送する機能マルチモードフ
ァイバ11の後端面(手元側端面)に、そのマルチモー
ドの伝送特性に対応した角度範囲で(垂直ないし斜め
で)照明光が入射される。
【0019】図2は回転フィルタ16を示し、赤,緑,
青の3色のフィルタ16R,16G,16Bが円周上に
配置されている。この回転フィルタ16は毎秒0.05
〜40回転し、赤、緑、青の照明光を時分割で透過す
る。
【0020】同様にGレーザ13Gで発光された緑の光
(G光と記す)はG光に対するダイクロイックミラー1
4Gで反射され、ダイクロイックミラー14R、RGB
フィルタ16を通り、ミラー17,22で反射され、さ
らにハーフミラー23で反射されてマルチモードファイ
バ11の後端面に入射される。
【0021】同様にBレーザ13Bで発光された青の光
(B光と記す)はミラー14Bで反射され、ダイクロイ
ックミラー14G,14R、回転フィルタ16を通り、
ミラー17,22、ハーフミラー23を経てマルチモー
ドファイバ11の後端面に入射される。
【0022】マルチモードファイバ11の後端面に入射
されたR(又はG又はB)光は、このマルチモードファ
イバ11によりマルチモードで先端側(物体側)の端面
に伝送され、先端面からほぼ前方に広がって出射され、
対向するように配置されたハーフミラー24を透過した
光成分はさらに前方に配置したミラー25で反射され、
このミラーで反射された光路中に配置されたハーフミラ
ー26を透過した光成分は位相共役鏡21に入射され
る。
【0023】つまり、マルチモードファイバ11によっ
て伝送された照明光となるR(又はG又はB)光は先端
面から、例えば符号I→A→B→C→Dで示す光経路P
ATH(IABCD)を経て位相共役鏡21にプローブ
光として入射する。
【0024】そして、位相共役鏡21から、この入射光
としてのプローブ光と位相共役な光、つまり位相共役光
(波面の形はそのままで時間軸だけが反転されているの
で、時間反転光とも呼ぶ)が発せられ、入射される光経
路C→Dを逆にたどり(図1では少しずらして示してい
る)、この位相共役光は符号D→C→E(物体27面上
の点)→C→A→Iで示す光経路PATH(DCECA
I)でマルチモードファイバ11の先端面に入射され、
伝送されて手元側端面から出射される。
【0025】この場合、物体27面で反射された位相共
役光は物体情報(例えば符号Eでの反射率情報及びC−
E間の距離情報)を持ち、マルチモードファイバ11を
通過中に、このマルチモードファイバ11で生ずる波面
の歪を補正する。これは、位相共役光がマルチモードフ
ァイバ11を手元側から先端側に伝送された伝送経路を
逆にたどることにより、手元側端面を出た戻り光は、丁
度この手元側端面に入射される光の波面を先端側での光
路長に対応する値だけ位相をシフトしたものに相当する
(ただし、一般に光量は大きく異なる)。
【0026】図1では光源装置3からの光はハーフミラ
ー23で反射されたものが1本で示しているが、実際に
はマルチモードファイバ11のマルチモードの伝送特性
に対応した角度範囲でマルチモードファイバ11の手元
側端面に入射される。また、マルチモードファイバ11
の先端面から出射される光の出射角度範囲もマルチモー
ドファイバ11のマルチモードの伝送特性に対応した角
度範囲となり、この角度範囲で物体27側を観察するこ
とになる。
【0027】マルチモードファイバ11の手元側端面か
ら出射された光は第1の結像レンズ28を経て、モータ
29で回転されるスリガラス31上に高精細の物体像
(内視鏡像)を結像する。このスリガラス31上の像は
第2の結像レンズ32により固体撮像素子33上に結像
される。
【0028】なお、モータ29及びスリガラス31は無
くても良いが、モータ29及びスリガラス31を設ける
ことにより、スペックルパターン(斑点状の干渉パター
ン)を除去でき、品位の高い画像が得られる。
【0029】ここで大切なことはマルチモードファイバ
11の物体27の位置Iから位相共役鏡21の位置Dに
至るプローブ光の光経路PATH(IABCD)と、位
相共役鏡21から物体面27上の位置Eを経てファイバ
物体側端面の位置Iにもどる位相共役光の光経路PAT
H(DCEAI)とがほぼ等しいことである。
【0030】つまり、 PATH(IABCD) 〜 PATH(DCEAI) (1) が成り立つことが望ましい。ここで、記号〜は近似的に
等しいことを表し、近似度が高い程良い。式(1)が成
り立たないと、位相共役鏡21で生ずる波面の歪が正し
く補正されず解像度のよい画像が得られないことがあ
る。
【0031】上記固体撮像素子33で光電変換された画
像信号は、アンプ34を通り、マルチプレクサ35へ入
力される。このマルチプレクサ35は回転フィルタ16
のエンコーダ36からの回転位置信号が入力されるコン
トローラ37により、回転位置信号に同期して、3つの
スイッチSW1,SW2,SW3がサイクリックにON
され、例えばR光の照明で撮像を行った期間では、スイ
ッチSW1がONになり、少なくともカラー画像1フレ
ーム分の画像データを記憶する記憶容量を有するフレー
ムメモリ38のRフレームメモリ38Rに赤の画像成分
データが記憶される。
【0032】G光レーザ13Gから出た光線はダイクロ
イックミラー14Gを経て、ダイクロイックミラー14
Rを透過し、R光レーザ13Rから出た光線の場合と同
様に作用する。この場合にはフレームメモリ38のGフ
レームメモリ38Gに緑の画像が記憶される。又、B光
レーザ13Bから出た光線はダイクロイックミラー14
Bを経て、ダイクロイックミラー14G,14Rを透過
し、R光レーザ13Rから出た光線の場合と同様に作用
し、この場合にはフレームメモリ38のBフレームメモ
リ38Bに青の画像が記憶される。
【0033】つまり、G光レーザ13G、B光レーザー
13Bについても位相共役鏡21の働きは赤色の場合と
ほぼ同じである。ダイクロイックミラー14G又は14
Bで反射された後、回転フィルタ16で、それぞれ3色
