JPH08327691A - 電気特性測定装置及び電圧発生回路 - Google Patents

電気特性測定装置及び電圧発生回路

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JPH08327691A
JPH08327691A JP15675795A JP15675795A JPH08327691A JP H08327691 A JPH08327691 A JP H08327691A JP 15675795 A JP15675795 A JP 15675795A JP 15675795 A JP15675795 A JP 15675795A JP H08327691 A JPH08327691 A JP H08327691A
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JP15675795A
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Minoru Fukuda
実 福田
Katsuhisa Kato
勝久 加藤
Takashi Sugiyama
隆 杉山
Masanari Yuki
勝成 結城
Naomi Odakawa
尚美 小田川
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Tektronix Japan Ltd
Original Assignee
Sony Tektronix Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のグループで構成される電圧発生回路を
用いた電気特性測定装置において、安価で且つ装置や回
路自身の破壊を防止するようにする。 【構成】 DUT100に過大電流が流れると、ウィン
ドウ比較器116がCLEAR信号を生成する。CLE
AR信号によって、電圧発生回路102を構成する各グ
ループの増幅器の出力端子と基準電位端子が結合される
が、このとき出力端子と基準電位端子の電位が逆転する
ことはないので、測定装置や回路の破壊を防止しつつ最
終出力電圧を低下させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気特性測定装置及びこ
れに用いる電圧発生回路に関し、特に高電圧を広範囲且
つ高精度に供給して被測定素子(DUT)の電気特性を
測定する場合において、被測定素子に過大電流が流れる
のを防止するとともに装置自身の破壊を防止できる電気
特性測定装置及び電圧発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電気特性測定装置は、トランジスタ、ダ
イオードなど種々の素子の電気特性を測定するのに使用
される。電気特性測定装置は、これら被測定素子(DU
T)に電圧を供給し、このときの被測定素子に発生する
電圧及び流れる電流を測定する。図1は、電気特性測定
装置の1例のブロック図である。DUT100には電圧
発生回路102から電圧が供給され、DUT100に生
じる電圧が電圧検出回路104で検出され、DUT10
0に流れる電流が電流検出回路106で検出される。検
出された結果は表示回路108に送られて表示される。
こうした測定装置全体は、マイクロプロセッサを含む中
央制御手段により制御される。
【0003】電流検出回路106では、DUT100に
流れる電流が電流検出抵抗器Rsにより電圧に変換され
る。電流検出抵抗器Rsの両端間電圧は、バッファ11
0及び112を介して差動増幅器114で検出される。
同様に電圧検出回路104では、DUT100の電圧を
検出する。これら検出された値は、図示せずもアナログ
・デジタル変換器でデジタル・データに変換し、上述の
中央制御手段で処理するようにしても良い。
【0004】被測定半導体素子(DUT)が絶縁ゲート
・バイポーラ・トランス(IGBT)やサイリスタなど
の場合には、供給する電圧として15キロボルト程度の
可変高電圧が必要な場合もある。よって電圧発生回路1
02には、高電圧出力とともに高い測定精度を出すため
に出力を高精度で制御できることが要求される。
【0005】図3及び図4は、従来の高電圧且つ高精度
の電圧発生回路を説明するブロック図である。このよう
な回路は、例えば本願出願人による特願平7−2344
