JPH08321324A - 帯状材の巻取装置と帯状材の巻取方法 - Google Patents

帯状材の巻取装置と帯状材の巻取方法

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JPH08321324A
JPH08321324A JP7149522A JP14952295A JPH08321324A JP H08321324 A JPH08321324 A JP H08321324A JP 7149522 A JP7149522 A JP 7149522A JP 14952295 A JP14952295 A JP 14952295A JP H08321324 A JPH08321324 A JP H08321324A
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winding
strip
shaped material
shaft
guide post
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JP7149522A
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English (en)
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Koichi Muto
浩一 武藤
Hideharu Yamamoto
英晴 山本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状材の巻き取りと、帯状材の取り外しが簡
単にできる帯状材の巻取装置を提供すること。 【構成】 回転可能な回転体1と、回転体1の回転中心
を通る第1方向において一方の側に配置されるほぼ角形
の断面形状を有する第1のガイドポスト9Aと、第1の
方向において他方の側に配置されるほぼ角形の断面形状
を有する第2のガイドポスト9Bと、第1方向と交差す
る第2方向において一方の側に配置される第1の巻芯軸
4Bと、第2方向において他方の側に配置される第2の
巻芯軸4Dと、第1のガイドポスト9Aと第2のガイド
ポスト9Bと第1の巻芯軸4Bと第2の巻芯軸4Dによ
りほぼ菱形状に巻き取られた帯状材10を取り出す際
に、第1の巻芯軸4Bと第2の巻芯軸4Dとの第2方向
に関する間隔を縮小して帯状材10の断面積を縮小する
ための伸縮移動機構70とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角型電池に内蔵される
電極と絶縁シートのような帯状材を巻き取るための帯状
材の巻取装置と帯状材の巻取方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、リチウムイオン二次電池が注目さ
れている。リチウムイオン二次電池とは、リチウムをド
ープ・脱ドープできる炭素質材料を負極とし、また、リ
チウムと遷移金属の複合酸化物を正極とし、非水溶媒に
電解質を加えた非水電解液を用いている非水電解液二次
電池をいう。リチウムイオン二次電池は充電が可能な電
池であり、携帯電話、ミニディスクプレーヤ、カメラ一
体型VTR、携帯型パーソナルコンピュータ等の駆動時
間を延ばしたり、あるいは、同じ駆動時間なら軽量化で
きる電池として、従来のニッケル−カドミウム電池に代
わる次世代の有力な候補として見られている。角型電池
のケースの内部には、シート状の正極と負極がセパレー
タで分けて、図22に示すように円筒型の軸芯1001
を使って渦巻状に巻かれる。そして図23に示すように
渦巻状に巻かれた電池内蔵物は、矢印P方向に両側から
押し潰すことで、角型電池のケースに対して挿入できる
ように成形する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
円筒状の軸芯1001を用いて渦巻状に巻いた電極およ
びセパレータ1002は、図23に示すようにその中心
部分1003が弛んでしまう。また、図22の軸芯10
01には電極およびセパレータ1002が渦巻状に巻か
れているので、簡単には取り除くことができず、時間が
かかる。
【0004】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、帯状材を簡単に巻き取ることがで
き、しかも巻き取った帯状材を簡単に取り外すことがで
きる帯状材の巻取装置と帯状材の巻取方法を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、回転することにより帯状材を巻き取る
ための帯状材の巻取装置であり、回転可能な回転体と、
回転体の回転中心を通る第1方向において一方の側に配
置されるほぼ角形の断面形状を有する第1のガイドポス
トと、回転体の回転中心を通る第1の方向において他方
の側に配置されるほぼ角形の断面形状を有する第2のガ
イドポストと、回転体の回転中心を通る第1方向と交差
する第2方向において一方の側に配置される第1の巻芯
軸と、回転体の回転中心を通る第1方向と交差する第2
方向において他方の側に配置される第2の巻芯軸と、回
転体が回転することで、第1のガイドポストと第2のガ
イドポストと第1の巻芯軸と第2の巻芯軸によりほぼ菱
