JPH08338627A - 強制燃焼装置 - Google Patents

強制燃焼装置

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JPH08338627A
JPH08338627A JP17029495A JP17029495A JPH08338627A JP H08338627 A JPH08338627 A JP H08338627A JP 17029495 A JP17029495 A JP 17029495A JP 17029495 A JP17029495 A JP 17029495A JP H08338627 A JPH08338627 A JP H08338627A
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英夫 稲垣
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勝 児玉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスインプットの増加に伴い1次空気比率を
増加させ、広範なインプット範囲で一様に良好な燃焼が
得られる強制燃焼装置を提供すること。 【構成】 ガスバーナ3と、ガスバーナ3への燃料ガス
Gの供給量を調整する比例弁10と、燃焼用空気を供給
する送風ファン4とを有し、送風ファン4を制御して燃
焼用空気の供給量を燃料ガスGの供給量に対する所定の
許容範囲内に維持することとし、更に、ダンパ板12に
より1次空気Pの有効開口面積を増減させて、燃料ガス
Gの供給量の増加と共に1次空気比率を増加させるよう
にした。若しくは、2次空気Sの通路に、燃焼用空気の
供給量の増加と共に通路抵抗を増加させる特性を付与
し、燃料ガスGの供給量の増加と共に2次空気比率を減
少させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼用空気をバーナへ
強制的に圧送して燃焼を行う強制燃焼装置に関し、更に
詳細には、燃焼量の増加とともに1次空気比率を増加さ
せるようにしてターンダウン比の大きい良好な燃焼特性
が得られるようにした強制燃焼装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】強制燃焼装置においては、燃料ガス供給
ラインから燃料ガスを供給すると共に送風ファンのよう
な給気手段により燃焼用空気をバーナへ強制的に圧送し
て燃焼を行うようにしている。ここにおいて、送風ファ
ンにより燃焼装置内に圧送された空気の一部は、ガスラ
インのノズルから噴出される燃料ガスと共にバーナ入口
からバーナ内部に侵入し燃料ガスと混合しつつ炎口へ向
かう1次空気となり、残りはバーナの外部を通って燃焼
位置に達して燃焼に寄与する2次空気となる。
【0003】ここで燃焼用空気の全量は、燃料ガスイン
プット量に対し一定の比率となるように制御されるの
で、1次空気及び2次空気のガスインプット量に対する
比率は各々の空気通路の抵抗により定まり、その通路抵
抗は主に空気通路の形状により定まる。そして従来の燃
焼装置はこの通路抵抗が一義的に決定されており、給気
量に対する1次空気比率が燃料ガスのインプット量にか
かわらずほぼ一定になっているため、インプット量が小
さいときに理論空気量に対する1次空気の比が上昇する
特性を有していた。この燃焼装置は、バーナ温度の比較
的低い小インプット時に結露の問題が生じるのを防ぐた
めに空気量を増やして燃焼ガスの露点を下げることを狙
ったものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術に係る強制燃焼装置には次に述べるような問題点
があった。
【0005】即ち、例えば大インプット時の燃焼特性を
重視して100%インプット時に給気量に対する1次空
気の比率が約50%となるような設定を与えると、イン
プットを20%程度に絞ったときに1次空気が過剰とな
ってしまい燃焼炎のバック現象あるいはリフティングが
