JPH08339754A - 継電器の点検回路 - Google Patents

継電器の点検回路

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JPH08339754A
JPH08339754A JP14433695A JP14433695A JPH08339754A JP H08339754 A JPH08339754 A JP H08339754A JP 14433695 A JP14433695 A JP 14433695A JP 14433695 A JP14433695 A JP 14433695A JP H08339754 A JPH08339754 A JP H08339754A
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relay
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auxiliary
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JP14433695A
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English (en)
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Katsuhide Tsuji
勝英 辻
Yasuyoshi Urai
保義 浦井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 常時通電されている継電器を容易に、かつ確
実に点検する。 【構成】この継電器の点検回路は、制御電源の正極Pか
ら供給される電源の変化によって異常を検知し他に通知
する継電器1と、制御電源の正極Pに接続され、手動操
作でオンするPBS4と、制御電源の正極Pに継電器1
の試験動作用の常開接点5a、5bが接続され、PBS
4がオン操作されたことにより常開接点5a、5bが動
作して継電器1を試験動作させると共に、自身は継電器
1の代りに検知動作を継続するための自己保持状態とな
り、継電器1の試験後の復帰動作により自己保持状態が
解除される補助継電器5とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば発電プラントな
どに用いられる継電器の点検回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、発電プラントなどの電力系に
は、継電器や遮断器などの安全装置が用いられている
が、通常、それ自体が常時動作している主回路に組み込
まれていることから、自己、つまり継電器自体の点検が
行えず改善が望まれている。
【0003】以下、図4を参照して従来の継電器につい
て説明する。図4は従来の継電器が接続されている点検
回路を示す図である。同図において、Pは制御電源の正
極、Nは負極であり、この正極Pと負極Nとの間には、
表示灯72を通じて継電器71が接続され、また表示灯
72と並列にインターロック接点73が接続されてい
る。インターロック接点73は、正規の条件下(制御電
源や制御回路の異常時など)でのみ継電器71を正規動
作させるものである。表示灯72の抵抗値は、継電器7
1が電流で動作しない程度で、かつ表示灯72の照度も
落とさない程度の値に選定されている。
【0004】通常状態ではインターロック接点73は開
の状態であり、また継電器1にも異常がなければ、制御
電源の正極P側から表示灯72および継電器71を通じ
て負極N側へ継電器71が動作しない微少な電流が流れ
ており、したがって表示灯72は点灯している。
【0005】そして、継電器71に異常、例えば断線な
どが起きた場合は、上記電流が流れなくなり、表示灯7
2が消灯し、これを監視者が見ることにより継電器71
の異常を発見できる。つまり監視者は、表示灯72の点
灯で継電器71が正常、また消灯で継電器71が不良と
判断している。
【0006】ところで、従来の点検回路の構成上、正極
Pと負極N間に継電器71と表示灯72とを直列に接続
しているため、表示灯72が消灯するときの原因が表示
灯72側の断線に起因している場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
点検回路では、監視者が表示灯の点灯/消灯のみで継電
器の良否を判定しているため、表示灯自体の不良でも継
