JPH08338103A - 建築用構造材 - Google Patents
建築用構造材Info
- Publication number
- JPH08338103A JPH08338103A JP14466995A JP14466995A JPH08338103A JP H08338103 A JPH08338103 A JP H08338103A JP 14466995 A JP14466995 A JP 14466995A JP 14466995 A JP14466995 A JP 14466995A JP H08338103 A JPH08338103 A JP H08338103A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- construction
- steel
- flanges
- forming
- web
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は軽量で高い曲げ剛性を有する建築用
構造材を提供する。 【構成】 両フランジを空洞部としウエブをフランジ部
材で一体成形し、Ｈ型鋼に構成したことを特徴とする建
築用構造材である。
構造材を提供する。 【構成】 両フランジを空洞部としウエブをフランジ部
材で一体成形し、Ｈ型鋼に構成したことを特徴とする建
築用構造材である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用構造材に関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】壁材として例えば、高速道路の騒音を遮
断するため遮音板（壁）を道路側端に沿って配置するこ
とが知られている。このような遮音板の配置は、通常支
柱としてＨ型鋼の下部を多数ほぼ一定間隔に遮音板配置
位置に沿って、基礎コンクリートを介して地面に埋設
し、このＨ型鋼のフランジに遮音板側端部を係合して、
遮音板（壁）を構成するものである。
断するため遮音板（壁）を道路側端に沿って配置するこ
とが知られている。このような遮音板の配置は、通常支
柱としてＨ型鋼の下部を多数ほぼ一定間隔に遮音板配置
位置に沿って、基礎コンクリートを介して地面に埋設
し、このＨ型鋼のフランジに遮音板側端部を係合して、
遮音板（壁）を構成するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のごときＨ型鋼を
建築用構造材として用いると、所定の剛性として曲げ剛
性（断面２次モーメント等）等を満足するためには、肉
厚が大きくなり大重量となり施行時の作業性が低下し、
また建築用構造材料としての外観も見劣りする等の課題
がある。本発明は、このような課題を有利に解決するた
めになされたものであり、建築用構造材として軽量化し
美観にも優れた建築用構造材（Ｈ型鋼材）を提供するこ
とを目的とするものである。
建築用構造材として用いると、所定の剛性として曲げ剛
性（断面２次モーメント等）等を満足するためには、肉
厚が大きくなり大重量となり施行時の作業性が低下し、
また建築用構造材料としての外観も見劣りする等の課題
がある。本発明は、このような課題を有利に解決するた
めになされたものであり、建築用構造材として軽量化し
美観にも優れた建築用構造材（Ｈ型鋼材）を提供するこ
とを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、両フランジを空洞部としウエブをフランジ部材と
一体成形し、Ｈ型鋼に形成したことを特徴とする建築用
構造材である。
ろは、両フランジを空洞部としウエブをフランジ部材と
一体成形し、Ｈ型鋼に形成したことを特徴とする建築用
構造材である。
【０００５】
【作用】上記のごとき本発明による建築用構造材は、例
えば強度400MPa程度の鋼材（熱延鋼帯）を鋼管（電縫鋼
管等）に加工し、これを原管として順次成形ロールによ
って形成することができる。このようなＨ型鋼はフラン
ジが空洞部（異形管）になっており、高い曲げ剛性を付
与することができ板厚としては用途によって異なるが、
例えば高速道路用の遮音板取付け支柱に用いる場合は4.
5 〜6.0 mmで確実に暴風、地震等にも耐え得る遮音壁
（板）の構築ができる支柱（建築用構造材）とすること
ができる。
えば強度400MPa程度の鋼材（熱延鋼帯）を鋼管（電縫鋼
管等）に加工し、これを原管として順次成形ロールによ
って形成することができる。このようなＨ型鋼はフラン
ジが空洞部（異形管）になっており、高い曲げ剛性を付
与することができ板厚としては用途によって異なるが、
例えば高速道路用の遮音板取付け支柱に用いる場合は4.
