JPH08323575A - 工作機械の自動工具交換方法および装置 - Google Patents

工作機械の自動工具交換方法および装置

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JPH08323575A
JPH08323575A JP15412495A JP15412495A JPH08323575A JP H08323575 A JPH08323575 A JP H08323575A JP 15412495 A JP15412495 A JP 15412495A JP 15412495 A JP15412495 A JP 15412495A JP H08323575 A JPH08323575 A JP H08323575A
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tool
column
spindle
magazine
exchange
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JP15412495A
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Inventor
Mikio Takeuchi
三貴男 竹内
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工具交換装置の工具交換アームを振込む駆動源
を単純化して、経済的効果を発揮させると同時に、工具
の交換を迅速かつ確実に行う。 【構成】シリンダ24のピストンロッド11cを振込み
ボディ1に接続されている。シリンダ24の他端はロッ
ド11dを介して旋回アーム63に連結されている。振
込みボディ1の旋回軸25を中心として、主軸13側の
交換位置と工具マガジン12側の交換位置との間を中間
位置を介して工具交換のために旋回させる。旋回アーム
63の他端は、コラム14の側面に取付けたカム部材2
7と係合し、旋回アーム63を駆動して工具交換のため
に振込みボディ1を旋回させる。旋回アーム63は、旋
回可能または旋回不能な状態にクラッチ機構28により
制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の自動工具交
換方法および装置に関する。更に詳しくは、工具交換ア
ームを工具マガジン側の交換位置と主軸側の交換位置と
の間の中間位置に配置し、この中間位置から振込みボデ
ィを主軸側に旋回させる動作をコラムの移動を利用した
カム機構により行う工作機械の自動工具交換方法および
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工作機械、特にコラム移動形
のマシニングセンタにアーム移動形の自動工具交換装置
を搭載したものとして、例えば、特開昭59−1025
49号公報、及び特公平3−79143号公報が知られ
ている。
【0003】特開昭59−102549号公報に記載さ
れた自動工具交換装置は、コラムの後退移動に同期して
工具交換アームを搭載した旋回体を主軸頭側に旋回させ
るための同期装置を設けたものである。すなわちコラム
の後退移動に同期して旋回体を主軸頭側に旋回させる同
期シリンダを設け、更にこの同期シリンダと平行に戻し
用シリンダが配置され、かつこの戻し用シリンダがマガ
ジンブラケットに揺動可能に取付けられている。
【0004】この自動工具交換装置は、工具マガジン側
と主軸頭側のあいだを交換アームが旋回する形式のもの
であり、主軸頭側旋回時にのみ同期可能であるため、結
局、工具の交換時間が長くなる。すなわち、非切削時間
が延びることとなり機械の稼働率を低下させ生産性を低
下させる要因となっている。また、2個の油圧シリンダ
が必要となるため構造が複雑でメンテナンス、制御が複
雑となり不経済な面を多く有している。
【0005】また、特公平3−79143号公報に記載
されたものは、ベッド上を移動するコラム内に上下動自
在に主軸ユニットを設け、この主軸ユニットに隣接して
工具マガジンを配置したものである。自動工具交換装置
の振込みボディは、この工具マガジンの工具交換位置と
コラムに主軸ユニットに支持された主軸との間に設け、
この振込みボディに工具交換アームを旋回軸の軸線方向
及びこの軸線と直交する方向に移動可能に設けたもので
ある。