形状に巻き取られた帯状材を取り出す際に、第1の巻芯
軸と第2の巻芯軸との第2方向に関する間隔を縮小し
て、ほぼ菱形状に巻き取られた帯状材の断面積を縮小す
るための伸縮移動機構と、を備える帯状材の巻取装置に
より、達成される。請求項2の発明にあっては、好まし
くは帯状材は、角型電池の電極とこの電極に重ねて配置
される絶縁シートである。請求項3の発明にあっては、
好ましくは第1のガイドポストと第2のガイドポスト
は、ほぼ三角形の断面形状を有している。請求項4の発
明にあっては、好ましくは第1のガイドポストのガイド
面と第2のガイドポストのガイド面の間には、帯状材を
巻き取る際の初期状態においてこの帯状材を入れるため
のガイド部が形成されている。請求項5の発明にあって
は、好ましくは第1のガイドポストと第2のガイドポス
トと第1の巻芯軸と第2の巻芯軸の軸方向の長さは、ほ
ぼ帯状材の幅に設定されている。請求項6の発明にあっ
ては、好ましくは帯状材を巻き取る際の初期状態におい
て、帯状材がこのガイド溝を通ることで回転体の回転中
心上に一直線に横断するように形成され、かつ帯状材が
第1の巻芯軸と第2の巻芯軸に対して非接触で鋭角方向
に方向付けるようにガイド部が形成されている帯状材の
初期巻き込みガイド機構を備える。請求項7の発明にあ
っては、好ましくは第1のガイドポストのガイド面と反
対側の外側頂点部と、第2のガイドポストのガイド面と
反対側の外側頂点部を結ぶ線分は、第2方向と直交して
いる。請求項8の発明にあっては、好ましくは第1のガ
イドポストの外側頂点部と第2のガイドポストの外側頂
点部と、第1の巻芯軸と第2の巻芯軸は、ほぼ菱形状に
形成されていて、第1のガイドポストの外側頂点部と第
2のガイドポストの外側頂点部の間隔は菱形状の短軸で
あり、第1の巻芯軸と第2の巻芯軸の間隔は菱形状の長
軸である。請求項9の発明にあっては、好ましくは伸縮
移動機構は、第1の巻芯軸と第2の巻芯軸と、第1の連
結保持軸と第2の連結保持軸と、これらの第1の巻芯軸
と第2の巻芯軸と第1の連結保持軸と第2の連結保持軸
を連結する4つの同一長のリンク部材を有する平行リン
クであって、第1の連結保持軸と第2の連結保持軸を第
1方向に関して互いに離れる方向に移動させるとこれら
のリンク部材が同時に連動して第1の巻芯軸と第2の巻
芯軸の間隔を縮小する平行リンクと、を備える。請求項
10の発明にあっては、好ましくは第1の連結保持軸と
第2の連結保持軸は、第1方向に関して接近する方向に
安定保持するための付勢手段を備える。請求項11の発
明にあっては、好ましくは第1の巻芯軸と第2の巻芯軸
は、回転体の前部に形成された第1のガイド溝と第2の
ガイド溝によりそれぞれ第2方向にガイド可能であり、
かつ第1の連結保持軸と第2の連結保持軸は、回転体の
後部に形成された第3のガイド溝と第4のガイド溝によ
りそれぞれ第1方向にガイド可能である。請求項12の
発明にあっては、好ましくは第1の巻芯軸と第2の巻芯
軸は第1の連結保持軸と第2の連結保持軸の付勢手段の
力だけでそれらの位置が保持されている状態では、第1
のガイド溝と第2のガイド溝のそれぞれの外端部のガイ
ドストッパに位置決めされている。
【0006】上記目的は、請求項13の発明にあって
は、回転することにより帯状材を巻き取るための帯状材
の巻取方法であり、回転体の回転中心を通る第1方向に
おいて一方の側に配置されるほぼ角形の断面形状を有す
る第1のガイドポストと、回転体の回転中心を通る第1
の方向において他方の側に配置されるほぼ角形の断面形
状を有する第2のガイドポストの間に、帯状材を通し
て、回転体を回転することにより、回転体の回転中心を
通る第1方向と交差する第2方向において一方の側に配
置される第1の巻芯軸と、回転体の回転中心を通る第1
方向と交差する第2方向において他方の側に配置される
第2の巻芯軸と、第1のガイドポストと第2のガイドポ
ストでほぼ菱形になるように帯状材を巻き取り、巻き取
られた帯状材を取り出す際に、第1の巻芯軸と第2の巻
芯軸との第2方向に関する間隔を縮小して、ほぼ菱形状
に巻き取られた帯状材のほぼ菱形状の断面積を縮小する
ことにより、巻き取られた帯状材を第1の巻芯軸と第2
の巻芯軸と、第1のガイドポストと第2のガイドポスト
から取り出す、帯状材の巻取方法により、達成される。
【0007】
【作用】請求項1と請求項3の発明によれば、帯状材
は、回転体の第1方向に配置された第1のガイドポスト
と第2のガイドポストと、回転体の第2方向に関して設
けられた第1の巻芯軸と第2の巻芯軸により、ほぼ菱形
状に巻き取ることができる。そして、巻き取った菱形状
の帯状材は、第1の巻芯軸と第2の巻芯軸の第2方向に
関する間隔を縮小することにより、ほぼ菱形状に巻き取
られた帯状材の断面積を縮小することで、巻き取った帯
状材は、第1のガイドポスト、第2のガイドポストおよ
び第1の巻芯軸および第2の巻芯軸から取り外すことが
できる。請求項2の発明によれば、角型電池の電極とこ
の電極の絶縁シートをほぼ菱形状に巻き取ることができ
る。請求項4の発明によれば、帯状材をほぼ菱形状に巻
き取る際の初期状態において、帯状材がガイド部に嵌め
込まれる。請求項5の発明によれば、第1のガイドポス
トと第2のガイドポスト、第1の巻芯軸と第2の巻芯軸
の長さが、ほぼ帯状材の幅に設定されているので、帯状
