JPH08329615A - 記録媒体及びその再生装置 - Google Patents

記録媒体及びその再生装置

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JPH08329615A
JPH08329615A JP8181043A JP18104396A JPH08329615A JP H08329615 A JPH08329615 A JP H08329615A JP 8181043 A JP8181043 A JP 8181043A JP 18104396 A JP18104396 A JP 18104396A JP H08329615 A JPH08329615 A JP H08329615A
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cell
chain
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和彦 平良
Shinichi Kikuchi
伸一 菊地
Hidenori Mimura
英紀 三村
Tetsuya Kitamura
哲也 北村
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Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体が持つ記録面数及び再生記録面の判
定が可能な記録媒体及びその再生装置の提供。 【解決手段】 応用システム領域には、データ記録方式
に準拠したディスクの種別を示すディスク識別子1と、
本ディスクが両面ディスクか片面ディスクかを示すディ
スク面数識別子2と、本ディスクが両面ディスクの場合
のA面/B面を示すディスク面識別子3、その他が記録
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の記
録媒体及びその再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクには、特定のシステ
ム専用のディスク(データ記録方式の異なるディスク)
や、片面ディスク、両面ディスクのように、様々な種別
に分類されるようになってきている。しかし、既存の管
理情報には、このようなディスクの種別を判定するため
の情報について特に考慮されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するためもので、記録媒体が持つ記録面数及び
再生記録面の判定が可能な記録媒体及びその再生装置の
提供を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
記録媒体は上記した目的を達成するために、データが記
録されたデータ領域と、前記記録媒体が持つ記録面の数
を示す記録面数識別情報および記録面のサイドを示す記
録面識別情報とを含む管理領域とを有する。
【0005】請求項2記載の本発明の再生装置は、デー
タが記録されたデータ領域と、前記記録媒体が持つ記録
面の数を示す記録面数識別情報および記録面のサイドを
示す記録面識別情報とを含む管理領域とを有する記録媒
体を再生する再生装置であって、前記管理領域に記録さ
れた前記記録面数識別情報を読み込んで、前記記録媒体
の記録面数を判定する記録面数判定手段と、前記管理領
域に記録された前記記録面識別情報を読み込んで、これ
から再生する前記記録媒体の記録面のサイドを判定する
記録面判定手段とを具備する。
【0006】
【作用】本発明の記録媒体においては、管理領域に、記
録媒体が持つ記録面の数を示す記録面数識別情報と、こ
の管理領域を含む記録面が第1の記録面か第2の記録面
かを示す記録面識別情報が記録されているので、本発明
の再生装置にてこれらの識別情報を読み込むことで、記
録面数及び再生する記録面の判定を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例である光ディスク
のデータ構造を示す図である。
【0009】本ディスクのデータ構造はISO−966
0規格に準拠している。本ディスクの記録空間はリード
イン領域、管理領域、データ領域およびリードアウト領
域に分割されている。管理領域はシステム・エリア、P
VD (Primary Volume Descriptor)テーブル、VTD
(Volume Terminate Descriptor)テーブル、PT(PathTa
ble)、DR(Directory Record)を含む。データ領域は複
数のファイルより構成される。
【0010】管理領域内のPVDテーブルには、図2に
示すように、ディスク(ボリューム)に関する情報とし
て、ボリュームのサイズ、ボリュームの属性、ルートD
Rの位置、PTの位置、その他が記述されている。VT
Dテーブルの内容は、図3に示すように規定されてい
る。PT(L形PT,M形PT)には、図4および図5
に示すように、DR間の階層構造が記述されている。D
RはルートDR(00)テーブル、ルートDR(01)
テーブル及びファイル(n)テーブル群からなる。ルー
トDR(00)テーブル及びルートDR(01)テーブ
ルには、図6及び図7に示すように、それぞれのDRテ
ーブル自身の位置等が記述されている。ファイル(n)
テーブルはデータ領域内の個々のファイル毎に設けられ
ている。これらのファイル(n)テーブルには、図8に
示すように、対応するファイルの位置等が記述されてい
る。
【0011】図2に示すように、PVDテーブルには応
用システム領域が設けられている。この応用システム領
域には、データ記録方式に準拠したディスクの種別を示
すディスク識別子1と、本ディスクが両面ディスクか片
面ディスクかを示すディスク面数識別子2と、本ディス
