JPH08339649A - 磁気ディスク装置及びこれに用いる磁気ディスクの製造方法 - Google Patents

磁気ディスク装置及びこれに用いる磁気ディスクの製造方法

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JPH08339649A
JPH08339649A JP14492295A JP14492295A JPH08339649A JP H08339649 A JPH08339649 A JP H08339649A JP 14492295 A JP14492295 A JP 14492295A JP 14492295 A JP14492295 A JP 14492295A JP H08339649 A JPH08339649 A JP H08339649A
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Japan
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pattern
magnetic disk
track
position signal
ultrafine particles
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Application number
JP14492295A
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English (en)
Inventor
Takashi Yoshida
吉田  隆
Kiju Endo
喜重 遠藤
Yukio Yamamoto
幸生 山本
Yosuke Hamada
洋介 浜田
Soichi Toyama
聡一 遠山
Masato Kobayashi
正人 小林
Takashi Yamaguchi
高司 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サ−ボ信号の高精度化による高トラック密度
化と浮上量変動の低減と低コスト化を図った磁気ディス
ク装置及び磁気ディスクの製造方法を提供すること。 【構成】 磁気ディスク1のセクタ11の位置信号の第
1、第2、第3のパタ−ン24、25、26は超微粒子
の凸部で形成後、磁性層を作成し凹部は超微粒子で埋め
込む。第1、第2のパタ−ン24、25は、ディスクの
中心より放射線状に形成し、第3のパタ−ン26はディ
スクの中心を通らない直線上に形成する。制御回路6
は、磁気ディスク1に形成された上記凹部と凸部は逆向
きに磁化し、検出した第1、第2パタ−ン24、25間
の時間差T0と第2、第3パタ−ン25、26間の時間
差T1より位置信号T1/T0を検出しヘッド3を位置決
めするように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置及びサ
ーボ信号パターンが書き込まれる磁気ディスクの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置の磁気ディスクの各ト
ラックの円周方向を複数の領域に分割したセクタにあら
かじめ書き込むサーボ信号パターンは、位置信号パター
ンのゲインを一定にするAGC(オート・ゲイン・コン
トロール)のための一定周期パターンと、1回転の先頭
を示すインディクスパターンとトラックの番地を示すグ
レイコードパターンおよび位置信号を示す位置信号パタ
ーンで構成される。
【0003】従来、位置信号パターンには、トラックの
円周方向にA相バーストパターンとB相バーストパター
ンをトラック中心でトラック円周方向にずらせて配置
し、その出力電圧の差から位置信号を検出する2相バー
スト方式がある。
【0004】また、特開昭60−10472号公報、電
子情報通信学会秋季大会論文C−364,1992年9
月27日、「位相差検出方式を用いた磁気ディスク用ト
ラッキングサーボ」において距離を置いて配置した2つ
のパターンの検出時間差を検出する位相差検出方式が記
載されている。このうち後者は、直動アームにて、ディ
スクに放射状に書き込むSパターンと、サーボ信号を回
動アームにてディスクに円弧状に書き込むRパターンの
二つの信号で構成し、再生時はRパターンとSパターン
の再生パルスの位相ずれを計測し、トラック位置信号と
する方式である。
【0005】また、日経エレクトロニクス−No.58
6(1993.7.19)、特開平3−250464号
公報において2相バースト方式でディスク面に凹凸パタ
ーンを設け、凹部と凸部を逆向きに直流磁化しサーボパ
ターンを作成する方法が記載されている。
【0006】また、特開昭62−22224号公報にお
いてデータトラックの隣接トラック間に溝を設けたディ
スクリートトラック記録方式が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置の面
記録密度の向上および低コスト化が望まれている。面記
録密度を向上させるための主な課題は、ディスクの円周
方向の線記録密度の向上と半径方向のトラック密度の向
上およびリードライトヘッドの低浮上量化が必要であ
る。
【0008】トラック密度を向上させるためには、ディ
スクの各トラックの円周方向を複数の領域に分割したセ
クタにあらかじめ書き込んでおくサーボ信号の高精度化
が必要である。
【0009】本発明は、サーボ信号の高精度化により高
トラック密度化と浮上量変動の低減及び低コスト化を図
った磁気ディスク装置及び該磁気ディスク装置に用いら
れる磁気ディスクの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置では、位相差検出方式の位置信号検出を高精度化する
ために、磁気ディスクの各セクタごとに第1のパター
ン、第2のパターン、第3のパターンを設け、第1、第
2、第3のパターンは、ディスクの回転中心から放射線
上に配置し、第1、第2のパターンは直線であって、第
3のパターンは放射線上を中心としてトラックごとに正
と負の傾きをくり返す折線パターンを形成し、第1、第
2のパターンの検出位置の時間差T0と第2、第3のパ
ターンの検出位置の時間差T1から位置信号T1/T0
検出してリードライトヘッドをトラックに位置決めす
る。
【0011】また、本発明の磁気ディスク装置の実施例
2では、前記第3のパターンは放射線上を中心として複
数トラックごとに正と負の傾きをくり返す折線パターン
を形成し、前記と同様に位置信号T1/T0を検出してリ
ードライトヘッドをトラックに位置決めすることを特徴
とする。
【0012】また、本発明の磁気ディスク装置の実施例
3は、第3のパターンと同じパターンを第3のパターン
と位相をずらせて配置した第4のパターンを設け、第2
と第3のパターンの検出位置の時間差T1からの位置信
号T1/T0と、第2と第4のパターンの検出位置の時間
差T2からの位置信号T2/T0を検出することを特徴と
する。
【0013】また、本発明の磁気ディスク装置の実施例
4は、位相差検出方式の第1、第2、第3のパターンを
凹凸で形成し、第3のパターンを外周から内周に向けて
第2のパターンに近づく、又は遠ざかるように配置する
ことにより、位置信号T1/T0を検出することを特徴と
する。
【0014】また、本発明の磁気ディスク装置の実施例
5は、位相差検出方式の位置信号検出を高精度化するた
めに、磁気ディスクの各セクタごとに第1のパターン、
第2のパターン、第3のパターンを設け、前記第1のパ
ターンと第2のパターンと第3のパターンは、磁気ディ
スクの内周から外周へかけて円弧状の曲線上に配置し、
第1のパターンと第2のパターンは円弧状の曲線であっ
て、第3のパターンは、前記曲線上を中心としてトラッ
クごとに正と負の傾きを繰り返す折線パターンであっ
て、第1のパターンと第2のパターンの検出位置の時間
差T0と、第2のパターンと第3のパターンの検出位置
の時間差T1とから位置信号T1/T0を検出し、ヘッド
をトラックに位置決めすることを特徴とする。
【0015】また、本発明の磁気ディスク装置の実施例
6は、実施例1、2、3で示した位相差検出方式の位置
信号のパターンを凹凸で形成したのち、磁性層を形成
し、位置信号パターンを作成することを特徴とする。
【0016】また、本発明の磁気ディスク装置の実施例
7は、実施例1、2、3で示した位置信号パターンを、
磁性層を形成したディスク表面に位置信号のパターンに
相当する凹凸を形成することを特徴とする。
【0017】また、本発明の磁気ディスク装置の実施例
8は、超微粒子により、ディスク面にサーボ信号のパタ
ーンに相当する凹凸を形成したのち、磁性層を作成する
ことを特徴とする。
【0018】また、本発明の磁気ディスク装置の実施例
9は、サーボ信号のパターンを凹凸で形成したのち、凹
部に超微粒子を敷きつめ、ディスク面を平滑にすること
を特徴とする。
【0019】また、本発明の磁気ディスクの製造方法の
実施例1は、ホトレジスト膜により超微粒子を付着させ
たくない所にマスクし、超微粒子をバインダ中に分散さ
せた溶液に基板を浸し、超微粒子を選択的に基板に付着
させ、その後加熱して固着させて、凸部を形成したの
ち、磁性層を作成することを特徴とする。
【0020】また、本発明の磁気ディスクの製造方法の
実施例2は、ホトレジスト膜により超微粒子を付着させ
たくない所をマスクし、超微粒子をバインダ中に分散さ
せた溶液に基板を浸し、超微粒子を選択的に基板に付着
させ、凹部に超微粒子を敷き詰めることによりディスク
表面を平滑にすることを特徴とする。
【0021】
【作用】上記構成の磁気ディスク装置の実施例1では、
第1、第2、第3のパターンを、ディスクの回転中心か
ら放射線上に配置しているので、検出時間差T0は外周
から内周まで一定となる。第3のパターンは、トラック
ごとに正と負の傾きをくり返す折線パターンのため、第
2、第3のパターンの検出時間差T1は2トラック周期
のくり返し信号となる。このため内周から外周まで検出
