JPH08334567A - 信号処理回路 - Google Patents

信号処理回路

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Publication number
JPH08334567A
JPH08334567A JP14203595A JP14203595A JPH08334567A JP H08334567 A JPH08334567 A JP H08334567A JP 14203595 A JP14203595 A JP 14203595A JP 14203595 A JP14203595 A JP 14203595A JP H08334567 A JPH08334567 A JP H08334567A
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JP
Japan
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output
signal
processing circuit
circuit
frequency
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Application number
JP14203595A
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English (en)
Inventor
Yuichi Yamamoto
雄一 山本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単で安価な回路構成でビーム位置測定等の
信号処理を高速かつ高精度で行うことができる信号処理
回路を得る。 【構成】 高周波切換器(2、3)を切り換えることに
より複数台のビーム位置モニタ(1)の出力を取り込ん
で測定する高周波処理回路部(11)と、同期信号を発
生する同期信号発生器(12)と、同期信号のパルス数
をカウントし、そのカウント出力に基づいて高周波切換
器の切り換えを行うカウンタ回路(15)と、記同期信
号をトリガーとして、高周波処理回路部の出力を高速に
デジタルに変換する高速アナログ/デジタル変換器(1
7)とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高周波加速を行う荷
電粒子線加速器のビーム位置測定を行う信号処理回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば”Proceedings Of The 5
th Symposium On Accelerator Science And Technolog
y"の154ページ"Performance of the Beam Position Mon
itors of the TRISTAN Accumulation Ring"に示された
従来のビーム位置モニタ用の信号処理回路を示すブロッ
ク図である。図において、11〜1nは例えば高周波加速
を行う荷電粒子線加速器のビーム位置を監視する複数の
ビーム位置モニタであって、ここではこれらのビーム位
置モニタに4個の電極がある場合を示している。21
nはビーム位置モニタ11〜1nの各電極にそれぞれ接
続され、これらビーム位置モニタ11〜1nから各々出力
される4個の信号から1個の信号を選択する複数の高周
波4チャンネル切換器である。
【0003】また、3は複数の高周波4チャンネル切換
器21〜2nに接続され、これら高周波4チャンネル切換
器21〜2nでそれぞれ選択された信号から1個の信号を
選択する高周波多チャンネル切換器、4aはこの高周波
多チャンネル切換器3に接続され、入力信号を後段の回
路に対して最適な信号レベルとなるように減衰させるプ
ログラマブルアッテネータ、5はこのプログラマブルア
ッテネータ4aに接続され、プログラマブルアッテネー
タ4aより入力された信号と内部の局部発振回路6が出
力する局部発振信号との乗算を行い周波数変換を行うダ
ウンコンバータ、7aはダウンコンバータ5に接続さ
れ、入力信号を後段の回路に最適な信号レベルとなるよ
うに増幅するデジタル制御プログラマブルゲイン増幅器
である。
【0004】また、8はデジタル制御プログラマブルゲ
イン増幅器7aに接続され、所定の中間周波数のみ選択
するバンドパスフィルタ、9はこのバンドパスフィルタ
8に接続され、入力信号をその振幅に比例した電圧信号
に変換する検波回路、10はこの検波回路9に接続さ
れ、最終的な出力帯域幅を制限し、低域成分のみ濾波す
るをローパスフィルタである。19はデジタル入出力カ
ードであって、このデジタル入出力カード高周波9は、
チャンネル切換器21〜2n,高周波多チャンネル切換器
3,プログラマブルアッテネータ4a,局部発振回路6
およびデジタル制御プログラマブルゲイン増幅器7aに
接続されている。11は上述の構成要素4a,5,7
a,8〜10からなる高周波処理回路部である。20は
デジタル入出力カード19とアナログ入力カード21に
データバスで接続され、種々の制御を行う制御用計算機
である。アナログ入力カード21はローパスフィルタ1
0に接続されている。
【0005】次に動作について説明する。ビーム位置モ
ニタ11〜1nのそれぞれ出力する4個の信号から高周波
4チャンネル切換器21〜2nにてそれぞれ1個の信号を
選択する。さらに、高周波4チャンネル切換器21〜2n
で選択された信号から高周波多チャンネル切換器3にて
1個の信号を選択する。この高周波多チャンネル切換器
3で選択された信号をプログラマブルアッテネータ4a
にて下流の回路に最適な信号レベルとなるように減衰さ
せる。
【0006】プログラマブルアッテネータ4aへの入力
信号レベルは、各ビーム位置モニタまたは各電極間では
小さい差でしかなく、むしろ荷電粒子加速器のビーム電
流値によって大きく変化する。このため、プログラマブ
ルアッテネータ4aの減衰率設定値は、各ビーム位置モ
ニタ・各電極の信号の選択を1回スキャンしてから、必
要に応じて変更すればよい。また、後段の回路の出力直
線性がビーム位置測定の精度に影響しにくいように、プ
ログラマブルアッテネータ4aの出力信号レベルが極力
一定となるよう減衰率の設定をデジタル入出力カード1
9の出力に基づいて行う必要がある。
【0007】次いで、ダウンコンバータ5では、プログ
ラマブルアッテネータ4aより入力された信号と局部発
振回路6が出力する局部発振信号との乗算を行い周波数
変換を行う。いま、プログラマブルアッテネータ4aか
ら入力される信号の周波数をfRF、局部発振信号の周波
数をfLOとすると、ダウンコンバータ5は、入力信号の
振幅情報を保持したまま周波数のみ、 中間周波数fIF=fRF−fLO となった信号を出力する。そして、後段のバンドパスフ
ィルタ8により、中間周波数fIFは決定されるので、局
部発振周波数fLOの設定値をデジタル入出力カード19
の出力に基づいて変更することで入力信号の任意の周波
数成分を選択できる。
【0008】一般には、荷電粒子加速器を最初に運転す
る際に最もS/N比を高くとれる周波数を選択し、その
後は周波数を変更しない。次に、ダウンコンバータ5の
出力信号を、デジタル制御プログラマブルゲイン増幅器
7aにて、後段の回路に最適な信号レベルとなるように
増幅する。プログラマブルアッテネータ4aと同様に増
幅率設定値は、各ビーム位置モニタ・各電極の信号の選
択を1回スキャンしてから、必要に応じて変更すればよ
い。次に、デジタル制御プログラマブルゲイン増幅器7