電器側の不良と誤って判定し、継電器の交換作業にまで
及ぶ恐れがあるという問題がある。
【0008】また、表示灯が点灯していれば、表示灯お
よび継電器に断線がないことは判断できるが、実際に継
電器自体が動作するか否かは、実際にインターロック接
点を閉じてみるしかなく、上述したように24時間常時稼
働している発電プラントの電力系に組み込まれている継
電器では、それができず実質的に点検が不可能であると
いう問題があった。
【0009】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、常時動作している回路中に組み込ま
れた継電器であっても、その動作状態を容易に、かつ確
実に点検することのできる信頼性の高い継電器の点検回
路を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の継電器の点検回路は、制御電源
系から供給される電源の変化によって異常を検知し他に
通知する継電器と、前記制御電源系に接続され、手動操
作でオンする点検用スイッチと、前記継電器の電源に接
点が接続され、前記点検用スイッチがオン操作されたこ
とにより前記接点が動作して前記継電器を試験動作させ
ると共に、自身は前記継電器の代りに検知動作を継続す
るための自己保持状態となり、前記継電器の試験後の復
帰動作により前記自己保持状態が解除される補助継電器
とを具備している。
【0011】また請求項2記載の継電器の点検回路は、
請求項1記載の継電器の点検回路において、前記点検用
スイッチが、前記補助継電器を動作させるときに押され
てオンする第1の接点と、この第1の接点がオフすると
それと入れ替わりにオンする第2の接点とからなり、前
記補助継電器が、前記第1の接点がオンしたことにより
前記継電器を試験動作させる動作専用コイルと、前記第
2の接点がオンしたことにより前記継電器の試験状態を
解除する復帰専用コイルとを有するラッチ手段を具備し
ている。
【0012】さらに請求項3記載の継電器の点検回路
は、複数の継電器からなり、一方の継電器が他方の継電
器を点検し、前記一方の継電器が前記他方の継電器を点
検中は前記一方の継電器が前記他方の継電器の動作をバ
ックアップするよう2重化して構成したことを特徴とし
ている。
【0013】また請求項4記載の継電器の点検回路は、
請求項1および2記載の継電器の点検回路において、前
記継電器の常開接点と前記補助継電器の常閉接点とを直
列に接続した第1の通知回路と、前記継電器の常閉接点
と前記補助継電器の常開接点とを並列に接続した第2の
通知回路とを具備している。さらに請求項5記載の継電
器の点検回路は、請求項4記載の継電器の点検回路にお
いて、少なくとも一方の通知回路を具備している。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、点検用スイッチをオ
ンすると、補助継電器の接点により継電器が動作する。
継電器が動作すると、補助継電器自身が継電器の代りに
検知動作を継続するための自己保持状態となる。そして
継電器が復帰した後に補助継電器の自己保持状態が解除
される。
【0015】すなわち、継電器が点検中は、その役割り
を補助継電器が請け負うので、常時動作している回路中
に組み込まれた継電器であっても、その動作状態を容易
に、かつ確実に点検することができる。
【0016】また請求項2記載の発明では、点検用スイ
ッチが操作されてその第1の接点がオンすると、補助継
電器の動作専用コイルに電流が流れて継電器が試験動作
される。また点検用スイッチの第2の接点がオンする
と、復帰専用コイルに電流が流れて継電器の試験状態が
解除される。
【0017】すなわち、補助継電器にキープリレーを用
いた場合でも、継電器を点検中は、その役割りを補助継
電器が請け負うので、常時動作している回路中に組み込
まれた継電器であっても、その動作状態を容易に、かつ
確実に点検することができる。 さらに請求項3記載の
発明では、一方の継電器が他方の継電器を点検し、この
点検中は一方の継電器が他方の継電器の動作をバックア
ップするので、他の回路、例えば制御回路などへ点検の
影響を与えずに済む。
【0018】また請求項4記載の発明では、第1の通知
回路は、継電器の常開接点と補助継電器の常閉接点とを
直列に接続して構成されており、また第2の通知回路は
継電器の常閉接点と補助継電器の常開接点とを並列に接
続して構成されており、継電器を点検する際には、互い
の接点が入れ替わりオンするので、その回路の接続先、
例えば制御回路などへ影響を与えずに継電器の動作を容