信号の周期をカウントすることにより正確に目標トラッ
クに近づくことができ、さらに1トラック以内では、ト
ラック中心に対して直線性のある高精度な位置信号が得
られるため位置決め精度を向上させることができる。
【0022】また、ディスクは一定回転で回転している
が、一回転中には多少の速度変動がある。そのため、位
置信号をT1/T0の比で求めることにより、より高精度
な位置信号が得られる。
【0023】また上記構成の磁気ディスク装置の実施例
2では、第3のパターンを複数トラックごとに正と負の
傾きをくり返す折線パターンとしたことにより、1トラ
ック以内の直線性の範囲が拡大する。そのため、リード
とライトヘッドが分離されているリードライトヘッドを
トラック中心よりオフセットさせて、位置決めする場合
に有利である。さらには、ヘッドが1トラック以内に近
づいた時点で、トラック中心に位置決めする場合に直線
性の範囲が広いので追従の安定性が向上する。
【0024】上記構成の磁気ディスク装置の実施例3で
は、第3のパターンと同じパターンを第3のパターンと
位相をずらせて配置した第4のパターンを設け、第2と
第3のパターンの検出位置の時間差T1からの位置信号
1/T0と、第2と第4のパターンの検出位置の時間差
2からの位置信号T2/T0を検出する。位置信号T1
0と位置信号T2/T0は、位相の異なるくり返し信号
となる。このためリードライトヘッドの進む方向が判別
できるため、トラックカウントをUp−Downカウン
タを用いて正確に行なうことができる。さらには、2つ
の位置信号の直線性の良い部分をつなぎ合わせて、高品
質な位置信号を作成することができ、高精度な追従性が
得られる。
【0025】上記構成の磁気ディスク装置の実施例4で
は、位相差検出方式の第1、第2、第3のパターンを凹
凸で形成し、第3のパターンを外周から内周に向けて第
2のパターンに近づく、又は遠ざかるように配置するこ
とにより、位置信号T1/T0を検出することができる。
従来、サーボトラックライタによりリードライトヘッド
で直接磁気ディスクに書き込んでいた場合は、第3のパ
ターンは直線とはならず階段状の波形となり、直線性の
問題があった。本発明では、第3のパターンを直線で加
工できるので、高精度の位相差検出が可能となる。
【0026】上記構成の磁気ディスク装置の実施例5で
は、位相差検出方式の第1のパターン、第2のパター
ン、第3のパターンを磁気ディスクの内周から外周へか
けて円弧状の曲線上に設け、第1のパターンと第2のパ
ターンは円弧状の曲線とし、第3のパターンは、前記曲
線上を中心としてトラックごとに正と負の傾きを繰り返
す折線パターンとすることにより、第1のパターンと第
2のパターンの検出位置の時間差T0と、第2のパター
ンと第3のパターンの検出位置の時間差T1とから位置
信号T1/T0を検出することができる。本発明ではリー
ドライトヘッドの位置信号をトラックごとの正弦波状の
繰り返し波形で得られるために高精度な位置検出が可能
になり、高密度化に対応したリードライトヘッドの高精
度位置決めが可能になる。
【0027】上記構成の磁気ディスク装置の実施例6で
は、実施例1、2、3で示した位相差検出方式の位置信
号のパターンを凹凸で形成したのち、磁性層を形成し、
位置信号パターンを作成するので、従来サーボトラック
ライタで機械的にリードライトヘッドを位置決めし書き
込んでいた信号を、微細加工技術により高精度に作成す
ることができる。また、凹凸のパターンを直線で加工で
きるので高精度の位相差検出が可能となる。
【0028】上記構成の磁気ディスク装置の実施例7で
は、実施例1、2、3で示した位置信号パターンを、磁
性層を形成したディスク表面に位置信号のパターンに相
当する凹凸を形成するため、磁性層が凸部のみのため検
出時間は低下するが、ディスクの製作時間が短縮される
ので製作コストを下げられる。
【0029】上記構成の磁気ディスク装置の実施例8で
は、超微粒子により、ディスク面にサーボ信号のパター
ンに相当する凹凸を形成したのち、磁性層を形成するた
め、ディスクの製作時間が短縮されるので製作コストを
下げられる。
【0030】上記構成の磁気ディスク装置の実施例9で
は、サーボ信号のパターンを凹凸で形成したのち、凹部
に超微粒子を敷きつめ、ディスク面を平滑にするため、
凹部でのリードライトヘッドの浮上量変動や振動、液体
浮上方式のリードライトヘッドを安定に走行させること
ができる。
【0031】上記構成の磁気ディスクの製造方法の実施
例1では、ホトレジスト膜により超微粒子を付着させた
くない所にマスクし、超微粒子をバインダ中に分散させ
た溶液に基板を浸し、超微粒子を選択的に基板に付着さ
せ、その後加熱して固着させて、凸部を形成したのち、
磁性層を作成できるため、サーボ信号パターンを高精度
に安価に作成できる。
【0032】上記構成の磁気ディスクの製造方法の実施
例2では、ホトレジスト膜により超微粒子を付着させた
くない所をマスクし、超微粒子をバインダ中に分散させ
た溶液に基板を浸し、超微粒子を選択的に基板に付着さ
せ、その後加熱して固着させて凹部に超微粒子を敷き詰
めることによりディスク表面を平滑にするため、凹部で
のリードライトヘッドの浮上量変動や振動、液体浮上方
式のリードライトヘッドを安定に走行させることができ
る。 なお、超微粒子で基板に凹凸を作成する方法につ
いて説明する。
【0033】基板はAl、ガラス、Si、Ti等の材質で
前処理として、KOH水溶液にて化成処理を行い水酸基
OHを基板表面に形成する。超微粒子は1nm〜100
nmの大きさを使用し、材質はSi2、Ti2、Al2
3等を使用する。好ましくは触媒化成工業製のエタノ
−ル単分散10nmを用いると良い。バインダとしては
一般に有機ケイ素系を用い、好ましくはエチルシリケ−
トSi(OC25)4でアルコ−ルに可溶性のものが良い。
【0034】超微粒子とバインダの配合の例として、 超微粒子Si2 10nm 1wt% エチルシリケ−ト Si(OC25)4 0.2wt% 残り エチルアルコ−ル わずかに HNO3(数滴) を調合して加水分解、重合を一部分起こさせる。
【0035】 となり、基板表面の水酸基OHとシロキサン結合し、加
熱後(200℃、30分)超微粒子は基板表面に固着す
る。
【0036】なお、超微粒子及びバインダで形成する膜
厚の制御は、分子間距離で制御でき、粒径によって制御
する。
【0037】また、選択的に超微粒子を付着させるため
には表面エネルギ−をコントロールすることで可能であ
る。例えば、フルオロアルキルシランを用いると表面エ
ネルギ−を下げることができ、超微粒子を付着させない
ことができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1には、本発明に係る磁気ディスク装置のサー
ボ系の構成が示されている。同図において磁気ディスク
装置のサーボ系は、磁気記録媒体である磁気ディスク
1、磁気ディスク1を固定し磁気ディスク1を回転させ
るスピンドルモータ2、磁気ディスク1に情報を書き込
む又は読み出すためのリードライトヘッド3、リードラ
イトヘッド3を搭載しリードライトヘッド3を磁気ディ
スク1の半径方向に移動させるロータリアクチュエータ
4、ロータリアクチュエータ4を駆動するボイスコイル
モータ5、回転軸21及び制御回路6からなる。
【0039】制御回路6は、リードライト信号線7とロ
ータリアクチュエータ駆動信号線8とスピンドルモータ
駆動信号線9が接続され、リードライトヘッド3、ボイ
スコイルモータ5及びスピンドルモータ2を制御する。
【0040】制御回路6は、外部インターフェース信号
10の指令によりリードライトヘッド3で検出した位置
信号に基づいてボイスコイルモータ5を駆動し、目標ト
ラックにリードライトヘッド3を位置決めしたのち、情
報を読み書きする。
【0041】次に、磁気ディスク1のサーボ信号パター
ンについて説明する。
【0042】図1に示す磁気ディスク1は、サーボ信号
部11、12、13、14、15、16、17、18を
円周方向に等間隔に配置したセクターサーボ方式のディ
スクである。データ部はサーボ信号部とサーボ信号部の
間に位置する。図中にデータトラック22、23を示
す。磁気ディスク1における各サーボ信号部の構成をサ
ーボ信号部11を用いて説明する。
【0043】サーボ信号部11において、位置信号の第
1のパターン24と位置信号の第2のパターン25は、
ディスクの中心20より放射状に延ばした直線上に磁気
信号を記録したパターンである。また、位置信号の第3
のパターン26はディスクの中心を通らない直線上に磁
気信号を記録したパターンである。この位置信号の第1
のパターン24、位置信号の第2のパターン25、位置
信号の第3のパターン26はそれぞれ距離を置いて配置
されている。ここで点線27は、位置信号の第3のパタ
ーン26の外周位置よりディスクの中心を通る直線を示
す。
【0044】次に、図1で示したサーボ信号パターンの
実施例を図2、図5を用いて説明する。
【0045】図2は本発明に係る磁気ディスク装置に用
いられる磁気ディスク1の表面に形成されたサーボ信号
パターンを示している。同図において、Al、Ti
i、ガラス等の基板45にエッチング、スパッタ、イ
オンミーリング等により凹凸を設け、さらに磁気信号を
記録する磁性層44を形成し、サーボ信号パターン及び
データトラックを構成する。
【0046】図2、図5に示すサーボ信号パターンは等
間隔パターンが連続するISG領域33、1回転のイン
デクスを示すマーカーパターン領域34、トラックアド
レスを示すグレイコードパターン領域35、位置信号を
示す位置信号パターン領域36からなる。また、データ
を書き込むためのデータ領域37を示す。ここではデー
タ領域37のデータトラック22、23、66、67、
68、69、70、71をトラックごとに溝、すなわち
データトラック分離部41、42によって分離したディ
スクリートトラックを示す。この溝はサーボ信号パター
