JPH08320821A - ファイルシステムのファイル編集装置 - Google Patents
ファイルシステムのファイル編集装置Info
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- JPH08320821A JPH08320821A JP7126363A JP12636395A JPH08320821A JP H08320821 A JPH08320821 A JP H08320821A JP 7126363 A JP7126363 A JP 7126363A JP 12636395 A JP12636395 A JP 12636395A JP H08320821 A JPH08320821 A JP H08320821A
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 記憶装置を効率的に使用でき、複数の端末か
らの同時アクセスに対して応答の遅れを生じないファイ
ル編集装置を提供すること。 【構成】 ファイルを格納する際に、格納開始記憶装置
判定手段30は、フリーブロック管理手段51〜53の
フリーブロック数を比較し、各々のフリーブロック数の
差が予め定められた範囲内に収まるように、ファイルの
先頭ブロックを格納する記憶装置を記憶装置61〜63
の中から選択し、フリーブロック割当手段20が、選択
した記憶装置から各記憶装置61〜63の順にファイル
を格納するためのブロックを割り当てていくことによ
り、使用されるブロック数を各記憶装置間で調整する。
らの同時アクセスに対して応答の遅れを生じないファイ
ル編集装置を提供すること。 【構成】 ファイルを格納する際に、格納開始記憶装置
判定手段30は、フリーブロック管理手段51〜53の
フリーブロック数を比較し、各々のフリーブロック数の
差が予め定められた範囲内に収まるように、ファイルの
先頭ブロックを格納する記憶装置を記憶装置61〜63
の中から選択し、フリーブロック割当手段20が、選択
した記憶装置から各記憶装置61〜63の順にファイル
を格納するためのブロックを割り当てていくことによ
り、使用されるブロック数を各記憶装置間で調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の記憶装置を使用
するファイルシステムのファイル編集装置に関するもの
である。
するファイルシステムのファイル編集装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ビデオサーバーやビデオ・オン・デマン
ド・システムは、複数の端末装置から映像音声データの
要求に対して、要求された複数のデータを記憶装置から
読み出して、複数の端末装置に送信する。
ド・システムは、複数の端末装置から映像音声データの
要求に対して、要求された複数のデータを記憶装置から
読み出して、複数の端末装置に送信する。
【0003】図15は、この複数のデータを1台の記憶
装置から読み出す方法を説明する図であり、2つの端末
装置からファイルAとBの読み出し要求に対して記憶装
置1からデータを読み出す場合を示している。図15に
おいて、一周期を等分に分割したタイムスロットを設定
し、各タイムスロット内で各端末装置からの要求データ
を記憶装置1から読み出す。周期1のタイムスロットT
S11ではファイルAに含まれるデータA1を読みだ
し、タイムスロットTS12ではファイルBに含まれる
データB1を読みだす。以後、この周期を繰り返すこと
で、同時に複数の端末装置からのデータ要求に対するデ
ータの読み出しを可能としており、周期2のタイムスロ
ットTS21ではファイルAに含まれるデータA2を読
みだし、タイムスロットTS22ではファイルBに含ま
れるデータB2を読みだし、周期3のタイムスロットT
S31ではファイルAに含まれるデータA3を読みだ
し、タイムスロットTS32ではファイルBに含まれる
データB3を読みだす。
装置から読み出す方法を説明する図であり、2つの端末
装置からファイルAとBの読み出し要求に対して記憶装
置1からデータを読み出す場合を示している。図15に
おいて、一周期を等分に分割したタイムスロットを設定
し、各タイムスロット内で各端末装置からの要求データ
を記憶装置1から読み出す。周期1のタイムスロットT
S11ではファイルAに含まれるデータA1を読みだ
し、タイムスロットTS12ではファイルBに含まれる
データB1を読みだす。以後、この周期を繰り返すこと
で、同時に複数の端末装置からのデータ要求に対するデ
ータの読み出しを可能としており、周期2のタイムスロ
ットTS21ではファイルAに含まれるデータA2を読
みだし、タイムスロットTS22ではファイルBに含ま
れるデータB2を読みだし、周期3のタイムスロットT
S31ではファイルAに含まれるデータA3を読みだ
し、タイムスロットTS32ではファイルBに含まれる
データB3を読みだす。
【0004】ここで、ビデオサーバーで同時にデータを
送出することのできる端末装置の数は、この周期内に記
憶装置1から読み出されるデータ量で制限される。つま
り、図15のように、一周期に記憶装置1から読み出す
ことができるデータ量が2端末分しかない時に、同時に
3端末からデータの要求があると、2端末にはデータを
送出できるが、残りの1端末にはデータを送出できな
い。
送出することのできる端末装置の数は、この周期内に記
憶装置1から読み出されるデータ量で制限される。つま
り、図15のように、一周期に記憶装置1から読み出す
ことができるデータ量が2端末分しかない時に、同時に
3端末からデータの要求があると、2端末にはデータを
送出できるが、残りの1端末にはデータを送出できな
い。
【0005】そこで、1つの記憶装置から読み出される
データ量で制限される端末装置の数より多い端末装置か
らの要求を処理するために、ファイルを一定量のデータ
ブロックに分割し、このデータブロックを複数の記憶装
置に順番に格納しておき、端末装置の要求に応じて、デ
ータを読み出す記憶装置を一周期毎に順番に変えていく
ようにする。
データ量で制限される端末装置の数より多い端末装置か
らの要求を処理するために、ファイルを一定量のデータ
ブロックに分割し、このデータブロックを複数の記憶装
置に順番に格納しておき、端末装置の要求に応じて、デ
ータを読み出す記憶装置を一周期毎に順番に変えていく
ようにする。
【0006】つまり、図16、17に示すように、1周
期内に2端末分のデータを読み出すことができる記憶装
置を3つ用意し、ファイルAを先頭からブロックA1か
らA6に分割して、ブロックA1、A4は記憶装置1に
格納し、ブロックA2、A5は記憶装置2に格納し、ブ
ロックA3、A6は記憶装置3に格納しておき、同様
に、ファイルB〜Fについても6つのブロックに分割し
て、それぞれ3つの記憶装置に分散格納しておく。
期内に2端末分のデータを読み出すことができる記憶装
置を3つ用意し、ファイルAを先頭からブロックA1か
らA6に分割して、ブロックA1、A4は記憶装置1に
格納し、ブロックA2、A5は記憶装置2に格納し、ブ
ロックA3、A6は記憶装置3に格納しておき、同様
に、ファイルB〜Fについても6つのブロックに分割し
て、それぞれ3つの記憶装置に分散格納しておく。
【0007】いま、6端末から同時にファイルA、B、
C、D、E、Fへデータ要求があった場合、ファイルA
の読みだしについて言えば、周期1のタイムスロットT
S11ではブロックA1を記憶装置1から読みだし、周
期2のタイムスロットTS21ではブロックA2を記憶
装置2から読みだし、周期3のタイムスロットTS31
ではブロックA3記憶装置3を読みだす。他のファイル
についても、同様に読み出す。各ファイルについて見る
と、周期1に記憶装置1からブロックA1,B1を読み
だし、周期2に記憶装置1からブロックC1,D1、記
憶装置2からブロックA2,B2を読みだし、周期3に
記憶装置1からE1,F1、記憶装置2からブロックC
2,D2、記憶装置3からブロックA3,B3を読みだ
し、以後同様に読みだしていく。このようにして同時に
データ要求を受けつけることのできる端末装置の数は、
記憶装置の数の倍数だけ増加させることができる。
C、D、E、Fへデータ要求があった場合、ファイルA
の読みだしについて言えば、周期1のタイムスロットT
S11ではブロックA1を記憶装置1から読みだし、周
期2のタイムスロットTS21ではブロックA2を記憶
