JPH08340283A - 光加入者伝送路試験方法および装置 - Google Patents

光加入者伝送路試験方法および装置

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JPH08340283A
JPH08340283A JP14490795A JP14490795A JPH08340283A JP H08340283 A JPH08340283 A JP H08340283A JP 14490795 A JP14490795 A JP 14490795A JP 14490795 A JP14490795 A JP 14490795A JP H08340283 A JPH08340283 A JP H08340283A
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秀明 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スターカップラと各光加入者装置間の伝送距
離、破断場所の数の大小によらず、経済的に光加入者伝
送路の試験を行う。 【構成】 スターカップラ2の光加入者装置4側に通過
波長が可変の可変波長フルタ7を挿入し、個々の分岐伝
送路を別個に試験する。また、光加入者装置4の入出力
端に設ける波長選択フィルタ3として二つの波長選択フ
ィルタを用い、障害がない場合の反射光に規則性をもた
せることで、光反射測定装置5で個々の分岐伝送路を識
別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光加入者通信に利用す
る。特に、ひとつのセンタ装置と複数の光加入者装置と
を1対多に接続する光加入者伝送路の試験に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各家庭に大量の情報を送ることの
できるFTTH(Fiber To The Home)の実現に向け、
光加入者システムの研究開発が盛んに行われている。そ
の中でも、TCM(時分割上り下り多重)とTDMA
(時分割ユーザー多重)によるPDS(Passive Double
Star )システムが、複数の光加入者によるセンタ装置
の共有化により低コスト化が実現される点で注目をあび
ている。PDSシステムのようなスターカップラ等によ
りユーザー多重を行う伝送方式では、光ファイバ伝送路
の破断その他の障害場所を通信に影響を与えず経済的に
検査できる監視システムが必要とされる。
【0003】図12は従来例の光加入者伝送路試験方法
を説明する図である。試験対象となる光加入者伝送路
は、ひとつのセンタ装置(SLT:Subscriber Line Te
rminal)1と複数の光加入者装置(ONU:Optical Ne
trwork Unit )4とを1対多に接続する伝送路であり、
スターカップラ2とこのスターカップラ2に接続された
光ファイバとにより構成される。ただし、図ではk番目
(k=1〜N)の光加入者装置4のみを示す。この光加
入者伝送路の障害箇所を検出するには、センタ装置1の
近傍の伝送路上に波長合分波器(WDM)6を配置し、
光反射測定装置(OTDR:Optical Time Domain Refl
ectmeter)5から試験光として光パルスを入射する。そ
して、光加入者伝送路内で反射されて光反射測定装置5
に戻る反射光により、光加入者伝送路の障害場所を検出
する。このとき、試験光を入射してから反射光が戻る時
間により障害場所までの距離がわかり、光加入者装置4
の入出力端からの反射光の有無あるいは強度変化によ
り、どの分岐伝送路に障害があったかがわかる。
【0004】ここで、試験光がセンタ装置1と光加入者
装置4との通信に影響を与えることがないように、光加
入者装置4の入出力端(ターミネーションケーブル)に
は、センタ装置1との通信に用いられる波長を透過し試
験光の波長については反射する波長選択フィルタ3が挿
入される。例えば、1.3μmの波長帯で通信が行われ
ている場合には、試験光の波長帯として1.65μmを
選択し、波長選択フィルタ3として、1.3μmの波長
帯を透過し1.65μmの波長帯を反射する短波長通過