ン形成時に同時に加工する。本発明においてこのことは
重要ではないので溝がなくても良い。さらに、図2の位
置信号パターン領域36の構成を図2、図3を用いて説
明する。
【0047】図2に示すように図1の位置信号パターン
24、25、26を凸部で構成する。そのためパターン
分離部38、39、40の溝によって分離する。この溝
はエッチング、スパッタ、イオンミーリング等により加
工する。図中にリードライトヘッド43を示す。なお、
位置信号パターンの磁化分布を図3に示す。まず、磁気
ディスク1の全域を直流磁界E1により磁化の向きが4
6、48、50、52の方向になるように磁化する。次
にリードライトヘッド43等を用いて直流磁界E2によ
り磁化の向きが47、49、51の方向になるように磁
化する。この場合直流磁界E2は凸部に対しては媒体の
保磁力Hcよりも大きく、凹部に対してはHcよりも小さ
くなるようにすることとリードライトヘッド43等の磁
界発生部より溝部は距離が離れているためE2磁界の影
響は小さいので、溝部の磁化の向きは変化せず凸部2
4、25、26のみE2の方向に磁化される。また、5
3はデータトラック22のデータの磁化分布を示してい
る。
【0048】図4に図3の位置信号パターンをリードラ
イトヘッド43で検出した場合の検出信号54を示す。
磁化の向き(極性)が反転する位置、すなわち位置信号
の第1のパターン24、位置信号の第2のパターン2
5、位置信号の第3のパターン26のエッヂにおいて磁
界が変化し信号55、56、57が発生する。この検出
信号54を波形整形しパルス信号58を作成する。パル
ス信号58は、位置信号の第1のパターン24によるパ
ルス59、位置信号の第2のパターン25によるパルス
60、位置信号の第3のパターンによるパルス61とな
る。ここで、パルス59とパルス60の時間差をT0
パルス60とパルス61の時間差をT1とする。この時
間差の比T1/T0より、リードライトヘッドの位置を検
出する。
【0049】図6にリードライトヘッドのトラック位置
に対するT1/T0の関係を示す。図1において、磁気デ
ィスク1は一定回転で回転しているため磁気ディスク1
の中心より放射状に位置する位置信号の第1のパターン
24と、位置信号の第2のパターン25で検出されるT
0は一定である。しかし、位置信号の第3のパターン2
6は、磁気ディスク1の中心を通らない直線であるため
検出されるT1は、リードライトヘッドの位置により変
化する。ここでは、第3のパターン26が磁気ディスク
1の外周から内周に向かって第2のパターン25に近づ
いていくため、図6に示すように外周より内周に近づく
につれてT1/T0は小さくなる。トラックn、n+1に
対するT1/T0をP1、P2、P3、P4、P5で示す。こ
こで、P2、P4は、各トラックの中心の値を示す。ここ
では、T1/T0の比を位置信号として用いているがT1
を位置信号として用いても良い。
【0050】また、第3のパターン26を第2のパター
ン25に対して磁気ディスクの外周より内周に近づくに
つれて離れていくように構成しても良い。
【0051】このように、本実施例では回転方向の時間
差により位置信号を得るために3つの位置信号パターン
を凹凸のパターンで形成し、各パターンのエッジ部から
得られる信号の検出時点の時間差を検出しさらに時間差
の比を位置信号とすることで回転変動に強い高精度な位
置検出が可能となる。
【0052】さらに、サーボ信号パターンをあらかじめ
エッチング等で高精度に形成することが出来るためトラ
ック密度の高密度化の効果と、サーボ信号の書き込み時
間が短縮出来るためコスト低減に効果がある。
【0053】次に、本発明に係る磁気ディスク装置に使
用される磁気ディスクの他の構成例を図7に示す。
【0054】図7は、図2におけるサーボ信号パターン
の凹部に超微粒子73、74、75、76、77、78
を敷きつめた磁気ディスクの構成を示している。凹部に
おける超微粒子の高さは、凸部24、25、26、2
2、23と同じにして、磁気ディスクの表面を平滑にす
る。ここで超微粒子の粒径は、100nm以下であって
凹部に一層又は多層に形成する。
【0055】このように本実施例によれば、凹部に超微
粒子を形成し凸部との段差をなくすことにより、凹部に
おけるリードライトヘッドの沈み込み、振動等の浮上量
変動をなくす効果がある。
【0056】また、液体浮上タイプのリードライトヘッ
ドに対しても同様の効果が得られる。したがって、浮上
量変動にともなう読み出し信号の変動をなくすことがで
きるので高密度記録に効果がある。
【0057】次に、本発明に係る磁気ディスク装置に使
用される磁気ディスクの他の構成例を図8に示す。
【0058】図8は、図2のサーボ信号パターン領域の
凸部を超微粒子102、103、104で形成する。図
8において磁気ディスク表面には、グレイコードパター
ン領域85、位置信号パターン領域86、データ領域8
7とが形成されている。
【0059】位置信号パターン領域86は、位置信号の
第1のパターン90、位置信号の第2のパターン92、
位置信号の第3のパターン94、凹部のパターン分離部
91、93とからなる。96、97、98、99、10
0、101は磁化の向きであり、95はデータトラック
を示している。図2の凸部に相当するパターンを図8で
は基板83に超微粒子102、103、104を一層又
は多層で形成する。その後、磁性層84を形成し、直流
磁界により前記サーボ信号パターンを磁化することによ
りサーボ信号パターンを形成する。
【0060】このように本実施例によれば、サーボ信号
パターンの凸部を超微粒子によって形成することで、パ
ターンの製作時間の短縮が図れるため低コスト化に効果
がある。
【0061】次に本発明に係る磁気ディスク装置に使用
される磁気ディスクの他の構成例を図9に示す。
【0062】図9は図8と同様に超微粒子によりディス
ク面に凸部を形成したもので、図8と異なる点はデータ
トラック435、438を超微粒子440で形成し、デ
ータトラック間にトラック分離部437、439の溝を
設けたディスクリートトラックとした。また、図中に磁
化の方向442とデータ磁化分布441を示す。
【0063】このように本発明によれば、超微粒子によ
りデータトラックをディスクリートトラックとしたため
にデータ読み出し時の隣接トラックからのクロストーク
が低減でき信号のS/Nを改善でき高密度化とエラーレ
ートの改善に効果がある。
【0064】また、ディスクリートトラックの形成に超
微粒子を用いることで製作時間の短縮が図れるため低コ
スト化に効果がある。
【0065】次に本発明に係る磁気ディスク装置に用い
られる磁気ディスクの他の構成例を図10に示す。
【0066】図10は、図9に示す磁気ディスクの凹部
に超微粒子443、444、445、446、447を
敷きつめるように構成した例を示している。凹部におけ
る超微粒子の高さは凸部90、92、94、435、4
38と同じにして、磁気ディスク面を平滑にする。
【0067】このように本実施例によれば、凹部に超微
粒子を形成し凸部との段差をなくすことにより、凹部に
おけるリードライトヘッドの沈み込み、振動等の浮上量
変動をなくす効果がある。
【0068】また、液体浮上タイプのリードライトヘッ
ドに対しても同様の効果が得られる。
【0069】次に本発明の他の実施例を図11、図12
及び図13に示す。
【0070】図11は2組のバーストパターンによる位
置信号検出方式を示している。図11において磁気ディ
スク表面にはグレイコードパターン領域105、位置信
号パターン領域107、データ領域112が形成されて
おり、各パターンの凹凸をエッチング、スパッタ等によ
り形成したのち凹部に超微粒子110を一層ないし多層
に積層されている。
【0071】また、データトラック113、116、1
18は溝によって分離されたディスクリートトラックを
示している。
【0072】位置信号パターンはA相パターン106、
119、B相パターン108、C相パターン109、1
20、D相パターン111で構成される。
【0073】また115、117はトラック中心を、1
14はリードライトヘッドを示している。
【0074】図12は図11の磁気ディスクのトラック
中心115における断面を示している。同図において基
板128をエッチング、スパッタ等により凹部を形成
し、さらに磁性層127を形成したのち、超微粒子11
0を凹部に敷き詰める。超微粒子110の高さは凸部の
高さと同じに形成する。直流磁界により凸部と凹部を磁
化する。磁化した磁化の向きを121、122、12
3、124、125に示す。また、126はデータトラ
ックの磁化分布を示している。
【0075】図13は図12の位置信号パターンの磁界
の変化をリードライトヘッド114で検出した信号を示
している。検出信号130にA相パターンによる検出信
号131、B相パタ−ンによる検出信号132、C相パ
タ−ンによる検出信号133を示す。D相パタ−ンの検
出信号(図示せず)も同様である。
【0076】また、A相検出信号131を積分したA相
積分信号134と積分電圧値136とB相検出信号13
2を積分したB相積分信号137と積分電圧値139を
示す。このA相積分電圧値136からB相積分電圧値1
39を引いた値がリ−ドライトヘッドの位置信号とな
る。従って、図11においてリ−ドライトヘッド114
がトラックの中心115に位置する場合には、A相積分
電圧値136とB相積分電圧値139は等しく、その引
算の値は零になる。リ−ドライトヘッド114がトラッ
ク中心より磁気ディスクの半径方向に移動すると、位置
信号は正の電圧又は負の電圧を出力する。また、C相パ
ターンとD相パターンの各検出信号の積分電圧値の差も
同様手順で位置信号に変換する。この信号は、A相パタ
ーンとB相パターンより求めた信号より90°位相の異
なる位置信号となる。
【0077】このように本実施例によれば、サ−ボ信号
パタ−ン及びディスクリ−トデ−タトラックをエッチン
グ等の微細加工技術により作成し、凹部に超微粒子を敷