【0006】この振込みボディを、工具マガジンと主軸
との間に設けられた工具交換原点位置と前記主軸との間
を第1のシリンダにより回動させるものである。工具交
換原点位置と工具マガジンとの間は、第2のシリンダに
より振込みボディを回動させて工具の交換を行う。第2
のシリンダのロッドを圧縮方向に動作させると、工具交
換原点位置から30度だけ工具マガジン側に振込まれ、
第1のシリンダのロッドを伸長方向に動作させると、原
点位置から60度だけ主軸側に振込まれる。
【0007】先ず、工具交換指令によりコラムがZ軸線
方向に後退すると、工具交換位置の手前でリミットスイ
ッチとドッグにより検知信号が発せられ、この検知信号
により次の工具を把持して待機している工具交換アーム
は、主軸側への振込みを開始し、コラムが工具交換位置
で停止した時点と同時に工具交換装置のカムフォロアと
ストッパーが当接し、振込み動作を完了させるものであ
る。
【0008】この自動工具交換装置は、2個の駆動源、
リミットスイッチ、ドッグ等が必要となるためメンテナ
ンス、制御等の点で繁雑となり、不経済な面を多く有し
ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な技術背景で発明されたものであり、次の目的を達成す
る。
【0010】本発明の目的は、工具交換装置の工具交換
アームを振込む駆動源を単純化した自動工具交換装置を
提供することを目的とする。
【0011】本発明の他の目的は、工具の交換を迅速か
つ確実に行う自動工具交換装置を提供することを目的と
する。
【0012】本発明の更に他の目的は、非切削時間を短
縮して生産性の向上に寄与することができる自動工具交
換装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を採る。
【0014】本発明の工作機械の自動工具交換方法は、
ベッド上を進退移動可能なコラムと、前記コラムに設け
られた主軸頭に回転可能に支持され工具を着脱自在に装
着する主軸と、前記コラムに隣接して配置され複数の前
記工具を主軸軸線と交差する状態で貯蔵する工具マガジ
ンと、前記工具を把持し、前記主軸の前記工具と前記工
具マガジンの前記工具とを交換する工具交換アームを備
えた振込みボディとを備えた工作機械の自動工具交換方
法であって、前記振込みボディを、旋回振込み手段によ
りマガジン側交換位置および主軸側交換位置に中間位置
を介してそれぞれ旋回振込み駆動し、前記工具交換アー
ムを介して前記工具マガジン側と前記主軸側とでそれぞ
れ前記工具の交換を行い、前記振込みボディを、中間位
置より前記主軸側の交換位置へ振込む際および前記主軸
側交換位置より前記中間位置へ戻す際は前記コラムの工
具交換位置および加工位置の移動動作により前記旋回振
込み手段を作動させて前記工具の交換を行う。
【0015】本発明の工作機械の自動工具交換装置は、
ベッド上を進退移動可能なコラムと、前記コラムに上下
移動可能に設けられた主軸頭と、前記主軸頭に回転可能
に支持され工具を着脱可能に把持する主軸と、前記コラ
ムに隣接して配置され複数の前記工具を主軸軸線と交差
する状態で貯蔵する工具マガジンと、前記工具を把持
し、前記主軸の前記工具と前記工具マガジンの前記工具
とを交換する工具交換アームを備えた振込みボディとを
備えた工作機械において、前記コラムの移動により駆動
される作動部材と、前記コラムの移動と前記作動部材と
の間の連結、又は遮断するクラッチ手段と、一端が前記
振込みボディに連結され、他端が前記作動部材に連結さ
れ選択的に伸縮された2位置を取る伸縮駆動手段とから
なる。
【0016】前記作動部材は、一端が前記コラムに設け
たカム溝に係合可能なカムフォロアであり、他端が前記
伸縮駆動手段に連結された旋回可能なレバーであり、か
つ前記クラッチの切換え動作により前記カムフォロアを
前記カム溝に係合離脱可能に構成してなると良い。
【0017】
【作用】工具交換アームを備えた振込みボディを有する
工作機械の工具交換方法である。振込みボディを、旋回
振込み手段によりマガジン側交換位置および主軸側交換
位置に中間位置を介してそれぞれ旋回振込み駆動する。
この後、工具交換アームを介して工具マガジン側と主軸
側とでそれぞれ工具の交換を行う。
【0018】振込みボディを、中間位置より主軸側の交
換位置へ振込む際、および主軸側交換位置より中間位置
