JPH08320364A - パッシブソーナーにおける変調周波数検出装置 - Google Patents
パッシブソーナーにおける変調周波数検出装置Info
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- JPH08320364A JPH08320364A JP12804595A JP12804595A JPH08320364A JP H08320364 A JPH08320364 A JP H08320364A JP 12804595 A JP12804595 A JP 12804595A JP 12804595 A JP12804595 A JP 12804595A JP H08320364 A JPH08320364 A JP H08320364A
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水中航走体までの距離の遠近や海中雑音レベ
ルの大小などによるＳＮ比の変動に左右されずに、安定
したＤＥＭＯＮ周波数スペクトルレベルを検出できるパ
ッシブソーナーにおける変調周波数検出装置を提供す
る。 【構成】 プロペラを持つ水中航走体の航走音を受信す
るパッシブソーナーにおいて航走音のうちのプロペラに
よる変調周波数を検出する変調周波数検出装置である。
受信信号の変調成分を検出する検波回路１０と、検波回
路１０からの検波出力を周波数分析する第１のＦＦＴ回
路２０と、受信信号の全体を周波数分析する第２のＦＦ
Ｔ回路３０と、第２のＦＦＴ回路３０からの出力に含ま
れる被変調成分の周波数スペクトルを所定のいき値でも
って検出するいき値回路４０と、いき値回路４０により
検出した被変調成分のスペクトルレベルの平均値を算出
するスペクトル平均回路５０と、第１のＦＦＴ回路２０
からの変調成分の周波数スペクトルをスペクトル平均回
路５０からの被変調成分の周波数スペクトル平均値を用
いて正規化する正規化回路６０とを有している。
ルの大小などによるＳＮ比の変動に左右されずに、安定
したＤＥＭＯＮ周波数スペクトルレベルを検出できるパ
ッシブソーナーにおける変調周波数検出装置を提供す
る。 【構成】 プロペラを持つ水中航走体の航走音を受信す
るパッシブソーナーにおいて航走音のうちのプロペラに
よる変調周波数を検出する変調周波数検出装置である。
受信信号の変調成分を検出する検波回路１０と、検波回
路１０からの検波出力を周波数分析する第１のＦＦＴ回
路２０と、受信信号の全体を周波数分析する第２のＦＦ
Ｔ回路３０と、第２のＦＦＴ回路３０からの出力に含ま
れる被変調成分の周波数スペクトルを所定のいき値でも
って検出するいき値回路４０と、いき値回路４０により
検出した被変調成分のスペクトルレベルの平均値を算出
するスペクトル平均回路５０と、第１のＦＦＴ回路２０
からの変調成分の周波数スペクトルをスペクトル平均回
路５０からの被変調成分の周波数スペクトル平均値を用
いて正規化する正規化回路６０とを有している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水中航走体の航走音を
受信することができるパッシブソーナーにおいて、受信
信号のうちの航走体が発する機械ノイズや水切りノイズ
等の被変調周波数に対してプロペラ等が印加する振幅変
調の周波数である変調周波数（以後、一部を除いてＤＥ
ＭＯＮ周波数と呼ぶ）を検出する装置に関する。
受信することができるパッシブソーナーにおいて、受信
信号のうちの航走体が発する機械ノイズや水切りノイズ
等の被変調周波数に対してプロペラ等が印加する振幅変
調の周波数である変調周波数（以後、一部を除いてＤＥ
ＭＯＮ周波数と呼ぶ）を検出する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、パッシブソーナーにおける変調
周波数検出装置では、受信信号をＡ／Ｄ変換する際に、
信号レベルをＡ／Ｄ変換のダイナミックレンジ内に調整
するオートマテック・ゲイン・コントロール（以後、Ａ
ＧＣと記す）を行っている。また、検出するＤＥＭＯＮ
周波数スペクトルの時間軸上の変動を防ぐため、ＦＦＴ
