JPH08316799A - 2値化回路 - Google Patents

2値化回路

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JPH08316799A
JPH08316799A JP7115863A JP11586395A JPH08316799A JP H08316799 A JPH08316799 A JP H08316799A JP 7115863 A JP7115863 A JP 7115863A JP 11586395 A JP11586395 A JP 11586395A JP H08316799 A JPH08316799 A JP H08316799A
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circuit
signal
fluctuation
voltage
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JP7115863A
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Masashi Suzuki
昌志 鈴木
Yasuhiro Seki
安弘 関
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】検出信号に極端な電圧変動が生じても、検出信
号の必要とする部分で基準電圧を追従させて、白と黒と
を正確に検出する。 【構成】検出信号の極端な変動を検出する第2のコンパ
レータ47、第6の抵抗48及び第7の抵抗49から構
成された電圧変動検出回路50と、第1の基準電圧変動
回路45と基準電圧発生回路44とを接続する第1のス
イッチング素子36と、第2の基準電圧変動回路46へ
検出信号を入力するラインに介挿された第2のスイッチ
ング素子40と、電圧変動検出回路50による検出信号
の極端な変動を検出したときの出力で第1のスイッチン
グ素子36及び第2のスイッチング素子40をオフ制御
するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力されたアナログ
信号を2値信号に変換する2値化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の2値化回路は、例えば図7に示す
ような2次元コード等の画像イメージを読取る画像読取
装置においては、その読取った電気信号( アナログ信号
)を白と黒とに対応する2値の信号に変換する。
【0003】図8は、従来の2値化回路の一例を示す回
路図である。INから入力された検出信号は比較手段と
してのコンパレータ1の非反転入力端子に入力されると
共に、第1のダイオード2のアノード端子に入力され
る。
【0004】この第1のダイオード2のカソード端子
は、第1の抵抗3と第1のコンデンサ4とからなる並列
回路の一端に接続され、この並列回路の他端はグラウン
ド( 0V )に接続されている。前記第1のダイオード2
のカソード端子とその並列回路の一端との接続点は、第
2のダイオード5のカソード端子に接続され、この第2
のダイオード5のアノード端子は電源Vcとグラウンド
との間に接続された第2の抵抗6と第3の抵抗7と第4
の抵抗8とからなる直列回路の、前記第2の抵抗と前記
第3の抵抗7との接続点に接続されている。
【0005】前記第1のダイオード2と前記第1の抵抗
3と前記第1のコンデンサ4と前記第2のダイオード5
からなる回路は、入力された検出信号の低周波成分の変
動に応じて、後述する基準電圧を変動させるためのもの
である。
【0006】また、INから入力された検出信号は、第
3のダイオード9のカソード端子に接続されている。こ
の第3のダイオード9のアノード端子は、第5の抵抗1
0を介して、前記第3の抵抗7と前記第4の抵抗8との
接続点に接続され、この第4の抵抗8に並列に第2のコ
ンデンサ11が接続されている。
【0007】前記第3のダイオード9と前記第5の抵抗
10と前記第2のコンデンサ11とからなる回路は、入
力された検出信号の高周波成分の変動に応じて後述する
