JPH0835488A - ダイアフラムポンプ - Google Patents

ダイアフラムポンプ

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Publication number
JPH0835488A
JPH0835488A JP17441294A JP17441294A JPH0835488A JP H0835488 A JPH0835488 A JP H0835488A JP 17441294 A JP17441294 A JP 17441294A JP 17441294 A JP17441294 A JP 17441294A JP H0835488 A JPH0835488 A JP H0835488A
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JP
Japan
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diaphragm
outer peripheral
peripheral edge
holding means
center
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Pending
Application number
JP17441294A
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English (en)
Inventor
Nobuo Nonoyama
延男 野々山
Yasumasa Nakano
泰昌 中野
Kazuo Watanabe
一生 渡辺
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MARUKA SEIKI KK
Original Assignee
MARUKA SEIKI KK
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Application filed by MARUKA SEIKI KK filed Critical MARUKA SEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイアフラムポンプのダイアフラムの寿命を
延ばす。 【構成】 ダイアフラム70の外径縁74はダイアフラ
ム取付枠5とポンプフレ−ムPFに保持され図外のコア
架台に固定される。ダイアフラム70の内径縁73を含
む中心部はダイアフラム膜部72の両面をセンタディス
ク901,902で挟む形で保持され、センタディスク
中心穴CHを通し取付ネジ81でセンタディスク90
1,902に取付けられた振動子枠8を含む振動子によ
ってダイアフラム70の軸方向(図の左右方向)に往復
駆動される。この時特にダイアフラムの膜部72のセン
タディスク周縁部は屈曲が大きく発熱するが、この部分
はセンタディスク周縁に設けた金属等の伝熱性の冷却フ
ィン101,102により冷却され、熱的劣化が防止さ
れる。これは、センタディスク901,902を合成樹
脂化したとき更に有効である。また、冷却フィン10
1,102には必要に応じ空気攪拌のため切込部が設け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄化槽、養魚活魚水槽
等に空気を圧送するためのダイアフラムポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、浄化槽、養魚活魚水槽等に空気を
圧送するために通常、電磁式のダイアフラムポンプ(以
後、電磁ブロワ−と記載することもあるが同義語であ
る)が用いられている。以下、図面を参照しながら電磁
ブロワ−について説明するが、各図において同一の符号
は同一もしくは相当部分を示す。
【0003】上記電磁ブロワ−1は、図7の側面断面図
及び図8の平面図に示すように構成されている。尚、図
8は図7に示したカバ−2及びフィルタ−カバ−4を取
り外した状態での平面図であり、この図7,図8は共に
駆動されていない電磁ブロワ−1を示している。次に図
9,10は図7のダイアフラム70部分の拡大図で、図
9はポンプ19を含めた図、図10はダイアフラム70
とセンタディスク90との結合状態を更に拡大して示し
た図である。
【0004】また、図11はダイアフラム70の平面
図、図12は図11のA−A断面図である。図11,1
2に示すようにゴム状弾性材からなるダイアフラム70
は、中心穴71を持つ円環板状に形成され、その膜部7
2の内周縁、外周縁に夫々、内径縁73、外径縁74が
形成されている。この内径縁73はセンタ−ディスク9
0に保持される一方、外径縁74は、後述のダイアフラ
ム取付枠5,6に保持固定される。尚、一般的にいえ
ば、膜部72は中心穴71のない円板状に形成される場
合もある。
【0005】ところで電磁ブロワ−1は、図7〜図10
に示すように左右対称位置にリング状のダイアフラム取
付枠5,6を備え、更に夫々のダイアフラム取付枠5,
6に外径縁74を介して装着されたダイアフラム70
は、その膜部72の両面中央部をこの例では合成樹脂か
らなる円板状のセンタディスク90(90A,90B)
によって挟み込まれたうえ、振動子枠8の両端部におい
て、センタディスク90の中心軸と軸が一致するように
振動子枠8に一体に設けられた取付ネジ81のボルト8
1aをセンタディスク90A,90Bの中心穴CHに通
し、ナット81bを締付けることによってセンタディス
ク90と結合されている。
【0006】図9,10に示すセンタディスク90Aに
はダイアフラム70の内径縁73が嵌合しており、かつ
センタディスク90Aの中央凸部92がセンタディスク
90Bの対応する凹部に嵌合している。そして、各セン
タディスク90A,90Bのダイアフラム側の面95は
夫々ダイアフラム70の膜部72の内径縁73付近の一
様な膜厚を持つ平坦面部に接している。またセンタディ
スク90A,90Bのダイアフラム70側の外周縁部に
は円弧状の曲面部94が付され、ブロワ−動作時にセン
タディスク90A,90Bの外周縁部からダイアフラム
70の膜部72に集中的に無理な力が加わらぬように構
成されている。
【0007】尚、BDはセンタディスク90A,90B
のダイアフラムに接する平面部95の上にセンタディス
クと同心のリング状に突出するように設けられた凸条
(ビ−ド)でセンタディスク90A,90Bの組付時、
この凸条BDがダイアフラム70の膜部72に喰込むこ
とによりブロア動作時における膜部72の内径縁73ま
わりの伸縮を防ぎセンタディスク90によるダイアフラ
ム70の保持を確実にしている。
【0008】また96は凸条BDの外方(大径側)にて
センタディスク90A,90Bとダイアフラム膜部72
との間に挿入された例えばフッ素樹脂からなる減摩フィ
ルムで、ブロア動作時にダイアフラム膜部72の伸縮に
よってセンタディスク90A,90Bとの間に生ずる摩
擦による摩耗を抑制する。
【0009】前記振動子枠8の図7上、左側には、上,
下2か所に永久磁石10,11が取り付けられる一方、
右側には上、下2か所に永久磁石12,13(図8)が
取り付けられている。振動子枠8の両側には、永久磁石
10,11,12,13の磁極面と相対し、永久磁石1
0,11,12,13を吸引もしくは反発させ、振動子
枠8を左右に往復動させるための電磁石14及び15が
配設されている。
【0010】電磁石14及び15は、それぞれコア16
にコイル17を巻いたもので外部の商用電源からプラグ
P及び電源コ−ドPCを介して供給された電力により励
磁され、商用電源の周波数に対応して、前記永久磁石1
0,11,12,13の磁極面と相対する磁極面がN
極、S極に交互に励磁されるように構成されている。上
記電磁石14及び15は、鋼板等で凹字状に形成された
コア架台18の上面に取着されており、コア架台18の
左外側面には前記ダイアフラム取付枠5とポンプ19と
が一体的に取り付けられているとともに、コア架台18
の右外側面には前記ダイアフラム取付枠6とポンプ20
とが一体的に取り付けられている。
【0011】ポンプ19のポンプフレ−ムPFには吸入
弁V1と吐出弁V2が設けられ、ポンプ20のポンプフ
レ−ムPFにも同様に図示しない吸入弁と吐出弁が設け
られている。ポンプ19には吐出弁V2から吐出される
空気を導くためのエアパイプ21が接続される一方、ポ
ンプ20には同様にエアパイプ22が接続されており、
エアパイプ21,22の反対端部は、それぞれエアタン
ク23に接続されている。そして、前記電磁石14及び
15のコイル17に商用電源からの電力が供給され、前
記振動子枠8が左右の往復動され、ポンプ19,20が
ポンプ作動されたとき、ポンプ19,20から圧送され
た空気が上記エアタンク23と吐出口24と図示してい
ないホ−ス等とを介して外部の浄化槽、養魚活魚水槽等
に供給される。
【0012】このときの電磁ブロワ−1内の送気の径路
はポンプ19を例にとれば、図7の破線矢印のように示