のレーザ光は時分割で一色ずつ、マルチモードファイバ
11を経て伝送される。そして、位相共役鏡21を経て
物体27に照射され、反射光はマルチモードファイバ1
1の手元側端面からレンズ28を経て固体撮像素子33
上に結像される。
【0034】その後、エンコーダ36、マルチプレッサ
35によりそれと同期して、フレームメモリ38に各色
の画像が蓄えられ、面順次式カラー画像をえる。フレー
ムメモリ38の情報はビデオレートで読み出され、RG
B方式のカラーTVモニタ6にカラー画像が表示される
わけである。
【0035】なお、R,G,Bでそれぞれ発光する3つ
のレーザ13R,13G,13Bのかわりに、1本のレ
ーザを用い、回転フィルタ16、マルチプレクサ35、
エンコーダ36、フレームメモリ38を除去して、単色
の画像を得ることも可能である。また、符号CとEとの
間にレンズ又は反射鏡を置いて、物体像を拡大又は縮小
してもよい。
【0036】また、マルチモードファイバ11としては
可撓牲で像を伝送する機能を有するファイババンドルと
してのイメージガイドとか、リジッドにしたイメージフ
ァイバ等の像伝送機能を有するマルチモードの光学素子
を用いてもよいし、あるいは硬性内視鏡等に用いられる
リレーレンズ系、不均質媒質レンズ等のマルチモードの
リジッドな光学素子を用いてもよい。つまり、マルチモ
ードファイバ11はマルチモードの光波を伝送しうるか
つ像伝送の機能を有する光学素子であればよい。
【0037】また、シングルモードで光波を伝送するシ
ングルモードファイバでもそれらをバンドル(束)にし
て像を伝送する機能を有するようにしたシングルモード
ファイババンドルを用いても良い。ただし、この場合に
はシングルモードで伝送を行うので、照明範囲及び観察
範囲が狭くなる。これを解消するためにレンズを併用す
るようにしても良い。位相共役鏡21の材質としては自
己励起型のチタン酸バリウムBaTiO3 等を用いると
励起光がいらないので良い。
【0038】O plus E(No.153(1992
年8月号P.51〜T2)の先行例が単色光画像しか得
られないのに対し、この実施例によればカラー画像が得
られること、先行例では通常の光による照明のもとで被
写体を撮像するため、人間の体内などでは利用できない
のに対し、本実施例によれば、手元側の光源装置からの
照明光を伝送して先端側から出射するようにしているの
で、人間の体内等の反射物体の撮像ができることですぐ
れている。
【0039】また、挿入部7内には、照明光及び像伝送
の光学素子としてマルチモードファイバ11を挿通すれ
ば良いので、挿入部7を細径にできる。また、挿入部7
の先端側の光学部品の構成が簡単であり、細径化でき
る。なお、図1において、位相共役鏡21をさらにマル
チモードファイバ11側に近づけて配置することによ
り、さらに細径化できる。
【0040】また、マルチモードファイバ11として細
径なものを用いた場合には、局所的に屈折率が不均一と
か、像伝送の際のモードによる位相ずれとか、波長依存
牲等のために分散が生じ、伝送された像の劣化を少なく
することが困難であるが、この実施例では位相共役光を
発生する位相共役光学素子を用いて伝送に伴う局所的に
屈折率が不均一であるとか、位相ずれ、波長依存牲等の
影響を解消(キャンセル)できるので、質の良い像伝送
特性を維持できる。
【0041】従って、位相ずれ等の伝送特性をあまり考
慮することなく、マルチモードファイバを細いファイバ
で構成できるので、挿入部7を細径化できる。また、細
いファイバを束ねる本数を多くすることにより高解像化
できる。また、画像伝送特性などにバラツキのあるファ
イバを束ねてマルチモードファイバ11として使用する
こともできるので、低コスト化することもできる。又、
マルチモードファイバ11としてリジッドな光学素子を
用いた場合にも、位相共役光により、質の良い画像が得
られる。
【0042】なお、物体側に置かれた位相共役鏡21,
ハーフミラー24,26,ミラー25等の素子は光IC
化することによって小型化しうるものである。なお、光
源装置3からのR,G,Bの照明光はレーザ光に限定さ
れるものでなく、白色ランプの光を色フィルタを介して
生成したもの等でも良い。もっともレーザ光を用いる
と、他の光の場合より必要とされる視野範囲の物体側を
より均一に照明でき、周辺側まで鮮明な画像が得られる
メリットがある。なお、図1の第1実施例で、プローブ
光の光路と位相共役光の光路を入れ換え、図3に示す変
形例のようにしてもよい。
【0043】この変形例ではプローブ光はI→A→C→
E→Dの光経路PATH(IACED)を経て位相共役
鏡21に入射する。位相共役光はD→C→B→A→Iの
光経路PATH(DCBAI)を通り、マルチモードフ
ァイバ11に入射する。従って、 PATH(IACED) 〜 PATH(DCBAI) (2) が成り立つことが望ましいのは図1の実施例と同じ理由
である。
【0044】図3又は図1のいずれか1方向の光だけを
取り出したい時には、たとえば図3のアイソレーター3
9をBAの間に置けばよい。この変形例の作用及び効果
は第1実施例とほぼ同様である。
【0045】図4は本発明の第2実施例の内視鏡撮像装
置41を示す。この内視鏡撮像装置41は内視鏡42
と、この内視鏡42の後端に装着されるアダプタ43
と、このアダプタ43に接続される光源装置3と、この
アダプタ43に接続される撮像部45とこの撮像部45
と電気的に接続される信号処理回路5と、この信号処理
回路5から出力されるカラーの映像信号を表示するカラ
ーTVモニタ6とから構成される。
【0046】内視鏡42は体腔内等に挿入される挿入部
45を有し、この挿入部45の後端にアダプタ43を着
脱自在で接続することができる。このアダプタ43には
光源装置3が着脱自在で接続される。
【0047】図1と同じ構成の光源装置3から出射され
るR(又はG又はB)光はハーフミラー46a,46b
でそれぞれ反射された後、内視鏡42の挿入部45内を
