JPH08336589A - 血液透析装置の洗浄消毒方法及び洗浄消毒剤 - Google Patents
血液透析装置の洗浄消毒方法及び洗浄消毒剤Info
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- JPH08336589A JPH08336589A JP7286155A JP28615595A JPH08336589A JP H08336589 A JPH08336589 A JP H08336589A JP 7286155 A JP7286155 A JP 7286155A JP 28615595 A JP28615595 A JP 28615595A JP H08336589 A JPH08336589 A JP H08336589A
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Abstract
行なえ、しかも、エンドトキシンの除去ないし不活性化
も可能で、短時間で効率良く且つ水の使用量も少なくて
済む洗浄消毒方法を提供する。 【解決手段】 血液透析装置の透析液又は精製水が接触
する箇所を洗浄消毒する方法において、洗浄消毒剤とし
て電解強酸性水を使用する洗浄消毒方法、及び電解強酸
性水からなることを特徴とする血液透析装置の洗浄消毒
剤。
Description
毒洗浄方法及び洗浄消毒剤に関する。
は、血液透析療法が行なわれている。即ち、腎不全にな
ると、本来、尿によって排泄される尿毒素が貯留し、ま
た、尿量の減少により水がたまり、体液の電解質の調節
ができずアシドーシスに傾く症状が現れるので、人工腎
臓(ダイアライザー)を備えた血液透析装置を用い、人
工腎臓の半透膜を介して、血液と透析液とを接触させ、
尿毒素物質や過剰水分を除去し、電解質の調節とアシド
ーシスの改善を行なっている。
者1名の透析療法を行なう個人用透析装置から数十人の
透析療法を同時に行なう多人数用透析装置まで各種の規
模のものがあるが、血液透析装置は、基本的には、主要
な構成として次のような装置を包含するシステムであ
る。
(ダイアライザー)が接続された患者監視装置(「ベッ
ドサイドコンソール」とも呼ばれている)、(2)透析
液A剤原液及び透析液B剤原液を精製水で稀釈して透析
液を調製し、上記患者監視装置に透析液を供給する透析
液供給装置(「セントラル」とも呼ばれている)、
(3)患者監視装置と透析液供給装置とを連結する配
管、(4)水道水から透析液作成のための稀釈用精製水
を調製する、カートリッジフィルター、活性炭フィルタ
ー、軟水装置、逆浸透圧装置(RO装置)等からなる水
処理装置、及び(5)透析液調製のために使用する透析
液A剤原液タンク及び透析液B剤原液タンク。
ンクは、B剤溶解剤の投入やB剤調製のため、タンクの
開閉が自由であり、1日の血液透析治療中、貯留し続け
なければならず、また、重炭酸ナトリウム等の低濃度溶
液のため、落下細菌等に汚染されやすく、このため、容
易に透析液供給装置内の配管、透析液供給ライン、患者
監視装置の透析液配管等に、細菌やエンドトキシンが混
入されやすい構造となっている。
監視装置の内部透析液配管等は、長期に使用され、配管
内に滞留しやすい場所や炭酸塩(炭酸カルシウム)の配
管内付着が細菌やエンドトキシンの温床となり、配管内
が汚染され、細菌繁殖の原因となっている。また、最近
では、ハイパフォーマンスメンブレン透析器の使用に伴
う低分子蛋白質の除去による配管内の汚れも指摘されて
いる。
より作製される精製水(一般的に「RO水」と呼ばれ
る)は、密閉のRO水タンクに貯液され、加温及び脱気
を行なった後、透析液原液の希釈調製や透析治療の前後
の水洗及び洗浄消毒剤の希釈用として使用するが、脱塩
素水であるため、RO水の対流やRO膜の傷み等の原因
により、細菌やエンドトキシンが発生しやすい。
り、少量の酸を含有するので、細菌やエンドトキシンは
見られないといわれてきたが、タンクの開閉が自由であ
るため、最近ではこれらが存在する可能性も出てきてい
る。
陰性菌、特にグラム陰性桿菌の細胞外壁層に存在し、親
水性の多糖部分と疎水性のリピドA (Lipid A)からなる
