JPH0833275A - ブロアおよびその始動方法 - Google Patents

ブロアおよびその始動方法

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JPH0833275A
JPH0833275A JP15626794A JP15626794A JPH0833275A JP H0833275 A JPH0833275 A JP H0833275A JP 15626794 A JP15626794 A JP 15626794A JP 15626794 A JP15626794 A JP 15626794A JP H0833275 A JPH0833275 A JP H0833275A
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JP
Japan
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fan
motor
housing
rotation
blower
Prior art date
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Pending
Application number
JP15626794A
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English (en)
Inventor
Takeyoshi Oki
建好 沖
Junji Senoo
純二 瀬野尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Meishin Kogyo KK
Original Assignee
Fujikura Ltd
Meishin Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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Publication of JPH0833275A publication Critical patent/JPH0833275A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風量が大きく、静圧が高く、しかも低騒音で
安価であり、ハンドドライヤーなどに好適なブロアを得
る。 【構成】 筺体21に耐熱巻線を備えたモータ25およ
びターボファン30がそれぞれの回転軸を平行となるよ
うに離れて取り付けられ、モータ25の回転軸27の一
方の側には一次プーリ28が取り付けられ、回転軸27
の他方の側のモータの端部が筺体21に形成された吸気
口22に臨んでおり、ターボファン30の回転軸32に
は二次プーリ36が取り付けられ、ターボファン30の
ファン31は筺体21の上記吸気口側に設けられたファ
ンケース29に収められ、このファンケース29にはフ
ァン31の回転により生じた空気流をその接線方向に排
気する排気口34が形成され、一次プーリ28と二次プ
ーリ36との間にはベルト37が懸け渡されてモータ2
5の回転が増速してターボファン30に伝えられる増速
機構となっており、筺体21の吸気口22から吸気され
た空気が、モータ25を通り、ターボファン30に到
り、排気口34から排気されるようにしたブロア。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハンドドライヤー、
布類乾燥機、食器乾燥機、生ゴミ乾燥機、浴室乾燥機、
据付型ヘヤードライヤーなどの各種乾燥機やガス燃焼ボ
イラー、石油燃焼ボイラーなどのボイラーの強制給気装
置などに用いられるブロアおよびその始動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】洗面所等に設置され、手洗い後の濡れた
手に大量の風を吹きつけて乾燥させるものとしてハンド
ドライヤーがある。このハンドドライヤーは、大風量の
加温空気を短時間に高速で吹き出す構造であり、かつ小
型であることが必要であるため、ファンとモータとを一
体化した構造のブロアモータが用いられている。
【0003】図9は、このようなハンドドライヤーなど
の用途に用いられる従来のブロアモータを示すもので、
図中符号1は金属製の筐体である。この筐体1は、概略
円筒状のものであって、その一方の開口端には蓋状の吸
気パネル2が取り付けられている。この吸気パネル2の
中央部には吸気孔3が形成されており、ここより外部の
空気が吸気されるようになっている。
【0004】吸気パネル2の内側にはターボファン4が
設けられており、このターボファン4は、口径が80〜
120mmのものであり、回転数22000〜2500
0rpmで回転するようなものが用いられる。このター
ボファン4の内側には円形の整流板5が取り付けられて
いる。この整流板5は、ターボファン4で生じて高速流
の空気の流れを整え、後述するモータの方向に流すよう
にするためのものである。
【0005】また、筐体1の他方の開口端の排気口6に
臨むようにモータ7が設けられている。このモータ7に
は、回転数20000〜25000rpmで回転するイ
ンバータモータが用いられる。また、モータ7の回転軸