装置2から読みだし、周期3のタイムスロットTS31
ではブロックA3記憶装置3を読みだす。他のファイル
についても、同様に読み出す。各ファイルについて見る
と、周期1に記憶装置1からブロックA1,B1を読み
だし、周期2に記憶装置1からブロックC1,D1、記
憶装置2からブロックA2,B2を読みだし、周期3に
記憶装置1からE1,F1、記憶装置2からブロックC
2,D2、記憶装置3からブロックA3,B3を読みだ
し、以後同様に読みだしていく。このようにして同時に
データ要求を受けつけることのできる端末装置の数は、
記憶装置の数の倍数だけ増加させることができる。
【0008】図10は、従来のファイルシステムの構成
図を示すものであり、その動作を以下に説明する。
図を示すものであり、その動作を以下に説明する。
【0009】図10において、10はファイル作成手
段、20はフリーブロック割り当て手段、40はファイ
ルデータ書き込み手段、51、52、53はフリーブロ
ック管理手段、61、62、63は各々別のフリーブロ
ック管理手段51、52、53が管理している記憶装置
である。
段、20はフリーブロック割り当て手段、40はファイ
ルデータ書き込み手段、51、52、53はフリーブロ
ック管理手段、61、62、63は各々別のフリーブロ
ック管理手段51、52、53が管理している記憶装置
である。
【0010】以上のように構成された従来のファイルシ
ステムにおいて、新たにファイルを作成する場合、ファ
イル作成手段10は作成しようとしているファイルのデ
ータをある一定量のブロックに分割し、分割したブロッ
クを記憶装置に格納するために、フリーブロック割り当
て手段20にフリーブロックの獲得を命令する。そうす
ると、フリーブロック割り当て手段20は、1つのファ
イルに対して割り当てるフリーブロックを各フリーブロ
ック管理手段51、52、53から順々に獲得してい
く。ファイルの先頭から1ブロックサイズ目までのデー
タを記憶するブロックをフリーブロック管理手段51か
ら獲得した場合、ファイルの1ブロックサイズ目から2
ブロックサイズ目までのデータを記憶するブロックをフ
リーブロック管理手段52から獲得し、ファイルの2ブ
ロックサイズ目から3ブロックサイズ目までのデータを
記憶するブロックをフリーブロック管理手段53から獲
得する。ファイルデータ書き込み手段40はフリーブロ
ック割り当て手段20が獲得したブロックに対応する記
憶装置61、62、63に順次ファイルのデータを書き
込む。
ステムにおいて、新たにファイルを作成する場合、ファ
イル作成手段10は作成しようとしているファイルのデ
ータをある一定量のブロックに分割し、分割したブロッ
クを記憶装置に格納するために、フリーブロック割り当
て手段20にフリーブロックの獲得を命令する。そうす
ると、フリーブロック割り当て手段20は、1つのファ
イルに対して割り当てるフリーブロックを各フリーブロ
ック管理手段51、52、53から順々に獲得してい
く。ファイルの先頭から1ブロックサイズ目までのデー
タを記憶するブロックをフリーブロック管理手段51か
ら獲得した場合、ファイルの1ブロックサイズ目から2
ブロックサイズ目までのデータを記憶するブロックをフ
リーブロック管理手段52から獲得し、ファイルの2ブ
ロックサイズ目から3ブロックサイズ目までのデータを
記憶するブロックをフリーブロック管理手段53から獲
得する。ファイルデータ書き込み手段40はフリーブロ
ック割り当て手段20が獲得したブロックに対応する記
憶装置61、62、63に順次ファイルのデータを書き
込む。
【0011】図11〜14は、図10のファイルシステ
ムのフリーブロック管理手段51、52、53に対応す
るフリーリストF1、F2、F3の管理データの各状態
を示す図である。各フリーリストにはフリーブロック数
を記憶するデータ構造と、ファイルの先頭部分のデータ
を格納しているブロック数を記憶するデータ構造と、管
理している各ブロックがどのファイルデータを記憶して
いる状態か又は未使用状態にあるかをブロック毎に記憶
するデータ構造を備えている。フリーリストF1はブロ
ックb10、b11、b12、b13、b14、b15
を管理し、フリーリストF2はブロックb20、b2
1、b22、b23、b24、b25を管理し、フリー
リストF3はブロックb30、b31、b32、b3
3、b34、b35を管理する。
ムのフリーブロック管理手段51、52、53に対応す
るフリーリストF1、F2、F3の管理データの各状態
を示す図である。各フリーリストにはフリーブロック数
を記憶するデータ構造と、ファイルの先頭部分のデータ
を格納しているブロック数を記憶するデータ構造と、管
理している各ブロックがどのファイルデータを記憶して
いる状態か又は未使用状態にあるかをブロック毎に記憶
するデータ構造を備えている。フリーリストF1はブロ
ックb10、b11、b12、b13、b14、b15
を管理し、フリーリストF2はブロックb20、b2
1、b22、b23、b24、b25を管理し、フリー
リストF3はブロックb30、b31、b32、b3
3、b34、b35を管理する。
【0012】以下に、4ブロックサイズの大きさのファ
イルA、B、Cを順次作成した時のフリーリストF1、
F2、F3の状態を図11〜14を用いて説明する。
イルA、B、Cを順次作成した時のフリーリストF1、
F2、F3の状態を図11〜14を用いて説明する。
【0013】図11は、初期状態の各フリーリストを示
すものであり、フリーリストF1、F2、F3は6個の
ブロックを管理しており、6個のブロックは全てフリー
状態であり、フリーリストF1、F2、F3のフリーブ
ロック数は各々6、6、6となり、先頭ブロック数は
0、0、0となる。
すものであり、フリーリストF1、F2、F3は6個の
ブロックを管理しており、6個のブロックは全てフリー
状態であり、フリーリストF1、F2、F3のフリーブ
ロック数は各々6、6、6となり、先頭ブロック数は
0、0、0となる。
【0014】図12は、ファイルAを作成した時の各フ
リーリストの状態を示すものであり、ファイルAは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からA
1,A2,A3,A4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここで、ブロックA1を記憶するためにフリーリ
ストF1が管理するブロックb10を割り当て、ブロッ
クA2を記憶するためにフリーリストF2が管理するブ
ロックb20を割り当て、ブロックA3を記憶するため
にフリーリストF3が管理するブロックb30を割り当
て、ブロックA4を記憶するためにフリーリストF1が
管理するブロックb11を割り当てる。この時、フリー
リストF1、F2、F3のフリーブロック数は各々4、
5、5となる。また、ファイルAの先頭ブロックA1は
フリーリストF1に含まれているため、フリーリストF
1、F2、F3の先頭ブロック数は各々1、0、0とな
る。
リーリストの状態を示すものであり、ファイルAは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からA
1,A2,A3,A4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここで、ブロックA1を記憶するためにフリーリ
ストF1が管理するブロックb10を割り当て、ブロッ
クA2を記憶するためにフリーリストF2が管理するブ
ロックb20を割り当て、ブロックA3を記憶するため
にフリーリストF3が管理するブロックb30を割り当
て、ブロックA4を記憶するためにフリーリストF1が
管理するブロックb11を割り当てる。この時、フリー
リストF1、F2、F3のフリーブロック数は各々4、
5、5となる。また、ファイルAの先頭ブロックA1は
フリーリストF1に含まれているため、フリーリストF
1、F2、F3の先頭ブロック数は各々1、0、0とな
る。
【0015】図13は、ファイルBを作成した時の各フ
リーリストの状態を示すものであり、ファイルBは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からB
1,B2,B3,B4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここで、ブロックB1を記憶するためにフリーリ
ストF1が管理するブロックb12を割り当て、ブロッ