クが両面ディスクの場合のA面/B面を示すディスク面
識別子3、その他が記録されている。なお、このPVD
テーブルにおいて、BPの値はテーブル先頭からのバイ
ト位置を示している。
【0012】また、図8に示すように、個々のファイル
に対応するファイル(n)テーブルには応用システム領
域が設けられている。この応用システム領域には、デー
タ記録方式に準拠したファイルの種別を示す情報(ディ
スク識別子)4、その他が記録されている。
【0013】図9は以上のデータ構造を有するディスク
を再生する光ディスク再生装置の構成を示す図である。
同図において、11は光ディスクを駆動すると共に光デ
ィスクからデータを光ピックアップでリードする光ディ
スクドライブ部である。12はシステム全体を制御する
MPU(マイクロプロセッサユニット)である。13は
ユーザの指令をMPU12に与えるキー入力部である。
14はMPU12の制御プログラム等が記憶されたRO
MおよびMPU12の作業領域として用いられるRAM
部である。15は光ディスクドライブ部11より出力さ
れたデータの復調および誤り訂正を行い、誤り訂正した
データをビデオ(主映像)、オーディオ、副映像の3つ
のデータに分離するシステムプロセッサ部である。16
はデータ処理のためのRAM部である。17、18、1
9はシステムプロセッサ部15より出力されたビデオデ
ータ、オーディオデータ、副映像データをそれぞれデコ
ードするビデオデコーダ部、オーディオデコーダ部、副
映像デコーダ部である。20は各デコードデータをアナ
ログ信号に変換すると共に、ビデオデータと副映像デー
タとを多重化して映像/音声出力部21に出力するD/
A&再生処理部である。 次に、この光ディスク再生装
置の動作を図10から図13を用いて説明する。図10
はデータ記録方式に準拠したディスクおよびファイルの
種別を判定する機能の構成を示す図、図11はディスク
の記録面数および再生面を判定する機能の構成を示す
図、図12は図1のデータ構造上でのファイルアクセス
の手順を示す図、そして図13はファイルアクセスの手
順を示すフローチャートである。
【0014】ディスク再生装置の起動後、またはディス
ク交換後、再生装置はPVDテーブルを読み込む(ステ
ップ1)。この後、再生装置はPVDテーブル中の規格
識別子を基に、本ディスクがISO−9660規格に準
拠したディスクであるか否かを判定する(ステップ
2)。本ディスクがISO−9660規格に準拠したデ
ィスクである場合、再生装置は、図10に示したディス
ク記録方式判定部31にて、PVDテーブル内の応用シ
ステム領域に記録されたディスク識別子1をチェックす
ることによって、本ディスクが本再生装置にて再生可能
なディスク(適用ディスク)であるか否かを判定する
(ステップ3)。
【0015】装着されたディスクが適用ディスクであれ
ば、再生装置は、図11に示したディスク記録面数判定
部41にて、同じく応用システム領域に記録されたディ
スク面数識別子2をチェックする(ステップ4)。この
結果、装着されたディスクが両面ディスクであることが
判定された場合、再生装置はディスクA/B面判定部4
2にて、同じく応用システム領域に記録されたディスク
面識別子3をチェックすることによって、現在の再生面
がA面、B面のどちらであるかを判定する(ステップ
5)。
【0016】次に再生装置は、PTを読み込んでDR間
の階層構造を確認し、続いてルートDRを読み込んで各
ファイル(n)テーブルの位置を確認する(ステップ
6)。この後、再生装置は、最初のファイル(n)テー
ブルからファイル名を取り出し(ステップ7)、このフ
ァイル名が予め指定したファイル名と一致するか否かを
判定する(ステップ8)。この結果、ファイル名が一致
しない場合、再生装置は次のファイル名を取り出し(ス
テップ9)、同じ動作を繰り返す。各ファイル名が一致
した場合、再生装置は、図10に示したファイル記録方
式判定部32にて、一致したファイルのファイル(n)
テーブル内の応用システム領域内の情報(ディスク識別
子)4をチェックすることによって、本ファイルが本再
生装置で適用可能なファイルであるか否かを判断する
(ステップ11)。本ファイルが不適用ファイルならば
処理は終了となる。また、本ファイルが適用ファイルな
らば、再生装置は、そのファイルのファイル(n)テー
ブルからファイルの記録位置を確認し、そのファイル本
体をアクセスする(ステップ12)。
【0017】次に、管理情報の多重記録方法について説
明する。
【0018】本ディスクには、管理領域に記録された情
報と同じ内容の複数の管理情報が、管理領域およびデー
タ領域以外の位置に、予備管理情報として多重に記録さ
れている。
【0019】図14はこの予備管理情報をリードイン領
域に多重に記録した例を示している。同図に示すよう
に、各予備管理情報内の位置を示す値は、それぞれ自身
の予備管理領域51、52の先頭アドレスからの相対距
離(セクタ数)により定義される。 管理領域53及び
データ領域54内の位置を示す絶対アドレスは、管理領
域53の先頭アドレスからの相対距離(セクタ数)で定
義されている。従って、予備管理領域51、52内の任
意の位置をアクセスする時は、予備管理領域51、52
の先頭アドレスをオフセット値として、これに目的の絶
対アドレスの値を加算することによって算出ができる。
例えば、第1の予備管理領域51の先頭アドレスが−2
0である場合、絶対アドレス3で示されるアドレスは次
式により算出される。 3+(−20)=−17 同様に第2の予備管理領域52の先頭アドレスが−10
である場合、絶対アドレス3で示されるアドレスは次式
により算出される。 3+(−10)=−7 次に、本ディスクのデータ領域に記録されているファイ