易に確実に点検できる。 さらに請求項5記載の発明で
は、継電器を点検する際に、第1の通知回路および第2
の通知回路のうち、少なくとも一方の接点が入れ替わり
オンするので、その回路の接続先、例えば制御回路など
へ影響を与えずに継電器の動作を容易に確実に点検でき
る。この結果、常時動作している回路中に組み込まれた
継電器であっても、その動作状態を容易に、かつ確実に
点検でき、信頼性を高めることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1(a)は本発明の第1実施例の継電器
の点検回路の構成を示す図、図1(b)は継電器および
補助系電器の接点が制御回路に接続されている様子を示
す図である。
【0020】図1(a)において、1は継電器である。
この継電器1内には、コイル1xに対して、自身が非動
作時に開している常開接点1a、1b、自身が非動作時
に閉じている常閉接点1cなどが設けられておりリレー
が構成されている。
【0021】Pは制御電源の正極、Nは負極であり、こ
の正極Pと負極Nとの間には、表示灯2を通じて継電器
1のコイル1xが接続されており、また表示灯2と並列
にインターロック接点3が接続されている。インターロ
ック接点3は、正規の条件下(プラント内で電力供給異
常などが発生したしたとき)にのみ継電器1をインター
ロック動作させるものである。表示灯2の抵抗値は、継
電器1が自身に流れる電流で動作しない程度で、かつ表
示灯2の照度も落とさない程度の値に選定されている。
【0022】5は補助継電器である。この補助継電器5
の内部には、コイル5xに対して自身が非動作時に開し
ている常開接点5a、5b、5c、自身が非動作時に閉
じている常閉接点5dなどが設けられており、リレーが
構成されている。
【0023】上記制御電源の正極Pと負極Nとの間に
は、プッシュボタンスイッチ(以下PBSと称す)4と
補助継電器5のコイル5xとが直列に接続されている。
PBS4は、通常オフ(開)状態であり、点検員が押し
ている間のみオンされるものである。また制御電源の正
極Pとコイル1x間には、補助継電器5の常開接点5a
が接続されている。さらに制御電源の正極Pとコイル5
x間には、継電器1の常開接点1aと補助継電器5の常
開接点5aとが直列に接続されている。
【0024】一方、図1(b)に示すように、制御回路
6には、継電器1の常開接点1bと補助継電器5の常閉
接点5dとが直列に接続されており、この回路が閉回路
になったときに制御回路6が保護動作を行うようになっ
ている。また制御回路6には、継電器1の常閉接点1c
と補助継電器5の常開接点5cとが並列に接続されてお
り、この回路が開放されたときに制御回路6が保護動作
を行うようになっている。 次に、この第1実施例の継
電器の点検回路の動作を説明する。
【0025】この継電器1の点検回路の場合、通常、制
御電源の正極P側から表示灯2および継電器1を通じて
負極N側へ継電器1が動作しない微少な電流が流れてお
り、従来同様に表示灯2が点灯している。
【0026】そして継電器1を点検するにあたり、点検
員がPBS4をオンすると、補助継電器5のコイル5x
へ制御電源が印加されて補助継電器5が動作する。する
と、補助継電器5の各接点5a〜5dが動作側に動く。
【0027】ここで常開接点5bが閉じると、制御電源
が継電器1のコイル1xに印加されて継電器1が動作す
る。この継電器1の動作によって、その常開接点1aが
閉じ、既に補助継電器5の常開接点5aが閉じているの
で、制御電源が補助継電器5へ印加されるようになり、
点検員がPBS4から手を離しPBS4がオフしても補
助継電器5は動作を継続する、いわゆる自己保持状態と
なる。
【0028】一方、図1(b)に示した制御回路6側の
直列接続された接点回路では、補助継電器5の常閉接点
5dが開いた後、継電器1の常開接点1bが閉じられ
て、互いが丁度入れ替わった形になり、この点検動作で
の制御回路6への影響はなくなる。
【0029】また、制御回路6側の並列接続された接点
回路では、補助継電器5の常開接点5cが閉じてから、
継電器1の常閉接点1cが開くので、上記同様に補助継
電器5および継電器1の動作が接点信号として制御回路
6へ通知されず、点検動作での制御回路6への影響はな
い。
【0030】点検動作後、継電器1を手動復帰させるこ
とにより、継電器1の常開接点1aが開き、これによ
り、補助継電器5への制御電源の供給が断たれ、補助継
電器5の自己保持状態が解除される。
【0031】このように第1実施例の継電器の点検回路
