JPH08336241A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

Info

Publication number
JPH08336241A
JPH08336241A JP8083634A JP8363496A JPH08336241A JP H08336241 A JPH08336241 A JP H08336241A JP 8083634 A JP8083634 A JP 8083634A JP 8363496 A JP8363496 A JP 8363496A JP H08336241 A JPH08336241 A JP H08336241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
battery pack
voltage
circuit
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8083634A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Takizawa
安俊 滝沢
Kazunori Nagao
積憲 長尾
Shigeo Ikeda
茂夫 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP8083634A priority Critical patent/JPH08336241A/ja
Publication of JPH08336241A publication Critical patent/JPH08336241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のバッテリを電力源として使用する電子装
置において、バッテリの残り容量を正確に検出可能な有
する電子装置を提供する。 【解決手段】バッテリパック1、2は、それぞれFET
3、FET4からなるスイッチ手段とFET5、FET
6からなるスイッチ手段に接続され、通常は一方のスイ
ッチ手段をオンし順次電力供給に用いる。バッテリの残
り容量を検出する時、一時的に使用中のバッテリを他方
のバッテリに切り替えて検出する。これによりバッテリ
駆動時間を延ばすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力源として複数
の主バッテリを有する電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、主バッテリ等の複数の電力源を
有する電子装置においては、電圧を検出してバッテリの
残り容量を推定しバッテリを切り替えていたがその際バ
ッテリの電圧検出時は、回路に電流を流した状態で行っ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッテリから
電流を流したままでは正確な残量検出ができないという
不具合があった。又、測定誤差を考慮するため、充電容
量がかなり残っていても早めに終了と判定してしまい、
電子装置の作動時間を縮めることとなっていた。
【0004】本願は上記のような課題を解決するもの
で、バッテリ等の複数の電力源を有する電子装置におい
て、使用者に最も適したバッテリ等の電力制御手段を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するもので、主電源としての複数の主バッテリとサブ電
源としてのバックアップ電池を有する電子装置におい
て、電子装置を統括制御するメインCPUを有する主回
路部と、複数の主バッテリのそれぞれの出力端子に接続
されたスイッチ手段と、スイッチ手段を個別に制御する
電力制御手段と、前記主バッテリの電圧を計測する電圧
検出手段とを有し、電力制御手段は、複数の主バッテリ
の中から1つの主バッテリを選択し電子装置の主回路部
に電力を供給する制御手段と電圧検出手段を所定期間ご
とに作動する制御手段とを有し、主バッテリの電圧を検
出する場合、現在使用中の主バッテリの電位を検出する
ときは他方の主バッテリに供給バッテリを一時的に切り
替えて非測定対象の主バッテリを解放状態とする制御手
段を有することを特徴とする電子装置。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を一実施例を基に詳細
に説明する。図1は、本発明の電子装置の一種のハンド
ヘルドあるいは、ラップトップタイプの小型コンピュー
タの略図であり、バッテリ電力源としてのバッテリパッ
ク1、バッテリパック2、電力制御手段のバッテリ制御
部7、電圧検出手段のA/Dコンバータ8、メインCP
U9a及び周辺回路からなる主回路部9、表示部10、
IO部16、RAM/RTC(リアルタイムクロック)
17、ボルテージレギュレータ24、DC−DCコンバ
ータ30等から構成されている。バッテリ制御部7はサ
ブCPU7aを有し、主回路部9が停止中も電源を監視
している。スタートスイッチ25が投入されると、バッ
テリ制御部はこれを検知し、バッテリパック1またはバ
ッテリパック2からボルテージレギュレータ24、DC
−DCコンバータ30介して各回路に電力が供給されて
所定の動作が実行可能となる。装置が停止する時にはバ
ッテリ制御部7、A/Dコンバータ8及びRAM/RT
C17を除く各回路への電源の供給が停止し動作中に比
べて消費電流が非常に少なくなる。またバッテリパック
1及びバッテリパック2が取り外されてもバックアップ
用バッテリ18によりRAM/RTC17のデータ保持
が可能である。
【0007】電力源として、バッテリ1、2とは別にA
Cアダプタ21が備えられ、この入力端子21a、ダイ
オード23を介して回路部に電力が供給可能となってい
る。
【0008】図2は本装置を正面から見た略図である。
バッテリパック1及びバッテリパック2が装置の背面側
の位置に内蔵され、裏蓋を開閉して取り出せる構造とな
っている。40、41、42、及び43はそれぞれバッ
テリパックの動作状態や残量を示す表示であり表示部1
0上に表示される。
【0009】図3は本装置を背面、及び側面から見た略
図、図4はバッテリパックの蓋を開いたときの構造を示