挿通されたマルチモードの伝送機能を有し、かつ偏波面
を保存して伝送する機能を有する光学素子としてのマル
チモード偏波面保存ファイバ47に、その後端面から入
射する。
【0048】この偏波面保存ファイバ47により偏波面
が保存されて伝送され、その先端面からの出射光S2 +
T2 は、入射光を透過する機能と、入射光と位相共役な
反射光を発生する位相共役半透光学素子としての位相共
役ハーフミラー48に当たり、一部は位相共役な反射光
S1 +T1 として偏波面保存ファイバ47に戻る。
【0049】なお、偏光の方向は光S1 ,S2 が↑↓
(図4で↑↓方向が電場の振動方向で表しており、紙面
に平行である)、T1 ,T2 はS1 ,S2 と垂直な偏光
方向で、この場合には◎(紙面に垂直)である。
【0050】位相共役ハーフミラー48はプリズム形状
でもよく、位相共役ハーフミラー,位相共役ハーフプリ
ズム等をまとめて、位相共役半透光学素子という用語を
用いる。
【0051】この偏波面保存ファイバ47を通過した光
は偏光板49入射し、この偏光板49の偏光方向と平行
な光成分、この場合には例えばS方向の偏光S2 が透
過し、さらにレンズ50を透過し、広がって物体27に
当たった後、上述と逆の経路をレンズ50→偏光板49
→位相共役ハーフミラー48とたどり、偏波面保存ファ
イバ47に入る。
【0052】光源装置3の動作は図1の実施例と同じな
ので省略する。レンズ50は撮像装置41における撮像
の画角を広げるために設けられた凹レンズ又は凸レンズ
又はこれらの組合わせレンズで構成でき、このレンズ5
0は無くても撮像は可能である。
【0053】偏波面保存ファイバ47からの出射光S2
,S1 ,T1 の動作について以下に述べる。偏波面保
存ファイバ47からの出射光S1 ,S2 ,T1 はハーフ
ミラー46bを通り、偏光方向に応じて反射光及び透過
光に分ける偏光ハーフミラー51で2つの偏光成分の光
S1 ,S2 とT1 に分けられる。光S1 ,S2 は光量調
整フィルタ(例えばNDフィルタ)52で弱められ、ミ
ラー53で反射し、ハーフミラー54に入る。
【0054】一方、光T1 はハーフミラー55で2つに
分けられ、反射成分は1/2波長板(λ/2板と略記)
56で偏光方向を光S1 ,S2 と同じ偏光方向に揃えら
れ(変換され)、ハーフミラー54に入射する。
【0055】ハーフミラー54を通過した後、光T1 と
S1 とが干渉して、キャンセルするように、ハーフミラ
ー51→ハーフミラー55→ミラー53→ハーフミラー
54の光路長と、ハーフミラー51→ハーフミラ→55
→λ/2板56→ハーフミラー54の光路長との差が
(2n+1)波長/2となるように揃えておく(ここで
nは0以上の整数)。
【0056】また光量調整フィルタ52によってハーフ
ミラー54に入る光T1 とS1 との光量を揃えておく。
するとハーフミラー54を出射した光は減衰した光S2
のみになる。
【0057】ハーフミラー55を透過した光T1 はλ/
2板57で偏光方向を光S2 の偏光方向と一致するよう
に変換され、ミラー58で反射されて(例えばフォトリ
フラクティブ結晶からなる)位相共役鏡59に入射す
る。一方、ハーフミラー54を出た光S2 もハーフミラ
ー60で反射し、位相共役鏡59にプローブ光として入
射する。
【0058】また、レーザ13R,13G,13Bから
の光で、ハーフミラー46aを透過したものはレンズ6
1によって平面波とされ、ミラー62で反射されて位相
共役鏡59に入射される。つまり、この位相共役鏡59
はR,G,B光で順次照射されており、光T1 とS2 に
よって位相共役鏡59に書き込まれたホログラムを平面
波で読み出すので、位相共役光Pは偏波面保存ファイバ
47によって生じた波面の歪みが補正された物体の画像
情報の波面となる。
【0059】位相共役光Pはハーフミラー60を透過
し、例えばミラー63、64、65で反射された後、図
1の第1実施例と同様に撮像部4に入射され、第1の結
像レンズ28、回転フィルタ31,第2の結像レンズ3
2,固体撮像素子33に結像される。
【0060】この固体撮像素子33に結像された像は光
電変換され、アンプ34で増幅された後、図1と同じ構
成の信号処理回路5に入力され、信号処理されてカラー
の映像信号に変換され、カラー画像がカラーTVモニタ
6に表示される。
【0061】この第2実施例によれば、第1実施例と比
べると、撮像装置41を構成する内視鏡42の挿入部4
5の先端部に配置した位相共役ハーフミラー48によっ
て、参照光T1 と物体光S2 とが光軸上,光軸外ともに
殆ど同一の近軸の光学条件で偏波面保存ファイバ47の
中を伝達されるため、得られる画像はどの物体距離でも
視野の周辺までボケることなく高解像になるメリットが
ある。その他は第1実施例と同様の効果を有する。な
お、位相共役ハーフミラー48の材料としてはチタン酸
バリウムがポンピング光等も不要ですぐれている。
【0062】また、位相共役鏡59の材料としてもチタ
ン酸バリウム、ニオブ酸リチウムLiNbO3 を用いる
ことができる。
【0063】なお、位相共役鏡59に入射する光は、よ
り高精細な画像を得るために平面波のかわりに、本撮像
装置で生ずる波面の歪みを補正するために、平面波以外
の光波を入射させてもよい。
【0064】このためには位相共役鏡59と光源装置3
のダイクロイックミラー14R,14G,14Bとの間
にホログラム67等を置き、波面に収差を付与すればよ
い。このホログラム67は撮像部4の点線で示す位置と
かレンズ28,31,32,33の間に配置してもよ
い。
【0065】図5は本発明の第3実施例における内視鏡
68を示す。この実施例では照明用の光ファイバ69を
偏波面保存ファイバ47とは別に設けたものである。ハ
ーフミラ70によって光ファイバ69からの光は位相共
役鏡48→偏光板49→レンズ50と順次透過した後、
物体27に当たる。一方、位相共役鏡48で照明光の一
