JPH08327441A - 内燃機関用ノッキング検出装置 - Google Patents

内燃機関用ノッキング検出装置

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JPH08327441A
JPH08327441A JP13696095A JP13696095A JPH08327441A JP H08327441 A JPH08327441 A JP H08327441A JP 13696095 A JP13696095 A JP 13696095A JP 13696095 A JP13696095 A JP 13696095A JP H08327441 A JPH08327441 A JP H08327441A
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JP
Japan
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vibration
diaphragm
knocking detection
piezoelectric element
housing
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JP13696095A
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English (en)
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Yoshihiko Sano
善彦 佐野
Kimiaki Yamaguchi
公昭 山口
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動検出体の共振出力の尖鋭度Qを機械的に
低減可能なノッキング検出装置を提供する。 【構成】 金属製のハウジング3のカバー取付け部17
を全周側からかしめ、樹脂製のカバー部34をハウジン
グ3に固定する。このとき、振動吸収部81、82、8
3、84(82、84は図示せず)が振動板4の外縁部
を下方に押圧すると同時に振動吸収部81、82、8
3、84が図1に示すように撓むことで振動板4の外周
部に弾性的に接触する。したがって、ノッキング検出装
置1の作動時、振動板4の振動を抑制する働きを振動吸
収部81、82、83、84が行う。振動吸収部81、
82、83、84による振動板4の外縁部の押圧は、こ
の組付け時に同時に行われる。これにより、組付け作業
が容易で、製品間において均一な良好な検出特性を示
す。エンジンブロック2の振動が円筒状突起18を経由
して振動板4、圧電素子5に伝達され、圧力信号に応じ
た電圧信号を圧電素子5が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関のノッキング検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用内燃機関の点火時期制御に使用
するノッキング検出装置として、例えば特開昭61−1
34631号公報に開示されるものがある。このもの
は、圧電素子と金属薄板とシリコンゴムからなる制動板
で構成した振動検出体を接着固定し、凹状螺装体(ハウ
ジング)に保持ボルトを組み付け、段付きねじ杆部に振
動検出体と座金とアース端子をナットで締付固定してい
る。また実開昭62−128332号公報に示される共
振型ノックセンサーは、ハウジング側に設けた段付凸部
に振動板の中央部の段付凹部を嵌合した後、ハウジング
側に振動板の凹部を溶接等により固定する方法を開示し
ている。
【0003】特開昭58−139030号公報に開示さ
れる片持ち梁タイプの共振型センサーでは、片持ち梁の
付け根部、中間部、先端部のいずれかの一部または全部
をシリコンゴムなどの有機弾性材料で基板側に固定する
ことで尖鋭度Qの低値化と応答性の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭58−13
9030号公報のものでは、有機弾性材料の固着量とそ
の硬化度合、有機弾性材料の片持ち梁への塗布位置など
のばらつきにより共振出力特性が大きくばらつく。つま
り、尖鋭度Qの出る周波数の位置と出力自体の大きさに
