JPH0832965A - 画像符号化装置 - Google Patents
画像符号化装置Info
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- JPH0832965A JPH0832965A JP6167136A JP16713694A JPH0832965A JP H0832965 A JPH0832965 A JP H0832965A JP 6167136 A JP6167136 A JP 6167136A JP 16713694 A JP16713694 A JP 16713694A JP H0832965 A JPH0832965 A JP H0832965A
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路規模を低減して映像信号のデータ圧縮を
行なう。 【構成】 直交変換回路3で映像信号がブロック毎に直
交変換されることによって得られる係数データは、遅延
回路6を介して適応量子化回路22に供給されるととも
に、情報量制御回路32に供給される。この情報量制御
回路32では、量子化回路33〜37で異なる量子化ス
テップサイズで量子化されてデータ量計算された各ブロ
ック毎のデータ量がデータ量選択多重回路43で異なる
量子化方法毎に組み合わされ、データ積算回路44によ
り、量子化方法毎のデータ量の組み合わせが所定個数の
ブロックからなるセグメント単位で積算される。そし
て、これら量子化方法毎のデータ量積算値が量子化パラ
メータ判定回路45で判定され、最適な量子化方法に対
する量子化パラメータが決定され、この量子化パラメー
タによって適応量子化回路22が係数データを量子化す
る。
行なう。 【構成】 直交変換回路3で映像信号がブロック毎に直
交変換されることによって得られる係数データは、遅延
回路6を介して適応量子化回路22に供給されるととも
に、情報量制御回路32に供給される。この情報量制御
回路32では、量子化回路33〜37で異なる量子化ス
テップサイズで量子化されてデータ量計算された各ブロ
ック毎のデータ量がデータ量選択多重回路43で異なる
量子化方法毎に組み合わされ、データ積算回路44によ
り、量子化方法毎のデータ量の組み合わせが所定個数の
ブロックからなるセグメント単位で積算される。そし
て、これら量子化方法毎のデータ量積算値が量子化パラ
メータ判定回路45で判定され、最適な量子化方法に対
する量子化パラメータが決定され、この量子化パラメー
タによって適応量子化回路22が係数データを量子化す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号をデータ圧縮
する画像符号化装置に係り、特に、映像信号をデータ記
録媒体へ記録する映像信号記録装置に用いるのに適した
画像符号化装置に関する。
する画像符号化装置に係り、特に、映像信号をデータ記
録媒体へ記録する映像信号記録装置に用いるのに適した
画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号をディジタル化すると、その情
報量は膨大なものとなるため、画像符号化技術によりデ
ータ量を削減することが重要となる。例えば、磁気テー
プに映像信号をディジタル化して記録するディジタルV
TRでは、テープカセットの小型化や記録時間の長時間
化のために、データ圧縮を実現する画像符号化技術を用
いる例が知られている。その一例としては、特開平4−
156794号公報に記載の符号化装置を用いたディジ
タルVTRが知られている。
報量は膨大なものとなるため、画像符号化技術によりデ
ータ量を削減することが重要となる。例えば、磁気テー
プに映像信号をディジタル化して記録するディジタルV
TRでは、テープカセットの小型化や記録時間の長時間
化のために、データ圧縮を実現する画像符号化技術を用
いる例が知られている。その一例としては、特開平4−
156794号公報に記載の符号化装置を用いたディジ
タルVTRが知られている。
【0003】図8はかかるディジタルVTRに使用され
る画像符号化装置を示すブロック図であって、1は画像
データの入力端子、2はブロック分割回路、3は直交変
換回路、4はダイナミックレンジ検出回路、5は情報量
制御回路、6は遅延回路、7は量子化回路、8は可変長
符号化回路、9は圧縮データの出力端子、10〜13は
量子化幅の異なる4種類の量子化回路、14〜17はデ
ータ量計算回路、18はテーブル選択回路、19はメモ
リ、20はデータ量計算回路、21は量子化選択回路で
ある。
る画像符号化装置を示すブロック図であって、1は画像
データの入力端子、2はブロック分割回路、3は直交変
換回路、4はダイナミックレンジ検出回路、5は情報量
制御回路、6は遅延回路、7は量子化回路、8は可変長
符号化回路、9は圧縮データの出力端子、10〜13は
量子化幅の異なる4種類の量子化回路、14〜17はデ
ータ量計算回路、18はテーブル選択回路、19はメモ
リ、20はデータ量計算回路、21は量子化選択回路で
ある。
【0004】同図において、入力端子1から入力された
画像データは、ブロック分割回路2で画面上で長方形の
領域となる小ブロックに分割され、かつ所定個数の小ブ
ロックが集められて大ブロックが形成される。直交変換
回路3は小ブロック単位で直交変換を行ない、この直交
変換によって得られたDC成分とAC成分とからなる係
数データは大ブロック単位で情報量制御回路5に供給さ
れる。情報量制御回路5は、かかる所定個数の小ブロッ
クからなる大ブロック単位で圧縮データのデータ量を一
定化するために、予め設定されている複数種類の量子化
幅のいずれかを各小ブロックに適用するかを決定し、決
定された量子化幅を各小ブロック毎に出力する。
画像データは、ブロック分割回路2で画面上で長方形の
領域となる小ブロックに分割され、かつ所定個数の小ブ
ロックが集められて大ブロックが形成される。直交変換
回路3は小ブロック単位で直交変換を行ない、この直交
変換によって得られたDC成分とAC成分とからなる係
数データは大ブロック単位で情報量制御回路5に供給さ
れる。情報量制御回路5は、かかる所定個数の小ブロッ
クからなる大ブロック単位で圧縮データのデータ量を一
定化するために、予め設定されている複数種類の量子化
幅のいずれかを各小ブロックに適用するかを決定し、決
定された量子化幅を各小ブロック毎に出力する。
【0005】一方、直交変換回路3から出力される係数
データは、遅延回路6により、情報量制御回路5で上記
のように各小ブロックに対する量子化幅を決定するため
に必要な処理時間分だけ遅延された後、量子化回路7に
供給されて、情報量制御回路5で決定された量子化幅に
従って量子化される。量子化回路7で量子化された係数
データが可変長符号化回路8で処理されることにより、
可変長符号化されて圧縮データが生成され、出力端子9
から出力される。
データは、遅延回路6により、情報量制御回路5で上記
のように各小ブロックに対する量子化幅を決定するため
に必要な処理時間分だけ遅延された後、量子化回路7に
供給されて、情報量制御回路5で決定された量子化幅に
従って量子化される。量子化回路7で量子化された係数
データが可変長符号化回路8で処理されることにより、
可変長符号化されて圧縮データが生成され、出力端子9
から出力される。
【0006】量子化回路7が動作する量子化幅は4種類
であり、小ブロックの各クラス毎に量子化幅を割り当て
て大ブロック単位に量子化するのであるが、その量子化
幅の割り当て方によって8種類の量子化方法を実現して
いる。
であり、小ブロックの各クラス毎に量子化幅を割り当て
て大ブロック単位に量子化するのであるが、その量子化
幅の割り当て方によって8種類の量子化方法を実現して
いる。
【0007】小ブロックのクラスはダイナミックレンジ
検出回路4で検出される。即ち、ここでは、直交変換回
路3からの係数データのDC成分(DCデータ)を除く
AC成分(ACデータ)のダイナミックレンジまたは絶
対値の最大値が判定され、その判定結果に従って4種類
のクラス分けが行なわれる。
検出回路4で検出される。即ち、ここでは、直交変換回
路3からの係数データのDC成分(DCデータ)を除く
AC成分(ACデータ)のダイナミックレンジまたは絶
対値の最大値が判定され、その判定結果に従って4種類
のクラス分けが行なわれる。
【0008】情報量制御回路5では、量子化幅が互いに
異なる量子化回路10〜13で直交変換回路3からの係
数データが小ブロック毎に量子化され、夫々の量子化係
数データのデータ量がデータ量計算回路14〜17で計
算される。テーブル選択回路18はデータ量計算回路1
4〜17から供給されるデータ量を入力する4個の入力
端子と量子化方法夫々に対応する8個の出力端子とを有
しており、ダイナミックレンジ検出回路4からのクラス
により、データ計算回路14〜17から供給される夫々