材を確実に巻き取ることができる。請求項6の発明によ
れば、初期巻き込みガイド機構は、帯状材を巻き取る際
の初期状態において、帯状材をガイド部に通しかつ回転
体の回転中心上に一直線に通す。そしてその帯状材は第
1の巻芯軸と第2の巻芯軸に対しては非接触でかつ鋭角
方向に方向付けられる。請求項7と請求項8の発明によ
れば、第1のガイドポストの外側頂点部と第2のガイド
ポストの外側頂点部を結ぶ線分が第2方向と直交してい
るので、2つの外側頂点部と第1の巻芯軸と第2の巻芯
軸は、菱形の4つの頂点位置に配置されている。請求項
9の発明によれば、平行リンクの存在により、第1の連
結保持軸と第2の連結保持軸を第1方向に関して互いに
離れる方向に移動すると、4つのリンク部材が同時にパ
ンタグラフ方式で連動して、第1の巻芯軸と第2の巻芯
軸の間隔が縮小する。これによりほぼ菱形状に巻き取ら
れた帯状材の断面積が縮小する。請求項10の発明によ
れば、付勢手段が第1の連結保持軸と第2の連結保持軸
を第1方向に関して接近する方向に付勢しているので、
第1の巻芯軸と第2の巻芯軸は、第2方向に関して離れ
る方向に付勢されている。請求項11の発明によれば、
第1のガイド溝と第2のガイド溝が、第1の巻芯軸と第
2の巻芯軸をそれぞれ第2方向にガイドするようになっ
ている。しかも、第3のガイド溝と第4のガイド溝は、
第1の連結保持軸と第2の連結保持軸をそれぞれ第1方
向にガイドするようになっている。これらのガイド溝に
より、第1の巻芯軸と第2の巻芯軸および第1の連結保
持軸と第2の連結保持軸がそれぞれの方向に沿って確実
にガイドすることができる。請求項12の発明によれ
ば、第1の連結保持軸と第2の連結保持軸の位置が、付
勢手段の力だけで保持されている状態では、第1の巻芯
軸と第2の巻芯軸が第1のガイド溝と第2のガイド溝の
それぞれの外端部のガイドストッパに位置決めされてい
る。この状態では、ほぼ菱形状に巻き取られた帯状材の
断面積が最大の状態である。
【0008】請求項13の発明によれば、帯状材が、第
1のガイドポストと第2のガイドポストの間に通され
る。そして回転体が回転して、第1のガイドポストと第
2のガイドポスト、および第1の巻芯軸と第2の巻芯軸
によりほぼ菱形状になるように帯状材が巻き取られる。
次に、ほぼ菱形状に巻き取られた帯状材は、次のように
して取り出す。つまり、第1の巻芯軸と第2の巻芯軸と
の第2方向に関する間隔を縮小することにより、ほぼ菱
形状に巻き取られた帯状材のほぼ菱形状の面積が縮小
し、巻き取られた帯状材が第1の巻芯軸と第2の巻芯軸
と、第1のガイドポストと第2のガイドポストから取り
外すことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0010】図1と図2は、本発明の帯状材の巻取装置
の好ましい実施例の原理の全体像を示している。図1
は、本発明の帯状材の巻取装置の回転体1の前部3a
と、この前部3aに設けられた2つのガイドポスト9
A,9B、2本の巻芯軸4B,4Dおよびガイド溝3
B,3Dを示している。前部3aは、回転体1のガイド
保持部側である。これに対して、図2は、回転体1の後
部1aと、この後部1aに設けられた4つのガイド溝1
A,1C,1B,1Dと、上述した巻芯軸4B,4Dお
よび2本の連結保持軸4A,4Cを示している。図1の
前部3aと図2の後部1aは、図11に示すように締結
ネジ8により3箇所で固定されるようになっている。
【0011】次に、図1,2を参照しつつ、図8ないし
図11を参照して、帯状材の巻取装置の構造を詳しく説
明する。帯状材の巻取装置は、特に図11に示すように
回転体(ハウジング部材ともいう)1と、第1のガイド
ポスト9A、第2のガイドポスト9B、第1の巻芯軸4
B、第2の巻芯軸4D、伸縮移動機構70等を有してい
る。
【0012】まず回転体1について説明する。回転体1
は上述したように前部3aと後部1aを有している。前
部3aは、円形状の部材であり、3つのネジ穴3Hと凸
部3Rを有している。この凸部3Rは円筒状のものであ
り、凸部3Rは第1のガイド溝3Bと第2のガイド溝3
Dと穴3K,3Jを有している。第1のガイド溝3Bと
第2のガイド溝3Dは矢印Y方向(第2方向)に沿って
形成された長穴である。この矢印Y方向は矢印X方向
(第1方向)と直交している。
【0013】回転体1の後部1aは、図8のようにカバ
ー12有する。後部1aは、複数のネジ穴1F,1J,
1G,1K,1H,1Lと、ガイド溝1B,1D、第3
のガイド溝1A、第4のガイド溝1Cを有している。こ
れらガイド溝1A,1B,1C,1Dの周りには円形状
の縁1Eが形成されていて、この縁1Eは、前部3aの
凸部3Rの内側に嵌まり込むようになっている。この縁
1Eは、前部3aと後部1aを円心円状に位置合せす
る。ガイド溝1B,1Dは、矢印Y方向に関して設けら
れた長穴であり、これらのガイド溝1B,1Dは、第1
のガイド溝3Bと第2のガイド溝3Dに対応して形成さ
れている。第3のガイド溝1Aと第4のガイド溝1C
は、矢印X方向に沿って形成された長穴である。
【0014】次に、第1のガイドポスト9Aと第2のガ
イドポスト9Bについて説明する。第1のガイドポスト
9Aと第2のガイドポスト9Bは、同様の構造であり、
図9に示すようにほぼ三角形状の断面を有している。こ
のガイドポスト9Aはガイド面9A1を有し、ガイドポ