ルのデータ構造について説明する。図15はこのファイ
ルのデータ構造を示す図である。同図に示すように、フ
ァイルは、ファイル管理テーブル5、チェーン情報テー
ブル6の群、セル情報テーブル7の群、DUTアロケー
ション・テーブル(以下、DATと呼ぶ。)8の群、D
UT(データユニット)9の群を有する。
【0020】ファイル管理テーブル5は、図16に示す
ように、ファイル中に存在するチェーン情報テーブル
数、セル情報テーブル数、DUT(データユニット)
数、セクタ数、および各テーブルの先頭を示すポインタ
等を含む。
【0021】チェーン情報テーブル6には、図17及び
図18に示すように、プログラム・チェーンを構成する
ための情報が記述されている。ここでプログラム・チェ
ーンとは1つのストーリーを構成する単位である。個々
のプログラム・チェーンは複数のプログラムを再生の順
番で連結して構成される。プログラムは1つ以上のプロ
グラム・セルと呼ばれる単位の集合からなる。要する
に、チェーン情報テーブル6は、複数のセル情報テーブ
ル7を選択的に連結して1つのプログラム・チェーンと
して構成するための情報を含んでいる。ファイル内に
は、このチェーン情報テーブル6がチェーン番号順に複
数連続して配置されている。
【0022】セル情報テーブル7には、図19に示すよ
うに、プログラム・セルを構成するための情報が記述さ
れている。ここでプログラム・セルとは、1つのプログ
ラムを構成するための部品である。個々のプログラム・
セルは複数のDUTを再生の順番で連結して構成され
る。要するに、セル情報テーブル7は、複数のDUT9
を選択的に連結して1つのプログラム・セルとして構成
するための情報を含んでいる。ファイル内には、このセ
ル情報テーブル7がセル番号順に複数連続して配置され
ている。
【0023】DAT8には、図20に示すように、個々
のDUT毎に、そのDUTが記録されている位置をファ
イル先頭からの相対距離(セクタ数)で示す情報が記述
されている。ファイル内には、このDAT8がDUT番
号順に複数連続して配置されている。
【0024】DUT9は、互いに同期再生される映像デ
ータ、音声データ、副映像データ等の複数の種別のデー
タで構成される。個々のDUT9の再生時間は特に規定
されていない。ファイル内には、このDUT9がDUT
番号順に複数連続して配置されている。
【0025】次に、図21を用いてプログラム・チェー
ンを選択する手順を説明する。
【0026】再生装置は、ファイルに存在する複数のプ
ログラム・チェーンの中から、ユーザによって選択され
た任意のプログラム・チェーンを再生することができ
る。
【0027】再生装置は、目的のファイルを取得した
後、そのファイル内のファイル管理テーブル5を読み込
み(ステップ1)、ファイル内のプログラム・チェーン
数、プログラム・セル数、DUT数、セクタ数、及び各
テーブルの先頭を示すポインタを取得する(ステップ
3)。次に再生装置は、取得したポインタを用いて、最
初のチェーン情報テーブルの内容を取得し(ステップ
4)、チェーン番号を示すカウンタの値を0クリアする
(ステップ5)。
【0028】次に再生装置は、カウンタが示すチェーン
番号が予めユーザが指定したチェーン番号と一致するか
否かを判定する(ステップ6)。一致しない場合、再生
装置は、チェーン情報テーブルに記述されたテーブル自
体の長さを先頭ポインタに加算することによって求めた
ポインタを用いて、次のチェーン情報テーブルの内容を
取得する(ステップ7)。続いて再生装置は、チェーン
番号を1加算し(ステップ8)、再びユーザが指定した
チェーン番号と一致するかを判定する。このようにし
て、カウンタが示すチェーン番号が予めユーザが指定し
たチェーン番号と一致するまでステップ6からステップ
8の処理を繰り返す。
【0029】カウンタが示すチェーン番号が予めユーザ
が指定したチェーン番号と一致した場合、再生装置は、
チェーン情報テーブルから、本プログラム・チェーンを
構成するプログラム・セル数、DUT数、副映像チャネ
ル数、オーディオ・ストリーム数等を取得する(ステッ
プ9)。続いて、再生装置は、取得した情報から、チェ
ーン情報テーブル中の分岐点数(NBP)と、チェーン
制御情報(SCINFO)の先頭ポインタを取得する
(ステップ10)。この後、再生装置は、取得した先頭
ポインタから最初のチェーン制御情報(SCINFO)
を取得して(ステップ11)、このチェーン制御情報
(SCINFO)を基にプログラム・チェーンの再生制
御を開始する(ステップ12)。
【0030】ところで、図15に示したファイル内のフ
ァイル管理テーブル5、チェーン情報テーブル6、セル
情報テーブル7、DAT8、DUT9の各先頭位置は、
すべて、自身が所属しているファイルの先頭からの相対
距離(セクタ数)で定義されている。即ち、aをファイ
ル管理テーブル5のセクタ数、bを全チェーン情報テー
ブル6のセクタ数、cを全セル情報テーブルのセクタ
数、dを全DATのセクタ数とすると、ファイル管理テ
ーブルの先頭位置は0、先頭のチェーン情報テーブルの
位置はa、先頭のセル情報テーブルの位置はa+b、先
頭のDATの位置はa+b+c、先頭のDUTの位置は
a+b+c+dで表される。
【0031】このように、ファイル内の位置をファイル
先頭からの相対距離(セクタ数)で表すことで、図22
に示すように、ファイルをデータ領域内の別の位置に再
配置する場合に位置を示す値を変更する必要がない。
【0032】また、この光ディスクのファイル構造にお
いては、複数のプログラム・チェーンで同一のプログラ
ム・セルを共有することができる。
【0033】図18に示すように、チェーン情報テーブ
ルには、他のプログラム・チェーンとの間で共有してい
るプログラム・セルの数を示す分岐点総数(NBP)