される。即ち、外気は先ずフィルタ−カバ−4の周縁下
端部の、カバ−2との隙間G1から取込まれ、エア−フ
ィルタ−3、カバ−2の上部の穴2aを経て、カバ−2
の内部に取込まれる。さらにこの空気は吸入弁V1を経
てポンプ19の内部に取込まれたのち、吐出弁V2→エ
アパイプ21→エアタンク23→吐出口24の径路で電
磁ブロワ−1外に送出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図13〜図15はブロ
ワ−動作時におけるダイアフラム70の変形を示し、同
図14は中立状態、図13,15は夫々センタディスク
90が振動子枠8を介して夫々矢印方向に駆動された状
態を示す。この図から判るように図13の破線円で示す
ダイアフラム70のセンタディスク周縁部、つまりダイ
アフラム膜部72とセンタディスク90A,90Bの曲
面部94と接する部分におけるダイアフラム膜部72の
伸縮,屈曲が著しい。このためダイアフラム膜部72の
内部の粘性損失,膜部72の表面の減摩フィルム96あ
るいはセンタディスク面95との間の摩擦によって膜部
72の、この部分の温度が上昇して劣化が進み、長時間
運転においてダイアフラム70がセンタ−ディスク周縁
部から破断しやすいという問題がある。この傾向はセン
タ−ディスクを通常、量産性を上げるため非伝熱性材で
ある樹脂成形品としていることにより更に促進される。
【0014】この問題の解決案として例えば特開平5−
231327号公報がある。ここでは吸入口と吐出口と
を持ち、電磁石と隔離されたケ−シング内に磁性体(磁
石)を左右に備えたダイアフラムの周部を保持する構成
とし、電磁石によって加熱されていない比較的低温のポ
ンプ空気流路内にダイアフラムを置き、その劣化を軽減
すると共に防音対策を容易化することが提案されてい
る。
【0015】しかしながらこの従来の構成はダイアフラ
ムの不安定な変形を防ぐために、磁石を大形化すること
が難しく、且つケ−シングの存在から磁石と電磁石磁極
間の空隙も大とせざるを得ないことから、大容量の電磁
ブロワ−に適用することは困難である。またこれとは別
に合成樹脂製のセンタディスク90を伝熱性材例えばア
ルミに変えダイアフラムの放熱を助ける方法が考えられ
る。しかし我々の実験によればセンタディスク90を従
来と同形状のまま伝熱性材に変えても若干の改善効果は
見られるものの充分ではない。
【0016】そこで本発明では、従来の電磁ブロワ−1
の構成を大巾に変えず、ポンプ特性に与える影響を少な
くでき、センタディスク周縁部のダイアフラム劣化を有
効に低減できる手段を備えたダイアフラムポンプを提供
することを解決すべき技術的課題とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のための第
1の技術的手段は、ゴム状弾性材からなる円板状、又は
円環板状の膜部を持ち、同膜部の外周縁は固定保持され
るとともに、同膜部の中心側は同膜部の両面を、夫々膜
部の外周縁の径より小さい最大径の外周縁を持つ、剛性
材からなる中央保持手段によって挟持されたダイアフラ
ムを備え、この中央保持手段を前記膜部の中心軸方向に
往復駆動し、このときのダイアフラムによって閉じられ
る空間の体積変化を利用して空気を圧送するダイアフラ
ムポンプを、前記ダイアフラム膜部の少なくとも一面側
の前記中央保持手段のほぼ外周縁部分にて上記膜部を圧
し得るとともに、その膜部の外周縁と同心で、且つ外周
部が円形の加圧面と、外縁部の径がその加圧面の外周部
の外径より大きく表裏両面が常時空間に開放される薄肉
部分とを有する伝熱材からなる冷却フィンを備えた構成
にすることである。
【0018】また、前記課題解決のための第2の技術的
手段は、ゴム状弾性材からなる円板状、又は円環板状の
膜部を持ち、同膜部の外周縁は固定保持されるととも
に、同膜部の中心側は同膜部の両面を、夫々膜部の外周
縁の径より小さい最大径の外周縁を持つ、剛性材からな
る中央保持手段によって挟持されたダイアフラムを備
え、この中央保持手段を前記膜部の中心軸方向に往復駆
動し、このときのダイアフラムによって閉じられる空間
の体積変化を利用して空気を圧送するダイアフラムポン
プを、前記膜部の少なくとも一面側の前記中央保持手段
の外周縁部の全周に亘り前記膜部を少なくとも圧し得る
面領域部分を金属等の伝熱材で構成すると共に、表裏両
面が常時空間に開放され、その外周縁の最大の外径が前
記中央保持手段の外径より大きい薄肉部分を有する金属
等の伝熱材からなり、且つ前記面領域部分と伝熱良好に