クB2を記憶するためにフリーリストF2が管理するブ
ロックb21を割り当て、ブロックB3を記憶するため
にフリーリストF3が管理するブロックb31を割り当
て、ブロックB4を記憶するためにフリーリストF1が
管理するブロックb13を割り当てる。この時、フリー
リストF1、F2、F3のフリーブロック数は各々2、
4、4となる。また、ファイルBの先頭ブロックB1は
フリーリストF1に含まれているため、フリーリストF
1、F2、F3の先頭ブロック数は各々2、0、0とな
る。
リーリストの状態を示すものであり、ファイルBは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からB
1,B2,B3,B4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここで、ブロックB1を記憶するためにフリーリ
ストF1が管理するブロックb12を割り当て、ブロッ
クB2を記憶するためにフリーリストF2が管理するブ
ロックb21を割り当て、ブロックB3を記憶するため
にフリーリストF3が管理するブロックb31を割り当
て、ブロックB4を記憶するためにフリーリストF1が
管理するブロックb13を割り当てる。この時、フリー
リストF1、F2、F3のフリーブロック数は各々2、
4、4となる。また、ファイルBの先頭ブロックB1は
フリーリストF1に含まれているため、フリーリストF
1、F2、F3の先頭ブロック数は各々2、0、0とな
る。
【0016】図14は、ファイルCを作成した時の各フ
リーリストの状態を示すものであり、ファイルCは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からC
1,C2,C3,C4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここで、ブロックC1を記憶するためにフリーリ
ストF1が管理するブロックb14を割り当て、ブロッ
クC2を記憶するためにフリーリストF2が管理するブ
ロックb22を割り当て、ブロックC3を記憶するため
にフリーリストF3が管理するブロックb32を割り当
て、ブロックC4を記憶するためにフリーリストF1が
管理するブロックb15を割り当てる。この時、フリー
リストF1、F2、F3のフリーブロック数は各々0、
3、3となる。また、ファイルCの先頭ブロックC1は
フリーリストF1に含まれているため、フリーリストF
1、F2、F3の先頭ブロック数は各々3、0、0とな
る。
リーリストの状態を示すものであり、ファイルCは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からC
1,C2,C3,C4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここで、ブロックC1を記憶するためにフリーリ
ストF1が管理するブロックb14を割り当て、ブロッ
クC2を記憶するためにフリーリストF2が管理するブ
ロックb22を割り当て、ブロックC3を記憶するため
にフリーリストF3が管理するブロックb32を割り当
て、ブロックC4を記憶するためにフリーリストF1が
管理するブロックb15を割り当てる。この時、フリー
リストF1、F2、F3のフリーブロック数は各々0、
3、3となる。また、ファイルCの先頭ブロックC1は
フリーリストF1に含まれているため、フリーリストF
1、F2、F3の先頭ブロック数は各々3、0、0とな
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなファイル作成方法では、ファイルA、B、Cを作
成した状態で、フリーリストF2とF3には未だフリー
ブロックが3つづつあるにもかかわらず、フリーリスト
F1のフリーブロック数は0となるため、これ以上ファ
イルを作成できなくなる。
ようなファイル作成方法では、ファイルA、B、Cを作
成した状態で、フリーリストF2とF3には未だフリー
ブロックが3つづつあるにもかかわらず、フリーリスト
F1のフリーブロック数は0となるため、これ以上ファ
イルを作成できなくなる。
【0018】すなわち、図10の記憶装置61、62、
63のフリーブロックの数の差が拡大し、記憶装置61
のフリーブロックが無くなった時に、これ以上ファイル
を作成できなくる。ところが、記憶装置61以外の記憶
装置62、63のフリーブロックは残っているため、記
憶装置を効率的に使用できないという課題がある。
63のフリーブロックの数の差が拡大し、記憶装置61
のフリーブロックが無くなった時に、これ以上ファイル
を作成できなくる。ところが、記憶装置61以外の記憶
装置62、63のフリーブロックは残っているため、記
憶装置を効率的に使用できないという課題がある。
【0019】また、ファイルA、B、Cの先頭ブロック
A1、B1、C1は全てフリーリストF1に含まれてい
る。このため、記憶装置61、62、63が1周期内に
2ブロックのデータしか読み出せない場合、ファイル
A、B、Cに対して3つの端末から同時にアクセス要求
があると、最初の周期でファイルA,Bの先頭のデータ
A1,B1のみを記憶装置61から読みだして、次の周
期で残りのファイルCの先頭のデータC1を記憶装置6
1から読みださなければならないので、2つの端末に対
してはすぐにデータを送出できるが、1つの端末は1周
期分待たせることになり、端末からのアクセス要求に対
する応答速度が遅くなる(図16、17参照)。
A1、B1、C1は全てフリーリストF1に含まれてい
る。このため、記憶装置61、62、63が1周期内に
2ブロックのデータしか読み出せない場合、ファイル
A、B、Cに対して3つの端末から同時にアクセス要求
があると、最初の周期でファイルA,Bの先頭のデータ
A1,B1のみを記憶装置61から読みだして、次の周
期で残りのファイルCの先頭のデータC1を記憶装置6
1から読みださなければならないので、2つの端末に対
してはすぐにデータを送出できるが、1つの端末は1周
期分待たせることになり、端末からのアクセス要求に対
する応答速度が遅くなる(図16、17参照)。
【0020】すなわち、各ファイルの先頭ブロックが記
憶装置61に集中しているため、複数の端末から同時に
アクセス要求が発生した時に、記憶装置61からのデー
タ読みだし処理が集中し、それが記憶装置61のデータ
読みだし能力を越えた場合に、端末からのアクセス要求
に対する応答速度が遅くなるという課題がある。
憶装置61に集中しているため、複数の端末から同時に
アクセス要求が発生した時に、記憶装置61からのデー
タ読みだし処理が集中し、それが記憶装置61のデータ
読みだし能力を越えた場合に、端末からのアクセス要求
に対する応答速度が遅くなるという課題がある。
【0021】本発明は、従来のファイルシステムのこの
ような課題を考慮し、記憶装置を効率的に使用でき、複
数の端末からの同時アクセスに対して応答の遅れを生じ
ないファイルシステムのファイル編集装置を提供するこ
とを目的とする。
ような課題を考慮し、記憶装置を効率的に使用でき、複
数の端末からの同時アクセスに対して応答の遅れを生じ
ないファイルシステムのファイル編集装置を提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、複
数のファイルデータをそれぞれ複数個のブロックに分割
して分散格納するための複数個の記憶手段と、その複数
個の記憶手段における各ファイルデータ毎の使用可能ブ
ロック数、又は各記憶手段毎の各ファイルデータの先頭
ブロック格納数を管理するブロック管理手段と、ファイ
ルデータの先頭ブロックを格納する際に、使用可能ブロ
ック数又は先頭ブロック格納数に基づいて、先頭ブロッ
クの格納開始すべき記憶手段を判定する格納開始判定手
段とを備え、先頭ブロック以後のブロックは予め決めら
れた順番に従って各記憶手段に格納するファイルシステ
ムのファイル追加装置である。
数のファイルデータをそれぞれ複数個のブロックに分割
して分散格納するための複数個の記憶手段と、その複数
個の記憶手段における各ファイルデータ毎の使用可能ブ
ロック数、又は各記憶手段毎の各ファイルデータの先頭
ブロック格納数を管理するブロック管理手段と、ファイ
ルデータの先頭ブロックを格納する際に、使用可能ブロ
ック数又は先頭ブロック格納数に基づいて、先頭ブロッ
クの格納開始すべき記憶手段を判定する格納開始判定手
段とを備え、先頭ブロック以後のブロックは予め決めら