8は、上記ターボファン4の駆動軸9に直結され、ター
ボファン4を高速回転させるようになっている。さらに
モータ7の外装ケース10には、通風のための通気孔1
1…が多数形成されている。
【0006】このようなブロアモータにおいては、モー
タ7を回転させることでターボファン4を駆動し、外部
の空気を吸気孔3から筐体1内に吸気する。この空気は
整流板5を経て、モータ7に流れる。モータ7において
は、回転によって電力の一部が熱となり、発熱するが、
この熱が上記空気流によって冷却され、空気流は加温空
気流となって排気口6から排出される。そして、大風量
で静圧の高い空気流を上述のように必要とするため、モ
ータ7に高速回転が可能なインバータモータを用いてタ
ーボファン4を20000〜25000rpmで回転さ
せるようにしている。
【0007】しかしながら、このような構造のブロアモ
ータにあっては、ターボファンを上述のように高速回転
させて必要な風量、静圧を確保しているため、風量を大
きくしようとするとモータ7の消費電力が増大する欠点
があった。また、ターボファン4で発生した空気流がモ
ータ7を通って排気口6が排出されて、手の乾燥などに
用いられるようになっているので、筐体1内で風量、風
圧が損失し、ターボファン4で発生した空気流の利用効
率が低い欠点もあった。さらに、高速回転を行うために
ターボファンから発生する騒音が非常に大きい欠点があ
った。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、この発明にお
ける課題は、風量、風圧が十分高いにもかかわらず、消
費電力が少なくて済み、しかも騒音が小さく、空気利用
効率の良いブロアを得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、筐体に耐
熱巻線を備えたモータおよびターボファンがそれぞれの
回転軸を平行となるように離れて取り付けられ、モータ
の回転軸の一方の側には一次プーリが取り付けられ、回
転軸の他方の側のモータの端部が筐体に形成された吸気
口に臨んでおり、ターボファンの回転軸には二次プーリ
が取り付けられ、ターボファンのファンは筐体に設けら
れたファンケースに収められ、このファンケースにはフ
ァンの回転により生じた空気流をその接線方向に排気す
る排気口が形成され、一次プーリと二次プーリとの間に
はベルトが懸け渡されてモータの回転が増速してターボ
ファンに伝えられる増速機構となっており、筐体の吸気
口から吸気された空気が、モータを通り、ターボファン
に到り、排気口から排気されるようにしたブロアで解決
される。
【0010】筐体に耐熱巻線を備えたモータおよびシロ
ッコファンがそれぞれの回転軸を平行となるように離れ
て取り付けられ、モータの回転軸の一方の側には一次プ
ーリが取り付けられ、回転軸の他方の側のモータの端部
が筐体に形成された吸気口に臨んでおり、シロッコファ
ンの回転軸には二次プーリが取り付けられ、シロッコフ
ァンのファンは筐体に設けられたファンケースに収めら
れ、このファンケースにはファンの回転により生じた空
気流をその接線方向に排気する排気口が形成され、一次
プーリと二次プーリとの間にはベルトが懸け渡されてモ
ータの回転が増速してシロッコファンに伝えられる増速
機構となっており、筐体の吸気口から吸気された空気
が、モータを通り、シロッコファンに到り、排気口から
排気されるようにしたブロアで解決される。
【0011】筐体に耐熱巻線を備えたモータおよびター
ボファンがそれぞれの回転軸を平行となるように離れて
取り付けられ、モータの回転軸の一方の側には一次プー
リが取り付けられ、回転軸の他方の側のモータの端部が
筐体に形成された吸気口に臨んでおり、ターボファンの
回転軸には二次プーリが取り付けられ、ターボファンの
ファンは筐体に設けられたファンケースに収められ、こ
のファンケースにはファンの回転により生じた空気流を
その接線方向に排気する排気口が形成され、一次プーリ
と二次プーリとの間にはタイミングベルトを用いてモー
タの回転を増速してターボファンに伝える増速機構が設
けられ、筐体の吸気口から吸気された空気が、モータを
通り、ターボファンに到り、排気口から排気されるよう
にしたブロアでも解決される。
【0012】また、筐体に耐熱巻線を備えたモータとタ
ーボファンとが、それらの回転軸を直結して取り付けら
れ、モータの動力取出側の反対側の端部が筐体に形成さ
れた吸気口に臨んでおり、ターボファンのファンは、筐
体の吸気口が形成された側の反対側に取り付けられたフ
ァンケースに収められ、このファンケースにはファンの
回転により生じた空気流をその接線方向に排気する排気
口が形成されており、モータの回転を増速するためのイ
ンバータ回路部を有するブロアでも解決される。
【0013】さらに、筐体に耐熱巻線を備えたモータと
ターボファンとが、それらの回転軸を直結して取り付け
られ、モータの動力取出側の反対側の端部が筐体に形成
された吸気口に臨んでおり、ターボファンのファンは、
筐体の吸気口とは反対側に形成された排気口に臨んでお
り、ターボファンのファンの外側にファンの回転により
生じた空気の流れをターボファンの回転軸方向に整流し
て軸流とする整流板が設けられており、モータの回転を
