JPH08318378A - 微小物の接合方法 - Google Patents

微小物の接合方法

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JPH08318378A
JPH08318378A JP8873896A JP8873896A JPH08318378A JP H08318378 A JPH08318378 A JP H08318378A JP 8873896 A JP8873896 A JP 8873896A JP 8873896 A JP8873896 A JP 8873896A JP H08318378 A JPH08318378 A JP H08318378A
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雅規 畠山
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隆男 加藤
Yotaro Hatamura
洋太郎 畑村
Masayuki Nakao
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging

Abstract

(57)【要約】 【課題】 μm・nmオーダの立体的な構造の微細構造
物を形成することができる微小物の接合方法を提供す
る。 【解決手段】 エネルギービーム源3,40,50か
らのエネルギービームBを複数の試料W1,W2・・の表
面に照射し、照射面どうしを密着させて加圧することに
より両者を接合する微小物の接合方法において、上記エ
ネルギービームとして、エネルギーイオンと高速原子を
その比率を制御して混在させたエネルギービームBを用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエネルギービームを
用いた微小物の接合方法に係り、特にnm(ナノメート
ル)又はμm(マイクロメートル)オーダの微細な試料
を接合又は接着する微小物の接合技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、nm或いはμmオーダの微細な加
工技術としては、主として半導体に用いられるフォトリ
ソグラフィ技術が知られている。これは平面的な構造を
有する半導体ウエハにフォトレジスト膜を塗布し、これ
にマスクを介して光、電子線又はエックス線等による露
光を行ってフォトレジスト膜に選択的な開口部を設け
る。そして、その開口部から不純物のドーピング、半導
体ウエハ自体のエッチング又は成膜等の処理を行うもの
である。
【0003】この様に、フォトリソグラフィ技術では、
縮小露光などの技術を用いてサブミクロンレベルの加工
が可能である。しかしながら、フォトリソグラフィ技術
は平板状の加工面に対して、その垂直方向から光等を照
射するものであり、また縮小露光等による焦点深度の関
係から、加工対象物は平板状の物に限られ、しかもその
加工表面が比較的平坦な物に限られる。
【0004】ところが、最近、例えば、マイクロレンズ
アレイ等のμm・nmオーダーの立体的な三次元構造の
微細加工物を形成するマイクロマシナリー技術が発展し
つつある。このマイクロマシナリー技術においては、μ
m・nmのオーダの微細加工物を立体的に形成するの
で、上述したフォトリソグラフィ技術を適用することは
一般的に困難である。
【0005】そこで、微小な試料の接合を行なうことに
なるが、このような接合技術として、熱拡散接合と常温
接合が挙げられる。熱拡散接合では、図16に示すよう
に、真空容器201内で2つの試料W1,W2を密着させ
た後、試料を水冷のベース202の上に載せ、ヒータ2
03によって約1000度C程度の高温状態に置き、試
料接合部の原子の拡散を起こしやすくする。拡散によっ
て、相手試料表面から拡散浸透が起こり、接合が達成さ
れる。
【0006】一方、比較的新しい技術として、図17に
示すように、エネルギービーム源204,205から高
速原子線を照射して常温接合を行うものがある。この常
温接合では、2つの試料W1,W2の表面にArの高速原
子線を照射して表面の清浄化及び/又は活性化を行った
後に圧力を加えて接合を行なうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の熱拡散接合では、2つの試料を接合するために高温状
態を形成しなければならず、把持具を含めて、システム
