JPH08334761A

JPH08334761A - 平面表示装置

Info

Publication number: JPH08334761A
Application number: JP7142304A
Authority: JP
Inventors: Kazunari Ida; 一成井田; Shinichi Totsuka; 真一戸塚
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Toshiba Development and Engineering Corp
Priority date: 1995-06-09
Filing date: 1995-06-09
Publication date: 1996-12-17
Anticipated expiration: 2018-08-25
Also published as: JP3441240B2

Abstract

(57)【要約】【目的】この発明は、薄型、狭額縁化が達成されると
共に、回路部に不良が生じても、その修復を容易に行う
ことができる平面表示装置を提供することを目的として
いる。【構成】本発明は、表示パネルと、第１フレーム、第
１フレームとによって表示パネルを挟持する第２フレー
ム、第２フレームに保持される管状光源および管状光源
からの光源光を面光源に変換する導光板とを含む面光源
部と、導光板の肉薄領域に対応する第２フレームに保持
され表示パネルに対して電気的に接続される駆動回路部
とを備えた平面表示装置に係り、特に駆動回路部は、外
部から入力される各種駆動信号に基づいて少なくとも画
像データおよび制御信号を出力するインターフェイス部
と、インターフェイス部からの画像データおよび制御信
号に基づいて表示パネルに信号電圧を供給するドライバ
ー部とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に代表さ
れる平面表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、平面表示装置、中でも液晶表示装
置は、軽量、薄型、低消費電力の特徴を生かして、パー
ソナル・コンピュータ、ワードプロセッサあるいはテレ
ビ表示用等の各種表示装置として利用されるようになっ
てきた。

【０００３】このような平面表示装置として、例えば、
実公平６−３３４４８号に開示される液晶表示装置が知
られている。これは、液晶パネルと、液晶パネルの信号
線あるいは走査線に信号電圧として映像信号電圧や走査
パルスを出力する駆動ＩＣがフレキシブル基板上に搭載
されて成る複数のＴＡＢ（Tape Automated Bonding）
と、各ＴＡＢを電気的に接続し、外部から入力されるク
ロック、画像データ及び電源電圧等の駆動信号に基づく
画像データ、制御信号を出力する回路基板とを含む。そ
して、回路基板とＴＡＢとを液晶パネルの厚さ内に納め
ると共に、面光源部を構成する管状光源上に配置するこ
とで、平面表示装置の外形寸法並びに厚さ寸法を低減し
た液晶表示装置が開示されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、平面表示装
置の一層の狭額縁化を達成するため、回路基板を液晶パ
ネルの裏面側に配置し、上記したＴＡＢ等により液晶パ
ネルと回路基板とを電気的に接続する試みが成されてい
る。

【０００５】しかしながら、このような構成にあって
は、回路基板等に不良等があった場合、その構造が複雑
であるが故に、修復が困難となる。この発明は、上記し
た技術課題に対処して成されたものであって、薄型、狭
額縁化が達成されると共に、回路基板に不良が生じて
も、その修復を容易に行うことができる平面表示装置を
提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載される発
明は、一主表面に表示面を含む表示パネルと、前記表示
パネルの前記表示面側に配置される第１フレームと、前
記表示パネルの他の主表面側に配置され前記第１フレー
ムとによって前記表示パネルを挟持する第２フレーム
と、前記第２フレームに保持される管状光源および前記
管状光源からの光源光を面光源に変換する導光板とを含
む面光源部と、前記導光板の肉薄領域に対応する前記第
２フレームに保持され前記表示パネルに対して電気的に
接続される駆動回路部とを備えた平面表示装置であっ
て、前記駆動回路部は、外部から入力される各種駆動信
号に基づいて少なくとも画像データおよび制御信号を出
力するインターフェイス部と、前記インターフェイス部
からの前記画像データおよび前記制御信号に基づいて前
記表示パネルに信号電圧を供給するドライバー部とを具
備したことを特徴とする平面表示装置にある。

【０００７】請求項２記載の発明は、前記ドライバー部
と前記インターフェイス部とは、フレキシブル電極基板
により電気的に接続されることを特徴とした請求項１記
載の平面表示装置にある。

【０００８】請求項３記載の発明は、前記第２フレーム
は、少なくとも前記インターフェイス部を係合する係合
爪を含むことを特徴とした請求項１記載の平面表示装置
にある。

【０００９】

【作用】本発明の平面表示装置によれば、面光源部を構
成する導光板の肉薄領域に対応する第２フレームに駆動
回路部が保持されて成るので、厚さ寸法を損なうことな
く、狭額縁化が達成される。

【００１０】しかも、この発明によれば、部品実装が多
く、しかもヒューズを有する等の理由から不良発生頻度
の高いインターフェイス部が独立している、即ち駆動回
路部が、少なくともインターフェイス部とドライバ部と
に分離されているので、インターフェイス部に不良が生
じても、インターフェイス部のみを取り外すだけで容易
に修復する、あるいは交換することができる。