き詰めたことにより磁気ディスク面の凹凸をなくすこと
ができるためリ−ドライトヘッドの浮上量変動をなくす
効果があり、安定なリ−ドライトが行なえるためトラッ
ク密度の高密度化が可能となる。
【0078】次に、本発明に係る磁気ディスク装置に用
いられる磁気ディスクの他の構成例を図14に示す。
【0079】図14は、図11で示した2相バ−ストパ
タ−ンによる位置信号検出方式のサ−ボ信号パタ−ンの
凸部を反対の形状の凹部にした構成を示している。図1
4において、基板152をエッチング、スパッタ等によ
りサ−ボ信号パタ−ンに相当する部分、ここではA相パ
タ−ン144、B相パタ−ン145の凹部を形成する。
その後、磁性層151を形成し、凹部に超微粒子14
1、143を敷き詰める。超微粒子の高さは凸部142
と同じ高さにする。また、磁化の向き146、147、
148、149、150及びリ−ドライトヘッド140
を示す。
【0080】このように本実施例においても図11に示
した実施例と同様の効果が得られる。さらにはサ−ボ信
号パタ−ン部の凹部の加工面積を低減できるため低コス
ト化に効果がある。
【0081】次に、本発明に係る磁気ディスク装置に用
いられる磁気ディスクの他の構成例を図15に示す。
【0082】図15は、図11で示した2相バ−ストパ
タ−ンによる位置信号検出方式のサ−ボ信号パタ−ンの
凸部を超微粒子で形成し、その上に磁性層を成膜したの
ち凹部に超微粒子を敷き詰めた構成を示す。図15に示
す磁気ディスクでは、基板169の上にサ−ボ信号パタ
−ンに相当する位置に超微粒子157、160で凸部1
58、161を形成し、その上に磁性層168を形成し
たのち凹部に超微粒子156、159、162を敷き詰
める。超微粒子の高さは凸部と同じにする。
【0083】また、直流磁界による磁化の方向163、
164、165、166、167及びリ−ドライトヘッ
ド155を示す。
【0084】このように本実施例によれば、サ−ボ信号
パタ−ンの凸部を超微粒子で形成し凹部を超微粒子で敷
き詰めることにより、サ−ボ信号パタ−ンの製作時間が
短縮できコスト低減に効果がある。
【0085】さらに、ディスク面の凹凸をなくしたため
にリ−ドライトヘッドの浮上量変動がなくなり、信頼性
向上と高密度化に効果がある。
【0086】次に、本発明の他の実施例を図16、図1
7及び図18に示す。
【0087】図16は、3つの位置信号パタ−ンの回転
方向の検出時間差を用いてリ−ドライトヘッドをトラッ
クに位置決めする位置信号を作成する方式を示してい
る。図16において磁気ディスク表面にはグレイコ−ド
パタ−ン領域180、位置信号パタ−ン領域183、デ
−タ領域185等が形成されている。グレイコ−ドパタ
−ン領域180は、トラックのアドレスを示すグレイコ
−ドパタ−ン187、191等で構成する。位置信号パ
タ−ン領域183は位置信号の第1のパタ−ン181、
第2のパタ−ン182及び第3のパタ−ン184で構成
する。
【0088】また、位置信号の第3のパタ−ン184
は、デ−タトラックごとに右上りのスロ−プ188と右
下りのスロ−プ192を繰り返すパタ−ンで構成する。
【0089】なお、これら3つの位置信号パタ−ンは、
図1で示す磁気ディスクの中心より放射状に延びた直線
上に位置する。なお、ここで示す各パタ−ンは一方向に
磁化する。
【0090】デ−タ領域185はデ−タトラック19
4、200を溝199、193、195で分離したディ
スクリ−トトラックで構成する。本発明においてディス
クリ−トトラックは本質的なことではないのでトラック
を分離しなくても良い。また、189はリ−ドライトヘ
ッド、186、190はデ−タトラック中心を示してい
る。
【0091】図17は、図16においてリ−ドライトヘ
ッド189で位置信号パタ−ン181、182、184
を読み出した時の検出信号202とその波形成形後のパ
ルス信号206を示している。検出信号202は位置信
号の第1のパタ−ン181に対する検出信号203、第
2のパタ−ン182に対する検出信号204及び第3の
パタ−ン184の右下りのスロ−プ192に対する検出
信号205を示す。また、パルス信号206は、検出信
号203、204、205に対応したパルス207、2
08、209を示す。
【0092】リ−ドライトヘッドの位置信号は、パルス
信号の時間差Ts、Tkを測定し、Tk/Tsより求める。
ここで、図16の3つの位置信号パタ−ン181、18
2、184は磁気ディスクの中心より放射状に延びた直
線上に配置されているため、ディスクが一定速で回転し
ている場合にはディスクの外周から内周までTsは一定
の時間差を示す。また、位置信号の第3のパタ−ン18
4はトラックごとにスロ−プ188、192が変化する
ので第2のパタ−ン182との時間差Tkはトラックご
とに周期的に変化する。
【0093】図18にリ−ドライトヘッドの位置信号T
k/Tsを示す。位置信号211は、図16のスロ−プ1
88に対応して直線部212、スロ−プ192に対応し
て直線部213となる2トラック周期の正弦波状の繰り
返し波形となる。215はトラック中心、214はトラ
ック番号を示している。なお、位置信号211は、パタ
ーンの位置による直流オフセットを含むので除去する必
要がある。
【0094】このように本実施例によれば、リ−ドライ
トヘッドの位置信号をトラックごとの正弦波状の繰り返
し波形で得られるために高精度な位置検出が可能とな
り、高密度化に対応した高精度位置決めが可能となる。
【0095】さらに、これらのサ−ボ信号パタ−ンを前
述したエッチング、スパッタ等により凹凸部を形成する
加工方法や超微粒子で凸部を形成する加工方法で製作コ
ストの低減と微細加工による高精度化により高精度位置
決めができる効果がある。
【0096】さらに、凹部を超微粒子で埋めることによ
りリ−ドライトヘッドの浮上量変動をなくすことができ
るので、より高精度位置決めができる効果がある。
【0097】次に、本発明の他の実施例を図19、図2
0に示す。
【0098】図19は、図16の実施例に位置信号の第
4のパタ−ン227を設けたサ−ボ信号パタ−ンを示し
ている。図19において磁気ディスク表面には、グレイ
コ−ドパタ−ン領域220、位置信号パタ−ン領域22
1、デ−タ領域222等が形成されており、グレイコ−
ドパタ−ン領域220はグレイコ−ドパタ−ン232、
233等で構成されている。
【0099】また位置信号パタ−ン領域221は位置信
号の第1のパタ−ン224、位置信号の第2のパタ−ン
225、位置信号の第3のパタ−ン226及び位置信号
の第4のパタ−ン227で構成されている。なお、前記
4つの位置信号パタ−ン224、225、226、22
7はディスクの中心より放射状に延びる直線上に設け、
位置信号の第3のパタ−ン226、位置信号の第4のパ
タ−ン227はトラックごとに右上りのスロ−プ23
6、238、右下りのスロ−プ237、239を繰り返
すパタ−ンであって、第3のパタ−ン226と第4のパ
タ−ン227は90°位相が異なるように構成する。
【0100】デ−タ領域222は、デ−タトラック22
9、234を溝228、230、235で分離したディ
スクリ−トトラックである。デ−タトラックはディスク
リ−トトラックでなくても良い。また、223はトラッ
ク中心、228、230、235はトラックごとの溝、
231はリ−ドライトヘッドを示している。また、本実
施例では各パターンを磁気ディスクの表面に凹凸パタ−
ンとして形成すると良い。
【0101】図20は、図19に示す位置信号パタ−ン
を読み出した時の検出信号を、リ−ドライトヘッドを位
置決めするための位置信号に変換した信号を示す。図2
0は、図16の実施例と同じ方法で位置信号の第3のパ
タ−ン226から求めた位置信号N240と第4のパタ
−ン227から求めた位置信号Q243を示している。
位置信号N240は、位置信号の第3のパタ−ン22
6の右上りのスロ−プ236に対応した直線部241と
右下りのスロ−プ237に対応した直線部242となる
2トラック周期の正弦波状の繰り返し波形となる。
【0102】位置信号Q243は、位置信号の第4のパ
タ−ン227の右上りのスロ−プ238に対応した直線
部245と右下りのスロ−プ239に対応した直線部2
46となる2トラック周期の正弦波状の繰り返し波形と
なる。ただし、位置信号240と243は90°の位相
差をもった波形となる。また244はトラック番号、2
23はトラック中心を示している。
【0103】なお、位置信号240、243はパターン
の位置による直流オフセットを含むので除去する必要が
ある。
【0104】このように本実施例によれば、90°の位
相差をもつ位置信号Pと位置信号Qが得られるため、ト
ラック番号によるオフセットに、各直線部をつなぎ合わ
せることにより高精度な連続した位置信号が得られるた
め、位置決め追従性能の向上に効果がある。
【0105】さらに、移動方向の識別が可能となりリ−
ドライトヘッドが半径方向に移動した場合にトラックカ
ウントの精度が向上する効果がある。
【0106】本発明の他の実施例を図21、図22に示
す。
【0107】図21は、図19の実施例における位置信
号の第3のパタ−ン226と第4のパタ−ン227の繰
り返し周期を4トラックごとに変化するパタ−ン25
2、253としたものである。図21において磁気ディ
スク表面に形成されうる位置信号パターン領域は、位置
信号の第1のパタ−ン250、位置信号の第2のパタ−
ン251、位置信号の第3のパタ−ン252、位置信号
の第4のパタ−ン253で構成されている。
【0108】位置信号の第3のパタ−ン252は、右上
りのスロ−プ254と右下りのスロ−プ255を2トラ
ックごとに周期的に繰り返すパタ−ンで構成する。
【0109】位置信号の第4のパタ−ン253は、右上
りのスロ−プ256と右下りのスロ−プ257を2トラ
ックごとに周期的に繰り返すパタ−ンで構成する。位置
信号の第1のパタ−ン250、第2のパタ−ン251、
第3のパタ−ン252、第4のパタ−ン253は、磁気