ばらつきがある。したがって、製品間の特性のばらつき
が大きくなり安定した特性をもつ製品を均一に供給する
ことが困難となる。
【0005】前記特開昭61−134631号公報に開
示される共振型ノックセンサーによると、部品点数が多
く、また組み付け工数が多いため、組み付け作業が煩雑
になるという問題がある。本発明の目的は、組付け作業
が容易で、製品間において均一で良好な検出特性を示す
内燃機関用ノッキング検出装置を提供することにある。
【0006】本発明の目的は、振動板の急峻な共振を抑
制し、尖鋭度Qを低値にする内燃機関用のノッキング検
出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
内燃機関用ノッキング検出装置は、内燃機関側に取付け
る取付ねじ部と内燃機関側に当接する当接面を有するハ
ウジングと、振動検出対象である圧電素子とこの圧電素
子を固定する振動板とからなる振動検出体と、前記ハウ
ジングに一体に形成され、上部に前記振動板を固定する
円筒状突起と、前記ハウジングと共に内部空間を区画形
成し、この内部空間に前記振動検出体を収容するカバー
と、このカバーの内壁に形成され、このカバーの取付時
と同時に前記振動板の外周の一部に弾性力を付与し当接
する振動緩衝部材とを備えたことを特徴とする構成を採
用する。
【0008】本発明の請求項2記載の内燃機関用ノッキ
ング検出装置は、請求項1記載の構成において、前記振
動緩衝部材は、振動吸収性の良好な樹脂からなり、前記
カバーと一体に成形されることを特徴とする。本発明の
請求項3記載の内燃機関用ノッキング検出装置は、請求
項1記載の構成において、前記振動緩衝部材は、前記振
動板の外周部の複数箇所に周方向に等間隔に形成されて
いることを特徴とする。
【0009】
【作用および発明の効果】請求項1記載の内燃機関用ノ
ッキング検出装置によると、ハウジングにカバーを取付
けると同時に、振動緩衝部材が振動板に当接して振動板
の振動を抑制するように押圧するため、組付けと同時に
ノッキング検出装置の尖鋭度Qを低値に同時設定するこ
とができるという効果がある。従って、内燃機関に合わ
せてノッキングの検出周波数の帯域を広くすることがで
きる。また、ノッキング検出装置を構成する部品点数を
減らし、組付部品を高精度に位置決めでき、組付作業を
容易にし、特性の不均一を低減することができる。
【0010】請求項2記載の内燃機関用ノッキング検出
装置によると、振動吸収性の良好な樹脂からなるカバー
と一体に振動緩衝部材は成形されるため、振動緩衝部材
の形成、ノッキング検出装置の組付け等を簡単な作業に
より行うことができる。請求項3記載の内燃機関用ノッ
キング検出装置によると、振動板の外周部の複数箇所に
周方向に等間隔に振動緩衝部材が当接するように、カバ
ーに一体に振動緩衝部材が形成されているため、尖鋭度
Qをより低値にすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。 (第1実施例)内燃機関のエンジンブロックに取り付け
られるノッキング検出装置の第1実施例を図1〜図5に
示す。
【0012】まず図1に示すように、ノッキング検出装
置1は、共振型センサで、エンジンブロック2の外壁に
形成される雌ネジ部11にハウジング3の取り付けボル
ト部12がねじ固定されている。ハウジング2の内部に
振動板4と圧電素子5が収容され、圧電素子5から電気
信号を取り出す電気信号取出部6のターミナル14がカ
バー7に固定されている。
【0013】以下、このノッキング検出装置1の構成要
素を順に詳述する。ノッキング検出装置1は、ハウジン
グ3、振動板4、圧電素子5、電気信号取出部6及びカ
バー7などを構成要素として形成されている。 (1) ハウジング3 ハウジング3は、金属製で、エンジンブロック2にハウ
ジングボディ15を取付ける部分で、一方の端部にエン
ジンブロック2の雌ネジ部11にねじ結合する雄ネジ部
を有する取付ボルト部12を有し、中央部にエンジンブ
ロック2の外壁に当接する肩部22を有し、他方の端部
にカバー7をかしめ固定する環状のカバー取付部17を
有する。肩部22のエンジンブロック2との当接面との
反対面の中央部に振動板4及び圧電素子5を取り付ける
ための円筒状突起18が形成されている。
【0014】円筒状突起18の形状を図3及び図4に基