部は反射され、位相共役光となり偏波面保存ファイバ4
7に戻ってきてその先端面から入射する。
【0066】その他の構成及び動作は図4の第2実施例
と同じであるが、照明用の光ファイバ69を別に設けた
ので、フレア光の影響を少なくでき、コントラストの良
い画像が得られる。
【0067】物体光S2 と参照光T1 とが光軸上,光軸
外ともに同じ幾何光学的な近軸条件で偏波面保存ファイ
バ47に入射するのは図4と同じであり、視野周辺まで
ボケの少ない画像が得られる。その他の効果は第2実施
例と同様である。
【0068】図6は本発明の第4実施例で図1の第1実
施例を改良したものである。この撮像装置71は図1と
は異なる構成の内視鏡72を有する。この内視鏡72以
外の構成は図1と同じである。
【0069】光源装置3からの光はミラー17、22、
で反射された後、さらにハーフミラー23で反射されて
マルチモードファイバ11に入射され、伝送されて先端
面から出射される。この先端面から出射された照明光
は、ハーフミラー75を透過し、このハーフミラー75
とほぼ直交するように配置された位相共役鏡21に入射
する。この入射により、位相共役鏡21から位相共役光
Pが放射され、ハーフミラー75で反射されて物体27
に当たる。
【0070】物体27からの反射光Sはハーフミラー7
5を透過し、位相共役鏡21に当たる。位相共役鏡21
からの反射光はハーフミラー75で反射され、マルチモ
ードファイバ11に入射する。このマルチモードファイ
バ11で伝送され、手元側の端面から出た光の動作は図
1の第1実施例と同じである。
【0071】この実施例でもハーフミラー75に向かう
位相共役光Pと、マルチモードファイバ11に向かう反
射光Sとの近軸条件が光軸上,光軸外とも同一であるた
め、視野の周辺まで鮮明な画像が得られること、図1の
第1実施例より構成が簡単なこと、図4の第2実施例よ
り内視鏡の手元側の構成が単純なこと等ですぐれてい
る。その他は第1実施例と同様の効果を有する。
【0072】また、この実施例は挿入部7の先端部の側
方(挿入部7の長手方向と直交する方向)を観察する側
視タイプに適する。位相共役光Pはマルチモードファイ
バ11の波面を補償する能力があるため鮮明な画像が得
られる。なお、位相共役鏡21はハーフミラー75の近
傍で2つに分割してもよい。
【0073】図7は本発明の第5実施例の一部を示し、
この実施例は図4の第2実施例とは先端側の構成が少し
異なる内視鏡76が採用されている。ハーフミラー46
bで反射された(光源装置3側からの)光S2,T2は
ハーフミラー46bで反射されて偏波面保存ファイバ4
7を通り、レンズ77でほぼ平行光になった後、絞り7
8近傍に配置された光学素子としての位相共役ハーフミ
ラー79に入射する。この位相共役ハーフミラー79で
反射されて参照光成分S1 ,T1 が偏波面保存ファイバ
47に入る。
【0074】ハーフミラー79を透過した光S2 ,T2
のうち、S2 は偏光板49を透過し、物体27に当た
り、反射されて反射光(物体光)S2 となり、偏光板4
9を再度通過して、ハーフミラー79→レンズ77→偏
波面保存ファイバ47の順に進行する。偏波面保存ファ
イバ47を通過して手元側端面から出射された後の光の
処理は図4の第2実施例と同じである。
【0075】この実施例は図4とほぼ同様の効果を有す
る。
【0076】この第5実施例或いは第2の変形例とし
て、図7における位相共役ハーフミラー79を、単なる
ハーフミラーにしたものでも良い。このようにすると、
位相共役光を発生する位相共役光学素子を偏波面保存フ
ァイバ47の先端側に設けないで済むこと、構造が簡単
なこと等の利点がある。もっとも、参照光T1 と物体光
S2 とは光軸上では近軸条件が同一であるが、光軸外で
は近軸条件が異なるため、やや画像の解像度が低下す
る。なお、絞り78は無くてもよい。物体27と偏波面
保存ファイバ47の出射端面が共役で、かつレンズ77
の近傍にハーフミラー79があれば、より鮮明な画像が
得られる。
【0077】また、図8に示す(図7の)変形例のよう
に偏波面保存ファイバ47の代わりに偏波像保存イメー
ジコンジット,イメージガイド47′を採用した内視鏡
76′場合、光量調整フィルタ52の後方にミラー53
の代わりにハーフミラー53′を配置し、レンズ80で
偏波面保存ファイバ47の出射端面の像を固体撮像素子
81上に結像させるアダプタ43′にすると、通常の内
視鏡テレビ観察ができる。ただし、物体27と偏光板4
9との距離はレンズ77の焦点距離に比べて大きいこと
を仮定した。
【0078】上述の実施例等ではカラー画像を得るため
に時分割方式でR,G,B光の画像を得るようにした
が、位相共役鏡としてフォトリフラクティブな結晶を用
いると時間応答が遅い欠点がある。この場合、1枚の写
真のような静止画像を撮影する装置として用いればよ
い。
【0079】またカラー画像を得る別の構成として図9
のような撮像装置85にしても良い。図6の撮像装置7
1における各色光を時分割で共通のマルチモードファイ
バ11で伝送する構成としないで、各色光をそれぞれマ
ルチモードファイバ11J(J=R,G,B)で伝送す
る構成とすると共に、それぞれの戻り光をそれぞれ撮像
部4Jで撮像する構成とし、各色光を用いて得られた画
像をビデオ信号生成回路86で合成してカラー映像信号
を生成し、カラーTVモニタ6にカラー画像を表示す
る。
【0080】例えばRレーザ13Rの光はミラー87
R,ハーフミラー23Rで反射されてマルチモードファ
イバ11Rの手元側端面から入射され、伝送されて先端
面から出射され、ハーフミラー75R、位相共役鏡21
Rを経て物体に照射される。物体からの反射光はハーフ
ミラー75R、位相共役鏡21Rを経て、マルチモード
ファイバ11Rの先端面に入射され、伝送されて手元側
端面から出射され、ハーフミラー23Rを透過した光は
撮像部4Rに入射され、固体撮像素子33で撮像され
る。アンプ34で増幅された赤(R)の画像信号はビデ