回路による周波数分析以前に、入力信号を自身の積分値
で正規化するポスト・デイテクト・オートマテック・ゲ
イン・コントロール（以後、ＰＤＡＧＣと記す）を行っ
ている。
周波数検出装置では、受信信号をＡ／Ｄ変換する際に、
信号レベルをＡ／Ｄ変換のダイナミックレンジ内に調整
するオートマテック・ゲイン・コントロール（以後、Ａ
ＧＣと記す）を行っている。また、検出するＤＥＭＯＮ
周波数スペクトルの時間軸上の変動を防ぐため、ＦＦＴ
回路による周波数分析以前に、入力信号を自身の積分値
で正規化するポスト・デイテクト・オートマテック・ゲ
イン・コントロール（以後、ＰＤＡＧＣと記す）を行っ
ている。
【０００３】上記ＡＧＣは、広い変動範囲を持つ入力信
号レベルに対して変動範囲を狭め、ある程度安定した信
号レベルを得ようとするものであり、入力信号のレベル
に１対１で対応する変換処理である。また、ＰＤＡＧＣ
も信号レベルの安定化が目的であり、例えば、自身の過
去信号の積分値で入力信号を正規化する処理である。こ
のため、最終的に検出するＤＥＭＯＮ周波数スペクトル
レベルが、受信信号全体のレベル（水中航走体の航走音
＋海中雑音）に影響を受ける。
号レベルに対して変動範囲を狭め、ある程度安定した信
号レベルを得ようとするものであり、入力信号のレベル
に１対１で対応する変換処理である。また、ＰＤＡＧＣ
も信号レベルの安定化が目的であり、例えば、自身の過
去信号の積分値で入力信号を正規化する処理である。こ
のため、最終的に検出するＤＥＭＯＮ周波数スペクトル
レベルが、受信信号全体のレベル（水中航走体の航走音
＋海中雑音）に影響を受ける。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のパッシブソーナーにおける変調周波数検出装置では、
受信信号レベルの時間的変動を防ぐためのＡＧＣ及びＰ
ＤＡＧＣが、受信信号全体のレベル（水中航走体の航走
音Ｓ＋海中雑音Ｎ）を使用して正規化処理を行うことか
ら、受信信号のＳＮ比が低い（水中航走体の距離が遠
い、または、海中雑音レベルが高い）程、検出するＤＥ
ＭＯＮ周波数スペクトルレベルが低下するという問題点
がある。
のパッシブソーナーにおける変調周波数検出装置では、
受信信号レベルの時間的変動を防ぐためのＡＧＣ及びＰ
ＤＡＧＣが、受信信号全体のレベル（水中航走体の航走
音Ｓ＋海中雑音Ｎ）を使用して正規化処理を行うことか
ら、受信信号のＳＮ比が低い（水中航走体の距離が遠
い、または、海中雑音レベルが高い）程、検出するＤＥ
ＭＯＮ周波数スペクトルレベルが低下するという問題点
がある。
【０００５】本発明の課題は、水中航走体までの距離の
遠近や海中雑音レベルの大小などによるＳＮ比の変動に
左右されずに、安定したＤＥＭＯＮ周波数スペクトルレ
ベルを検出できるパッシブソーナーにおける変調周波数
検出装置を提供することである。
遠近や海中雑音レベルの大小などによるＳＮ比の変動に
左右されずに、安定したＤＥＭＯＮ周波数スペクトルレ
ベルを検出できるパッシブソーナーにおける変調周波数
検出装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、プロペ
ラを持つ水中航走体の航走音を受信するパッシブソーナ
ーにおいて該航走音のうちのプロペラによる変調周波数
を検出する変調周波数検出装置であって、受信信号の変
調成分を検出する検波回路と、前記検波回路からの検波
出力を周波数分析する第１の周波数分析回路と、前記受
信信号の全体を周波数分析する第２の周波数分析回路
と、前記第２の周波数分析回路からの出力に含まれる被
変調成分の周波数スペクトルを所定のいき値でもって検
出するいき値回路と、前記いき値回路により検出した被
変調成分のスペクトルレベルの平均値を算出するスペク
トル平均回路と、前記第１の周波数分析回路からの変調
成分の周波数スペクトルを前記スペクトル平均回路から
の被変調成分の周波数スペクトル平均値を用いて正規化
する正規化回路とを有することを特徴とするパッシブソ
ーナーにおける変調周波数検出装置が得られる。
ラを持つ水中航走体の航走音を受信するパッシブソーナ
