JPH08330588A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH08330588A
JPH08330588A JP8058636A JP5863696A JPH08330588A JP H08330588 A JPH08330588 A JP H08330588A JP 8058636 A JP8058636 A JP 8058636A JP 5863696 A JP5863696 A JP 5863696A JP H08330588 A JPH08330588 A JP H08330588A
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JP
Japan
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semiconductor device
gate electrode
gate
insulating film
film
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JP8058636A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Arai
雅利 荒井
Takashi Nakabayashi
隆 中林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレイン電界を緩和しつつ必要な活性領域の
面積を低減し、微細化,高密度化に適した半導体装置及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板1上の活性領域内に、ゲート
絶縁膜2、ゲート電極3、全面上に形成された絶縁膜
6、ゲート電極3の各側面上に絶縁膜6を介して形成さ
れた導電性サイドウォール7a、低濃度ソース・ドレイ
ン領域5a,5b、及び高濃度ソースドレイン領域9
a,9bからなるMOSトランジスタが形成されてい
る。第2のコンタクト孔12b内の第2の配線12bを
介して高濃度ドレイン領域9bと導電性サイドウォール
7aとが電気的に導通されている。使用時に導電性サイ
ドウォール7aをドレイン電圧に等しくして、ホットキ
ャリアによる劣化を抑制する。しかも、第2のコンタク
ト孔11bとゲート電極3とのアラインメントマージン
が不要になるので、ドレイン領域の面積が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲート電極の側面
上に導電性サイドウォールを備えた半導体装置及びその
製造方法に係り、特に半導体装置の微細化,高密度化を
図るための対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、MOS型半導体装置におい
て、図10に示すごとく、半導体基板101上の素子分
離108によって取り囲まれる活性領域内に、ゲート酸
化膜102と、ゲート電極103と、ゲート電極104
の両側面上の絶縁膜サイドウォール107と、半導体基
板101内でサイドウォール107の下方付近に形成さ
れた低濃度ソース・ドレイン領域105a,105b
と、低濃度ソース・ドレイン領域105a,105bの
外方に隣接して形成された高濃度ソース・ドレイン領域
109a,109bと、層間絶縁膜110を貫通してそ
れぞれ高濃度ソース領域109a、高濃度ドレイン領域
9bに到達する第1,第2のコンタクト孔111a,1
11bと、各コンタクト孔111a,111b内及び層
間絶縁膜110上に形成された第1,第2の配線112
a,112bとを備えたいわゆるLDD構造を有するM
OS型半導体装置が知られている。このLDD構造を有
するMOS型半導体装置の特徴は、ゲート長を短縮した
場合にもパンチスルー及びホットキャリアによる劣化を
抑制することができる点にあり、微細化に有利な構造と
して知られている。しかし、斯かる利点はあっても、図
10に示すLDD構造を有するMOS型半導体装置で
は、ホットキャリアがサイドウォール107によって捕
獲され、そのキャリアによって低濃度ソース・ドレイン
領域105a,105bの表面が空乏化することによっ
て、トランジスタの特性が劣化するという特有の問題が
あった。
【0003】そこで、例えば特開平2−276251号
公報に記載されるごとく、サイドウォールを導電性材料
で構成して、ホットキャリアによる劣化をさらに高めよ
うとする技術が提案されている。以下、上記公報に記載
されるMOS型半導体装置の製造方法について説明す
る。図11(a)〜(c),図12(a)〜(c)及び
図13(a)〜(c)は、製造工程を示す平面図、活性
領域における断面図、及び素子分離における断面図であ
る。
【0004】まず、図11(a)〜(c)に示すよう
に、半導体基板121上に、活性領域を取り囲む素子分
離122を形成し、活性領域内の半導体基板121の上
に、ゲート酸化膜123と、ポリシリコンからなるゲー
ト電極124と、絶縁膜125と、ポリシリコンからな
るサイドウォール126と、高濃度不純物をドープした
ソース領域127と、ドレイン領域128とを有するM
OSトランジスタを形成する。この例では、サイドウォ
ール126の下方に低濃度ソース・ドレイン領域が形成
されていない。
【0005】次に、図12(a)〜(c)に示すよう
に、ポリシリコン膜を堆積した後、このポリシリコン膜
を選択的にエッチングして、素子分離122の上で絶縁
膜125を跨いで両側のサイドウォール126を接続す
る接続層129を形成する。ただし、活性領域上では、
ドレイン領域128の上には接続層129が残存する
が、ソース領域127の上には接続層129が残存して
いない。
【0006】次に、図13(a)〜(c)に示すよう
に、基板の全面上に層間絶縁膜132を堆積した後、層
間絶縁膜132にドレイン領域128上の接続層129
に到達するコンタクト孔133を形成し、さらに、コン
タクト孔133内及び層間絶縁膜132の上にAl配線
130を形成する。
【0007】上記公報の構造では、導電性材料からなる
サイドウォール126を備え、ドレイン領域128とサ
イドウォール126とが接続層129を介して接続され
ているので、サイドウォール126がドレインと同じ電
位に維持される。したがって、半導体基板内におけるド
レイン領域128近傍の電界が緩和され、ホットキャリ
アによる劣化をさらに抑制することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
ごとく益々MOS型半導体装置の微細化及び高密度化の
要請が高まってくると、上記従来のような各MOS型半
導体装置の構造では、その要請に十分応えることができ
ないという問題がある。
【0009】例えば、図10に示すMOS型半導体装置
では、0.25μm以下のルールになると、ゲート長は