フィルタを用いる。通信用1.3μmの波長は通過させ
るが、1.65μmの波長は反射させることが可能とな
り、通信には影響を与えることなく光加入者伝送路の試
験が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の光加入者伝送路
試験方法では、光加入者伝送路の分岐点から各光加入者
装置までの距離がすべて異なる場合には、各光加入者装
置の入出力端からの反射光を測定することで、どの分岐
伝送路に障害があったかを検出できる。しかし、この方
法により検出できるのは障害点がひとつの場合のみであ
り、複数の障害点があるときには、どの反射光がどの分
岐伝送路からの反射光であるかを識別できず、光加入者
伝送路の障害点を検出することはできない。
【0006】これを図13を参照して説明する。以下で
は、障害として破断の場合を例に説明する。光反射測定
装置から試験光を入射すると、光加入者伝送路上のスタ
ーカップラ、コネクタその他で試験光が反射し、さら
に、光加入者装置の入出力端に挿入された波長選択フィ
ルタで試験光が反射する。光反射測定装置は、これらの
反射光を時間の経過に伴って観測する。破断点が1箇所
の場合には、その破断点からの反射光が光反射測定装置
で観測される。破断点から先には試験光が到達しないの
で、その破断点の先に接続されている光加入者装置(図
ではN番目の光加入者装置)からの反射光は観測されて
ない。これに対し、破断点が2箇所の場合には、破断点
からの反射光が二つ観測され、二つの光加入者装置(図
では1番目とN番目)からの反射光が観測されない。し
たがって、二つの分岐伝送路に破断があり、その破断点
までの距離は判明するが、どちらの分岐伝送路のどの位
置に破断があるかまでは特定できない。
【0007】また、光加入者伝送路の分岐点から各光加
入者装置までの距離で同じものが存在する場合にもそれ
らを区別することができない。
【0008】これを図14を参照して説明する。ここで
は、1番目とk番目の光加入者装置までの距離が同じ場
合を説明する。この場合、光反射測定装置には、この二
つの光加入者装置からの反射光が互いに重なり合って観
測される。この二つの光加入者装置のいずれかに接続さ
れた分岐伝送路に破断がある場合には、その破断点から
の反射光が光反射測定装置で観測され、その二つの光加
入者装置からの反射光の強度が低下する。このため、そ
の二つの光加入者装置のいずれかに接続された分岐伝送
路で破断があったことは判明するが、それらを区別する
ことはできない。
【0009】本発明は、以上の課題を解決し、1対多接
続の光加入者伝送路の個々の分岐伝送路を個別に光反射
測定することのできる光加入者伝送路試験方法および装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点によ
ると、光信号を1対多に接続する光合分岐手段を介して
ひとつのセンタ装置と複数の光加入者装置と接続する光
加入者伝送路にセンタ装置側から試験光を入射し、光加
入者伝送路内で反射されてセンタ装置側に戻る反射光に
より光加入者伝送路の欠陥場所を検出する光加入者伝送
路試験方法において、光合分岐手段の複数の光加入者装
置側の入出力端にそれぞれ、センタ装置と光加入者装置
との間の通信に用いられる波長は透過し、試験光および
その反射光の波長については通過または遮断を切替可能
なフィルタ手段を設け、このフィルタ手段を個々に設定
することにより、光合分岐手段と複数の光加入者装置と
の間のそれぞれの欠陥場所を個々に検出することを特徴
とする光加入者伝送路試験方法が提供される。
【0011】本発明の第二の観点によると、光信号を1
対多に接続する光合分岐手段を介してひとつのセンタ装
置と複数の光加入者装置と接続する光加入者伝送路にセ
ンタ装置側から試験光を入射し、光加入者伝送路内で反
射されてセンタ装置側に戻る反射光により光加入者伝送
路の欠陥場所を検出する光加入者伝送路試験方法におい
て、複数の光加入者装置のそれぞれの入出力端に、光合
分岐手段側から、センタ装置との通信に用いられる波長
は透過し試験光の波長については部分的に反射する第一
の試験光反射手段と、センタ試験との通信に用いられる
波長は透過し試験光の波長については実質的にすべて反