結合された冷却フィンを備えた構成にすることである。
【0019】また、上記のダイアフラムポンプにおい
て、面領域部分が結合された中央保持手段と冷却フィン
は同一材質で一体に形成することである。更に、冷却フ
ィンの外周縁には複数の切込部が設けられたようにす
る。
【0020】更にまた、前記膜部の両面側の中央保持手
段を共に金属等の伝熱材で構成し、かつ両者を伝熱良好
に結合することである。
【0021】
【作用】上記のように構成されたダイアフラムポンプに
よれば、ダイアフラムの片面又は両面側のセンタディス
クの周縁部に、金属等の伝熱材からなる冷却フィンを設
けたことにより、その冷却フィンを介してダイアフラム
膜部の発生熱を積極的に周囲空気に放散する作用をす
る。
【0022】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は、前記従来の電磁ポンプ1と基本的構
成を同じにするダイアフラムポンプの本発明の第1の実
施例としてのダイアフラム部分の構成を示した縦断面図
であり、図2は図1の要部(冷却フィン部)の側面図で
ある。また図3は、図1の要部を更に拡大した図であ
る。図1、図2及び図3において、900(901,9
02)は夫々図9,10の90(90A,90B)に対
応する新たなセンタディスクであり、100(101,
102)は夫々センタディスク901,902の周縁に
設けられた冷却フィンである。
【0023】冷却フィン100(101,102)は、
この例では中心穴103を持ち、ほぼ軸対称の円錐台状
の外形を持つ伝熱性材質の薄板からなり、この冷却フィ
ン101,102の円錐台の頂面105、及びこの頂面
105の周縁の曲面部104は、夫々図9,10のセン
タディスク90A,90Bの周縁の平面部95,曲面部
94に置換える形で、減摩フィルム96を介しダイアフ
ラムの膜部72(以後単に膜部72と記載する)に圧接
するように構成されている。また前記円錐台状外形の錐
面(傾斜面)106には図2に示すように外周に沿っ
て、ブロワ−動作時に空気の攪拌効果を増すための複数
の切込部107が設けられているが、これは必須のもの
ではなく、破線のように一様な円形の外周としてもよ
い。
【0024】上記冷却フィン101,102の材質とし
ては少なくとも合成樹脂より充分熱伝導性のよいもの、
例えば銅、アルミ、鉄、真鍮、青銅、ステンレス等の金
属、さらにはベリリア等の磁器であってもよい。また、
センタディスク901,902の材質としては、合成樹
脂(非伝熱材),金属(伝熱材)等の何れであってもよ
い。ポンプ動作時、膜部72の特にセンタディスク周縁
部に集中して発生する熱はセンタディスク900(90
1,902)が非伝熱材の場合、矢印109に示す径路
で冷却フィン101,102内を外周方向に向いながら
周囲の空気に放散される。
【0025】図4は、図3において図外の振動子枠によ
ってセンタディスク901,902が右方(矢印方向)
に駆動されたときの状態を示す。この図4から判るよう
に冷却フィン101と膜部72に挟まれる空間(ほぼ破
線内)SP1,SP2の容積のポンプ動作中の変化は著
しく、この空間内の空気はダイアフラムの径大方向と径
小方向の間を激しく出入して攪拌され、この作用と冷却
フィン101,102のセンタディスク中心軸方向の往
復動作に基づく冷却フィン101,102の前記空間S
P1,SP2への対向面の逆側となる面の空気の流動攪
拌作用によって図3の矢印109の径路の放熱効果は高
く、これによりセンタディスク周縁部での膜部72の周
囲空気に対する温度上昇は従来よりも著しく低減され
る。
【0026】尚、図4において、冷却フィン101,1
02の最大外径D2は、冷却フィン101,102の円
錐台状外形を形成する面内で、ポンプの動作中も常時膜
部72を圧し続ける面の最大径D1の少なくとも120
%を越えるように選ばれ、冷却フィン101,102か
ら常時、自由空間に放熱可能に構成されている。これは
センタディスク901,902の外径D3が、通常前記
最大径D1の120%以内に選ばれており、外径D1と
D3との間では、膜部72が冷却フィン側に接し得るか
らである。尚、冷却フィン101,102の最大外径は
互いに等しくある必要はない。
【0027】センタディスク901,902が伝熱材の
場合、図3に示すように破線矢印110の径路による放
熱に、前述した冷却フィン101,102による実線矢
印109の径路の放熱が加わるが、冷却フィン101,
102は短い放熱径路で放熱面積を大きく稼げる構造