増速するためのインバータ回路部を有するブロアでも解
決される。
【0014】また、筐体に耐熱巻線を備えたモータとシ
ロッコファンとが、それらの回転軸を直結し、かつモー
タの一部がシロッコファンの内側空間に収められるよう
にして取り付けられ、モータの動力取出側の反対側の端
部が筐体に形成された吸気口に臨んでおり、シロッコフ
ァンのファンは、筐体の吸気口が形成された側の反対側
に取り付けられたファンケースに収められ、このファン
ケースにはファンの回転により生じた空気流をその接線
方向に排気する排気口が形成されたブロアで解決され
る。
【0015】以下、この発明を詳しく説明する。図1お
よび図2は、この発明の請求項2に記載のブロアの一例
を示すもので、符号21は筐体である。この筐体21
は、金属製の概略直方体状の形状のものである。この筒
体21の1つの側面には吸気口となる円形の孔22が形
成されており、この吸気口22には円筒状のモータケー
ス23が、このモータケース23の角形の取付フランジ
24を筐体21にねじ取めすることで筐体21の側壁を
貫通して取り付けられている。
【0016】モータケース23内には、モータ25がモ
ータケース23の内周壁から突出して設けられた取付部
26…にねじ取めすることにより取り付けられており、
これによって、モータケース23の長手方向の軸とモー
タ25の回転軸27が一致し、かつモータ25の回転軸
27の動力取出側が筐体21内方に向くように、さらに
モータケース23とモータ25との間に5〜10mmの
空隙が形成されるようになっている。また、モータ25
の回転軸27の動力取出側には、大径の一次タイミング
プーリ28が取り付けられている。
【0017】一方、筐体21の吸気口22側の側面に、
吸気口22からやや離れてファンケース29が取り付け
られている。このファンケース29は、2枚の平らな円
板を所定の間隔を配して重ね合せたほぼ円形の薄型のケ
ースであって、筐体21の外側面にねじ取めによって取
り付けられている。このファンケース29内には、ター
ボファン30のファン31が収められ、このファン31
に固定された回転軸32がファンケース29および筐体
21の側壁を貫通して筐体21内に延びている。ターボ
ファン30の回転軸32を挿通するファンケース29お
よび筐体21の側壁の貫通孔は回転軸32に比べて十分
大きくなっており、ファン31への空気の取入口となっ
ている。
【0018】また、ファンケース29の外周面にはファ
ンの回転方向の接線方向に延びる断面形状が長方形の導
風部33が形成され、この導風部33の先端が開口して
ファン31からの空気を外部に送り出す排気口34とな
っている。ファン31の回転軸32の一端はファンケー
ス29の外側の側板の中心部に固定された軸受35に軸
支され、その他端側には二次タイミングプーリ36が取
り付けられている。二次タイミングプーリ36は、モー
タ25に取り付けられた一次タイミングプーリ28に比
べて小径となっている。一次タイミングプーリ28と二
次タイミングプーリ36との間には合成ゴム製のタイミ
ングベルト37が懸け渡され、モータ25の回転数が
1.5〜4倍程度に増速されてターボファン30に伝達
されるよう、これら一次および二次タイミングプーリ2
8,36およびタイミングベルト37によって増速機構
が構成されている。また、筐体21のファンケース29
が取り付けられた側面以外の側面の形状は、筐体21内
部での空気の流れを考慮して、軽く湾曲したドーム状と
なっている。
【0019】ターボファン30は、その口径が100〜
250mm程度で、回転数が2500〜12000rp
mで回転するものであって、ファンブレードの軸方向の
長さが短い、薄型のものが用いられる。また、モータ2
5には、通常の交流誘導モータ、例えばくまとりモータ
やコンデンサモータなどが用いられるが、その固定子巻
線は耐熱巻線、すなわち耐熱性の優れた耐熱絶縁電線を
巻回したものを用いることが必要である。このような耐
熱絶縁電線としては、絶縁被膜をセラミック被膜とし、
導体を好ましくは、耐熱性の良好な導電材料から構成し
た耐熱性導体が用いられ、温度350〜400℃におい
て2万時間以上の使用に耐える特性を有するものが選ば
れる。
【0020】具体的には、耐熱性導体として、ニッケル
めっき銅、銅クラッド鋼、ニッケル、ステンレス鋼クラ
ッド銅、ニッケルクラッド銅、金、白金、銀−銅合金な
どが用いられ、セラミック被膜としては、アルミナ、マ
グネシアなどのセラミック微粉末をメチルシリコーン、
メチルフェニルシリコーンなどの熱硬化性樹脂に混合し
たものを導体に塗布し、さらにその上にポリイミドエナ
メルなどの耐熱樹脂塗料を塗布、焼付したものなどが用
いられる。また、上記導体には、その導電率(IAC
S)が60〜95%程度のものを用いることもでき、導
体に流れる電流の一部が熱に変換されやすくしておくこ
ともできる。
【0021】また、モータ25には、回転数が2500
〜3600rpmの範囲で、起動トルクが0.5kg・
cm以上のものが用いられる。特に、本発明では起動ト
ルクが2kg・cm以上であることが望ましく、これに
より口径100〜250mmの大口径のターボファン3
0を増速、駆動させることができる。また、モータ25
の外装ケースには、吸気口22からターボファン30に