れた順番に従って各記憶手段に格納するファイルシステ
ムのファイル追加装置である。
【0023】請求項3の本発明は、複数のファイルデー
タをそれぞれ複数個のブロックに分割して分散格納する
複数個の記憶手段と、その複数個の記憶手段における各
ファイルデータ毎の使用可能ブロック数、又は各記憶手
段毎の各ファイルデータの先頭ブロック格納数を管理す
るブロック管理手段と、記憶された複数のファイルデー
タのうち少なくとも1つのファイルデータを削除した際
に、削除されずに残ったファイルデータに対し、使用可
能ブロック数又は先頭ブロック格納数に基づいて、残っ
たファイルデータのそれぞれの先頭ブロックの格納開始
すべき記憶手段を決定し、それら残ったファイルデータ
の格納位置を移動するファイルデータ移動手段とを備え
たファイルシステムのファイル削除装置である。
タをそれぞれ複数個のブロックに分割して分散格納する
複数個の記憶手段と、その複数個の記憶手段における各
ファイルデータ毎の使用可能ブロック数、又は各記憶手
段毎の各ファイルデータの先頭ブロック格納数を管理す
るブロック管理手段と、記憶された複数のファイルデー
タのうち少なくとも1つのファイルデータを削除した際
に、削除されずに残ったファイルデータに対し、使用可
能ブロック数又は先頭ブロック格納数に基づいて、残っ
たファイルデータのそれぞれの先頭ブロックの格納開始
すべき記憶手段を決定し、それら残ったファイルデータ
の格納位置を移動するファイルデータ移動手段とを備え
たファイルシステムのファイル削除装置である。
【0024】
【作用】本発明は、ファイルデータの先頭ブロックを格
納する際に、ブロック管理手段が管理する各ファイルデ
ータ毎の使用可能ブロック数又は各ファイルデータの先
頭ブロック格納数に基づいて、先頭ブロックの格納開始
すべき記憶手段を格納開始判定手段により判定して、先
頭ブロック以後のブロックは予め決められた順番に従っ
て各記憶手段に格納する。
納する際に、ブロック管理手段が管理する各ファイルデ
ータ毎の使用可能ブロック数又は各ファイルデータの先
頭ブロック格納数に基づいて、先頭ブロックの格納開始
すべき記憶手段を格納開始判定手段により判定して、先
頭ブロック以後のブロックは予め決められた順番に従っ
て各記憶手段に格納する。
【0025】また本発明は、複数のファイルデータをそ
れぞれ複数個のブロックに分割して分散格納する複数個
の記憶手段と、その複数個の記憶手段における各ファイ
ルデータ毎の使用可能ブロック数、又は各記憶手段毎の
各ファイルデータの先頭ブロック格納数を管理するブロ
ック管理手段と、記憶された複数のファイルデータのう
ち少なくとも1つのファイルデータを削除した際に、削
除されずに残ったファイルデータに対し、各ファイルデ
ータ毎の使用可能ブロック数又は各ファイルデータの先
頭ブロック格納数に基づいて、ファイルデータ移動手段
が、残ったファイルデータのそれぞれの先頭ブロックの
格納開始すべき記憶手段を決定し、それら残ったファイ
ルデータの格納位置を移動する。
れぞれ複数個のブロックに分割して分散格納する複数個
の記憶手段と、その複数個の記憶手段における各ファイ
ルデータ毎の使用可能ブロック数、又は各記憶手段毎の
各ファイルデータの先頭ブロック格納数を管理するブロ
ック管理手段と、記憶された複数のファイルデータのう
ち少なくとも1つのファイルデータを削除した際に、削
除されずに残ったファイルデータに対し、各ファイルデ
ータ毎の使用可能ブロック数又は各ファイルデータの先
頭ブロック格納数に基づいて、ファイルデータ移動手段
が、残ったファイルデータのそれぞれの先頭ブロックの
格納開始すべき記憶手段を決定し、それら残ったファイ
ルデータの格納位置を移動する。
【0026】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0027】図1は、本発明にかかる第1の実施例のフ
ァイルシステムのファイル編集装置の構成図である。図
1において、10はファイル作成手段、20はフリーブ
ロック割り当て手段、30は格納開始判定手段としての
格納開始記憶装置判定手段、40はファイルデータ書き
込み手段、51、52、53はブロック管理手段として
のフリーブロック管理手段、61、62、63は各々別
のフリーブロック管理手段51、52、53により管理
された記憶手段である記憶装置である。
ァイルシステムのファイル編集装置の構成図である。図
1において、10はファイル作成手段、20はフリーブ
ロック割り当て手段、30は格納開始判定手段としての
格納開始記憶装置判定手段、40はファイルデータ書き
込み手段、51、52、53はブロック管理手段として
のフリーブロック管理手段、61、62、63は各々別
のフリーブロック管理手段51、52、53により管理
された記憶手段である記憶装置である。
【0028】以上のように構成された上記第1の実施例
のファイルシステムにおいて、新たにファイルを作成す
る場合、ファイル作成手段10は作成しようとしている
ファイルのデータをある一定量のブロックに分割し、分
割したブロックを記憶装置に格納するために、フリーブ
ロック割り当て手段20に使用可能ブロックとしてのフ
リーブロックの獲得を命令する。
のファイルシステムにおいて、新たにファイルを作成す
る場合、ファイル作成手段10は作成しようとしている
ファイルのデータをある一定量のブロックに分割し、分
割したブロックを記憶装置に格納するために、フリーブ
ロック割り当て手段20に使用可能ブロックとしてのフ
リーブロックの獲得を命令する。
【0029】フリーブロック割り当て手段20は、ファ
イルの先頭から1ブロックサイズ目までのデータを格納
するブロックを獲得するために、まず格納開始記憶装置
判定手段30に格納を開始すべき記憶装置の番号を問い
合わせる。
イルの先頭から1ブロックサイズ目までのデータを格納
するブロックを獲得するために、まず格納開始記憶装置
判定手段30に格納を開始すべき記憶装置の番号を問い
合わせる。
【0030】格納開始記憶装置判定手段30は各フリー
ブロック管理手段51、52、53に現在のフリーブロ
ック数を問い合わせる。各フリーブロック管理手段5
1、52、53は、それぞれが管理しているフリーブロ
ック数を格納開始記憶装置判定手段30に返す。
ブロック管理手段51、52、53に現在のフリーブロ
ック数を問い合わせる。各フリーブロック管理手段5
1、52、53は、それぞれが管理しているフリーブロ
ック数を格納開始記憶装置判定手段30に返す。
【0031】格納開始記憶装置判定手段30は、得られ
たフリーブロック数を比較し、フリーブロック数がもっ
とも多い記憶装置を決定し、その記憶装置の番号をフリ
ーブロック割り当て手段20に通知する。フリーブロッ
ク割り当て手段20は、得られた記憶装置に対応するフ
リーブロック管理手段(51、52、53のいずれか)
からフリーブロックを割り当て始めて、各フリーブロッ
ク管理手段51、52、53の順に割り当てていく。
たフリーブロック数を比較し、フリーブロック数がもっ
とも多い記憶装置を決定し、その記憶装置の番号をフリ
ーブロック割り当て手段20に通知する。フリーブロッ
ク割り当て手段20は、得られた記憶装置に対応するフ
リーブロック管理手段(51、52、53のいずれか)
からフリーブロックを割り当て始めて、各フリーブロッ
ク管理手段51、52、53の順に割り当てていく。
【0032】以下では、格納開始記憶装置判定手段30
が判定したのが記憶装置61であった場合について説明
する。
が判定したのが記憶装置61であった場合について説明
する。
【0033】フリーブロック割り当て手段20は、得ら
れた番号の記憶装置(記憶装置61)に対応するフリー
ブロック管理手段51に対して、ファイルの先頭から1
ブロックサイズ目までのデータを記憶するためのフリー
ブロックの獲得を命令する。次にフリーブロック割り当
て手段20は、ファイルの1ブロックサイズ目から2ブ
ロックサイズ目までのデータを記憶するためのフリーブ
ロックをフリーブロック管理手段52から割り当て、フ
ァイルの2ブロックサイズ目から3ブロックサイズ目ま
でのデータを記憶するためのフリーブロックをフリーブ
ロック管理手段53から割り当てる。
れた番号の記憶装置(記憶装置61)に対応するフリー
ブロック管理手段51に対して、ファイルの先頭から1
ブロックサイズ目までのデータを記憶するためのフリー
ブロックの獲得を命令する。次にフリーブロック割り当