(即ち、冷却フィン101,102の両面で放熱され、
かつ放熱面積が外径の二乗に比例して増大する。但し、
切込部107の面積は放熱状況やポンプ効率に応じて可
変される)であるので、何れにせよ、センタディスク周
縁部の膜部72の温度上昇を大きく低減させることがで
きる。
【0028】図5は本発明の第2の実施例としてのダイ
アフラム部分の縦断面図、図6は図5の要部を更に拡大
した図である。図5,図6において910(911,9
12)は冷却フィン101,102を同一の伝熱性材質
により一体として持つセンタディスクで、センタディス
ク911は、ほぼ図1におけるセンタディスク901と
振動子枠8側の冷却フィン101とを一体とした形状を
持ち、センタディスク912は、ほぼ図1におけるセン
タディスク902とポンプ側の冷却フィン102とを一
体とした形状を持っている。そしてセンタディスク91
1,912はダイアフラム中心穴71を経て相互に伝熱
良好に結合されている。この例ではポンプ効率の低下を
防ぐため、ポンプ側の冷却フィン102の最大外径D2
2は振動子枠8側の冷却フィン101の最大外径D21
より小に構成されている。
【0029】このように構成した場合、図1〜図3で示
した径路109による放熱が行われるが、ポンプ側セン
タディスク912の周囲空気の温度は振動子枠側(つま
り空気の吸入口側)のセンタディスク911の周囲空気
の温度より高く、従ってセンタディスク912の温度も
センタディスク911の温度より高くなる。これにより
センタディスク912から911へ向う破線矢印111
のような熱流が生じ、冷却フィン102の外径が小にな
ったことによる放熱効果の減少によるセンタディスク9
12側の温度の増大を防ぐ方向に仂く。以上の実施例で
は冷却フィン101,102を膜部72の両面に設ける
ものとしたが、膜部72の片面のみに設けても有効であ
ることには変わりがない。
【0030】また図5における冷却フィン101,10
2に相当する部分の一部を本体側から機械的に分離し、
分離した部分と分離された部分(本体例)とを相互に伝
熱良好に結合しても本発明に包含される。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外周縁が
固定保持された、円形板状又は円環板状の膜部を持つダ
イアフラムの中央部の膜部両面をセンタディスクで挟
み、このセンタディスクを介してダイアフラムの膜面を
ダイアフラムの軸方向に往復振動させる構成を持つダイ
アフラムポンプにおいて、少なくともダイアフラム片面
側のセンタディスクの外周縁に、この部分の膜部からの
発熱を、同膜部の自由空間対向部分との間の空気の流動
作用をも充分受けて周囲空気に放散させる冷却フィンを
設けたため、従来のダイアフラムポンプの構造を大きく
変更することなくダイアフラムの最も屈曲が激しく発熱
の大きい部分を有効に冷却することができ、ダイアフラ
ムの熱的劣化を抑え、その寿命を向上させることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のダイアフラム部分の構
成を示した縦断面図である。
【図2】図1の冷却フィン部分の側面図である。
【図3】図1の要部拡大図である。
【図4】図3のダイアフラムの駆動変形状態を示す図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施例のダイアフラム部分の構
成を示した縦断面図である。
【図6】図5の要部の拡大図である。
【図7】従来の電磁式ブロワ−の全体的な構成を示した
縦断面図である。
【図8】図7の電磁式ブロワ−の平面図である。
【図9】図7の電磁式ブロワ−のダイアフラム部分の構
造を示した縦断面図である。
【図10】図9の部分拡大図である。
【図11】ダイアフラムの平面図である。
【図12】図11のA−A断面図である。
【図13】ポンプ動作時のダイアフラムの屈曲変形の説
明図である。
【図14】ポンプ動作が行われていないときのダイアフ
ラムの状態説明図である。
【図15】ポンプ動作時のダイアフラムの屈曲変形の説
明図である。
【符号の説明】
1 電磁ブロワ−(ダイアフラ
ムポンプ) 5,6 ダイアフラム取付枠 8 振動子枠 10,11,12,13 永久磁石 14,15 電磁石 18 コア架台 19,20 ポンプ PF ポンプフレ−ム 70 ダイアフラム 71 ダイアフラム中心穴 72 膜部 73 内径縁 74 外径縁 81 取付ネジ 95 平面部 96 減摩フィルム 101,102 冷却フィン 103 冷却フィン中心穴 104 曲面部 105 頂面 106 錐面 107 切込部 109 放熱経路 110 放熱経路 111 放熱経路 900(901,902) センタディスク 910(911,912) センタディスク BD 凸条 CH センタディスク中心穴