スト9Bはガイド面9B1を有している。これらのガイ
ド面9A1,9B1の間が、後で述べる帯状材10の通
過するガイド部9Hである。ガイドポスト9Aは、ガイ
ド面9A1と反対側に外側頂点部9A2を有している。
ガイドポスト9Bは、ガイド面9B1の反対側に外側頂
点部9B2を有している。ガイドポスト9Aのピン9A
3と、ガイドポスト9Bのピン9B3は、それぞれ図1
1に示すように穴3Jと3Kにそれぞれ挿入して固定す
るようになっている。図9と図12に示すように、外側
頂点部9A2と9B2を結ぶ線分は、第1方向であるX
方向に位置している。この線分は、第2方向であるY方
向と直交する方向に位置している。これにより、ガイド
ポスト9Aの外側頂点部9A2とガイドポスト9Bの外
側頂点部9B2と、そして後で述べる第1の巻芯軸4B
と第2の巻芯軸4Dは、帯状材10をほぼ菱形状に巻き
取っていく巻取部を形成している。
【0015】次に、第1の巻芯軸4Bと第2の巻芯軸4
Dの構造について説明する。図11の第1の巻芯軸4B
と第2の巻芯軸4Dは同様の構造である。第1の巻芯軸
4Bは、フランジ部4B1、巻芯連結軸4B2、おねじ
4B3、軸部4B4および端部4B5を有している。第
2の巻芯軸4Dは、フランジ部4D1、巻芯連結軸4D
2、おねじ4D3、軸部4D4、端部4D5を有してい
る。第1の巻芯軸4Bと第2の巻芯軸4Dは、図11に
示すように第1のガイド溝3Bと第2のガイド溝3Dに
それぞれ挿入され、第1の巻芯軸4Bは第3のガイド溝
1Aに挿入され、かつ第2の巻芯軸4Dは第4のガイド
溝1Dに挿入されている。
【0016】次に伸縮移動機構70について説明する。
伸縮移動機構70は、上述した第1の巻芯軸4B、第2
の巻芯軸4D、第1の連結保持軸4A、第2の連結保持
軸4C、および平行リンク2およびコイルバネ7等から
構成されている。伸縮移動機構70の平行リンク2は、
同一リンク長を有する4つのリンク部材(リンク節とも
いう)2A,2B,2C,2Dを有している。第1の巻
芯軸4Bの巻芯連結軸4B2は、第1のガイド溝3Bを
通り、リンク部材2Dの一端とリンク部材2Bの一端を
通り、ガイド溝1Bに通っている。第2の巻芯軸4Dの
巻芯連結軸4D2は、リンク部材2Cの一端とリンク部
材2Aの一端を通りガイド溝1Dを通っている。第1の
連結保持軸4Aは、フランジ部4A1、ガイド軸4A
2、おねじ4A3、軸部4A4、端部4A5を有してい
る。同様にして第2の連結保持軸4Cは、フランジ部4
C1、ガイド軸4C2、おねじ4C3、軸部4C4、端
部4C5を有している。第1の連結保持軸4Aは、リン
ク部材2Bの他端部とリンク部材2Cの他端部を通って
いる。第2の連結保持軸4Cは、リンク部材2Aの他端
部とリンク部材2Dの他端部を通っている。
【0017】第1の巻芯軸4Bのおねじ4B3は抜け止
め用座金5を介してナット6にねじ込まれている。第2
の巻芯軸4Dのおねじ4D3は、抜け止め用座金5を介
してナット6にねじ込まれている。同様にして第1の連
結保持軸4Aのおねじ4A3は、抜け止め用座金5を介
してナット6にねじ込まれている。第2の連結保持軸4
Cのおねじ4C3は抜け止め用座金5を介してナット6
にねじ込まれている。第1の連結保持軸4Aの端部4A
5と第2の連結保持軸4Cの端部4C5の間には、コイ
ルバネ7が取り付けられている。このコイルバネ7は、
図10に示すように第1の連結保持軸4Aと第2の連結
保持軸4Cを矢印X方向に関して接近する方向に引張る
ための付勢手段である。
【0018】次に、図11の伸縮移動機構70の平行リ
ンク2の動作について説明する。この平行リンク2は、
図4ないし図6でその動作および作用を示している。図
4は、4軸のリンク部材2Aないし2Dを有する平行リ
ンク2の機構の連動動作図である。図5は、帯状材を巻
いている状態における第1の巻芯軸4B、第2の巻芯軸
4Dおよび第1の連結保持軸4A、第2の連結保持軸4
Cの状態を示していて、この状態をクローズ(clos
ed)状態という。図6は、図5とは逆に、既に巻かれ
た帯状材を取り出す場合のオープン(open)状態を
示している。図4において、連結保持軸4A,4C間に
は、図10に示すようにコイルバネ7の力fsが作用し
ているので、連結保持軸4A,4Cは、図11の第3の
ガイド溝1A、第4のガイド溝1Cに沿って、中心OA
に向うようになっている。このために、第1の巻芯軸4
Bと第2の巻芯軸4Dは、図4の第1のガイド溝3B、
第2のガイド溝3Dに沿って離れる方向に弾性力Psが
作用している。従って、図4に示すように第1の巻芯軸
4Bは、第1のガイド溝3Bのストッパ部3B1におい
て停止安定状態を維持しかつ第2の巻芯軸4Dは第2の
ガイド溝3Dのストッパ部3D1で停止安定状態を維持
している。しかも、連結保持軸4A,4Cは、第3のガ
イド溝1A、第4のガイド溝1Cの両側に遊びを残した
位置で停止している。
【0019】次に、コイルバネ7の力fsに抗して、た
とえば機械力あるいは人力により連結保持軸4A,4C
に対して外力F(外側への力)が加えられると、第1の
巻芯軸4B、第2の巻芯軸4Dおよび第1の連結保持軸
4A、第2の連結保持軸4Cは、図5のクローズ状態か
ら図6のオープン状態にそれらの位置が変化する。図5
と図6を比較すると、巻芯軸4B,4Dとガイドポスト