aの出力は、バンドパスフィルタ8にて決まった中間周
波数のみ選択され、検波回路9にてその振幅に比例した
電圧信号に変換される。ローパスフィルタ10では、最
終的な出力帯域幅を制限し、S/N比を向上させる。計
算機20は、デジタル入出力カード19及びアナログ入
力カード21を介して、高周波4チャンネル切換器21
〜2n、高周波多チャンネル切換器3、プログラマブル
アッテネータ4a、局部発振回路6、デジタル制御プロ
グラマブルゲイン増幅器7aの制御を行う。さらに、計
算機20では、得られた検波出力データを、各チャンネ
ルの総合的な増幅率ばらつき補正係数とかけあわせ、よ
り正確な信号振幅情報に変換する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の信号処理回路
は、以上のように構成されているので、高周波4チャン
ネル切換器21〜2nおよび高周波多チャンネル切換器3
に逐次指令を出し、チャンネルを選択した後、アナログ
の読み取り指令を出し、データを取得するという手順で
制御せねばならず、指令の送受信および処理に時間がか
かってしまい、各ビーム位置モニタ・各電極の信号の測
定を1回スキャンするには時間がかかってしまう。この
ため、ビームの位置情報を他の荷電粒子加速器構成機器
にフィードバックすることは不可能であり、また、各構
成要素を直接制御用計算機が制御しているため、制御点
数が多く、デジタル入出力カードの枚数が多くなる等の
問題点があった。
【0010】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、簡単で安価な回路構成でビー
ム位置測定等の信号処理を高速かつ高精度で行うことが
できる信号処理回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る信
号処理装置は、高周波切換器を切り換えることにより複
数台のビーム位置モニタの出力を取り込んで測定する高
周波処理回路部と、同期信号を発生する同期信号発生器
と、同期信号のパルス数をカウントし、そのカウント出
力に基づいて高周波切換器の切り換えを行うカウンタ回
路と、同期信号をトリガーとして、高周波処理回路部の
出力を高速にデジタルに変換する高速アナログ/デジタ
ル変換器とを備えたものである。
【0012】請求項2の発明に係る信号処理装置は、請
求項1の発明において、高周波処理回路部に電圧制御増
幅器を設け、さらに、電圧制御増幅器に制御電圧を供給
するチャンネル間増幅率補正回路を備えたものである。
【0013】請求項3の発明に係る信号処理装置は、請
求項2の発明において、チャンネル間増幅率補正回路
は、カウンタ回路が出力するチャンネルデータに応じて
動作する低周波切換器と、この低周波切換器に接続さ
れ、ビーム位置モニタの出力チャンネル数に対応して設
けられたディップスイッチと、このディップスイッチか
らの出力信号と外部からの増幅率設定信号をアナログ信
号に変換した後乗算し、制御電圧として電圧制御増幅器
に供給する設定手段とを有するものである。
【0014】請求項4の発明に係る信号処理装置は、請
求項2の発明において、チャンネル間増幅率補正回路
は、選択チャンネルに対応する補正データを予め記憶
し、カウンタ回路が出力するチャンネルデータをアドレ
スとして出力するメモリ回路と、このメモリ回路からの
出力信号と外部からの増幅率設定信号をアナログ信号に
変換した後乗算し、制御電圧として電圧制御増幅器に供
給する設定手段とを有するものである。
【0015】請求項5の発明に係る信号処理装置は、請
求項2の発明において、チャンネル間増幅率補正回路
は、カウンタ回路が出力するチャンネルデータに応じて
動作する低周波切換器と、この低周波切換器に接続され
た基準電圧源と、この基準電圧源に高圧側が接続され、
ビーム位置モニタの出力チャンネル数と同数の抵抗素子
を有する可変抵抗器と、この可変抵抗器からの出力信号
と外部からのアナログ変換された増幅率設定信号を乗算
し、制御電圧として電圧制御増幅器に供給する設定手段
とを有するものである。
【0016】請求項6の発明に係る信号処理装置は、請
求項1の発明において、高周波処理回路部の上流側にプ
ログラマブルアッテネータを、下流側にデジタル制御プ
ログラマブルゲイン増幅器を設け、さらに、プログラマ
ブルアッテネータとデジタル制御プログラマブルゲイン
増幅器をそれぞれ制御する自動ゲイン制御回路を備えた
ものである。
【0017】請求項7の発明に係る信号処理装置は、請
求項6の発明において、自動ゲイン制御回路は、高周波
処理回路部のピーク値を所定時間保持する保持手段と、
この保持手段の出力を基準電圧で除算する除算手段と、
この除算手段の出力を対数変換しかつデジタル信号に変
換して、この変換信号の下位ビットをプログラマブルア
ッテネータに、上位ビットの補数をデジタル制御プログ
ラマブルゲイン増幅器に供給する設定手段とを有するも
のである。
【0018】請求項8の発明に係る信号処理装置は、請
求項1の発明において、高周波処理回路部の上流側と下
流側にそれぞれプログラマブルアッテネータを設け、さ
らに、プログラマブルアッテネータをそれぞれ制御する
自動ゲイン制御回路を備えたものである。
【0019】請求項9の発明に係る信号処理装置は、請
求項8の発明において、自動ゲイン制御回路は、高周波
処理回路部のピーク値を所定時間保持する保持手段と、
この保持手段の出力を基準電圧で除算する除算手段と、
この除算手段の出力を対数変換しかつデジタル信号に変
換して、この変換信号の上位ビットを下流側のプログラ
マブルアッテネータに、下位ビットを上流側のプログラ
マブルアッテネータに供給する設定手段とを有するもの
である。
【0020】請求項10の発明に係る信号処理装置は、
請求項1の発明において、高周波処理回路部の上流側に
プログラマブルアッテネータを、下流側に電圧制御増幅
器を設け、さらに、プログラマブルアッテネータと電圧
制御増幅器をそれぞれ制御する自動ゲイン制御回路を備
えたものである。
【0021】請求項11の発明に係る信号処理装置は、
請求項10の発明において、自動ゲイン制御回路は、高
周波処理回路部のピーク値を所定時間保持する保持手段
と、この保持手段の出力を基準電圧で除算する除算手段
と、この除算手段の出力を対数変換しかつデジタル信号
に変換して、この変換信号を上記プログラマブルアッテ
ネータに供給する第1の設定手段と、保持手段の出力を
基準電圧と乗算する乗算手段と、乗算手段の出力を対数
変換し、この変換信号を上記電圧制御増幅器に供給する
第2の設定手段とを有するものである。
【0022】請求項12の発明に係る信号処理装置は、
請求項1の発明において、カウンタ回路が出力するチャ
ンネルデータに応じてゲート信号を出力するゲート信号
回路と、高周波処理回路部の出力側にビーム位置モニタ
の出力チャンネル数に対応して設けられ、ゲート信号回
路からのゲート信号に応答して高周波処理回路部の出力
をサンプリングするサンプル・アンド・ホールド回路
と、このサンプル・アンド・ホールド回路の出力を濾波
するローパスフィルタとをさらに備えたものである。
【0023】請求項13の発明に係る信号処理装置は、
請求項1の発明において、カウンタ回路が出力するチャ
ンネルデータに応じて動作する低周波切換器と、ビーム
位置モニタの出力チャンネル数に対応して設けられ、低
周波切換器の出力に基づいて高周波処理回路部の出力を
サンプリングするサンプル・アンド・ホールド回路と、
このサンプル・アンド・ホールド回路の出力を濾波する
ローパスフィルタとをさらに備えたものである。