て手段20は、ファイルの1ブロックサイズ目から2ブ
ロックサイズ目までのデータを記憶するためのフリーブ
ロックをフリーブロック管理手段52から割り当て、フ
ァイルの2ブロックサイズ目から3ブロックサイズ目ま
でのデータを記憶するためのフリーブロックをフリーブ
ロック管理手段53から割り当てる。
【0034】ファイルデータ書き込み手段40は、フリ
ーブロック割り当て手段20が割り当てたブロックに対
応する記憶装置61、62、63のいずれかにファイル
のデータを書き込む。
ーブロック割り当て手段20が割り当てたブロックに対
応する記憶装置61、62、63のいずれかにファイル
のデータを書き込む。
【0035】図3〜6は、図1のファイルシステムのフ
リーブロック管理手段51、52、53に対応するフリ
ーリストF1、F2、F3の管理データを示す図であ
り、各フリーリストにはフリーブロック数を記憶するデ
ータ構造と、ファイルの先頭部分のデータを格納してい
るブロック数を記憶するデータ構造と、管理している各
ブロックが、どのファイルデータを記憶している状態か
又は未使用状態にあるかをブロック毎に記憶するデータ
構造を備えている。フリーリストF1はブロックb1
0、b11、b12、b13、b14、b15を管理
し、フリーリストF2はブロックb20、b21、b2
2、b23、b24、b25を管理し、フリーリストF
3はブロックb30、b31、b32、b33、b3
4、b35を管理する。
リーブロック管理手段51、52、53に対応するフリ
ーリストF1、F2、F3の管理データを示す図であ
り、各フリーリストにはフリーブロック数を記憶するデ
ータ構造と、ファイルの先頭部分のデータを格納してい
るブロック数を記憶するデータ構造と、管理している各
ブロックが、どのファイルデータを記憶している状態か
又は未使用状態にあるかをブロック毎に記憶するデータ
構造を備えている。フリーリストF1はブロックb1
0、b11、b12、b13、b14、b15を管理
し、フリーリストF2はブロックb20、b21、b2
2、b23、b24、b25を管理し、フリーリストF
3はブロックb30、b31、b32、b33、b3
4、b35を管理する。
【0036】ここでは、4ブロックサイズの大きさのフ
ァイルA、B、Cを順次作成した時のフリーリストF
1、F2、F3の状態を図3〜6を用いて説明する。
ァイルA、B、Cを順次作成した時のフリーリストF
1、F2、F3の状態を図3〜6を用いて説明する。
【0037】図3は、初期状態の各フリーリストを示す
ものであり、フリーリストF1、F2、F3は6個のブ
ロックを管理しており、6個のブロックは全てフリー状
態であり、フリーリストF1、F2、F3のフリーブロ
ック数は各々6、6、6となり、先頭ブロック数は0、
0、0となる。ここで、ファイルAの作成開始時に格納
開始記憶装置判定手段30が、各フリーブロック管理手
段51、52、53に現在のフリーブロック数を問い合
わせて得られるフリーブロック数は6、6、6となり、
全ての記憶装置のフリーブロック数は同一なので、ここ
で格納開始記憶装置判定手段30は記憶装置61を選択
するものとする。
ものであり、フリーリストF1、F2、F3は6個のブ
ロックを管理しており、6個のブロックは全てフリー状
態であり、フリーリストF1、F2、F3のフリーブロ
ック数は各々6、6、6となり、先頭ブロック数は0、
0、0となる。ここで、ファイルAの作成開始時に格納
開始記憶装置判定手段30が、各フリーブロック管理手
段51、52、53に現在のフリーブロック数を問い合
わせて得られるフリーブロック数は6、6、6となり、
全ての記憶装置のフリーブロック数は同一なので、ここ
で格納開始記憶装置判定手段30は記憶装置61を選択
するものとする。
【0038】図4は、格納開始記憶装置判定手段30が
記憶装置61を選択してファイルAを作成した時の各フ
リーリストの状態を示すものである。ファイルAは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からA
1,A2,A3,A4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここでは、ブロックA1を記憶するために記憶装
置61が選択されているので、対応するフリーリストF
1が管理するブロックb10を割り当て、次にブロック
A2を記憶するためにフリーリストF2が管理するブロ
ックb20を割り当て、ブロックA3を記憶するために
フリーリストF3が管理するブロックb30を割り当
て、ブロックA4を記憶するためにフリーリストF1が
管理するブロックb11を割り当てる。フリーリストF
1、F2、F3のフリーブロック数は各々4、5、5と
なる。そこでファイルBの作成開始時には、格納開始記
憶装置判定手段30が各フリーブロック管理手段51、
52、53に現在のフリーブロック数を問い合わせて得
られるフリーブロック数は4、5、5となり、記憶装置
62、63のフリーブロック数が多いので、ここで格納
開始記憶装置判定手段30は記憶装置62を選択するも
のとする。
記憶装置61を選択してファイルAを作成した時の各フ
リーリストの状態を示すものである。ファイルAは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からA
1,A2,A3,A4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここでは、ブロックA1を記憶するために記憶装
置61が選択されているので、対応するフリーリストF
1が管理するブロックb10を割り当て、次にブロック
A2を記憶するためにフリーリストF2が管理するブロ
ックb20を割り当て、ブロックA3を記憶するために
フリーリストF3が管理するブロックb30を割り当
て、ブロックA4を記憶するためにフリーリストF1が
管理するブロックb11を割り当てる。フリーリストF
1、F2、F3のフリーブロック数は各々4、5、5と
なる。そこでファイルBの作成開始時には、格納開始記
憶装置判定手段30が各フリーブロック管理手段51、
52、53に現在のフリーブロック数を問い合わせて得
られるフリーブロック数は4、5、5となり、記憶装置
62、63のフリーブロック数が多いので、ここで格納
開始記憶装置判定手段30は記憶装置62を選択するも
のとする。
【0039】図5は、格納開始記憶装置判定手段30が
記憶装置62を選択してファイルBを作成した時の各フ
リーリストの状態を示すものであり、ファイルBは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からB
1,B2,B3,B4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここでは、ブロックB1を記憶するためにフリー
リストF2が管理するブロックb21を割り当て、ブロ
ックB2を記憶するためにフリーリストF3が管理する
ブロックb31を割り当て、ブロックB3を記憶するた
めにフリーリストF1が管理するブロックb12を割り
当て、ブロックB4を記憶するためにフリーリストF2
が管理するブロックb22を割り当てる。フリーリスト
F1、F2、F3のフリーブロック数は各々3、3、4
となる。そこでファイルCの作成開始時には、格納開始
記憶装置判定手段30が各フリーブロック管理手段5
1、52、53に現在のフリーブロック数を問い合わせ
て得られるフリーブロック数は3、3、4となり、記憶
装置63のフリーブロック数が多いので、格納開始記憶
装置判定手段30は記憶装置63を選択する。
記憶装置62を選択してファイルBを作成した時の各フ
リーリストの状態を示すものであり、ファイルBは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からB
1,B2,B3,B4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここでは、ブロックB1を記憶するためにフリー
リストF2が管理するブロックb21を割り当て、ブロ
ックB2を記憶するためにフリーリストF3が管理する
ブロックb31を割り当て、ブロックB3を記憶するた
めにフリーリストF1が管理するブロックb12を割り
当て、ブロックB4を記憶するためにフリーリストF2
が管理するブロックb22を割り当てる。フリーリスト
F1、F2、F3のフリーブロック数は各々3、3、4
