JPH08329027A - 中央処理二重化システムにおけるクロスコールディスクアクセス方法とその方式 - Google Patents

中央処理二重化システムにおけるクロスコールディスクアクセス方法とその方式

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JPH08329027A
JPH08329027A JP7134904A JP13490495A JPH08329027A JP H08329027 A JPH08329027 A JP H08329027A JP 7134904 A JP7134904 A JP 7134904A JP 13490495 A JP13490495 A JP 13490495A JP H08329027 A JPH08329027 A JP H08329027A
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JP
Japan
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cross
disk
call
lock
standby
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JP7134904A
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English (en)
Inventor
Yasuji Kouno
靖二 甲能
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運用待機型の中央処理二重化システムにおい
て、運用系の負荷を増大させることなく、待機系からの
クロスコールディスクのフアイル参照を可能とするクロ
スコールディスクの排他管理を行って、システム切替時
間を短縮する方法とその方式を提供する。 【構成】 運用系と待機系にそれぞれ、排他管理通信部
と、排他管理状態テーブルと、複数のディスク制御部
と、クロスコールディスクにアクセスするディスクアク
セス部と、カウンタを含む内部メモリと、運用系監視部
により構成され、クロスコールディスクの排他管理を通
じて、待機系のクロスコールディスクの参照を可能と
し、待機系のファイルの更新チェツクと自系への情報の
反映により、システム切替時間の短縮を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運用待機型二重化シス
テムのクロスコールディスクのアクセスに関し、特にコ
ンピュータ間のディスクの排他管理に関する。
【0002】
【従来の技術】システムにおいては頻繁にアクセスする
プログラムとデータテーブルは、システムの性能向上の
ため、ディスクから読出して内部メモリ上に展開する。
そのプログラムとデータテーブルがオンラインで運用さ
れている間に、プログラムとデータテーブルに条件設定
データに変更が行われた場合、その変更内容は内部メモ
リ上のプログラムとデータテーブルおよびクロスコール
ディスクの関連ファイルに格納されなければならない。
【0003】運用待機型二重化システムにおいて、運用
系に障害が発生した時には待機系はクロスコールディス
クを引き取って、クロスコールディスクのファイルを内
部メモリ上に展開してから運用系として業務を開始す
る。
【0004】従って現用の運用系が動作中は、待機系か
らクロスコールディスクにアクセスすることは無く、待
機系はコールドスタンバイの状態になっている。図2
は、従来技術による運用待機型の二重化システムの一例
である。(例えば特開平02−93921、特開平01
−222338、特開平02−112034)
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】前述した従来のシス
テムでは、運用系に障害が発生した時に、待機系がクロ
スコールディスクを引き取ってから、プログラムとデー
タテーブルおよびクロスコールディスクのフアイルを内
部メモリに展開するため、システム切替に要する時間が
長くなる。
【0006】本発明の目的は、運用系の負荷を増大させ
ることなく、待機系からのクロスコールディスクのフア
イル参照を可能とするクロスコールディスクの排他管理
を行って、システム切替時間を短縮する方法とその方式
を提供することである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明の中央処理二重
化システムにおけるクロスコールディスクアクセス方法
は、運用系待機系の切り替えに際して業務引継に必要な