全体の高温耐久性や冷却システムが必要になるととも
に、加熱冷却時間を含めた作業時間が長くなる。従っ
て、作業及び設備コストが高くなる、あるいは、装置が
大きくなってスペースを必要とする、などの欠点が生じ
る。
【0008】また、常温接合では、接合する試料の素材
や表面の状況によって必要な清浄化・活性化の程度が異
なる。例えば、試料表面に酸化物などが付着している場
合は、結合力が強いので表面原子の活性化が難しく、ま
た、非金属の表面の清浄化や活性化には高いエネルギー
を必要とするが、従来のArの高速原子線衝撃を利用し
た常温接合では、このような条件の変化に対応すること
が困難であり、また、エネルギー効率が悪かった。
【0009】さらに、上記の従来の常温接合では、例え
ば、1つの試料の一部に他の微小な試料を接合する、あ
るいは試料の任意の面や場所に接合するような複雑な作
業は困難であった。
【0010】本発明は上述した事情に鑑みて為されたも
ので、μm・nmオーダの立体的な構造の微細構造物を
形成することができる微小物の接合方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、エネルギービーム源からのエネルギービームを複数
の試料の表面に照射し、照射面どうしを密着させて加圧
することにより両者を接合する微小物の接合方法におい
て、上記エネルギービームとして、エネルギーイオンと
高速原子をその比率を制御して混在させたエネルギービ
ームを用いることを特徴とする接合方法である。
【0012】このようなエネルギーイオンと高速原子を
その比率を制御して混在させたエネルギービームは、加
工又は処理の対象の材料に応じて表面の清浄化や活性化
を行い、効率よく接合を行なうことができる。つまり、
絶縁物にイオンを入射させると材料のチャージアップが
起こるが、中性の高速原子線の照射はチャージアップの
度合いを緩和する作用がある。そのため、反応性の高い
エネルギーイオンをチャージアップの影響が小さい状態
で試料に照射することができるため、高速原子線だけの
照射に比べて、清浄化や活性化が効率的に行える。これ
は、表面の原子間結合力が強く、活性化しにくい材料の
場合でも同様である。さらに、エネルギーイオンと高速
原子線の混在率を制御したビームを用いると、反応性ガ
スを用いて、表面原子のターミネート状態の制御を行う
ことができるので、効率的な表面の活性化が可能とな
る。
【0013】請求項2に記載の発明は、上記エネルギー
ビーム源として、少なくとも1対の平行平板電極を用い
てイオンの加速と中性化を行なう平行平板型高速原子線
源を用いることを特徴とする請求項1に記載の微小物の
接合方法である。この様なイオンの加速と中性化機構を
有する平行平板型高速原子線源は、従来の高速原子線源
と比べて、直進性に優れたビームを放出でき、また、平
行平板電極の高速原子放出孔の長さを制御することで、
中性化率を制御することができるという利点がある。
【0014】請求項3に記載の発明は、エネルギービー
ム源からのエネルギービームを複数の試料の表面に照射
し、照射面どうしを密着させて加圧することにより両者
を接合する微小物の接合方法において、上記エネルギー
ビーム源として、放電管と、該管内にガスを供給するガ
ス供給ノズルと、一つ以上のビーム放射孔の開いたビー
ム放射ノズルとを有して構成される小型エネルギービー
ム源を用いることを特徴とする微小物の接合方法であ
る。
【0015】請求項4に記載の発明は、上記小型のエネ
ルギービーム源を上記試料に近接させた状態でエネルギ
ービーム照射を試料の一部に局所的に行なうことを特徴
とする請求項3に記載の微小物の接合方法である。請求
項5に記載の発明は、接合すべき試料の少なくとも一方
に、エネルギービーム照射によって照射面に接着材層を
形成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
に記載に記載の微小物の接合方法である。
【0016】請求項6に記載の発明は、金属表面と非金
属表面もしくは非金属表面同士の接合を行うことを特徴
とする請求項1ないし5のいずれかに記載の微小物の接
合方法である。請求項7に記載の発明は、非金属表面同
士の接合を行う場合に、一方の表面に金属膜をコーティ
ングすることを特徴とする請求項6に記載の微小物の接
合方法である。請求項8に記載の発明は、上記エネルギ
ービーム源と上記試料の間にパターン開口部を持つ遮蔽