【００１１】

【実施例】以下に、本発明の一実施例の液晶表示装置を
例にとり、図面を参照して詳細に説明する。この液晶表
示装置(1) は、図３（ａ）乃至（ｂ）に示すように、ガ
ラス基板上に複数の信号線及び走査線、信号線と走査線
とに接続される薄膜トランジスタ（以下、ＴＦＴと略称
する。）、ＴＦＴに接続される画素電極とをそれぞれ含
むアレイ基板(200) と、ガラス基板上に対向電極および
カラーフィルタ層がそれぞれ形成された対向基板(300)
とが、互いに配向膜を介して液晶材料を挟持するよう対
向配置されて成る液晶パネル(100) を含む。

【００１２】この液晶パネル(100) は、図１に示す如
く、表示領域(3) に相当する開口(501) を含み、図３
（ａ）乃至（ｂ）に示すように箱状の金属から成る第１
フレーム(500) と、樹脂製の枠状体の第２フレーム(60
0) とによって、それぞれ外部からの衝撃を緩和する弾
性部材(701),(703) を介して挟持され、図１に示すよう
に互いに対角４点(511a),(511b),(511c),(511d) でネジ
止めされている。

【００１３】第２フレーム(600) は、図３（ａ）乃至
（ｂ）に示すように、アクリル樹脂が成形されて成る楔
型の導光板(801) と、導光板(801) の一端面に近接して
配置される管状光源(851) とを保持する。導光板(801)
は、図示しないが、液晶パネル(100) と相反する側に、
管状光源(851) からの光源光を選択的に液晶パネル(10
0) に導く乳白色の印刷パターンを含む。この印刷パタ
ーンに換えて、光散乱溝等を一体的に成形してもかまわ
ない。

【００１４】上述した樹脂製の第２フレーム(600) は、
一体型、もしくは分割型により構成され、導光板(801)
および管状光源(851) を、その厚さ方向に収納し、更に
導光板(801) を収納溝(605) により保持・固定する。

【００１５】また、管状光源(851) からの光源光を導光
板(801) に効率良く導くよう、管状光源(851) を導光板
(801) に対して包み込むように反射フィルム(861) が配
置され、この管状光源(851) 及び反射フィルム(861) は
図２乃至図３（ａ）に示すような断面Ｌ字状のランプカ
バー(901) によって保護される。

【００１６】更に、この第２フレーム(600) は、図３
（ａ）に示すように、導光板(801) の肉薄側に対応する
領域裏面にＸドライバ基板(421) 及びインターフェイス
基板(441) を保持し、また図３（ｂ）に示すようにＹド
ライバ基板(431) を支持する。尚、このインターフェイ
ス基板(441) は、外部から入力される基本クロック、画
像データ及び電源電圧に基づいて、Ｘドライバ基板(42
1) に所望の駆動電圧、画像データ列及び制御信号を出
力すると共に、Ｙドライバ基板(431) に駆動電圧および
制御信号をそれぞれ出力するよう機能する。Ｘドライバ
基板(421) はインターフェイス基板からの所望の駆動電
圧、画像データ列及び制御信号に基づき、後述する各Ｘ
−ＴＡＢ(401-1),(401-2),(401-3),(401-4) を制御する
ものであり、Ｙドライバ基板(431) はインターフェイス
基板(441) からの駆動電圧および制御信号に基づいてＹ
−ＴＡＢ(411) を制御するものである。

【００１７】Ｘドライバ基板(431) は、図２及び図３
（ａ）に示すように第２フレーム(600) に設けられた第
１係合爪(611-1),(611-2),(611-3) に係合されて第２フ
レーム(600) 裏面側に固定され、またインターフェイス
基板(441) は第２フレーム(600) に設けられた第１係合
爪(611-1),(611-2),(611-3) 及び第２係合爪(621-1),(6
21-2),(621-3),(621-4) に係合して固定される。

【００１８】そして、Ｘドライバ基板(421) とインター
フェイス基板(441) とは、互いに配置されたコネクタ(4
23),(443) 及び(425),(445) にフレキシブル配線基板(4
51),(453) が嵌合して電気的に接続される。また、Ｙド
ライバ基板(431) はインターフェイス基板(441) に対し
て第２フレーム(600) の開口(631) を介して、図２及び
図３（ｂ）に示すようにコネクタ(437),(447) にフレキ
シブル配線基板(455)が嵌合して電気的に接続される。

【００１９】液晶パネル(100) における信号線は、図３
（ａ）に示すようにアレイ基板(200) の一端辺(201a)側
にのみ引き出され、この一端辺(201a)側でＸドライバ基
板(421) からの駆動電圧、画像データ列及び制御信号に
基づいて映像信号電圧を供給するＸ−ＴＡＢ(401-1),(4
01-2),(401-3),(40 1-4)の出力端子に異方性導電膜を介
して電気的に接続される。各Ｘ−ＴＡＢ(401-1),(401-
2),(401-3),(401-4) は、図２に示すように液晶パネル
(100) の裏面側に折り曲げられ、その入力端子は第２フ
レーム(600) に保持されるＸドライバ基板(421) に対し
て異方性導電膜を介して電気的に接続される。