0.25μm以下に縮小されても、ソース・ドレイン領
域107a,107bの幅はゲート電極形成用マスクと
コンタクト孔形成用マスクとの間の位置ずれなどを考慮
して必要なマージン(以下、アラインメントマージンと
いう)を設定しなければならないので、それほど縮小す
ることは困難である。
【0010】一方、上記公報の技術では、図13(b)
に示されるように、接続層129の幅がコンタクト孔1
33のサイズよりも大きいことが必要であり、かつゲー
ト電極とコンタクト孔との間のアラインメントマージン
だけでなく、接続層とゲート電との間のアラインメント
マージンも設ける必要がある。したがって、ドレイン領
域128の面積が図10に示すLDD構造を有するトラ
ンジスタよりもさらに拡大されることになり、微細化,
高密度化の要請に逆行する虞れがある。
【0011】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、MOS型半導体装置において、サイ
ドウォールを導電性材料で構成しながらソース・ドレイ
ン領域の面積を低減し得る構造とすることにより、ホッ
トキャリアの劣化を抑制しつつ0.25μm以下のルー
ルにも適合する微細かつ高密度の半導体装置及びその製
造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の講じた手段は、サイドウォールを導電性材
料で構成するとともに、コンタクト部材によりドレイン
領域とサイドウォールとを電気的に導通させることにあ
る。具体的には、請求項1〜7に記載される半導体装置
に係る手段と、請求項8〜13に記載される半導体装置
の製造方法に係る手段とを講じている。
【0013】請求項1に係る半導体装置は、半導体基板
上に形成された素子分離によって取り囲まれる活性領域
上に少なくとも1つのMOSトランジスタを備えた半導
体装置を前提とする。そして、上記MOSトランジスタ
は、上記素子分離で取り囲まれる活性領域内の上記半導
体基板の上に形成されたゲート絶縁膜と、上記ゲート絶
縁膜上に形成されたゲート電極と、上記ゲート電極の各
側面から上記活性領域内の半導体基板に跨って形成され
た絶縁膜と、上記ゲート電極の各側面の全周上に亘り上
記絶縁膜を介して形成された導電性材料からなるサイド
ウォールと、上記ゲート電極の両側方に位置する上記活
性領域内に不純物を導入して形成されたソース領域及び
ドレイン領域とにより構成されている。半導体装置は、
上記ゲート電極,半導体基板及び素子分離に亘る領域上
に形成された層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜を貫通して
上記ソース領域に到達する第1のコンタクト孔と、上記
層間絶縁膜を貫通して上記ドレイン領域及び導電性サイ
ドウォールに到達する第2のコンタクト孔と、上記第1
及び第2のコンタクト孔内に堆積された導電性材料から
なる第1及び第2のコンタクト部材とをさらに備えてい
る。
【0014】この構成により、第2のコンタクト部材を
介してサイドウォールがドレイン領域と電気的に導通状
態になっているので、MOSトランジスタの使用状態で
は、サイドウォールにドレイン電圧に等しい電圧が印加
される。したがって、半導体基板内のサイドウォール直
下方におけるドレイン電界が緩和されるので、ホットキ
ャリアの発生確率が減小する。また、ソース側において
も、サイドウォール直下の半導体基板の表面に伝導キャ
リアが供給されるので、サイドウォールに捕獲されたホ
ットキャリアによる半導体基板表面の空乏化が抑制され
る。さらに、サイドウォールが導電性材料で構成されて
いるので、半導体基板上の絶縁膜を介してサイドウォー
ルに捕獲されたホットキャリアはコンタクト部材を介し
て移動し、捕獲層が残らない。したがって、ホットキャ
リアに起因する半導体装置の特性の劣化が抑制される。
【0015】しかも、第2のコンタクト部材とサイドウ
ォールとが重なって形成されているので、サイドウォー
ルと第2のコンタクト部材との間にアラインメントマー
ジンに相当する空間を確保する必要がなく、その分、ド
レイン側の活性領域の面積を低減することができる。
【0016】請求項2に記載されるように、請求項1に
おいて、上記サイドウォールの下端部における厚みは上
記ゲート電極と上記第2のコンタクト孔とのアラインメ
ントマージンの2倍以上とすることが好ましい。
【0017】この構成により、第2のコンタクト部材が
ゲート電極と接触することなくドレイン領域とサイドウ
ォールとに確実に接続されることになる。
【0018】また、請求項3に記載されるように、請求
項1において、上記サイドウォールの下端部における厚
みは150nm以上とすることが好ましい。
【0019】この構成により、0.25μm以下のルー
ルにおいて要求されるアラインメントマージンを考慮す
ると、第2のコンタクト部材がゲート電極と接触するこ
となくドレイン領域とサイドウォールとに確実に接続さ
れることになる。
【0020】請求項4に係る半導体装置は、請求項1に
おいて、上記ゲート電極上に形成され上記層間絶縁膜に
対するエッチング選択比の高い絶縁性材料からなるゲー
ト上保護膜をさらに備えている。
【0021】この構成により、第2のコンタクト孔がゲ
ート電極の上方領域に亘って形成されても、第2のコン
タクト孔がゲート電極に到達するのがゲート上保護膜に
よって阻止される。したがって、ゲート電極と第2のコ
ンタクト孔との間にアラインメントマージンを設定する
必要がなく、その分、ドレイン側の活性領域として必要
な面積を低減することが可能となる。
【0022】請求項5に係る半導体装置は、請求項1に
おいて、上記ゲート電極上に形成され絶縁性材料からな
るゲート上保護膜と、上記ゲート電極,活性領域及び素
子分離の上に形成され上記素子分離及び上記ゲート上保
護膜に対するエッチング選択比の高い絶縁性材料で構成
される全面保護膜とをさらに設け、上記各コンタクト孔
が上記層間絶縁膜及び上記全面保護膜を貫通しているよ
うに構成したものである。
【0023】この構成により、ドレイン側では、第2の
コンタクト孔がゲート電極の上方領域に亘って形成され
ても、第2のコンタクト孔がゲート電極に到達するのが
ゲート上保護膜によって阻止される。したがって、請求
項4と同じ作用が得られる。加えて、ソース側及びドレ
イン側の双方において、第1,第2のコンタクト孔が素
子分離の上方領域に亘って形成されても、各コンタクト
孔が素子分離に到達するのが全面保護膜によって阻止さ
れる。したがって、ソース領域及びドレイン領域におい
て、各コンタクト孔と素子分離とのアラインメントマー
ジンを設定する必要がなく、その分、活性領域全体の面
積を大幅に低減することが可能となる。
【0024】請求項6に記載されるように、請求項5に
おいて、上記素子分離及びゲート上保護膜をシリコン酸