物を配置してエネルギービームの照射を局所的に行なう
ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の
微小物の接合方法である。
【0017】請求項9に記載の発明は、反応性ガス又は
反応性ガスとArなどの不反応性ガスとの混合ガスを用
いたビームを用いることを特徴とする請求項1ないし8
のいずれかに記載の微小物の接合方法である。請求項1
0に記載の発明は、作業領域を取り囲む位置に上記エネ
ルギービーム源及び上記試料を取り扱う接合装置を移動
可能に配置し、これら接合装置を操作することにより上
記エネルギービーム源と上記試料の相対位置関係を調整
しながら上記工程を行なうことを特徴とする請求項1な
いし9のいずれかに記載の微小物の接合方法である。請
求項11に記載の発明は、作業領域を拡大観察しながら
上記工程を行なうことを特徴とする請求項10に記載の
微小物の接合方法である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。図1は、この発明の接合方法を行なう装
置の一実施例を示すもので、図示しないターボポンプと
ロータリーポンプで真空排気されている真空容器1の中
に、微小試料W1,W2を載置する2つのステージ2,2
と、平行平板型高速原子線源3が設置されている。
【0019】この平行平板型高速原子線源3は、図2に
詳細に示すように、3極の平行平板型高速原子線源であ
る。この図において、符号4は、絶縁物(セラミック)
からなる外筒であり、この外筒4の上部はガスGを導入
する導入路5を有する天板6で覆われ、その下側にガス
導入孔7を有する板状陰極8、陽極孔9を有する板状陽
極10、原子放出孔11を有する板状陰極12が順次平
行に設けられている。
【0020】この高速原子線源3においては、上流側の
2枚の平板電極8,10間に高周波電界13を印加し、
下流側の平板電極10,12間には直流電界を印加す
る。これにより、上流側の空間に高密度プラズマP1
形成され、下流側空間ではこれによる影響を受けて高密
度の直流放電プラズマP2が形成される。該下流側の電
極間で加速された正イオンは、高速原子放出孔11を有
する陰極12に向けて加速され、該高速原子放出孔11
を通過するときに残留ガス気体粒子との電荷交換を行
い、中性化が行われ、高速原子線Bとなって放出され
る。
【0021】この様なイオンの加速と中性化機構を有す
る平行平板型高速原子線源3は、従来の高速原子線源と
比べて、直進性に優れたビームを放出できることと、高
速原子放出孔11の長さtを制御することで、中性化率
を制御することができるという利点がある。高速原子放
出孔11の長さtと中性化率の関係を図3に示す。
【0022】該平行平板型高速原子線源3では、高速原
子放出用電極12の形状によって、中性化率を任意に変
化できるため、試料の清浄化と活性化を効率よく実現で
きる。この例では、一方がガラスで一方が金属の例であ
るが、中性化率70%のビームを用いて、金属表面と絶
縁材料であるガラスの表面の清浄化と活性化を効率よく
行う。ガスとしては、Arガスまたは、Arガスに5%
〜40%程度F2やSF6ガスなどのフッ素含有ガスを混
入したガスを用いた高速原子線を用いる。
【0023】この場合、金属試料とガラス試料には、そ
れぞれ個別に高速原子線源を利用することもあり、ガス
も個別に対応させて、金属試料にはArガスのビーム照
射を行う。ガラスには、Arとフッ素含有ガスの混合ガ
スのビーム照射を行うこともある。ビームの照射後、二
つの試料のビーム照射面を密着させ、加圧することによ
り、常温接合が達成される。
【0024】図4は、高速原子線源3の他の例で2極平
行平板型のものである。上流側の陽極10と高速原子放
出孔11を有する陰極12の間に高電圧を印加してグロ
ー放電を起こしてプラズマPを生成する。プラズマP内
の正イオンが、陰極12の方向に加速されて、高速原子
放出孔11の中で残留ガス粒子との電荷交換が行われて
中性化が行われる。この様にして中性化された高速原子
線Bが高速原子放出孔11から放出される。この例にお
いても、高速原子放出孔11の長さtを制御すること
で、中性化率を制御することができる
【0025】次に、微小物をより大きい物体に局所的に
接合する方法を説明する。この場合、上述した平行平板
型のエネルギービーム源を用いることもできるが、図5
に示すような小型エネルギービーム源40を用いても良