となる。そこでファイルCの作成開始時には、格納開始
記憶装置判定手段30が各フリーブロック管理手段5
1、52、53に現在のフリーブロック数を問い合わせ
て得られるフリーブロック数は3、3、4となり、記憶
装置63のフリーブロック数が多いので、格納開始記憶
装置判定手段30は記憶装置63を選択する。
【0040】図6は、格納開始記憶装置判定手段30が
記憶装置63を選択してファイルCを作成した時の各フ
リーリストの状態を示すものであり、ファイルCは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からC
1,C2,C3,C4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここでは、ブロックC1を記憶するためにフリー
リストF3が管理するブロックb32を割り当て、ブロ
ックC2を記憶するためにフリーリストF1が管理する
ブロックb13を割り当て、ブロックC3を記憶するた
めにフリーリストF2が管理するブロックb23を割り
当て、ブロックC4を記憶するためにフリーリストF3
が管理するブロックb33を割り当てる。フリーリスト
F1、F2、F3のフリーブロック数は各々2、2、2
となる。
記憶装置63を選択してファイルCを作成した時の各フ
リーリストの状態を示すものであり、ファイルCは4ブ
ロックサイズの大きさであり、ファイルの先頭からC
1,C2,C3,C4の4ブロックに分割されて記憶さ
れる。ここでは、ブロックC1を記憶するためにフリー
リストF3が管理するブロックb32を割り当て、ブロ
ックC2を記憶するためにフリーリストF1が管理する
ブロックb13を割り当て、ブロックC3を記憶するた
めにフリーリストF2が管理するブロックb23を割り
当て、ブロックC4を記憶するためにフリーリストF3
が管理するブロックb33を割り当てる。フリーリスト
F1、F2、F3のフリーブロック数は各々2、2、2
となる。
【0041】以上のように本実施例によれば、ファイル
A、B、Cを作成した状態で、各フリーリストF1、F
2、F3が管理するフリーブロック数は同じであり、各
フリーブロック管理手段間に均等にフリーブロックが分
散しているので、記憶装置全体の記憶容量を効率的に使
用することが可能となる。
A、B、Cを作成した状態で、各フリーリストF1、F
2、F3が管理するフリーブロック数は同じであり、各
フリーブロック管理手段間に均等にフリーブロックが分
散しているので、記憶装置全体の記憶容量を効率的に使
用することが可能となる。
【0042】ここで、上記実施例のように、3つの記憶
装置に対して4ブロックサイズのファイルを作成した場
合は、ファイルのブロックを割り当て始める記憶装置を
選択することにより、各記憶装置のフリーブロック数を
調整できるが、作成するファイルのサイズ(例えば3ブ
ロックサイズ)によっては、フリーブロック数を調整で
きない場合もありうる。しかし、通常、ファイルシステ
ムには多数のファイルを作成するので、各ファイルにつ
いてブロックを割り当て始める記憶装置を選択すること
により、その内の幾つかのファイル作成時にフリーブロ
ック数を調整することができる。
装置に対して4ブロックサイズのファイルを作成した場
合は、ファイルのブロックを割り当て始める記憶装置を
選択することにより、各記憶装置のフリーブロック数を
調整できるが、作成するファイルのサイズ(例えば3ブ
ロックサイズ)によっては、フリーブロック数を調整で
きない場合もありうる。しかし、通常、ファイルシステ
ムには多数のファイルを作成するので、各ファイルにつ
いてブロックを割り当て始める記憶装置を選択すること
により、その内の幾つかのファイル作成時にフリーブロ
ック数を調整することができる。
【0043】なお、上記実施例では、ファイルA、B、
Cを作成する時に、フリーリストF1、F2、F3のフ
リーブロック数を比較したが、これに代えて、フリーリ
ストF1、F2、F3の先頭ブロック数を比較して、先
頭ブロック数が最も少ないフリーリストからフリーブロ
ックを割り当て始めるようにしても、フリーリストの状
態は前述と同様に、図3〜6のようになる。この結果、
図6に示すファイルA、B、Cを作成した状態では、フ
リーリストF1、F2、F3の先頭ブロック数は各々
1、1、1となり、ファイルの先頭ブロックは記憶装置
61、62、63に均等に格納される。このため、3つ
の端末からファイルA、B、Cに対して同時にアクセス
要求があった場合でも、最初の周期でファイルA、B、
Cの先頭ブロックA1、B1、C1を、各記憶装置6
1、62、63から並列に読みだして端末に送信するこ
とができるので、各端末とも待たされることがなく、端
末からのアクセス要求に対する応答速度が遅くなること
はない。
Cを作成する時に、フリーリストF1、F2、F3のフ
リーブロック数を比較したが、これに代えて、フリーリ
ストF1、F2、F3の先頭ブロック数を比較して、先
頭ブロック数が最も少ないフリーリストからフリーブロ
ックを割り当て始めるようにしても、フリーリストの状
態は前述と同様に、図3〜6のようになる。この結果、
図6に示すファイルA、B、Cを作成した状態では、フ
リーリストF1、F2、F3の先頭ブロック数は各々
1、1、1となり、ファイルの先頭ブロックは記憶装置
61、62、63に均等に格納される。このため、3つ
の端末からファイルA、B、Cに対して同時にアクセス
要求があった場合でも、最初の周期でファイルA、B、
Cの先頭ブロックA1、B1、C1を、各記憶装置6
1、62、63から並列に読みだして端末に送信するこ
とができるので、各端末とも待たされることがなく、端
末からのアクセス要求に対する応答速度が遅くなること
はない。
【0044】図2は、本発明にかかる第2の実施例のフ
ァイルシステムのファイル編集装置の構成図である。図
2において、110はファイル削除手段、20はフリー
ブロック割り当て手段、130はファイルデータ移動手
段としてのファイル移動手段、40はファイルデータ書
き込み手段、51、52、53はブロック管理手段とし
てのフリーブロック管理手段、61、62、63は各々
別のフリーブロック管理手段51、52、53に管理さ
れた記憶手段である記憶装置である。
ァイルシステムのファイル編集装置の構成図である。図
2において、110はファイル削除手段、20はフリー
ブロック割り当て手段、130はファイルデータ移動手
段としてのファイル移動手段、40はファイルデータ書
き込み手段、51、52、53はブロック管理手段とし
てのフリーブロック管理手段、61、62、63は各々
別のフリーブロック管理手段51、52、53に管理さ
れた記憶手段である記憶装置である。
【0045】以上のように構成された上記第2の実施例
のファイルシステムにおいて、ファイルを削除する場
合、ファイル削除手段110が削除するファイルを記憶
していたブロックの解放をフリーブロック割り当て手段
20に命令すると、フリーブロック割り当て手段20
は、解放したブロックをフリーブロック管理手段51、
52、53に戻す。そうすると、ファイル移動手段13
0は各フリーブロック管理手段51、52、53に現在
のフリーブロック数を問い合わせ、得られたフリーブロ
ック数を比較し、フリーブロック数の差が予め定められ
た範囲内に収まらない場合、既に記憶されているファイ
ルの中から、フリーブロック管理手段51、52、53
のフリーブロック数を調節できるファイルを検索して、
そのファイルを記憶しているブロックを記憶装置61、
62、63間で移動することにより、フリーブロック管
理手段51、52、53のフリーブロック数の差を予め
定められた範囲内に収まるように調整する。
のファイルシステムにおいて、ファイルを削除する場
合、ファイル削除手段110が削除するファイルを記憶
していたブロックの解放をフリーブロック割り当て手段
20に命令すると、フリーブロック割り当て手段20
は、解放したブロックをフリーブロック管理手段51、
52、53に戻す。そうすると、ファイル移動手段13
0は各フリーブロック管理手段51、52、53に現在
のフリーブロック数を問い合わせ、得られたフリーブロ
ック数を比較し、フリーブロック数の差が予め定められ
た範囲内に収まらない場合、既に記憶されているファイ
ルの中から、フリーブロック管理手段51、52、53
のフリーブロック数を調節できるファイルを検索して、
そのファイルを記憶しているブロックを記憶装置61、