化膜で構成し、上記全面保護膜をシリコン窒化膜で構成
することが好ましい。
【0025】この構成により、素子分離とゲート上保護
膜との間で確実に高いエッチング選択比が得られること
になる。
【0026】請求項7に係る半導体装置は、請求項1に
おいて、上記活性領域内に、上記MOSトランジスタを
2つ配置し、上記各MOSトランジスタの各ゲート電極
を互いに平行に配置し、上記各トランジスタのドレイン
領域を上記各ゲート電極間の活性領域内に共通に形成
し、上記第2のコンタクト孔を上記共通のドレイン領域
及び各トランジスタのサイドウォールに到達させたもの
である。
【0027】この構成により、DRAMのメモリセルト
ランジスタのように、ドレイン領域を共通化して使用さ
れる2つのトランジスタを1つの活性領域に形成した半
導体装置においても、確実に活性領域の面積を低減する
ことができる。
【0028】請求項8に係る半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に、活性領域を取り囲む素子分離を形成す
る第1の工程と、上記活性領域内の上記半導体基板上に
ゲート絶縁膜及び該ゲート絶縁膜上のゲート電極を形成
する第2の工程と、基板の全面上に絶縁膜を形成する第
3の工程と、上記絶縁膜の上に第1の導電性膜を堆積し
た後該第1の導電性膜を異方性エッチングによりエッチ
バックして、上記ゲート電極の各側面の全周上に亘りサ
イドウォールを形成する第4の工程と、上記ゲート電極
の両側方に位置する上記半導体基板内に不純物を導入し
てソース領域及びドレイン領域を形成する第5の工程
と、基板の全面上に層間絶縁膜を堆積する第6の工程
と、上記層間絶縁膜を貫通して上記ソース領域に到達す
る第1のコンタクト孔と上記層間絶縁膜を貫通して上記
ドレイン領域及びサイドウォールに到達する第2のコン
タクト孔を形成する第7の工程と、上記第1,第2のコ
ンタクト孔内に導電性材料を堆積して第1,第2のコン
タクト部材を形成する第8の工程とを備えている。
【0029】この方法により、第7の工程で形成される
第2のコンタクト孔がサイドウォール及びドレイン領域
の双方に到達しているので、導電性のサイドウォールと
ドレイン領域とが第2のコンタクト部材を介して電気的
に導通状態になっている。したがって、請求項1の作用
を奏する半導体装置が形成されることになる。
【0030】請求項9に係る半導体装置の製造方法は、
請求項8の製造方法において、上記第4の工程では、上
記サイドウォールの下端部における厚みを上記第2のコ
ンタクト孔と上記ゲート電極とのアラインメントマージ
ンの2倍以上にする方法である。
【0031】請求項10に係る半導体装置の製造方法
は、請求項8において、上記第4の工程では、上記サイ
ドウォールの下端部における厚みを150nm以上にす
る方法である。
【0032】請求項11に係る半導体装置の製造方法
は、請求項8において、上記第2の工程では、上記ゲー
ト電極の上に上記層間絶縁膜に対するエッチング選択比
の高い絶縁性材料からなるゲート上保護膜を上記ゲート
電極と共に形成する方法である。
【0033】請求項12に係る半導体装置の製造方法
は、請求項8において、上記第2の工程では、上記ゲー
ト電極の上にゲート上保護膜を上記ゲート電極と共に形
成し、上記第4及び第5の工程の後上記第6の工程の前
に、基板の全面上に上記ゲート上保護膜及び上記素子分
離に対するエッチング選択比の高い全面保護膜を形成す
る工程をさらに備え、上記第7の工程では、各コンタク
ト孔が上記層間絶縁膜及び上記全面保護膜を貫通するよ
うに形成する方法である。
【0034】請求項13に係る半導体装置の製造方法
は、請求項8において、上記第2の工程では、上記活性
領域上に互いに平行に並ぶ2つのゲート絶縁膜及びゲー
ト電極を形成し、上記第5の工程では、上記各ゲート電
極間に共通のドレイン領域を形成し、上記第7の工程で
は、上記第2のコンタクト孔を上記共通のドレイン領域
と上記各ゲート電極の側面上のサイドウォールとに到達
するように形成する方法である。
【0035】請求項9,10,11,12,13の方法
により、請求項2,3,4,5,7の作用を奏する半導
体装置が形成されることになる。
【0036】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1(a)〜(f)は、第1の実施
形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0037】まず、図1(a)に示す工程では、シリコ
ンで構成される半導体基板1上にLOCOS(Local Ox
idation of Silicon)法により素子分離8を形成し、こ
の素子分離8で囲まれる活性領域上に、厚み10nm程
度のシリコン酸化膜と、厚みが150nm程度の第1の
ポリシリコン膜と、厚みが150nm程度のシリコン酸
化膜とを順次堆積した後、フォトリソグラフィー及びド
ライエッチングによってこれらの膜をパターニングし
て、ゲート酸化膜2と、ゲート電極3と、ゲート上保護
膜4とを形成する。その際、ゲート電極3のゲート長は
0.25μm程度である。その後、上記ゲート電極3等
をマスクとして活性領域内に低濃度のn型不純物イオン
の注入を行ない、ゲート電極3の両側に位置する活性領
域内に低濃度ソース領域5a及び低濃度ドレイン領域5
bを形成する。
【0038】次に、図1(b)に示す工程では、基板の
全面上に厚み10nm程度のシリコン酸化膜6と、厚み
200nm程度の第2のポリシリコン膜7とを順次堆積
する。
【0039】次に、図1(c)に示す工程では、異方性
エッチングにより第2のポリシリコン膜7のみをエッチ
バックして、ゲート電極3及びゲート上保護膜4の側面
の全周上に導電性サイドウォール7aを形成する。この
とき、導電性サイドウォール7aの下端部における横方
向の寸法(サイドウォール膜厚)は第2のポリシリコン
膜7が堆積された時の膜厚200nmにほぼ等しく、こ
の厚みはゲート形成用マスクとコンタクト孔形成用マス
クとの位置ずれ等を考慮して必要となるマージン(以
下、アラインメントマージンという)の2倍程度に設定
されている。また、導電性サイドウォール7aは、エッ
チバックによってゲート電極4aの側面上に全周に亘っ
て一体的に形成されており、ソース側とドレイン側とで
電気的に導通状態になっている。
【0040】その後、ゲート電極3及び導電性サイドウ
ォール7aをマスクとしてすでに低濃度の不純物が導入
された領域内に高濃度のn型不純物イオンの注入を行な
い、高濃度ソース領域9a及び高濃度ドレイン領域9b
を形成する。この工程により、低濃度ソース・ドレイン
領域5a,5bと、その両側の高濃度ソース・ドレイン
領域9a,9bとの存在位置がほぼ定まる。
【0041】次に、図1(d)に示す工程では、基板の
全面上に厚み700nm程度のシリコン酸化膜からなる
層間絶縁膜10を堆積する。