す略図であり、これを用いてバッテリ回りの構造を説明
する。バッテリパック1用の蓋45及びバッテリパック
2用の蓋46があり、この蓋を開けるとその中にバッテ
リパック1及びバッテリパック2を装着することができ
る。バッテリパック1用の蓋45を開けると図4の通り
バッテリパック1、LED12及びバッテリパック1用
の蓋検出スイッチ14がある。この蓋検出スイッチはバ
ッテリパックの装着未装着を検出するバッテリ装着検出
手段であり、バッテリ蓋の開閉を検知している。
【0010】バッテリパック1の用蓋45を開けるとバ
ッテリパック1の用蓋検出スイッチ14が作動する。バ
ッテリパック2用の蓋を開けると図には示していないが
図4と同様にLED13を見ることができバッテリパッ
ク2用の蓋検出スイッチ15が作動する。
【0011】次に、図1に基づいて、本発明の詳細を説
明する。
【0012】電界効果トランジスタ(以下FETとす
る)3、FET4、FET5、FET6はバッテリパッ
クの電力供給をオン・オフをするためのスイッチング素
子の一種であるFETスイッチであり、FETとパラレ
ルに入っているダイオード3a、4a、5a、6aはF
ET内部に存在する寄生ダイオードである。しかしFE
T4及びFET6にパラレルに入っているダイオード4
a、6aは必要に応じて順方向電圧が低く電流容量の大
きいダイオードを使用することもできる。
【0013】FET3、4が直列に接続されてバッテリ
パック1の出力端子に接続され、FET5、6が同様に
バッテリパック2の出力端子に接続されている。
【0014】これらの4つのFETは制御端子であるゲ
ート端子を有しバッテリ制御部7によりそれぞれ独立に
オン・オフ制御可能である。尚、FETは他のバイポー
ラトランジスタ、リレー等に置き換えることも可能であ
る。
【0015】通常FETには寄生ダイオードが入ってい
るのでFETをオフしても寄生ダイオードを通して寄生
ダイオードのアノードからカソードの方向に電流が流れ
る。したがってこれを防ぐために一般的にFETをスイ
ッチング素子として使用する場合にはFETの寄生ダイ
オードのアノード同士またはカソード同士が向かい合う
ように2個直列に接続して完全なスイッチ機能を実現す
ることが多い。しかしこの場合直列に接続された2個の
FETが同時にオンまたはオフするように制御される。
しかし本発明の一実施例ではそれぞれのFETを独立に
オン、オフすることができる様にしたため、FET3又
は5をオンし、FET4又は6をオフすればFET3又
は5からダイオード4a又は6aを介して電力が供給さ
れ、双方ともオフならば完全にバッテリからの電力供給
が停止される様に構成されていて、様々な電力供給モー
ドに柔軟に対応可能である。
【0016】ACアダプタ21が接続されるとアダプタ
検出回路22から、検出信号が出力されFET4、6の
制御端子にゲート回路26、27を介してオフ信号が供
給され、バッテリからの電力供給が遮断される。この検
出信号はバッテリ制御部にも伝達されA/Dコンバータ
の検出動作もこれに対応する。
【0017】本実施例ではA/Cアダプタが接続されて
いない時、次のような組み合わせでFETのオン、オフ
を制御する。バッテリパック1から回路に電力を供給す
るにはFET3、FET4をオンしFET5、FET6
をオフする。(これを単一結合モードと言う。)バッテ
リパック2から回路に電力を供給する場合にはFET
3、FET4をオフしFET5、FET6をオンする。
またバッテリパック1及びバッテリパック2からダイオ
ードORにより回路に電力を供給するにはFET3、F
ET5をオンしFET4、FET6をオフする。(これ
を並列結合モードと言う。)4つのFETを独立に制御
することによりこの3種類の状態を実現することができ
る、実際の動作については以下に詳述する。
【0018】スタートスイッチ25が押され装置が起動
すると、先ずバッテリ制御部7は、複数の主バッテリか
ら電力を供給すべく、FET3、5をオンしFET4、
6をオフしてバッテリをOR結合する。これは以下のよ
うな理由による。
【0019】すなわち、バッテリ1、2が取り外された
りした経緯があるとサブCPU9aはサスペンド状態と
なっている。このためスタートスイッチによってこれを
解除しバッテリ制御部を作動状態とする時はどちらのバ
ッテリが電力供給可能か分からないのでOR結合によっ
て、双方のバッテリから電力を供給しスタートする。
【0020】この様に構成することによって、バッテリ
制御部に常時電力を供給して作動状態を維持する必要が
無く、サスペンド状態で待機させることができ、また電
源投入直後もバックアップバッテリの電力を用いること
なく、すぐに電力供給が開始された直後に、A/Dコン
バータ等を作動し、チェックプログラムを実行させるこ
とになる。これによりバックアップ電池ではA/Dコン
バータを駆動しないのでは可能な限り小容量のものにで
き、また消費電流も小さいものを選択することができ
る。
【0021】次に、以下の手順で使用するバッテリが決
定される。バッテリパックが双方とも装着されていて双
方のバッテリパック蓋が閉じられている場合はバッテリ
制御部7はバッテリパック1から回路に電力を供給する
ためにFET3及びFET4をオンしFET5及びFE
T6をオフする。またバッテリパック蓋が閉じられてい
てバッテリパックがどちらか片方しか装着されていない
場合には装着されている方のバッテリパックから回路に
電力を供給するための2つのFETをオンし他のバッテ
リパックから回路に電力を供給するためFETはオフす
る。
【0022】同様にバッテリパック蓋が閉じられていて
バッテリパックが2本共装着されてはいるがどちらか片
方は十分に充電されていない場合は充電されている方の
バッテリパックから回路に電力を供給する。例えばバッ
テリパック1から電力を回路に供給する場合にはFET
3、FET4をオンしFET5、FET6をオフする。
逆にバッテリパック2から回路に電力を供給する場合に
はFET3、FET4をオフしてFET5、FET6を
オンする。バッテリが装着されているかどうか、十分に
充電されているかどうかはA/Dコンバータ8でバッテ
リパックの端子電圧を測定しこのA/D変換された値を
バッテリ制御部7で読み込んで判断する。バッテリ制御