9A,9Bとで作図する図5の断面積Sc(菱形P1P
2P3P4)と、図6の断面積Sp(菱形P11P2P
31P4)とを比較してみると明らかなように、断面積
Scは断面積Spよりも大である関係が成り立つ。
【0020】しかも巻芯軸4B,4Dとガイドポスト9
A,9Bに巻き掛けられた帯状材の距離は、図5の状態
では4lであり、図6の状態では4lmである。距離l
は、距離lmよりも大きいことから、図5の初期巻き掛
け距離は、図5から図6に変化すると4倍で縮小される
ことになる。逆に図6から図5では初期巻き掛け距離は
4倍に伸張されることになる。つまり図5と図6で明ら
かなように、菱形状の短軸距離2a0は、図6の2a1
まで拡大され、菱形の長軸距離2b0は、図6のように
2b1まで短縮されることになる。
【0021】図11の平行リンク2の各リンク部材2A
ないし2DのX,Y座標の移動距離をx,yとし、図6
に示すような帯状材を離脱させる場合(オープン状態)
における菱形P11P2P31P4における一辺の距離
lmとの関係式は、次のようにして計算する。式(1)
ないし(5)の関係を、式(6)に入れて整理すると、
式(7)が成り立つ。
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】
【数5】
【数6】
【数7】 ここで、図7に示すように、xはX座標の移動距離を示
し、yはY座標の移動距離を示す。x0は、図5のクロ
ーズ状態における中心OとポイントP4(またはポイン
トP2)までの距離を示し、y0は、図5のクローズ状
態における中心OとポイントP1(またはポイントP
3)までの距離を示す。lは、クローズ状態における菱
形P1P2P3P4の一辺の距離を示す。lmは、図6
のオープン状態における菱形P11P2P31P4の一
辺の距離を示している。角度θは各リンク部材2A〜2
DとY軸とのなす角度であり、Δθは図5のクローズ状
態から図6のオープン状態にする場合の角度の変化分で
ある。図7のポイントP1が移動距離y移動するとポイ
ントP11になり、ポイントP2が移動距離x移動する
とポイントP21になる。式(7)が得られると、たと
えば角度θが30°であり角度の変化分Δθが5°とし
た場合には、巻き取られた帯状材の断面積の減少率が
5.4%となり、菱形状の四辺距離の差ΔLが4(l−
lm)とすると、l=20mmの場合には、図7のX座
標の移動距離xが1.47mm移動することによって、
Y座標の移動距離yが0.94mmとなる。その時の菱
形の四辺距離の差ΔLは、ΔL=3.2mmであり、Y
座標の移動距離yの約3.4倍の緩み量が得られる。ま
た平行リンク2のリンク部材2Aないし2Dに作用する
力関係は、図7より、式(8)で示すことができる。
【数8】 が成立し、θが30°の時には、式(9)が得られる。
【数9】 式(9)の関係が得られることから、図5のクローズ状
態から図6のオープン状態に状態変化させるためには、
平行リンク2のリンク部材のポイントP4(またはP
2)に外力Fなる力を作用させてやると(図5参照)、
巻芯軸4B,4D(ポイントP1,P3で示す)が撓む
方向に移動する。従って巻芯軸4B,4Dがストッパ部
3B1,3D1に押圧される力Psは、停止安定状態を
維持するための弾性力fsの約1.7倍に拡大されるの
で、小さな外力Fで、図5のクローズ状態から図6のオ
ープン状態にして、既に巻き取られた帯状材10の離脱
が容易にできる。しかも帯状材の離脱前の初期巻き込み
状態から帯状材を巻回完了するまでの間は、巻芯軸4
B,4Dがストッパ部3B1,3D1においてそれぞれ
矢印Y方向の外側に離れる方向に安定した状態を維持さ
れているので、初期巻き込みから巻回完了までの作業を
安定して極めて好都合に行うことができる。このような
全く無理のない安定した巻き取り済みの帯状材の着脱が
可能であり、帯状材の品質および信頼性を大幅に向上さ
せることができる。たとえば、図5において、ポイント
P2,P4間の弾性力fsとして0.6kg(国際単位
では5.88N)を掛ける場合には、ポイントP1,P
3間にはストッパ部3B1,3D1に対して押圧される
力Psが約1kg(国際単位では9.8N)となる。逆
にいえば、既に巻き取られた帯状材を外す場合に与える
外力Fは、0.7kg(国際単位では6.86N)付近
の力があれば、図6に示すようにオープン状態にして、
簡単に既に巻かれた帯状材10を取り外すことができる
のである。
【0022】次に、図11に戻ると、3つの締結ネジ8
は、120°ごとの間隔をおいて配置されていて、連結
保持軸4A,4Cおよび平行リンク2がスムーズに動作
もしくはスライドできるように、締結ネジ8が前部3a
と後部1aを締結している。平行リンク2は、連結保持
軸4A,4Cを左右(X軸方向)に沿って離れる方向
(近づく方向)に動かすと、前部3aの巻芯軸4B,4
Dが矢印Y方向に沿って近づく方向(離れる方向)に伸
縮するようなパンタグラフ運動を行うようになってい
る。抜け止め用座金5と六角ナット6は、巻芯軸4B,
4Dと連結保持軸4A,4Cが一定位置に止まって回転
体1から抜けないようにするための取り付け手段であ
る。図12に示すように、ガイドポスト9Aとガイドポ
スト9B間とガイド部9Hは、帯状材10の初期巻き込
みガイド機構130を構成している。このガイド機構1