【0042】次に、図1(e)に示す工程では、層間絶
縁膜10に、高濃度ソース領域9a及び高濃度ドレイン
領域9bにそれぞれ到達する第1,第2のコンタクト孔
11a,11bを形成する。その際、第1のコンタクト
孔11aは導電性サイドウォール7aに接触せず高濃度
ソース領域9a上のみに開口するように形成されるが、
第2のコンタクト孔11bは、高濃度ドレイン領域9b
と導電性サイドウォール7aとに跨って開口するように
形成される。なお、各コンタクト孔11a,11bのゲ
ート長方向の寸法は0.4μm程度である。
【0043】次に、図1(f)に示す工程では、各コン
タクト孔11a,11b内及び層間絶縁膜10の上に、
タングステン,アルミニウム等の金属膜を堆積した後、
この金属膜を選択的にエッチングして、コンタクト部材
及び上層配線として機能する第1,第2の配線12a,
12bを形成する。このとき、第1の配線12aは高濃
度ソース領域9aのみにコンタクトするが、第2の配線
12bは高濃度ドレイン領域9bと導電性サイドウォー
ル7aの双方にコンタクトしている。
【0044】本実施形態の製造工程で形成されるMOS
型半導体装置では、第2の配線12bと導電性サイドウ
ォール7aとが接続されているので、ソース側及びドレ
イン側の双方において、導電性サイドウォール7aの電
位が高濃度ドレイン領域9bの電位と等価となる。した
がって、半導体基板1内部におけるドレイン電界が緩和
され、ホットキャリアによる半導体装置の特性の劣化が
抑制される。
【0045】図2は、本実施形態のLDD構造を有する
MOSトランジスタと、上記図10に示す従来のLDD
構造を有するMOSトランジスタとのドレイン電界の分
布をシミュレーションした結果を示す図である。図2に
おいて、横軸はゲート電極3のドレイン側端部の下方を
「0」とし、そこからドレイン領域に向かう方向を正方
向としたときの横方向位置を示し、縦軸は基板内部の一
定深さ位置におけるドレイン電界(V/cm)を示す。
ただし、ゲート電極3のゲート長は従来の構造と一致さ
せて0.4μmとし、ドレイン電圧VD は6Vとし、ゲ
ート電圧VG は1.3Vとしてシミュレーションを行な
っている。
【0046】図2に示されるように、従来のLDD構造
を有するMOSトランジスタのドレイン電界のピーク値
が約2.4×105 (V/cm)であるのに対し、本実
施形態のLDD構造を有するMOSトランジスタのピー
クの最大値は約2.0×105 (V/cm)となり、約
20%程度減小する。一般的に、低濃度ソース・ドレイ
ン領域を有するLDD構造ではサイドウォールのゲート
電極に近い部分の下方でドレイン電界が最大になる。と
ころが、本実施形態のMOSトランジスタのごとく、低
濃度ドレイン領域5b上の導電性サイドウォール7aと
高濃度ドレイン領域9bとが同電位になる結果、ドレイ
ン電界が大幅に低下する。
【0047】一般的に、ドレイン電界をEx とし(xは
図2の横軸方向とする)、ドレイン電流をId とする
と、ホットキャリア発生確率Fは、下記式 F=A∫Id exp(−B/Ex )dx で表される(ただし、A,Bは正の定数)。したがっ
て、上述のように、ドレイン電界Ex のピーク値が20
%程度減小することによって、ホットキャリアの発生確
率Fが大幅に減小する。すなわち、ホットキャリアによ
って引き起こされる相互コンダクタンスやしきい値電圧
の変動等の特性の劣化が生じるに至るまでの使用時間が
大幅に延長されることになる。
【0048】また、低濃度ソース領域5a上の導電性サ
イドウォール7aにドレイン電圧VD が印加されている
ことにより、低濃度ソース領域5aの半導体基板の表面
に伝導キャリアが供給されるので、低濃度ソース領域5
a上の導電性サイドウォール7aに捕獲されたホットキ
ャリアによる基板表面の空乏化が抑制される。さらに、
低濃度ソース・ドレイン領域5a,5b上の導電性サイ
ドウォール7aにドレイン電圧VD が印加されているこ
とにより、ホットキャリアが導電性サイドウォール7a
に捕獲されても、第2の配線12bを介してキャリアが
引き抜かれて蓄積されることがない。以上のことから、
ホットキャリアによる特性の劣化を抑制することがで
き、信頼性の大幅な向上を図ることができるのである。
【0049】さらに、本実施形態のようなLDD構造を
有するMOS型半導体装置においては、低濃度ドレイン
領域5a及び高濃度ドレイン領域9b(以下、単に「ド
レイン領域」とする)の合計面積を大幅に低減すること
ができる。その点について、以下に説明する。
【0050】図3(a),(b)は、図10に示す従来
のLDD構造を有するMOSトランジスタ及び本実施形
態のLDD構造を有するMOSトランジスタのドレイン
領域を比較するための断面図である。図3(a),
(b)において、従来例と本実施形態とにおけるサイド
ウォール幅をそれぞれSW0,SW1、第2のコンタク
ト孔のゲート長方向の寸法をCW、ゲート電極と第2の
コンタクト孔とのアラインメントマージンをAとする。
【0051】図3(a)に示すように、従来のMOSト
ランジスタでは、コンタクト孔がサイドウォール及び素
子分離の一部に到達すると信頼性を悪化させるので、ゲ
ート端部から素子分離端部までの距離P0(すなわち、
ドレイン領域の幅)は、下記式 P0≧SW0+2A+CW を満足する必要がある。
【0052】一方、図3(b)に示すように、本実施形
態のMOSトランジスタでは、コンタクト孔が導電性サ
イドウォールと高濃度ドレイン領域の双方に跨っている
必要があるので、ゲート端部から素子分離端部までの距
離P1は、下記式 P1≧2A+CW を満足する必要がある。ただし、SW1≧2Aであるこ
とが必要である。したがって、本実施形態のMOSトラ
ンジスタでは、図10に示す従来のLDD構造を有する
MOSトランジスタよりも従来のサイドウォール膜厚S
W0(一般的には100〜120nm程度)分だけドレ
イン領域の幅を低減することができる。また、図11〜
図13の工程で形成される上記公報のLDD構造を有す
るMOSトランジスタでは、接続層及びコンタクト孔形
成の際のマスクずれを考慮すると図10に示すMOSト
ランジスタのアライメントマージンAよりもさらに大き
なアラインメントマージンが必要となるので、ドレイン
領域の必要面積が逆に拡大し、微細化,高密度化の要請
に逆行する。本実施形態のMOSトランジスタと図10
に示すMOSトランジスタとではアラインメントマージ
ンAは同じである。
【0053】具体的に、0.25μmルールに対して図
10に示す従来のMOSトランジスタと本実施例のMO
Sトランジスタとのドレイン領域の幅を比較する。図1
0に示す従来のMOSトランジスタでは、サイドウォー
ル幅SW1を0.1μm、アラインメントマージンAを
0.1μm、コンタクト孔の寸法CWを0.4μmとす
ると、ゲート端部から素子分離端部までの幅P0は0.