【0024】請求項14の発明に係る信号処理装置は、
請求項1〜13の発明において、同期信号発生器は、測
定データのサンプリング周波数の4倍以上で且つ中間周
波数以下の周波数を持つ基準信号を発生する基準信号発
生器と、この基準信号発生器からの基準信号の周波数を
サンプリング周波数に変換する周波数変換回路とを有す
るものである。
【0025】
【作用】請求項1の発明においては、頻繁に設定しなけ
ればならないチャンネル選択を自動スキャンし、チャン
ネルデータと選択チャンネルの検波出力データを同時に
外部の例えば制御用計算機へ送ることで高速な測定がで
きる。また、測定の高速化によりビーム位置情報を他の
機器にフィードバックすることのできる。また、この自
動スキャン機能を組み込むにあたってS/N比が悪化し
ない回路構成を提供できる。
【0026】請求項2の発明においては、各チャンネル
の総合的な増幅率のばらつきを補正した検波出力をする
機能を付加するもので、外部の例えば制御用計算機の演
算負荷を減らし、より高速なデータ処理・他機器へのフ
ィードバックを行うことができる。また、回路構成が簡
単で安価となる。また、より高精度な補正を行うことが
できる。
【0027】請求項3の発明においては、各チャンネル
の総合的な増幅率のばらつきを補正した検波出力をする
機能を付加するもので、外部の例えば制御用計算機の演
算負荷を減らし、より高速なデータ処理・他機器へのフ
ィードバックを行うことができる。請求項4の発明にお
いては、回路構成が簡単で安価となる。請求項5の発明
においては、より高精度な補正を行うことができる。各
チャンネルの総合的な増幅率のばらつきを補正した検波
出力をする機能を付加するもので、外部の例えば制御用
計算機の演算負荷を減らし、より高速なデータ処理・他
機器へのフィードバックを行うことができる。
【0028】請求項3の発明においては、各チャンネル
の総合的な増幅率のばらつきを補正した検波出力をする
機能を付加するもので、外部の例えば制御用計算機の演
算負荷を減らし、より高速なデータ処理・他機器へのフ
ィードバックを行うことができる。請求項4の発明にお
いては、回路構成が簡単で安価となる。請求項5の発明
においては、より高精度な補正を行うことができる。
【0029】請求項6の発明においては、プログラマブ
ルアッテネータの減衰率およびデジタル制御プログラマ
ブルゲイン増幅器の自動設定の機能を付与するので、制
御点数が減り、例えば制御用計算機の処理負荷を減らす
ことで、より高速なデータ処理・他機器へのフィードバ
ックを行うことができる。また、デジタル入出力カード
の枚数を減らし制御システムを安価にできる。
【0030】請求項7の発明においては、より制御点数
が減り、例えば制御用計算機の処理負荷を減らすこと
で、より高速なデータ処理・他機器へのフィードバック
を行うことができる。また、デジタル入出力カードの枚
数を減らし制御システムをより安価にできる。請求項8
の発明においては、回路構成が簡単で安価となる。請求
項9の発明においては、回路構成がより簡単で安価とな
る。
【0031】請求項10の発明においては、高精度な増
幅率設定を行うことができ、検波回路の出力の非直線性
によるビーム位置精度劣化を最小限にすることができ
る。請求項11の発明においては、より高精度な増幅率
設定を行うことができ、検波回路の出力の非直線性によ
るビーム位置精度劣化をより最小限にすることができ
る。請求項12の発明においては、データ収集に時間を
かけても良い場合に、より高精度なビーム位置測定を行
うことができる。請求項13の発明においては、回路構
成が簡単で安価となる。
【0032】請求項14の発明においては、各チャンネ
ルの総合的な増幅率のばらつきを補正した検波出力をす
る機能を付加するもので、外部の例えば制御用計算機の
演算負荷を減らし、より高速なデータ処理・他機器への
フィードバックを行うことができる。
【0033】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図に基づいて説
明する。図1はこの発明の第1の実施例を示す構成図で
ある。なお、図において、図11と対応する部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。図において、12
は同期信号発生器であって、所定周波数の基準信号を発
生する基準信号発生器13と、この基準信号発生器13
からの基準信号の周波数(基準周波数)を所定の周波数
に変換する周波数変換回路14を有する。
【0034】15は周波数変換回路14に接続され、高
周波4チャンネル切換器2および高周波多チャンネル切
換器3のチャンネル設定信号を出力するカウンタ回路、
16は周波数変換回路14に接続され、その出力信号を
所定時間遅延する遅延回路、17は高周波処理回路部1
1のローパスフィルタ10に接続され、遅延回路16の
出力をトリガー信号としてローパスフィルタ10からの
入力信号をA/D変換する高速アナログ/デジタル変換
器、18は高速アナログ/デジタル変換器17のストロ
ーブ出力をトリガー信号としてカウンタ回路15のチャ
ンネルデータ出力をラッチするラッチ回路である。
【0035】次に動作について説明する。カウンタ回路
15は、同期信号発生器12が出力する波形のパルス数
を0から接続チャンネル数までカウントし、接続チャン
ネル数が最大になった時点でカウントはリセットされ、
再度0からカウントしていく。そして、カウンタ回路1
5のカウント数の出力データの内、下位2ビットは高周
波4チャンネル切換器21〜2nに、残りの上位ビットは
高周波多チャンネル切換器3に出力され、自動的にチャ
ンネルがスキャンされる。また、カウンタ回路15のカ
ウント数の出力データは、チャンネルデータとして、並
列にラッチ回路18にも出力される。
【0036】一方、高速アナログ/デジタル変換器17
は、遅延回路16によって最適に遅延された同期信号発
生器12の出力をトリガーとして、高周波処理回路部の
検波出力、つまり、ローパスフィルタ10の出力を逐次
デジタルデータに変換していく。
【0037】ラッチ回路18は、高速アナログ/デジタ
ル変換器17のストローブ信号出力をトリガーにして、
カウンタ回路15が出力するチャンネルデータにラッチ
をかけ、高速アナログ/デジタル変換器17からの検波
出力データ(デジタル)とカウンタ回路15からのチャ
ンネルデータの同期をとる。このようにして、計算機2
0に、同期のとれたチャンネルデータと検波出力データ
を出力することができる。
【0038】同期信号発生器12は、サンプリング周波
数fsの4倍の周波数を持つ基準信号発生器13の出力
を、周波数変換回路14(例えば4カウントで1パルス
出力するカウンタ)がパルスの間引きをして、サンプリ
ング周波数の同期信号を発生する。ここで、基準信号発
生器13の周波数選定方法を述べる。高周波信号処理回
路部11の検波出力の帯域幅はローパスフィルタ10の
カットオフ周波数fcで決まる。サンプリング周波数fs
で高精度なデータ取得をためには、検波出力に十分な帯
域幅が必要で、次式の関係が必要である。
【0039】 fc ≧ 2×fs (1)
【0040】一方、基準信号発生器13からの発振信号
が高周波処理回路部11の信号に混入し、検波出力のS
/N比が劣化するのを防ぐ必要がある。よって、基準信
号発生器13の周波数f0は、高周波処理回路部11の
ローパスフィルタ10やバンドパスフィルタ8を通過し
ない、次式で表される範囲で選択する。
【0041】 fIF > f0 ≧ 2×fc ≧ 4×fs (2)
【0042】なお、この実施例では、f0=4×fsを選
