JPH08324568A - 桁材とこれを用いたパレット、並びに桁材の製造方法 - Google Patents
桁材とこれを用いたパレット、並びに桁材の製造方法Info
- Publication number
- JPH08324568A JPH08324568A JP7152521A JP15252195A JPH08324568A JP H08324568 A JPH08324568 A JP H08324568A JP 7152521 A JP7152521 A JP 7152521A JP 15252195 A JP15252195 A JP 15252195A JP H08324568 A JPH08324568 A JP H08324568A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrugated
- liner
- plate
- girder
- incision
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pallets (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数の段ボール小片を重合した生産性の高い桁
材と、この桁材を用いて容易に構成できるパレットと、
桁材を製造できる方法とを提供する。 【構成】波形板10aの表裏に第1と第2のライナ10
b,10cを固着した所定幅の両面段ボール10を、長
手方向Rに延びる波形板10aの稜線Bとほぼ直交する
方向に沿い、かつ一定間隔Sで平行に延びる複数の切開
線11で、第1のライナ10bおよび波形板10aと、
第2のライナ10cおよび波形板10aとを切開線11
ごとに交互に切断して、切開部30の第1または第2の
ライナ10b,10cで連なった複数の段ボール小片2
2を作成する。これら段ボール小片22を切開部30で
蛇腹状に折り畳んで重合して接合し、桁材34を作成す
る。この桁材34を所定間隔で複数並置し、桁材34の
少なくとも上面に平板41を接合してパレット37を作
成する。
材と、この桁材を用いて容易に構成できるパレットと、
桁材を製造できる方法とを提供する。 【構成】波形板10aの表裏に第1と第2のライナ10
b,10cを固着した所定幅の両面段ボール10を、長
手方向Rに延びる波形板10aの稜線Bとほぼ直交する
方向に沿い、かつ一定間隔Sで平行に延びる複数の切開
線11で、第1のライナ10bおよび波形板10aと、
第2のライナ10cおよび波形板10aとを切開線11
ごとに交互に切断して、切開部30の第1または第2の
ライナ10b,10cで連なった複数の段ボール小片2
2を作成する。これら段ボール小片22を切開部30で
蛇腹状に折り畳んで重合して接合し、桁材34を作成す
る。この桁材34を所定間隔で複数並置し、桁材34の
少なくとも上面に平板41を接合してパレット37を作
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面段ボールを構成素
材として利用した桁材とこれを用いたパレット、並びに
上記桁材の製造方法に関するものである。
材として利用した桁材とこれを用いたパレット、並びに
上記桁材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、段ボールは、軽量である割には強度が大きく、ま
た、衝撃力を吸収することなどから、箱の他に、物品を
載せるパレットの上板および桁材の構成素材として用い
られている(実開昭62−14673号公報参照)。特
に、段ボールは、厚紙などと異なり、再生が極めて容易
であり、リサイクル性が優れているという利点を有す
る。
り、段ボールは、軽量である割には強度が大きく、ま
た、衝撃力を吸収することなどから、箱の他に、物品を
載せるパレットの上板および桁材の構成素材として用い
られている(実開昭62−14673号公報参照)。特
に、段ボールは、厚紙などと異なり、再生が極めて容易
であり、リサイクル性が優れているという利点を有す
る。
【0003】パレットの桁材を段ボールで形成する従来
の第1の方法は、段ボールの大きなシートを、所定枚数
だけ重ねて糊付けし、これを鋸で所定寸法に切って、桁
材を作成している。この方法では、鋸による切断時に材
料のロスがでるのでコスト高となるうえに、材料の屑が
桁材に付着する問題がある。第2の方法は、段ボールに
折り目(折れ線)を入れて、折り曲げて重合し、桁材を
作成するものである。この方法では、折り曲げ工程が難
しくなってコスト高を招くほか、寸法精度が低いために
桁材の高さが不均一になり、さらに、桁材の上下端面に
段ボールのライナが露出し、波形板の孔が露出しないた
めに、接着剤の付着がいまひとつ充分でなく、桁材と上
板または下板との接着力が低下する問題がある。第3の
方法は、段ボールを同一長方形に切断して段ボール小片
を多数枚作成し、所定枚数の段ボール小片を一枚ずつ重
ね合わせて接着するものである。この方法では、段ボー
ル小片を一枚ずつ糊り付けして接合する煩雑で非能率な
工程を経なければならず、極めて生産性が低い。
の第1の方法は、段ボールの大きなシートを、所定枚数
だけ重ねて糊付けし、これを鋸で所定寸法に切って、桁
材を作成している。この方法では、鋸による切断時に材
料のロスがでるのでコスト高となるうえに、材料の屑が
桁材に付着する問題がある。第2の方法は、段ボールに
折り目(折れ線)を入れて、折り曲げて重合し、桁材を
作成するものである。この方法では、折り曲げ工程が難
しくなってコスト高を招くほか、寸法精度が低いために
桁材の高さが不均一になり、さらに、桁材の上下端面に
段ボールのライナが露出し、波形板の孔が露出しないた
めに、接着剤の付着がいまひとつ充分でなく、桁材と上
板または下板との接着力が低下する問題がある。第3の
方法は、段ボールを同一長方形に切断して段ボール小片
を多数枚作成し、所定枚数の段ボール小片を一枚ずつ重