オ信号生成回路86に入力される。
【0081】他のG,Bレーザ13G,13Bでも同様
の動作により、それぞれG,Bの画像信号がビデオ信号
生成器86に入力される。このビデオ信号生成回路86
で合成されてカラー映像信号にされ、カラーTVモニタ
6にカラー画像を表示する。この第6実施例によれば、
各色成分毎で位相共役鏡21Jを用いて画像を生成する
ようにしているので、図6の実施例よりも時間分解能の
良いカラー画像が得られる。その他は図6と同様の効果
を有する。
【0082】なお、マルチモードファイバ11Jは必ず
しも3本必要ではなく、位相共役鏡21Jが3つ必要な
のである。なぜなら位相共役鏡21Jはどの色光に対し
てもフォトリフラクティブ効果により、位相共役鏡21
J中に屈折率の分布を生成してしまうため、3つの色光
で生ずるそれぞれの屈折率分布の和が位相共役鏡21J
内に形成されてしまうからである。
【0083】さらに1つあるいは複数の色光に対して2
つ以上の位相共役鏡21Jを用いる構成(つまり4以上
の位相共役鏡を用いる構成)にして、より時間分解能の
良いカラー画像を得られるようにしても良い。3つの位
相共役鏡21Jは手元側に置いてもよく、図4の実施例
も図9のような構成で同時化してカラー画像を得るよう
にできる。さらに、少なくとも1つの色光に対して複数
の位相共役鏡を用いる構成を他の実施例に適用しても良
い。
【0084】これまでの説明で述べたハーフミラー、ハ
ーフプリズムは必ずしもその光量分割比が50:50の
ものに限らず、30:70など光学設計時に適宜値に選
ぶことができる。
【0085】次に、位相共役鏡の別の応用例について述
べる。図14は特開平5−157512号公報に開示さ
れた位相共役鏡を用いた従来のレンズ検査用干渉計15
1を示す。レーザ光源152からの光束は第1のビーム
スプリッタ153を介して第2のビームスプリッタ15
4に入射され、この第2のビームスプリッタ154を透
過した光束は位相共役鏡155に入射され、位相共役光
が出射される。
【0086】この位相共役光は第2のビームスプリッタ
154により透過光と反射光に分けられる。透過光はさ
らに第1のビームスプリッタ153で反射されてテレビ
カメラ158で受光される。
【0087】一方、第2のビームスプリッタ154での
反射光は被測定レンズ156の被測定面157に入射さ
れ、この被測定面157からの反射光束は第2のビーム
スプリッタ154で反射され、さらに位相共役鏡155
に入射されて位相共役光となり、第2のビームスプリッ
タ154を透過して第1のビームスプリッタ153で反
射されてテレビカメラ158で受光される。
【0088】このテレビカメラ158には上記被測定レ
ンズ156側に向かわないで位相共役鏡155で反射さ
れた光も入射されるので、これらの光の干渉縞がテレブ
カメラ158で受光される。このテレビカメラ158で
撮像された干渉縞はテレビモニタ159に表示される。
この従来例では干渉計本体側に基準となるレンズが不要
であるメリットはあるものの、非球面レンズの両面を同
時に測定することは困難であった。
【0089】この点を鑑みて以下の実施例の干渉計は非
球面で均質、或いは非球面で不均質媒質からなるレンズ
等の光学素子でも測定可能な位相共役光学素子を用いた
マッハツェンダー型等の干渉計を提供することを目的と
している。
【0090】図10に示すマッハツェンダー型干渉計1
01はレーザー光源102から出た光はビームエクスパ
ンダ103でビーム径が広げられ、第1のビームスプリ
ッタ104aに入る。このビームスプリッタ104aで
透過光と反射光の2つに分けられ、透過光は、基準とな
る光学素子として例えば非球面を有する均質なレンズ、
つまり基準非球面レンズ105に入射し、この非球面レ
ンズ105を経た後、第2のビームスプリッタ104b
に入る。
【0091】この第2のビームスプリッタ104bを透
過した光は、レンズ106で集光された後、位相共役鏡
107に入射される。この位相共役鏡107からの位相
共役光は逆進し、レンズ106を経て第2のビームスプ
リッタ104bで、一部が上方に反射され、検査される
光学素子としての非球面を有する均質或いは不均質なレ
ンズ、つまり被検査非球面レンズ108に入る。この被
検査非球面レンズ108を経た光は上方に進み、第3の
ビームスプリッタ104cに入射する。
【0092】一方、第1のビームスプリッタ104aで
上方に反射された光は第1のミラー109aで反射さ
れ、第3のビームスプリッタ104cでもう一方の光路
の光と干渉し、第2のミラー109b、レンズ110を
通り、モータ111で回転される回転スクリーン112
上に結像する。
【0093】この像は結像レンズ113により固体撮像
素子114の光電変換面に結像され、この固体撮像素子
114の出力信号は信号処理回路115で映像信号に変
換され、モニタ116の表示面に干渉縞が表示され、ユ
ーザはこの干渉縞を観察することにより、非球面レンズ
108の検査ができるようにしている。
【0094】この干渉計101によれば、以下の効果が
ある。非球面レンズ108の形状,偏心,内部屈折率等
の基準となる非球面レンズ105に対する差が干渉縞と
して観察されるので、非球面レンズ108の検査が容易
にできる。従って、基準となる非球面レンズ105から
のずれが干渉縞として観測できるので、例えば製造され
た非球面レンズを被検査非球面レンズ108とすること
により、そのレンズ108が許容される範囲のものか否
かの検査或いは計測が基準の非球面レンズ105を用い
て容易にできる。
【0095】なおレンズ106は無くてもよいが、レン
ズ106によって光束幅を絞ることによって位相共役鏡
107の大きさ(サイズ)を小さいもので済むようにで
きるので、コストを低減できるという点で有利である。
【0096】なお、図中の点線で示すレンズ117は非
球面レンズ105,108が凹レンズの場合などに光路
中に挿入して用いる凸レンズで、無くても平面に近い非