0号「電圧発生装置」に示されている。
【0006】この電圧発生回路は、夫々増幅器10及び
電圧制御手段20を有する複数のグループ(電圧発生
段)を縦続接続することによって構成される。どのグル
ープも同様の構成なので、図3では第1及び第2グルー
プのみより詳細なブロック図を示す。また、参照符号の
アルファベット部分を第1グループのAに対して、第2
グループをBとし、第3グループをCとし、第4グルー
プをDとして示す。なお、以下の説明で、アルファベッ
トを付けない参照符号は、第1〜第4グループの各々の
構成要素を共通に示す。
【0007】第1増幅器10Aの基準電位端子12Aは
接地されており、第1電圧制御手段20Aはこの接地電
位に対する第1増幅器10Aの入力電圧を制御する。ま
た、第2増幅器10Bの基準電位端子12Bが、第1増
幅器の出力端子14Aに結合され、第2電圧制御手段
(30B、28B、26B、24B)が第1増幅器の出
力端子の電位F2に対する第2増幅器の入力電圧を制御
する。一般的にいえば、M番目(Mは、2からNまでの
整数)の増幅器の基準電位端子をM−1番目の上記増幅
器の出力端子に結合する。図3では、電圧制御手段と増
幅器で構成されるグループが4個(ただし、一般には複
数N個でよい。Nは2以上の整数)の例を示す。N番目
のグループ(ここでは第4グループ)の増幅器10の出
力端子14(最終出力端子34)から接地電位に対する
電圧発生回路102の最終的な出力電圧を得ることがで
きる。中央制御手段32は、各グループの電圧制御手段
20夫々に電圧制御データを送り、これによって最終出
力電圧を制御する。
【0008】電圧制御データを受ける各グループの電圧
制御手段20では、E/O変換器30及びO/E変換器
26の間は、光ファイバ28により絶縁されているの
で、構成要素10〜26は、フローティングされる。O
/E変換器26からの電圧制御データは、一旦ラッチ2
4にラッチされた後、DAC(デジタル・アナログ変換
器)22で電圧に変換される。
【0009】これによれば、第2〜4増幅器14がフロ
ーティング動作し、全体の出力電圧は、第1〜4増幅器
の出力電圧が加算された電圧である。また、第1〜4電
圧制御手段が第1〜4増幅器の入力電圧を夫々独立に制
御するのであって、従来技術のように1個の電圧制御手
段で全体の出力電圧をまとめて制御するものではない。
すなわち、1個の増幅器の入力電圧及び出力電圧の比
は、入力電圧と電圧発生装置の総合出力電圧との比より
も小さいので、個々の増幅器の出力電圧を高精度に制御
できる。これら高精度に制御された個別の増幅器の出力
電圧を加算して最終出力電圧を得るので、この最終出力
電圧も高精度に制御できる。また、各増幅器は、全体の
出力電圧の一部を負担するのみであるので、各増幅器及
びそれに関連した部品の耐圧は、最終出力電圧未満でよ
く、安価な部品を使用できる。さらに多数のフローティ
ングしたグループを縦続結合することにより、最終出力
電圧を更に高くすることができる。ただし、最低2個の
グループがあれば良い。
【0010】図4は、図3の各グループ用の駆動電圧を
発生する駆動電圧発生手段の一実施例のブロック図であ
る。商業交流電源又はパルス電圧発生器38は、第1ト
ランス40の1次巻線を駆動する。この第1トランス4
0の2次巻線の中点は、所定電位源(接地)に結合さ
れ、この2次巻線の両端は、整流平滑回路42に供給さ
れて、接地電位に対する駆動電圧、例えば、接地電位に
対して対称な+VF1及び−VF1を発生する。また、
第1トランス40の2次巻線は、第2トランス44の1
次巻線を駆動する。この第2トランス44の2次巻線の
中点は、フローティング電位F2となり、この2次巻線
の両端は、整流平滑回路46に供給されて、フローティ
ング電位F2に対する電圧、例えば、対称な駆動電圧+
VF2及び−VF2を発生する。他についても同様であ
る。この場合、トランス44、48及び52を用いたた
め、フローティング電位F2、F3及びF4の値を異な
らせることができる。
【0011】IGBT(絶縁ゲート・バイポーラ・トラ
ンジスタ)など半導体素子の測定では、その特性が未知
であったり、非線形な部分があり、また、場合によって
は印可した電圧が過大でるために被測定素子が破壊され
短絡することもある。こうした要因により、被測定素子
(DUT)に予期し得ない過大な電流が流れると、測定