ディスクの中心より放射状に延びる直線上に配置され
る。また、259はトラック中心、258はリ−ドライ
トヘッドを示している。また本実施例のサ−ボ信号パタ
−ンは磁気ディスクの表面に凹凸パタ−ンとして形成す
ると良い。
【0110】図22は、図21の位置信号パタ−ンより
図16の実施例と同じ方法で位置信号に変換した場合の
位置信号N260と位置信号Q263を示している。
【0111】位置信号N260は、図21の位置信号の
第3のパタ−ン252の右上りのスロ−プ254に対応
した直線部261と右下りのスロ−プ255に対応した
直線部262となる4トラック周期の正弦波状の繰り返
し波形となる。
【0112】位置信号Q263は、図21の位置信号の
第4のパタ−ン253の右上りのスロ−プ256に対応
した直線部265と右下りのスロ−プ257に対応した
直線部266となる4トラック周期の正弦波状の繰り返
し波形となる。ただし、位置信号260と263は、9
0°の位相差をもった波形となる。また259はトラッ
ク中心、264はトラック番号を示している。また、本
実施例のサ−ボ信号パタ−ンは磁気ディスクの表面に凹
凸パターンとして形成するのが良い。
【0113】このように本実施例によれば、位置信号N
260と位置信号Q263の繰り返し周期を4トラック
とすることで図19に示す実施例と同様の効果が得ら
れ、さらには1トラック内における直線部261、26
2、265、266を広くとれるため位置決め時の追従
性能が向上する効果がある。
【0114】本発明の他の実施例を図23に示す。
【0115】図23は、磁気ディスク282の円周方向
に等間隔に配置された位置信号パタ−ン276、27
5、274、273、272、271、270、278
を示している。上記位置信号パタ−ンの構成を位置信号
パタ−ン276で説明する。位置信号パタ−ン276
は、位置信号の第1のパタ−ン279、第2のパタ−ン
280、第3のパタ−ン281で構成されている。上記
第1のパタ−ン279、280は、図1のリ−ドライト
ヘッド3の半径方向に移動する軌跡19と同じ軌跡上に
配置する。
【0116】上記第3のパタ−ン281は、リ−ドライ
トヘッド3の半径方向に移動する軌跡282と外周では
一致し、内周に向かうにつれて前記第2のパタ−ンに近
づくように配置する。
【0117】また、本実施例のサ−ボ信号パタ−ンは磁
気ディスク表面に凹凸パタ−ンとして形成すると良い。
【0118】このように本実施例によれば、図1の実施
例と同様の位置信号が得られる。
【0119】さらに、位置信号パタ−ンとリ−ドライト
ヘッドはどの位置でも交差角が零で交わるため検出信号
電圧が安定し、最高出力が得られ高密度化に効果があ
る。
【0120】本発明の他の実施例を図24に示す。
【0121】図24は、位置信号パタ−ンを示し、位置
信号パタ−ンは、位置信号の第1のパタ−ン279、第
2のパタ−ン280、第3のパタ−ン283で構成され
ている。上記第1、第2、第3のパタ−ンは、リ−ドラ
イトヘッドが半径方向に移動する時の軌跡上に配置す
る。ただし、上記第3のパタ−ン283は右上りのスロ
−プと右下りのスロ−プをトラックごとに繰り返す構成
とする。また、285、286はトラックを示してい
る。また、本実施例のサ−ボ信号パタ−ンは磁気ディス
クの表面に凹凸パタ−ンとして形成すると良い。
【0122】このように本実施例によれば、位置信号の
第3のパタ−ンをトラックごとに三角波状のパタ−ンを
繰り返すため、図16の実施例と同様の位置信号が得ら
れ、高精度の位置検出が可能となり高密度化に効果があ
る。
【0123】本発明に係る磁気ディスクの製造方法の一
実施例を図25に示す。
【0124】図25は、図7、図10、図12、図15
に示した凹部に超微粒子を単層及び多層に形成する磁気
ディスクの加工工程を示している。同図においてプロセ
ス300は、基板302にレジスト膜301を塗布する
工程を示す。
【0125】プロセス305は、マスク307と露光光
306によりレジスト膜301にサ−ボパタ−ン等をパ
タ−ンニングする工程を示す。
【0126】プロセス310は、レジスト膜301が露
光された部分とその下の基板302をエッチングにより
加工し除去する工程を示す。
【0127】プロセス315は、レジスト膜301を除
去する工程を示し、プロセス320は、磁性層321を
形成する工程を示している。
【0128】またプロセス325は、磁性層321の上
にレジスト膜326を塗布する工程を示し、プロセス3
30は、マスク332と露光光331によりレジスト膜
326にサ−ボパタ−ン等をパタ−ンニングする工程を
示している。ただし、マスク332はマスク307と同
じでも良い。また、マスク332の位置は基板の凹部に
一致するように位置決めする必要がある。
【0129】プロセス335は、レジスト膜326が露
光された部分をエッチングにより除去する工程を示し、
プロセス340は、超微粒子をバインダ溶液に分散させ
た溶液中にプロセス335で加工した基板を入れてレジ
スト膜のない凹部に超微粒子を付着させる工程を示して
いる。ここで超微粒子はSi2、Ti2、Zr2、Al
23等の材質を用い、直径は1nm〜100nmの粒子で
ある。超微粒子を付着させた基板の表面をKOH水溶液
で化成処理し水酸基OHを形成する。超微粒子として好
ましくは触媒化成工業製のエタノ−ル単分散10nmを
使用すると良い。バインダとしては一般に有機ケイ素
系、好ましくはエチルシリケ−トSi(OC25)4でアル
コ−ルに可溶なものが良い。
【0130】超微粒子とバインダの配合の例として、 超微粒子Si2 10nm 1wt% エチルシリケ−ト Si(OC25)4 0.2wt% 残り エチルアルコ−ル わずかに HNO3(数滴) を調合して加水分解、重合を一部分起こさせる。このバ
インダと超微粒子を分散させた溶液中に前記付着させた
い基板を浸したのち、これを取り出し200℃で30分
加熱するとシロキサン結合により基板の表面に超微粒子
が固着する。
【0131】なお、選択的に超微粒子を付着させるため
には表面エネルギ−を変えることで対応できる。この場
合レジスト膜の部分は表面エネルギ−が低いために超微
粒子は付着しない。
【0132】また、表面エネルギ−を下げる手段として
フルオロアルキルシラン等を用いても良い。また、超微
粒子及びバインダで形成する膜厚制御はバインダ中に分
散させる超微粒子の径で制御できる。
【0133】プロセス345は、加熱により付着させた
超微粒子を基板に固着させるとともにレジスト膜を除去
する工程を示している。
【0134】このように本実施例によれば、選択的に基
板の凹部に超微粒子を固着することができるため磁気デ
ィスクの表面が平滑な任意のサ−ボ信号パタ−ン等が安
価に形成できるためリ−ドライトヘッドの浮上量を安定
に保つことができ、高密度化と低コスト化が実現できる
効果がある。
【0135】本発明に係る磁気ディスクの製造方法の他
の実施例を図26を用いて説明する。
【0136】図26は、図25の実施例と同様に凹部に
超微粒子を付着させる磁気ディスクの加工工程を示して
いる。同図においてプロセス350は、基板352に磁
性層351を形成する工程を示し、プロセス355は、
レジスト膜356を塗布する工程を示している。
【0137】またプロセス360は、マスク362と露
光光361でレジスト膜356にサ−ボ信号パタ−ン等
をパタ−ンニングする工程を示し、プロセス365は、
レジスト膜356の露光された部分とその下の基板をエ
ッチング加工により凹部を形成する工程を示している。
【0138】さらにプロセス370は、バインダ中に超
微粒子を分散させた溶液中で凹部に超微粒子371を付
着させる工程を示し、プロセス375は、加熱により付
着させた超微粒子を基板に固着させるとともにレジスト
膜を除去する工程を示している。
【0139】このように本実施例によれば、図25に示
した実施例と同様な効果が得られるとともに、加工工程
が簡略化されるため、さらに低コスト化が実現できる効
果がある。
【0140】本発明に係る磁気ディスクの製造方法の他
の実施例を図27に示す。
【0141】図27は、超微粒子によりサ−ボ信号パタ
−ン等の凸部を形成し、さらに凹部に超微粒子を形成す
る磁気ディスクの加工工程を示している。同図において
プロセス380は基板382にレジスト膜381を塗布
する工程を示し、プロセス385は、マスク387と露
光光386でレジスト膜381にサ−ボ信号パタ−ン等
をパタ−ンニングする工程を示している。
【0142】またプロセス390は、レジスト膜381
の露光された部分をエッチングで除去する工程を示し、
プロセス395は、バインダに超微粒子を分散させた溶
液に基板を浸し、選択的に超微粒子396を付着させる
工程を示している。
【0143】さらにプロセス400は、加熱により超微
粒子396を基板に固着させ、さらにレジスト膜を除去
する工程を示し、プロセス405は、選択的に超微粒子
396の固着した基板に磁性層396を形成する工程を
示している。
【0144】またプロセス410は、レジスト膜411
を塗布する工程を示し、プロセス415は、マスク41
7と露光光416でレジスト膜411にサ−ボ信号パタ
−ン等をパタ−ンニングする工程を示している。また、
露光された部分をエッチングする方法と露光されていな
い部分をエッチングする加工方法があるのでプロセス3
85で用いたマスク387とマスク417はここでは別
なマスクを用いるが、同じものでも良い。
【0145】さらにプロセス420は、レジスト膜41
1の露光された部分をエッチングにより除去する工程を
示し、プロセス425は、選択的に凹部に超微粒子42
6を付着させる工程を示している。
【0146】プロセス430は加熱により凹部の超微粒
子を基板に固着させる工程とレジスト膜を除去する工程
を示している。なお、プロセス405までで製品化して
も良い。
【0147】このように本実施例によれば、磁気ディス
クの表面に超微粒子によりサ−ボ信号パタ−ン等の凸部
