JPH0832492A - 線路等化器 - Google Patents

線路等化器

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Publication number
JPH0832492A
JPH0832492A JP18889894A JP18889894A JPH0832492A JP H0832492 A JPH0832492 A JP H0832492A JP 18889894 A JP18889894 A JP 18889894A JP 18889894 A JP18889894 A JP 18889894A JP H0832492 A JPH0832492 A JP H0832492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pass filter
filter
digital
analog
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP18889894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kunisawa
良雄 國澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP18889894A priority Critical patent/JPH0832492A/ja
Publication of JPH0832492A publication Critical patent/JPH0832492A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 線路等化器において、周波数特性を補うアナ
ログハイパスフィルタを等化器回路に挿入することによ
って、ディジタルフィルタの処理に対する負荷を軽減す
る。 【構成】 入力端子1に入力された信号は、アナログハ
イパスフィルタ2で一部等化された後、AGC3で信号
のピーク値が一定レベルになるまで増幅される。そし
て、A/Dコンバータ5によるエイリアジングを防止す
るためのアンチエイリアジングフィルタ4で高周波成分
を減衰された後、A/Dコンバータ5でディジタル信号
に変換される。そしてディジタルフィルタ6で等化残が
等化されて出力端子7へ出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばISDN基本
サービス網を用いた網終端装置に関するもので、特に網
終端装置内部の線路等化器に関する。
【0002】
【従来の技術】網終端装置(NTと略称される)内部の
線路等化器は、様々な周波数特性を有する加入者線を通
って減衰された伝送信号を、その周波数特性を補って増
幅し等化するものである。図6に、その機能をディジタ
ルフィルタを用いて実現する、従来の回路の構成方法を
示す。入力端子40から入力された入力信号は自動利得
調整回路(AGC)41で信号のピーク値が一定レベル
になるまで増幅され、ローパス特性を持つアンチエイリ
アジングフィルタ42に供給される。アンチエイリアジ
ングフィルタ42は、折り返し歪を防止するために、次
段のアナログ−デジタル変換器(A/Dコンバータ)4
3におけるサンプリング周波数の2分の1より高い周波
数成分を減衰する。アンチエイリアジングフィルタ42
の出力信号がA/Dコンバータ43でディジタル信号へ
変換された後、ディジタルフィルタ44で加入者線の周
波数特性を補償され、出力端子45に出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】加入者系伝送線路は用
いられるケーブルの種類、距離等によって周波数特性が
変わる。図4にその変化の様子を示す。網終端装置に
は、周波数160kHzで50dB減衰する特性を持つ
伝送線路上を伝送されてきた信号までを等化し伝送シス
テムのリンク確立することが要求されているため、線路
等化器のダイナミックレンジが広くなければならず、こ
れがディジタルフィルタでの処理を複雑にしていた。
【0004】従って、この発明の目的は、加入者線の周
波数特性を補うハイパスフィルタを等化器回路に挿入す
ることによって、ディジタルフィルタの処理に対する負
荷を軽減することにある。
【0005】
【発明を解決するための手段】この発明は上記の問題を
解決するために、ディジタル加入者線伝送システムの網
終端装置において、加入者線路を伝送された信号を等化
する機能を持ったアナログハイパスフィルタと、アナロ
グハイパスフィルタに接続された自動利得調整手段と、
自動利得調整手段に接続されたエイリアジングを防止す
るローパスフィルタと、ローパスフィルタに接続された
アナログ−ディジタル変換器と、アナログ−ディジタル
変換器に接続されたディジタルフィルタを有することを
特徴とする線路等化器である。
【0006】
【作用】この発明では、従来の網終端装置の等化器回路
に、加入者線の周波数特性を補うハイパスフィルタを挿
入することによって、ディジタルフィルタの処理に対す
る負荷を軽減することができる。
【0007】
【実施例】図1に、この発明の実施例を示す。入力端子
1に入力された信号は、アナログハイパスフィルタ2で
一部等化された後、AGC3で信号のピーク値が一定レ
ベルになるまで増幅される。そして、A/Dコンバータ
5によるエイリアジングを防止するためのアンチエイリ
アジングフィルタ4で高周波成分を減衰された後、A/
Dコンバータ5でディジタル信号に変換される。そして
ディジタルフィルタ6で等化残を等化されて出力端子7
へ出力される。
【0008】図2に、抵抗器10とコンデンサ11で構
成された1次の減衰特性を持つアナログハイパスフィル
タ2の回路例を示す。また、図3に、そのハイパスフィ
ルタ2の周波数特性を示す。このフィルタで信号が通過
できる周波数範囲を通過域20、信号が減衰する周波数
