JPH08326702A - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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Publication number
JPH08326702A
JPH08326702A JP15839895A JP15839895A JPH08326702A JP H08326702 A JPH08326702 A JP H08326702A JP 15839895 A JP15839895 A JP 15839895A JP 15839895 A JP15839895 A JP 15839895A JP H08326702 A JPH08326702 A JP H08326702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
accumulator
diaphragm
cap portion
operating diaphragm
Prior art date
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Pending
Application number
JP15839895A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruya Sawada
輝也 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Control Ind Co Ltd
Original Assignee
Nippon Control Ind Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Control Ind Co Ltd filed Critical Nippon Control Ind Co Ltd
Priority to JP15839895A priority Critical patent/JPH08326702A/ja
Publication of JPH08326702A publication Critical patent/JPH08326702A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
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  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 アキュムレータの弾性体に作動隔膜の変形量
に対して加わる応力を等分布化させて、かかる弾性体に
残存圧縮永久歪の生ずるのを防止する。 【構成】 アキュムレータ50は、キャップ部55のフ
ランジ56と基部51のフランジ52とで作動隔膜57
を挟持することにより、アキュムレータ50の室内を2
つに仕切っている。アキュムレータ50のキャップ部5
5側の室内側には、作動隔膜57と接して弾性体58が
収納されている。この弾性体58は、作動隔膜57の変
形量に対して加わる応力を等分布化できる形状をなして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば石油燃焼機器
に用いられる電磁ポンプから吐出される石油等の流体の
脈動を緩衝するためのアキュムレータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】キャップ部と基部とで挟持された作動隔
膜の変形量を、作動隔膜に接して設けた弾性体の伸縮に
より調整するようにしたアキュムレータとしては、実開
昭50−17810号公報の第1図及び第2図に示され
るものが公知となっている。
【0003】かかるアキュムレータの構成を上記公報に
基づいて概説する。アキュムレータは、作動隔膜2が漏
斗状の本体5の底部側内壁に配されていると共に、かか
る作動隔膜2には弾性体1が接するように設けらたもの
となっている。そして、前記弾性体1は、フランジ9を
有する帽体4で覆われている。更に、前記帽体4のフラ
ンジ9及び作動隔膜2は、本体5の縁部を内側に折り曲
げてこれらを挟持することにより本体5と係合されてい
る。
【0004】そして、弾性体1は、略円柱状をなしてい
ると共に、その軸方向に複数の連通した空洞3,3aを
蜂の巣状に設けることにより弾性体1の軸方向の伸縮率
が高められたものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、アキュムレー
タの作動隔膜は、外縁が本体及び帽体にて挟持された状
態となっているため、作動隔膜に対し圧力が加わった際
に、作動隔膜は円弧状に変形するので、その変形量は中
心部が最大となると共に外縁に向かうに従って減少する
こととなる。
【0006】これに対し、アキュムレータの弾性体は、
作動隔膜側からの圧力で圧縮されるが、前述したアキュ
ムレータの弾性体の形状では、例えば弾性体の作動隔膜
に接する面のうち中心部分では大きな圧力がかかるのに
対し、外縁では小さな圧力しかかからないので、必然的
に弾性体に加わる応力も等分布化せず、部分的に過大応
力が加わることとなる。このため、例えば弾性体の中心
部等に残存圧縮永久歪が発生して、アキュムレータの性
能が低下するという不都合があった。
【0007】そこで、本願においては、作動隔膜側から
弾性体に加わる応力を等分布化させて、弾性体に残存圧
縮永久歪の生ずることを防止したアキュムレータを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明のア