を形成できるためサ−ボ信号パタ−ンの加工の低コスト
化と、さらに高密度化に対応したサ−ボ信号パタ−ンが
得られる効果がある。
【0148】さらに、凹部を超微粒子で埋めることがで
きるので磁気ディスク表面が平滑になり、リ−ドライト
ヘッドの浮上量変動がなくなり検出信号の信頼性と高密
度化に効果がある。
【0149】次に本発明の他の実施例を図28に示す。
【0150】図28は、本発明に係る磁気ディスク装置
に用いられる磁気ディスクの位置信号パターンを示し、
これは図19の位置信号パタ−ンの配置を変形したもの
で番号の同じものは同様な機能を示す。
【0151】図28において位置信号パタ−ンは、第1
のパタ−ン224、第2のパタ−ン225、第3のパタ
−ン226に、さらに、第4のパタ−ン450、第5の
パタ−ン451、第6のパタ−ン452で構成されてい
る。なお、第4、第5、第6のパタ−ンは第1、第2、
第3のパタ−ンと同様にディスクの中心からの放射線上
に配置する。
【0152】このように本実施例によれば、図19の第
1、第2、第3のパタ−ンから位置信号を求めたのと同
じ条件で第4、第5のパタ−ンの検出時間差T2と、第
5、第6のパタ−ンの検出時間差T3より位置信号T3
2を検出できるための位置信号の検出精度が向上する
効果がある。
【0153】次に本発明の他の実施例を図29に示す。
【0154】図29は、図19の位置信号パタ−ンの配
置を変形したもので番号の同じものは同様な機能を示
す。
【0155】図29において、位置信号パタ−ンは第1
のパタ−ン224、第2のパタ−ン225、第3のパタ
−ン226に、さらに第4のパタ−ンは、ディスクの中
心からの放射線上に配置する。第3のパタ−ンは2トラ
ックづつの繰り返しパタ−ンで、第4のパタ−ンは図2
1で示す4トラックづつの繰り返しパタ−ンで構成す
る。
【0156】このように本実施例によれば、第3のパタ
−ンによる2トラックごとの正弦波状に変化する位置信
号と、第4のパタ−ンによる4トラックごとの正弦波状
に変化する位置信号が得られるので、トラックカウント
には第3のパタ−ンの位置信号を使用し、1トラック内
でリ−ドライトヘッドをオフセットするときには直線性
の広い第4のパタ−ンの位置信号を使用できる効果があ
る。
【0157】また、図29の実施例は図28の実施例と
同じように配置することができ、さらに高精度位置検出
ができる効果がある。
【0158】次に本発明の他の実施例を図30に示す。
図30は図16の位置信号パターンを変形したもので番
号の同じものは同様な機能を示す。図30において位置
信号パターンは、第1のパターン181と、第2のパタ
ーン182及び第3のパターン184で構成されてい
る。
【0159】また、位置信号の第3のパターン184は
データトラックごとに右上がりのスロープ471と右下
がりのスロープ472を繰り返すパターンで構成され、
スロープ471とスロープ472は、トラックとトラッ
クの間で分離されている。
【0160】このように本実施例によれば、スロープ4
71とスロープ472を分離することで2つのスロープ
が接近した位置でのヘッドの再生信号に一方のスロープ
の信号が再生されなくなるので図18に示す位置信号2
11の直線部212、213の範囲が広がるため、ヘッ
ドの高精度な位置決めが可能となる効果がある。
【0161】同様に図19のパターン226、227、
図21のパターン255、254、図24のパターン2
83、図28のパターン226、452、図29のパタ
ーン226、460に適用できる。そして、図16と同
じ効果が得られる。
【0162】このように各実施例で説明した位置信号パ
タ−ンを組み合わせて、他の位置信号パタ−ンを作成で
きることはいうまでもない。
【0163】本発明に係る磁気ディスク装置に使用され
る磁気ディスクを製造するのに用いられる超微粒子とし
て、磁性層を有する超微粒子を使用することもできる。
この場合、超微粒子をディスクに固着した後で磁性層を
形成する必要がなくなるため、プロセスが簡略化され、
コスト低減に効果がある。
【0164】なお、これまで説明した本発明の実施例で
は、磁気ディスクの片面に凹凸部を形成した例を説明し
たが、もちろん両面の加工ができることは言うまでもな
い。
【0165】また、本発明の実施例ではサ−ボ信号をデ
−タ面に埋め込んだセクタ−サ−ボ方式について説明し
たが、サ−ボ信号のみのサ−ボ面サ−ボ方式への適用も
できる。
【0166】また、本発明は磁気ディスク装置以外の光
ディスク装置、フロッピ−ディスク装置、磁気テ−プ装
置等に応用できることは言うまでもない。
【0167】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
トラックごとに周期的な位置信号が得られ高精度位置決
めに効果がある。
【0168】また、前記位置信号パタ−ンを微細加工技
術により凹凸パターンで形成できるのでより高精度な位
置信号パタ−ンが得られ、高トラック密度化に効果があ
る。
【0169】また、位置信号パタ−ンの凹凸パターンを
超微粒子で形成することにより高精度で安価なサ−ボ信
号パタ−ンを有する磁気ディスクを製作できる効果があ
る。
【0170】また、位置信号パタ−ンの凹凸の凹部を超
微粒子で埋めることにより、ディスク表面を平滑にでき
るため凹部でのリ−ドライトヘッドの浮上量変動、振動
又は液体浮上方式でのリ−ドライトヘッドの安定走行が
確保される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位相差検出方式の位置信号パタ−
ンを用いた磁気ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明に係る位相差検出方式の磁気ディスク装
置に用いられる磁気ディスクに形成された位置信号パタ
−ンを示す説明図である。
【図3】図2に示した磁気ディスクの断面構造と磁化の
向きを示す図である。
【図4】図3に示した位置信号パターンの検出信号を示
す説明図である。
【図5】本発明に係る磁気ディスク装置に用いられる磁
気ディスクに形成されたサ−ボ信号パタ−ンを示す説明
図である。
【図6】図1に示した磁気ディスク装置におけるリード
ライトヘッドのトラック位置に対する出力信号T1/T0
の関係を示す特性図である。
【図7】図2に示した磁気ディスクにおける位相差検出
方式のサーボ信号パタ−ンの凹部を超微粒子で埋めた構
成を示す説明図である。
【図8】図2に示した磁気ディスクにおける位相差検出
方式のサーボ信号パタ−ンの凸部を超微粒子で形成した
構成を示す説明図である。
【図9】図8に示した磁気ディスクのデータ領域を超微
粒子によりディスクリ−トトラックに形成した構成を示
す説明図である。
【図10】図9に示した磁気ディスクの凹部に超微粒子
で埋めた構成を示す説明図である。
【図11】2相バ−ストパタ−ンによる位置信号検出方
式を示す説明図である。
【図12】図11に示した磁気ディスクのトラック中心
における断面構造と磁化の向きを示す説明図である。
【図13】図12に示した磁気ディスクの位置信号パタ
ーンの検出信号を示す説明図である。
【図14】図12に示した磁気ディスクのパタ−ンの凸
部を凹部で形成し凹部に超微粒子を埋めた構成を示す説
明図である。
【図15】図11に示した2相バ−ストパターンの凹凸
部を超微粒子で形成した構成を示す説明図である。
【図16】本発明に係る位相差検出方式の磁気ディスク
装置に用いられる磁気ディスクに形成された三つの位置
信号パタ−ンのうち第3のパタ−ンを周期的に変化させ
た構成を示す説明図である。
【図17】図16に示した磁気ディスクの位置信号パタ
ーンの検出信号を示す説明図である。
【図18】図17に示した磁気ディスクの位置信号パタ
ーンの検出信号から得られる位相差検出方式の位置信号
を示す説明図である。
【図19】図16に示した実施例に位置信号パターンと
して第4のパターンを設け、位相差検出方式の第3、第
4のパタ−ンを位相をずらせて周期的に変化させた構成
を示す説明図である。
【図20】図19に示した磁気ディスクの位置信号パタ
ーンの検出信号から得られる位相差検出方式の位置信号
を示す説明図である。
【図21】図19に示した実施例における位相差検出方
式の第3、第4のパタ−ンの繰り返し周期を複数トラッ
クとした構成を示す説明図である。
【図22】図21に示した磁気ディスクの位置信号パタ
ーンの検出信号から得られる位相差検出方式の位置信号
を示す説明図である。
【図23】図1に示した磁気ディスクにおける位相差検
出方式の位置信号パタ−ンをリ−ドライトヘッドの軌跡
に沿って形成した構成を示す説明図である。
【図24】図23に示した磁気ディスクにおける位置信
号パターンのうち第3のパタ−ンを周期的に変化させる
ように形成した構成を示す説明図である。
【図25】凹部と凸部に磁性層を有する凹凸パタ−ンの
凹部に超微粒子を埋め込む磁気ディスクの加工工程を示
す説明図である。
【図26】凸部のみ磁性層を有する凹凸パタ−ンの凹部
に超微粒子を埋め込む磁気ディスクの加工工程を示す説
明図である。
【図27】凸部を超微粒子で形成後、磁性層を形成し凹
部に超微粒子を埋め込む磁気ディスクの加工工程を示す
説明図である。
【図28】図19に示した実施例のの位置信号パタ−ン
の変形例を示す説明図である。
【図29】図19に示した実施例の位置信号パタ−ンの
他の変形例を示す説明図である。
【図30】図19に示した実施例の位置信号パタ−ンの