7μmになる。一方、本実施形態のMOSトランジスタ
では、ゲート端部から素子分離端部までの幅P1は0.
6μmになり、従来のP0の値0.7μmよりも0.1
μm程度縮小できる。ただし、両者間でソース領域の幅
はまったく変わらない。これは、0.25μmルールの
半導体装置全体の面積を10%低減できることになり、
極めて大きい高密度化効果を発揮することができる。
【0054】以上の議論では、アラインメントマージン
を0.1μmとして、各部の寸法や膜厚を定めている
が、これが現在の量産工程で実施されているアラインメ
ントマージンを考慮したものである。マスクの位置ずれ
等を縮小しフォトリソグラフィーの精度を向上させるた
めの提案が数多くなされており、製造コストを問題とし
なければ、現在でも、0.075μm程度のアラインメ
ントマージンがあれば、MOSトランジスタの製造は可
能である。したがって、導電性サイドウォール7aの膜
厚が150nm以上あれば、本実施形態の効果を確実に
発揮することは可能である。
【0055】ただし、現在の量産工程におけるアライン
メントマージンを考慮すると、導電性サイドウォール7
aの膜厚は200nm以上であることがより好ましい。
【0056】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
について説明する。図4(a)〜(f)は、第2の実施
形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0057】本実施形態における製造工程は、基本的に
は、図1(a)〜(f)に示す上記第1の実施形態と同
様の手順による。
【0058】ただし、図4(a)に示す工程では、シリ
コン酸化膜ではなくシリコン窒化膜で構成される厚み1
50nm程度のゲート上保護膜20を形成する。
【0059】また、図4(b)に示す工程では、厚み1
00nm程度の第2のポリシリコン膜7を堆積し、図4
(c)に示す工程では、下端部における厚みが100n
mの導電性サイドウォール7aを形成する。
【0060】そして、本実施形態では、図4(e)に示
す工程で、第2のコンタクト孔11bがゲート電極3の
上方領域に亘って形成されても、ゲート上保護膜20を
構成するシリコン窒化膜と層間絶縁膜10を構成するシ
リコン酸化膜とのエッチング選択比が高いので、第2の
コンタクト孔11bがゲート電極3に到達することはな
い。
【0061】したがって、本実施形態では、上記第1の
実施形態よりもさらにドレイン領域の幅を低減すること
ができる。すなわち、図5に示すように、本実施形態に
おいて必要となるドレイン領域の幅P2は、下記式 P2≧SW2+2A (ただし、SW2は本実施形態におけるサイドウォール
膜厚である)を満足する必要がある。したがって、本実
施形態では、ドレイン領域の幅P2が上記第1実施形態
におけるコンタクト孔11bのゲート長方向の寸法CW
ではなくサイドウォールの膜厚SW2により規定され
る。その場合、本実施形態におけるサイドウォールの膜
厚SW2は、上記第1の実施形態のごとくアラインメン
トマージンAの2倍以上である必要はない。具体的に
は、サイドウォール膜厚SW2は100nm程度でよい
ので、ドレイン領域の幅P2は0.3μmとなる。よっ
て、本実施形態に係るMOS型半導体装置では、上記第
1の実施形態に係るMOS型半導体装置よりもさらに微
細化,高密度化が可能となる。
【0062】(第3の実施形態)次に、第3の実施形態
について説明する。図6(a)〜(f)は、第3の実施
形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0063】まず、図6(a)に示す工程では、シリコ
ンで構成される半導体基板1上にLOCOSLocal Oxid
ation of Silicon)法により素子分離8を形成し、この
素子分離8で囲まれる活性領域上に、厚み10nm程度
のシリコン酸化膜と、厚みが150nm程度の第1のポ
リシリコン膜と、厚みが150nm程度のシリコン酸化
膜とを順次堆積した後、フォトリソグラフィー及びドラ
イエッチングによってこれらの膜をパターニングして、
ゲート酸化膜2と、ゲート電極3と、ゲート上保護膜4
とを形成する。その際、ゲート電極3のゲート長は0.