ね合わせて接着するものである。この方法では、段ボー
ル小片を一枚ずつ糊り付けして接合する煩雑で非能率な
工程を経なければならず、極めて生産性が低い。
【0004】そこで、本発明は、生産性に優れた桁材
と、この桁材を用いて容易に構成できるパレットと、桁
材を高い生産性で製造できる方法とを提供することを目
的とするものである。
と、この桁材を用いて容易に構成できるパレットと、桁
材を高い生産性で製造できる方法とを提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る桁材の製造方法は、波形板
の表裏に第1と第2のライナを固着した両面段ボールか
らなる桁材を製造する方法であって、前記波形板の長手
方向に延びる稜線とほぼ直交する方向に沿い、かつ一定
間隔で平行に延びる複数の切開線で、前記第1のライナ
および波形板と、前記第2のライナおよび波形板とを、
切開線ごとに交互に切開して、切開部の前記第1または
第2のライナで連なった複数の段ボール小片を作成し、
複数の前記段ボール小片を切開部で蛇腹状に折り畳んで
重合して接合する。
に、本発明の請求項1に係る桁材の製造方法は、波形板
の表裏に第1と第2のライナを固着した両面段ボールか
らなる桁材を製造する方法であって、前記波形板の長手
方向に延びる稜線とほぼ直交する方向に沿い、かつ一定
間隔で平行に延びる複数の切開線で、前記第1のライナ
および波形板と、前記第2のライナおよび波形板とを、
切開線ごとに交互に切開して、切開部の前記第1または
第2のライナで連なった複数の段ボール小片を作成し、
複数の前記段ボール小片を切開部で蛇腹状に折り畳んで
重合して接合する。
【0006】また、請求項2に係る桁材の製造方法は、
請求項1における両面段ボールの切開工程を、刃先に凹
凸のあるのこ刃を用いて行う。
請求項1における両面段ボールの切開工程を、刃先に凹
凸のあるのこ刃を用いて行う。
【0007】本発明の請求項3に係る桁材は、波形板の
表裏に第1と第2のライナが固着された両面段ボールか
らなる桁材であって、前記波形板の長手方向に延びる稜
線とほぼ直交する方向に沿い、かつ一定間隔で平行に延
びる複数の切開線ごとに、前記第1のライナおよび波形
板と、前記第2のライナおよび波形板とが交互に切開さ
れて、切開部の前記第1または第2のライナで連なった
複数の段ボール小片を有し、これら段ボール小片が切開
部で蛇腹状に折り畳んで重合され、互いに接合されてい
る。
表裏に第1と第2のライナが固着された両面段ボールか
らなる桁材であって、前記波形板の長手方向に延びる稜
線とほぼ直交する方向に沿い、かつ一定間隔で平行に延
びる複数の切開線ごとに、前記第1のライナおよび波形
板と、前記第2のライナおよび波形板とが交互に切開さ
れて、切開部の前記第1または第2のライナで連なった
複数の段ボール小片を有し、これら段ボール小片が切開
部で蛇腹状に折り畳んで重合され、互いに接合されてい
る。
【0008】また、本発明の請求項4に係る桁材を用い
たパレットは,請求項3の桁材が所定間隔で複数並置さ
れ、これら桁材の上面と下面のうちの少なくとも上面に
平板が接合されている。
たパレットは,請求項3の桁材が所定間隔で複数並置さ
れ、これら桁材の上面と下面のうちの少なくとも上面に
平板が接合されている。
【0009】
【作用および効果】請求項1または3の発明によれば、
予め作成すべき桁材の長さに等しい所定の幅に切断され
た両面段ボールに、その長手方向に延びる波形板の稜線
と直交する方向、つまり幅方向に沿い、かつ一定間隔で
平行に延びる複数の切開線を設定する。ここで、切開線
の間隔は、作成すべき桁材の高さとなる。切開線に沿っ
て両面段ボールを切開するに際しては、切開線ごとに交
互に両面段ボールの表側および裏側から切開する。表側
からは第1のライナおよび波形板を、裏側からは第2の
ライナおよび波形板をそれぞれ切断して、複数の段ボー
ル小片を形成する。したがって、各段ボール小片は、切
開部ごとに交互に表側および裏側に残存する第1および
第2のライナによって連なった状態で形成されることに
なる。つぎに、複数の段ボール小片の表,裏両面に接着
剤を塗布したのちに、複数の段ボール小片を切開部で蛇
腹状に折り畳むと、各段ボール小片が重合して接着剤で
互いに接合される。
予め作成すべき桁材の長さに等しい所定の幅に切断され
た両面段ボールに、その長手方向に延びる波形板の稜線
と直交する方向、つまり幅方向に沿い、かつ一定間隔で
平行に延びる複数の切開線を設定する。ここで、切開線
の間隔は、作成すべき桁材の高さとなる。切開線に沿っ
て両面段ボールを切開するに際しては、切開線ごとに交
互に両面段ボールの表側および裏側から切開する。表側
からは第1のライナおよび波形板を、裏側からは第2の
ライナおよび波形板をそれぞれ切断して、複数の段ボー
ル小片を形成する。したがって、各段ボール小片は、切
開部ごとに交互に表側および裏側に残存する第1および
第2のライナによって連なった状態で形成されることに
なる。つぎに、複数の段ボール小片の表,裏両面に接着
剤を塗布したのちに、複数の段ボール小片を切開部で蛇
腹状に折り畳むと、各段ボール小片が重合して接着剤で
互いに接合される。
【0010】また、前記桁材は、切開部ごとに交互に表
側および裏側に残存する第1および第2のライナによっ
て連なった複数の段ボール小片が、切開部に残存する第
1または第2のライナを交互に反対方向に折り返すこと
により蛇腹状に折り畳んで重合され、かつ接合されてい
る。したがって、桁材の両端面は複数の段ボール小片の
各々の切開部によって形成されるが、隣接する二つの段
ボール小片の切開部は残存する第1または第2のライナ
により連結されているため、隣接する二つの段ボール小
片が荷重を受けた場合に剥離して開かないよう阻止され
る。
側および裏側に残存する第1および第2のライナによっ
て連なった複数の段ボール小片が、切開部に残存する第