基準電圧を変動させるためのものである。なお、前記第
2のコンデンサ11は検出信号よりも高周波であるノイ
ズを除去するためのものである。
【0008】前記第3の抵抗7と前記第4の抵抗8との
接続点から基準電圧信号が、前記コンパレータ1の反転
入力端子に入力されるようになっている。このコンパレ
ータ1の出力端子から2値化された信号が出力される。
【0009】従って、前記第2の抵抗6と前記第3の抵
抗7と前記第4の抵抗8とからなる直列回路により基準
電圧発生回路12が構成され、前記第1のダイオード
2、前記第1の抵抗3、前記第1のコンデンサ4、前記
第2のダイオード5により低周波成分対応の第1の基準
電圧変動回路13が構成され、前記第3のダイオード
9、前記第5の抵抗10、前記第2のコンデンサ11に
より、高周波成分対応の第2の基準電圧変動回路14が
構成されている。
【0010】このような従来例では、例えば図7に示す
ような2次元コードを読取ったとき、その検出信号Aの
変動に対して基準電圧信号Bは、図9に示すように変化
する。 例えば、照明むらや用紙の汚れ等によりINか
ら入力された検出信号のレベルが低周波的に( 全体的に
なだらかに )下降又は上昇すると、低周波成分対応の前
記第1の基準電圧変動回路13により基準電圧を追従さ
せる。
【0011】また、2次元コード等の白から黒の境界で
の検出信号の変動に対して、すなわち、検出信号のレベ
ルが高周波的に( 急激に )下降又は上昇すると、高周波
成分対応の前記第2の基準電圧変動回路14により基準
電圧を追従させる。
【0012】このように、従来例では基準電圧信号を検
出信号のレベル変動に対応させ、白と黒とを検出してい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例の2値
化回路において、図10に示すような検出信号Cが入力
されたとする。図10の検出信号は、CCDエリアセン
サからの出力を信号処理によってビデオ信号に変換した
ものである。2つの画像情報信号区間の間にブランキン
グ区間があり、ブランキング区間の中にフロント・ポー
チ区間、水平同期信号区間、バック・ポーチ区間があ
る。フロント・ポーチ区間とバック・ポーチ区間のレベ
ルDは、完全な黒のレベル( オプティカルブラック )と
なっている。水平同期信号区間のレベルEは白黒の意味
を持たない、より低い( 極端に低い )信号レベルとな
る。
【0014】このような検出信号が入力されると、従来
例の2値化回路では、フロント・ポーチ区間前の画像情
報信号区間では検出信号の変動によって基準電圧Fが追
従して白黒を判断することができる。フロント・ポーチ
区間になると基準電圧Fは急激に下がり、水平同期信号
区間ではさらに基準電圧Fが下がってしまう。バック・
ポーチ区間と次の画像情報信号区間で基準電圧Fは上昇
するが、追従性が速くないと画像情報信号区間の検知信
号Cを基準電圧レベルが横切らない部分が生じ、白黒を
正確に判断することができないという問題があった。
【0015】しかし、追従性を速くすると、画像情報信
号区間での追従が過敏になり過ぎて、ノイズ等にも反応
し正確な白黒を判断することができなくなるという問題
があった。
【0016】そこでこの発明は、検出信号に極端な電圧
変動が生じても、検出信号の必要とする部分で基準電圧
を追従させることができ、白と黒とを正確に検出するこ
とができる2値化回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
入力されたアナログ信号を2値信号に変換する2値化回
路において、アナログ信号の電圧を基準電圧と比較し、
この比較結果に基づいて2値化信号を出力する2値化信
号出力手段と、この2値化信号出力手段に基準電圧を供
給する基準電圧供給手段と、アナログ信号の低周波成分
の変動に追従して基準電圧を変動させる第1の基準電圧
変動手段と、アナログ信号の高周波成分の変動に追従し
て基準電圧を変動させる第2の基準電圧変動手段と、ア
ナログ信号の極端な電圧変動を検出する電圧変動検出手
段と、この電圧変動検出手段による極端な電圧変動の検