択しているが、上述の範囲であれば他の周波数であって
もよい。このようにして、本実施例では、信号処理回路
内部の同期信号により自動的に全チャンネルをスキャン
し各チャンネル毎に測定データを出力するので、制御計
算機は、指令の通信に時間をかけずにデータを取得でき
る。このため、測定を高速化でき、他の荷電粒子加速器
の構成要素にビーム位置情報をフィードバックできるよ
うになる。また、チャンネル設定のためのデジタル入力
点数が不要となり、デジタル入出力カードの枚数を少な
くでき安価にすることができる。
【0043】実施例2.図2はこの発明の第2の実施例
を示す構成図である。なお、図において、図1と対応す
る部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図に
おいて、7bは図1のデジタル制御プログラマブルゲイ
ン増幅器7aの代わりに設けられた電圧制御増幅器、2
2はチャンネルを切り換える毎に増幅率を自動補正する
チャンネル間増幅率補正回路であって、このチャンネル
間増幅率補正回路22は、カウンタ回路15のチャンネ
ルデータ出力を切換チャンネル設定入力端に接続され、
共通ポートが接地された低周波切換器23と、低周波切
換器23の各出力ポートに接続されたディップスイッチ
回路と、ディップスイッチ回路24のデジタルデータ出
力側およびデジタル入出力カード19にそれぞれ接続さ
れたデジタル/アナログ変換器25aおよび25bと、
デジタル/アナログ変換器25aおよび25bの出力側
に接続され、出力を電圧制御増幅器7bの制御電圧入力
端に供給するアナログ乗算器26とを有する。11Aは
上述の構成要素4a,5,7b,8〜10からなる高周
波処理回路部である。なお、デジタル/アナログ変換器
25aおよび25bとアナログ乗算器26は設定手段を
構成する。
【0044】図3は、ディプスイッチ回路24の具体的
回路構成の一例を示す構成図であって、図において、2
7aおよび27bはディップスイッチ、28aおよび2
8bはディプスイッチ27aおよび27bの高圧側にそ
れぞれ接続された抵抗器、29は抵抗器28aおよび2
8bに接続された制御電源である。
【0045】次に、動作について説明する。なお、基本
的動作については、図1の場合と同様であるので、ここ
では、本実施例に関連する部分について説明する。低周
波切換器23は、カウンタ回路15から出力されるチャ
ンネルデータに対応するチャンネルに切り換わる。する
と、切り換わったチャンネルに接続されたディプスイッ
チ27aまたは27bの低圧側は接地される。ディップ
スイッチ27aおよび27bは予めチャンネル間増幅率
補正データとしてオン/オフが設定されている。従っ
て、ディップスイッチ27aまたは27bがオンの場合
そのスイッチのデータピンはLOWレベルとなり、OF
Fの場合は、データピンがHIGHレベルとなる。
【0046】各ディプスイッチのデータピンを並列に接
続することで切り換わったチャンネルと、他のディップ
スイッチのORをとり、デジタルデータが出力される。
出力されたデジタルデータはデジタル/アナログ変換器
25aにてアナログに変換される。もう一方のデジタル
/アナログ変換器25bは、制御用計算機20の増幅率
設定データ出力をアナログに変換する。アナログ乗算器
26は、デジタル/アナログ変換器25aおよび25b
の両アナログ出力を乗算した電圧を制御電圧として、電
圧制御増幅器7bへ出力する。
【0047】かくして、第1の実施例では、高周波4チ
ャンネル切換器21〜2nおよび高周波多チャンネル切換
器3の各チャンネルの挿入損失のばらつきを、計算機2
0に搭載されるソフトウェアにより補正していたが、本
実施例では、チャンネルを切り換える毎に増幅率が自動
補正され、ソフトウェアにより増幅率補正が不要とな
り、制御計算機の演算負荷を減らすことができ、より高
速な測定・他構成機器へのフィードバックが可能とな
る。
【0048】実施例3.図4はこの発明の第3の実施例
を示す構成図である。なお、図において、図1および図
2と対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図において、30はカウンタ回路15が出力する
チャンネルデータ出力をアドレスとする補正データメモ
リである。22Aはチャンネルを切り換える毎に増幅率
を自動補正するチャンネル間増幅率補正回路であって、
このチャンネル間増幅率補正回路22Aは、カウンタ回
路15のチャンネルデータ出力を切換チャンネル設定入
力端に接続され、共通ポートが接地された低周波切換器
23と、補正データメモリ30と、補正データメモリ3
0のデジタルデータ出力側およびデジタル入出力カード
19にそれぞれ接続されたデジタル/アナログ変換器2
5aおよび25bと、デジタル/アナログ変換器25a
および25bの出力側に接続され、出力を電圧制御増幅
器7bの制御電圧入力端に供給するアナログ乗算器26
とを有する。
【0049】次に、動作について説明する。なお、基本
的動作については、図1の場合と同様であるので、ここ
では、本実施例に関連する部分について説明する。カウ
ンタ回路15が出力するチャンネルデータをアドレスと
して、補正データメモリ30から、予め保存していた、
選択チャンネルに対応する補正データが出力される。補
正データは、デジタル/アナログ変換器25aにてアナ
ログに変換される。もう一方のデジタル/アナログ変換
器25bは、計算機20の増幅率設定データ出力をアナ
ログに変換する。アナログ乗算器26は、デジタル/ア
ナログ変換器25aおよび25bの両アナログ出力を乗
算した電圧を制御電圧として、電圧制御増幅器7bへ出
力する。かくして、本実施例では、単純な構成により第
2の実施例と同じ機能を安価に実現できる。
【0050】実施例4.図5はこの発明の第4の実施例
を示す構成図である。なお、図において、図1および図
2と対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図において、31は低周波切換器23の各ポート
に接続された可変抵抗器、32は低周波切換器23の共
通ポートに接続された基準電圧源である。22Bはチャ
ンネルを切り換える毎に増幅率を自動補正するチャンネ
ル間増幅率補正回路であって、このチャンネル間増幅率
補正回路22Bは、カウンタ回路15のチャンネルデー
タ出力を切換チャンネル設定入力端に接続され、共通ポ
ートが接地された低周波切換器23と、基準電圧源32
と、低周波切換器23の各ポートに接続された可変抵抗
器と、デジタル入出力カード19に接続されたデジタル
/アナログ変換器25bと、可変抵抗器31およびデジ
タル/アナログ変換器25の出力側に接続され、出力を
電圧制御増幅器7bの制御電圧入力端に供給するアナロ
グ乗算器26とを有する。なお、デジタル/アナログ変
換器25bとアナログ乗算器26は設定手段を構成す
る。
【0051】次に、動作について説明する。なお、基本
的動作については、図1の場合と同様であるので、ここ
では、本実施例に関連する部分について説明する。低周
波切換器23は、カウンタ回路15から出力されるチャ
ンネルデータに対応するチャンネルに切り換わる。する
と、切り換わったチャンネルに接続された可変抵抗器3
1の高圧側が基準電圧源32と接続される。
【0052】可変抵抗器31は予めチャンネル間増幅率
補正データとして抵抗値が設定されており、可変抵抗器
31のスライダーの端子からは設定抵抗値に比例した電
圧が出力される。一方、デジタル/アナログ変換器25
bは、計算機20の増幅率設定データ出力をアナログに