よって筐体21内に吸い込まれる空気を流してモータ巻
線からの発熱を放散するための多数の通気孔38…が形
成されている。
【0022】この例のブロアにあっては、モータ25の
2500〜3600rpmの回転が増速機構によって約
1.5〜4倍に増速されてターボファン30に伝えら
れ、ターボファン30は3000〜12000rpmの
回転数で回転する。ターボファン30の回転により、筐
体21の吸気口22から吸い込まれた空気はモータ25
およびモータ25とモータケース23との間を流れ、こ
こでモータ25の回転に伴ってその巻線から必然的に発
生する熱を吸熱し、さらにターボファン30に流れ、フ
ァンケース31の排気口34からターボファン30の回
転軸32方向に直交し、ファンの回転の接線方向に吹き
出される。
【0023】そして、この例ではターボファン30とし
て従来のブロアモータよりも大口径のものを用い、高い
トルクを発生するモータ25で駆動しているため、吹き
出される空気の風量が大きくなり、静圧も高いものとな
る。また、ターボファン30の回転数を3000〜12
000rpmと従来のものの約15〜60%としている
ので、ここから発生する騒音を著しく低いものとするこ
とができる。しかも、ターボファン30の口径が大きい
ので、風量、静圧が低下することもない。このため、モ
ータ25の消費電力当りの風量は大きいものとなり、効
率が大きく向上する。また、排気口34側にターボファ
ン30が配置されているので、筐体21内での風量、風
圧のロスがなく、空気流の利用効率が高いものとなる。
したがって、このブロアでは、例えば風量〜5m3 /分
程度、静圧〜1500水柱mm程度、騒音レベル(A)
65〜70dBの特性を持たせることができる。
【0024】さらに、モータ25に高トルクを発生させ
るようにしているため、巻線に大電流が流れ、巻線から
の発熱が大きくなるが、巻線が上述のように耐熱性に優
れた耐熱絶縁電線で構成され、かつ巻線が大風量の空気
で冷却されるため、巻線が熱劣化することは全くない。
しかも、排出される空気は巻線の冷却によって30〜5
0℃に加温されるので、ハンドドライヤーなどの用途に
好都合となる。
【0025】またさらに、モータ25の巻線の電流容量
が大きく、起動時に大電流を流すことができるので、起
動直後から高トルクで回転させることができ、立ち上が
りがよく、起動直後から大風量の空気を高い静圧で送る
ことができる。また、モータ25の構造そのものは、従
来の誘導モータの同じものであるので、モータ25は従
来のインバータモータに比べて安価となりうる。
【0026】また、上述の例では、筐体21に対するモ
ータ25とターボファン30との取付位置を同じ側面に
したが、これを互いに反対の側面としてもよい。さら
に、ターボファン30の排気口34の位置もその接線方
向であれば、特に限定されず、ファンケース29の外周
上のいかなる位置でもよく、このため、このブロアをハ
ンドドライヤーなどの応用機器に組み込む際の設計の自
由度が大きいものとなる。
【0027】図3は、この発明の請求項3に記載のブロ
アの一例を示すものである。この例のブロアでは、筐体
21が傾斜した円筒状となっており、その背面側の吸気
口22にモータ25が、その回転軸方向の長さのほぼ半
分に相当する部分が筐体21外方に突出した状態で取り
付けられている。また、モータ25の回転軸27の動力
取出側には、大径の一次タイミングプーリ28が取り付
けられている。
【0028】筐体21の前面側はその背面側に軽く凹ん
でおり、かつ貫通孔が形成され、この貫通孔を覆うよう
にファンケース29が取り付けられている。このファン
ケース29は、円盤状のものでその内部にはターボファ
ン30のファン31が収められ、ファンケース29の中
央部に取り付けられた軸受35と筐体21の内側から延
びる取付板に固定された軸受40とにその回転軸32が
軸支され、かつ筐体21の前面側の貫通孔を貫通して取
り付けられている。
【0029】また、ターボファン30の回転軸32には
モータ25の一次タイミングプーリ28よりも小径の二
次タイミングプーリ36が取り付けられている。さら
に、ファンケース29の外周面にはファン31の回転方
向の接線方向に延びる導風部33が形成され、この導風
部33の先端が開口してターボファン30からの空気を
外部に送出する排気口34となっている。
【0030】モータ25の一次タイミングプーリ28と
ターボファン30の二次タイミングプーリ36との間に
は合成ゴム製のタイミングベルト37が懸け渡され、モ
ータ25の回転数が約1.5〜3.5倍程度に増速され
てターボファン30に伝導されるようになっている。こ
の例のブロアでは、ターボファン30として、口径10
0〜250mm程度で、そのファン31の各ブレードの
先端部が傾斜したテーパーターボファンとなっている。
モータ25には、先のものと同様のものが用いられる。
【0031】この例のブロアでは、モータ25の250
0〜3600rpmの回転が増速されてターボファン3
0に伝えられ、テーパーターボファン30は3000〜
12000rpmで回転して、吸気口22から吸入され
た空気がファンケース29の排気口34から十分な静圧
と風量で吹き出される。そして、ターボファン30とし
て、例えば口径135mmのテーパーターボファンを用