他の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 スピンドルモ−タ 3 リ−ドライトヘッド 4 ロ−タリアクチュエ−タ 5 ボイスコイルモ−タ 6 制御回路 10 外部インタ−フェ−ス信号 21 回転軸 22 デ−タトラック 23 デ−タトラック 24 位置信号の第1のパタ−ン 25 位置信号の第2のパタ−ン 26 位置信号の第3のパタ−ン 27 ディスクの回転中心を通る線 33 ISG領域 34 マーカーパターン領域 35 グレイコードパターン領域 36 位置信号パターン領域 37 データ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 洋介 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 遠山 聡一 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 小林 正人 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 山口 高司 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレ−ジシステム事業部内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体である回転する磁気ディス
    クと、該磁気ディスクに同心円状に形成されたトラック
    の円周方向に複数分割されたセクタにあらかじめ書き込
    まれてあるトラックの位置を示すサーボ信号より位置信
    号を読み出し、各トラックに情報を読み書きするヘッド
    と、情報を読み書きするためのトラックに位置決めする
    前記ヘッドを搭載したアクチュエータと、各部の動作を
    制御する制御手段とを有する磁気ディスク装置におい
    て、 前記磁気ディスクの各セクタに書き込まれた位置信号
    は、第1のパターンと第2のパターンと第3のパターン
    からなり、前記第1のパターンと第2のパターンと第3
    のパターンは、磁気ディスク回転中心から放射線上に伸
    びる直線上に配置され、第1のパターンと第2のパター
    ンは直線であって、第3のパターンは前記放射線上を中
    心としてトラックごとに正と負の傾きをくり返す折線パ
    ターンであって、 前記制御手段は、第1のパターンと第2のパターンの検
    出位置の時間差T0と第2のパターンと第3のパターン
    の検出位置の時間差T1とから位置信号T1/T0を検出
    しヘッドをトラックに位置決めすることを特徴とする磁
    気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ディスクの各セクタに書き込ま
    れた位置信号の第3のパターンは前記放射線上を中心と
    して複数トラックごとに正と負の傾きをくり返す折線パ
    ターンであって、 前記制御手段は第1のパターンと第2のパターンの検出
    位置の時間差T0と第2のパターンと第3のパターンの
    検出位置の時間差T1とから位置信号T1/T0を検出し
    ヘッドをトラックに位置決めすることを特徴とする請求
    項1に記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気ディスクに位置信号の第3のパ
    ターンと同じ折線の第4のパターンを設け、第3のパタ
    ーンと第4のパターンは磁気ディスクの半径方向に位相
    をずらせて配置し、 前記制御手段は第1のパターンと第2のパターンの検出
    位置の時間差T0と第2のパターンと第3のパターンの
    検出位置の時間差T1とから位置信号NのT1/T0を検
    出し、第2のパターンと第4のパターンの検出位置の時
    間差T2とから位置信号QのT2/T0を検出し、ヘッド
    をトラックに位置決めすることを特徴とする請求項1に
    記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気ディスクに位置信号の第3のパ
    ターンと同じ折線の第4のパターンを設け、第3のパタ
    ーンと第4のパターンは磁気ディスクの半径方向に位相
    をずらせて配置し、 前記制御手段は、第1のパターンと第2のパターンの検
    出位置の時間差T0と第2のパターンと第3のパターン
    の検出位置の時間差T1とから位置信号NのT1/T0
    検出し、第2のパターンと第4のパターンの検出位置の
    時間差T2とから位置信号QのT2/T0を検出し、ヘッ
    ドをトラックに位置決めすることを特徴とする請求項2
    に記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気ディスクの前記セクタに書き込
    まれた位置信号は、第1のパターンと第2のパターンと
    第3のパターンからなり、前記第1のパターンと第2の
    パターンと第3のパターンは、磁気ディスクの内周から
    外周へかけて円弧状の曲線上に配置し、第1のパターン
    と第2のパターンは円弧状の曲線であって、第3のパタ
    ーンは、前記曲線上を中心としてトラックごとに正と負
    の傾きを繰り返す折線パターンであって、 前記制御手段は第1のパターンと第2のパターンの検出
    位置の時間差T0と、第2のパターンと第3のパターン
    の検出位置の時間差T1とから位置信号T1/T0を検出
    し、ヘッドをトラックに位置決めすることを特徴とする
    請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気ディスクの各セクタに書き込ま
    れた位置信号の第3のパターンは前記曲線線上を中心と
    して複数トラックごとに正と負の傾きをくり返す折線パ
    ターンであって、 前記制御手段は第1のパターンと第2のパターンの検出
    位置の時間差T0と第2のパターンと第3のパターンの
    検出位置の時間差T1とから位置信号T1/T0を検出し
    ヘッドをトラックに位置決めすることを特徴とする請求
    項5に記載の磁気ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記磁気ディスクに位置信号の第3のパ
    ターンと同じ折線の第4のパターンを設け、第3のパタ
    ーンと第4のパターンは磁気ディスクの半径方向に位相
    をずらせて配置し、 前記制御手段は第1のパターンと第2のパターンの検出
    位置の時間差T0と第2のパターンと第3のパターンの
    検出位置の時間差T1とから位置信号NのT1/T0を検
    出し、第2のパターンと第4のパターンの検出位置の時
    間差T2とから位置信号QのT2/T0を検出し、ヘッド
    をトラックに位置決めすることを特徴とする請求項5に
    記載の磁気ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記磁気ディスクに位置信号の第3のパ
    ターンと同じ折線の第4のパターンを設け、第3のパタ
    ーンと第4のパターンは磁気ディスクの半径方向に位相
    をずらせて配置し、 前記制御手段は、第1のパターンと第2のパターンの検
    出位置の時間差T0と第2のパターンと第3のパターン
    の検出位置の時間差T1とから位置信号NのT1/T0
    検出し、第2のパターンと第4のパターンの検出位置の
    時間差T2とから位置信号QのT2/T0を検出し、ヘッ
    ドをトラックに位置決めすることを特徴とする請求項6
    に記載の磁気ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記磁気ディスクの前記セクタに書き込
    まれた位置信号は、第1のパターンと第2のパターンと
    第3のパターンからなり、前記第1のパターンと第2の
    パターンは磁気ディスク中心から放射線上に配置し、第
    3のパターンは磁気ディスクの中心を通らない直線上に
    配置し、前記第1、第2、第3のパターンはトラックの
    円周方向に凹凸状に形成し、 前記制御手段は前記各パターンを形成する凸部と凹部を
    逆向きに一様に磁化し、第1のパターンと第2のパター
    ンの検出位置の時間差T0と第2のパターンと第3のパ
    ターンの検出位置の時間差T1とから位置信号T1/T0
    を検出しヘッドをトラックに位置決めすることを特徴と
    する請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記磁気ディスクの前記セクタに書き
    込まれた位置信号は、第1のパターンと第2のパターン
    と第3のパターンからなり、前記第1のパターンと第2
    のパターンは磁気ディスクの内周から外周へかけて円弧
    状の曲線上に配置し、第3のパターンは磁気ディスクの
    外周から内周へかけて第2のパターンに近づく円弧上の
    曲線上に配置し、前記第1、第2、第3のパターンはト
    ラックの円周方向に凹凸状に形成し、 前記制御手段は前記各パターンを形成する凸部と凹部を
    逆向きに一様に磁化し、第1のパターンと第2のパター
    ンの検出位置の時間差T0と第2のパターンと第3のパ
    ターンの検出位置の時間差T1とから位置信号T1/T0
    を検出しヘッドをトラックに位置決めすることを特徴と
    する請求項1に記載の磁気ディスク装置。
  11. 【請求項11】 前記磁気ディスクの前記セクタに書き
    込まれた位置信号のパターンはトラックの円周方向に凹
    凸で形成し、 前記制御手段は、前記凸部と凹部を逆向きに一様に磁化
    し、各パターンの検出位置の時間差から位置信号を検出
    しヘッドをトラックに位置決めすることを特徴とする請
    求項1乃至8のいずれかに記載の磁気ディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記磁気ディスクの基板に超微粒子を
    固着させその上に磁性層を形成し、 前記制御手段は前記位置信号のパターンを形成する凸部
    と凹部を逆向きに一様に磁化して位置信号を形成するこ
