JPH08323620A - 砥石のクリーニング方法及びそのための装置 - Google Patents
砥石のクリーニング方法及びそのための装置Info
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- JPH08323620A JPH08323620A JP15402395A JP15402395A JPH08323620A JP H08323620 A JPH08323620 A JP H08323620A JP 15402395 A JP15402395 A JP 15402395A JP 15402395 A JP15402395 A JP 15402395A JP H08323620 A JPH08323620 A JP H08323620A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】砥石3の研削加工面3aに不織布研磨材の端面
23aを当接させつつ前記研削加工面3aに対して回転
移動させて、前記研削加工面3aの溶着物を除去する砥
石のクリーニング方法。 【効果】このクリーニング方法は、目づまりした砥石の
加工能率をドレッシングを行なうことなく回復すること
ができる。また、砥粒の脱落はほとんどないので、研削
加工面に露出した砥粒を引き続き使用することができ
る。従って、砥粒を限界まで使い尽くして使用すること
が可能になり、加工対象である被削材の加工コストを低
減することができる。また、高い砥粒保持力を有する砥
石の高い砥粒保持力を十分に発揮させて使用することが
できる。
23aを当接させつつ前記研削加工面3aに対して回転
移動させて、前記研削加工面3aの溶着物を除去する砥
石のクリーニング方法。 【効果】このクリーニング方法は、目づまりした砥石の
加工能率をドレッシングを行なうことなく回復すること
ができる。また、砥粒の脱落はほとんどないので、研削
加工面に露出した砥粒を引き続き使用することができ
る。従って、砥粒を限界まで使い尽くして使用すること
が可能になり、加工対象である被削材の加工コストを低
減することができる。また、高い砥粒保持力を有する砥
石の高い砥粒保持力を十分に発揮させて使用することが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、砥石のクリーニング方
法及びそのための装置に関する。
法及びそのための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】砥石を用いて加工対象物(被削材)の研
削加工を行なうと、目づまりにより加工能率が低下し、
最終的には研削の続行が不可能になることがある。その
ため、従来は、砥石のドレッシングを行なって、砥石研
削加工面を目立てして切れ味を賦与し加工能率を回復さ
せている。
削加工を行なうと、目づまりにより加工能率が低下し、
最終的には研削の続行が不可能になることがある。その
ため、従来は、砥石のドレッシングを行なって、砥石研
削加工面を目立てして切れ味を賦与し加工能率を回復さ
せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、目づまりした
砥石をドレッシングすると、多くの砥粒が無駄になり加
工コストが上昇するという問題点が生じる。
砥石をドレッシングすると、多くの砥粒が無駄になり加
工コストが上昇するという問題点が生じる。
【0004】即ち、目づまりした砥石は、砥粒が摩滅し
た目つぶれした砥石とは異なり、被削材の削り屑等が砥
石研削加工面に付着ないし溶着して研削能率が低下した
り研削の続行が不可能になったものである。よって、被
削材の削り屑等の付着ないし溶着が生じなければ、砥石
をさらに継続して使用できるので、砥粒をより一層消耗
させて限界まで使い尽くしてより有効に消費することが
できたはずだからである。
た目つぶれした砥石とは異なり、被削材の削り屑等が砥
石研削加工面に付着ないし溶着して研削能率が低下した
り研削の続行が不可能になったものである。よって、被
削材の削り屑等の付着ないし溶着が生じなければ、砥石
をさらに継続して使用できるので、砥粒をより一層消耗
させて限界まで使い尽くしてより有効に消費することが
できたはずだからである。
【0005】特に、砥粒としてダイヤモンド等から成る
高価な砥粒を用いた場合は、より一層大きな問題点にな
っている。
高価な砥粒を用いた場合は、より一層大きな問題点にな
っている。
【0006】また、近年においては、砥粒と結合剤との
結合力が上昇し砥粒保持力の高い砥石が使用されてい
る。しかし、削り屑等の付着ないし溶着により目づまり
が発生した場合にはドレッシングを行なわなければなら
ないので、砥石を有効に限界まで使い尽くすことができ
ないから、実際には高い砥粒保持力を十分に発揮させる
までに至っていない、という問題点があった。
結合力が上昇し砥粒保持力の高い砥石が使用されてい
る。しかし、削り屑等の付着ないし溶着により目づまり
が発生した場合にはドレッシングを行なわなければなら
ないので、砥石を有効に限界まで使い尽くすことができ
ないから、実際には高い砥粒保持力を十分に発揮させる
までに至っていない、という問題点があった。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題点の少なく
とも一を解決する砥石のクリーニング方法及びそのため
の装置を提供することを目的とする。
とも一を解決する砥石のクリーニング方法及びそのため
の装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、次の砥
石のクリーニング方法及びクリーニング装置により、上
記従来技術の問題点の少なくとも一を解決することがで
きる。