い。このエネルギービーム源は、パイレックスガラスも
しくは石英ガラス製の放電管41に3つの電極45,4
6,47が取り付けてあり、中間電極46はリング形状
である。下流側の電極47は、ビーム放射孔を有するビ
ーム放射ノズル42を備えたものとなっている。上流側
の電極45には、放電管41内にガスを供給するガス供
給ノズル43を備えている。ビーム放射孔は、単数の場
合と複数の場合がある。
【0026】このエネルギービーム源40は、ガス種や
放電電極45,46,47に印加する電圧の種類、大き
さ等を変化させることにより、異なったエネルギー状態
・粒子種のビームを形成することができる。そして、上
記のようなマニピュレータにより操作されて、エッチン
グ・成膜・接合・接着等を、試料の任意の場所に行うこ
とができる。
【0027】次に、上記のエネルギービーム源を用いて
接合作業を行なうための作業装置Aを、図6により説明
する。この装置は、中央の作業領域に置かれた支持台1
01と、これを取り囲む第1の空間領域に設置された把
持装置102及びエネルギービーム源40と、さらにこ
れを取り囲む第2の空間領域に設置された一対の拡大観
察装置(走査型2次電子顕微鏡)104,105とを備
えている。
【0028】支持台101は基台106の中央に設置さ
れ、この支持台101はXYZステージを具備して水平
面内及び垂直方向に並進移動可能になっている。基台1
06上の上記支持台101を取り囲む位置には一対の半
円弧状の(第1の)レール107,108が向き合って
設けられ、これにはスライダ109,110が摺動可能
に取り付けられている。それぞれのスライダ109,1
10には所定の長さの円弧状の支柱111,112が立
設され、これらの支柱111,112にはさらにスライ
ダ113,114が設けられている。これらのスライダ
113,114には、被加工物W1 を把持して操作する
マニピュレータ(把持装置)102及びエネルギービー
ム源40がそれぞれ設けられている。
【0029】基台106上の上記第1のレール107,
108のさらに外側には、一対の第2のレール115,
116が第1のレール107,108と同心円状に設け
られ、これにはそれぞれスライダ117,118が摺動
可能に取り付けられている。それぞれのスライダ11
7,118には所定の長さの円弧状の支柱119,12
0が立設され、これらの支柱119,120にはさらに
スライダ121,122が設けられ、これらには、作業
領域を視野に含むように電子顕微鏡104,105(拡
大監視装置)が設けられている。これらの支柱119,
120のうち、一方は作業領域の頂部まで延びており、
直上から作業領域を観察できるようになっている。それ
ぞれのスライダ109,110,113,114,11
7,118,121,122には、モータなど所定の駆
動機構が組み込まれており、外部からの遠隔操作により
所定の位置に移動可能となっている。
【0030】このような作業装置Aとエネルギービーム
源40を用いて上記の接合操作を行なうには、まず、2
つの微小物W1,W2を支持台101の上に置いておく。
そして、エネルギービーム源40を第2のマニピュレー
タ103で把持し、一方の微小物W1上に移動して、図
7(A)に示すようにビーム照射を行なう。微小物W1
は、Si,GaAs等の半導体材料、金属材料、セラミ
ックス或いはポリイミド樹脂等の絶縁材料等が用いられ
る。これにArガスを用いた高速原子線Bを照射する。
次いで、スライダ114を駆動してビーム源40を支持
台101上の他方の試料W2上に移動し、第1のマニピ
ュレータ102でマスク31を把持し、図7(B)に示
すように、微小物W2の一部に同様にArガスの高速原
子線Bを照射する。
【0031】本実施例では微小物W1を接合する部分に
のみ高速原子線を照射するため、パターン穴のあいたマ
スク31を用いて、接合を行いたい部分のみに高速原子
線Bを照射する。第2のマニピュレータ103は、この
間に他方の試料を反転させておき、そして、ビーム照射
が終わったところで、図7(C)に示すように試料W2
の照射部位32の上に載せ、必要に応じて力を加えて接
合を行なう。エネルギービームBの照射を行った部分
は、表面の付着物や酸化層が除去され、原子・分子層が
露出しており、押圧することにより両者は接合する。
【0032】通常、微小物W1,W2のどちらか若しくは
片方の接合面が金属である場合には、この様にAr等の