へ戻す際はコラムの工具交換位置および加工位置の移動
動作により旋回振込み手段を作動させて工具の交換を行
う。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。最初に本発明の自動工具交換装置を搭載
された数値制御工作機械について説明する。図1は数値
制御工作機械の側面図である。機台であるベッド10上
の移動案内面にコラム14が前後方向(Z軸線方向)に
移動自在に搭載されている。また、ベッド10上には多
数の工具11を保持する工具マガジン12が搭載、固定
されている。工具マガジン12の工具11と主軸13の
工具11との間では、自動工具交換装置19により工具
11が自動交換される。
【0020】主軸13は、コラム14内で矢印Y軸線方
向(上下方向)に移動自在に支持され、このY軸線方向
にY軸モータ15により送り駆動されると共に、図示し
ないモータによって、その先端に把持された工具11を
回転駆動する。ベッド10の後端に配置されたZ軸モー
タ16の出力軸には送りねじが連結され、この送りねじ
にはナットがねじ込まれており、このナットがコラム1
4の下部に固定されている。すなわちコラム14は送り
ねじ機構により、Z軸モータ16でZ軸線方向に駆動制
御される。
【0021】同様に、工作物を載置するテーブル17
は、X軸モータ18によりX軸方向(Y、Z軸に対し直
交する方向)に移動可能に形成されている。主軸13に
工具11を装着して工作物を加工した後、主軸13は所
定の工具交換位置に位置決めされ、工具マガジン12と
のあいだで自動工具交換が行われる。
【0022】自動工具交換装置19 次に、図2を基に本発明の自動工具交換装置を説明す
る。図2は、図1のA矢視における平面図を示すもので
ある。主軸13は、コラム14と共にZ軸線方向に後退
し、工具交換のための関係位置に位置決めされる。工具
マガジン12には多数の工具ポット12aがチェーン1
2bの間に連結され、この工具ポット12a内には工具
11が収納されている。
【0023】主軸13と工具マガジン12間の90度空
間内には、自動工具交換装置19が配置されている。工
具マガジン12側から角度30度(θで示す)離れた位
置が待機位置(主軸13と工具マガジン12の中間位置
であり、工具交換アーム4が待機する位置)位置であ
り、この待機位置により主軸側工具交換位置またはマガ
ジン側工具交換位置に工具交換アーム4が振込み移動し
て工具交換動作を行う。この中間位置を自動工具交換装
置19の原点位置(以下、中間位置と称する。)とす
る。
【0024】自動工具交換装置19は、図2及び図3の
(a),(b),(c)に示すように、工具マガジン1
2と主軸13との間に配置されている。自動工具交換装
置19は、工具交換アーム4を搭載した振込みボディ
1、振込みボディ1を工具交換のために旋回させるため
の旋回振込み手段26等で構成されている。
【0025】旋回振込み手段26は、振込みボディ1を
旋回軸25を中心に待機位置から主軸13側の交換位
置、及び工具マガジン12側の交換位置に振込むための
駆動手段である。旋回振込み手段26は、伸縮駆動手段
である直動形シリンダ24を備えている。直動形シリン
ダ24内に設けられたピストンのピストンロッド11c
の一端は、球面ジョイント64aに連結されている。球
面ジョイント64aは振込みボディ1に連結されてい
る。
【0026】一方、直動形シリンダ24の本体後端に
は、ロッド11dの一端が固定されている。ロッド11
dの他端には球面ジョイント64b(図3(b)参照)
の一端が連結されている。球面ジョイント64bは、L
字状の旋回レバー63の一端Nに揺動自在に連結されて
いる。
【0027】図3の(a)は、作動部材及びクラッチ機
構を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)のX
−X線で切断した断面図であり、図3(c)は、クラッ
チ機構が離脱した状態を示す図3(a)のX−X断面図
である。旋回レバー63の他端Mには、カムフォロア6
2が上下動自在に設けられている。旋回レバー63は、
旋回軸67を中心に揺動可能である。
【0028】結局、旋回レバー63、球面ジョイント6
4b、カムフォロア62および後述するカム部材27等
でロッド11dを駆動するための作動部材60を構成す
る。この作動部材60の下部には、クラッチ機構28が