30は、帯状材10が第1の巻芯軸4Bと第2の巻芯軸
4Dに対して非接触で鋭角α方向に方向付けるようにな
っている。また巻芯軸4B,4Dとガイドポスト9A,
9Bの長さは、帯状材10の幅にほぼ対応している。
【0023】次に、巻き取り対象となる帯状材の一例を
図18により説明する。図18は、角型電池用の電極と
セパレータの一例を示している。電極30は、正極シー
ト32と負極シート34からなる。またセパレータ3
6,38は、正極シート32と負極シート34を電気的
に絶縁するための絶縁シートである。正極シート32と
負極シート34は、反応物質(活物質)を積層したもの
である。正極シート32は、たとえばリチウムイオンと
特定の金属からなる複合金属酸化物を活物質に用いてい
る。負極シート34には、特定の炭素質材料をたとえば
用いている。
【0024】正極シート32と負極シート34は共にリ
チウムLiをイオンの状態で含有し、空気や水分に対し
て反応性が少ない。正極シート32には正極リード40
が設けられている。上述した正極シート32、負極シー
ト34およびセパレータ36,38からなる角巻層体1
1は図19のように巻く。
【0025】次に、上述した帯状材の巻取装置による巻
取方法について説明する。図3は、ガイドポスト9A,
9Bと巻芯軸4B,4Dにより帯状材10が巻かれて、
角巻層体11が形成された状態を示している。このよう
な角巻層体11を形成するために、図12ないし図17
で示すようにして、帯状材10が巻かれるようになって
いる。まず図12は、帯状材10の巻き始め状態におけ
るガイドポスト9A,9Bと帯状材10の位置関係を示
している。帯状材10は、初期巻き込みガイド機構13
0のガイド面9A1,9B1の間に回転体の中心Oをほ
ぼ通るようにして一直線上に横断している。しかも帯状
材10は、巻芯軸4B,4Dに対して非接触になるよう
に鋭角αになるように方向付けられる。すなわち、帯状
材10は、図12の2点鎖線で示す帯状材10と、Y軸
のなす角が鋭角αである。この初期巻き始め状態では、
図13に示すように帯状材10は、供給ローラ13を介
して一直線上に巻き取りローラ14側に方向付けられて
いる。
【0026】図14では、図8の駆動手段100によ
り、回転体1が図13の初期巻き始め状態から90°時
計回りに回転した状態を示している。図14の状態で
は、帯状材10は、ガイドポスト9Aの角部とガイドポ
スト9Bの角部で折り曲げられた状態である。図15
は、図8の駆動手段100により、図13の状態から回
転体1が180°時計回りに回転した状態を示してい
る。図16は、図8の駆動手段100により、図13の
状態から回転体1が270°時計回りに回転した状態を
示している。図17は、図8の駆動手段100により、
図13の状態から回転体1が360°時計回りに回転し
た状態に示している。図13ないし図17の手順によ
り、帯状材10が図5のクローズ状態の所定の回数巻芯
軸4B,4Dとガイドポスト9A,9Bにより、図3に
示すように菱形状に巻き取られる。
【0027】次に、平行リンク2が図5のクローズ状態
から図6のオープン状態にされることにより、図3のよ
うにして巻き取った帯状材10からなる角巻層体11を
巻芯軸4B,4Dとガイドポスト9A,9Bから取り除
く。すなわち、図5のポイントP2,P4で示す連結保
持軸4A,4Cに対して矢印Xの外側に離れる方向に外
力Fを加える。これにより、図6に示すようにポイント
P1,P3で示す巻芯軸4B,4Dが、弾性力Pで矢印
Y方向の接近する方向に移動する。従って、図3のよう
にして巻かれた角巻層体11の見掛け上の断面積が、図
5の断面積Scから図6の断面積Spに減少する。この
ようにすることにより、図3の角巻層体11は、ガイド
ポスト9A,9Bおよび巻芯軸4B,4Dから簡単に外
すことができる。取り外した角巻層体11は、図19に
示すような状態になっている。この角巻層体11は、図
20に示すように矢印Pで両側から押される。この場合
に、角巻層体11の中心には絶縁シート36があるの
で、図20のように押し潰した状態でも中央部に空洞が
空いてしまうようなことがない。そしてこのように押し
潰した角巻層体11は、図21のような角型電池のケー
スCの中60に挿入して、そして電解液を入れる。
【0028】本発明の実施例によれば、帯状材10は、
2つの巻芯軸4B,4Dとガイドポスト9A,9Bで巻
回し、連結保持軸4A,4Cと平行リンク2を用いて巻
かれた帯状材を離脱させるようになっている。つまり帯
状材の巻き取り作業と、帯状材を巻いて図3に示すよう
な角巻層体11を形成した後の離脱作業を独立分離させ
ているので、その操作性は極めて容易である。これらの
帯状材の巻き取り作業と、角巻層体11の取り外し作業
は、独立分離作業であるので、帯状材の巻き取りの自動
化に最適である。帯状材の巻芯8に相当する菱形断面の
四辺周距離の伸縮率が、図5と図6で示したように大き
いので、ガイドポストおよび巻芯軸と、既に巻かれた角
巻層体11との離脱が確実にできる。つまり角巻層体1
1の離脱の信頼性が高くなる。平行リンク2は、平行四
辺形による連動パンタグラフ機構であるために、対向す
る長辺側の巻芯軸4B,4Dの伸縮動作を正確にコント
ロールすることができる。移動距離の比としては、X座