部7は、双方の電位を比較し、電位の高い方を選択して
メイン回路部に供給する。この時、選択しなかった側の
バッテリの電位がすでに所定電位より低かった場合は、
この旨を主回路部に伝達し、表示あるいは警報等の手段
で使用者に認知させる。
【0023】この様にして使用するバッテリが決定さ
れ、この電力が主回路部9、表示部10及びIO部16
等に供給され装置が動作する。
【0024】次に、バッテリの切り替え動作について説
明する。バッテリパックが2つ装着されている場合に、
FET3、FET4がオンし、FET5、FET6がオ
フしてバッテリパック1が選択されバッテリパック1か
ら回路に電力を供給しているものとする。装置が動作中
には、バッテリ制御部7は定期的に電位あるいは装脱着
等のバッテリパックの使用状態をチェックする。主回路
部9はバッテリ制御部7からバッテリパックの動作状態
及びバッテリパックの電圧を受け取りその状態を表示部
10に表示する。表示部10に表示する情報は2種類あ
る。第1の情報は2つあるバッテリパックのうちのどち
らのバッテリパックが回路に電圧を供給しているかであ
り、第2の情報はそれぞれのバッテリパックの電圧がど
の程度あるかである。この方法は図2に示す通りそれぞ
れのバッテリパックの物理的な位置とバッテリパックの
動作状態の表示の位置が対応していてどの表示がどのバ
ッテリパックの状態を表しているかを使用者が容易にわ
かるようになっている。
【0025】表示の例としては動作中を示す表示は図2
の動作表示30、31のようにLCD上に○印で示し、
バッテリの電圧は5段階のバーグラフ32、33で表示
する。最初に選択されたバッテリパック1が装置に電力
を供給するとバッテリパックの電圧が徐々に低下してい
く。ここではLCDの表示部10にバッテリの動作状態
を表示しているがLED等のデバイスを使ってバッテリ
の状態を表示することも可能である。
【0026】ここでバッテリの電圧と残り容量について
説明する。
【0027】図7は一例としてリチウムイオンバッテリ
2本組の開放端子電圧と残り容量との関係を示す図であ
り、縦軸は電圧を、横軸は残り容量を%で示している。
【0028】この電圧値は開放端子電圧であり、電流が
流れると、内部抵抗により電圧ドロップが発生し、電位
が下がる。又、リチウムイオン電池の特性により温度変
化があってもほとんど電圧に変化がないことが知られて
いるため、NiCdバッテリのように温度補正する必要
がほとんど無いという特徴を有している。この特徴を用
いることにより、開放電圧を測定することによって極め
て確実に電池の残り容量を検知することができる。ま
た、正確な電位を知るときは開放電圧を測定するため、
一時的に他方の電池に切り替え、測定対象となるバッテ
リを解放状態すなわち電流値を0として検出する。概略
の残り容量を計測するには、あらかじめ主回路部で使用
する消費電流の平均値を求め、この電流値と内部抵抗か
ら、ドロップ電圧を求めこの分を補正すれば良い、一般
的には、ハンドヘルドコンピュータでは、所定の動作モ
ードに限定すればそれほど消費電流に変動は無いのでか
なり正確に電位を計測可能である。 バッテリ制御部7
はあらかじめ定めた参照電圧Vref1と比較し、バッ
テリパック1の電圧がもはや回路の動作を継続するには
危険と判断できる程に、例えば開放電圧が6.8Vに低
下すると、FET3及びFET4をオフしFET5及び
FET6をオンしてバッテリパック2から回路に電力を
供給する。バッテリ制御部7のこの動作は主回路部9に
伝えられ、主回路部9は、新たな状態を表示部10に表
示する。すなわちバッテリパック2が動作中であること
を表示部10に表示する。
【0029】バッテリパック2の電圧が低下し、同様に
あらかじめ定めた参照電圧Vref2と比較し、これ以
上装置の動作を継続するには危険な程度になると主回路
部9はバッテリ制御部7からの情報により表示部10に
バッテリパック1、バッテリパック2とも電圧が十分で
ない旨を表示する。電圧が十分で無い場合には、例え
ば、図2のバーグラフの四角状のエレメントが1つも表
示されない。電圧不十分をより強く警告するには表示部
10のバッテリパックの位置に対応した右半分あるいは
左半分の表示部を点滅させる等の制御を行ってもよい。
上記参照電圧Vref1、Vref2は、バッテリ1と
バッテリ2が同様の容量、種類の時は同一でも良いが、
異なる種類であった場合はこれに応じて別々の参照電圧
を用いても良い。 使用者は2つのバッテリ共に残り電
圧が十分でないと速やかに動作を停止させる必要があ
る。さもないと回路に供給される電圧が低下し装置が誤
動作したりRAM/RTC17のデータが破壊する可能
性がある。
【0030】本発明ではこの対策として以下のような制
御を実行させる。先ず、2本のバッテリパックが放電し
て使用者にその状態が発生したことを表示部10で通知
し、次に一定時間(例えば1分)経過しても使用者が装
置の動作を停止しなかった場合には主回路部9は所定の
データ待避処理等を実行して回路の動作を停止させさサ
スペンディングモードとなる。回路の動作が停止すると
装置の消費電流は動作時に比べて非常に少なくなり、所
定期間、装置はメインCPUのサスペンディング状態を
継続する。放電が継続され、電位はその後も徐々に低下
して行く。この状態ではバッテリ制御部7の最小限の動
作、例えば、蓋のオープン、バッテリの脱着のチェック
等が実行される。そしてゼナーダイオード33、抵抗器
31、32で決定される検出電圧となると、コンパレー
タ20の出力がHレベルからLレベルに反転し、これに
よってサブCPUもサスペンディング状態となり、FE
T3、4、5、および6がオフされ、バッテリ1、2か
らの電力供給は停止されバックアップバッテリ18から
の供給に切り替えられる。この状態では、RAM/RT
C17のバックアップにバックアップバッテリの電力が
消費される。
【0031】又、使用者が双方のバッテリとも残り電圧
が少ないことを認識して、電源スイッチを操作すると主
回路部9はレジューム機能の設定の有無に基づいて所定
のデータ待避処理等を行い装置の動作が停止を停止す
る。この時、それまでの動作中に回路に電力を供給して
いたバッテリパックの残り電圧が十分にあればそのバッ
