JPH08323060A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH08323060A
JPH08323060A JP13455495A JP13455495A JPH08323060A JP H08323060 A JPH08323060 A JP H08323060A JP 13455495 A JP13455495 A JP 13455495A JP 13455495 A JP13455495 A JP 13455495A JP H08323060 A JPH08323060 A JP H08323060A
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JP
Japan
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blade
comb
movable
shaft
engaging
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JP13455495A
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Masatoshi Tanaka
正俊 田中
Akira Torisawa
陽 鳥澤
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、髭剃り時に櫛刃が肌面に沿って追
従できる電気かみそりの提供を目的とする。 【構成】内刃駆動軸11(第1の出力部材)と櫛刃駆動
軸(第2の出力部材)とを配設した内刃取付部10を有
する本体1と、前記内刃取付部10に取り付けられるア
ーチ状に形成された外刃40と、前記内刃取付部10に
設けた内刃駆動軸11に取り付けた内刃20と、櫛刃枠
51(支持部材)に取着された固定刃60とこの固定刃
60の内側に設けられた可動刃70とからなり前記櫛刃
枠51を介して外刃40の側面部に沿って移動可能に設
けられた櫛刃50と、一端側を前記可動刃70に連結す
るとともに他端側に係合軸83(係合部)を設けこの係
合軸83を櫛刃50の移動に伴って前記櫛刃駆動軸と相
対移動しつつこの櫛刃駆動軸83と係合し可動刃70を
往復動させる作動部材80とを備えた電気かみそり。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気かみそりに関
し、特に多数の髭導入孔を形成した可撓性薄板からなり
この可撓性薄板を湾曲してアーチ状に形成した外刃と、
この外刃の内面に内刃台に多数の刃体を直線状に配置し
て構成した内刃を往復動させて髭剃りをする形式の電気
かみそりであって、前記外刃と協働する櫛刃を並設して
この櫛刃によって長い毛、癖毛の剃り残しがないように
して早剃り性能を向上させる電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外刃と協働する櫛刃を並設してこ
の櫛刃によって長い毛、癖毛の剃り残しがないようにし
て早剃り性能を向上させる電気かみそりにおいては、外
刃を顔等の肌に沿って移動させた際に、前記櫛刃を可動
する構成として肌の凹凸つまり肌面に沿って追従できる
ようにすることが望ましい。この点を考慮して髭剃り動
作時に櫛刃を可動にしたものとしては、例えば、特開平
5−293259号公報に記載されたものがある。この
公報に記載されている往復動式電気かみそりは、その発
明の詳細な説明の項および図面に記載されているよう
に、ネット刃Bとこのネット刃Bの近接位置にこのネッ
ト刃Bと協働するくし刃Aを前記ネット刃Bと平行に設
けるとともに、このくし刃Aを常時は上方に付勢しつつ
上下方向に可動自在に設けた構成としたものである。と
ころで、一般に外刃を肌に当てて肌面に沿って移動させ
て行う髭剃り動作においては、櫛刃は上方向からの押圧
力とともにこの上方からの押圧力以上に横方向つまりネ
ット刃Bの側面からの押圧力を受ける。したがって、前
記公報記載の往復動式電気かみそりにおいては、くし刃
Aは上下方向にのみ可動となっていることから髭剃り動