球面,球面レンズに対しては測定できる。
【0097】もちろんこの干渉計101は、球面レンズ
の検査にも使用できる。図15に示す通常のマッハツェ
ンダー型干渉計161に比べて、分離光路l1 ,l2 に
入る同じ特性のレンズ164を殆ど必要としないため、
精度の高い検査を行うことができる。
【0098】図15の干渉計161では、レーザ光源1
02のレーザ光はビームエクスパンダ103で広げら
れ、第1のビームスプリッタ162aに入る。このビー
ムスプリッタ162aで透過光と反射光の2つに分けら
れ、反射光は、さらに第1のミラー163aで反射され
た後、基準となる非球面を有する基準非球面レンズ10
5に入射し、この非球面レンズ105を経た後、さらに
第2のレンズ164を透過させてある程度のビーム径に
して第2のビームスプリッタ162bに入る。
【0099】一方、第1のビームスプリッタ162aを
透過した光は、第2のミラー163bで反射され、被測
定非球面レンズ108を透過させた後、第2のレンズ1
64を経てビーム径が調整されて第2の第2のビームス
プリッタ162bに入射され、その一部が反射されて、
この第2のビームスプリッタ162bを透過した基準側
の光と混合され、レンズ110を経てスクリーン112
に干渉縞を作る。
【0100】この干渉計161では光路l1 ,l2 を通
った2つの光を第2のビームスプリッタ162bで混合
して干渉させるようにしているので、第2のビームスプ
リッタ162bでのビーム径はある程度の大きさにしな
いと、必要とされる精度を維持できない。
【0101】これに対し、図10の干渉計101では同
じ光路l1 中に基準となる非球面レンズ105と検査さ
れる非球面レンズ108とが配置され、これら両レンズ
105、108の間に第2のビームスプリッタ104b
を介して位相共役鏡107を配置した構成にしているの
で、仮に非球面レンズ105を経た光が第2のビームス
プリッタ104b付近でそのビーム径が小さくなっても
なんら問題にならない。
【0102】さらに、位相共役鏡107により非球面レ
ンズ108に入射される光は、基準となる非球面レンズ
105を出射した光と等価な状態(ただし波面は位相共
役)で入射されるので、図15では必要になる2つの特
性の揃ったレンズ164、164が原理的に不必要にな
る。このため、レンズ164の特性に影響されることな
く、非球面レンズ108の検査を行うことができ、高い
精度での検査が可能になる。
【0103】図11は図10の実施例と同じく、非球
面、不均質媒質レンズ等でも検査のできる位相共役光を
用いた干渉計121を示す。この実施例は図10の実施
例に比べ2倍の精度で測定できるメリットを有するもの
である。
【0104】レーザ光源102から出た光はビームエク
スパンダ103でビーム径が広げられ、第1のビームス
プリッタ122aに入る。このビームスプリッタ122
aで透過光と反射光の2つに分けられ、点線で示す透過
光は、第2のビームスプリッタ122bで一部が反射さ
れ、基準レンズとなる非球面レンズ105を透過し、第
3のビームスプリッタ122cで一部が反射され、第1
の位相共役鏡123aに入射される。
【0105】この第1の位相共役鏡123aから出射さ
れた位相共役光は、この第3のビームスプリッタ122
cを一部が透過し、被測定非球面レンズ108を経てプ
リズム124に入射されて、光路が変更され、第1のビ
ームスプリッタ122aを一部が透過し、さらに第4の
ビームスプリッタ122dに入射される。つまり、点線
で示す光は矢印で示すと122a→122b→105→
122c→123a→122c→108→124→12
2a→122dの光路を通る。
【0106】一方、レーザ光源102から出射され、ビ
ームエクスパンダ103を介した光は実線で示すように
第1のビームスプリッタ122aで反射され、プリズム
124に入射されて、光路が変更され、被検査非球面レ
ンズ108を経て第3のビームスプリッタ122cに入
射され、一部が反射されて、第2の位相共役鏡123b
に入射される。
【0107】この第2の位相共役鏡123bから出射さ
れた位相共役光は、第3のビームスプリッタ122cを
一部が透過し、非球面レンズ105を透過し、第2のビ
ームスプリッタ122bを一部が透過し、さらに第5の
ビームスプリッタ122eを一部が透過して第3の位相
共役鏡123cに入射される。
【0108】この第3の位相共役鏡123cから出射さ
れた位相共役光は、第5のビームスプリッタ122eで
一部が反射され、さらに第4のビームスプリッタ122
dで一部が反射されて、点線で示す光と混合される。
【0109】つまり、実線で示す光は矢印で示すと、1
22a→124→108→122c→123b→122
c→105→122b→122e→123c→122e
→122dの光路を通る。
【0110】第4のビームスプリッタ122dでの混合
による干渉縞はレンズ110を経てスクリーン112に
結像される。この像はさらにレンズ113を経て固体撮
像素子114の光電変換面に結像され、点線で示す光と
の干渉縞が撮像される。このように2つの光路を通った
光は第4のビームスプリッタ122dを出たところで干
渉し、スクリーン112上に干渉縞を作り、これを固体
撮像素子114で撮像し、モニタ116の干渉縞の映像
を観察することができる。
【0111】この実施例では非球面レンズ108を2方
向に通った光波が干渉するので図10の実施例よりも2
倍の感度で測定或いは検査できる。図10,図11及び
後述する,図12,図13の実施例ともに非球面レンズ
105はホログラム,回折光学素子等で作られた基準レ
ンズでもよい。
【0112】図12も図11の実施例と同じ使用目的の
干渉計131であり、図10の実施例の干渉計101に
比べ、やはり2倍の精度で測定でき、かつ図11の実施
例と異なり、干渉する2つの波面の左右が反転しないメ
リットを有する構成のものである。
【0113】レーザ光源102のレーザ光は非球面レン