ーにおいて該航走音のうちのプロペラによる変調周波数
を検出する変調周波数検出装置であって、受信信号の変
調成分を検出する検波回路と、前記検波回路からの検波
出力を周波数分析する第１の周波数分析回路と、前記受
信信号の全体を周波数分析する第２の周波数分析回路
と、前記第２の周波数分析回路からの出力に含まれる被
変調成分の周波数スペクトルを所定のいき値でもって検
出するいき値回路と、前記いき値回路により検出した被
変調成分のスペクトルレベルの平均値を算出するスペク
トル平均回路と、前記第１の周波数分析回路からの変調
成分の周波数スペクトルを前記スペクトル平均回路から
の被変調成分の周波数スペクトル平均値を用いて正規化
する正規化回路とを有することを特徴とするパッシブソ
ーナーにおける変調周波数検出装置が得られる。
【０００７】本発明によればまた、前記検波回路と前記
第１の周波数分析回路との間に設けられ、該検波回路の
検波出力のうちの低域成分のみ通過させて該第１の周波
数分析回路へ供給するローパスフィルタ回路を有する前
記パッシブソーナーにおける変調周波数検出装置が得ら
れる。
第１の周波数分析回路との間に設けられ、該検波回路の
検波出力のうちの低域成分のみ通過させて該第１の周波
数分析回路へ供給するローパスフィルタ回路を有する前
記パッシブソーナーにおける変調周波数検出装置が得ら
れる。
【０００８】本発明によればさらに、前記いき値回路
は、前記いき値を調整可能な前記パッシブソーナーにお
ける変調周波数検出装置が得られる。
は、前記いき値を調整可能な前記パッシブソーナーにお
ける変調周波数検出装置が得られる。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例によ
るパッシブソーナーにおける変調周波数検出装置を説明
する。
るパッシブソーナーにおける変調周波数検出装置を説明
する。
【００１０】図１はパッシブソーナー受信信号の概略図
であり、図２は本実施例によるパッシブソーナーにおけ
る変調周波数検出装置を示すブロック図である。
であり、図２は本実施例によるパッシブソーナーにおけ
る変調周波数検出装置を示すブロック図である。
【００１１】まず、本実施例が扱うパッシブソーナーの
受信信号について概略を説明する。図１に示すように、
パッシブソーナーでの受信信号は、いくつかの信号が複
合されたものである。即ち、信号１は水中航走体の発す
る機械音及び流体抵抗音であり、信号２はプロペラによ
る変調信号である。水中航走体から受信する航走音は、
信号１に対して信号２が変調をかけたものであり、信号
３のように振幅変調信号となる。この航走音に海中雑音
（信号４）を加えたものが、水中航走体が位置する方位
の受信信号（信号５）となる。
受信信号について概略を説明する。図１に示すように、
パッシブソーナーでの受信信号は、いくつかの信号が複
合されたものである。即ち、信号１は水中航走体の発す
る機械音及び流体抵抗音であり、信号２はプロペラによ
る変調信号である。水中航走体から受信する航走音は、
信号１に対して信号２が変調をかけたものであり、信号
３のように振幅変調信号となる。この航走音に海中雑音
（信号４）を加えたものが、水中航走体が位置する方位
の受信信号（信号５）となる。
【００１２】この受信信号が図２に示す本実施例による
パッシブソーナーにおける変調周波数検出装置への入力
信号となる。
パッシブソーナーにおける変調周波数検出装置への入力
信号となる。
【００１３】以下、図２を参照して、本装置を詳しく説
明する。
明する。
【００１４】検波回路１０は、受信信号の包絡線検波を
行う。
行う。
【００１５】第１の周波数分析回路としての第１の高速
フーリエ変換回路（以後、第１のＦＦＴ回路と記す）２
０は、検波回路１０の検波出力を周波数分析することに
よって、ＤＥＭＯＮ周波数（包絡線の周波数）のスペク
トルを検出する。尚、図示はしないが、検波回路１０と
第１のＦＦＴ回路２０との間には、検波回路１０の検波
出力のうちの低域成分のみを通過させて第１のＦＦＴ回
路２０に供給するローパスフィルタ回路を設けることが
好ましい。このローパスフィルタ回路は、検波回路１０