情報を格納する二重化されているクロスコールディスク
と前記クロスコールディスクを制御するディスク制御部
を有する運用待機型二重化システムにおけるクロスコー
ルディスクアクセス方法において、自系が運用系か待機
系かを認識しており、自系が運用系の場合、待機系から
のロック/アンロック要求を受け管理テーブルをロック
/アンロック状態にし、自系が待機系の場合、前記クロ
スコールディスクからの読みだし時に前記運用系の管理
テーブルをロック/アンロックするロック/アンロック
要求を送出し、ロック/アンロック排他管理を行うステ
ップと、自系が運用系の場合、前記クロスコールディス
クへの運用系からの書き込み時と待機系からの読みだし
時にロック/アンロックの排他状態になり、自系が待機
系の場合、運用系のロック/アンロック以前にロック/
アンロックの排他状態になるステップと、前記排他管理
状態のロック/アンロックのタイミングを管理し、前記
クロスコールディスクへの書込み時と、他のクロスコー
ルディスクからの読出し時にロック/アンロックの排他
状態にして、前記クロスコールディスクにアクセスし、
待機系システムからクロスコールディスクを参照し、待
機系に有する内部メモリを更新するステップと、待機系
から運用系の動作を監視し、障害時に待機系から運用系
に切り替え通知するステップと、運用系における内部メ
モリに前記クロスコールディスクに書込みを行っている
処理数のカウントを行うステップを有する。
【0008】また、本発明の中央処理二重化システムに
おけるクロスコールディスクアクセス方式は、運用系待
機系の切り替えに際して業務引継に必要な情報を格納す
る二重化されているクロスコールディスクと前記クロス
コールディスクを制御するディスク制御部を有する運用
待機型二重化システムにおけるディスクアクセス方式に
おいて、自系が運用系か待機系かを認識しており、自系
が運用系の場合、待機系からのロック/アンロック要求
を受け管理テーブルをロック/アンロック状態にし、自
系が待機系の場合、前記クロスコールディスクからの読
みだし時に前記運用系の管理テーブルをロック/アンロ
ックするロック/アンロック要求を送出し、ロック/ア
ンロック排他管理を行う排他管理通信部と、自系が運用
系の場合、前記クロスコールディスクへの運用系からの
書き込み時と待機系からの読みだし時にロック/アンロ
ックの排他状態になり、自系が待機系の場合、運用系の
ロック/アンロック以前にロック/アンロックの排他状
態になる排他管理状態テーブルと、前記排他管理状態の
ロック/アンロックのタイミングを管理し、前記クロス
コールディスクへの書込み時と、他のクロスコールディ
スクからの読出し時にロック/アンロックの排他状態に
して、前記クロスコールディスクにアクセスし、待機系
システムからクロスコールディスクを参照し、待機系に
有する内部メモリを更新するディスクアクセス部と、待
機系から運用系の動作を監視し、障害時に待機系から運
用系に切り替え通知する運用系監視部と、運用系におけ
る内部メモリに前記クロスコールディスクに書込みを行
っている処理数のカウントを行う内部メモリを有する。
【0009】
【作用】本発明は、運用系と待機系にそれぞれクロスコ
ールディスクの排他管理状態テーブルを持たせ、運用系
は自系の排他管理状態テーブルのみ、待機系は系間通信
を使用して両系の排他管理状態テーブルのロック/アン
ロックを行うことにより、クロスコールディスクの排他
管理をおこなう。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照にして説明
する。
【0011】図1は本発明によるクロスコールディスク
の排他管理を行う運用待機型二重化システムの一実施例
を示すブロック図である。
【0012】図1において、1は運用系のシステム、2
は待機系のシステム、3と4はミラーリングにより二重
化されたクロスコールディスク、5と6は二重化された
系間通信である。
【0013】運用系1と待機系2は、動作説明のため一
部図示を省略した機器があるが、同じ構成である。11
と21は排他管理通信部、12と22は排他管理状態テ
ーブル、13と23はクロスコールディスク3にアクセ
スするディスク制御部、14と24はクロスコールディ
スク4にアクセスするディスク制御部、15と25はク
ロスコールディスクにアクセスするディスクアクセス
部、26は運用系を監視する運用系監視部、17は運用
系1におけるクロスコールディスクに書込みを行ってい
る処理数のカウンタを含む内部メモリである。
【0014】運用系1と待機系2の処理で異なる点は、
以下に述べる3点である。
【0015】1点目は排他管理通信部11と12は、そ