い、その回転数を8500rpmとした時には、風量
2.5m3 /分、静圧250mm水柱の性能を得ること
ができる。
【0032】図4は、この発明の請求項4に記載のブロ
アの一例を示すものである。この例のブロアは筐体21
が円盤状となっており、その背面側の吸気口22にモー
タ25が、その回転軸方向の長さのほぼ半分に相当する
部分が筐体21外方に突出した状態で取り付けられてい
る。また、モータ25の回転軸27の動力取出側には、
大径の一次タイミングプーリ28が取り付けられてい
る。
【0033】筐体21の前面側には大きな貫通孔が形成
され、この貫通孔を覆うようにファンケース29が取り
付けられている。このファンケース29は円盤状のもの
で、上記貫通孔に対応した開口部が形成されている。こ
のファンケース29内にはシロッコファン38のファン
39が収められ、ファンケース29の中央部に取り付け
られた軸受35と筐体21の背面側の中央部に取り付け
られた軸受40とにその回転軸32が軸支されて取り付
けられている。
【0034】また、シロッコファン38の回転軸32の
中央には上記モータ25の一次タイミングプーリ28よ
りも小径の二次タイミングプーリ36が取り付けられて
いる。さらに、ファンケース29の外周面にはファンの
回転方向の接線方向に延びる導風部33が形成され、こ
の導風部33の先端が開口してシロッコファン38から
の空気を外部に送り出す排気口34となっている点は先
の例と同様である。
【0035】モータ25の一次タイミングプーリ28と
シロッコファン38の二次タイミングプーリ36との間
には合成ゴム製のタイミングベルト37が懸け渡され、
モータ25の回転数が1.2〜2倍程度に増速されてシ
ロッコファン38に伝導されるようになっている。シロ
ッコファン38は、その口径が150〜350mm程度
で、回転数3000〜6000rpmで回転するもの
で、多数のブレードがその外周に沿って設けられたもの
が用いられる。また、モータ25には、先の例のものと
同様のものが用いられている。
【0036】この例のブロアでは、モータ25の250
0〜3600rpmの回転が増速されてシロッコファン
38に伝えられ、シロッコファン38は3000〜60
00rpmで回転して、吸気口22から吸入された空気
がファンケース29の排気口34から十分な静圧および
風量で吹き出される。そして、このブロアにあっても、
同様に大きな風量を得ることができる。
【0037】このタイプのブロアでは、例えばシロッコ
ファンとして口径150mmのものを用い、その回転数
を6000rpmとした場合、静圧150mm水柱、風
量3m3 /分の性能を得ることができる。
【0038】図5は、この発明の請求項6に記載のブロ
アの一例を示すものである。この例のブロアでは、筐体
21が概略円筒状となっており、その一方の端面を背面
とし、これに吸気口22が形成され、この吸気口22に
対して先の例と同様にしてモータ25が取り付けられて
いる。筐体21の他方の端面は開口となっており、この
開口を覆うようにファンケース29が取り付けられてい
る。このファンケース29は、先の例のものとほぼ同様
の構造のもので、同様の導風部33と排気口34とが形
成されている。
【0039】また、ファンケース29内には、ターボフ
ァン30のファン31が収められ、その回転軸32の一
端がファンケース29の中央部に固定された軸受35
に、他端が筐体21内に取り付けられたビーム41に固
定された軸受42に軸支されている。また、ターボファ
ン30の回転軸32には二次タイミングプーリ36が取
り付けられ、モータ25の回転軸27の動力取出側には
大径の一次タイミングプーリ28が取り付けられてい
る。
【0040】また、上記ビーム41には、主プーリ43
と副プーリ44とが1本の回転軸45に直結されてなる
増速機構46が取り付けられている。そして、モータ2
5の一次タイミングプーリ28とこの増速機構46の副
プーリ44との間およびターボファン30の二次タイミ
ングプーリ36と増速機構46の主プーリ43との間に
は、それぞれ合成ゴム製のタイミングベルト37a,3
7bが懸け渡されている。さらに、一次タイミングプー
リ28の径は副プーリ44の径よりも大きくされ、主プ
ーリ43の径は副プーリ44の径よりも大きくされ、二
次タイミングプーリ36の径は、主プーリ43の径より
も小さくなっており、モータ25の回転数が2段にわた
って約1.5〜3.5倍に増速されて、モータ25の2
500〜3600rpmの回転数が3000〜1200
0rpmとなってターボファン30に伝えられるように
なっている。
【0041】この例でのターボファン30は、口径が1
00〜250mm程度で、そのファン31の各ブレード
の先端部が傾斜したテーパーターボファンとなってい
る。この例のブロアにおいても、先の例と同様に高い静
圧、豊かな風量を示し、空気が一方向に直線的にターボ
ファン30まで流れるので、空気損失が少なく、効率の
良いものとなる。さらに騒音レベルも低く、全体をコン
パクトとすることも可能である。
【0042】そして、例えば、ターボファン30とし
て、口径135mmのテーパーターボファンを用い、そ
の回転数を5500rpmとした場合に、静圧100m
m水柱、風量0.9m3 /分の性能を得ることができ