石のクリーニング方法及びクリーニング装置により、上
記従来技術の問題点の少なくとも一を解決することがで
きる。
【0009】 砥石の研削加工面にクッション性基材
を当接させつつ前記研削加工面に対して相対移動させ
て、前記研削加工面の付着物を除去する砥石のクリーニ
ング方法(請求項1)。
を当接させつつ前記研削加工面に対して相対移動させ
て、前記研削加工面の付着物を除去する砥石のクリーニ
ング方法(請求項1)。
【0010】上記クリーニング方法は、研削加工と同時
に行なうことができる(請求項2)。
に行なうことができる(請求項2)。
【0011】好ましくは、クッション性基材として不織
布研磨材を用いる(請求項3)。
布研磨材を用いる(請求項3)。
【0012】 砥石を研削手段として備える研削装置
の砥石研削加工面にクッション性基材を当接させつつ前
記研削加工面に対して相対移動させるクッション性基材
の駆動手段を有する砥石のクリーニング装置(請求項
4)。
の砥石研削加工面にクッション性基材を当接させつつ前
記研削加工面に対して相対移動させるクッション性基材
の駆動手段を有する砥石のクリーニング装置(請求項
4)。
【0013】上記クリーニング装置には、好ましくは、
前記砥石研削加工面との当接を調節するクッション性基
材の送り調節手段を設ける(請求項5)。
前記砥石研削加工面との当接を調節するクッション性基
材の送り調節手段を設ける(請求項5)。
【0014】好ましくは、クッション性基材は不織布研
磨材にする(請求項6)。
磨材にする(請求項6)。
【0015】
(砥石のクリーニング方法)本発明の砥石のクリーニン
グ方法は、砥石の研削加工面の付着物を除去する方法で
ある。かかる付着物には、被削材あるいは砥石自身の削
り屑、さらには固体潤滑剤等の付着物ないし溶着物が含
まれる。
グ方法は、砥石の研削加工面の付着物を除去する方法で
ある。かかる付着物には、被削材あるいは砥石自身の削
り屑、さらには固体潤滑剤等の付着物ないし溶着物が含
まれる。
【0016】クリーニング対象の砥石としては、ビトリ
ファイド砥石、メタルボンド砥石あるいはレジノイド砥
石等がある。
ファイド砥石、メタルボンド砥石あるいはレジノイド砥
石等がある。
【0017】砥石の砥粒としては、酸化アルミニウム
系、炭化珪素系、ダイヤモンド系、立方晶窒化ホウ素
(CBN)系の各種砥粒等がある。
系、炭化珪素系、ダイヤモンド系、立方晶窒化ホウ素
(CBN)系の各種砥粒等がある。
【0018】本発明のクリーニング方法では、砥石の研
削加工面にクッション性基材を当接(好ましくは加圧当
接)させつつ、前記研削加工面に対してクッション性基
材を相対移動させる。
削加工面にクッション性基材を当接(好ましくは加圧当
接)させつつ、前記研削加工面に対してクッション性基
材を相対移動させる。
【0019】クッション性基材の相対移動の仕方として
は、砥石の研削加工面が静止している場合には、前記研
削加工面との当接面に沿ってクッション性基材を移動又
は回転させるだけでも良く、回転させつつ移動させても
良い。また、砥石の研削加工面が移動(例えば、回転運
動、あるいは研削加工面を含む面における回転運動しな
がらの面内の移動を含む)している場合には、砥石の当
該研削加工面にクッション性基材を単に当接(好ましく
は加圧当接)させておくだけでも良く、加えて砥石の研
削加工面の移動方向と同一にならない方向にクッション
性基材を移動させても良い。
は、砥石の研削加工面が静止している場合には、前記研
削加工面との当接面に沿ってクッション性基材を移動又
は回転させるだけでも良く、回転させつつ移動させても
良い。また、砥石の研削加工面が移動(例えば、回転運
動、あるいは研削加工面を含む面における回転運動しな
がらの面内の移動を含む)している場合には、砥石の当
該研削加工面にクッション性基材を単に当接(好ましく
は加圧当接)させておくだけでも良く、加えて砥石の研
削加工面の移動方向と同一にならない方向にクッション
性基材を移動させても良い。
【0020】クッション性基材としては、不織布研磨材
が好ましいが、ゴム、樹脂、ブラシ等のような弾力性を
有する基材を選択することもできる。
が好ましいが、ゴム、樹脂、ブラシ等のような弾力性を
有する基材を選択することもできる。
【0021】クッション性基材を砥石の研削加工面に加
圧当接させる際の加圧の程度は、クッション性基材が前
記研削加工面に対して相対移動させることができる程度
にする。好ましくは、90m/分以上、より好ましくは
90〜320m/分の速度で相対移動できる程度に加圧
する。
圧当接させる際の加圧の程度は、クッション性基材が前
記研削加工面に対して相対移動させることができる程度
にする。好ましくは、90m/分以上、より好ましくは
90〜320m/分の速度で相対移動できる程度に加圧
する。
【0022】クッション性基材のクッション性(弾性)
が少ない場合は、加圧方向におけるクッション性基材の
縮小率(クッション性基材の減少長さ/加圧前のクッシ
ョン性基材の長さ)を小さくし、逆に、クッション性が
大きい場合は、前記縮小率を大きくすることにより、ク
ッション性が異なるクッション性基材を用いた場合で
も、同程度の圧力で加圧することができる。
が少ない場合は、加圧方向におけるクッション性基材の
縮小率(クッション性基材の減少長さ/加圧前のクッシ
ョン性基材の長さ)を小さくし、逆に、クッション性が
大きい場合は、前記縮小率を大きくすることにより、ク
ッション性が異なるクッション性基材を用いた場合で
も、同程度の圧力で加圧することができる。
【0023】研削加工面が不連続な砥石(例えばセグメ
ント砥石)の場合には、相対移動中にクッション性基材
の加圧が開放されてその分だけ形状が復元する。そのた
め、円筒の端面を研削加工面としたカップ型砥石、ある
いは、円筒ないし円柱の外周面を研削加工面とした砥石