内にて構成してもよい。
フーリエ変換回路（以後、第１のＦＦＴ回路と記す）２
０は、検波回路１０の検波出力を周波数分析することに
よって、ＤＥＭＯＮ周波数（包絡線の周波数）のスペク
トルを検出する。尚、図示はしないが、検波回路１０と
第１のＦＦＴ回路２０との間には、検波回路１０の検波
出力のうちの低域成分のみを通過させて第１のＦＦＴ回
路２０に供給するローパスフィルタ回路を設けることが
好ましい。このローパスフィルタ回路は、検波回路１０
内にて構成してもよい。
【００１６】これと共に、第２の周波数分析回路として
の第２の高速フーリエ変換回路（以後、第２のＦＦＴ回
路と記す）３０は、検波していない受信信号を周波数分
析する。この検波していない受信信号の周波数分析結果
を、図３に周波数軸表示する。この周波数分析結果で
は、図１の信号３（航走音）の被変調成分がラインスペ
クトルとして出力され、それとともに図１の信号４（海
中雑音）が帯域を持つスペクトルとして出力される。図
４は、図３の一部を詳細に示す図であり、図３中の１つ
のラインスペクトルについて示している。図４におい
て、中心周波数ｆ1のスペクトル（スペクトルレベルＳ
Ｐ1 ）は、図１の信号１の周波数スペクトルである。ま
た、中心周波数ｆ1 −ｆ2 のスペクトル（スペクトルレ
ベル（ＳＰ2）／２）は信号１−信号２の周波数スペク
トルであり、中心周波数ｆ1 ＋ｆ2 のスペクトル（スペ
クトルレベル（ＳＰ2 ）／２）は、信号１＋信号２の周
波数スペクトルである。また、帯域を持つスペクトル
は、信号４の周波数スペクトルである。尚、周波数ｆ2
は周波数ｆ1 に対して、ｆ2 ＜＜ｆ1 の関係にある。
の第２の高速フーリエ変換回路（以後、第２のＦＦＴ回
路と記す）３０は、検波していない受信信号を周波数分
析する。この検波していない受信信号の周波数分析結果
を、図３に周波数軸表示する。この周波数分析結果で
は、図１の信号３（航走音）の被変調成分がラインスペ
クトルとして出力され、それとともに図１の信号４（海
中雑音）が帯域を持つスペクトルとして出力される。図
４は、図３の一部を詳細に示す図であり、図３中の１つ
のラインスペクトルについて示している。図４におい
て、中心周波数ｆ1のスペクトル（スペクトルレベルＳ
Ｐ1 ）は、図１の信号１の周波数スペクトルである。ま
た、中心周波数ｆ1 −ｆ2 のスペクトル（スペクトルレ
ベル（ＳＰ2）／２）は信号１−信号２の周波数スペク
トルであり、中心周波数ｆ1 ＋ｆ2 のスペクトル（スペ
クトルレベル（ＳＰ2 ）／２）は、信号１＋信号２の周
波数スペクトルである。また、帯域を持つスペクトル
は、信号４の周波数スペクトルである。尚、周波数ｆ2
は周波数ｆ1 に対して、ｆ2 ＜＜ｆ1 の関係にある。
【００１７】一方、図５に、第１のＦＦＴ回路２０の周
波数分析結果、即ち、検波した受信信号の周波数分析を
周波数軸表示で示す。図５において、中心周波数ｆ2 の
スペクトル（スペクトルレベルＳＰ2 ）は、図１の信号
２の周波数スペクトルである。尚、図５では、検波後の
図１の信号４の周波数スペクトルは図示していない。
波数分析結果、即ち、検波した受信信号の周波数分析を
周波数軸表示で示す。図５において、中心周波数ｆ2 の
スペクトル（スペクトルレベルＳＰ2 ）は、図１の信号
２の周波数スペクトルである。尚、図５では、検波後の
図１の信号４の周波数スペクトルは図示していない。
【００１８】再び図２を参照して、次に、いき値回路４
０は、この周波数分析結果から航走音の被変調成分であ
るラインスペクトルのみを予め設定されている所定のい
き値でもって切り出す。
０は、この周波数分析結果から航走音の被変調成分であ
るラインスペクトルのみを予め設定されている所定のい
き値でもって切り出す。
【００１９】スペクトル平均回路５０は、切り出された
ラインスペクトルの累加平均を算出する。
ラインスペクトルの累加平均を算出する。
【００２０】最後に、正規化回路６０にて、切り出され
たラインスペクトルの平均値を使用し、先に第１のＦＦ
Ｔ回路２０によって検出したＤＥＭＯＮ周波数スペクト
ルレベルを正規化する。即ち、正規化回路６０は、前述