1または第2のライナを交互に反対方向に折り返すこと
により蛇腹状に折り畳んで重合され、かつ接合されてい
る。したがって、桁材の両端面は複数の段ボール小片の
各々の切開部によって形成されるが、隣接する二つの段
ボール小片の切開部は残存する第1または第2のライナ
により連結されているため、隣接する二つの段ボール小
片が荷重を受けた場合に剥離して開かないよう阻止され
る。
【0011】上述のように、各段ボール小片を、切開部
ごとに交互に表側および裏側に残存する第1および第2
のライナによって連なった状態で形成するので、これら
連なった段ボール小片に対して互いに近接する方向に力
を加えるだけで、切開部に残存する第1のライナは裏側
方向に変位しながら屈曲されて折り返され、かつ第2の
ライナが表側方向に変位しながら屈曲されて折り返され
る。それにより、各段ボール小片が自動的に蛇腹状に折
り畳まれて一挙に重合され、かつ接着剤で接合される。
このように、一つの桁材に対し部品点数が単一でよく、
しかも、複数の段ボール小片の重合および接着を、両側
の段ボール小片に対して互いに近接する方向に力を加え
るだけ自動的に行えることから、作業工数を大幅に低減
でき、コストダウンを達成できる。
ごとに交互に表側および裏側に残存する第1および第2
のライナによって連なった状態で形成するので、これら
連なった段ボール小片に対して互いに近接する方向に力
を加えるだけで、切開部に残存する第1のライナは裏側
方向に変位しながら屈曲されて折り返され、かつ第2の
ライナが表側方向に変位しながら屈曲されて折り返され
る。それにより、各段ボール小片が自動的に蛇腹状に折
り畳まれて一挙に重合され、かつ接着剤で接合される。
このように、一つの桁材に対し部品点数が単一でよく、
しかも、複数の段ボール小片の重合および接着を、両側
の段ボール小片に対して互いに近接する方向に力を加え
るだけ自動的に行えることから、作業工数を大幅に低減
でき、コストダウンを達成できる。
【0012】請求項2の発明によれば、刃先に凹凸のあ
るのこ刃で両面段ボールを切開するので、切開面が非常
に荒れた状態となる。各段ボール小片が切開部に残存す
る第1または第2のライナを折り返して重合することに
より桁材が形成されるから、この桁材の上下の端面は、
荒れた状態の各切開部により形成される。この桁材の両
端面の少なくとも一方に被支持部材、例えばパレットの
平板を接合する場合、その接合面が荒れた状態であるこ
とによって、接着剤が良好に付着し、桁材と被支持部材
との接着性が向上する。
るのこ刃で両面段ボールを切開するので、切開面が非常
に荒れた状態となる。各段ボール小片が切開部に残存す
る第1または第2のライナを折り返して重合することに
より桁材が形成されるから、この桁材の上下の端面は、
荒れた状態の各切開部により形成される。この桁材の両
端面の少なくとも一方に被支持部材、例えばパレットの
平板を接合する場合、その接合面が荒れた状態であるこ
とによって、接着剤が良好に付着し、桁材と被支持部材
との接着性が向上する。
【0013】請求項4の桁材を用いたパレットによれ
ば、請求項3の桁材を所定間隔で複数並置して、これら
桁材の少なくとも上面に平板を接合して構成される。こ
のとき、桁材の平板への接合面は、複数の段ボール小片
の各々の切開部によって形成される。この切開部には、
波形板とライナとで形成される孔状部分が露出している
から、接着剤の保持力が大きいので、前記平板との結合
力が高くなる。
ば、請求項3の桁材を所定間隔で複数並置して、これら
桁材の少なくとも上面に平板を接合して構成される。こ
のとき、桁材の平板への接合面は、複数の段ボール小片
の各々の切開部によって形成される。この切開部には、
波形板とライナとで形成される孔状部分が露出している
から、接着剤の保持力が大きいので、前記平板との結合
力が高くなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら詳細に説明する。まず、本発明の一実施
例に係る桁材の製造方法について、製造工程順に説明す
る。図1は両面段ボールからなる桁材を製造する装置を
示す平面図、図2は同正面図、図3(a)は図2のIII
−III 線断面図である。図1に示す桁材の製造装置は、
搬入装置A、切開装置B、糊付け装置C、折り畳み・搬
出装置Dおよび圧縮装置E備えている。桁材の構成素材
となる両面段ボール10は、図3(a)に明示するよう
に、波形板10aの表,裏面に第1と第2のライナ(平
坦な紙材)10b,10cを接着剤で固着してなる。桁
材の製造に際しては、両面段ボール10を、図1に示す
ように、長手方向Rに沿って一定長さDを持ち、かつ製
作すべき桁材の長さHに相当する所定幅を持った矩形状
に予め切断しておく。このとき、両面段ボール10の長
手方向Rを波形板10aの稜線Bに合致させている。
を参照しながら詳細に説明する。まず、本発明の一実施
例に係る桁材の製造方法について、製造工程順に説明す
る。図1は両面段ボールからなる桁材を製造する装置を
示す平面図、図2は同正面図、図3(a)は図2のIII
−III 線断面図である。図1に示す桁材の製造装置は、
搬入装置A、切開装置B、糊付け装置C、折り畳み・搬
出装置Dおよび圧縮装置E備えている。桁材の構成素材
となる両面段ボール10は、図3(a)に明示するよう
に、波形板10aの表,裏面に第1と第2のライナ(平
坦な紙材)10b,10cを接着剤で固着してなる。桁
材の製造に際しては、両面段ボール10を、図1に示す
ように、長手方向Rに沿って一定長さDを持ち、かつ製
作すべき桁材の長さHに相当する所定幅を持った矩形状
に予め切断しておく。このとき、両面段ボール10の長
手方向Rを波形板10aの稜線Bに合致させている。
【0015】両面段ボール10には、長手方向Rに直交
する幅方向に沿って延び、かつ長手方向Rに一定間隔S
で配置された平行な複数の切開線11を設定する。この
一定間隔Sは、製作すべき桁材の高さに合致するよう設