出に基づいて、第1の基準電圧変動手段及び第2の基準
電圧変動手段による基準電圧を変動させる機能を停止す
る変動停止手段とを設けたものである。
【0018】請求項2対応の発明は、請求項1対応の発
明において、変動停止手段は、第1の基準電圧変動手段
による基準電圧を変動させる機能を停止する第1のスイ
ッチング手段と、第2の基準電圧変動手段による基準電
圧を変動させる機能を停止する第2のスイッチング手段
とから構成されたものである。
【0019】請求項3対応の発明は、画像を電気信号に
変換する画像読取部から入力されたアナログ信号を2値
信号に変換する2値化回路において、アナログ信号の電
圧を基準電圧と比較し、この比較結果に基づいて2値化
信号を出力する2値化信号出力手段と、この2値化信号
出力手段に基準電圧を供給する基準電圧供給手段と、ア
ナログ信号の低周波成分の変動に追従して基準電圧を変
動させる基準電圧変動手段と、アナログ信号の高周波成
分の変動に追従して基準電圧を変動させる第2の基準電
圧変動手段と、画像読取部から入力されたブランキング
情報信号に基づいて、第1の基準電圧変動手段及び第2
の基準電圧変動手段の基準電圧を変動させる機能を停止
する変動停止手段とを設けたものである。
【0020】
【作用】請求項1対応の発明においては、アナログ信号
に極端な電圧変動があれば、電圧変動検出手段によりア
ナログ信号の極端な電圧変動が検出され、この検出に基
づいて、変動停止手段により、第1の基準電圧変動回路
及び第2の基準電圧変動回路の基準電圧を変動させる機
能が停止される。
【0021】その結果、基準電圧供給手段により2値化
信号出力手段に供給される基準電圧は、アナログ信号の
低周波成分の変動及び高周波成分の変動に追従すること
なく、変動しない。従って、2値化信号出力手段は、そ
の供給された基準電圧とアナログ信号の電圧とを比較
し、この比較結果に基づいて2値化信号を出力する。
【0022】請求項2対応の発明においては、アナログ
信号に極端な電圧変動があれば、電圧変動検出手段によ
りアナログ信号の極端な電圧変動が検出され、この検出
に基づいて、第1のスイッチング手段により、第1の基
準電圧変動回路の基準電圧を変動させる機能が停止さ
れ、第2のスイッチング手段により、第2の基準電圧変
動回路の基準電圧を変動させる機能が停止される。
【0023】その結果、基準電圧供給手段により2値化
信号出力手段に供給される基準電圧は、アナログ信号の
低周波成分の変動及び高周波成分の変動に追従すること
なく、変動しない。従って、2値化信号出力手段は、そ
の供給された基準電圧とアナログ信号の電圧とを比較
し、この比較結果に基づいて2値化信号を出力する。
【0024】請求項3対応の発明においては、画像読取
部からのブランキング情報信号に基づいて、変動停止手
段により、第1の基準電圧変動回路及び第2の基準電圧
変動回路の基準電圧を変動させる機能が停止される。
【0025】その結果、基準電圧供給手段により2値化
信号出力手段に供給される基準電圧は、アナログ信号の
低周波成分の変動及び高周波成分の変動に追従すること
なく、変動しない。従って、2値化信号出力手段は、そ
の供給された基準電圧とアナログ信号の電圧とを比較
し、この比較結果に基づいて2値化信号を出力する。
【0026】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図1乃至図3
を参照して説明する。図1は、この発明を適用した2値
化回路を組込んだ、2次元コード等の画像イメージを読
取る画像読取装置の要部回路構成を示すブロック図であ
る。CCD(charge coupled device )エリアセンサ21
は、複数個のCCD素子をマトリックス状に配列して構
成され、このCCDエリアセンサ21は、CCD駆動回
路22により駆動される。例えば水平同期、垂直同期等
の読取りタイミングが制御され、光を受光してCCD素
子により蓄積された電荷が順次読取られる。
【0027】この順次読取られた電荷( 画像情報信号 )
は、信号処理回路23に供給され、増幅・波形整形等の
処理が行われ、検出信号( ビデオ信号 )として出力され