のデータ量がどのクラスの小ブロックに対するデータ量
か、このクラスで夫々の量子化幅によるデータ量をいず
れの量子化方法が必要とするかを判定し、供給されたこ
れらデータ量をこれを必要とする量子化方法に対する出
力端子から出力する。
異なる量子化回路10〜13で直交変換回路3からの係
数データが小ブロック毎に量子化され、夫々の量子化係
数データのデータ量がデータ量計算回路14〜17で計
算される。テーブル選択回路18はデータ量計算回路1
4〜17から供給されるデータ量を入力する4個の入力
端子と量子化方法夫々に対応する8個の出力端子とを有
しており、ダイナミックレンジ検出回路4からのクラス
により、データ計算回路14〜17から供給される夫々
のデータ量がどのクラスの小ブロックに対するデータ量
か、このクラスで夫々の量子化幅によるデータ量をいず
れの量子化方法が必要とするかを判定し、供給されたこ
れらデータ量をこれを必要とする量子化方法に対する出
力端子から出力する。
【0009】データテーブル選択回路18からの8個の
出力は順次メモリ19に書き込まれる。これにより、メ
モリ19には、8種類の量子化方法夫々で量子化された
場合の8個のデータ量列が書き込まれることになる。
出力は順次メモリ19に書き込まれる。これにより、メ
モリ19には、8種類の量子化方法夫々で量子化された
場合の8個のデータ量列が書き込まれることになる。
【0010】そして、大ブロックを構成する全ての小ブ
ロックのデータ量がこのようにしてメモリ19に書き込
まれると、データ量計算回路20がこれら8個のデータ
量列毎にデータ量を累積し、8種類の量子化方法夫々で
量子化された場合の大ブロックのデータ量を計算する。
そして、量子化選択回路21により、データ量計算回路
20で得られた8種類の量子化方法の夫々に対応した大
ブロックのデータ量の中から、所定の設定データ量を超
えず、かつ最大となるデータ量が選択され、選択された
データ量に対応する量子化方法に従って各小ブロックの
量子化幅を決定する。
ロックのデータ量がこのようにしてメモリ19に書き込
まれると、データ量計算回路20がこれら8個のデータ
量列毎にデータ量を累積し、8種類の量子化方法夫々で
量子化された場合の大ブロックのデータ量を計算する。
そして、量子化選択回路21により、データ量計算回路
20で得られた8種類の量子化方法の夫々に対応した大
ブロックのデータ量の中から、所定の設定データ量を超
えず、かつ最大となるデータ量が選択され、選択された
データ量に対応する量子化方法に従って各小ブロックの
量子化幅を決定する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の画
像符号化装置における情報量制御回路5では、大ブロッ
クを構成する全ての小ブロックについて8種類の量子化
方法夫々に対応したデータ量を求め、これらをメモリ1
9に書き込んだ後、改めてこのメモリ19からデータ量
を読み出し、大ブロック全体にわたって積算することに
より、大ブロックのデータ量を計算していたが、画質向
上のためには、圧縮データのデータ量を一定化する単位
である大ブロックのサイズを大きくする、即ち、大ブロ
ックを構成する小ブロックの数を増加させることが必要
であり、これに応じて情報量制御回路5に用いられる上
記メモリ19の容量が増加していくことになる。
像符号化装置における情報量制御回路5では、大ブロッ
クを構成する全ての小ブロックについて8種類の量子化
方法夫々に対応したデータ量を求め、これらをメモリ1
9に書き込んだ後、改めてこのメモリ19からデータ量
を読み出し、大ブロック全体にわたって積算することに
より、大ブロックのデータ量を計算していたが、画質向
上のためには、圧縮データのデータ量を一定化する単位
である大ブロックのサイズを大きくする、即ち、大ブロ
ックを構成する小ブロックの数を増加させることが必要
であり、これに応じて情報量制御回路5に用いられる上
記メモリ19の容量が増加していくことになる。
【0012】また、メモリ19を介して処理が2段に分
かれているため、情報量制御回路5の処理時間が長くな
り、このため、係数データを遅延させる遅延回路6の回
路規模が大きくなる。
かれているため、情報量制御回路5の処理時間が長くな
り、このため、係数データを遅延させる遅延回路6の回
路規模が大きくなる。
【0013】以上のように、上記従来例の画像符号化装
置では、回路規模が大きくなり、低コスト化が難しいと
いう問題があった。
置では、回路規模が大きくなり、低コスト化が難しいと
いう問題があった。
【0014】本発明の目的は、かかる問題を解消し、回
路規模が比較的小さく、かつ高画質の画像符号化装置を
提供することにある。
路規模が比較的小さく、かつ高画質の画像符号化装置を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力の画像データをブロックに分割して
K個(但し、K>1)の該ブロックからセグメントを生
成するブロック分割手段と、このブロック分割手段から
出力された画像データに対してこのブロック単位で直交
変換を行なう直交変換手段と、この直交変換手段から出
力される係数データの量子化方法を決定する情報量制御
手段と、この情報量制御手段で決定された量子化方法に
従って該係数データを量子化する係数量子化手段と、こ
の情報量制御手段で決定された量子化方法に関する情報
を付加しつつ上記係数量子化手段で量子化された係数デ
ータを可変長符号化して出力する可変長符号化手段とを
設け、かつ上記情報量制御手段は、上記直交変換手段か
ら出力されるJブロック(但し、1≦J≦K)の係数デ
ータを夫々異なるM種類(但し、M>1)の量子化方法
で量子化するM個の量子化手段と、これらM個の量子化
手段で量子化されたJブロックの係数データを可変長符
号化した場合のデータ量を夫々計算するM個のデータ量
計算手段と、これらM個のデータ量計算手段から出力さ
れるM種類のデータ量から、1セグメントの係数データ
を異なるN種類(但し、N>1)の量子化方法で量子化
して可変長符号化した場合のデータ量を生成し、L系統
(但し、1≦L≦N)に時分割多重して出力するデータ
量生成多重手段と、このデータ量生成多重手段の出力で
あるL系統に時分割多重されたN種類のデータ量の中か
ら1つを選択し、それに対応する量子化方法を決定して
前記係数量子化手段を制御する量子化判定手段とからな
っている。
に、本発明は、入力の画像データをブロックに分割して
K個(但し、K>1)の該ブロックからセグメントを生
成するブロック分割手段と、このブロック分割手段から
出力された画像データに対してこのブロック単位で直交
変換を行なう直交変換手段と、この直交変換手段から出
力される係数データの量子化方法を決定する情報量制御
手段と、この情報量制御手段で決定された量子化方法に
従って該係数データを量子化する係数量子化手段と、こ
の情報量制御手段で決定された量子化方法に関する情報
を付加しつつ上記係数量子化手段で量子化された係数デ
ータを可変長符号化して出力する可変長符号化手段とを
設け、かつ上記情報量制御手段は、上記直交変換手段か
ら出力されるJブロック(但し、1≦J≦K)の係数デ
ータを夫々異なるM種類(但し、M>1)の量子化方法
で量子化するM個の量子化手段と、これらM個の量子化
手段で量子化されたJブロックの係数データを可変長符
号化した場合のデータ量を夫々計算するM個のデータ量
計算手段と、これらM個のデータ量計算手段から出力さ
れるM種類のデータ量から、1セグメントの係数データ
を異なるN種類(但し、N>1)の量子化方法で量子化
して可変長符号化した場合のデータ量を生成し、L系統
(但し、1≦L≦N)に時分割多重して出力するデータ
量生成多重手段と、このデータ量生成多重手段の出力で
あるL系統に時分割多重されたN種類のデータ量の中か
ら1つを選択し、それに対応する量子化方法を決定して
前記係数量子化手段を制御する量子化判定手段とからな
っている。
【0016】
【作用】係数量子化手段における量子化方法を指定する
情報量制御手段では、まず、異なるM種類の量子化方法
でJブロックの係数データが量子化され可変長符号化さ
れた場合に対応したM種類のデータ量が、M個の量子化
手段とM個のデータ量計算手段の組み合わせで計算さ
れ、引き続き、データ量生成多重回路でこれらM種類の
データ量の各々が入力の順に処理され、異なるN種類の
量子化方法で1セグメントの係数データが量子化されて
可変長符号化された場合のN種類のデータ量が生成され
る。
情報量制御手段では、まず、異なるM種類の量子化方法
でJブロックの係数データが量子化され可変長符号化さ
れた場合に対応したM種類のデータ量が、M個の量子化
手段とM個のデータ量計算手段の組み合わせで計算さ
れ、引き続き、データ量生成多重回路でこれらM種類の
データ量の各々が入力の順に処理され、異なるN種類の
量子化方法で1セグメントの係数データが量子化されて