キュムレータは、キャップ部と基部とで形成された室内
をかかるキャップ部と基部との間で作動隔膜を挟持させ
ることにより仕切り、キャプ部側の室内に前記作動隔膜
と接して弾性体を収納させると共に、前記弾性体を作動
隔膜の変形量に対して加わる応力が等分布化できる形状
としている(請求項1)。
【0009】
【作用】従って、この発明によれば、弾性体は、作動隔
膜の変形量に対して加わる応力を等分布化できる形状と
なっているので、弾性体の一部分に過大応力が加わるの
を回避でき、弾性体に残存圧縮永久歪が発生することが
ない。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0011】図1において、この発明に係るアキュムレ
ータ50を備えた電磁ポンプ1の構成が示されている。
【0012】この電磁ポンプ1は、後述するアキュムレ
ータ50以外の構成については公知のもので、鉄などの
磁性体で形成されると共にネジ等の固定手段によりポン
プ本体30に取付けられたケース2を有している。この
ケース2は、頂部側において吐出孔3を有する吐出継手
4が吐出していると共に、該ケース2内には断続電流
(パルス電流)が供給される電磁コイル5が配されてい
る。尚、4aは電磁弁である。
【0013】前記電磁コイル5は、樹脂製のボビン6に
電線が巻装されて形成されるもので、このボビン6の中
心部分に貫通孔7が形成されていると共にかかるボビン
6の上端及び下端には、上板8及び下板9が配されて、
前記ケース2と共に磁気回路を構成している。そして、
ボビン6の貫通孔7には金属製で非磁性材のガイドパイ
プ10が嵌挿されている。かかるガイドパイプ10は、
その下端がOリング11を介してポンプ本体30に嵌挿
されたものとなっている。
【0014】また、前記ガイドパイプ10の上方におい
て磁気ロッド12が配されている。この磁気ロッド12
は、鉄等の磁性材で形成されているもので、内部におい
て縦に延びる貫通孔13が設けられている。そして、磁
気ロッド12の略下半分はOリング14を介して前記ガ
イドパイプ10に嵌挿されていると共に磁気ロッド12
の残りの上半分はOリング15を介して吐出継手4に嵌
挿されたものとなっている。
【0015】電磁プランジャ16は、鉄等の磁性材によ
って略円筒状に形成されたもので、前記ガイドパイプ1
0内に形成の電磁プランジャ作動室19内に摺動自在に
挿入されていると共に、上部スプリング17と下部スプ
リング18とによって支持されている。尚、前記電磁プ
ランジャ作動室19は、電磁プランジャ16によって上
部スプング室19aと下部スプリング室19bとに分け
られている。また、電磁プランジャ16は、縦方向にお
いて貫通孔20が設けられている。これにより前記上部
スプンリング室19aと下部スプリング室19bとは連
通したものとなっている。
【0016】ピストン22は、前記電磁プランシャ16
の下部に固着されたもので、ポンプ本体30とOリング
23を介して嵌挿された円筒状のシリンダ24内に挿入
されて、前記電磁プランジャ16の往復動と連動して往
復動する。尚、シリンダ24は、前記下部スプリング1
8の下端をその外周面に形成したフランジ25に当接さ
せることで支持している。
【0017】ポンプ室26は、ポンプ本体30と前記ピ
ストン22の先端とによって画成される空間で、前記ピ
ストン22の往復動によってその容積を変化させ、ポン
プ本体30の側方に形成の吸入孔27から続く通路の途
中に順に配された図示しない吸入弁と吐出弁と協動して
ポンプ作用を行うものである。
【0018】より具体的には、ピストン22が上昇して
ポンプ室26の容積が拡大してポンプ室26内が負圧と
なると、吸入弁が開いて流体を吸い込む。次に、ピスト
ン22が下降することによりポンプ室26の容積が減少
してポンプ室26が正圧となると、吐出弁を開けて流体
を吐出する。
【0019】かかる吐出弁から吐出された流体は、図示
しない通路を経て前記電磁プランジャ作動室19内に流
れ込むこととなるが、その通路の途中(但し、吐出弁よ
り後流側)において吐出孔3から吐出される流体の脈動
を緩衝するためにアキュムレータ50が設けられてい
る。
【0020】かかるアキュムレータ50は、図2(a)
に示されるように、徐々に孔の内径が大きくなる略漏斗
状の基部51及び一方端側が大きく開口したキャップ部
55と、かかるキャップ部55と基部51とで形成され
る室内に収納される作動隔膜57と弾性体58とで構成
されている。尚、作動隔膜57は、例えば円盤状のダイ
ヤフラムが用いられる。
【0021】また、基部51の大径側の開口部及びキャ
ップ部55の開口端側においてフランジ52,56が形
成されている。そして、この基部51のフランジ52と
キャップ部55のフランジ56との間に作動隔膜57を
配して、フランジ51を内方に折り曲げることにより前
記作動隔膜57が挟持されている。これにより、アキュ
ムレータ50は、かかる作動隔膜57により仕切られた
2つの室を備えている。
【0022】弾性体58は、耐久性を有する合成ゴム又
はシリコン等で形成されるもので、アキュムレータ50
のキャップ部55側の室内に配されている。この弾性体
58は、上面がキャップ部55の内壁に接すると共に、
下面が作動隔膜57に接しているが、図3に示されるよ
うにその側部が例えばV字状にくびれた略鼓形状をなし
ているため、弾性体58は、キャップ部55の内壁に接
しておらず、キャップ部55の内壁との間には空間59
が形成されたものとなっている。
【0023】従って、吐出弁が開かれたときに通路から
アキュムレータ50に流体が入り、作動隔膜57はキャ
ップ部55側に押圧されて円弧状に変形し、これに伴い
弾性体55が図2(b)に示されるように作動隔膜57
の変形量に応じてキャップ部55の上面側に収縮すると
共にキャップ部55の側方に膨出する。この際に作動隔
膜57の変形量ほどアキュムレータ50の基部51側の
室に流体が侵入する。
【0024】次に、吐出弁23が閉じられたときに作動
隔膜57に対する押圧が小さくなるので、弾性体58の
応力が作動隔膜57の変形量分はたらいて、作動隔膜5
7が復元し、流体は電磁プランジャ室19側に流れる。
これにより、電磁プランジャ室内に流れ込む流体の脈動
は緩衝され、その目的を達成できる。
【0025】また、弾性体58は、作動隔膜57からの
圧力が加わった際にキャップ部55の上面側に収縮する
と共にキャップ部55の側方に膨出するので、作動隔膜
55と接する面に対し等分に圧力が加わることとなる。
よって、弾性体58から作動隔膜57に対して加わる応
力も等分布化し、例えば中心部分等において部分的に過
大応力が加わるのを防止できる。
【0026】ところで、弾性体の形状を上述において略
鼓形状として説明してきたが、弾性体から作動隔膜57
に対して加わる応力を等分布化するのであればその形状
は限定されない。例えば図4に示されるように、弾性体
58’は、作動隔膜57に接する部分からキャップ部5
5の上面の内壁に接する部分まで徐々に幅が小さくなる
断面が略台形状のものであっても良い。かかる弾性体5
8’も作動隔膜57からの押圧によりキャップ部55の
上面側に収縮すると共にキャップ部55の側方に膨出す
るので、弾性体58と同様の作用を発揮できる。
【0027】尚、かかる弾性体58’を用いたアキュム
レータ50は、その他の基部51、キャップ部55、作
動隔膜57の構成については前述したものと同様なので
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0028】
【発明の効果】以上により、この発明によれば、作動隔
膜の変形量に対して弾性体に加わる応力を等分布化でき
るため、部分的に過大応力が加わるのを回避でき、弾性
体に残存圧縮永久歪が発生して、アキュムレータの性能
が低下するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に係る第1の実施例のアキュ
ムレータを用いた電磁ポンプの構成を示した断面図であ
る。
【図2】図2(a)は、同上のアキュムレータを示した
断面図、図2(b)は、同上のアキュムレータに作動隔
膜側より圧力が加わった状態を示した断面図である。
【図3】図3は、同上のアキュムレータに用いられる弾
性体の斜視図である。
【図4】図4は、他のアキュムレータの実施例を示した
断面図である。
【符号の説明】
50 アキュムレータ 51 基部 55 キャップ部 57 作動隔膜 58 弾性体 58’ 弾性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ部と基部とで形成された室内を
    かかるキャップ部と基部との間で作動隔膜を挟持させる
    ことにより仕切り、キャプ部側の室内に前記作動隔膜と
    接して弾性体を収納させると共に、前記弾性体を作動隔
    膜の変形量に対して加わる応力が等分布化できる形状と
    したことを特徴とするアキュムレータ。
JP15839895A 1995-05-31 1995-05-31 アキュムレータ Pending JPH08326702A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15839895A JPH08326702A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 アキュムレータ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15839895A JPH08326702A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 アキュムレータ

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JPH08326702A true JPH08326702A (ja) 1996-12-10

Family

ID=15670879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15839895A Pending JPH08326702A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 アキュムレータ

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JP (1) JPH08326702A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8291937B2 (en) 2008-12-29 2012-10-23 Atlas Copco Rock Drills Ab Accumulator membrane unit, method for production thereof and rock drilling machine including such an accumulator membrane unit
CN114233695A (zh) * 2021-12-31 2022-03-25 中国第一汽车股份有限公司 一种蓄能器及变速器液压控制系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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