のスペクトルレベルＳＰ2 をスペクトルレベルＳＰ1 の
平均値で正規化した出力信号（（ＳＰ2 ）／（ＳＰ1の
平均値））を出力する。
たラインスペクトルの平均値を使用し、先に第１のＦＦ
Ｔ回路２０によって検出したＤＥＭＯＮ周波数スペクト
ルレベルを正規化する。即ち、正規化回路６０は、前述
のスペクトルレベルＳＰ2 をスペクトルレベルＳＰ1 の
平均値で正規化した出力信号（（ＳＰ2 ）／（ＳＰ1の
平均値））を出力する。
【００２１】正規化回路６０では、ＰＤＡＧＣとは異な
り、純粋な被変調信号を使用しており、ＳＮ比の変動
（水中航走体までの距離の遠近、海中雑音レベルの大
小）に左右されずに、安定したＤＥＭＯＮ周波数スペク
トルレベルの検出が可能である。
り、純粋な被変調信号を使用しており、ＳＮ比の変動
（水中航走体までの距離の遠近、海中雑音レベルの大
小）に左右されずに、安定したＤＥＭＯＮ周波数スペク
トルレベルの検出が可能である。
【００２２】尚、いき値回路４０を、そのいき値を調整
可能にすることにより、あらゆるＳＮ比の場合に対応で
きるように構成することができる。
可能にすることにより、あらゆるＳＮ比の場合に対応で
きるように構成することができる。
【００２３】
【発明の効果】本発明によるパッシブソーナーにおける
変調周波数検出装置は、受信信号の変調成分を検出する
検波回路と、検波回路からの検波出力を周波数分析する
第１の周波数分析回路と、受信信号の全体を周波数分析
する第２の周波数分析回路と、第２の周波数分析回路か
らの出力に含まれる被変調成分の周波数スペクトルを所
定のいき値でもって検出するいき値回路と、いき値回路
により検出した被変調成分のスペクトルレベルの平均値
を算出するスペクトル平均回路と、第１の周波数分析回
路からの変調成分の周波数スペクトルを前記スペクトル
平均回路からの被変調成分の周波数スペクトル平均値を
用いて正規化する正規化回路とを有し、パッシブソーナ
ー受信信号において検出されるＤＥＭＯＮ周波数（変調
周波数）スペクトルレベルを、海中雑音と切り離した純
粋な被変調周波数のスペクトルによって正規化するた
め、ＳＮ比の変動（水中航走体までの距離の遠近、海中
雑音レベルの大小）に左右されず安定したＤＥＭＯＮ周
波数スペクトルレベルの検出が可能である。
変調周波数検出装置は、受信信号の変調成分を検出する
検波回路と、検波回路からの検波出力を周波数分析する
第１の周波数分析回路と、受信信号の全体を周波数分析
する第２の周波数分析回路と、第２の周波数分析回路か
らの出力に含まれる被変調成分の周波数スペクトルを所
定のいき値でもって検出するいき値回路と、いき値回路
により検出した被変調成分のスペクトルレベルの平均値
を算出するスペクトル平均回路と、第１の周波数分析回
路からの変調成分の周波数スペクトルを前記スペクトル
平均回路からの被変調成分の周波数スペクトル平均値を
用いて正規化する正規化回路とを有し、パッシブソーナ
ー受信信号において検出されるＤＥＭＯＮ周波数（変調
周波数）スペクトルレベルを、海中雑音と切り離した純
粋な被変調周波数のスペクトルによって正規化するた
め、ＳＮ比の変動（水中航走体までの距離の遠近、海中
雑音レベルの大小）に左右されず安定したＤＥＭＯＮ周
波数スペクトルレベルの検出が可能である。
【図１】パッシブソーナー受信信号を説明するための図
である。
である。
【図２】本発明の一実施例によるパッシブソーナーにお
ける変調周波数検出装置を示すブロック図である。
ける変調周波数検出装置を示すブロック図である。
【図３】図１に示す変調周波数検出装置の第２のＦＦＴ
回路による周波数分析結果を示す周波数軸表示図であ
る。
回路による周波数分析結果を示す周波数軸表示図であ
る。
【図４】図３に示す周波数分析結果の詳細を示す図であ
る。
る。
【図５】図１に示す変調周波数検出装置の第１のＦＦＴ
回路による周波数分析結果を示す周波数軸表示図であ
る。
回路による周波数分析結果を示す周波数軸表示図であ
る。
【符号の説明】 １０ 検波回路 ２０ 第１のＦＦＴ回路 ３０ 第２のＦＦＴ回路 ４０ いき値回路 ５０ スペクトル平均回路 ６０ 正規化回路
Claims (3)