可変長符号化された場合のN種類のデータ量が生成され
る。
【0017】従って、情報量制御手段では、計算途中の
データ量を保持するためのメモリが不要となるので、従
来の画像符号化装置よりも回路規模が低減される。
データ量を保持するためのメモリが不要となるので、従
来の画像符号化装置よりも回路規模が低減される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明による画像符号化装置の一実施
例を示すブロック図であって、1は画像データの入力端
子、2はブロック分割回路、3は直交変換回路、6は遅
延回路、9は圧縮データの出力端子、22は適応量子化
回路、23は可変長符号化回路、31はクラス判定回
路、32は情報量制御回路、33〜37は量子化回路、
38〜42はデータ量計算回路、43はデータ量選択多
重回路、44はデータ量積算回路、45は量子化パラメ
ータ判定回路である。
説明する。図1は本発明による画像符号化装置の一実施
例を示すブロック図であって、1は画像データの入力端
子、2はブロック分割回路、3は直交変換回路、6は遅
延回路、9は圧縮データの出力端子、22は適応量子化
回路、23は可変長符号化回路、31はクラス判定回
路、32は情報量制御回路、33〜37は量子化回路、
38〜42はデータ量計算回路、43はデータ量選択多
重回路、44はデータ量積算回路、45は量子化パラメ
ータ判定回路である。
【0019】同図において、入力端子1から輝度信号と
2種類の色差信号とからなるディジタル映像信号が画像
データとして入力され、ブロック分割回路2により、8
×8画素からなるブロックに分割されるとともに、所定
個数のブロックが集められてセグメントが生成される。
このようにブロック分割された画像データは、直交変換
回路3により、ブロック単位で2次元のディスクリート
コサイン変換される。ディスクリートコサイン変換は直
交変換の一種である。直交変換回路3から出力される係
数データは、遅延回路6で後述する情報量制御回路32
での処理時間と等しい時間だけ遅延させた後、適応量子
化回路22に供給される。適応量子化回路22では、ク
ラス判定回路31から出力されるクラスと情報量制御回
路32から出力される量子化パラメータに応じて切り換
えられる量子化テーブルに基づいて、遅延回路6からの
係数データの量子化が行なわれる。この量子化された係
数データは、可変長符号化回路23により、可変長符号
が割り当てられてデータ圧縮され、この圧縮データが出
力端子9から出力される。なお、これと同時に、可変長
符号化回路8は、クラスと量子化パラメータの情報をこ
の圧縮データに付加する。
2種類の色差信号とからなるディジタル映像信号が画像
データとして入力され、ブロック分割回路2により、8
×8画素からなるブロックに分割されるとともに、所定
個数のブロックが集められてセグメントが生成される。
このようにブロック分割された画像データは、直交変換
回路3により、ブロック単位で2次元のディスクリート
コサイン変換される。ディスクリートコサイン変換は直
交変換の一種である。直交変換回路3から出力される係
数データは、遅延回路6で後述する情報量制御回路32
での処理時間と等しい時間だけ遅延させた後、適応量子
化回路22に供給される。適応量子化回路22では、ク
ラス判定回路31から出力されるクラスと情報量制御回
路32から出力される量子化パラメータに応じて切り換
えられる量子化テーブルに基づいて、遅延回路6からの
係数データの量子化が行なわれる。この量子化された係
数データは、可変長符号化回路23により、可変長符号
が割り当てられてデータ圧縮され、この圧縮データが出
力端子9から出力される。なお、これと同時に、可変長
符号化回路8は、クラスと量子化パラメータの情報をこ
の圧縮データに付加する。
【0020】ここで、適応量子化回路22に設定される
量子化テーブルは5種類であるが、これを次の表1に示
す。
量子化テーブルは5種類であるが、これを次の表1に示
す。
【0021】
【表1】
【0022】表1において、縦方向のq#1〜q#5が
5種類の量子化テーブルを示し、夫々の量子化テーブル
で設定されている量子化ステップサイズを横方向に示し
ている。量子化ステップサイズは全て2のべき乗の値で
ある。ここで、q#1,q#2,……,q#5の順に粗
い量子化となる。但し、周波数領域で定められる4種類
のエリア1〜4のどれに係数データが属するかに応じ
て、量子化ステップサイズが異なる。
5種類の量子化テーブルを示し、夫々の量子化テーブル
で設定されている量子化ステップサイズを横方向に示し
ている。量子化ステップサイズは全て2のべき乗の値で
ある。ここで、q#1,q#2,……,q#5の順に粗
い量子化となる。但し、周波数領域で定められる4種類
のエリア1〜4のどれに係数データが属するかに応じ
て、量子化ステップサイズが異なる。
【0023】図2はこのエリア分割の様子を示す図であ
る。
る。
【0024】同図において、ブロックの係数データは1
個のDCデータと63個のACデータとからなってお
り、DCデータはブロックの画像データの平均値に相当
する直流成分の係数データである。ブロックの直流成分
を除く2次元空間周波数領域では低周波領域から高周波
領域にわたって4種類のエリアに分割されており、AC
データはこれらエリアのいずれかに属し、番号が大きな
エリアに属するACデータほどその周波数が高いことに
なる。
個のDCデータと63個のACデータとからなってお
り、DCデータはブロックの画像データの平均値に相当
する直流成分の係数データである。ブロックの直流成分
を除く2次元空間周波数領域では低周波領域から高周波
領域にわたって4種類のエリアに分割されており、AC
データはこれらエリアのいずれかに属し、番号が大きな
エリアに属するACデータほどその周波数が高いことに
なる。
【0025】係数データにおけるACデータは、上記表
1に示されている量子化ステップサイズに従って量子化
される。即ち、エリア1,エリア2,エリア3,エリア
4の順に量子化ステップサイズが大きくなる重み付け量
子化がなされる。これは、人間の視覚特性を考慮し、重
要性の高い低周波成分を高周波成分よりも細かく量子化
するものである。但し、最も重要なDC成分については
量子化は行なわず、例えば10ビットで符号化する。
1に示されている量子化ステップサイズに従って量子化
される。即ち、エリア1,エリア2,エリア3,エリア
4の順に量子化ステップサイズが大きくなる重み付け量
子化がなされる。これは、人間の視覚特性を考慮し、重
要性の高い低周波成分を高周波成分よりも細かく量子化
するものである。但し、最も重要なDC成分については
量子化は行なわず、例えば10ビットで符号化する。
【0026】また、適応量子化回路22では、クラス判
定回路31によってブロック単位で決定されるクラスと
情報量制御回路32によってセグメント単位で決定され
る量子化パラメータとに応じて、実際に量子化に使用す
る量子化テーブルを表1に示した5種類の中から選択す
る。この様子を次の表2に示す。
定回路31によってブロック単位で決定されるクラスと
情報量制御回路32によってセグメント単位で決定され
る量子化パラメータとに応じて、実際に量子化に使用す
る量子化テーブルを表1に示した5種類の中から選択す
る。この様子を次の表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】表2では、縦方向のQ#1〜Q#8が8種
類の量子化方法を指定する量子化パラメータを示し、夫
々の量子化方法についてクラスに応じて選択される量子
化テーブルq#1〜q#5を横方向に示している。ブロ
ックが4種類のクラスのどれに属するかに応じて、実際
に量子化に使用される量子化テーブルが切り換えられ
る。同一の量子化パラメータであっても、クラス1,ク
ラス2,クラス3,クラス4の順に量子化が粗くなる。
類の量子化方法を指定する量子化パラメータを示し、夫
々の量子化方法についてクラスに応じて選択される量子
化テーブルq#1〜q#5を横方向に示している。ブロ
ックが4種類のクラスのどれに属するかに応じて、実際
に量子化に使用される量子化テーブルが切り換えられ
る。同一の量子化パラメータであっても、クラス1,ク
ラス2,クラス3,クラス4の順に量子化が粗くなる。
【0029】クラス判定回路31は、直交変換回路3か
ら出力される係数データに対して、ブロック単位で変換
係数のアクティビティを計算し、ブロックのアクティビ
ティを所定の複数個の閾値と比較することにより、その
ブロックが4種類のクラスのいずれに属するかを判定す
る。ブロックのアクティビティは、係数データの63個
のAC成分の値の2乗和として計算される。アクティビ
ティが高い場合には、そのブロックの絵柄が細かく、ま
た逆に、アクティビティが低い場合には、そのブロック
の絵柄が比較的平坦である。従って、アクティビティの