装置自体が破壊される危険がある。そのため、DUTか
らの電流を検出し、電圧発生回路の出力電圧を低下させ
る安全回路が設けられる。これによって、電圧発生回路
の出力電圧は安全なレベルまで落とされる。
【0012】図1を参照すると、ウィンドウ比較器11
6には正負の所定基準電圧+Vr/−Vrが設定され、
この範囲を越える電圧が基準抵抗器Rsに発生する場
合、つまり、DUTに過大電流が流れる場合に出力(パ
ルス)信号(CLEAR信号)を生成する。ウィンドウ
比較器116からのCLEAR信号は、電圧発生回路1
02に供給され、電圧発生回路102ではその出力電圧
を落とす動作が行われる。このためには一般に電圧発生
回路にその出力端子と接地電位を結合するスイッチが設
けられ、CLEAR信号に応じてスイッチをオンにする
ことにより、電圧発生回路の出力電圧を接地電位まで下
落させる。こうしたスイッチには、例えば、トランジス
タを用いた半導体スイッチが使用される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】特願平7−23440
号「電圧発生装置」を参照して上述した電圧発生回路に
おいて、その最終出力端子34と接地電位を結合するス
イッチを設け、CLEAR信号に応じて電圧発生回路の
出力電圧を接地電位まで下落させる場合について考察す
る。即ち、図3に示すように、電圧発生回路102にお
いてスイッチ(SW)36を設けたと仮定する。この場
合、電圧発生回路102は複数の電圧発生段(グルー
プ)で構成されているので、最終出力端子34がいきな
り接地電位に落ちても第4(N番目)の電圧発生段の基
準電位F4を含めた各電圧発生段の基準電位はすぐには
追従できない。よって、最終出力電位と特に第4(N番
目の)電圧発生段の基準電位F4の電位の高低関係はそ
れまでとは急激に逆になり、他の電圧発生段についても
例えばF3とF4の関係がそれまでとは逆になるので、
電圧発生回路102の各電圧発生段には夫々逆バイアス
がかかることになる。言い換えると、各増幅器10の出
力端子14の電位と基準電位端子12の電位が急激に逆
転してしまう。特に第4電圧発生段にはその影響が一番
強く現れ、回路の寿命を縮めたり破壊の危険がある。こ
れは各電圧発生段の耐圧は、コスト削減のために上述の
ごとく最終出力電圧未満としているからである。
【0014】また、電圧発生回路102は複数の電圧発
生段を用いた構成によって、高い出力電圧を実現してお
り、スイッチ36にはその高い出力電圧と接地電位間の
電位差に耐える高耐圧性能が要求される。高耐圧性能を
実現するには、機械式のリレーを使用しても良いが、こ
れは高価であり性能維持(メインテナンス)や高速応答
性に問題がある。半導体スイッチを用いると、高速では
あるが高耐圧を実現するには高価となる。
【0015】そこで本発明の目的は、夫々フローティン
グされて電圧を生成する複数の電圧発生段を用いた電圧
発生回路を有する電気特性測定装置において、被測定素
子に過大電流が流れた場合においても装置自身の破壊を
防止できる安価な電気特性測定装置を提供することであ
る。本発明の他の目的は、夫々フローティングされて電
圧を生成する複数の電圧発生段を用いた電圧発生回路に
おいて、回路自身の破壊を起こすことなく出力電圧を低
減させることができる電圧発生回路を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定素子に
所望の電圧を供給して被測定素子の特性を測定する電気
特性測定装置に関する。本発明の電気特性測定装置は、
被測定素子に流れる電流を検出する電流検出抵抗器Rs
と、電流検出抵抗器Rsが生成する電圧と所定基準電圧
とを比較し、所定基準電圧を越えると出力信号を生成す
る比較手段116と、中央制御手段32と、中央制御手
段32からの電圧制御データに応じて被測定素子に所望
電圧を供給する電圧発生回路102とを具えている。こ
の電圧発生回路102は、N個(Nは2以上の整数)の
増幅器10と、N個の増幅器の夫々の入力電圧を制御す
る電圧制御手段20とを有し、1番目の増幅器の基準電
位端子を所定電位源(例えば、接地電位)に結合し、M
番目(Mは、2からNまでの整数)の増幅器の基準電位
端子をM−1番目の増幅器の出力端子に結合し、N番目
の増幅器の出力端子から所望電圧を出力する。また、比