25μm程度である。その後、上記ゲート電極3等をマ
スクとして活性領域内に低濃度のn型不純物イオンの注
入を行ない、ゲート電極3の両側に位置する活性領域内
に低濃度ソース・ドレイン領域5a,5bを形成する。
【0064】次に、図6(b)に示す工程では、基板の
全面上に厚み10nm程度のシリコン酸化膜6と、厚み
100nm程度の第2のポリシリコン膜7とを順次堆積
する。
【0065】次に、図6(c)に示す工程では、異方性
エッチングによりポリシリコン膜7のみをエッチバック
して、ゲート電極3及びゲート上保護膜4の両側面上に
導電性サイドウォール7aを形成する。このとき、導電
性サイドウォール7aの下端部における厚み(サイドウ
ォール膜厚)は、第2のポリシリコン膜7が堆積された
時の膜厚100nmにほぼ等しく、この厚みはゲート電
極とコンタクト孔とのアラインメントマージンAとは無
関係に設定されている。また、導電性サイドウォール7
aは、エッチバックによってゲート電極4aの各側面上
に全周に亘って一体的に形成されており、ソース側とド
レイン側とで電気的に導通状態になっている。
【0066】その後、ゲート電極3及び導電性サイドウ
ォール7aをマスクとしてすでに低濃度の不純物が導入
された領域内に高濃度のn型不純物イオンの注入を行な
い、高濃度ソース・ドレイン領域9a,9bを形成す
る。この工程により、低濃度ソース・ドレイン領域5
a,5bと、その両側の高濃度ソース・ドレイン領域9
a,9bとの存在位置がほぼ定まる。
【0067】次に、図6(d)に示す工程では、基板の
全面上に、厚み100nmのシリコン窒化膜からなる全
面保護膜21と、厚み700nm程度のシリコン酸化膜
からなる層間絶縁膜10とを順次堆積する。
【0068】次に、図6(e)に示す工程では、層間絶
縁膜10及びシリコン窒化膜21の一部を選択的に除去
して、高濃度ソース領域9a及び高濃度ドレイン領域9
bにそれぞれ到達するコンタクト孔11a,11bを形
成する。その際、第1のコンタクト孔11aは導電性サ
イドウォール7aに接触せず高濃度ソース領域9a上の
みに開口するように形成されるが、第2のコンタクト孔
11bは、高濃度ドレイン領域9bと導電性サイドウォ
ール7aとに跨って開口するように形成される。なお、
各コンタクト孔11a,11bのゲート長方向の寸法は
0.4μm程度である。
【0069】次に、図6(f)に示す工程では、各コン
タクト孔11a,11b内及び層間絶縁膜10の上に、
タングステン,アルミニウム等の金属膜を堆積した後、
この金属膜を選択的にエッチングして、第1,第2の配
線12a,12bを形成する。このとき、第1の配線1
2aは高濃度ソース領域9aのみにコンタクトするが、
第2の配線12bは高濃度ドレイン領域9bと導電性サ
イドウォール7aの双方にコンタクトしている。
【0070】本実施形態の製造工程で形成されるMOS
型半導体装置では、第2の配線12bと導電性サイドウ
ォール7aとが接続されているので、上記第1の実施形
態と同様に、半導体基板1内部におけるドレイン電界が
緩和され、ホットキャリアによる半導体装置の特性の劣
化が抑制される。
【0071】加えて、本実施形態では、全面に、シリコ
ン酸化膜に対するエッチング選択比の高いシリコン窒化
膜からなる全面保護膜21が堆積されているので、第2
のコンタクト孔11bがゲート電極3の上方領域に亘っ
て形成されても、第2のコンタクト孔11bがゲート電
極3に到達することはない。すなわち、シリコン窒化膜
とシリコン酸化膜とのエッチング選択比が高いので、シ
リコン酸化膜で構成される層間絶縁膜10がドライエッ
チングされる際にはシリコン窒化膜21がエッチングス
トッパーとして機能し、その後、ドライエッチングのガ
ス種を代えてシリコン窒化膜21をエッチングする際に
はシリコン酸化膜からなるゲート上保護膜4がエッチン
グストッパーとして機能する。したがって、第2のコン
タクト孔11bがゲート電極3に到達することはない。
このことにより、導電性サイドウォール7aの下端部に
おける厚みをマスクの位置ずれを考慮したマージンとは
無関係に設定することが可能となる。
【0072】また、図6(e)に示す工程で、ソース側
及びドレイン側の双方において、各コンタクト孔11
a,11bを形成するには最終的にシリコン窒化膜から
なる全面保護膜21を除去する必要があるが、そのとき
素子分離8の上方領域に亘って各コンタクト孔11a,
11bが形成されても、シリコン窒化膜に対するシリコ
ン酸化膜のエッチング選択比が小さいので、素子分離8
はほとんどエッチングされず、信頼性が悪化することは
ない。したがって、各コンタクト孔11a,11bと素
子分離8との間のアラインメントマージンを設定する必
要がないので、ドレイン領域及びソース領域の幅を低減
することができ、第1の実施形態よりもさらにMOS型
半導体装置の微細化,高密度化を進めることができるの
である。
【0073】図7は、本実施形態に係るMOSトランジ
スタのソース領域及びドレイン領域として必要な幅を示
す断面図である。同図に示すように、本実施形態では、
アラインメントマージンを上記第1の実施形態と同様に
Aとし、導電性サイドウォール7aの下端部の厚み(サ
イドウォール膜厚)をSW3とすると、ドレイン側のゲ
ート端部から素子分離端部までの距離P3(ドレイン領
域の幅)は、下記式 P3≧A+SW3 を満足する必要がある。この値を、上記従来のMOSト
ランジスタにおけるドレイン側のゲート端部から素子分
離までの距離P1(≧SW1+2A+CW)と比較する
と、サイドウォール膜厚SW1,SW3は同じ程度であ
るので、結局コンタクト孔の寸法CWとアラインメント
マージンAとの和だけドレイン領域の幅を低減できるこ
とになる。
【0074】具体的には、コンタクト孔の寸法CWを
0.4とし、サイドウォール幅を0.1とし、アライン
メントマージンAを0.1とすると、ドレイン領域の幅
P3は0.2μm程度で済み、上記図3(a)について
説明した従来のMOSトランジスタにおけるP1の値
0.7μmに対して大幅な低減を図ることができる。
【0075】また、ソース側のゲート端部から素子分離
端部までの距離P4(ソース領域の幅)は、下記式 P4≧2A+SW3 を満足する必要がある。従来のMOSトランジスタでは
ソース領域の幅は図3(a)に示すドレイン領域の幅P
1と同じであるから、結局、コンタクト孔の寸法CWだ
けソース領域の幅を低減することができる。具体的に
は、ソース領域の幅P4は、従来のMOSトランジスタ
のソース領域の幅よりも0.4μm程度低減されること
になる。
【0076】(第4の実施形態)次に、第4の実施形態
について説明する。本実施形態では、基本的な製造工程
は上記第1の実施形態と同じであるので図示を省略し、
最終的なMOSトランジスタの形状のみについて説明す
る。図8は、本実施形態におけるDRAMのメモリセル
部に配置されるMOSトランジスタの断面図である。
【0077】同図に示すように、半導体基板1上の素子
分離8で囲まれる活性領域上には、上記第1の実施形態
と同じ構成を有する2つのMOSトランジスタが形成さ
れている。すなわち、ゲート酸化膜2と、ゲート電極3
と、ゲート上保護膜4と、シリコン酸化膜6と、導電性
サイドウォール7aと、低濃度ソース・ドレイン領域5