高いブロックがアクティビティの低いブロックよりも相
対的に粗く量子化されるように、クラス判定回路31で
判定されたクラスに応じて、適応量子化回路22及び情
報量制御回路32が制御される。
ら出力される係数データに対して、ブロック単位で変換
係数のアクティビティを計算し、ブロックのアクティビ
ティを所定の複数個の閾値と比較することにより、その
ブロックが4種類のクラスのいずれに属するかを判定す
る。ブロックのアクティビティは、係数データの63個
のAC成分の値の2乗和として計算される。アクティビ
ティが高い場合には、そのブロックの絵柄が細かく、ま
た逆に、アクティビティが低い場合には、そのブロック
の絵柄が比較的平坦である。従って、アクティビティの
高いブロックがアクティビティの低いブロックよりも相
対的に粗く量子化されるように、クラス判定回路31で
判定されたクラスに応じて、適応量子化回路22及び情
報量制御回路32が制御される。
【0030】情報量制御回路32は、所定個数のブロッ
クからなるセグメント単位で、圧縮データのデータ量が
所定値の設定データ量を超えず、かつ最も近い値となる
ように、適応量子化回路22での量子化方法を指定する
量子化パラメータを決定するものである。
クからなるセグメント単位で、圧縮データのデータ量が
所定値の設定データ量を超えず、かつ最も近い値となる
ように、適応量子化回路22での量子化方法を指定する
量子化パラメータを決定するものである。
【0031】即ち、情報量制御回路32においては、直
交変換回路3から供給される係数データが複数個(ここ
では、5個)の量子化回路33〜37に同時に供給され
る。量子化回路33〜37は夫々上記表1に示した5種
類の量子化テーブルに対応したものであって、量子化回
路33はq#1、量子化回路34はq#2、量子化回路
35はq#3、量子化回路36はq#4、量子化回路3
6はq#5の量子化テーブルに応じて量子化を行なう。
従って、量子化回路33〜37では、係数データのAC
データについて、上記表1でエリア毎に定められた量子
化ステップサイズに従って量子化が行なわれる。但し、
量子化ステップサイズが全て2のべき乗の値であるた
め、量子化は、除算ではなく、ビットシフトで実現でき
る。即ち、4入力マルチプレクサの各入力端子に、各エ
リアの量子化ステップサイズに応じてビットシフトした
係数データを入力し、その出力端子から量子化係数デー
タを4種類のエリアに応じて切り換えて出力する。
交変換回路3から供給される係数データが複数個(ここ
では、5個)の量子化回路33〜37に同時に供給され
る。量子化回路33〜37は夫々上記表1に示した5種
類の量子化テーブルに対応したものであって、量子化回
路33はq#1、量子化回路34はq#2、量子化回路
35はq#3、量子化回路36はq#4、量子化回路3
6はq#5の量子化テーブルに応じて量子化を行なう。
従って、量子化回路33〜37では、係数データのAC
データについて、上記表1でエリア毎に定められた量子
化ステップサイズに従って量子化が行なわれる。但し、
量子化ステップサイズが全て2のべき乗の値であるた
め、量子化は、除算ではなく、ビットシフトで実現でき
る。即ち、4入力マルチプレクサの各入力端子に、各エ
リアの量子化ステップサイズに応じてビットシフトした
係数データを入力し、その出力端子から量子化係数デー
タを4種類のエリアに応じて切り換えて出力する。
【0032】量子化回路33〜37から出力される量子
化係数データは、夫々対応するデータ量計算回路38〜
42に供給される。これらデータ量計算回路38〜42
は1ブロック分の圧縮データのデータ量を計算するもの
であり、全て同じ回路構成をなしている。
化係数データは、夫々対応するデータ量計算回路38〜
42に供給される。これらデータ量計算回路38〜42
は1ブロック分の圧縮データのデータ量を計算するもの
であり、全て同じ回路構成をなしている。
【0033】図3はかかるデータ量計算回路38〜42
の一具体例を示すブロック図であって、51はイベント
生成回路、52はコード長出力回路、53はコード長積
算回路である。
の一具体例を示すブロック図であって、51はイベント
生成回路、52はコード長出力回路、53はコード長積
算回路である。
【0034】同図において、イベント生成回路51で
は、入力された量子化係数データからラン長とレベルと
からなるイベントが生成される。即ち、2次元空間周波
数領域に分布される63個のACデータを所定の順番で
走査し、連続する値0の量子化係数データのラン長と、
次に続く値0でない量子化係数データの絶対値であるレ
ベルを検出する。コード長出力回路52では、イベント
生成回路51で生成されたラン長とレベルからなるイベ
ントに対して、可変長符号化回路23で割り当てられる
符号のコード長を出力する。なお、コード長には、量子
化係数データが正か負を示す1ビットの符号ビットも含
まれる。コード長積算回路53はイベント毎に定まるコ
ード長を順次積算し、1ブロック分のデータ量を出力す
る。
は、入力された量子化係数データからラン長とレベルと
からなるイベントが生成される。即ち、2次元空間周波
数領域に分布される63個のACデータを所定の順番で
走査し、連続する値0の量子化係数データのラン長と、
次に続く値0でない量子化係数データの絶対値であるレ
ベルを検出する。コード長出力回路52では、イベント
生成回路51で生成されたラン長とレベルからなるイベ
ントに対して、可変長符号化回路23で割り当てられる
符号のコード長を出力する。なお、コード長には、量子
化係数データが正か負を示す1ビットの符号ビットも含
まれる。コード長積算回路53はイベント毎に定まるコ
ード長を順次積算し、1ブロック分のデータ量を出力す
る。
【0035】図1において、以上の処理により、データ
量計算回路38では、係数データを量子化テーブルq#
1で量子化した場合の1ブロック分のデータ量が計算さ
れ、同様にして、データ量計算回路39では量子化テー
ブルq#2で、データ量計算回路40では量子化テーブ
ルq#3で、データ量計算回路41では量子化テーブル
q#4で、データ量計算回路42では量子化テーブルq
#5で夫々係数データを量子化した場合の1ブロック分
のデータ量が計算される。
量計算回路38では、係数データを量子化テーブルq#
1で量子化した場合の1ブロック分のデータ量が計算さ
れ、同様にして、データ量計算回路39では量子化テー
ブルq#2で、データ量計算回路40では量子化テーブ
ルq#3で、データ量計算回路41では量子化テーブル
q#4で、データ量計算回路42では量子化テーブルq
#5で夫々係数データを量子化した場合の1ブロック分
のデータ量が計算される。
【0036】データ量選択多重回路43では、8種類の
量子化パラメータの夫々について、データ量計算回路3
8〜42から出力される5種類のデータ量のうちの1つ
が選択され、各量子化パラメータに対応した8種類のデ
ータ量が順番に時分割多重される。
量子化パラメータの夫々について、データ量計算回路3
8〜42から出力される5種類のデータ量のうちの1つ
が選択され、各量子化パラメータに対応した8種類のデ
ータ量が順番に時分割多重される。
【0037】図4はデータ量選択多重回路43の一具体
例を示すブロック図であって、54はデータ量選択回
路、55はデータ量多重回路である。
例を示すブロック図であって、54はデータ量選択回
路、55はデータ量多重回路である。
【0038】同図において、データ量選択回路54は、
各量子化パラメータについて、実際に用いる量子化テー
ブルを上記表2に従って決定し、その量子化パラメータ
に対応した1ブロック分のデータ量を図1でのデータ量
計算回路38〜42からのデータ量q#1〜q#5のう
ちの1つを選択する。クラス判定回路31(図1)から
供給されるクラスに応じて切り換えが行なわれる。デー
タ量選択回路54は、8種類の量子化パラメータQ#1
〜Q#8に対応して、このクラスに応じて選択が切り換
わる8個の4入力マルチプレクサで構成される。
各量子化パラメータについて、実際に用いる量子化テー
ブルを上記表2に従って決定し、その量子化パラメータ
に対応した1ブロック分のデータ量を図1でのデータ量
計算回路38〜42からのデータ量q#1〜q#5のう
ちの1つを選択する。クラス判定回路31(図1)から
供給されるクラスに応じて切り換えが行なわれる。デー
タ量選択回路54は、8種類の量子化パラメータQ#1
〜Q#8に対応して、このクラスに応じて選択が切り換
わる8個の4入力マルチプレクサで構成される。
【0039】データ量多重回路55は巡回的に選択が切
り換わる8入力マルチプレクサで構成され、データ量選
択回路54から出力される各量子化パラメータに対応し
た1ブロック分のデータ量を順番に時分割多重して出力
する。
り換わる8入力マルチプレクサで構成され、データ量選
択回路54から出力される各量子化パラメータに対応し