と、そのプログラム・セル番号である分岐情報(BIN
F0)が記述される。図23及び図24は3つのプログ
ラム・チェーンA、B、Cでプログラム・セルを共有す
る場合の分岐情報(BINFO)及びチェーン制御情報
(SCINFO)の各記述例を示している。チェーン制
御情報(SCINFO)には、再生するプログラム・セ
ルの番号が再生順に記述されている。再生装置は、この
チェーン制御情報(SCINFO)に基づいて、再生す
るプログラム・セルを順次選択、再生することでプログ
ラム・チェーンA、B、Cの再生を実行する。これによ
り、各プログラム・チェーンA、B、Cはそれぞれ図2
5に示す手順で再生される。なお、図25において、0
から8は個々のプログラム・セルの番号とその再生区間
を示す。
【0034】次に、A、B、Cいずれかのプログラム・
チェーンを再生中にプログラム・チェーンの切り替えが
発生した場合の動作を説明する。
【0035】1) プログラム・チェーンAのプログラ
ム・セル1の再生中にプログラム・チェーンBへの切り
替えが発生した場合は、プログラム・チェーンBの再生
は最初のプログラム・セル5から開始される。
【0036】2) プログラム・チェーンAのプログラ
ム・セル1の再生中にプログラム・チェーンCへの切り
替えが発生した場合は、プログラム・チェーンCの再生
は最初のプログラム・セル7から開始される。
【0037】3) プログラム・チェーンAのプログラ
ム・セル1の再生完了後にプログラム・チェーンBへの
切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンBの再
生はは次のプログラム・セル2から開始される。なぜな
ら、プログラム・チェーンBは、2番目にプログラム・
チェーンAと共有しているプログラム・セル1を有して
おり、重複する再生を避けるため、プログラム・チェー
ンBの再生は次のプログラム・セル2から開始される。
【0038】4) プログラム・チェーンAのプログラ
ム・セル1の再生完了後にプログラム・チェーンCへの
切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンCの再
生は最初のプログラム・セル7から開始される。
【0039】5) プログラム・チェーンAのプログラ
ム・セル2の再生完了後にプログラム・チェーンBへの
切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンBの再
生ははプログラム・セル6から開始される。その理由は
3)の場合と同じである。
【0040】6) プログラム・チェーンAのプログラ
ム・セル2の再生完了後にプログラム・チェーンCへの
切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンCの再
生は最初のプログラム・セル7から開始される。
【0041】7) プログラム・チェーンAのプログラ
ム・セル3の再生完了後にプログラム・チェーンBへの
切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンBの再
生はプログラム・セル6から開始される。
【0042】8) プログラム・チェーンAのプログラ
ム・セル3の再生完了後にプログラム・チェーンCへの
切り替えが発生した場合、プログラム・チェーンCの再
生はプログラム・セル8から開始される。なぜなら、プ
ログラム・チェーンCは、2番目にプログラム・チェー
ンAと共有しているプログラム・セル3を有しており、
重複する再生を避けるため、プログラム・チェーンCの
再生はプログラム・セル8から開始される。
【0043】このように、共有プログラム・セルを有す
るプログラム・チェーン間で再生の切り替えが発生した
場合は、再生が完了した共有プログラム・セルの次のプ
ログラム・セルから切り替え後の再生が開始される。
【0044】次に、プログラム・チェーンの再生制御に
ついて説明する。
【0045】図18に示すように、チェーン情報テーブ
ルには、チェーン制御情報(SCINFO)がプログラ
ム・セルの再生順に連続して記録されている。したがっ
て、このチェーン制御情報を順番に読み出すことでプロ
グラム・セルの連続再生つまりプログラム・チェーンの
再生を行うことができる。
【0046】また、図18及び図26に示すように、チ
ェーン制御情報(SCINFO)には2ビットの再生制
御エリア61が設けられている。この再生制御エリア6
1に記述された再生制御情報に基づき、再生装置は各プ
ログラム・セルを連続再生する時の制御内容を認識する
ことができる。
【0047】再生制御情報の内容として次のものがあ
る。 00:プログラム・セルの再生後、待ち時間無しで次の
プログラム・セルを連続して再生する(プログラム間の
連続性あり)。 01:プログラム・セルの再生後、待ち時間無しで次の
プログラム・セルを連続して再生する(プログラム間の
連続性なし)。 10:プログラム・セルの再生後、セル情報テーブルで
指定される時間(PWAIT)の経過を待って次のプロ
グラム・セルを再生する。 11:プログラム・セルの再生後、再生を停止する。
【0048】次に、この再生制御情報に基づくプログラ
ム・セルの連続再生制御の具体例を説明する。
【0049】図26はその具体例であるチェーン制御情
報(SCINFO)の記述例を示している。この具体例
において、プログラム・チェーンは5つのプログラム・
セルで構成される。また、アングル・モードはすべて
“00”であり、マルチ・アングル再生の指定はない。
マルチ・アングル再生とは、同一時間軸上の同一期間に
選択的に再生可能ないくつかのプログラム・セルの中か
ら、再生する唯一のプログラム・セルの選択をユーザに
委ねる方式である。例えば、テレビの野球中継を想定し