リポ多糖体(lipopolysaccharide, LPS)であり、IL−
1(インターロイキン−1)、TNF(腫瘍壊死因
子)、IFN(インターフェロン)等の液性因子を誘導
する作用、発熱性、致死毒性、組織を壊死させる作用等
を有しており、水道水中、空気中、手、器具等のいたる
ところに存在している。
高く、更に、透析患者ではIL−1が産生されやすいの
で、透析液や配管をエンドトキシンフリーの状態にする
必要がある。
高透過性(highly permeable)の膜が臨床で使用される
ようになって、逆濾過や逆拡散により、血液透析治療を
行なっている間に、パイロジェンが患者の血液中に混入
し、患者に発熱等の悪影響を与えることが大きな問題と
なっている。上記パイロジェンとして、最も発熱活性が
高く、原因の大部分を占めるものがエンドトキシンであ
るとされている。
発生すると、患者に悪影響を与えるので、従来から、1
日の透析治療終了後に、次亜塩素酸ナトリウム、酢酸、
ホルマリン等の薬剤を用いて洗浄、消毒を行なってい
る。
より、配管内の炭酸塩(炭酸カルシウム)析出による患
者監視装置のトラブルが生じることがあり、そのため、
炭酸塩除去のため、氷酢酸、塩酸、クエン酸等の酸を用
いて酸洗浄している。
は、殺菌の目的にはほぼ満足できる結果を達成している
が、これら従来の洗浄消毒剤は、毒性が高いので、洗浄
消毒に使用後、水洗により完全に除去する必要があり、
大量の水を必要とする問題がある。
リン等の従来の洗浄消毒剤は、作業上、刺激臭が強く、
皮膚への付着による刺激痛や粘膜等への悪影響もある。
では、エンドトキシンの除去ないし不活性化は十分では
なく、通常、透析液が透析装置を通過している間にエン
ドトキシン濃度が徐々に上昇し、末端の患者監視装置で
のエンドトキシン濃度は、水道水中の濃度と差がなくな
ってしまうこともしばしばである。
め、水道水中のエンドトキシンを除去すべく、水処理装
置において逆浸圧透膜(RO膜)が使用されている。水
道水中のエンドトキシンは、この水処理装置のRO濾過
膜により除去されるが、その反面、上記のように、水道
水中の消毒用塩素も除去されてしまうので、RO濾過膜
処理した水(RO水)を使用して調製した透析液は細菌
等の微生物の影響を受けやすいという問題点がある。
発され、一定の効果が得られているが、エンドトキシン
除去フィルターを設置することはコストアップにつなが
る、透析装置が複雑化する、エンドトキシンの吸着によ
り、フィルターが劣化する等の問題がある。
の洗浄消毒、特に、エンドトキシンの除去ないし不活性
化については、その効果の面、コストの面等において、
より一層効果的な洗浄消毒方法及び洗浄消毒剤の開発が
要請されている。
すべき箇所、代表的には、例えば、透析液が接触する透
析液供給装置の内部配管、患者監視装置の透析液側内部
配管及び各装置を連結する配管や、水処理装置のRO水
タンク、透析液A剤原液タンク及び透析液B剤原液タン
クの消毒(殺菌)が行なえ、しかも、エンドトキシンの
除去ないし不活性化も可能で、短時間で効率良く、且
つ、水の使用量も少なくて済む洗浄消毒方法を提供する
ことにある。
適した洗浄消毒剤を提供するものでもある。
成のため、鋭意研究を重ねた結果、電解強酸性水を、洗
浄消毒剤として使用することを着想した。
洗浄消毒に使用した例はなく、透析患者に対する影響も
知られていなかった。しかも、電解強酸性水には、細菌
に対する殺菌作用が知られているだけであって、エンド
トキシンを不活性化ないし除去する作用については、全
く不明であった。しかも、電解強酸性水は、それ自体不
安定であり、蛋白質等の有機物の影響を受けると殺菌作
用の持続効果がなくなるとされているので、透析装置の
透析液配管系を洗浄消毒する間にその殺菌作用が失活す
るかもしれないとの危惧があった。
強酸性水を洗浄消毒剤として用いることにより、細菌に
対する殺菌作用が発揮されるばかりでなく、従来の洗浄
消毒法では除去ないし不活性化が充分ではなかったエン
ドトキシンをも効果的に除去ないし不活性化し、しか
も、その作用が、洗浄すべき透析液配管系の末端におい
ても低下せず、患者や透析装置に悪影響を与えることも
ないことを見出した。本発明は、この知見に基づき、更
に種々の検討を加えて完成されたものである。
は精製水が接触する箇所を、洗浄消毒剤を用いて洗浄消
毒する方法において、該洗浄消毒剤として電解強酸性水
を使用することを特徴とする洗浄消毒方法を提供するも
のである。
は精製水が接触する箇所に、電解強酸性水を接触させ、
エンドトキシンを除去ないし不活性化する方法を提供す
るものである。
とを特徴とする血液透析装置の洗浄消毒剤を提供するも
のである。
毒される血液透析装置の典型的な使用法を、多人数用透
析システムの構成の概略を示す図1を用いて説明する。
し、該水処理装置2を用いて処理し、水道水中に含まれ
るカルシウム、マグネシウム等の電解質成分、残留塩
素、懸濁物等を除去し、精製水を調製する。通常、水処
理装置2にRO膜を用いた逆浸透装置を使用して得られ
る精製水(RO水)が好ましく使用されている。
数用透析液供給装置4に導き、その内部の混合タンク内
で、透析液A剤原液タンク5及び透析液B剤原液タンク
6から供給される透析液A剤原液及び透析液B剤原液を
一定の比率で稀釈・混合し、透析液を調製する。調製さ
れた透析液は、通常、透析液供給装置4の内部に備えら
れた透析液貯液タンクに貯液される。
患者監視装置8に供給する。図1には、一つの透析液供
給装置4、一つの配管7a及び一つの患者監視装置8の
セットを図示しているが、多人数用のシステムであるの
で、実際は、配管7aから分岐した複数の配管7b、7
c、7d、7e、7f等及びこれら複数の配管と連結さ
れた複数の患者監視装置(図示せず)が備えられてお
り、場合によっては、透析液供給装置を複数台使用して
これに複数の配管及び複数の患者監視装置が連結されて
いる大規模なシステムからなる透析装置もある。
れ、多人数用透析液供給装置4からの透析液供給と、患
者からの血液体外循環の両者を安全に行なうための装置
である。普通、透析液系と血液系に分けられ、透析液系
としては、透析液温度制御装置、透析液圧計、温度計、
透析液流量計、漏血計、除水制御装置等があり、血液系
としては血液ポンプ、動脈側陰圧検出器、動・静脈回路
内圧計、気泡検出器、持続注入ポンプ等がある。これら
の装置が連携して機能しており、透析中の条件をモニタ
ーし、その条件を満たすように連続的に制御と監視を行
なう装置である。
アライザー9が接続され、ダイアライザー9には、半透
膜を介して体外循環血液と透析液とが接し、尿毒素物質
や水分を除去し、電解質の調節とアシドーシスの改善を
行なうようになっている。
換を済ませた透析液は、配管10から廃水として排出す
る。
す。上記図1の場合と同様に、水道水を配管11から水
処理装置12に導入し、該水処理装置12で処理して精
製水を調製し、得られた精製水を、配管13を通して、
透析液供給装置と患者監視装置とが一体化された個人用
透析装置18に供給し、ここで、透析液A剤原液タンク
15及び透析液B剤原液タンク16から供給される透析
液A剤原液及び透析液B剤原液を一定の比率で稀釈・混
合し、透析液を調製する。調製された透析液を、ダイア
ライザー19に供給し、装置18内に内蔵された患者監
視装置の制御下で、体外循環血液との物質交換を行なっ
た後、透析液を配管20から廃水として排出する。
給装置と患者監視装置とが一体化され、通常、透析液A
剤原液タンク15及び透析液B剤原液タンク16も同一
のコンソール内にコンパクトに収納されている点が異な
っているだけであって、構成及び原理は、多人数用の透
析装置と同一である。
析装置内の細菌又はエンドトキシンが発生する箇所、特
に、透析液又は精製水が接触する箇所を洗浄消毒するも
のである。
具体的には、(1)透析液供給装置に付随する配管やタ
ンク、例えば、透析液供給装置内の透析液混合タンク、
透析液貯液タンク及び透析液配管、透析液供給装置と患
者監視装置とを連結する配管、患者監視装置内の透析液
側配管、(2)水処理装置に付随する配管やタンク、例
えば、精製水タンク、該タンクと透析液供給装置とを連
結する配管、(3)透析液A剤原液タンク、透析液B剤
原液タンク等である。
は、例えば、透析液供給装置内の精製水や透析液原液や
調製された透析液が接触する配管や貯槽(サプライタン
ク等)、及び患者監視装置の透析液側内部配管内面、こ
れら各装置を連結する配管内面等がある。なお、ダイア
ライザー9は、血液透析治療中のみ使用されるものであ
り、滅菌されたディスポーザブル製品であり、透析治療
が終了すると廃棄されるため、洗浄消毒の際は透析液側
の給・排液部分を各々ダイアライザーより取り外して連
結させる。本発明では、この連結された配管系をも、患
者監視装置の透析液内部配管系として洗浄消毒すべき面
に含める。
の精製水を貯蔵するタンク内面等も洗浄消毒する。
剤原液タンクも洗浄消毒する。これらタンクについて
は、A剤原液は塩化ナトリウム、塩化カリウム、ぶどう
糖等からなる高濃度溶液であると共に酸を少量含有する
ので細菌繁殖はほとんど見られないが、B剤原液は重炭
酸ナトリウム等の低濃度溶液で制菌作用がなく細菌が繁
殖しやすいので、透析液B剤原液タンクも洗浄消毒を行
なうのが好ましい。
毒すべき箇所は、図1を参照すると、配管3、透析液供
給装置4の内部配管や貯槽等、透析液B剤原液タンク
6、配管7a〜7f等の透析液供給装置4と患者監視装
置8とを連結する配管、患者監視装置8の内部透析液配
管等である。
すべき箇所は、図2を参照すると、配管13、コンソー
ル18の内部透析液配管、透析液B剤原液タンク16等
である。
酸性水は、食塩を少量加えた水を隔膜を介して電気分解
して得られるpH2.7以下、酸化還元電位1000m
V以上の性状を有する水であり、「強酸性電解水」とも
呼ばれる公知のものである。
容易に製造することができる。現在、多くのメーカーか
ら電解強酸性水生成装置が市販されており、本発明で
は、これら市販の電解強酸性水生成装置で製造される電
解強酸性水がいずれも使用できるが、好ましくは、pH
2.7〜2.3程度、より好ましくはpH2.7〜2.
4程度、酸化還元電位1000〜1200mV程度、よ
り好ましくは1100〜1150mV程度の性状を有す
るものを使用する。また、本発明で使用する電解強酸性
水は、有効塩素濃度10〜40ppm程度、特に15〜
30ppm程度を有するものが好ましい。
て行なわれる。
解強酸性水からなる洗浄消毒剤を、上記透析液配管系に
導入し、透析液配管系の洗浄すべき面に接触させる。
て洗浄消毒する前に、透析液配管系を水洗すること、即
ち、事後水洗をしておくことが望ましい。この事後水洗
に使用する水は、通常、水処理装置で細菌及びエンドト
キシンを除去したRO水を用いるのが好ましい。
出と、消毒効果を低下させる原因となる配管内の有機物
の排除、及び細菌やエンドトキシンを流失させる目的で
長時間行なわれているが、本発明の電解強酸性水からな
る洗浄消毒剤の場合は、その殺菌及びエンドトキシン除
去ないし不活性化の効果が高いためか、事後水洗に要す
る水の量ないし水洗時間が、従来の1/4〜2/3程
度、好ましくは1/4〜1/2程度で済む。
いて、患者監視装置1台当たりの流量を例えば400〜
600ml/分程度、特に500ml/分程度とした場
合、従来の事後水洗時間は、施設によっても異なり若干
幅があるが、通常60分程度であるのに対して、本発明
の場合は、通常15〜30分程度の事後水洗時間で足り
る。
液が接触する面、精製水タンクの内面、透析液A剤原液
タンク及び透析液B剤原液タンクの内面等の洗浄消毒す
べき面に、電解強酸性水を接触すれば足り、接触方法は
特に限定されない。
は、基本的には、該透析液配管系を電解強酸性水で充填
ないし満し、その内面の全体に亘って電解強酸性水が接
触するようにすれば良い。
殺菌作用は長時間持続しない傾向があるので、電解強酸
性水を透析液配管系に連続的に送液して流すことが好ま
しく、これにより、透析液配管系の末端部分、例えば、
透析液供給装置から最も離れた末端の患者監視装置の内
部配管においても、当初のpHと酸化還元電位がより効
果的に維持されることが明らかとなった。その場合、新
鮮な電解強酸性水を洗浄消毒に使用した後は、廃水とし
て排出するのが一般には好ましい。
に連続的に通過させるには、各種の常套的な方法で行な
うことができ、その方法は特に限定されない。一般的に
は、電解強酸性水を、水処理装置と透析液供給装置とを