較手段116の出力(CLEAR信号)に応じてk番目
(kは、1からNまでの整数)の増幅器の出力端子及び
基準電位端子を結合する。
【0017】本発明による電圧発生回路は、例えば、上
述した電気特性測定装置での利用に適したものである。
電圧発生回路が供給した電圧によって、被測定素子等の
負荷に過大電流が流れるとこれに応答して、例えば、C
LEAR(リセット)信号等の所定信号を生成させるこ
とは従来から行われている。本発明の電圧発生回路は、
こうした所定信号に応答して出力電圧を低下させること
ができるものであって、N個(Nは2以上の整数)の増
幅器と、N個の増幅器の夫々の入力電圧を制御する電圧
制御手段とを具えている。このとき、1番目の増幅器の
基準電位端子を所定電位源(例えば、接地電位)に結合
し、M番目(Mは、2からNまでの整数)の増幅器の基
準電位端子をM−1番目の増幅器の出力端子に結合し、
N番目の増幅器の出力端子から所望電圧を出力し、上記
所定信号に応じてk番目(kは、1からNまでの整数)
の増幅器の出力端子及び基準電位端子を結合する。
【0018】また、k番目の電圧制御手段20が中央制
御手段32からの電圧制御データを受けるラッチ手段2
4を有し、所定信号(例えば、比較器116のCLEA
R信号など)に応じてラッチ手段24をリセットするよ
うにしても良い。これによって、k番目の増幅器の出力
電圧はその基準電位まで低下する。
【0019】さらに所定信号(例えば、比較器116の
CLEAR信号など)応じて中央制御手段32がk番目
の電圧制御手段20への電圧制御データの出力を中止す
るようにしても良い。これによって、k番目の増幅器の
出力電圧はその基準電位まで低下する。
【0020】
【作用】被測定素子等の負荷に過大電流が流れた場合、
電圧発生回路の少なくとも1つの増幅器の出力端子と基
準電位端子が結合されるので、最終的な出力電圧が低下
し、過大電流が流れ続けることによる装置自身の破壊を
防止できる。また、このとき、電圧発生回路の最終出力
端子と所定電位源(例えば、接地電位)を結合するので
はないので装置の回路、例えば増幅器夫々に急激な逆バ
イアスがかかることがなく、装置や回路自身の破壊を防
止できる。増幅器の出力端子と基準電位端子を結合する
には、出力端子及び基準電位端子間の電位差にさえ耐え
らるスイッチでよく、安価なものでよい。
【0021】
【実施例】図2は、本発明の電圧発生回路のブロック図
である。これは、上述した電圧発生回路と同様に複数の
グループ(電圧発生段)で構成される。どのグループも
構成は同様であるため、第2グループのみより詳細なブ
ロック図で示す。また、従来例と対応するブロックには
同じ符号を付すとともに、参照符号のアルファベット部
分を第1グループのAに対して、第2グループをBと
し、第3グループをCとし、第4グループをDとしてす
る。なお、以下の説明で、アルファベットを付けない参
照符号は、第1〜第4グループの各々の構成要素を共通
に示す。
【0022】図1に関し説明したように、ウィンドウ比
較器(比較手段)116は、所定基準電圧を越えると所
定の出力信号(CLEAR信号)を生成する。CLEA
R信号(又はリセット信号)は、中央制御手段との同期
を取る場合にはラッチ118で一旦保持されるが、非同
期の場合にはラッチ118は必ずしも必要でない。図2
を参照すると、各グループには、そのグループの出力端
子14をその同じグループの基準電位端子12に選択的
に結合させるスイッチ(SW)37が夫々設けられる。
CLEAR信号がスイッチ37に入力されると、スイッ
チ37はオンする。これによって、各グループの増幅器
10の出力端子14が同じグループの基準電位端子12
と結合される。例えば、第2グループの例では、スイッ
チ37BがCLEAR信号を受けて増幅器10Bの出力
端子14Bと基準電位端子12Bを電気的に結合し、よ
って出力端子14Bの電位が第2グループの基準電位F
2まで落ちる。全グループの増幅器10の出力端子14
と基準電位端子12が結合されると、結果として最終出
力端子34の電位が接地電位まで落ちることになる。
【0023】上述のように各グループのスイッチ37が
オンすると、増幅器10の出力端子14が同じグループ
の基準電位端子12と結合されるが、従来と異なりスイ
ッチがオンになっても出力端子14と基準電位端子12
の電位の関係が等しくなるだけで、逆転まですることは