た場合、1塁側のカメラと3塁側のカメラでそれぞれ捕
えた2つの映像データを記録しておき、再生時にいずれ
かの映像を選択する、といった例が挙げられる。
【0050】以下、図27のフローチャートを参照し
て、プログラム・セルの連続再生制御の手順を説明す
る。
【0051】まず再生装置は、チェーン情報テーブルか
ら最初のチェーン制御情報(SCINFO)を取得し
(ステップ1)、その中の最初のプログラム・セル番号
を読み込む(ステップ2)。次に再生装置は、ファイル
管理テーブルからセル情報テーブルの先頭ポインタを読
み込み、この先頭ポインタとプログラム・セル番号とか
ら、目的のセル情報テーブルを取得する(ステップ
3)。そして再生装置は、取得したセル情報テーブルの
内容に従ってプログラム・セルの再生を実行する(ステ
ップ4)。
【0052】この間、再生装置は、チェーン制御情報の
再生制御エリアの情報を読み込み、その再生制御情報に
基づいて次のようにプログラム・セル間の連続再生を制
御する。
【0053】再生制御情報が“00”である場合(ステ
ップ5)、再生装置は、プログラム・セルの再生終了
後、次のチェーン制御情報(SCINFO)を取得し
(ステップ11)、直ちに次のプログラム・セルの再生
を開始する。
【0054】再生制御情報が“01”である場合(ステ
ップ6)、再生装置は、プログラム・セルの再生終了直
前からミュート等のBroken Link 処理を実行し(ステッ
プ9)、プログラム・セルの再生終了後、次のプログラ
ム・チェーン制御情報(SCINFO)を取得し、直ち
に次のプログラム・セルの再生を開始する。
【0055】再生制御情報が“10”である場合(ステ
ップ7)、再生装置は、プログラム・セルの再生終了
後、セル情報テーブルで指定される時間(PWAIT)
だけウエイト処理を行う(ステップ10)。そして再生
装置は、ウエイト時間経過後、次のチェーン制御情報
(SCINFO)を取得し、次のプログラム・セルの再
生を開始する。
【0056】再生制御情報が“11”である場合、再生
装置は、プログラム・セルの再生終了後、プログラム・
チェーンの再生を終了する(ステップ8)。
【0057】したがって、図26に示したチェーン制御
情報を基に再生制御を実行した場合の、再生制御の具体
的な手順は次のようになる。図28にこの再生制御の手
順を示す。 チェーン制御情報番号0:S1→S2(取得セル番号
0)→S3→S4(再生セル番号0)→S5→S11 チェーン制御情報番号1:→S2(取得セル番号1)→
S3→S4(再生セル番号1)→S5→S6→S9→S
11 チェーン制御情報番号2:→S2(取得セル番号4)→
S3→S4(再生セル番号4)→S5→S11 チェーン制御情報番号3:→S2(取得セル番号2)→
S3→S4(再生セル番号2)→S5→S6→S7→S
10(ウェイト処理)→S11 チェーン制御情報番号4:→S2(取得セル番号3)→
S3→S4(再生セル番号3)→S5→S6→S7→S
8→終了 次に、プログラム・セルのマルチ・アングル再生につい
て説明する。
【0058】図29及び図18に示すように、チェーン
情報テーブルのチェーン制御情報には、2ビットのアン
グルモード情報71と、4ビットのアングル番号72と
が記録されている。アングルモード情報71の内容は次
の通りである。なお、アングルブロックとは、同一時間
軸上の同一期間に選択的に再生可能ないくつかのプログ
ラムセルの集合である。 00:アングルブロックでない。 10:アングルブロックの開始/継続 11:アングルブロックの終了 アングル番号72は、アングル・ブロックを構成するプ
ログラム・セル毎に連続番号で割り当てられている。ユ
ーザによっていずれかのアングル番号が選択されること
によって、そのアングル番号のプログラム・セルが再生
される。
【0059】次に、マルチ・アングル再生の動作につい
て説明する。図30はマルチ・アングル再生制御の手順
を示すフローチャートである。
【0060】まず再生装置は、チェーン情報テーブルか
ら最初のチェーン制御情報(SCINFO)を取得し
(ステップ1)、その中の最初のプログラム・セル番号
を読み込む(ステップ2)。次に再生装置は、ファイル
管理テーブルからセル情報テーブルの先頭ポインタを読
み込み、この先頭ポインタとプログラム・セル番号とか
ら、目的のセル情報テーブルを取得する(ステップ
3)。そして再生装置は、最初のチェーン制御情報のア
ングル・モード情報71を読み込み、この情報に基づい
てマルチ・アングル再生制御を次のように実行する。
【0061】アングル・モード情報が“10”(アング
ル・ブロックの開始/継続)である場合(ステップ
6)、再生装置はユーザによりアングル番号が指定され
ているか否かを調べる(ステップ7)。アングル番号が
指定されていない場合、再生装置はデフォルトのアング
ル番号(0)を選択し(ステップ8)、アングル・モー
ド・フラグをセットする(ステップ9)。アングル番号
が指定されている場合、再生装置は、そのままアングル
・モード・フラグをセットする(ステップ9)。
【0062】次に再生装置は、今回のプログラム・セル
が、ユーザにより指定されたアングル番号のプログラム
・セルであるか否かを調べる(ステップ10)。“YE
S”である場合、再生装置は該当するセル情報テーブル
を取得して、このセル情報テーブルの内容に従ってプロ
グラム・セルの再生を実行し(ステップ11)、その
後、アングル・モード・フラグをリセットする(ステッ
プ12)。また“NO”の場合、再生装置は今回のプロ
グラム・セルの再生は行わず、アングル・モード・フラ
グをセット状態のままとする。
【0063】次に再生装置は、再生制御エリア61の情
報を読み込み、これが“11”(プログラム・チェーン
の再生終了)でなければ(ステップ13)、チェーン情