標の移動距離xとY座標の移動距離yの比がたとえば、
1.56対1である。
【0029】巻芯軸4B,4Dおよび連結保持軸4A,
4Cの合計4軸が同時連動するので、ワンタッチで図3
の角巻層体11の開鍵離脱が行える。コンパクトな設計
が可能であり、コスト高を抑えることができる。図3の
角巻層体11を離脱させる場合に、図5のように連結保
持軸4A,4Cに対して外に向く力Fを加えるだけで済
むので、省動力化と省電力化が図れる。また帯状材を初
期の巻き取り状態にする場合には、単にガイドポスト9
A,9Bの間のガイド部に帯状材を位置させるだけで済
むので、その初期巻き取り設定操作が簡単である。本発
明の実施例では、平行四辺形を形成した同一リンク長と
連結した2軸の巻芯軸が、同時に連動して菱形断面形状
を作図可能であり、四辺距離が設定最大面積位置からワ
ンタッチで確実に減少方向に移動可能である。
【0030】ところで本発明の上記実施例に限定されな
い。上述した実施例では、角型電池用の内容物である角
巻層体11を形成する場合について説明している。しか
しこれに限らず本発明は、他の帯状材を巻き取る場合に
も適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、帯
状材を簡単に巻き取ることができ、しかも巻き取った帯
状材を簡単に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯状材の巻取装置の回転体の前部側を
示す斜視図。
【図2】回転体の後部側を示す斜視図。
【図3】本発明の巻取装置により巻き取られた角巻層体
を示す正面図。
【図4】平行リンクの動作の一例を示す図。
【図5】本発明の巻取装置における巻き取り状態(クロ
ーズ状態)を示す図。
【図6】巻き取り状態から角巻層体を離脱させる場合の
平行リンクのオープン状態を示す図。
【図7】平行リンク節の移動量と平行リンク節に際する
力(ベクトル)の関係を示す図。
【図8】図1と図2の巻取装置をより具体的に示す巻取
装置の側面図。
【図9】図8の巻取装置の矢印R位置の方向から見た正
面図。
【図10】図8の巻取装置の矢印R2の方向から見た背
面図。
【図11】図8の巻取装置の分解斜視図。
【図12】帯状材の巻き始め状態を示す図。
【図13】帯状材の巻き始め状態を示し、供給ローラと
巻き取りローラを示す図。
【図14】図13の巻き始め状態から回転体が90°回
転した状態を示す図。
【図15】回転体が図13の巻き始め状態から180°
回転した状態を示す図。
【図16】回転体が図13の巻き始め状態から270°
回転した状態を示す図。
【図17】回転体が図13の巻き始め状態から360°
回転した状態を示す図。
【図18】帯状材の一例として角型電池用の電極と絶縁
シートの一例を示す図。
【図19】図3のようにして巻かれた角巻層体を取り外
した状態を示す図。
【図20】図19の角巻層体に加圧して押し潰した状態
を示す図。
【図21】図20の押し潰した角巻層体を収容するため
の角型電池の容器の斜視図。
【図22】従来における電極とセパレータを巻いた状態
を示す平面図。
【図23】図22のセパレータと電極を押し潰した状態
を示す図。
【符号の説明】
1 回転体 2 平行リンク 2Aないし2D リンク部材 7 付勢手段としてのコイルバネ 10 帯状材 70 伸縮移動機構 130 初期巻き込みガイド機構 1a 回転体の後部 3a 回転体の前部 1A 第3のガイド溝 1D 第4のガイド溝 3B 第1のガイド溝 3D 第2のガイド溝 4A 第1の連結保持軸 4B 第1の巻芯軸 4C 第2の連結保持軸 4D 第2の巻芯軸 9A1,9B1 ガイド面 9A2,9B2 外側頂点部 9A 第1のガイドポスト 9B 第2のガイドポスト 9H ガイド部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転することにより帯状材を巻き取るた
    めの帯状材の巻取装置であり、 回転可能な回転体と、 回転体の回転中心を通る第1方向において一方の側に配
    置されるほぼ角形の断面形状を有する第1のガイドポス
    トと、回転体の回転中心を通る第1の方向において他方
    の側に配置されるほぼ角形の断面形状を有する第2のガ
    イドポストと、 回転体の回転中心を通る第1方向と交差する第2方向に
    おいて一方の側に配置される第1の巻芯軸と、回転体の
    回転中心を通る第1方向と交差する第2方向において他
    方の側に配置される第2の巻芯軸と、 回転体が回転することで、第1のガイドポストと第2の
    ガイドポストと第1の巻芯軸と第2の巻芯軸によりほぼ
    菱形状に巻き取られた帯状材を取り出す際に、第1の巻
    芯軸と第2の巻芯軸との第2方向に関する間隔を縮小し
    て、ほぼ菱形状に巻き取られた帯状材の断面積を縮小す
    るための伸縮移動機構と、を備えることを特徴とする帯
    状材の巻取装置。
  2. 【請求項2】 帯状材は、角型電池の電極とこの電極に
    重ねて配置される絶縁シートである請求項1に記載の帯
    状材の巻取装置。
  3. 【請求項3】 第1のガイドポストと第2のガイドポス
    トは、ほぼ三角形の断面形状を有している請求項1に記
    載の帯状材の巻取装置。