連結する配管(例えば図1の配管3)から導入するか、
又は、透析液供給装置の透析液貯液タンクに導入し、そ
こから下流の配管(透析液供給装置と患者監視装置とを
連結する配管)及び患者監視装置へと送液し、これらを
一挙に洗浄消毒し、その後、患者監視装置の廃水用配管
(例えば図1の配管10)から排出するようにするのが
好ましい。
することができるが、一般には、当該洗浄消毒をすべき
透析装置で透析液を供給する際に採用しているのと同様
の条件下で行なうと、作業上好ましい。
一般には、10〜40℃程度、好ましくは室温で行えば
良いが、必要ならば、この温度範囲よりも若干昇温した
り、若干降温しても良い。
管系から細菌やエンドトキシンが検出されなくなるまで
行なえば良く、透析装置の規模、電解強酸性水の送液速
度に応じて、適宜決定すれば良い。本発明の電解強酸性
水からなる洗浄消毒剤は、その殺菌作用及びエンドトキ
シン除去作用が高いので、従来の洗浄消毒剤の1/7〜
2/3程度、好ましくは1/4〜1/2程度の使用量な
いし送液時間を採用すれば足りる。
においては、室温で洗浄消毒を行なう場合、送液条件と
して、患者監視装置1台当たりの流量を、例えば、40
0〜600ml/分程度、特に500ml/分程度とし
た場合、従来の薬剤を使用した場合、洗浄消毒時間は3
0分程度を要したが、本発明ではわずか4分程度でも十
分であり、万全を期しても最長20分程度の洗浄消毒時
間で足りる。
クの洗浄消毒は、一日の透析治療終了後、毎日行なうの
が好ましい。一日の最終透析治療終了後、事後水洗し、
上記洗浄消毒を行なった後、水洗を行なわず、一夜、洗
浄消毒液である電解強酸性水を透析装置配管系内に貯留
しておき、翌朝、貯留洗浄消毒剤を、水洗水で洗い流し
ても良い。この水洗に使用する水は、通常、水処理装置
で細菌及びエンドトキシンを除去したRO水を用いるの
が好ましい。
酸性水は、毒性が低くて安全性が高く、例えば、適量の
水で希釈することによりその効力が失われてしまい、通
常の水とほぼ同様に取り扱うことができるので、洗浄消
毒作業終了後は、使用した電解強酸性水を追い出すだけ
で良い。したがって、この洗浄消毒作業終了後、透析開
始前に行なう水洗(事前水洗)に要する水の量が少なく
て済み、従来の1/4〜2/3程度、好ましくは1/4
〜1/2程度の使用量で済む。
いて、患者監視装置1台当たりの流量を例えば400〜
600ml/分程度、特に500ml/分程度とした場
合、従来の事前水洗時間は、施設によっても異なり若干
幅があるが、通常60分程度であるのに対して、本発明
の場合は、通常15〜30分程度の事前水洗時間で足り
る。
例えば、その精製水タンクから精製水を排出した後電解
強酸性水をシャワーリングする方法、再循環回路を形成
して電解強酸性水を水処理装置の全体または一部に循環
させる方法等により、洗浄消毒を行なう。
く、一般には、10〜40℃程度、好ましくは室温で行
えば良いが、必要ならば、この温度範囲よりも若干昇温
したり、若干降温しても良い。洗浄消毒に要する時間及
び電解強酸性水の使用量は、精製水タンクの容量、構造
等にもよるが、例えば、シャワーリングにより容量50
0リットル程度の生成水タンクを洗浄する場合、電解強
酸性水を1回当たり10〜20リットル程度使用し、5
分間程度シャワーリングすれば、通常、充分である。
の細菌やエンドトキシンの量を、1〜3か月に1回程度
モニタリングし、該量が許容量を越えた場合に洗浄消毒
すればよい。
液タンクも、公知の方法に従い、例えば、電解強酸性水
を封入する方法、適当な流速で通過させる方法等を用い
て、洗浄消毒を行なう。この洗浄消毒の際の温度は、特
に限定はなく、一般には、10〜40℃程度、好ましく
は室温で行えば良いが、必要ならば、この温度範囲より
も若干昇温したり、若干降温しても良い。洗浄消毒の後
は、RO水での水洗を行なうのが好ましい。一般には、
A剤原液タンクは月1回程度、B剤原液タンクは毎日1
回程度の頻度で洗浄消毒するのが好ましい。
ク及びB剤原液タンクの洗浄消毒後の水洗についても、
従来法に比べて、少量の水を用いれば足りる。従って、
短時間で洗浄消毒作業が完了し、次のクールの透析治療
が早期に開始できる。