変換する。アナログ乗算器26は、可変抵抗器31およ
びデジタル/アナログ変換器25bからの両アナログ出
力を乗算した電圧を制御電圧として、電圧制御増幅器7
bへ出力する。かくして、本実施例では、補正データと
して可変抵抗器31を使用することにより、デジタルの
桁数の影響を受ないので、高精度な補正が可能となる。
【0053】実施例5.図6はこの発明の第5の実施例
を示す構成図である。なお、図において、図1と対応す
る部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図に
おいて、34は高周波処理回路部11の検波出力側すな
わちローパスフィルタ10の出力側に接続され、その検
波出力のピーク値をホールドするピークホールド回路、
35はピークホールド回路34の出力側に接続され、ピ
ークホールド回路34の出力を所定時間保持するトラッ
ク・アンド・ホールド回路、36は基準電圧源、37は
トラック・アンド・ホールド回路35の出力信号を基準
電圧源36からの基準電圧で除算するアナログ除算器、
38はアナログ除算器37の出力を対数変換するための
対数増幅器、39は対数増幅器38の出力側に接続され
たアナログ・デジタル変換器である。41はアナログ/
デジタル変換器39の出力の上位ビットに基づいて増幅
率設定データを演算する補数演算回路である。40は上
述の構成要素34〜39および41から成り、プログラ
マブルアッテネータ4aに上位ビットを、プログラマブ
ルゲイン増幅器7aに下位ビットの補数を出力する自動
ゲイン制御回路である。なお、ピークホールド回路35
とトラック・アンド・ホールド回路35は保持手段を構
成し、基準電圧源36とアナログ除算器37は除算手段
を構成し、対数増幅器38とアナログ・デジタル変換器
39は設定手段を構成する。
【0054】次に、動作について説明する。なお、基本
的動作については、図1の場合と同様であるので、ここ
では、本実施例に関連する部分について説明する。カウ
ンタ回路15は、カウント0になったときにトリガ信号
を発生する。ピークホールド回路34は高周波信号処理
回路部11の出力をピークホールドし、その値をトラッ
ク・アンド・ホールド回路35に出力する。カウンタ回
路15のカウントが0となったときトリガ信号が発生さ
れ、トラック・アンド・ホールド回路35ではその時点
のピークホールド回路34の出力値を出力し、ピークホ
ールド回路34はリセットされ電圧0Vとなる。
【0055】アナログ除算器37は、トラック・アンド
・ホールド回路35の出力を基準電圧源36からの基準
電圧で除算した電圧を、対数増幅器38に出力する。対
数増幅器38は対数演算を行いアナログ/デジタル変換
器39に出力する。アナログ/デジタル変換器39は入
力電圧をデジタル信号に変換し、下位ビットをプログラ
マブルアッテネータ4aに出力し、これによって、減衰
率の設定が行われる。一方、アナログ/デジタル変換器
39の出力の上位ビットは、補数演算回路41にて、増
幅率設定データに変換され、デジタル制御プログラマブ
ルゲイン増幅器7aに出力される。かくして、検波出力
の最大出力電圧の設定値Vmaxを基準電圧源と同じ値に
しておくと、自動的に減衰率・増幅率が調整される。こ
のように、本実施例では、自動的に減衰率・増幅率が調
整されるので、減衰率設定及び増幅率設定のための制御
点数を省くことができ、デジタル入出力カードの枚数を
減らし安価にできると共に、計算機の演算負荷を減ら
し、より高速な測定・他機器へのフィードバックが可能
となる。
【0056】実施例6.図7はこの発明の第6の実施例
を示す構成図である。なお、図において、図1および図
6と対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。図において、4bはダウンコンバータ5の出力側
に設けられたプログラマブルアッテネータ、7cはプロ
グラマブルアッテネータ4bの出力側に設けられた固定
ゲイン増幅器である。41は上述の構成要素34〜39
から成り、プログラマブルアッテネータ4aに下位ビッ
トを、プログラマブルアッテネータ4bに上位ビットを
出力する自動ゲイン制御回路である。11Bは上述の構
成要素4a,5,4b,7c,8〜10からなる高周波
処理回路部である。
【0057】次に、動作について説明する。なお、基本
的動作については、図1の場合と同様であるので、ここ
では、本実施例に関連する部分について説明する。カウ
ンタ回路15は、カウント0になったときにトリガ信号
を発生する。ピークホールド回路34は高周波信号処理
回路部11Bの出力をピークホールドし、その値をトラ
ック・アンド・ホールド回路35に出力する。カウンタ
回路15のカウントが0となったときトリガ信号が発生
され、トラック・アンド・ホールド回路35ではその時
点のピークホールド回路34の出力値を出力し、ピーク
ホールド回路34はリセットされ電圧0Vとなる。
【0058】アナログ除算器37はトラック・アンド・
ホールド回路35の出力を基準電圧源36からの基準電
圧で除算した電圧を、対数増幅器38に出力する。対数
増幅器38は対数演算を行いアナログ/デジタル変換器
39に出力する。アナログ/デジタル変換器39は入力
電圧をデジタル信号に変換し、その下位ビットをプログ
ラマブルアッテネータ4aに出力し、これによって、減
衰率の設定が行われる。一方、アナログ/デジタル変換
器39の出力の上位ビットは、プログラマブルアッテネ
ータ4bに出力し、これによって、減衰率の設定が行わ
れる。かくして、本実施例では、デジタル制御プログラ
マブルゲイン増幅器7aの代わりに、これをプログラマ
ブルアッテネータ4aと固定ゲイン増幅器4bで構成す
ることにより、補数演算回路41を省くことができる。
【0059】実施例7.図8はこの発明の第7の実施例
を示す構成図である。なお、図において、図1,図5お
よび図6と対応する部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。図において、38aはアナログ除算器37
の出力を対数変換するための対数増幅器、39は対数増
幅器38aの出力側に接続されたアナログ・デジタル変
換器、43はトラック・アンド・ホールド回路35の出
力信号を基準電圧源36からの基準電圧で乗算するアナ
ログ乗算器であり、もう1個の対数増幅器38bに乗算
結果を出力する。42はプログラマブルアッテネータ4
aにデジタルデータを、電圧制御増幅器7bに制御電圧
を出力する自動ゲイン制御回路である。なお、対数増幅
器38aとアナログ・デジタル変換器39は第1の設定
手段を構成し、対数増幅器38bとアナログ乗算器43
は第2の設定手段を構成する。
【0060】次に、動作について説明する。なお、基本
的動作については、図1の場合と同様であるので、ここ
では、本実施例に関連する部分について説明する。カウ
ンタ回路15は、カウント0になったときにトリガ信号
を発生する。ピークホールド回路34は高周波信号処理
回路部11Aの出力をピークホールドし、その値をトラ
ック・アンド・ホールド回路35に出力する。カウンタ
回路15のカウントが0となったときトリガ信号が発生
され、トラック・アンド・ホールド回路35ではその時
点のピークホールド回路34の出力値を出力し、ピーク
ホールド回路34はリセットされ電圧0Vとなる。
【0061】アナログ除算器37はトラック・アンド・
ホールド回路35の出力を基準電圧源36からの基準電
圧で除算した電圧を、対数増幅器38aに出力する。対
数増幅器38aは対数演算を行いアナログ/デジタル変
換器39に出力する。アナログ/デジタル変換器39は
