JPH0832346A - Kバンド用アンテナ及びその捕捉範囲拡大方法 - Google Patents

Kバンド用アンテナ及びその捕捉範囲拡大方法

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JPH0832346A
JPH0832346A JP16095894A JP16095894A JPH0832346A JP H0832346 A JPH0832346 A JP H0832346A JP 16095894 A JP16095894 A JP 16095894A JP 16095894 A JP16095894 A JP 16095894A JP H0832346 A JPH0832346 A JP H0832346A
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JP
Japan
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reflecting mirror
antenna
reflection mirror
sub
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP16095894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Kawabata
秀治 川端
Motomitsu Shimizu
基充 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0832346A publication Critical patent/JPH0832346A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 副反射鏡付きKバンド用アンテナにおいて、
捕捉範囲の拡大を実現する。 【構成】 主反射鏡2と、主反射鏡の反射鏡軸4に軸を
同じにして配電された副反射鏡1とを備え、副反射鏡1
と主反射鏡2の相対位置をずらす(デフォーカス)機構
3を利用して、捕捉時に副反射鏡を主反射鏡に近づける
ことにより、アンテナのビーム幅の拡大(捕捉範囲拡
大)を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、宇宙ステーション(J
EM)のような非常に大きく特異な形態をした柔軟構造
飛翔体に取り付ける、Kバンド用アンテナおよびその捕
捉拡大方法に関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙ステーション(JEM)のような非
常に大きく特異な形態をした構造物は、太陽電池パドル
やラジエータの駆動,搭乗員の移動等の振動要因によ
り、常に何らかの揺れが存在する。このような柔軟構造
飛翔体に位置するアンテナによりデータ中継衛星を捕捉
することは、データ中継衛星の方向が(予測により)特
定できてもアンテナの指向が定まらないため、非常に困
難となることが予想される。
【0003】宇宙ステーションの運用では、膨大に発生
するアプリケーションデータの送(受)信を実現するた
めに、Kバンド(20GHz帯)系のような高帯域を利
用した伝送が不可欠となる。
【0004】Kバンドは指向性が強いため、捕捉用とし
ては適さないので、このような場合、Sバンド(数GH
z帯)捕捉追尾併用や、補助アンテナ併用等のSバンド
補助システムを利用し、アンテナの捕捉範囲を拡大する
方式が、一般的に採られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】Sバンド(数GHz
帯)捕捉追尾併用や、補助アンテナ併用等のSバンド補
助システムを利用し、アンテナの捕捉範囲を拡大する方
式では、必須となるKバンド系のデータ送受信機器の搭
載に加えて、Sバンド系の補助機器を搭載することは、
宇宙ステーションにおけるリソース(重量,電力等)の
制約上、難しい。
【0006】本発明の目的は、これらの技術的課題を解
決した、副反射鏡付きKバンド用アンテナを提供するこ
とにある。
【0007】また本発明の他の目的は、Kバンド用アン
テナにおいて、アンテナのビーム幅を拡げる捕捉範囲拡
大方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のKバンド用アン
テナは、主反射鏡と、この主反射鏡の反射鏡軸に軸を同
じにして配置された副反射鏡と、前記主反射鏡と前記副
反射鏡との相対位置を前記反射鏡軸方向にずらすことの
できるデフォーカス機構と、を備えることを特徴とす
る。
【0009】本発明の捕捉範囲拡大方法は、副反射鏡付
きKバンド用アンテナにおいて、副反射鏡と主反射鏡の
相対位値をずらすデフォーカス機構を利用して、捕捉時
に副反射鏡を主反射鏡に近づけることにより、アンテナ
のビーム幅を広げることを特徴とする。
【0010】
【作用】捕捉時は、副反射鏡と主反射鏡の相対位置をず
らしてデフォーカスし、アンテナのビーム幅を拡げて、
ビーコン信号の送受信を行うことにより捕捉を行う。
【0011】捕捉後の追尾時は、副反射鏡を主反射鏡の
フォーカス位置に戻し、従来通りの高利得を実現したア
プリケーションデータ伝送を行う。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は、本発明のKバンド用アンテナの構
成を示す図である。このKバンド用アンテナは、主反射
鏡2と副反射鏡1とが反射鏡軸4を同一軸として配置さ
れている。副反射鏡1は、副反射鏡を反射鏡軸4の方向