ズ105を透過し、ビームスプリッタ132を一部が透
過して第1の位相共役鏡133aに入射される。この第
1の位相共役鏡133aから出射された位相共役光は、
このビームスプリッタ132で一部が反射され、被検査
非球面レンズ108を透過し、第1のハーフミラー13
4aを透過する光と反射する光に分かれる。透過した光
は第2の位相共役鏡133bに入射される。
【0114】この第2の位相共役鏡133bから出射さ
れた位相共役光は、逆行し、第1のハーフミラー134
aで一部が反射され、レンズ110側に向かう。つま
り、レーザ光源102→非球面レンズ105→ビームス
プリッタ132→第1の位相共役鏡133a→ビームス
プリッタ132→非球面レンズ108→第1のハーフミ
ラー134aと進んだ光は、この第1のハーフミラー1
34aで2つに分けられる。そして、第1のハーフミラ
ー134aを透過した光は、第2の位相共役鏡133b
→第1のハーフミラー134a→レンズ110と進む。
【0115】一方、第1のハーフミラー134aで反射
された光は第2のハーフミラー134bを一部が透過
し、ミラー135a,135b,135cで順次反射さ
れて光路が変更され、再び第2のハーフミラー134b
に戻り、このハーフミラー134bで一部が反射されて
第1のハーフミラー134aに入射される。この第1の
ハーフミラー134aを透過した光は、第1の位相共役
鏡133bからの光と混合され、レンズ110を経てス
クリーン112に像を結ぶ。
【0116】つまり、この光は、第1のハーフミラー1
34a→第2のハーフミラー134b→第1のミラー1
35a→第2のミラー135b→第3のミラー135c
→第2のハーフミラー134b→第1のハーフミラー1
34aと進み、2つの波面はこの第1のハーフミラー1
34aで混合されて干渉し、レンズ110を経てスクリ
ーン112上に干渉縞を作る。この実施例によれば、図
11よりも簡単な構成で同様の作用及び効果を有する。
【0117】図13も図12の例と同じ目的、同じメリ
ットの干渉計141であり、図12の干渉計131に比
べ、さらに干渉計を作る光学素子の数が少なく、製作精
度が高くコストが安いメリットを有するものである。
【0118】図13と同様にレーザ光源102のレーザ
光は非球面レンズ105を透過し、ビームスプリッタ1
32を一部が透過して位相共役鏡133aに入射され
る。
【0119】この位相共役鏡133aから出射された位
相共役光は、このビームスプリッタ132で一部が反射
され、非球面レンズ108を透過する。この非球面レン
ズ108を透過した光は第1のハーフミラー142aを
一部が透過し、位相共役半透鏡143に入射され、透過
する光と、反射される光との2つに分かれる。
【0120】透過した一方の光はミラー144で反射さ
れ、さらに第2のハーフミラー142bを一部が透過し
てレンズ110側に進行する。
【0121】一方、位相共役半透鏡143で反射された
位相共役の光は第1のハーフミラー142aで一部が反
射され、さらに第2のハーフミラー142bに入射さ
れ、この第2のハーフミラー142bで一部が反射され
て、ミラー144で反射された光と混合され、レンズ1
10を経てスクリーン112に干渉縞を生成する。
【0122】この実施例では、光の進路を矢印で示す
と、レーザ光源102→非球面レンズ105→ビームス
プリッタ132→位相共役鏡133a→ビームスプリッ
タ132の光路で基準非球面の波面が作られ、ビームス
プリッタ132→非球面レンズ108→第1のハーフミ
ラー142aと進んだ光は位相共役半透鏡143で2つ
に分けられる。一つの波面は位相共役半透鏡143を通
過しミラー144→第2のハーフミラー142bと進
む。
【0123】もう一つの波面は位相共役光であり、第1
のハーフミラー142a→第2のハーフミラー142b
に進む。2つの波面は第2のハーフミラー142bで一
つに混合されて干渉し、スクリーン112に干渉縞を作
ることになる。この実施例はさらに簡単な構成で図13
と同様の効果を有する。
【0124】なお、例えば図10ないし図13におい
て、基準となる非球面レンズ105と検査される非球面
レンズ108とを入れ替えて配置しても良い。なお、上
述した実施例などを部分的などで組み合わせて異なる実
施例を構成することもでき、それらも本発明に属する。
【0125】[付記] (1)前記第1及び第2の光学素子は第1及び第2のレ
ンズであり、前記第1の光路中における前記第1及び第
2のレンズの間に前記位相共役鏡と光路分割手段とを配
置し、干渉縞で前記第2のレンズを計測する請求項7記
載の干渉計。
【0126】(2)前記第1及び第2の光学素子は第1
及び第2のレンズであり、前記第1の光路上に配された
前記第1及び第2のレンズの間に位相共役鏡と光路分割
手段を配置し、前記第2の光路を経た光の波面との干渉
縞で前記第2のレンズを計測する請求項7記載の干渉
計。
【0127】(3)前記2つの光路中にそれぞれ配置さ
れる前記位相共役鏡は一方の光路中には2つ以上配置さ
れ、2つの光路を経た光の干渉縞で前記第2の光学素子
を計測する請求項8記載の干渉計。
【0128】(4)前記第1及び第2の光学素子を出射
後の光路中に少なくとも1つの位相共役鏡又は位相共役
半透鏡を含む請求項9記載の干渉計。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
ルチモードの光波を伝送しうる光学素子と、前記光学素
子の手元側に配置され、物体を照明する照明光を発生す
る光源装置と、前記光学素子の物体側端面近傍に配置さ
れ、入射光に対し、位相共役な反射光を発生する位相共
役光学素子と、前記光学素子の手元側に配置され、光電
変換機能を有する撮像素子とを設けているので、照明光
を光学素子で伝送し位相共役光学素子を介して物体から
の反射光を再び光学素子を伝送させることにより位相共
役な光で、光学素子伝送時の波面の歪みを補正できるの