入力電圧をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号
は、プログラマブルアッテネータ4aに出力され、減衰
率の設定が行われる。アナログ乗算器43はトラック・
アンド・ホールド回路35の出力を基準電圧源36から
の基準電圧で乗算した電圧を、対数増幅器38bに出力
する。対数増幅器38bは対数演算を行い演算結果を電
圧制御増幅器7bに出力し、増幅率設定を行う。かくし
て、本実施例では、増幅率設定は、電圧にて行うため、
デジタルのビット数に依存せず、高精度に行うことがで
きる。
【0062】実施例8.図9はこの発明の第8の実施例
を示す構成図である。なお、図において、図1と対応す
る部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図に
おいて、7cはダウンコンバータ5の出力側に設けられ
た中間周波増幅器である。11Cは上述の構成要素4
a,5,7d,8〜10からなる高周波処理回路部であ
る。44はカウンタ回路15から出力されるチャンネル
データが供給されるゲート信号回路、451〜45nは高
周波処理回路部11Cの検波出力側すなわちローパスフ
ィルタ10の出力側に接続されたサンプル・アンド・ホ
ールド回路、461〜46nはサンプル・アンド・ホール
ド回路451〜45nにそれぞれ接続されたローパスフィ
ルタ、これらのローパスフィルタは、高周波処理回路部
11C内のローパスフィルタ10よりもはるかに低いカ
ットオフ周波数を持つ。サンプル・アンド・ホールド回
路451〜45nおよびローパスフィルタ461〜46n
ビーム位置モニタ・電極のチャンネル数と同じ数だけ接
続されている。なお、ここでは、デジタル入出力カード
19と制御用計算機20は、その図示を省略している。
【0063】次に、動作について説明する。なお、基本
的動作については、図1の場合と同様であるので、ここ
では、本実施例に関連する部分について説明する。ゲー
ト信号回路44は、選択されているチャンネルに対応し
たサンプル・アンド・ホールド回路451〜45nに、チ
ャンネルが選択されている間だけゲート信号を出力す
る。サンプル・アンド・ホールド回路451〜45nは、
ゲートがかかっている間だけピーク電圧を検出し、その
電圧を保持する。ローパスフィルタ461〜46nのカッ
トオフ周波数は、高周波処理回路部11C内のローパス
フィルタ10よりもはるかに低く、チャンネルスキャン
周波数の数倍である。かくして、本実施例では、ローパ
スフィルタ461〜46nにより、検波出力の帯域を狭め
られ、S/N比を向上させた出力を得ることができる。
【0064】実施例9.図10はこの発明の第9の実施
例を示す構成図である。なお、図において、図1および
図9と対応する部分には同一符号を付し、その説明を省
略する。図において、47は高周波処理回路部11Cの
検波出力側が共通ポートに接続され、カウンタ回路15
のチャンネルデータ出力側がチャンネル設定入力端に接
続され、カウンタ回路15が出力するチャンネルデータ
に応じて動作するた低周波切換器、481〜48nは低周
波切換器47の各出力ポートにそれぞれ接続さ、ビーム
位置モニタの出力チャンネル数と同数のピークホールド
を行うピークホールド回路である。ピークホールド回路
481〜48nの出力側は、高周波処理回路部11C内の
ローパスフィルタ10よりもはるかに低いカットオフ周
波数を持つローパスフィルタ461〜46nにそれぞれ接
続される。なお、ここでも、デジタル入出力カード19
と制御用計算機20は、その図示を省略している。
【0065】次に、動作について説明する。なお、基本
的動作については、図1の場合と同様であるので、ここ
では、本実施例に関連する部分について説明する。低周
波切換器47は、カウンタ回路15から出力するチャン
ネルデータに対応する出力ポートに接続する。ピークホ
ールド回路481〜48nは入力されてくるチャンネルデ
ータのピークを検出すると、そのピーク電圧を保持しよ
うとする。しかし、ピークを検出した後ピークホールド
回路481〜48n固有の時定数で電圧が落ちてくるの
で、再度同じチャンネルが選択されるころには、ピーク
電圧よりも低くなり、再度ピークホールドを行う。
【0066】かくして、ピークホールド回路481〜4
nの出力は鋸波のような形状になる。この波形をロー
パスフィルタ461〜46nにて平滑化を行う。ローパス
フィルタ461〜46nのカットオフ周波数は、高周波処
理回路部11C内のローパスフィルタ10よりもはるか
に低く、チャンネルスキャン周波数の数倍であるので、
このローパスフィルタ461〜46nにより、検波出力の
帯域を狭められ、S/N比を向上させた出力を得ること
ができる。このように、本実施例では、比較的安価な低
周波切換器を使用することにより第8の実施例と同じ機
能を安価に実現できる。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、高周波切換器
を切り換えることにより複数台のビーム位置モニタの出
力を取り込んで測定する高周波処理回路部と、同期信号
を発生する同期信号発生器と、同期信号のパルス数をカ
ウントし、そのカウント出力に基づいて高周波切換器の
切り換えを行うカウンタ回路と、同期信号をトリガーと
して、高周波処理回路部の出力を高速にデジタルに変換
する高速アナログ/デジタル変換器とを備えたので、頻
繁に設定しなければならないチャンネル選択を自動スキ
ャンし、チャンネルデータと選択チャンネルの検波出力
データを同時に外部の例えば制御用計算機へ送ることで
高速な測定ができ、また、測定の高速化によりビーム位
置情報を他の機器にフィードバックすることができ、さ
らに、この自動スキャン機能を組み込むにあたってS/
N比が悪化しない回路構成を提供できるという効果があ
る。
【0068】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、高周波処理回路部に電圧制御増幅器を設け、
さらに、電圧制御増幅器に制御電圧を供給するチャンネ
ル間増幅率補正回路を備えたので、各チャンネルの総合
的な増幅率のばらつきを補正した検波出力をする機能を
付加して、外部の例えば制御用計算機の演算負荷を減ら
し、より高速なデータ処理・他機器へのフィードバック
を行うことのでき、また、回路構成が簡単で安価とな
り、しかも、より高精度な補正を行うことができるとい
う効果がある。
【0069】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
において、チャンネル間増幅率補正回路は、カウンタ回
路が出力するチャンネルデータに応じて動作する低周波
切換器と、この低周波切換器に接続され、ビーム位置モ
ニタの出力チャンネル数に対応して設けられたディップ
スイッチと、このディップスイッチからの出力信号と外
部からの増幅率設定信号をアナログ信号に変換した後乗
算し、制御電圧として電圧制御増幅器に供給する設定手
段とを有するので、各チャンネルの総合的な増幅率のば
らつきを補正した検波出力をする機能を付加して、外部
の例えば制御用計算機の演算負荷を減らし、より高速な
データ処理・他機器へのフィードバックを行うことがで
きるという効果がある。
【0070】請求項4の発明によれば、請求項2の発明
において、チャンネル間増幅率補正回路は、選択チャン
ネルに対応する補正データを予め記憶し、カウンタ回路
が出力するチャンネルデータをアドレスとして出力する
メモリ回路と、このメモリ回路からの出力信号と外部か
らの増幅率設定信号をアナログ信号に変換した後乗算