のように、研削加工面が連続している砥石をクリーニン
グする場合よりも、好ましくは加圧の程度を小さくす
る。例えば、クッション性が少ないクッション性基材を
用いる場合には、好ましくは、前記縮小率をより小さく
する。
ント砥石)の場合には、相対移動中にクッション性基材
の加圧が開放されてその分だけ形状が復元する。そのた
め、円筒の端面を研削加工面としたカップ型砥石、ある
いは、円筒ないし円柱の外周面を研削加工面とした砥石
のように、研削加工面が連続している砥石をクリーニン
グする場合よりも、好ましくは加圧の程度を小さくす
る。例えば、クッション性が少ないクッション性基材を
用いる場合には、好ましくは、前記縮小率をより小さく
する。
【0024】市販されている不織布研磨材をクッション
性基材として用いてセグメント砥石をクリーニングする
場合(相対移動速度90m/分以上)には、加圧方向に
おけるクッション性基材の減少長さを0.2mm以下
(クッション性がより少ない基材の場合は0.1mm以
下)にする。
性基材として用いてセグメント砥石をクリーニングする
場合(相対移動速度90m/分以上)には、加圧方向に
おけるクッション性基材の減少長さを0.2mm以下
(クッション性がより少ない基材の場合は0.1mm以
下)にする。
【0025】不織布研磨材は、一般的には、不織布に結
合剤を介して研磨粒子を固着させたものである。
合剤を介して研磨粒子を固着させたものである。
【0026】不織布は、一般的には、ウェブ状ないしマ
ット状に配列した繊維を接着剤あるいは繊維自身の融着
力によって繊維相互を接合させて得られるシート状のも
のである。前記繊維としては、例えば綿、レーヨン、ア
セテート、ナイロン、ポリエステル等を単独又は2種以
上混合して用いる。
ット状に配列した繊維を接着剤あるいは繊維自身の融着
力によって繊維相互を接合させて得られるシート状のも
のである。前記繊維としては、例えば綿、レーヨン、ア
セテート、ナイロン、ポリエステル等を単独又は2種以
上混合して用いる。
【0027】不織布に研磨粒子を固着させる結合剤とし
ては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウ
レタン樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは、NBR(アク
リロニトリル・ブタジエンゴム)、SBR(スチレン・
ブタジエン・ゴム)、PVA(ポリビニルアルコー
ル)、アクリル酸エステル等の熱可塑性樹脂がある。
ては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウ
レタン樹脂等の熱硬化性樹脂、あるいは、NBR(アク
リロニトリル・ブタジエンゴム)、SBR(スチレン・
ブタジエン・ゴム)、PVA(ポリビニルアルコー
ル)、アクリル酸エステル等の熱可塑性樹脂がある。
【0028】研磨粒子は、砥石研削加工面の溶着物を効
率的に除去するものであり、好ましくは、クリーニング
しようとする砥石の砥粒の硬度より軟らかいものにす
る。より好ましくは、硬度で1以上軟らかいものにす
る。
率的に除去するものであり、好ましくは、クリーニング
しようとする砥石の砥粒の硬度より軟らかいものにす
る。より好ましくは、硬度で1以上軟らかいものにす
る。
【0029】研磨粒子の粒径は、クリーニングしようと
する砥石を研削しないようにする。例えば、当該砥石の
砥粒の粒径と同等又は小さくする。また、砥石研削加工
面に対するクッション性基材の当接圧力をより小さくし
たり、相対移動速度をより遅くすれば、当該砥石の砥粒
の粒径より大きくしても良い。
する砥石を研削しないようにする。例えば、当該砥石の
砥粒の粒径と同等又は小さくする。また、砥石研削加工
面に対するクッション性基材の当接圧力をより小さくし
たり、相対移動速度をより遅くすれば、当該砥石の砥粒
の粒径より大きくしても良い。
【0030】一般的に好ましい不織布研磨材は、粒径が
小さな仕上げ用のものである。例えば、#320より小
さな粒径(#1000〜#1500程度のものも含む)
の研磨粒子を用いた不織布研磨材である。
小さな仕上げ用のものである。例えば、#320より小
さな粒径(#1000〜#1500程度のものも含む)
の研磨粒子を用いた不織布研磨材である。
【0031】具体的な研磨粒子としては、例えばダイヤ
モンド又はCBN砥粒を用いた砥石をクリーニングする
場合には白色アルミナ等がある。
モンド又はCBN砥粒を用いた砥石をクリーニングする
場合には白色アルミナ等がある。
【0032】本発明は、研削加工面の付着物を除去する
方法であり、クッション性基材としては適度のクッショ
ン性を有するもので良いが、このようなクッション性基
材をわざわざ製造するまでもなく、一般に市販されてい
る不織布研磨材を使用すれば足りる。そのため、本発明
においては、クッション性基材として不織布研磨材を使
用している。よって、不織布研磨材から研磨粒子を除い
たものないしそれと同等のものでもクッション性基材と
して使用できる。
方法であり、クッション性基材としては適度のクッショ
ン性を有するもので良いが、このようなクッション性基
材をわざわざ製造するまでもなく、一般に市販されてい
る不織布研磨材を使用すれば足りる。そのため、本発明
においては、クッション性基材として不織布研磨材を使
用している。よって、不織布研磨材から研磨粒子を除い
たものないしそれと同等のものでもクッション性基材と
して使用できる。
【0033】クッション性基材の形状は、当接させる砥
石の研削加工面に応じて適宜選択することができる。
石の研削加工面に応じて適宜選択することができる。
【0034】クッション性基材には、例えば、特開昭5
3−489号、特開昭54−10565号、特開平2−