によれば、継電器1の常開接点1bおよび常閉接点1c
の動作で制御回路6がプラント内の異常を感知する仕組
みの回路構成において、継電器1のコイル1xとほぼ並
列に手押し式のPBS4と補助継電器5のコイル5xと
を設け、点検員がPBS4をオンして補助継電器5の各
接点5a〜5dをインターロックさせることにより、継
電器1が正常に動作するか否かの点検を、制御回路6に
影響を与えることなく容易に、かつ確実に実施すること
ができる。
【0032】次に、図2を参照して第2実施例の継電器
の点検回路について説明する。図2は本発明に係る第2
実施例の継電器の点検回路の構成を示す図、図2(b)
は継電器およびキープリレーの接点が制御回路に接続さ
れている様子を示す図である。なお上記第1実施例と同
じ構成については同一の符号を付しその説明は省略す
る。
【0033】図2(a)において、20はキープリレー
である。このキープリレー20は、動作側コイル(O
C)21、復帰側コイル(RC)22および各コイルに
通電することにより開/閉を維持する接点20a、同図
(b)の制御回路6側の常閉接点20b、常開接点20
c、各コイルを切り替えるスイッチ23などからなる。
24はプッシュボタンスイッチ(PBS)である。この
PBS24は常開接点24aと常閉接点24bとを有し
ており、互いは連動して開閉する。1d、1eは、継電
器1の常閉接点である。
【0034】制御電源の正極Pと負極Nとの間には、P
BS24と継電器1とキープリレー20とが直列に接続
されている。また制御電源の正極Pと継電器1のコイル
1xとの間には、キープリレー20の接点20aが接続
されている。PBS24の常開接点24aと継電器1の
常閉接点1dとキープリレー20のOC21とは直列に
接続されている。またPBS24の常閉接点24bと継
電器1の常閉接点1eとキープリレー20のRC22と
が直列に接続されている。キープリレー20のスイッチ
23は、通常、一方側に保持されており、通電が解除さ
れると、反対側に切り替わるものである。
【0035】一方、制御回路6には、継電器1の常開接
点1bとキープリレー20の常閉接点20bとが直列に
接続されている。また制御回路6には、継電器1の常閉
接点1cとキープリレー20の常開接点20cとが並列
に接続されている。この接続によって継電器1の点検動
作では制御回路6に異常が通知されないよう回路が構成
されている。
【0036】すなわち、この第2実施例において第1実
施例と相違する点は、第1実施例のPBS4を複数の接
点(常開接点24a、常閉接点24b)を有するスイッ
チ24とし、かつ補助継電器5を、複数のコイル(OC
21、RC22)と接点20aでラッチ回路を構成した
キープリレー20に代替えしたことである。
【0037】この点検回路では、継電器1の点検を行う
場合、点検員によりPBS24がオンされると、PBS
24の常開接点24aが閉じると共に常閉接点24bが
開く。すると、制御電源が継電器1の常閉接点1dを通
じてキープリレー20のOC21に印加され、キープリ
レー20が動作しその各接点20a、20b、20cが
動く。
【0038】ここで、接点20aが閉じると、制御電源
が継電器1のコイル1xに印加され、継電器1が動作
し、この継電器1の各接点の動きを点検員が見ることに
より継電器1の点検を実施することができる。
【0039】一方、図2(b)に示した制御回路6側の
直列接続された接点回路では、キープリレー20の常閉
接点20bが開いた後、継電器1の常開接点1bが閉じ
られて、互いが丁度入れ替わった形になり、この点検動
作での制御回路6への影響はなくなる。
【0040】また、制御回路6側の並列接続された接点
回路では、キープリレー20の常開接点20cが閉じて
から、継電器1の常閉接点1cが開くので、上記同様に
キープリレー20および継電器1の動作が接点信号とし
て制御回路6へ通知されず、点検動作での制御回路6へ
影響が及ぶことはない。
【0041】継電器1が動作しその常閉接点1d、1e
が開き、キープリレー20への通電が停止され、その内
部のスイッチ23が一方側、つまりRC22側に切り替
わる。 これによりPBS24の再操作により接点24
a、24bが閉しても制御電源がOC21に印加されな
くなる。またキープリレー20のスイッチ23がRC2
2側に切り替わっても、継電器1の常閉接点1eが開く
ので、PBS24が元に戻されてその接点4bが閉して
も制御電源がRC21に印加されなくなり、キープリレ
ー20は解除されたまま復帰しなくなる。
