JPH08331639A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH08331639A
JPH08331639A JP7131269A JP13126995A JPH08331639A JP H08331639 A JPH08331639 A JP H08331639A JP 7131269 A JP7131269 A JP 7131269A JP 13126995 A JP13126995 A JP 13126995A JP H08331639 A JPH08331639 A JP H08331639A
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JP
Japan
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network
isdn
communication system
mobile
call
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Withdrawn
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JP7131269A
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Inventor
Manabu Matsui
学 松井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡単な構成により有限な通信資源を有効かつ
柔軟に利用できるようにする。 【構成】 移動体交換局30と複数の無線基地局101
〜10n との間をリング状ネットワーク20で接続する
と共に、これらの間で制御用信号はパケット多重によ
り、通話路信号は時分割多重により交換する。好ましく
は、無線基地局10は、移動体交換局30の全通話チャ
ネル分を時分割収容すると共に、時間スイッチ制御によ
り移動体交換局30の任意の通話チャネルに接続する。
また、複数のISDN端末(TE)a〜dを収容する網
終端装置10と、ISDN網に接続して複数の網終端装
置101 〜10n を収容するISDN交換局30とを備
えるISDN通信システムにおいて、ISDN交換局3
0と複数の網終端装置との間をリング状ネットワーク2
0で接続すると共に、これらの間でISDN信号を時分
割多重により交換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信システムに関し、更
に詳しくは複数の端末を収容する終端局(無線基地局,
ISDN網終端装置等)と、網に接続して複数の終端局
を収容する交換局とを備える通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来技術を説明する図で、一例の
移動通信システムを示している。図において、aは移動
機(MS)、101 〜10n は無線基地局(BS1〜B
Sn)、SCSWは通話路信号の中継やスイッチングを
行う通話路盤、CUはBSの主制御を行う制御部、CR
は制御チャネル信号(共通線信号)の中継・処理を行う
中継・処理部、30は移動体交換局(MSC)、31は
通話路スイッチ部、32はMSCの主制御を行う制御
部、33は共通線信号の中継・処理を行う共通線信号処
理部、50は移動網、51は移動体中継交換局(MT
S)、52は共通線信号中継局(STP)である。
【0003】通話信号は回線対応信号ルート(実線)を
介して伝送され、制御用パケットは共通線対応信号ルー
ト(点線)を介して伝送される。各BS1〜BSnはM
SC30と接続するための1本の制御回線CC1及びm
本の通話回線SC11〜SC1mを夫々に備える。MS
C30は移動網50に接続すると共に、スター状ネット
ワークを介してBS1〜BSnをパラレルに収容してい
る。
【0004】係る構成により、例えば移動網50からM
Sa宛に着信があると、その着信呼はSTP52を介し
てMSC30に入力する。これを受けた共通線信号処理
部33はMSa宛の着呼信号を複数生成し、各BS1〜
BSnに送信する。これを受けた各BS1〜BSnは制
御チャネルを介してMSaの一斉呼出を行う。これに対
してMSaが着呼応答を発すると、BS1〜BSnは夫
々にMSaからの受信レベルRSSI1 〜RSSIn
検出し、検出結果をMSC30に通知する。MSC30
は、受け取ったRSSI1 〜RSSIn を比較すると共
に、この例ではRSSI1 が最大レベルであることによ