269574号、特開平3−190675号、特開平4
−136252号、特開平4−146082号、特開平
5−23974号、特開平6−133916号、特開平
6−155310号の各公報に記載のものが含まれる。
3−489号、特開昭54−10565号、特開平2−
269574号、特開平3−190675号、特開平4
−136252号、特開平4−146082号、特開平
5−23974号、特開平6−133916号、特開平
6−155310号の各公報に記載のものが含まれる。
【0035】(砥石のクリーニング装置)本発明の砥石
のクリーニング装置は、クッション性基材の駆動手段を
有する。
のクリーニング装置は、クッション性基材の駆動手段を
有する。
【0036】クッション性基材の駆動手段は、砥石を研
削手段として備える研削装置の砥石の研削加工面にクッ
ション性基材を当接(好ましくは加圧当接)させつつ、
前記研削加工面に対して前記クッション性基材を相対移
動させるものである。
削手段として備える研削装置の砥石の研削加工面にクッ
ション性基材を当接(好ましくは加圧当接)させつつ、
前記研削加工面に対して前記クッション性基材を相対移
動させるものである。
【0037】クッション性基材のこのような相対移動の
仕方としては、例えば、前記研削加工面との当接面上で
のクッション性基材の回転運動がある。
仕方としては、例えば、前記研削加工面との当接面上で
のクッション性基材の回転運動がある。
【0038】クッション性基材の送り調節手段は、クッ
ション性基材と砥石の研削加工面との当接を調節するも
のであり、例えば、当接の圧力、当接の面積等のように
当接の程度を調節する。
ション性基材と砥石の研削加工面との当接を調節するも
のであり、例えば、当接の圧力、当接の面積等のように
当接の程度を調節する。
【0039】以下、本発明の砥石のクリーニング方法及
びそのための装置を図面に基づいて説明する。
びそのための装置を図面に基づいて説明する。
【0040】図1は、本発明の砥石クリーニング装置の
一例を示す概略図である。図2は、図1のクッション性
基材の駆動部1を示す拡大部分断面図である。
一例を示す概略図である。図2は、図1のクッション性
基材の駆動部1を示す拡大部分断面図である。
【0041】まず、図2により、クッション性基材の駆
動部1について説明する。駆動部1は、エアーモータ2
1、塩化ビニールのパイプ22及びクッション性基材で
ある不織布研磨材23を有して成る。なお、エアーモー
タ21の代わりに、その他の各種モータを用いることが
できる。
動部1について説明する。駆動部1は、エアーモータ2
1、塩化ビニールのパイプ22及びクッション性基材で
ある不織布研磨材23を有して成る。なお、エアーモー
タ21の代わりに、その他の各種モータを用いることが
できる。
【0042】エアーモータ21は、回転軸(駆動軸)2
1aを有している。回転軸21aは、エアー調整弁21
bのエアー流量の調節により、回転の開始及び停止を含
めて回転数を変化させることができる。
1aを有している。回転軸21aは、エアー調整弁21
bのエアー流量の調節により、回転の開始及び停止を含
めて回転数を変化させることができる。
【0043】塩化ビニールのパイプ22は、ネジ24に
よって回転軸21aと連結しているので、回転軸21a
を中心として回転する。不織布研磨材23は、パイプ2
2と略同径の略円柱形状(中心部に円柱形状の空孔23
bを有する)をしており、パイプ22の開口端面を塞ぐ
ように結合する円形板25に接着されている。よって、
回転軸21aの回転により、前記略円柱形状の不織布研
磨材23は、回転軸21aを中心として回転する。
よって回転軸21aと連結しているので、回転軸21a
を中心として回転する。不織布研磨材23は、パイプ2
2と略同径の略円柱形状(中心部に円柱形状の空孔23
bを有する)をしており、パイプ22の開口端面を塞ぐ
ように結合する円形板25に接着されている。よって、
回転軸21aの回転により、前記略円柱形状の不織布研
磨材23は、回転軸21aを中心として回転する。
【0044】なお、パイプ22の開口端面を円形板25
で塞いでいるので、本発明の方法を研削と同時に行った
場合でも、エアーモータ21の回転軸21a及びその近
傍に研削液が付着ないし侵入することを防止できる。よ
り好ましくは、防水性のモータにする。
で塞いでいるので、本発明の方法を研削と同時に行った
場合でも、エアーモータ21の回転軸21a及びその近
傍に研削液が付着ないし侵入することを防止できる。よ
り好ましくは、防水性のモータにする。
【0045】かかるクッション性基材の駆動部1の円柱
形状の不織布研磨材23の略円形の端面23aを、図1
の研削装置の砥石3の研削面3aに当接(好ましくは加
圧当接)させる。
形状の不織布研磨材23の略円形の端面23aを、図1
の研削装置の砥石3の研削面3aに当接(好ましくは加
圧当接)させる。
【0046】クッション性基材である不織布研磨材23
と砥石研削面との当接の程度は、図1の送り調節部2に
より行なうことができる。即ち、この送り調節部2は、
略L字形の主軸2aと、これをねじ2bを介して固定す
る固定部2cを有する本体部2dから成る。よって、不
織布研磨材23の端面23aが所望の圧力で砥石の研削
面に当接するように、主軸2aを矢Aの方向(上下方
向)に動かしてねじ2bにより固定部2cに固定する。
例えば、クリーニングによって端面23aの不織布研磨
材が摩耗し端面23aと研削面との当接の圧力が低下し
た場合は、主軸2aを上昇させて固定することができ
る。例えば、クッション性基材の端面23aが少なくと
も0.1mm程度凹む程度に当接させる。
と砥石研削面との当接の程度は、図1の送り調節部2に
より行なうことができる。即ち、この送り調節部2は、
略L字形の主軸2aと、これをねじ2bを介して固定す