射する第二の試験光反射手段とを複数の光加入者装置毎
に異なる距離で配置し、この第一の試験光反射手段と第
二の試験光反射手段との間の多重反射により生じる反射
光のパルス列により、光合分岐手段と複数の光加入者装
置との間のそれぞれの伝送路を識別することを特徴とす
る光加入者伝送路試験方法が提供される。
【0012】本発明の第三の観点によると、光信号を1
対多に接続する光合分岐手段を介してひとつのセンタ装
置と複数の光加入者装置と接続する光加入者伝送路にセ
ンタ装置側から試験光を入射し、光加入者伝送路内で反
射されてセンタ装置側に戻る反射光により光加入者伝送
路の欠陥場所を検出する光反射測定装置を備えた光加入
者伝送路試験装置において、光合分岐手段の複数の光加
入者装置側の入出力端にそれぞれ、センタ装置と光加入
者装置との間の通信に用いられる波長は透過し、試験光
およびその反射光の波長については通過または遮断を切
替可能なフィルタ手段を備えたことを特徴とする光加入
者伝送路試験装置が提供される。
【0013】この装置において、フィルタ手段は、光加
入者伝送路を構成する光ファイバの曲率半径を変化させ
ることにより通過波長を変える手段を含むことがよい。
【0014】本発明の第四の観点によると、光信号を1
対多に接続する光合分岐手段を介してひとつのセンタ装
置と複数の光加入者装置と接続する光加入者伝送路にセ
ンタ装置側から試験光を入射し、光加入者伝送路内で反
射されてセンタ装置側に戻る反射光により光加入者伝送
路の欠陥場所を検出する光反射測定装置と、複数の光加
入者装置のそれぞれの入出力端に設けられ、センタ装置
との通信に用いられる波長を透過し試験光の波長につい
ては反射する試験光反射手段とを備えた光加入者伝送路
試験装置において、試験光反射手段は、光合分岐手段側
に配置されセンタ装置との通信に用いられる波長は透過
し試験光の波長については部分的に反射する第一の試験
光反射手段と、光加入者装置側に配置されセンタ試験と
の通信に用いられる波長は透過し試験光の波長について
は実質的にすべて反射する第二の試験光反射手段とを含
み、第一の試験光反射手段と第二の試験光反射手段とは
複数の光加入者装置毎に異なる距離で配置されたことを
特徴とする光加入者伝送路試験装置が提供される。
【0015】
【作用】光分岐手段の光加入者装置側に通過波長が可変
のフィルタ手段を挿入することにより、個々の分岐伝送
路の別個に試験することができる。また、光加入者装置
の入出力端に二つの試験光反射手段を設け、障害がない
場合の反射光に規則性をもたせることで、光反射測定装
置で個々の分岐伝送路を識別することができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明第一実施例の光加入者伝送路試
験方法および装置を示すブロック構成図である。この実
施例は、光信号を1対多に接続するスターカップラ2を
介してひとつのセンタ装置1と複数の光加入者装置4と
接続する光加入者伝送路を試験するためのものであり、
この光加入者伝送路にセンタ装置1側から試験光を入射
し、この光加入者伝送路内で反射されてセンタ装置1側
に戻る反射光により光加入者伝送路の欠陥場所を検出す
るため、光反射測定装置5および波長合分波器6を備え
る。各光加入者装置4の入出力端には、通信に用いられ
る波長λ0 を透過し試験光の波長λ1 を反射する波長選
択フィルタ3が挿入される。また、スターカップラ2の
光加入者装置4側の入出力端にはそれぞれ、通信に用い
られる波長λ0 は透過し試験光およびその反射光の波長
λ1 については通過または遮断を切替可能な可変波長フ
ィルタ7を備える。
【0017】図2は測定動作を説明する図である。以下
では、障害として破断の場合を例に説明する。光反射測
定装置5から試験光を入射すると、光加入者伝送路上の
スターカップラ2やコネクタその他で試験光が反射し、
さらに、光加入者装置4の入出力端に挿入された波長選
択フィルタ3で試験光が反射する。光反射測定装置5
は、これらの反射光を時間の経過に伴って観測する。可
変波長フィルタ7をすべてオンにしておくと、光反射測
定装置5で各伝送路からの反射光を観測することができ
る。
【0018】ここで、1番目とk番目の光加入者装置4