テリパックから動作停止中にも継続してバッテリ制御部
に電力を供給する。この場合電力供給停止時の参照電圧
は、通常動作時の参照電圧より低いレベルでよい。それ
は、通常動作時は、DC/DCコンバータ等で主回路部
9に定電圧を供給する関係で比較的高い電位が必要であ
るが、バッテリ制御部の動作、RAM/RTC17のバ
ックアップには、3V程度の低い電位が供給されればよ
いからである。
【0032】上記の行程をバッテリの供給制御で説明す
ると以下となる。始めに使用したバッテリ1が所定の参
照電圧Vref3より高いレベルになっていないとき
は、双方のバッテリ共に電圧が十分でないと判断し、F
ET3及びFET3、5をオンし、FET4、6をオフ
して2本のバッテリパックの出力をFET4及びFET
6の寄生ダイオードを使用してダイオードORで出力さ
せる。バッテリパック1及びバッテリパック2の出力が
FET4及びFET6と並列に入っているダイオードに
よりOR結合されるとこれらのダイオードにより2つの
バッテリパックのうち電圧の高いほうから回路に電力が
供給される。
【0033】例えばバッテリパック1の電圧がバッテリ
パック2の電圧よりも高いとFET4に並列に入ってい
るダイオードがオンしFET6に並列に入っているダイ
オードが逆バイアスされてカットオフする。この状態で
はバッテリパック1のみ放電しバッテリパック2は放電
しないので徐々にバッテリパック1の電圧が低下しバッ
テリパック1の電圧とバッテリパック2の電圧が等しく
なる。すると2つのFET4に並列に入っているダイオ
ードとFET6に並列に入っているダイオードが同時に
オンして2つのバッテリから回路に電力を供給する。ま
たダイオードが入っているため電圧の高いバッテリから
低いバッテリに対して電流が流れることを防ぐことがで
きる。
【0034】上記参照電圧Vref3は、他方のバッテ
リが充電されて回復しているかをチェックするものであ
るから、残り電圧をチェックするレベルより高く設定さ
れている。
【0035】2本のバッテリ共放電した後では使用者は
バッテリパックを満充電されたバッテリパックに交換す
るためどちらかのバッテリを取り外す。そのような場
合、どちらのバッテリパックを先に取り外してもバッテ
リの出力がダイオードOR結合されているのでバッテリ
制御部7がバッテリの挿抜の状況に応じてFETの制御
を行わなくてもバッテリ制御部の動作停止中に回路への
電力の供給を続けることができる。
【0036】さらに2本のバッテリパックがダイオード
OR結合されていればどちらか電圧の高い方のバッテリ
から回路に電力を供給しながら2本のバッテリパックの
合計容量で動作停止中の回路に電力を供給することがで
きる。こうすることによりバックアップ用バッテリ18
からの不要な放電を防ぐことができる。通常バックアッ
プ用バッテリ18はリチウム1次電池を使用することが
多いので放電するとバックアップ用バッテリ18を交換
する必要がある。したがってバックアップ用バッテリ1
8から放電する機会をできる限り少なくすることは大き
な意味がある。
【0037】以上は2本のバッテリの電圧が共に低下し
装置が動作停止状態にバッテリパックの交換を行う場合
の説明であったが装置が停止してから再び装置を動作さ
せると装置が行っている作業を中断させなければならな
いので作業の効率が低下する。そのため装置が動作状態
でもバッテリパックの交換を行うことができれば作業を
中断せずに装置を使用し続けることができる。動作中に
バッテリパックを交換するためには交換するバッテリを
装置から取り外してももう一方のバッテリで装置を動作
させ続けられる必要がある。したがって上記説明におい
てバッテリパック1の電圧が低下してバッテリパック2
からの電力供給に切り換えてからバッテリパック2の電
圧が低下するまでの期間にバッテリパック1の交換をす
る必要がある。
【0038】例えばバッテリパック1で装置を動作させ
ていた時にバッテリパック1の電圧が低下するとバッテ
リ制御部7はバッテリパック1から回路への電力供給を
絶ちバッテリパック2から回路に電力を供給する。主回
路部9はこの状態変化をバッテリ制御部7から受け取り
表示部10にバッテリパック1の電圧が低下したためバ
ッテリパック2から電力を供給しているという情報が表
示される。使用者はこの情報を見てバッテリパックの交
換を行うことになる。
【0039】装置に電力を供給しているバッテリパック
の電圧が十分でありもう一方のバッテリパックの電圧が
低下している時に使用者がバッテリパックの交換を行お
うとする場合(最も起こりうる状態である)、電圧が低
下している方のバッテリを交換すれば装置を動作させた
ままバッテリパックの交換を行える。この操作を繰り返
すことにより装置の動作を中断することなくバッテリパ
ックの交換を行うことができる。
【0040】以上説明した動作をフローチャートで説明
する。図5において最初にバッテリパックを装着して動
作を開始するとバッテリ制御部7が初期化されて先ずス
テップS10のようにFET3、FET5をオンFET
4、FET6をオフして二つのバッテリパックをダイオ
ードOR結合する並列結合モードを実行する。初期状態
ではどちらのバッテリが装着されているかあるはどちら
のバッテリにどの位電圧があるかが不明なのでダイオー
ドOR結合させて両方のバッテリパックから電力を供給
する。続いてバッテリ制御部7はステップS12でバッ
テリパック1の電圧をA/Dコンバータ8を使って測定
する。もしバッテリパック1の電圧が十分であればステ
ップS20のようにFET3、FET4をオンしてFE
T5、FET6をオフしてバッテリパック1から回路に
電力を供給する単一結合モードを実行する。
【0041】ステップS12においてバッテリパック1
の電圧が不充分なら次にステップS14でバッテリパッ
ク2の電圧を測定する。バッテリパック2の電圧が十分
であればステップS18のようにFET3、FET4を
オフしてFET5、FET6をオンしバッテリパック2
から回路に電力を供給する。両方のバッテリパックの電
圧が共に十分でなければステップS10で設定したと同
じ並列結合モードを保ち装置を動作状態にできないよう
にする。しかしいずれは充電されたバッテリパックを挿