揮されるのみならず、従来法では除去ないし不活性化が
十分でなかったエンドトキシンをも効果的に除去ないし
不活性化できる。
の除去ないし不活性化作用が、洗浄すべき透析液配管系
の末端においても低下しない。
した後、大量の水で水洗しなければならなかったが、本
発明では、水洗に使用する水の量が少量で済み、従っ
て、短時間で洗浄消毒が完了し、コスト面や稼働面で有
利である。
支障が生じる事もない。また、万が一、機械上のトラブ
ル等による電解強酸性水の残留があっても、電解強酸性
水は、適量の水で希釈するとその効力の大部分が失われ
てしまい、通常の水と同様に取り扱うことができるの
で、安全である。したがって、従来の次亜塩素酸ナトリ
ウム、ホルマリンのような刺激性や毒性の高い薬剤を使
用しなくて良いので、作業者や透析患者に悪影響を与え
ることも殆どない。
膜への悪影響等の問題もない。
めに酢酸、クエン酸、塩酸等を使用して酸洗浄を行なう
必要があるが、本発明方法では、洗浄消毒液である電解
強酸性水自体が酸性であり、炭酸塩の除去にも有効であ
り、酸洗浄が不要となるか又は酸洗浄の頻度を減らすこ
とができる。
消毒剤は、従来の洗浄消毒剤に比べて、毒性が極めて低
いため、廃水処理を行なう浄化槽等への負荷の点からも
好ましい。
層詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
位1155mVの電解強酸性水を得た。
を、以下の実験において、透析装置の洗浄消毒剤として
使用する。
化還元電位の経時変化 30人用の多人数用透析装置において、透析液供給装置
から、30台のベッドサイド患者監視装置の透析液配管
に、上記(a)で得た電解強酸性水を送液し、そのpH
及び酸化還元電位の経時変化を調べた。
間行なう。事後水洗完了後、透析液供給装置のタンク内
の水洗水を排水する。透析液供給装置のサプライタンク
に、上記電解強酸性水を満水状態とし、配管を経由し
て、30台の患者監視装置のうちの配管末端(透析液供
給装置から最も離れた箇所)に位置する患者監視装置
(1台)に送液する。該末端患者監視装置において、カ
プラー(透析液側の透析器(ダイアライザー)に連結す
る接続部)を外し、カプラージョイントに触れないよう
に電解強酸性水を流出させた。
台当たり500ml/分の流量で行なった。
0分までの間に、カプラージョイントより流出する電解
強酸性水を1分毎にサンプルとして採取し、直ちに東亜
電波工業(株)のポータブルPH計「HM−14P」を
用いて、pH及び酸化還元電位(mV)を測定した。
元電位は、電解強酸性水の送液開始後約4分で、有効値
に到達し、以後、実質的に一定の値を維持している。従
って、4分以降は、透析液配管系の末端においても、電
解強酸性水のpH及び酸化還元電位が保持され、常に高
ポテンシャルの電解強酸性水を供給できることが判る。
シン及び細菌の経時変化 上記(b)と同一の条件下、末端患者監視装置のカプラ
ージョイントから流出する電解強酸性水を、電解強酸性
水の送液開始から送液開始後20分までの間に、1分毎
にサンプルとして採取して、指定容器に入れ、これを冷
蔵保存(4℃)し、各サンプル中のエンドトキシン濃度
及び細菌数を測定した。
法)に従い行なった。また、エンドトキシンの測定は、
エンドスペシー法に従い行なった。
ンドトキシン濃度は、上記エンドスペシー法で1.0p
g/ml未満であり、細菌も検出されなかった。
菌 上記で使用した透析装置の他の部分におけるエンドトキ
シンン濃度及び細菌数を上記(c)と同様の方法で測定
した。
流水後採取した水道水、逆浸透装置より透析液B液タ
ンクに供給するラインを利用し、給水口より10分間流
水した後採取したRO水、市販生理食塩水(商品名
「生理食塩水」、大塚製薬(株)製)及び市販補液
(商品名「HFソリタ」、清水製薬(株)製)における
エンドトキシン濃度及び細菌数を測定した結果を表3に
示す。
それぞれ、点滴スタンドに吊り下げ、ゴム栓に触れない
ようにカバーを外し、注射器にて採取し、直ちに指定容
器にサンプルを入れ、冷蔵保存した後測定した。
(水道法に基づく水質基準)、エンドトキシン濃度は基
準がないこともあり高値である。RO水は、本来エンド