定されている。この両面段ボール10は、搬入装置Aの
一対の搬送用アーム12または作業者の手により、後部
を押されて、搬入側台板13上を摺動し、これに支持さ
れた両側の搬入側ガイド板14により移動方向を規制さ
れながら、搬送方向Uに一定速度で移送される。
する幅方向に沿って延び、かつ長手方向Rに一定間隔S
で配置された平行な複数の切開線11を設定する。この
一定間隔Sは、製作すべき桁材の高さに合致するよう設
定されている。この両面段ボール10は、搬入装置Aの
一対の搬送用アーム12または作業者の手により、後部
を押されて、搬入側台板13上を摺動し、これに支持さ
れた両側の搬入側ガイド板14により移動方向を規制さ
れながら、搬送方向Uに一定速度で移送される。
【0016】搬入側台板13に対し間隔を存して搬送方
向Uの下流側に搬出側台板15が配置されており、搬入
側と搬出側の台板13,15の間に切開装置Bが配置さ
れている。この切開装置Bは、搬送方向Uに直交して配
設された上下一対の駆動軸17を有し、これら上下の駆
動軸17,17に、切開線11ごとに交互に上下に位置
して切開線11に対向するのこ刃からなるカッタ18
が、同軸状に固定されており、さらに、切開線11ごと
に交互に上下に位置してカッタ18に対向するウレタン
からなる受け盤19が同軸状に固着されている。
向Uの下流側に搬出側台板15が配置されており、搬入
側と搬出側の台板13,15の間に切開装置Bが配置さ
れている。この切開装置Bは、搬送方向Uに直交して配
設された上下一対の駆動軸17を有し、これら上下の駆
動軸17,17に、切開線11ごとに交互に上下に位置
して切開線11に対向するのこ刃からなるカッタ18
が、同軸状に固定されており、さらに、切開線11ごと
に交互に上下に位置してカッタ18に対向するウレタン
からなる受け盤19が同軸状に固着されている。
【0017】上記カッタ18は、図3(a)に示すよう
に、刃先にのこぎり歯のような凹凸を有しており、上,
下における所定の高さ位置に配置されている。すなわ
ち、図2に示すように、上部のカッタ18は、第2のラ
イナ10cを残して第1のライナ10bおよび波形板1
0aを切開できる位置に設置されているとともに、下部
のカッタ18は、第1のライナ10bを残して第2のラ
イナ10cおよび波形板10aを切開できる位置に配置
されている。このカッタ18は、鋸のように被切断物に
対して相対移動して切断するのではなく、段ボール10
(被切開物)の移送速度とほぼ同一の周速度で回転し
て、段ボール10を押し破るようにして切開する。従っ
て、従来の第1の方法のように切断屑がでることはな
く、その分だけ材料の節約になるとともに、材料の屑が
桁材34に付着する問題もなくなる。
に、刃先にのこぎり歯のような凹凸を有しており、上,
下における所定の高さ位置に配置されている。すなわ
ち、図2に示すように、上部のカッタ18は、第2のラ
イナ10cを残して第1のライナ10bおよび波形板1
0aを切開できる位置に設置されているとともに、下部
のカッタ18は、第1のライナ10bを残して第2のラ
イナ10cおよび波形板10aを切開できる位置に配置
されている。このカッタ18は、鋸のように被切断物に
対して相対移動して切断するのではなく、段ボール10
(被切開物)の移送速度とほぼ同一の周速度で回転し
て、段ボール10を押し破るようにして切開する。従っ
て、従来の第1の方法のように切断屑がでることはな
く、その分だけ材料の節約になるとともに、材料の屑が
桁材34に付着する問題もなくなる。
【0018】なお、上記のカッタ18に代えて、図3
(b)に示すように、刃先に波形の凹凸を有するカッタ
21を用いてもよい。すなわち、カッタ18,21とし
ては、刃先に凹凸のあるのこ刃を用いるのが好ましい。
ただし、凹凸のないカッタを用いてもよい。
(b)に示すように、刃先に波形の凹凸を有するカッタ
21を用いてもよい。すなわち、カッタ18,21とし
ては、刃先に凹凸のあるのこ刃を用いるのが好ましい。
ただし、凹凸のないカッタを用いてもよい。
【0019】上記の両面段ボール10の切開工程では、
予め一定長さD、所定幅Hに切断された両面段ボール1
0が、搬送用アーム12により搬入側台板13上を摺動
して搬送方向Uに一定速度で移送されながら、図3
(a)に示す回転方向Wに駆動軸17により一体回転さ
れるカッタ18で切開されていく。この切開時、両面段
ボール10は受け盤19で上下に支持されて、カッタ1
8の設置位置で設定した深さまで正確に切開される。す
なわち、両面段ボール10は、切開線11に沿って第1
のライナ10bおよび波形板10aと、第2のライナ1
0cと波形板10aとが、切開線11ごとに交互に切断
される。この切断によって、図5に明示するように、切
開線11ごとに表側および裏側に交互に残存した第1お
よび第2のライナ10b、10cで連なった複数(6個
を例示)の段ボール小片22が形成される。
予め一定長さD、所定幅Hに切断された両面段ボール1
0が、搬送用アーム12により搬入側台板13上を摺動
して搬送方向Uに一定速度で移送されながら、図3
(a)に示す回転方向Wに駆動軸17により一体回転さ
れるカッタ18で切開されていく。この切開時、両面段
ボール10は受け盤19で上下に支持されて、カッタ1
8の設置位置で設定した深さまで正確に切開される。す
なわち、両面段ボール10は、切開線11に沿って第1
のライナ10bおよび波形板10aと、第2のライナ1
0cと波形板10aとが、切開線11ごとに交互に切断
される。この切断によって、図5に明示するように、切
開線11ごとに表側および裏側に交互に残存した第1お
よび第2のライナ10b、10cで連なった複数(6個
を例示)の段ボール小片22が形成される。
【0020】つぎに、切開部30ごとに上下に交互に残
存する第1および第2のライナ10b,10cで連なっ
た各段ボール小片22は、図1の左右の搬出側ガイド板