りMSaがBS1のサービスゾーンに在圏すると決定
し、その旨をSTP52に知らせる。これにより、MT
S51とBS1間に通話路(例えばSC11,MS1
1)が確保され、MSaは通話状態になる。
【0005】MSaが通話中に移動すると、BS1では
MSaからの受信レベルRSSI1が低下する。BS1
はこの状態を検出すると、その旨をMSC30に通知す
る。これを受けたMSC30はBS1の周辺のBS(例
えばBS2,BSn)に対して受信レベルの監視を指示
し、これを受けたBS2,BSnはMSaからのRSS
2 ,RSSIn を夫々に検出してMSC30に通知す
る。
【0006】MSC30は、受け取ったRSSI2 ,R
SSIn を比較すると共に、この例ではRSSI2 <R
SSIn であることによりMSaの移動先はBSnのサ
ービスエリアと判定する。これによりMSC30はBS
nとの間で空き通話チャネル(例えばSCn1,MSn
1)を確保し、MTS51からの通話ラインの接続をB
S1のSC11からBSnのSCn1へと切り替える。
こうして通話中チャネル切替(ハンドオーバ)の処理が
適正に行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の如
くMSC30がBS1〜BSnをスター結線で収容する
方式であると、各BS毎に1本の制御回線CC及びm本
の通話回線SCを張る必要があり、敷線コストが負担に
なる。また、MSC30の通話路スイッチ部31は、一
般に回路規模が大きく、高価のため、自ずと通話路端子
数にも上限があり、この端子数(この例ではn×m)に
よりBSの収容数n、ひいてはBS当たりのMSの収容
数mが決まってしまう。しかも、一旦n,mが決まる
と、システムはこれに固定され、簡単に変更できない。
【0008】一方、実際のMS群の動きは任意であり、
ある時点では通話トラヒックがBS1に集中し、また他
の時点ではBSn等に集中する。その結果、各通話m回
線の使用率にむらが生じ、全体のn×m回線の使用率を
考えると、上記スター結線を行ったことにより通話路の
分割損が発生する。また、MSaの一斉呼出を行うため
には、MSC30はMSaの呼出信号を各BS1〜BS
nに対して個別に送信しなくてはならず、このために高
価な同報用装置が必要となる。
【0009】また、MSのハンドオーバ時には、MSC
30は通話路スイッチ部31の接続をMSの移動に合わ
せて切り替える必要があり、制御が煩雑となっていた。
本発明の目的は、簡単な構成により有限な通信資源を有
効かつ柔軟に利用できる通信システムを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1(A)
の構成により解決される。即ち、本発明(1)の通信シ
ステムは、複数の移動端末(MS)a〜cを収容する無
線基地局10と、移動網に接続して複数の前記無線基地
局101 〜10n を収容する移動体交換局30とを備え
る移動通信システムにおいて、移動体交換局30と複数
の無線基地局101 〜10n との間をリング状ネットワ
ーク20で接続すると共に、これらの間で制御用信号は
パケット多重により、通話路信号は時分割多重により交
換するものである。
【0011】また上記の課題は図1(B)の構成により
解決される。即ち、本発明(5)の通信システムは、複
数のISDN端末(TE)a〜dを収容する網終端装置
10と、ISDN網に接続して複数の前記網終端装置1
1 〜10n を収容するISDN交換局30とを備える
ISDN通信システムにおいて、ISDN交換局30と
複数の網終端装置101 〜10n との間をリング状ネッ
トワーク20で接続すると共に、これらの間でISDN
信号を時分割多重により交換するものである。
【0012】
【作用】本発明(1)においては、移動体交換局30と
複数の無線基地局101 〜10 n との間をリング状ネッ
トワーク20で接続するので、ネットワーク20の敷線
負担が大幅に軽減される。また、これらの間で制御用信
号はパケット多重により、通話路信号は時分割多重によ
り交換するので、各無線基地局101 〜10n では有限
な通信資源(移動体交換局30に属する全制御チャネル
分及び全通話チャネル分等)を有効かつ柔軟に利用でき
る。
【0013】好ましくは、本発明(2)においては、移
動体交換局30は制御用パケットに同報アドレスを搭載
してリング状ネットワーク20に送信し、各無線基地局
10 1 〜10n は該制御用パケットの同報アドレスを検
出して夫々に同報データを無線送信する。従って、例え
ばMSaに対して一斉呼出を行う場合は、移動体交換局
30は1つの同報パケットを送信すれば良く、その呼出