る。
【0043】図6は、この発明の請求項7に記載のブロ
アの一例を示すものである。この例のブロアでは、円筒
状の筐体21内にモータ25が取り付けられている。筐
体21の一方の開口部は吸気口22とされ、他方の開口
部は排気口34となっている。モータ25の動力取出側
の反対側の端部は上記吸気口22に臨んでいる。また、
モータ25の回転軸27には、ターボファン30の回転
軸32が直結されており、ターボファン30がモータ2
5の回転数と同一の回転数で回転するようになってい
る。
【0044】ターボファン30のファン31は、筐体2
1の排気口34側に位置し、筐体21の排気口34に取
り付けられたファンケース29内に収められている。こ
のファンケース29は、2枚の平らな円板を所定の間隔
を配して重ね合せたほぼ円形の薄型のケースであって、
その一つの側壁には回転軸32が挿通される貫通孔が形
成されている。この貫通孔は回転軸32に比べて十分広
くなっておりファン31への空気の取入口となってい
る。また、ファンケース29の外周面にはファン31の
回転方向の接線方向に延びる断面形状が長方形の導風部
33が形成され、この導風部33の先端が開口してファ
ン31からの空気を外部に送り出す排気口34となって
いる。
【0045】また、このブロアでは、モータ25を高速
で回転させるために、インバータ回路部47が設けられ
ている。このインバータ回路部47は、商用交流電流の
周波数を高めた高周波電流をモータ25に送給するため
のもので、一般のインバータモータなどに使用されてい
るものをそのまま使用することができる。ターボファン
30およびモータ25には、先の例で用いたものと同様
なものが使用され、モータ25は同様の耐熱巻線を有し
ている。また、モータ25の外装ケースには吸気口22
から筐体21内に吸い込まれる空気を流してモータ巻線
からの発熱を放散するため多数の通気孔38…が形成さ
れていることも同じである。
【0046】このブロアでは、モータ25の回転数が騒
音軽減の点からインバータ回路部47によって3000
〜12000rpmの間に調節されて使用され、ターボ
ファン30もこの回転数で回転する。ターボファン30
の回転により筐体21の吸気口22から吸い込まれた空
気は、モータ25内を流れ、ここでモータ25の回転に
伴ってその巻線から必然的に発生する熱を吸熱し、さら
にターボファン30に流れ、ファンケース31の排気口
34からターボファン30の回転軸32方向に直交し、
かつファンの回転の接線方向に吹き出される。
【0047】この例のブロアでは、先の例のものに比べ
てインバータ回路部47を備えているので、若干高価と
なるが、ファン31の回転数を微細にかつ簡単に調整す
ることができるので、風量、風圧を容易に変化させう
る。また、構造が簡単で、小型化を計ることができ、部
品点数が少なく、増速機構による騒音、故障の発生もな
い。その他、先の例のブロアと同様の効果を発揮する。
【0048】図7は、この発明の請求項8に記載のブロ
アの一例を示すもので、先に説明した図6に示したブロ
アの一部の構造を変更したものである。この例のブロア
では、ターボファン30のファン31を収容するファン
ケース29が先のものとは異っており、ファンケース2
9の外側の側板には大きな排気口34となる貫通孔が形
成され、導風部およびこれの先端の排気口を有しない構
造となっている。そして、このファンケース29の外側
には整流板48が取り付けられている。
【0049】この整流板48は、外形が円形であって、
ファンケース29の外径とほぼ同じ外径を有し、その内
部には多数の整流フィンが固定状態で取り付けられたも
のである。この整流板48は、その多数の整流フィンの
作用により、ターボファン30で発生した遠心方向の空
気流をターボファン30の回転軸方向の流れ(軸流)に
その向きを変えるものである。
【0050】この例のものでは、ターボファン30の回
転によりターボファン30で発生した空気流が整流板4
8から、ターボファン30の回転軸方向に向けて噴出す
る軸流型ブロアとなるが、整流板48により空気流の方
向を変えているので、ロスが生じ、風量、風圧は先のブ
ロアに比べて若干低下することになる。
【0051】図8は、この発明の請求項9に記載された
ブロアの例を示すもので、このものは、図4に示された
ブロアにおいて、モータ25の回転軸27の動力取出側
がシロッコファン38の回転軸32と直結されており、
かつシロッコファン38のファン39の内方の空間にモ
ータ25の回転軸方向の長さの約半分に相当する部分が
収められている点が異なるところである。このような構
造のため、ファンケース29が筐体21を兼ねるように
なっており、全体が極めて薄型とすることができる。
【0052】そして、このブロアでは、例えば口径20
0mmのシロッコファンを回転数3000rpmで回転
させることにより、静圧60mm水柱、風量2.5m3
/分の性能を得ることができる。
【0053】本発明のブロアの始動は、通常上述のよう
に、商用交流電流を流すことで行われるが、電源投入直
後から吹出空気の温度の高いものが要求される場合に
は、次のような始動方法を採用することができる。すな
わち、モータ25に交流を流して始動する前に、モータ
25の巻線に直流を短時間流して巻線を直流で予熱する