14,14により案内されて、糊付け装置Cに送られ
る。この糊付け装置Cは、図4(a)の正面図に示すよ
うに、上下一対の糊付けローラ23,23によって段ボ
ール10を挟み込んで搬送しながら、段ボール10の
表、裏両面に糊を塗布するものである。すなわち、図4
(b)に示すように、糊付けローラ23の上方に配置さ
れた糊容器24(下方の糊付けローラ23に対応する糊
容器は図示省略)から、糊27が糊保持ローラ28と糊
付けローラ23との間に供給され、この糊付けローラ2
3により、第1または第2のライナ10b,10cの表
面に糊が塗布されていき、一つの桁材を構成するのに必
要な複数の段ボール小片22に対して同時に糊付けされ
る。したがって、個々に完全に分離した各段ボール小片
に個々に糊付けする従来の第3の方法と比較して、各段
ボール小片22の表,裏両面への糊付けを迅速に行なう
ことができる。
存する第1および第2のライナ10b,10cで連なっ
た各段ボール小片22は、図1の左右の搬出側ガイド板
14,14により案内されて、糊付け装置Cに送られ
る。この糊付け装置Cは、図4(a)の正面図に示すよ
うに、上下一対の糊付けローラ23,23によって段ボ
ール10を挟み込んで搬送しながら、段ボール10の
表、裏両面に糊を塗布するものである。すなわち、図4
(b)に示すように、糊付けローラ23の上方に配置さ
れた糊容器24(下方の糊付けローラ23に対応する糊
容器は図示省略)から、糊27が糊保持ローラ28と糊
付けローラ23との間に供給され、この糊付けローラ2
3により、第1または第2のライナ10b,10cの表
面に糊が塗布されていき、一つの桁材を構成するのに必
要な複数の段ボール小片22に対して同時に糊付けされ
る。したがって、個々に完全に分離した各段ボール小片
に個々に糊付けする従来の第3の方法と比較して、各段
ボール小片22の表,裏両面への糊付けを迅速に行なう
ことができる。
【0021】上記の糊付け工程が終了すると、段ボール
10は、図1に示す折り畳み・搬出装置Dに移送され
る。この折り畳み・搬出装置Dは、糊が付着しにくい金
属のような材料からなる複数のガイドバー25A,25
Bを、それぞれの切開部30に一本ずつ対応させて配置
しており、搬送方向Uに直交する横方向Vの間隔が搬送
方向Uに向かって徐々に小さくなるように、扇状に並べ
られている。上記ガイドバー25A,25Bは、図6
(a)に示すように、その上流側部分25aが横断面円
形に形成されて、段ボール10を通過させる間隔で交互
に上下に配置されており、上流側25aが段ボール10
の下方に位置する第1のガイドバー25Aは、搬出側台
板15に支持され、上流側25aが段ボール10の上方
に位置する第2のガイドバー25Bは、支持バー26に
支持されている。両ガイドバー25A,25Bの下流側
部分25bは、図6(b)に示すように、段ボール10
に対向する部分が鋭角となる矢じり状に形成されてい
る。
10は、図1に示す折り畳み・搬出装置Dに移送され
る。この折り畳み・搬出装置Dは、糊が付着しにくい金
属のような材料からなる複数のガイドバー25A,25
Bを、それぞれの切開部30に一本ずつ対応させて配置
しており、搬送方向Uに直交する横方向Vの間隔が搬送
方向Uに向かって徐々に小さくなるように、扇状に並べ
られている。上記ガイドバー25A,25Bは、図6
(a)に示すように、その上流側部分25aが横断面円
形に形成されて、段ボール10を通過させる間隔で交互
に上下に配置されており、上流側25aが段ボール10
の下方に位置する第1のガイドバー25Aは、搬出側台
板15に支持され、上流側25aが段ボール10の上方
に位置する第2のガイドバー25Bは、支持バー26に
支持されている。両ガイドバー25A,25Bの下流側
部分25bは、図6(b)に示すように、段ボール10
に対向する部分が鋭角となる矢じり状に形成されてい
る。
【0022】第1ガイドバー25Aは、図6(c)に示
すように、搬送方向Uの下流に向かって上方へ傾斜し、
第2のガイドバー25Bは下流に向かって下方へ傾斜す
るように配置されており、これによって、下流側では両
ガイドバー25A,25Bの上下関係が上流側と逆にな
る。このような配置により、段ボール10は、ガイドバ
ー25A,25Bの間を移送されるにしたがい、図6
(b)のようにガイドバー25A,25Bで上下方向、
および横方向Vに位置規制されながら切開部30で折れ
曲がって、段ボール小片22が重なり合うように折り畳
まれる。ガイドバー25A,25Bの中途には、図6
(c)に示す上下一対の第1送りローラ32が配置さ
れ、ガイドバー25A,25Bの下流側には、上下一対
の第2送りローラ33が配置されている。これら送りロ
ーラ32,33は、段ボール10の上下部に接触して回
転し、段ボール10を搬送方向Uに移送する。
すように、搬送方向Uの下流に向かって上方へ傾斜し、
第2のガイドバー25Bは下流に向かって下方へ傾斜す
るように配置されており、これによって、下流側では両
ガイドバー25A,25Bの上下関係が上流側と逆にな
る。このような配置により、段ボール10は、ガイドバ
ー25A,25Bの間を移送されるにしたがい、図6
(b)のようにガイドバー25A,25Bで上下方向、
および横方向Vに位置規制されながら切開部30で折れ
曲がって、段ボール小片22が重なり合うように折り畳
まれる。ガイドバー25A,25Bの中途には、図6
(c)に示す上下一対の第1送りローラ32が配置さ
れ、ガイドバー25A,25Bの下流側には、上下一対
の第2送りローラ33が配置されている。これら送りロ
ーラ32,33は、段ボール10の上下部に接触して回
転し、段ボール10を搬送方向Uに移送する。
【0023】折り畳まれた段ボール10は、ガイド板3
5を経て図1の圧縮装置Eに送りこまれる。この圧縮装
置Eは、ベルトをプーリに掛け渡した一対の搬送ベルト
機構36を対向させて配置したもので、両搬送ベルト機
構36,36により、折り畳まれた段ボール10を側面