た1ブロック分のデータ量を順番に時分割多重して出力
する。
【0040】図1に戻って、データ量積算回路44で
は、データ量選択多重回路43から出力される上記8種
類の量子化パラメータQ#1〜Q#8の順に時分割多重
されてなる1ブロック分毎の多重データ量に対し、量子
化パラメータ毎に順次データ量を積算し、所定ブロック
数からなる1セグメント分の積算データ量を計算する。
は、データ量選択多重回路43から出力される上記8種
類の量子化パラメータQ#1〜Q#8の順に時分割多重
されてなる1ブロック分毎の多重データ量に対し、量子
化パラメータ毎に順次データ量を積算し、所定ブロック
数からなる1セグメント分の積算データ量を計算する。
【0041】図5はかかるデータ量積算回路44の一具
体例を示すブロック図であって、56は加算回路、57
は積算値を記憶保持するメモリ、58は積算値出力回路
である。
体例を示すブロック図であって、56は加算回路、57
は積算値を記憶保持するメモリ、58は積算値出力回路
である。
【0042】同図において、データ量選択多重回路43
(図1)からの上記1ブロック分毎の多重データ量は加
算回路56に供給され、入力データ量に、この入力デー
タ量と量子化パラメータが同じデータ量のこれまでの積
算値がメモリ57から読み出されて加算される。メモリ
57には8種類の量子化パラメータ毎にアドレスが設定
されており、このデータ量積算値はメモリ57でのこの
量子化パラメータに対応したアドレスから読み出された
ものであって、このアドレスからのデータ量積算値が加
算回路56で入力データ量に加算されると、このアドレ
スは加算回路56から出力される新たなデータ量積算値
に書き換えられる。
(図1)からの上記1ブロック分毎の多重データ量は加
算回路56に供給され、入力データ量に、この入力デー
タ量と量子化パラメータが同じデータ量のこれまでの積
算値がメモリ57から読み出されて加算される。メモリ
57には8種類の量子化パラメータ毎にアドレスが設定
されており、このデータ量積算値はメモリ57でのこの
量子化パラメータに対応したアドレスから読み出された
ものであって、このアドレスからのデータ量積算値が加
算回路56で入力データ量に加算されると、このアドレ
スは加算回路56から出力される新たなデータ量積算値
に書き換えられる。
【0043】このメモリ57では、これら8種類の量子
化パラメータ夫々に対応した8個のアドレスの読出し,
書込みが、供給される1ブロック分のデータ量の多重タ
イミングと同期して巡回的に切り換えられる。セグメン
トを構成する最初のブロックのデータ量が加算回路56
に供給されるときには、メモリ57の各アドレスは値0
にリセットされる。また、セグメントを構成する最後の
ブロックでは、積算値出力回路58が加算回路56から
順次出力される各量子化パラメータに対応したデータ量
積算値を読み込み、1セグメント分の積算データ量とし
て出力する。出力される1セグメント分の積算データ量
は、加算回路56に供給される多重データ量と同様に、
各量子化パラメータに対応した積算データ量が時分割多
重されたものである。
化パラメータ夫々に対応した8個のアドレスの読出し,
書込みが、供給される1ブロック分のデータ量の多重タ
イミングと同期して巡回的に切り換えられる。セグメン
トを構成する最初のブロックのデータ量が加算回路56
に供給されるときには、メモリ57の各アドレスは値0
にリセットされる。また、セグメントを構成する最後の
ブロックでは、積算値出力回路58が加算回路56から
順次出力される各量子化パラメータに対応したデータ量
積算値を読み込み、1セグメント分の積算データ量とし
て出力する。出力される1セグメント分の積算データ量
は、加算回路56に供給される多重データ量と同様に、
各量子化パラメータに対応した積算データ量が時分割多
重されたものである。
【0044】なお、図3におけるコード長積算回路53
は、図5に示したデータ量積算回路44とほぼ同じ構成
をなしており、図5でのメモリ57に相当するメモリが
アドレスなしの記憶保持回路である点が異なっている。
は、図5に示したデータ量積算回路44とほぼ同じ構成
をなしており、図5でのメモリ57に相当するメモリが
アドレスなしの記憶保持回路である点が異なっている。
【0045】図1に戻って、量子化パラメータ判定回路
45は、データ量積算回路44から時分割で供給される
各量子化パラメータ毎の1セグメント分の積算データ量
夫々に対して、1セグメントの圧縮データに対して割り
当てられている設定データ量との比較を行ない、その設
定データ量を超えず、かつ最も近い積算データ量に対す
る量子化パラメータを選択して出力する。
45は、データ量積算回路44から時分割で供給される
各量子化パラメータ毎の1セグメント分の積算データ量
夫々に対して、1セグメントの圧縮データに対して割り
当てられている設定データ量との比較を行ない、その設
定データ量を超えず、かつ最も近い積算データ量に対す
る量子化パラメータを選択して出力する。
【0046】図6は量子化パラメータ判定回路45の一
具体例を示すブロック図であって、59はデータ量比較
回路、60は量子化パラメータ決定回路である。
具体例を示すブロック図であって、59はデータ量比較
回路、60は量子化パラメータ決定回路である。
【0047】同図において、データ量比較回路59は、
多重されている各量子化パラメータに対応した1セグメ
ント分の積算データ量を順次設定データ量と比較し、積
算データ量が設定データ量以下であるとき1、設定デー
タ量を超えているとき0の検出信号を出力する。量子化
パラメータがQ#1からQ#8の順に切り換わるにつれ
て量子化は粗くなっていくから、量子化パラメータQ#
1〜Q#8に対応した1セグメント分の積算データ量が
順次データ量比較回路59で処理される間に、この検出
信号は0から1に切り換わる。
多重されている各量子化パラメータに対応した1セグメ
ント分の積算データ量を順次設定データ量と比較し、積
算データ量が設定データ量以下であるとき1、設定デー
タ量を超えているとき0の検出信号を出力する。量子化
パラメータがQ#1からQ#8の順に切り換わるにつれ
て量子化は粗くなっていくから、量子化パラメータQ#
1〜Q#8に対応した1セグメント分の積算データ量が
順次データ量比較回路59で処理される間に、この検出
信号は0から1に切り換わる。
【0048】量子化パラメータ決定回路60は、データ
量比較回路59からの検出信号が0から1へ変化するタ
イミングを検出することにより、セグメントに対する最
適な量子化パラメータを決定する。この決定された量子
化パラメータが図1の適応量子化回路22と可変長符号
化回路23とに供給される。
量比較回路59からの検出信号が0から1へ変化するタ
イミングを検出することにより、セグメントに対する最
適な量子化パラメータを決定する。この決定された量子
化パラメータが図1の適応量子化回路22と可変長符号
化回路23とに供給される。
【0049】なお、全ての量子化パラメータに対応した
検出信号が1であるとき、即ち、どの量子化パラメータ
においても、1セグメント分の積算データ量が設定デー
タ量以下となる場合には、量子化パラメータとしてQ#
1を選択する。また、逆に、全ての量子化パラメータに
対応した検出信号が0であるとき、即ち、どの量子化パ
ラメータにおいても、1セグメント分の積算データ量が
設定データ量を超える場合には、量子化パラメータとし
てQ#8を選択する。後者の場合には、係数データを適
応量子化回路7と可変長符号化回路8で符号化して生成
した圧縮データのオーバーフローが起きることになる
が、このようにことは非常にまれであるので、格別問題
とはならない。
検出信号が1であるとき、即ち、どの量子化パラメータ
においても、1セグメント分の積算データ量が設定デー
タ量以下となる場合には、量子化パラメータとしてQ#
1を選択する。また、逆に、全ての量子化パラメータに
対応した検出信号が0であるとき、即ち、どの量子化パ
ラメータにおいても、1セグメント分の積算データ量が
設定データ量を超える場合には、量子化パラメータとし
てQ#8を選択する。後者の場合には、係数データを適
応量子化回路7と可変長符号化回路8で符号化して生成
した圧縮データのオーバーフローが起きることになる
が、このようにことは非常にまれであるので、格別問題
とはならない。
【0050】なお、この実施例では、8種類の量子化パ
ラメータに対応した全てのデータ量をデータ量選択多重
回路43で時分割多重するものとしたが、引き続くデー
タ量積算回路44及び量子化パラメータ判定回路45内
のデータ量比較回路59の処理速度が不足する場合に
は、データ量選択多重回路43における多重度を下げて
複数系列の時分割多重データ量とし、データ量積算回路
44及び量子化パラメータ判定回路45内のデータ量比
較回路59を複数系列による並列構成として、夫々の系