a,5bと、高濃度ソース・ドレイン領域9a,9bと
により構成されるMOSトランジスタである。そして、
各トランジスタは高濃度ドレイン領域9bを共有してい
る。また、基板の全面上には第1の層間絶縁膜31が堆
積され、この第1の層間絶縁膜31には高濃度ドレイン
領域9b及び両側の各トランジスタの導電性サイドウォ
ール7aの上に到達する第2のコンタクト孔が形成され
ている。そして、この第2のコンタクト孔内及び第1の
層間絶縁膜31の上に金属膜からなるビット線32が形
成されている。なお、基板上には、第2の層間絶縁膜3
3と、1層目上層配線34と、第3の層間絶縁膜35と
が順次形成されている。そして、さらに上方の層間絶縁
膜(図示せず)の上から各層間絶縁膜を貫通して各トラ
ンジスタのソース領域9aに到達する第1のコンタクト
孔が形成されており、この第1のコンタクト孔内には、
側壁保護膜36と、容量蓄積部コンタクト37とが形成
されている。
【0078】本実施形態でも、ビット線32が高濃度ド
レイン領域9bと導電性サイドウォール7aとの双方に
コンタクトしているので、上記第1の実施形態と同様
に、ホットキャリアによる劣化を抑制する効果を発揮す
ることができる。
【0079】しかも、本実施形態では、1つのコンタク
ト孔を介してビット線32が両側の導電性サイドウォー
ル7aと接続されるので、2つのトランジスタ間のドレ
イン領域の幅をより縮小することが可能である。その点
について、図9(a),(b)を参照しながら説明す
る。
【0080】図9(a)は、本実施形態のメモリセルト
ランジスタの場合、図9(b)は従来のDRAMのメモ
リセルトランジスタの場合におけるドレイン領域の寸法
を示す図である。本実施形態では、各トランジスタのゲ
ート端部同士の間の距離P5(ドレイン領域の幅)は、
下記式 P5≧CW+2A を満足する必要がある。なお、コンタクト孔の径CW
(0.4μm程度)はアラインメントマージンAの2倍
よりは十分大きいので、図9(a)に示すサイドウォー
ル端部間の寸法αは例えば0.2μm程度となる。
【0081】一方、従来のメモリセルトランジスタで
は、各トランジスタのゲート端部同士の距離P6は、下
記式 P6≧CW+2A+2SW1 を満足する必要がある。すなわち、両者の差は2SW1
となり、サイドウォール膜厚SW1の2倍だけドレイン
領域の幅を低減することができる。
【0082】具体的には、このように2つのトランジス
タがドレイン領域を共有する構造の場合には、従来のサ
イドウォール幅SW1の2倍、例えば0.2μm程度だ
けドレイン領域の幅を低減することができる。
【0083】なお、上記第1の実施形態で説明したよう
に、本実施形態においても、製造コストを問題としなけ
れば、導電性サイドウォール7aの膜厚が150nm以
上あれば、本実施形態の効果を確実に発揮することは可
能である。ただし、現在の量産工程におけるアラインメ
ントマージンを考慮すると、導電性サイドウォール7a
の膜厚は200nm以上であることがより好ましい。
【0084】(その他の実施形態)なお、第4の実施形
態において、第2の実施形態のごとく、ゲート電極上に
シリコン窒化膜からなるゲート上保護膜を形成してもよ
い。その場合、図9(a)に示す状態で、サイドウォー
ルの膜厚を2Aだけ確保する必要はないので、ドレイン
領域の幅P5をさらに0.2ミクロン程度だけ低減する
ことが可能である。
【0085】また、第4の実施形態において、第3の実
施形態のごとく層間絶縁膜の下にシリコン窒化膜からな
る全面保護膜を形成してもよい。その場合、ソース領域
の幅を上記第3の実施形態と同様に低減し得る利点があ
る。
【0086】上記第1〜第3の実施形態においては、p
型シリコン基板上にn型MOSトランジスタを形成した
が、n型シリコン基板上にp型MOSトランジスタを形
成しても、同様の効果を得ることができる。
【0087】また、第1〜第3の実施形態において、導
電性サイドウォール7aをローカルインタコネクトとし
て使用することもでき、その場合にはさらに半導体装置
の面積を低減することができる。
【0088】また、上記各実施形態において、低濃度ソ
ース・ドレイン領域5a,5bは必ずしも形成する必要
がなく、その場合にも導電性サイドウォール7aの下方
におけるドレイン電界を緩和する効果を有効に発揮する
ことができる。
【0089】また、第2,第3の実施形態では、第2の
コンタクトホール11bがゲート電極3の上方を跨い
で、ソース側及びドレイン側において導電性サイドウォ
ール7aに達していても、同時に高濃度ドレイン領域9
bに到達してさえいれば問題は生じない。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、ゲート電極の各側面上
にサイドウォールを備えたMOS型半導体装置またはそ
の製造方法において、サイドウォールを導電性材料で構
成し、ドレイン領域とサイドウォールとに共通に接続さ
れるコンタクト部材を形成するようにしたので、ホット
キャリアによる特性の劣化を抑制しながら活性領域の面
積を低減することができ、よって、MOS型半導体装置
の微細化,高密度化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のMOS型半導体装置の製造工
程を示す断面図である。
【図2】ドレイン側活性領域内におけるドレイン電界の
分布状態をシミュレーションした結果を示す図である。
【図3】第1の実施形態のMOSトランジスタと従来の
MOSトランジスタとについて必要なドレイン領域の幅
を比較する断面図である。
【図4】第2の実施形態のMOS型半導体装置の製造工
程を示す断面図である。
【図5】第2の実施形態のMOSトランジスタについて
必要なドレイン領域の幅を示す断面図である。
【図6】第3の実施形態のMOS型半導体装置の製造工
程を示す断面図である。
【図7】第3の実施形態のMOSトランジスタについて
必要なドレイン領域の幅を示す断面図である。
【図8】第4の実施形態に係るDRAMメモリセル部の
断面図である。
【図9】第4の実施形態のDRAMメモリセルのMOS
トランジスタと従来のDRAMメモリセルとについて必
要なドレイン領域の幅を比較する断面図である。
【図10】従来のLDD構造を有するMOS型半導体装
置の断面図である。
【図11】公報に記載されている従来のLDD構造を有
するMOS型半導体装置の製造工程のうち電極を形成し
た状態を示す平面図,活性領域における断面図及び素子
分離における断面図である。
【図12】公報に記載されている従来のLDD構造を有
するMOS型半導体装置の製造工程のうち接続層を形成
した状態を示す平面図,活性領域における断面図及び素
子分離における断面図である。
【図13】公報に記載されている従来のLDD構造を有
するMOS型半導体装置の製造工程のうちコンタクト部
材及び配線を形成した状態を示す平面図,活性領域にお
ける断面図及び素子分離における断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 ゲート絶縁膜 3 ゲート電極 4 ゲート上保護膜 5a 低濃度ソース領域 5b 低濃度ドレイン領域 6 絶縁膜 7 第2のポリシリコン膜 7a 導電性サイドウォール 8 素子分離 9a 高濃度ソース領域 9b高濃度ドレイン領域 10 層間絶縁膜 11 コンタクト孔 12 配線(コンタクト部材)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された素子分離によ