配置されており、クラッチ機構28により作動部材60
による旋回可能または不可能な状態に切換えることがで
きる。工具マガジン12の側面にはステー65の一端が
固定されている。ステー65の他端は、第1爪部材66
及びシリンダ70と一体になるようにボルトで固定され
ている。
【0029】シリンダ70のピストンロッド70aの軸
端には係合部材67が固定されている。旋回レバー63
に設けられた案内穴63aには、カムフォロア62が上
端に固定された第2クラッチ部材68が挿入されてい
る。第2クラッチ部材68の大径部下端には第1クラッ
チ部材66の係合歯部66と噛み合う係合歯部68bが
形成されている。また、第2クラッチ部材68の下端部
には係合部68aが形成され、係合部材67に形成され
た係合溝67aと係合している。係合溝67aは旋回レ
バー63が旋回したとき、旋回レバー63と一緒に第2
クラッチ部材68の係合部68aが旋回可能の半径のR
状の形状に形成されている。すなわち、係合部材67に
対して第2クラッチ部材68は、軸線方向には移動を規
制されているが、水平面内では移動可能となっている。
【0030】工具マガジン12またはベッド10にはカ
ム部材27が固定されている。カム部材27には、下側
端面にカム溝61が形成されている。カム溝61は、直
線部61aと加減速曲線部61bが連続して形成されて
いる。カム溝61はこの形状には限定されず、コラム1
4の移動速度と連動して、振り込みボディ1をスムーズ
に振り込み動作させる曲線または直線の形状であればよ
い。
【0031】切り換え弁SLを作動させ、ピストンロッ
ド70aを上昇させると、係合部材67、第2クラッチ
部材68、カムフォロア62が上昇し、クラッチ機構2
8の噛み合いが解除されるとともに、カムフォロア62
とカム部材27のカム溝61とが係合可能となる(図3
(b)参照)。ピストンロッド70aを下降させると、
係合部材67、第2クラッチ部材68、カムフォロア6
2が下降し、カムフォロア62がカム部材27のカム溝
61より離脱するとともに、クラッチ機構28が噛み合
い旋回レバー63は回転方向の動きが規制される(図3
(c)参照)。
【0032】この状態で、コラム14を+Z軸線方向
(図2)に後退移動させると、コラム14と一体のカム
部材27も一体的に移動し、旋回アーム63はカム溝6
1に案内されるカムフォロア62を介して反時計廻りに
旋回する。この旋回アーム63のコラム14のZ軸線方
向の後退移動による旋回動作は、後述するが振込みボデ
ィ1を待機位置より主軸13側の交換位置に振込む動作
となるものである。
【0033】そして、自動工具交換装置19は、図2に
2点鎖線で示す如く、工具マガジン12から所望の工具
11aを抜き出し、前記待機位置で待機したのち、さら
に60度回動し、工具11aを主軸13内に挿入すべく
動作するものである。なお、工具マガジン12と主軸1
3側とは開閉可能なカバー20により仕切られ、このカ
バー20は工具交換時のみ開閉されスプラッシュガード
(図示せず)の振込みボディ1等通過のための開口部よ
り加工中の切粉及び切削油剤の飛散を防止している。
【0034】工具交換アーム4の工具交換のための旋回
動作、旋回軸軸線方向の進退動作等は、特公平3−79
143号公報等で公知技術であり、ここではこれ以上説
明しない。また、特公平3−79143号公報では、前
記各動作を各々設けられたシリンダ等で行っているが、
カム機構、歯車伝達機構等により連動させて行う公知の
技術(例えば、実開昭63−113530号、特公平5
−37784号及び本出願人が平成7年5月12日に出
願した「NC工作機械の自動工具交換装置」などのロー
ラギヤカム、側面カムによる動作)で行ってもよい。
【0035】作動 次に本実施例の作動を以下説明する。最初に、本発明の
要部である自動工具交換装置の交換アーム4を、主軸側
工具交換位置及び工具マガジン側交換位置に振込む振込
みボディ1の基本動作につき図4の(a)〜(e)を基
に、図3の(a),(b),(c)と共に説明する。
【0036】尚、この図では振込みボディ1の作用のみ
を説明する。先ず、図4の(a)は、自動工具交換装置
の待機位置を示す。すなわち、この状態は作動部材60
のクラッチ機構28が噛み合った状態であり、図3に示
すシリンダ70内のピストンロッド70aが切換弁SL
の操作により底部に移動した状態となっている。これに
より、図3(a)に示すカムフォロア62は、カム部材