ものである。例えば、電圧50〜70V、電流10〜2
0Aの直流電流を3〜5秒間流したのち、直流電流を断
とし、交流電流を流すものである。モータ25としてコ
ンデンサモータを使用したものでは、起動回路から起動
用コンデンサをスイッチにより切り離して交流電流を巻
線に短時間流して予熱し、この後起動用コンデンサを復
帰させてモータを回転させるようにしてもよい。また、
くまとりモータでは、スイッチを切り換えてコイルの極
性を変えて回転を止め、この状態で交流電流を短時間流
したのち、スイッチを切り換えて回転させるようにして
もよい。
【0054】この方法では、巻線が直流又は交流で発熱
した状態のところにファンで吸引された空気が流入する
ので、交流電流印加直後からかなりの温度の温風が排気
口34から吹き出し、ハンドドライヤーに使用したとき
に乾燥時間の短縮化が可能となる。そして、かかる始動
方法は、モータ25の巻線として耐熱巻線を用いること
によって初めて可能となるものであり、通常のマグネッ
トワイヤを用いたモータでは瞬間的に巻線が焼損してし
まう。
【0055】また、本発明のブロアにおいては、そのモ
ータとして、特願平4−44957号、特願平4−21
8017号で提案した発熱モータを用いることもでき
る。このモータは、導電率が5〜95%の導体にセラミ
ック絶縁被膜を設けた耐熱絶縁電線を空芯巻きで平板状
に巻回、固着してコイルとなし、このコイルの両側面に
絶縁層を介して放熱板を圧締して得られたコイル素子を
固定子巻線とするものである。このモータを用いること
により、巻線からの発熱量が先の例のものより大きくな
り、吹き出される空気の温度がかなり高いものとなる。
【0056】
【実施例】図3に示す構造のブロアを作成した。テーパ
ーターボファンとして口径135mmのものを使用し、
モータには入力900Wの交流誘導コンデンサモータを
使用した。このモータの固定子巻線には、径0.5mm
のニッケルめっき銅線にセラミック絶縁被膜を形成した
セラミック絶縁電線を用いた。セラミック絶縁被膜の形
成は、アルミナ微粉末およびマグネシア微粉末をメチル
フェニルシリコーン樹脂溶液に分散したものを塗布し、
この上にポリイミド塗料を塗布、焼付することによって
行った。増速機構には、タイミングベルトを用いた増速
比3倍のものを使用した。
【0057】モータに交流100V、50Hzの電流を
流したところ、通電開始後ただちにターボファンの回転
数は8500rpmに達し、風量2.5m3 /分、静圧
250mm水柱となり、風の吹き出し口近傍の温度は約
40℃を示し、騒音レベル(A)は63〜65dBであ
った。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のブロア
にあっては、耐熱巻線を備えたモータを用いているの
で、大電流を流して高いトルクを発生させることが可能
となり、したがって大口径のファンを回転させることが
できる。そして、大口径のファンを使用できるため、こ
れを低速回転させても風量、静圧は低下せず、騒音は逆
に大きく低減する。このため、このブロアモータによれ
ば、消費電力当りの風量が大きくなるとともに高い静圧
が得られ、かつ低騒音となり、しかも空気流の利用効率
も高いものとなる。さらに、起動直後から大風量の空気
を高い静圧で送ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブロアの一例を示す部分透視した斜
視図である。
【図2】 図1のブロアの断面図である。
【図3】 本発明のブロアの他の例を示す断面図であ
る。
【図4】 本発明のブロアの他の例を示す断面図であ
る。
【図5】 本発明のブロアの他の例を示す断面図であ
る。
【図6】 本発明のブロアの他の例を示す断面図であ
る。
【図7】 本発明のブロアの他の例を示す断面図であ
る。
【図8】 本発明のブロアの他の例を示す断面図であ
る。
【図9】 従来のブロアモータの一例を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
21…筐体、22…吸気口、25…モータ、27…回転
軸(モータ)、28…一次タイミングプーリ、29…フ
ァンケース、30…ターボファン、31…ファン、32
…回転軸(ターボファン)、34…排気口、36…二次
タイミングプーリ、37…タイミングベルト、38…シ
ロッコファン、47…インバータ回路部、48…整流板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に耐熱巻線を備えたモータおよびタ
    ーボファンがそれぞれの回転軸を平行となるように離れ
    て取り付けられ、 モータの回転軸の一方の側には一次プーリが取り付けら
    れ、回転軸の他方の側のモータの端部が筐体に形成され
    た吸気口に臨んでおり、 ターボファンの回転軸には二次プーリが取り付けられ、
    ターボファンのファンは筐体に設けられたファンケース
    に収められ、このファンケースにはファンの回転により
    生じた空気流をその接線方向に排気する排気口が形成さ
    れ、 一次プーリと二次プーリとの間にはベルトが懸け渡され
    てモータの回転が増速してターボファンに伝えられる増