  4. 【請求項4】 第1のガイドポストのガイド面と第2の
    ガイドポストのガイド面の間には、帯状材を巻き取る際
    の初期状態においてこの帯状材を入れるためのガイド部
    が形成されている請求項1に記載の帯状材の巻取装置。
  5. 【請求項5】 第1のガイドポストと第2のガイドポス
    トと第1の巻芯軸と第2の巻芯軸の軸方向の長さは、ほ
    ぼ帯状材の幅に設定されている請求項1に記載の帯状材
    の巻取装置。
  6. 【請求項6】 帯状材を巻き取る際の初期状態におい
    て、帯状材がこのガイド溝を通ることで回転体の回転中
    心上に一直線に横断するように形成され、かつ帯状材が
    第1の巻芯軸と第2の巻芯軸に対して非接触で鋭角方向
    に方向付けるようにガイド部が形成されている帯状材の
    初期巻き込みガイド機構を備える請求項4に記載の帯状
    材の巻取装置。
  7. 【請求項7】 第1のガイドポストのガイド面と反対側
    の外側頂点部と、第2のガイドポストのガイド面と反対
    側の外側頂点部を結ぶ線分は、第2方向と直交している
    請求項4に記載の帯状材の巻取装置。
  8. 【請求項8】 第1のガイドポストの外側頂点部と第2
    のガイドポストの外側頂点部と、第1の巻芯軸と第2の
    巻芯軸は、ほぼ菱形状に形成されていて、第1のガイド
    ポストの外側頂点部と第2のガイドポストの外側頂点部
    の間隔は菱形状の短軸であり、第1の巻芯軸と第2の巻
    芯軸の間隔は菱形状の長軸である請求項1に記載の帯状
    材の巻取装置。
  9. 【請求項9】 伸縮移動機構は、 第1の巻芯軸と第2の巻芯軸と、 第1の連結保持軸と第2の連結保持軸と、 これらの第1の巻芯軸と第2の巻芯軸と第1の連結保持
    軸と第2の連結保持軸を連結する4つの同一長のリンク
    部材を有する平行リンクであって、第1の連結保持軸と
    第2の連結保持軸を第1方向に関して互いに離れる方向
    に移動させるとこれらのリンク部材が同時に連動して第
    1の巻芯軸と第2の巻芯軸の間隔を縮小する平行リンク
    と、を備える請求項1に記載の帯状材の巻取装置。
  10. 【請求項10】 第1の連結保持軸と第2の連結保持軸
    は、第1方向に関して接近する方向に安定保持するため
    の付勢手段を備える請求項9に記載の帯状材の巻取装
    置。
  11. 【請求項11】 第1の巻芯軸と第2の巻芯軸は、回転
    体の前部に形成された第1のガイド溝と第2のガイド溝
    によりそれぞれ第2方向にガイド可能であり、かつ第1
    の連結保持軸と第2の連結保持軸は、回転体の後部に形
    成された第3のガイド溝と第4のガイド溝によりそれぞ
    れ第1方向にガイド可能である請求項10に記載の帯状
    材の巻取装置。
  12. 【請求項12】 第1の巻芯軸と第2の巻芯軸は、第1
    の連結保持軸と第2の連結保持軸の付勢手段の力だけで
    それらの位置が保持されている状態では、第1のガイド
    溝と第2のガイド溝のそれぞれの外端部のガイドストッ
    パに位置決めされている請求項11に記載の帯状材の巻
    取装置。
  13. 【請求項13】 回転することにより帯状材を巻き取る
    ための帯状材の巻取方法であり、 回転体の回転中心を通る第1方向において一方の側に配
    置されるほぼ角形の断面形状を有する第1のガイドポス
    トと、回転体の回転中心を通る第1の方向において他方
    の側に配置されるほぼ角形の断面形状を有する第2のガ
    イドポストの間に、帯状材を通して、 回転体を回転することにより、回転体の回転中心を通る
    第1方向と交差する第2方向において一方の側に配置さ
    れる第1の巻芯軸と、回転体の回転中心を通る第1方向
    と交差する第2方向において他方の側に配置される第2
    の巻芯軸と、第1のガイドポストと第2のガイドポスト
    でほぼ菱形になるように帯状材を巻き取り、 巻き取られた帯状材を取り出す際に、第1の巻芯軸と第
    2の巻芯軸との第2方向に関する間隔を縮小して、ほぼ
    菱形状に巻き取られた帯状材のほぼ菱形状の断面積を縮
    小することにより、巻き取られた帯状材を第1の巻芯軸
    と第2の巻芯軸と、第1のガイドポストと第2のガイド
    ポストから取り出す、ことを特徴とする帯状材の巻取方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100402748B1 (ko) * 2001-12-22 2003-10-22 삼성에스디아이 주식회사 2차전지의 전극조립체 권취용 맨드렐
JP2006318787A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 角型非水電解液電池の製造法
CN106025326A (zh) * 2016-07-13 2016-10-12 深圳吉阳智云科技有限公司 一种卷绕头机构
JP2017091667A (ja) * 2015-11-05 2017-05-25 Ckd株式会社 捲回装置
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