データは各無線基地局101 〜10n で同報アドレスの
一致により抽出され、MSaに対して一斉送信される。
【0014】また好ましくは、本発明(3)において
は、無線基地局10は、移動体交換局30の全通話チャ
ネル分を時分割収容すると共に、時間スイッチ制御によ
り移動体交換局30の任意の通話チャネルに接続する。
従って、各無線基地局101 〜10n は、夫々に移動体
交換局30の全通話チャネル分を利用できると共に、移
動体交換局30の通話路スイッチ部の機能を代行するこ
とも可能であり、もって移動体交換局30のハードウエ
ア負担及び制御負担が大幅に軽減され得る。
【0015】また好ましくは、本発明(4)において
は、無線基地局10は、移動端末MSからの受信通話デ
ータとリング状ネットワーク20上の移動体交換局30
に向かう任意上り通話チャネルの通話データとを合成し
てこれを自己の接続する上り通話チャネルに書き込む。
ところで、例えばMSbが無線基地局10n から隣の無
線基地局101 にハンドオーバする時は、途中で通話が
途切れないように、MSbは一時的に無線基地局1
n ,101 の双方に接続できることが望ましい。
【0016】係る場合でも、無線基地局101 は、MS
bからの受信通話データと、リング状ネットワーク20
上の移動体交換局30に向かう上り通話チャネルの無線
基地局10n の同MSbによる通話データとを合成して
これを自己の接続する上り通話チャネルに書き込むの
で、従来の様にこの種の処理を移動体交換局30に負担
させること無く、無線基地局101 ,10n 間で有効に
処理できる。
【0017】また本発明(5)においては、ISDN交
換局30と複数の網終端装置101〜10n との間をリ
ング状ネットワーク20で接続するので、ネットワーク
20の敷線負担が大幅に軽減される。また、これらの間
でISDN信号を時分割多重により交換するので、各網
終端装置101 〜10n では有限な通信資源を有効かつ
柔軟に利用できる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例の通信シ
ステムを説明する図で、移動通信システムへの適用例を
示している。
【0019】図において、101 〜10n は実施例の無
線基地局(BS1〜BSn)、BSIFはBSの通話路
インタフェース部、CIはBSの信号路インタフェース
部、20は同軸ケーブル,光ファイバ等からなるリング
状ハイウェイ(ループ状ネットワーク)、30は実施例
の移動体交換局(MSC)、MSIFはMSCの通話路
インタフェース部、CCIFはMSCの信号路インタフ
ェース部、MUXは多重部、DMXは分離部である。
【0020】なお、このMSC30は通話路スイッチ部
31を備えるが、本発明では後述の如く各BS1〜BS
nが夫々に通話路スイッチ機能を備えるので、MSC3
0の通話路スイッチ部31を省略可能である。しかし、
従来技術との対比で説明を分かり易くするために、通話
路スイッチ部31を備える形で説明する。MSC30に
おいて、SC11T〜SCn1TはBS1対応の下り通
話路(MSC→BS)、SC11R〜SCn1Rはその
上り通話路(BS→MSC)である。MUXはSC11
T〜SCn1Tの各通話データを多重(例えばバイト多
重)してMSIFに入力する。またDMXはMSIFか
らの多重通話データをSC11R〜SCn1Rに分離す
る。そして、MSIFはMUXからの多重通話データを
通話路ハイウェイ201 の下りラインに出力し、かつそ
の上りラインの多重通話データをMSIFに取り込む。
他のBS2〜BSn対応の各通話路についても同様であ
る。
【0021】CC1T〜CCnTは夫々BS1〜BSn
対応の下り信号路、CC1R〜CCnRはその上り信号
路である。MUXはCC1T〜CCnTの各制御データ
を多重(例えばパケット多重)してCCIFに入力す
る。またDMXはCCIFからの多重制御データをCC
1R〜CCnRに分離する。そして、CCIFはMUX
からの多重制御データを信号路ハイウェイ200 の下り
ラインに出力し、かつその上りラインの多重制御データ
をCCIFに取り込む。
【0022】なお、通話路スイッチ部31、制御部(C
U)32、共通線信号処理部(CR)33の動作につい
ては従来と同様で良い。BS1において、BSIFは通
話路ハイウェイ201 〜20m を収容すると共に、自己
のCUからの通話路接続情報に従い、下り通話チャネル
の対応するタイムスロットから通話データを読み出し、
かつ上り通話チャネルの対応するタイムスロットに通話
データを書き込む。また、CIは信号路ハイウェイ20