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム状弾性材からなる円板状、ないしは
    円環板状の膜部を持ち、同膜部の外周縁は固定保持され
    るとともに、同膜部の中心側は同膜部の両面を、夫々膜
    部の外周縁の径より小さい最大径の外周縁を持つ剛性材
    からなる中央保持手段によって挟持されたダイアフラム
    を備え、この中央保持手段を前記膜部の中心軸方向に往
    復駆動し、このときのダイアフラムによって閉じられる
    空間の体積変化を利用して空気を圧送するダイアフラム
    ポンプにおいて、 前記ダイアフラム膜部の少なくとも一面側の前記中央保
    持手段のほぼ外周縁部分にて上記膜部を圧し得るととも
    に、その膜部の外周縁と同心で、且つ外周部が円形の加
    圧面と、外縁部の径がその加圧面の外周部の外径より大
    きく表裏両面が常時空間に開放される薄肉部分とを有す
    る伝熱材からなる冷却フィンを備えたことを特徴とする
    ダイアフラムポンプ。
  2. 【請求項2】 ゴム状弾性材からなる円板状、ないしは
    円環板状の膜部を持ち、同膜部の外周縁は固定保持され
    るとともに、同膜部の中心側は同膜部の両面を、夫々同
    膜部の外周縁の径より小さい最大径の外周縁を持つ剛性
    材からなる中央保持手段によって挟持されたダイアフラ
    ムを備え、この中央保持手段を前記膜部の中心軸方向に
    往復駆動し、このときのダイアフラムによって閉じられ
    る空間の体積変化を利用して空気を圧送するダイアフラ
    ムポンプにおいて、 前記膜部の少なくとも一面側の前記中央保持手段の外周
    縁部の全周に亘り前記膜部を少なくとも圧し得る面領域
    部分を金属等の伝熱材で構成すると共に、表裏両面が常
    時空間に開放され、その外周縁の最大の外径が前記中央
    保持手段の外径より大きい薄肉部分を有する金属等の伝
    熱材からなり、且つ前記面領域部分と伝熱良好に結合さ
    れた冷却フィンを備えたことを特徴とするダイアフラム
    ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のダイアフラムポンプに
    おいて、 前記面領域部分が結合された中央保持手段と冷却フィン
    は同一材質で一体に形成されたものであることを特徴と
    するダイアフラムポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れかに記載のダイ
    アフラムポンプにおいて、 冷却フィンの外周縁には、この外周縁に沿って複数の切
    込部が設けられたことを特徴とするダイアフラムポン
    プ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4の何れかに記載のダイ
    アフラムポンプにおいて、 膜部の両面側の中央保持手段を共に金属等の伝熱材で構
    成し、かつ両者を伝熱良好に結合したことを特徴とする
    ダイアフラムポンプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008241730A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Fujitsu Ten Ltd 表示制御装置、表示装置及び表示制御方法
WO2014124955A1 (en) * 2013-02-18 2014-08-21 Emitec Gesellschaft Für Emissionstechnologie Mbh Method for heating a delivery device

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US9920672B2 (en) 2013-02-18 2018-03-20 Continental Automotive Gmbh Method for heating a delivery device

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