る。前記CCDエリアセンサ21、前記CCD駆動回路
22及び前記信号処理回路23により画像読取部が構成
されている。
【0028】この画像読取部から出力された検出信号
は、2値化回路24に供給される。この2値化回路24
では、その検出信号を基準電圧で白と黒とに対応する2
値の信号に変換されて、コード識別回路25に供給され
る。
【0029】このコード識別回路25は、その2値信号
により再構成される画像に対して、予め設定された特徴
となるイメージデータを検索し、このイメージデータを
認識すると、このイメージデータと一体になっているコ
ード部分を抽出して、デコード回路26へ供給する。
【0030】このデコード回路26は、予め設定されて
いるアルゴリズムに基づいて、そのコード部分のイメー
ジをデコードしてコードデータに変換する。これにより
得られたコードデータは、通信インターフェイス27に
より通信データに変換され、コードデータを処理するデ
ータ処理装置等へ送信される。
【0031】図2は、前記2値化回路24を示す回路図
である。IN( 前記信号処理回路23 )から入力された
検出信号は、基準電圧と比較して2値化を行う第1のコ
ンパレータ31の非反転入力端子に入力されると共に、
第1のダイオード32のアノード端子に入力される。
【0032】この第1のダイオード32のカソード端子
は、第1の抵抗33と第1のコンデンサ34とからなる
並列回路の一端に接続され、この並列回路の他端はグラ
ウンド( 0V )に接続されている。前記第1のダイオー
ドのカソード端子と前記並列回路の一端との接続点は、
第2のダイオード35のカソード端子に接続され、この
第2のダイオード35のアノード端子は、第1のスイッ
チング素子36の一端に接続されている。なお、この第
1のスイッチング素子36としてトランジスタ等の半導
体スイッチング素子を使用しても良い。
【0033】前記第1のスイッチング素子36の他端は
電源Vcとグラウンドとの間に接続された第2の抵抗3
7と第3の抵抗38と第4の抵抗39とからなる直列回
路の前記第2の抵抗37と前記第3の抵抗38との間の
接続点に接続されている。
【0034】また、INから入力された検出信号は、第
2のスイッチング素子40の一端に接続されている。な
お、この第2のスイッチング素子40もトランジスタ等
の半導体スイッチング素子を使用しても良い。
【0035】前記第2のスイッチング素子40の他端は
第3のダイオード41のカソード端子に接続されてい
る。この第3のダイオード41のアノード端子は、第5
の抵抗42を介して、前記第3の抵抗38と前記第4の
抵抗39との間の接続点に接続され、この第4の抵抗3
9に並列に第2のコンデンサ43が接続されている。前
記第3の抵抗38と前記第4の抵抗39との間の接続点
から基準電圧信号が、前記第1のコンパレータ31の反
転入力端子に入力され、この第1のコンパレータ31の
出力端子から、2値化された信号が出力される。
【0036】すなわち、前記第2の抵抗37と、前記第
3の抵抗38と、前記第4の抵抗39とからなる直列回
路により、基準電圧を出力する基準電圧発生手段として
の基準電圧発生回路44が構成されている。
【0037】前記第1のダイオード32と、前記第1の
抵抗33と、前記第1のコンデンサ34と、前記第2の
ダイオード35とにより、第1の基準電圧変動手段とし
ての第1の基準電圧変動回路45が構成され、入力され
た検出信号の低周波成分の変動に応じて、前記基準電圧
発生回路44の基準電圧を変動させるものである。
【0038】前記第3のダイオード41と、前記第5の
抵抗42と、前記第2のコンデンサ43とにより、第2
の基準電圧変動手段としての第2の基準電圧変動回路4
6が構成され、入力された検出信号の高周波成分の変動
に応じて、前記基準電圧発生回路44の基準電圧を変動
させるものである。なお、前記第2のコンデンサ43
は、基準電圧の信号における前記検出信号の周波数より
高い周波数成分を除去するものである。
【0039】また、INから入力された検出信号は、第
2のコンパレータ47の非反転入力端子に入力されてい
る。電源Vcとグラウンド( 0V )との間に接続された