づいて詳述する。円筒状突起18は、振動板4と圧電素
子5を取付ける部分で、ハウジングボディ15のエンジ
ンブロック2との当接面と反対側の平坦面15aから反
エンジンブロック側に凸状に形成されている。この凸状
突起18は、振動板4を支持するための座面24の内周
壁側に形成され、この座面24で段付部23を形成して
いる。この段付部23の位置は、円筒状突起18の高さ
方向の突き出し先端部側に形成されている。この座面2
4は円環状に形成され、この座幅(図4に示す(B2
1 )/2)は、振動板4を座らせる程度の幅に形成さ
れている。またこの座面24の位置は座面24の上に振
動板4と圧電素子5を載せた状態で圧電素子5の上面よ
りも高い位置に円筒状突起18の先端部が来るようにな
っている。円筒状突起18の先端部は、後述するように
溶接時、先端部の溶解した余肉と座面24とで振動板4
の径方向内側端部を十分に挟み込み固定できる程度の高
さに設定されている。(図5参照。) 更に、円筒状突起の底部22の深さはハウジングボディ
15の平坦面15aよりも高い位置に設定されている。
またこの底部22を形成するように凹部21が形成され
ているのは、円筒状突起18の先端を溶解し、図5に示
すように、この溶解した肉を径外方向に円環状に溶かし
込むことで振動板4の径内方向側端部を挟み固定するた
めに設けられている。したがって、底部22の深さはこ
の溶接時に余肉を溶かし込みすることができる程度の深
さ以上あれば足りる。また凹部21の深さは深過ぎると
円筒状突起18の剛性が低減するためある程度の深さに
止めるのが望ましい。
【0015】(2) 振動板4 振動板4は、薄板円環状に形成されるもので、内燃機関
稼働時のエンジンブロック2の振動が円筒状突起18を
伝搬してこの振動に伴う慣性振動を圧電素子5に伝達す
る役割がある。振動板4は、円環板状で、その中央部に
円状の穴が形成され、この円の穴の内径は円筒状突起1
8の先端部の外径よりも大きく、段付部23の下側の大
径部23aの外径よりも小さい。これにより、円筒状突
起18に振動板4を挿入し、座面24に停止可能にして
いる。
【0016】(3) 圧電素子5 圧電素子5は、図1及び図5に示すように、振動板4の
上面に接着剤等により接着固定される。振動板4の振動
を受けてこの振動信号を電気信号に置換して電気信号を
発生するものである。圧電素子5のマイナス側端子は、
円筒状突起18、ハウジングボディ15及びエンジンブ
ロック2に電気的に接続されてアースされ、圧電素子5
のプラス側端子は、後述する電気信号取出部6を経てタ
ーミナル14に接続される。この圧電素子5は、薄板円
盤状に形成されており、中央部に円形状の穴があけられ
ており、外径寸法は振動板4の外径よりも小さい。そし
て図4に示すように、円筒状突起18の段付部23に振
動板4と圧電素子5が嵌合された状態で圧電素子5の上
面5aは溶接前の円筒状突起18の先端部よりも低い位
置に設定されている。また円筒状突起18の先端部を溶
接するとき、図5に示すように、円筒状突起18の先端
部が溶解して振動板5の内径側部分を溶着し挟み固定す
るとき、その円筒状突起18の溶着部分26が圧電素子
5の径内側部分に到達しない程度に大きな内径の内穴5
bを有する。
【0017】(4) 電気信号取出部6 電気信号取出部6は、図1に示すように、圧電素子5か
ら取り出される端子に電気的に接続されるジョイント端
子31と、このジョイント端子31から外部に取り出さ
れるリードワイヤー32と、このリードワイヤー32に
電気的に接続されるターミナル14とからなる。リード
ワイヤ32の一方の端部はジョイント端子31にねじ固
定され、他方の端部はターミナル14の一方の端部に電
気的に固定されている。ターミナル14は、カバー7に
インサート成形による固定がされている。
【0018】(5)カバー7 カバー7は、樹脂製で、ハウジング3の内部に振動板4
と圧電素子5とジョイント端子31並びにリードワイヤ
32を収容するカバー部34と、このカバー部34と樹
脂で一体成形されるコネクタ部35とからなる。カバー
部34の一方側の端部はハウジング3のカバー取付け部
17にかしめ固定されており、中央部にハウジング3と
で内部空間45を区画形成するターミナル固定部37を
有し、他方の端部にターミナル14の外部接続側を収容
すると共に図示しない外部電気コネクタと接続可能な円