0 を収容すると共に、自己のCUからのアドレス設定情
報に従い、下り信号チャネルからBS1宛の制御パケッ
トを読み出し、かつその上り信号チャネルにBS1から
の制御パケットを書き込む。
【0023】他のBS2〜BSnについても同様であ
る。図3はBSの信号路インタフェース部を説明する図
で、図においてTIはシリアルパラレル変換器等を有す
る下り信号路インタフェース部、RIはパラレルシリア
ル変換器等を有する上り信号路インタフェース部であ
る。MSC30からの制御用パケットP1〜Pn,Pg
は信号路ハイウェイ200の下りラインにビットシリア
ルモードで載せられる。そのパケットフォーマットは、
例えばHDLCフォーマットに従うもので良く、その中
にはBS1〜BSn宛の個別アドレス情報AD1〜AD
n等が含まれる。また同報用パケットPgには所定のB
Sグループに共通の同報アドレス情報ADgが含まれ
る。
【0024】BS1の信号路インタフェース部CI1に
おいて、その下り信号路インタフェース部TIは、MS
C30からの各下り制御パケットの宛て先アドレスを監
視しており、自己の制御部CUが設定した個別アドレス
AD1又は同報アドレスADgとの間で比較一致が得ら
れると、当該パケット情報を読み出して中継・処理部C
R1に転送する。その際には、当該パケットの所定フラ
グをON又はOFFにし、該パケットがBSにより読み
取られたことをMSC30に知らせる。
【0025】一方、上り信号路インタフェース部RIは
中継・処理部CR1からの上り制御パケットを所定の回
線競合回避方式(例えばタイムスロット方式)により信
号路ハイウェイ200 の上りラインに挿入する。他の信
号路インタフェース部CI2〜CInについても同様で
ある。従って、MSC30は、例えばMSaの一斉呼出
を行う場合は、同報アドレスADgを有する同報用パケ
ットPgを1つ送れば良い。この同報用パケットPgは
信号路ハイウェイ200 を介して全BS1〜BSnを通
過すると共に、同報グループADgに属する各BSが同
一のパケット情報を抽出し、MSaに対する一斉呼出を
行う。
【0026】図4〜図6はBSの通話路インタフェース
部を説明する図(1)〜(3)で、図においてTIはシ
リアルパラレル変換器等を有する下り通話路インタフェ
ース部、RIはパラレルシリアル変換器及びシフトレジ
スタ等を有する上り通話路インタフェース部、MXは2
入力通話路データのミキシング(合成)を行うミキサで
ある。
【0027】図4は各BS1〜BSnに夫々m台のMS
a〜MSb,MSc〜MSd等が容量一杯に収容されて
いる場合を示している。MSC30からのバイト多重通
話データ(11〜n1)〜(1m〜nm)は夫々フレー
ム同期用信号FPに同期して通話路ハイウェイ201
20m の各下りラインにビットシリアルモードで載せら
れる。
【0028】BS1の通話路インタフェース部BSIF
1において、その下り通話路インタフェース部TIは、
ハイウェイ201 の下りラインのフレーム同期用信号F
Pを検出すると共に、自己の制御部CUが設定した読出
アドレスRA11に従って対応するタイムスロットt1
の下り通話データ11を読み出し、通話チャネルSC1
1Tに出力する。
【0029】一方、その上り通話路インタフェース部R
Iは、ハイウェイ201 の上りラインのフレーム同期用
信号FPを検出すると共に、自己の制御部CUが設定し
た書込アドレスWA11に従って、通話チャネルSC1
1Rからの上り通話データを対応するタイムスロットt
1に書き込む。その際には、自己の制御部CUからのミ
キシングアドレスの設定MAxxにより、上り通話路イ
ンタフェース部RIのメモリから対応するタイムスロッ
トの上り通話データを読み出すことが可能であり、ミキ
サMXは通話チャネルSC11Rからの上り通話データ
にこの読出データをミキシングする。
【0030】なお、この例のMAxxはあり得ない通話
チャネルの読出アドレスを指しており、この場合のRI
からは通話データ「0」が読み出される。他の通話チャ
ネルSC12〜SC1mについても同様である。ところ
で、この実施例のBS1には更に通話チャネルSC1
(m+1)〜SC1kの通話回路(回線)が付加されて
いる。これにより、BS1はハイウェイ201 より任意
の2チャネル分を選択して自己の通話チャネルSC1
1,SC1(m+1)に接続可能である。ハイウェイ2
2 〜20m についても同様である。従って、このBS
1はトラヒックの混雑に応じて最大k個(この例ではk
=2m)までの移動機MSを同時に収容可能となる。
【0031】図5は移動機MScが基地局BSnからB