列の時分割多重データ量を別々に同じ設定データ量と比
較するようにしてもよい。
ラメータに対応した全てのデータ量をデータ量選択多重
回路43で時分割多重するものとしたが、引き続くデー
タ量積算回路44及び量子化パラメータ判定回路45内
のデータ量比較回路59の処理速度が不足する場合に
は、データ量選択多重回路43における多重度を下げて
複数系列の時分割多重データ量とし、データ量積算回路
44及び量子化パラメータ判定回路45内のデータ量比
較回路59を複数系列による並列構成として、夫々の系
列の時分割多重データ量を別々に同じ設定データ量と比
較するようにしてもよい。
【0051】図7は本発明による画像符号化装置の他の
実施例を示すブロック図であって、70は情報量制御回
路、24は適応量子化回路、71〜78は適応量子化回
路、79〜86はデータ量計算回路、87はデータ量多
重回路、88は量子化パラメータ判定回路であり、図1
に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省
略する。
実施例を示すブロック図であって、70は情報量制御回
路、24は適応量子化回路、71〜78は適応量子化回
路、79〜86はデータ量計算回路、87はデータ量多
重回路、88は量子化パラメータ判定回路であり、図1
に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省
略する。
【0052】図7において、直交変換回路3からの係数
データは、遅延回路6で後述する情報量制御回路70で
の処理に要する時間だけ遅延された後、適応量子化回路
24に供給される。適応量子化回路24では、クラス判
定回路31からのクラスと情報量制御回路70からの量
子化パラメータに応じた量子化テーブルをもとに供給さ
れる係数データが量子化される。量子化された係数デー
タは可変長符号化回路23に供給され、図1に示した実
施例と同様にして可変長符号の圧縮データが生成され、
出力端子9から出力される。なお、この実施例において
も、可変長符号化回路23は圧縮データに上記のクラス
と量子化パラメータの情報を付加する。
データは、遅延回路6で後述する情報量制御回路70で
の処理に要する時間だけ遅延された後、適応量子化回路
24に供給される。適応量子化回路24では、クラス判
定回路31からのクラスと情報量制御回路70からの量
子化パラメータに応じた量子化テーブルをもとに供給さ
れる係数データが量子化される。量子化された係数デー
タは可変長符号化回路23に供給され、図1に示した実
施例と同様にして可変長符号の圧縮データが生成され、
出力端子9から出力される。なお、この実施例において
も、可変長符号化回路23は圧縮データに上記のクラス
と量子化パラメータの情報を付加する。
【0053】適応量子化回路24に設定される量子化テ
ーブルは、図1に示した実施例とは異なり、8種類であ
り、これを次の表3に示す。
ーブルは、図1に示した実施例とは異なり、8種類であ
り、これを次の表3に示す。
【0054】
【表3】
【0055】表3において、縦方向のq#1〜q#8は
8種類の量子化テーブルを示し、夫々の量子化テーブル
で設定されている量子化ステップサイズを横方向に示し
ている。量子化ステップサイズは全て2のべき乗の値で
ある。ここで、q#1,q#2,……,q#8の順に粗
い量子化となる。但し、4種類のエリアのいずれに係数
データが属するかに応じて、量子化ステップサイズが異
なる。
8種類の量子化テーブルを示し、夫々の量子化テーブル
で設定されている量子化ステップサイズを横方向に示し
ている。量子化ステップサイズは全て2のべき乗の値で
ある。ここで、q#1,q#2,……,q#8の順に粗
い量子化となる。但し、4種類のエリアのいずれに係数
データが属するかに応じて、量子化ステップサイズが異
なる。
【0056】この実施例におけるエリア分割は、図1に
示した実施例と同様、図2に示したものとすることがで
きる。ここで、ACデータは上記表3に示されている量
子化ステップサイズに従って量子化され、DC成分は、
量子化されず、10ビットで符号化される。
示した実施例と同様、図2に示したものとすることがで
きる。ここで、ACデータは上記表3に示されている量
子化ステップサイズに従って量子化され、DC成分は、
量子化されず、10ビットで符号化される。
【0057】また、適応量子化回路24では、クラス判
定回路31がブロック単位で決定するクラスと情報量制
御回路70がセグメント単位で決定する量子化パラメー
タに応じて、実際に量子化に使用する量子化テーブルを
上記表3に示した8種類の中から選択する。この様子を
次の表4に示す。
定回路31がブロック単位で決定するクラスと情報量制
御回路70がセグメント単位で決定する量子化パラメー
タに応じて、実際に量子化に使用する量子化テーブルを
上記表3に示した8種類の中から選択する。この様子を
次の表4に示す。
【0058】
【表4】
【0059】表4において、縦方向のQ#1〜Q#8が
8種類の量子化方法を指定する量子化パラメータを示
し、夫々の量子化方法についてクラスに応じて選択され
る量子化テーブルq#1〜q#8を横方向に示してい
る。ブロックが4種類のクラスのいずれに属するかに応
じて、実際に量子化に使用される量子化テーブルが切り
換えられる。同一の量子化パラメータであっても、クラ
ス1,クラス2,クラス3,クラス4の順に量子化が粗
くなる。
8種類の量子化方法を指定する量子化パラメータを示
し、夫々の量子化方法についてクラスに応じて選択され
る量子化テーブルq#1〜q#8を横方向に示してい
る。ブロックが4種類のクラスのいずれに属するかに応
じて、実際に量子化に使用される量子化テーブルが切り
換えられる。同一の量子化パラメータであっても、クラ
ス1,クラス2,クラス3,クラス4の順に量子化が粗
くなる。
【0060】情報量制御回路70においては、直交変換
回路3からの係数データが複数個(この場合、8個)の
適応量子化回路71〜78に同時に供給される。適応量
子化回路71〜78は上記表4に示した8種類の量子化
方法に夫々対応したものであって、適応量子化回路71
は量子化パラメータQ#1で指定される量子化方法で係
数データを量子化し、適応量子化回路72は量子化パラ
メータQ#2で指定される量子化方法で係数データを量
子化し、……、適応量子化回路78は量子化パラメータ
Q#8で指定される量子化方法で係数データを量子化す
る。従って、適応量子化回路71〜78は、クラス判定
回路31から供給されるクラスに応じて、実際に量子化
で用いる量子化テーブルをq#1〜q#8から上記表4
に従って選択し、さらに、上記表3で各量子化テーブル
に関してエリア毎に定められた量子化ステップサイズに
従って量子化を行なう。
回路3からの係数データが複数個(この場合、8個)の
適応量子化回路71〜78に同時に供給される。適応量
子化回路71〜78は上記表4に示した8種類の量子化
方法に夫々対応したものであって、適応量子化回路71
は量子化パラメータQ#1で指定される量子化方法で係
数データを量子化し、適応量子化回路72は量子化パラ
メータQ#2で指定される量子化方法で係数データを量
子化し、……、適応量子化回路78は量子化パラメータ
Q#8で指定される量子化方法で係数データを量子化す
る。従って、適応量子化回路71〜78は、クラス判定
回路31から供給されるクラスに応じて、実際に量子化
で用いる量子化テーブルをq#1〜q#8から上記表4
に従って選択し、さらに、上記表3で各量子化テーブル
に関してエリア毎に定められた量子化ステップサイズに
従って量子化を行なう。
【0061】但し、量子化ステップサイズが全て2のべ
き乗の値であるため、量子化は、除算ではなく、ビット
シフトで実現できる。
き乗の値であるため、量子化は、除算ではなく、ビット
シフトで実現できる。
【0062】適応量子化回路71〜78は夫々、合計1
6種類のクラスとエリアの組み合わせに対応して複数の
入力端子を備えるマルチプレクサである。量子化ステッ
プサイズは高々5種類であり、16種類のクラスとエリ
アの組み合わせの全てで量子化ステップサイズが異なる
わけではないから、マルチプレクサの入力端子数は16
種類よりも削減している。
6種類のクラスとエリアの組み合わせに対応して複数の
入力端子を備えるマルチプレクサである。量子化ステッ
プサイズは高々5種類であり、16種類のクラスとエリ
アの組み合わせの全てで量子化ステップサイズが異なる
わけではないから、マルチプレクサの入力端子数は16
種類よりも削減している。
【0063】次に、適応量子化回路71〜78から出力
される量子化係数データは対応するデータ量計算回路7
9〜86に供給され、夫々1セグメント分の量子化係数
データのデータ量が計算される。データ量計算回路79
〜86は同一の回路構成をなしており、一具体例として
図3に示したように構成される。但し、図1におけるデ