    速機構となっており、 筐体の吸気口から吸気された空気が、モータを通り、タ
    ーボファンに到り、排気口から排気されることを特徴と
    するブロア。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ファンケースが筐体
    の吸気口側に設けられていることを特徴とするブロア。
  3. 【請求項3】 請求項1において、ファンケースが筐体
    の吸気口の反対側に設けられていることを特徴とするブ
    ロア。
  4. 【請求項4】 筐体に耐熱巻線を備えたモータおよびシ
    ロッコファンがそれぞれの回転軸を平行となるように離
    れて取り付けられ、 モータの回転軸の一方の側には一次プーリが取り付けら
    れ、回転軸の他方の側のモータの端部が筐体に形成され
    た吸気口に臨んでおり、 シロッコファンの回転軸には二次プーリが取り付けら
    れ、シロッコファンのファンは筐体に設けられたファン
    ケースに収められ、このファンケースにはファンの回転
    により生じた空気流をその接線方向に排気する排気口が
    形成され、 一次プーリと二次プーリとの間にはベルトが懸け渡され
    てモータの回転が増速してシロッコファンに伝えられる
    増速機構となっており、 筐体の吸気口から吸気された空気が、モータを通り、シ
    ロッコファンに到り、排気口から排気されることを特徴
    とするブロア。
  5. 【請求項5】 請求項4において、ファンケースが筐体
    の吸気口の反対側に設けられていることを特徴とするブ
    ロア。
  6. 【請求項6】 筐体に耐熱巻線を備えたモータおよびタ
    ーボファンがそれぞれの回転軸を平行となるように離れ
    て取り付けられ、 モータの回転軸の一方の側には一次プーリが取り付けら
    れ、回転軸の他方の側のモータの端部が筐体に形成され
    た吸気口に臨んでおり、 ターボファンの回転軸には二次プーリが取り付けられ、
    ターボファンのファンは筐体に設けられたファンケース
    に収められ、このファンケースにはファンの回転により
    生じた空気流をその接線方向に排気する排気口が形成さ
    れ、 一次プーリと二次プーリとの間にはタイミングベルトを
    用いてモータの回転を増速してターボファンに伝える増
    速機構が設けられ、 筐体の吸気口から吸気された空気が、モータを通り、タ
    ーボファンに到り、排気口から排気されることを特徴と
    するブロア。
  7. 【請求項7】 筐体に耐熱巻線を備えたモータとターボ
    ファンとが、それらの回転軸を直結して取り付けられ、 モータの動力取出側の反対側の端部が筐体に形成された
    吸気口に臨んでおり、 ターボファンのファンは、筐体の吸気口が形成された側
    の反対側に取り付けられたファンケースに収められ、こ
    のファンケースにはファンの回転により生じた空気流を
    その接線方向に排気する排気口が形成されており、 モータの回転を増速するためのインバータ回路部を有す
    ることを特徴とするブロア。
  8. 【請求項8】 筐体に耐熱巻線を備えたモータとターボ
    ファンとが、それらの回転軸を直結して取り付けられ、 モータの動力取出側の反対側の端部が筐体に形成された
    吸気口に臨んでおり、 ターボファンのファンは、筐体の吸気口とは反対側に形
    成された排気口に臨んでおり、 ターボファンのファンの外側にファンの回転により生じ
    た空気の流れをターボファンの回転軸方向に整流して軸
    流とする整流板が設けられており、 モータの回転を増速するためのインバータ回路部を有す
    ることを特徴とするブロア。
  9. 【請求項9】 筐体に耐熱巻線を備えたモータとシロッ
    コファンとが、それらの回転軸を直結し、かつモータの
    一部がシロッコファンの内側空間に収められるようにし
    て取り付けられ、 モータの動力取出側の反対側の端部が筐体に形成された
    吸気口に臨んでおり、 シロッコファンのファンは、筐体の吸気口が形成された
    側の反対側に取り付けられたファンケースに収められ、
    このファンケースにはファンの回転により生じた空気流
    をその接線方向に排気する排気口が形成されたことを特
    徴とするブロア。
  10. 【請求項10】 耐熱巻線が、耐熱性導体にセラミック
    被膜を形成した耐熱絶縁電線を巻回したものであること
    を特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のブロ
    ア。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    ブロアを始動する前に、ファンを回転させることなく上
    記モータの耐熱巻線に直流または交流を短時間印加した
    のち、始動させることを特徴とするブロアの始動方法。
JP15626794A 1994-07-07 1994-07-07 ブロアおよびその始動方法 Pending JPH0833275A (ja)

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