入するので両方のバッテリパックが共に電圧が十分で無
い場合でもステップS12に戻り常にバッテリパックの
電圧の測定を行う。ステップS20、ステップS18で
どちらかのバッテリパックから回路に電圧を供給した状
態になると装置は動作可能になる。ステップS22で現
在選択されているバッテリの電圧を測定する。
【0042】バッテリパックの電圧が低下すると次に他
のバッテリパックの電圧を確認する(ステップS2
4)。もし他のバッテリパックの電圧が十分であればバ
ッテリパックの切り替えを行う。ステップS26で引き
続きステップS22に戻って選択されているバッテリパ
ックの電圧を測定する。ステップS24で他のバッテリ
パックの電圧が十分でなければ装置を動作させ続けるこ
とができない。ステップS28で装置が動作中ならユー
ザにバッテリの電圧が十分でないことを通知した上で装
置の動作を停止させる。ステップS28で装置が停止中
なら、装置の動作を停止するステップS30のステップ
をと飛び越してステップS32に進む。ステップS32
では両方のバッテリパックの電圧が十分でないのでFE
T3、FET5をオン、FET4、FET6をオフして
バッテリパックの出力をダイオードOR結合し、電力供
給モード2を実行する。そして再びステップS12に戻
りバッテリパックの電圧の確認を行う。
【0043】電源投入等の、装置の通常動作のスタート
時に、複数のバッテリから同時に、供給することによ
り、スタートの信頼性が確保される。すなわち、スター
ト時にはCPUは検出機能あるいは演算機能などが停止
されているわけであり、先ず、必ず所定の初期化処理が
必要となりこの時には、全ての、あるいは複数のバッテ
リをOR回路で電力供給することが極めて有効である。
【0044】次に装置を使用中のトラブル対策について
検証する。使用者が誤って装置に電力を供給している方
のバッテリパックを交換しようとすると、装置に電力を
供給している方のバッテリパックを取りはずした瞬間に
回路に供給する電圧が低下し、重大なトラブルが発生す
る恐れがある。
【0045】本発明ではこれを回避するため以下の制御
を実行させる。主回路部9は表示部10にどちらのバッ
テリパックが動作中でありどちらのバッテリパックが電
圧低下しているかを表示するので使用者は交換すべきバ
ッテリパックを知ることができる。しかし誤操作により
回路に電力を供給中のバッテリパックの蓋を開けると、
バッテリ制御部7はバッテリパック1用の蓋検出スイッ
チ14またはバッテリパック2用の蓋検出スイッチ15
により誤ったバッテリパックを交換しようとしているこ
とを知りブザー11を鳴動させる。ブザーを鳴動させる
ことにより使用者は回路に電力を供給しているバッテリ
パックを交換しようとしていることを知ることができ
る。同時にバッテリパック蓋を開けると使用者が見るこ
とができるバッテリパック用LED12またはバッテリ
パック2用LED13がある。それぞれのLEDはどの
バッテリパックに対応しているかが容易にわかる位置に
取り付けられている。
【0046】例えばバッテリパック2から回路に電力を
供給している時にバッテリパック2を交換しようとして
誤ってバッテリパック2用の蓋を使用者が開けた場合に
はバッテリ制御部7はこれをバッテリパック2用の蓋検
出スイッチ15により検知しブザー11を鳴動させる。
それと同時にバッテリパック2用LED13を点灯させ
て使用者にバッテリパック2が使用中であることを知ら
せる。ブザー及びLEDの点灯により使用者は誤ったバ
ッテリパックを交換しようとしていることを知りバッテ
リ交換を中止する。これらのLEDは常に点灯している
とLEDを点灯させるための10〜20mAの電流を無
駄に消費するため使用者バッテリパック蓋開けた場合だ
け一定時間だけ(例えば1分間)点灯するようバッテリ
制御部7が制御する。これによりバッテリパックから無
駄な電流が流出することを最小限に押さえることができ
る。
【0047】場合によっては以上のように二重、三重の
警告を行っても使用者が誤ったバッテリを交換してしま
うことがある。その場合には次のような方法で装置の誤
動作を防ぐ。例えばバッテリパック2から回路に電力を
供給している時に使用者が誤ってバッテリパック2を覆
おう蓋を開けた場合、バッテリ制御部はバッテリパック
2を交換しようとしていることを検知する。すると、バ
ッテリパック1の電圧を検出し、この電位が装置を動作
させることができる程度、すなわち参照電圧1より高け
れば、FET3、FET4をオンしFET5、FET6
をオフしてバッテリパック1から回路に電力を供給す
る。このバッテリパックを切り替えてもう一方のバッテ
リパックで装置の動作を継続することができる。
【0048】並列結合モードでは、装置が動作中に回路
が消費する電力が大きい場合には寄生ダイオードではダ
イオードの順方向電圧による電圧降下が大きくなってし
まい実際に回路に供給される電圧はバッテリの電圧より
0.7〜1V程度低くなる。すると回路の動作を継続す
るのに十分な電圧を供給できない場合がある。この場合
にはFET4及びFET6と並列にショットキーバリヤ
ダイオードを接続する。ショットキーバリアダイオード
は順方向電圧が低く0.2〜0.4Vであり寄生ダイオ
ードを使用した場合に比べて回路に高い電圧を供給する
ことができる。
【0049】ショットキーバリアダイオードを用いた場
合は、使用者が誤って現在電力供給中のバッテリを取り
外そうとして、そちらの蓋を開けたとき、双方のバッテ
リから電力を供給すべく、前述の並列結合モードを実行
しても良い。この様に2つのバッテリパックをダイオー
ドOR結合しておけばどちらか電圧の高い方のバッテリ
パックから回路に電力を供給することができるので誤っ
て回路に電力を供給している方のバッテリパックを抜い
ても回路への電力供給が絶たれて回路が誤動作すること
はない。
【0050】また使用者が誤ってバッテリパック2を交
換しようとしている時にバッテリパック1が装着されて
いないかまたはバッテリパック1の電圧が装置を動作さ
せるには充分で無い場合にはバッテリ制御部7はバッテ
リパック2の蓋が開かれたことをバッテリパック2用の
蓋検出スイッチ15で検出し、所定のデータの待避動作
をして回路の動作を停止することもできる。このように