不活性ガス粒子の高速原子線照射を行うことにより接合
が可能である。また、接合面が例えばセラミックス等の
非金属である場合には、化学反応性ガス粒子の高速原子
線の照射を行い、接合表面の原子間結合状態の制御を行
うことにより、接合が可能である。
【0033】図8は、本発明の他の実施例の微小物の接
合方法を示すもので、エネルギービーム源からのエネル
ギービームを微小物の表面に照射してその照射面に接着
材層を形成するものである。図8(A)では、微小物W
1の一面に、接着性を有するガス粒子、クラスターなど
の高速原子線ビームBを用いて接着材層35を形成す
る。次に図8(B)に示すように、微小物W2の一部に
パターン穴のあいたマスク31を用いて、接着を行いた
い部分のみにArガスの高速原子線を照射して表面のク
リーニングを行う。
【0034】次に、図8(C)に示すように微小物W2
の接着部位36に、接着材層35を被着した微小物W1
を載置する。微小物W1,W2の取扱いはマニュピレーシ
ョンシステムと電子顕微鏡或いは光学顕微鏡の拡大観察
機能により行う。そして、二つの試料のハンドリングを
行い、接着部を密着させて加圧を行って接着を達成す
る。
【0035】エネルギービームとしては、例えば接着性
を有する高分子ガス粒子などを用いたラジカルビーム、
或いは低エネルギー高速原子線が好適である。この他
に、エネルギービームとして、イオンビーム、電子ビー
ム、エックス線等の電磁波ビームが、被加工物或いは接
着性のある材料との組合せにおいては有効に用いられ、
このように本発明の趣旨を逸脱することなく種々の変形
実施例が可能である。
【0036】図9は、上記の工程を繰り返して作成され
た半導体素子の実施例であり、この例では、Si試料の
マザーチップ(微小物)W1に5つの微小試料W2〜W6
を接合している。試料W2は、Siの微小試料である。
これを接合するときは、Arガスを用いた平行平板型高
速原子線源3からのビームにより、マザーチップW1
該微小Siチップの接合を第一番目に行う。試料W3
Al材質であり、Arガスを用いた小型エネルギービー
ム源40を用いて微小試料W3とマザーチップW1の局所
の清浄と活性化を行う。そのために、パターンマスク3
1を用いてマザーチップW1の微小試料W3の接合場所だ
けを清浄化及び活性化を行っている。これは、マザーチ
ップW1には既に電気回路やセンサ機能が設けられてお
り、接合部以外の配線等にエネルギービームの照射が行
われると、ダメージが生じて機能が損なわれるからであ
る。
【0037】微小試料W4とW6はガラス試料であり、微
小試料W5はセラミックである。これらの内、微小試料
4とW5の接合では、Arとフッ素ガスの混合ガスを用
いた小型エネルギービーム源40または、平行平板型高
速原子線源3が用いられて、必要に応じてパターンマス
ク31を用いてビーム照射場所の選択を行っている。さ
らに、微小試料W6は、ガラスであり、微小試料W4とW
6の接合を行うため、Arとフッ素含有ガスの混合ガス
を用いた平行平板型高速原子線源3又は、小型エネルギ
ービーム源40を用いて、接合面の清浄化と活性化を行
い、接合を行った。又、このとき、平行平板型高速原子
線源3や小型エネルギービーム源40の印可電圧は1k
V〜5kVの間で用いられている。
【0038】このとき、操作者は拡大観察装置(電子顕
微鏡)105の画面と、肉眼での視野の双方を適宜観察
しつつ駆動機構を作動させて上記操作を行なう。拡大観
察装置105としては、光学顕微鏡、レーザ顕微鏡など
適宜の観察装置を用いてもよく、また目的に応じてこれ
らを組み合わせた複数を用いてもよい。また、上記では
1つのビーム源を用いたが、2つのビーム源を用いると
2つの試料に同時に照射を行なうことができ、照射から
接合までの時間が短縮される。この様に、本発明を用い
ると従来困難であった複数の複雑形状の接合や異種材質
試料の接合を効率よく同じ真空中で可能となる。
【0039】エネルギービーム源40としては、図10
に示すように、放電管41の中央部に、コイル48が設
置してあり、中間電極に相当するコイル48に高周波電
圧を印加して放電管41内にプラズマを発生すること
で、容量型よりも高密度のプラズマを発生するものを用
いても良い。また、図11に示す実施例では、中間の電
極がリング形状の電極46もしくはコイル48であり、
いずれにも高周波電圧が印加され、他の電極45,47
は、アースに導通している。上流側電極45のガス供給