62、63間で移動することにより、フリーブロック管
理手段51、52、53のフリーブロック数の差を予め
定められた範囲内に収まるように調整する。
【0046】ここでは、4ブロックサイズの大きさのフ
ァイルA、B、C、Dを作成した後に、ファイルBを削
除した時のフリーリストF1、F2、F3の状態を図3
〜8を用いて説明する。
ァイルA、B、C、Dを作成した後に、ファイルBを削
除した時のフリーリストF1、F2、F3の状態を図3
〜8を用いて説明する。
【0047】図3〜6は、上記第1の実施例の場合と同
様である。図7は、ファイルA、B、C、Dを作成し終
った時の状態であり、フリーリストF1、F2、F3の
フリーブロック数は各々0、1、1となり、先頭ブロッ
ク数は2、1、1となる。図8は、ファイルBを削除し
た時の状態であり、ファイルBを記憶するために使用し
ていたブロックb21,b31,b12,b22が解放
されてフリーブロックとなるので、フリーリストF1、
F2、F3のフリーブロック数は各々1、3、2とな
り、先頭ブロック数は2、0、1となる。
様である。図7は、ファイルA、B、C、Dを作成し終
った時の状態であり、フリーリストF1、F2、F3の
フリーブロック数は各々0、1、1となり、先頭ブロッ
ク数は2、1、1となる。図8は、ファイルBを削除し
た時の状態であり、ファイルBを記憶するために使用し
ていたブロックb21,b31,b12,b22が解放
されてフリーブロックとなるので、フリーリストF1、
F2、F3のフリーブロック数は各々1、3、2とな
り、先頭ブロック数は2、0、1となる。
【0048】この時、ファイル移動手段130はフリー
リストF1とF2のフリーブロック数の差が2になって
いるので、ファイルの格納場所を移動してフリーブロッ
ク数の差を解消しようとする。この時に記憶されている
ファイルA,C,Dを検索すると、ファイルAとDはフ
リーリストF1のブロックを1個多く使用しており、フ
ァイルCはフリーリストF3のブロックを1個多く使用
しているので、ここでファイルDの先頭ブロックがフリ
ーリストF1から始まっているのをフリーリストF2か
ら始まるように格納場所を移動することにより、フリー
リストF1のブロックを1個増やし、フリーリストF2
のブロックを1個減らして、各フリーリストのフリーブ
ロック数の差を解消する。すなわち、ファイルDのブロ
ックD1のデータをブロックb14からb21に移動
し、ブロックD2のデータをブロックb24からb31
に移動し、ブロックD3のデータをブロックb34から
b12に移動し、ブロックD4のデータをブロックb1
5からb22に移動する。
リストF1とF2のフリーブロック数の差が2になって
いるので、ファイルの格納場所を移動してフリーブロッ
ク数の差を解消しようとする。この時に記憶されている
ファイルA,C,Dを検索すると、ファイルAとDはフ
リーリストF1のブロックを1個多く使用しており、フ
ァイルCはフリーリストF3のブロックを1個多く使用
しているので、ここでファイルDの先頭ブロックがフリ
ーリストF1から始まっているのをフリーリストF2か
ら始まるように格納場所を移動することにより、フリー
リストF1のブロックを1個増やし、フリーリストF2
のブロックを1個減らして、各フリーリストのフリーブ
ロック数の差を解消する。すなわち、ファイルDのブロ
ックD1のデータをブロックb14からb21に移動
し、ブロックD2のデータをブロックb24からb31
に移動し、ブロックD3のデータをブロックb34から
b12に移動し、ブロックD4のデータをブロックb1
5からb22に移動する。
【0049】図9は、ファイルDの先頭ブロックがフリ
ーリストF2から始まるように、格納場所を移動した時
の状態を示す図であり、フリーリストF1、F2、F3
のフリーブロック数は各々2、2、2となり、又、先頭
ブロック数は1、1、1となり、フリーリストF1、F
2、F3のフリーブロック数の差を解消することができ
た。
ーリストF2から始まるように、格納場所を移動した時
の状態を示す図であり、フリーリストF1、F2、F3
のフリーブロック数は各々2、2、2となり、又、先頭
ブロック数は1、1、1となり、フリーリストF1、F
2、F3のフリーブロック数の差を解消することができ
た。
【0050】なお、上記第2の実施例では、ファイルの
移動をフリーブロック数を比較することで行ったが、こ
れに代えて、ファイル削除後の先頭ブロック数に基づい
て行ってもよい。これは、図8で示すように、ファイル
Bを削除した後フリーリストF1、F2、F3の先頭ブ
ロック数は2、0、1となり、フリーリストF1とF2
の先頭ブロック数の差が2になっているので、ファイル
移動手段130によりファイルの格納場所を移動して先
頭ブロック数の差を解消する。この時に、記憶されてい
るファイルA,C,Dを検索すると、先頭ブロック数が
最大のフリーリストF1に先頭ブロックが格納されてい
るのはファイルA,Dであるので、ここでファイルDの
先頭ブロックがフリーリストF1から始まっているのを
フリーリストF2から始まるように格納場所を移動する
ことにより、先頭ブロック数の差を解消する。図9は、
ファイルDの先頭ブロックがフリーリストF2から始ま
るように格納場所を移動した時の状態を示し、フリーリ
ストF1、F2、F3の先頭ブロック数は1、1、1と
なり、フリーリストF1、F2、F3の先頭ブロック数
の差を解消することができた。
移動をフリーブロック数を比較することで行ったが、こ
れに代えて、ファイル削除後の先頭ブロック数に基づい
て行ってもよい。これは、図8で示すように、ファイル
Bを削除した後フリーリストF1、F2、F3の先頭ブ
ロック数は2、0、1となり、フリーリストF1とF2
の先頭ブロック数の差が2になっているので、ファイル
移動手段130によりファイルの格納場所を移動して先
頭ブロック数の差を解消する。この時に、記憶されてい
るファイルA,C,Dを検索すると、先頭ブロック数が
最大のフリーリストF1に先頭ブロックが格納されてい
るのはファイルA,Dであるので、ここでファイルDの
先頭ブロックがフリーリストF1から始まっているのを
フリーリストF2から始まるように格納場所を移動する
ことにより、先頭ブロック数の差を解消する。図9は、
ファイルDの先頭ブロックがフリーリストF2から始ま
るように格納場所を移動した時の状態を示し、フリーリ
ストF1、F2、F3の先頭ブロック数は1、1、1と
なり、フリーリストF1、F2、F3の先頭ブロック数
の差を解消することができた。
【0051】以上のように本発明によれば、各記憶装置
毎の未使用データブロック数の差が一定の範囲内になる
ようにファイルを格納するので、記憶装置全体の効率的
な使用ができ、また、各記憶装置に格納されているファ
イルの先頭部分のデータを記憶しているブロック数を均
一にすることにより、複数の端末からのアクセス要求が
同時に発生した時の応答に遅れを生じないようにでき
る。
毎の未使用データブロック数の差が一定の範囲内になる
ようにファイルを格納するので、記憶装置全体の効率的
な使用ができ、また、各記憶装置に格納されているファ
イルの先頭部分のデータを記憶しているブロック数を均
一にすることにより、複数の端末からのアクセス要求が
同時に発生した時の応答に遅れを生じないようにでき
る。
【0052】なお、上記第1の実施例と上記第2の実施
例とを別々に説明したが、それらファイル編集装置を組
み合わせて、ファイルの作成及び削除ができる構成とし
てもよい。
例とを別々に説明したが、それらファイル編集装置を組
み合わせて、ファイルの作成及び削除ができる構成とし
てもよい。
【0053】また、上記実施例では、いずれも使用可能
ブロック数としてフリーリストに保持されているフリー
ブロック数を用いたが、これに限らず、例えば使用中の
ブロック数から換算して用いるなどしてもよい。
ブロック数としてフリーリストに保持されているフリー
ブロック数を用いたが、これに限らず、例えば使用中の
ブロック数から換算して用いるなどしてもよい。
【0054】また、上記実施例では、いずれもファイル
作成手段、ファイル削除手段等の各手段を専用のハード
ウェアにより構成したが、これに代えて、同様の機能を
コンピュータを用いてソフトウェア的に実現してもよ
い。
作成手段、ファイル削除手段等の各手段を専用のハード
ウェアにより構成したが、これに代えて、同様の機能を