- 【請求項１】 プロペラを持つ水中航走体の航走音を受
信するパッシブソーナーにおいて該航走音のうちのプロ
ペラによる変調周波数を検出する変調周波数検出装置で
あって、受信信号の変調成分を検出する検波回路と、前
記検波回路からの検波出力を周波数分析する第１の周波
数分析回路と、前記受信信号の全体を周波数分析する第
２の周波数分析回路と、前記第２の周波数分析回路から
の出力に含まれる被変調成分の周波数スペクトルを所定
のいき値でもって検出するいき値回路と、前記いき値回
路により検出した被変調成分のスペクトルレベルの平均
値を算出するスペクトル平均回路と、前記第１の周波数
分析回路からの変調成分の周波数スペクトルを前記スペ
クトル平均回路からの被変調成分の周波数スペクトル平
均値を用いて正規化する正規化回路とを有することを特
徴とするパッシブソーナーにおける変調周波数検出装
置。 - 【請求項２】 前記検波回路と前記第１の周波数分析回
路との間に設けられ、該検波回路の検波出力のうちの低
域成分のみ通過させて該第１の周波数分析回路へ供給す
るローパスフィルタ回路を有する請求項１に記載のパッ
シブソーナーにおける変調周波数検出装置。 - 【請求項３】 前記いき値回路は、前記いき値を調整可
能な請求項１または２に記載のパッシブソーナーにおけ
る変調周波数検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7128045A JP2679682B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | パッシブソーナーにおける変調周波数検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7128045A JP2679682B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | パッシブソーナーにおける変調周波数検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08320364A true JPH08320364A (ja) | 1996-12-03 |
| JP2679682B2 JP2679682B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=14975152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7128045A Expired - Lifetime JP2679682B2 (ja) | 1995-05-26 | 1995-05-26 | パッシブソーナーにおける変調周波数検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2679682B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100923685B1 (ko) * | 2009-07-08 | 2009-10-28 | 삼성탈레스 주식회사 | 근사 고속 퓨리에 변환을 기반한 능동 소나 탐지기에서 표적 위치를 탐지하는 장치 및 방법 |
| JP2010139311A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Nec Network & Sensor Systems Ltd | 船舶推進音検出装置、船舶推進音検出方法、及び船舶推進音検出用プログラム |
| JP2012194011A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-11 | Nec Corp | Ｆｍ−ｃｗレーダ装置及びそれに用いる移動目標信号検出方法 |
| KR101323592B1 (ko) * | 2013-07-26 | 2013-10-30 | 국방과학연구소 | 대역 분할 처리를 통한 데몬 처리 성능 향상 방법 |
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