ノズル43よりラジカル粒子を形成する原料ガスが導入
され、高周波放電によりプラズマが放電管41内に形成
される。プラズマ中のラジカル粒子がビーム放射ノズル
42内外の圧力差により加速されてビーム放射ノズル4
2より放出され、その下流側に配置された試料に照射さ
れる。このように、上流側と下流側の電極45,47を
接地して、中間電極46,48に高周波電圧を印加し
て、且つ印加電圧を制御することにより、ラジカル粒子
を放出することができる。
【0040】図12及び図13は、ビーム発生源40が
試料W1,W2の上に焦点を結ぶように収束ビームを発生
するものである。これらの例では、上流側の電極45及
びビーム放出電極47の形状を工夫しているものであ
る。例えば、図12では、収束点を中心とする球面状に
電極表面45a,47aの形状を加工し、その表面にビ
ーム放出孔を設けてある。このような構成においては、
荷電粒子が平行に加速されてビームとして取り出される
場合に比べて、ビームの密度が高くなるとともに、照射
範囲を限定することができる。従って、図12に示すよ
うに、2つの試料W1,W2を比較的近い位置に近接して
置いて順次照射を行った後、これらを大きく移動するこ
となく照射面の活性状態を維持したままで接合させるこ
とができる。
【0041】図12のような構成において、ビーム放出
電極47aの球面状表面の作製が困難である場合は、図
13に示すように、ビーム放出電極47aを先鋭化する
こともできる。これによっても、電界が集中しやすくな
って、イオンの加速方向が、先鋭化した部分に集中し、
ビームが収束する。
【0042】図14はこの発明に用いるエネルギービー
ム源50の他の実施例を示すもので、この装置は、微小
領域にプラズマPを発生して局所的な処理を行なうこと
ができるものである。すなわち、大径管51の先端に、
内部にプラズマを保持する細管(プラズマ保持室)52
が設けられ、その基端に電極53が設置され、先端には
少なくとも2方向にエネルギービームを放出する放出孔
54が形成されている。
【0043】このエネルギービーム源50によって接合
を行なうには、マニピュレータを使って2つの微小物W
1,W2を近接して所定角度開いた状態で支持し、その間
にやはりマニピュレータでエネルギービーム源を支持し
てその先端を試料の間に挿入する。そして、両方の試料
に同時にエネルギービームを照射し、ビーム源50を待
避させた後、2つの試料W1,W2を接合する。このエネ
ルギービーム源50によれば、1つのエネルギービーム
源で2つの試料を同時にしかも近接させた状態でビーム
照射することができるので、照射から接合までの時間が
短縮される。従って、照射面の活性を低下させることな
く、強固な接合が行われる。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
μm・nmオーダの微小物を接合・接着することが可能
となるので、マイクロレンズアレイ、マイクロマシナリ
ー等において多様な構造の接合が可能となり、産業界に
新たな製造技術を提供する意義が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の微小物の接合方法の説明図
である。
【図2】本発明の微小物の接合方法を実施するためのエ
ネルギービーム源の実施例である。
【図3】図2のエネルギービーム源の中性化率特性を示
すグラフである。
【図4】本発明の微小物の接合方法を実施するためのエ
ネルギービーム源の他の実施例である。
【図5】本発明の微小物の接合方法を実施するための小
型エネルギービーム源の実施例である。
【図6】本発明の微小物の接合方法を実施するための作
業装置を示す斜視図である。
【図7】本発明の微小物の接合方法を示す図である。
【図8】本発明の微小物の接合方法の他の実施例を示す
図である。
【図9】本発明の微小物の接合方法の他の実施例を示す
図である。
【図10】本発明の微小物の接合方法を実施するための
小型エネルギービーム源の他の実施例である。
【図11】本発明の微小物の接合方法を実施するための
小型エネルギービーム源の他の実施例である。
【図12】本発明の微小物の接合方法を実施するための
小型エネルギービーム源の他の実施例である。
【図13】本発明の微小物の接合方法を実施するための
小型エネルギービーム源の他の実施例である。
【図14】本発明の微小物の接合方法を実施するための
小型エネルギービーム源の他の実施例である。