第6の抵抗48と第7の抵抗49とからなる直列回路
の、前記第6の抵抗48と前記第7の抵抗49との接続
点が、前記第2のコンパレータ47の反転入力端子に接
続されている。
【0040】前記第2のコンパレータ47の出力端子
は、前記第1のスイッチング素子36及び前記第2のス
イッチング素子40に入力され、この2つのスイッチン
グ素子36,40をオン/オフ制御するようになってい
る。
【0041】前記第6の抵抗48と前記第7の抵抗49
とからなる直列回路から、極端な電圧変動の発生を判定
するための一定の判定電圧が発生し、検出信号の電圧が
判定電圧より高い場合には、前記第2のコンパレータ4
7の出力はハイレベルとなり、前記第1のスイッチング
素子36及び前記第2のスイッチング素子40はオン(
導通状態 )になる。また、検出信号の電圧が判定電圧よ
り低くなると、前記第2のコンパレータ47の出力はロ
ーレベルとなり、前記第1のスイッチング素子36及び
前記第2のスイッチング素子40はオフ( 非導通状態 )
になる。
【0042】前記第2のコンパレータ47と、前記第6
の抵抗48と、前記第7の抵抗49とにより電圧変動検
出手段としての電圧変動検出回路50が構成され、この
電圧変動検出回路50、前記第1のスイッチング素子3
6及び前記第2のスイッチング素子40により変動停止
手段( 変動制御手段 )が構成されている。
【0043】このような構成の第1実施例において、図
7に示す2次元コードを読取った場合に、CCDエリア
センサ21の画像情報信号出力( 検出信号 )は、信号処
理回路23を経てビデオ信号の形態となる。図3に示す
ように、このビデオ信号Gでは、図3に示すように、画
像情報信号区間Hと画像情報信号区間Jとの間にブラン
キング区間Kが介挿される。
【0044】2値化回路24では、まず画像情報信号区
間Hにおいて、検出信号の電圧は、判定電圧より高いの
で、第2のコンパレータ47の出力がハイレベルとな
り、第1のスイッチング素子36及び第2のスイッチン
グ素子40がオン( 導通状態 )になる。その結果、第1
の基準電圧変動回路45及び第2の基準電圧変動回路4
6により検出信号の低周波成分及び高周波成分の変動に
追従して、基準電圧発生回路44の基準電圧Lが変動
し、第1のコンパレータ31により、白と黒とを正確に
検出して、正確な2値化信号が出力される。
【0045】次のブランキング区間Kにおいて、そのフ
ロントポーチ区間M及びバックポーチ区間Nの検出信号
の電圧は完全な黒レベル( オプティカルブラック )であ
り、さらに水平同期信号区間Pではその完全な黒レベル
より低い電圧レベルとなる。そこで、第6の抵抗48及
び第7の抵抗49の直列回路から出力される判定電圧を
この完全な黒レベルより若干高くなるように予め設定し
ておく。
【0046】すると、このブランキング区間Kにおいて
は、検出信号の電圧が判定電圧より低くなるので、第2
のコンパレータ47の出力がローレベルとなり、第1の
スイッチング素子36及び第2のスイッチング素子40
がオフ( 非導通状態 )になる。その結果、基準電圧発生
回路44と第1の基準電圧変動回路45との間及び検出
信号ラインと第2の基準電圧変動回路46との間が断線
状態となり、基準電圧発生回路44の基準電圧は、構成
する3個の抵抗37,38,39の比で決定される一定
電圧となる。
【0047】次の画像情報信号区間Jにおいて、検出信
号の電圧は、再び判定電圧より高くなるので、第2のコ
ンパレータ47の出力はハイレベルとなり、第1のスイ
ッチング素子36及び第2のスイッチング素子40がオ
ン( 導通状態 )になる。その結果、基準電圧発生回路4
4と第1の基準電圧変動回路45との間及び検出信号ラ
インと第2の基準電圧変動回路46との間が再び接続さ
れる。
【0048】すなわち、第1の基準電圧変動回路45及
び第2の基準電圧変動回路46により検出信号の低周波
成分及び高周波成分の変動に追従して、基準電圧発生回
路44の基準電圧Lが変動し、第1のコンパレータ31
により、白と黒とを正確に検出して、正確な2値化信号
が出力される。
【0049】このように第1実施例によれば、検出信号
の極端な変動を検出する第2のコンパレータ47、第6