起こるので好ましくない。一方、小インプット時の燃焼
特性を重視して20%インプット時に1次空気比率が約
20%となるような設定を与えると、インプットを10
0%近くに上げたときに1次空気が不足して不完全燃焼
等の燃焼不良が生じる。このため、どのような設定にし
ても、良好な燃焼状態が得られるインプット範囲が狭い
という問題があった。
【0006】そこで本発明は、かかる従来技術の問題点
を解消すべく、ガスインプットの増加に伴い1次空気比
率を増加させ若しくは2次空気比率を減少させるような
特性を付与することにより広範なインプット範囲で一様
に良好な燃焼が得られる強制燃焼装置を提供することを
目的とするものである。またそのために、ガスインプッ
トの増加と共に1次空気の通路抵抗を減少させる制御を
行う強制燃焼装置を提供することを目的とする。あるい
は、ガスインプットの増加と共に2次空気の通路抵抗が
増加する特性を有する強制燃焼装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、バーナと、このバーナへのガス供給量を調整
するガス量調整手段と、燃焼用空気を供給する送風ファ
ンとを有する強制燃焼装置において、前記送風ファンを
制御して燃焼用空気の供給量を前記ガス量調整手段によ
るガス供給量に対する所定の許容範囲内に維持するファ
ン制御手段と、前記送風ファンによる燃焼用空気供給量
の増加と共に前記バーナの1次空気比率を増加させる1
次空気増加手段とを備えたことをその要旨とする。
【0008】ここで1次空気増加手段は例えば、バーナ
の入口を部分的に覆う空気調節板と、この空気調節板を
駆動してバーナ入口の有効開口面積を変化させるモータ
等の駆動手段とにより実現される。
【0009】また本発明は、バーナと、このバーナへの
ガス供給量を調整するガス量調整手段と、燃焼用空気を
供給する送風ファンとを有する強制燃焼装置において、
前記送風ファンを制御して燃焼用空気の供給量を前記ガ
ス量調整手段によるガス供給量に対する所定の許容範囲
内に維持するファン制御手段と、前記送風ファンによる
燃焼用空気供給量の増加と共に前記バーナの2次空気比
率を減少させる2次空気減少手段とを備えたことをその
要旨とする。
【0010】ここで2次空気減少手段は例えば、互いに
異なる位置に通気孔を設けられた第1通気板及び第2通
気板と、この第1通気板及び第2通気板の間に設けられ
たバネとにより、送風ファンによる燃焼用空気の圧力に
より第1通気板及び第2通気板が互いに近接させられる
ように配置して実現される。あるいは例えば、通気孔を
設けられた2枚以上の通気板によっても実現される。若
しくは例えば、通気孔を設けられた通気板と、その通気
孔を通過する空気に回転成分を与える整流板とによって
も実現される。
【0011】
【作用】かかる構成を有する本発明の強制燃焼装置によ
れば、送風ファンにより燃焼用空気が供給され、ガス量
調整手段を経てバーナに供給されたガスの燃焼が行われ
る。ここでファン制御手段により、燃焼用空気の供給量
がガス量調整手段によるガス供給量に対する所定の許容
範囲内に維持される。そして、ガス量調整手段が操作さ
れガス供給量が増加させられると、それに応じてファン
制御手段の制御により燃焼用空気の供給量も増加させら
れ、この燃焼用空気の供給量の増加に伴いバーナの入口
からガスと共にバーナ内部に侵入する1次空気の比率が
1次空気増加手段により増加させられ、良好な燃焼が行
われるようになっている。
【0012】また本発明の強制燃焼装置によれば、ガス
供給量と共に燃焼用空気の供給量が増加すると、この燃
焼用空気の供給量の増加に伴いバーナの外部を通って燃
焼部に至る2次空気の比率が2次空気減少手段により減
少させられ、その分1次空気の比率が増加して良好な燃
焼が行われるようになっている。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る強制燃焼装置を図面に示
す各実施例に即して詳細に説明する。
【0014】まず本発明の第1実施例について図1、2