報テーブルから次のチェーン制御情報を取得し(ステッ
プ15)、ステップ2に戻って同じ処理を繰り返す。
【0064】また再生装置は、ステップ4において、ア
ングル・モード情報71が“11”(アングル・ブロッ
クの終了)であることを判断した場合(ステップ4)、
アングル・モード・フラグがセットされているか否かを
調べ(ステップ16)、リセットされていれば、ステッ
プ13を介して次のチェーン制御情報の取得(ステップ
15)、またはプログラム・チェーンの再生終了処理を
行う(ステップ14)。 したがって、図29に示した
チェーン制御情報を基にマルチ・アングル再生制御を実
行した場合、再生制御の具体的な手順は次のようにな
る。なお、図31はこのマルチ・アングル再生制御の手
順を示す図である。なお、ユーザにより指定されたアン
グル番号は“1”とする。 チェーン制御情報番号0:S1→S2(取得セル番号
0)→S3→S4→S5→S11(再生セル番号0)→
S12→S13→S15 チェーン制御情報番号1:→S2(取得セル番号1)→
S3→S4→S5→S6→S7→S9→S10→S13
→S15 チェーン制御情報番号2:→S2(取得セル番号5)→
S3→S4→S5→S6→S7→S9→S10→S11
(再生セル番号5)→S12→S13→S15 チェーン制御情報番号3:→S2(取得セル番号6)→
S3→S4→S16→S13→S15 チェーン制御情報番号4:→S2(取得セル番号2)→
S3→S4→S5→S11(再生セル番号2)→S12
→S13→S15 チェーン制御情報番号5:→S2(取得セル番号3)→
S3→S4→S5→S6→S7→S8→S9→S10→
S11(再生セル番号3)→S12→S13→S15 チェーン制御情報番号6:→S2(取得セル番号7)→
S3→S4→S16→S13→S15 チェーン制御情報番号7:→S2(取得セル番号4)→
S3→S4→S5→S6→S11(再生セル番号4)→
S12→S13→S14→終了 次に、本ディスクにおける、プログラム・チェーンの用
途種別に対して付加される特定コードについて説明す
る。
【0065】図17に示すように、チェーン情報テーブ
ルには、プログラム・チェーンの用途種別を示す4ビッ
トの種別情報74と、用途種別のさらに詳細な内容を示
す8ビットの特定コード73が記録されている。特定コ
ード73は、用途種別毎にコードとその詳細内容との固
有の対応関係を有し、同じコードであっても用途種別毎
に異なった詳細内容を示す。例えば、プログラム・チェ
ーンの用途種別としてカラオケと楽器を想定する。この
場合、特定コードはカラオケの場合に字幕の言語種別を
示し、楽器の場合は楽器の種類を示すように変化させ
る。これにより特定コードを拡張することなく、固定長
の特定コードで多くの種類の詳細内容を定義することが
できる。
【0066】次に、本ディスクのメニュー表示方法につ
いて説明する。
【0067】図32はメニュー画面を構成するチェーン
情報テーブル中のチェーン制御情報(SCINFO)の
構成を示す図、図33は同じくメニュー画面を構成する
セル情報テーブルの構成を示す図である。
【0068】図32に示すように、チェーン情報テーブ
ル中のチェーン制御情報(SCINFO)には、2ビッ
トのブロックモード情報81と、ブロックの種別を示す
4ビットのブロック種別82とが含まれている。ブロッ
クモード情報81は、複数のプログラム・セルの相互の
関連性を示す情報である。即ち、このブロックモード情
報81が“00”のとき本プログラム・セルがブロック
を構成するセルでないこと、“01”のとき本プログラ
ム・セルがブロックの開始セルであること、“10”の
とき本プログラム・セルがブロックの途中セルであるこ
と、“11”のとき本プログラム・セルがブロックの終
了セルであること、をそれぞれ示す。また、ブロック種
別82は、これが“0000”のときブロックではない
こと、“0001”のときアングルブロックであるこ
と、“0010”のときメニューブロックであること、
をそれぞれ示す。
【0069】また、図33に示すように、セル情報テー
ブルには、プログラム・セルの種別を示す種別情報83
と特定コード84が記述されている。プログラム・セル
の種別としては、映画、カラオケ、各種メニューがあ
る。メニューの種別としては、ファイル選択、シーケン
ス(プログラム・チェーン)選択、音声ストリーム選
択、副映像チャネル選択、プログラム選択、アングル選
択等がある。特定コード84は、プログラム・セルの種
別がメニューの場合、そのメニューの言語種別を示す。
図34はファイル選択用のメニューの構成例を示す図
である。同図に示すように、ファイル選択用のメニュー
は、データ領域内の先頭のファイルを用いて構成され
る。即ち、このファイルは、最低1つのセル情報テーブ
ルC0を含む最低1つのチェーン情報テーブルS0で構
成される。なお、P0はプログラム・チェーンを構成す
る要素であるプログラムである。プログラムは1つ以上
のセル情報テーブルで構成される。
【0070】図35はシーケンス(プログラム・チェー
ン)選択用のメニューの構成例を示す図である。同図に
示すように、このメニューは、個々のファイルの先頭の
チェーン情報テーブルS0を用いて構成される。また、
このチェーン情報テーブルに、音声ストリーム選択用メ
ニューや副映像チャネル選択用メニューを構成するため
の各セル情報テーブルC120、C200を付加するこ
ともできる。この場合、それぞれのメニューを構成する
ための複数のセル情報テーブルが、チェーン情報テーブ
ル中のブロックモード情報81によって関連付けられ
る。また、1つのメニューが複数の画面(複数のセル情
報テーブル)で構成される場合も同様に、ブロックモー
ド情報81によって各セル情報テーブルが関連付けられ
る。