S1のサービスエリアにハンドオーバする場合の処理を
示している。MScは、始めはBSnの通話チャネルS
Cn1に接続しており、そのBSIFnに対する設定=
(RAn1,WAn1,MAxx)によりMSC30の
通話チャネルSCn1に接続している。
【0032】MScが通話中に移動すると、MSC30
は従来と同様にしてMScの移動先を調べ、この例では
BS1のサービスエリアと判定する。ハンドオーバを行
なう場合、この例ではMScの接続をBSnからBS1
に切り替えるが、その際にはMScの通話信号に不連続
が生じないことが好ましい。本実施例によれば、MSC
30はMScの移動先のBS1に対してハンドオーバ接
続要求のパケットを送信する。これを受けたBS1のC
Uは、空き通話チャネルSC1(m+1)を捕捉し、そ
のBSIF1に対する設定を(RAn1,WAn1,M
An1)とする。これにより通話チャネルSC1(m+
1)Tの下りIF部TIはMSC30の下り通話チャネ
ルSCn1Tの通話データを読み出し、これはMScに
送信される。その結果、しばらくの間は、MScは通話
相手からの同一音声データをBS1及びBSnから受信
することになる。
【0033】一方、上り通話チャネルSC1(m+1)
Rのラインでは、ミキサMXがMScからの受信通話デ
ータにBSnで既に書き込まれたMScの通話データを
合成(混合)して出力する。そして、その上りIF部R
Iは、ミキサMXからの合成通話データをMSC30の
上り通話チャネルSCn1Rに書き込む。その結果、し
ばらくの間は、通話相手はMScからの同一音声データ
をBS1及びBSnを介して受信することになる。
【0034】こうして、BSnからBS1へのハンドオ
ーバ処理が円滑に行われる。この場合に、MSC30と
BS1〜BSnとの間はリング状ハイウェイ20で接続
されているので、BS1〜BSn間のハンドオーバ処理
であればMSC30の側では通話路スイッチ部31の通
話路切替制御を行わなくても良い。図6は移動機MSc
が基地局BS1の側に収容された状態を示している。
【0035】MSC30はMScに対する上記ハンドオ
ーバ処理が完了すると、BSnにはハンドオーバ圏外、
BS1にはハンドオーバ圏内の各制御パケットを送信す
る。これにより、BSnのCUは通話チャネルSCn1
の設定を(RAxx,WAxx,MAxx)に変更して
該通話チャネルSCn1を解放する。一方、BS1のC
Uは通話チャネルSC1(m+1)の設定を(MAx
x)に変更して通常の接続状態にする。
【0036】このように、本実施例のBS1はm個の通
話チャネルがm個のMSa〜MSbにより塞がっていて
も、例えば追加の通話チャネルSC1(1+m)を使用
することでm+1個目のMScを更に収容可能である。
しかも、この場合のBS1はMSC30の通話チャネル
として、本来はBS1対応でないところの通話チャネル
SCn1を使用できる。
【0037】従って、移動体トラヒックの多様な変動に
も係わらず、MSC30の回線使用効率は常に高く保た
れる。また各BS1〜BSnのMS収容能力も柔軟に変
更される。図7は他の実施例の通信システムを説明する
図で、ISDN通信システムへの適用例を示している。
【0038】図において、TE1 〜TE8 はISDNの
端末装置、101 〜10n は夫々にTE1 〜TE8 を収
容可能な網終端装置(NT1〜NTn)、IIFはIS
DNによる基本ビットレート(2B+D)の基本インタ
フェース部、LIFはNTのハイウェイインタフェース
部、20は同軸ケーブル,光ファイバ等からなるリング
状ハイウェイ(ループ状ネットワーク)、30は実施例
のディジタル加入者線交換局、34はそのハイウェイイ
ンタフェース部(HWIF)、MUXはB/Dチャネル
信号の多重部、DMXはB/Dチャネル信号の分離部、
31はBチャネル信号の交換を行うデータスイッチ部、
32は交換局30の主制御部(CU)、33はDチャネ
ル信号(共通線信号)の中継・処理部(CR)、50は
ISDN網、51はISDN中継交換局、52は共通線
中継交換局である。
【0039】本実施例ではディジタル加入者線交換局3
0とNT1〜NTnとの間を高速のリング状ハイウェイ
20及びそのハイウェイインタフェース部HWIF,L
IFで接続している。従って、上記移動通信システムの
場合と同様の作用・効果が得られる。この場合に、上記
MSに対するようなハンドオーバ処理は必要ないが、T
Eの挿入、削除、移動は自由であり、加入者契約に応じ
てNTのインタフェース速度が変更される場合もある。
かかる場合でも、NTの側で通信チャネルの割当を容易
に変更でき、柔軟なシステム運営が可能となる。