で、光学素子として伝送特性に歪みが生じるものでも高
い解像力の画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内視鏡撮像装置の概略構
成図。
【図2】回転フィルタを示す説明図。
【図3】第1実施例の変形例の先端側を示す構成図。
【図4】本発明の第2実施例の内視鏡撮像装置の全体構
成図。
【図5】本発明の第3実施例の内視鏡撮像装置の一部の
構成図。
【図6】本発明の第4実施例の内視鏡撮像装置の全体構
成図。
【図7】本発明の第5実施例の一部の構成図。
【図8】第5実施例の変形例における一部を示す構成
図。
【図9】本発明の第6実施例の内視鏡撮像装置の全体構
成図。
【図10】本発明の第1実施例の干渉計の構成図。
【図11】本発明の第2実施例の干渉計の構成図。
【図12】本発明の第3実施例の干渉計の構成図。
【図13】本発明の第4実施例の干渉計の構成図。
【図14】従来例の干渉計の構成図。
【図15】従来例の他の干渉計の構成図。
【符号の説明】
1…内視鏡撮像装置 2…内視鏡 3…光源装置 4…撮像部 5…信号処理回路 6…カラーTVモニタ 7…挿入部 11…マルチモードファイバ 13R,13G,13B…レーザ 17、22…ミラー 21…位相共役鏡 23、24、26…ハーフミラー 28、32…レンズ 35…マルチプレクサ 37…コントローラ 38…フレームメモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチモードの光波を伝送しうる光学素
    子と、前記光学素子の手元側に配置され、物体を照明す
    る照明光を発生する光源装置と、前記光学素子の物体側
    端面近傍に配置され、入射光を透過すると共に、位相共
    役な反射光を発生する位相共役半透光学素子と、から成
    る撮像装置。
  2. 【請求項2】 マルチモードの光波を伝送しうる光学素
    子と、前記光学素子の手元側に配置され、物体を照明す
    る照明光を発生する光源装置と、前記光学素子の物体側
    端近傍に配置され、入射光と位相共役な位相共役光を発
    生する位相共役光学素子と、前記光学素子の手元側に配
    設され、入射光と位相共役な反射光を発生する位相共役
    鏡と、から成る撮像装置。
  3. 【請求項3】 マルチモードの光波を伝送しうる第1の
    光学素子と、前記第1の光学素子の手元側に配置され、
    物体を照明する光を発生する光源装置と、前記第1の光
    学素子に入射する参照光と物体光の光学的近軸関係が同
    じになるように前記第1の光学素子の物体側に配設され
    た第2の光学素子と、前記光源装置から撮像素子に至る
    光路中に配設され、入射光と位相共役な反射光を発生す
    る位相共役光学素子とを設けたことを特徴とする撮像装
    置。
  4. 【請求項4】 マルチモードの光波を伝送しうる光学素
    子と、前記光学素子の手元側に配置され、照明用の3つ
    の色光を発生する光源装置と、前記3つの色光で物体を
    時分割で照明する照明機構と、光路中に配設され、入射
    光と位相共役な反射光を発生する位相共役光学素子と、
    前記位相共役光学素子に入射する参照光を伝送する参照
    光用光ファイバと、前記光学素子の手元側に配置され、
    光電変換機能を有する撮像素子と、前記3つの色光によ
    る照明と同期して、各色の画像をフレームメモリに取込
    み、画像としてTVモニタ上に表示する信号処理回路と
    からなるカラー撮像装置。
  5. 【請求項5】 マルチモードの光波を伝送しうる光学素
    子と、前記光学素子の手元側に配置され、前記光学素子
    を介して伝送されたレーザ光を物体側に出射するレーザ
    光源と、前記光学素子の物体側端面近傍に配置され、入
    射光と位相共役な反射光を発生する位相共役鏡と、前記
    光学素子の手元側に配置され、光電変換機能を有する撮
    像素子とを設けたことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 入射光と位相共役な反射光を発生する少
    なくとも3つの位相共役光学素子と、マルチモードの光
    波を伝送しうる光学素子と、3色以上の色光を発生する
    光源と、前記光学素子の手元側に配置され、光電変換機
    能を有する撮像素子とを備えたカラー撮像装置。
  7. 【請求項7】 基準となる第1の光学素子と検査される
    第2の光学素子とが第1の光路上に配置され、該第1の
    光路中に位相共役光を発生する位相共役鏡を配置し、干
    渉縞により第2の光学素子を計測することを特徴とする
    干渉計。
  8. 【請求項8】 2つ以上の位相共役鏡を備え、2つの光
    路の光がそれぞれ一回ずつ基準となる第1の光学素子と
    検査される第2の光学素子との両方を通過し、前記位相
    共役鏡は2つの光路のそれぞれに配置され、2つの光路
    の光の干渉縞で前記第2の光学素子を計測することを特
    徴とする干渉計。
  9. 【請求項9】 基準となる第1の光学素子と検査される
    第2の光学素子とが同一の光路上に配置され、その光路
    中における両光学素子の間に位相共役鏡を配置し、前記
    第1及び第2の光学素子を出射後の波面を分割後に干渉
    させて干渉縞で前記第2の光学素子を計測することを特
    徴とする干渉計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011505171A (ja) * 2007-10-11 2011-02-24 モナ カ テクノロジー モジュール式撮像デバイス、前記デバイス用のモジュール、及び前記デバイスによって実施される方法
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