【0071】また、ブロックモード情報81とブロック
種別82により、1つのチェーン情報テーブルでメニュ
ーとメニュー以外のデータを構成することができる。図
36はこの場合の例を示す図である。本例において、チ
ェーン情報テーブルS1はその先頭部分にのみアングル
選択用メニューとプログラム選択用メニューを構成する
ための2つのセル情報テーブルC20、C21を有して
いる。また、次のチェーン情報テーブルS2は、その先
頭部分にのみ、上記プログラム選択用メニューの下位の
プログラム選択用メニューを構成するための1つのセル
情報テーブルC22を有している。さらに、次のチェー
ン情報テーブルS3は、その先頭部分にのみ、上記アン
グル選択用メニューの下位のアングル選択用メニューを
構成するための1つのセル情報テーブルC23を有して
いる。
【0072】次に、本ディスクのメニュー表示を実現す
る再生装置について説明する。
【0073】図37はこのメニュー表示を実現する機能
の構成を示すブロック図である。同図において、91は
メニュー画面上の選択項目や言語種別を指定するキー入
力部である。92はセル情報テーブルに記録されている
種別情報83を基に、メニュー画面を構成するセル情報
テーブルを判定すると共に、メニュー画面上で選択され
た項目番号を認識するメニュー判定/選択部である。9
3はメニュー画面を構成するセル情報テーブルを含むチ
ェーン情報テーブルに記録された再生制御情報を記憶す
る再生制御情報記憶部である。94はメニュー画面を構
成するセル情報テーブルを基に1つ以上のデータユニッ
トをセル再生データとして記憶するセル再生データ記憶
部である。95はセル再生データ記憶部94に記憶され
たセル再生データの再生制御を行うセル再生制御部であ
る。96はメニュー画面を表示するディスプレイ表示部
である。97はチェーン情報テーブル中のブロックモー
ド情報81を基に、メニュー画面を構成する複数のセル
情報テーブルの関連性を認識するメニューブロック判定
部である。98はメニューブロック判定部97によって
現在再生中のメニュー画面と次に再生するメニュー画面
とが関連することが認識された場合、現在再生中のメニ
ュー画面に対する項目選択が行われた後に次のメニュー
画面に再生を切り替えるメニューブロック切替部であ
る。99はメニュー画面を構成するセル情報テーブル中
の特定コード73を記憶し、この特定コードを基に、こ
のメニュー画面の言語種別が予め選択された言語種別と
一致するか否かを判定する特定コード判定/記憶部であ
る。
【0074】次に、本ディスクのメニュー表示の動作を
説明する。図38はファイル選択の手順を示す図であ
る。
【0075】まず再生装置は、データ領域内の先頭ファ
イル(ファイル0)内の先頭のチェーン情報テーブルを
取得し、取得したチェーン情報テーブル中の再生制御情
報を再生制御情報記憶部93に記憶する。次に、再生装
置は、先頭のチェーン制御情報を基に最初のセル情報テ
ーブルを取得する。続いて再生装置は、メニュー判定/
選択部92にて、セル情報テーブルに含まれるプログラ
ム・セルの種別情報83を読み込み、プログラム・セル
の種別がメニューであるか否かを判定する。プログラム
・セルの種別がメニューであることが判定されると、セ
ル再生制御部95にてそのプログラム・セルを再生し、
ディスプレイ表示部96に、図38に示すようなファイ
ル選択用のメニュー画面101を表示する。このメニュ
ー画面101には各ファイルの番号がファイル名(作品
名)と共に表示される。キー入力部91を使ってユーザ
より任意のファイル番号が選択されると、再生装置はメ
ニュー判定/選択部92にて選択ファイル番号を認識
し、このファイル番号に対応するファイル内の先頭のチ
ェーン情報テーブルを取得し、取得したチェーン情報テ
ーブル中の再生制御情報を再生制御情報記憶部93に記
憶する。次に、再生装置は、先頭のチェーン制御情報を
基に最初のセル情報テーブルを取得する。この後、再生
装置はメニュー判定/選択部92にて、セル情報テーブ
ルに含まれるプログラム・セルの種別情報83を読み込
む。この結果、プログラム・セルの種別がメニューであ
ることが確認されると、セル再生制御部95にてそのプ
ログラム・セルを再生し、次のメニュー画面をディスプ
レイ表示部96に表示する。
【0076】また再生装置は、メニューブロック判定部
97にてチェーン情報テーブル中のブロックモード情報
81及びブロック種別82を読み込み、チェーン情報テ
ーブル内の各セル情報テーブルがメニューブロックとし
ての関連性を有しているかどうかを認識する。そして現
在再生中のメニュー画面と次に再生するメニュー画面と
が関連することが認識された場合、メニューブロック切
替部98により、現在再生中のメニュー画面に対する項
目選択が行われた後に次のメニュー画面に再生を切り替
える。このようしてメニューブロックの終了セルである
最後のメニューまでを連続して表示することができる。
【0077】また、本ディスクには、内容が同じでも使
用言語が異なる複数のメニュー画面を構成するセル情報
テーブル群が1つのメニューブロックを構成したかたち
で記録されている。このメニューの言語種別はセル情報
テーブル中の特定コード84によって示されている。図
39は言語種別が異なる複数のメニュー画面をそれぞれ
構成するセル情報テーブル群の例を示す図である。この
場合、予め言語種別を指定することにより、特定コード
判定/記憶部99が、1つのメニューブロックを構成す
るメニュー群の中から、該当する言語種別のメニューを
構成するプログラム・セルのみを選択し、連続して再生
することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録媒体及
びその再生装置によれば、記録媒体の記録面数及び再生