【0040】なお、上記各実施例のリング状ハイウェイ
20及びそのハイウェイインタフェース部はシステムの
信頼性向上の観点から2重化されている。また、上記図
2の実施例ではn×mの通話チャネルをm本のハイウェ
イ通話チャネル201 〜20mに多重・分離したが、1
又は2以上の任意本のハイウェイ通話チャネルに多重・
分離するように構成しても良い。こうすれば各BS1〜
BSnでは更に多様な通話チャネルの交換が行える。
【0041】また、上記図2の実施例では各BS1〜B
Snは通話路盤SCSWを備えるが、通話路インタフェ
ース部BSIFが通話路交換機能を備えるので、通話路
盤SCSWを省略しても良い。また、上記本発明に好適
なる複数の実施例を述べたが、本発明思想を逸脱しない
範囲内で、構成及び制御の様々な変更が行えることは言
うまでも無い。
【0042】
【発明の効果】以上述べた如く本発明の通信システム
は、上記構成であるので、低コストで構築できると共
に、有限な通信チャネルを有効かつ柔軟に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施例の通信システムを説明する図であ
る。
【図3】図3はBSの信号路インタフェース部を説明す
る図である。
【図4】図4はBSの通話路インタフェース部を説明す
る図(1)である。
【図5】図5はBSの通話路インタフェース部を説明す
る図(2)である。
【図6】図6はBSの通話路インタフェース部を説明す
る図(3)である。
【図7】図7は他の実施例の通信システムを説明する図
である。
【図8】図8は従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
10 無線基地局/網終端装置 20 リング状ハイウェイ 30 移動体交換局/ディジタル加入者線交換局

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動端末を収容する無線基地局
    と、移動網に接続して複数の前記無線基地局を収容する
    移動体交換局とを備える移動通信システムにおいて、 移動体交換局と複数の無線基地局との間をリング状ネッ
    トワークで接続すると共に、これらの間で制御用信号は
    パケット多重により、通話路信号は時分割多重により交
    換することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 移動体交換局は制御用パケットに同報ア
    ドレスを搭載してリング状ネットワークに送信し、各無
    線基地局は該制御用パケットの同報アドレスを検出して
    夫々に同報データを無線送信することを特徴とする請求
    項1の通信システム。
  3. 【請求項3】 無線基地局は、移動体交換局の全通話チ
    ャネル分を時分割収容すると共に、時間スイッチ制御に
    より移動体交換局の任意の通話チャネルに接続すること
    を特徴とする請求項1の通信システム。
  4. 【請求項4】 無線基地局は、移動端末からの受信通話
    データとリング状ネットワーク上の移動体交換局に向か
    う任意上り通話チャネルの通話データとを合成してこれ
    を自己の接続する上り通話チャネルに書き込むことを特
    徴とする請求項3の通信システム。
  5. 【請求項5】 複数のISDN端末を収容する網終端装
    置と、ISDN網に接続して複数の前記網終端装置を収
    容するISDN交換局とを備えるISDN通信システム
    において、 ISDN交換局と複数の網終端装置との間をリング状ネ
    ットワークで接続すると共に、これらの間でISDN信
    号を時分割多重により交換することを特徴とする通信シ
    ステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030070438A (ko) * 2002-02-25 2003-08-30 삼성전자주식회사 이동 통신 시스템에서 효율적인 데이터 송수신을 위한기지국 제어기와 기지국 간의 데이터 송수신 방법

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KR20030070438A (ko) * 2002-02-25 2003-08-30 삼성전자주식회사 이동 통신 시스템에서 효율적인 데이터 송수신을 위한기지국 제어기와 기지국 간의 데이터 송수신 방법

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