作時において上方からの押圧力を受けたときは肌面に追
従するが、ネット刃Bを肌に当てながら横方向に移動さ
せる際に受ける横方向からの押圧力によっては肌の凹凸
面に沿って追従できず、したがって、長い毛あるいは癖
毛を剃り残しがないように剃ることはむずかしいもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の外
刃と協働する櫛刃を設け髭剃り動作時に前記櫛刃を肌の
凹凸面に追従させるようにした電気かみそりは、前記櫛
刃の可動方向が上下方向つまり一方向に直線状の可動で
あるため、曲面状の肌の凹凸面に沿っては十分に追従す
ることができず、したがって、長い毛あるいは癖毛を剃
り残しがないように剃ることができないという問題があ
り、結果として十分な早剃り性能の向上を図ることがで
きないものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来の
問題を解決するとともに省電力化を図るものであり、請
求項1記載の発明は、内部に駆動手段を有するとともに
外側一端部に内刃取付部が設けられた本体と、前記内刃
取付部に設けられた前記駆動手段の駆動力を出力する第
1の出力部材および第2の出力部材と、多数の髭導入孔
が設けられた薄板部材からなりアーチ状に形成されると
ともに前記内刃取付部を覆って取り付けられる外刃と、
前記内刃取付部に配設され前記第1の出力部材によって
前記外刃の内面に摺接しつつ往復動する内刃と、支持部
材に取着された固定刃とこの固定刃の内側に設けられた
可動刃とからなり前記支持部材を介して固定刃および可
動刃を前記アーチ状の外刃の側面部に沿って移動可能に
設けられた櫛刃と、一端側を前記櫛刃の可動刃に連結す
るとともに他端側に係合部を設けこの係合部を前記第2
の出力部材と移動可能に係合し前記可動刃を往復動させ
る作動部材と、前記櫛刃を前記外刃のアーチ状頂部方向
に向けて付勢する付勢部材とを備えた電気かみそりとし
たものであり、また、。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、作動部材に設けた係合部を櫛刃が外刃の側
面部に沿って頂部から基部に向かって所定の移動量を超
えて移動したとき前記第2の出力部材との係合を解除す
る電気かみそりとしたものである。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1記載の発明は、
櫛刃を外刃の側面部に沿って移動可能に設けた構成によ
り、髭剃り動作時に肌に対する外刃の移動に伴って外刃
の移動方向から受ける押圧力にしたがって櫛刃は曲面状
の肌の凹凸面に沿って確実に追従でき、長い毛および癖
毛を確実に剃ることができる。
【0007】また、上記のように構成した請求項2記載
の発明は、請求項1記載の発明の作用に加え、櫛刃が所
定の移動量を超えたとき櫛刃の可動刃を駆動する作動部
材に設けた係合部の第2の出力部材との係合が解除され
て櫛刃の駆動が停止されるので、櫛刃を駆動するための
電力が消費されないため省電力化が図れる。
【0008】
【実施例】つぎに、請求項1記載および請求項2記載の
発明の実施例を図1および図8に基づいて説明する。図
1において、1は電気かみそりの本体で、この本体1は
互いに結合された前ケース2と後ケース3とからなる本
体ケース4とこの本体ケース4内に設けられた図示しな
いが駆動手段としてのモーター、このモーターに電力を
供給する蓄電池、この蓄電池を充電する充電回路、この
充電回路と商用電源を接続する出没可能に設けられた充
電用プラグ等から構成されている。また、本体ケース4
には前記蓄電池からモーターへの電力供給の停止をする
電源スイッチSが設けられている。
【0009】そして、前記本体1の一端側には、図2な
いし図5に示すように内刃取付部10が設けられてお
り、この内刃取付部10には後述する内刃20を往復動
させて駆動する第1の駆動部材としての内刃駆動軸11
および同じく後述する櫛刃50の可動刃70を往復動さ
せて駆動する第2の駆動部材としての櫛刃駆動軸12と
が突出して設けられており、また、外周には嵌合部13
が設けられている。なお、前記内刃駆動軸11と櫛刃駆
動軸12は基部を同一としてこの同一の基部を分岐させ
てそれぞれ内刃を駆動する内刃駆動軸11と櫛刃を駆動
する櫛刃駆動軸12を形成するようにすることもでき
る。前記内刃駆動軸11は内刃取付部材10に設けたカ
バー11aに設けた図示しない孔を貫通して突出してお
り、そしてこの内刃駆動軸11には内刃20が着脱可能
に取り付けられるようになっている。この内刃20は内
部に軸21aを有し長手方向に並設した2本の内刃台2
1にその軸方向に互いに所定間隔離間するとともに前記
軸21aが挿通されて取り付けられた多数の刃部材22
とからなる刃体23、この刃体23を取り付ける取付台
24およびこの取付台24を取り付ける支持台25とか
ら構成されている。そして、前記刃体23は取付台24
に対して図2の矢印Aで示す上下方向に図示しない軸を
中心として回動可能となっており、また、前記支持台2
5には前記内刃駆動軸11が嵌合する嵌合穴25aが形
成された軸部25bとこの軸部25bが設けられ上部に
互いに離間して形成された側壁25c、25cが設けら
れており、この側壁25c、25cの互いに対向する面
には図7に示すように円弧状に形成された案内凹部25
d、25d(図では一方のみ図示)と、この案内凹部2
5dの両側上部に円弧状の案内面25e、25eとが設
けられており、また、前記取付台24の前記側壁25
c、25cに対応する両側には前記案内凹部25d、2
5dに嵌合する嵌合突起26a、26a(図では一方の
み図示)とこの嵌合突起26a、26aの両側に設けら
れ前記案内面25e、25eに摺接する円弧状の被案内
面26b、26bとが設けられており、取付台24は前
記嵌合突起26a、26aを前記支持台25の案内凹部
25d、25dに、また、被案内面26b、26bを案
内面25e、25eにそれぞれ摺動自在に嵌合して支持
台25に取り付けられている。したがって、取付台24
が支持台25に取り付けられた状態では取付台24は支
持台25に対して図2の矢印Bで示す方向に回動可能と
なっている。
【0010】また、前記取付台24は図3、図4に示す
ように下部取付台24aと上部取付台24b、24bと
からなり、下部取付台24aには一対のガイド軸24
c、24cが一体的に取り付けられており、このガイド
軸24c、24cを囲んで筒状壁24d、24dが形成
されている。また、前記上部取付台24b、24bには
前記ガイド軸24c、24cが摺動自在に嵌合するガイ
ド穴24e、24eが形成され、このガイド穴24e、
24eを囲み前記筒状壁24d、24dの外周に嵌合す
る筒状壁24f、24fが設けられている。そして、前
記筒状壁24d、24dの内側には上方つまり後述する
外刃40の外刃板41の内面に内刃20を密着状態に付
勢するばね27が配設されている。なお、前記上部取付
台24b、24bはそれぞれ独立して前記外刃40に対
して密着状態に付勢されいる。また、前記櫛刃駆動軸1
2はゴム等からなるシール部材12aによってカバーさ
れており、この櫛刃駆動軸12の上端部には底面が円弧
状に形成された係合溝12bが形成され、この係合溝1
2bの両側側壁12c、12cの前端部には互いに拡開
した案内部12d、12dが形成されている。そして前
記係合溝12bには後述する作動部材80の係合軸83
の先端部が移動自在に案内されるようになっている。な
お、前記内刃駆動軸11および櫛刃駆動軸12は前記図
示しないモーターの回転力を偏心カム等を用いた従来周
知の往復動変換手段によって変換されて往復動するよう
になっている。
【0011】つぎに、前記内刃取付部10の周囲には嵌
合部13が形成され、この嵌合部13には着脱可能に嵌
合して外刃取付ケース30が設けられている。この外刃
ケース30は長手方向両側に形成した側壁31、31と
長手方向両端側を形成する長手方向側壁31a、31a
(図で一方のみ図示)とからなる角筒状に形成されてい
る。そして前記側壁31、31の上方部は略半円形状に
形成され、この半円形状部分を前記長手方向側壁31
a、31aの上端縁より上方に突出させている。つまり
前記長手方向側壁31a、31aの上方と前記側壁3
1、31との間に形成される空間には後述する外刃40
が位置するようになっている。また、この外刃取付ケー
ス30の両端側の側壁31、31にはこの外刃ケース3
0の着脱時につまむ、つまみ部32がそれぞれ形成さ
れ、このつまみ部32の内側壁には係合凹部32aが形
成されており、また、前記本体1には常時外側に向けて
付勢されて取付つまみ33、33(図2では一方のみ図
示)が設けられ、この取付つまみ33には前記係合凹部
32a、32aと係合する図示しない係合爪が設けられ
ており、この係合爪を前記係合凹部32a、32aに係
合させることにより、外刃ケース30は前記内刃取付部
10の嵌合部13に取り付けられるようになっている。
また、前記側壁31、31の内側にはそれぞれ上方を解
放したコ字状凹部34aが設けられ、また、前記外刃ケ
ース30には側壁31、31の前記つまみ部32、32
の上部に位置して互いに対向するとともに対向方向に図
示しないばねによって付勢された一対の外刃取付つまみ
35、35が設けられ、この外刃取付つまみ35、35
の上部には前記コ字状凹部34aの上部を覆う係止縁3
5a、35aが形成され、この係止縁35a、35aと
前記コ字状凹部34a、34aとで取付凹部36、36
が形成されるようになっている。
【0012】また、図6に示すようにこの外刃ケース3
0の前記両端側の側壁31、31の内側の前記取付凹部
36、36の近傍に位置して互いに対向した軸穴37
a、37a(図では一方のみ図示)が形成され、この軸
穴37a、37aの斜め下方に位置して互いに対向する
位置にばね取付軸37b、37bが形成され、また、こ
のばね取付軸37b、37bに対応してばね係止部37
c、37cが形成されている。
【0013】つぎに、前記外刃ケース30には外刃40
が着脱可能に設けられている。この外刃40は多数の髭
導入孔が形成された2枚の可撓性薄板のそれぞれの一端
側つまり互いに隣接する側を中央枠41aに固着し、他
端側をそれぞれ側枠41b、41bに固着して形成した
2枚の外刃板41、41とこの外刃板41、41を取り
付ける外刃枠42とから構成されている。そして、この
外刃枠42の両端側42a、42a(図では一方のみ図
示)にはそれぞれ嵌合突起43、43が突設されてお
り、この嵌合突起43、43を前記取付凹部36、36
に嵌合させることによって、外刃40は外刃ケース30
に取り付けられる。また、この外刃枠42の互いに対向
する両側側壁44の内壁には取付凹部45、45が形成
されており、この取付凹部45、45に前記外刃板41
の両端部に設けた側枠41b、41bを嵌合して外刃板
41、41は外刃枠42に取り付けられる。そして、外
刃枠42に外刃板41、41が取り付けられた状態では
外刃板41、41はそれぞれ湾曲したアーチ状に形成さ
れるとともに、前記側枠41b、41bは前記取付凹部
45、45内を上下動可能となっている。
【0014】また、外刃40が外刃ケース30に取り付
けられた状態では外刃40は嵌合軸43、43により回
動自在となっている。
【0015】そして、本体1への内刃20と外刃40の
取り付けは、まず、前記内刃20を支持台25の嵌合穴
25aに前記内刃駆動軸11を嵌合させて取り付け、つ
いで外刃40をその嵌合突起43、43を外刃ケース3
0の取付凹部36、36に嵌合して外刃ケース30に取
り付けることによってなされる。このようにして内刃2
0と外刃40が本体1に取り付けられた状態において
は、外刃板41、41の外周側面から押圧力が加えられ
たときは、外刃40は嵌合軸43、43を回動軸として
回動し、この外刃40の回動に伴って外刃40の内面に
密着するように付勢されている内刃20は取付台24が
支持台25に回動自在取り付けられていることから前記
外刃40に密着状態を維持したまま追従して回動する。
また、外刃40が前記嵌合軸43、43の軸方向に上下
方向の偏位が生じたときは内刃20は図2に矢印Aで示
す方向に移動可能となっていることから、この外刃40
の偏位に対しても同様に密着状態を維持したまま追従す
るようになっている。
【0016】つぎに、前記外刃ケース30に回動自在に
設けられる櫛刃50について説明する。この櫛刃50は
支持部材としての櫛刃枠51、この櫛刃枠51に取着さ
れる固定刃60、この固定刃60に対して圧接状態で往
復動する可動刃70、この可動刃70に一端側を連結さ
れ他端側を前記櫛刃駆動軸12と係合する作動部材80
とから構成されている。
【0017】そして、前記櫛刃枠51は前記外刃ケース
30に取り付けられた外刃40の外周側面を所定間隙を
介して覆うように円弧状壁52を有し、この円弧状壁5
2の上部にはスリット状の貫通孔53が形成され、ま
た、前記円弧状壁52の内側には互いに離間して設けら
れた2個のリブ54、54が形成されこのリブ54、5
4にはそれぞれ対向して軸取付孔54a、54bが設け
られている。また、前記円弧状壁52の両端側下方部に
はそれぞれ取付腕55、55(一方のみ図示)が形成さ
れこの取付腕55、55の先端部には図6に示すように
前記外刃ケース30の側壁に形成した軸穴37a、37
aに嵌合する支軸55a、55aが形成されている。そ
して、前記櫛刃枠51は前記軸穴37a、37aに嵌合
された支軸55a、55aを回転中心として回動するよ
うになっている。また、この支軸55a、55aのそれ
ぞれの下方に位置してばね受部56、56が形成されて
いる。そして、前記櫛刃枠51を前記支軸55a、55
aを前記軸穴37a、37aに嵌合して外刃ケース30
に取り付けるとともに前記ばね取付軸37b、37bに
付勢手段としてのトーションばね90を取り付け、この
トーションばね90の一端を前記側壁31、31に形成
したばね係止部37c、37cに係止させ、他端を前記
ばね受部56、56に係止させることにより前記櫛刃枠
51は常時は上端部が上方つまり外刃40が取り付けら
れた状態ではこの外刃40の頂部側に位置するように付
勢されるようになっている。
【0018】そして、この櫛刃枠51の前記スリット状
の貫通孔53の上部壁57の内壁には前記固定刃60が
適宜の手段で固定的に取着されており、また、前記下部
壁58の前記上部壁57と対向する内壁は長手方向に沿
った溝58aが設けられており、この溝58a内には前
記可動刃70を固定刃60に圧接させるように付勢する
図示しない板ばねが設けられている。また、この下部壁
58の中央部には長方形状の貫通孔58bが設けられて
いる。
【0019】つぎに、前記作動部材80は4辺を構成す
る枠辺81a、81b、81c、81dからなる方形状
に形成した枠部81と、この枠部81の下方の枠辺81
dを側方に延出して形成して設けた突起部82とこの突
起部82に取り付けた係合部としての係合軸83とから
構成されている。また、前記枠部81の前記リブ54、
54と平行な枠辺81aおよび81bにはガイド孔8
4、84が形成され、また、上部の枠辺81cにはこの
枠辺81cを貫通して形成されたガイド孔85が形成さ
れている。なお、前記係合軸83の先端部は前記係合溝
12b内の移動がスムーズになされるように球形状に形
成されている。
【0020】そして、前記リブ54、54に形成した軸
取付孔54a、54aに前記枠部81の枠辺81a、8
1bに形成されたガイド孔84、84を対応させ、ま
た、リブ54、54に形成した軸取付孔54b、54b
に前記枠部81の上部の枠辺81cのガイド孔85を対
応させ、この状態でガイド軸87を軸取付孔54a、5
4aおよびガイド孔84、84に挿通するとともにこの
ガイド軸87を軸取付孔54a、54aに接着等により
固着し、また、ガイド軸88を軸取付孔54b、54b
およびガイド孔85に挿通してこのガイド軸88を軸取
付孔54b、54bに接着等により固着することにより
作動部材80を櫛刃枠51に取り付ける。このようにし
て、櫛刃枠51に取り付けられた作動部材80は前記ガ
イド軸87、88にガイドされて軸方向に沿って往復動
自在に支持されている。
【0021】そして、前記作動部材80の枠部81の上
部の枠辺81cの長手方向中央部には前記櫛刃枠51の
下部壁58に設けられた貫通孔58bを貫通する突起8
9が設けられており、この突起89には前記可動刃70
がこの可動刃70の長手方向中間部に形成した取付孔7
1を嵌合して取り付けられている。そして、この可動刃
70は前記図示しない板ばねの付勢力によって常時固定
刃60に圧接状態となっている。
【0022】そして、前記櫛刃駆動軸12の係合溝12
bに作動部材80の係合軸83が係合している状態で櫛
刃駆動軸12が駆動して往復動すると作動部材80は往
復動し、これに伴って可動刃70は固定刃60に対して
圧接状態で往復動することになり、この往復動によっ
て、長い毛あるいは癖毛を剃ることができる。
【0023】そして、上記のように構成された櫛刃50
は、櫛刃枠51の取付腕55、55に設けた支軸55
a、55aを外刃ケース30の側壁31、31に設けた
軸穴37a、37aに嵌合した状態においては、図8に
示すようにこの支軸37a、37aの軸心を回転中心と
し、この支軸37a、37aの軸心と固定刃60および
可動刃70までの距離Rを半径として外刃40の外周側
面との間に所定間隙を介して描かれる軌跡Kに沿って前
記固定刃60および可動刃70は外刃40の頂部側に付
勢されつつ移動することになる。したがって、髭剃りの
際肌面に沿って移動する外刃40の移動に伴って櫛刃5
0も同様に肌面に沿って移動するものである。
【0024】また、髭剃り動作時に櫛刃枠51つまり櫛
刃50が外刃40の頂部から外周側面に沿って図3、図
4において下方つまり外刃40の基部に移動した際、こ
の移動量が所定の移動量を超えると、つまり髭剃り動作
の範囲を超えて移動したときは図5に示すように前記作
動部材80の係合軸83は櫛刃駆動軸12の係合溝12
bから離脱して係合が解除され、作動部材80つまり可
動刃70の駆動は停止するようになっている。このため
可動刃70を駆動する駆動力は不要となり、モーターの
出力が節約でき省電力化を図ることができる。
【0025】また、櫛刃50がトーションばね90の付
勢力によって復帰する際は前記係合軸83は係合溝12
bの両側壁に設けた案内部12d、12dに案内されて
係合溝12bに確実に導かれて係合できる。
【0026】また、前記櫛刃枠51は係合凹部59が設
けられている。一方、前記本体1の前記ケース2には係
止釦6がコイルばね6aによって常時外方に付勢されて
設けられており、この係止釦6には傾斜面7aを有する
スライド爪7が一体に形成されている。また、中間部を
軸8bによって回動可能に設けられ一端を前記スライド
爪7の傾斜面7a上に接触させるとともに他端に前記櫛
刃枠51の係合凹部59に係脱する係合爪8aを有する
係止杆8が設けられている。係止杆8はコイルばね8c
によって常時は係合爪8aが係合凹部59に係合する方
向に付勢されている。
【0027】そして、図4に示すように前記櫛刃50を
支軸55a、55aを中心として回動させると前記係合
凹部59に係合爪8aが係合し、櫛刃50はその状態に
保持され櫛刃50は収納状態となる。なお、この収納状
態では前記係合軸83は係合溝12bから離脱し係合状
態は解除されている。そして、前記収納状態から櫛刃5
0を使用状態、つまり突出させるときは前記係止釦6を
押圧すると前記係止杆8の一端側がスライド爪7の傾斜
面7aに沿って上昇し、係止杆8は軸8bを中心として
反時計方向に回動するので係合爪8bは係合凹部59か
ら離脱するため、櫛刃50はトーションばね90の付勢
力によって固定刃60および可動刃70が外刃40の頂
部に位置する状態に突出し、使用状態にセットされるこ
とになる。なお、櫛刃50を収納状態とするのは、不使
用時に電気かみそりを収納する場合、および髭剃り時に
櫛刃50を使用しない場合である。
【0028】つぎに、上記電気かみそりの動作について
説明する。髭剃り時には櫛刃50を突出させ電源スイッ
チSを閉成し駆動状態とし、外刃40を髭剃りをする肌
面に沿って移動させて髭剃りを行う。このとき外刃40
の肌面に沿った移動に伴って櫛刃50も肌面から受ける
押圧力に応じて外刃40の外周側面に沿って移動しつつ
肌面に沿って移動し、その際長い毛あるいは癖毛が確実
に剃られる。また、その際櫛刃50は常にトーションば
ね90によって付勢されていることから、常に肌面に密
着しつつ肌面に沿って移動することになり、確実に髭剃
りがなされるとともに櫛刃50が肌に無理に押圧される
ことがなく肌を傷める虞もない。
【0029】また、櫛刃50は櫛刃枠51の貫通孔53
の両側に固定刃60と可動刃70を設けているため外側
に位置している固定刃60と可動刃70とによってもみ
あげ等の毛を剃ることができる。また、両側に設けた固
体刃60の先端部は曲面状としているため肌を傷つける
ことはない。
【0030】なお、上記実施例では外刃40は内刃20
とともに外刃ケース30に対して回動できるように構成
したが、これは従来周知のように外刃は外刃ケースに固
定的に取り付けて設け、この外刃の外周側面に沿って櫛
刃を移動可能に設ける構成としてもよい。
【0031】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、櫛刃を外刃の側面部に沿って移動可能に設けた構
成により、髭剃り動作時に肌に対する外刃の移動に伴っ
て外刃の移動方向から受ける押圧力にしたがって櫛刃は
曲面状の肌の凹凸面に沿って確実に追従でき、長い毛お
よび癖毛を確実に剃ることができるという効果を奏する
ことができ、また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1の記載の発明の効果に加え、櫛刃が所定の移動量を超
えたとき櫛刃の可動刃を駆動する作動部材に設けた係合
部の第2の出力部材との係合が解除されて櫛刃の駆動が
停止されるので、櫛刃を駆動するための電力が消費され
ないため省電力化が図れるという効果を奏することがで
きるものである。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気かみそりの実施例の全体を示す斜
視図。
【図2】上記実施例の内刃、外刃および櫛刃の関係を示
す分解斜視図。
【図3】上記実施例の内刃取付部に内刃、外刃を取り付
け櫛刃が突出した状態で断面した部分断面図。
【図4】上記実施例の内刃取付部に内刃、外刃を取り付
け櫛刃を収納した状態で断面した部分断面図。
【図5】上記実施例の櫛刃の可動刃に連結された作動部
材と櫛刃駆動軸との係合が解除された状態を示す斜視
図。
【図6】上記実施例の外刃ケースと櫛刃の取付関係を示
す分解斜視図。
【図7】上記実施例の内刃の取付台と支持台との回動構
成を示す部分斜視図。
【図8】上記実施例の櫛刃の動きを示す図。
【符号の説明】
1 本体 10 内刃取付部 11 内刃駆動軸(第1の出力部材) 12 櫛刃駆動軸(第2の出力部材) 20 内刃 40 外刃 50 櫛刃 51 櫛刃枠(支持部材) 60 固定刃 70 可動刃 80 作動部材 90 トーションばね(付勢部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に駆動手段を有するとともに外側一端
    部に内刃取付部が設けられた本体と、前記内刃取付部に
    設けられた前記駆動手段の駆動力を出力する第1の出力
    部材および第2の出力部材と、多数の髭導入孔が設けら
    れた薄板部材からなりアーチ状に形成されるとともに前
    記内刃取付部を覆って取り付けられる外刃と、前記内刃
    取付部に配設され前記第1の出力部材によって前記外刃
    の内面に摺接しつつ往復動する内刃と、支持部材に取着
    された固定刃とこの固定刃の内側に設けられた可動刃と
    からなり前記支持部材を介して固定刃および可動刃を前
    記アーチ状の外刃の側面部に沿って移動可能に設けられ
    た櫛刃と、一端側を前記櫛刃の可動刃に連結するととも
    に他端側に係合部を設けこの係合部を前記第2の出力部
    材と移動可能に係合し前記可動刃を往復動させる作動部
    材と、前記櫛刃を前記外刃のアーチ状頂部方向に向けて
    付勢する付勢部材とを備えたことを特徴とする電気かみ
    そり。
  2. 【請求項2】前記作動部材に設けた係合部を櫛刃が外刃
    の側面部に沿って頂部から基部に向かって所定の移動量
    を超えて移動したとき前記第2の出力部材との係合を解
    除することを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
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