JPH08317636A - 共振型コンバータ電源装置 - Google Patents

共振型コンバータ電源装置

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JPH08317636A
JPH08317636A JP11692695A JP11692695A JPH08317636A JP H08317636 A JPH08317636 A JP H08317636A JP 11692695 A JP11692695 A JP 11692695A JP 11692695 A JP11692695 A JP 11692695A JP H08317636 A JPH08317636 A JP H08317636A
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JP
Japan
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capacitor
monostable multivibrator
switching element
differential amplifier
power supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP11692695A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Chiba
俊一 千葉
Tomoko Kobayashi
智子 小林
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高効率化と高周波妨害の低減および実装面積
を削減する。 【構成】 電流共振回路5を使用しているため急峻な電
流変化を伴わず、ノイズが低減されて損失が極めて少な
くなる。また、スイッチング素子3のオン周期の決定を
抵抗14とコンデンサ13により共振周波数に固定して
いるので、高周波妨害が極めて少なくなる。さらに、2
つのインダクタンス2aと2bを1つのコアに巻いて一
体化したので、実装面積を削減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共振型スイッチングコ
ンバータの電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチング電源装置を小型軽量
化する最も効果的な手段として、スイッチング周波数の
高周波化が進められている。その中で、トランジスタス
イッチによるPWM制御方式では、トランジスタスイッ
チの電流および電圧を矩形波状に処理するため、トラン
ジスタの動作領域を通過するときにスイッチング損失が
生じる。また、基本的に高周波動作となるため、トラン
ジスタスイッチのターンオン、ターンオフ時での電力損
失が大きく、発熱が問題になっていた。このため、近年
のスイッチング電源においては、共振回路を結合し、電
流または電圧を正弦波状に変化させることによって、電
圧および電流の重なりを極小にすることで、ノイズの低
減と効率化を図ることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の共振型スイッチングコンバータは、電圧共振回路ま
たは電流共振回路の回路構成から、インダクタンス素子
を2つ使用しなければならず、必然的に実装面積が広く
なり、小型化を図ることができなかった。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、スイッチング電源の高効率化および高周
波妨害の低減、ならびに実装面積を削減することのでき
る共振型スイッチングコンバータ電源装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、直流電源とオン、オフ制御可能なスイッ
チング素子との間に接続された第1および第2のインダ
クタンスからなる2巻線のインダクタンス素子と、第1
および第2のインダクタンスの間に接続されて第2のイ
ンダクタンスとともに電流共振回路を構成する第1のコ
ンデンサと、第1のコンデンサに並列に接続された整流
用のダイオードと、電流共振回路の出力電圧を平滑する
ための第2のコンデンサと、スイッチング素子のオンを
制御する第1の単安定マルチバイブレータと、スイッチ
ング素子のオフを制御する第2の単安定マルチバイブレ
ータと、第2の単安定マルチバイブレータのオフ周期を
可変させるための作動増幅回路とを備えたものである。
【0006】
【作用】本発明は、上記電流共振を利用した構成によ
り、電流波形は正弦波状になり、スイッチング素子は電
流ゼロの状態でオン駆動され、電流ゼロ、電圧ゼロの状
態でオフ駆動される。これにより、スイッチング素子で
の損失が極めて小さいものとなる。また、スイッチング
ノイズが大きく低減され、高周波妨害が極めて小さいも
のとなる。さらに、電流共振型コンバータの手段として
用いられるインダクタンス素子として、2巻線からなる
インダクタンス素子を使用することにより、実装面積の
削減を図ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例における共振型
昇圧コンバータ電源装置の概略構成を示すものである。
図1において、1は直流電源、2は直流電源1の一端側
に接続された第1のインダクタンス2aおよび第2のイ
ンダクタンス2bからなる2巻線のインダクタンス素子
であり、第1および第2のインダクタンス2a、2bは
1つのコアに巻かれて一体化されている。3は直流電源
1の他端側とインダクタンス素子2との間に接続された
オン、オフ制御可能なスイッチング素子である。4は第
1のインダクタンス2aと第2のインダクタンス2bと
の間に接続された第1のコンデンサであり、第2のイン
ダクタンス2bとともに電流共振回路5を構成する。6
は第1のコンデンサ4に並列に接続された整流用のダイ
オード、7は電流共振回路5の出力電圧を平滑するため
の第2のコンデンサである。8はスイッチング素子3の
オン、オフの周期を制御する周期制御回路であり、スイ
ッチング素子3のオンを制御する第1の単安定マルチバ
イブレータ9と、スイッチング素子のオフを制御する第
2の単安定マルチバイブレータとからなる。11は第2
の単安定マルチバイブレータ10のオフ周期を可変させ
るための差動増幅回路であり、この電源装置の平滑され
た出力電圧を一方の入力とし、基準電圧12を他端の入
力としている。
【0008】次に、上記共振型昇圧コンバータ電源装置
のより具体的な回路を図2に示す。図2において、1か
ら12は図1に示したものと同じである。13および1