から圧縮しながら搬送して、桁材34の形状を保持する
ように成形する。
5を経て図1の圧縮装置Eに送りこまれる。この圧縮装
置Eは、ベルトをプーリに掛け渡した一対の搬送ベルト
機構36を対向させて配置したもので、両搬送ベルト機
構36,36により、折り畳まれた段ボール10を側面
から圧縮しながら搬送して、桁材34の形状を保持する
ように成形する。
【0024】このようにして、各段ボール小片22が一
挙に重合され、かつ糊27で互いに接合されて、桁材3
4が出来上がる。このように、一つの桁材34に対して
必要な枚数の段ボール小片22を、切開部30に残存す
る第1および第2のライナ10b,10cで連なった単
一の部品として取扱いでき、しかも、複数の段ボール小
片22の重合を自動的に行えることから、作業工数を大
幅に低減して、コストダウンを達成できる。
挙に重合され、かつ糊27で互いに接合されて、桁材3
4が出来上がる。このように、一つの桁材34に対して
必要な枚数の段ボール小片22を、切開部30に残存す
る第1および第2のライナ10b,10cで連なった単
一の部品として取扱いでき、しかも、複数の段ボール小
片22の重合を自動的に行えることから、作業工数を大
幅に低減して、コストダウンを達成できる。
【0025】圧縮装置Eを出た桁材34には、図7に示
すように、その両側面と長さ方向の両端部を覆うよう
に、一対の保護用の厚紙40,40が、一部重合されて
糊で貼り付けられる。この厚紙40としては、撥水性ま
たは耐水性のものが用いられており、これによって内部
の段ボール10を保護する。
すように、その両側面と長さ方向の両端部を覆うよう
に、一対の保護用の厚紙40,40が、一部重合されて
糊で貼り付けられる。この厚紙40としては、撥水性ま
たは耐水性のものが用いられており、これによって内部
の段ボール10を保護する。
【0026】図8は、上記のような製造方法により作成
した桁材34を用いて構成したパレット37を示す。こ
のパレット37は、上記の桁材34を所定間隔で4個並
置するとともに、これら桁材34の上面と下面に、複数
枚の両面段ボールを重合して接合した平板からなる上板
41および下板42を接合して構成されている。上板4
1の上面には物品が載置される。ここで、桁材34にお
ける上板41および下板42への接合面は、それぞれ段
ボール小片22の切開部30により形成されており、こ
れら切開部30は、図3(a),(b)に示したいずれ
のカッタ18,21で切開した場合においても、カッタ
18,21の刃先に凹凸があることから荒れた状態にな
っている。そのため、桁材34の接合面は糊または他の
接着剤が良好に付着して上板41および下板42に対し
て強固に接着する。
した桁材34を用いて構成したパレット37を示す。こ
のパレット37は、上記の桁材34を所定間隔で4個並
置するとともに、これら桁材34の上面と下面に、複数
枚の両面段ボールを重合して接合した平板からなる上板
41および下板42を接合して構成されている。上板4
1の上面には物品が載置される。ここで、桁材34にお
ける上板41および下板42への接合面は、それぞれ段
ボール小片22の切開部30により形成されており、こ
れら切開部30は、図3(a),(b)に示したいずれ
のカッタ18,21で切開した場合においても、カッタ
18,21の刃先に凹凸があることから荒れた状態にな
っている。そのため、桁材34の接合面は糊または他の
接着剤が良好に付着して上板41および下板42に対し
て強固に接着する。
【0027】しかも、図8のパレット37では、桁材3
4の上板41および下板42への接合面が波形板10a
の稜線Bに対し直交方向に形成されているから、従来の
第2の方法の場合と異なり、接着剤が波形板10aと第
1または第2のライナ10b,10cとで囲まれた孔状
部分39に入り込み、接合強度がさらに向上する。
4の上板41および下板42への接合面が波形板10a
の稜線Bに対し直交方向に形成されているから、従来の
第2の方法の場合と異なり、接着剤が波形板10aと第
1または第2のライナ10b,10cとで囲まれた孔状
部分39に入り込み、接合強度がさらに向上する。
【0028】さらに、桁材34の上下の接合面は、隣接
する2枚の段ボール小片22の端部が切開部30に残存
する第1または第2のライナ10b,10cで接続され
ているので、荷重を受けた場合に容易に剥離して開くこ
とがない。上述の良好な接着性を得られることと、隣接
する段ボール小片22が各々の端部をライナ10b,1
0cで連結されて剥離するのを防止されていることとに
より、図8の上板41および下板42に直接的に接合し
ても、強固な接合強度を得られ、かつ損傷されることな
く荷重を安定に受けることができる。
する2枚の段ボール小片22の端部が切開部30に残存
する第1または第2のライナ10b,10cで接続され
ているので、荷重を受けた場合に容易に剥離して開くこ
とがない。上述の良好な接着性を得られることと、隣接
する段ボール小片22が各々の端部をライナ10b,1
0cで連結されて剥離するのを防止されていることとに
より、図8の上板41および下板42に直接的に接合し
ても、強固な接合強度を得られ、かつ損傷されることな
く荷重を安定に受けることができる。
【0029】また、上記パレット37は、周囲を厚紙4
0,40で覆われているので、フォークリフトの爪が当
たっても、大きな損傷を受けることがない。さらに、上
記パレット37は、桁材34が上板41および下板42
の幅とほぼ同じ長さに設定してあるから、上板41に比
較的重い荷物が載置された場合においてフォークリフト
の爪がパレット37の途中までしか挿入されなかって
も、荷重を各桁材34で支持するので、上板41が途中
で折れたりすることがない。これに対し、上板と下板と
をこれらの間に配置した複数本の垂直な円管状の紙管で
連結した場合(特願平6−143833号)には、紙管
の無い部分の強度が弱いことから、上板が途中で折れる
こともある。
0,40で覆われているので、フォークリフトの爪が当
たっても、大きな損傷を受けることがない。さらに、上
記パレット37は、桁材34が上板41および下板42
の幅とほぼ同じ長さに設定してあるから、上板41に比
較的重い荷物が載置された場合においてフォークリフト
の爪がパレット37の途中までしか挿入されなかって
も、荷重を各桁材34で支持するので、上板41が途中
で折れたりすることがない。これに対し、上板と下板と
をこれらの間に配置した複数本の垂直な円管状の紙管で
連結した場合(特願平6−143833号)には、紙管
の無い部分の強度が弱いことから、上板が途中で折れる
こともある。
【0030】一方、下板42の無いパレットを構成する
場合においても、桁材34をこれに下端面の補強処理を
何ら施すことなく用いても、桁材34の下端部は、隣接
する段ボール小片22の端部が第1または第2のライナ
10b,10cで連結されているから、荷重を受けても
容易に剥離して開かないので、支障が生じない。
場合においても、桁材34をこれに下端面の補強処理を
何ら施すことなく用いても、桁材34の下端部は、隣接
する段ボール小片22の端部が第1または第2のライナ
10b,10cで連結されているから、荷重を受けても
容易に剥離して開かないので、支障が生じない。
【0031】なお、上記実施例では、両面段ボール10
をカッタ18,21で切開する場合について説明した
が、ミシン目のような間欠孔を、第1のライナ10bお
よび波形板10aと、第2のライナ10cおよび波形板
10aとに形成するようにしても、この部分で折り曲げ
ることで一方のライナと波形板のみを切断して、上述と
同様の効果を得ることができる。
をカッタ18,21で切開する場合について説明した
が、ミシン目のような間欠孔を、第1のライナ10bお
よび波形板10aと、第2のライナ10cおよび波形板
10aとに形成するようにしても、この部分で折り曲げ
ることで一方のライナと波形板のみを切断して、上述と
同様の効果を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る桁材の製造方法を実行
する製造装置を示す平面図である。
する製造装置を示す平面図である。
【図2】同製造装置における切開装置を示す正面図であ
る。
る。
【図3】(a)は図2の III−III 線断面図、(b)は
のこ刃の変形例を示す側面図である。
のこ刃の変形例を示す側面図である。
【図4】同製造装置の糊付け装置を示す正面図、(b)
は縦断面図である。
は縦断面図である。
【図5】図2の切開装置により切開された段ボールを示
す正面図である。
す正面図である。
【図6】(a)は同製造装置における折り畳み・搬出装
置の上流部を示す正面図、(b)は同折り畳み・搬出装
置の下流部を示す正面図、(c)は同折り畳み・搬出装
置を示す側面図である。
置の上流部を示す正面図、(b)は同折り畳み・搬出装
置の下流部を示す正面図、(c)は同折り畳み・搬出装
置を示す側面図である。
【図7】同製造装置により製造された桁材を示す斜視図
である。
である。
【図8】同桁材を使用したパレットを示す一部破断した
斜視図である。
斜視図である。
10…両面段ボール、10a…波形板、10b…第2の
ライナ、10c…第2のライナ、11…切開線、18,
21…カッタ(のこ刃)、22…段ボール小片、30…
切開部、34…桁材、37…パレット、41…上板(平
板)、42…下板、R…長手方向、B…波形板の稜線、
S…一定間隔。
ライナ、10c…第2のライナ、11…切開線、18,
21…カッタ(のこ刃)、22…段ボール小片、30…
切開部、34…桁材、37…パレット、41…上板(平
板)、42…下板、R…長手方向、B…波形板の稜線、
S…一定間隔。
Claims (4)
- 【請求項1】 波形板の表裏に第1と第2のライナを固
着した両面段ボールからなる桁材を製造する方法であっ
て、 前記波形板の長手方向に延びる稜線とほぼ直交する方向
に沿い、かつ一定間隔で平行に延びる複数の切開線で、
前記第1のライナおよび波形板と、前記第2のライナお
よび波形板とを切開線ごとに交互に切開して、 切開部の前記第1または第2のライナで連なった複数の
段ボール小片を作成し、 複数の前記段ボール小片を切開部で蛇腹状に折り畳んで
重合して接合する桁材の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、刃先に凹凸のあるの
こ刃を用いて前記両面段ボールを切開する桁材の製造方
法。 - 【請求項3】 波形板の表裏に第1と第2のライナが固
着された両面段ボールからなる桁材であって、 前記波形板の長手方向に延びる稜線とほぼ直交する方向
に沿い、かつ一定間隔で平行に延びる複数の切開部ごと
に、前記第1のライナおよび波形板と、前記第2のライ
ナおよび波形板とが交互に切開されて、切開線の前記第
1または第2のライナで連なった複数の段ボール小片を
有し、 これら段ボール小片が切開部で蛇腹状に折り畳んで重合
され、互いに接合されてなる桁材。 - 【請求項4】 請求項3の桁材が所定間隔で複数並置さ
れ、 これら桁材の上面と下面のうちの少なくとも上面に平板
が接合されてなるパレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152521A JPH08324568A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 桁材とこれを用いたパレット、並びに桁材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7152521A JPH08324568A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 桁材とこれを用いたパレット、並びに桁材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08324568A true JPH08324568A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15542263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7152521A Pending JPH08324568A (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | 桁材とこれを用いたパレット、並びに桁材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08324568A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002539991A (ja) * | 1999-03-26 | 2002-11-26 | カー・イュー・ルーベン・リサーチ・アンド・ディベロップメント | 段ボールからなる折りたたみハニカム構造並びにその製造方法及び設備 |
JP2010184385A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | ▲高▼塩技研工業株式会社 | シート状ワークへの凹凸条形成装置および凹凸条形成方法 |
-
1995
- 1995-05-26 JP JP7152521A patent/JPH08324568A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002539991A (ja) * | 1999-03-26 | 2002-11-26 | カー・イュー・ルーベン・リサーチ・アンド・ディベロップメント | 段ボールからなる折りたたみハニカム構造並びにその製造方法及び設備 |
JP4740459B2 (ja) * | 1999-03-26 | 2011-08-03 | カトリーケ・ウニフェルジテイト・ルーベン・カー・イュー・ルーベン・アール・アンド・ディ | 段ボールからなる折りたたみハニカム構造並びにその製造方法及び設備 |
JP2010184385A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | ▲高▼塩技研工業株式会社 | シート状ワークへの凹凸条形成装置および凹凸条形成方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4664648A (en) | Method and apparatus for making display boxes | |
JP6990789B2 (ja) | 連続段ボールシートの製造方法及び段ボールシート製造装置 | |
US5372570A (en) | Method and apparatus for folding of sheet material | |
GB1573750A (en) | Method and apparatus for forming a currugated paperboard web of indefinite length | |
JP4528822B2 (ja) | 紙製綴じ具、および、その製造システムと製造装置 | |
JPH04112053U (ja) | パツケージ材 | |
US5540645A (en) | Display boxes | |
WO1993016868A1 (en) | Method and apparatus for manufacturing articles employing folded honeycomb panels | |
JPH0840431A (ja) | 折り畳み式厚紙ボックスのデバイダおよびこのデバイダの製造方法 | |
CN106275687B (zh) | 包装盒的制作方法 | |
US5950835A (en) | Honeycomb protector with impact resistant corner | |
WO1998028205A9 (en) | Honeycomb protector with impact resistant corner | |
JPH08324568A (ja) | 桁材とこれを用いたパレット、並びに桁材の製造方法 | |
JPH1024504A (ja) | 段ボール板の加工方法 | |
JP2849440B2 (ja) | 連続帳票構成体及びその製作方法 | |
JPH09142474A (ja) | 桁材とこれを用いたパレット、並びに桁材の製造方法 | |
US20030091779A1 (en) | Cutting edge for dispenser cartons | |
JP4894440B2 (ja) | シートラッピング製品、その製造方法及び装置 | |
JP2008095383A (ja) | 養生ボード | |
JPS6383186A (ja) | 接着テ−プ | |
JPH10278447A (ja) | 冊子の製作方法 | |
AU2021221838A1 (en) | A blank assembly for a carton and a method of forming the blank assembly | |
JP2000220617A (ja) | 固着具保持帯 | |
JP3004995U (ja) | 紙製パレット及び紙製パレットの製造装置 | |
WO2023057761A1 (en) | Structure formation apparatus, method and structure |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040706 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041109 |