筒状のコネクタ部35が形成される。コネクタ部35
は、基本形が円筒状で、外周部分の一部に外部電気コネ
クタと嵌合脱着可能な爪部38が形成されている。
【0019】図2に示すように、カバー7のカバー部3
4の内壁に振動吸収部81、82、83、84が内部空
間45内に向けて凸状に形成されている。この振動吸収
部81、82、83、84は、特許請求範囲に記載の振
動緩衝部材に相当し、周方向に90度間隔に設けられて
おり下方に延びている。この振動吸収部81、82、8
3の付け根部は、カバー部34の内壁に径方向内側に突
き出す厚肉部71、72、73、74となっている。こ
の振動吸収部81、82、83、84は、振動板4の外
周部上面に当接し、組付時当接するのであるが、そのと
き、図1に示すように径方向内側に弾性的に撓んで振動
板4を下方に押圧する。この押圧力により振動板4の振
動が抑制される。この弾性力があらかじめ所定値になる
ように振動吸収部81、82、83、84の形状、寸法
等を設定し、それに適合する成形用型を製作し、この成
形用型を用いてカバー7と一体に振動吸収部81、8
2、83、84を樹脂成形する。すると、ノッキング検
出装置の作動時、ターミナル14から取り出される出力
検出信号は尖鋭度Qが低い値となる。
【0020】次に、このノッキング検出装置1の組み付
け手順について説明する。まず、振動板4の上面に圧電
素子5を接着剤等により接着し、圧電素子5を接着した
振動板を図4に示すように円筒状突起18の先端側から
円筒状突起18に挿入し、座面24に振動板4の下面を
当接し嵌合する。次いで円筒状突起18の先端部をリン
グプロジェクション溶接により振動板4の径方向内側を
図5に示すようにリングプロジェクション溶接固定す
る。図1、図5は溶接後の振動板4と円筒状突起18と
の接合状態を示している。符号26に示す部分が溶接部
である。
【0021】次に、図1に示すように、電気信号取出部
6のジョイント端子31を圧電素子5の上面側の電極に
ハンダ付けする。一方、カバー7のターミナル固定部3
7にインサート成形により固定されるターミナル14に
あらかじめリードワイヤ32の一端をハンダ付け固定し
ておき、このリードワイヤ32の反対側端部をジョイン
ト端子31にハンダ付け固定する。そしてカバー部34
をハウジング3のカバー取付け部17に組み付け、カバ
ー取付け部17を全周側からかしめてカバー部34をハ
ウジング3に固定する。
【0022】このとき、振動吸収部81、82、83、
84が振動板4の外縁部を下方に押圧すると同時に振動
吸収部81、82、83、84が図1に示すように撓む
ことで振動板4の外周部に弾性的に接触する。したがっ
て、ノッキング検出装置1の作動時、振動板4の振動を
抑制する働きを振動吸収部81、82、83、84が行
う。振動吸収部81、82、83、84による振動板4
の外縁部の押圧は、この組付け時に同時に行われる。
【0023】次いで、このノッキング検出装置1のハウ
ジング3の取付けボルト部12をエンジンブロック2の
雌ネジ部11にねじ込み固定する。これにより、エンジ
ンブロック2へのノッキング検出装置1の取付けを終了
する。次に、ノッキング検出装置1の作動について説明
する。自動車用内燃機関のエンジンブロック2にノッキ
ング検出装置1を取り付けた場合、内燃機関を稼働する
と、内燃機関の点火または着火に伴い燃焼するタイミン
グに対応するようにエンジンブロック2が振動する。こ
の振動は、ノッキング検出装置1の取付ボルト部12、
円筒状突起18を経由して振動板4、圧電素子5に伝達
され、振動板4から受ける圧電素子5の印加応力に応じ
た電圧信号を圧電素子5が発生する。この電圧信号は、
ジョイント端子31、リードワイヤ32及びターミナル
14を経由して外部に出力される。
【0024】本実施例によると、振動板4が振動吸収部
81、82、83、84により下方に押圧されているか
ら、圧電素子5の出力信号は、尖鋭度Qが低値化する。
本実施例によると、ノッキング検出装置1の組付け時、
ハウジング3の円筒状突起18に振動板4の中央部の穴
を容易に挿入することができ、しかも振動板4の中央部
に設けた穴の内壁と円筒状突起18との外径との寸法を
あらかじめ調整により高精度に振動板4を位置決めで
き、この振動板4にあらかじめ接着された圧電素子5を
高精度に円筒状突起18に位置決め固定される。したが