すればバッテリパック1が誤って抜かれても回路の動作
は停止しているため回路が誤動作することはない。
【0051】2つのバッテリパックを使用する場合1つ
目のバッテリパックを完全に使いきってから2つ目のバ
ッテリパックに切り換える場合と1つ目のバッテリパッ
クに多少電荷が残っている状態で2つ目のバッテリパッ
クに切り換える場合の2通りの方法が考えられる。前者
はバッテリを十分使用しきるのでバッテリ1本あたりの
動作時間を長くすることができる。その代わり上記説明
のように動作中のバッテリパックを交換しようとした場
合にはもう一方のバッテリに十分な電圧が無いためバッ
テリ交換作業中に装置の動作が中断する可能性がある。
一方まだ電荷が多少残っているうちにバッテリを切り換
えればバッテリ1本あたりの動作時間は短くなるがバッ
テリパック交換時に誤って動作中のバッテリパックを交
換しようとしても継続して動作を続けることができる。
【0052】どちらがより使用者にとって好ましいかは
実際の使用形態により異なる。例えば毎日朝から晩まで
連続して使用し頻繁にバッテリパックを交換しながら使
用する場合はバッテリパックの電荷が残っているうちに
バッテリパックの切り替えをしたほうが有利である。す
なわちバッテリパックを交換する回数が多ければその間
に誤って動作中のバッテリを交換しようとする機会が増
え、その結果動作が中断する可能性も増える。したがっ
てこのような使用形態では動作が中断する可能性を減ら
したほうが使用者に取って好都合である。また装置を断
続的にしようし、しかも一日の動作時間がバッテリパッ
ク1本か2本で済むような使用形態ではバッテリパック
を使いきってからバッテリパックの切り替えを行う方が
使用者に取って好ましい。
【0053】バッテリ制御部7ではA/Dコンバータ8
でバッテリパックの電圧を測定してバッテリの電圧を切
り換えているので切り換える電圧を変更することができ
ればより使用形態に適したバッテリの切り替え方法を選
択することができる。この場合使用者がIO部16介し
たキーボード等の入力装置(図示せず)からバッテリを
切り換える電圧を装置に入力し主回路部9がこの選択結
果をバッテリ制御部7に伝えることによりバッテリを切
り換える電圧を変更することができる。この切り替えは
使用者が入力部から電圧値を直接入力することでも可能
であるし、あるいは動作時間重視かバッテリパックの交
換時の安全性重視かの2者択一で選択して指定すること
も可能である。
【0054】また上記説明でバッテリ制御部7がA/D
コンバータ8を使用してバッテリパック1またはバッテ
リパック2の電圧を測定し、その測定結果を主回路部9
が受け取って表示部10に表示する動作について言及し
た。本実施例ではバッテリパックとしてリチウムイオン
2次電池を使用している。前述したように、通常リチウ
ムイオン2次電池はバッテリパックの開放電圧を測定し
その電圧によって電池の残量を計算するか放電電流と内
部抵抗から開放電圧をもとめることもできる。しかし動
作中のバッテリパックの端子電圧を測定する場合は放電
電流が一定値となるような動作モードに限定して測定す
る必要がある。 本実施例の構成においては、もしバッ
テリパック1から回路に電力を供給中にバッテリパック
2が回路を動作させるのに十分な電圧をもっていればバ
ッテリ制御部7が短時間だけバッテリパック2から回路
に電力を供給するようにFET3、FET4をオフしF
ET5、FET6をオンする。このようにするとバッテ
リパック1からは電流が放電しないのでバッテリパック
1の端子電圧をA/Dコンバータ8で測定すればバッテ
リパック1の開放電圧が測定できる。バッテリパック1
の開放電圧を測定した後、速やかにFET3、FET4
をオンしFET5、FET6をオフすると装置の動作を
中断させずにバッテリパックの開放電圧を測定し電圧を
測定する前の状態に戻ることができる。
【0055】バッテリ制御部7が測定したバッテリパッ
ク1の開放電圧を主回路部9に送りこれを元にCPU及
び周辺回路は表示部10にバッテリパックの放電電流及
び内部抵抗の影響のないより正確なバッテリパックの残
量を表示することができる。この測定は同様の方法でバ
ッテリパック2に対しても行うことができる。またパッ
テリパックの開放電圧を測定するために測定しない方の
バッテリパックから回路に電力を供給すると一時的に開
放電圧を測定しない方のバッテリパックが放電してしま
う。しかしバッテリパックの開放電圧を測定するために
必要な時間はたかだか数10msでありバッテリパック
から放電される電気量は自己放電により失われる電気量
と大差がない。
【0056】又、バッテリ電圧を測定するタイミングに
ACアダプタが装着されていることをACアダプタ検出
回路22が検知している時は、対応するバッテリのトラ
ンジスタ28、29をオフし、充電を止めて開放電圧を
計測する。
【0057】図6はバッテリパック用蓋が開いた場合の
フローチャートである。バッテリパック用蓋が開けられ
るとこれと連動するスイッチが作動し、割り込み信号が
発生する。割り込み信号が発生すると先ずステップS5
0でどちらのバッテリパック用蓋が開いたかを確認す
る。次にステップS52で装置が動作中かどうかの確認
を行う。もし動作中でなければステップS64で何時バ
ッテリパックが抜かれてもいいようにバッテリパックの
出力をダイオードOR結合して割り込み処理から抜け
る。もし装置が動作中なら蓋をステップS54で蓋を開
けたほうのバッテリパックから装置に電力を供給してい
るかどうかを確認する。蓋が開いた方のバッテリパック
から装置に電力を供給していなければバッテリパックが
抜かれても装置の動作に影響が無いので割り込み処理か
らリターンする。
【0058】蓋が開いた方のバッテリパックから電力を
装置に供給している場合には、バッテリパックが抜かれ
ると装置の動作が突然停止してしまうのでバッテリパッ
クを切り換えるか、あるいは装置の動作を停止する必要
がある。したがってステップS56で他のバッテリパッ
クの電圧十分かどうかを確認する。他のバッテリパック
の電圧が不充分なら蓋の開いている方のバッテリパック
が抜かれると動作を継続することができないのでステッ
プS62で装置に動作を停止する。また他のバッテリの