トキシン濃度は低値(0〜10pg/ml)であるが、
濾過膜の劣化によりやや高い値となったものと思われ
る。生理食塩水や補液中にはエンドトキシン及び細菌共
に検出されてはならないものであり、表3のエンドトキ
シンのデータも上記エンドスペシー法で1.0pg/m
l未満である。
毒剤である電解強酸性水を使用することにより、細菌が
検出されなくなるばかりでなく、エンドトキシン濃度
も、生理食塩水や補液並の極めて低い濃度にまで低下で
きることが判る。
終了後、透析液配管系を常法に従い事後水洗し、事後水
洗完了後、透析液供給装置のタンク内の水洗水を排水し
た。透析液供給装置のサプライタンクに、洗浄消毒液を
満水状態とし、配管を経由して、30台の患者監視装置
に室温にて送液し、そのまま配管内に洗浄消毒剤を一夜
貯留し、翌早朝、水洗にて洗浄消毒剤を洗い流した。以
上の作業を6日間連続して行なった。
電解強酸性水(6日間毎日) 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(第1及び3〜5日)+
酢酸水溶液(第2及び6日) 次亜塩素酸ナトリウム水溶液濃度:0.02重量% 酢酸水溶液濃度:1重量% 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(第1及び3〜5日)+
酢酸水溶液(第2及び6日)+ホルマリン水溶液(第1
日) 次亜塩素酸ナトリウム水溶液濃度:0.02重量% 酢酸水溶液濃度:1重量% ホルマリン水溶液濃度:3.8重量%。
患者監視装置1台当たり500ml/分の流量でRO水
を用いて行ない、本発明の洗浄消毒剤の場合は30分
間行ない、従来の洗浄消毒剤及びの場合は60分間
行なった。
1台当たり500ml/分で行ない、送液時間は次の通
りである。
浄消毒剤を洗い流すために行なう水洗(透析行程前の事
前水洗)は、患者監視装置1台当たり500ml/分の
流量でRO水を用いて、のラインについては30分
間、及びのラインについては60分間行なった。
シン濃度及び細菌数を測定することは困難なので、透析
前の事前水洗行程終了直前における水洗に使用したRO
水中のエンドトキシ濃度及び細菌数を、実施例1の方法
と同一の方法を用いて測定することにより、それぞれの
洗浄消毒剤の効果を比較した。
0台の患者監視装置のうちの配管末端に位置する患者監
視装置6台(上記の洗浄消毒剤(電解強酸性水)の場
合はコンソール5及び15、上記の洗浄消毒剤の場合
はコンソール1及び6、上記の洗浄消毒剤の場合はコ
ンソール20及び28)において、事前水洗終了10分
前よりカプラーを外し、カプラージョイントを接続した
状態で、水洗に使用したRO水を5分間流出させた後、
指定容器に直接採取した。
酸性水)の場合は、事前水洗開始20分後よりカプラー
を外し、水洗に使用したRO水を5分間流出させた後に
採取した。
は、事前水洗開始50分後よりカプラーを外し、水洗に
使用したRO水を5分間流出させた後に採取した。
す。表4において、エンドトキシン濃度は第1回〜第6
回(第1〜6日)の結果の平均値である。
菌の検査結果を表5に示す。
洗浄消毒剤(上記及び)を使用した場合、細菌の消
毒については、一箇所を除き細菌繁殖が認められず、ほ
ぼ満足できる結果が得られる。しかし、エンドトシキン
については、上記の洗浄消毒剤ではかなり高値であ
り、上記の洗浄消毒剤でも比較的高値である。
電解強酸性水(上記)を用いた場合には、細菌の繁殖
が認められないのは勿論のこと、エンドトキシンについ
ても充分に除去ないし不活性化できることが判る。
浄消毒剤は、従来の次亜塩素酸ナトリウム、酢酸、ホル
マリン等の消毒方法よりも有効である。
て、1か月間に、洗浄消毒及び水洗に使用するRO水の
量を、下記条件で比較した。
は、500ml/分とする。但し、洗浄消毒剤は、従来
の次亜塩酸ソーダ溶液等は低濃度であるので実質的に水
100%であると見做し、本発明の電解強酸性水はそれ
自体水であるので、同様に水100%として試算する。
ている次亜塩酸ソーダ、酢酸、ホルマリン等の薬剤の場
合の水洗及び洗浄消毒条件は、透析後水洗時間60分、
洗浄消毒時間30分及び透析前水洗時間60分が通常で