を参照して説明する。図1に示す第1実施例の強制燃焼
装置1は概略、機枠50にガスバーナ3と送風ファン4
と熱交換器5とを配してなるものである。
【0015】ガスバーナ3の上部には炎口3aが、そし
て下部には1次空気口3bが、それぞれ形成されてい
る。そしてガスバーナ3の1次空気口3bに対面して、
給ガス管7から供給される燃料ガスGを噴出するガスノ
ズル8が設けられている。給ガス管7には、ガス供給を
遮断する遮断弁9とガス供給量を調節する比例弁10と
が備えられている。
【0016】ガスバーナ3の1次空気口3bには、ダン
パ板12とダンパモータ13とが付設されている。ダン
パ板12は図2のA矢視図に見るように、略扇形の板に
開口12aを設けたものであって軸14を中心に回動可
能とされている。そして開口12aの反対側には噛歯1
2bが形成されていて、ダンパモータ13と同軸のモー
タギヤ15と噛み合わされている。即ちダンパ板12
は、ガスバーナ3の1次空気口3bを覆って1次空気の
有効開口面積を1次空気口3bと開口12aとの重複面
積に絞るものであり、ダンパモータ13によりダンパ板
12を回動させるとこの重複面積が変化して1次空気の
通路抵抗が変化するようにしたものである。
【0017】送風ファン4は、モータにより回転する電
動ファンであり、燃焼用空気を強制的に強制燃焼装置1
の内部に送り込むものである。この送風ファン4により
送り込まれた燃焼用空気は、その一部が燃料ガスGと共
にガスバーナ3の1次空気口3bに侵入する1次空気P
となり、残りはガスバーナ3の外部を通って火炎Fに至
る2次空気Sとなるものである。そして機枠50の内部
でガスバーナ3の1次空気口3bと炎口3aとの間の位
置には分布を均一にする通気板17が固定して設けら
れ、この通気板17には2次空気Sの通路たる多数の通
気孔17aが形成されており、適切な通路抵抗を有する
ようにされている。
【0018】ガスバーナ3の上方に位置する熱交換器5
は、給水管52に供給される水Cをガスバーナ3の火炎
Fで加熱して出湯管54から出湯させるものである。給
水管52にはフローセンサ53が、出湯管54にはサー
ミスタ55が、それぞれ備えられている。そして熱交換
器5の上方で機枠50の上端には燃焼排ガスEを排出す
る排気筒51が取り付けられている。
【0019】そして、強制燃焼装置1を制御するコント
ローラ20が設けられている。コントローラ20は、公
知のCPU、ROM、RAMを組み合わせてなるマイコ
ンであり、フローセンサ53やサーミスタ55、図示し
ないリモコン等から信号の入力を受け、そして遮断弁
9、比例弁10、送風ファン4、ダンパモータ13に駆
動信号を送るようにされている。
【0020】コントローラ20における主な制御機能と
して、サーミスタ55が検知する出湯温度が所望の値と
なるように比例弁10の開度を調整してガス供給量を調
節しガスバーナ3の発生熱量を制御する温度制御機能、
比例弁10の開度に合わせて送風ファン4の回転数を調
整して燃焼用空気の供給量をガス供給量に対する所定の
許容範囲内に維持する空気比率維持機能、比例弁10の
開度に合わせてダンパモータ13を駆動してダンパ板1
2の位置を調節し燃焼用空気のうち特に1次空気の量を
調整する1次空気比率調整機能がある。
【0021】次に強制燃焼装置1の動作を説明する。フ
ローセンサ53が給水管52における水流を検知すると
その旨がコントローラ20に入力される。するとコント
ローラ20は、出湯要求に従い遮断弁9を開きガスバー
ナ3に燃料ガスGを供給すると共に送風ファン4を回転
させ燃焼用空気を供給する。
【0022】この燃焼用空気の一部は、1次空気Pとし
て燃料ガスGと共にガスバーナ3の1次空気口3bから
ガスバーナ3の内部に侵入し、燃料ガスGと混合されて
炎口3aからガスバーナ3の外部へ流出する。残りは、
2次空気Sとしてガスバーナ3の外部を通り、ガスバー
ナ3の炎口3aから流出した1次空気Pと燃料ガスGと
の混合ガスと合流する。そして燃料ガスGは、1次空気
P及び2次空気Sにより燃焼して火炎Fをなす。この火
炎Fの発生熱により熱交換器5で水Cが加熱され、出湯
管54から湯Hが出湯する。
【0023】このときコントローラ20は、出湯要求と
サーミスタ55の検知温度とにより比例弁10の開度を
調整する。ガスバーナ3への燃料ガスGの供給量を調節
して火炎Fの発生熱量を増減させてサーミスタ55の検
知温度を要求温度に一致させるためである。従って要求
温度が高いときには十分な発熱量が得られるように比例
弁10の開度は大きくされ、要求温度が低いときには逆
に比例弁10の開度は小さく絞られる。
【0024】同時にコントローラ20は、比例弁10の
開度に合わせて送風ファン4の回転数も調整する。燃焼
用空気の供給量をガス供給量に対する所定の許容範囲内
に維持して燃焼用空気の不足や過剰を防止するためであ
る。従って要求温度が高く比例弁10の開度が大きくさ
れたときには十分な燃焼用空気が供給されるように送風
ファン4の回転数は上げられ、要求温度が低く比例弁1
0の開度が絞られたときには逆に回転数は下げられる。
【0025】コントローラ20は更に、比例弁10の開
度及び送風ファン4の回転数に合わせてダンパモータ1
3を駆動してダンパ板12の位置を調節して1次空気P
の有効開口面積を増減させる。燃焼用空気のうちでもガ
スバーナ3内で燃料ガスGと混合させられる1次空気P
は、燃焼速度に大きく影響するのでこれが適正範囲内に
ないと火炎Fのガスバーナ3内へのバック現象やその他
の異常燃焼が生じるからである。
【0026】従って、比例弁10の開度が大きく送風フ
ァン4の回転数が高いときには、ガスバーナ3の1次空
気口3bとダンパ板12の開口12aとが大部分一致し
て有効開口面積が大きく1次空気Pの通路抵抗が小さい
状態とされる。燃料ガスGの供給量が多いので1次空気
比率を増やして不完全燃焼等の燃焼不良を防止するため
である。一方、比例弁10の開度が小さく送風ファン4
の回転数が低いときには、ガスバーナ3の1次空気口3
bの大部分がダンパ板12により塞がれ有効開口面積が
小さく1次空気Pの通路抵抗が大きい状態とされる。燃
料ガスGの供給量が少いので1次空気Pの過剰による火
炎Fのバック現象を防ぐためである。
【0027】即ち強制燃焼装置1は、ダンパ板12とダ
ンパモータ13とにより、燃焼用空気の供給量が増加す
ると共に1次空気比率を増加させる1次空気比率増加手
段として作用するようにしたものであって、これにより
燃料ガスGの供給量が多いときでも少ないときでも適正
な1次空気比率で燃焼できる強制燃焼装置が実現されて
いる。
【0028】次に、本発明の第2実施例について図3、
4を参照して説明する。図3に示す第2実施例の強制燃
焼装置2は概略、機枠50にガスバーナ3と送風ファン
4と熱交換器5とを配してなる点で第1実施例の強制燃
焼装置1と共通する。従って以下の説明では共通する部
分は同一の符号を用い、強制燃焼装置1との相違点を中
心に説明する。強制燃焼装置2の強制燃焼装置1との構
成上の相違点は、ダンパ板12及びダンパモータ13が
備えられていないことと、通気板17に付設して通気板
18がバネ21を介して設けられていることとの2点で
ある。その他の点では特に差異はない。
【0029】通気板17及び18について図4の拡大図
により説明する。通気板17は、強制燃焼装置1のもの
と同様に機枠50に固定して設けられ、2次空気Sの通
路たる多数の通気孔17aが形成されている。一方通気
板18は、バネ21を介して通気板17に取り付けられ
ており、従って機枠50に対して固定されていない。バ
ネ21は通気板17と18との間に適宜の間隔Wを与え
るものであり、送風ファン4により送り込まれる燃焼用
空気の圧力Tが強くなると圧縮され間隔Wを縮めるもの
である。また通気板18には、通気板17と同様に2次
空気Sの通路たる多数の通気孔18aが形成されている
が、通気孔18aは通気孔17aと対向しない位置に形
成されている。
【0030】この場合の2次空気Sの通路抵抗は間隔W
が小さくなるほど大きくなる。即ち通気板17及び18
は、燃焼用空気の圧力Tにより2次空気Sの通路抵抗が
変化するように構成されたものである。一方1次空気P
の通路抵抗は、ダンパ板12が設けられていないので、
燃焼用空気の供給量によって変化するようにはされてい
ない。尚、ダンパモータ13が備えられていないのでコ
ントローラ20におけるダンパモータ13の制御機能も
省かれている。
【0031】次に強制燃焼装置2の動作を説明する。基
本的な動作は強制燃焼装置1の動作と共通するので、相
違点である1次空気比率及び2次空気比率の変化作用の
み説明する。強制燃焼装置2では、1次空気Pの通路抵
抗を変化させるようにはなっていないが、バネ21の作
用により2次空気Sの通路抵抗が変化する。
【0032】即ち、比例弁10の開度が大きく送風ファ
ン4の回転数が高いとき、つまり燃焼用空気の圧力Tが
大きいときには、その圧力Tによりバネ21が圧縮され
通気板17と18との間隔Wが縮まり、2次空気Sの通
路抵抗が大きくなる。このため2次空気比率は低下しそ
の分1次空気比率が上昇する。これにより1次空気の量
が増やされ、燃料ガスGの供給量が多くても不完全燃焼
等の燃焼不良が起きないようになっている。
【0033】一方、比例弁10の開度が小さく送風ファ
ン4の回転数が低いとき、つまり燃焼用空気の圧力Tが
小さいときには、バネ21の弾力が優ってバネ21が伸
長して通気板17と18との間隔Wが広がり、2次空気
Sの通路抵抗が小さくなる。このため2次空気比率は上
昇しその分1次空気比率が低下する。これにより1次空
気の量が減らされ、燃料ガスGの供給量が少くても1次
空気Pの過剰による火炎Fのバック現象が起きないよう
になっている。
【0034】即ち強制燃焼装置2は、強制燃焼装置1に
おけるコントローラ20の制御によるダンパモータ13
の駆動のような能動的手法による空気通路抵抗の増減は
行わないが、通気板17及び18とバネ21との受動的
作用により、燃焼用空気の供給量が増加してその圧力T
が増加すると共に2次空気Sの通路抵抗が大きくなる2
次空気比率減少手段として作用するようにしたものであ
り、2次空気比率の減少の反動で1次空気比率を増加さ
せるものである。これにより燃料ガスGの供給量が多い
ときでも少ないときでも適正な1次空気比率で燃焼でき
る強制燃焼装置が実現されている。
【0035】次に、本発明の第3実施例について図5乃
至13を参照して説明する。図5に示す第3実施例の強
制燃焼装置6は概略、機枠50にガスバーナ3と送風フ
ァン4と熱交換器5とを配してなり、そして2次空気比
率減少手段である通気板17及び18を備える点で第2
実施例の強制燃焼装置2と共通する。従って以下の説明
では共通する部分は同一の符号を用い、強制燃焼装置2
との相違点を中心に説明する。
【0036】強制燃焼装置6の強制燃焼装置2との構成
上の相違点は、通気板17と18とが機枠50に対して
共に固定されており、バネ21が備えられていない点に
ある。従って強制燃焼装置6では通気板17と18との
間隔Dは固定値である。また強制燃焼装置6では、通気
板17及び18の通気孔17a、18aは互いに対向す
る位置に設けられている。尚、図5では、通気板17、
18がガスバーナ3の1次空気口3bより低い位置の一
部に設けられると共に1次空気口3bの上部に隔壁26
が設けられている点で強制燃焼装置2と相違するが、こ
れは1次空気Pが通気板17、18を通らず、かつ2次
空気Sが通気板17、18を通るようにしたものにすぎ
ず、強制燃焼装置2の場合の通気板17、18の配置と
実質的に相違するものではない。
【0037】次に強制燃焼装置6の作用を説明する。基
本的な動作は強制燃焼装置2の動作と共通するので、相
違点である2次空気比率の変化作用のみ説明する。強制
燃焼装置6では、2次空気Sの通路形状により、2次空
気Sの流速に応じて通路抵抗が自然に変化する。
【0038】即ち、比例弁10の開度が小さく送風ファ
ン4の回転数が低いとき、つまり燃焼用空気の流速が小
さいときには、図6のように2次空気Sは通気孔17
a、18aをスムーズに通過して渦を殆ど生じないので
2次空気Sの通路抵抗が小さい。このため2次空気比率
は上昇しその分1次空気比率が低下する。これにより1
次空気の量が減らされ、燃料ガスGの供給量が少くても
1次空気Pの過剰による火炎Fのバック現象が起きない
ようになっている。
【0039】一方、比例弁10の開度が大きく送風ファ
ン4の回転数が高いとき、つまり燃焼用空気の流速が大
きいときには、図7のように2次空気Sが通気孔17
a、18aを通過するに際し流れの一部がエッジで剥離
して渦Vが顕著に発生する。この渦Vを生じる状況下で
は流れに縮流が起こり干渉して流れが妨げられるので2
次空気Sの通路抵抗が大きい。このため2次空気比率は
低下しその分1次空気比率が上昇する。これにより1次
空気の量が増やされ、燃料ガスGの供給量が多くても不
完全燃焼等の燃焼不良が起きないようになっている。
【0040】即ち強制燃焼装置6は、2次空気Sの通路
形状を、2次空気Sの流速が小さいときに通路抵抗が小
さく、流速が大きいときに通路抵抗が大きくなるように
して、2次空気比率減少手段として作用するようにした
ものであり、2次空気比率の減少の反動で1次空気比率
を増加させるものである。これにより燃料ガスGの供給
量が多いときでも少ないときでも適正な1次空気比率で
燃焼できる強制燃焼装置が実現されている。
【0041】この効果を図8のグラフに示す。このグラ
フは、流速に比例する無次元数であるレイノルズ数Re
を横軸にとって流量係数Cの変化を示したものである。
強制燃焼装置6における流量係数Cはカーブyで示す通
り、レイノルズ数が大きくなるほど下がる、即ち通路抵
抗が大きくなっている。一方、比較のために通気板18
を除いて通気板17の1枚とした場合の特性を示すカー
ブxは、レイノルズ数に関係なくほぼ一定の流量係数C
を示しており、強制燃焼装置6の特性と顕著に異なって
いる。
【0042】本実施例の強制燃焼装置6における2次空
気比率減少手段である通気板17、18については、種
々の変形が可能である。例えば通気孔17a、18a
は、必ずしも互いに対向する位置に設ける必要はなく、
異なる位置に設けてもよい。また、図9のように3枚の
通気板17、18、19を設け、それぞれ通気孔17
a、18a、19aを形成してもよい。
【0043】あるいは図10のように、通気孔17a、
18aの縁辺部分に反り17b、18bを形成した通気
板17A、18Aを用いてもよい。この反り17b、1
8bのある通気板17A、18Aを用いるとエッジでの
流れの剥離効果が大きく、流速による通路抵抗の変化が
より強く現れる。図11又は12のように、2枚の通気
板のうち1枚のみに反りを設けてもよい。又は図13の
ように、厚肉の通気板17B、18Bを用い、通気孔の
縁辺にウェッジ部17c、18cを形成することによっ
ても流れの剥離効果を大きくすることができる。
【0044】次に、本発明の第4実施例について図14
乃至16を参照して説明する。図14に示す第4実施例
の強制燃焼装11は概略、機枠50にガスバーナ3と送
風ファン4と熱交換器5とを配してなり、そして固定式
の2次空気比率減少手段を備える点で第3実施例の強制
燃焼装置6と共通する。従って以下の説明では共通する
部分は同一の符号を用い、強制燃焼装置6との相違点を
中心に説明する。強制燃焼装置11に2次空気比率減少
手段として設けられているのは、通気板22であり、通
気板22には多数の通気孔23が形成されると共に各通
気孔23の直上部に傾斜を有する整流板24が設けられ
ている。そして、図15に示すように各整流板24はそ
の傾斜により全体で軸流ファンのような形状をなしてい
る。
【0045】次に強制燃焼装置11における2次空気比
率の変化作用を説明する。強制燃焼装置11では強制燃
焼装置6と同様に、2次空気Sの通路形状により、2次
空気Sの流速に応じて通路抵抗が自然に変化する。即ち
強制燃焼装置11では、各整流板24に軸流ファンのよ
うな傾斜が与えられているので、図16に示すように通
気孔23を通過する2次空気Sに回転成分が与えられ
る。
【0046】従って、比例弁10の開度が小さく送風フ
ァン4の回転数が低いとき、つまり燃焼用空気の流速が
小さいときには、この回転成分も小さく干渉が小さいの
で2次空気Sの通路抵抗が小さい。このため2次空気比
率は上昇しその分1次空気比率が低下する。これにより
1次空気の量が減らされ、燃料ガスGの供給量が少くて
も1次空気Pの過剰による火炎Fのバック現象が起きな
いようになっている。
【0047】一方、比例弁10の開度が大きく送風ファ
ン4の回転数が高いとき、つまり燃焼用空気の流速が大
きいときには、この回転成分も大きくなり流れの干渉が
生じて2次空気Sの通路抵抗が顕著に大きくなる。この
ため2次空気比率は低下しその分1次空気比率が上昇す
る。これにより1次空気の量が増やされ、燃料ガスGの
供給量が多くても不完全燃焼等の燃焼不良が起きないよ
うになっている。
【0048】即ち、強制燃焼装置11は強制燃焼装置6
と同様に、2次空気Sの通路形状を、2次空気Sの流速
が小さいときに通路抵抗が小さく、流速が大きいときに
通路抵抗が大きくなるようにして、2次空気比率減少手
段として作用するようにしたものであり、2次空気比率
の減少の反動で1次空気比率を増加させるものである。
これにより燃料ガスGの供給量が多いときでも少ないと
きでも適正な1次空気比率で燃焼できる強制燃焼装置が
実現されている。
【0049】以上詳細に説明したように、前記各実施例
に係る各強制燃焼装置では、ガスバーナ3への燃料ガス
Gの供給量に応じて送風ファン4を駆動して燃焼用空気
の過剰や不足を防止すると共に、燃料ガスGの供給量の
増加と共に1次空気比率が増加するようにしたので、燃
料ガスGの供給量が小さいときには1次空気比率を小さ
くして1次空気Pの過剰による火炎のバック現象を防止
しつつ、かつ、燃料ガスGの供給量が大きいときには1
次空気比率も大きくして1次空気Pの不足による燃焼不
良を防止した、優れた強制燃焼装置が実現されている。
【0050】特に第1実施例に係る強制燃焼装置1で
は、ガスバーナ3の1次空気口3bを部分的に覆うダン
パ板12を設け、これをコントローラ20によりダンパ
モータ13で駆動して有効開口面積を変化させて1次空
気Pの通路抵抗を増減させるようにしたので、燃料ガス
Gの供給量が小さいときには有効開口面積を減らして1
次空気Pの通路抵抗を大きくすることにより1次空気比
率を小さくし、一方、燃料ガスGの供給量が大きいとき
には有効開口面積を増やして1次空気Pの通路抵抗を小
さくすることにより1次空気比率を大きくして、燃料ガ
スGの供給量の多少にかかわらず良好な燃焼状態を得る
ことができる。
【0051】また第2実施例に係る強制燃焼装置2で
は、通気板17、18とバネ21とにより、送風ファン
4が送り込んだ燃焼用空気の圧力Tの増加と共に2次空
気Sの通路抵抗が増加するようにしたので、燃料ガスG
の供給量が小さいときには燃焼用空気の圧力Tもそれに
合わせて小さいため2次空気Sの通路抵抗が小さく2次
空気比率が大きくなり、一方、燃料ガスGの供給量が大
きいときには燃焼用空気の圧力Tもそれに合わせて大き
いため2次空気Sの通路抵抗が大きく2次空気比率が小
さくなる。従って、1次空気比率が2次空気比率と反対
に増減して、燃料ガスGの供給量の多少にかかわらず良
好な燃焼状態が得られる。
【0052】また第3実施例に係る強制燃焼装置6で
は、通気板17、18により、送風ファン4が送り込ん
だ燃焼用空気の流速の増加と共に2次空気Sの通路抵抗
が増加するようにしたので、燃料ガスGの供給量が小さ
いときには燃焼用空気の流速もそれに合わせて小さいた
め2次空気Sの通路抵抗が小さく2次空気比率が大きく
なり、一方、燃料ガスGの供給量が大きいときには燃焼
用空気の流速もそれに合わせて大きいため2次空気Sの
通路抵抗が大きく2次空気比率が小さくなる。従って、
1次空気比率が2次空気比率と反対に増減して、燃料ガ
スGの供給量の多少にかかわらず良好な燃焼状態が得ら
れる。第4実施例に係る強制燃焼装置11でも同様の効
果が得られる。
【0053】尚、本発明は前記各実施例に何ら限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、ガス
インプットの増加に伴い燃焼用空気の供給量を増加させ
るだけでなく、1次空気比率を増加させ若しくは2次空
気比率を減少させるような特性を付与することとしたの
で、広範なインプット範囲で1次空気量の過剰や不足を
防止して一様に良好な燃焼が得られる強制燃焼装置を提
供することができるものである。
【0055】また本発明によれば、ガスインプットの増
加と共に1次空気の通路抵抗を減少させる制御を行うこ
ととしたので、ガスインプットの大きいときには1次空
気比率を増やして1次空気不足を防止し、ガスインプッ
トの小さいときには1次空気比率を減らして1次空気過
剰を防止した強制燃焼装置を提供することができる。ま
た本発明によれば、ガスインプットの増加と共に2次空
気の通路抵抗が増加する特性を付与したので、ガスイン
プットの大きいときには2次空気比率を減らしその反動
で1次空気比率を増やして1次空気不足を防止し、ガス
インプットの小さいときには2次空気比率を増やしその
反動で1次空気比率を減らして1次空気過剰を防止した
強制燃焼装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る強制燃焼装置の構成を示す図
である。
【図2】図1の強制燃焼装置のガスバーナの1次空気口
の部分を示す図である。
【図3】第2実施例に係る強制燃焼装置の構成を示す図
である。
【図4】図3の強制燃焼装置の通気板部分の構成を示す
図である。
【図5】第3実施例に係る強制燃焼装置の構成を示す図
である。
【図6】図5の強制燃焼装置の小インプット時の2次空
気の流れを示す図である。
【図7】図5の強制燃焼装置の大インプット時の2次空
気の流れを示す図である。
【図8】図5の強制燃焼装置の2次空気の通気抵抗特性
を説明するグラフである。
【図9】図5の強制燃焼装置の通気板部分の構成の変形
例を示す図である。
【図10】図5の強制燃焼装置の通気板部分の構成の変
形例を示す図である。
【図11】図5の強制燃焼装置の通気板部分の構成の変
形例を示す図である。
【図12】図5の強制燃焼装置の通気板部分の構成の変
形例を示す図である。
【図13】図5の強制燃焼装置の通気板部分の構成の変
形例を示す図である。
【図14】第4実施例に係る強制燃焼装置の構成を示す
図である。
【図15】図14の強制燃焼装置の通気板部分の構成を
示す図である。
【図16】図14の強制燃焼装置における2次空気の流
れを示す図である。
【符号の説明】
3 ガスバーナ 4 送風ファン 10 比例弁 12 ダンパ板 13 ダンパモータ 17、18 通気板 20 コントローラ 21 バネ 22 通気板 24 整流板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナと、このバーナへのガス供給量を
    調整するガス量調整手段と、燃焼用空気を供給する送風
    ファンとを有する強制燃焼装置において、 前記送風ファンを制御して燃焼用空気の供給量を前記ガ
    ス量調整手段によるガス供給量に対する所定の許容範囲
    内に維持するファン制御手段と、 前記送風ファンによる燃焼用空気供給量の増加と共に前
    記バーナの1次空気比率を増加させる1次空気増加手段
    とを備えたことを特徴とする強制燃焼装置。
  2. 【請求項2】 バーナと、このバーナへのガス供給量を
    調整するガス量調整手段と、燃焼用空気を供給する送風
    ファンとを有する強制燃焼装置において、 前記送風ファンを制御して燃焼用空気の供給量を前記ガ
    ス量調整手段によるガス供給量に対する所定の許容範囲
    内に維持するファン制御手段と、 前記送風ファンによる燃焼用空気供給量の増加と共に前
    記バーナの2次空気比率を減少させる2次空気減少手段
    とを備えたことを特徴とする強制燃焼装置。
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