電圧が十分であってもステップS58で他のバッテリパ
ックの蓋が開いていることが確認されると他のバッテリ
パックに切り換えたとしてもそれ以降の装置の動作の継
続が保証できないのでやはりステップS62で装置の動
作を停止し割り込み処理からリターンする。
【0059】他のバッテリパックの電圧が十分でありか
つ蓋が閉じていればバッテリパックを切り換えることが
可能なのでステップS60で他のバッテリパックに切り
替えをして割り込み処理からリターンする。蓋が開いて
バッテリが充電されたバッテリに交換されると再び図5
のステップS12、ステップS14のステップでそれぞ
れのバッテリパックの電圧が確認され適切なバッテリパ
ックが選択される。
【0060】以上の実施例ではバッテリパックが2つの
場合を説明したが3つ以上の場合でも同様の構成で実現
することができる。また、バッテリパックはリチウムイ
オン2次電池で説明したが、ニッカド電池、ニッケル水
素電池、鉛蓄電池等でも同様に実現できる。(但し電圧
測定による正確な残量検出はリチウムイオン電池と鉛蓄
電池等のみ可能である)
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のバッテリを有する電子装置において、バッテリの残
り容量を検出する際、使用中の電池を一時的に切り替え
て開放状態にして電圧測定を実行することにより、極め
て正確に残り容量を検出することができる。このためバ
ッテリでの使用時間を大幅に延ばし、有効にバッテリを
使用することが可能となる。又、消費電流を検出する電
流検出回路が不要となりローコストなバッテリ制御回路
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバッテリ制御回路を示す図
である。
【図2】実施例の装置の表示部を示す図である。
【図3】実施例の装置の背面を示す図である。
【図4】実施例の装置でバッテリ蓋を取り外した時の図
である。
【図5】実施例の装置で通常動作時の制御を示すフロー
チャートである。
【図6】実施例の装置でバッテリ蓋が開いた場合の制御
を示すフローチャートである。
【図7】リチウムイオンバッテリ2本組の開放端子電圧
と残り容量との関係を示す図である。
【符号の説明】
1、2:バッテリパック 3、4、5、6:FET 7:バッテリ制御部 8:A/Dコンバータ 9:主回路部 10:表示部 11:ブザー 12:バッテリパック1用LED 13:バッテリパック2用LED 14:バッテリパック1用の蓋検出スイッチ 15:バッテリパック2用の蓋検出スイッチ 16:IO部 17:RAM/RTC 18:バックアップ用バッテリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電源としての複数の主バッテリを有す
    る電子装置において、該電子装置を統括制御するメイン
    CPUを有する主回路部と、前記複数の主バッテリのそ
    れぞれの出力端子に接続されたスイッチ手段と、該スイ
    ッチ手段を個別に制御する電力制御手段と、前記主バッ
    テリの電圧を計測する電圧検出手段とを有し、前記電力
    制御手段は、前記複数の主バッテリの中から1つの主バ
    ッテリを選択し前記電子装置の前記主回路部に電力を供
    給する制御手段と前記電圧検出手段を所定期間ごとに作
    動する制御手段とを有し、前記主バッテリの電圧を検出
    する場合、現在使用中の主バッテリの電位を検出すると
    きは他方の主バッテリに供給バッテリを一時的に切り替
    えて非測定対象の主バッテリを解放状態とする制御手段
    を有することを特徴とする電子装置。
  2. 【請求項2】 請求項1乃至2記載の電子装置におい
    て、前記主バッテリが、リチウムイオン電池であること
    を特徴とする電子装置。
JP8083634A 1995-04-06 1996-04-05 電子装置 Pending JPH08336241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8083634A JPH08336241A (ja) 1995-04-06 1996-04-05 電子装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-81416 1995-04-06
JP8141695 1995-04-06
JP8083634A JPH08336241A (ja) 1995-04-06 1996-04-05 電子装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08336241A true JPH08336241A (ja) 1996-12-17

Family

ID=26422444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8083634A Pending JPH08336241A (ja) 1995-04-06 1996-04-05 電子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08336241A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008220098A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Canon Inc 電子機器
US7923966B2 (en) 2006-09-04 2011-04-12 Fujitsu Limited Battery control device, battery control method, power source control device and electronic apparatus
WO2012017696A1 (en) * 2010-08-06 2012-02-09 Sanyo Electric Co., Ltd. Battery parallel-operation circuit and battery system