へ移動し、主反射鏡2への相対位置をずらすデフォーカ
ス機構に取り付けられている。デフォーカス機構自体は
本発明の特徴ではなく、いかなる種類のものであっても
よい。
【0014】このようなKバンド用アンテナにおいて、
追尾時及び捕捉時の副反射鏡1の配置について説明す
る。
【0015】図2(a),(b)は、追尾時すなわちア
プリケーションデータ送受信時の副反射鏡1と主反射鏡
2の相対位置、及びそのときのアンテナのビームパター
ンの関係を示す概念図である。図3は、捕捉時すなわち
ビーコン信号送受信の副反射鏡1と主反射鏡2の相対位
置、及びそのときのアンテナのビームパターンのを示す
概念図である。
【0016】追尾時には、アンテナのビーム幅を狭くし
て指向性を強め、捕捉時にはアンテナのビーム幅を拡げ
て指向性を弱め、捕捉範囲を拡大させる。
【0017】このためには、デフォーカス機構3を利用
して副反射鏡1の主反射鏡に対する相対位置を調整す
る。追尾時には、図2に示すように副反射鏡1を主反射
鏡2のフォーカス位置に配置し、捕捉時には、副反射鏡
1を主反射鏡2に近づけることにより、アンテナのビー
ム幅を拡げる。
【0018】図3(b)のアンテナパターンに示すよう
に、捕捉時は、指向性が弱くなるため、アンテナのボア
サイト方向からずれた信号の送受信が可能となる。
【0019】このようなKバンド用アンテナを宇宙ステ
ーションに取り付けした場合、宇宙ステーションは、約
90分の周期で飛翔しており、通信途絶→捕捉→追尾の
繰り返しが頻繁に起こるが、捕捉時は、副反射鏡1と主
反射鏡2の相対位置をずらしてデフォーカスし、アンテ
ナのビーム幅を拡げて、ビーコン信号の送受信を行うこ
とにより捕捉を行う。捕捉後の追尾時は、副反射鏡1を
元の位置(主反射鏡2のフォーカス位置)に戻し、従来
通りの高利得を実現したアプリケーションデータ伝送を
行う。
【0020】図4はビーコン信号受信時の宇宙ステーシ
ョン側のアンテナ6とデータ中継衛星側のアンテナ5と
の位置関係及び信号受信に必要な利得を稼げるアンテナ
ビーム幅の関係を示す図である。図中、7はビーコン信
号受信に必要な利得を稼げるアンテナビーム幅、8はJ
EM側の変動によるビーコン信号受信に必要な利得を稼
げるアンテナビーム幅(ビーム方向)の変動、9は変動
を考慮したビーコン信号受信可能域を示している。
【0021】図4に示すように、宇宙ステーションのア
ンテナのボアサイト方向と、データ中継衛星の位置に多
少のずれがあっても、捕捉を実現することができる。
【0022】このように、デフォーカス機構を利用し
て、図3→図2に示す副反射鏡1の移動により、捕捉か
ら追尾への移行をスムーズに実現することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるKバ
ンド用アンテナおよび捕捉範囲拡大方法は、Sバンド捕
捉追尾併用方式,補助アンテナ併用方式等の補助システ
ム用に従来必要であったリソース(特にアンテナ)を不
要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のKバンド用アンテナの構成を示す図で
ある。
【図2】追尾時すなわちアプリケーションデータ送受信
時の副反射鏡と主反射鏡の相対位置、及びそのときのア
ンテナのビームパターンの関係を示す概念図である。
【図3】捕捉時すなわちビーコン信号送受信時の副反射
鏡と主反射鏡の相対位置、及びそのときのアンテナビー
ムパターンの関係を示す概念図である。
【図4】ビーコン信号受信時の宇宙ステーションとデー
タ中継衛星との位置関係、及び信号受信に必要な利得を
稼げるアンテナビーム幅の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 副反射鏡 2 主反射鏡 3 デフォーカス機構 4 反射鏡軸 5 データ中継衛星側アンテナ 6 JEM側アンテナ 7 ビーコン信号受信に必要な利得を稼げるアンテナビ
ーム幅 8 JEM側の変動によるビーコン信号受信に必要な利
得を稼げるアンテナビーム幅(ビーム方向)の変動 9 変動を考慮したビーコン信号受信可能域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主反射鏡と、 この主反射鏡の反射鏡軸に軸を同じにして配置された副
    反射鏡と、 前記主反射鏡と前記副反射鏡との相対位置を前記反射鏡
    軸方向にずらすことのできるデフォーカス機構と、を備
    えることを特徴とするKバンド用アンテナ。
  2. 【請求項2】前記デフォーカス機構は、前記副反射鏡
    を、固定された主反射鏡に対して反射鏡軸方向にずらす
    ことを特徴とする請求項1記載のKバンド用アンテナ。
  3. 【請求項3】副反射鏡付きKバンド用アンテナにおい
    て、副反射鏡と主反射鏡の相対位値をずらすデフォーカ
    ス機構を利用して、捕捉時に副反射鏡を主反射鏡に近づ
    けることにより、アンテナのビーム幅を拡げることを特
    徴とする捕捉範囲拡大方法。
  4. 【請求項4】前記副反射鏡は、捕捉時に前記主反射鏡の
    デフォーカス位置に配置し、追尾時に前記主反射鏡のフ
    ォーカス位置に配置することを特徴とする請求項3記載
    の捕捉範囲拡大方法。
JP16095894A 1994-07-13 1994-07-13 Kバンド用アンテナ及びその捕捉範囲拡大方法 Pending JPH0832346A (ja)

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