って、ノッキング検出装置1の取付け後の内燃機関稼働
時、内燃機関振動に応じた振動特性を的確に電気信号取
出部6から取り出すことができる。円筒状突起18の段
付部23に形成した座面24に振動板4が高精度にしか
も取付固定を確実にしていることがよりノッキング検出
装置1の信頼度を高めている。さらには、組付け時、円
筒状突起18に振動板4の内側の孔を挿入する際の挿入
操作が容易に行えるので組付け作業の自動化を容易に行
えコストダウンすることができる。また挿入固定後、リ
ングプロジェクション溶接により振動板4を円筒状突起
18に高精度に位置決め固定することができる。さらに
は溶接後、振動板4の内側端部を円筒状突起18の段付
部23に挟み込み固定するため、ノッキング検出装置1
の使用時に製品間においてばらつきの少ない均一な検出
特性を示す高信頼度のノッキング検出装置を製作でき
る。
【0025】更に、本実施例では、振動板4の形状は開
いた円板形状であるため内外径とも高精度に加工するこ
とができる。またハウジング3は鍛造もしくは鍛造と切
削加工などで高精度に円筒状突起18の段付部23を形
成することができるので、振動板4の位置決めを高精度
にできる。すなわち、円筒状突起18への振動板4の径
方向のがたつきをほぼゼロに組付けできる。これによ
り、ノッキング検出装置の特性の製品間ばらつきを少な
くし均一な信頼度の高い製品を量産できるという効果が
ある。
【0026】前記実施例では、振動緩衝部材に相当する
振動吸収部81、82、83、84を4箇所に形成した
が、本発明では、その個数は3、6、8個でも良く、限
定されない。振動板の周方向に同心に設けるのが望まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内燃機関用ノッキング検
出装置の断面図である。
【図2】第1実施例のカバーの図1に示すII−II線断面
図である。
【図3】本発明の第1実施例のハウジングの主要部を示
す断面図である。
【図4】第1実施例のハウジングに振動板と圧電素子を
嵌合した状態で溶接前の状態を示す断面図である。
【図5】第1実施例のハウジングに振動板と圧電素子を
嵌合した状態で溶接後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ノッキング検出装置 2 エンジンブロック 3 ハウジング 4 振動板 5 圧電素子 6 電気信号取出部 7 カバー 14 ターミナル 18 円筒状突起 21 凹部 22 肩部(当接面) 23 段付部 24 座面 26 溶接部 31 ジョイント端子 32 リードワイヤ 34 カバー部 35 コネクタ部 37 ターミナル固定部 41 溶接溜り用溝 45 内部空間 81、82、83、84 振動吸収部(振動緩衝部
材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関側に取付ける取付ねじ部と内燃
    機関側に当接する当接面を有するハウジングと、 振動検出対象である圧電素子とこの圧電素子を固定する
    振動板とからなる振動検出体と、 前記ハウジングに一体に形成され、上部に前記振動板を
    固定する円筒状突起と、 前記ハウジングと共に内部空間を区画形成し、この内部
    空間に前記振動検出体を収容するカバーと、 このカバーの内壁に形成され、このカバーの取付時と同
    時に前記振動板の外周の一部に弾性力を付与し当接する
    振動緩衝部材とを備えたことを特徴とする内燃機関用ノ
    ッキング検出装置。
  2. 【請求項2】 前記振動緩衝部材は、振動吸収性の良好
    な樹脂からなり、前記カバーと一体に成形されることを
    特徴とする請求項1記載のノッキング検出装置。
  3. 【請求項3】 前記振動緩衝部材は、前記振動板の外周
    部の複数箇所に周方向に等間隔に当接するように形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のノッキング検
    出装置。
JP13696095A 1995-06-02 1995-06-02 内燃機関用ノッキング検出装置 Pending JPH08327441A (ja)

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