JP2012151997A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Denso Corp 車両用バッテリー装置
WO2013054542A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 パナソニック株式会社 車載用電子装置
JP2014160365A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Lenovo Singapore Pte Ltd 通電範囲の制御方法および携帯式電子機器
JPWO2016113809A1 (ja) * 2015-01-16 2017-10-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器
JP2018007474A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 株式会社デンソーウェーブ 携帯端末

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7923966B2 (en) 2006-09-04 2011-04-12 Fujitsu Limited Battery control device, battery control method, power source control device and electronic apparatus
JP2008220098A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Canon Inc 電子機器
WO2012017696A1 (en) * 2010-08-06 2012-02-09 Sanyo Electric Co., Ltd. Battery parallel-operation circuit and battery system
JP2013537786A (ja) * 2010-08-06 2013-10-03 三洋電機株式会社 電池並列処理回路及び電池システム
US9024585B2 (en) 2010-08-06 2015-05-05 Sanyo Electric Co., Ltd. Battery parallel-operation circuit and battery system
JP2012151997A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Denso Corp 車両用バッテリー装置
WO2013054542A1 (ja) * 2011-10-13 2013-04-18 パナソニック株式会社 車載用電子装置
JP2014160365A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Lenovo Singapore Pte Ltd 通電範囲の制御方法および携帯式電子機器
US9874912B2 (en) 2013-02-20 2018-01-23 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Controlling energizing range of mobile electronic device
JPWO2016113809A1 (ja) * 2015-01-16 2017-10-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器
JP2018007474A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 株式会社デンソーウェーブ 携帯端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5739596A (en) Power supply for an electronic device and power delivery method therefor
EP2448057B1 (en) Rechargeable battery pack
JPH08336243A (ja) 電子装置及びその制御方法
US6172478B1 (en) Power distribution in a portable device
US6075343A (en) Rechargeable battery pack module
US8384349B2 (en) Monitoring system for electric power tool, battery pack for electric power tool, and battery charger for electric power tool
EP2615715B1 (en) Battery pack
US6784641B2 (en) Uninterruptible power supply
EP0621649B1 (en) Battery pack
EP2105982B1 (en) Battery pack
JPH09308131A (ja) 電子装置とその制御方法
KR980010712A (ko) 전지 잔량 예측 방법, 전지 유니트 및 전지 유니트를 사용하는 장치
JP2003235172A (ja) 電池パック充電装置および充電方法
JP3859608B2 (ja) 電池パック、電子機器、電池残量予測システム及び半導体装置
WO2014087675A2 (en) Charging device
JPH08336241A (ja) 電子装置
EP0335316B1 (en) Apparatus for controlling selection of batteries
JPH08336242A (ja) 電子装置
US6429626B1 (en) Battery pack
JP2005278371A (ja) 充電式電気機器
JP2002118983A (ja) 無停電電源装置
JP2001339867A (ja) 電池とモーターを内蔵する電気機器
JPH09289742A (ja) 電子装置とその制御方法
JPH11355976A (ja) 電子装置
JP2684658B2 (ja) 電池駆動可能な電子機器