る固定部2cを有する本体部2dから成る。よって、不
織布研磨材23の端面23aが所望の圧力で砥石の研削
面に当接するように、主軸2aを矢Aの方向(上下方
向)に動かしてねじ2bにより固定部2cに固定する。
例えば、クリーニングによって端面23aの不織布研磨
材が摩耗し端面23aと研削面との当接の圧力が低下し
た場合は、主軸2aを上昇させて固定することができ
る。例えば、クッション性基材の端面23aが少なくと
も0.1mm程度凹む程度に当接させる。
【0047】なお、主軸2aを矢Aの方向に動かすこと
は、手動で良いが、自動装置(図示せず)を用いて行っ
ても良い。また、他の送り調節手段としては、バネを用
いて一定の押圧力が砥石研削加工面にかかるようにした
装置でも良い。
は、手動で良いが、自動装置(図示せず)を用いて行っ
ても良い。また、他の送り調節手段としては、バネを用
いて一定の押圧力が砥石研削加工面にかかるようにした
装置でも良い。
【0048】図2のエアーモータ21は、略リング形状
のモータ固定バンド26、ボルト27、27’等及びナ
ット(図示せず)によって略L字形の主軸2a(図2に
は図示せず)に固定している。
のモータ固定バンド26、ボルト27、27’等及びナ
ット(図示せず)によって略L字形の主軸2a(図2に
は図示せず)に固定している。
【0049】図1の砥石の研削面のクリーニングは、端
面23aを砥石研削面3aに当接(好ましくは加圧当
接)させたまま、回転軸21aを回転させるだけで行な
うことができる。不織布研磨材23の外周の周速度は、
砥石研削面3aの砥粒を脱落させない程度の低速にす
る。例えば、320m/分以下にし、通常は90〜10
0m/分程度にする。研削装置の砥石を回転させながら
クリーニングを行なうこともできる。
面23aを砥石研削面3aに当接(好ましくは加圧当
接)させたまま、回転軸21aを回転させるだけで行な
うことができる。不織布研磨材23の外周の周速度は、
砥石研削面3aの砥粒を脱落させない程度の低速にす
る。例えば、320m/分以下にし、通常は90〜10
0m/分程度にする。研削装置の砥石を回転させながら
クリーニングを行なうこともできる。
【0050】即ち、図1の軸Bを中心としてカップ型砥
石3を回転させる。これにより、円環状の砥石研削面3
aの全体のクリーニングを、駆動部1を固定したままで
行なうことができる。
石3を回転させる。これにより、円環状の砥石研削面3
aの全体のクリーニングを、駆動部1を固定したままで
行なうことができる。
【0051】カップ型砥石3は、研削装置の駆動部4の
駆動軸4aにカップ型砥石3の結合部3bで結合してい
るので、駆動軸4aの回転により回転する。なお、駆動
部4は研削装置の本体部(図示せず)と接続し支持され
ている。
駆動軸4aにカップ型砥石3の結合部3bで結合してい
るので、駆動軸4aの回転により回転する。なお、駆動
部4は研削装置の本体部(図示せず)と接続し支持され
ている。
【0052】図3及び4には、不織布研磨材23の他の
構成例を示す。
構成例を示す。
【0053】図3の不織布研磨材は、複数枚の円形板状
の不織布研磨材31を積み重ねて互いに結合固定して略
円柱形状にしたものである。なお、必要に応じて、中央
に孔を有する複数枚の円形板状の不織布研磨材を積層し
て、中心軸部に略円柱形状の空孔を有するものにするこ
とができる。
の不織布研磨材31を積み重ねて互いに結合固定して略
円柱形状にしたものである。なお、必要に応じて、中央
に孔を有する複数枚の円形板状の不織布研磨材を積層し
て、中心軸部に略円柱形状の空孔を有するものにするこ
とができる。
【0054】また、図4の不織布研磨材は、長方形の長
尺帯状体41を巻いて結合固定して略円柱形状にしたも
のである。なお、図2のものと同様に中心軸部に略円柱
形状の空孔を設けてもよい。
尺帯状体41を巻いて結合固定して略円柱形状にしたも
のである。なお、図2のものと同様に中心軸部に略円柱
形状の空孔を設けてもよい。
【0055】図1の砥石クリーニング装置によるクリー
ニングは、図1のようなカップ型のみならず、セグメン
ト砥石組立体についても可能である。例えば図5〜6に
示すセグメント砥石組立体である。
ニングは、図1のようなカップ型のみならず、セグメン
ト砥石組立体についても可能である。例えば図5〜6に
示すセグメント砥石組立体である。
【0056】図5〜6のセグメント砥石組立体は、環状
の砥石ホルダ21(図ではホルダの一部を示す)の外周
方向の側面の凹所に、プレート20をボルト22で固定
したものである。プレート20には砥石板12A、12
Bを固定しており、この砥石板の研削加工面の付着物を
良好に除去することができる。
の砥石ホルダ21(図ではホルダの一部を示す)の外周
方向の側面の凹所に、プレート20をボルト22で固定
したものである。プレート20には砥石板12A、12
Bを固定しており、この砥石板の研削加工面の付着物を
良好に除去することができる。
【0057】次に図7について説明する。砥石3の研削
加工面3aの回転方向(矢D1の指す方向)と不織布研
磨材23の端面23aの回転方向(矢D2の指す方向)
は、それぞれ好ましくは図7に示す方向にする。図7
は、砥石3の研削面3aを軸Bの方向から見た図であ
り、不織布研磨材23の研削面3aが回転する領域の外
縁を一点鎖線で示す。図7に示すように回転させると、
環状の研削面3aと端面23aの当接面Sにおいて、研
削面3a上の点の弧状の軌跡と端面23a上の点の弧状
の軌跡とをより大きな交叉角で交叉させることができ
る。よって、効率良くクリーニングすることができる。
加工面3aの回転方向(矢D1の指す方向)と不織布研
磨材23の端面23aの回転方向(矢D2の指す方向)
は、それぞれ好ましくは図7に示す方向にする。図7
は、砥石3の研削面3aを軸Bの方向から見た図であ