範囲を減衰域21と呼ぶ。またカットオフ周波数fc
は、信号が通過域に比べて3dB減少する周波数であ
り、これは回路を構成する素子の定数を変えることによ
って変化させることができる。このフィルタの場合、カ
ットオフ周波数fcは1/(2πCR)で、減衰域での
減衰量の変化は−20dB/decとなる。
【0009】ここで、ハイパスフィルタ2を上述の図2
に示したものとし、そのカットオフ周波数fcを約10
kHzから100kHzの間に設定すると、加入者線路
の減衰特性を補うことができる。一例としてカットオフ
周波数fcを70kHz程度に設定し、図4の特性を持
った加入者線路を考え、距離を4kmとした場合につい
て説明する。図5において、fc=70kHzのハイパ
スフィルタ2の周波数特性を30、加入者系線路の周波
数特性を31とする。加入者線路およびハイパスフィル
タ2を通った信号の周波数特性は周波数特性30と31
の和となり、合成特性32になる。
【0010】ハイパスフィルタ2を挿入した場合の周波
数特性を示す合成特性32と挿入しなかった場合の周波
数特性を示す線路の特性31を比較すると、32の方が
31より減衰量の変化範囲が狭くなっており、ハイパス
フィルタ2を挿入することによって、ダイナミックレン
ジを小さくすることができる。そのため、ハイパスフィ
ルタ2の等化残を等化するディジタルフィルタ6の処理
に対する負荷が軽減される。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、ディジタルフィルタの処理に対する負荷が軽減され
るので、使用するディジタルフィルタの次数を下げるこ
とができ、ディジタルフィルタのタップ係数を求める時
間が短縮されるので、網終端装置の起動時間を短縮でき
る。また、ディジタルフィルタをハードウェアで実現す
る場合には、部品にかかるコストを低減することが可能
となり、ディジタルフィルタをソフトウェアで実現する
場合には、ソフトウェアの量を減らすことができ、開発
時間の短縮、開発コストの節約ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の等化器回路の構成方法を示す図であ
る。
【図2】ハイパスフィルタの構成を示す図である。
【図3】ハイパスフィルタの周波数特性の模式図であ
る。
【図4】加入者伝送線路の周波数特性の模式図である。
【図5】線路とハイパスフィルタの合成周波数特性を表
す模式図である。
【図6】従来の等化器回路の構成方法を示す図である。
【符号の説明】
2 アナログハイパスフィルタ 3 自動利得調整回路 4 アンチエイリアジングフィルタ 5 アナログ−デジタル変換器 6 ディジタルフィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル加入者線伝送システムの網終
    端装置内の線路等化器において、 加入者線路を伝送された信号を等化する機能を持ったア
    ナログハイパスフィルタと、 上記アナログハイパスフィルタに接続された自動利得調
    整手段と、 上記自動利得調整手段に接続されたエイリアジングを防
    止するローパスフィルタと、 上記ローパスフィルタに接続されたアナログ−ディジタ
    ル変換器と、 上記アナログ−ディジタル変換器に接続されたディジタ
    ルフィルタを有することを特徴とする線路等化器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の線路等化器において、 上記アナログハイパスフィルタにおいて、コンデンサと
    抵抗を使用した1次のハイパスフィルタを用いることを
    特徴とする線路等化器。
JP18889894A 1994-07-19 1994-07-19 線路等化器 Pending JPH0832492A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18889894A JPH0832492A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 線路等化器

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JP18889894A JPH0832492A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 線路等化器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0832492A true JPH0832492A (ja) 1996-02-02

Family

ID=16231817

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18889894A Pending JPH0832492A (ja) 1994-07-19 1994-07-19 線路等化器

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JP (1) JPH0832492A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011109234A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Mitsubishi Electric Corp ベースバンド信号の延伸回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011109234A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Mitsubishi Electric Corp ベースバンド信号の延伸回路

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