の抵抗48及び第7の抵抗49から構成された電圧変動
検出回路50と、第1の基準電圧変動回路45と基準電
圧発生回路44とを接続する第1のスイッチング素子3
6と、第2の基準電圧変動回路46へ検出信号を入力す
るラインに介挿された第2のスイッチング素子40と、
電圧変動検出回路50による検出信号の極端な変動を検
出したときの出力で第1のスイッチング素子36及び第
2のスイッチング素子40をオフ制御することにより、
検出信号に極端な電圧変動が生じると基準電圧を変動さ
せる第1の基準電圧変動回路45及び第2の基準電圧変
動回路46の機能を停止させることができる。
【0050】従って、検出信号に極端な電圧変動が生じ
たときには、基準電圧はその変動に追従せずに予め設定
された一定電圧に固定され、検出信号が元の状態に復帰
したときに検出信号に再び追従させることができる。そ
の結果、検出信号の必要とする部分、例えば画像情報信
号区間H,Jにおいて白と黒とを正確に検出することが
できる。
【0051】この発明の第2実施例を図4乃至図6を参
照して説明する。なお、この第2実施例の画像読取装置
は、第1実施例の画像読取装置とほとんど同じ構成とな
っているので、同一部材には同一符合を付してその説明
は省略する。
【0052】図4は、この発明を適用した2値化回路を
組込んだ画像読取装置の要部回路構成を示すブロック図
である。前記CCD駆動回路22は、第1実施例では説
明しなかったが、検出信号をビデオ信号として出力する
ように、前記CCDエリアセンサ21及び前記信号処理
回路23を駆動制御しており、前記CCDエリアセンサ
21の1ラインの走査により得られる画像情報信号と、
次の1ラインの走査により得られる画像情報信号との間
にブランキング区間を有し、図6に示すように、ブラン
キング区間を示すブランキングパルスを出力する。
【0053】この第2実施例の2値化回路51には、前
記CCD駆動回路22からブランキングパルスが入力さ
れるようになっている。図5は、前記2値化回路51を
示す回路図である。この2値化回路51の基本的な構成
は第1実施例の2値化回路24と同じであり、異なる点
は、第1実施例に設けられていた第2のコンパレータ4
7、第6の抵抗48、第7の抵抗49から構成された電
圧変動検出回路50がなく、前記第1のスイッチング素
子36及び前記第2のスイッチング素子40に前記CC
D駆動回路22からのブランキングパルスが直接入力さ
れている点である。
【0054】このような構成の第2実施例において、画
像情報信号区間H,Jにおいてブランキングパルスはハ
イレベルであるから、第1のスイッチング素子36及び
第2のスイッチング素子40がオン( 導通状態 )にな
る。その結果、第1の基準電圧変動回路45及び第2の
基準電圧変動回路46により検出信号の低周波成分及び
高周波成分の変動に追従して、基準電圧発生回路44の
基準電圧Lが変動し、第1のコンパレータ31により、
白と黒とを正確に検出して、正確な2値化信号が出力さ
れる。
【0055】また、ブランキング区間Kにおいてブラン
キングパルスはローレベルであるから、第1のスイッチ
ング素子36及び第2のスイッチング素子40がオフ(
非導通状態 )になる。その結果、基準電圧発生回路44
と第1の基準電圧変動回路45との間及び検出信号ライ
ンと第2の基準電圧変動回路46との間が断線状態とな
り、基準電圧発生回路44の基準電圧は、構成する3個
の抵抗37,38,39の比で決定される一定電圧とな
る。
【0056】このように第2実施例によれば、前述した
第1実施例と同様な効果を得ることができると共に、さ
らに、CCD駆動回路22からのブランキングパルスに
より直接第1のスイッチング素子36及び第2のスイッ
チング素子40を制御しているので、第2のコンパレー
タ47、第6の抵抗48、第7の抵抗49から構成され
た電圧変動検出回路50を設ける必要がなく、回路的に
単純で部品点数を減らすことができるという効果を得る
ことができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
検出信号に極端な電圧変動が生じても、検出信号の必要