コンピュータを用いてソフトウェア的に実現してもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、記憶装置を効率的に使用でき、複数の端末から
の同時アクセスに対して応答の遅れを生じないという長
所を有する。
発明は、記憶装置を効率的に使用でき、複数の端末から
の同時アクセスに対して応答の遅れを生じないという長
所を有する。
【図1】本発明にかかる第1の実施例のファイルシステ
ムのファイル編集装置の構成図である。
ムのファイル編集装置の構成図である。
【図2】本発明にかかる第2の実施例のファイルシステ
ムのファイル編集装置の構成図である。
ムのファイル編集装置の構成図である。
【図3】本発明の実施例において、ファイルデータを格
納していない初期状態の管理データを説明する図であ
る。
納していない初期状態の管理データを説明する図であ
る。
【図4】上記図3の状態に、ファイルデータを追加した
場合の管理データを説明する図である。
場合の管理データを説明する図である。
【図5】上記図4の状態に、ファイルデータを追加した
場合の管理データを説明する図である。
場合の管理データを説明する図である。
【図6】上記図5の状態に、ファイルデータを追加した
場合の管理データを説明する図である。
場合の管理データを説明する図である。
【図7】上記図6の状態に、ファイルデータを追加した
場合の管理データを説明する図である。
場合の管理データを説明する図である。
【図8】上記図7の状態から、ファイルデータを削除し
た場合の管理データを説明する図である。
た場合の管理データを説明する図である。
【図9】上記図8の状態における残りのファイルデータ
を移動した場合の管理データを説明する図である。
を移動した場合の管理データを説明する図である。
【図10】従来のファイルシステムのファイル編集装置
の構成図である。
の構成図である。
【図11】従来例におけるファイルデータを追加した場
合の管理データを説明する図である。
合の管理データを説明する図である。
【図12】従来例におけるファイルデータを追加した場
合の管理データを説明する図である。
合の管理データを説明する図である。
【図13】従来例におけるファイルデータを追加した場
合の管理データを説明する図である。
合の管理データを説明する図である。
【図14】従来例におけるファイルデータを追加した場
合の管理データを説明する図である。
合の管理データを説明する図である。
【図15】従来例における記憶装置が1台の場合のデー
タの読み出し方法を説明する図である。
タの読み出し方法を説明する図である。
【図16】従来例における記憶装置が3台の場合のデー
タの読み出し方法を説明する図である。
タの読み出し方法を説明する図である。
【図17】従来例における記憶装置が3台の場合のデー
タの読み出し方法を説明する図である。
タの読み出し方法を説明する図である。
10 ファイル作成手段 20 フリーブロック割り当て手段 30 格納開始記憶装置判定手段 40 ファイルデータ書き込み手段 51、52、53 フリーブロック管理手段 61、62、63 記憶装置 110 ファイル削除手段 130 ファイル移動手段
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のファイルデータをそれぞれ複数個
のブロックに分割して分散格納するための複数個の記憶
手段と、その複数個の記憶手段における各ファイルデー
タ毎の使用可能ブロック数、又は前記各記憶手段毎の各
ファイルデータの先頭ブロック格納数を管理するブロッ
ク管理手段と、前記ファイルデータの先頭ブロックを格
納する際に、前記使用可能ブロック数又は前記先頭ブロ
ック格納数に基づいて、前記先頭ブロックの格納開始す
べき記憶手段を判定する格納開始判定手段とを備え、前
記先頭ブロック以後のブロックは予め決められた順番に
従って前記各記憶手段に格納することを特徴とするファ
イルシステムのファイル追加装置。 - 【請求項2】 格納開始判定手段は、前記ファイルデー
タの先頭ブロックを格納する際に、前記複数のファイル
データが前記複数個の記憶手段に格納された時の各記憶
手段間の格納ブロック数又は先頭ブロック数が所定数以
下となるように、前記先頭ブロックの格納開始すべき記
憶手段を判定することを特徴とする請求項1記載のファ
イルシステムのファイル追加装置。 - 【請求項3】 複数のファイルデータをそれぞれ複数個
のブロックに分割して分散格納する複数個の記憶手段
と、その複数個の記憶手段における各ファイルデータ毎
の使用可能ブロック数、又は前記各記憶手段毎の各ファ
イルデータの先頭ブロック格納数を管理するブロック管
理手段と、前記記憶された複数のファイルデータのうち
少なくとも1つのファイルデータを削除した際に、削除
されずに残ったファイルデータに対し、前記使用可能ブ
ロック数又は前記先頭ブロック格納数に基づいて、前記
残ったファイルデータのそれぞれの先頭ブロックの格納
開始すべき記憶手段を決定し、それら残ったファイルデ
ータの格納位置を移動するファイルデータ移動手段とを
備えたことを特徴とするファイルシステムのファイル削
除装置。 - 【請求項4】 ファイルデータ移動手段は、前記記憶さ
れた複数のファイルデータのうち少なくとも1つのファ
イルデータを削除した際に、前記残ったファイルデータ
が前記複数個の記憶手段に格納された時の各記憶手段間
の格納ブロック数又は先頭ブロック数が所定数以下とな
るように、前記ファイルデータの格納位置を移動するこ
とを特徴とする請求項3記載のファイルシステムのファ
イル削除装置。 - 【請求項5】 請求項1、又は2記載の前記ファイルシ
ステムのファイル追加装置と、請求項3、又は4記載の
前記ファイルシステムのファイル削除装置とを備えたこ
とを特徴とするファイルシステムのファイル編集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7126363A JPH08320821A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ファイルシステムのファイル編集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7126363A JPH08320821A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ファイルシステムのファイル編集装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08320821A true JPH08320821A (ja) | 1996-12-03 |
Family
ID=14933340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7126363A Pending JPH08320821A (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | ファイルシステムのファイル編集装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08320821A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011527048A (ja) * | 2008-06-30 | 2011-10-20 | ブルアーク ユーケー リミテッド | データ記憶システムにおける動的な書き込み平衡化 |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP7126363A patent/JPH08320821A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011527048A (ja) * | 2008-06-30 | 2011-10-20 | ブルアーク ユーケー リミテッド | データ記憶システムにおける動的な書き込み平衡化 |
US9778882B2 (en) | 2008-06-30 | 2017-10-03 | Hitachi Data Systems Engineering UK Limited | Dynamic write balancing in a data storage system |
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