が、スターカップラ2から等しい距離に配置されている
ものとする。このとき光反射測定装置5には、複数の光
加入者装置4のそれぞれの入出力端に挿入された波長選
択フィルタ3からの反射光が重なり合って観測される。
これらの光加入者装置4への分岐伝送路に破断がある
と、光反射測定装置5では、破断点からの反射光が観測
される。しかし、これだけでは、どちらの分岐伝送路に
破断があったのかを識別することはできない。そこで、
一方の光加入者装置4に接続された分岐伝送路の可変波
長フィルタ7のみをオンとし、それ以外をオフとする。
このとき、破断点からの反射光があれば、その分岐伝送
路に破断があること、およびその位置を識別することが
できる。破断点からの反射光がなければ、その分岐伝送
路には破断がないことが判明する。
【0019】同様にして、2以上の分岐伝送路に破断が
ある場合や、複数の光加入者装置4がスターカップラか
ら等しい距離に配置されているときでも、個々の分岐伝
送路を別個に測定することができ、その障害点の位置を
識別することができる。
【0020】図3はこの測定の流れを示すフローチャー
トである。この測定では、まず、すべての可変波長フィ
ルタ7をオンとし、光反射測定を行う。その結果得られ
た測定データをデータベースにあらかじめ蓄積された未
故障時のデータと比較し、伝送路障害場所の有無を判定
する。データの不整合がない場合には、伝送路に障害が
ないとして測定を終了する。不整合があり、スターカッ
プラ2から各光加入者装置4までの距離がすべて異な
り、不整合が1箇所のみ存在する場合は、伝送路欠陥点
が特定されて測定が終了する。同じ条件で不整合が2箇
所以上の場合は、可変波長フィルタ7をすべてオフと
し、試験光およびその反射光の波長λ1 に損失を与え
る。その後、問題有りとされる分岐伝送路に対して順次
可変波長フィルタ7を個々にオンし、光反射測定装置5
により反射光の測定および伝送路障害場所の特定を行
う。スターカップラ2から各光加入者装置4までの距離
に同一のものがある場合には、可変波長フィルタ7をす
べてオフとし、その後、順次可変波長フィルタ7を一つ
ずつオンにして、光反射測定装置5により測定および障
害場所の検出を行う。
【0021】図4は別の測定フローを示す。図3に示し
た測定フローでは、最初にすべての可変波長フィルタ7
をオンにして測定し、その測定で障害場所が特定できな
い場合に個々の分岐伝送路の測定を行っていた。これに
対して図4に示す測定フローでは、最初から個々の分岐
伝送路の測定を行う。すなわち、スターカップラ2から
各光加入者装置4まで同一距離が存在する場合と同様
に、まず可変波長フィルタ7をすべてオフとする。その
後、順次可変波長フィルタ7をオンとし、光反射測定装
置5により測定および障害場所の検出を行う。
【0022】図5は可変波長フィルタ7の構造例を示
す。この構造では、基板ブロック上に形成された可動式
の下部ブロック71および上部ブロック72を備え、こ
れらが互いに鋸歯状にかみあう構造となっている。そし
て、あらかじめ緩く張られた光ファイバ70を下部ブロ
ック71および部ブロック72により挟み込むことによ
り、光ファイバ70を曲率半径Rに湾曲させ、長波長帯
の光を放射させる。したがって、通信に用いられる波長
λ0 と試験光およびその反射光の波長λ1 とにλ1 >λ
0 の関係があるとき、波長λ0 は常に通過させ、波長λ
1 については通過または遮断で切り替えることができ
る。
【0023】図6は可変波長フィルタ8の別の構造例を
示す。この構造では、あらかじめ円状に巻いた光ファイ
バ70を左ブロック73および右ブロック74で挟み、
これらをバネ75により押しつけることで、光ファイバ
70の曲率半径を変化させ、試験光の波長を放射させる
ことができる。所望の特性を得るために、光ファイバ7
0をあらかじめn回巻いておくことも可能である。
【0024】図7は可変波長フィルタ7の別の構造例を
示す。この構造では、下部基板ブロック76上に、光フ
ァイバが引かれたときに曲率半径がRとなるように設け
られた半径Rの円状ブロック77とを備える。あらかじ
め緩く張られた光ファイバの片側に引っ張り力を加える
ことで、曲率半径を変え、試験光の波長を放射させるこ
とができる。所望の特性を得るために、この構造を多段