ない。よって、各グループに逆バイアスがかかることは
なく、測定装置自身の回路を破壊する危険はない。
【0024】各グループのスイッチ37の耐圧は、各グ
ループの基準電位に対する出力電圧に対して十分に耐え
うる程度であればよく、最終出力端子34及び接地電位
間の電位差にまで耐えうるものである必要はない。よっ
て、最終出力端子34及び接地電位間の電位差に対応し
た耐圧のスイッチを用いる場合と比較して、安価なもの
でよい。
【0025】ウィンドウ比較器116からのCLEAR
信号は、中央制御手段32にも送られる。中央制御手段
32は、CLEAR信号に応答し、それまで各グループ
の電圧制御手段20に送っていた電圧制御データの出力
を中止し、そのグループの基準電位に対するDAC22
の出力電圧をゼロにするようにしても良い。別の見方に
よれば、出力電圧をゼロにする電圧制御データを各グル
ープの電圧制御手段20に送るようにしても良い。
【0026】中央制御手段32は、バス31を介して電
圧制御データを各グループの電圧制御手段20に送る。
よって、中央制御手段32がCLEAR信号を受けてか
ら、そのグループの電位に対するDAC22の出力をゼ
ロにするには遅延が生じる。そこで、より高速にDAC
22の出力を落とすために、DAC22に電圧制御デー
タを供給するラッチ24にもCLEAR信号を供給し、
ラッチ24をリセットすることによりDAC22のその
グループの電位に対する出力電圧をゼロにする。即ち、
CLEAR信号はリセット信号として機能する。その後
は、中央制御手段32からの電圧制御データは来ない
か、または、来ても出力ゼロに対応した電圧制御データ
であるため、DAC22の出力電位はそのグループの基
準電位に維持される。例えば、第2グループのDAC2
2Bの出力電位がF2に落ちて、これの状態が必要なだ
け維持される。
【0027】以上本発明の好適実施例について説明した
が、本発明はここに説明した実施例のみに限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱することなく必要に応
じて種々の変形及び変更を実施し得ることは当業者には
明らかである。例えば、スイッチ(SW)37は必ずし
も全てのグループに夫々設ける必要はない。複数N個の
あるグループの内の少なくとも1つ(k番目、kは1か
らNまでの整数)のグループにスイッチ37を設け、被
測定素子100に過大電流が流れたところでそのグルー
プの増幅器の出力端子と基準電位端子を結合し、これに
よって最終出力端子の電圧が過大と判定されるレベルを
下回るようにすれば良い。各グループのラッチをリセッ
トすることについても同様で、必ずしも全てのグループ
のラッチをリセットする必要はなく、少なくとも1つの
グループのラッチ24をリセットするようにすれば良
い。
【0028】また、本発明の電圧発生回路に関し、電気
特性発生装置での利用を例に説明したが、被測定素子等
の負荷に過大電流が発生したことを検出して所定信号
(例えば、この実施例におけるCLEAR信号など)を
生成することは周知である。よって、こうした所定信号
に応答して電圧を低下させる安全機構のある装置であっ
て、高電圧及び高精度の出力電圧が要求されるものに対
して、本発明の電圧発生回路は広く効果的に利用でき
る。
【0029】
【発明の効果】本発明の電気特性装置は、複数の電圧制
御手段及び出力及び基準電位端子を有する増幅器で構成
された電圧発生回路を具える。このとき、被測定素子等
の負荷に過大電流が流れたことが検出されると、少なく
とも1つの増幅器の出力及び基準電位端子が結合される
ことによって、最終出力端子の電位が低下する。これに
よると、最終出力端子の電圧を落とす場合でも増幅器の
出力端子と基準電位端子の電位の関係が逆転することは
なく、測定装置の回路に急激な逆バイアスがかからない
ので測定装置自身を破壊する危険がない。また、増幅器
の出力端子と基準電位端子を結合するには、出力端子及
び基準電位端子間の電位差にさえ耐えらるスイッチでよ
く、安価なものでよい。また、本発明の電圧発生回路
は、電気特性装置での利用に限らず、被測定素子等の負
荷に過大電流が流れたときになどに生成される所定信号
に応答し、回路自身の破壊を防止しつつ出力電圧を低下
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気特性測定装置の実施例のブロ