    とを特徴とする請求項10または11のいずれかに記載
    の磁気ディスク装置。
  13. 【請求項13】 前記磁気ディスクの基板に磁性層を形
    成したのち凹凸を形成し、 前記制御手段は凸部を一様に磁化して位置信号を形成す
    ることを特徴とする請求項10または11のいずれかに
    記載の磁気ディスク装置。
  14. 【請求項14】 前記磁気ディスクに形成された前記凹
    部に超微粒子を固着させ磁気ディスクの表面を平滑面に
    することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載
    の磁気ディスク装置。
  15. 【請求項15】 磁気記録媒体である回転する磁気ディ
    スクと、該磁気ディスクに同心円状に形成されたトラッ
    クの円周方向に複数分割されたセクタにあらかじめ書き
    込まれてあるトラックの位置を示すサーボ信号より位置
    信号を読み出し各トラックに情報の読み書きをするヘッ
    ドと、情報を読み書きするためのトラックに位置決めす
    る前記ヘッドを搭載したアクチュエータと、各部の動作
    を制御する制御手段とを有する磁気ディスク装置におい
    て、 前記磁気ディスクのセクタに書き込む少なくとも同期パ
    ターン、インディクスパターン、トラックアドレスパタ
    ーン、位置信号パターンを含むサーボ信号パターンを磁
    気ディスク表面に超微粒子を固着させて凹凸を形成し、
    その上に磁性層を形成し、 前記制御手段は凸部と凹部を逆向きに一様に磁化しサー
    ボ信号を形成することを特徴とする磁気ディスク装置。
  16. 【請求項16】 前記凹部に超微粒子を固着させ磁気デ
    ィスクの表面を平滑面にすることを特徴とする請求項1
    5に記載の磁気ディスク装置。
  17. 【請求項17】 磁気記録媒体である回転する磁気ディ
    スクと、該磁気ディスクに同心円状に形成されたトラッ
    クの円周方向に複数分割されたセクタにあらかじめ書き
    込まれてあるトラックの位置を示すサーボ信号より位置
    信号を読み出し、各トラックに情報を読み書きするヘッ
    ドと、情報を読み書きするためのトラックに位置決めす
    る前記ヘッドを搭載したアクチュエータと、各部の動作
    を制御する制御手段とを有する磁気ディスク装置におい
    て、 前記磁気ディスクにおける位置信号パターンは、トラッ
    クの円周方向に第1のパターンと第2のパターンをオフ
    セットして千鳥に配置し、第1のパターンと第2のパタ
    ーンは一定周期でトラックの中心から次のトラックの中
    心まで直線パターンを交互にくり返すパターンであっ
    て、前記第1、第2のパターンは、凹凸で形成し、該凹
    部に超微粒子を固着させて磁気ディスクの表面を平滑面
    にし、 前記制御手段は前記凸部と凹部を逆向きに一様に磁化
    し、第1のパターンの出力値Aと第2のパターンの出力
    値Bから位置信号(A−B)を検出し、ヘッドをトラッ
    クに位置決めすることを特徴とする磁気ディスク装置。
  18. 【請求項18】 前記磁気ディスクにおける位置信号パ
    ターンは第1のパターンと第2のパターンと第3のパタ
    ーンと第4のパターンを有し、第3と第4のパターンは
    第1のパターンと第2のパターンより半径方向に位相ず
    らせたパターンであって、第1、第2、第3、第4のパ
    ターンは凹凸で形成し、凹部に超微粒子を固着させて磁
    気ディスクの表面を平滑面にし、 前記制御手段は前記凸部と凹部を逆向きに一様に磁化
    し、第1のパターンの出力値Aと第2のパターンの出力
    値Bから位置信号(A−B)を検出し、第3のパターン
    の出力値Cと第4のパターンの出力値Dから位置信号
    (C−D)を検出し、ヘッドをトラックに位置決めする
    ことを特徴とする請求項17に記載の磁気ディスク装
    置。
  19. 【請求項19】 前記磁気ディスク面に超微粒子を固着
    させデータトラックに凸部を形成し、隣接するトラック
    間に溝を設け、その上に磁性層を形成したことを特徴と
    する請求項15に記載の磁気ディスク装置。
  20. 【請求項20】 前記磁気ディスクに形成された隣接す
    るトラック間の溝に超微粒子を固着させ磁気ディスクの
    表面を平滑面にすることを特徴とする請求項19に記載
    の磁気ディスク装置。
  21. 【請求項21】 磁気記録媒体である回転する磁気ディ
    スクと、該磁気ディスクに同心円状に形成されたトラッ
    クの円周方向に複数分割されたセクタにあらかじめ書き
    込まれてあるトラックの位置を示すサーボ信号より位置
    信号を読み出し、各トラックに情報を読み書きするヘッ
    ドと、情報を読み書きするためのトラックに位置決めす
    るヘッドを搭載したアクチュエータと、各部の動作を制
    御する制御手段とを有する磁気ディスク装置に使用され
    る磁気ディスクの製造方法において、 磁気ディスクの基板にレジスト膜を塗布し、前記磁気デ
    ィスクのセクタに書き込む、少なくとも同期パターン、
    インディクスパターン、トラック番号パターン、位置信
    号パターンを含むサーボ信号パターンを書いたマスクに
    よりレジスト膜を露光しサーボ信号パターンを形成し、
    エッチング等によりレジスト膜の露光部とその下の基板
    の一部を除去し、残ったレジスト膜を除去後磁性層を形
    成し、さらにレジスト膜を塗布し、サーボ信号パターン
    を書いたマスクにより基板の凹部に対応する位置のレジ
    スト膜を露光しサーボ信号パターンを形成し、エッチン
    グ等によりレジスト膜の露光部を除去し、超微粒子をバ
    インダ中に分散させた溶液に該基板を入れて、レジスト
    膜のない凹部に超微粒子を付着させ、該溶液より基板を
    取り出し加熱し、超微粒子を固着させ、レジスト膜を除
    去することにより、サーボ信号パターンを有する磁気デ
    ィスクを製作することを特徴とする磁気ディスクの製造
    方法。
  22. 【請求項22】 磁気記録媒体である回転する磁気ディ
    スクと、該磁気ディスクに同心円状に形成されたトラッ
    クの円周方向に複数分割されたセクタにあらかじめ書き
    込まれてあるトラックの位置を示すサーボ信号より位置
    信号を読み出し、各トラックに情報を読み書きするヘッ
    ドと、情報を読み書きするためのトラックに位置決めす
    るヘッドを搭載したアクチュエータと、各部の動作を制
    御する制御手段とを有する磁気ディスク装置に使用され
    る磁気ディスク製造方法において、 磁気ディスクの基板に磁性層を形成し、レジスト膜を塗
    布し、前記磁気ディスクのセクタに書き込む、少なくと
    も同期パターン、インディクスパターン、トラック番号
    ターン、位置信号パターンを含むサーボ信号パターンを
    書いたマスクによりレジスト膜を露光しサーボ信号パタ
    ーンを形成し、エッチング等によりレジスト膜の露光部
    とその下の磁性層と基板の一部を除去し、超微粒子をバ
    インダ中に分散させた溶液に該基板を入れて、レジスト
    膜のない凹部に超微粒子を付着させ、該溶液より基板を
    取り出し加熱し、超微粒子を固着させ、レジスト膜を除
    去することにより、サーボ信号パターンを有する磁気デ
    ィスクを製作することを特徴とする磁気ディスクの製造
    方法。
  23. 【請求項23】 磁気記録媒体である回転する磁気ディ
    スクと、該磁気ディスクに同心円状に形成されたトラッ
    クの円周方向に複数分割されたセクタにあらかじめ書き
    込まれてあるトラックの位置を示すサーボ信号より位置
    信号を読み出し、各トラックに情報を読み書きするヘッ
    ドと、情報を読み書きするためのトラックに位置決めす
    るヘッドを搭載したアクチュエータと、各部の動作を制
    御する制御手段とを有する磁気ディスク装置に使用され
    る磁気ディスクの製造方法において、 磁気ディスクの基板にレジスト膜を塗布し、前記磁気デ
    ィスクのセクタに書き込む少なくとも同期パターン、イ
    ンディクスパターン、トラック番号パターン、位置信号
    パターンを含むサーボ信号パターンをサーボ信号パター
    ンを書いたマスクによりレジスト膜を露光しサーボ信号
    パターンを形成し、エッチング等によりレジスト膜の露
    光部を除去し、超微粒子をバインダ中に分散させた溶液
    に該基板を入れて、レジスト膜のない凹部に超微粒子を
    付着させ、該溶液より基板を取り出し加熱し、超微粒子
    を固着させ、レジスト膜を除去し、この上に磁性層を形
    成することによりサーボ信号パターンを有する磁気ディ
    スクを製作することを特徴とする磁気ディスクの製造方
    法。
  24. 【請求項24】前記磁性層を形成したのち、レジスト膜
    を塗布し、サーボ信号パターンを書いたマスクにより基
    板の凹部に対応する位置のレジスト膜を露光しサーボ信
    号パターンを形成し、エッチング等によりレジスト膜の
    露光部を除去し、超微粒子をバインダ中に分散させた溶
    液に該基板を入れて、レジスト膜のない凹部に超微粒子
    を付着させ、該溶液より基板を取り出し加熱し、超微粒
    子を固着させ、レジスト膜を除去し、サーボ信号パター
    ンを有する磁気ディスクを製作することを特徴とする請
    求項23に記載の磁気ディスク製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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