接続することも可能である。
【0025】図8は図5ないし図7に示した可変波長フ
ィルタの動作原理を説明する図であり、曲率半径Rをパ
ラメータとして波長と損失との関係を示す。曲率半径を
小さくすることで、長波長の損失が大きくなることがわ
かる図9は本発明第二実施例の光加入者伝送路試験方法
および装置を示すブロック構成図である。この実施例
は、各光加入者装置4のそれぞれの入出力端に設けられ
センタ装置1との通信に用いられる波長λ0 を透過し試
験光の波長λ1 については反射する波長選択フィルタの
構成が第一実施例と異なり、スターカップラ2側に配置
され波長λ0 は透過して波長λ1 については部分的に反
射する第一の波長選択フィルタ31と、光加入者装置4
側に配置され波長λ0 は透過し波長λ1については実質
的にすべて反射する第二の波長選択フィルタ32とを備
える。これらの波長選択フィルタ31、32は、光加入
者装置4毎に異なる距離で配置される。
【0026】図10は第二実施例の動作を説明する図で
あり、図11はその測定フローを示す。二つの波長選択
フィルタ31、32を用いることで、多重反射が生じ、
光反射測定装置5では、パルス間隔2L/ν、振幅比
(1−x):x2 :(1−x)x2 :(1−x)
2 2 :…:(1−x)k-2 2 :…のパルス列が観測
される。ただし、Lは波長選択フィルタ31、32間の
距離、νは光ファイバ中の光伝送速度、xは波長選択フ
ィルタ31の透過率である。したがって、そのパルス列
が観測された場合にはその分岐伝送路に障害がなく、そ
のパルス列が観測されない場合にはその分岐伝送路に障
害があることがわかる。障害場所については、第一実施
例と同様に、障害点からの反射光により特定できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、スタ
ーカップラと各光加入者装置間の伝送距離、破断場所の
数の大小によらず、経済的に光加入者伝送路の試験を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例を示すブロック構成図。
【図2】測定動作を説明する図。
【図3】測定フローを示す図。
【図4】別の測定フローを示す図。
【図5】可変波長フィルタの構造例を示す図
【図6】可変波長フィルタの別の構造例を示す図。
【図7】可変波長フィルタの別の構造例を示す図。
【図8】図5ないし図7に示した可変波長フィルタの動
作原理を説明する図。
【図9】本発明第二実施例を示すブロック構成図。
【図10】第二実施例の動作を説明する図。
【図11】測定フローを示す図。
【図12】従来例の光加入者伝送路試験方法を説明する
図。
【図13】従来例の問題点を説明する図。
【図14】従来例の問題点を説明する図。
【符号の説明】
1 センタ装置 2 スターカップラ 3、31、32 波長選択フィルタ 4 光加入者装置 5 光反射測定装置 6 波長合分波器 7 可変波長フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を1対多に接続する光合分岐手段
    を介してひとつのセンタ装置と複数の光加入者装置と接
    続する光加入者伝送路に前記センタ装置側から試験光を
    入射し、 前記光加入者伝送路内で反射されて前記センタ装置側に
    戻る反射光により前記光加入者伝送路の欠陥場所を検出
    する光加入者伝送路試験方法において、 前記光合分岐手段の前記複数の光加入者装置側の入出力
    端にそれぞれ、前記ひとつのセンタ装置と前記複数の光
    加入者装置との間の通信に用いられる波長は透過し、試
    験光およびその反射光の波長については通過または遮断
    を切替可能なフィルタ手段を設け、 このフィルタ手段を個々に設定することにより、前記光
    合分岐手段と前記複数の光加入者装置との間のそれぞれ
    の欠陥場所を個々に検出することを特徴とする光加入者
    伝送路試験方法。
  2. 【請求項2】 光信号を1対多に接続する光合分岐手段
    を介してひとつのセンタ装置と複数の光加入者装置と接
    続する光加入者伝送路に前記センタ装置側から試験光を
    入射し、 前記光加入者伝送路内で反射されて前記センタ装置側に