ータ量計算回路38〜42が各量子化テーブルに対応す
る1ブロック分のデータ量を計算するのに対して、この
実施例におけるデータ量計算回路79〜86は各量子化
パラメータに対応する1セグメント分のデータ量を計算
する。
される量子化係数データは対応するデータ量計算回路7
9〜86に供給され、夫々1セグメント分の量子化係数
データのデータ量が計算される。データ量計算回路79
〜86は同一の回路構成をなしており、一具体例として
図3に示したように構成される。但し、図1におけるデ
ータ量計算回路38〜42が各量子化テーブルに対応す
る1ブロック分のデータ量を計算するのに対して、この
実施例におけるデータ量計算回路79〜86は各量子化
パラメータに対応する1セグメント分のデータ量を計算
する。
【0064】以上の処理により、データ量計算回路79
からは量子化パラメータQ#1で量子化した場合の1セ
グメント分のデータ量が得られ、同様にして、データ量
計算回路80からは量子化パラメータQ#2で量子化し
た場合の1セグメント分のデータ量が得られ、データ量
計算回路81からは量子化パラメータQ#3で量子化し
た場合の1セグメント分のデータ量が得られ、……、デ
ータ量計算回路86からは量子化パラメータQ#8で量
子化した場合の1セグメント分のデータ量が得られ。
からは量子化パラメータQ#1で量子化した場合の1セ
グメント分のデータ量が得られ、同様にして、データ量
計算回路80からは量子化パラメータQ#2で量子化し
た場合の1セグメント分のデータ量が得られ、データ量
計算回路81からは量子化パラメータQ#3で量子化し
た場合の1セグメント分のデータ量が得られ、……、デ
ータ量計算回路86からは量子化パラメータQ#8で量
子化した場合の1セグメント分のデータ量が得られ。
【0065】データ量多重回路87は図4におけるデー
タ量多重回路55と同様の回路構成をなしており、デー
タ量計算回路79〜87から出力される各量子化パラメ
ータに対応した8種類のデータ量を順番に選択して時分
割多重する。
タ量多重回路55と同様の回路構成をなしており、デー
タ量計算回路79〜87から出力される各量子化パラメ
ータに対応した8種類のデータ量を順番に選択して時分
割多重する。
【0066】量子化パラメータ判定回路88は、データ
量多重回路87から時分割に供給される夫々の量子化パ
ラメータに対する1セグメント分のデータ量に対して、
1セグメントの圧縮データに対して割り当てられている
設定データ量との比較を行ない、その設定データ量を超
えず、かつ最も近いデータ量となる量子化パラメータを
選択し、適応量子化回路24と可変長符号化回路23と
に供給する。量子化パラメータ判定回路88は、図1に
おけるデータ量判定回路45と同様のものであり、図6
に示す回路構成をとることができる。
量多重回路87から時分割に供給される夫々の量子化パ
ラメータに対する1セグメント分のデータ量に対して、
1セグメントの圧縮データに対して割り当てられている
設定データ量との比較を行ない、その設定データ量を超
えず、かつ最も近いデータ量となる量子化パラメータを
選択し、適応量子化回路24と可変長符号化回路23と
に供給する。量子化パラメータ判定回路88は、図1に
おけるデータ量判定回路45と同様のものであり、図6
に示す回路構成をとることができる。
【0067】なお、この実施例では、8種類の量子化パ
ラメータに対応した全てのデータ量をデータ量多重回路
87で多重する構成としているが、引き続く量子化パラ
メータ判定回路88内のデータ量比較回路の処理速度が
不足する場合には、データ量多重回路87における多重
度を下げて複数系列の時分割多重データ量とし、量子化
パラメータ判定回路88内のデータ量比較回路を複数系
列による並列構成として、夫々の系列の時分割多重デー
タ量を別々に同じ設定データ量と比較するようにしても
よい。
ラメータに対応した全てのデータ量をデータ量多重回路
87で多重する構成としているが、引き続く量子化パラ
メータ判定回路88内のデータ量比較回路の処理速度が
不足する場合には、データ量多重回路87における多重
度を下げて複数系列の時分割多重データ量とし、量子化
パラメータ判定回路88内のデータ量比較回路を複数系
列による並列構成として、夫々の系列の時分割多重デー
タ量を別々に同じ設定データ量と比較するようにしても
よい。
【0068】また、この実施例では、上記表3に示した
8種類の量子化パラメータに対する実際の量子化テーブ
ルの設定、さらに、上記表4に示した各量子化テーブル
における量子化ステップサイズの設定を、例えば図1に
示した実施例に対する上記表1,表2夫々に別モードに
おいて切り換えるような、複数モードを備えた画像符号
化装置を実現する場合、量子化パラメータの数が共通で
あることから、情報量制御回路70における適応量子化
回路の個数を変更する必要がないため、回路規模を比較
的小さくできるという効果もある。
8種類の量子化パラメータに対する実際の量子化テーブ
ルの設定、さらに、上記表4に示した各量子化テーブル
における量子化ステップサイズの設定を、例えば図1に
示した実施例に対する上記表1,表2夫々に別モードに
おいて切り換えるような、複数モードを備えた画像符号
化装置を実現する場合、量子化パラメータの数が共通で
あることから、情報量制御回路70における適応量子化
回路の個数を変更する必要がないため、回路規模を比較
的小さくできるという効果もある。
【0069】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0070】即ち、量子化方法を指定する量子化パラメ
ータの数と夫々に対応する量子化テーブル、実際に量子
化に使用される量子化テーブルの数と夫々に対応する量
子化ステップサイズが、上記各実施例で説明したものと
異なる場合でも、本発明は同様に適用できる。各実施例
では、量子化ステップサイズが全て2のべき乗の値であ
るが、勿論これに限らず任意の値であってよいし、整数
値でなく実数値であってもよい。
ータの数と夫々に対応する量子化テーブル、実際に量子
化に使用される量子化テーブルの数と夫々に対応する量
子化ステップサイズが、上記各実施例で説明したものと
異なる場合でも、本発明は同様に適用できる。各実施例
では、量子化ステップサイズが全て2のべき乗の値であ
るが、勿論これに限らず任意の値であってよいし、整数
値でなく実数値であってもよい。
【0071】また、量子化テーブルの選択を指定するク
ラスの数とそのクラス判定方法、量子化ステップサイズ
の切換えを行なうエリアの数とそのエリア分割方法が異
なってもよい。全ての係数データが異なるエリアに属す
るようなエリア分割も可能である。
ラスの数とそのクラス判定方法、量子化ステップサイズ
の切換えを行なうエリアの数とそのエリア分割方法が異
なってもよい。全ての係数データが異なるエリアに属す
るようなエリア分割も可能である。
【0072】さらに、上記各実施例では、量子化パラメ
ータQ#1〜Q#8をセグメント内で固定した量子化方
法を用いていたが、セグメント内で、例えばブロック単
位で量子化パラメータQ#1〜Q#8を切り換えるよう
な、さらに複雑な量子化方法を用いる場合にも、本発明
は同様に適用できる。その場合には、セグメントの係数
データに対する量子化方法が、8種類ではなく、さらに
多数となったことに相当する。
ータQ#1〜Q#8をセグメント内で固定した量子化方
法を用いていたが、セグメント内で、例えばブロック単
位で量子化パラメータQ#1〜Q#8を切り換えるよう
な、さらに複雑な量子化方法を用いる場合にも、本発明
は同様に適用できる。その場合には、セグメントの係数
データに対する量子化方法が、8種類ではなく、さらに
多数となったことに相当する。
【0073】さらに、ブロックの大きさが8×8画素で
なくてもよいし、データ量を一定化するセグメントを構
成するブロックの個数は自由に設定できる。直交変換と
しては、ディスクリートコサイン変換でないアダマール
変換やカルーネンレーベ変換などであってもよい。ま
た、厳密には直交変換でなくなるが、直交変換処理に係
数データの周波数に応じた重み付け処理を含めてもよ
い。
なくてもよいし、データ量を一定化するセグメントを構
成するブロックの個数は自由に設定できる。直交変換と
しては、ディスクリートコサイン変換でないアダマール
変換やカルーネンレーベ変換などであってもよい。ま
た、厳密には直交変換でなくなるが、直交変換処理に係
数データの周波数に応じた重み付け処理を含めてもよ
い。
【0074】さらに、上記実施例では、可変長符号化す
る量子化係数データを生成するために、クラスと量子化
パラメータの指定に応じて量子化ステップサイズが制御
される適応量子化回路が設けられているが、量子化テー
ブルの番号や量子化ステップサイズの指定で制御される
量子化回路であってもよい。可変長符号化の方式は実施
例で説明したものと異なってもよい。