とする部分で基準電圧を追従させることができ、白と黒
とを正確に検出することができる2値化回路を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の2値化回路を組込んだ
画像読取装置の要部回路構成を示すブロック図。
【図2】同実施例の2値化回路を示す回路図。
【図3】検出信号の一例及び、この検出信号に対する同
実施例の2値化回路の基準電圧信号の変化を示す図。
【図4】この発明の第2実施例の2値化回路を組込んだ
画像読取装置の要部回路構成を示すブロック図。
【図5】同実施例の2値化回路を示す回路図。
【図6】同実施例のCCD駆動回路から出力されるブラ
ンキングパルスの検出信号に対するタイミングを示す
図。
【図7】2次元コードの一例を示す図。
【図8】従来の2値化回路の一例を示す回路図。
【図9】検出信号の一例及び、この検出信号に対する図
8に示す2値化回路の基準電圧信号の変化を示す図。
【図10】検出信号の他の例及び、この検出信号に対す
る図8に示す2値化回路の基準電圧信号の変化を示す
図。
【符号の説明】
21…CCDエリアセンサ、 22…CCD駆動回路、 23…信号処理回路、 24,51…2値化回路、 36…第1のスイッチング素子、 40…第2のスイッチング素子、 44…基準電圧発生回路、 45…第1の基準電圧変動回路、 46…第2の基準電圧変動回路、 50…電圧変動検出回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたアナログ信号を2値信号に変
    換する2値化回路において、 前記アナログ信号の電圧を基準電圧と比較し、この比較
    結果に基づいて2値化信号を出力する2値化信号出力手
    段と、 この2値化信号出力手段に前記基準電圧を供給する基準
    電圧供給手段と、 前記アナログ信号の低周波成分の変動に追従して前記基
    準電圧を変動させる第1の基準電圧変動手段と、 前記アナログ信号の高周波成分の変動に追従して前記基
    準電圧を変動させる第2の基準電圧変動手段と、 前記アナログ信号の極端な電圧変動を検出する電圧変動
    検出手段と、 この電圧変動検出手段による極端な電圧変動の検出に基
    づいて、前記第1の基準電圧変動手段及び前記第2の基
    準電圧変動手段による前記基準電圧を変動させる機能を
    停止する変動停止手段とを設けたことを特徴とする2値
    化回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の2値化回路において、前
    記変動停止手段は、前記第1の基準電圧変動手段による
    前記基準電圧を変動させる機能を停止する第1のスイッ
    チング手段と、前記第2の基準電圧変動手段による前記
    基準電圧を変動させる機能を停止する第2のスイッチン
    グ手段とから構成されたことを特徴とする2値化回路。
  3. 【請求項3】 画像を電気信号に変換する画像読取部か
    ら入力されたアナログ信号を2値信号に変換する2値化
    回路において、 前記アナログ信号の電圧を基準電圧と比較し、この比較
    結果に基づいて2値化信号を出力する2値化信号出力手
    段と、 この2値化信号出力手段に前記基準電圧を供給する基準
    電圧供給手段と、 前記アナログ信号の低周波成分の変動に追従して前記基
    準電圧を変動させる基準電圧変動手段と、 前記アナログ信号の高周波成分の変動に追従して前記基
    準電圧を変動させる第2の基準電圧変動手段と、 前記画像読取部から入力されたブランキング情報信号に
    基づいて、前記第1の基準電圧変動手段及び前記第2の
    基準電圧変動手段の前記基準電圧を変動させる機能を停
    止する変動停止手段とを設けたことを特徴とする2値化
    回路。
JP7115863A 1994-06-22 1995-05-15 2値化回路 Pending JPH08316799A (ja)

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