27のカム溝61からは離脱した状態となっているが、
作動部材60の回動動作はクラッチ機構28の噛み合い
により拘束されている。
【0037】そこで、図4の(b)に示すように、シリ
ンダ24を作動させてピストンロッド11cを後退(縮
小)させる。ピストンロッド11cの後退移動により振
込みボディ1は、旋回軸25を中心として矢印方向(す
なわち、工具マガジン側交換位置)に揺動する。
【0038】所定の動作により工具の交換が行われる
と、図4の(c)に示すように、振込みボディ1は、作
動部材60はそのままの状態で、シリンダ24を作動さ
せてピストンロッド11cを前進(伸長)させる。ピス
トンロッド11cの前進移動により振込みボディ1は、
旋回軸25を中心として揺動し待機位置に戻る。
【0039】次に、主軸13との工具交換のために振り
込みボディ1を主軸13側に振り込む動作を説明する。
【0040】ある工具による加工が終了し、次の工具に
交換する工具交換指令が指令されると、コラム14は工
具交換位置すなわち+Z軸方向に後退移動する。コラム
14が所定の位置すなわちカム部材27のカム溝61と
カムフォロア62とが係合可能な位置に達したことを、
ベッド10側に固定した近接スイッチ、リミットスイッ
チ等検出部材100aとコラム14側に取りつけたドッ
グ等被検出部材140cとにより検出する。この検出信
号により、切換弁LSをa側に切り換え、ピストンロッ
ド70aを上昇させる。このクラッチ機構28の噛み合
いが解除されるが、カム溝61とカムフォロア62とが
係合するので、旋回レバー63の回転方向の動きは拘束
される。また、カバー20は工具交換指令によりスプラ
ッシュガードの開口部が開口する方向に移動し、前記検
出信号出力時にカバー20が開口していることが確認さ
れる。なお、工具交換動作時以外の加工時の移動指令で
は被検出部材140cより検出信号が出力されても、切
換弁LSは作動しない。
【0041】更に、コラム14が工具交換位置で後退移
動すると、カム溝61の曲線に案内されて、旋回レバー
63が旋回する。すなわち、振り込みボディ1が主軸1
3側に振り込まれる。コラム14が工具交換位置に達す
ると、振り込みボディ1は工具交換アーム4のアーム軸
軸線が主軸14の軸線と平行な状態となる(図4
(d))。
【0042】コラム14をZ軸線方向に後退移動させる
と、カム部材27も一体的に後退移動し、この後退移動
により作動部材60はカム溝61に案内されて揺動し、
図4の(d)に示すように振込みボディ1を矢印方向
(すなわち、主軸側交換位置)に揺動する。
【0043】そこで、所定の動作により工具の交換が行
われると、コラム14は次の移動指令で所定量−Z軸方
向に前進移動する。検出部材100aから信号が出力さ
れなくなったことにより、切換弁LSをb側に切り換
え、ピストンロッド70aを下降させる。クラッチ機構
28が噛み合うとともに、カム溝61とカムフォロア6
2とが係合が解除される。クラッチ機構28により旋回
レバー63の回転方向の動きが規制される。カバー20
をスプラッシュカードの開口部を遮蔽する方向に移動さ
せる。振込みボディ1は、図4の(e)に示すように旋
回軸25を中心として揺動し待機位置に戻り、一連の工
具交換サイクルが完了する。なお、この場合、シリンダ
24のピストンロッド11cは、図示しない切換弁のブ
ロック操作により伸長した状態が維持されている。
【0044】また、工具交換指令以外の移動指令でコラ
ム14が後退移動してきても、クラッチ機構28、カバ
ー20は作動しないので加工中に振り込みボディ1の振
り込み動作、カバー20の開口方向への移動動作はせ
ず、加工に支障を生じることはない。このように、工具
交換装置の振込み駆動源の一部をコラム14の移動を利
用して行うことができ、振込み駆動源の構造並びに制御
を単純化し、工具の交換動作が迅速かつ確実となり、併
せて装置のメンテナンスを向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、工具交
換装置の工具交換アームを振込む駆動源を単純化するこ
とにより、経済的効果を発揮させることができる。ま
た、コラムの工具交換位置への移動動作と振り込み動作
を連動させることにより工具の交換を迅速かつ確実に行
うことにより非切削時間を短縮して生産性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例を示す工作機械の全