る量子化係数データを生成するために、クラスと量子化
パラメータの指定に応じて量子化ステップサイズが制御
される適応量子化回路が設けられているが、量子化テー
ブルの番号や量子化ステップサイズの指定で制御される
量子化回路であってもよい。可変長符号化の方式は実施
例で説明したものと異なってもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
係数データの量子化方法を指定する情報量制御手段で
は、まず、異なるM種類の量子化方法でJブロックの係
数データが量子化され、可変長符号化された場合のM種
類のデータ量がM個の量子化手段とM個のデータ量計算
手段の組み合わせで計算され、引き続き、データ量生成
多重回路でそれらM種類のデータ量の各々が入力の順に
処理され、異なるN種類の量子化方法で1セグメントの
係数データが量子化され可変長符号化された場合のN種
類のデータ量が生成されるので、計算途中のデータ量を
保持するメモリが不要となり、従来よりも回路規模の低
減された画像符号化装置を実現できる。
係数データの量子化方法を指定する情報量制御手段で
は、まず、異なるM種類の量子化方法でJブロックの係
数データが量子化され、可変長符号化された場合のM種
類のデータ量がM個の量子化手段とM個のデータ量計算
手段の組み合わせで計算され、引き続き、データ量生成
多重回路でそれらM種類のデータ量の各々が入力の順に
処理され、異なるN種類の量子化方法で1セグメントの
係数データが量子化され可変長符号化された場合のN種
類のデータ量が生成されるので、計算途中のデータ量を
保持するメモリが不要となり、従来よりも回路規模の低
減された画像符号化装置を実現できる。
【図1】本発明による画像符号化装置の一実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1に示した実施例における係数データのエリ
ア分割の様子を示す説明図である。
ア分割の様子を示す説明図である。
【図3】図1におけるデータ量計算回路の一具体例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】図1におけるデータ量選択多重回路の一具体例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図5】図1におけるデータ量積算回路の一具体例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図6】図1における量子化パラメータ判定回路の一具
体例を示すブロック図である。
体例を示すブロック図である。
【図7】本発明による画像符号化装置の他の実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図8】従来の画像符号化装置の一例を示すブロック図
である。
である。
2 ブロック分割回路 3 直交変換回路 31 クラス判定回路 32 情報量制御回路 22 適応量子化回路 23 可変長符号化回路 24 適応量子化回路 33〜37 量子化回路 38〜42 データ量計算回路 43 データ量選択多重回路 44 データ量積算回路 45 量子化パラメータ判定回路 70 情報量制御回路 71〜78 適応量子化回路 79〜86 データ量計算回路 87 データ量多重回路 88 量子化パラメータ判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 築地 伸芳 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 入力映像信号をデータ圧縮する画像符号
化装置において、 該入力映像信号の画像データをブロック毎に分割し、K
個(但し、K>1)の該ブロックからセグメントを生成
するブロック分割手段と、 該ブロック分割手段から出力される画像データに対し
て、該ブロック単位で直交変換を行なう直交変換手段
と、 該直交変換手段から出力されるJブロック(但し、1≦
J≦K)の係数データを夫々異なるM種類(M>1)の
量子化方法で量子化するM個の量子化手段と、 該M個の量子化手段で量子化されたJブロックの係数デ
ータを可変長符号化した場合のデータ量を夫々計算する
M個のデータ量計算手段と、 該M個のデータ量計算手段から出力されるM種類のデー
タ量から、1セグメントの係数データを異なるN種類
(N>1)の量子化方法で量子化して可変長符号化した
場合のデータ量を生成し、L系統(1≦L≦N)に時分
割多重して出力するデータ量生成多重手段と、 該データ量生成多重手段から出力されるL系統に時分割
多重されたN種類のデータ量の中から1つを選択し、そ
れに対応する量子化方法を決定する量子化判定手段と、 該量子化判定手段で決定された量子化方法に従って該係
数データを量子化する係数量子化手段と、 該量子化判定手段で決定された量子化方法に関する情報
を付加しつつ、前記該量子化手段で量子化された係数デ
ータを可変長符号化して出力する可変長符号化手段とを
設けたことを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 J=1であって、 前記M個の量子化手段は、1ブロックの係数データを夫
々異なるM種類の量子化方法で量子化し、 前記M個のデータ量計算手段は、前記M個の量子化手段
で量子化された1ブロックの係数データを可変長符号化
した場合のデータ量を夫々計算することを特徴とする画
像符号化装置。 - 【請求項3】 請求項1において、 J=K,かつN=Mであって、 前記M個の量子化手段は、1セグメントの係数データを
夫々異なるM種類の量子化方法で量子化し、 前記M個のデータ量計算手段は、前記M個の量子化手段
で量子化された1セグメントの係数データを可変長符号
化した場合のデータ量を夫々計算することを特徴とする
画像符号化装置。 - 【請求項4】 請求項1,2または3において、 L=1であって、 前記データ量生成手段は、前記M個のデータ量計算手段
から出力されるM種類のデータ量から、1セグメントの
係数データを異なるN種類の量子化方法で量子化して可
変長符号化した場合のデータ量を生成し、1系統に時分
割多重して出力し、 前記量子化判定手段は、前記データ量生成多重手段の出
力である1系統に時分割多重されたN種類のデータ量の
中から1つを選択し、それに対応する量子化方法を決定
することを特徴とする画像符号化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6167136A JPH0832965A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 画像符号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6167136A JPH0832965A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 画像符号化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0832965A true JPH0832965A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15844098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6167136A Pending JPH0832965A (ja) | 1994-07-19 | 1994-07-19 | 画像符号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0832965A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2361132A (en) * | 2000-04-07 | 2001-10-10 | Snell & Wilcox Ltd | Multiplexing compressed signals |
-
1994
- 1994-07-19 JP JP6167136A patent/JPH0832965A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2361132A (en) * | 2000-04-07 | 2001-10-10 | Snell & Wilcox Ltd | Multiplexing compressed signals |
GB2361132B (en) * | 2000-04-07 | 2004-09-08 | Snell & Wilcox Ltd | Multiplexing compressed signals |
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