面を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光ディスクのデータ構
造を示す図
【図2】PVDテーブルの例を示す図
【図3】VTDテーブルの例を示す図
【図4】L形PTテーブルの例を示す図
【図5】M形PTテーブルの例を示す図
【図6】DR(00)テーブルの例を示す図
【図7】DR(01)テーブルの例を示す図
【図8】ファイル(n)テーブルの例を示す図
【図9】図1のディスクを再生する光ディスク再生装置
の構成を示す図
【図10】データ記録方式に準拠したディスクおよびフ
ァイルの種別を判定する機能の構成を示す図
【図11】ディスクの記録面数および再生面を判定する
機能の構成を示す図
【図12】データ構造上でのファイルアクセスの手順を
示す図
【図13】ファイルアクセス手順を示すフローチャート
【図14】ディスク管理情報をリード・イン領域へ多重
書きした例を示す図
【図15】ファイルのデータ構造を示す図
【図16】ファイル管理テーブルの例を示す図
【図17】チェーン情報テーブルの例を示す図
【図18】チェーン情報テーブルの例を示す図
【図19】セル情報テーブルの例を示す図
【図20】DATの例を示す図
【図21】プログラム・チェーン選択手順を示すフロー
チャート
【図22】ファイルの再配置例を示す図
【図23】3つのプログラム・チェーンの分岐情報の記
述例を示す図
【図24】3つのプログラム・チェーンのチェーン制御
情報の記述例を示す図
【図25】3つのプログラム・チェーンの再生手順を示
す図
【図26】プログラム・チェーンの制御情報の記述例を
示す図
【図27】プログラム・セルの連続再生の手順を示すフ
ローチャート
【図28】プログラム・セルの連続再生の手順の具体例
を示す図
【図29】マルチ・アングルを含むプログラム・チェー
ンの制御情報の記述例を示す図
【図30】マルチ・アングル再生制御の手順を示すフロ
ーチャート
【図31】マルチ・アングル再生の手順の具体例を示す
【図32】メニュー画面を構成するチェーン情報テーブ
ル中のチェーン制御情報の構成を示す図
【図33】メニュー画面を構成するセル情報テーブルの
構成を示す図
【図34】ファイル選択用のメニューの構成例を示す図
【図35】シーケンス(プログラム・チェーン)選択用
のメニューの構成例を示す図
【図36】その他のメニューの構成例を示す図
【図37】メニュー表示を実現する機能の構成を示すブ
ロック図
【図38】ファイル選択の手順を示す図
【図39】言語種別が異なる複数のメニュー画面をそれ
ぞれ構成するセル情報テーブル群の例を示す図
【符号の説明】
1…ディスク識別子、2…ディスク面数識別子、3…デ
ィスク面識別子、4…ディスク識別子、5…ファイル管
理テーブル、6…チェーン情報テーブル、7…セル情報
テーブル、8…DAT、9…DUT、31…ディスク記
録方式判定部、32…ファイル記録方式判定部、41…
ディスク記録面数判定部、42…ディスクA/B面判定
部、51、52…予備管理領域、61…再生制御エリ
ア、71…アングルモード情報、72…アングル番号、
73…特定コード、74…種別情報、81…ブロックモ
ード情報、82…ブロック種別、83…種別情報、84
…特定コード、91…キー入力部、92…メニュー判定
/選択部、93…再生制御情報記憶部、94…セル再生
データ記憶部、95…セル再生制御部、96…ディスプ
レイ表示部、97…メニューブロック判定部、98…メ
ニューブロック切替部、99…特定コード判定/記憶
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三村 英紀 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝マルチメディア技術研究所内 (72)発明者 北村 哲也 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データが記録されたデータ領域と、 前記記録媒体が持つ記録面の数を示す記録面数識別情報
    および記録面のサイドを示す記録面識別情報とを含む管
    理領域とを有することを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 データが記録されたデータ領域と、前記
    記録媒体が持つ記録面の数を示す記録面数識別情報およ
    び記録面のサイドを示す記録面識別情報とを含む管理領
    域とを有する記録媒体を再生する再生装置であって、 前記管理領域に記録された前記記録面数識別情報を読み
    込んで、前記記録媒体の記録面数を判定する記録面数判
    定手段と、 前記管理領域に記録された前記記録面識別情報を読み込
    んで、これから再生する前記記録媒体の記録面のサイド
    を判定する記録面判定手段とを具備することを特徴とす
    る再生装置。
JP18104396A 1994-04-14 1996-07-10 記録媒体及びその再生装置 Expired - Lifetime JP2665217B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001338459A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Sony Corp 情報再生装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001338459A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Sony Corp 情報再生装置
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