【図15】本発明の微小物の接合方法を実施するための
小型エネルギービーム源の他の実施例である。
【図16】従来の微小物の接合方法の例である。
【図17】従来の微小物の接合方法の例である。
【符号の説明】
1,W2・・・・W6 微小物 3 平行平板型高速原子線源 40,50 小型エネルギービーム源 B エネルギービーム 30,32 接合面 35 接着材層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 隆男 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内 (72)発明者 畑村 洋太郎 東京都文京区小日向2−12−11 (72)発明者 中尾 政之 千葉県松戸市新松戸4−272 D−805

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギービーム源からのエネルギービ
    ームを複数の試料の表面に照射し、照射面どうしを密着
    させて加圧することにより両者を接合する微小物の接合
    方法において、 上記エネルギービームとして、エネルギーイオンと高速
    原子をその比率を制御して混在させたエネルギービーム
    を用いることを特徴とする接合方法。
  2. 【請求項2】 上記エネルギービーム源として、少なく
    とも1対の平行平板電極を用いてイオンの加速と中性化
    を行なう平行平板型高速原子線源を用いることを特徴と
    する請求項1に記載の微小物の接合方法。
  3. 【請求項3】 エネルギービーム源からのエネルギービ
    ームを複数の試料の表面に照射し、照射面どうしを密着
    させて加圧することにより両者を接合する微小物の接合
    方法において、 上記エネルギービーム源として、放電管と、該管内にガ
    スを供給するガス供給ノズルと、一つ以上のビーム放射
    孔の開いたビーム放射ノズルとを有して構成される小型
    エネルギービーム源を用いることを特徴とする微小物の
    接合方法。
  4. 【請求項4】 上記小型のエネルギービーム源を上記試
    料に近接させた状態でエネルギービーム照射を試料の一
    部に局所的に行なうことを特徴とする請求項3に記載の
    微小物の接合方法。
  5. 【請求項5】 接合すべき試料の少なくとも一方に、エ
    ネルギービーム照射によって照射面に接着材層を形成す
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    に記載の微小物の接合方法。
  6. 【請求項6】 金属表面と非金属表面もしくは非金属表
    面同士の接合を行うことを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の微小物の接合方法。
  7. 【請求項7】 非金属表面同士の接合を行う場合に、一
    方の表面に金属膜をコーティングすることを特徴とする
    請求項6に記載の微小物の接合方法。
  8. 【請求項8】 上記エネルギービーム源と上記試料の間
    にパターン開口部を持つ遮蔽物を配置してエネルギービ
    ームの照射を局所的に行なうことを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の微小物に記載の微小物の接
    合方法。
  9. 【請求項9】 反応性ガス又は反応性ガスとArなどの
    不反応性ガスとの混合ガスを用いたビームを用いること
    を特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の微小
    物の接合方法。
  10. 【請求項10】 作業領域を取り囲む位置に上記エネル
    ギービーム源及び上記試料を取り扱う組立装置を移動可
    能に配置し、これら組立装置を操作することにより上記
    エネルギービーム源と上記試料の相対位置関係を調整し
    ながら上記工程を行なうことを特徴とする請求項1ない
    し9のいずれかに記載の微小物の接合方法。
  11. 【請求項11】 作業領域を拡大観察しながら上記工程
    を行なうことを特徴とする請求項10に記載の微小物の
    接合方法。
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