れぞれ自系が運用系でありあるいは待機系であることを
認識しており、運用系の排他管理状態テーブル12に対
するディスクアクセス部25からのロック/アンロック
の要求受信時に、繁多管理通信部11は要求受信とロッ
ク/アンロックの実行、12は要求送信の実行およびそ
れに伴う応答など処理はそれぞれ異なる。
【0016】2点目は排他管理状態テーブル12と22
におけるロックのタイミングであり、ディスクアクセス
部15はクロスコールディスク3と4への書込みをロッ
クし、ディスクアクセス部25はクロスコールディスク
4からの読出しをロックする。
【0017】3点目は、クロスコールディスクへの書込
みは運用系1からのみ行いクロスコールディスク3と4
の両方に書込みを行う、運用系1の読出しはディスク3
から、待機系2の読出しはディスク4から行う。
【0018】次に、運用系1と待機系2のクロスコール
ディスク3と4へのアクセスの排他管理方法を説明す
る。
【0019】排他管理は、運用系1の排他管理状態テー
ブル12のロックまたはアンロックすることにより実現
する。待機系2の排他管理状態テーブル22は、排他管
理状態テーブル12をロックする前にロックしなければ
ならない。これにより、待機系2が運用系1のクロスコ
ールディスクへのアクセスを締め出すことはない。
【0020】運用系1からのクロスコールディスク3の
読出し時は、待機系2がクロスコールディスク4からフ
ァイルを読出していても、運用系1はクロスコールディ
スク3から読出すことができる。
【0021】運用系1からのディスク3と4への書込み
時は、ディスクアクセス部15は内部メモリ17のカウ
ンタのチェックを行う。内部メモリ17のカウンタが正
の値であれば1つカウントアップしてクロスコールディ
スク3と4への書込みを行う。カウンタの値が0であれ
ば、排他管理状態テーブル12を直接ロックした後、内
部メモリ17のカウンタを1つカウントアップし書込み
を行う。排他管理状態テーブル12が既にロックされて
いる場合には、繁多管理通信部11からロックされてい
れば、アンロック待ちとし、それ以外の時は内部メモリ
17のカウンタを1つカウントアップし書込みを行う。
クロスコールディスク3と4への書込みが終了した時点
で、内部メモリ17のカウンタを1つカウントダウン
し、カウンタの値が0になったら排他管理状態テーブル
12をアンロックし、0でなければそのままとする。
【0022】待機系2からのクロスコールディスク4の
読出し時には、まずディスクアクセス部25は自系の排
他管理状態テーブル22をロックした後、排他管理通信
部21にロック要求を送信する。排他管理通信部21は
繁多管理通信部11にロック要求を送信し、繁多管理通
信部11は排他管理状態テーブル12のロックを行う。
排他管理状態テーブル12と22がロックされていれ
ば、それぞれアンロック待ちとなる。
【0023】系間通信不通の場合、排他管理通信部21
は系間通信不可の応答をディスクアクセス部25に送信
する。系間通信が復旧すれば、その後のロック要求は正
常に処理する。
【0024】運用系1に障害が発生したことを、運用系
監視部26が検出した場合、システム切替のメッセージ
を排他管理通信部21に送信する。排他管理通信部21
は、その後待機系2において運用系1の排他管理処理と
して機能する。運用系1は障害復旧後、待機系2のシス
テムとしてたちあがり繁多管理通信部11は待機系2の
排他管理処理として機能する。
【0025】
【発明の効果】本発明は、待機系からのクロスコールデ
ィスクの参照を可能とし、待機系においてプログラムと
データテーブルを予め内部メモリに展開し、周期的にフ
ァイルの参照、変更チェックと変更箇所の内部メモリへ
の更新をおこなうことにより、システム切替時間の短縮
を実現し、直ちに待機系が運用系として業務を引き継ぐ
ことができるという効果がある。
【0026】運用系ではクロスコールディスクのアクセ
スを、読出しは無条件で、書込みは排他管理状態テーブ
ルと内部メモリに含まれるカウンタのチェックのみなの
で、運用系の負荷が増大することはない。
【0027】また、運用系からのクロスコールディスク
への書込みと待機系からのクロスコールディスクからの
読出しを共通関数とすることにより、アプリケーシヨン
の作成者はコーディングの際、本発明の構成を意識する
必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】従来技術による運用待機型の二重化システムの
一例のシステム構成図である。
【符号の説明】
1 運用系:運用系システム 2 待機系:待機系システム 3、4 クロスコールディスク 5、6 系間通信 11、21 排他管理通信部 12、22 排他管理状態テーブル:クロスコールデ