    って取り囲まれる活性領域上に少なくとも1つのMOS
    トランジスタを備えた半導体装置において、 上記MOSトランジスタは、 上記素子分離で取り囲まれる活性領域内の上記半導体基
    板の上に形成されたゲート絶縁膜と、 上記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、 上記ゲート電極の各側面から上記活性領域内の半導体基
    板に跨って形成された絶縁膜と、 上記ゲート電極の各側面の全周上に亘り上記絶縁膜を介
    して形成された導電性材料からなるサイドウォールと、 上記ゲート電極の両側方に位置する上記活性領域内に不
    純物を導入して形成されたソース領域及びドレイン領域
    とにより構成されており、 上記ゲート電極,半導体基板及び素子分離に亘る領域上
    に形成された層間絶縁膜と、 上記層間絶縁膜を貫通して上記ソース領域に到達する第
    1のコンタクト孔と、 上記層間絶縁膜を貫通して上記ドレイン領域及び導電性
    サイドウォールに到達する第2のコンタクト孔と、 上記第1及び第2のコンタクト孔内に堆積された導電性
    材料からなる第1及び第2のコンタクト部材とをさらに
    備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記サイドウォールの下端部における厚みは、上記ゲー
    ト電極と上記第2のコンタクト孔とのアラインメントマ
    ージンの2倍以上であることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置において、 上記サイドウォールの下端部における厚みは、150n
    m以上であることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体装置において、 上記ゲート電極上に形成され、上記層間絶縁膜に対する
    エッチング選択比の高い絶縁性材料からなるゲート上保
    護膜をさらに備えていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の半導体装置において、 上記ゲート電極上に形成され、絶縁性材料からなるゲー
    ト上保護膜と、 上記ゲート電極,活性領域及び素子分離の上に形成さ
    れ、上記素子分離及び上記ゲート上保護膜に対するエッ
    チング選択比の高い絶縁性材料で構成される全面保護膜
    とをさらに備え、 上記各コンタクト孔は、上記層間絶縁膜及び上記全面保
    護膜を貫通していることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体装置において、 上記素子分離及びゲート上保護膜はシリコン酸化膜で構
    成され、 上記全面保護膜はシリコン窒化膜で構成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の半導体装置において、 上記活性領域内には、上記MOSトランジスタが2つ配
    置されており、 上記各MOSトランジスタの各ゲート電極は互いに平行
    に配置されており、 上記各トランジスタのドレイン領域は、上記各ゲート電
    極間の活性領域内に共通に形成されており、 上記第2のコンタクト孔は、上記共通のドレイン領域及
    び各トランジスタのサイドウォールに到達していること
    を特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 半導体基板上に、活性領域を取り囲む素
    子分離を形成する第1の工程と、 上記活性領域内の上記半導体基板上に、ゲート絶縁膜及
    び該ゲート絶縁膜上のゲート電極を形成する第2の工程
    と、 基板の全面上に絶縁膜を形成する第3の工程と、 上記絶縁膜の上に第1の導電性膜を堆積した後、該第1
    の導電性膜を異方性エッチングによりエッチバックし
    て、上記ゲート電極の各側面の全周上に亘りサイドウォ
    ールを形成する第4の工程と、 上記ゲート電極の両側方に位置する上記半導体基板内に
    不純物を導入してソース領域及びドレイン領域を形成す
    る第5の工程と、 基板の全面上に層間絶縁膜を堆積する第6の工程と、 上記層間絶縁膜を貫通して上記ソース領域に到達する第
    1のコンタクト孔と上記層間絶縁膜を貫通して上記ドレ
    イン領域及びサイドウォールに到達する第2のコンタク
    ト孔とを形成する第7の工程と、 上記第1,第2のコンタクト孔内に導電性材料を堆積し
    て第1,第2のコンタクト部材を形成する第8の工程と
    を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記第4の工程では、上記サイドウォールの下端部にお
    ける厚みを上記第2のコンタクト孔と上記ゲート電極と
    のアラインメントマージンの2倍以上にすることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記第4の工程では、上記サイドウォールの下端部にお
    ける厚みを150nm以上にすることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記第2の工程では、上記ゲート電極の上に上記層間絶
    縁膜に対するエッチング選択比の高い絶縁性材料からな
    るゲート上保護膜を上記ゲート電極と共に形成すること
    を特徴等する半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項8記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記第2の工程では、上記ゲート電極の上にゲート上保
    護膜を上記ゲート電極と共に形成し、 上記第4及び第5の工程の後上記第6の工程の前に、基
    板の全面上に上記ゲート上保護膜及び上記素子分離に対
    するエッチング選択比の高い全面保護膜を形成する工程
    をさらに備え、 上記第7の工程では、各コンタクト孔が上記層間絶縁膜
    及び上記全面保護膜を貫通するように形成することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項8記載の半導体装置の製造方法
    において、 上記第2の工程では、上記活性領域上に互いに平行に並
    ぶ2つのゲート絶縁膜及びゲート電極を形成し、 上記第5の工程では、上記各ゲート電極間に共通のドレ
    イン領域を形成し、 上記第7の工程では、上記第2のコンタクト孔を上記共
    通のドレイン領域と上記各ゲート電極の側面上のサイド
    ウォールとに到達するように形成することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
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