体構造を示す側面図である。
【図2】図2は、図1のA矢視図である。
【図3】図3の(a)は、作動部材及びクラッチ機構を
示す平面図であり、図3(b)は図3(a)のX−X断
面図であり、図3(c)はクラッチ機構が離脱した状態
を示す図3(a)のX−X断面図である。
【図4】図4の(a)〜(e)は、振込みボディが中間
位置を介して主軸側交換位置とマガジン側交換位置に振
込まれる動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1…振込みボディ 4…工具交換アーム 10…ベッド 11…工具 12…工具マガジン 13…主軸 14…コラム 15…Y軸モータ 16…Z軸モータ 17…テーブル 18…X軸モータ 19…自動工具交換装置 24…直動形シリンダ 27…カム部材 28…クラッチ機構 61…カム溝 62…カムフォロア 63…旋回レバー 64a…球面ジョイント 65…ステー 66…第1爪部材 68…第2クラッチ部材 70…シリンダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド上を進退移動可能なコラムと、 前記コラムに設けられた主軸頭に回転可能に支持され工
    具を着脱自在に装着する主軸と、 前記コラムに隣接して配置され複数の前記工具を主軸軸
    線と交差する状態で貯蔵する工具マガジンと、 前記工具を把持し、前記主軸の前記工具と前記工具マガ
    ジンの前記工具とを交換する工具交換アームを備えた振
    込みボディとを備えた工作機械の自動工具交換方法であ
    って、 前記振込みボディを、旋回振込み手段によりマガジン側
    交換位置および主軸側交換位置に中間位置を介してそれ
    ぞれ旋回振込み駆動し、 前記工具交換アームを介して前記工具マガジン側と前記
    主軸側とでそれぞれ前記工具の交換を行い、 前記振込みボディを、中間位置より前記主軸側の交換位
    置へ振込む際および前記主軸側交換位置より前記中間位
    置へ戻す際は前記コラムの工具交換位置および加工位置
    への移動動作により前記旋回振込み手段を作動させて前
    記工具の交換を行うことを特徴とする工作機械の自動工
    具交換方法。
  2. 【請求項2】ベッド上を進退移動可能なコラムと、 前記コラムに上下移動可能に設けられた主軸頭と、 前記主軸頭に回転可能に支持され工具を着脱可能に把持
    する主軸と、 前記コラムに隣接して配置され複数の前記工具を主軸軸
    線と交差する状態で貯蔵する工具マガジンと、 前記工具を把持し、前記主軸の前記工具と前記工具マガ
    ジンの前記工具とを交換する工具交換アームを備えた振
    込みボディとを備えた工作機械において、 前記コラムの移動により駆動される作動部材と、 前記コラムの移動と前記作動部材との間の連結、又は遮
    断するクラッチ手段と、 一端が前記振込みボディに連結され、他端が前記作動部
    材に連結され選択的に伸縮された2位置を取る伸縮駆動
    手段とからなることを特徴とする工作機械の自動工具交
    換装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記作動部材は、 一端が前記コラムに設けたカム溝に係合可能なカムフォ
    ロアであり、 他端が前記伸縮駆動手段に連結された旋回可能なレバー
    であり、かつ前記クラッチの切換え動作により前記カム
    フォロアを前記カム溝に係合離脱可能に構成してなるこ
    とを特徴とする工作機械の自動工具交換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6454684B2 (en) 2000-07-25 2002-09-24 Sankyo Manufacturing Co., Ltd. Automatic tool changing apparatus
US6857995B2 (en) 2001-09-21 2005-02-22 Makino Milling Machine Co., Ltd. Tool exchange device for machine tool

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