り、不織布研磨材23の研削面3aが回転する領域の外
縁を一点鎖線で示す。図7に示すように回転させると、
環状の研削面3aと端面23aの当接面Sにおいて、研
削面3a上の点の弧状の軌跡と端面23a上の点の弧状
の軌跡とをより大きな交叉角で交叉させることができ
る。よって、効率良くクリーニングすることができる。
【0058】本発明のクリーニング方法は、図8に示す
ように、研削加工と同時に行なうこともできる。図8に
は、略円形板状の被削材81を円形状のテーブル表面8
2aに電磁チャックにより固定させた略円柱板状の回転
テーブル82を回転可能に保持する略円柱形状の研削台
83が示されている。カップ型砥石3は、軸B(砥石3
の回転の中心軸)を中心に矢D1の指す方向に回転させ
ている。
ように、研削加工と同時に行なうこともできる。図8に
は、略円形板状の被削材81を円形状のテーブル表面8
2aに電磁チャックにより固定させた略円柱板状の回転
テーブル82を回転可能に保持する略円柱形状の研削台
83が示されている。カップ型砥石3は、軸B(砥石3
の回転の中心軸)を中心に矢D1の指す方向に回転させ
ている。
【0059】被削材81は、軸C(回転テーブル82の
回転の中心軸)を中心に矢D3の指す方向に回転する回
転テーブル82の円形状の表面82aに固定され研削さ
れている。そして、かかる研削と同時に、カップ型砥石
3の研削面3aに不織布研磨材23の端面23aを当接
(好ましくは加圧当接)させている。前記不織布研磨材
23は、軸E(不織布研磨材23の回転の中心軸)を中
心に矢D4の指す方向に回転させている。
回転の中心軸)を中心に矢D3の指す方向に回転する回
転テーブル82の円形状の表面82aに固定され研削さ
れている。そして、かかる研削と同時に、カップ型砥石
3の研削面3aに不織布研磨材23の端面23aを当接
(好ましくは加圧当接)させている。前記不織布研磨材
23は、軸E(不織布研磨材23の回転の中心軸)を中
心に矢D4の指す方向に回転させている。
【0060】なお、本発明のクリーニング方法を研削と
同時に行なう場合には、研削の際に必ずしも連続して行
なう必要はなく、間欠的に行なうこともできる。
同時に行なう場合には、研削の際に必ずしも連続して行
なう必要はなく、間欠的に行なうこともできる。
【0061】本発明のクリーニング方法を研削加工と同
時に行なう場合の他の一例を図9〜10に示す。
時に行なう場合の他の一例を図9〜10に示す。
【0062】図9〜10は、被削材91、研削砥石92
及び不織布研磨材等のクッション性基材93の研削時に
おける位置関係の概略を示すものである。
及び不織布研磨材等のクッション性基材93の研削時に
おける位置関係の概略を示すものである。
【0063】即ち、図9は、略円柱形状の研削砥石92
の回転の中心軸92aに対して直角の方向(研削砥石9
2の外周側の研削加工面92s側)から見た図である。
図10は、前記中心軸92aの軸方向から見た図であ
る。
の回転の中心軸92aに対して直角の方向(研削砥石9
2の外周側の研削加工面92s側)から見た図である。
図10は、前記中心軸92aの軸方向から見た図であ
る。
【0064】略円柱形状の被削材91は、中心点91b
を通る回転の中心軸91aを中心として矢91dの指す
方向に回転する。略円柱形状の研削砥石92は、中心点
92bを通る回転の中心軸92aを中心として矢92d
の指す方向に回転して、研削加工面92sによって、被
削材91の外周面91sを研削する。なお、研削砥石9
2は、中心軸92aの軸方向に移動できるので、被削材
91の外周91sの全体を研削することができる。
を通る回転の中心軸91aを中心として矢91dの指す
方向に回転する。略円柱形状の研削砥石92は、中心点
92bを通る回転の中心軸92aを中心として矢92d
の指す方向に回転して、研削加工面92sによって、被
削材91の外周面91sを研削する。なお、研削砥石9
2は、中心軸92aの軸方向に移動できるので、被削材
91の外周91sの全体を研削することができる。
【0065】このような研削と同時に、研削砥石92の
研削加工面92sのクリーニングは、次のようにして行
なうことができる。即ち、略円柱形状のクッション性基
材93は、外周面93sを研削加工面92sに当接(好
ましくは加圧当接)させつつ、中心点93bを通る中心
軸93aを中心として矢93dの指す方向に回転してい
る。
研削加工面92sのクリーニングは、次のようにして行
なうことができる。即ち、略円柱形状のクッション性基
材93は、外周面93sを研削加工面92sに当接(好
ましくは加圧当接)させつつ、中心点93bを通る中心
軸93aを中心として矢93dの指す方向に回転してい
る。
【0066】そのため、研削加工面92sの付着物を除
去することができる。
去することができる。
【0067】本発明の砥石のクリーニング装置におけ
る、クッション性基材と砥石研削加工面との当接を調節
するクッション性基材の送り調節手段についてさらに説
明する。
る、クッション性基材と砥石研削加工面との当接を調節
するクッション性基材の送り調節手段についてさらに説
明する。
【0068】図1に図示された送り調節部2の固定部2
Cの断面(主軸2aに対して直角方向の断面)は、例え
ば図11に示すように、略台形状の断面を有する主軸2
aが摺動できる大きさの空孔2hを有するようにするこ
とができる。
Cの断面(主軸2aに対して直角方向の断面)は、例え
ば図11に示すように、略台形状の断面を有する主軸2
aが摺動できる大きさの空孔2hを有するようにするこ
とができる。
【0069】また、送り調節手段は、図1に図示された
もの以外のものでもよい。例えば、図12に示すよう
に、クッション性基材120をバネ等の復元力によって
砥石研削加工面121に押し付けるものでもよい。即
ち、スライド部122はバネ126により矢123の向
きに弾性的に移動できるので、前記バネ126の復元力
によりクッション性基材の駆動部1のクッション性基材
120を砥石研削加工面121に弾性的に押し付けるこ
とができる。このような送り調節手段は、特に、カップ
型砥石のように砥石研削加工面が連続した平面の砥石
(クッション性基材が逃げる空間がない砥石)のクリー
ニングに使用すると、クッション性基材の一部が摩滅し
ても引き続き連続してクリーニングを行うことができ好
適である。
もの以外のものでもよい。例えば、図12に示すよう
に、クッション性基材120をバネ等の復元力によって
砥石研削加工面121に押し付けるものでもよい。即
ち、スライド部122はバネ126により矢123の向
きに弾性的に移動できるので、前記バネ126の復元力
によりクッション性基材の駆動部1のクッション性基材
120を砥石研削加工面121に弾性的に押し付けるこ
とができる。このような送り調節手段は、特に、カップ
型砥石のように砥石研削加工面が連続した平面の砥石
(クッション性基材が逃げる空間がない砥石)のクリー
ニングに使用すると、クッション性基材の一部が摩滅し
ても引き続き連続してクリーニングを行うことができ好
適である。
【0070】また、クッション性基材の駆動部1を直接
的にスライド部122に接続するのではなく、図13に
示すように、スライド部122とクッション性基材の駆
動部1をアーム部材130を介して結合させることもで
きる。
的にスライド部122に接続するのではなく、図13に
示すように、スライド部122とクッション性基材の駆
動部1をアーム部材130を介して結合させることもで
きる。
【0071】なお、図12〜13において、符号124
で示されるものは、図1に示したものと同様の回転型の
砥石であり、符号125で示されるものは、被削材を電
磁チャックにより固定する回転テーブルである。
で示されるものは、図1に示したものと同様の回転型の
砥石であり、符号125で示されるものは、被削材を電
磁チャックにより固定する回転テーブルである。
【0072】また、図14〜15に示すように、クッシ
ョン性基材の駆動部1が案内軸140に沿って移動でき
るようにしてもよい。即ち、前記駆動部1は、アーム部
材141と結合しており、前記アーム部材141は案内
軸140に沿って矢143が指す方向に摺動させること
ができる。そして、案内軸140とアーム部材141
は、縮もうとするバネ142を介して接続されているの
で、前記駆動部1は弾性的に矢143の方向に移動させ
ることができる。よって、クッション性基材144を回
転型砥石145の研削加工面146に加圧当接させるこ
とができる。図15は、案内軸140の長手方向に対し
て直角方向の断面図である。
ョン性基材の駆動部1が案内軸140に沿って移動でき
るようにしてもよい。即ち、前記駆動部1は、アーム部
材141と結合しており、前記アーム部材141は案内
軸140に沿って矢143が指す方向に摺動させること
ができる。そして、案内軸140とアーム部材141
は、縮もうとするバネ142を介して接続されているの
で、前記駆動部1は弾性的に矢143の方向に移動させ
ることができる。よって、クッション性基材144を回
転型砥石145の研削加工面146に加圧当接させるこ
とができる。図15は、案内軸140の長手方向に対し
て直角方向の断面図である。
【0073】なお、前記駆動部1を案内軸に沿って移動
させる他の手段としては、ラックとピニオンを用いた手
段がある。
させる他の手段としては、ラックとピニオンを用いた手
段がある。
【0074】
【発明の効果】請求項1〜3の砥石のクリーニング方法
は、砥石の研削加工面にクッション性基材を当接させつ
つ前記研削加工面に対して相対移動させて、前記研削加
工面の付着物を除去するので、目づまりした砥石の加工
能率をドレッシングを行なうことなく回復することがで
きる。
は、砥石の研削加工面にクッション性基材を当接させつ
つ前記研削加工面に対して相対移動させて、前記研削加
工面の付着物を除去するので、目づまりした砥石の加工
能率をドレッシングを行なうことなく回復することがで
きる。
【0075】また、砥粒の脱落はほとんどないので、研
削加工面に露出した砥粒を引き続き使用することができ
る。
削加工面に露出した砥粒を引き続き使用することができ
る。
【0076】従って、砥粒を限界まで使い尽くして使用
することが可能になり、加工対象である被削材の加工コ
ストを低減することができる。また、高い砥粒保持力を
有する砥石の高い砥粒保持力を十分に発揮させて使用す
ることができる。
することが可能になり、加工対象である被削材の加工コ
ストを低減することができる。また、高い砥粒保持力を
有する砥石の高い砥粒保持力を十分に発揮させて使用す
ることができる。
【0077】請求項2の砥石のクリーニング方法は、研
削加工と同時に行なうので、研削加工を中断することな
く目づまりした砥石の加工能率を回復することができる
と共に、砥石の目づまりを防止することができる。従っ
て、砥石の目づまりによる中断なしに連続して研削加工
を行なうことができる。
削加工と同時に行なうので、研削加工を中断することな
く目づまりした砥石の加工能率を回復することができる
と共に、砥石の目づまりを防止することができる。従っ
て、砥石の目づまりによる中断なしに連続して研削加工
を行なうことができる。
【0078】請求項3の砥石のクリーニング方法は、ク
ッション性基材として不織布研磨材を用いるので、より
一層効果的である。
ッション性基材として不織布研磨材を用いるので、より
一層効果的である。
【0079】請求項4〜6の砥石のクリーニング装置
は、砥石を研削手段として備える研削装置の砥石研削加
工面にクッション性基材を当接させつつ前記研削加工面
に対して相対移動させるクッション性基材の駆動手段を
有するので、本発明の砥石のクリーニング方法に好適に
使用することができる。
は、砥石を研削手段として備える研削装置の砥石研削加
工面にクッション性基材を当接させつつ前記研削加工面
に対して相対移動させるクッション性基材の駆動手段を
有するので、本発明の砥石のクリーニング方法に好適に
使用することができる。
【図1】本発明の砥石クリーニング装置の一例を示す概
略図。
略図。
【図2】図1のクッション性基材の駆動部を示す拡大部
分断面図。
分断面図。
【図3】図2の不織布研磨材の他の構成例を示す斜視
図。
図。
【図4】図2の不織布研磨材の他の構成例を示す斜視
図。
図。
【図5】砥石研削加工面側から見た環状のセグメント砥
石組立体の部分断片図。
石組立体の部分断片図。
【図6】環状のセグメント砥石組立体の回転の中心軸と
平行な方向の断面図。
平行な方向の断面図。
【図7】図1の砥石3の研削加工面3aを軸Bの方向か
ら見た図。
ら見た図。
【図8】本発明の一例のクリーニング装置におけるクッ
ション性基材の回転軸に対して直角方向から見た前記ク
リーニング装置及び研削装置を示す図。
ション性基材の回転軸に対して直角方向から見た前記ク
リーニング装置及び研削装置を示す図。
【図9】本発明のクリーニング方法の一例を研削加工と
同時に行なう場合における、被削材、研削砥石及びクッ
ション性基材の位置関係の概略を示す図であって、研削
砥石の回転の中心軸に対して直角方向から見た図。
同時に行なう場合における、被削材、研削砥石及びクッ
ション性基材の位置関係の概略を示す図であって、研削
砥石の回転の中心軸に対して直角方向から見た図。
【図10】本発明のクリーニング方法の一例を研削加工
と同時に行なう場合における、被削材、研削砥石及びク
ッション性基材の位置関係の概略を示す図であって、研
削砥石の回転の中心軸方向から見た図。
と同時に行なう場合における、被削材、研削砥石及びク
ッション性基材の位置関係の概略を示す図であって、研
削砥石の回転の中心軸方向から見た図。
【図11】図1の本発明の砥石クリーニング装置の一例
における固定部2cの断面(主軸2aの長手方向に対し
て直角方向の断面)を示す図。
における固定部2cの断面(主軸2aの長手方向に対し
て直角方向の断面)を示す図。
【図12】本発明の砥石クリーニング装置におけるクッ
ション性基材の送り調節手段の一例を示す図。
ション性基材の送り調節手段の一例を示す図。
【図13】本発明の砥石クリーニング装置におけるクッ
ション性基材の送り調節手段の一例を示す図。
ション性基材の送り調節手段の一例を示す図。
【図14】 本発明の砥石クリーニング装置におけるク
ッション性基材の送り調節手段の一例を示す図。
ッション性基材の送り調節手段の一例を示す図。
【図15】図14の案内軸140の長手方向に対して直
角方向の断面図。
角方向の断面図。
Claims (6)
- 【請求項1】砥石の研削加工面にクッション性基材を当
接させつつ前記研削加工面に対して相対移動させて、前
記研削加工面の付着物を除去することを特徴とする砥石
のクリーニング方法。 - 【請求項2】研削加工と同時に行なうことを特徴とする
請求項1に記載の砥石のクリーニング方法。 - 【請求項3】前記クッション性基材として不織布研磨材
を用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の砥石
のクリーニング方法。 - 【請求項4】砥石を研削手段として備える研削装置の砥
石研削加工面にクッション性基材を当接させつつ前記研
削加工面に対して相対移動させるクッション性基材の駆
動手段を有することを特徴とする砥石のクリーニング装
置。 - 【請求項5】前記砥石研削加工面との当接を調節するク
ッション性基材の送り調節手段を有することを特徴とす
る請求項4に記載の砥石のクリーニング装置。 - 【請求項6】前記クッション性基材は不織布研磨材であ
ることを特徴とする請求項4又は5に記載の砥石のクリ
ーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15402395A JPH08323620A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 砥石のクリーニング方法及びそのための装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15402395A JPH08323620A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 砥石のクリーニング方法及びそのための装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08323620A true JPH08323620A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15575222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15402395A Withdrawn JPH08323620A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 砥石のクリーニング方法及びそのための装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08323620A (ja) |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP15402395A patent/JPH08323620A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |