JPH083228A - 水中で透明に可溶性の、残留モノマーの少ない、n−ビニルピロリドンおよびビニルアセテートから成る共重合体の製造方法 - Google Patents

水中で透明に可溶性の、残留モノマーの少ない、n−ビニルピロリドンおよびビニルアセテートから成る共重合体の製造方法

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JPH083228A
JPH083228A JP14465395A JP14465395A JPH083228A JP H083228 A JPH083228 A JP H083228A JP 14465395 A JP14465395 A JP 14465395A JP 14465395 A JP14465395 A JP 14465395A JP H083228 A JPH083228 A JP H083228A
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vinylpyrrolidone
vinyl acetate
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Rainer Dr Blankenburg
ライナー、ブランケンブルク
Axel Dr Sanner
アクセル、ザナー
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BASF SE
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F218/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an acyloxy radical of a saturated carboxylic acid, of carbonic acid or of a haloformic acid
    • C08F218/02Esters of monocarboxylic acids
    • C08F218/04Vinyl esters
    • C08F218/08Vinyl acetate

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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】残留モノマー含有量が少なく、且つ透明になる
溶解性が得られる改良された共重合体の製造方法を提供
すること。 【構成】水中で透明に可溶性の、残留モノマーの少ない
共重合体を、N−ビニルピロリドンおよびビニルアセテ
ートからラジカル性の溶液重合により製造する方法にお
いて、まずN−ビニルピロリドンの全量の最高15重量
%を含むモノマー混合物共重合させ、重合を残余のN−
ビニルピロリドンを添加して確定し、この場合、重合が
アゾ開始剤の存在下で生じ、次いで後重合がパーオキサ
イド−ラジカル開始剤の存在下で継続する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本願発明は、(A)45−90重量%のN
−ビニルピロリドン、(B)10−55重量%のビニル
アセテートおよび(C)0−10重量%の更に別のラジ
カル性に共重合可能なモノマーから成る水中で透明に可
溶性の、残留モノマーの少ない共重合体を、ラジカル開
始剤の存在下で有機溶媒中でラジカル重合させることに
よる改良された製造方法に関する。
【0002】更に本願発明は、このようにして製造され
た共重合体の化粧用調合への使用方法にも関する。
【0003】
【従来技術】N−ビニルピロリドンおよびビニルアセテ
ートから成る共重合体の製造方法は欧州特許出願公開第
418721号公報から公知であり、その場合水で濁っ
た汚染を除去するために、共重合に使用される溶媒は蒸
留除去され、水と交換される。蒸留により汚染された溶
媒が得られる。
【0004】欧州特許出願公開第161号公報には、N
−ビニルピロリドンおよびビニルアセテートから成る残
留モノマーの少ない共重合体の製造方法が記載されてお
り、その場合、主重合に続いて後重合が過酸化ラジカル
開始剤の存在下で実施される。けれどもそれにより得ら
れた共重合体は、充分に透明な水溶性ではない。
【0005】米国特許第4520179号および米国特
許第4554311号明細書により、ラジカル開始剤と
してのt−ブチルパーオキシピバレートの存在下におけ
る共重合によるN−ビニルピロリドンおよびビニルアセ
テートから成る共重合体の製造方法が知られており、こ
こで生成する共重合体は透明な水溶性ではない。
【0006】今までに公知の方法の欠点は、そこで生成
する生成物が、残留モノマー含有量が少なく、同時に水
性組成物中における透明になる溶解性に関する要求に対
して完全に満足すべきものでなく、つまり費用のかかる
蒸留による溶媒の交換が、上記の性質の組合わせを得る
ために必要であることである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の課題は、残
留モノマー含有量が少なく、且つ透明になる溶解性が得
られる改良された共重合体の製造方法を見出すことであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題に応じて、
(A)45−90重量%のN−ビニルピロリドン、
(B)10−55重量%のビニルアセテートおよび
(C)0−10重量%の更に別のラジカル性に共重合可
能なモノマーから成る水中で透明に可溶性の、残留モノ
マーの少ない共重合体を、ラジカル開始剤の存在下で有
機溶媒中でラジカル重合させることによる改良された製
造方法を見出し、(I)まずモノマー(A)の総量の、
最高15重量%を含むモノマー(A)、(B)および
(C)を共重合させ、更に(II)モノマー(A)の残
量を添加しながら重合を継続し、ここで方法段階(I)
および(II)の重合は、60から100℃の温度で、
ラジカル開始剤としてのアゾ化合物の存在下で実施さ
れ、更に(III)続いて一般式I R1 −O−O−R2 I 式中、R1 は4から8個までの炭素原子を有するアルキ
ル基およびR2 は水素またはR1 または−R3 −O−O
−R1 −、ここでR3 は、4から10個の炭素原子を有
する直鎖または分枝のアルキレン基を意味し、110か
ら150℃の温度で、Iのラジカル開始剤を用いて後重
合を実施することを特徴とすることが見出された。
【0009】本願発明の方法より、(A)70−50重
量%のN−ビニルピロリドン、(B)30−50重量%
のビニルアセテートおよび(C)0−5重量%の更に別
のラジカル性に共重合可能なモノマーから成る共重合体
が製造されるのが好適である。
【0010】共重合体の性質を変性することができる別
の共重合可能なモノマー(C)として、特に生成するタ
ーポリマーの水溶性が妨げられることなく、且つその毒
学的性質に基づいて化粧用の添加に適しているようなも
の、例えばアクリル酸またはメタアクリル酸のメチル
−、エチル−、n−プロピル−、n−ブチル−またはt
ert−ブチルエステル、マレイン酸およびそのエステ
ルまたは半エステル、N−アルキル化−またはN−アル
キロール化アクリルアミドまたはメタアクリルアミド、
例えばスチロールまたはビニルイミダゾール、ビニルピ
ペリドン、ビニルカプロラクトンまたはC3 −C10モノ
カルボン酸のビニルエステルのようなビニル化合物が適
している。
【0011】共重合体は、10から60まで、好ましく
は20から40までのK−値を有するべきである。それ
ぞれ望ましいK−値は、それ自体公知の方法で重合条
件、例えば重合温度、モノマー濃度および開始剤濃度の
選択により適応させる。K−値は、Fikentscher,Cellul
osechemie,13巻,58-64頁(1932)に類似の25℃の、重合
における溶媒として用いられるアルコール中で測定さ
れ、重合体の平均分子量の測定値を意味する。
【0012】このような共重合体は通常50から150
℃の間、特に80から130℃の間のガラス転移温度を
有する。
【0013】この製造は有機溶媒中で行われ、溶媒とし
て就中、化粧用の分野に通常使用されるC1 −C4 アル
カノール、例えばメタノール、n−プロパノール、n−
ブタノールまたはイソブタノール、或は好ましくはエタ
ノールまたはイソプロパノールまたは上記アルコールの
混合物が使用される。化粧用に用いられるエタノール
は、例えばジエチルフタレートのような変性剤を5%ま
で含むことができかる。
【0014】本願発明の方法は、まず製造方法の第一段
階(I)で、モノマー(A)の最高15重量%、好まし
くは8から12重量%を含むモノマー(A)、(B)お
よび(C)の混合物を重合域に補給することにより実施
される。この場合、モノマー混合物の一部分を前以って
入れ、残余を連続的に付与するか、または総量のモノマ
ー混合物を連続的に付与する。モノマー混合物の付与が
終了するや否や、製造方法の段階(II)で、モノマー
(A)の残余量を連続的に付与しながら重合を確定す
る。
【0015】製造方法の段階(I)および(II)にお
けるラジカル開始剤として、アゾ化合物、好ましくは
2,2′−アゾ−ビス−イソブチロニトリル、2,2′
−アゾ−ビス−イソバレロニトリルおよび2,2′−ア
ゾ−ビス−イソブチロメチルエステルが好適である。
【0016】重合の間のラジカル開始剤の添加は有利に
は連続的に実施され、重合溶液中で永続して濁らないも
のである。
【0017】ラジカル開始剤の量は、モノマー(A)の
量に対して通常0.1から5重量%、好ましくは0.2
から1重量%になる。
【0018】製造方法の段階(I)および(II)にお
ける重合反応は、60から100℃まで、好ましくは7
0から85℃で実施され、この場合反応は固有圧、常圧
または保護ガスの過圧下実施することができる。保護ガ
スとしては例えば窒素ガスが適している。
【0019】製造方法の段階(I)および(II)にお
ける重合時間は、モノマー混合物(段階I)またはモノ
マー(段階II)の付与が通常の技術的条件下で、任意
に設定した重合温度から良好に熱を奪われるように迅速
に通常配分される。製造方法の段階(II)において
は、通常濃縮したビニルアセテートが実質的にビニルピ
ロリドンと反応するまでの時間、反応させる。専門家に
は対応する合流速度および反応時間を適応させることは
公知である。
【0020】その後、製造方法の段階(III)では、
110から150℃、好ましくは120から130℃の
温度で後重合が、一般式I R1 −O−O−R2 I で表わされるラジカル開始剤を用いて実施され、式中R
1 は4から8個の炭素原子を有するアルキル基を表わ
し、R2 は水素またはR1 または−R3 −O−O−R1
を表わし、式中、R3 は直鎖または分枝のC4 −C10
ルキレン基を意味する。アルキル基としては、例えばt
ert−ブチル基またはt−アミル基が考慮される。R
2 が水素を意味すると、アルキルハイドロパーオキサイ
ドが問題になってくる。好適なラジカル開始剤は例えば
2,5−ジメチル−2,5−ビス−(tert−ブチル
パーオキシ)−ヘキサンである。好ましいラジカル開始
剤は、ジ−tert−ブチルパーオキシドおよびジ−t
ert−アミルパーオキシドである。後重合は有利に
は、約90%のパーオキサイドがラジカル性分解により
調達され、残留モノマー含有量が50ppm未満に到達
する。
【0021】本願発明の方法によって製造されたアルコ
ール性共重合体は、残留モノマー含有量の少ない透明な
溶液を示す。通常10ppm未満のN−ビニルピロリド
ンおよび50ppm未満のビニルアセテート含有量が得
られる。これらの溶液は通常30から60重量%の固体
含有量を有し、直接用いられ、例えば整髪用に用いられ
る。
【0022】本願発明の方法によって製造された共重合
体は、水、アルコールまたは水/アルコール混合物によ
る希釈で透明な溶液が形成され非常に低い残留モノマー
含有量が得られ、その場合簡単に製造できることが特に
有利である。本願発明による製造方法の段階と出発成分
の組合わせによって、残留モノマーによって汚染される
溶媒の量、例えば濁りを驚くべきように減少させる。重
合領域におけるビニルアセテートの濃縮により原因とな
るようなこのような濁りは現れない。
【0023】良好な溶解性および残余のモノマー含有量
が少なく制限された健康に対する安全性に基づいて、化
粧用調合、好ましくはヘアースプレイ、毛髪固化剤また
は毛髪用ゲルのような毛髪処理剤への添加に抜き出て適
している。
【0024】後述の例で製造された共重合体溶液におい
ては、水性の共重合体溶液の濁りは、DIN38404
による比濁法による濁度により測定される。この測定方
法においては、測定溶液への透過照射により光の散乱が
光学的に調査され、この場合この散乱が光の照射および
溶液中の粒子または液滴(その数および大きさが濁りの
程度を決める)の間の相互作用により測定される。比濁
法の濁度単位(NTU)が測定の大きさとして用いら
れ、25℃で10重量%の水溶液で測定され、人造の比
濁剤としてのホルマジンを基本とした度盛により確定さ
れる。NTU値が高い程、溶液は、より濁ることにな
る。
【0025】溶液中のN−ビニルピロリドンとビニルア
セテートの残留量はガスクロマトグラフ分析(検出限界
50ppm)または液体クロマトグラフ分析(検出限界
1ppm)により測定される。N−ビニルピロリドンに
ついての残留モノマー含有量のガスクロマトグラフによ
る測定は、30m DB−WAX柱(0.5μ)を用い
て Hewlett Packard社のガスクロマトグラフHP589
0(シリーズ1)で実施される。
【0026】N−ビニルピロリドンとビニルアセテート
の液体のクロマトグラフによる測定は、Lichrosorb-RP-
8-Hauptsauele (7μm)で、Merck-Hitachi 社のHPLC
装置(ポンプ吸引:Lichograph L 6200AおよびL 6000;
紫外/可視光線検出機 L4250; クロマト−集積機:250
0)で実施される。
【0027】K−値は、1.0重量%のエタノールまた
はイソプロパノール溶液中で25℃で測定された。
【0028】
【実施例】一般の処方 重合は、耐圧の5−1−撹拌釜中で行われ、更に酸素の
痕跡は窒素による洗浄により除かれた。
【0029】次に10重量%のモノマー使用量Iと10
重量%の出発物質使用量Iの混合物を前以って装入し、
1.5バールの窒素ガスを入れ、装入物を80℃に加温
した。重合が始まると、粘度の変化が見られ、同時に残
余のモノマー使用量Iと出発物質使用量Iの連続添加を
始めた。モノマー使用量Iの添加は、5時間の時間間隔
で行われた。出発物質使用量Iの添加期間は個々の例で
示される。モノマー使用量Iの添加に続いて、モノマー
使用量IIの添加が行われ、添加期間は個々の例で示さ
れる。
【0030】出発物質使用量Iの添加が終了後、温度は
なお80℃で2時間保持された。続いて、出発物質使用
量IIが添加され、閉鎖された釜はなお130℃で8時
間加熱された。
【0031】実施例1 モノマー使用量I: 950g N−ビニルピロリドン 450g ビニルアセテート 1000g エタノール 出発物質使用量I: 8g 2,2′−アゾ−ビス−イソバレロニトリル 200g エタノール 添加時間:7時間 モノマー使用量II: 100g N−ビニルピロリドン 添加時間:1時間 出発物質使用量II: 10g ジ−tert−ブチルパーオキサイド 350g エタノール
【0032】得られた透明な、無色で粘稠な溶液は5
0.5重量%の固体含有量を有し、生成物のK−値(1
%エタノール溶液で測定)35.5であり、5%固体含
有量になる水溶液に希釈して、1.3のNTU−値の溶
液が得られた。残余のモノマー値は、N−ビニルピロリ
ドンでもまたビニルアセテートでも50ppmより小さ
い値であった。
【0033】実施例2 モノマー使用量I: 1000g N−ビニルピロリドン 450g ビニルアセテート 1000g イソプロパノール 出発物質使用量I: 8g 2,2′−アゾ−ビス−イソバレロニトリル 200g エタノール 添加時間:7時間 モノマー使用量II: 50g N−ビニルピロリドン 添加時間:1時間 出発物質使用量II: 10g ジ−tert−ブチルパーオキサイド 350g イソプロパノール
【0034】得られた透明な、無色で粘稠な溶液は5
0.1重量%の固体含有量を有し、生成物のK−値(イ
ソプロパノール中、1%で測定)27.6であり、5%
固体含有量になる水溶液に希釈して、0.8のNTU−
値の溶液が得られた。残余のモノマー値は、N−ビニル
ピロリドンで20ppmおよびビニルアセテートで75
ppmより小さい値であった。
【0035】実施例3 モノマー使用量I: 600g N−ビニルピロリドン 600g ビニルアセテート 750g エタノール 出発物質使用量I: 6g 2,2′−アゾ−ビス−イソバレロニトリル 250g エタノール 添加時間:8時間 モノマー使用量II: 300g N−ビニルピロリドン 300g エタノール 添加時間:2時間 出発物質使用量II: 10g ジ−tert−ブチルパーオキサイド 300g エタノール
【0036】得られた透明な、無色で粘稠な溶液は5
0.0重量%の固体含有量を有し、生成物のK−値(1
%エタノール溶液中で測定)30.2であり、5%固体
含有量になる水溶液に希釈して、1.1のNTU−値の
溶液が得られた。残余のモノマー値は、N−ビニルピロ
リドンで1ppmおよびビニルアセテートで20ppm
より小さい値であった。
【0037】実施例4 モノマー使用量I: 650g N−ビニルピロリドン 600g ビニルアセテート 250g エタノール 出発物質使用量I: 2.5g 2,2′−アゾ−ビス−イソバレロニトリル 130g エタノール 添加時間:8時間 モノマー使用量II: 250g N−ビニルピロリドン 100g エタノール 添加時間:2時間 出発物質使用量II: 10g ジ−tert−ブチルパーオキサイド 1050g エタノール
【0038】得られた透明な、無色で粘稠な溶液は5
0.3重量%の固体含有量を有し、生成物のK−値(1
%エタノール溶液中で測定)43.8であり、5%固体
含有量になる水溶液に希釈して、2.0のNTU−値の
溶液が得られた。残余のモノマー値は、N−ビニルピロ
リドンで10ppmおよびビニルアセテートで70pp
mの値であった。
【0039】実施例5 モノマー使用量I: 600g N−ビニルピロリドン 750g ビニルアセテート 400g エタノール 出発物質使用量I: 3g 2,2′−アゾ−ビス−イソバレロニトリル 120g エタノール 添加時間:7時間 モノマー使用量II: 150g N−ビニルピロリドン 100g エタノール 添加時間:1.5時間 出発物質使用量II: 10g ジ−tert−ブチルパーオキサイド 930g エタノール
【0040】得られた透明な、無色で粘稠な溶液は51
重量%の固体含有量を有し、生成物のK−値(1%エタ
ノール溶液中で測定)34.6であり、5%固体含有量
になる水溶液に希釈して、2.3のNTU−値の溶液が
得られた。これらの溶液は42℃より高い温度で加温下
に撹拌された。残余のモノマー値は、N−ビニルピロリ
ドンで30ppmおよびビニルアセテートで30ppm
の値であった。
【0041】実施例6 実施例と同様であるが、溶媒としてイソプロパノールを
使用。得られた透明な、無色で粘稠な溶液は50.5重
量%の固体含有量を有し、生成物のK−値(1%で測
定)は27.5であり、5%固体含有量になる水溶液に
希釈して、0.6のNTU−値の溶液が得られた。これ
らの溶液は42℃より高い温度で加温下に撹拌された。
残余のモノマー値は、N−ビニルピロリドンで、50p
pmより小さい値であった。
【0042】比較例1 モノマー使用量I: 実施例1と同様。 出発物質使用量I: 8g tert−ブチルパーオキシオクトエート 200g エタノール 添加時間:7時間 モノマー使用量II: 実施例1と同様。 出発物質使用量II: 10g 2,5−ジメチル−2,5−ビス(tert−
ブチルパーオキシ)−ヘキサン 350g エタノール
【0043】得られた透明な、無色で粘稠な溶液は、水
溶液に希釈して5重量%の固体含有量を有し、200以
上のNTU−値を有した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)45−90重量%のN−ビニルピロ
    リドン、(B)10−55重量%のビニルアセテートお
    よび(C)0−10重量%の更に別のラジカル性に共重
    合可能なモノマーから成る水中で透明に可溶性の、残留
    モノマーの少ない共重合体を、ラジカル開始剤の存在下
    で有機溶媒中でラジカル重合させることによる製造方法
    において、(I)まずモノマー(A)の総量の、最高1
    5重量%を含むモノマー(A)、(B)および(C)を
    共重合させ、更に(II)モノマー(A)の残量を添加
    しながら重合を継続し、ここで方法段階(I)および
    (II)の重合は、60から100℃の温度で、ラジカ
    ル開始剤としてのアゾ化合物の存在下で実施され、更に
    (III)続いて一般式I R1 −O−O−R2 I (式中、R1 は4から8個までの炭素原子を有するアル
    キル基およびR2 は水素またはR1 または−R3 −O−
    O−R1 −、ここでR3 は、4から10個の炭素原子を
    有する直鎖または分枝のアルキレン基を意味する)のラ
    ジカル開始剤を用いて、110から150℃の温度で後
    重合を実施することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】ラジカル開始剤として、製造方法の段階
    (III)においてジアルキルパーオキサイドを使用す
    ることを特徴とする請求項1による方法。
  3. 【請求項3】製造方法の段階(I)において、使用した
    モノマー(A)の全量の5から15%までを含むモノマ
    ー混合物を共重合させることを特徴とする請求項1また
    は2による方法。
JP14465395A 1994-06-23 1995-06-12 水中で透明に可溶性の、残留モノマーの少ない、n−ビニルピロリドンおよびビニルアセテートから成る共重合体の製造方法 Withdrawn JPH083228A (ja)

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JP (1) JPH083228A (ja)
CA (1) CA2152038A1 (ja)
DE (1) DE4421936A1 (ja)

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