5 〜6.0 mmで確実に暴風、地震等にも耐え得る遮音壁
（板）の構築ができる支柱（建築用構造材）とすること
ができる。
【０００６】次の本発明の建築用構造材（Ｈ型鋼）製造
方法の一例を挙げる。図２において、原管イから順次成
形ロールによりロ、ハ、ニ、ホ、ヘと成形し、トに示す
ごとくフランジ１、1aを空洞部（異形管）２、2aに成形
するとともに、ウエブ３をフランジ部材１、1aと一体形
成してＨ型鋼４に構成する。また、例えば市販品のハに
示すごとき矩形状の異形管から順次成形してトに示すよ
うなＨ型鋼４を形成することもできる。このように形成
したＨ型鋼は、例えば溶融亜鉛めっき等の表面処理を施
し、耐蝕性、美観性を付与して建築用構造材とするもの
である。
方法の一例を挙げる。図２において、原管イから順次成
形ロールによりロ、ハ、ニ、ホ、ヘと成形し、トに示す
ごとくフランジ１、1aを空洞部（異形管）２、2aに成形
するとともに、ウエブ３をフランジ部材１、1aと一体形
成してＨ型鋼４に構成する。また、例えば市販品のハに
示すごとき矩形状の異形管から順次成形してトに示すよ
うなＨ型鋼４を形成することもできる。このように形成
したＨ型鋼は、例えば溶融亜鉛めっき等の表面処理を施
し、耐蝕性、美観性を付与して建築用構造材とするもの
である。
【０００７】
【実施例】次に本発明による建築用構造材の実施例を比
較例とともに挙げる。 〔実施例〕図１において、両フランジ１、1aを空洞部
（異形管）２、2aに成形し、ウエブ３をフランジ１、1a
部材と一体形成してＨ型鋼４に形成する。
較例とともに挙げる。 〔実施例〕図１において、両フランジ１、1aを空洞部
（異形管）２、2aに成形し、ウエブ３をフランジ１、1a
部材と一体形成してＨ型鋼４に形成する。
【０００８】〔比較例〕図３において、フランジ１、1a
及びウエブ３からなる一般に用いられている市販品のＨ
型鋼４である。
及びウエブ３からなる一般に用いられている市販品のＨ
型鋼４である。
【０００９】次に、上記実施例及び比較例による建築用
構造材（Ｈ型鋼）の剛性等を比較する。
構造材（Ｈ型鋼）の剛性等を比較する。
【表１】 注１：寸法（mm）、実施例（図１）：Ａ：196.2 、Ｂ：130.0 、Ｃ：165.4 、Ｄ ：4.5 。比較例（図３）：Ａ：150.0 、Ｂ：7.0 、Ｃ：150.0 、Ｄ：10.00 。 注２：材質及び硬度、実施例：降伏応力（ＹＳ）482MPa、引張強さ（ＴＳ）560M Pa、比較例：降伏応力（ＹＳ）300MPa、引張強さ（ＴＳ）470MPa。 上記のごとく、実施例によれば同じ断面積でＸ軸まわり
で1.27倍、Ｙ軸まわりで1.15倍の剛性が得られた。
で1.27倍、Ｙ軸まわりで1.15倍の剛性が得られた。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、高い曲げ剛性が得られ
建築用構造材としての機能を確実に発揮することができ
る、しかも従来のＨ型鋼と同一剛性にすると重量も約80
％と２割軽量化することができ、作業現場への単位時間
当たりの搬送を大量にでき、かつ施行時の作業能率を向
上することができ短時間施行により、コストも大巾に低
下させることができる。また、表面が曲線状になってお
り、美観性を高めることもできる。更に搬送コスト、建
築用構造材（Ｈ型鋼）の軽量化による鋼材量減少による
製造コストの低減ができる等の優れた効果が得られる。
建築用構造材としての機能を確実に発揮することができ
る、しかも従来のＨ型鋼と同一剛性にすると重量も約80
％と２割軽量化することができ、作業現場への単位時間
当たりの搬送を大量にでき、かつ施行時の作業能率を向
上することができ短時間施行により、コストも大巾に低
下させることができる。また、表面が曲線状になってお
り、美観性を高めることもできる。更に搬送コスト、建
築用構造材（Ｈ型鋼）の軽量化による鋼材量減少による
製造コストの低減ができる等の優れた効果が得られる。
【図１】本発明の実施例を示す正面図である。
【図２】本発明の建築用構造材（Ｈ型鋼）の製造例を示
すフロー図である。
すフロー図である。
【図３】従来のＨ型鋼を示す正面図である。
１ フランジ １ａ フランジ ２ フランジ空洞部 ２ａ フランジ空洞部 ３ ウエブ ４ Ｈ型鋼
Claims (1)
- 【請求項１】 両フランジを空洞部としウエブをフラン
ジ部材と一体成形し、Ｈ型鋼に形成したことを特徴とす
る建築用構造材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14466995A JPH08338103A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 建築用構造材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14466995A JPH08338103A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 建築用構造材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08338103A true JPH08338103A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15367487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14466995A Withdrawn JPH08338103A (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 建築用構造材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08338103A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010010976A1 (en) * | 2008-07-22 | 2010-01-28 | Kyu Hwan Kim | Reinforced h-beam |
| WO2011009204A1 (en) * | 2009-07-22 | 2011-01-27 | Best Joist Inc. | Roll formed steel beam |
| CN114453450A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-05-10 | 洛阳汇成钢结构有限公司 | 一种钢构用h型钢 |
| US11459755B2 (en) | 2019-07-16 | 2022-10-04 | Invent To Build Inc. | Concrete fillable steel joist |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP14466995A patent/JPH08338103A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010010976A1 (en) * | 2008-07-22 | 2010-01-28 | Kyu Hwan Kim | Reinforced h-beam |
| WO2011009204A1 (en) * | 2009-07-22 | 2011-01-27 | Best Joist Inc. | Roll formed steel beam |
| US9975577B2 (en) | 2009-07-22 | 2018-05-22 | Ispan Systems Lp | Roll formed steel beam |
| US11459755B2 (en) | 2019-07-16 | 2022-10-04 | Invent To Build Inc. | Concrete fillable steel joist |
| CN114453450A (zh) * | 2022-02-28 | 2022-05-10 | 洛阳汇成钢结构有限公司 | 一种钢构用h型钢 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |