JPH08325596A - 石鹸組成物 - Google Patents

石鹸組成物

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JPH08325596A
JPH08325596A JP15878795A JP15878795A JPH08325596A JP H08325596 A JPH08325596 A JP H08325596A JP 15878795 A JP15878795 A JP 15878795A JP 15878795 A JP15878795 A JP 15878795A JP H08325596 A JPH08325596 A JP H08325596A
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JP
Japan
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acid
weight
fatty acid
component
carbon atoms
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JP15878795A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Tsuruoka
邦昭 鶴岡
Takeshi Matsuo
武 松尾
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】下記の成分(A)〜(C) 成分(A);(a)炭素数18であり、かつ9位のみに
二重結合を有する不飽和脂肪酸と(b)炭素数18であ
り、かつ、11〜14位のいずれかの一つのみに二重結
合を有する不飽和脂肪酸がとからなり成分(a)/
(b)の重量比が1/0.01〜2であり、かつ成分
(A)の不飽和脂肪酸が10〜45重量% 成分(B);炭素数18で二重結合を2個有する脂肪酸
で20〜40重量% 成分(C);炭素数18で二重結合を1個有する脂肪酸
で30〜50重量% とからなる脂肪酸の石鹸組成物で、その石鹸の塩がアル
カリ金属塩、アルカノールアミン塩およびアンモニウム
塩から選ばれる1種以上の石鹸組成物である。 【効果】泡の持続性が良好で、化粧石鹸、ボディーソー
プに好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石鹸組成物に関する。
さらに詳しくは、泡の持続性が良好な石鹸組成物に関
し、特に化粧石鹸やボディーソープ用として好適な石鹸
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧石鹸に求められる性能として、保存
安定性、低刺激性、泡の持続性などが挙げられるが、特
に泡の持続性は重要な性能である。泡の持続性を高める
方法として、メチルセルロースやポリエチレングリコー
ルなどの添加剤を添加する方法と、化粧石鹸の主成分で
ある脂肪酸塩のアルキル組成を改良する方法とが挙げら
れる。前者の添加剤を添加する方法のみでは限界がある
ため、脂肪酸塩のアルキル組成の改良が必要不可欠であ
る。これまでにも脂肪酸塩のアルキル組成の改良は盛ん
に行われてきた。例えば特開平3−244699号公報
では、エライジン酸塩を石鹸組成物中に配合し、泡の持
続性を高める技術が公開されている。しかし、このよう
な石鹸組成物でさえも、十分満足できる泡の持続性を有
していない。また、ザ ジャーナル オブ アメリカン
オイル ケミスト ソサイエテイ(=THE JOURNAL OF
AMERICAN OIL CHEMISTS' SOCIETY)第 45 巻 165 頁
(1978年) 、及び同 第 47 巻 374 頁 (1980年)では、
オレイン酸のカリウム塩やリノール酸のカリウム塩を水
添することによって生じる、オレイン酸の構造異性体、
及び位置異性体について述べられている。しかしなが
ら、これらの技術のみでは、泡の持続性を高めることは
できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、脂肪
酸のアルキル組成を改良することにより、泡の持続性が
良好な石鹸組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のか
かる問題を鑑み鋭意検討した結果、特定のアルキル組成
を有する脂肪酸塩が、非常に良好な泡の持続性を有する
ことを見いだし、本発明を完成させるに至った。すなわ
ち本発明は、次の成分(A)〜(C) 成分(A);(a)炭素数18でありかつ9位のみに二
重結合を有する不飽和脂肪酸と、(b)炭素数18であ
り、かつ、11〜14位のいずれか一つのみに二重結合
を有する不飽和脂肪酸とからなり成分(a)/成分
(b)との重量比が、1/0.01〜2であり、かつ成
分(A)の不飽和脂肪酸が10〜45重量% 成分(B);炭素数14以下の脂肪酸の合計が、で20
〜40重量% 成分(C);炭素数15〜17の脂肪酸、成分(A)の
不飽和脂肪酸以外の炭素数18の脂肪酸、炭素数19以
上の脂肪酸の合計が30〜50重量% からなる脂肪酸の石鹸組成物であり、その脂肪酸の塩が
アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩およびアンモニ
ウム塩から選ばれた1種以上の塩からなる石鹸組成物で
ある。
【0005】本発明に用いる成分(A)の(a)炭素数
18でありかつ9位のみに二重結合を有する不飽和脂肪
酸としては、オレイン酸、エライジン酸などが挙げられ
る。これらは単独で用いても、複数を用いてもよい。ま
た、本発明に用いる(b)炭素数18でありかつ11位
〜14位のいずれか一つのみに二重結合を有する不飽和
脂肪酸としては、シス−11−オクタデセン酸、トラン
ス−11−オクタデセン酸(バセニン酸)、シス−12
−オクタデセン酸、トランス−12−オクタデセン酸、
シス−13−オクタデセン酸、トランス−13−オクタ
デセン酸、シス−14−オクタデセン酸、トランス−1
4−オクタデセン酸が挙げられる。これらの脂肪酸は単
独で用いても、複数を併用して用いてもよい。
【0006】本発明に用いる成分(A)の(a)と
(b)の各不飽和脂肪酸の重量比は、1/0.01〜2
であり、好ましくは1/0.1〜1である。1/0.0
1より多いと、また1/2より少ないと良好な泡の持続
性が得られない。また、成分(A)の不飽和脂肪酸は1
0〜45重量%である.好ましくは15〜30重量%で
ある。10重量%より少なくないと良好な泡の持続性が
得られない。また、45重量%より多いと泡の持続性が
低下するばかりでなく、酸化安定性が極端に低下し、実
用上好ましくない。
【0007】本発明に用いる成分(B)は炭素数14以
下の脂肪酸であり、具体的には、カプリン酸、ウンデカ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸が
挙げられる。特に炭素数8〜14の脂肪酸が好ましい。
これらの脂肪酸は、単独で用いても複数を併用して用い
てもよい。これらの炭素数14以下の脂肪酸の合計は、
20〜40重量%である。20重量%より少ないと、ま
た40重量%より多いと泡の持続性が低下するので好ま
しくない。
【0008】本発明に用いる成分(C)は炭素数15
〜17の脂肪酸、成分(A)の不飽和脂肪酸以外の炭
素数18の脂肪酸、炭素数19以上の脂肪酸がある。 15〜17の脂肪酸としては、パルミチン酸、パルミ
トレイン酸が挙げられる。これらの脂肪酸は飽和脂肪酸
であるのが好ましい。これらの脂肪酸は単独で用いて
も、複数を用いてもよい。また、成分(A)の不飽和
脂肪酸以外の炭素数18の脂肪酸としては、ステアリン
酸、リノール酸、リノレン酸、シス−2−オクタデセン
酸、トランス−2−オクタデセン酸、シス−3−オクタ
デセン酸、トランス−3−オクタデセン酸、シス−4−
オクタデセン酸、トランス−4−オクタデセン酸、シス
−5−オクタデセン酸、トランス−5−オクタデセン
酸、シス−6−オクタデセン酸、トランス−6−オクタ
デセン酸、シス−7−オクタデセン酸、トランス−7−
オクタデセン酸、シス−8−オクタデセン酸、トランス
−8−オクタデセン酸、シス−10−オクタデセン酸、
トランス−10−オクタデセン酸、シス−15−オクタ
デセン酸、トランス−15−オクタデセン酸、シス−1
6−オクタデセン酸、トランス−16−オクタデセン酸
の脂肪酸が挙げられる。成分(A)の不飽和脂肪酸以
外の炭素数18の脂肪酸の量は、(a)の不飽和脂肪酸
に対して、50重量%以下が好ましく、さらに10重量
%以下がより好ましい。これらの脂肪酸は単独で用いて
も、複数を用いてもよい。また、炭素数19以上の脂
肪酸炭素数としては、アラキン酸、ベヘン酸、ペトロセ
レリン酸、エルカ酸、ブラシン酸などが挙げられる。特
に炭素数19〜22の脂肪酸が好ましい。これらの脂肪
酸は単独で用いても、複数を用いてもよい。成分(C)
の脂肪酸の合計は、30〜50重量%であり、30重量
%より少ないと、また50重量%より多いと泡の持続性
が低下するので好ましくない。
【0009】本発明の脂肪酸の石鹸の塩は、ナトリウ
ム、カリウムのアルカリ金属、モノエタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミンのアルカノ
ールアミン、アンモニウムの塩が挙げれる。これらの塩
を1種以上用いる。特にナトリウムの塩が好ましい。
【0010】本発明に用いる成分(A)、(B)および
(C)の塩は、油脂、脂肪酸、または低級アルコールと
脂肪酸のエステルを原料として、水酸化ナトリウムや水
酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物またはアルカ
リ金属の炭酸塩;トリエタノールアミン、ジエタノール
アミンなどのアルカノールアミン;またはアンモニアな
どで鹸化、あるいは中和することによって容易に得るこ
とができる。原料の油脂としては。牛脂、豚脂、骨油、
魚油、皮脂などの動物油、パーム油、パーム核油、ヤシ
油、大豆油、米糠油、トウモロコシ油、オリーブ油、綿
実油、ナタネ油、ミツバ種子油などが挙げられる。これ
らの油脂は、蒸留、分別、水蒸気脱臭、脱ガム、白土処
理、酸処理などの精製を行い使用してもよい。また、原
料の脂肪酸は、上記の油脂の加水分解によって得ること
がでる。加水分解によって得られた脂肪酸は蒸留、分
別、水蒸気脱臭、白土処理、酸処理などの精製を行い使
用してもよい。
【0011】さらに、原料の低級アルコールと脂肪酸と
のエステルは上記の油脂とメタノールなど低級アルコー
ルとのエステル交換やメタノールなど低級アルコールと
上記の脂肪酸とのエステル化反応によって得ることがで
きる。低級アルコールと脂肪酸のエステルは、蒸留、分
別、水蒸気脱臭、白土処理、酸処理などの精製を行い使
用してもよい。一般に天然の油脂、または天然油脂より
誘導される脂肪酸や低級アルコールと脂肪酸のエステル
中には、本発明に用いる(a)の不飽和脂肪酸塩のうち
のエライジン酸塩、(b)の不飽和脂肪酸塩、(a)及
び(b)以外の炭素数18の不飽和脂肪酸塩の原料とし
て用いる油脂、脂肪酸、または低級アルコールと脂肪酸
のエステルは多く含まれていない。従って、経済上、上
記の動植物油、それらより誘導される脂肪酸や低級アル
コールと脂肪酸のエステルなどを、微水添、異性化など
を行うことによって得るのが好ましい。この時得られた
原料は、蒸留、水蒸気脱臭、脱ガム、白土処理、酸処理
などの精製を行い使用してもよい。
【0012】本発明の効果を損なわない程度に、洗浄力
をさらに高めるために石鹸組成物とは別の他の界面活性
剤を本発明の石鹸組成物に添加することもできる。その
ような界面活性剤としては、例えば、α-スルホ脂肪酸
エステル、イセチオン酸エステル、アルキルアリールス
ルホン酸、アルコール硫酸エステル、アルコールエトキ
シレートの硫酸エステル、オレフィンスルホン酸、パラ
フィンスルホン酸、N-アシルグルタミン酸およびそれら
のエステルや塩類、さらにはアルキルベタイン、アルキ
ルスルホベタイン等を挙げることができる。
【0013】さらに皮膚への脱脂効果を調整するため
に、一般に知られている過脂肪剤や種々の皮膚保護剤を
配合することも出来る。それらの具体例としては、スク
ワレン、スクワラン、オレフィンオリゴマー、ワック
ス、ワセリン、鉱油等の炭化水素;ステアリン酸、イソ
ステアリン酸、オレイン酸、リシノール酸、パルミチン
酸、ミリスチン酸、ベヘン酸等の脂肪酸;各種グリセラ
イド、シュガーエステル、ラノリン、イソプロピルミリ
ステート、イソブチルステアレート等の脂肪酸エステ
ル;セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイ
ルアルコール等の脂肪族アルコール;グリセリン、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポ
リオール類;アルコールや脂肪酸のエトキシレート;ジ
メチルシリコーン等のシリコーン類;その他各種の蛋白
および蛋白誘導体;ビタミン類等を挙げることができ
る。
【0014】本発明の石鹸組成物には、化粧石鹸に用い
られる従来公知の補助成分を加えることもできる。この
ような補助成分としては、EDTA、エタン-1-ヒドロ
キシ-1,1-ジホスホン酸またはそのアルカリ金属塩等の
安定剤またはBHTなどの酸化防止剤が挙げられる。さ
らにまた、石鹸組成物には、その使用目的に応じて、色
素、香料の他、アラントインやグリチルリチン酸ジカリ
ウム等の消炎剤、2,4,4'-トリクロロ-2'-ヒドロキシジ
フェニルエーテル、3,4,4'-トリクロロカルバニリド、
安息香酸等の殺菌剤を添加することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明の石鹸組成物は、泡の持続性が従
来とは比較にならないほど向上させられたものであり、
化粧石鹸に好適であり、またボディーソープにも適して
いる。本発明の石鹸組成物は、固形状、チップ状、粉
状、液状で用いることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて更に詳細に説
明する。 実施例1 パーム油脂肪酸70重量部とパーム核油脂肪酸30重量
部の脂肪酸を配合し、さらにバセニン酸(東京化成工業
(株)製)1重量部を加えた。(成分A=32.4重量
%、a/bの比率=1/0.03、成分B=23.5重
量%、成分C=44.1重量%)これに脂肪酸に対し等
モルの28重量%水酸化ナトリウム水溶液を加えた。双
腕式混練機(入江商会(株)製PNV−5型)で混合し
水分を15重量%まで乾燥し、押し出し機((株)佐藤
鉄工所製)で圧縮した後片打ち機(理研精機(株)製M
P−2B型)で成形し石鹸組成物を得た。この石鹸組成
物の脂肪酸組成および泡の評価を表1に示した。
【0017】実施例2 オレイン酸を脂肪酸に対して0.1重量%のニッケル触
媒を用い、水素圧2kg/cm2、160℃でヨウ素価
が50となるまで微水添した後200℃、1mmHgで
蒸留した。常法(オゾン分解)により脂肪酸を分解し、
ガスクロにより分析したところ、炭素数18で11〜1
4位に二重結合を有する脂肪酸は全脂肪酸中6.5重量
%であり、炭素数18でありかつ9位のみに二重結合を
有する不飽和脂肪酸と炭素数18で11〜14位に二重
結合を有する脂肪酸との重量比は1:0.41であっ
た。この脂肪酸50重量部をオレイン酸20重量部、ラ
ウリン酸20重量部、ミリスチン酸10重量部の混合物
に配合した。(成分A=31.2重量%、a/bの比率
=1/0.12、成分B=30.0重量%、成分C=3
8.8重量%)この脂肪酸を用いて実施例1と同様にし
て石鹸組成物を得た。この石鹸組成物の脂肪酸組成およ
び泡の評価を表1に示した。
【0018】実施例3 実施例2と同様にしてリノール酸をヨウ素価82.6ま
で水素添加した。この時、炭素数18で11〜14位に
二重結合を有する脂肪酸は全脂肪酸中34.1重量%で
あり、炭素数18でありかつ9位のみに二重結合を有す
る不飽和脂肪酸と炭素数18で11〜14位に二重結合
を有する脂肪酸との重量比は1:2であった。この水素
添加脂肪酸50重量部をオレイン酸2重量部、パルミチ
ン酸20重量部、ラウリン酸20重量部、ミリスチン酸
8重量部の混合物に配合した。(成分A=27.6重量
%、a/bの比率=1/1.63、成分B=28.0重
量%、成分C=44.4重量%)実施例1と同様にして
石鹸組成物を得た。この石鹸組成物の脂肪酸組成および
泡の評価を表1に示した。
【0019】実施例4 実施例3と同様にして得た水素添加脂肪酸50重量部を
オレイン酸10重量部、パルミチン酸10重量部、ラウ
リン酸20重量部、ミリスチン酸10重量部の混合物に
配合した。(成分A=35.6重量%、a/bの比率=
1/0.92、成分B=30.0重量%、成分C=3
4.4重量%)この脂肪酸を用いて実施例1と同様にし
て石鹸組成物を得た。この石鹸組成物の脂肪酸組成およ
び泡の評価を表1に示した。
【0020】比較例1 実施例3と同様にして得た水素添加脂肪酸50重量部を
ステアリン酸20重量部、ラウリン酸10重量部、パル
ミチン酸20重量部の混合物に配合した。(成分A=2
5.6重量%、a/bの比率=1/2.01、成分B=
30.0重量%、成分C=34.4重量%)この脂肪酸
を用いて実施例1と同様にして石鹸組成物を得た。この
石鹸組成物の脂肪酸組成および泡の評価を表1に示し
た。
【0021】比較例2 実施例2と同様にして得た水素添加脂肪酸5重量部をオ
レイン酸40重量部、ラウリン酸30重量部、ミリスチ
ン酸25重量部の混合物に配合した。(成分A=41.
1重量%、a/bの比率=1/0.007、成分B=5
5.0重量%、成分C=3.9重量%)この脂肪酸を用
いて実施例1と同様にして石鹸組成物を得た。この石鹸
組成物の脂肪酸組成および泡の評価を表1に示した。
【0022】比較例3 実施例2と同様にして得た水素添加脂肪酸50重量部を
オレイン酸20重量部、ラウリン酸10重量部、パルミ
チン酸20重量の混合物に配合した。(成分A=31.
2重量%、a/bの比率=1/0.12、成分B=1
0.0重量%、成分C=58.8重量%)この脂肪酸を
用いて実施例1と同様にして石鹸組成物を得た。この石
鹸組成物の脂肪酸組成および泡の評価を表1に示した。
【0023】比較例4 実施例3と同様にして得た水素添加脂肪酸30重量部
を、オレイン酸30重量部、 ラウリン酸30重量部、
及びパルミチン酸10重量部に配合した。(成分A=4
4.0重量%、a/bの比率=1/0.27、成分B=
30.0重量%、成分C=26.0重量%)この脂肪酸
を用いて実施例1と同様にして石鹸組成物を得た。この
石鹸組成物の脂肪酸組成および泡の評価を表1に示し
た。
【0024】比較例5 市販の石鹸の脂肪酸組成(成分A=33.4重量%、a
/bの比率=1/0、成分B=27.9重量%、成分C
=38.7重量%)および泡の評価を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】なお、表中の成分(A)、(B)および
(C)、a/bの比率は次のとおり。 成分(A);(a)炭素数18でありかつ9位のみに二
重結合を有する不飽和脂肪酸と(b)炭素数18であり
かつ11〜14位のいずれか一つのみに二重結合を有す
る不飽和脂肪酸の合計量の重量% 成分(B);炭素数8〜14の脂肪酸の重量% 成分(C);上記成分(A)及び(B)の脂肪酸に該当
しない炭素数15〜22脂肪酸の重量% a/bの比率;(a)炭素数18でありかつ9位のみに
二重結合を有する不飽和脂肪酸/(b)炭素数18であ
りかつ11〜14位のいずれか一つのみに二重結合を有
する不飽和脂肪酸の重量比率
【0027】なお、もちいた試験方法は次のとおり。 <泡の持続性試験>試料を薄い切片に切断したものを1
05℃のオーブンに1時間以上入れ、完全に水分を除去
した。これをミキサーにて粉砕した後、60メッシュの
ふるいにかけた。ふるいを通過したものを4g秤量しC
aCl20.1g/リットル水溶液400ミリリットル
とともに所定のミキサーに入れ、ミキサーを60秒回転
させた。水相の体積が200ミリリットルに達するまで
の時間(排液時間という)を測定した。排液時間が長い
ほど泡持ちが良いと判断される。泡持ちを次に示したよ
うに4段階で評価した。なお、温度は40℃で試験を行
った。 泡の持続性の評価基準 評価 ; 記号; 排液時間 極めて良い; ◎ ;30分以上 〜 良い ; ○ ;20分以上 〜 30分未満 普通 ; △ ;10分以上 〜 20分未満 悪い ; × ; 〜 10分未満 以上のように、本発明の石鹸組成物は非常に優れた泡の
持続性を有することが確認できた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)〜(C) 成分(A);(a)炭素数18でありかつ9位のみに二
    重結合を有する不飽和脂肪酸と、(b)炭素数18であ
    り、かつ、11〜14位のいずれか一つのみに二重結合
    を有する不飽和脂肪酸とからなり成分(a)/成分
    (b)との重量比が、1/0.01〜2であり、かつ成
    分(A)の不飽和脂肪酸が10〜45重量% 成分(B);炭素数14以下の脂肪酸の合計が、で20
    〜40重量% 成分(C);炭素数15〜17の脂肪酸、成分(A)の
    不飽和脂肪酸以外の炭素数18の脂肪酸、炭素数19以
    上の脂肪酸の合計が30〜50重量% からなる脂肪酸の石鹸組成物であり、その脂肪酸の塩が
    アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩およびアンモニ
    ウム塩から選ばれた1種以上の塩からなる石鹸組成物。
JP15878795A 1995-06-02 1995-06-02 石鹸組成物 Pending JPH08325596A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011195690A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Nof Corp 固形石けん組成物

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JP2011195690A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Nof Corp 固形石けん組成物

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