あるから、合計150分を要する。
日の水の使用量は、(500ml/分)×150(分)
=75リットルであり、コンソール30台では2250
リットルである。RO水の回収率は65%であるから、
水道水の一日の使用量は、2250÷0.65より約3
461リットルとなり、これを25倍すると水道水の1
か月の使用量は約86.5m3 となる。
合、上記のように、透析後水洗時間は短くて済むので3
0分、電解強酸性水での洗浄消毒時間は20分、透析前
の水洗時間も電解強酸性水の安全性から短縮できるので
30分で十分である。従って、合計80分を要する。
00ml/分)×80(分)=40リットルであり、コ
ンソール30台では1200リットルである。RO水の
回収率は65%であるから、水道水の一日の使用量は、
1200÷0.65より約1846リットルとなり、こ
れを25倍すると水道水の1か月の使用量は約46.2
m3 となる。
た場合に比し、本発明の電解強酸性水からなる洗浄消毒
剤の場合は、1か月当りの水道水の使用量が、約半分と
なり、大幅な水道水使用量の減少が図れる。しかも、水
洗時間や洗浄消毒時間が短縮できるので、コスト面、稼
働面において有利である。
ーダ、ホルマリン等の薬剤を使用しなくて済むので、安
全性の面でも有利である。
ある。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 血液透析装置の透析液又は精製水が接触
する箇所を、洗浄消毒剤を用いて洗浄消毒する方法にお
いて、該洗浄消毒剤として電解強酸性水を使用すること
を特徴とする洗浄消毒方法。 - 【請求項2】 上記血液透析装置の透析液又は精製水が
接触する箇所に、電解強酸性水を接触させ、エンドトキ
シンを除去ないし不活性化することを特徴とする請求項
1に記載の方法。 - 【請求項3】 上記電解強酸性水を、水処理装置と透析
液供給装置とを連結する配管へ導入するか又は透析液供
給装置の透析液貯液タンクへ導入し、次いで、透析液供
給装置内の透析液配管、透析液を透析液供給装置から患
者監視装置へと供給するための配管、並びに患者監視装
置の透析液配管に送液して洗浄消毒を行なうことを特徴
とする請求項1又は請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 電解強酸性水からなることを特徴とする
血液透析装置の洗浄消毒剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7286155A JP2826655B2 (ja) | 1995-04-14 | 1995-11-02 | 血液透析装置の洗浄消毒方法及び洗浄消毒剤 |
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---|---|---|---|
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JP8894995 | 1995-04-14 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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JPH08336589A true JPH08336589A (ja) | 1996-12-24 |
JP2826655B2 JP2826655B2 (ja) | 1998-11-18 |
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ID=26430275
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1995
- 1995-11-02 JP JP7286155A patent/JP2826655B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2826655B2 (ja) | 1998-11-18 |
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