【0042】継電器1の動作点検が完了し継電器1を手
動復帰すると、その常閉接点1dと1eは通常の状態に
戻り閉じられる。すると、既にPBS24の接点24b
は、元の位置(閉じた状態)にあるため、制御電源がR
C22に印加されてキープリレー20の接点20aが復
帰し(開き)、次回の点検に備える。なお、正規の条件
下でインターロック接点3が閉じ、継電器1が動作中は
動作点検が不可となる。また継電器1の点検中は、継電
器1の接点1d、1eが開いており制御電源が断たれた
状態になっているので、実際に点検中に制御電源が断た
れた場合も制御回路6へ誤信号を与えることはなくな
る。 このように第2実施例の継電器の点検回路によれ
ば、接点20aがラッチするキープリレー20を用いた
ことにより、継電器1の点検時に制御電源が供給されな
くなった場合でも、制御回路6へ誤信号を与えることが
なくなり、点検精度を向上することができる。
【0043】次に、図3を参照して第3実施例の継電器
の点検回路について説明する。図3(a)は本発明に係
る第3実施例の継電器の点検回路の構成を示す図、図3
(b)は複数の継電器の接点が制御回路に接続されてい
る様子を示す図である。 図3(a)において、31は
継電器である。この継電器31は、点検時に閉じる常開
接点31a、31b、31c、点検時に開く常閉接点3
1d、31e、31fおよびコイル31xなどからな
る。
【0044】32は継電器である。この継電器32は、
点検時に閉じる常開接点32a、32b、32c、点検
時に開く常閉接点32d、32e、32fおよびコイル
32xなどからなる。
【0045】制御電源の正極Pと負極Nとの間には、イ
ンターロック接点3、継電器31の常閉接点31dとコ
イル31xとが直列に接続されている。インターロック
接点3と負極Nとの間には、上記常閉接点31dおよび
コイル31xと並列的に、継電器32の常閉接点32d
およびコイル32xが続されている。
【0046】制御電源の正極Pとコイル31xとの間に
は、インターロック接点3および常閉接点31dと並列
的に、継電器31の常開接点31aが接続されている。
また制御電源の正極Pとコイル32xとの間には、イン
ターロック接点3および常閉接点32dと並列的に、継
電器32の常開接点32aが接続されている一方、図3
(b)に示すように、制御回路6側には、直列接続され
た常開接点31bおよび常閉接点31eと、直列接続さ
れた常開接点32bおよび常閉接点32eとを並列接続
して構成した閉状態通知回路が設けられている。また制
御回路6側には、並列接続された常開接点31cおよび
常閉接点31fと、並列接続された常開接点32cおよ
び常閉接点32fとを直列接続して構成した開状態通知
回路が設けられている。
【0047】すなわち、この第3実施例の点検回路は、
継電器31と継電器32とが2重化された構成になって
いる。ここで、例えば継電器31を点検する場合、継電
器32の常開接点31aを閉じると、同じ継電器31の
常閉接点31dが開く。
【0048】また常開接点31aが閉じると、制御電源
が継電器31のコイル31xへ印加され、継電器31が
動作する。このとき継電器32の常開接点32aは開い
ており制御電源が継電器32のコイル32xに印加され
ることはない。
【0049】一方、継電器32を点検する場合は、継電
器32の常開接点32aを閉じると、同じ継電器32の
常閉接点32dが開く。また常開接点32aが閉じる
と、制御電源が継電器32のコイル32xに印加され、
継電器32が動作する。このとき継電器31の常開接点
31aは開いており制御電源が継電器31のコイル31
xに印加されることはない。
【0050】したがって、継電器31または継電器32
のうち一方、例えば継電器31を点検中、正規の条件下
でインターロック接点3が閉じると、常閉接点31dが
開き、常閉接点32dが閉じているため継電器32が動
作する。同様に継電器32を点検中は、正規の条件下で
インターロック接点3が閉じると、常閉接点32dが開
き、常閉接点31dが閉じているため継電器31が動作
する。
【0051】一方、制御回路6で使用される二つの回路
においても、それぞれに接続された各接点が2重化され
ており、それぞれが逆に動作するので、制御回路6に誤
った接点信号を与えることなく、2重化された継電器3
1、32のうちの一方を容易に、かつ確実に点検するこ
とができる。
【0052】このように第3実施例の継電器の点検回路
によれば、継電器31、32を2重化して構成すること
により、一方の継電器31を点検中、インターロック接
点3が正規動作しても他方の継電器32が動作するの
で、プラント等の運転中においても継電器の動作点検を
容易に、かつ確実に実施することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、補
助継電器が継電器を点検し、その点検中は、継電器の役
割りを補助継電器が請け負うので、常時動作している回
路中に組み込まれた継電器であっても、その動作状態を
容易に、かつ確実に点検することができる。
【0054】また補助継電器にキープリレーを用いた場
合でも、継電器を点検中は、その役割りをキープリレー
が請け負うので、常時動作している回路中に組み込まれ
た継電器であっても、その動作状態を容易に、かつ確実
に点検することができる。
【0055】さらに継電器を2重化し、一方の継電器が
他方の継電器を点検中は一方の継電器が他方の継電器の
動作をバックアップするので、他の回路、例えば制御回
路などへ点検の影響を与えずに済む。
【0056】また継電器を点検する際には、第1の通知
回路および第2の通知回路のうち、少なくとも一方の接
点が入れ替わりオンするので、その回路の接続先、例え
ば制御回路などへ影響を与えずに継電器の動作を容易に
確実に点検できる。この結果、常時動作している回路中
に組み込まれた継電器であっても、その動作状態を容易
に、かつ確実に点検でき、信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の継電器の点検回路を示す
図である。
【図2】第2実施例の継電器の点検回路を示す図であ
る。
【図3】第3実施例の継電器の点検回路を示す図であ
る。
【図4】従来の継電器の点検回路を示す図である。
【符号の説明】
1…継電器、1a、1b…継電器の常開接点、1c…継
電器の常閉接点、1d…継電器のコイル、2…表示灯、
3…インターロック接点、4…プッシュボタンスイッチ
(PBS)、5…補助継電器、5a、5b、5c…補助
継電器の常開接点、5d…補助継電器の常閉接点、5x
…補助継電器のコイル、6…制御回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御電源系から供給される電源の変化に
    よって異常を検知し他に通知する継電器と、 前記制御電源系に接続され、手動操作でオンする点検用
    スイッチと、 前記継電器の電源に接点が接続され、前記点検用スイッ
    チがオン操作されたことにより前記接点が動作して前記
    継電器を試験動作させると共に、自身は前記継電器の代
    りに検知動作を継続するための自己保持状態となり、前
    記継電器の試験後の復帰動作により前記自己保持状態が
    解除される補助継電器とを具備したことを特徴とする継
    電器の点検回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の継電器の点検回路におい
    て、 前記点検用スイッチが、 前記補助継電器を動作させるときに押されてオンする第
    1の接点と、この第1の接点がオフするとそれと入れ替
    わりにオンする第2の接点とからなり、 前記補助継電器が、 前記第1の接点がオンしたことにより前記継電器を試験
    動作させる動作専用コイルと、前記第2の接点がオンし
    たことにより前記継電器の試験状態を解除する復帰専用
    コイルとを有するラッチ手段を具備したことを特徴とす
    る継電器の点検回路。
  3. 【請求項3】 複数の継電器からなり、一方の継電器が
    他方の継電器を点検し、前記一方の継電器が前記他方の
    継電器を点検中は前記一方の継電器が前記他方の継電器
    の動作をバックアップするよう2重化して構成したこと
    を特徴とする継電器の点検回路。
  4. 【請求項4】 請求項1および2記載の継電器の点検回
    路において、 前記継電器の常開接点と前記補助継電器の常閉接点とを
    直列に接続した第1の通知回路と、 前記継電器の常閉接点と前記補助継電器の常開接点とを
    並列に接続した第2の通知回路とを具備したことを特徴
    とする継電器の点検回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の継電器の点検回路におい
    て、 少なくとも一方の通知回路を具備したことを特徴とする
    継電器の点検回路。
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