ック図である。
【図2】本発明による電圧発生回路の実施例のブロック
図である。
【図3】従来の電圧発生回路の例のブロック図である。
【図4】電圧発生回路の駆動電源回路の例のブロック図
である。
【符号の説明】
10 増幅器 12 増幅器の基準出力端子 14 増幅器の出力端子 20 電圧制御手段 22 デジタル・アナログ変換器 24 ラッチ手段 26 光電気変換器 30 電気光変換器 31 バス 32 中央制御手段 34 最終出力端子 37 スイッチ手段 100 被測定素子 102 電圧発生回路 116 比較手段 Rs 電流検出抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 結城 勝成 宮城県亘理郡亘理町逢隈鹿島字西鹿島137 番1号 エム・イー・テック株式会社内 (72)発明者 小田川 尚美 宮城県亘理郡亘理町逢隈鹿島字西鹿島137 番1号 エム・イー・テック株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定素子に所望の電圧を供給して上記
    被測定素子の特性を測定する電気特性測定装置におい
    て、 上記被測定素子に流れる電流を検出する電流検出抵抗器
    と、 該電流検出抵抗器が生成する電圧と所定基準電圧とを比
    較し、該所定基準電圧を越えると出力信号を生成する比
    較手段と、 中央制御手段と、 該中央制御手段からの電圧制御データに応じて上記被測
    定素子に所望電圧を供給する電圧発生回路とを具え、 該電圧発生回路が夫々基準電位端子及び出力端子を有す
    るN個(Nは2以上の整数)の増幅器と、 該N個の増幅器の夫々への入力電圧を制御する電圧制御
    手段と、 k番目(kは、1からNまでの整数)の上記増幅器の上
    記基準電位端子及び出力端子を結合するスイッチ手段と
    を有し、 1番目の増幅器の基準電位端子を所定電位源に結合し、
    M番目(Mは、2からNまでの整数)の上記増幅器の基
    準電位端子をM−1番目の上記増幅器の出力端子に結合
    し、N番目の上記増幅器の出力端子から上記所望電圧を
    出力し、上記比較手段の出力に応じて上記スイッチ手段
    がk番目の上記増幅器の出力端子及び基準電位端子を結
    合することを特徴とする電気特性測定装置。
  2. 【請求項2】 上記電圧制御手段が上記中央制御手段か
    らの上記電圧制御データを受けるラッチ手段を夫々有
    し、上記比較手段の出力に応じてk番目の上記電圧制御
    手段の上記ラッチ手段をリセットすることを特徴とする
    請求項1記載の電気特性測定装置。
  3. 【請求項3】 上記比較手段の出力に応じて上記中央制
    御手段がk番目の上記電圧制御手段への上記電圧制御デ
    ータの出力を中止することを特徴とする請求項1又は2
    記載の電気特性測定装置。
  4. 【請求項4】 所定信号に応じて出力電圧を低下させる
    ことができる電圧発生回路であって、 夫々基準電位端子及び出力端子を有するN個(Nは2以
    上の整数)の電圧発生段と、 k番目(kは、1からNまでの整数)の上記電圧発生段
    の上記基準電位端子及び出力端子を結合するスイッチ手
    段とを具え、 1番目の上記電圧発生段の基準電位端子を所定電位源に
    結合し、M番目(Mは、2からNまでの整数)の上記電
    圧発生段の基準電位端子をM−1番目の上記増幅器の出
    力端子に結合し、N番目の上記電圧発生段の出力端子か
    ら所望電圧を出力し、上記所定信号に応じて上記スイッ
    チ手段がk番目の上記電圧発生段の出力端子及び基準電
    位端子を結合することを特徴とする電圧発生回路。
  5. 【請求項5】 上記N個の電圧発生段が該電圧発生段の
    出力電圧を制御する電圧制御手段を夫々有し、該電圧制
    御手段は上記中央制御手段からの上記電圧制御データを
    受けるラッチ手段を夫々有し、上記所定信号に応じてk
    番目の上記電圧制御手段の上記ラッチ手段をリセットす
    ることを特徴とする請求項4記載の電圧発生回路。
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