    戻る反射光により前記光加入者伝送路の欠陥場所を検出
    する光加入者伝送路試験方法において、 前記複数の光加入者装置のそれぞれの入出力端に、前記
    光合分岐手段側から、前記センタ装置との通信に用いら
    れる波長は透過し試験光の波長については部分的に反射
    する第一の試験光反射手段と、前記センタ試験との通信
    に用いられる波長は透過し試験光の波長については実質
    的にすべて反射する第二の試験光反射手段とを前記複数
    の光加入者装置毎に異なる距離で配置し、 この第一の試験光反射手段と第二の試験光反射手段との
    間の多重反射により生じる反射光のパルス列により、前
    記光合分岐手段と前記複数の光加入者装置との間のそれ
    ぞれの伝送路を識別することを特徴とする光加入者伝送
    路試験方法。
  3. 【請求項3】 光信号を1対多に接続する光合分岐手段
    を介してひとつのセンタ装置と複数の光加入者装置と接
    続する光加入者伝送路に前記センタ装置側から試験光を
    入射し、前記光加入者伝送路内で反射されて前記センタ
    装置側に戻る反射光により前記光加入者伝送路の欠陥場
    所を検出する光反射測定装置を備えた光加入者伝送路試
    験装置において、 前記光合分岐手段の前記複数の光加入者装置側の入出力
    端にそれぞれ、前記ひとつのセンタ装置と前記複数の光
    加入者装置との間の通信に用いられる波長は透過し、試
    験光およびその反射光の波長については通過または遮断
    を切替可能なフィルタ手段を備えたことを特徴とする光
    加入者伝送路試験装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ手段は、前記光加入者伝送
    路を構成する光ファイバの曲率半径を変化させることに
    より通過波長を変える手段を含む請求項3記載の光加入
    者伝送路試験装置。
  5. 【請求項5】 光信号を1対多に接続する光合分岐手段
    を介してひとつのセンタ装置と複数の光加入者装置と接
    続する光加入者伝送路に前記センタ装置側から試験光を
    入射し、前記光加入者伝送路内で反射されて前記センタ
    装置側に戻る反射光により前記光加入者伝送路の欠陥場
    所を検出する光反射測定装置と、前記複数の光加入者装
    置のそれぞれの入出力端に設けられ、前記ひとつのセン
    タ装置との通信に用いられる波長を透過し前記試験光の
    波長については反射する試験光反射手段とを備えた光加
    入者伝送路試験装置において、 前記試験光反射手段は、 前記光合分岐手段側に配置され前記センタ装置との通信
    に用いられる波長は透過し前記試験光の波長については
    部分的に反射する第一の試験光反射手段と、 前記光加入者装置側に配置され前記センタ試験との通信
    に用いられる波長は透過し前記試験光の波長については
    実質的にすべて反射する第二の試験光反射手段とを含
    み、 前記第一の試験光反射手段と前記第二の試験光反射手段
    とは前記複数の光加入者装置毎に異なる距離で配置され
    たことを特徴とする光加入者伝送路試験装置。
JP14490795A 1995-06-12 1995-06-12 光加入者伝送路試験方法および装置 Expired - Fee Related JP3255214B2 (ja)

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KR100307319B1 (ko) * 1998-12-07 2001-10-20 이계철 광가입자선로감시및시험장치
JP2011146865A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Hitachi Ltd 光通信システム及びその監視方法
JP2013504225A (ja) * 2009-09-04 2013-02-04 中興通訊股▲ふん▼有限公司 波長分割多重フィルタ

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