【００２０】また、液晶パネル(100) における走査線
は、図３（ｂ）に示すようにアレイ基板(200) の一端辺
(201a)と直交する他の一端辺(201b)側にのみ引き出さ
れ、Ｙドライバ基板(431) からの駆動電圧および制御信
号に基づいて走査線に走査パルスを供給するＹ−ＴＡＢ
(411) の出力端子に異方性導電膜を介して電気的に接続
される。そして、Ｙ−ＴＡＢ(411) の入力端子は第２フ
レーム(600) に支持されるＹドライバ基板(431) に対し
て異方性導電膜を介して電気的に接続される。尚、各回
路基板(421),(431) への接続は半田付けであってもかま
わない。

【００２１】この実施例の液晶表示装置(1) では、駆動
回路部を構成するＸドライバ基板(421) とインターフェ
イス基板(441) とが、液晶パネル(100) の裏面側の、し
かも導光板(801) の肉薄領域に対応する第２フレーム(6
00) に保持されて構成されるので、厚さ寸法の増大を招
くことなく、外形寸法を小さくできた。

【００２２】また、この実施例では、駆動回路部が、イ
ンターフェイス基板(441) とＸドライバ基板(421) とに
分割され、第２フレーム(600) の裏面側に係合されて保
持されているので、インターフェイス基板(441) あるい
はＸドライバ基板(421) に製品不良が存在しても、容易
に交換が可能となる。

【００２３】例えば、部品実装が多く、しかもヒューズ
を有する等の理由から不良発生頻度の高いインターフェ
イス基板(441) に不良が存在した場合、図２に示すフレ
キシブル配線基板(451),(453) を各コネクタ(443),(44
5) から取り外し、またフレキシブル配線基板(455) を
コネクタ(447) から取り外し、インターフェイス基板(4
41) を第２フレーム(600) から除去する。

【００２４】しかる後、図４に示すようにインターフェ
イス基板(441) を第２フレーム(600) の第１係合爪(611
-1),(611-2),(611-3) 及び第２係合爪(621-1),(621-2),
(621-3),(621-4) に係合するよう挿入し、再び各フレキ
シブル配線基板(451),(453),(455) を各コネクタ(443),
(445),(447) に接続することにより、交換を要する部品
のみ容易に交換することができる。

【００２５】上述した実施例ではふれていないが、導光
板(801) と液晶パネル(100) との間には、拡散シートや
集光シート等の光学部材を適宜配置しても良いことは言
うまでもない。

【００２６】

【発明の効果】本発明の平面表示装置によれば、駆動回
路部が導光板の肉薄領域に対応する第２フレームに保持
されるので、厚さ寸法を損なうことなく、狭額縁化を達
成することができる。

【００２７】また、この発明によれば、駆動回路部が、
少なくとも駆動回路基板とインターフェイス基板とに分
離されているので、不良発生頻度の高いインターフェイ
ス部に不良が生じても、駆動回路基板との接続を取り外
すだけで容易に修復することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の一実施例の液晶表示装置の概略
正面図である。

【図２】図２は図１の液晶表示装置の概略裏面図であ
る。

【図３】図３は図１におけるＡ−Ａ’およびＢ−Ｂ’に
沿って切断した液晶表示装置の概略断面図である。

【図４】図４は図１の液晶表示装置のインターフェイス
基板の交換を説明するための図である。

【符号の説明】

(1) …液晶表示装置 (100) …液晶パネル (421) …Ｘドライバ基板 (431) …Ｙドライバ基板 (441) …インターフェイス基板 (500) …第１フレーム (600) …第２フレーム (801) …導光板

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】一主表面に表示面を含む表示パネルと、
前記表示パネルの前記表示面側に配置される第１フレー
ムと、前記表示パネルの他の主表面側に配置され前記第
１フレームとによって前記表示パネルを挟持する第２フ
レームと、前記第２フレームに保持される管状光源およ
び前記管状光源からの光源光を面光源に変換する導光板
とを含む面光源部と、前記導光板の肉薄領域に対応する
前記第２フレームに保持され前記表示パネルに対して電
気的に接続される駆動回路部とを備えた平面表示装置で
あって、前記駆動回路部は、外部から入力される各種駆動信号に
基づいて少なくとも画像データおよび制御信号を出力す
るインターフェイス部と、前記インターフェイス部から
の前記画像データおよび前記制御信号に基づいて前記表
示パネルに信号電圧を供給するドライバー部とを具備し
たことを特徴とする平面表示装置。
【請求項２】前記ドライバー部と前記インターフェイ
ス部とは、フレキシブル電極基板により電気的に接続さ
れることを特徴とした請求項１記載の平面表示装置。
【請求項３】前記第２フレームは、少なくとも前記イ
ンターフェイス部を係合する係合爪を含むことを特徴と
した請求項１記載の平面表示装置。