し、制御電圧として電圧制御増幅器に供給する設定手段
とを有するので、回路構成が簡単で安価となるという効
果がある。
【0071】請求項5の発明によれば、請求項2の発明
において、チャンネル間増幅率補正回路は、上記カウン
タ回路が出力するチャンネルデータに応じて動作する低
周波切換器と、この低周波切換器に接続された基準電圧
源と、この基準電圧源に高圧側が接続され、ビーム位置
モニタの出力チャンネル数と同数の抵抗素子を有する可
変抵抗器と、この可変抵抗器からの出力信号と外部から
のアナログ変換された増幅率設定信号を乗算し、制御電
圧として電圧制御増幅器に供給する設定手段とを有する
ので、より高精度な補正を行うことができるという効果
がある。
【0072】請求項6の発明によれば、請求項1の発明
において、高周波処理回路部の上流側にプログラマブル
アッテネータを、下流側にデジタル制御プログラマブル
ゲイン増幅器を設け、さらに、プログラマブルアッテネ
ータとデジタル制御プログラマブルゲイン増幅器をそれ
ぞれ制御する自動ゲイン制御回路を備えたので、各チャ
ンネルの総合的な増幅率のばらつきを補正した検波出力
をする機能を付加して、外部の例えば制御用計算機の演
算負荷を減らし、より高速なデータ処理・他機器へのフ
ィードバックを行うことができ、また、デジタル入出力
カードの枚数を減らし制御システムを安価にできるとい
う効果がある。
【0073】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
において、自動ゲイン制御回路は、高周波処理回路部の
ピーク値を所定時間保持する保持手段と、この保持手段
の出力を基準電圧で除算する除算手段と、この除算手段
の出力を対数変換しかつデジタル信号に変換して、この
変換信号の下位ビットをプログラマブルアッテネータ
に、上位ビットの補数をデジタル制御プログラマブルゲ
イン増幅器に供給する設定手段とを有するので、より制
御点数が減り、例えば制御用計算機の処理負荷を減らす
ことで、より高速なデータ処理・他機器へのフィードバ
ックを行うことができ、また、デジタル入出力カードの
枚数を減らし制御システムをより安価にできるという効
果がある。
【0074】請求項8の発明によれば、請求項1の発明
において、高周波処理回路部の上流側と下流側にそれぞ
れプログラマブルアッテネータを設け、さらに、プログ
ラマブルアッテネータをそれぞれ制御する自動ゲイン制
御回路を備えたので、回路構成が簡単で安価となるとい
う効果がある。
【0075】請求項9の発明によれば、請求項8の発明
において、自動ゲイン制御回路は、高周波処理回路部の
ピーク値を所定時間保持する保持手段と、この保持手段
の出力を基準電圧で除算する除算手段と、この除算手段
の出力を対数変換しかつデジタル信号に変換して、この
変換信号の上位ビットを下流側のプログラマブルアッテ
ネータに、下位ビットを上流側のプログラマブルアッテ
ネータに供給する設定手段とを有するので、回路構成が
より簡単で安価となるという効果がある。
【0076】請求項10の発明によれば、請求項1の発
明において、高周波処理回路部の上流側にプログラマブ
ルアッテネータを、下流側に電圧制御増幅器を設け、さ
らに、プログラマブルアッテネータと電圧制御増幅器を
それぞれ制御する自動ゲイン制御回路を備えたので、高
精度な増幅率設定を行うことができ、検波回路の出力の
非直線性によるビーム位置精度劣化を最小限にすること
ができるという効果がある。
【0077】請求項11の発明によれば、請求項10の
発明において、自動ゲイン制御回路は、高周波処理回路
部のピーク値を所定時間保持する保持手段と、この保持
手段の出力を基準電圧で除算する除算手段と、この除算
手段の出力を対数変換しかつデジタル信号に変換して、
この変換信号を上記プログラマブルアッテネータに供給
する第1の設定手段と、保持手段の出力を基準電圧と乗
算する乗算手段と、乗算手段の出力を対数変換し、この
変換信号を上記電圧制御増幅器に供給する第2の設定手
段とを有するので、より高精度な増幅率設定を行うこと
ができ、検波回路の出力の非直線性によるビーム位置精
度劣化をより最小限にすることができるという効果があ
る。
【0078】請求項12の発明によれば、請求項1の発
明において、カウンタ回路が出力するチャンネルデータ
に応じてゲート信号を出力するゲート信号回路と、高周
波処理回路部の出力側にビーム位置モニタの出力チャン
ネル数に対応して設けられ、ゲート信号回路からのゲー
ト信号に応答して高周波処理回路部の出力をサンプリン
グするサンプル・アンド・ホールド回路と、このサンプ
ル・アンド・ホールド回路の出力を濾波するローパスフ
ィルタとをさらに備えたので、データ収集に時間をかけ
ても良い場合に、より高精度なビーム位置測定を行うこ
とができるという効果がある。
【0079】請求項13の発明によれば、請求項1の発
明において、カウンタ回路が出力するチャンネルデータ
に応じて動作する低周波切換器と、ビーム位置モニタの
出力チャンネル数に対応して設けられ、低周波切換器の
出力に基づいて高周波処理回路部の出力をサンプリング
するサンプル・アンド・ホールド回路と、このサンプル
・アンド・ホールド回路の出力を濾波するローパスフィ
ルタとをさらに備えたので、回路構成が簡単で安価とな
るという効果がある。
【0080】請求項14の発明によれば、請求項1〜1
3の発明において、同期信号発生器は、測定データのサ
ンプリング周波数の4倍以上で且つ中間周波数以下の周
波数を持つ基準信号を発生する基準信号発生器と、この
基準信号発生器からの基準信号の周波数をサンプリング
周波数に変換する周波数変換回路とを有するので、各チ
ャンネルの総合的な増幅率のばらつきを補正した検波出
力をする機能を付加して、外部の例えば制御用計算機の
演算負荷を減らし、より高速なデータ処理・他機器への
フィードバックを行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の発明の実施例を示すブロック
図である。
【図2】この発明の第2の発明の実施例を示すブロック
図である。
【図3】この発明の第2の発明の実施例を主要部の詳細
なブロック図である。
【図4】この発明の第3の発明の実施例を示すブロック
図である。
【図5】この発明の第4の発明の実施例を示すブロック
図である。
【図6】この発明の第5の発明の実施例を示すブロック
図である。
【図7】この発明の第6の発明の実施例を示すブロック
図である。
【図8】この発明の第7の発明の実施例を示すブロック
図である。
【図9】この発明の第8の発明の実施例を示すブロック
図である。
【図10】この発明の第9の発明の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図11】従来のビーム位置モニタ信号処理回路を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1〜1n ビーム位置モニタ、21〜2n 高周波チャン
ネル切換器、3 高周波多チャンネル切換器、4a,4
b プログラマブルアッテネータ、7a デジタル制御
プログラマブルゲイン増幅器、7b 電圧制御増幅器、
11、11A,11B,11C 高周波処理回路部、1
2 同期信号発生器、13 基準信号発生器、14 周
波数変換回路、22、22A、22B チャンネル間増
幅率補正回路、25a,25b デジタル/アナログ変
換器、27a、27b ディップスイッチ、31 可変
抵抗器、32、36 基準電圧源、34 ピークホール
ド回路、35 トラック・アンド・ホールド回路、38
対数増幅器、39 アナログ/デジタル変換器、4
0、42 自動ゲイン制御回路、41 補数演算回路、
451〜45n サンプル・アンド・ホールド回路、46
1〜46n ローパスフィルタ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波切換器を切り換えることにより複
    数台のビーム位置モニタの出力を取り込んで測定する高
    周波処理回路部と、 同期信号を発生する同期信号発生器と、 上記同期信号のパルス数をカウントし、そのカウント出
    力に基づいて上記高周波切換器の切り換えを行うカウン
    タ回路と、 上記同期信号をトリガーとして、上記高周波処理回路部
    の出力を高速にデジタルに変換する高速アナログ/デジ
    タル変換器とを備えたことを特徴とする信号処理回路。
  2. 【請求項2】 上記高周波処理回路部に電圧制御増幅器
    を設け、 さらに、上記電圧制御増幅器に制御電圧を供給するチャ
    ンネル間増幅率補正回路を備えた請求項1記載の信号処
    理回路。
  3. 【請求項3】 上記チャンネル間増幅率補正回路は、上
    記カウンタ回路が出力するチャンネルデータに応じて動
    作する低周波切換器と、該低周波切換器に接続され、上
    記ビーム位置モニタの出力チャンネル数に対応して設け
    られたディップスイッチと、該ディップスイッチからの
    出力信号と外部からの増幅率設定信号をアナログ信号に
    変換した後乗算し、制御電圧として上記電圧制御増幅器
    に供給する設定手段とを有する請求項2記載の信号処理
    回路。
  4. 【請求項4】 上記チャンネル間増幅率補正回路は、選
    択チャンネルに対応する補正データを予め記憶し、上記
    カウンタ回路が出力するチャンネルデータをアドレスと
    して出力するメモリ回路と、該メモリ回路からの出力信
    号と外部からの増幅率設定信号をアナログ信号に変換し
    た後乗算し、制御電圧として上記電圧制御増幅器に供給
    する設定手段とを有する請求項2記載の信号処理回路。
  5. 【請求項5】 上記チャンネル間増幅率補正回路は、上
    記カウンタ回路が出力するチャンネルデータに応じて動
    作する低周波切換器と、該低周波切換器に接続された基
    準電圧源と、該基準電圧源に高圧側が接続され、上記ビ
    ーム位置モニタの出力チャンネル数と同数の抵抗素子を
    有する可変抵抗器と、該可変抵抗器からの出力信号と外
    部からのアナログ変換された増幅率設定信号を乗算し、
    制御電圧として上記電圧制御増幅器に供給する設定手段
    とを有する請求項2記載の信号処理回路。
  6. 【請求項6】 上記高周波処理回路部の上流側にプログ
    ラマブルアッテネータを、下流側にデジタル制御プログ
    ラマブルゲイン増幅器を設け、 さらに、上記プログラマブルアッテネータと上記デジタ
    ル制御プログラマブルゲイン増幅器をそれぞれ制御する
    自動ゲイン制御回路を備えた請求項1記載の信号処理回
    路。
  7. 【請求項7】 上記自動ゲイン制御回路は、上記高周波
    処理回路部のピーク値を所定時間保持する保持手段と、
    該保持手段の出力を基準電圧で除算する除算手段と、該
    除算手段の出力を対数変換しかつデジタル信号に変換し
    て、該変換信号の下位ビットを上記プログラマブルアッ
    テネータに、上位ビットの補数を上記デジタル制御プロ
    グラマブルゲイン増幅器に供給する設定手段とを有する
    請求項6記載の信号処理回路。
  8. 【請求項8】 上記高周波処理回路部の上流側と下流側
    にそれぞれプログラマブルアッテネータを設け、 さらに、上記プログラマブルアッテネータをそれぞれ制
    御する自動ゲイン制御回路を備えた請求項1記載の信号
    処理回路。
  9. 【請求項9】 上記自動ゲイン制御回路は、高周波処理
    回路部のピーク値を所定時間保持する保持手段と、該保
    持手段の出力を基準電圧で除算する除算手段と、該除算
    手段の出力を対数変換しかつデジタル信号に変換して、
    該変換信号の上位ビットを下流側の上記プログラマブル
    アッテネータに、下位ビットを上流側の上記プログラマ
    ブルアッテネータに供給する設定手段とを有する請求項
    8記載の信号処理回路。
  10. 【請求項10】上記高周波処理回路部の上流側にプログ
    ラマブルアッテネータを、下流側に電圧制御増幅器を設
    け、 さらに、上記プログラマブルアッテネータと上記電圧制
    御増幅器をそれぞれ制御する自動ゲイン制御回路を備え
    た請求項1記載の信号処理回路。
  11. 【請求項11】 上記自動ゲイン制御回路は、高周波処
    理回路部のピーク値を所定時間保持する保持手段と、該
    保持手段の出力を基準電圧で除算する除算手段と、該除
    算手段の出力を対数変換しかつデジタル信号に変換し
    て、該変換信号を上記プログラマブルアッテネータに供
    給する第1の設定手段と、上記保持手段の出力を基準電
    圧と乗算する乗算手段と、上記乗算手段の出力を対数変
    換し、該変換信号を上記電圧制御増幅器に供給する第2
    の設定手段とを有する請求項10記載の信号処理回路。
  12. 【請求項12】 上記カウンタ回路が出力するチャンネ
    ルデータに応じてゲート信号を出力するゲート信号回路
    と、上記高周波処理回路部の出力側に上記ビーム位置モ
    ニタの出力チャンネル数に対応して設けられ、上記ゲー
    ト信号回路からのゲート信号に応答して上記高周波処理
    回路部の出力をサンプリングするサンプル・アンド・ホ
    ールド回路と、該サンプル・アンド・ホールド回路の出
    力を濾波するローパスフィルタとをさらに備えた請求項
    1記載の信号処理回路。
  13. 【請求項13】 上記カウンタ回路が出力するチャンネ
    ルデータに応じて動作する低周波切換器と、上記ビーム
    位置モニタの出力チャンネル数に対応して設けられ、上
    記低周波切換器の出力に基づいて上記高周波処理回路部
    の出力をサンプリングするサンプル・アンド・ホールド
    回路と、該サンプル・アンド・ホールド回路の出力を濾
    波するローパスフィルタとをさらに備えた請求項1記載
    の信号処理回路。
  14. 【請求項14】 上記同期信号発生器は、測定データの
    サンプリング周波数の4倍以上で且つ中間周波数以下の
    周波数を持つ基準信号を発生する基準信号発生器と、該
    基準信号発生器からの基準信号の周波数をサンプリング
    周波数に変換する周波数変換回路とを有する請求項1〜
    13のいずれかに記載の信号処理回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011047798A (ja) * 2009-08-27 2011-03-10 Mitsubishi Electric Corp 放射線分布検出回路
JP2011259323A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Panasonic Electric Works Co Ltd 複数のpwm信号を用いて出力を制御する方法

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