ィスクアクセス用 13、28 ディスク制御部:クロスコールディスク
3用 14、24 ディスク制御部:クロスコールディスク
4用 15 ディスクアクセス部:クロスコールディスクに
書込み、読出し 17 内部メモリ:クロスコールディスクに書込み数
のカウンタを含む 25 ディスクアクセス部:クロスコールディスクか
ら読出し 26 運用系監視部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運用系待機系の切り替えに際して業務引
    継に必要な情報を格納する二重化されているクロスコー
    ルディスクと前記クロスコールディスクを制御するディ
    スク制御部を有する運用待機型二重化システムにおける
    クロスコールディスクアクセス方法において、 自系が運用系か待機系かを認識しており、自系が運用系
    の場合、待機系からのロック/アンロック要求を受け管
    理テーブルをロック/アンロック状態にし、自系が待機
    系の場合、前記クロスコールディスクからの読みだし時
    に前記運用系の管理テーブルをロック/アンロックする
    ロック/アンロック要求を送出し、ロック/アンロック
    排他管理を行うステップと、 自系が運用系の場合、前記クロスコールディスクへの運
    用系からの書き込み時と待機系からの読みだし時にロッ
    ク/アンロックの排他状態になり、自系が待機系の場
    合、運用系のロック/アンロック以前にロック/アンロ
    ックの排他状態になるステップと、 前記排他管理状態のロック/アンロックのタイミングを
    管理し、前記クロスコールディスクへの書込み時と、他
    のクロスコールディスクからの読出し時にロック/アン
    ロックの排他状態にして、前記クロスコールディスクに
    アクセスし、待機系システムからクロスコールディスク
    を参照し、待機系に有する内部メモリを更新するステッ
    プと、 待機系から運用系の動作を監視し、障害時に待機系から
    運用系に切り替え通知するステップと、 運用系における内部メモリに前記クロスコールディスク
    に書込みを行っている処理数のカウントを行うステップ
    を有することを特徴とする中央処理二重化システムにお
    けるクロスコールディスクアクセス方法。
  2. 【請求項2】 運用系待機系の切り替えに際して業務引
    継に必要な情報を格納する二重化されているクロスコー
    ルディスクと前記クロスコールディスクを制御するディ
    スク制御部を有する運用待機型二重化システムにおける
    ディスクアクセス方式において、 自系が運用系か待機系かを認識しており、自系が運用系
    の場合、待機系からのロック/アンロック要求を受け管
    理テーブルをロック/アンロック状態にし、自系が待機
    系の場合、前記クロスコールディスクからの読みだし時
    に前記運用系の管理テーブルをロック/アンロックする
    ロック/アンロック要求を送出し、ロック/アンロック
    排他管理を行う排他管理通信部と、 自系が運用系の場合、前記クロスコールディスクへの運
    用系からの書き込み時と待機系からの読みだし時にロッ
    ク/アンロックの排他状態になり、自系が待機系の場
    合、運用系のロック/アンロック以前にロック/アンロ
    ックの排他状態になる排他管理状態テーブルと、 前記排他管理状態のロック/アンロックのタイミングを
    管理し、前記クロスコールディスクへの書込み時と、他
    のクロスコールディスクからの読出し時にロック/アン
    ロックの排他状態にして、前記クロスコールディスクに
    アクセスし、待機系システムからクロスコールディスク
    を参照し、待機系に有する内部メモリを更新するディス
    クアクセス部と、 待機系から運用系の動作を監視し、障害時に待機系から
    運用系に切り替え通知する運用系監視部と、 運用系における内部メモリに前記クロスコールディスク
    に書込みを行っている処理数のカウントを行う内部メモ
    リを有することを特徴とする中央処理二重化システムに
    おけるクロスコールディスクアクセス方式。
JP7134904A 1995-06-01 1995-06-01 中央処理二重化システムにおけるクロスコールディスクアクセス方法とその方式 Pending JPH08329027A (ja)

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