4は第1の単安定マルチバイブレータ9と差動増幅回路
11の基準電圧12入力側との間に直列に接続された第
3のコンデンサおよび第1の抵抗であり、このコンデン
サ13と抵抗14とで第1の単安定マルチバイブレータ
9の出力パルス幅をある共振周波数に固定する。15お
よび16は第2の単安定マルチバイブレータ10と差動
増幅回路11の基準電圧12入力側との間に接続された
第4のコンデンサおよび第2の抵抗である。17は一端
をコンデンサ15と抵抗16との間に接続され、他端を
トランジスタ18のコレクタに接続された第3の抵抗で
ある。トランジスタ18のエミッタは、差動増幅回路1
1の基準電圧12入力側に接続され、ベースは、差動増
幅回路11の出力側に接続されている。この差動増幅回
路11の出力に応じて並列接続された抵抗16および1
7の合成抵抗Rのを可変させ、この合成抵抗Rとコンデ
ンサ15によって第2の単安定マルチバイブレータ10
の出力パルス幅を可変させている。
【0009】次に、上記実施例の動作について説明す
る。スイッチング素子3のオン、オフの周期は、周期制
御回路8によって設定される。すなわち、第1の単安定
マルチバイブレータ9の出力パルス幅を抵抗14とコン
デンサ13とで共振周波数に固定し、これをオン周期と
する。同様に、第2の単安定マルチバイブレータ10の
出力パルス幅を抵抗16および17の合成抵抗Rとコン
デンサ15によって設定する。差動増幅回路11の出力
電圧の変動に従って合成抵抗Rが変化するので、第2の
単安定マルチバイブレータ10の出力パルス幅が変化
し、これにより、オフ周期を可変させることができる。
したがって、ある値の基準電圧12と出力電圧の差を差
動増幅回路11で検出し、これをトランジスタ18のベ
ースに与えることにより、その検出電流に応じてトラン
ジスタ18のコレクタ電流が変動するので、抵抗16と
17の合成抵抗Rの抵抗成分が変化したと等価となり、
第2の単安定マルチバイブレータ10の出力パルス幅、
すなわちオフ周期を可変することができる。このように
して、スイッチング素子3がオンすると、電流共振回路
5が動作し、オフするとコンデンサ4に充電された電圧
がダイオード6で整流され、コンデンサ7によって平滑
され、昇圧された安定した電圧が得られる。
【0010】このように、本実施例の共振型昇圧コンバ
ータ電源装置によれば、電流共振回路5を使用している
ため急峻な電流変化を伴わず、ノイズが低減されて損失
が極めて少なくなる。また、オン周期の決定を抵抗14
とコンデンサ13により共振周波数に固定しているの
で、高周波妨害が極めて少なくなる。さらに、2つのイ
ンダクタンス2aと2bを1つのコアに巻いて一体化し
たので、実装面積を削減することができる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電流共振によって急峻な電流変化を伴わない
ため、ノイズが低減されて損失が極めて少なくなり、ま
たオン周期の決定を共振周波数に固定しているので、高
周波妨害が極めて少なくなり、さらに2つのインダクタ
ンス2aと2bを1つのコアに巻いて一体化したので、
実装面積を削減することができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における共振型昇圧コンバー
タ電源装置の概略構成を示す回路図
【図2】本発明の一実施例における共振型昇圧コンバー
タ電源装置のより具体的な構成を示す回路図
【符号の説明】
1 直流電源 2 インダクタンス素子 3 スイッチング素子 4 第1のコンデンサ 5 電流共振回路 6 ダイオード 7 第2のコンデンサ 8 周期制御回路 9 第1の単安定マルチバイブレータ 10 第2の単安定マルチバイブレータ 11 差動増幅回路 12 基準電圧 13 第3のコンデンサ 14 第1の抵抗 15 第4のコンデンサ 16 第2の抵抗 17 第3の抵抗 18 トランジスタ R 合成抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、前記直流電源の一端に直列
    に接続された第1および第2のインダクタンスからなる
    2巻線のインダクタンス素子と、前記直流電源の他端と
    前記インダクタンス素子との間に接続されたオン、オフ
    制御可能なスイッチング素子と、前記第1および第2の
    インダクタンスの間に接続されて前記第2のインダクタ
    ンスとともに電流共振回路を構成する第1のコンデンサ
    と、前記第1のコンデンサに並列に接続された整流用の
    ダイオードと、前記電流共振回路の出力電圧を平滑する
    ための第2のコンデンサと、前記スイッチング素子のオ
    ンを制御する第1の単安定マルチバイブレータと、前記
    スイッチング素子のオフを制御する第2の単安定マルチ
    バイブレータと、前記第2の単安定マルチバイブレータ
    のオフ周期を可変させるために、前記平滑された出力電
    圧を一方の入力とし、基準電圧を他方の入力とする差動
    増幅回路とを備えた共振型コンバータ電源装置。
  2. 【請求項2】 スイッチング素子のオン周期を設定する
    ために、第1の単安定マルチバイブレータと差動増幅回
    路の基準電圧入力側との間に直列に接続された第3コン
    デンサおよび第1の抵抗と、前記スイッチング素子のオ
    フ周期を設定するために、第2の単安定マルチバイブレ
    ータと差動増幅回路の基準電圧入力側との間に直列に接
    続された第4のコンデンサおよび第2の抵抗と、前記第
    4のコンデンサと第2の抵抗との間に一端が接続された
    第3の抵抗と、前記第3の抵抗の他端にコレクタが接続
    され、エミッタが差動増幅回路の基準電圧入力側に接続
    され、ベースが前記差動増幅回路の出力側に接続された
    トランジスタとを備えた請求項1記載の共振型コンバー
    タ電源装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107040131A (zh) * 2016-02-04 2017-08-11 立锜科技股份有限公司 可调式直流电压产生电路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107040131A (zh) * 2016-02-04 2017-08-11 立锜科技股份有限公司 可调式直流电压产生电路
CN107040131B (zh) * 2016-02-04 2019-06-18 立锜科技股份有限公司 可调式直流电压产生电路

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